JP3854561B2 - 車両走行用流体圧回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作動流体により駆動される走行モータを備えた車両走行用流体圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図3に示された作業機械としての油圧ショベルなどの建設機械は、車両本体aの下部走行部に、左右の履帯b,cをスプロケットを介し駆動する走行用油圧モータすなわち走行モータd,eをそれぞれ備えており、これらの左右の走行モータd,eを同方向に等速で回転させることにより、車両本体aを前方または後方に直進させることができる。
【0003】
このような建設機械は、左右の走行モータd,eを同方向に等速で回転させるために、ポンプから左右の走行モータd,eに作動油量を均等に分配するための走行直進弁を備え、車両本体の走行曲がりを防止するようにしている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
【0004】
これらの走行直進弁は、走行系以外の作業機系などから供給された操作信号などにより自動的に切換わって作動するものであり、オペレータが走行直進用のパイロット操作弁(走行直進用リモコン弁)などにより自在に直進操作できるものではない。
【0005】
一方、走行直進用リモコン弁を用いた従来の油圧回路(以下、この回路を「走行直進回路」と呼ぶ)としては、例えば、図4に示されたようなものがある。
【0006】
この図4において、右走行用リモコン弁1は、前進用減圧弁2と後進用減圧弁3とにて構成され、同じく、左走行用リモコン弁4は、前進用減圧弁5と後進用減圧弁6とにて構成され、また、走行直進用操作器としての走行直進用リモコン弁7は、前進用減圧弁8と後進用減圧弁9とにて構成され、そして、これらの各リモコン弁1,4,7には油圧源10よりパイロット1次圧が供給されている。
【0007】
また、各減圧弁2,3、5,6、8,9は、図5のようなレバー操作量すなわちレバーストロークに対するパイロット2次圧特性を持っており、このパイロット2次圧すなわち被制御圧は、フルレバー位置の直前で1次圧PF1と同圧になるようになっている。
【0008】
各リモコン弁1,4,7からのパイロット通路11〜18は、シャトル弁19〜22を介して、図6に示すような同一の開口特性を有する右走行用制御弁23と左走行用制御弁24のパイロット室25〜28にそれぞれ導通している。
【0009】
この図6において、P−Tは、図4のPポートとTポートとの間(センタバイパス通路)の開口面積変化、P−Aは、図4のPポートとAポートとの間(供給側通路)の開口面積変化、B−Tは、図4のBポートとTポートとの間(戻り側通路)の開口面積変化を示す。
【0010】
また、各リモコン弁1,4,7のレバー中立位置では、各パイロット通路11〜18は、各減圧弁2,3、5,6、8,9を介してタンク29に導通している。
【0011】
右走行用制御弁23および左走行用制御弁24は、スプリングセンタ式3位置6ポート型切換弁で、それぞれメインポンプ30,31より油が供給されており、その中立位置では、全ポンプ流量がバイパス部32および33を通ってタンク29へ流れている、所謂、アンロード状態になっている。
【0012】
また、右走行モータ34および左走行モータ35は、通路36〜39および走行用制御弁内油路を介し、タンク29へ連通している。
【0013】
なお、メインポンプ30,31から左右走行用制御弁23,24と同様に作動油の供給を受けるその他の制御弁、例えば旋回系、作業機系の制御弁の説明は、本発明と直接関係ないため、省略する。
【0014】
次に、図4に示された油圧回路の作用を説明する。
【0015】
右走行用リモコン弁1を単独で前進側へ操作すると、前進用減圧弁2が作動して、図5に示されるレバー操作量に応じたパイロット2次圧が、パイロット通路11、シャトル弁19およびパイロット通路40を介して、右走行用制御弁23のパイロット室25に供給され、この右走行用制御弁23が下方向へ切換わることにより、メインポンプ30からの圧油が右走行用制御弁23内通路および通路36を通って右走行モータ34に供給され、同時に右走行モータ34からの戻り油が通路37および右走行用制御弁23内通路を通って、タンク29へ戻されることにより、右走行モータ34が前進方向へ回転する。
【0016】
