JPH05132977A - 建設機械の油圧回路 - Google Patents

建設機械の油圧回路

Info

Publication number
JPH05132977A
JPH05132977A JP32501491A JP32501491A JPH05132977A JP H05132977 A JPH05132977 A JP H05132977A JP 32501491 A JP32501491 A JP 32501491A JP 32501491 A JP32501491 A JP 32501491A JP H05132977 A JPH05132977 A JP H05132977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching valve
pressure
hydraulic
hydraulic circuit
valve group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32501491A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Aoyanagi
幸雄 青柳
Kimio Katsuki
公雄 勝木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP32501491A priority Critical patent/JPH05132977A/ja
Publication of JPH05132977A publication Critical patent/JPH05132977A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定の切換弁の単独操作に際し、この特定の
切換弁に流入する第2の可変容量油圧ポンプからの流量
を所望の大きな流量にすることができる建設機械の油圧
回路の提供。 【構成】 可変容量油圧ポンプ4、5と、油圧ポンプ4
から圧油を供給される第1の切換弁群、油圧ポンプ5か
ら圧油を供給される第2の切換弁群と、第1の切換弁群
の切換弁の操作を検出する圧力検出手段22、上記第2
の切換弁群の切換弁の操作を検出する圧力検出手段23
と、圧力検出手段22、23のそれぞれ検出信号に応じ
て油圧ポンプ4、5の吐出容量を制御する第1、第2の
の吐出容量制御手段6、7と、第2の切換弁群のセンタ
バイパス通路41と第1の切換弁群に含まれる特定の切
換弁9の圧油供給通路とを接続する接続通路28とを備
えた建設機械の油圧回路において、特定の切換弁9の操
作を検出する圧力検出器31と、この圧力検出器31か
ら出力される検出信号に応じて上記第2の吐出容量制御
手段7の目標吐出量を補正する補正手段を含む制御手段
21とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルなどの建
設機械に備えられ、特に、第1の切換弁群、第2の切換
弁群を形成する複数の切換弁と、これらの切換弁に圧油
を供給する複数の油圧ポンプとを備えた建設機械の油圧
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧ショベルの油圧回路として、
第1の可変容量油圧ポンプ、第2の可変容量油圧ポンプ
を含む複数の油圧ポンプと、第1の可変容量油圧ポンプ
から圧油を供給される第1の切換弁群、例えば走行右用
切換弁、バケット用切換弁、ブーム用切換弁、アーム
(合流)用切換弁を含む切換弁群と、第2の可変容量油
圧ポンプから圧油を供給される第2の切換弁群、例えば
旋回用切換弁、アーム用切換弁、ブーム(合流)用切換
弁、アタッチメント用切換弁、走行左用切換弁を含む切
換弁群と、第1の切換弁群に含まれる切換弁のうちの少
なくとも1つの切換弁の操作、すなわち中立位置から切
り換えられた作動状態にあるかどうかを検出する第1の
操作検出手段、例えば圧力検出手段と、第2の切換弁群
に含まれる切換弁のうちの少なくとも1つの切換弁の操
作を検出する第2の操作検出手段、例えば圧力検出手段
と、第1の操作検出手段により発生する操作検出信号に
応じて第1の可変容量油圧ポンプの吐出容量を制御する
第1の吐出容量制御手段、すなわちレギュレータと、第
2の操作検出手段により発生する操作検出信号に応じて
上記第2の可変容量油圧ポンプの吐出容量を制御する第
2の吐出容量制御手段、すなわちレギュレータと、第2
