JP3330385B2 - 建設車両の直進走行装置 - Google Patents

建設車両の直進走行装置

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JP3330385B2 JP28349191A JP28349191A JP3330385B2 JP 3330385 B2 JP3330385 B2 JP 3330385B2 JP 28349191 A JP28349191 A JP 28349191A JP 28349191 A JP28349191 A JP 28349191A JP 3330385 B2 JP3330385 B2 JP 3330385B2
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばショベルを上
下させながら走行する際に、車両の直進走行を保証する
直進走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】第5図に示した従来の装置は、第1〜3
ポンプP1 〜P3 と信号発生用ポンプP4 とを備えてい
る。第1、2ポンプP1 、P2 は、お互いの回転数が等
しくなるように連係するとともに、その吐出容量も同じ
にしている。第1ポンプP1 には、右走行用切換弁1
と、アームシリンダを制御するアーム用切換弁2とを接
続し、第2ポンプP2 には、左走行用切換弁3と、ブー
ムシリンダを制御するブーム用切換弁4と、バケットシ
リンダを制御するバケット用切換弁5とを接続してい
る。そして、これら切換弁1〜5で一方の回路系統を構
成する。上記一方の回路系統の切換弁1〜5はそれが図
示の中立位置にあるとき、中立流路6、7を開放する
が、この中立流路6、7はアーム用切換弁2とバケット
用切換弁5を挟んで互いに合流する。そして、この合流
点からタンク通路8を介してタンクTに連通する構成に
している。
【0003】上記右走行用切換弁1とアーム用切換弁2
とはタンデムに接続している。また、左走行用切換弁3
とブーム用切換弁4ともタンデムに接続している。そし
て、ブーム用切換弁4とバケット用切換弁5とは第1パ
ラレル通路9を介してパラレルに接続されている。した
がって、両走行モータを駆動させるために切換弁1、3
を切換えると、これら切換弁1、3よりも下流側に位置
するアーム用切換弁2、ブーム用切換弁4、バケット用
切換弁5には、第1、2ポンプP1 、P2 の吐出流体が
供給されなくなる。そして、右走行用切換弁1を中立位
置に保っていれば、第1ポンプP1 の吐出流体は、中立
流路6を介してアーム用切換弁2に流れる。また、左走
行用切換弁3を中立位置に保っているときは、第2ポン
プP2 の吐出流体が中立流路7を介して第1パラレル通
路9に流れる。
【0004】上記のようにした各切換弁1〜5のそれぞ
れにはサブバルブ10〜14を設けている。これらサブ
バルブは、切換弁1〜5を図示の中立位置に保っている
ときに開位置を保ち、切換弁1〜5を中立位置以外の位
置に切換えたとき閉位置を保つようにしている。
【0005】第3ポンプP3 には、旋回モータを制御す
る旋回用切換弁15と、ドーザを制御するドーザ用切換
弁16と、予備の切換弁17と、合流切換弁18とを接
続している。そして、これら切換弁15〜18で他方の
回路系統を構成する。これら切換弁15〜18はそれが
図示の位置にあるとき、中立流路19を開放し、第3ポ
ンプP3 をタンク通路8を介してタンクTに連通させ
る。そして、上記旋回用切換弁15とドーザ用切換弁1
6とはパラレル通路20を介して連通するとともに、ド
ーザ用切換弁16と予備切換弁17とは中立流路19を
介してのみタンデムに接続されている。
【0006】また、合流切換弁18も、予備切換弁17
と中立流路19を介してタンデムに接続されている。こ
の合流切換弁18はパイロット室21を設け、このパイ
ロット室21とは反対側にスプリング22のバネ力を作
用させている。上記パイロット室21はパイロットライ
ン23を介して信号発生用ポンプP4に接続している
が、このパイロットライン23には絞り24を設けてい
る。また、このパイロットライン23は、一方の回路系
統の右走行用切換弁1のサブバルブ10及び左走行用切
換弁3のサブバルブ12を介してタンク通路8に接続す
るとともに、タンデムに接続したサブバルブ11、1
3、14を介してもタンク通路8に接続している。
【0007】上記合流切換弁18には第2パラレル通路
25を接続し、合流切換弁18が図面左側位置に切換わ
ったとき、この第2パラレル通路25が中立流路19を