同様に、右走行用リモコン弁1を単独で後進側へ操作すると、後進用減圧弁3が作動して、図5に示されるレバー操作量に応じたパイロット2次圧が、パイロット通路12、シャトル弁20などを通って、右走行用制御弁23のパイロット室26に供給され、この右走行用制御弁23が上方向へ切換わることにより、メインポンプ30からの圧油が右走行用制御弁23内通路および通路37を通って右走行モータ34に供給され、同時に右走行モータ34からの戻り油が通路36および右走行用制御弁23内通路を通ってタンク29へ戻されることにより、右走行モータ34が後進方向へ回転する。
【0017】
左走行用リモコン弁4を単独で操作した場合の作動原理も、右走行用リモコン弁1を単独で操作した場合と同様であるため、その説明を省略する。
【0018】
今、走行直進用リモコン弁7を操作した場合の作動を説明する。
【0019】
走行直進用リモコン弁7のレバーを矢印A方向に操作すると、前進用減圧弁8が作動して、図5に示されるレバー操作量に応じたパイロット2次圧が、パイロット通路15、シャトル弁19およびパイロット通路40を介して、右走行用制御弁23のパイロット室25に供給され、この右走行用制御弁23が下方向へ切換わることにより、メインポンプ30からの圧油が右走行用制御弁23内通路および通路36を通って右走行モータ34に供給され、同時に右走行モータ34からの戻り油が通路37および右走行用制御弁23内通路を通ってタンク29へ戻されることにより、右走行モータ34が前進方向へ回転する。
【0020】
同時に、前進用減圧弁8のパイロット2次圧が、パイロット通路16、シャトル弁21およびパイロット通路41を介して、左走行用制御弁24のパイロット室27に供給され、この左走行用制御弁24が下方向へ切換わることにより、メインポンプ31からの圧油が左走行用制御弁24内通路および通路38を通って左走行モータ35に供給され、同時に左走行モータ35からの戻り油が通路39および左走行用制御弁24内通路を通ってタンク29へ戻されることにより、左走行モータ35が前進方向へ回転する。
【0021】
したがって、左右メインポンプ30,31のポンプ油量や、左右走行用制御弁23,24の開口特性にばらつきがなく、これらが全く同一であれば、左右走行モータ34,35が、走行直進用リモコン弁7のレバー操作量に応じて同一の回転速度でもって回転するので、直進走行する。
【0022】
走行直進用リモコン弁7のレバーを矢印A方向と反対側に操作して、後進方向へ直進走行する場合も、同様の作動原理であるから、その説明は省略する。
【0023】
ここで、前述の通り、左右メインポンプ30,31のポンプ油量や、左右走行用制御弁23,24の開口特性にばらつきがなく、全く同一であれば、走行直進するが、実際は、各々にばらつきがあるため、左右走行モータ34,35の回転速度に差が発生し、所謂、走行曲りが発生する。
【0024】
そこで、従来技術では、左右走行モータ34,35に接続された通路36,38間および通路37,39間に、バランシング通路42,43をそれぞれ設け、左右走行モータ34,35を導通させることにより、左右走行モータ34,35が常に同一となるようにしている。
【0025】
ただし、右走行用リモコン弁1もしくは左走行用リモコン弁4の、いずれか一方のみの操作による片側走行時や、一方を前進操作するとともに他方を後進操作することによる方向転換操作時では、通路36,38の一方および通路37,39の一方がタンク29に連通するタンク通路となるので、各バランシング通路42,43から圧油がタンク通路へ大量に吹抜けるおそれがあり、左右走行モータ34,35への圧油がタンク通路へ吹抜けると、走行力不足が発生するので、これを防止するため、各バランシング通路42,43上にオリフィス44,45を設け、タンク通路への圧油吹抜けを防止するようにしている。
【0026】
【特許文献1】
特開平6−101249号公報(第1頁、図1)
【0027】
【特許文献2】
特開平8−13545号公報(第1頁、図1)
【0028】
【特許文献3】
特開平9−32043号公報(第1頁、図1)
【0029】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示された従来技術における走行直進回路では、前述の通り、直進走行時の走行曲りを防止するために、左右走行モータ34,35への通路36,38間および通路37,39間に、バランシング通路42,43を設けているが、片側走行時や方向転換操作時の吹抜けによる走行力不足を防止するため、バランシング通路42,43上にオリフィス44,45を設けているので、以下のような問題点があった。
【0030】
(1)片側走行時や方向転換操作時に、オリフィス44,45を介して、ある程度の油がタンク通路へ流れるため、バランシング通路42,43がない場合に比べ、必ず走行力不足が発生する。
【0031】