の切換弁群のセンタバイパス通路と第1の切換弁群に含
まれる特定の切換弁例えばバケット用切換弁の圧油供給
通路とを接続する接続通路とを備えた油圧回路が公知で
ある。
【0003】この油圧回路にあっては、特定の切換弁で
あるバケット用切換弁を単独で操作する場合、第2の切
換弁群に圧油を供給する第2の可変容量油圧ポンプの最
小吐出量のうちの一部を上述の接続通路を介してバケッ
ト用切換弁に導き、第1の可変容量油圧ポンプから吐出
される圧油に合流させ、これによって、バケットシリン
ダを増速させ、バケットの比較的速い回動動作を行なわ
せるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術にあっては、特定の切換弁であるバケツト用
切換弁の単独操作に際し、上述のように第2の切換弁群
に圧油を供給する第2の可変容量油圧ポンプの吐出量は
最小吐出量に保たれ、したがって、バケット用切換弁に
合流される流量は少なく、必ずしも十分なバケットシリ
ンダの増速が得られなかった。
【0005】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、特定の切換弁の
単独操作に際し、この特定の切換弁に流入する第2の可
変容量油圧ポンプからの流量を所望の大きな流量にする
ことができる建設機械の油圧回路を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、第1の可変容量油圧ポンプ、第2の可変
容量油圧ポンプを含む複数の油圧ポンプと、上記第1の
可変容量油圧ポンプから圧油を供給される第1の切換弁
群、上記第2の可変容量油圧ポンプから圧油を供給され
る第2の切換弁群を含む複数の切換弁群と、上記第1の
切換弁群に含まれる切換弁のうちの少なくとも1つの切
換弁の操作を検出する第1の操作検出手段、上記第2の
切換弁群に含まれる切換弁のうちの少なくとも1つの切
換弁の操作を検出する第2の操作検出手段と、上記第1
の操作検出手段により発生する操作検出信号に応じて上
記第1の可変容量油圧ポンプの吐出容量を制御する第1
の吐出容量制御手段と、上記第2の操作検出手段により
発生する操作検出信号に応じて上記第2の可変容量油圧
ポンプの吐出容量を制御する第2の吐出容量制御手段
と、上記第2の切換弁群のセンタバイパス通路と上記第
1の切換弁群に含まれる特定の切換弁の圧油供給通路と
を接続する接続通路とを備えた建設機械の油圧回路にお
いて、上記特定の切換弁の操作を検出する第3の操作検
出手段と、この第3の操作検出手段から出力される検出
信号に応じて上記第2の吐出容量制御手段の目標吐出容
量を補正する補正手段とを備えた構成にしてある。
【0007】
【作用】本発明は、上記の構成にしてあることから、第
3の操作検出手段によって特定の切換弁が操作されたこ
とが検出されると、補正手段が第2の吐出容量制御手段
の目標吐出量を所望の大きな流量、例えば最大吐出量を
保つように補正し、これにより、第2の可変容量油圧ポ
ンプから吐出される大きな流量が接続通路を介して導か
れ、第1の可変容量油圧ポンプからの圧油とともに合流
させることができ、特定の切換弁によって駆動制御され
るアクチュエータの増速を実現させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の建設機械の油圧回路の実施例
を図に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施例
の構成を示す回路図、図2は図1に示す実施例に備えら
れる制御手段の基本構成を示す図である。
【0009】これらの図1、2に示す第1の実施例は、
例えば油圧ショベルの油圧回路を示しており、複数の油
圧ポンプ、例えば第1の可変容量油圧ポンプ4、第2の
可変容量油圧ポンプ5を備えている。これらの油圧ポン
プ4、5の吐出容量は、それぞれ第1の吐出容量制御手
段6、第2の吐出容量制御手段7によって制御される。
また、上記した油圧ポンプ4、5はエンジン1によって
駆動し、このエンジン1は、目標回転数指定手段3によ
って指定される目標回転数に応じて駆動するエンジン回
転数制御手段2によってその回転数を制御される。
【0010】また、第1の可変容量油圧ポンプ4から圧
油を供給され第1の切換弁群を形成する切換弁8、9、
10、11と、第2の可変容量油圧ポンプ5から圧油を
供給され第2の切換弁群を形成する切換弁12、13、
