JPH0790885A - 建設機械の油圧駆動装置 - Google Patents

建設機械の油圧駆動装置

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JPH0790885A
JPH0790885A JP23811793A JP23811793A JPH0790885A JP H0790885 A JPH0790885 A JP H0790885A JP 23811793 A JP23811793 A JP 23811793A JP 23811793 A JP23811793 A JP 23811793A JP H0790885 A JPH0790885 A JP H0790885A
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JP
Japan
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pressure
switching
switching valve
center bypass
valve group
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Application number
JP23811793A
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Inventor
Yukio Aoyanagi
幸雄 青柳
Hajime Yasuda
元 安田
Kazuyoshi Narita
和義 成田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 いずれのアクチュエータに対しても負荷補償
特性と圧力制御特性とを選択的に与えることができる建
設機械における油圧駆動装置の提供。 【構成】 油圧ポンプ1,2からの圧油が供給され、
ブリードオフ用の絞り手段を内蔵する複数の切換弁をそ
れぞれ含む切換弁群30,31と、これらの切換弁群の
各切換弁を直列に接続するセンタバイパス通路1a,2
a上にそれぞれ設けられた第1,第2の圧力補償弁1
9,20と、各圧力補償弁19,20を制御する切換手
段25,26と、切換弁群30の上流側と下流側の差圧
信号を、圧力補償弁19に導く第1の差圧導入通路21
を備えたものにおいて、切換弁群31の上流側と下流側
の差圧信号を第2の圧力補償弁20に導く第2の差圧導
入通路27を設け、切換手段25,26によって、切換
弁群30,31に接続されるどのアクチュエータも負荷
補償特性と、圧力制御特性とが選択できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧ショベル等の建設機
械の油圧駆動装置に係り、切換弁群のセンタバイパス通
路上に設けた圧力補償弁によりアクチュエータに対して
負荷補償特性及び、圧力制御特性を選択的に持たせるこ
とができる建設機械の油圧駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、負荷補償特性を有する建設機械の
油圧駆動装置として、再公表特許4−818711号に
示すようなものがある。この構成、作用について図2を
基に簡単に説明する。
【0003】この図2に示す油圧駆動装置は、建設機械
の中での油圧ショベルを例にしており、第1,第2の可
変容量油圧ポンプ1,2(以下、油圧ポンプという)
と、これらの油圧ポンプ1,2の吐出容量をそれぞれ制
御する吐出容量制御手段3,4と、第1の可変容量油圧
ポンプ1に連絡される第1のセンタバイパス通路1a上
に直列に配置され、ブリードオフ用絞り機能を有する絞
り手段に内蔵する切換弁5,6,7,8を含む第1の切
換弁群30と、第2の油圧ポンプ2に連絡される第2の
センタバイパス通路2a上に直列に配置され、ブリード
オフ用絞り機能を有する絞り手段を内蔵する切換弁9,
10,11,12,13を含む第2の切換弁群31と、
第1のセンタバイパス通路1aにおける第1の切換弁群
30の下流側に配置され、切換弁5,6,7,8に内蔵
される前記ブリードオフ用絞り手段の前後の差圧が一定
となるように制御する第1の圧力補償弁19と、第1の
センタバイパス通路1aにおける第1の切換弁群30の
上流側の通路部分に接続され、その第1の切換弁群30
の上流側の圧力信号を第1の圧力補償弁19の開度を小
