JP3244257B2 - 作業機械の作業機制御回路 - Google Patents

作業機械の作業機制御回路

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JP3244257B2
JP3244257B2 JP21149096A JP21149096A JP3244257B2 JP 3244257 B2 JP3244257 B2 JP 3244257B2 JP 21149096 A JP21149096 A JP 21149096A JP 21149096 A JP21149096 A JP 21149096A JP 3244257 B2 JP3244257 B2 JP 3244257B2
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頼道 久保田
圭介 山本
忠晴 飯田
康弘 久保
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新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルをは
じめとした建設機械等の作業機械の油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、油圧ショベルのごとき建設機
械は、図5に示すように、下部走行体61上に運転操作
室64付き建設機械本体部(作業機械本体)50が水平
面内で回転自在に設けられている。この建設機械本体部
50には、ピン51Aによりブーム51が上下方向に回
動自在に枢着され、ブーム51の先端部にはピン54A
によりスティック54が上下方向に回動自在に枢着され
ている。これらのブーム51,スティック54はアーム
状に形成されるので、アーム部とも称する。更にこのス
ティック54の先端部には可動式アタッチメント30が
やはりピン30cにより上下方向に回動自在に枢着され
ている。また、可動式アタッチメント30の先端部に
は、爪状の部材30a,30bが装備されており、特
に、下方の部材30aは、可動でない上方の部材30b
に対して離接するように可動にそなえられるので、以
下、可動作動部位という。なお、可動作動部位30aを
上方に装備し、可動でない部材30bを下方に装備して
もよい。また、下方の部材30a及び上方の部材30b
の双方を可動作動部位として構成してもよい。
【0003】また、建設機械本体部50とブーム51と
の間には、ブーム51を駆動するブーム駆動用油圧シリ
ンダ装置(ブーム駆動用アクチュエータ)52が設けら
れる。ブーム51とスティック54との間には、スティ
ック54を駆動するスティック駆動用油圧シリンダ装置
(スティック駆動用アクチュエータ)55が設けられて
いる。また、スティック54とアタッチメント30との
間には、アタッチメント30を駆動するアタッチメント
駆動用油圧シリンダ装置(アタッチメント駆動用アクチ
ュエータ)34が設けられ、更に、アタッチメント30
と可動作動部位30aとの間には、可動作動部位30a
を駆動する可動作動部位駆動用油圧シリンダ装置(可動
作動部位駆動用アクチュエータ)65が設けられてい
る。
【0004】さらに、アタッチメント駆動用油圧シリン
ダ装置34は、ロッド58,59を介してアタッチメン
ト30に枢着されている。そして、これらの各油圧シリ
ンダ装置を制御するために、図4に示すような作業機用
油圧回路(作業機用主流体圧回路)101が設けられて
いる。図4の油圧回路図では、特に、アタッチメント駆
動用油圧シリンダ装置34及び可動作動部位駆動用油圧
シリンダ装置65の制御に関する部分を中心に示してい
る。図4に示すように、油圧回路101は、第1油圧ポ
ンプ(第1流体圧ポンプ)1Aを有する第1回路部10
2と、第2油圧ポンプ(第2流体圧ポンプ)1Bを有す
る第2回路部103とをそなえている。
【0005】第1回路部102には、油路5,18,2
0,27,31等と、これらの油路に介装された可動作
動部位用制御弁12,アタッチメント用制御弁13の他
に、直進走行用制御弁6,右走行モータ用制御弁8,ブ
ーム用制御弁14,スティック用制御弁15等とがそな
えられる。第2回路部103には、油路4,16等と、
これらの油路に介装された左走行モータ用制御弁7,旋
回モータ用制御弁9,スティック用制御弁10,ブーム
用制御弁11等とがそなえられている。なお、制御弁6
〜15は、コントロールユニット3内に収納されてい
る。
【0006】ここでは、可動作動部位用制御弁12,ア
タッチメント用制御弁13に着目するので、可動作動部
位用制御弁12,アタッチメント用制御弁13以外の制
御弁、即ち、直進走行用制御弁6,左走行モータ用制御
弁7,右走行モータ用制御弁8,旋回モータ用制御弁
9,ブーム用制御弁11,14,スティック用制御弁1
0,15といった制御弁については、作業機用制御弁と
呼んで可動作動部位用制御弁12,アタッチメント用制
御弁13と区別する。
【0007】また、各制御弁6〜15を制御するため
に、作業機用パイロット油圧回路(作業機用パイロット
流体圧回路)が設けられている。図4では、可動作動部
位用制御弁12,アタッチメント用制御弁13に関する
パイロット油圧回路のみを破線で示しており、この作業
機用パイロット油圧回路には、パイロット油路22,2
3,25,26と、パイロットポンプ2と、パイロット
用制御弁(図示略)とがそなえられる。
【0008】このうちパイロット用制御弁には、アタッ
チメント用操作部材としてのアタッチメント用操作レバ
ー24aと連動するようにアタッチメント用操作装置2
4内に装備されたアタッチメント用のものと、可動作動
部位用操作部材としての可動作動部位用操作ペダル21
aと連動するように可動作動部位用操作装置21内に装
備された可動作動部位用のものとがある。
【0009】このような構成により、アタッチメント3
0や可動作動部位30aを作動させるには、運転操作室
64内のアタッチメント操作部材24aや可動作動部位
操作部材21aを操作して、パイロット油圧が、パイロ
ット油路22,23,25,26を通じて、アタッチメ
ント用制御弁13や可動作動部位用制御弁12に作用さ
せて、アタッチメント用制御弁13や可動作動部位用制
御弁12を所要の位置に駆動させるようにする。これに
より、アタッチメント駆動用油圧シリンダ装置34や可
動作動部位駆動用油圧シリンダ装置65の作動油が給排
調整され、これらのシリンダ装置34,65が所要の長
さに伸縮駆動されるようになる。
【0010】例えば、アタッチメント30を下降させる
には、アタッチメント駆動用油圧シリンダ装置34を伸
長させればよい。この場合には、パイロット油路25を
通じてパイロット油圧をアタッチメント用制御弁13に
作用させる。これにより、アタッチメント用制御弁13
のスプール位置がアタッチメント下げ位置となって、第
1油圧ポンプ1Aからの作動油が油路5,31,32を
経て、アタッチメント駆動用油圧シリンダ装置34の一
室へ供給される。この一方で、アタッチメント駆動用油
圧シリンダ装置34の他室内の作動油が、油路33,2
0を経てリザーバタンク19へ排出される。これによ
り、アタッチメント駆動用油圧シリンダ装置34が伸長
しながら、アタッチメント30を矢印aで示すように下
側へ回動させる。
【0011】逆に、アタッチメント30を上昇させるに
は、アタッチメント駆動用油圧シリンダ装置34を収縮
させればよい。この場合には、パイロット油路25を通
じてパイロット油圧をアタッチメント用制御弁13に作
用させる。これにより、アタッチメント用制御弁13の
スプール位置がアタッチメント上げ位置となって、第1
油圧ポンプ1Aからの作動油が油路5,31,33を経
て、アタッチメント駆動用油圧シリンダ装置34の他室
へ供給される。この一方で、アタッチメント駆動用油圧
シリンダ装置34の一室内の作動油が、油路32,20
を経てリザーバタンク19へ排出される。これにより、