14、15、16とを備えている。上述の切換弁のう
ち、第1の切換弁群に含まれる切換弁8は走行右用切換
弁、切換弁9はバケット用切換弁すなわち特定の切換
弁、切換弁10はブーム用切換弁、切換弁11はアーム
(合流)用切換弁であり、第2の切換弁群に含まれる切
換弁12は旋回用切換弁、切換弁13はアーム用切換
弁、切換弁14はブーム(合流)用切換弁、切換弁15
はアタッチメント用予備切換弁、切換弁16は走行左用
切換弁である。上述の切換弁8〜11はパイロット弁2
4、25で切り換え制御され、切換弁12〜16はパイ
ロット弁26、27で切り換え制御される。
【0011】上述した第1の可変容量油圧ポンプ4の吐
出管路に連絡される第1の切換弁群のセンタバイパス通
路40の最下流には、第1の圧力発生手段例えば絞り弁
17を設けてあり、第2の可変容量油圧ポンプ5の吐出
管路に連絡される第2の切換弁群のセンタバイパス通路
41の最下流には、第2の圧力発生手段例えば絞り弁1
8を設けてある。これらの絞り弁17、18で発生する
圧力の大きさは、リリーフ弁19、23で規定される。
また、第1の切換弁群に含まれる少なくとも1つの切換
弁の操作を検出する第1の操作検出手段、例えば絞り弁
17で発生する差圧を圧力信号として検出する圧力検出
手段22と、第2の切換弁群に含まれる少なくとも1つ
の切換弁の操作を検出する第2の操作検出手段、例えば
絞り弁18で発生する差圧を圧力信号として検出する圧
力検出手段23とを備えている。
【0012】また、第2の切換弁群のセンタバイパス通
路41と上述した特定の切換弁である切換弁9の圧油供
給通路とを接続する接続通路28と、この接続通路28
中に設けられ、第2の切換弁群側から第1の切換弁群側
への圧油の流れを許容し、逆方向の圧油の流れを阻止す
るチェック弁30と、接続通路28中に設けられ、第2
の切換弁群側から第1の切換弁群側へ流れる圧油の通過
流量を制限する絞り手段、例えば複合操作時に第2の切
換弁群への圧油が不足するのを防止するための絞り弁2
9と、切換弁9の圧油供給通路上に設けられ、切換弁9
を除く他の切換弁の圧油供給通路に接続通路28からの
圧油が流入するのを阻止するチェック弁43とを備えて
いる。
【0013】また、この第1の実施例は、特定の切換弁
すなわちバケット用切換弁である切換弁9の操作、つま
りこの切換弁9が中立位置から切り換えられた作動状態
にあるかどうかを検出する第3の操作検出手段として、
パイロット弁24の操作を検出し、信号31iを出力す
る圧力検出器31を設けてあり、また、前述した圧力検
出手段22、23から出力される差圧信号22i、23
iをそれぞれ入力し、第1の可変容量油圧ポンプ4、第
2の可変容量油圧ポンプ5の吐出容量をそれぞれ制御す
る第1の吐出容量制御手段6、第2の吐出容量制御手段
7の当該目標吐出容量を指令する電気信号6ou、7o
uを出力する制御手段21を備えている。
【0014】この制御手段21は、図2に示すように、
切換弁8〜11のいずれかが中立位置から切り換えられ
ることにより出力される圧力検出手段22の差圧信号2
2iの値P1が小さくなるにしたがって大きな値となる
目標吐出容量q1を電気信号6ouとして出力する関数
関係Aと、切換弁12〜16のいずれかが切り換えられ
ることにより出力される圧力検出手段23の差圧信号2
3iの値P2が小さくなるにしたがって大きな値となる
目標吐出容量q2を信号として出力する関数関係Bと、
パイロット弁31の操作量の増加に伴って出力される圧
力検出器31の信号31iの値P3が大きくなるにした
がって大きな値となる目標吐出容量q3を信号として出
力する関数関係Cと、関数関係Bによって決まる目標吐
出容量q2の値と関数関係Cによって決まる目標吐出容
量q3の値の大きさを比較し、大きい値を有する方を目
標吐出容量の最大値として選択し、第2の吐出容量制御
手段7に電気信号7ouとして出力する最大値選択手段
Dとを含んでいる。この制御手段21は、第3の操作検
出手段である圧力検出器31から出力される信号31i
に応じて第2の吐出容量制御手段7の目標吐出量を補正
する補正手段を構成している。
【0015】このように構成した実施例における動作は
以下のとおりである。すなわち、パイロット弁24、2
5、あるいはパイロット弁26、27を操作して第1の
切換弁群に含まれる切換弁8〜11、あるいは第2の切
換弁群に含まれる切換弁12〜16のいずれかを切り換