介して第3ポンプP3 に連通するようにしている。この
ようにした第2パラレル通路25は、第1チェック弁2
6を介してアーム用切換弁2の弁本体に形成した分岐通
路27に接続している。この分岐通路27はアーム用切
換弁2の流入側に連通している。また、この第2パラレ
ル通路25は、第2チェック弁28を介してブーム用切
換弁の弁本体に形成した分岐通路29に連通させるとと
もに、この分岐通路29を通じて第1パラレル通路9に
も連通させている。そして、この第1、2チェック弁2
6、28は、第3ポンプP3 から分岐通路27、29を
通って切換弁2、4への流通のみを許容する構成にして
いる。
【0008】いま、すべての弁が図示の中立位置にある
と、各ポンプP1〜P4 からの吐出流体がタンクTに戻
される。すなわち、第1ポンプP1 の吐出流体は、中立
流路6及びタンク通路8を介してタンクTに戻される。
第2ポンプP2 の吐出流体は、中立流路7及びタンク通
路8を介してタンクTに戻される。第3ポンプP3 の吐
出流体は中立流路19から合流切換弁18を通過し、タ
ンク通路8を介してタンクTに戻される。さらに、信号
発生ポンプP4 は、パイロットライン23から各切換弁
のサブバルブ10〜14からタンク通路8を介してタン
クTに戻される。
【0009】上記の状態から左右の走行用切換弁1、3
を切換えると、第1、2ポンプP12 の吐出流体が走
行用モータにのみ流れ、これら切換弁1、3の下流側に
タンデムに接続した切換弁2、4、5には流体が流れな
い。そして、この時には走行用切換弁1、3に設けたサ
ブバルブ10、12も閉位置に切換わる。上記の状態か
ら切換弁2、4、5のいずれかを切換えると、それにと
もなっていずれかのサブバルブ11、13、14も閉位
置に切換わる。したがって、上記のようにサブバルブ1
0、12が閉位置に切換わっていることと相まって、パ
イロットライン23とタンク通路8との連通が遮断され
る。
【0010】パイロットライン23とタンク通路8との
連通が遮断されれば、合流切換弁18のパイロット室2
1の圧力が上昇し、合流切換弁18が図面左側位置に切
換わる。これによって、第3ポンプP3 の吐出流体が、
第2パラレル通路25に流入するとともに、上記切換弁
2、4、5の内のいずれか切換えた切換弁を介してアク
チュエータに供給される。つまり、他方の回路系統に供
給された第3ポンプP3 の吐出流体が、一方の回路系統
に供給されることになる。したがって、両走行モータを
駆動しているときは、第1、2ポンプP1 、P2の吐出
流体が、すべて走行用切換弁1、3に供給されるので、
当該車両の直進走行が可能になる。言い換えれば、第
1、2ポンプP1 、P2 のいずれかのポンプの吐出流体
の一部が、負荷の小さい他のアクチュエータに流れてし
まって、両方の走行モータの回転数が異なるようなこと
がなくなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにした従来
の装置では、第2パラレル通路25を外部配管としてい
るので、それだけ管路構成が複雑になるという問題があ
った。また、各切換弁にはサブバルブを必要とするの
で、切換弁が大型化するとともに、その分、コストも上
昇するという問題もあった。この発明の目的は、サブバ
ルブを必要とせず、しかも、第2パラレル通路も内部に
形成できる装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、一方の回路
系統に右走行用切換弁と左走行用切換弁とを設け、これ
ら両切換弁には、第1ポンプと第2ポンプとを別々に接
続するとともに、第1,2ポンプは、吐出容量を同じに
し、しかも、お互いの回転数も等しくなるように連係さ
せる一方、上記両走行用切換弁の下流側に設けた切換弁
は、両走行用切換弁に対してタンデムに接続し、他方の
回路系統には、第3ポンプを接続した複数の切換弁を接
続するとともに、その最下流には合流切換弁を接続し、
しかも、この合流切換弁のパイロット室を信号発生用ポ
ンプに接続し、この合流切換弁がノーマル位置にあると
き他方の回路系統の中立流路をタンク通路に連通させ、
パイロット室の圧力上昇にともなって切換わったとき、
他方の回路系統の中立流路を、一方の回路系統に設けた
第2パラレル通路及び第1パラレル通路を介して、その
一方の回路系統の走行用切換弁以外の切換弁に連通させ
る構成にした建設車両の直進走行装置を前提とする。
【0013】上記の装置を前提にしつつ、この発明は、
一方の回路系統の各切換弁は、その弁本体に合流切換弁
のパイロット室に連通する第1パイロット通路を形成す