(2)走行力不足などを防止するため、オリフィス44,45を絞り過ぎると、直進走行時に走行曲がりが発生してしまうし、逆に、走行曲りを防止するのに必要なオリフィスサイズ(開度大)にした場合は、かなりの走行力不足が発生してしまう問題が起きる。
【0032】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、走行直進用操作器を備えた車両走行用流体圧回路において、片側走行時や方向転換操作時の走行力不足を防止するとともに、直進走行時の走行曲がりを防止することを目的とするものである。
【0033】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された発明は、ポンプから吐出される作動流体により車両本体の一側に位置する走行モータと他側に位置する走行モータとを駆動する車両走行用流体圧回路であって、ポンプから一側の走行モータに供給される作動流体を少なくとも方向制御する一方の走行用制御弁と、一方の走行用制御弁をパイロット操作する一方の走行用操作器と、ポンプから他側の走行モータに供給される作動流体を少なくとも方向制御する他方の走行用制御弁と、他方の走行用制御弁をパイロット操作する他方の走行用操作器と、一方の走行用制御弁および他方の走行用制御弁を同時に前進側と後進側とで同一の走行方向側へパイロット操作する走行直進用操作器と、走行直進用操作器から一方の走行用制御弁および他方の走行用制御弁に設けられた前進側のパイロット通路と後進側のパイロット通路より分岐したパイロット通路間に設けられたシャトル弁と、一方の走行用制御弁から一側の走行モータに作動流体を供給する通路と他方の走行用制御弁から他側の走行モータに作動流体を供給する通路とを各走行モータの同一の走行方向側どうしで連通可能なバランシング通路と、バランシング通路中に介在され走行直進用操作器の操作時にシャトル弁を経て出力された信号によりバランシング通路を連通するとともに走行直進用操作器の非操作時にバランシング通路を遮断する切換弁とを具備した車両走行用流体圧回路であり、走行直進用 操作器の操作時に前進側と後進側のパイロット通路間に設けられたシャトル弁を経て出力された信号によりバランシング通路を連通するとともに走行直進用操作器の非操作時にバランシング通路を遮断する切換弁を設けたので、走行直進用操作器により一方の走行用制御弁および他方の走行用制御弁を同時操作した直進走行時は、同時にバランシング通路の切換弁が切換わって、一側の走行モータに作動流体を供給する通路と他側の走行モータに作動流体を供給する通路とを連通するため、両側の走行モータに作動流体を均等に供給する十分なバランシング効果が得られるので、一方および他方の走行用制御弁の開口特性などにばらつきがあっても、走行曲りの発生を防止できるとともに、片側走行時や方向転換操作時は、バランシング通路が切換弁により遮断されるため、バランシング通路を経た作動流体の吹抜けを防止でき、この吹抜けによる走行力不足や走行スピード低下の発生を防止できる。
【0034】
請求項2に記載された発明は、請求項1記載の車両走行用流体圧回路における走行直進用操作器を、一方の走行用制御弁および他方の走行用制御弁をパイロット操作するパイロット弁とし、切換弁を、走行直進用操作器から出力されたパイロット圧信号により遮断位置から連通位置に切換わるパイロット操作型の切換弁としたものであり、安価な流体圧回路部品のみによって、バランシング通路を連通したり遮断することができる。
【0035】
請求項3に記載された発明は、請求項1記載の車両走行用流体圧回路における走行直進用操作器を、一方の走行用制御弁および他方の走行用制御弁をパイロット操作するパイロット弁とし、走行直進用操作器から出力されたパイロット圧信号を電気信号に変換する変換手段を備え、切換弁を、変換手段から電気配線を経て伝えられた電気信号により遮断位置から連通位置に切換わる電磁作動型の切換弁としたものであり、変換手段により電気信号に変換可能であるから、電磁作動型の切換弁を確実に切換えることができるとともに、電気配線は配管ほど場所を取らず取付作業も容易にできる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る走行直進回路を、図1に示された一実施の形態、図2に示された他の実施の形態を参照しながら詳細に説明する。なお、図1および図2に示される各実施の形態において、図4に示された従来技術と同様の部分には、同一符号を付して、その説明を省略する。
【0037】
先ず、図1に示された一実施の形態を説明する。
【0038】