アタッチメント駆動用油圧シリンダ装置34が収縮しな
がら、アタッチメント30を矢印bで示すように上側へ
回動させる。
【0012】また、可動作動部位30aを上昇させる
(即ち、爪部30bに近づくように閉鎖側へ駆動する)
には、可動作動部位駆動用油圧シリンダ装置65を伸長
させればよい。この場合には、パイロット油路23を通
じてパイロット油圧を可動作動部位用制御弁12に作用
させる。これにより、可動作動部位用制御弁12のスプ
ール位置が可動作動部位上げ位置となって、第1油圧ポ
ンプ1Aからの作動油が油路5,27,29を経て、可
動作動部位駆動用油圧シリンダ装置65の一室へ供給さ
れる。この一方で、可動作動部位駆動用油圧シリンダ装
置65の他室内の作動油が、油路28,20を経てリザ
ーバタンク19へ排出される。これにより、可動作動部
位駆動用油圧シリンダ装置65が伸長しながら、可動作
動部位30aを矢印cで示すように上側へ回動させる。
【0013】逆に、可動作動部位30aを下降させる
(即ち、爪部30bから離れるように開放側へ駆動す
る)には、可動作動部位駆動用油圧シリンダ装置65を
収縮させればよい。この場合には、パイロット油路22
を通じてパイロット油圧を可動作動部位用制御弁12に
作用させる。これにより、可動作動部位用制御弁12の
スプール位置が可動作動部位下げ位置となって、第1油
圧ポンプ1Aからの作動油が油路5,27,28を経
て、可動作動部位駆動用油圧シリンダ装置65の他室へ
供給される。この一方で、可動作動部位駆動用油圧シリ
ンダ装置65の一室内の作動油が、油路29,20を経
てリザーバタンク19へ排出される。これにより、可動
作動部位駆動用油圧シリンダ装置65が収縮しながら、
可動作動部位30aを矢印dで示すように下側へ回動さ
せる。
【0014】さらに、アタッチメント駆動用油圧シリン
ダ装置34や可動作動部位駆動用油圧シリンダ装置65
の現状態を保持するには、パイロット油圧をアタッチメ
ント用制御弁13や可動作動部位用制御弁12に適宜作
用させて、アタッチメント用制御弁13,可動作動部位
用制御弁12の各スプールの位置を中立位置(油圧給排
路遮断位置)にすればよい。これにより、アタッチメン
ト駆動用油圧シリンダ装置34や可動作動部位駆動用油
圧シリンダ装置65の各油室における作動油の給排が停
止され、アタッチメント30及び可動作動部位30aが
現位置に保持される。
【0015】ところで、アタッチメント30および可動
作動部位30a以外の作業機、例えばブーム51やステ
ィック54等を作動させるには、運転操作室64内の図
示しない作業機操作部材を操作することにより、パイロ
ット油圧を、各作業機用制御弁に作用させて、各作業機
駆動用アクチュエータ(図4中には図示略)を駆動させ
るようにする。例えば、第1油圧ポンプ1A、第2油圧
ポンプ1Bから供給された作動油(圧力作動流体)は作
業機用制御弁を介して作業機駆動用アクチュエータに供
給され、該作業機駆動用アクチュエータから排出された
作動油はリザーバタンク19に排出される。
【0016】なお、全ての作業機操作部材が中立の場
合、第1油圧ポンプ1bから供給された作動油は油路
5,18を経てリザーバタンク19に排出され、第2油
圧ポンプ1aから供給された作動油は油路4,16を経
てリザーバタンク19に排出される。このように構成さ
れた建設機械では、下部走行体61によって作業機を移
動させて、岩,コンクリートなどの作業しようとする目
標物63に対して大体の位置を決める。次にアタッチメ
ント30を駆動させて目標物63に対する最終的な位置
を調整しながら、同時に可動作動部位30aを駆動させ
て目標物63の破砕作業を行う。すなわち、この場合
は、アタッチメント操作部材と可動作動部位操作部材を
同時に操作することにより、パイロット油圧をアタッチ
メント用制御弁13や可動作動部位用制御弁12に作用
させて、アタッチメント駆動用油圧シリンダ装置34や
可動作動部位駆動用油圧シリンダ装置65を伸縮駆動さ
せて、アタッチメント30を駆動させるとともに、可動
作動部位30aを駆動させるのである。このとき、可動
作動部位30aおよびアタッチメント30の同時操作性
が重要になる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来の作業機械の作業機制御回路では、アタッチメン
ト駆動用の油圧と可動作動部位駆動用の油圧は共に第1
油圧ポンプ1Aから供給される作動油により行なわれる
ので、アタッチメント操作部材24aと可動作動部位操
作部材21aとを同時に操作した場合、アタッチメント
駆動用油圧シリンダ装置34,可動作動部位駆動用油圧
シリンダ装置65のうち駆動に必要な圧力が小さくて済
む方から順番に作動油が供給され、供給された方から順
に駆動することになる。したがって、アタッチメント操
作部材24aと可動作動部位操作部材21aとを同時に
操作しても、アタッチメント30と可動作動部位30a
との双方が同時に作動するわけではなく、また、十分な
作動速度を得ることも難しく、同時操作時の良好な操作
応答性を有しないという課題がある。
【0018】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、アタッチメントと可動作動部位との双方につ
いて十分な操作応答性を確保し、特に、これらを同時に
操作した場合の操作応答性を向上させることができるよ
うにした、作業機械の作業機制御回路を提供することを
目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の作業
機械の作業機制御回路(請求項1)は、アーム部に対し
姿勢変更可能に取り付けられるとともに可動作動部位を
有する可動式アタッチメントを装備した作業機械におい
て、該アタッチメントを駆動するためのアタッチメント
駆動用アクチュエータと、 該アタッチメントの該可動
作動部位を駆動するための可動作動部位駆動用アクチュ
エータと、上記のアタッチメント駆動用アクチュエータ
及び可動作動部位駆動用アクチュエータを駆動するため
の圧力作動流体を加圧する第1流体圧ポンプと、該第1
流体圧ポンプから該アタッチメント駆動用アクチュエー
タへの圧力作動流体の供給状態を制御するアタッチメン
ト用制御弁と、該第1流体圧ポンプから該可動作動部位
駆動用アクチュエータへの圧力作動流体の供給状態を制
御する可動作動部位用制御弁とを有するとともに、上記
のアタッチメント及び可動作動部位以外の作業機を駆動
するための作業機駆動用アクチュエータと、該作業機駆
動用アクチュエータを駆動するための圧力作動流体を加
圧する第2流体圧ポンプと、該第2流体圧ポンプから該
作業機用アクチュエータへの圧力作動流体の供給状態を
制御する作業機用制御弁とを少なくとも有する作業機用
主流体圧回路をそなえるとともに、制御用圧力流体を発
生するパイロットポンプと、該パイロットポンプからの
制御用圧力流体の上記のアタッチメント用制御弁,可動
作動部位用制御弁及び作業機用制御弁への供給状態を制
御すべく上記のアタッチメント及び可動作動部位を操作
する操作部材を含む作業機操作部材と連動する複数のパ
イロット用制御弁とを少なくとも有する作業機用パイロ
ット流体圧回路をそなえ、該第2流体圧ポンプからの圧
力作動流体を上記のアタッチメント用制御弁及び可動作
動部位用制御弁を経由して上記のアタッチメント駆動用
アクチュエータ及び可動作動部位駆動用アクチュエータ
へ供給しうる補助流体圧回路と、該第2流体圧ポンプか
ら上記のアタッチメント用制御弁側及び/又は可動作動
部位用制御弁側への圧力作動流体の供給状態を制御すべ
く該補助流体圧回路に介装された制御弁機構と、上記の
アタッチメント,可動作動部位を操作する操作部材と連
動するパイロット用制御弁によって、該第2流体圧ポン
プからの圧力作動流体を該補助流体圧回路側へ供給する
よう制御される補助制御弁とが設けられ、該作業機用制
御弁が該補助制御弁を兼用し、該作業機用制御弁が、上