る一方、走行用切換弁は、その弁本体に上記第1パイロ
ット通路に連通するとともに、当該走行用切換弁が中立
位置にあるとき第1パイロット通路をタンク通路に連通
させ、中立位置以外の位置に切換えたときその連通を遮
断する第2パイロット通路を形成し、走行用切換弁以外
の切換弁は、その弁本体に中立位置にあるとき第1パイ
ロット通路をタンク通路に連通させ、中立位置以外の位
置に切換えたときその連通を遮断する第3パイロット通
路とを形成し、第1パイロット通路とタンク通路との連
通が遮断され、合流切換弁のパイロット室の圧力が上昇
して、第3ポンプの吐出流体を、他方の回路系統の中立
流路及び合流切換弁を経由し、一方の回路系統の第2パ
ラレル通路から第1パラレル通路を介して走行用切換弁
以外の切換弁に供給する構成にした点に特徴を有する。
【0014】
【作用】この発明は、上記のように構成したので、両走
行用切換弁を中立位置以外の位置に切換えると、第1、
2ポンプの吐出流体が、この走行用切換弁に別々に供給
される。しかも、この状態では、走行用切換弁とその下
流側に位置する切換弁との連通が遮断されるので、両走
行用切換弁には第1、2ポンプの吐出流体が、同量供給
されることになる。したがって、この状態において建設
車両は直進走行を保証される。また、上記の状態で、走
行用切換弁の下流側の切換弁を切換えると、内部に形成
した第1、2パラレル通路を介して、第3ポンプの吐出
流体が供給される。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、従来のように第2パ
ラレル通路を弁本体の外部に設けなくてもよいので、そ
れだけ配管が簡素化されるとともに、コストダウンにも
つながる。しかも、従来のようなサブバルブも不要なの
で、一層のコストダウンを望める。
【0016】
【実施例】図1は、この発明の多連切換弁を用いた回路
図で、まず、この図1に基づいて、その機能を説明す
る。図1において、一方の回路系統aと他方の回路系統
bとを設けるとともに、一方の回路系統aには第1、2
ポンプP1 、P2 を接続し、他方の回路系統bには第3
ポンプP3 を接続している。第1、2ポンプP1 、P2
は、お互いの回転数が等しくなるように連係するととも
に、その吐出容量も同じにしている。
【0017】そして、第1ポンプP1 には、右走行用切
換弁51と、アームシリンダを制御するアーム用切換弁
52とを接続し、第2ポンプP2 には、左走行用切換弁
53と、ブームシリンダを制御するブーム用切換弁54
と、バケットシリンダを制御するバケット用切換弁55
とを接続している。上記一方の回路系統の切換弁51〜
55はそれが図示の中立位置にあるとき、中立流路5
6、57を開放するが、この中立流路56、57はアー
ム用切換弁52とバケット用切換弁55を挟んで互いに
合流する。そして、この合流点からタンク通路58を介
してタンクTに連通する構成にしている。
【0018】上記右走行用切換弁51とアーム用切換弁
52とは中立流路56を介してタンデムに接続してい
る。また、左走行用切換弁53とブーム用切換弁54と
も中立流路57を介してタンデムに接続している。そし
て、ブーム用切換弁54とバケット用切換弁55とは第
1パラレル通路59を介してパラレルに接続されてい
る。したがって、両走行モータを駆動させるために切換
弁51、53を切換えると、これら切換弁51、53よ
りも下流側に位置するアーム用切換弁52、ブーム用切
換弁54、バケット用切換弁55には、第1、2ポンプ
1 、P2 の吐出流体が供給されなくなる。そして、右
走行用切換弁51を中立位置に保っていれば、第1ポン
プP1 の吐出流体は、中立流路56を介してアーム用切
換弁52に流れる。また、左走行用切換弁53を中立位
置に保っているときは、第2ポンプP2 の吐出流体が中
立流路57を介して第1パラレル通路59に流れる。
【0019】第3ポンプP3 には、旋回モータを制御す
る旋回用切換弁65と、ドーザを制御するドーザ用切換
弁66と、予備の切換弁67と、合流切換弁68とを接
続している。これら切換弁65〜67はそれが図示の位
置にあるとき、中立流路69を開放し、第3ポンプP3
をタンク通路58を介してタンクTに連通させる。そし
て、上記旋回用切換弁65とドーザ用切換弁66とはパ
ラレル通路70を介して連通するとともに、ドーザ用切
換弁66と予備切換弁67とは中立流路69を介しての
みタンデムに接続されている。
【0020】また、合流切換弁68も、予備切換弁67
と中立流路69を介してタンデムに接続されている。こ
の合流切換弁68はパイロット室71を設け、このパイ
