JP2738434B2 - 中空成形溶器の成形装置 - Google Patents
中空成形溶器の成形装置Info
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- JP2738434B2 JP2738434B2 JP15575888A JP15575888A JP2738434B2 JP 2738434 B2 JP2738434 B2 JP 2738434B2 JP 15575888 A JP15575888 A JP 15575888A JP 15575888 A JP15575888 A JP 15575888A JP 2738434 B2 JP2738434 B2 JP 2738434B2
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- parison
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は中空成形容器の成形装置に係わり、特に合成
樹脂製中空成形容器を製造するのに用いられて好適な中
空成形容器の成形装置に関するものである。
樹脂製中空成形容器を製造するのに用いられて好適な中
空成形容器の成形装置に関するものである。
本出願人は先に「合成樹脂製チューブ容器の製造方
法」(特願昭59−253866号)を発明した。
法」(特願昭59−253866号)を発明した。
これは、第8図に示すように、成形すべき成形品(中
空成形容器)1の胴部1aを成形するための内金型10と、
胴部以外の部分を成形するための外金型20を1組として
用い、かつ、前記内金型10を固定金型とする一方、外金
型20を分割式の可動金型としておき、前記内金型10に、
必要な温度に過熱軟化させた筒状のパリソンPを挿入し
た後、外金型20を第9図の如く型締めし、次いで前記パ
リソンPに気体を圧入して内・外金型10,20内で膨張さ
せて成形品1を形成し、然る後、第10図に示す如く外金
型20を型開きして前記成形品1を内金型10から取り出す
ことにより中空成形容器の成形を行うことを特徴とする
もので、成形品1の外観上重要な部分である胴部表面に
金型によるパーティングライン(一種の継目)が出るの
を防止して外観的に良好なものとすることができるとい
った優れた効果を奏するものである。
空成形容器)1の胴部1aを成形するための内金型10と、
胴部以外の部分を成形するための外金型20を1組として
用い、かつ、前記内金型10を固定金型とする一方、外金
型20を分割式の可動金型としておき、前記内金型10に、
必要な温度に過熱軟化させた筒状のパリソンPを挿入し
た後、外金型20を第9図の如く型締めし、次いで前記パ
リソンPに気体を圧入して内・外金型10,20内で膨張さ
せて成形品1を形成し、然る後、第10図に示す如く外金
型20を型開きして前記成形品1を内金型10から取り出す
ことにより中空成形容器の成形を行うことを特徴とする
もので、成形品1の外観上重要な部分である胴部表面に
金型によるパーティングライン(一種の継目)が出るの
を防止して外観的に良好なものとすることができるとい
った優れた効果を奏するものである。
ところで、上記方法を実施するにあたり、パリソンP
の押し出しは図示されない押出しダイにより行い、また
金型に挿入されたパリソンPへ空気などの気体を吹き込
むにはブロー用ノズル3による行う。そのため、成形品
1を複数個、続けて製造するためには、それら押出しダ
イとブロー用ノズル3とを交互に金型口部に位置させる
必要がある。しかしながら、それら押出しダイ等には図
示されない各種配管やタンク、制御装置、コネクタ等が
接続されており、それら押出しダイ等のノズル類を移動
可能に構成することは困難で装置が複雑となる上、押出
しダイによりパリソンPを金型内に挿入した後、それを
ブロー用ノズル3によりブローするときには、押出しダ
イを一旦、金型上方より退去させ、しかもパリソンPの
押し出し動作を停止させる必要があり、その押出しダイ
の起動・停止といった繰り返し操作を行うために時間が
かかり、かつ装置もさらに複雑になるといった不都合が
あった。
の押し出しは図示されない押出しダイにより行い、また
金型に挿入されたパリソンPへ空気などの気体を吹き込
むにはブロー用ノズル3による行う。そのため、成形品
1を複数個、続けて製造するためには、それら押出しダ
イとブロー用ノズル3とを交互に金型口部に位置させる
必要がある。しかしながら、それら押出しダイ等には図
示されない各種配管やタンク、制御装置、コネクタ等が
接続されており、それら押出しダイ等のノズル類を移動
可能に構成することは困難で装置が複雑となる上、押出
しダイによりパリソンPを金型内に挿入した後、それを
ブロー用ノズル3によりブローするときには、押出しダ