えると、該当する切換弁のスプールストロークが増すに
したがってそのポンプポートからアクチュエータポート
へ流入するポート、及びアクチュエータポートからタン
クポートに流出するポートの開度が徐々に増していく。
これに伴い該当するセンタバイパス通路40、41を開
閉する絞りの開度が小さくなつていくので、油圧ポンプ
4、5の吐出圧力が上昇していき、ポンプポート圧力が
該当する図示しないアクチュエータにかかる負荷圧力よ
り大きくなったとき油圧ポンプ4、5から吐出される圧
油が該当する図示しないアクチュエータに流入し始め
る。その後は、油圧ポンプ4、5からセンタバイパス通
路40、41を通ってタンクに流出していた流量が減少
していき、これに伴ってアクチュエータ側に流入する流
量、すなわち油圧ポンプ4、5から吐出される流量から
タンクに流出する流量を差し引いた流量が増加してい
く。これにより、いわゆるブリードオフ制御が実施され
る。
【0016】また、この第1の実施例では、各切換弁群
のセンタバイパス通路40、41上に設けた絞り弁1
7、18で発生する差圧を検出する圧力検出手段22、
23の信号22i(P1)、23i(P2)により、よく
知られたネガティブ制御(略してネガコン)に準じた制
御を行ない、油圧ポンプ4、5の吐出流量を調整する。
例えば、油圧パイロット弁24、25の操作量に応じて
第1の切換弁群に含まれるいずれかの切換弁が切り換え
られるが、この切換弁の切り換え動作によつてセンタバ
イパス通路40は徐々に絞られ、最終的には全閉され
る。この間、センタバイパス通路40を流れる流量は減
少していくので絞り弁17で発生する圧力、すなわち圧
力検出手段22で検出される差圧信号22iの値P1
小さくなっていく。これに応じて、制御手段21は図2
の関数関係Aに示すように、次第に大きくなる目標吐出
容量q1を電気信号6ouとして第1の吐出容量制御手
段6に出力し、この第1の吐出容量制御手段6の動作に
より油圧ポンプ4の吐出容量を増加させていき、該当す
る切換弁に対応する図示しないアクチュエータは作動し
始める。このような油圧ポンプ4の流量特性とセンタバ
イパス通路40に設けた絞り弁17の絞り特性とにより
メータリング特性が定められる。油圧ポンプ5側につい
ても同様である。
【0017】ここで、図示しないバケットの駆動を意図
して油圧パイロット弁24が操作され、特定の切換弁9
が切り換えられると、圧力検出器31から制御手段21
に信号31iが出力される。このとき、制御手段21で
は前述したように、関数関係Bから求められる圧力検出
手段23から出力される差圧信号23i(値P2)に対
応する目標吐出容量q2と、関数関係Cから求められる
圧力検出器31から出力される圧力信号31i(値
3)に対応する目標吐出容量q3とが最大値選択手段D
で比較され、その値の大きい方を目標吐出容量として電
気信号7ouにより油圧ポンプ5の吐出容量を制御する
第2の吐出容量制御手段7に出力される。
【0018】このように、油圧ポンプ5は特定の切換弁
9を切り換えるための油圧パイロット弁24が操作され
ていない間は、絞り弁18で発生する差圧、すなわち圧
力検出手段23から出力される差圧信号23iに応じて
吐出容量を定める通常のネガティブ制御に準じた制御を
行なうが、パイロット弁24が操作されるとその2次圧
力、すなわち圧力検出器31から出力される圧力信号3
1iに応じた吐出容量と上記のネガティブ制御により定
まる吐出容量のうち大きい方の吐出容量となる。したが
って、油圧ポンプ5に連絡される第2の切換弁群を形成
する切換弁12〜16が操作されていない状態で、バケ
ットの単独駆動を意図して油圧パイロット弁24が操作
され、特定の切換弁9のみが切り換えられると、油圧ポ
ンプ4、5の双方の吐出容量が増加するので油圧ポンプ
5が接続されている第2の切換弁群のセンタバイパス通
路41の圧力が上昇し、このため油圧ポンプ5の圧油の
一部が接続通路28、絞り弁29、チェック弁30を経
て切換弁9に供給され、油圧ポンプ4から切換弁9に供
給される圧油に合流する。これにより、切換弁9によっ
て駆動制御される図示しないバケットシリンダは増速
し、図示しないバケットは速い速度の回動動作を行なう
ことができる。
【0019】上述のようにこの第1の実施例にあって
は、特定の切換弁9の単独操作に際し、この切換弁9に
流入する油圧ポンプ5からの流量を油圧パイロツト弁2
4の操作に応じて増加させ、所望の大きな流量にするこ
