JP2001330006A - 建設機械の油圧駆動装置 - Google Patents

建設機械の油圧駆動装置

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JP2001330006A
JP2001330006A JP2000148807A JP2000148807A JP2001330006A JP 2001330006 A JP2001330006 A JP 2001330006A JP 2000148807 A JP2000148807 A JP 2000148807A JP 2000148807 A JP2000148807 A JP 2000148807A JP 2001330006 A JP2001330006 A JP 2001330006A
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Tsukasa Toyooka
司 豊岡
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玄六 杉山
Tsuyoshi Nakamura
剛志 中村
Masao Nishimura
正雄 西村
Yoichi Komori
陽一 古渡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイロット操作装置の操作に応じて増加する
可変容量形油圧ポンプの流量の増加速度を遅くすること
ができる建設機械の油圧駆動装置の提供。 【解決手段】 シャトルブロック21Aが、パイロット
圧を適宜選択し出力するシャトル弁21a,21bを含
むシャトル弁群、シャトル弁21aからの圧が作用する
制御部21c1、パイロット一次圧が入力されるポート
21c2、減圧した圧をポンプコントロール圧としてレ
ギュレータ5に出力するポート21c2を有する減圧弁
21c、シャトル弁21bからの圧が作用する制御部2
1d1、パイロット一次圧が入力されるポート21d
2、減圧した圧をレギュレータ6に出力するポート21
d3を有する減圧弁21d、管路22でパイロット一次
圧を絞る絞り21e、および管路23,24のそれぞれ
でポンプコントロール圧を絞る絞り21f,21gを内
蔵する構成にし、ポンプコントロール圧の立上りを遅く
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルなど
の建設機械に備えられ、パイロットポンプから吐出され
るパイロット圧に応じて、可変容量形油圧ポンプから吐
出される圧油の流量を良好に制御することができる建設
機械の油圧駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械の油圧駆動装置、例えば油圧シ
ョベルの油圧駆動装置には、2つの可変容量形油圧ポン
プ、すなわち第1可変容量形油圧ポンプおよび第2可変
容量形油圧ポンプと、パイロットポンプとを備えるもの
がある。
【0003】これらの第1可変容量形油圧ポンプ、第2
可変容量形油圧ポンプには、圧油の吐出流量を制御する
第1レギュレータ、第2レギュレータが設けられてい
る。
【0004】また、この油圧駆動装置には、第1可変容
量形油圧ポンプおよび第2可変容量形油圧ポンプの少な
くとも一方から供給される圧油によって駆動する複数の
アクチュエータが備えられている。これらのアクチュエ
ータは、例えば走行右モータ、走行左モータ、ブームシ
リンダ、アームシリンダ、バケットシリンダ、旋回モー
タ、および、ブレーカ等のアタッチメントを駆動する予
備用アクチュエータ等である。
【0005】また、この油圧駆動装置には、上述の複数
のアクチュエータのそれぞれに供給される圧油の流れを
制御する複数の方向制御弁が設けられている。
【0006】また、上述のパイロットポンプには、上述
の複数のアクチュエータのそれぞれを操作するパイロッ
ト操作装置が接続されている。
【0007】以下、このような建設機械の従来の油圧駆
動装置を、図に基づいて説明する。
【0008】図8は油圧ショベルの従来の油圧駆動装置
に備えられるパイロット操作装置の構成を示す図、図9
はシャトルブロックの構成を示す図、図10はパイロッ
ト圧、ポンプコントロール圧、およびポンプ流量の関係
を示すタイムチャートである。
【0009】図8に示すように、走行用パイロット操作
装置18は、不図示の右側の走行体に対し前後進を指示
する走行右用操作部18aと、不図示の左側の走行体に
対し前後進を指示する走行左用操作部18bとによって
構成されている。
【0010】また、不図示のブームおよびバケットを操
作するパイロット操作装置19は、バケットクラウドお
よびバケットダンプの操作を行うバケット用操作部19
aと、ブーム上げおよびブーム下げの操作を行うブーム
用操作部19bとによって構成されている。
【0011】また、不図示のアームおよび旋回体の旋回
操作を行うためのパイロット操作装置20は、アームク
ラウドおよびアームダンプの操作を行うアーム用操作部
20aと、旋回体の右旋回および左旋回操作を行う旋回
用操作部20bとによって構成されている。
【0012】これらのパイロット操作装置18〜20の
それぞれは、パイロットポンプ4に接続されている。な
お、パイロットポンプ4とタンクを接続する管路には、
パイロットポンプ4の吐出圧を規定するパイロットリリ
ーフ弁17が設けられている。
【0013】なお、この従来の油圧駆動装置では、図9
に示すように、上述のパイロット操作装置18〜20か
ら出力されるパイロット圧を選択して、選択されたパイ
ロット圧を出力する複数のシャトル弁から成るシャトル
弁群を備えている。シャトル弁21pは、パイロット操
作装置18aから出力される右走行前進側と右走行後進
側とのパイロット圧のうち大きい方のパイロット圧を選
択し出力する。同様に、シャトル弁21q〜21vは、
それぞれ左走行前後進,バケットダンプ・クラウド,ブ
ーム上げ・下げ,アームダンプ・クラウド,旋回右・
左,予備1・予備2の各パイロット圧のうち、大きい方
のパイロット圧を選択し出力する。また、シャトル弁2
1nはブームとアームのパイロット圧のうち大きい方の
パイロット圧を選択して出力し、シャトル弁21oは旋
回と予備のパイロット圧のうち大きい方のパイロット圧
を選択して出力する。さらに、シャトル弁21lはシャ
トル弁21nによって選択されたパイロット圧とバケッ
トパイロット圧のうちの大きい方のパイロット圧を選択
して出力し、シャトル弁21mはシャトル弁21nおよ
びシャトル弁21oのそれぞれによって選択されたパイ
ロット圧のうち大きい方のパイロット圧を選択し出力す
る。
【0014】そして、最終段に設けられたシャトル弁2
1aは、シャトル弁21pとシャトル弁21lによって
選択されたパイロット圧のうち大きい方のパイロット圧
を後述の第1減圧弁21cの切換制御信号として導くよ