イを一旦、金型上方より退去させ、しかもパリソンPの
押し出し動作を停止させる必要があり、その押出しダイ
の起動・停止といった繰り返し操作を行うために時間が
かかり、かつ装置もさらに複雑になるといった不都合が
あった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、上記方
法を効率的に、しかも簡単な構成でもって実現すること
のできる成形装置を提供することを目的とするものであ
る。
法を効率的に、しかも簡単な構成でもって実現すること
のできる成形装置を提供することを目的とするものであ
る。
本発明に係る中空成形容器の成形装置は、成形すべき
中空成形容器の胴部を形成するための一体形の内金型
と、胴部以外の部分を形成するための分割式の外金型
と、前記内金型および前記外金型を互いの相対位置を変
えない状態で横方向に移動させる横移動機構と、前記内
金型を前記外金型に対し相対的に上下方向に移動させる
垂直移動機構とを具備していることを特徴とするもので
ある。
中空成形容器の胴部を形成するための一体形の内金型
と、胴部以外の部分を形成するための分割式の外金型
と、前記内金型および前記外金型を互いの相対位置を変
えない状態で横方向に移動させる横移動機構と、前記内
金型を前記外金型に対し相対的に上下方向に移動させる
垂直移動機構とを具備していることを特徴とするもので
ある。
金型を横移動可能に構成することにより、パリソン
(成形材料)を金型内に注入するための押出しダイと、
注入されたパリソンをブローするためのノズルの位置
を、互いに隔たった個々の位置に固定して設置すること
が可能となり、さらに、内金型を昇降自在に構成するこ
とにより、押出しダイよりパリソンが押し出されて下方
に突出した状態であっても、内金型を下方に退去させて
金型を押出しダイ下方に復帰させることができ、押出し
ダイによるパリソン押出し操作を連続的に行うことが可
能となる。
(成形材料)を金型内に注入するための押出しダイと、
注入されたパリソンをブローするためのノズルの位置
を、互いに隔たった個々の位置に固定して設置すること
が可能となり、さらに、内金型を昇降自在に構成するこ
とにより、押出しダイよりパリソンが押し出されて下方
に突出した状態であっても、内金型を下方に退去させて
金型を押出しダイ下方に復帰させることができ、押出し
ダイによるパリソン押出し操作を連続的に行うことが可
能となる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
る。
第1図および第2図は本発明に係る成形装置の一実施
例を示す右側面図および背面図で、本発明を、吹込み成
形による口付き中空成形容器の成形装置に適用した例を
示すものである。
例を示す右側面図および背面図で、本発明を、吹込み成
形による口付き中空成形容器の成形装置に適用した例を
示すものである。
これらの図において、符号2はパリソンを押出すため
の押出しダイ、符号4はブロー用ノズル3を下部に備え
た吹込み装置である。第1図において押出しダイ2の下
方に位置された金型は、この場合は先の第8図等に図示
したものと同様のものである。すなわち成形すべき成形
品1の胴部1aを成形するための内金型10と、胴部以外の
部分を成形するための外金型20とが組となっており、か
つ、外金型20は内金型10を中心としてその外側に位置さ
れ分割式となっている。第8図、第9図を再度参照しな
がらこの金型をさらに詳しく説明すれば、内金型10の軸
方向両端近くの外周にはそれぞれ周方向に一周する噛合
溝11,11が形成されている。外金型20は容器の口部1bを
成形するための口部金型21と、底部1cを成形するための
底部金型22とを有する構成であって、かつ、それら口部
金型21および底部金型22は、一対の型締め板23に固定さ
れることによりいずれも2分割されて、それぞれ型開き
可能に構成されている。口部金型21および底部金型22に
は、閉型時において内金型10の噛合溝11,11にそれぞれ
緊密に嵌合する突条21a,22aがそれぞれ設けられ、外金
型20の型締め時に双方の金型が正確に整合するように配
慮されている。また実施例のものにおいて分割構成され
た底部金型22は、型締めされた際、互いに当接する如く
構成されている一方、口部金型21は型締めされた状態に
おいても互いに離間し、その対向する内面には成形すべ
き容器口部にねじを形成するためのネジ型が螺刻された
ものとなっている。
の押出しダイ、符号4はブロー用ノズル3を下部に備え
た吹込み装置である。第1図において押出しダイ2の下
方に位置された金型は、この場合は先の第8図等に図示
したものと同様のものである。すなわち成形すべき成形
品1の胴部1aを成形するための内金型10と、胴部以外の
部分を成形するための外金型20とが組となっており、か