この図1には、ポンプとしての1対のメインポンプ30,31から吐出される作動流体としての作動油により、車両本体の一側としての右側に位置する走行モータとしての右走行モータ34と、車両本体の他側としての左側に位置する走行モータとしての左走行モータ35とを駆動する車両走行用流体圧回路としての車両走行用油圧回路が示されている。
【0039】
一方のメインポンプ30と右走行モータ34との間には、一方のメインポンプ30から右走行モータ34に供給される作動油を方向制御および流量制御する一方の走行用制御弁としての右走行用制御弁23が設けられ、また、他方のメインポンプ31と左走行モータ35との間には、他方のメインポンプ31から左走行モータ35に供給される作動油を方向制御および流量制御する他方の走行用制御弁としての左走行用制御弁24が設けられている。
【0040】
右走行用制御弁23および左走行用制御弁24は、パイロット操作型のスプール弁であり、右走行用制御弁23は、右走行用操作器としての右走行用リモコン弁1によりパイロット操作されるものであり、また、左走行用制御弁24は、左走行用操作器としての左走行用リモコン弁4によりパイロット操作されるものである。
【0041】
すなわち、右走行用リモコン弁1は、前進用減圧弁2と後進用減圧弁3とにて構成され、前進用減圧弁2は、パイロット通路11、シャトル弁19、パイロット通路40により右走行用制御弁23の前進用パイロット室25に連通され、また、後進用減圧弁3は、パイロット通路12、シャトル弁20、パイロット通路40aにより右走行用制御弁23の後進用パイロット室26に連通されている。
【0042】
同様に、左走行用リモコン弁4は、前進用減圧弁5と後進用減圧弁6とにて構成され、前進用減圧弁5は、パイロット通路13、シャトル弁21、パイロット通路41により左走行用制御弁24の前進用パイロット室27に連通され、また、後進用減圧弁6は、パイロット通路14、シャトル弁22、パイロット通路41aにより左走行用制御弁24の後進用パイロット室28に連通されている。
【0043】
また、右走行用制御弁23および左走行用制御弁24を同時に同一の走行方向側、すなわち前進側または後進側へパイロット操作する走行直進用操作器としてのパイロット弁である走行直進用リモコン弁7が、右走行用リモコン弁1および左走行用リモコン弁4と同様にオペレータにより操作可能の場所に設置されている。
【0044】
すなわち、この走行直進用リモコン弁7には、前進用減圧弁8と後進用減圧弁9とが設けられ、前進用減圧弁8は、パイロット通路15,16、シャトル弁19,21、パイロット通路40,41により左右走行用制御弁23,24の前進用パイロット室25,27に連通され、また、後進用減圧弁9は、パイロット通路17,18、シャトル弁20,22、パイロット通路40a,41aにより、左右走行用制御弁23,24の後進用パイロット室26,28に連通されている。
【0045】
さらに、右走行用制御弁23から右走行モータ34に作動油を供給する通路36,37からバランシング通路46,47が分岐され、また、左走行用制御弁24から左走行モータ35に作動油を供給する通路38,39からバランシング通路48,49が分岐されている。
【0046】
前進側のバランシング通路46,48は、左右走行モータ34,35の前進側の通路36,38どうしを連通可能な通路であり、また、後進側のバランシング通路47,49は、左右走行モータ34,35の後進側の通路37,39どうしを連通可能な通路である。
【0047】
このような図1に示された走行直進回路おいて、図4に示された走行直進回路と異なる点は、右側のバランシング通路46,47と左側のバランシング通路48,49との間に、走行直進用リモコン弁7から出力されたパイロット圧信号としてのパイロット2次圧により遮断位置から連通位置に切換わるパイロット操作型の切換弁50が介在された点である。
【0048】
すなわち、この切換弁50は、走行直進用リモコン弁7の操作時にバランシング通路46と48およびバランシング通路47と49を連通するとともに、走行直進用リモコン弁7の非操作時にバランシング通路46と48間およびバランシング通路47と49間を遮断するものである。
【0049】
そのために、走行直進用リモコン弁7のパイロット通路より分岐したパイロット通路51および52は、シャトル弁53およびパイロット通路54を経てパイロット操作型の切換弁50のパイロットポート55に接続されている。また、この切換弁50には、パイロットポート55に作用するパイロット圧信号とは反対方向に作用するスプリング56が設置されている。
【0050】