記のアタッチメント,可動作動部位を操作する操作部材
と連動するパイロット用制御弁によって、該第2流体圧
ポンプから該作業機用アクチュエータへの圧力作動流体
の供給を停止させることにより、該第2流体圧ポンプか
らの圧力作動流体を該補助流体圧回路側へ供給するよう
に構成されていることを特徴としている。
【0020】また、本発明の作業機械の作業機制御回路
(請求項2)は、請求項1記載の制御回路において、該
制御弁機構が、該第2流体圧ポンプからの圧力作動流体
を上記のアタッチメント用制御弁側及び可動作動部位用
制御弁側へ分配すべく流量を制御する流量制御弁機構と
して構成されていることを特徴としている。
【0021】さらに、本発明の作業機械の作業機制御回
路(請求項3)は、請求項1記載の制御回路において、
該制御弁機構が、該第2流体圧ポンプからの圧力作動流
体を上記のアタッチメント用制御弁側及び可動作動部位
用制御弁側のいずれかに供給すべく切換制御する切換制
御弁機構として構成されていることを特徴としている。
【0022】
【0023】さらに、本発明の作業機械の作業機制御回
(請求項4)は、請求項1記載の制御回路において、
作業機用パイロット流体圧回路が、該補助制御弁を兼用
する該作業機用制御弁のための第1パイロット流体圧回
路と、上記のアタッチメント用制御弁及び可動作動部位
用制御弁のための第2パイロット流体圧回路とを含んで
構成され、該第1パイロット流体圧回路及び第2パイロ
ット流体圧回路はシャトル弁を介して接続されているこ
とを特徴としている。
【0024】また、本発明の作業機械の作業機制御回路
(請求項5)は、請求項1〜4のいずれかに記載の制御
回路において、該補助流体圧回路が外部配管回路として
構成されたことを特徴としている。また、本発明の作業
機械の作業機制御回路(請求項6)は、請求項2記載の
制御回路において、該流量制御弁機構が、アタッチメン
ト用制御弁側補助流体圧回路部と可動作動部位用制御弁
側補助流体圧回路部とにそれぞれ介装された流量制御用
オリフィスをそなえて構成されたことを特徴としてい
る。
【0025】また、本発明の作業機械の作業機制御回路
(請求項7)は、請求項3記載の制御回路において、該
切換制御弁機構が、アタッチメント用制御弁側補助流体
圧回路部と可動作動部位用制御弁側補助流体圧回路部と
にそれぞれ介装された切換弁として構成され、該切換弁
が該第1流体圧ポンプから上記のアタッチメント用制御
弁側及び可動作動部位用制御弁側へ供給される圧力作動
流体の圧力によって切り換えられるように構成されてい
ることを特徴としている。
【0026】また、本発明の作業機械の作業機制御回路
(請求項8)は、請求項7記載の制御回路において、該
補助流体圧回路が、該切換弁の上流側に逆止弁を備える
ことを特徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明すると、図1,図2は本発明の第1
実施形態としての作業機械の作業機制御回路を示すもの
で、図1はその構成を説明するための作業機制御油圧回
路図、図2は流量制御弁機構の他の構成例を説明するた
めの図であり、図1,図2中、図4と同じ符号はほぼ同
様の部分を示す。
【0028】さて、本実施形態が適用される作業機械
も、図5に示したような油圧ショベルのごとき建設機械
であり、この構成は既に説明しているが、図5に示すよ
うに、下部走行体61上に運転操作室64付き建設機械
本体部(作業機械本体)50が水平面内で回転自在に設
けられ、この建設機械本体部50には、ブーム51が上
下方向に回動自在に枢着され、ブーム51の先端部には
スティック54が上下方向に回動自在に枢着され、これ
らのブーム51,スティック54により、アーム部が構
成され、スティック54の先端部には可動式アタッチメ
ント30が上下方向に回動自在に枢着され、この可動式
アタッチメント30の先端部には、上方に可動でない爪
状の部材30aが、下方に可動の爪状の部材(可動作動
部位)30bがそれぞれ装備されている。なお、下方に
可動でない爪状の部材30aを、上方に可動の爪状の部
材30bを装備してもよい。また、下方の部材30a及
び上方の部材30bの双方を可動作動部位として構成し
てもよい。
【0029】また、建設機械本体部50とブーム51と
の間には、ブーム駆動用油圧シリンダ装置(ブーム駆動
用アクチュエータ)52が設けられ、ブーム51とステ
ィック54との間には、スティック駆動用油圧シリンダ
装置(スティック駆動用アクチュエータ)55が設けら
れ、スティック54とアタッチメント30との間には、
アタッチメント駆動用油圧シリンダ装置(アタッチメン
ト駆動用アクチュエータ)34が設けられている。更
に、アタッチメント30と可動作動部位30aとの間に
は、可動作動部位30aを駆動する可動作動部位駆動用
油圧シリンダ装置(可動作動部位駆動用アクチュエー
タ)65が設けられている。
【0030】さらに、アタッチメント駆動用油圧シリン
ダ装置34は、ロッド58,59を介してアタッチメン
ト30に枢着されている。また、各油圧シリンダ装置を
制御するために、図1に示すような作業機用油圧回路
(作業機用主流体圧回路)101が設けられている。図
1の油圧回路図では、特に、アタッチメント駆動用アク
チュエータとしてのアタッチメント駆動用油圧シリンダ
装置34及び可動作動部位駆動用アクチュエータとして
の可動作動部位駆動用油圧シリンダ装置65の制御に関
する部分を中心に示している。
【0031】図1に示すように、油圧回路101は、第
1油圧ポンプ(第1流体圧ポンプ)1Aを有する第1回
路部102と、第2油圧ポンプ(第2流体圧ポンプ)1
Bを有する第2回路部103とをそなえている。また、
第2回路部103には、補助油圧回路(補助流体圧回
路)104が取付けられている。なお、補助油圧回路1
04は外部配管回路として取り付けてもよい。これによ
り、作業機械の改良が容易にできる。
【0032】第1回路部102には、油路5,18,2
0,27,31等と、これらの油路に介装された可動作
動部位用制御弁12,アタッチメント用制御弁13の他
に、直進走行用制御弁6,右走行モータ用制御弁8,ブ
ーム用制御弁14,スティック用制御弁15等とがそな
えられる。第2回路部103には、油路4,16等と、
これらの油路に介装された左走行モータ用制御弁7,旋
回モータ用制御弁9,スティック用制御弁10,ブーム
用制御弁と兼用する補助制御弁11等とがそなえられて
いる。補助油圧回路104には、油路45,油路(アタ
ッチメント用制御弁側補助流体圧回路部)47,油路
(可動作動部位用制御弁側補助流体圧回路部)48と、
これらの油路47,48に介装された流量制御弁機構
(制御弁機構)46とがそなえられている。なお、制御
弁6〜15は、コントロールユニット3内に収納されて
いる。
【0033】ここでは、可動作動部位用制御弁12,ア
タッチメント用制御弁13に着目するので、可動作動部
位用制御弁12,アタッチメント用制御弁13以外の制
御弁、即ち、直進走行用制御弁6,左走行モータ用制御
弁7,右走行モータ用制御弁8,旋回モータ用制御弁
9,ブーム用制御弁と兼用する補助制御弁11,ブーム
用制御弁14,スティック用制御弁10,15といった
制御弁については、作業機用制御弁と呼んで可動作動部
位用制御弁12,アタッチメント用制御弁13と区別す
る。
【0034】ここで、アタッチメント用制御弁13は、
スプールを3段階(アタッチメント上げ位置,中立位
置,アタッチメント下げ位置)に切り替えられるように
なっている。アタッチメント上げ位置は、第1油圧ポン
プ1Aからの作動油(圧力作動流体)を油路33を介し
てアタッチメント駆動用油圧シリンダ装置34の一室へ
供給するとともに、油路32を介してアタッチメント駆
動用油圧シリンダ装置34の他室から作動油をリザーバ
タンク19側へ排出するものである。アタッチメント下
げ位置は、第1油圧ポンプ1Aからの作動油を油路32
を介してアタッチメント駆動用油圧シリンダ装置34の