ロット室71とは反対側にスプリング72のバネ力を作
用させている。上記パイロット室71はパイロットライ
ン73を介して信号発生用ポンプP4に接続している
が、このパイロットライン73には絞り74を設けてい
る。このようにした合流切換弁68は、スプリング72
の作用で、通常は、図示のノーマル位置を保つが、パイ
ロット室71の圧力上昇にともなって切換わる。そし
て、図示のノーマル位置においては、他方の回路系統b
の中立流路69をタンク通路58に連通させ、その切換
え位置においては中立流路69を、第2パラレル通路7
5に連通するようにしている。
【0021】上記第2パラレル通路75は、第1パラレ
ル通路59に連通しているが、この第1パラレル通路5
9は、前記のようにブーム用切換弁54とバケット用切
換弁55とをパラレルに接続する他に、アーム用切換弁
52の流入側にも接続している。ただし、この第1パラ
レル通路59には、チェック弁76、77を互いに向き
を反対にして設けるとともに、上記第2パラレル通路7
5をこれらチェック弁76、77の間に接続している。
そして、一方のチェック弁76は、第2パラレル通路7
5からアーム用切換弁52への流通のみを許容し、他方
のチェック弁77は、第2パラレル通路からブーム用切
換弁54及びバケット用切換弁55への流通のみを許容
する構成にしている。
【0022】上記のようにした各切換弁は、図2〜4に
示す構成にしている。すなわち、弁本体78に設けたス
プール79を図示の中立位置に保っているときには、そ
の中立流路56、57を開放する。そして、スプール7
9を図面右方向に移動させると、第1パラレル通路59
が、ロードチェック弁80及び連通路81を介して一方
のアクチュエータポート82に連通する。また、この時
には、他方のアクチュエータポート83がタンク通路5
8に連通する。また、スプール79を図面左方向に移動
すると、上記とは逆に、一方のアクチュエータポート8
2がタンク通路58に連通し、他方のアクチュエータポ
ート83が連通路81を介して第1パラレル通路59に
連通する。なお、ここまでの切換弁の構成は従来周知の
ものである。
【0023】そして、この切換弁の最大の特徴は、その
弁本体78に、第2パラレル通路75(図3参照)と、
第1〜3パイロット通路84〜86とを形成しているこ
とである。上記第2パラレル通路75は、合流切換弁6
8を介して他方の回路系統bの中立流路69に連通させ
るとともに、第1パイロット通路84はこの合流切換弁
68のパイロット室71に連通させている。また、上記
第2、3パイロット通路85、86は、第1パイロット
通路84に連通させている。そして、図2に示すよう
に、スプール79に環状溝87、88を形成するととも
に、このスプール79が図示の中立位置にあるとき、環
状溝87、88を介して、第2、3パイロット通路8
5、86が開放される構成にしている。ただし、スプー
ル79を左右いずれかに切換えると、環状溝87、88
と第2、3パイロット通路85、86とが食い違うの
で、両パイロット通路85、86は閉じられることにな
る。
【0024】上記のようにした第2パラレル通路75、
第1〜3パイロット通路84〜86のそれぞれは、図4
に示すように、弁本体78のつき合わせ面に設けた低圧
シール部材89の内側に開口させている。このようにシ
ール部材89の内側に開口させたので、ここの通路の周
囲を、個別にシールしなくてもよいというメリットがあ
る。また、第2、3パイロット通路85、86は、図2
に示すように、スプールの中心cから等距離に形成して
いる。このように両者を等距離に形成したので、例え
ば、この弁本体の左右を取り違えても、それをそのまま
使うことができる。
【0025】次に、この実施例の作用を説明する。い
ま、すべての弁が図示の中立位置にあると、各ポンプP
1 〜P4 からの吐出流体がタンクTに戻される。すなわ
ち、第1ポンプP1 の吐出流体は、中立流路56及びタ
ンク通路58を介してタンクTに戻される。第2ポンプ
2の吐出流体は、中立流路57及びタンク通路58を
介してタンクTに戻される。第3ポンプP3 の吐出流体
は中立流路69から合流切換弁68を通過し、タンク通
路58を介してタンクTに戻される。さらに、信号発生
ポンプP4 は、パイロットライン73から第1〜3パイ
ロット通路84〜86及びタンク通路58を介してタン
クTに戻される。
【0026】上記の状態から左右の走行用切換弁51、
53を切換えると、第1、2ポンプP1 、P2 の吐出流
体が走行用モータにのみ流れ、これら切換弁51、53
の下流側にタンデムに接続した切換弁52、54、55