そして、走行直進用リモコン弁7のレバーが中立位置にある場合は、切換弁50のパイロットポート55は、パイロット通路54、シャトル弁53、パイロット通路51,52および減圧弁8,9を経てタンク29に導通しているので、切換弁50は、スプリング56の付勢力により、図1のようなバランシング通路遮断状態の中立位置にあり、バランシング通路46と48およびバランシング通路47と49は、切換弁50により遮断されている。
【0051】
なお、バランシング通路46,48およびバランシング通路47,49には、全長にわたって作動油の移動を円滑にできるだけの十分大きな内径が設けられ、従来技術のようなオリフィス44,45(図4)は設置されていない。
【0052】
次に、この図1に示された実施の形態の作用効果を説明する。
【0053】
走行直進用リモコン弁7のレバーを矢印A方向、すなわち前進方向に操作した場合は、前進用減圧弁8が作動し、レバー操作量に応じたパイロット2次圧が、パイロット通路15,16、シャトル弁19,21およびパイロット通路40,41を介して、右走行用制御弁23および左走行用制御弁24のパイロット室25,27に供給され、これらの右走行用制御弁23および左走行用制御弁24が同時に前進側へ切換わることにより、メインポンプ30,31からの圧油が通路36,38を通って左右走行モータ34,35に供給され、同時にこれらの左右走行モータ34,35からの戻り油が通路37,39、左右走行用制御弁23,24を介して、タンク29へ戻されることにより、左右走行モータ34,35が前進側へ同時回転して直進走行する。
【0054】
この直進走行時は、同時に、走行直進用リモコン弁7の前進用減圧弁8から出力したパイロット2次圧が、パイロット通路51、シャトル弁53およびパイロット通路54を経て、切換弁50のパイロット室55に供給されるので、この前進用減圧弁8のパイロット2次圧が所定の圧まで上昇してスプリング56の付勢力に勝ると、切換弁50がバランシング通路連通位置に切換わり、オリフィスのないバランシング通路46と48、バランシング通路47と49がそれぞれ連通する。
【0055】
また、走行直進用リモコン弁7のレバーを、矢印A方向と反対方向、すなわち後進方向に操作した場合も、左右走行用制御弁23,24が後進側にパイロット操作されるとともに、矢印A方向に操作した場合と同様に切換弁50がバランシング通路連通位置に切換わり、バランシング通路46と48およびバランシング通路47と49がそれぞれ連通する。
【0056】
これにより、左右走行モータ34,35に作動油を均等に供給する十分なバランシング効果が得られるので、たとえ、メインポンプ30,31のポンプ油量や左右走行用制御弁23,24の開口特性にばらつきがあっても、走行曲りの発生を防止できる。
【0057】
一方、片側走行時や方向転換操作時には、走行直進用リモコン弁7が中立位置にあるので、切換弁50もスプリング56により図1に示されたバランシング通路遮断位置にあり、バランシング通路46,48間およびバランシング通路47,49間が切換弁50により遮断されるため、これらのバランシング通路46,48およびバランシング通路47,49を経た作動油の吹抜けを防止でき、この吹抜けによる走行力不足や走行スピード低下の発生を防止できる。
【0058】
この図1に示された実施の形態は、切換弁50を、走行直進用リモコン弁7から出力されたパイロット圧信号により遮断位置から連通位置に切換わるパイロット操作型の切換弁としたので、安価な流体圧回路部品のみによって、バランシング通路46と48およびバランシング通路47と49を連通したり遮断することができる。
【0059】
なお、図1に示された実施の形態では、1個の切換弁50を用いた場合を示したが、2個の切換弁に分割しても良い。すなわち、バランシング通路46と48間、バランシング通路47と49間のそれぞれに切換弁を設け、さらに、パイロット通路54を2本に分岐させて、それぞれの切換弁のパイロットポートに接続するようにしても良い。
【0060】
次に、図2により、他の実施の形態を説明する。なお、図1に示された実施の形態と同様の部分には、同一符号を付して、その説明を省略する。
【0061】
前記パイロット操作型の切換弁50の代わりに電磁作動型の切換弁61が設けられ、シャトル弁53の下流側に変換手段としての圧力スイッチ62および電気制御装置63が設置されている。
【0062】
すなわち、走行直進用リモコン弁7の前進用減圧弁8および後進用減圧弁9から右走行用制御弁23および左走行用制御弁24にパイロット圧信号を供給するパイロット通路からパイロット通路51,52が分岐され、これらのパイロット通路51,52間に配置されたシャトル弁53の出口に、このパイロット圧信号を電気信号に変換する圧力スイッチ62が接続され、この圧力スイッチ62の電気信号出力部が、機体コントローラなどの電気制御装置63の信号入力部に接続され、この電気制御装置63の信号出力部が、電気配線64により、電磁作動型の切換弁61のソレノイド65に接続されている。