他室へ供給するとともに、油路33を介してアタッチメ
ント駆動用油圧シリンダ装置34の一室から作動油をリ
ザーバタンク19側へ排出するものである。中立位置
は、アタッチメント駆動用油圧シリンダ装置34への作
動油の給排を停止するものである。
【0035】このために、第1油圧ポンプ1A,アタッ
チメント用制御弁13,アタッチメント駆動用油圧シリ
ンダ装置34,リザーバタンク19は相互に油路を介し
て接続されている。可動作動部位用制御弁12は、スプ
ールを3段階(可動作動部位上げ位置,中立位置,可動
作動部位下げ位置)に切り替えられるようになってい
る。可動作動部位上げ位置は、第1油圧ポンプ1Aから
の作動油を可動作動部位駆動用油圧シリンダ装置65の
一室へ供給するとともに可動作動部位駆動用油圧シリン
ダ装置65の他室から作動油をリザーバタンク19側へ
排出するものである。可動作動部位下げ位置は、第1油
圧ポンプ1bからの作動油を可動作動部位駆動用油圧シ
リンダ装置65の他室へ供給するとともに可動作動部位
駆動用油圧シリンダ装置65の一室から作動油をリザー
バタンク19側へ排出するものである。中立位置は、可
動作動部位駆動用油圧シリンダ装置65への作動油の給
排を停止するものである。
【0036】このために、第1油圧ポンプ1A,可動作
動部位用制御弁13,可動作動部位駆動用油圧シリンダ
装置65,リザーバタンク19は相互に油路を介して接
続されている。ブーム用制御弁と兼用する補助制御弁1
1は、第2油圧ポンプ1Bからブーム駆動用油圧シリン
ダ(作業機用アクチュエータのひとつ)52への作動油
の供給を停止させることにより、第2油圧ポンプ1Bか
らの作動油を補助油圧回路104側へ供給するよう制御
するものである。ここでは、作業機用制御弁のひとつで
あるブーム用制御弁11が補助制御弁を兼用するように
しているが、他の作業機用制御弁が補助制御弁を兼用す
るようにしてもよい。また、例えば、分岐路Cに専用の
補助制御弁11を設けるようにしてもよい。
【0037】この補助制御弁11は、スプールを3段階
(補助流体圧回路側切り換え位置,中立位置,ブーム用
駆動用油圧シリンダ供給位置)に切り替えられるように
なっている。補助流体圧回路側切り換え位置は、第2油
圧ポンプ1Bからブーム駆動用油圧シリンダ52への作
動油の供給を停止させ、第2油圧ポンプ1Bからの作動
油を補助油圧回路(補助流体圧回路)104側へ供給す
るものである。ブーム用駆動用油圧シリンダ供給位置
は、第2油圧ポンプ1Bからの作動油を他のブーム駆動
用制御弁(図示せず),ブーム駆動用油圧シリンダ52
へ供給するものである。中立位置は、第2油圧ポンプ1
Bからの作動油を特に制御しない。
【0038】流量制御弁機構46は、第2油圧ポンプ1
Bからの作動油をアタッチメント用制御弁13側及び可
動作動部位用制御弁12側へ任意に分配するものであ
り、補助油圧回路104のアタッチメント用制御弁側補
助流体圧回路部47,可動作動部位用制御弁側補助流体
圧回路部48とにそれぞれ介装された流量制御用オリフ
ィス46a,46bを備えて一体として構成されてい
る。
【0039】また、流量制御用オリフィスは圧力補償付
きのものが好ましい。さらに、流量制御用オリフィス4
6a,46bは必ずしも一体として流量制御弁機構46
を構成する必要はなく、図2に示すように、補助油圧回
路104のアタッチメント用制御弁側補助流体圧回路部
47,可動作動部位用制御弁側補助流体圧回路部48と
にそれぞれ別々に流量制御用オリフィス46a,46b
を設けて、流量制御弁機構46を構成してもよい。
【0040】さらに、各制御弁6〜15を制御するため
に、作業機用パイロット油圧回路(作業機用パイロット
流体圧回路)が設けられている。図1では、可動作動部
位用制御弁12,アタッチメント用制御弁13,ブーム
用制御弁と兼用する補助制御弁11に関するパイロット
油圧回路のみを破線で示している。作業機用パイロット
油圧回路は第1パイロット油圧回路108と第2パイロ
ット油圧回路107とからなる。第1パイロット油圧回
路108は、パイロット油圧(制御用圧力流体)をブー
ム用制御弁と兼用する補助制御弁11に作用させて該補
助制御弁11を制御するもので、パイロット油路42,
49と、パイロットポンプ2と、パイロット用制御弁
(図示略)と、パイロット油路42,49に介装された
オンオフ制御弁41とがそなえられている。
【0041】第2パイロット油圧回路107は、パイロ
ット油圧をアタッチメント用制御弁13に作用させて該
アタッチメント用制御弁13を制御するアタッチメント
用パイロット油圧回路(パイロット流体圧回路)105
と、パイロット油圧を可動作動部位用制御弁12に作用
させて該可動作動部位用制御弁12を制御する可動作動
部位用パイロット油圧回路106とを備えている。
【0042】アタッチメント用パイロット油圧回路10
5には、パイロット油路25,26と、パイロットポン
プ2と、パイロット用制御弁(図示略)と、パイロット
油路25,26に介装されたシャトル弁37とがそなえ
られている。ここで、パイロット用制御弁は、アタッチ
メント用操作部材としてのアタッチメント用操作レバー
24aと連動するようにアタッチメント用操作装置24
内に装備されている。
【0043】可動作動部位用パイロット油圧回路106
は、パイロット油路22,23と、パイロットポンプ2
と、パイロット用制御弁(図示略)と、パイロット油路
22,23に介装されたシャトル弁35とがそなえられ
ている。ここで、パイロット用制御弁は、可動作動部位
用操作部材としての可動作動部位用操作ペダル21aと
連動するように可動作動部位用操作装置21内に装備さ
れている。
【0044】また、第1パイロット油圧回路108と第
2パイロット油圧回路107とは、パイロット油路3
6,38と、パイロット油路36,38,40に介装さ
れたシャトル弁39と、パイロット油路40とを介して
接続されている。ここで、シャトル弁37は、ボール状
弁体が移動することにより、パイロット油路25及びパ
イロット油路26の連絡時に、パイロット油路25及び
パイロット油路26を通じて供給されるパイロット油圧
のうちのいずれか大きい方のパイロット油圧をパイロッ
ト油路38に供給しうるようになっている。シャトル弁
35は、ボール状弁体が移動することにより、パイロッ
ト油路22及びパイロット油路23の連絡時に、パイロ
ット油路22及びパイロット油路23を通じて供給され
るパイロット油圧のうちのいずれか大きい方のパイロッ
ト油圧をパイロット油路36に供給しうるようになって
いる。シャトル弁39は、ボール状弁体が移動すること
により、パイロット油路38及びパイロット油路36の
連絡時に、パイロット油路38及びパイロット油路36
を通じて供給されるパイロット油圧のうちのいずれか大
きい方のパイロット油圧をパイロット油路36に供給し
うるようになっている。
【0045】また、オンオフ制御弁41は、ブーム制御
用のパイロット油圧を受けて、パイロット油路42の連
通・遮断制御を行なうようになっている。本実施形態の
作業機械の作業機制御回路は、このように構成されるた
め、以下のように作動する。まず、アタッチメント30
を作動させるには、運転操作室64内のアタッチメント
用操作レバー24aを操作して、アタッチメント用操作
レバー24aと連動するパイロット用制御弁を動作させ
る。これによって、パイロットポンプ2からのパイロッ
ト油圧の供給状態を制御し、パイロット油圧をパイロッ
ト油路25又はパイロット油路26を通じてアタッチメ
ント用制御弁13に作用させて、アタッチメント用制御
弁13を所要の位置に駆動させるようにする。これによ
り、アタッチメント駆動用油圧シリンダ装置34の作動
油が給排調整され、このシリンダ装置34が所要の長さ
に伸縮駆動されるようになる。
【0046】また、可動作動部位30を作動させるに
は、運転操作室64内の可動作動部位用操作ペダル21
aを操作することにより可動作動部位用操作ペダル21