さくする方に付勢する側の受圧室に導く圧力導入通路2
1a及び第1のセンタバイパス通路1aにおける第1の
切換弁群30の下流側の通路部分に接続され、その第1
の切換弁群30の下流側の圧力信号を第1の圧力補償弁
19の開度を大きくする方に付勢する側の受圧室に導く
圧力導入通路21bからなる第1の差圧導入通路21
と、第2のセンタバイパス通路2aにおける第2の切換
弁群31の下流側に配置され、切換弁10,11,1
2,13に内蔵される前記ブリードオフ用絞り手段の前
後の差圧が一定となるように制御する第2の圧力補償弁
20と、第2のセンタバイパス通路2aにおける第2の
切換弁群31の切換弁9と切換弁10の間の通路部分に
接続され、その部分の圧力信号を第2の圧力補償弁20
の開度を小さくする方に付勢する側の受圧室に導く圧力
導入通路22a及び第2のセンタバイパス通路2aにお
ける第2の切換弁群31の下流側の通路部分に接続さ
れ、その第2の切換弁群31の下流側の圧力信号を第2
の圧力補償弁20の開度を大きくする方に付勢する側の
受圧室に導く圧力導入通路22bからなる第2の差圧導
入通路22と、第1のセンタバイパス通路1aの下流に
設けられ、吐出量制御手段3の作動を制御する圧力信号
を発生させる固定絞り15と、この固定絞り15で発生
する圧力信号が規定圧力を越えないように制御するリリ
ーフ弁17と、第2のセンタバイパス通路2aの下流に
設けられ、吐出量制御手段4の作動を制御する圧力信号
を発生させる固定絞り16と、この固定絞り16で発生
する圧力信号が規定圧力を越えないように制御するリリ
ーフ弁18とを備えている。
【0004】なお、上記した切換弁5,6,7,8,
9,10,11,12,13のそれぞれは、例えば走行
右、バケット、ブーム、アーム(合流)、旋回、アー
ム、ブーム(合流)、アタッチメント用予備、走行左の
各アクチュエータに対応して設けられている。
【0005】さらに、第1,第2の圧力補償弁19,2
0の開度を小さくする方に付勢する側の受圧室に連通す
る前記圧力導入通路21a,22a上に、それぞれ第
1,第2の作動制御手段である第1,第2の切換手段2
5,26を設け、前記切換手段25,26は、これら切
換手段25,26の作動により第1,第2の圧力補償弁
19,20が作動する状態と、全開のままに保持される
状態とを切り換え可能にしたもので、これら第1,第2
の切換手段25,26は、圧力導入通路21a,22a
を第1,第2のセンタバイパス通路1a,2a上におけ
る第1の切換弁群30の上流側の通路部分、あるいは第
2の切換弁群31の切換弁9と切換弁10との間の通路
部分に接続する第1の位置か、タンクに接続する第2の
位置かを選択的に切換えるようになっている。
【0006】このように構成してある油圧駆動装置で、
第1,第2の切換手段25,26を第1の位置にし、第
1の切換弁群30の切換弁5〜8及び、第2の切換弁群
31の切換弁10〜13のそれぞれ1つを操作すると、
操作される切換弁の切換量が増すにしたがって切換弁の
ポンプポートからアクチュエータポートに流入する部分
のポートの開度、及びアクチュエータポートからタンク
ポートに流出する部分のポートの開度が徐々に増してい
くとともに、センタバイパス通路を開閉するブリードオ
フ用の絞りの開度が小さくなる。さらに第1,第2の圧
力補償弁19,20が、ブリードオフ用絞り手段(以
下、絞り手段という)の前後の差圧が一定になるように
作用するので、前記各切換弁の上記絞り手段を通ってタ
ンクに流出する流量は、ポンプ吐出圧力の大小すなわち
負荷圧力の大小によらず絞り手段の開度により定まる大
きさとなる。従ってアクチュエータに流入する流量も負
荷圧力の大小によらない、いわゆる負荷補償性を持つこ
とになり、例えば、切換弁を中立位置から切換位置への
途中の位置に保持してその切換弁の絞り手段が開いてい
る状態であっても、大きな慣性負荷を駆動したときにポ
ンプ吐出圧力は直ちに回路の最大圧力(例えばリリーフ
弁によって定められた圧力)になり、ポンプ吐出圧力を
切換弁の操作量の調整により、任意に加減して使用する
ことは出来ない。
【0007】一方、旋回モータ用の切換弁9を切り換え
た場合には、切換弁9に内蔵されている絞り手段で発生
した差圧は、上述の第2の圧力補償弁20には導かれて
いないので、通常のブリードオフ制御が行われる。すな
わち、ポンプ吐出圧力が上昇していき、ポンプポートの
圧力が旋回モータにかかる負荷圧力より大きくなったと