つ、外金型20は内金型10を中心としてその外側に位置さ
れ分割式となっている。第8図、第9図を再度参照しな
がらこの金型をさらに詳しく説明すれば、内金型10の軸
方向両端近くの外周にはそれぞれ周方向に一周する噛合
溝11,11が形成されている。外金型20は容器の口部1bを
成形するための口部金型21と、底部1cを成形するための
底部金型22とを有する構成であって、かつ、それら口部
金型21および底部金型22は、一対の型締め板23に固定さ
れることによりいずれも2分割されて、それぞれ型開き
可能に構成されている。口部金型21および底部金型22に
は、閉型時において内金型10の噛合溝11,11にそれぞれ
緊密に嵌合する突条21a,22aがそれぞれ設けられ、外金
型20の型締め時に双方の金型が正確に整合するように配
慮されている。また実施例のものにおいて分割構成され
た底部金型22は、型締めされた際、互いに当接する如く
構成されている一方、口部金型21は型締めされた状態に
おいても互いに離間し、その対向する内面には成形すべ
き容器口部にねじを形成するためのネジ型が螺刻された
ものとなっている。
外金型の型開き(型締め)を実行させる手段として
は、周知の型締め機構を適用すればよいが、本実施例の
ものでは第2図に示す如き構成のものとしている。すな
わち、対向する前記型締め板23に2本のガイドロッド5,
5を貫通させて一方の型締め板23(23A)をこのガイドロ
ッド5の一端に固定するとともに、他方の型締め板23
(23B)をガイドロッド5に対して摺動自在とし、かつ
ガイドロッド5の、前記型締め板23Bを貫通して背面側
に突出した部分をホルダー6に摺動自在に保持させる。
ホルダー6は自身の軸方向に対しては不動のものとなっ
ている。そして、前記ホルダー6から突出したガイドロ
ッド5の他端どうしを支圧板8に固定した上で、該支圧
板8と摺動自在とされた前記型締め板23Bの背面との間
に型締め用油圧シリンダ30を連結する。
は、周知の型締め機構を適用すればよいが、本実施例の
ものでは第2図に示す如き構成のものとしている。すな
わち、対向する前記型締め板23に2本のガイドロッド5,
5を貫通させて一方の型締め板23(23A)をこのガイドロ
ッド5の一端に固定するとともに、他方の型締め板23
(23B)をガイドロッド5に対して摺動自在とし、かつ
ガイドロッド5の、前記型締め板23Bを貫通して背面側
に突出した部分をホルダー6に摺動自在に保持させる。
ホルダー6は自身の軸方向に対しては不動のものとなっ
ている。そして、前記ホルダー6から突出したガイドロ
ッド5の他端どうしを支圧板8に固定した上で、該支圧
板8と摺動自在とされた前記型締め板23Bの背面との間
に型締め用油圧シリンダ30を連結する。
この構成による型締め機構では、前記油圧シリンダ30
を作動させそのロッド30aを伸張させると、ガイドロッ
ド5に対し摺動自在とされた型締め板23Bがロッド30aの
伸張方向(第2図における左方)に移動するが、この型
締め板23の移動が内型枠10に当接することにより阻止さ
れると反力によりシリンダ30自身が上記と反対方向(第
2図右方)に移動することとなる。シリンダ底部はホル
ダー6に摺動自在に保持されたガイドロッド5の他端に
設けられた支圧板8に連結されているから、このシリン
ダの右方移動によりガイドロッド5の一端に固定された
型締め板23Aが右方に移動するものとなる。つまり、前
記型締め用油圧シリンダ30の作動により、対向する型締
め板23A,23Bが相対向する方向に移動するのである。
を作動させそのロッド30aを伸張させると、ガイドロッ
ド5に対し摺動自在とされた型締め板23Bがロッド30aの
伸張方向(第2図における左方)に移動するが、この型
締め板23の移動が内型枠10に当接することにより阻止さ
れると反力によりシリンダ30自身が上記と反対方向(第
2図右方)に移動することとなる。シリンダ底部はホル
ダー6に摺動自在に保持されたガイドロッド5の他端に
設けられた支圧板8に連結されているから、このシリン
ダの右方移動によりガイドロッド5の一端に固定された
型締め板23Aが右方に移動するものとなる。つまり、前
記型締め用油圧シリンダ30の作動により、対向する型締
め板23A,23Bが相対向する方向に移動するのである。
前記内金型10は、軸線を鉛直方向に向けて設置された
昇降用油圧シリンダ31のロッド31aに金型取付け具32を
介して取り付けられており、これにより外金型20に対す
る相対的な上下動が可能となっている。上述した外金型
20のための型締め機構を構成する前記ホルダー6は、押
出しダイ2−吹込み装置4間にわたり横方向に2本平行
に設けられたガイドロッド33,33間に摺動自在に架設さ
れた可動保持体34に取り付けられ、さらに、この可動保