うに設けられている。また、シャトル弁21bは、シャ
トル弁21qとシャトル弁21mによって選択されたパ
イロット圧のうち大きい方のパイロット圧を後述の第2
減圧弁21dの切換制御信号として導くように設けられ
ている。
【0015】第1減圧弁21cは、上述のシャトル弁2
1aから出力されるパイロット圧が切換制御信号として
付与される制御部21c1と、パイロットポンプ4から
吐出された圧油の入力ポート21c2と、このパイロッ
ト一次圧を減圧し、不図示の第1可変容量油圧ポンプの
傾転角を制御するためのポンプコントロール圧として第
1レギュレータに出力する出力ポート21c3とを備え
ている。
【0016】同様に、第2減圧弁21cは、シャトル弁
21bから出力されるパイロット圧が切換制御信号とし
て付与される制御部21d1と、入力ポート21d2
と、不図示の第2可変容量油圧ポンプの傾転角を制御す
るためのポンプコントロール圧として第2レギュレータ
に出力する出力ポート21d3とを備えている。
【0017】そして、上述の第1減圧弁21c,第2減
圧弁21dと、上述のシャトル弁21a,21bを含む
シャトル弁群とは、1個のシャトルブロック21F内に
設けられている。
【0018】このように構成される従来の油圧駆動装置
では、所望のアクチュエータ、例えば走行右モータおよ
び走行左モータのそれぞれを駆動する場合、次のように
動作する。
【0019】例えば、走行右用パイロット操作装置18
aを前進側に操作し、左走行用パイロット操作装置18
bを前進側に操作すると、操作に応じたパイロット圧
が、シャトルブロック21Fを介し、走行右モータ用方
向制御弁の前進側のパイロット室、走行左モータ用方向
制御弁の前進側のパイロット室に導かれ、これらの方向
制御弁が切り換えられる。
【0020】一方、右前進側のパイロット圧は、シャト
ル弁21p,21aを介し、切換信号として第1減圧弁
21cの制御部21c1に導かれ、第1減圧弁21cの
弁位置がパイロット圧に応じた位置に制御される。同様
に、左前進側のパイロット圧が、シャトル弁21q,2
1bを介し、切換制御信号として第2減圧弁21dの制
御部21d1に導かれ、第2減圧弁21cの弁位置がパ
イロット圧に応じた位置に制御される。
【0021】各減圧弁21c,21dが各パイロット圧
に応じた弁位置に制御されると、パイロットポンプ4か
らのパイロット一次圧が各減圧弁21c,21dの弁開
度に応じて減圧され、各出力ポート21c3,21d3
からポンプコントロール圧として第1可変容量形油圧ポ
ンプ、および、第2可変容量形油圧ポンプの各レギュレ
ータに導かれ、各々のポンプ傾転角が制御される。
【0022】これにより、第1可変容量形油圧ポンプ、
および、第2可変容量形油圧ポンプからそれぞれの傾転
角に応じた流量が吐出される。
【0023】第1可変容量形油圧ポンプから吐出される
流量は、方向制御弁を介して走行右モータに供給され、
第2可変容量形油圧ポンプから吐出される流量は、方向
制御弁を介して走行左モータに供給され、走行右モー
タ、走行左モータが駆動する。
【0024】以上のような動作において、方向制御弁に
付与されるパイロット圧,レギュレータへのポンプコン
トロール圧,可変容量形油圧ポンプからの吐出流量の時
系列的な関係は、図10に示すようなる。
【0025】パイロット操作装置18を中立状態からフ
ルストロークまで操作すると、パイロット圧は、同図
(a)に示すように立上り開始から時間T1で最大圧力
値に達する。
【0026】一方、減圧弁21c,21dは、パイロッ
ト圧の立上がりとほぼ同時にスプールが移動し始め(弁
が開き始める)、パイロット圧が最大圧力値に達する前
に全開状態となる。ポンプコントロール圧は、減圧弁2
1c,21dのスプールの移動とともに変化し、比較的
短時間T2(T2<T1)でポンプ傾転角が変化し始め
る圧力値Pc1に達し、第1ギュレータ、第2レギュレ
ータに作用する。これに伴い、ポンプ流量も、比較的短
時間で増加し始める。
【0027】また、停止時には、パイロット操作装置1
8の操作に応じて、パイロット圧が低くなり、ポンプコ
ントロール圧、ポンプ吐出流量も、パイロット圧の低下
に伴い低くなる。
【0028】なお、このパイロット圧、ポンプコントロ
ール圧、およびポンプ流量の関係は、他のアクチュエー
タを操作するときも同様である。
【0029】このように、従来の油圧駆動装置では、減
圧弁21c,21dを介し、パイロットポンプからの一
次圧を減圧しポンプコントロール圧として生成するよう
になっているため、パイロット操作装置18〜20から
出力されるパイロット圧を、第1レギュレータおよび第
2レギュレータのそれぞれに短時間で作用させることが
できる。これにより、パイロット操作装置18〜20の
操作に対するアクチュエータの応答性を向上させること
ができる。
【0030】なお、この種の公知技術として、特開平1
1−82416号公報に示されるものがある。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
応答性の優れた従来の油圧駆動装置では、パイロット圧
の増加に対するポンプ流量の増加速度が速すぎ、方向制
御弁のスプールが移動する以前に可変容量形油圧ポンプ
からの吐出流量が増加し、特に起動時にショックが生じ
るという問題がある。すなわち、方向制御弁が開状態と
なる以前にポンプ吐出流量が増加するため、開状態とな
った途端にアクチュエータに圧油が一気に流れ込み、作
業機、旋回体、および走行体が急激に動作し、このよう
な動作に伴なって、建設機械の車体には、ゆれや、衝撃
によるショックなどが発生し、乗り心地あるいは操作性
が悪くなりやすいという問題があった。
【0032】本発明の目的は、上述の問題を考慮してな
されたのもで、パイロット操作装置の操作によるパイロ
ット圧の立上りに伴なって吐出されるポンプ流量の増加
速度を遅くすることができる建設機械の油圧駆動装置を
提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、可変容量形油圧ポンプ
と、パイロットポンプと、前記可変容量形油圧ポンプか
ら吐出される圧油の流量を制御するレギュレータと、前
記可変容量形油圧ポンプから吐出された圧油によって駆
動するアクチュエータと、前記可変容量形油圧ポンプか
ら前記アクチュエータに供給される圧油の流れを制御す
る方向制御弁と、前記パイロットポンプに接続され、前
記方向制御弁を操作するパイロット操作装置と、このパ
イロット操作装置から出力されるパイロット圧が切換制
御信号として付与される制御部を有し、前記パイロット
ポンプからの吐出圧を減圧しポンプコントロール圧とし
て前記レギュレータに出力する減圧弁と、前記パイロッ
ト操作装置から出力されるパイロット圧を選択し、この
選択されたパイロット圧を前記減圧弁の前記制御部に出
力するシャトル弁を含む複数のシャトル弁から成るシャ