とができ、これにより切換弁9で駆動制御されるアクチ
ュエータであるバケットシリンダのより速い増速を実現
することができる。
【0020】図3は本発明の建設機械の油圧回路の第2
の実施例を示す回路図である。
【0021】この第3の実施例は、特定の切換弁である
切換弁9を操作する1組の油圧パイロット弁24、25
のいずれが操作された場合でも、この切換弁9で駆動制
御されるアクチュエータであるバケットシリンダの増速
が可能となる実施例であり、第1の切換弁群の切換弁の
操作を検出する第1の操作検出手段が圧力発生手段であ
る絞り弁17から成り、第2の切換弁群の切換弁の操作
を検出する第2の操作検出手段が圧力発生手段である絞
り弁18から成るとともに、特定の切換弁である切換弁
9の操作を検出する第3の操作検出手段として、油圧パ
イロット弁24、25のいずれかの操作に伴って発生す
るパイロット圧を取り出すシャトル弁44、及びこのシ
ャトル弁44と切換弁33とを連絡する通路44aを設
けてあり、また、このシャトル弁44、通路44aで検
出されるパイロット圧信号に応じて第2の吐出容量制御
手段7の目標吐出容量を補正する補正手段として、定圧
力源42と、上述のパイロット圧信号に応じて切り換え
られる切換弁33と、低圧選択弁32とを備えている。
【0022】この第2の実施例にあっては、油圧ポンプ
4は絞り弁17の上流側圧力に応じて通常のネガティブ
制御によりその吐出容量が制御される。一方、油圧ポン
プ5への操作指令圧力は、絞り弁18の上流側の圧力と
切換弁33の出力圧力のうち、低圧選択弁32で選択さ
れた低い方の圧力になる。切換弁33は、油圧パイロッ
ト弁24、25の双方が操作されていないときは、定圧
力源42からの圧力を出力圧力として選択し、油圧パイ
ロット弁24、25のいずれかが操作されているとき
は、絞り弁17の上流の圧力を選択し、低圧選択弁32
に出力する。
【0023】したがって、特定の切換弁9の単独操作を
意図して油圧パイロット弁24、25を操作すると、シ
ャトル弁44、通路44aを介して検出されたパイロッ
ト圧信号が切換弁33の駆動部に導かれる。これにより
切換弁33が切り換えられてこの切換弁33を介して絞
り弁17の上流の圧力が低圧選択弁32に導かれ、この
とき低圧選択弁32は切換弁9の切り換えによって低圧
となっている絞り弁17の上流の圧力を選択し、この圧
力に応じて油圧ポンプ5のネガティブ制御を行なう。こ
れにより、油圧パイロット弁24、25の操作量に応じ
て増量した流量が接続通路28を介して切換弁9に供給
され、油圧ポンプ4から供給される流量と合流する。こ
のように合流された圧油が図示しないバケットシリンダ
に供給され、前述の第1の実施例と同様に、このバケッ
トシリンダの油圧パイロット弁24、25の操作に応じ
た増速を実現できる。
【0024】なお、上記第1の実施例、第2の実施例で
は、センタバイパス通路40に設ける第1の圧力発生手
段として絞り弁17を備え、センタバイパス通路41に
設ける第2の圧力発生手段として絞り弁18を備えた構
成にしてあるが、これらの第1の圧力発生手段、第2の
圧力発生手段は上記した絞り弁17、18に限られず、
センタバイパス通路40、41を流れる流量に応じて圧
力信号を発生し得るものであればよく、例えばリリーフ
弁等であってもよい。また、その圧力信号は、図1に示
す第1の実施例におけるように、上記圧力発生手段の上
流と下流の差圧を取り出す差圧信号であってもよく、圧
力発生手段を各切換弁群の最下流に位置させた場合に
は、図3に示す第2の実施例におけるように、圧力発生
手段の上流側の圧力を示す圧力信号であってもよい。
【0025】図4は本発明の建設機械の油圧回路の第3
の実施例を示す回路図である。
【0026】この図4に示す第3の実施例は、各切換弁
を操作する油圧パイロット弁24、25、26、27か
らの出力2次圧に応じて油圧ポンプ4、5の吐出容量を
定める、いわゆるポジティブ制御における実施例を示し
たものである。この第3の実施例では、第1の吐出容量
制御手段6の吐出容量の制御のためにシャトル弁45、
及び通路45aを介して第1の切換弁群の切換弁8〜1
1を操作する油圧パイロット弁24、25の代表出力圧
力が導かれるが、第2の吐出容量制御手段7の吐出容量
の制御のためには、シャトル弁46、及び通路46aを
介して切換弁9を切り換える油圧パイロット弁24、2
5の出力圧力と、第2の切換弁群の切換弁12〜16を