持体34には、前記2本のガイドロッド33,33の間にガイ
ドロッド33と平行に設けられた移動用油圧シリンダ35の
伸縮ロッド35aの先端部が連結されている。つまりこれ
により、外金型20は押出しダイ2−吹込み装置4間の横
移動が可能となっている。さらに、前記内金型を上下動
させるための前記昇降用油圧シリンダ31も、ステー36,3
6およびブラケット37を介して前記可動保持体34に連結
されており、これにより内金型および外金型は同時横移
動が可能なものとなっている。
昇降用油圧シリンダ31のロッド31aに金型取付け具32を
介して取り付けられており、これにより外金型20に対す
る相対的な上下動が可能となっている。上述した外金型
20のための型締め機構を構成する前記ホルダー6は、押
出しダイ2−吹込み装置4間にわたり横方向に2本平行
に設けられたガイドロッド33,33間に摺動自在に架設さ
れた可動保持体34に取り付けられ、さらに、この可動保
持体34には、前記2本のガイドロッド33,33の間にガイ
ドロッド33と平行に設けられた移動用油圧シリンダ35の
伸縮ロッド35aの先端部が連結されている。つまりこれ
により、外金型20は押出しダイ2−吹込み装置4間の横
移動が可能となっている。さらに、前記内金型を上下動
させるための前記昇降用油圧シリンダ31も、ステー36,3
6およびブラケット37を介して前記可動保持体34に連結
されており、これにより内金型および外金型は同時横移
動が可能なものとなっている。
ここで、前記ガイドロッド33および移動用油圧シリン
ダ35は、本実施例において図示されるように、水平レベ
ルに対し若干傾斜して設けられたものとなっているが、
これは成形上の理由によるものであって本発明の主旨に
直接係わるものではなく、従ってこれらは水平に設置し
ても差し支えない。
ダ35は、本実施例において図示されるように、水平レベ
ルに対し若干傾斜して設けられたものとなっているが、
これは成形上の理由によるものであって本発明の主旨に
直接係わるものではなく、従ってこれらは水平に設置し
ても差し支えない。
次に、上記の如く構成された中空成形容器の成形装置
の作用について、第3図ないし第7図を参照しながら説
明する。
の作用について、第3図ないし第7図を参照しながら説
明する。
本成形装置により口付き中空成形容器を成形するに
は、まず第3図に示すように、内金型10、外金型20を共
に押出しダイ2の真下に位置させるとともに、外金型20
を前記型締め用油圧シリンダ30の作動により左右に開い
た状態としておき、この状態にて、押出しダイ2よりパ
リソンPを内金型10内に挿入する。
は、まず第3図に示すように、内金型10、外金型20を共
に押出しダイ2の真下に位置させるとともに、外金型20
を前記型締め用油圧シリンダ30の作動により左右に開い
た状態としておき、この状態にて、押出しダイ2よりパ
リソンPを内金型10内に挿入する。
パリソンPが内金型10の底部より突出する長さにまで
押し出されたならば、第4図の如く外金型20を型締め用
油圧シリンダ30の作動により型締めする。分割構成され
た底部金型22は型締めされた際、互いに当接する如く構
成されているから、この型締め操作により内金型10の底
部より突出したパリソンPは切断されることになる。
押し出されたならば、第4図の如く外金型20を型締め用
油圧シリンダ30の作動により型締めする。分割構成され
た底部金型22は型締めされた際、互いに当接する如く構
成されているから、この型締め操作により内金型10の底
部より突出したパリソンPは切断されることになる。
外金型20の型締めがなされたならば、次いで、第5図
に示す如くそれら内金型10および外金型20を、前記移動
用油圧シリンダ35の作動により吹込み装置4の方に一体
的に移動させ、ブロー用ノズル3の真下に位置させる。
このときパリソンPの押し出し操作を停止する必要はな
く、パリソンPは金型の移動によって、型締めされた外
金型20の上端部より自ずと切断される。その後、ブロー
用ノズル3を切断されたパリソンPの上端部、すなわち
型締めされている外金型20の上端開口部に押し込み、空
気等の気体を一体となった内外金型内に吹き込む。これ
により金型内に挿入されたパリソンPは金型の内壁に密
着するように膨張し、これにより胴部1a、口部1b、底部
1cを有する中空の成形品1を形成する。
に示す如くそれら内金型10および外金型20を、前記移動
用油圧シリンダ35の作動により吹込み装置4の方に一体
的に移動させ、ブロー用ノズル3の真下に位置させる。
このときパリソンPの押し出し操作を停止する必要はな
く、パリソンPは金型の移動によって、型締めされた外
金型20の上端部より自ずと切断される。その後、ブロー
用ノズル3を切断されたパリソンPの上端部、すなわち
型締めされている外金型20の上端開口部に押し込み、空