トル弁群とを備えている建設機械の油圧駆動装置におい
て、前記減圧弁と前記パイロットポンプとを接続する管
路に絞りを設けるとともに、前記減圧弁、前記シャトル
弁群、および前記絞りを内蔵するシャトルブロックを設
けた構成にしている。
【0034】このように構成した請求項1に係る発明で
は、アクチュエータを駆動させるに際し、次のように動
作する。
【0035】パイロット操作装置を操作すると、操作に
応じたパイロット圧が、一方ではシャトルブロックを介
して方向制御弁に付与されて、この方向制御弁がパイロ
ット圧に応じた弁位置に切り換わる。
【0036】同時に、このパイロット圧は、シャトル弁
群で選択されて、切換制御信号として減圧弁の制御部に
付与される。これにより、この減圧弁は、パイロット圧
に応じた弁位置に切り換わり、パイロットポンプからの
吐出圧が入力される。
【0037】この間、第1絞りにより、パイロットポン
プからの吐出圧が絞られる。これにより、減圧弁に入力
されるパイロット圧は、立上りが緩やかになる。
【0038】そして、減圧弁は、減圧したパイロット圧
をポンプコントロール圧としてレギュレータに出力す
る。このとき、レギュレータに出力されるポンプコント
ロール圧は、緩やかに立ち上がるパイロット圧に応じ
て、緩やかに立ち上がる。
【0039】これにより、レギュレータは、ポンプコン
トロール圧の立上りの緩やかさに応じて、可変容量形油
圧ポンプの流量を徐々に増加させる。
【0040】このようにして、請求項1に係る発明で
は、パイロット操作装置の操作によるパイロット圧の立
上りに伴なって吐出されるポンプ流量の増加速度を遅く
することができる。
【0041】また、請求項2に係る発明は、可変容量形
油圧ポンプと、パイロットポンプと、前記可変容量形油
圧ポンプから吐出される圧油の流量を制御するレギュレ
ータと、前記可変容量形油圧ポンプから吐出された圧油
によって駆動するアクチュエータと、前記可変容量形油
圧ポンプから前記アクチュエータに供給される圧油の流
れを制御する方向制御弁と、前記パイロットポンプに接
続され、前記方向制御弁を操作するパイロット操作装置
と、このパイロット操作装置から出力されるパイロット
圧が切換制御信号として付与される制御部を有し、前記
パイロットポンプからの吐出圧を減圧しポンプコントロ
ール圧として前記レギュレータに出力する減圧弁と、前
記パイロット操作装置から出力されるパイロット圧を選
択し、この選択されたパイロット圧を前記減圧弁の前記
制御部に出力するシャトル弁を含む複数のシャトル弁か
ら成るシャトル弁群とを備えている建設機械の油圧駆動
装置において、前記減圧弁と前記レギュレータとを接続
する管路に絞りを設け、前記減圧弁、前記シャトル弁
群、および前記絞りを内蔵するシャトルブロックを設け
た構成にしている。
【0042】このように構成した請求項2に係る発明で
は、アクチュエータを駆動させるに際し、次のように動
作する。
【0043】パイロット操作装置が操作されると、操作
に応じたパイロット圧が、一方では、シャトルブロック
を介して方向制御弁に付与され、この方向制御弁がパイ
ロット圧に応じた弁位置に切り換わる。
【0044】同時に、このパイロット圧は、シャトル弁
群によって選択されて、切換制御信号として減圧弁の制
御部に付与される。これにより、この減圧弁は、パイロ
ット圧に応じた弁位置に切り換わり、パイロットポンプ
からの吐出圧が入力される。そして、パイロット圧を減
圧してポンプコントロール圧としてレギュレータに出力
する。
【0045】この間、絞りにより、減圧弁から出力され
たポンプコントロール圧が絞られる。これにより、レギ
ュレータに出力されるポンプコントロール圧を、緩やか
に立ち上げることができる。
【0046】そして、レギュレータは、ポンプコントロ
ール圧の立上りの緩やかさに応じて可変容量形油圧ポン
プの流量を徐々に増加させる。
【0047】このようにして、請求項2に係る発明で
は、パイロット操作装置の操作によるパイロット圧の立
上りに伴なって吐出されるポンプ流量の増加速度を遅く
することができる。
【0048】また、請求項3に係る発明は、可変容量形
油圧ポンプと、パイロットポンプと、前記可変容量形油
圧ポンプから吐出される圧油の流量を制御するレギュレ
ータと、前記可変容量形油圧ポンプから吐出された圧油
によって駆動するアクチュエータと、前記可変容量形油
圧ポンプから前記アクチュエータに供給される圧油の流
れを制御する方向制御弁と、前記パイロットポンプに接
続され、前記方向切換弁を操作するパイロット操作装置
と、このパイロット操作装置から出力されるパイロット
圧が切換制御信号として付与される制御部を有し、前記
パイロットポンプからの吐出圧を減圧しポンプコントロ
ール圧として前記レギュレータに出力する減圧弁と、前
記パイロット操作装置から出力されるパイロット圧を選
択し、この選択されたパイロット圧を前記減圧弁の前記
制御部に出力するシャトル弁を含む複数のシャトル弁か
ら成るシャトル弁群とを備えている建設機械の油圧駆動
装置において、前記減圧弁と前記パイロットポンプとを
接続する管路に第1絞りを設け前記減圧弁と前記レギュ
レータとを接続する管路に第2絞りを設け、前記減圧
弁、前記シャトル弁群、前記第1絞り、および前記第2
絞りを内蔵するシャトルブロックを設けた構成にしてい
る。
【0049】このように構成した請求項3に係る発明で
は、アクチュエータを駆動させるに際し、次のように動
作する。
【0050】パイロット操作装置が操作されると、操作
に応じたパイロット圧が、一方では、シャトルブロック
を介して方向制御弁に付与され、方向制御弁がパイロッ
ト圧に応じた弁位置に切り換わる。
【0051】同時に、このパイロット圧は、シャトル弁
群によって選択されて、切換制御信号として減圧弁の制
御部に付与される。これにより、この減圧弁は、パイロ
ット圧に応じた弁位置に切り換わり、パイロットポンプ
からの吐出圧が入力される。
【0052】この間、第1絞りにより、パイロットポン
プからの吐出圧が絞られる。これにより、減圧弁に入力
されるパイロット圧は、立ち上が緩やかになる。
【0053】そして、減圧弁は、減圧したパイロット圧
をポンプコントロール圧としてレギュレータに出力す
る。
【0054】この間、第2絞りにより、減圧弁から出力
されたポンプコントロール圧がさらに絞られる。これに
より、レギュレータに出力されるポンプコントロール圧
を、さらに緩やかに立ち上げることができる。
【0055】そして、レギュレータは、ポンプコントロ
ール圧の立上りの緩やかさに応じて可変容量形油圧ポン
プの流量を徐々に増加させる。
【0056】このようにして、請求項3に係る発明で
は、パイロット操作装置の操作によるパイロット圧の立
上りに伴なって吐出されるポンプ流量の増加速度を遅く
することができる。
【0057】また、請求項4に係る発明は、可変容量形
油圧ポンプと、パイロットポンプと、前記可変容量形油
