JPWO2017037799A1 - 加工米飯の製造方法 - Google Patents
加工米飯の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2017037799A1 JPWO2017037799A1 JP2017537066A JP2017537066A JPWO2017037799A1 JP WO2017037799 A1 JPWO2017037799 A1 JP WO2017037799A1 JP 2017537066 A JP2017537066 A JP 2017537066A JP 2017537066 A JP2017537066 A JP 2017537066A JP WO2017037799 A1 JPWO2017037799 A1 JP WO2017037799A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rice
- low protein
- steamed
- protein
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Cereal-Derived Products (AREA)
Abstract
Description
図1は、本発明の第1の実施の形態の加工米飯の製造方法を示すフローチャートである。第1の実施の形態の加工米飯の製造方法では、低蛋白質水切乾燥米の水分量を33%〜38%に設定して加工米飯を製造する。
低蛋白処理工程では、精米中の蛋白質を蛋白質分解酵を用いて分解処理して、蛋白質が低減された低蛋白質処理米を得る。具体的には以下の順序で行う。
(1)pH調整剤を水または温水に溶かす。
(2)pH調整剤を溶解した溶液に精米を浸漬する。
(3)pH調整剤を溶解した溶液の一部を取り、その一部に蛋白質分解酵素を溶解させて蛋白質分解酵素溶液を得る。
(4)精米を浸漬した溶液に、蛋白質分解溶液を添加し、溶液全体の温度を蛋白質分解酵素の活性温度に設定して蛋白質の分解処理を行う。
水洗工程では、低蛋白質処理米を水洗して、低蛋白質処理米に付着している蛋白質分解酵素やpH調整剤等を除去する。低蛋白質処理米の水洗時間は2時間〜6時間が好ましい。
水切乾燥工程では、水洗いをした低蛋白質処理米を水切乾燥する。この結果、低蛋白質水切乾燥米が得られる。水切乾燥工程の具体的な内容を説明すると、低蛋白質処理米に対して上方から温風をかけて下方から温風を吸引して水切乾燥を行う。つまり、低蛋白質処理米に対して上方から下方へ温風を流して水切乾燥を行う。
蒸米工程では、低蛋白質水切乾燥米を飽和蒸気を用いて10〜30分間蒸して低蛋白質蒸米を得る。
冷蔵工程では、低蛋白質蒸米を冷蔵庫等を用いて冷蔵して低蛋白質蒸米中のデンプンを老化させて低蛋白質冷蔵老化米にする。冷蔵温度は0℃〜5℃が好ましい。冷蔵温度が5℃を超える場合は、冷蔵中に雑菌が繁殖し、衛生的面に問題が生じるおそれがある。冷蔵温度が0℃未満では低蛋白質蒸米中が凍結してしまい、品質を損なうおそれがある。
ほぐし工程では、低蛋白質冷蔵老化米を冷蔵庫より取り出し、手でほぐす。低蛋白質冷蔵老化米は、低蛋白質蒸米とは異なり、米粒同士の結着が弱まっており、その後の乾燥工程で乾燥ムラが生じない程度まで極めて容易にほぐすことができる。
乾燥工程では、低蛋白質冷蔵老化米を温風等を用いて乾燥させ、低蛋白質乾燥米にする。乾燥に必要な時間等の条件は、乾燥機の温度や温風の風量、乾燥を行う環境の温度や湿度等によって適宜調整する必要があるが、低蛋白質乾燥米の水分量が15%〜30%、好ましくは15%〜26%になるように低蛋白質冷蔵老化米を乾燥させることが好ましい。一方で、低蛋白質乾燥米の水分量が30%を超えると、後述する包装工程において低蛋白質乾燥米を袋詰めして密封した後に包材内で結露が発生し、低蛋白質乾燥米の品質を損なうおそれがある。
放冷工程では、低蛋白質乾燥米を放冷する。放冷にはブロアー等の送風機を用いる。また低蛋白質乾燥米の品温は、送風機の送風風量、放冷工程を行う環境の温度や湿度等によって放冷時間を適宜調整する必要があるが、35℃以下にすることが好ましい。
単粒化工程では、放冷した低蛋白質乾燥米をほぐして単粒化させる。具体的には、放冷した低蛋白質乾燥米を解砕機でほぐして単粒化させる。
包装工程では、単粒化させた低蛋白質乾燥米に対して粒形の選別や色彩の選別を行い、粒形や色彩が揃った低蛋白質乾燥米を脱酸素剤と共に袋詰めして密封する。低蛋白質乾燥米の水分量を20%以上とした場合では、これにより常温で保存は可能であるが、開封後はカビ等の繁殖のおそれがあるので、冷蔵または冷凍して保存する必要がある。
図2は、本発明の第2の実施の形態の加工米飯の製造方法を示すフローチャートである。第2の実施の形態の加工米飯の製造方法では、第1の実施の形態の加工米飯の製造方法と同様に、低蛋白質水切乾燥米の水分量を33%〜38%に設定して加工米飯を製造する。
水切乾燥工程では、第1の実施の形態で説明したように、水洗いをした低蛋白質処理米を水切乾燥して低蛋白質水切乾燥米を得る。この水切乾燥工程では、低蛋白質水切乾燥米の水分量が33%〜38%、望ましくは34%〜37%の範囲内になるように低蛋白質処理米を水切乾燥することが好ましい。