aと連動するパイロット用制御弁を動作させる。これに
よって、パイロットポンプ2からのパイロット油圧の供
給状態を制御し、該パイロット油圧をパイロット油路2
2又はパイロット油路23を通じて可動作動部位用制御
弁12に作用させて、可動作動部位用制御弁12を所要
の位置に駆動させるようにする。これにより、可動作動
部位駆動用油圧シリンダ装置65の作動油が給排調整さ
れ、このシリンダ装置65が所要の長さに伸縮駆動され
るようになる。
【0047】例えば、アタッチメント30を下降させる
と同時に、可動作動部位30aを上昇させる(即ち、爪
部30bに近づくように閉鎖側へ駆動する)には、アタ
ッチメント駆動用油圧シリンダ装置34及び可動作動部
位駆動用油圧シリンダ装置65を同時に伸長させればよ
い。この場合には、運転操作室64内のアタッチメント
用操作レバー24a及び可動作動部位用操作ペダル21
aを同時に操作することにより、パイロット油圧をパイ
ロット油路25を通じてアタッチメント用制御弁13に
作用させるとともに、パイロット油圧をパイロット油路
23を通じて可動作動部位用制御弁12に作用させる。
【0048】このとき、パイロット油路25及びパイロ
ット油路26はパイロット油路38とシャトル弁37を
介して接続されており、この場合にはパイロット油路2
5のパイロット油圧の方が大きくなるので、シャトル弁
37の作用により、パイロット油路25からパイロット
油圧がパイロット油路38に供給される。同様に、パイ
ロット油路23及びパイロット油路22はパイロット油
路36とシャトル弁35を介して接続されており、この
場合にはパイロット油路23のパイロット油圧の方が大
きくなるので、シャトル弁35の作用により、パイロッ
ト油路23からパイロット油圧がパイロット油路38に
供給される。
【0049】さらに、パイロット油路38とパイロット
油路36とは、パイロット油路42及びシャトル弁39
を介して接続されているから、シャトル弁35の作用に
より、パイロット油路38のパイロット油圧及びパイロ
ット油路36のパイロット油圧のうちのいずれか大きい
方のパイロット油圧がパイロット油路42に供給され
る。このとき、ブーム制御用のパイロット油圧は供給さ
れていないため、オンオフ制御弁41はオン状態とな
り、パイロット油圧はそのままブーム用制御弁と兼用す
る補助制御弁11に供給されることになる。
【0050】したがって、パイロット油路25を通じて
パイロット油圧をアタッチメント用制御弁13に作用さ
せ、パイロット油路23を通じてパイロット油圧を可動
作動部位用制御弁12に作用させるとともに、パイロッ
ト油路38又はパイロット油路36及びパイロット油路
42を通じて、パイロット油圧をブーム用制御弁と兼用
する補助制御弁11にも作用させることが行われる。
【0051】その結果、ブーム用制御弁と兼用する補助
制御弁11のスプールの位置が補助油圧回路側切り換え
位置となって、第2油圧ポンプ1Bからブーム駆動用油
圧シリンダへの作動油の供給が停止され、これによって
第2油圧ポンプ1Bからの作動油が補助油圧回路104
へ供給され、流量制御弁機構46により任意に分配され
て第1油圧ポンプ1Aからの作動油に加えられる。
【0052】これにより、アタッチメント用制御弁13
のスプールの位置がアタッチメント下げ位置となって、
第1油圧ポンプ1A及び第2油圧ポンプ1Bからの作動
油が油路5,31,32を経て、アタッチメント駆動用
油圧シリンダ装置34の一室へ供給される。この一方
で、アタッチメント駆動用油圧シリンダ装置34の他室
内の作動油が油路33,20を経てリザーバタンク19
へ排出される。これにより、アタッチメント駆動用油圧
シリンダ装置34が伸長しながら、アタッチメント30
を矢印aで示すように下側へ回動させる。
【0053】また、可動作動部位用制御弁12のスプー
ルの位置が可動作動部位上げ位置となって、第1油圧ポ
ンプ1A及び第2油圧ポンプ1Bからの作動油が油路
5,27,29を経て、可動作動部位駆動用油圧シリン
ダ装置65の一室へ供給される。この一方で、可動作動
部位駆動用油圧シリンダ装置65の他室内の作動油が、
油路28,20を経てリザーバタンク19へ排出され
る。これにより、可動作動部位駆動用油圧シリンダ装置
65が伸長しながら、可動作動部位30aを矢印cで示
すように上側へ回動させる。
【0054】したがって、第1油圧ポンプ1Aからの作
動油に加えて、第2油圧ポンプ1Bからの作動油がアタ
ッチメント駆動用油圧シリンダ装置34及び可動作動部
位駆動用油圧シリンダ装置65へ供給されることになる
ので、アタッチメント30及び可動作動部位30aの十
分な作動速度を確保し、操作応答性の向上を図ることが
できる。
【0055】逆に、アタッチメント30を上昇させると
同時に、可動作動部位30aを下降させる(即ち、爪部
30bから離れるように開放側へ駆動する)には、アタ
ッチメント駆動用油圧シリンダ装置34及び可動作動部
位駆動用油圧シリンダ装置65を同時に収縮させればよ
い。この場合には、運転操作室64内のアタッチメント
用操作レバー24a及び可動作動部位用操作ペダル21
aを同時に操作することにより、パイロット油圧をパイ
ロット油路26を通じてアタッチメント用制御弁13に
作用させるとともに、パイロット油圧をパイロット油路
22を通じて可動作動部位用制御弁12に作用させる。
【0056】このとき、パイロット油路25及びパイロ
ット油路26はパイロット油路38とシャトル弁37を
介して接続されており、この場合にはパイロット油路2
6のパイロット油圧の方が大きくなるので、シャトル弁
37の作用により、パイロット油路26からパイロット
油圧がパイロット油路38に供給される。同様に、パイ
ロット油路22及びパイロット油路23はパイロット油
路36とシャトル弁35を介して接続されており、この
場合にはパイロット油路22のパイロット油圧の方が大
きくなるので、シャトル弁35の作用により、パイロッ
ト油路22からパイロット油圧がパイロット油路38に
供給される。
【0057】さらに、パイロット油路38とパイロット
油路36とはパイロット油路42及びシャトル弁39を
介して接続されているから、シャトル弁35の作用によ
り、パイロット油路38のパイロット油圧及びパイロッ
ト油路36のパイロット油圧のうちのいずれか大きい方
のパイロット油圧がパイロット油路42に供給される。
このとき、ブーム制御用のパイロット油圧は供給されて
いないためオンオフ制御弁41はオン状態となり、パイ
ロット油圧はそのままブーム用制御弁と兼用する補助制
御弁11に供給されることになる。
【0058】したがって、パイロット油路26を通じ
て、パイロット油圧をアタッチメント用制御弁13に作
用させ、パイロット油路22を通じて、パイロット油圧
を可動作動部位用制御弁12に作用させるとともに、パ
イロット油路38又はパイロット油路36及びパイロッ
ト油路42を通じて、パイロット油圧をブーム用制御弁
と兼用する補助制御弁11にも作用させることが行われ
る。
【0059】その結果、ブーム用制御弁と兼用する補助
制御弁11のスプールの位置が補助油圧回路側切り換え
位置となって、第2油圧ポンプ1Bからブーム駆動用油
圧シリンダへの作動油の供給が停止され、これによって
第2油圧ポンプ1Bからの作動油が補助油圧回路104
側へ供給され、流量制御弁機構46により任意に分配さ
れて第1油圧ポンプ1Aからの作動油に加えられる。
【0060】これにより、アタッチメント用制御弁13
のスプールの位置がアタッチメント上げ位置となって、
第1油圧ポンプ1A及び第2油圧ポンプ1Bからの作動
油が油路5,31,33を経て、アタッチメント駆動用
油圧シリンダ装置34の他室へ供給される。この一方
で、アタッチメント駆動用油圧シリンダ装置34の一室
内の作動油が、油路32,20を経てリザーバタンク1
9へ排出される。これにより、アタッチメント駆動用油
圧シリンダ装置34が収縮しながら、アタッチメント3
0を矢印bで示すように上側へ回動させる。