圧ポンプから吐出される圧油の流量を制御するレギュレ
ータと、前記可変容量形油圧ポンプから吐出された圧油
によって駆動するアクチュエータと、前記可変容量形油
圧ポンプから前記アクチュエータに供給される圧油の流
れを制御する方向制御弁と、前記パイロットポンプに接
続され、前記方向制御弁を操作するパイロット操作装置
と、このパイロット操作装置から出力されるパイロット
圧が切換制御信号として付与される制御部を有し、前記
パイロットポンプからの吐出圧を減圧しポンプコントロ
ール圧として前記レギュレータに出力する減圧弁と、前
記パイロット操作装置から出力されるパイロット圧を選
択し、この選択されたパイロット圧を前記減圧弁の前記
制御部に出力するシャトル弁を含む複数のシャトル弁か
ら成るシャトル弁群とを備えている建設機械の油圧駆動
装置において、前記減圧弁の前記制御部と前記シャトル
弁とを接続する管路に絞りを設け、前記減圧弁、前記シ
ャトル弁群、および前記絞りを内蔵するシャトルブロッ
クを設けた構成にしている。
【0058】このように構成した請求項4に係る発明で
は、アクチュエータを駆動させるに際し、次のように動
作する。
【0059】パイロット操作装置が操作されると、操作
に応じたパイロット圧が、一方では、シャトルブロック
を介して方向制御弁に付与され、方向制御弁がパイロッ
ト圧に応じた弁位置に切り換わる。
【0060】同時、このパイロット圧は、シャトル弁群
によって選択され、該当するシャトル弁から出力され
て、切換制御信号として減圧弁の制御部に付与される。
【0061】この間、絞りにより、切換制御信号として
出力されるパイロット圧が絞られる。これにより、減圧
弁の制御部に付与されるパイロット圧が緩やかに立ち上
がり、減圧弁が徐々に切り換わる。
【0062】これにより、減圧弁にはパイロットポンプ
からの吐出圧徐々に入力されるので、この減圧弁から
は、緩やかに立ち上がるポンプコントロール圧をレギュ
レータに出力することができる。
【0063】そして、レギュレータは、ポンプコントロ
ール圧の立上りの緩やかさに応じて、可変容量形油圧ポ
ンプの流量を徐々に増加させる。
【0064】このようにして、請求項4に係る発明で
は、パイロット操作装置の操作によるパイロット圧の立
上りに伴なって吐出されるポンプ流量の増加速度を遅く
することができる。
【0065】また、請求項5に係る発明は、可変容量形
油圧ポンプと、パイロットポンプと、前記可変容量形油
圧ポンプから吐出される圧油の流量を制御するレギュレ
ータと、前記可変容量形油圧ポンプから吐出された圧油
によって駆動するアクチュエータと、前記可変容量形油
圧ポンプから前記アクチュエータに供給される圧油の流
れを制御する方向制御弁と、前記パイロットポンプに接
続され、前記方向制御弁を操作するパイロット操作装置
と、このパイロット操作装置から出力されるパイロット
圧を選択し、この選択されたパイロット圧をポンプコン
トロール圧として前記レギュレータに出力するシャトル
弁を含む複数のシャトル弁から成るシャトル弁群とを備
えている建設機械の油圧駆動装置において、前記シャト
ル弁と前記レギュレータとを接続する管路に絞りを設
け、前記シャトル弁群および前記絞りを内蔵するシャト
ルブロックを設けた構成にしている。
【0066】このように構成した請求項5に係る発明で
は、アクチュエータを駆動させるに際し、次のように動
作する。
【0067】パイロット操作装置が操作されると、操作
に応じたパイロット圧が、一方では、シャトルブロック
を介して方向制御弁に付与され、方向制御弁がパイロッ
ト圧に応じた弁位置に切り換わる。
【0068】同時に、このパイロット圧は、シャトル弁
群によって選択されて、ポンプコントロール圧としてレ
ギュレータに付与される。
【0069】この間、絞りにより、ポンプコントロール
圧が絞られる。これにより、レギュレータに出力される
ポンプコントロール圧を、緩やかに立ち上げることがで
きる。
【0070】そして、レギュレータは、ポンプコントロ
ール圧の立上りの緩やかさに応じて、可変容量形油圧ポ
ンプの流量を徐々に増加させる。
【0071】このようにして、請求項5に係る発明で
は、パイロット操作装置の操作によるパイロット圧の立
上りに伴なって吐出されるポンプ流量の増加速度を遅く
することができる。
【0072】
【発明の実施の形態】以下、本発明の建設機械の油圧駆
動装置の実施形態について図に基づいて説明する。
【0073】図1は、本発明の第1の実施形態を示す油
圧回路図である。図2は、図1に示す第1の実施形態に
備えられるシャトルブロックの構成を示す図である。図
3は、図1に示す第1の実施形態のパイロット圧、ポン
プコントロール圧、およびポンプ流量の関係を示すタイ
ムチャートである。なお、図1,2に示す符号のうち、
前述の図9,10に示した構成要素と同等のものには同
じ符号を付している。
【0074】第1の実施形態は、建設機械、例えば油圧
ショベルに備えられるもので、次のように構成してい
る。
【0075】すなわち、この第1の実施形態は、図1に
示すように、エンジン1によって駆動する例えば2つの
可変容量形油圧ポンプ、すなわち第1可変容量形油圧ポ
ンプ2および第2可変容量形油圧ポンプ3と、パイロッ
トポンプ4とを備えている。また、第1可変容量形油圧
ポンプ2から吐出される圧油の流量を制御する第1レギ
ュレータ5、および第2可変容量形油圧3ポンプから吐
出される圧油の流量を制御する第2レギュレータ6を備
えている。また、パイロットポンプ4の吐出圧、すなわ
ちパイロット一次圧を規定するパイロットリリーフ弁1
7を備えている。
【0076】また、この第1の実施形態は、上述の第1
可変容量形油圧ポンプ2および上述の第2可変容量形油
圧ポンプ3の少なくとも一方から吐出された圧油によっ
て駆動する不図示の第1アクチュエータおよび不図示の
第2アクチュエータを備えている。第1アクチュエータ
としては、例えば、走行右モータ、バケットシリンダ、
第1ブームシリンダ、および第2アームシリンダが設け
られ、また、第2アクチュエータとしては、走行左モー
タ、第2ブームシリンダ、第1アームシリンダ、旋回モ
ータ、および、ブレーカ等のアタッチメントを駆動する
予備アクチュエータが設けられている。
【0077】また、この第1の実施形態は、上述した走
行右モータ、走行左モータによって駆動する不図示の走
行体と、上述した旋回モータによって旋回する不図示の
旋回体と、上述の第1,第2ブームシリンダ、上述の第
1,第2アームシリンダ、および上述のバケットシリン
ダ、すなわちフロント駆動用アクチュエータのそれぞれ
によって駆動する不図示のブーム、アーム、およびバケ
ットとを備えている。
【0078】また、この第1の実施形態は、図1に示す
ように、上述の第1アクチュエータおよび第2アクチュ
エータのそれぞれに供給される圧油の流れを制御する複
数の方向制御弁を内蔵するコントロールバルブ7を備え