蒸米工程では、低蛋白質水切乾燥米を蒸して低蛋白質蒸米を得る。蒸米工程の内容を図4を用いて具体的に説明すると、ネットコンベア1は停止せずに開放した状態でネットコンベア1の下方から105℃〜115℃の過熱蒸気Bを低蛋白質水切乾燥米11に当てて4分〜10分間蒸す。過熱蒸気Bを用いて蒸すことで、低蛋白質蒸米の水分量が35%〜37%となり、飽和蒸気を用いる場合よりも蒸米中の水分の増加が抑えられ、その後のほぐし工程でほぐれやすい状態となる。
ほぐし工程では、低蛋白質蒸米をほぐして単粒化させる。ほぐし工程の内容を図5と図6を用いて具体的に説明すると、ネットコンベア1で搬送される低蛋白質蒸米12を、ほぐし用部材101を用いてほぐす。
乾燥工程では、単粒化された低蛋白質蒸米を乾燥器等を用いてムラなく乾燥させ、低蛋白質乾燥米にする。乾燥に必要な時間等の条件は、乾燥機の温度や温風の風量、乾燥を行う環境の温度や湿度等によって適宜調整する必要があるが、低蛋白質乾燥米の水分量を16%〜20%にすることが好ましい。
包装工程では、単粒化させた低蛋白質乾燥米に対して粒形の選別や色彩の選別を行い、粒形や色彩が揃った低蛋白質乾燥米を脱酸素剤と共にプラスチックパウチに袋詰めし、密封する。以上の工程を経て低蛋白質炊飯米が出来上がる。この低蛋白質炊飯米を食べるときには、袋から低蛋白質炊飯米を取り出して炊飯器等に入れて炊く。
図7は、本発明の第3の実施の形態の加工米飯の製造方法を示すフローチャートである。第3の実施の形態の加工米飯の製造方法では、第1の実施の形態や第2の実施の形態の加工米飯の製造方法と同様に、低蛋白質水切乾燥米の水分量を33%〜38%に設定して加工米飯を製造する。
計量・充填工程では、最初に、水切乾燥工程で得られた低蛋白質水切乾燥米を、ネットコンベアを用いて、自動計量・充填装置に設けられているストックタンクへ搬送する。次に、ストックタンクから自動計量・充填装置の計量部へ低蛋白質水切乾燥米を供給する。計量部では、低蛋白質水切乾燥米を所定量自動的に計量する。次に、自動計量・充填装置に耐熱容器が自動的に供給される。次に、供給された耐熱容器に計量部から所定量の低蛋白質水切乾燥米が自動的に充填される。最後に、自動計量・充填装置に設けられているウェイトチェッカーにより、低蛋白質水切乾燥米が充填された耐熱容器の重量の検品を行い、耐熱容器に低蛋白質水切乾燥米が所定量充填されていることを確認する。
蒸米工程では、計量・充填工程で耐熱容器に所定量充填された低蛋白質水切乾燥米を、水を加えずに蒸気で蒸して低蛋白質蒸米を得る。
加温水工程では、低蛋白質蒸米に90℃以上の温水を加える。包装工程では、低蛋白質蒸米に温水を加えた後に速やかに脱酸素剤を貼りつけた耐熱フィルムで耐熱容器に封をして低蛋白質蒸米を密封する。
蒸らし工程では、温水が加えられて密封された低蛋白質蒸米を蒸らす。蒸らし時間は5分〜10分間が好ましい。蒸らし時間が5分未満の場合は、低蛋白質蒸米中の水分の分布に偏りが生じ、低蛋白質蒸米の品質が低下するおそれがある。
冷却工程では、蒸らした低蛋白質蒸米を冷却する。冷却時間は冷却装置の冷却性能によって異なるが、20分〜30分で低蛋白質蒸米の品温を30℃〜35℃まで低下させるように調整する。冷却後の品温が30℃未満では耐熱性容器に結露が生じ、その結露を拭き取る作業が必要になるので、加工米飯の生産性が低下するおそれがある。冷却後の品温が35℃を超える場合は、長時間さらされると水分の偏りが発生し、品質を損なうおそれがある。また、冷却後はすぐに箱詰めに入るため、熱すぎる場合は作業効率が極めて悪くなる。
実施例1では、上記の精米を、図1のフローチャートに示したように、低蛋白処理工程、水洗工程、水切乾燥工程、蒸米工程、冷蔵工程、ほぐし工程、乾燥工程、放冷工程、単粒化工程、包装工程の順に加工して加工米飯を製造した。
最初に、最終pHが3.5となる量のクエン酸を温水に溶かし、pH調整溶液を得た。次にpH調整溶液に精米を入れた。次に、pH調整溶液の一部を取り、蛋白質分解酵素(アスパルテックプロテアーゼ)をこれに溶かして添加し、50℃に設定して蛋白質の分解処理を行い低蛋白質処理米を得た。なお、蛋白質分解酵素溶液の濃度は0.1w/v%、精米に対する蛋白質分解酵素溶液の割合は100%、分解処理時間は24時間とした。
低蛋白質処理米を3時間水洗して、低蛋白質処理米に付着している蛋白質分解酵素やpH調整剤等を除去した。
低蛋白質処理米に対して上方から温風をかけて下方から温風を吸引して水切乾燥を行い、低蛋白質水切乾燥米を得た。このときの低蛋白質処理米は、高さが3cmの層に形成されている。また得られた低蛋白質水切乾燥米の水分量は36%である。
蒸米工程では、低蛋白質水切乾燥米を飽和蒸気を用いて20分間蒸して低蛋白質蒸米を得た。
冷蔵工程では、低蛋白質蒸米を5℃の冷蔵庫内にて24時間冷蔵して低蛋白質冷蔵老化米を得た。
ほぐし工程では、低蛋白質冷蔵老化米を冷蔵庫より取り出し、手でほぐした。
乾燥工程では、水分量が24%になるように低蛋白質冷蔵老化米を50℃の温風で乾燥させて低蛋白質乾燥米を得た。
低蛋白質乾燥米をブロアーを用いて放冷し、品温を35℃以下にした。
放冷した低蛋白質乾燥米を解砕機で解砕することにより単粒化させた。解砕機は、(株)徳寿工作所製ランデミルRN-1型を使用した。