には流体が流れない。そして、この時には走行用切換弁
51、53に設けた第2パイロット通路85も閉じられ
る。上記の状態から切換弁52、54、55のいずれか
を切換えると、それにともなって第3パイロット通路8
6も閉じられる。したがって、上記のように第2パイロ
ット通路85が閉じられていることと相まって、パイロ
ットライン73とタンク通路58との連通が遮断され
る。
【0027】パイロットライン73とタンク通路58と
の連通が遮断されれば、合流切換弁68のパイロット室
71の圧力が上昇し、合流切換弁68が図面左側位置に
切換わる。これによって、第3ポンプP3 の吐出流体
が、第2パラレル通路75及び第1パラレル通路59を
通過し、切換弁52、54、55の内のいずれか切換え
た切換弁を介してアクチュエータに供給される。つま
り、他方の回路系統bに供給された第3ポンプP3 の吐
出流体が、一方の回路系統aに供給されることになる。
したがって、両走行モータを駆動しているときは、第
1、2ポンプP1 、P2の吐出流体が、すべて走行用切
換弁51、53に供給されるので、当該車両の直進走行
が可能になる。言い換えれば、第1、2ポンプP1 、P
2 のいずれかのポンプの吐出流体の一部が、負荷の小さ
い他のアクチュエータに流れてしまって、両方の走行モ
ータの回転数が異なるようなことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の回路図である。
【図2】この発明の切換弁の部分断面図である。
【図3】第2図のIII-III 線断面図である。
【図4】切換弁の平面図である。
【図5】従来の装置の回路図である。
【符号】
a 一方の回路系統 b 他方の回路系統 P1 第1ポンプ P2 第2ポンプ P3 第3ポンプ P4 信号発生用ポンプ 51 右走行用切換弁 52 アーム用切換弁 53 左走行用切換弁 54 ブーム走行用切換弁 55 バケット用切換弁 56 中立流路 58 タンク通路 59 第1パラレル通路 68 合流切換弁 69 中立流路 74 パイロット室 75 第2パラレル通路 84 第1パイロット通路 85 第2パイロット通路 86 第3パイロット通路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の回路系統に右走行用切換弁と左走
    行用切換弁とを設け、これら両切換弁には、第1ポンプ
    と第2ポンプとを別々に接続するとともに、第1,2ポ
    ンプは、吐出容量を同じにし、しかも、お互いの回転数
    も等しくなるように連係させる一方、上記両走行用切換
    弁の下流側に設けた切換弁は、両走行用切換弁に対して
    タンデムに接続し、他方の回路系統には、第3ポンプを
    接続した複数の切換弁を接続するとともに、その最下流
    には合流切換弁を接続し、しかも、この合流切換弁のパ
    イロット室を信号発生用ポンプに接続し、この合流切換
    弁がノーマル位置にあるとき他方の回路系統の中立流路
    をタンク通路に連通させ、パイロット室の圧力上昇にと
    もなって切換わったとき、他方の回路系統の中立流路
    を、一方の回路系統に設けた第2パラレル通路及び第1
    パラレル通路を介して、その一方の回路系統の走行用切
    換弁以外の切換弁に連通させる構成にした建設車両の直
    進走行装置において、一方の回路系統の各切換弁は、そ
    の弁本体に合流切換弁のパイロット室に連通する第1パ
    イロット通路を形成する一方、走行用切換弁は、その弁
    本体に上記第1パイロット通路に連通するとともに、当
    該走行用切換弁が中立位置にあるとき第1パイロット通
    路をタンク通路に連通させ、中立位置以外の位置に切換
    えたときその連通を遮断する第2パイロット通路を形成
    し、走行用切換弁以外の切換弁は、その弁本体に中立位
    置にあるとき第1パイロット通路をタンク通路に連通
    せ、中立位置以外の位置に切換えたときその連通を遮断
    する第3パイロット通路とを形成し、第1パイロット通
    路とタンク通路との連通が遮断され、合流切換弁のパイ
    ロット室の圧力が上昇して、第3ポンプの吐出流体を、
    他方の回路系統の中立流路及び合流切換弁を経由し、一
    方の回路系統の第2パラレル通路から第1パラレル通路
    を介して走行用切換弁以外の切換弁に供給する構成にし
    た建設車両の直進走行装置。
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