WO1998004784A1 - Dispositif de deplacement hydraulique - Google Patents

Description

明細書 油圧式走行装置 技術分野

本発明は、 油圧シ ョベル等の建設機械に用いる油圧式走行装置 に関するものである。 背景技術

油圧式走行装置と しては、 左油圧ポンプの吐出圧油を左走行弁 で左走行用油圧モータに供給し、 右油圧ポンプの吐出圧油を右走 行弁で右走行用油圧モータに供給する こ とで、 左右走行用油圧 モータで左右走行輪を回転させて走行するものが知られている。 かかる油圧式走行装置においては、 直進走行時に左右走行輪の 抵抗.が異なると抵抗の大きい方向に旋回走行して直進走行できな いこともある。

こ のために、 例えば特開平 3 - 1 4 4 0 2 3号公報に示すよう に、 左油圧ポンプの吐出路と右油圧ポンプの吐出路を連通路で接 続し、 この連通路に切換弁を設け、 直進走行時には切換弁を連通 位置にして左油圧ポンプの吐出路と右油圧ポンプの吐出路を連通 させて直進走行できるよう にし、 旋回走行時には切換弁を遮断位 置にして左油圧ポンプの吐出路と右油圧ポンプの吐出路を独立さ せて旋回走行できるようにしている。

前述の油圧式走行装置であると、 切換弁の他に、 左右走行弁の 操作状態を検知する手段と、 その検知信号に基づいて切換弁を切 換える手段を設けているので、 構造が大変複雑とな っ て コ ス トが 高いものとなる。

そこで、 本発明は前述の課題を解決でき る用に した油圧式走行 装置を提供する こ とを目的とする。

発明の開示

上記目的を達成するための本発明によ る油圧式走行装置の一態 様は、

左油圧ポ ンプの吐出圧油を左走行用油圧モータ に供給する回路 に設け られた左走行弁及び圧力補償弁と、

右油圧ポンプの吐出圧油を右走行用油圧モータに供袷する回路 に設けられた右走行弁及び圧力補儐弁とを備え、

前記圧力補償弁が、 圧力補償用 ポー ト と連通用ポー ト を有 し . 流入側の圧力で前記各ポー ト をそれぞれ連通する方向に押 さ れ . 負荷,圧で前記各ポー トをそれぞれ遮断する方向に押される よ う に なっていて、

前記両回路の前記走行用油圧モータ側間を前記連通用ポー 卜 に よ り連通 · 遮断するよ う に したものである。

上記構成によれば、 左走行弁と右走行弁を同時に操作 した時に はそれぞれの圧力補償弁が連通方向に押されて各連通用ポー 卜が 連通するので、 上記両回路の左走行用油圧モータ側の部分と右走 行用油圧モータ側の部分が連通する。

これによつて、 左右走行用油圧モータへの流入圧力が同一圧力 となって直進走行できる。

ま た、 圧力補儻弁に連通用ポー 卜を形成 しただけであ っ て、 特 別に切換弁を設けなく とも良いから、 構造簡単で安価となる。 図面の簡単な説明

本発明は、 以下の詳細な説明及び本発明の実施例を示す添付図 面によ り、 より良く理解されるものとなろう。 なお、 添付図面に 示す実施例は、 発明を特定するこ とを意図する ものではな く 、 単 に説明及び理解を容易とするものである。

図中、

図 1 は、 本発明による油圧式走行装置の一実施の形態を示す油 圧回路図である。

図 2は、 上記一実施の形態の圧力補償弁の説明図である。 発明を実施するための好適な態様

以下に、 本発明の好適実施例による油圧式走行装置を添付図面 を参 _照しながら説明する。

図 1 に示すように、 左油圧ポンプ 1 の吐出路 2 には左走行弁 3 が設けてあり、 この左走行弁 3の出力側は第 1 ， 第 2 回路 4 ， 5 で左走行用油圧モータ 6 の第 1 , 第 2 ポー ト 6 a , 6 bにそれぞ れ接繞されている。

右油圧ポンプ 1 0の吐出路 1 1 には右走行弁 1 2が設けてあり この右走行弁 1 2の出力側は第 1 ， 第 2 回路 1 3 , 1 4で右走行 用油圧モータ 1 5の第 1 , 第 2 ポー ト 1 5 a , 1 5 b にそれぞれ 接続されている。

前記左走行弁 3 と右走行弁 1 2 は、 いずれも、 第 1 , 第 2 ボン プポー ト 2 0 , 2 1 と、 第 1 , 第 2 タ ンクポー ト 2 2 , 2 3 と 第 1 , 第 2ァクチユエ一夕ポー ト 2 4 , 2 5 と、 第 1 , 第 2戻り ポー ト 2 6 , 2 7 と、 負荷圧検出ポー ト 2 8 とを備え、 中立位置 A、 前進位置 B、 後進位置 Cに切換られる よ う になっている。

中立位置 Aの時には、 第 1 タ ンク ポー ト 2 2 と第 1戻り ポ一 卜 2 6、 第 2 タ ンクポー ト 2 3 と第 2戻り ポー ト 2 7がそれぞれ連 通し、 他のポー トは遮断されている。 前進位置 Bの時には、 第 2 ポ ンプポー ト 2 1 が第 2 ァ ク チ ユエ一タ ポ一 ト 2 5 に連通 し且つ 絞り 2 9を経て負荷圧検出ポー ト 2 8を連通 し、 第 1 戻り ポー ト 2 6 が第 1 タ ンク ポー ト 2 2 に連通する 。 後進位置 Cの時には - 第 1 ポ ンプポー ト 2 0が第 1 ァク チユエ一夕 ポー ト 2 4 に連通し 且つ絞り 2 9を介して負荷圧検出ポー ト 2 8 に連通 し、 笫 2戻り ポー ト 2 7が第 2タ ンク ポー ト 2 3に連通する。