ている。
【0079】このコントロールバルブ7は、上述の第1
可変容量形油圧ポンプ2および第2可変容量形油圧ポン
プ3の少なくとも一方から第1アクチュエータ、第2ア
クチュエータのそれぞれに供給される圧油の流れを制御
する第1方向制御弁、第2方向制御弁を備えている。
【0080】すなわち、第1方向制御弁は、例えば走行
右用方向制御弁8、バケット用方向制御弁9、第1ブー
ム用方向制御弁10、および第2アーム用方向制御弁1
1である。また、第2方向制御弁は、例えば旋回用方向
制御弁12、第1アーム用方向制御弁13、第2ブーム
用方向制御弁14、予備用方向制御弁15、および走行
左用方向制御弁16である。
【0081】また、この第1の実施形態は、上述のパイ
ロットポンプ4に接続され、上述の第1アクチュエータ
および上述の第2アクチュエータを操作する前述の図8
に示すパイロット操作装置18〜20を備えている。
【0082】すなわち、走行用パイロット操作装置18
は、右側の走行体に対し前後進を指示する走行右用操作
部18aと、左側の走行体に対し前後進を指示する走行
左用操作部18bとによって構成されている。また、パ
イロット操作装置19は、バケットクラウドおよびバケ
ットダンプの操作を行うバケット用操作部19aと、ブ
ーム上げおよびブーム下げの操作を行うブーム用操作部
19bとによって構成されている。また、パイロット操
作装置20は、アームクラウドおよびアームダンプの操
作を行うアーム用操作部20aと、旋回体の右旋回およ
び左旋回操作を行う旋回用操作部20bとによって構成
されている。
【0083】また、この第1の実施形態は、図2に示す
ように、上述のパイロット操作装置18〜20から出力
されるパイロット圧を付与されて切り換わる第1減圧弁
21cおよび第2減圧弁21dを備えている。
【0084】第1減圧弁21cは、パイロット圧が切換
制御信号として付与される制御部21cと、パイロット
ポンプ4からの吐出圧が入力される第1ポート21c2
と、減圧したパイロット圧をポンプコントロール圧とし
て上述の第1レギュレータ5に出力する第2ポート21
c3とを備えている。
【0085】同様に、第2の減圧弁21dは、パイロッ
ト圧が切換制御信号として付与される制御部21d1
と、パイロットポンプ4からの吐出圧が入力される第1
ポート21d2と、減圧したパイロット圧をポンプコン
トロール圧として上述の第2レギュレータ6に出力する
第2ポート21d3とを備えている。
【0086】また、この第1の実施形態は、同図2に示
すように、上述のパイロット操作装置18〜20から出
力されるパイロット圧を選択して出力するシャトル弁群
を備えている。
【0087】すなわち、前述の従来技術と同様に、シャ
トル弁21pは、パイロット操作装置18aから出力さ
れる右走行前進側と右走行後進側とのパイロット圧のう
ち大きい方のパイロット圧を選択し出力する。同様に、
シャトル弁21q〜21vは、それぞれ左走行前後進,
バケットダンプ・クラウド,ブーム上げ・下げ,アーム
ダンプ・クラウド,旋回右・左,予備1・予備2の各パ
イロット圧のうち、大きい方のパイロット圧を選択し出
力する。また、シャトル弁21nはブームとアームのパ
イロット圧のうち大きい方のパイロット圧を選択して出
力し、シャトル弁21oは旋回と予備のパイロット圧の
うち大きい方のパイロット圧を選択して出力する。さら
に、シャトル弁21lはシャトル弁21nによって選択
されたパイロット圧とバケットパイロット圧のうちの大
きい方のパイロット圧を選択して出力し、シャトル弁2
1mはシャトル弁21nおよびシャトル弁21oのそれ
ぞれによって選択されたパイロット圧のうち大きい方の
パイロット圧を選択し出力する。
【0088】そして、最終段に設けられたシャトル弁2
1aは、シャトル弁21pとシャトル弁21lによって
選択されたパイロット圧のうち大きい方のパイロット圧
を上述の第1減圧弁21cの切換制御信号として導くよ
うに設けられている。また、シャトル弁21bは、シャ
トル弁21qとシャトル弁21mによって選択されたパ
イロット圧のうち大きい方のパイロット圧を上述の第2
減圧弁21dの切換制御信号として導くように設けられ
ている。
【0089】特に、この第1の実施形態では、同図2に
示すように、第1減圧弁21cの第1ポート21c2お
よび第2減圧弁21dの第1ポート21d2のそれぞれ
と、パイロットポンプ4とを接続する管路22に、第1
絞り21eを設けている。
【0090】また、第1減圧弁21cの第2ポート21
c3と、第1レギュレータ5とを接続する管路23に、
第2絞り21fを設けている。
【0091】さらに、第2減圧弁21dの第2ポート2
1d3と、第2レギュレータ5とを接続する管路24
に、第3絞り21gを設けている。
【0092】そして、上述の第1減圧弁21c、上述の
第2減圧弁21d、上述のシャトル弁21a,21b,
21l〜21v、上述の第1絞り21e、上述の第2絞
り21f、および上述の第3絞り21gをシャトルブロ
ック21Aに内蔵している。
【0093】このように構成した第1の実施形態は、所
望のアクチュエータ、例えば走行右モータおよび走行左
モータのそれぞれを駆動させるに際し、次のように動作
する。
【0094】例えば、パイロット操作装置18の走行右
用操作部18aおよび走行左用操作部18bを前進側に
操作すると、操作に応じたパイロット圧が、これらの走
行操作部18a、18bのそれぞれから出力され、シャ
トルブロック21Aを介し、走行右用方向制御弁8のパ
イロット室、走行左用方向制御弁16のパイロット室に
導かれ、これらの方向制御弁8,16を切り換える。
【0095】一方、右前進側のパイロット圧は、図2に
示すように、シャトル弁21p,21aを介し、切換制
御信号として第1減圧弁21cの制御部21c1に導か
れ、これにより、第1減圧弁21cがパイロット圧に応
じた弁位置に切り換えられる。同様に、左前進側のパイ
ロット圧は、シャトル弁21q,21bを介し、切換制
御信号として第2減圧弁21dの制御部21d1に導か
れ、これにより、第2減圧弁21dがパイロット圧に応
じた弁位置に切り換えられる。
【0096】これに伴ない、パイロットポンプ4から吐
出されてシャトルブロック21A内の管路22に導かれ
たパイロット一次圧は、第1減圧弁21cの第1ポート
21c2および第2減圧弁21dの第1ポート21d2
のそれぞれに入力される。
【0097】この間、上述の管路22では、第1絞り2
1eにより、パイロット一次圧が絞られる。これによ
り、第1減圧弁21cの第1ポート21c2および第2
減圧弁21dの第1ポート21d2のそれぞれに入力さ
れるパイロット圧は立上りが緩やかになる。
【0098】そして、第1減圧弁21cは、入力された
パイロット圧を減圧し、ポンプコントロール圧として第
2ポート21c3から管路23に出力する。同様に、第