【0063】
この電磁作動型の切換弁61は、電気制御装置63から電気配線64を経て伝えられた電気信号によりソレノイド65が励磁されると、ソレノイド65とは反対側に配置されたスプリング66に抗して、図示されたバランシング通路遮断位置からバランシング通路連通位置に切換わり、ソレノイド65が励磁されていないときは、スプリング66によりバランシング通路遮断位置に復帰するものである。
【0064】
次に、この図2に示された実施の形態の作用効果を説明する。
【0065】
走行直進用リモコン弁7のレバーを矢印A方向または反対方向、すなわち前進方向または後進方向に操作すると、レバー操作量に応じた走行直進用リモコン弁7のパイロット2次圧が、右走行用制御弁23および左走行用制御弁24のパイロット室25,27または26,28に同時供給され、これらの右走行用制御弁23および左走行用制御弁24が前進側または後進側へ同時に切換わることにより、メインポンプ30,31からの圧油が通路36,38または通路37,39を通って左右走行モータ34,35に同時供給されて、左右走行モータ34,35が前進側または後進側へ同時回転して直進走行する。
【0066】
同時に、走行直進用リモコン弁7のパイロット2次圧が所定の圧まで上昇し、パイロット通路51もしくは52に所定のパイロット2次圧が立つと、シャトル弁53を介してそのパイロット圧を感知した圧力スイッチ62から、電気信号が電気制御装置63に送られ、この電気制御装置63から、励磁用電気信号が切換弁61のソレノイド65に供給されて、切換弁61が図2に示された遮断位置から連通位置に切換わり、オリフィスのないバランシング通路46と48、バランシング通路47と49がそれぞれ連通する。
【0067】
これにより、左右走行モータ34,35に作動油を均等に供給する十分なバランシング効果が得られるので、たとえ、メインポンプ30,31のポンプ油量や左右走行用制御弁23,24の開口特性にばらつきがあっても、走行曲りの発生を防止できる。
【0068】
一方、片側走行時や方向転換操作時には、走行直進用リモコン弁7が中立位置にあり、パイロット通路51,52にパイロット2次圧が発生しないので、切換弁61もスプリング66により図2に示されたバランシング通路遮断位置に戻り、バランシング通路46,48間およびバランシング通路47,49間が切換弁61により遮断されるため、これらのバランシング通路46,48およびバランシング通路47,49を経た作動油の吹抜けを防止でき、この吹抜けによる走行力不足や走行スピード低下の発生を防止できる。
【0069】
この図2に示された実施の形態は、圧力スイッチ62および電気制御装置63により、電気信号に変換可能であるから、電磁作動型の切換弁61を確実に切換えることができるとともに、電気配線64は配管ほど場所を取らず取付作業も容易にできる。
【0070】
以上のように、
(1)走行直進用リモコン弁7により右走行用制御弁23および左走行用制御弁24を同時操作した直進走行時は、同時にバランシング通路46,48間およびバランシング通路47,49間の切換弁50または切換弁61が切換わって、右走行モータ34に作動油を供給する通路36,37と、左走行モータ35に作動油を供給する通路38,39とを、通路上にオリフィスがないバランシング通路46,48およびバランシング通路47,49により連通するため、左右走行モータ34,35に作動油を均等に供給する十分なバランシング効果が得られるので、たとえ、メインポンプ30,31のポンプ油量や左右走行用制御弁23,24の開口特性にばらつきがあっても、走行曲りの発生を防止できる。
【0071】
(2)片側走行時や方向転換操作時には、走行直進用リモコン弁7が中立位置にあるので、バランシング通路46,48間およびバランシング通路47,49間が切換弁50または切換弁61により遮断されるため、バランシング通路46,48およびバランシング通路47,49を経た作動油の吹抜けを防止でき、この吹抜けによる走行力不足や走行スピード低下の発生を防止できる。