きポンプから吐出される圧油が旋回モータに流入しはじ
める。したがって負荷圧力が大きくなればこの切換弁9
に内蔵される絞り手段の開度がより小さくなったとき
に、油圧ポンプ2から吐出される圧油が旋回モータに流
入しはじめるようになる。つまり、負荷圧力の大小によ
り流量特性が変わることになり、第2の油圧ポンプ2の
吐出流量に対する切換弁9に内蔵される絞り手段の開度
の大きさにより、ポンプ吐出圧力を調整できる。このよ
うに旋回モータのような慣性負荷の大きなアクチュエー
タを駆動する場合、駆動圧力を任意に制御することがで
きるため、加速時の駆動圧力を加減して滑らかな加速操
作を実施することができる。
【0008】次に、第1,第2の切換手段25,26を
第2の位置に切り換えると、各圧力補償弁19,20の
受圧室のうち、センタバイパス通路を開閉する絞りの開
度を小さくする側の受圧室がタンクに接続されるので、
第1,第2の圧力補償弁19,20は全開状態に保持さ
れ、これによって切換弁5〜13はそれぞれ負荷圧力補
償性がなくなり、上記のようなブリードオフ制御が行わ
れる。これら各切換弁により、各アクチュエータは圧力
制御が可能である。
【0009】なお、第1,第2の油圧ポンプ1,2の吐
出容量をそれぞれ制御する各吐出容量制御手段3,4
は、各切換弁5〜8,9〜13の第1,第2のセンタバ
イパス通路1a,2a上に設けた固定絞り15,16で
発生する圧力信号により、周知のネガティブ制御をおこ
なうようになっている。つまり、図示しない操作手段、
例えば油圧パイロット弁の操作量に応じて切換弁が操作
され、第1,第2のセンタバイパス通路1a,2aは徐
々に絞られ、最終的には全閉となるが、このとき各セン
タバイパス通路1a,2aを流れる流量は減少していく
ので、固定絞り15,16で発生する圧力信号は小さく
なっていき、これに応じて吐出量制御手段3,4が作動
して第1,第2の油圧ポンプ1,2の吐出流量を増加さ
せていくものである。このポンプ流量特性と、センタバ
イパス絞り特性とによりメータリング特性が定まる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、同図2に示すように第1,第2の切換手段
25,26を第1の位置に切り換えた場合、第1のセン
タバイパス通路1aでは、第1の切換弁群30の上流と
下流との差圧を第1の圧力補償弁19を作動させる差圧
信号とし、第2のセンタバイパス2aでは、切換弁9と
10との間と第2の切換弁群31の下流との差圧を第2
の圧力補償弁20を作動させる差圧信号として使用して
いるために、第2の切換弁群31の切換弁10〜13に
係るアクチュエータには負荷補償特性を与え、切換弁9
には、圧力制御性を与えていた。しかし、負荷補償性を
与える状態では、負荷が過大であると、ポンプの吐出圧
力は、直ちに回路の最大圧力(例えばリリーフ弁によっ
て定められた圧力)になるため、旋回モータのような慣
性負荷の大きなアクチュエータを駆動する場合には、圧
力制御特性を与えるようにして駆動加速時の駆動圧力を
切換弁の操作量により加減して、滑らかな駆動加速操作
を実施していた。しかし、そのアクチュエータは、常時
圧力制御特性を有しているため、作業によって負荷補償
特性を必要とする場合であっても、負荷補償特性を得る
ことができない。
【0011】例えば、この油圧駆動装置が備えられる油
圧ショベルにあっては、旋回とバケットを同時に駆動し
て、地均しを行う場合、旋回モータが圧力制御される状
態にうると、旋回モータにかかる負荷によって、駆動速
度に変化が生じてしまい、均等に均すことが難しくなっ
てしまう。
【0012】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされてもので、その目的は、負荷補償性を必
要とする場合は、単独操作において第1あるいは、第2
の切換弁群に属するいずれの切換弁にも、負荷補償性が
得られると共に、その切換弁に接続されるアクチュエー
タに負荷補償特性を与え、圧力制御性を必要とする場合
は、どのアクチュエータに対しても圧力制御特性を与え
ることができる建設機械の油圧駆動装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、第1,第2の油圧ポンプと、この第1,
第2の油圧ポンプからそれぞれ圧油が供給される第1及
び第2の切換弁群と、この第1及び第2の切換弁群の各