2減圧弁21dは、入力されたパイロット圧を減圧し、
ポンプコントロール圧として第2ポート21d3から管
路24に出力する。
【0099】この間、上述の管路23では、第2絞り2
1fにより、第1減圧弁21cの第2ポート21c3か
ら出力されたポンプコントロール圧が絞られ、このポン
プコントロール圧の立上りがさらに緩やかになる。同様
に、上述の管路24でも、第3絞り21gにより、第2
減圧弁21dの第2ポート21d3から出力されたポン
プコントロール圧が絞られ、このポンプコントロール圧
の立上りがさらに緩やかになる。
【0100】そして、第1レギュレータ5、第2レギュ
レータ6は、ポンプコントロール圧の立上りの緩やかさ
に応じて、第1可変容量形油圧ポンプ2、第2可変容量
形油圧ポンプ3の流量を徐々に増加させる。これによ
り、第1可変容量形油圧ポンプ2は、走行右用方向制御
弁8を介して走行右モータに圧油を徐々に供給する。同
様に、第2可変容量形油圧ポンプ3は、走行左用方向制
御弁16を介して走行左モータに圧油を徐々に供給す
る。
【0101】以上のような動作において、走行右用方向
制御弁8、走行左用方向制御弁16に付与されるパイロ
ット圧と、第1レギュレータ5、第2レギュレータ6へ
付与されるポンプコントロール圧と、第1可変容量形油
圧ポンプ2、第2可変容量形油圧ポンプ3から吐出され
る吐出流量との時系列的な関係は、図3(a)〜(c)
に示すようになる。
【0102】パイロット操作装置18を中立状態からフ
ルストロークまで操作すると、パイロット圧は、同図
(a)に示すように、急激に立上り、この立上り開始か
ら時間T1で最大圧力値に達する。
【0103】このとき、まず、第1絞り21eによっ
て、減圧弁21c,21dのそれぞれに入力されるパイ
ロット圧の立上りが緩やかになる。次に、第2絞り21
f、第3絞り21gによって、レギュレータ5,6に付
与されるポンプコントロール圧の立上りが緩やかにな
る。すなわち、ポンプコントロール圧は、減圧弁21
c、21dのスプールの移動とともに変化し、同図
(b)に示すようにパイロット圧の立上り速度に比べて
遅い速度で立ち上がり、前述の従来技術の時間T2より
も遅い時間T3(T2<T3<T1)でポンプ傾転角が
変化し始める圧力値Pc1に達して、レギュレータ5,
6に緩やかに作用する。
【0104】これにより、同図(c)に示すように、ポ
ンプ流量を徐々に増加させ、時間T1でポンプ流量は、
前述の従来技術のポンプ流量Q1よりも少ないポンプ流
量Q2とすることができる。
【0105】また、停止時には、パイロット操作装置1
8の操作に応じてパイロット圧が立ち下がる。
【0106】このとき、レギュレータ5,6のそれぞれ
に作用していたポンプコントロール圧は、第2絞り21
f、第3絞り21gを通過してドレンに戻る。すなわ
ち、ポンプコントロール圧は、同図(b)の1点鎖線C
に示すように立上り時と比べれば速く立ち下がるもの
の、前述の従来技術に比べれば緩やかに立ち上がり、最
小圧力値で一定となる。このとき、ポンプ流量は、ポン
プコントロール圧の立下りに応じて、同図(c)の1点
鎖線Eに示すように比較的緩やかに立ち下がり、最小圧
力値で一定となる。
【0107】また、パイロット操作装置18を中立状態
からフルストロークまでの操作を繰り返し、走行モータ
を連続動作させる場合では、パイロット圧が立ち下がっ
てから実線Aに示すように再び立が上るのに応じて、ポ
ンプコントロール圧は、最小圧力値付近まで比較的緩や
かに立ち下がってから再び同図(b)の実線Bで示すよ
うに立ち上がる。そして、ポンプ流量は、ポンプコント
ロール圧が圧力値Pc1に達すると、立下りから立上り
に転じて同図(c)実線Dで示すように増加する。すな
わち、可変容量形油圧ポンプ2,3のポンプ傾転は、最
小傾転に至る前に再び流量を増加し始める。
【0108】なお、上述の絞り21e,21f,21g
は、他のアクチュエータを駆動させる際にも同様に作用
し、パイロット圧、ポンプコントロール圧、およびポン
プ流量の時系列的な関係は上述のようになる。
【0109】このように、第1の実施形態では、第1絞
り21eでパイロット一次圧の圧油の流れを絞り、さら
に第2絞り21fおよび第3絞り21gのそれぞれでポ
ンプコントロール圧の圧油の流れを絞ることによって、
パイロット操作装置18〜20の操作によるパイロット
圧の立上りに伴なって吐出されるポンプ流量の増加速度
を遅くすることができる。これにより、作業機、旋回
体、および走行体を緩やかに起動させることができる。
したがって、作業機、旋回体、および走行体の急激な動
作を防止でき、従来よりも乗り心地を良くすることがで
きる。また、従来よりも操作性を向上させることができ
る。
【0110】また、第1の実施形態では、パイロット圧
の立下り時には、ポンプコントロール圧は第2絞り21
f、第3絞り21gを通過することによって比較的緩や
かに立ち下がり、これにより、作業機、旋回体、および
走行体を比較的緩やかに停止させることができ、この場
合も良好な乗り心地を確保できる。さらに、作業機、旋
回体、および走行体の連続動作に際しては、可変容量形
油圧ポンプ2,3の傾転が最小値に至らない状態で流量
を供給でき、円滑な動作を実現できる。
【0111】図4は、本発明の第2の実施形態に備えら
れるシャトルブロックの構成を示す図である。
【0112】この第2の実施形態に備られるシャトルブ
ロック21Bには、図4に示すように、第1絞り21e
だけを内蔵する構成にしている。その他の構成は第1の
実施形態と同様の構成にしている。
【0113】このように構成した第2の実施形態では、
第1絞り21eでパイロット一次圧を絞ることによっ
て、パイロット操作装置18〜20の操作によるパイロ
ット圧の立上りに伴なって吐出されるポンプ流量の増加
速度を遅くすることができる。これにより、作業機、旋
回体、および走行体の急激な動作防止でき、従来よりも
乗り心地を良くすることができる。
【0114】図5は、本発明の第3の実施形態に備えら
れるシャトルブロックの構成を示す図である。
【0115】この第3の実施形態に備えられるシャトル
ブロック21Cには、図5に示すように、第2絞り21
fおよび第3絞り21gだけを内蔵した構成にしてい
る。その他の構成は第1,第2実施形態と同様の構成に
している。
【0116】このように構成した第3の実施形態では、
第2絞り21fで第1減圧弁21cの第2ポートから出
力されるポンプコントロール圧の圧油の流れを絞り、第
3の絞り21gで第2減圧弁21dの第2ポートから出
力されるポンプコントロール圧の圧油の流れを絞る。こ
れにより、パイロット操作装置18〜20の操作による
パイロット圧の立上りに伴なって吐出されるポンプ流量
の増加速度を遅くすることができ、作業機、旋回体、お
よび走行体の急激な動作防止でき、従来よりも乗り心地
を良くすることができる。
【0117】図6は、本発明の第4の実施形態に備えら