操作する油圧パイロット弁26、27の出力圧力のうち
の代表出力圧力が導かれるようにしてある。すなわち、
第1の切換弁群の切換弁の操作を検出する第1の操作検
出手段、第2の切換弁群の切換弁の操作を検出する第2
の操作検出手段をそれぞれシャトル弁45と通路45
a、あるいはシャトル弁46と通路46aによって構成
してあるとともに、第2の操作検出手段が特定の切換弁
9の操作を検出する第3の操作検出手段を兼ねる構成に
してある。したがって、特定の切換弁9の単独操作を意
図して油圧パイロット弁24、24を操作すると、油圧
ポンプ4の吐出容量が増加するとともに、油圧ポンプ5
の吐出容量も増加する。このとき、この第3の実施例で
は、上記したネガティブ制御の場合と異なりセンタバイ
パス通路41上で抵抗となる手段が切換弁9のセンタバ
イパス絞りのみとなるのでセンタバイパス通路41の圧
力上昇はネガティブ制御の場合よりも小さく合流流量は
少なくなるが、油圧ポンプ5の流量の一部が接続通路2
8を介して切換弁9に供給され、図示しないバケットシ
リンダの増速を実現できる。
【0027】なお、上記各実施例では、特定の切換弁と
してバケットシリンダの駆動制御を行なう切換弁9を設
けてあるが、特定の切換弁はこのような切換弁9に限ら
ないことはもちろんである。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように構成してあること
から、特定の切換弁の単独操作に際し、この特定の切換
弁に流入する第2の可変容量油圧ポンプからの流量を所
望の大きな流量にすることができ、これにより、特定の
切換弁によって制御されるアクチュエータを従来に比べ
て速い速度で駆動させることができ、当該アクチュエー
タを介して行なわれる作業の能率向上を実現できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械の油圧回路の第1の実施例の
構成を示す回路図である。
【図2】図1に示す実施例に備えられる制御手段の基本
構成を示す図である。
【図3】本発明の建設機械の油圧回路の第2の実施例を
示す回路図である。
【図4】本発明の建設機械の油圧回路の第3の実施例を
示す回路図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 エンジン回転数制御手段 3 目標回転数指定手段 4 第1の可変容量油圧ポンプ 5 第2の可変容量油圧ポンプ 6 第1の吐出容量制御手段 7 第2の吐出容量制御手段 8 切換弁 9 切換弁(特定の切換弁) 10 切換弁 11 切換弁 12 切換弁 13 切換弁 14 切換弁 15 切換弁 16 切換弁 17 絞り弁(第1の圧力発生手段) 18 絞り弁(第2の圧力発生手段) 19 リリーフ弁 20 リリーフ弁 21 制御手段(補正手段) 22 圧力検出手段(第1の操作検出手段) 23 圧力検出手段(第2の操作検出手段) 24 油圧パイロット弁 25 油圧パイロット弁 26 油圧パイロツト弁 27 油圧パイロット弁 28 接続通路 29 絞り弁(絞り手段) 30 チェック弁 31 圧力検出器(第3の操作検出手段) 32 低圧選択弁 33 切換弁 40 センタバイパス通路 41 センタバイパス通路 42 定圧力源 43 チェック弁 44 シャトル弁 44a 通路 45 シャトル弁 45a 通路 46 シャトル弁 46a 通路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の可変容量油圧ポンプ、第2の可変
    容量油圧ポンプを含む複数の油圧ポンプと、上記第1の
    可変容量油圧ポンプから圧油を供給される第1の切換弁
    群、上記第2の可変容量油圧ポンプから圧油を供給され
    る第2の切換弁群を含む複数の切換弁群と、上記第1の
    切換弁群に含まれる少なくとも1つの切換弁の操作を検
    出する第1の操作検出手段、上記第2の切換弁群に含ま
    れる少なくとも1つの切換弁の操作を検出する第2の操
    作検出手段と、上記第1の操作検出手段により発生する
    操作検出信号に応じて上記第1の可変容量油圧ポンプの
    吐出容量を制御する第1の吐出容量制御手段と、上記第
    2の操作検出手段により発生する操作検出信号に応じて
    上記第2の可変容量油圧ポンプの吐出容量を制御する第
    2の吐出容量制御手段と、上記第2の切換弁群のセンタ