単粒化させた低蛋白質乾燥米に対して粒形の選別や色彩の選別を行い、粒形や色彩が揃った低蛋白質乾燥米を脱酸素剤と共に袋詰めした。以上の工程を経て加工米飯が出来上がった。
実施例2では、実施例1の冷蔵工程において冷蔵時間を48時間として低蛋白質冷蔵老化米を得た以外は、実施例1と同様の手順を行って加工米飯を得た。
実施例3では、実施例1の冷蔵工程において冷蔵時間を72時間として低蛋白質冷蔵老化米を得た以外は、実施例1と同様の手順を行って加工米飯を得た。
実施例4では、原料米を、コシヒカリより硬めに炊き上がる国外産米とし、蒸し時間を30分、冷蔵時間を48時間、乾燥後の水分量を17%とした以外は、実施例1と同様の手順を行って加工米飯を得た。
比較例1では、実施例1の冷蔵工程を行わなかった。また、乾燥工程では、低蛋白質乾燥米の水分量が16%になるように低蛋白質蒸米を50℃の温風で乾燥させて低蛋白質乾燥米を得た。それ以外は、実施例1と同様の手順を行って加工米飯を得た。
比較例2では、実施例1の乾燥工程において低蛋白質乾燥米の水分量が16%になるように低蛋白質冷蔵老化米を乾燥させた以外は、実施例1と同様の手順を行って加工米飯を得た。
実施例1〜4及び比較例1、2の加工米飯を家庭用電気炊飯器で炊いてご飯を得た。各ご飯について、パネラー5名により以下の項目の評価を行った。
・外観(視覚)
・色つや(視覚)
・風味(嗅覚)
・弾力(触覚)
・ふっくら感(視覚)
・総合評価
「5」基準品に比べてかなり優れる
「4」基準品に比べて少し優れる
「3」基準品と同等である
「2」基準品に比べて少し劣る
「1」基準品に比べてかなり劣る
表1に示すように、実施例1〜3のご飯は、外観、風味、弾力、ふっくら感、総合評価において魚沼産コシヒカリのご飯に近い評価を得ている。実施例4のご飯は、風味、弾力、ふっくら感、総合評価において魚沼産コシヒカリのご飯に近い評価を得ている。
実施例1Aでは、上記の精米を、図1のフローチャートに示す低蛋白処理工程、水洗工程、水切乾燥工程、蒸米工程、冷蔵工程、ほぐし工程、乾燥工程、放冷工程、単粒化工程の順に加工して加工米飯を製造した。
上記の精米を実施例1と同様の方法で加工して、水分量が37%の低蛋白質水切乾燥米を得た。
低蛋白質水切乾燥米を過熱蒸気を用いて105℃で10分間蒸して低蛋白質蒸米を得た。
低蛋白質蒸米を5℃の冷蔵庫内に24時間冷蔵して低蛋白質冷蔵老化米を得た。
低蛋白質冷蔵老化米を実施例1と同様な方法でほぐした。
水分量が16%になるように低蛋白質冷蔵老化米を50℃の温風で乾燥させて低蛋白質乾燥米を得た。
低蛋白質乾燥米を実施例1と同様の方法で単粒化させた。その後に単粒化できなかった米粒塊を除去して加工米飯を得た。
実施例1Bでは、低蛋白質水切乾燥米の水分量を36%とした以外は、実施例1Aと同手順にて加工米飯を得た。
実施例1Cでは、低蛋白質水切乾燥米の水分量を34%とした以外は、実施例1Aと同手順にて加工米飯を得た。
実施例1Dでは、低蛋白質水切乾燥米の水分量を33%とした以外は、実施例1Aと同手順にて加工米飯を得た。
比較例1Aでは、低蛋白質水切乾燥米の水分量を40%とした以外は、実施例1Aと同手順にて加工米飯を得た。
比較例1Bでは、低蛋白質水切乾燥米の水分量を27%とした以外は、実施例1Aと同手順にて加工米飯を得た。
実施例1A〜1D、比較例1A、1B及び比較例1の加工米飯を家庭用電気炊飯器で炊いてご飯を得た。各ご飯について、パネラー5名により、上記で説明した項目(外観、色つや、風味、弾力、ふっくら感、総合評価)について評価を行った。各項目の評価方法(5段階評価)は上記で説明した通りである。また、基準品は比較例1である。
表2に示すように実施例1A〜1Cのご飯は、外観、風味、弾力、ふっくら感、総合評価において、魚沼産コシヒカリのご飯に近い評価を得ている。また実施例1Dのご飯は、外観、風味、弾力、総合評価において、魚沼産コシヒカリのご飯に近い評価を得ている。また実施例1A〜1Dのご飯は、比較例1のご飯に比べると餅の様な食感が抑えられ、外観、風味、弾力、総合評価において優れている。すなわち、実施例1A〜1Dのご飯(加工米飯)は、比較例1のご飯(加工米飯)よりも品質が高いことがわかる。
A:低蛋白質水切乾燥米の水分量(%)
B:低蛋白質水切乾燥米の重量(g)
C:加工米飯の水分量(%)
D:加工米飯の重量(g)
A=37%、B=1500g
低蛋白質水切乾燥米の乾燥重量=1500−(1500×37/100)=945g
C=16%、D=1025g
加工米飯の乾燥重量=1025−(1025×16/100)=861g
歩留まり=(861/945)×100=91%
A=36%、B=1500g
低蛋白質水切乾燥米の乾燥重量=1500−(1500×36/100)=960g
C=17%、D=1057g
加工米飯の乾燥重量=1057−(1057×17/100)=877g
歩留まり=(877/960)×100=91%
A=34%、B=1500g
低蛋白質水切乾燥米の乾燥重量=1500−(1500×34/100)=990g
C=15%、D=1065g
加工米飯の乾燥重量=1065−(1065×15/100)=905g
歩留まり=(905/990)×100=91%
A=33%、B=1500g