れるシャトルブロックの構成を示す図である。
【0118】この第4の実施形態は、上述の第1〜第3
の実施形態のシャトルブロック21A〜21Cに代えて
シャトルブロック21Dを備えている。その他の構成は
第1〜第3の実施形態と同様の構成にしている。
【0119】すなわち、この第4の実施形態に備えられ
るシャトルブロック21Dには、前述の第1絞り21
e、第2絞り21f、および第3絞り21gのいずれも
内蔵せず、別に第1絞り21h,第2絞り21iを内蔵
した構成にしている。
【0120】第1絞り21hは、第1減圧弁21cの制
御部21c1と、シャトル弁21aとを接続する管路2
5に設けている。
【0121】第2絞り21iは、第2の減圧弁21dの
制御部21d1と、シャトル弁21d1とを接続する管
路26に設けている。
【0122】このように構成した第4の実施形態では、
第1絞り21h、第2絞り21iにより、シャトル弁2
1a、シャトル弁21bから出力されるパイロット圧が
絞られて、第1減圧弁21cの制御部21c1、第2減
圧弁21dに付与される切換制御信号が緩やかに立ち上
がる。これにより、減圧弁21c、21dは徐々に切り
換わる。
【0123】これに伴なって、これらの第1減圧弁21
cの第1ポート21c2、第2減圧弁21dの第1ポー
ト21d2には、パイロットポンプ4からの減圧用圧が
徐々に入力され、第1減圧弁21c、第2減圧弁21d
の第2ポート21c3,21d3から立上りの緩やかな
ポンプコントロール圧が第1レギュレータ5、第2レギ
ュレータ6に出力される。これにより、第1レギュレー
タ5、第2レギュレータ6は、第1可変容量形油圧ポン
プ5、第2可変容量形油圧ポンプ6のポンプ流量を徐々
に増加させる。
【0124】したがって、前述した各実施形態における
のと同様に、作業機、旋回体、および走行体の急激な動
作を防止でき、乗り心地を良くすることができる。
【0125】図7は、第5の実施形態に備えられるシャ
トルブロックの構成を示す図である。
【0126】この第5の実施形態は、上述の第1〜第4
の実施形態のそれぞれのシャトルブロック21A〜21
Dに代えて、シャトルブロック21Eを備えている。そ
の他の構成は第1〜第4の実施形態と同様の構成にして
いる。
【0127】すなわち、第1〜第4の実施形態のシャト
ルブロック21A〜21Dには、第1減圧弁21cおよ
び第2減圧弁21dを設けられているが、この第5の実
施形態に備えられるシャトルブロック21Eには、減圧
弁21c,21dが設けられていない。つまり、このシ
ャトルブロック21Eは、シャトル弁21aおよびシャ
トル弁21bを含むシャトル弁群と、シャトル弁21a
と第1レギュレータ5を接続する管路27と、シャトル
弁21bと第2レギュレータ6を接続する管路28と、
これらの管路27,28のそれぞれに設けられる第1絞
り21j,第2絞り21kとを内蔵している。
【0128】このように構成した第5の実施形態では、
絞り21jが、シャトル弁21aから出力されるパイロ
ット圧を絞り、ポンプコントロール圧の立上りを緩やか
にする。また、絞り21kが、シャトル弁21bから出
力されるパイロット圧を絞り、ポンプコントロール圧の
立上りを緩やかにする。これにより、第1レギュレータ
5は、第1可変容量形油圧ポンプ2の流量を徐々に増加
させ、第2レギュレータ6は、第2可変容量形油圧ポン
プ3の流量を徐々に増加させる。したがって、この第5
の実施形態でも、第1〜第4の実施形態と同様にポンプ
の流量の増加速度を遅くすることができる。
【0129】
【発明の効果】以上のように、各請求項に係る発明で
は、絞りによって、ポンプコントロール圧の立上りを緩
やかにし、可変容量形油圧から吐出される流量の増加速
度を遅くすることができ、これにより、アクチュエータ
の急激な動作防止でき、従来よりも乗り心地を良くする
ことができる。また、操作性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械の油圧駆動装置の第1の実施
形態を示す油圧回路図である。
【図2】図1に示す第1の実施形態に備えられるシャト
ルブロックの構成を示す図である。
【図3】図1に示す第1の実施形態のパイロット圧、ポ
ンプコントロール圧、およびポンプ流量の関係を示すタ
イムチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態に備えられるシャトル
ブロックの構成を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に備えられるシャトル
ブロックの構成を示す図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に備えられるシャトル
ブロックの構成を示す図である。
【図7】本発明の第5の実施形態に備えられるシャトル
ブロックの構成を示す図である。
【図8】従来の油圧ショベルの油圧駆動装置に備えられ
るパイロット操作装置の構成を示す図である。
【図9】従来の油圧ショベルの油圧駆動装置に備えられ
るシャトルブロックの構成の一例を示す図である。
【図10】図9に示すシャトルブロックを備えている従
来の油圧駆動装置におけるパイロット圧、ポンプコント
ロール圧、およびポンプ流量の関係を示すタイムチャー
トである。
【符号の説明】
1 エンジン 2 第1可変容量形油圧ポンプ 3 第2可変容量形油圧ポンプ 4 パイロットポンプ 5 第1レギュレータ 6 第2レギュレータ 7 コントロールバルブ 8 走行右用方向制御弁 9 方向制御弁 10 第1ブーム方向制御弁 11 第2アーム方向制御弁 12 旋回用方向制御弁 13 第1アーム方向制御弁 14 第2ブーム方向制御弁 15 予備用方向制御弁 16 走行左用方向制御弁 17 パイロットリリーフ弁 18 パイロット操作装置 18a 走行左用操作部 18b 走行右用操作部 19 パイロット操作装置 19a バケット用操作部 19b ブーム用操作部 20 パイロット操作装置 20a アーム用操作部 20b 旋回用操作部 21A シャトルブロック 21B シャトルブロック 21C シャトルブロック 21D シャトルブロック 21E シャトルブロック 21a シャトル弁 21b シャトル弁 21c 第1減圧弁 21d 第2減圧弁 21e 絞り 21f 絞り 21g 絞り 21h 絞り 21i 絞り 21j 絞り 21k 絞り 22 管路 23 管路 24 管路 25 管路 26 管路 27 管路 28 管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 剛志 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 西村 正雄 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 古渡 陽一 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB05 BA01 CA04 DA03 DA04 3H089 AA02 BB07 CC11 DA03 DA13 DB03 DB05 DB13 DB37 DB43 EE22 GG02 JJ02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変容量形油圧ポンプと、 パイロットポンプと、 前記可変容量形油圧ポンプから吐出される圧油の流量を