切換弁をそれぞれ直列に接続する第1及び第2のセンタ
バイパス通路と、前記各切換弁に備えられ、前記の各セ
ンタバイパス通路を開閉するブリードオフ用絞り機構を
有する絞り手段と、前記第1及び第2のセンタバイパス
通路における前記各第1,第2の切換弁群の上流側また
は、下流側の一方側にそれぞれ設けられた第1及び第2
の圧力補償弁と、前記各圧力補償弁を制御する第1,第
2の作動制御手段と、前記第1の圧力補償弁に、第1の
切換弁群の上流側と下流側との差圧信号を導く第1の差
圧導入通路を接続した建設機械の油圧駆動装置におい
て、前記第2の圧力補償弁に、前記第2の切換弁群の上
流側と下流側との差圧信号を導く第2の差圧導入通路を
接続した構成にしてある。
【0014】
【作用】本発明は以上のように、第1,第2のセンタバ
イパス通路上の各切換弁群の上流と下流の通路部分のそ
れぞれの差圧信号を各差圧導入通路により各圧力補償弁
へ伝達できる構成にしてあることから、第1,第2の作
動制御手段により、第1,第2の圧力補償弁を作動させ
る状態に制御した場合には、各切換弁群の切換弁のいず
れかを単独で操作した場合に、上記差圧導入通路によっ
て導かれる差圧信号によって圧力補償弁が作動し、その
切換弁により、制御されるアクチュエータに負荷補償特
性を与えることができる。
【0015】また、前記第1,第2の作動制御手段によ
って、いずれか一方の前記圧力補償弁を作動させる状態
に制御し、他方を前記センタバイパス通路が開の状態に
なるように圧力補償弁を制御した場合には、一方側の切
換弁群における切換弁のいずれか単独で操作した場合、
その切換弁には負荷補償性を与え、他方側の切換弁群の
切換弁には、ブリードオフ制御による圧力制御性が与え
られる。
【0016】さらに第1,第2の作動制御手段により第
1,第2の圧力補償弁を前記各センタバイパス通路が開
の状態になるように制御した場合には、両センタバイパ
ス通路が開状態を保つことでブリードオフ制御によりど
のアクチュエータに対しても圧力制御特性を与えること
ができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の建設機械の油圧駆動装置の実
施例を図に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実
施例を示す回路図である。
【0018】第1の実施例を示す図1は、前述した図2
に対応しており、油圧ショベルの油圧駆動装置を例とし
て示している。この図において図2に示す機器、部材と
同等のものは同じ符号で示してある。
【0019】図1に示す第1の実施例にあっても、第
1,第2の可変容量油圧ポンプ1,2と、これらの第
1,第2の油圧ポンプ1,2の吐出容量を制御する吐出
容量制御手段3,4と、第1の油圧ポンプ1に連絡され
る第1のセンタバイパス通路1a上に直列に配置される
切換弁5,6,7,8を含む第1の切換弁群30と、第
2の油圧ポンプ2に連絡される第2のセンタバイパス通
路2a上に直列に配置される切換弁9,10,11,1
2,13を含む第2の切換弁群31と、第1のセンタバ
イパス通路1aにおける第1の切換弁群30の下流側に
配置され、切換弁5,6,7,8に内蔵されるブリード
オフ用絞り機能を有する絞り手段の前後の差圧が一定に
なるように制御する第1の圧力補償弁19と、第1のセ
ンタバイパス通路1aにおける第1の切換弁群30の上
流側の通路部分に接続され、その第1の切換弁群30の
上流側の圧力信号を第1の圧力補償弁19の開度を小さ
くする方に付勢する側の受圧室に導く圧力導入通路21
a及び第1のセンタバイパス通路1aにおける第1の切
換弁群30の下流側の通路部分に接続され、その第1の
切換弁群30の下流側の圧力信号を第1の圧力補償弁1
9の開度を大きくする方に付勢する側の受圧室に導く圧
力導入通路21bからなる第1の差圧導入通路21と、
第2のセンタバイパス通路2aにおける第2の切換弁群
31の下流側に配置され、切換弁9,10,11,1
2,13に内蔵されるブリードオフ用絞り機能を有する
絞り手段の前後の差圧が一定となるように制御する第2
の圧力補償弁20と、第2のセンタバイパス通路2aに
おける第2の切換弁群31の上流側の通路部分に接続さ
れ、その第2の切換弁群31の上流側の圧力信号を第2
の圧力補償弁20の開度を小さくする方に付勢する側の
受圧室の導く圧力導入通路27a及び第2のセンタバイ
パス通路2aにおける第2の切換弁群31の下流側の通