    バイパス通路と上記第1の切換弁群に含まれる特定の切
    換弁の圧油供給通路とを接続する接続通路とを備えた建
    設機械の油圧回路において、上記特定の切換弁の操作を
    検出する第3の操作検出手段と、この第3の操作検出手
    段から出力される検出信号に応じて上記第2の吐出容量
    制御手段の目標吐出容量を補正する補正手段とを備えた
    ことを特徴とする建設機械の油圧回路。
  2. 【請求項2】 接続通路に、第2の切換弁群側から第1
    の切換弁群側への圧油の流れを許容し、逆方向の圧油の
    流れを阻止するチェック弁を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の建設機械の油圧回路。
  3. 【請求項3】 特定の切換弁の圧油供給通路上に、該特
    定の切換弁を除く他の切換弁の圧油供給通路に接続通路
    からの圧油が流入するのを阻止するチェック弁を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の建設機械の油
    圧回路。
  4. 【請求項4】 接続通路上に通過流量を制限する絞り手
    段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の建設機械の油圧回路。
  5. 【請求項5】 第1の操作検出手段、第2の操作検出手
    段のそれぞれが、第1の切換弁群の少なくとも1つの切
    換弁を操作するパイロット圧力を検出する手段、第2の
    切換弁群の少なくとも1つの切換弁を操作するパイロッ
    ト圧力を検出する手段であることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の建設機械の油圧回路。
  6. 【請求項6】 第1の切換弁群のセンタバイパス通路上
    に第1の圧力発生手段を設け、第2の切換弁群のセンタ
    バイパス通路上に第2の圧力発生手段を設けたことを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の建設機械の油
    圧回路。
  7. 【請求項7】 第1の操作検出手段、第2の操作検出手
    段のそれぞれが、第1の圧力発生手段で発生する圧力を
    検出する圧力検出手段、第2の圧力発生手段で発生する
    圧力を検出する圧力検出手段であることを特徴とする請
    求項6記載の建設機械の油圧回路。
  8. 【請求項8】 第3の操作検出手段が、特定の切換弁を
    操作するパイロット圧力を検出する圧力検出器であるこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の建設機
    械の油圧回路。
  9. 【請求項9】 第3の操作検出手段が、第2の操作検出
    手段と同一であることを特徴とする請求項1〜7のいず
    れかに記載の建設機械の油圧回路。
  10. 【請求項10】 第1の吐出容量制御手段、第2の吐出
    容量制御手段が、目標吐出容量信号として油圧信号を受
    け入れるものであるとともに、補正手段が上記油圧信号
    を補正するものであることを特徴とする建設機械の油圧
    回路。
  11. 【請求項11】 第1の吐出容量制御手段、第2の吐出
    容量制御手段が、目標吐出容量信号として電気信号を受
    け入れるものであるとともに、補正手段が上記電気信号
    を補正する制御手段であることを特徴とする建設機械の
    油圧回路。
JP32501491A 1991-11-14 1991-11-14 建設機械の油圧回路 Pending JPH05132977A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32501491A JPH05132977A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 建設機械の油圧回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32501491A JPH05132977A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 建設機械の油圧回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05132977A true JPH05132977A (ja) 1993-05-28