低蛋白質水切乾燥米の乾燥重量=1500−(1500×33/100)=1005g
C=15%、D=1057g
加工米飯の乾燥重量=1057−(1057×15/100)=898g
歩留まり=(898/1005)×100=89%
A=40%、B=1500g
低蛋白質水切乾燥米の乾燥重量=1500−(1500×40/100)=900g
C=16%、D=909g
加工米飯の乾燥重量=909−(909×16/100)=764g
歩留まり=(764/900)×100=85%
A=27%、B=1500g
低蛋白質水切乾燥米の乾燥重量=1500−(1500×27/100)=1095g
C=15%、D=1013g
加工米飯の乾燥重量=1013−(1013×15/100)=861g
歩留まり=(861/1095)×100=79%
実施例1A〜1Dは、比較例1A、1Bに比べて高い歩留まりを示した。すなわち、実施例1A〜1Dのご飯(加工米飯)は、比較例1A、1Bのご飯(加工米飯)よりも生産効率が高いことがわかる。
実施例21では、上記の精米を、図2のフローチャートに示したように低蛋白処理工程、水洗工程、水切乾燥工程、蒸米工程、ほぐし工程、乾燥工程、放冷工程、単粒化工程、包装工程の順に加工して加工米飯を製造した。水洗工程〜包装工程は生産ライン(ネットコンベア)で搬送して処理を行った。
図3に示すように、ネットコンベア1の周囲を密閉した状態で、ネットコンベア1で搬送される低蛋白質処理米10に対して上方から温風Aをかけて下方から温風Aを吸引して水切乾燥を行い、低蛋白質水切乾燥米を得た。このときの低蛋白質処理米10は、高さ10hが3cmの層に形成されている。また得られた低蛋白質水切乾燥米の水分量は36%である。
図4に示すようにネットコンベア1は停止せずに開放した状態でネットコンベア1の下方から105℃の過熱蒸気Bを低蛋白質水切乾燥米11に当てて5分間蒸して低蛋白質蒸米を得た。このときの低蛋白質水切乾燥米11の層の高さ11hは3cmに設定した。
図5と図6に示すように、ほぐし用部材101を、その周面101aを乾燥させながらネットコンベア1の搬送方向1bに同じ方向110bに回転させて、多数の突起102を低蛋白質蒸米12の層に入れて低蛋白質蒸米12をほぐした。また、このときに低蛋白質蒸米12を乾燥および冷却させながらほぐした。各突起102の高さ102hは2mmに設定した。
ほぐし工程によりほぐされた低蛋白質蒸米を乾燥器によりムラなく乾燥させ、低蛋白質乾燥米にした。この低蛋白質乾燥米の水分量は16%である。
包装工程では、単粒化させた低蛋白質乾燥米に対して粒形の選別や色彩の選別を行い、粒形や色彩が揃った低蛋白質乾燥米を脱酸素剤と共にプラスチックパウチに袋詰めし、密封した。以上の工程を経て加工米飯が出来上がった。
実施例22では、実施例21の蒸米工程において過熱蒸気Bの温度を110℃として低蛋白質蒸米を得た以外は、実施例21と同様の手順を行って加工米飯を得た。
実施例23では、実施例21の蒸米工程において過熱蒸気Bの蒸し時間を10分として低蛋白質蒸米を得た以外は、実施例21と同様の手順を行って加工米飯を得た。
比較例21では、実施例21の蒸米工程を行う代わりに次のようにして低蛋白質蒸米を得た。それ以外は、実施例21と同様の手順を行って加工米飯を得た。比較例21の蒸米工程では、ネットコンベア1は停止せずに開放した状態でネットコンベア1の下方から飽和蒸気を低蛋白質水切乾燥米11に当てて20分間蒸して低蛋白質蒸米を得た。
比較例22では、実施例21の蒸米工程において過熱蒸気Bの温度を102℃として低蛋白質蒸米を得た以外は、実施例21と同様の手順を行って加工米飯を製造した。
比較例23では、実施例21の蒸米工程において過熱蒸気Bの温度を120℃として低蛋白質蒸米を得た以外は、実施例21と同様の手順を行って加工米飯を製造した。
比較例24では、実施例21の蒸米工程において過熱蒸気Bの蒸し時間を2分として低蛋白質蒸米を得た以外は、実施例21と同様の手順を行って加工米飯を製造した
比較例25では、実施例21の蒸米工程において過熱蒸気Bの蒸し時間を20分として低蛋白質蒸米を得た以外は、実施例21と同様の手順を行って加工米飯を製造した。
上記の実施例21〜23及び比較例21〜25の加工米飯を家庭用電気炊飯器で炊いてご飯を得た。各ご飯について、パネラー5名により上記で説明した項目(外観、色つや、風味、弾力、ふっくら感、総合評価)について評価を行った。各項目の評価方法(5段階評価)も上記で説明した通りである。また、基準品は比較例11である。
表4に示すように実施例21〜23のご飯は、外観では、魚沼産コシヒカリのご飯と同様の評価を得ている。さらに、実施例21〜23のご飯は、色つや、弾力、ふっくら感、総合評価において、魚沼産コシヒカリのご飯に近い評価を得ている。また、実施例21〜23のご飯は、比較例21〜25のご飯に比べると、比較例22のご飯と弾力が同等である以外は優れている。すなわち、実施例21〜23のご飯(加工米飯)は、比較例21〜25のご飯(加工米飯)よりも品質が高いことがわかる。
実施例2Aでは、上記の精米を、図2のフローチャートに示す低蛋白処理工程、水洗工程、水切乾燥工程、蒸米工程、ほぐし工程、乾燥工程、放冷工程、単粒化工程の順に加工して加工米飯を製造した。
