JP3250417B2 - 油圧ショベルの油圧回路 - Google Patents

油圧ショベルの油圧回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土砂の掘削等の作業を
行う油圧ショベルの油圧回路に関し、特にこの油圧ショ
ベルにおける各種のアクチュエータのうち、バケット用
アクチュエータの駆動をより効率的かつ円滑に行えるよ
うにした油圧ショベルの油圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルは、図3に示したように、
下部走行体1上に上部旋回体2が旋回可能に設置されて
おり、上部旋回体2にはフロント作業機構3が取り付け
られている。フロント作業機構3は、上部旋回体2に俯
仰動作可能に連結したブーム4と、このブーム4の先端
に上下方向に回動可能に設けたアーム5と、このアーム
5の先端にフロントアタッチメントを着脱可能に連結し
てなるものであり、図示のものは、フロントアタッチメ
ントとして土砂の掘削等の作業を行うためのバケット6
が示されている。以上の構成を有する油圧ショベルは、
下部走行体1における走行、上部旋回体2の旋回が可能
であり、これらを駆動するためのアクチュエータとして
は油圧モータが用いられる。また、ブーム4,アーム5
及びバケット6は油圧シリンダにより駆動される。これ
ら各油圧アクチュエータの作動制御は、上部旋回体2に
設置した運転室7内に設けた操作レバーや操作ペダル等
の操作手段により行われる。
【0003】図4に従来技術による各種油圧アクチュエ
ータの作動を制御するための油圧回路を示す。同図にお
いて、10a,10bは左右の走行モータ、11は旋回
モータ、12はブームシリンダ、13はアームシリン
ダ、14はバケットシリンダである。これら各アクチュ
エータに圧油を供給するために、第1,第2の可変容量
型の油圧ポンプ15a,15bが設けられ、これら第
1,第2の油圧ポンプ15a,15bには第1,第2の
方向切換弁群16a,16bが接続されている。第1の
方向切換弁群16aは4個の方向切換弁17〜20から
なり、また第2の方向切換弁群16bは5個の方向切換
弁21〜25を備えている。
【0004】以上のように、第1,第2の方向切換弁群
16a,16bは合計9個の方向切換弁17〜25から
構成されるが、方向切換弁17及び方向切換弁25は左
右の走行モータ10a,10bにそれぞれ接続されてお
り、また方向切換弁18はバケットシリンダ14に接続
されている。ブームシリンダ12及びアームシリンダ1
3は大流量を必要とすることから、第1,第2の油圧ポ
ンプ15a,15bからの圧油を合流させるようになっ
ており、このためにブームシリンダ12は方向切換弁1
9,23に接続され、またアームシリンダ13には方向
切換弁20,24が接続されている。さらに、方向切換
弁21は旋回モータ11に接続されている。第2の油圧
ポンプ15bにおける上流側から2番目の方向切換弁2
2は、バケット6に代えて他のフロントアタッチメント
が装着された時に、そのアクチュエータに接続されるも
のである。
【0005】第1,第2の油圧ポンプ15a,15bは
可変容量型のものであり、その吐出流量を制御するため
にレギュレータ26a,26bを備えている。また、第
1,第2の方向切換弁群16a,16bにおけるセンタ
ーバイパス流路27a,27bの最下流側には、絞り2
8a,28bと、この絞り28a,28bと並行して設
けたリリーフ弁29a,29bを備えている。そして、
絞り28a,28bの上流側には圧力導入路30a,3
0bが接続されており、この圧力導入路30a,30b
の他端はレギュレータ26a,26bに接続されてい
る。従って、レギュレータ26a,26bには、センタ
ーバイパス流路27a,27bにおける絞り28a,2
8bの上流側の圧力が導かれ、この圧力が小さくなれば
なるほど、油圧ポンプ15a,15bの吐出流量が増大
するように、所謂ネガティブコントロール(ネガコン)
方式で制御されるようになっている。
【0006】以上のように構成される油圧回路におい
て、バケットシリンダ14の操作手段としては、運転室
7内に操作レバー装置31が設けられており、この操作
レバー装置31を操作して、第1の方向切換弁群16a
における方向切換弁18を切り換えることにより行われ