【0072】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、走行直進用操作器の操作時に前進側と後進側のパイロット通路間に設けられたシャトル弁を経て出力された信号によりバランシング通路を連通するとともに走行直進用操作器の非操作時にバランシング通路を遮断する切換弁を設けたので、走行直進用操作器により一方の走行用制御弁および他方の走行用制御弁を同時操作した直進走行時は、同時にバランシング通路の切換弁が切換わって、一側の走行モータに作動流体を供給する通路と他側の走行モータに作動流体を供給する通路とを連通するため、両側の走行モータに作動流体を均等に供給する十分なバランシング効果が得られるので、一方および他方の走行用制御弁の開口特性などにばらつきがあっても、走行曲りの発生を防止できるとともに、片側走行時や方向転換操作時は、バランシング通路が切換弁により遮断されるため、バランシング通路を経た作動流体の吹抜けを防止でき、この吹抜けによる走行力不足や走行スピード低下の発生を防止できる。
【0073】
請求項2記載の発明によれば、切換弁を、走行直進用操作器から出力されたパイロット圧信号により遮断位置から連通位置に切換わるパイロット操作型の切換弁としたので、安価な流体圧回路部品のみによって、バランシング通路を連通したり遮断することができる。
【0074】
請求項3記載の発明によれば、変換手段により電気信号に変換可能であるから、電磁作動型の切換弁を確実に切換えることができるとともに、電気配線は配管ほど場所を取らず取付作業も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両走行用流体圧回路の一実施の形態を示す回路図である。
【図2】 本発明に係る車両走行用流体圧回路の他の実施の形態を示す回路図である。
【図3】 油圧ショベルの平面図である。
【図4】 従来の車両走行用流体圧回路の一例を示す回路図である。
【図5】 減圧弁の2次圧特性を示す特性図である。
【図6】 走行用制御弁の開口特性を示す特性図である。
【符号の説明】
7 走行直進用操作器としてのパイロット弁である走行直進用リモコン弁
23 走行用制御弁としての右走行用制御弁
24 走行用制御弁としての左走行用制御弁
30,31 ポンプとしてのメインポンプ
34 走行モータとしての右走行モータ
35 走行モータとしての左走行モータ
36〜39 通路
46〜49 バランシング通路
50 パイロット操作型の切換弁
61 電磁作動型の切換弁
62,63 変換手段としての圧力スイッチおよび電気制御装置
64 電気配線

Claims (3)

  1. ポンプから吐出される作動流体により車両本体の一側に位置する走行モータと他側に位置する走行モータとを駆動する車両走行用流体圧回路であって、
    ポンプから一側の走行モータに供給される作動流体を少なくとも方向制御する一方の走行用制御弁と、
    一方の走行用制御弁をパイロット操作する一方の走行用操作器と、
    ポンプから他側の走行モータに供給される作動流体を少なくとも方向制御する他方の走行用制御弁と、
    他方の走行用制御弁をパイロット操作する他方の走行用操作器と、
    一方の走行用制御弁および他方の走行用制御弁を同時に前進側と後進側とで同一の走行方向側へパイロット操作する走行直進用操作器と、
    走行直進用操作器から一方の走行用制御弁および他方の走行用制御弁に設けられた前進側のパイロット通路と後進側のパイロット通路より分岐したパイロット通路間に設けられたシャトル弁と、
    一方の走行用制御弁から一側の走行モータに作動流体を供給する通路と他方の走行用制御弁から他側の走行モータに作動流体を供給する通路とを各走行モータの同一の走行方向側どうしで連通可能なバランシング通路と、
    バランシング通路中に介在され走行直進用操作器の操作時にシャトル弁を経て出力された信号によりバランシング通路を連通するとともに走行直進用操作器の非操作時にバランシング通路を遮断する切換弁と
    を具備したことを特徴とする車両走行用流体圧回路。
  2. 走行直進用操作器は、一方の走行用制御弁および他方の走行用制御弁をパイロット操作するパイロット弁であり、
    切換弁は、走行直進用操作器から出力されたパイロット圧信号により遮断位置から連通位置に切換わるパイロット操作型の切換弁である
    ことを特徴とする請求項1記載の車両走行用流体圧回路。
  3. 走行直進用操作器は、一方の走行用制御弁および他方の走行用制御弁をパイロット操作するパイロット弁であり、
    走行直進用操作器から出力されたパイロット圧信号を電気信号に変換する変換手段を備え、
    切換弁は、変換手段から電気配線を経て伝えられた電気信号により遮断位置から連通位置に切換わる電磁作動型の切換弁である
    ことを特徴とする請求項1記載の車両走行用流体圧回路。
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