上記の精米を実施例21と同様の方法で加工して、水分量が36%の低蛋白質水切乾燥米を得た。
低蛋白質水切乾燥米を過熱蒸気を用いて110℃で10分間蒸して低蛋白質蒸米を得た。
低蛋白質蒸米を実施例21と同様の方法で加工して単粒化させた。その後に単粒化できなかった米粒塊を除去して加工米飯を得た。
実施例2Bでは、低蛋白質水切乾燥米の水分量を33%とした以外は、実施例2Aと同手順にて加工米飯を得た。
比較例2Aでは、低蛋白質水切乾燥米の水分量を30%とした以外は、実施例2Aと同手順にて加工米飯を得た。
実施例2A、2B、比較例2A及び比較例1の加工米飯を家庭用電気炊飯器で炊いてご飯を得た。各ご飯について、パネラー5名により、上記で説明した項目(外観、色つや、風味、弾力、ふっくら感、総合評価)について評価を行った。各項目の評価方法(5段階評価)は上記で説明した通りである。また、基準品は比較例1である。
表5に示すように実施例2A、2Bのご飯は、外観において魚沼産コシヒカリのご飯と同様の評価を得ており、色つや、弾力、ふっくら感、総合評価において、魚沼産コシヒカリのご飯に近い評価を得ている。また実施例2A、2Bのご飯は、比較例1のご飯に比べると、米粒が立っており、つやが良く、食感、食味共に良い。すなわち、実施例2A、2Bのご飯(加工米飯)は、比較例1のご飯(加工米飯)よりも品質が高いことがわかる。
実施例31では、上記の精米を、図7のフローチャートに示したように低蛋白処理工程、水洗工程、水切乾燥工程、計量・充填工程、蒸米工程、加温水工程、包装工程、蒸らし工程、冷却工程の順に加工して加工米飯を製造した。
耐熱性容器に、低蛋白質水切乾燥米を所定量計量して充填した。
最初に、低蛋白質水切乾燥米が充填されている耐熱容器を蒸米釜の中にいれて密閉した。次に、蒸米釜内を脱気して真空状態とした後に温度を135℃に瞬時(10秒以内)に上昇させ、30秒間蒸して低蛋白質蒸米を得た。
蒸米釜から低蛋白質蒸米を取り出し、この低蛋白質蒸米に90℃以上の温水を低蛋白質蒸米の水分量が61%となるように加えた後に、直ちに脱酸素剤と共に密封した。
密封された低蛋白質蒸米を5分間蒸らした。
蒸らした低蛋白質蒸米を20分間冷却して低蛋白質蒸米の品温を35℃まで下げた。以上の工程を経て加工米飯が出来上がった。
実施例32では、実施例31の蒸米工程において蒸し時間を40秒として低蛋白質蒸米を得た以外は、実施例31と同様の手順を行って加工米飯を製造した。
実施例33では、実施例31の蒸米工程において蒸し時間を50秒として低蛋白質蒸米を得た以外は、実施例31と同様の手順を行って加工米飯を製造した。
実施例34では、実施例31の蒸米工程において蒸し時間を60秒として低蛋白質蒸米を得た以外は、実施例31と同様の手順を行って加工米飯を得た。
比較例31では、実施例31の蒸米工程を行う代わりに次のようにして低蛋白質蒸米を得た。それ以外は、実施例31と同様の手順を行って加工米飯を製造した。比較例31の蒸米工程では、低蛋白質水切乾燥米が充填されている耐熱容器を開放した状態で、飽和蒸気(100℃)を用いて低蛋白質水切乾燥米を20分間蒸して低蛋白質蒸米を得た以外は実施例31と同様の手順を行って加工米飯を得た。
比較例32では、実施例31の蒸米工程において蒸し時間を20秒として低蛋白質蒸米を得た以外は、実施例31と同様の手順を行って加工米飯を得た。
実施例31〜34及び比較例31、32の加工米飯を家庭用電子レンジで加熱調理してご飯を得た。各ご飯について、パネラー5名により上記で説明した項目(外観、色つや、風味、弾力、ふっくら感、総合評価)について評価を行った。各項目の評価方法(5段階評価)も上記で説明した通りである。また、基準品は比較例31である。
表6に示すように実施例31、32のご飯は、外観、弾力、ふっくら感、総合評価において、魚沼産コシヒカリのご飯と同様の評価を得ている。また、実施例31、32のご飯は、色つや、風味において、魚沼産コシヒカリのご飯に近い評価を得ている。
実施例3Aでは、上記の精米を、図7のフローチャートで示した低蛋白処理工程、水洗工程、水切乾燥工程、計量・充填工程、蒸米工程、加温水工程、包装工程、蒸らし工程、冷却工程の順で加工米飯を製造した。
上記の精米を実施例31と同様の方法で加工して、水分量が38%の低蛋白質水切乾燥米を得た。
実施例31と同様に低蛋白質水切乾燥米を耐熱容器に所定量計量した。
実施例31と同様に、蒸米釜内の温度を真空下で135℃に瞬時に上昇させ、低蛋白質水切乾燥米を30秒間蒸して低蛋白質蒸米を得た。
実施例31と同様に行って加工米飯を得た。
実施例3Bでは、低蛋白質水切乾燥米の水分量を34%とした以外は、実施例3Aと同手順にて加工米飯を得た。
比較例3Aでは、低蛋白質水切乾燥米の水分量を40%とした以外は、実施例3Aと同手順にて加工米飯を得た。
比較例3Bでは、低蛋白質水切乾燥米の水分量を29%とした以外は、実施例3Aと同手順にて加工米飯を得た。
実施例3A、3B、比較例3A、3B及び比較例1の加工米飯を家庭用電気炊飯器で炊いてご飯を得た。各ご飯について、パネラー5名により、上記で説明した項目(外観、色つや、風味、弾力、ふっくら感、総合評価)について評価を行った。各項目の評価方法(5段階評価)は上記で説明した通りである。また、基準品は比較例1である。