路部分に接続され、その第2の切換弁群31の下流側の
圧力信号を第2の圧力補償弁20の開度を大きくする方
に付勢する側の受圧室に導く圧力導入通路27bからな
る第2の差圧導入通路27と、吐出容量制御手段3,4
の作動をネガティブ制御によって制御する圧力信号を発
生させる抵抗手段、例えば固定絞り15,16と、これ
らの固定絞り15,16で発生する圧力信号が規定圧力
を越えないように制御するリリーフ弁17,18とを備
えている。上記した切換弁5〜13のそれぞれは、走行
右、バケット、ブーム、アーム(合流)、旋回、アー
ム、ブーム(合流)、アタッチメント用予備、走行左の
各アクチュエータに対応して設けられている。
【0020】また、圧力導入通路21a,27aには、
それぞれ第1,第2の作動制御手段としての第1,第2
の切換手段25,26を設け、これらの第1,第2の切
換手段25,26の作動により、第1,第2の圧力補償
弁19,20が作動する状態と、全開のままに保持され
る状態とを切換可能にしたもので、これら第1,第2の
切換手段25,26は圧力導入通路21a,27aをセ
ンタバイパス通路1a,2a上における第1の切換弁群
30の上流側の通路部分と第2の切換弁群31の上流側
の通路部分に接続する第1の位置と、低圧回路であるタ
ンクに接続する第2の位置とを選択手段28,29によ
って選択的に切り換えるようになっている。
【0021】このように構成してある第1の実施例にあ
って、第1の油圧ポンプ1側の制御は前述した図2に示
すものと同等であり、第2の油圧ポンプ2側では、第2
の切換手段26が選択手段29により、第2の圧力補償
弁20が作動する状態である第1の位置に切り換えた場
合には、切換弁9〜13のいずれか1つが切り換えられ
た場合は、その切換弁の切換に伴って発生した差圧信号
が、第2の差圧導入通路27の圧力導入通路27a,2
7bのそれぞれを介して第2の圧力補償弁20の受圧室
に導かれ、その切換弁によって駆動制御されるアクチュ
エータには、負荷補償特性が与えられる。従って、第2
の切換弁群31の切換弁のいずれかをそれぞれ単独で操
作した場合には、負荷補償性が得られ、慣性負荷の大き
なアクチュエータ、例えば旋回モータであっても、負荷
補償特性が得られる。これにより第1の切換弁群30の
バケットと第2の切換弁群31の旋回を同時に操作して
均し作業を容易に行うことができる。
【0022】また、選択手段29により第2の切換手段
26を第2の圧力補償弁20を全開のまま保持する第2
の位置に切り換えた場合には、ブリードオフ制御が可能
となり切換弁9〜13について、アクチュエータに対し
圧力制御を行うことができる。
【0023】また選択手段28,29を操作し、第1,
第2の切換手段25,26のいずれか一方を第1の位置
に切り換え、他方を第2の位置に切り換えた場合に、切
換手段を第1の位置に切り換えた側の切換弁群に属する
切換弁には、負荷補償性が得られ、切換手段を第2の位
置に切り換えた側の切換弁群に属する切換弁には、圧力
制御性が得られる。
【0024】これにより、切換弁群毎に、圧力制御性と
負荷補償性を選択できるため、例えば2つの切換弁を同
時に操作して行う作業の場合、一方側の切換弁群の切換
弁に接続される一つのアクチュエータを負荷補償しなが
ら、他方側の切換弁群の切換弁に接続される一つのアク
チュエータに圧力制御を行うことが可能となり、作業に
応じてアクチュエータの特性を選択して作業性を向上で
きる。
【0025】なお、本実施例における選択手段28,2
9は、電気式、機械式あるいは、油圧式のいずれの手段
でも良く、切換手段もそれらの方法で切り換えられるも
のでも良い。
【0026】
【発明の効果】本発明の建設機械の油圧駆動装置は、以
上のように構成してあることから、アクチュエータに負
荷補償特性を与える状態と、圧力制御特性を与える状態
を任意に切り換えることが出来ることから、第1,第2
の切換弁群の切換弁に接続されるアクチュエータに負荷
補償性を付与した場合には、第1の切換弁群のうちの1
つの切換弁に接続されるアクチュエータと、第2の切換
弁群のうちの1つの切換弁に接続されるアクチュエータ
との複合操作を行う場合に、相互に負荷補償特性が得ら
れるため、負荷の大小によってアクチュエータに供給さ
れる圧油の流量が変化せず、個々のアクチュエータの安
定した駆動速度で作業することができる。
【0027】また第1の切換弁群に接続されるアクチュ