【0061】また、可動作動部位用制御弁12のスプー
ルの位置が可動作動部位下げ位置となって、第1油圧ポ
ンプ1b及び第2油圧ポンプ1aからの作動油が油路
5,27,28を経て、可動作動部位駆動用油圧シリン
ダ装置65の他室へ供給される。この一方で、可動作動
部位駆動用油圧シリンダ装置65の一室内の作動油が油
路29,20を経てリザーバタンク19へ排出される。
これにより、可動作動部位駆動用油圧シリンダ装置65
が収縮しながら、可動作動部位30aを矢印dで示すよ
うに下側へ回動させる。
【0062】したがって、第1油圧ポンプ1Aからの作
動油に加えて、第2油圧ポンプ1Bからの作動油がアタ
ッチメント駆動用油圧シリンダ装置34及び可動作動部
位駆動用油圧シリンダ装置65へ供給されることになる
ので、アタッチメント30及び可動作動部位30aの十
分な作動速度を確保し、操作応答性の向上を図ることが
できる。
【0063】このほか、アタッチメント30を上昇させ
ると同時に、可動作動部位30aを上昇させる(即ち、
爪部30bに近づくように閉鎖側へ駆動する)場合、ア
タッチメント30を下降させると同時に、可動作動部位
30aを下降させる(即ち、爪部30bから離れるよう
に開放側へ駆動する)場合もあるが、上記の動作例と同
様の原理でアタッチメント駆動用油圧シリンダ装置34
及び可動作動部位駆動用油圧シリンダ装置65を伸縮駆
動させればよい。
【0064】もちろん、運転操作室64内のアタッチメ
ント用操作レバー24aや可動作動部位用操作ペダル2
1aを独立して操作することにより、アタッチメント3
0や可動作動部位30aを上昇または下降させることも
できる。この場合には、従来と同様に、アタッチメント
駆動用油圧シリンダ装置34または可動作動部位駆動用
油圧シリンダ装置65を伸縮駆動させればよい。
【0065】この場合も、ブーム用制御弁と兼用する補
助制御弁11の作用により、第1油圧ポンプ1Aからの
作動油に加えて、第2油圧ポンプ1Bからの作動油がア
タッチメント駆動用油圧シリンダ装置34及び可動作動
部位駆動用油圧シリンダ装置65へ供給されることにな
るので、アタッチメントまたは可動作動部位の作動速度
の制御が可能になる。
【0066】ところで、運転操作室64内のブーム操作
部材(作業機操作部材のひとつ)を操作した場合には、
パイロット油圧がブーム制御用のパイロット油路49を
通じて、オンオフ制御弁41に供給されて、オンオフ制
御弁41はオフ状態になる。これにより、パイロット油
路42は切断され、パイロット油路42内のパイロット
用油圧はパイロット油路43を通じてリザーバタンク1
9に排出される。また、パイロット油圧がブーム用制御
弁と兼用する補助制御弁11にも供給されて、該補助制
御弁11のスプールはブーム用駆動用油圧シリンダ供給
位置に切り替えられ、第2油圧ポンプ1Bからの作動油
を他のブーム駆動用制御弁、ブーム駆動用油圧シリンダ
へ供給されることになる。
【0067】なお、アタッチメント駆動用油圧シリンダ
装置34や可動作動部位駆動用油圧シリンダ装置65の
現状態を保持するには、パイロット油圧をアタッチメン
ト用制御弁13や可動作動部位用制御弁12に適宜作用
させて、アタッチメント用制御弁13,可動作動部位用
制御弁12の各スプールの位置を中立位置(油圧給排路
遮断位置)にすればよい。これにより、アタッチメント
駆動用油圧シリンダ装置34や可動作動部位駆動用油圧
シリンダ装置65からの作動油の給排が停止され、アタ
ッチメント34及び可動作動部位30aが現位置に保持
される。また、補助制御弁11のスプールが中立の場合
は、第2油圧ポンプ1Bからの作動油の制御は行なわな
い。
【0068】このようにして、本実施形態によれば、
岩、コンクリート等の作業しようとする目標物63に対
する位置の調整を行ないながら破砕作業を行う場合にお
いて、従来は、1つの油圧ポンプ1Aから供給される作
動油によりアタッチメント30及び可動作動部位30a
を駆動させていたが、これにアタッチメント30及び可
動作動部位30a以外の作業機を駆動させるために使用
していた他の油圧ポンプ1Bから供給される作動油を加
えて、2つの油圧ポンプ1A,1Bから供給される作動
油をアタッチメント駆動用油圧シリンダ装置34や可動
作動部位駆動用油圧シリンダ装置65に供給することに
より、作動油を十分に供給できるようになり、双方につ
いて十分な操作応答性を確保し、特にこれらを同時に操
作した場合にも十分の作動油を確保できるようにして双
方の駆動速度を向上させ、アタッチメント30及び可動
作動部位30aの同時に操作した場合の操作応答性を向
上させることができるのである。
【0069】次に、第2実施形態について説明すると、
この実施形態の作業機械の作業機制御回路は、図3に示
すように、上述の第1実施形態のものと、補助油圧回路
(補助流体圧回路)104が異なる。つまり、本実施形
態では、補助油圧回路104は、油路80,油路(アタ
ッチメント用制御弁側補助流体圧回路部)81,油路
(可動作動部位用制御弁側補助流体圧回路部)82と、
これらの油路81,82に介装された切換制御弁機構9
0,逆止弁(チェック弁)72とを備えて構成される。
なお、油路80は油路4に接続され、第2油圧ポンプ1
Bからの作動油を送給される。また、油路81,82
は、この油路80の下流側に接続される。
【0070】まず、切換制御弁機構90は、第2油圧ポ
ンプ1Bからの作動油をアタッチメント用制御弁13側
又は可動作動部位用制御弁12側のいずれかに供給する
ように切換制御するものであり、補助油圧回路104の
油路81,82にそれぞれ介装されたオンオフ制御弁
(切換弁)70,71により構成される。これらのオン
オフ制御弁70,71は、第1油圧ポンプ1Aからアタ
ッチメント30又はアタッチメント駆動用油圧シリンダ
34に供給される作動油の圧力を受けて、油路81,8
2の連通・遮断制御を行なうようになっている。
【0071】具体的には、オンオフ制御弁70のオン側
とオンオフ制御弁71のオフ側とは、油路83を介して
接続されており、この油路83は、さらに油路82に接
続されている。一方、オンオフ制御弁70のオフ側とオ
ンオフ制御弁71のオン側とは、油路84を介して接続
されており、この油路84は、さらに油路81に接続さ
れている。
【0072】そして、第1油圧ポンプ1Aから供給され
る作動油が、油路81,油路84bを介して、オンオフ
制御弁71のオン側駆動用油室(図示略)に供給される
とともに、油路81,油路84aを介して、オンオフ制
御弁70のオフ側駆動用油室(図示略)に供給されるよ
うになっている。また、第1油圧ポンプ1Aから供給さ
れた作動油が、油路82,油路83bを介して、オンオ
フ制御弁71のオフ側駆動用油室(図示略)に供給され
るとともに、油路82,油路83aを介して、オンオフ
制御弁70のオン側駆動用油室(図示略)に供給される
ようになっている。
【0073】このようにして、オンオフ制御弁70,7
1のオン側,オフ側の各油室にそれぞれ作動油が供給さ
れ、より高圧の作動油がかかる側からオンオフ制御弁7
0,71のスプールが押され、その供給された作動油の
圧力が低い方にオンオフ制御弁70,71のスプールが
移動するようになっている。つまり、オンオフ制御弁7
0,71は、第1油圧ポンプ1Aからアタッチメント3
0又はアタッチメント駆動用油圧シリンダ34に供給さ
れる作動油のうち高圧の方に、第2油圧ポンプ1Bから
の作動油が供給されるように切り換えられるようになっ
ている。
【0074】つまり、第1油圧ポンプ1Aからアタッチ
メント30又はアタッチメント駆動用油圧シリンダ34
に供給される圧力が高圧になる状況とは、これらへの負
荷が大きくなった状況であり、アタッチメント30,ア
タッチメント駆動用油圧シリンダ34のうち、より負荷
の大きい方が供給される作動油の油圧も高くなり、逆
に、このように、より負荷が大きく、より供給油圧の高
い方がより作動油が必要な状況と考えられるからであ
る。