前記各第 1 回路 4. 1 3及び第 2回路 5 , 1 4 には、 圧力補償 弁 3 0 とロー ドチヱ ッ ク弁 3 1 がそれぞれ設けてある。 前記圧力 補償.弁 3 0 は、 図 2 に示すよ う に、 圧力補償用ポー ト 3 2 と連通 用ポー ト 3 3を有し、 スプリ ング 3 4 と第 1 受圧部 3 5の圧力で 圧力補儻用ポー ト 3 2 , 連通用ポー ト 3 3 をそれぞれ遮断する方 向に押され、 第 2受圧部 3 6 の圧力で圧力補償用ポー ト 3 2， 連 通用ポー ト 3 3を連通する方向に押される。

前記各第 1 受圧部 3 5 には負荷圧導入路 3 7 が接続 してあ り . この負荷圧導入路 3 7は シ ャ トル 3 8 を経て各負荷圧検出ポー 卜 2 8 に接続されている ので、 第 2受圧部 3 5 には左右走行弁 3 , 1 2の出力側圧力が作用する。

前記第 1 回路 4 と第 1 回路 1 3 の間は、 第 1連通路 4 0 と 2つ の圧力補償弁 3 0の連通用ポー ト 3 3 , 3 3 を介 して連通 . 遮断 され、 第 2 回路 5 , 1 4 は第 2連通路 4 1 と 2 つの圧力補償弁 3 0の連通用ポー 卜 3 3 , 3 3を介して連通 ' 遮断される。

次に、 本実施の態様の作動を説明する。

左 · 右走行弁 3 , 1 2 を前進位置 B とする と、 左 · 右油圧ポ ン プ 1 , 1 0の圧油は第 2 ポ ンプポー ト 2 1 よ り 第 2 ァ ク チユエ一 タポー ト 2 5に流れ、 その圧力は各第 2 回路 5 , 1 4 に設けた圧 力補償弁 3 0の第 2受圧部 3 6 に作用する。 これによ り圧力補償 用ポー ト 3 2 , 3 2、 連通用ポー ト 3 3， 3 3 がそれぞれ連通 し て、 左右走行用油圧モータ 6， 1 5 の第 2 ポー ト 6 b , 1 5 b に 圧油がそれぞれ供給される と共に、 第 2連通路 4 1 で第 2回路 5 と第 2回路 1 4が連通する。

一方、 各第 1 回路 4 , 1 3 に設けた圧力補償弁 3 0の第 2受圧 部 3 6 は第 1 ァクチユエ一夕ポー ト 2 4 と第 1 タ ンク ポー ト 2 2 を介 してタ ンク 4 2にそれぞれ連通するので、 その各圧力補償弁 3 0.は第 1受圧部 3 5 に作用する負荷圧で圧力補償用ポー ト 3 2. 3 2、 連通用ポー ト 3 3 , 3 3をそれぞれ遮断する状態となる。 こ のよ う であるか ら 、 左右走行用油圧モー タ 6 ， 1 5 の第 2 ポー ト 6 b , 1 5 bの圧力は常に同一となるので、 直進走行する こ とができる。 なお、 後進位置 C と した場合も同様である。

一方の走行弁、 例えば左走行弁 3 を前進位置 B と した時には 左走行用油圧モータ 6 に接続した第 2回路 5 に設けた圧力補償弁 3 0が連通方向に押されて連通状態にな るが、 右走行用油圧モー 夕 1 5 に接続した第 2回路 1 4 に設けた圧力補償弁 3 0 は連通方 向に押されずに遮断状態であるので、 第 2連通路 4 1 が連通せず に左走行用油圧モータ 6のみが駆動されるから右旋回走行する。 また、 左， 右走行弁 3 , 4 をフルス ト ロークの前進位置 Β と し た状態から、 一方の走行弁、 例えば左走行弁 3 を中立位置 Αに向 けてある距雜変位させた時には、 左走行用油圧モータ 6 に接続し た第 2回路 5 に設けた圧力補償弁 3 0が遮断方向に押されて連通 用ポー ト 3 3 , 3 3の開口面積が絞られるので、 右緩旋回走行す る。

なお、 本発明は例示的な実施例について説明 したが、 開示した 実施例に関 して、 本発明の要旨及び範囲を逸脱する こ とな く - 種々の変更、 省略、 追加が可能であるこ とは、 当業者において自 明である。 従って、 本発明は、 上記の実施例に限定される もので はなく 、 請求の範囲に記載された要素によって規定される範囲及 びその均等範囲を包含するものとして理解されなければならない。

Claims

請求の範囲

1 . 左油圧ポンプの吐出圧油を左走行用油圧モータに供給する回 路に設けられた左走行弁及び圧力補償弁と、

右油圧ポンプの吐出圧油を右走行用油圧モータに供給する回路 に設けられた右走行弁及び圧力補償弁とを備え、

前記圧力補償弁が、 圧力補償用ポー ト と連通用ポー トを有し 流入側の圧力で前記各ポー トをそれぞれ連通する方向に押され 負荷圧で前記各ポー トをそれぞれ遮断する方向に押されるように なっていて、

前記両回路間を前記連通用ポー トによ り連通 · 遮断するように した、 油圧式走行装置。