エータに負荷補償特性を与え、第2の切換弁群に接続さ
れるアクチュエータに圧力制御特性を与えるように切り
換えた場合には、操作される第1の切換弁群のうちの1
つの切換弁に接続されるアクチュエータに負荷補償特性
が与えられ、第2の切換弁群の切換弁に接続されるアク
チュエータがどれであっても圧力制御特性が得られるた
め、負荷補償特性を有するアクチュエータと、圧力制御
特性を有するアクチュエータとを組み合わせて作業を行
うことが可能である。
【0028】さらに第1,第2の切換弁群の双方につい
て圧力制御性を与えるように切り換えた場合には、第
1,第2の切換弁群の切換弁に接続されるアクチュエー
タのどれに対しても圧力制御特性を与えることができ
る。
【0029】以上のように、作業に合わせてアクチュエ
ータの負荷補償特性と、圧力制御特性を任意に切り換え
ることができることから作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械の油圧駆動装置の第1の実施
例を示す回路図である。
【図2】従来の建設機械の油圧駆動装置を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
1 第1の可変容量油圧ポンプ 2 第2の可変容量油圧ポンプ 1a 第1のセンタバイパス通路 2a 第2のセンタバイパス通路 3,4 吐出容量制御手段 5〜13 切換弁 15,16 固定絞り 17,18 リリーフ弁 19 第1の圧力補償弁 20 第2の圧力補償弁 21 第1の差圧導入通路 21a,21b 圧力導入通路 25 第1の切換手段 26 第2の切換手段 27 第2の差圧導入通路 27a,27b 圧力導入通路 28,29 選択手段 30 第1の切換弁群 31 第2の切換弁群

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1,第2の油圧ポンプと、この第1,
    第2の油圧ポンプからそれぞれ圧油が供給される第1及
    び第2の切換弁群と、この第1及び第2の切換弁群の各
    切換弁をそれぞれ直列に接続する第1及び第2のセンタ
    バイパス通路と、前記各切換弁に備えられ、前記の各セ
    ンタバイパス通路を開閉するブリードオフ用絞り機構を
    有する絞り手段と、前記第1及び第2のセンタバイパス
    通路における前記各第1,第2の切換弁群の上流側また
    は、下流側の一方側にそれぞれ設けられた第1及び第2
    の圧力補償弁と、前記各圧力補償弁を制御する第1,第
    2の作動制御手段と、前記第1の圧力補償弁に、第1の
    切換弁群の上流側と下流側との差圧信号を導く第1の差
    圧導入通路を接続した建設機械の油圧駆動装置におい
    て、前記第2の圧力補償弁に、前記第2の切換弁群の上
    流側と下流側との差圧信号を導く第2の差圧導入通路を
    接続したことを特徴とする建設機械の油圧駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記第1,第2の作動制御手段を上記第
    1,第2の差圧導入通路にそれぞれ設けた切換手段と
    し、この切換手段の作動により、上記圧力補償弁が作動
    する状態と、全開のままに保持される状態とを切り換え
    可能にしたことを特徴とする請求項1の建設機械の油圧
    駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記切換手段の切り換え状態を選択する
    選択手段を設けたことを特徴とする請求項2の建設機械
    の油圧駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998004784A1 (fr) * 1996-07-26 1998-02-05 Komatsu Ltd. Dispositif de deplacement hydraulique

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WO1998004784A1 (fr) * 1996-07-26 1998-02-05 Komatsu Ltd. Dispositif de deplacement hydraulique

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