気等の気体を一体となった内外金型内に吹き込む。これ
により金型内に挿入されたパリソンPは金型の内壁に密
着するように膨張し、これにより胴部1a、口部1b、底部
1cを有する中空の成形品1を形成する。
上記成形品1を所定温度まで冷却したら、第6図に示
すようにブロー用ノズル3を上昇させ、さらに外金型20
を型開きして内金型10からその成型品1を取り出す。成
型品1の取り出しには、内金型10に圧搾空気を吹き込む
方法などを必要に応じて採用すればよい。
すようにブロー用ノズル3を上昇させ、さらに外金型20
を型開きして内金型10からその成型品1を取り出す。成
型品1の取り出しには、内金型10に圧搾空気を吹き込む
方法などを必要に応じて採用すればよい。
このようにして得られた成型品1において、その胴部
1a部分は筒状の金型となった内金型10により成型される
ためにその表面は円滑面とり、胴部の軸方向に延びるパ
ーティングラインガ出て容器としての体裁を悪くしてし
まうようなことが全くなくなる。
1a部分は筒状の金型となった内金型10により成型される
ためにその表面は円滑面とり、胴部の軸方向に延びるパ
ーティングラインガ出て容器としての体裁を悪くしてし
まうようなことが全くなくなる。
さて、内金型10より成型品1が取り出されたならば、
その位置で昇降用油圧シリンダ31を作動させて内金型30
を下方に移動させる。そしてこの状態のままこれら内外
金型を、移動用油圧シリンダ35を作動させることにより
一体的に前記押出しダイ2の方に復帰させる。このよう
に内金型10を外金型20に対して降下させた状態で復帰さ
せることにより、押出しダイ2よりパリソンPが押し出
されている状態にあっても、内金型10が下方に退去して
いるので、第7図に示されるように押出しダイ2より突
出されたパリソンPにこの内金型10がぶつかることがな
い。つまり、パリソンPの押し出しを、金型を横移動さ
せる度に停止させる必要がなく、パリソンPは押出しダ
イ2より常に連続的に押し出し状態としておくことが可
能となるわけである。
その位置で昇降用油圧シリンダ31を作動させて内金型30
を下方に移動させる。そしてこの状態のままこれら内外
金型を、移動用油圧シリンダ35を作動させることにより
一体的に前記押出しダイ2の方に復帰させる。このよう
に内金型10を外金型20に対して降下させた状態で復帰さ
せることにより、押出しダイ2よりパリソンPが押し出
されている状態にあっても、内金型10が下方に退去して
いるので、第7図に示されるように押出しダイ2より突
出されたパリソンPにこの内金型10がぶつかることがな
い。つまり、パリソンPの押し出しを、金型を横移動さ
せる度に停止させる必要がなく、パリソンPは押出しダ
イ2より常に連続的に押し出し状態としておくことが可
能となるわけである。
以降は、降下していた内金型10を昇降用油圧シリンダ
31を作動多させて上昇させることにより初めの第3図の
如き状態とし、上述した工程を繰り返すことにより、連
続的に容器1を成形することが可能となる。これら一連
の動作を自動制御により自動的に行えるようにすること
は、周知の技術により容易に実施できる。
31を作動多させて上昇させることにより初めの第3図の
如き状態とし、上述した工程を繰り返すことにより、連
続的に容器1を成形することが可能となる。これら一連
の動作を自動制御により自動的に行えるようにすること
は、周知の技術により容易に実施できる。
なお、上記実施例においては、内・外金型を一体的に
移動させる横移動機構、あるいは内金型を上下動させる
垂直移動機構を構成する駆動手段(駆動源)を、共に油
圧シリンダを用いて構成したが、これら駆動手段はこの
油圧シリンダに限定されるものではなく、エアシリンダ
によるものであっても良いし、あるいはネジ棒の回転に
よる螺進作用を利用した構成などとしてもよい。また実
施例においては、口部が上方に形成される成形品につい
て説明したが、金型形状を適宜変えることにより様々な
成形品を得られることは言うまでもなく、例えば成形品
の上下に口部を付けて中央から切断する2個取り成形
も、単に底部金型を交換するだけで実現可能である。
移動させる横移動機構、あるいは内金型を上下動させる
垂直移動機構を構成する駆動手段(駆動源)を、共に油
圧シリンダを用いて構成したが、これら駆動手段はこの
油圧シリンダに限定されるものではなく、エアシリンダ
によるものであっても良いし、あるいはネジ棒の回転に
よる螺進作用を利用した構成などとしてもよい。また実
施例においては、口部が上方に形成される成形品につい
て説明したが、金型形状を適宜変えることにより様々な
成形品を得られることは言うまでもなく、例えば成形品
の上下に口部を付けて中央から切断する2個取り成形
も、単に底部金型を交換するだけで実現可能である。