る。この操作レバー装置31は、その操作により方向切
換弁18の切り換え制御を行うものであり、その切換信
号としては、以下に示す油圧パイロット信号の他、電気
信号等が用いられる。なお、図示は省略するが、全ての
方向切換弁17〜25は同様の構成を有する操作レバー
装置により単独もしくは連動して操作されるようになっ
ている。
【0007】操作レバー装置31は、レバー31aとパ
イロットバルブ31bとから構成され、パイロットバル
ブ31bにはパイロット配管32a,32bが接続され
ている。これら各パイロット配管32a,32bの他端
は方向切換弁18における両パイロット部に接続されて
おり、レバー31aを矢印A方向に倒すと、パイロット
配管32a内に圧力が発生して、方向切換弁18が中立
位置(イ)から左側の切換位置(ロ)に切り換わり、矢
印B方向に倒すと、右側の切換位置(ハ)に切り換わ
る。方向切換弁18の切換位置(ロ)では、第1の油圧
ポンプ15aからの圧油がバケットシリンダ14のボト
ム室14a側に供給され、ロッド室14bはタンク33
に通じるようになり、バケットシリンダ14が伸長し
て、バケットクラウド動作が行われる。また、切換位置
(ハ)においては、第1の油圧ポンプ15aからの圧油
はバケットシリンダ14のロッド室14b側に供給さ
れ、ボトム室14aはタンク33に通じることから、バ
ケットシリンダ14は縮小することになり、この時の動
作はバケットダンプ動作と呼ばれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バケット6
の操作時には、バケットシリンダ14の負荷が同じであ
れば、そのダンプ動作時及びクラウド動作時にほぼ同じ
動作速度となるのが、操作性等の点で好ましい。しかし
ながら、バケットシリンダ14におけるボトム室14a
とロッド室14bとを比較すると、ロッド室14bの方
がロッドの断面積分だけ受圧面積が小さくなっている。
このために、方向切換弁18の切換位置(ロ)及び切換
位置(ハ)への切換時に同じ流量の圧油が供給される
と、受圧面積の大きいボトム室14a側に圧油を供給す
るバケットクラウド動作時の方が、受圧面積の小さいロ
ッド室14b側が油圧ポンプ15aと接続されるバケッ
トダンプ動作時より動作速度が遅くなる。従って、バケ
ットダンプ動作時とバケットクラウド動作時との間で速
度バランスが失われることになり、バケット操作の効率
性及び円滑性が損なわれる。
【0009】そこで、バケットクラウド動作時にバケッ
ト6を増速して、バケットダンプ動作時の速度とのバラ
ンスを良くするために、第2の油圧ポンプ15bからの
圧油を合流させる構成としたものも知られている。即
ち、第2の方向切換弁群16bにおけるセンターバイパ
ス流路27bの絞り28bより上流側の位置と方向切換
弁18が切換位置(ロ)での圧油流入口となる部位との
間に合流流路34を接続する構成としたものである。こ
れによって、バケット単独動作時に、切換弁18を切換
位置(ロ)に切り換えると、バケットシリンダ14のボ
トム室14aは、第1の油圧ポンプ15aからの圧油に
加えて、第2の油圧ポンプ15bからの圧油が補給され
るから、バケット6の動きを増速できることになる。な
お、例えばアーム5やブーム6等、他のアクチュエータ
との複合動作時には、第2の油圧ポンプ15bからの圧
油の補給は行われない。
【0010】ところで、第2の油圧ポンプ15bからの
補給流量は絞り28bの口径により定まる所謂ネガコン
圧に依存するものであり、例えばバケット6に大きな負
荷が作用している状態等、バケット速度の増速を図るの
に必要な流量が供給されない場合が多い。そこで、絞り
28bの口径を小さくして、ネガコン圧を上げることも
考えられるが、ネガコン圧は第一義的に油圧ポンプ15
bの流量制御を行うために設定されているものであり、
このネガコン圧を変化させると、油圧ポンプ15bの流
量制御特性そのものが変化してしまうという不都合を生
じる。
【0011】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、油圧ポンプの流量制
御特性を変化させることなく、バケットクラウド動作時
にバケットの動きを増速できるようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、第1の方向切換弁群を構成する各方