【0075】このため、例えば、第1油圧ポンプ1Aか
ら可動作動部位駆動用油圧シリンダ65に供給される圧
力の方が高い場合(即ち、油路82内の圧力が高い場
合)には、オンオフ制御弁71はオフ側に切り換わり油
路81が遮断される一方、オンオフ制御弁70はオン側
に切り換わり油路82が連通され、第1油圧ポンプ1A
からの作動油に加えて、第2油圧ポンプ1Bからの作動
油が可動作動部位駆動用油圧シリンダ65に供給される
ことになり、可動作動部位30aの十分な作動速度を確
保し、操舵応答性の向上を図ることができる。
【0076】一方、第1油圧ポンプ1Aからアタッチメ
ント駆動用油圧シリンダ34に供給される圧力の方が高
い場合(即ち、油路81内の圧力が高い場合)には、オ
ンオフ制御弁70はオフ側に切り換わり油路82が遮断
される一方、オンオフ制御弁71はオン側に切り換わり
油路81が連通され、第1油圧ポンプ1Aからの作動油
に加えて、第2油圧ポンプ1Bからの作動油がアタッチ
メント駆動用油圧シリンダ34に供給されることにな
り、アタッチメント30の十分な作動速度を確保し、操
作応答性の向上を図ることができる。
【0077】ところで、この補助油圧回路104に備え
られるオンオフ制御弁70,71の上流側には逆止弁7
2が設けられている。この逆止弁72は、第2油圧ポン
プ1Bからの作動油を連通する一方、第1油圧ポンプ1
Aからの作動油を遮断するようになっており、第1油圧
ポンプ1Aからの作動油が補助油圧回路104の上流側
に流れ込むのを防止するためのものである。
【0078】なお、本実施形態の作業機械の作業機制御
回路におけるその他の構成については、上述の第1実施
形態のものと同様であるため、ここでは、その説明を省
略する。また、本実施形態の作業機械の作業機制御回路
における補助油圧回路104は、外部配管として取り付
けるようにしてもよい。本実施形態の作業機械の作業機
制御回路は、このように構成されるため、アタッチメン
ト30,可動作動部位30aを作動させるには、上述の
第1実施形態と同様に作動させることができるが、この
際、第2油圧ポンプ1Bによって補助油圧回路104へ
供給された作動油が、切換制御弁機構90としてのオン
オフ制御弁70,71により、可動作動部位駆動用油圧
シリンダ65又はアタッチメント駆動用油圧シリンダ3
4のうち作動油が足りない方にのみ第2油圧ポンプ1A
からの作動油が加えられるようになっている。
【0079】このようにして、本実施形態によれば、上
述の第1実施形態と同様に、岩、コンクリート等の作業
しようとする目標物63に対する位置の調整を行ないな
がら破砕作業を行う場合において、従来は、1つの油圧
ポンプ1Aから供給される作動油によりアタッチメント
30及び可動作動部位30aを駆動させていたが、これ
にアタッチメント30及び可動作動部位30a以外の作
業機を駆動させるために使用していた他の油圧ポンプ1
Bから供給される作動油を加えて、2つの油圧ポンプ1
A,1Bから供給される作動油をアタッチメント駆動用
油圧シリンダ装置34又は可動作動部位駆動用油圧シリ
ンダ装置65に供給することにより、同時操作時に、特
に、作動油が足りないシリンダ装置にも作動油を十分に
供給できるようにして、双方の駆動速度を向上させ、双
方について十分な操作応答性を確保し、アタッチメント
30及び可動作動部位30aの同時に操作した場合の操
作応答性を向上させることができるのである。
【0080】なお、上記の実施形態において、本発明を
油圧を用いて作動させるような構成にしているが、その
他の流体圧を用いて作動させるような構成にすることも
勿論可能である。また、本発明は、油圧ショベルのごと
き建設機械に適用するほか、その他、各種の作業機械へ
の適用も可能である。
【0081】さらに、上記の実施形態においては、補助
制御弁はブーム用制御弁11と兼用しているが、補助制
御弁は別個に設けてもよく、補助流体圧回路を外部配管
回路として構成すれば、従来の機種の改良に際して都合
がよい。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の作業機械
の作業機制御回路(請求項1〜8)によれば、アタッチ
メント駆動用アクチュエータ,可動作動部位駆動用アク
チュエータ,該アタッチメント駆動用アクチュエータ及
び可動作動部位駆動用アクチュエータを駆動するための
圧力作動流体を加圧する第1流体圧ポンプ,アタッチメ
ント用制御弁,可動作動部位用制御弁,作業機用アクチ
ュエータ,該作業機用アクチュエータを駆動するための
圧力作動流体を加圧する第2流体圧ポンプ,作業機用制
御弁を少なくとも有する作業機用主流体圧回路をそな
え、パイロットポンプ,該パイロットポンプからの制御
用圧力流体のアタッチメント用制御弁,可動作動部位用
制御弁及び作業機用制御弁への供給状態を制御すべく作
業機操作部材を連動する複数のパイロット用制御弁を少
なくとも有する作業機用パイロット流体圧回路をそなえ
た作業機械の作業機制御回路において、該第2流体圧ポ
ンプからの圧力作動流体を上記のアタッチメント駆動用
アクチュエータ及び可動作動部位駆動用アクチュエータ
へ供給しうる補助流体圧回路を設け、かつ、該第2流体
圧ポンプから上記のアタッチメント用制御弁側及び/又
は可動作動部位用制御弁側への圧力作動流体の供給状態
を制御すべく該補助流体圧回路に介装された制御弁機構
が設けられ、さらに、該第2流体圧ポンプからの圧力作
動流体を該補助流体圧回路側へ供給するよう制御される
補助制御弁が設けられているので、アタッチメント及び
可動作動部位を同時に駆動する場合に、第1流体圧ポン
プからの圧力作動流体の供給に加え、第2流体圧ポンプ
から圧力作動流体の供給を受けることができ、これによ
り、アタッチメント及び可動作動部位を同時に駆動させ
る場合に双方に必要な圧力作動流体を十分に確保するこ
とができ、その結果、アタッチメント及び可動作動部位
を同時に駆動する場合に双方に十分な作業速度を確保す
ることができるため、アタッチメント及び可動作動部位
を同時に駆動して位置を調整しながら破砕作業を行う際
に円滑に作業を進めることができ、その操作応答性の向
上を図ることができる利点がある。
【0083】また、作業機用制御弁が補助制御弁を兼用
しているので、従来から設けられている作業機用制御弁
を利用することができ、補助流体圧回路が外部配管回路
として構成されているので、従来の作業機械の改良が容
易にでき、極めて実用価値が高いという効果が得られ
る。特に、請求項3,7,8のように回路を構成するこ
とで、流体圧を必要とする度合に応じて流体圧を分配し
うるようになるため、効率よい流体圧の利用により、作
業機械をより効率よく、かつ、作業バランスよく作動さ
せることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての作業機械の作業
機制御回路の構成を説明するための制御油圧回路図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる流量制御弁機構
の他の構成例を説明するための図であって、図1のA部
に対応する図である。
【図3】本発明の第2実施形態としての作業機械の作業
機制御回路の構成を説明するための制御油圧回路図であ
る。
【図4】従来の作業機械の作業機制御回路の構成を説明
するための制御油圧回路図である。
【図5】アタッチメント装着時の油圧ショベルのごとき
建設機械を示す模式的側面図である。
【符号の説明】
1A 第1油圧ポンプ(第1流体圧ポンプ) 1B 第2油圧ポンプ(第2流体圧ポンプ) 2 パイロットポンプ 3 コントロールユニット 4 油路 5 油路 6 直進走行用制御弁 7 左走行モータ用制御弁 8 右走行モータ用制御弁 9 旋回モータ用制御弁 10 スティック用制御弁 11 ブーム用制御弁(ブーム用制御弁と兼用する補助
制御弁) 12 可動作動部位用制御弁 13 アタッチメント用制御弁 19 リザーバタンク 21 可動作動部位用操作装置 21a 可動作動部位用操作ペダル 22,23,25,26,36,38,42,49 パ