以上説明したとおり本発明によれば、パーティングラ
インのない外観的に優れた中空容器を簡単な構成となる
装置でもって連続的に製造することが可能となるから、
効率的な生産およびコストの低減を実現することができ
る、といった優れた効果を奏することができる。
インのない外観的に優れた中空容器を簡単な構成となる
装置でもって連続的に製造することが可能となるから、
効率的な生産およびコストの低減を実現することができ
る、といった優れた効果を奏することができる。
第1図および第2図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は中空成形容器の成形装置の全体を示す右側面
図、第2図はその背面図、第3図ないし第7図は同実施
例による成形装置の作用を説明するもので、それぞれ成
形装置における金型部分を示す部分正面図、第8図ない
し第10図は従来技術および本発明の一実施例における金
型を説明するためのもので、それぞれ金型を成形品等と
共に示す正面図である。 1……成形品(中空成形容器)、1a……胴部、10……内
金型、20……外金型、30……型締め用油圧シリンダ、31
……昇降用油圧シリンダ(垂直移動機構構成要素)、35
……移動用油圧シリンダ(横移動機構構成要素)。
第1図は中空成形容器の成形装置の全体を示す右側面
図、第2図はその背面図、第3図ないし第7図は同実施
例による成形装置の作用を説明するもので、それぞれ成
形装置における金型部分を示す部分正面図、第8図ない
し第10図は従来技術および本発明の一実施例における金
型を説明するためのもので、それぞれ金型を成形品等と
共に示す正面図である。 1……成形品(中空成形容器)、1a……胴部、10……内
金型、20……外金型、30……型締め用油圧シリンダ、31
……昇降用油圧シリンダ(垂直移動機構構成要素)、35
……移動用油圧シリンダ(横移動機構構成要素)。
Claims (1)
- 【請求項1】成形すべき中空成形容器の胴部を形成する
ための一体形の内金型と、胴部以外の部分を形成するた
めの分割式の外金型と、前記内金型および前記外金型を
互いの相対位置を変えない状態で横方向に移動させる横
移動機構と、前記内金型を前記外金型に対し相対的に上
下方向に移動させる垂直移動機構とを具備していること
を特徴とする中空成形容器の成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15575888A JP2738434B2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | 中空成形溶器の成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP15575888A JP2738434B2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | 中空成形溶器の成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01320132A JPH01320132A (ja) | 1989-12-26 |
JP2738434B2 true JP2738434B2 (ja) | 1998-04-08 |
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ID=15612766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15575888A Expired - Fee Related JP2738434B2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | 中空成形溶器の成形装置 |
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JP (1) | JP2738434B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AUPN496195A0 (en) * | 1995-08-22 | 1995-09-14 | Aci Operations Pty. Limited | Improved process for mould replacement |
-
1988
- 1988-06-23 JP JP15575888A patent/JP2738434B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01320132A (ja) | 1989-12-26 |
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