向切換弁のうちの一つの方向切換弁を、各油圧アクチュ
エータのうちのバケット用油圧シリンダに圧油の供給制
御を行うバケット用方向切換弁となし、バケット用油圧
シリンダのボトム室側に圧油が供給された時に、バケッ
トがクラウド方向に動作し、ロッド室側に圧油が供給さ
れた時には、バケットがダンプ方向に動作するようにな
し、バケット用方向切換弁の圧油流入口と第2のセンタ
ーバイパス流路の絞り手段より上流側との間に合流流路
を設け、またこの第2のセンターバイパス流路の合流流
路接続部より下流側の位置にバケット操作手段の操作に
連動して切り換わる流路開閉手段を設け、この流路開閉
手段は、常時には流路開放位置に保持され、バケット操
作手段がバケットクラウド方向に操作された時に流路遮
断位置に切り換わる構成としたことをその特徴とするも
のである。
【0013】
【作用】他のアクチュエータとの複合動作時はともかく
として、バケット操作手段の単独操作によりバケットク
ラウド動作が行われると、バケット用方向切換弁が切り
換わって、第1の油圧ポンプからの圧油がバケット用ア
クチュエータに供給される。この時に、バケット操作手
段に連動して、第2の油圧ポンプと連通状態にある第2
のセンターバイパス流路における流路開閉手段が、この
第2のセンターバイパス流路のタンクとの接続を遮断す
る位置に切り換わる。一方、第2のセンターバイパス流
路に絞りと並行にリリーフ弁が設けられている。ただ
し、このリリーフ弁の設定圧は弁等の破損を防止するた
めのものであり、絞りによるネガコン圧よりは高くなっ
ている。従って、バケットクラウド時のシリンダボトム
圧がこのリリーフ設定圧より高くならない限り、第2の
油圧ポンプの全流量が合流流路を介してバケット用方向
切換弁の圧油流入口に流入して、バケットクラウド動作
時に、第2の油圧ポンプからの圧油の補給が行われるこ
とになり、バケットの動きが増速されて、作業効率の向
上が図られると共に、バケットダンプ動作時との間の速
度バランスが取れて、バケットの動きがより円滑にな
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。而して、図1は本発明の油圧回路の第1の
実施例を示し、また図2は第2の実施例を示す。これら
の図において、図4に示した従来技術の油圧回路と同一
または均等な構成部材については、同一の符号を付し
て、その説明は省略する。
【0015】バケット6のクラウド動作時に増速するた
めに、第2の油圧ポンプ15bに接続されている第2の
方向切換弁群16bの第2のセンターバイパス流路27
bとバケットシリンダ13の制御を行う方向切換弁18
の圧油流入口との間には合流流路34が設けられている
点は、前述した従来技術のものと同様である。然るに、
第2のセンターバイパス流路27bにおけるこの合流流
路34の接続位置と絞り28bとの間の位置に流路開閉
手段としての開閉弁40が設けられている。また、第2
のセンターバイパス流路27bには絞り28bと並行し
てリリーフ弁29bが設けられているが、開閉弁40の
配設位置はこれら絞り28bとリリーフ弁29bとの分
岐点より下流側となっている。
【0016】開閉弁40は、常時には、復帰ばね41の
作用によって、第2のセンターバイパス流路27bを絞
り28bを介してタンク33に接続する切換位置(ニ)
に保持されており、この状態では、第2のセンターバイ
パス流路27bは絞り28bと連通する状態に保持され
る。そして、油圧パイロット部42には導圧路43が接
続されており、この導圧路43は操作レバー装置31に
おけるパイロット配管32aに通じている。従って、操
作レバー装置31のレバー31aが矢印A方向に倒され
て、パイロット配管32aに圧力が発生すると、この圧
力が導圧路43を介して開閉弁40の油圧パイロット部
42に導かれて、この開閉弁40は復帰ばね41に抗し
て切換位置(ホ)に切り換わり、第2のセンターバイパ
ス流路27bと絞り28bとの間の連通を遮断する。
【0017】以上のように構成することによって、バケ
ット6をクラウド動作させない限りは、開閉弁40は第
2のセンターバイパス流路27bの流路を開放した切換
位置(ニ)の状態に保持されているから、この第2のセ
ンターバイパス流路27bは絞り28bを介してタンク