イロット油路 24 アタッチメント用操作装置 24a アタッチメント用操作レバー 30 アタッチメント 30a 可動作動部位 30b 可動作動部位の爪部 30c,51A,54A ピン 34 アタッチメント駆動用油圧シリンダ(アタッチメ
ント駆動用アクチュエータ) 35,37,39 シャトル弁 41 オンオフ制御弁 46 流量制御弁機構(制御弁機構) 46a,46b 流量制御用オリフィス 50 建設機械本体(作業機械本体) 52 ブーム駆動用油圧シリンダ(作業機駆動用アクチ
ュエータのひとつ) 58,59 ロッド 61 下部走行体 63 目標物 64 運転操作室 65 可動作動部位駆動用油圧シリンダ(可動作動部位
駆動用アクチュエータ) 70,71 オンオフ制御弁(切換弁) 72 逆止弁(チェック弁) 80,83,83a,83b,84,84a,84b
油路 81 油路(アタッチメント用制御弁側補助流体圧回路
部) 82 油路(可動作動部位用制御弁側補助流体圧回路
部) 90 切換制御弁機構(制御弁機構) 101 作業機用油圧回路(作業機用主流体圧回路) 102 第1回路部 103 第2回路部 104 補助油圧回路(補助流体圧回路) 105 アタッチメント用パイロット油圧回路(アタッ
チメント用パイロット流体圧回路) 106 可動作動部位用パイロット油圧回路(可動作動
部位用パイロット流体圧回路) 107 第2パイロット油圧回路 108 第1パイロット油圧回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 康弘 兵庫県神戸市兵庫区和田宮通七丁目1番 14号 西菱エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−144432(JP,A) 特開 平3−5531(JP,A) 特開 平5−280071(JP,A) 実開 平5−81361(JP,U) 実開 昭50−29007(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/22 E02F 3/43

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーム部に対し姿勢変更可能に取り付け
    られるとともに可動作動部位を有する可動式アタッチメ
    ントを装備した作業機械において、 該アタッチメントを駆動するためのアタッチメント駆動
    用アクチュエータと、 該アタッチメントの該可動作動部位を駆動するための可
    動作動部位駆動用アクチュエータと、 上記のアタッチメント駆動用アクチュエータ及び可動作
    動部位駆動用アクチュエータを駆動するための圧力作動
    流体を加圧する第1流体圧ポンプと、 該第1流体圧ポンプから該アタッチメント駆動用アクチ
    ュエータへの圧力作動流体の供給状態を制御するアタッ
    チメント用制御弁と、 該第1流体圧ポンプから該可動作動部位駆動用アクチュ
    エータへの圧力作動流体の供給状態を制御する可動作動
    部位用制御弁とを有するとともに、 上記のアタッチメント及び可動作動部位以外の作業機を
    駆動するための作業機駆動用アクチュエータと、 該作業機駆動用アクチュエータを駆動するための圧力作
    動流体を加圧する第2流体圧ポンプと、 該第2流体圧ポンプから該作業機用アクチュエータへの
    圧力作動流体の供給状態を制御する作業機用制御弁とを
    少なくとも有する作業機用主流体圧回路をそなえるとと
    もに、 制御用圧力流体を発生するパイロットポンプと、該パイ
    ロットポンプからの制御用圧力流体の上記のアタッチメ
    ント用制御弁,可動作動部位用制御弁及び作業機用制御
    弁への供給状態を制御すべく上記のアタッチメント及び
    可動作動部位を操作する操作部材を含む作業機操作部材
    と連動する複数のパイロット用制御弁とを少なくとも有
    する作業機用パイロット流体圧回路をそなえ、 該第2流体圧ポンプからの圧力作動流体を上記のアタッ
    チメント用制御弁及び可動作動部位用制御弁を経由して
    上記のアタッチメント駆動用アクチュエータ及び可動作
    動部位駆動用アクチュエータへ供給しうる補助流体圧回
    路と、 該第2流体圧ポンプから上記のアタッチメント用制御弁
    側及び/又は可動作動部位用制御弁側への圧力作動流体
    の供給状態を制御すべく該補助流体圧回路に介装された
    制御弁機構と、 上記のアタッチメント,可動作動部位を操作する操作部
    材と連動するパイロット用制御弁によって、該第2流体
    圧ポンプからの圧力作動流体を該補助流体圧回路側へ供
    給するよう制御される補助制御弁とが設けられ 該作業機用制御弁が該補助制御弁を兼用し、該作業機用
    制御弁が、上記のアタッチメント,可動作動部位を操作
    する操作部材と連動するパイロット用制御弁によって、
    該第2流体圧ポンプから該作業機用アクチュエータへの
    圧力作動流体の供給を停止させることにより、該第2流
    体圧ポンプからの圧力作動流体を該補助流体圧回路側へ
    供給するように構成されている ことを特徴とする、作業
    機械の作業機制御回路。
  2. 【請求項2】 該制御弁機構が、該第2流体圧ポンプか
    らの圧力作動流体を上記のアタッチメント用制御弁側及
    び可動作動部位用制御弁側へ分配すべく流量を制御する
    流量制御弁機構として構成されていることを特徴とす
    る、請求項1記載の作業機械の作業機制御回路。
  3. 【請求項3】 該制御弁機構が、該第2流体圧ポンプか
    らの圧力作動流体を上記のアタッチメント用制御弁側及
    び可動作動部位用制御弁側のいずれかに供給すべく切換
    制御する切換制御弁機構として構成されていることを特
    徴とする、請求項1記載の作業機械の作業機制御回路。
  4. 【請求項4】 作業機用パイロット流体圧回路が、該補
    助制御弁を兼用する該作業機用制御弁のための第1パイ
    ロット流体圧回路と、上記のアタッチメント用制御弁及
    び可動作動部位用制御弁のための第2パイロット流体圧
    回路とを含んで構成され、該第1パイロット流体圧回路
    及び第2パイロット流体圧回路はシャトル弁を介して接
    続されていることを特徴とする、請求項1記載の作業機
    械の作業機制御回路。
  5. 【請求項5】 該補助流体圧回路が外部配管回路として
    構成されたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか
    に記載の作業機械の作業機制御回路。
  6. 【請求項6】 該流量制御弁機構が、アタッチメント用
    制御弁側補助流体圧回路部と可動作動部位用制御弁側補
    助流体圧回路部とにそれぞれ介装された流量制御用オリ
    フィスをそなえて構成されたことを特徴とする、請求項
    2記載の作業機械の作業機制御回路。
  7. 【請求項7】 該切換制御弁機構が、アタッチメント用
    制御弁側補助流体圧回路部と可動作動部位用制御弁側補
    助流体圧回路部とにそれぞれ介装された切換弁として構
    成され、該切換弁が該第1流体圧ポンプから上記のアタ
    ッチメント用制御弁側及び可動作動部位用制御弁側へ供
    給される圧力作動流体の圧力によって切り換えられるよ
    うに構成されていることを特徴とする、請求項3記載の
    作業機械の作業機制御回路。
  8. 【請求項8】 該補助流体圧回路が、該切換弁の上流側
    に逆止弁を備えることを特徴とする、請求項7記載の作
    業機械の作業機制御回路。
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