表7に示すように実施例3A、3Bのご飯は、外観、弾力、ふっくら感、総合評価において魚沼産コシヒカリのご飯と同様の評価を得ており、色つや、風味において魚沼産コシヒカリのご飯に近い評価を得ている。
10 低蛋白質処理米
11 低蛋白質水切乾燥米
12 低蛋白質蒸米
101 ほぐし用部材
101a ほぐし用部材の周面
102 突起
102h 突起の高さ
B 過熱蒸気
乾燥米を蒸す際に低蛋白質水切乾燥米より溶出したデンプンが糊状になるので、得られる低蛋白質蒸米が団子状または餅状になる。したがって、この低蛋白質蒸米を用いて製造される加工米飯の品質が良くないものとなる。
[0008]
また、低蛋白質水切乾燥米の水分量が低すぎると、低蛋白質水切乾燥米を蒸す際に低蛋白質水切乾燥米全体に熱が伝わらず、得られる低蛋白質蒸米に蒸しムラが生じる。したがって、この低蛋白質蒸米を用いて製造される加工米飯の品質が良くないものとなる。
[0009]
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、品質の良い加工米飯を製造することができる加工米飯の製造方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0010]
本発明の加工米飯の製造方法は、精米中の蛋白質を単独または複数の蛋白質分解酵素を用いて分解処理して低蛋白質処理米を得る低蛋白処理工程と、前記低蛋白質処理米を水洗いする水洗工程と、水洗いをした前記低蛋白質処理米を、水分量が33%〜38%になるように水切乾燥して低蛋白質水切乾燥米を得る水切乾燥工程と、前記低蛋白質水切乾燥米を蒸して低蛋白質蒸米を得て当該低蛋白質蒸米を加工して加工米飯を得る加工工程とを備え、前記加工工程は、前記低蛋白質水切乾燥米を蒸して低蛋白質蒸米を得る蒸米工程と、前記低蛋白質蒸米を24時間〜72時間冷蔵して低蛋白質冷蔵老化米を得る冷蔵工程と、前記低蛋白質冷蔵老化米を乾燥させて低蛋白質乾燥米を得る乾燥工程と、前記低蛋白質乾燥米を加工して前記加工米飯を得る仕上げ工程とを備えることを特徴とする。
発明の効果
[0011]
本発明の加工米飯の製造方法は、低蛋白質水切乾燥米の水分量を33%〜38%に設定した。これにより、この低蛋白質水切乾燥米を蒸した際には、低蛋白質水切乾燥米より溶出したデンプンが糊状となるのが抑えられるので、得られる低蛋白質蒸米が団子状または餅状になるのが抑えられる。また、この低蛋白質水切乾燥米を蒸した際には低蛋白質水切乾燥米全体に熱が伝わるので、得られる低蛋白質蒸米は蒸しムラが抑えられる。したがって、本発明の加工米飯の製造方法は、従来よりも品質の良い低蛋白質蒸米を用いて加工米飯を製造することが可能になる。よって、本発明の加工米飯の製造方法
Claims (7)
- 精米中の蛋白質を単独または複数の蛋白質分解酵素を用いて分解処理して低蛋白質処理米を得る低蛋白処理工程と、
前記低蛋白質処理米を水洗いする水洗工程と、
水洗いをした前記低蛋白質処理米を水切乾燥して低蛋白質水切乾燥米を得る水切乾燥工程と、
前記低蛋白質水切乾燥米を蒸して低蛋白質蒸米を得て当該低蛋白質蒸米を加工して加工米飯を得る加工工程とを備え、
前記水切乾燥工程では、前記低蛋白質水切乾燥米の水分量が33%〜38%になるように、水洗いをした前記低蛋白質処理米を水切乾燥することを特徴とする加工米飯の製造方法。 - 請求項1に記載の加工米飯の製造方法において、
前記加工工程は、
前記低蛋白質水切乾燥米を蒸して低蛋白質蒸米を得る蒸米工程と、
前記低蛋白質蒸米を24時間〜72時間冷蔵して低蛋白質冷蔵老化米を得る冷蔵工程と、
前記低蛋白質冷蔵老化米を乾燥させて低蛋白質乾燥米を得る乾燥工程と、
前記低蛋白質乾燥米を加工して前記加工米飯を得る仕上げ工程と
を備えることを特徴とする加工米飯の製造方法。 - 請求項2に記載の加工米飯の製造方法において、
前記乾燥工程では、前記低蛋白質乾燥米の水分量が15〜30%になるように前記低蛋白質冷蔵老化米を乾燥させることを特徴とする加工米飯の製造方法。 - 請求項1に記載の加工米飯の製造方法において、
前記加工工程は、
前記低蛋白質水切乾燥米を105℃〜115℃の過熱蒸気を用いて4分〜10分間蒸して低蛋白質蒸米を得る蒸米工程と、
前記低蛋白質蒸米を加工して前記加工米飯を得る仕上げ工程と
を備えることを特徴とする加工米飯の製造方法。 - 請求項4に記載の加工米飯の製造方法において、
前記仕上げ工程では、最初に、コンベアで搬送される前記低蛋白質蒸米を、円筒状または円柱状のほぐし用部材を回転させながら当該ほぐし用部材の周面に設けられた多数の突起を用いてほぐすほぐし工程を行い、各突起は、高さが2mm〜5mmに設定されたものを使用することを特徴とする加工米飯の製造方法。 - 請求項5に記載の加工米飯の製造方法において、
前記ほぐし工程では、前記低蛋白質蒸米を乾燥および冷却させながらほぐすことを特徴とする加工米飯の製造方法。 - 請求項1に記載の加工米飯の製造方法において、
前記加工工程は、
前記低蛋白質水切乾燥米を真空状態下で温度を130℃〜140℃に瞬時に上昇させ、30秒〜2分間蒸して低蛋白質蒸米を得る蒸米工程と、
前記低蛋白質蒸米を加工して前記加工米飯を得る仕上げ工程と