33に連通した状態に保持される。従って、第2の切換
弁群16aにおける方向切換弁21〜25のいずれかが
操作されると、この絞り28bの上流側の圧力が低下
し、この圧力が圧力導入路30bを介してレギュレータ
26bに導かれ、第2の油圧ポンプ15bの吐出流量が
増大することになり、操作された方向切換弁に接続され
ているアクチュエータが作動する。このように、第2の
センターバイパス流路27bに設けた開閉弁40は、第
2の方向切換弁群16bにおける第2の油圧ポンプ15
bに対するネガティブコントロール機能に何等の影響も
与えない。
【0018】操作レバー装置31におけるレバー31a
を矢印B方向に倒す方向に操作すれば、パイロット配管
32bを介して方向切換弁18の図1における右側のパ
イロット部に圧力が作用して、その操作量に応じてこの
方向切換弁18は中立位置(イ)から切換位置(ハ)方
向に切り換わることになる。これによって、バケットシ
リンダ14のロッド室14bに第1の油圧ポンプ15a
からの圧油が供給され、ボトム室14aはタンク33に
接続される状態になり、バケットシリンダ14は縮小し
て、バケット6はダンプ方向に所定の速度で動く。
【0019】一方、レバー31aを矢印A方向に倒すよ
うに操作すると、パイロット配管32a側に圧力が生じ
て、方向切換弁18の図1における左側のパイロット部
の圧力が上昇するから、方向切換弁18は切換位置
(ロ)方向に切り換わる。この結果、バケットシリンダ
14は、そのボトム室14a側に第1の油圧ポンプ15
aからの圧油が供給され、またロッド室14bがタンク
33と連通することから、バケットシリンダ14が伸長
し、バケット6はクラウド方向に動作する。
【0020】これと同時に、パイロット配管32aの圧
力は導圧路43を介して開閉弁40の油圧パイロット部
42にも供給されるから、この圧力が所定の値以上にな
ると、開閉弁40は復帰ばね41に抗して切換位置
(ホ)に切り換わり、第2のセンターバイパス流路27
bから絞り28bへの流れは遮断される。この時に、リ
リーフ弁29bにより第2の油圧ポンプ15bの吐出圧
が制御される。よって、バケットクラウド時のバケット
シリンダ14のボトム室14aがリリーフ弁29bの設
定圧より低い時には、第2の油圧ポンプ15bからの吐
出流量は全て合流流路34を介して方向切換弁18の圧
油流入口に導かれることになる。その結果、バケットシ
リンダ14におけるボトム室14a側への圧油の供給流
量が増大することになり、バケットシリンダ14の伸長
速度が速くなり、バケット6のクラウド方向の動作が増
速される。
【0021】これによって、バケット6のクラウド動作
を高速で行うことができ、作業効率が向上すると共に、
ダンプ動作との間で速度のバランスが良好になり、バケ
ット6をクラウド動作及びダンプ動作を繰り返し行う場
合でも、その動作の円滑性が確保される。勿論、このバ
ケット増速を図るために絞り28bの口径を変える必要
がないから、この絞り28bの口径を第2の油圧ポンプ
15bの流量制御特性にとって最適なものとなるように
設定できる。
【0022】次に、図2は第2の実施例を示すものであ
って、この第2の実施例においては、第2のセンターバ
イパス流路27bの合流流路34の接続位置より下流側
に設けられる流路開閉手段として、第1の実施例におけ
る開閉弁40に代えて、ネガコン絞り部を一体的に組み
込んだ切換弁50を設けるように構成している。この切
換弁50は、常時においては、復帰ばね51により切換
位置(ヘ)に保持されており、この切換位置(ヘ)では
第2のセンターバイパス流路27bを絞り部52を介し
てタンク33に接続される。また、パイロット配管32
aに導圧路53を接続し、この導圧路53の他端を切換
弁50の油圧パイロット部54に接続している。これに
よって、操作レバー装置31のレバー31aが矢印A方
向に操作されて、パイロット配管32a側に圧力が生じ
た時に、切換弁50は切換位置(ヘ)から切換位置
(ト)に切り換わることになり、この切換位置(ト)で
は第2のセンターバイパス流路27bとタンク33との
連通が遮断される。
【0023】以上のように構成することによっても、前
述した第1の実施例と同様、バケットクラウド動作時に
おける増速が図られることになり、バケットダンプ動作
時との間で速度バランスが改善される。しかも、切換弁