    制御するレギュレータと、 前記可変容量形油圧ポンプから吐出された圧油によって
    駆動するアクチュエータと、 前記可変容量形油圧ポンプから前記アクチュエータに供
    給される圧油の流れを制御する方向制御弁と、 前記パイロットポンプに接続され、前記方向制御弁を操
    作するパイロット操作装置と、 このパイロット操作装置から出力されるパイロット圧が
    切換制御信号として付与される制御部を有し、前記パイ
    ロットポンプからの吐出圧を減圧しポンプコントロール
    圧として前記レギュレータに出力する減圧弁と、 前記パイロット操作装置から出力されるパイロット圧を
    選択し、この選択されたパイロット圧を前記減圧弁の前
    記制御部に出力するシャトル弁を含む複数のシャトル弁
    から成るシャトル弁群とを備えている建設機械の油圧駆
    動装置において、 前記減圧弁と前記パイロットポンプとを接続する管路に
    絞りを設けるとともに、 前記減圧弁、前記シャトル弁群、および前記絞りを内蔵
    するシャトルブロックを設けたことを特徴とする建設機
    械の油圧駆動装置。
  2. 【請求項2】 可変容量形油圧ポンプと、 パイロットポンプと、 前記可変容量形油圧ポンプから吐出される圧油の流量を
    制御するレギュレータと、 前記可変容量形油圧ポンプから吐出された圧油によって
    駆動するアクチュエータと、 前記可変容量形油圧ポンプから前記アクチュエータに供
    給される圧油の流れを制御する方向制御弁と、 前記パイロットポンプに接続され、前記方向制御弁を操
    作するパイロット操作装置と、 このパイロット操作装置から出力されるパイロット圧が
    切換制御信号として付与される制御部を有し、前記パイ
    ロットポンプからの吐出圧を減圧しポンプコントロール
    圧として前記レギュレータに出力する減圧弁と、 前記パイロット操作装置から出力されるパイロット圧を
    選択し、この選択されたパイロット圧を前記減圧弁の前
    記制御部に出力するシャトル弁を含む複数のシャトル弁
    から成るシャトル弁群とを備えている建設機械の油圧駆
    動装置において、 前記減圧弁と前記レギュレータとを接続する管路に絞り
    を設け、 前記減圧弁、前記シャトル弁群、および前記絞りを内蔵
    するシャトルブロックを設けたことを特徴とする建設機
    械の油圧駆動装置。
  3. 【請求項3】 可変容量形油圧ポンプと、 パイロットポンプと、 前記可変容量形油圧ポンプから吐出される圧油の流量を
    制御するレギュレータと、 前記可変容量形油圧ポンプから吐出された圧油によって
    駆動するアクチュエータと、 前記可変容量形油圧ポンプから前記アクチュエータに供
    給される圧油の流れを制御する方向制御弁と、 前記パイロットポンプに接続され、前記方向切換弁を操
    作するパイロット操作装置と、 このパイロット操作装置から出力されるパイロット圧が
    切換制御信号として付与される制御部を有し、前記パイ
    ロットポンプからの吐出圧を減圧しポンプコントロール
    圧として前記レギュレータに出力する減圧弁と、 前記パイロット操作装置から出力されるパイロット圧を
    選択し、この選択されたパイロット圧を前記減圧弁の前
    記制御部に出力するシャトル弁を含む複数のシャトル弁
    から成るシャトル弁群とを備えている建設機械の油圧駆
    動装置において、 前記減圧弁と前記パイロットポンプとを接続する管路に
    第1絞りを設け 前記減圧弁と前記レギュレータとを接続する管路に第2
    絞りを設け、 前記減圧弁、前記シャトル弁群、前記第1絞り、および
    前記第2絞りを内蔵するシャトルブロックを設けたこと
    を特徴とする建設機械の油圧駆動装置。
  4. 【請求項4】 可変容量形油圧ポンプと、 パイロットポンプと、 前記可変容量形油圧ポンプから吐出される圧油の流量を
    制御するレギュレータと、 前記可変容量形油圧ポンプから吐出された圧油によって
    駆動するアクチュエータと、 前記可変容量形油圧ポンプから前記アクチュエータに供
    給される圧油の流れを制御する方向制御弁と、 前記パイロットポンプに接続され、前記方向制御弁を操
    作するパイロット操作装置と、 このパイロット操作装置から出力されるパイロット圧が
    切換制御信号として付与される制御部を有し、前記パイ
    ロットポンプからの吐出圧を減圧しポンプコントロール
    圧として前記レギュレータに出力する減圧弁と、 前記パイロット操作装置から出力されるパイロット圧を
    選択し、この選択されたパイロット圧を前記減圧弁の前
    記制御部に出力するシャトル弁を含む複数のシャトル弁
    から成るシャトル弁群とを備えている建設機械の油圧駆
    動装置において、 前記減圧弁の前記制御部と前記シャトル弁とを接続する
    管路に絞りを設け、 前記減圧弁、前記シャトル弁群、および前記絞りを内蔵
    するシャトルブロックを設けたことを特徴とする建設機
    械の油圧駆動装置。
  5. 【請求項5】 可変容量形油圧ポンプと、 パイロットポンプと、 前記可変容量形油圧ポンプから吐出される圧油の流量を
    制御するレギュレータと、 前記可変容量形油圧ポンプから吐出された圧油によって
    駆動するアクチュエータと、 前記可変容量形油圧ポンプから前記アクチュエータに供
    給される圧油の流れを制御する方向制御弁と、 前記パイロットポンプに接続され、前記方向制御弁を操
    作するパイロット操作装置と、 このパイロット操作装置から出力されるパイロット圧を
    選択し、この選択されたパイロット圧をポンプコントロ
    ール圧として前記レギュレータに出力するシャトル弁を
    含む複数のシャトル弁から成るシャトル弁群とを備えて
    いる建設機械の油圧駆動装置において、 前記シャトル弁と前記レギュレータとを接続する管路に
    絞りを設け、 前記シャトル弁群および前記絞りを内蔵するシャトルブ
    ロックを設けたことを特徴とする建設機械の油圧駆動装
    置。
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