を備えることを特徴とする加工米飯の製造方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2015/074510 WO2017037799A1 (ja) | 2015-08-28 | 2015-08-28 | 加工米飯の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2017037799A1 true JPWO2017037799A1 (ja) | 2018-01-18 |
JP6454421B2 JP6454421B2 (ja) | 2019-01-23 |
Family
ID=58187169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017537066A Active JP6454421B2 (ja) | 2015-08-28 | 2015-08-28 | 加工米飯の製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6454421B2 (ja) |
CN (1) | CN107920564A (ja) |
WO (1) | WO2017037799A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109907204A (zh) * | 2019-03-14 | 2019-06-21 | 中恩(天津)医药科技有限公司 | 一种低蛋白方便米饭的加工方法 |
CN110367457B (zh) * | 2019-06-12 | 2022-12-13 | 山西师范大学 | 一种抑制预熟化谷物回生的方法 |
CN110862886A (zh) * | 2019-12-21 | 2020-03-06 | 绍兴润博生物科技有限公司 | 一种黄酒原料米的预处理方法 |
AU2021404860B2 (en) * | 2021-07-13 | 2024-04-04 | Cj Cheiljedang Corporation | Method for preparing instant cooked grains by using superheated steam |
US20240206506A1 (en) * | 2021-07-13 | 2024-06-27 | Cj Cheiljedang Corporation | Method for preparing instant cooked grains by using superheated steam |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63313551A (ja) * | 1987-06-15 | 1988-12-21 | Akio Sugi | 蒸気炊飯方法とその装置 |
JPH07170923A (ja) * | 1993-12-21 | 1995-07-11 | Kameda Seika Kk | 低蛋白質、低カリウム、低リンのカルシウム強化米飯の製造方法 |
JPH0838077A (ja) * | 1994-08-04 | 1996-02-13 | Horinouchi Kanzume Kk | 低蛋白質米、その製造方法及びその加工方法 |
JPH09182A (ja) * | 1995-06-23 | 1997-01-07 | Toyo Suisan Kaisha Ltd | 炊飯用低タンパク米の製造方法 |
JPH1014513A (ja) * | 1996-06-28 | 1998-01-20 | Kameda Seika Kk | 低タンパク質低リン低カリウムの早炊き米、米飯及び粥の製造方法 |
JP2001224322A (ja) * | 2000-02-14 | 2001-08-21 | Fuji Seiki Kk | 米飯ほぐしロール |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1313022C (zh) * | 2003-09-12 | 2007-05-02 | 赵明伟 | α化处理大米的制造方法 |
CN101984852B (zh) * | 2010-10-11 | 2013-02-27 | 江南大学 | 一种发芽糙米营养方便米饭的制作方法 |
CN108669456A (zh) * | 2012-08-08 | 2018-10-19 | 日清奥利友集团株式会社 | 低蛋白质米的制造方法及使用了低蛋白质米的食品 |
-
2015
- 2015-08-28 CN CN201580033718.3A patent/CN107920564A/zh active Pending
- 2015-08-28 JP JP2017537066A patent/JP6454421B2/ja active Active
- 2015-08-28 WO PCT/JP2015/074510 patent/WO2017037799A1/ja active Application Filing