50にネガコン絞り部を一体に組み込むことにより、流
路に別途絞りを設ける必要がなくなるので、回路構成の
簡略化を図ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、第2の
センターバイパス流路の絞り手段より上流側の位置とバ
ケット用方向切換弁の圧油流入口との間に合流流路を設
けると共に、この第2のセンターバイパス流路における
合流流路の接続位置の下流側の位置にバケット操作手段
に連動して切り換わる流路開閉手段を設ける構成とした
ので、油圧ポンプの流量制御特性を変化させることな
く、バケットクラウド動作時にバケットの動きを増速で
き、作業効率が向上するだけでなく、クラウド動作とダ
ンプ動作との間で速度バランスが取れることから、バケ
ットの動きが円滑になり、作業性が向上する等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す油圧ショベルの油
圧回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す油圧ショベルの油
圧回路図である。
【図3】油圧ショベルの外観図である。
【図4】従来技術における油圧ショベルの油圧回路図で
ある。
【符号の説明】
6 バケット 14 バケットシリンダ 15a 第1の油圧ポンプ 15b 第2の油圧ポンプ 16a 第1の方向切換弁群 16b 第2の方向切換弁群 17〜25 方向切換弁 27a 第1のセンターバイパス流路 27b 第2のセンターバイパス流路 28a,28b 絞り 31 操作レバー装置 34 合流流路 40 開閉弁 43,53 導圧路 50 切換弁 52 絞り部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の可変容量型油圧ポンプから複数の
    油圧アクチュエータへの圧油の供給を制御する第1の方
    向切換弁群と、第2の可変容量型油圧ポンプから複数の
    油圧アクチュエータへの圧油の供給を制御する第2の方
    向切換弁群とを備え、これら第1,第2の方向切換弁群
    の第1,第2のセンターバイパス流路の最下流位置にそ
    れぞれ絞り手段及びリリーフ弁を並行に設けて、各絞り
    手段の上流側の圧力をそれぞれ前記第1,第2の可変容
    量型油圧ポンプの流量制御信号としてレギュレータに取
    り込むようにした油圧回路であって、 前記第1の方向切換弁群には、各油圧アクチュエータの
    うちのバケット用油圧シリンダに圧油の供給制御を行う
    バケット用方向切換弁が設けられこのバケット用油圧シリンダのボトム室側に圧油が供給
    された時に、前記バケットはクラウド方向に動作し、ロ
    ッド室側に圧油が供給された時には、前記バケットはダ
    ンプ方向に動作するようになし、 前記 バケット用方向切換弁の圧油流入口と前記第2のセ
    ンターバイパス流路の前記絞り手段より上流側との間に
    合流流路を接続させて設け、 この第2のセンターバイパス流路の合流流路接続部より
    下流側の位置にバケット操作手段の操作に連動して切り
    換わる流路開閉手段を設け この流路開閉手段は、常時には流路開放位置に保持さ
    れ、前記バケット操作手段がバケットクラウド方向に操
    作された時に流路遮断位置に切り換わる 構成としたこと
    を特徴とする油圧ショベルの油圧回路。
  2. 【請求項2】 前記流路開閉手段は、前記第2のセンタ
    ーバイパスにおける前記絞り手段と前記合流流路の接続
    位置との間に設けた開閉弁で構成したことを特徴とする
    請求項1記載の油圧ショベルの油圧回路。
  3. 【請求項3】 前記流路開閉手段は、前記第2のセンタ
    ーバイパス流路の前記合流流路接続部より下流側の位置
    に設けられ、ネガティブコントロール用の絞り部側と、
    流路切断部側とに切り換わる切換弁からなり、この切換
    弁は常時には絞り部側となり、前記バケット操作手段が
    バケットクラウド方向に操作された時に流路遮断位置に
    切り換わる構成としたことを特徴とする請求項1記載の
    油圧ショベルの油圧回路。
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