Family

ID=18172179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32501491A Pending JPH05132977A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 建設機械の油圧回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05132977A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100127750A (ko) 2008-03-31 2010-12-06 나부테스코 가부시키가이샤 건설기계의 유압회로
WO2012121427A1 (ko) * 2011-03-07 2012-09-13 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 파이프 레이어용 유압회로

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58184301A (ja) * 1982-04-22 1983-10-27 Kayaba Ind Co Ltd 複数の回路系統を備えた油圧回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58184301A (ja) * 1982-04-22 1983-10-27 Kayaba Ind Co Ltd 複数の回路系統を備えた油圧回路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100127750A (ko) 2008-03-31 2010-12-06 나부테스코 가부시키가이샤 건설기계의 유압회로
WO2012121427A1 (ko) * 2011-03-07 2012-09-13 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 파이프 레이어용 유압회로
US9249812B2 (en) 2011-03-07 2016-02-02 Volvo Construction Equipment Ab Hydraulic circuit for pipe layer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6170261B1 (en) Hydraulic fluid supply system
US6584770B2 (en) Hydraulic drive system
JPH10103306A (ja) アクチュエータ作動特性制御装置
JPH11303809A (ja) 油圧駆動機械のポンプ制御装置
JPH0419406A (ja) 油圧作業回路
US11214940B2 (en) Hydraulic drive system for construction machine
US20100043418A1 (en) Hydraulic system and method for control
JP2004197825A (ja) 液圧駆動装置
JP2000110803A (ja) 油圧再生装置
JPH07167104A (ja) 可変容量型油圧ポンプ制御装置
JPH05132977A (ja) 建設機械の油圧回路
JPH08219107A (ja) 油圧機械の油圧再生装置
JP2799045B2 (ja) クレーン用油圧回路
JP3504434B2 (ja) 油圧駆動回路
JP2948065B2 (ja) 建設機械の油圧駆動装置
JP3522959B2 (ja) 油圧駆動装置
JP3394581B2 (ja) 建設機械の油圧制御装置
JP3447094B2 (ja) ロードセンシング回路
JPH07180189A (ja) 建設機械の油圧駆動装置
JPH05346101A (ja) 建設機械の油圧駆動装置
JPH07190006A (ja) 圧力補償型油圧制御回路
JP3765317B2 (ja) 油圧駆動機械の制御装置
JP3305801B2 (ja) 油圧駆動機械の制御装置
JP3372620B2 (ja) 油圧作業機の油圧駆動装置
JP3723270B2 (ja) 油圧駆動機械の制御装置