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63313551A (ja) * | 1987-06-15 | 1988-12-21 | Akio Sugi | 蒸気炊飯方法とその装置 |
JPH07170923A (ja) * | 1993-12-21 | 1995-07-11 | Kameda Seika Kk | 低蛋白質、低カリウム、低リンのカルシウム強化米飯の製造方法 |
JPH0838077A (ja) * | 1994-08-04 | 1996-02-13 | Horinouchi Kanzume Kk | 低蛋白質米、その製造方法及びその加工方法 |
JPH09182A (ja) * | 1995-06-23 | 1997-01-07 | Toyo Suisan Kaisha Ltd | 炊飯用低タンパク米の製造方法 |
JPH1014513A (ja) * | 1996-06-28 | 1998-01-20 | Kameda Seika Kk | 低タンパク質低リン低カリウムの早炊き米、米飯及び粥の製造方法 |
JP2001224322A (ja) * | 2000-02-14 | 2001-08-21 | Fuji Seiki Kk | 米飯ほぐしロール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN107920564A (zh) | 2018-04-17 |
WO2017037799A1 (ja) | 2017-03-09 |
JP6454421B2 (ja) | 2019-01-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6454421B2 (ja) | 加工米飯の製造方法 | |
CN104957248B (zh) | 一种利用过热蒸汽抑制杂粮脂肪酶活性、延长保质期的方法 | |
KR100472988B1 (ko) | 조직감, 취반성 및 안전성이 우수한 발아 현미의 제조방법및 이로부터 얻은 발아 현미 | |
JP4233573B2 (ja) | 発酵発芽玄米の製造方法および発酵発芽玄米 | |
CN100375600C (zh) | 一种生产玉米面粉的方法 | |
CN117769361B (zh) | 米饭、其制造方法、米饭改良剂、改善米饭的松散性的方法、以及改善米饭煮饭时锅内部的加热不均的使用方法 | |
KR20160066699A (ko) | 단호박 분말 및 그를 이용한 단호박 가공식품 | |
CN101808539A (zh) | 用于制备无菌包装中的soong-neung的方法 | |
JP3611802B2 (ja) | 発芽玄米粉及びその加工食品 | |
JP6944218B1 (ja) | 発芽玄米の製造方法及び発芽玄米米飯の製造方法、並びに発芽玄米用調理装置及びプログラム | |
CN105876602A (zh) | 一种全麦小麦粉的加工方法 | |
KR101058295B1 (ko) | 저단백미 무균포장 즉석밥의 제조 방법 | |
JP6777570B2 (ja) | 食味の改善された発芽玄米の製造方法 | |
JPH0838077A (ja) | 低蛋白質米、その製造方法及びその加工方法 | |
JP2005130754A (ja) | 発芽小麦乾燥物及び穀物加工食品 | |
JP2008131912A (ja) | 発芽禾穀飯の製造方法 | |
JPH0387153A (ja) | 長期保存可能な包装加工米およびその製造方法 | |
JP6343117B2 (ja) | 密封食品の製造方法 | |
JP3443081B2 (ja) | 玄米加工食品 | |
JP3626707B2 (ja) | 玄米加工品 | |
JP4017479B2 (ja) | 玄米餅及びその製造法 | |
JP3724639B2 (ja) | 玄米餅 | |
KR20060035292A (ko) | 알파화된 누룽지 제조방법 | |
KR101545056B1 (ko) | 특수미 쌀눈 쌀을 이용한 무균포장밥의 제조방법 | |
JP2003009791A (ja) | 発芽玄米餅 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A529 | Written submission of copy of amendment under article 34 pct |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A5211 Effective date: 20170920 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170920 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180814 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181011 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6454421 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |