JPWO2016199499A1 - 車体後部構造 - Google Patents

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Abstract

車体後部構造(10)は、車室(27)と後部荷室(28)を仕切るリヤバルクヘッド(24)と、リヤバルクヘッド(24)にホイールハウス(13)を介して接合されるダンパベース(15)とを備える。ダンパベース(15)がホイールハウス(13)に接合されてダンパ支持部(18)が袋状に形成される。また、ダンパ支持部(18)が、リヤバルクヘッド(24)を介してリヤフレーム(21)に連結され、かつ、ハウス後角稜部(85)を介してリヤフレーム(21)に連結される。さらに、ハウス後角稜部(85)およびリヤバルクヘッド(24)が逆V字形状に形成される。

Description

本発明は、車体前後方向にリヤフレームが延出され、リヤフレームにホイールハウスが設けられ、ホイールハウスの車外側にダンパが配置される車体後部構造に関する。
車体後部構造のなかには、左右のリヤホイールハウス間にリヤバルクヘッドが介在され、リヤバルクヘッドの上端部がリヤホイールハウスのダンパ取付部に連結され、リヤホイールハウスのダンパ取付部にショックアブソーバ(以下、ダンパという)の上部が連結されるものが知られている。
この車体後部構造は、ダンパ取付部の板厚寸法を大きく確保することにより、ダンパから入力する荷重を支えるように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、特許文献1の車体後部構造は、ダンパ取付部の板厚寸法を大きくするため車両重量の増加を抑える妨げになる。さらに、ダンパ取付部の板厚寸法を大きくするだけでは、ダンパから入力する荷重を良好に支えることが難しく、ダンパから入力する荷重でダンパ取付部が変形する虞がある。
また、車体後部構造のなかには、左右のリヤホイールハウスのダンパ取付部が箱体で補強され、箱体の底部およびダンパ取付部にダンパが連結されるものが知られている。箱体の天井部には開口部が形成され、開口部を利用して箱体の底部やダンパ取付部にダンパが連結される。
ダンパ取付部を箱体で補強することにより、ダンパ取付部の剛性を高めることが可能である(例えば、特許文献2参照。)。
ここで、特許文献2の車体後部構造は、箱体の天井部に開口部が形成されている。このため、箱体の剛性を確保する手段として、箱体の板厚寸法を大きくするなどの工夫が求められる。しかし、箱体の板厚寸法を大きくすると車両重量を抑える妨げになり、この観点から改良の余地が残されている。
日本国特許第3214342号公報 日本国特許第4376277号公報
本発明は、重量の増加を抑え、かつ、ダンパから入力する荷重を好適に支えることができる車体後部構造を提供することを課題とする。
本発明によれば、車体前後方向に延びるリヤフレームと、該リヤフレームに設けられるホイールハウスと、前記ホイールハウスの車外側に配置されるダンパと、を備え、該ダンパで後輪が支持される車体後部構造において、前記ホイールハウスに接合されて車室と後部荷室を仕切り、前記リヤフレームに向けて車体前方へ下り勾配に傾斜するリヤバルクヘッドと、該リヤバルクヘッドに前記ホイールハウスを介して接合されることにより前記ホイールハウスの車外側に配置され、前記ダンパが連結されるダンパベースと、を備え、前記ホイールハウスは、前記後輪を車室側から覆い、前記リヤフレームに向けて車体後方へ下り勾配に傾斜するハウス角稜部を有するハウス周壁と、該ハウス周壁の上端部に形成されるハウス頂部と、を備え、前記ホイールハウスの車外側に前記ダンパベースが接合されることにより、前記ダンパベースおよび前記ホイールハウスでダンパ支持部が袋状に形成され、該ダンパ支持部が、前記リヤバルクヘッドを介して前記リヤフレームに連結され、かつ、前記ハウス角稜部を介して前記リヤフレームに連結され、前記リヤバルクヘッドおよび前記ハウス角稜部が、前記ダンパ支持部から前記リヤフレームに向かうにつれて間隔が徐々に広がるように側面視で逆V字形状に形成される車体後部構造を提供する。
このように、ダンパベースをホイールハウスに接合してダンパベースおよびホイールハウスでダンパ支持部を袋状(箱状)に形成することにより、ダンパ支持部の剛性を高くできる。このダンパ支持部のダンパベースにダンパが連結される。
よって、ダンパからダンパベースに入力する荷重を、剛性の高い袋状のダンパ支持部で好適に支えることができる。これにより、ダンパベースの板厚寸法を大きくして剛性を高める必要がなく、車両重量の増加を抑えることができる。
また、ダンパ支持部をリヤバルクヘッドでリヤフレームに連結し、かつ、ダンパ支持部をハウス角稜部でリヤフレームに連結した。
ここで、ハウス角稜部は、その角稜形状により剛性が高く形成される。また、リヤバルクヘッドは、車体後部構造の骨格部材として用いられ、剛性を確保するために閉断面にハウス稜線部が形成される。さらに、リヤフレームは、車体後部構造の骨格部材として用いられ、剛性を確保するために閉断面に形成される。
このように、剛性の高いリヤバルクヘッドやハウス角稜部を側面視で逆V字形状に形成した。これにより、リヤバルクヘッドやハウス角稜部でダンパ支持部を安定させた状態に支持できる。
この状態において、ダンパからダンパ支持部に伝えられた荷重を、剛性の高いリヤバルクヘッドおよびハウス角稜部を経てリヤフレームに引張荷重として好適に伝えることができる。リヤフレームは車体前後方向に延びる剛性の高い骨格部材であり、伝えられた引張荷重をリヤフレームで好適に支えることができる。
加えて、リヤバルクヘッドは、車室および後部荷室を備える車両に、一般に隔壁として用いられる部材である。このリヤバルクヘッドを、逆V字形状を形成する部材として兼用できる。これにより、逆V字形状を形成する専用の部材を備える必要がなく、車両重量の増加を一層良好に抑えることができる。
好ましくは、前記ホイールハウスは、前記リヤバルクヘッドの車幅方向両側に設けられ、前記リヤバルクヘッドは、前記車幅方向両側のホイールハウスにそれぞれ接合される一対の脚部と、前記一対の脚部の各上端部を連結する上クロスメンバと、該上クロスメンバの下方に配置され、前記一対の脚部の各下端部を連結する下クロスメンバと、を備え、前記一対の脚部、前記上クロスメンバおよび前記下クロスメンバで前記リヤバルクヘッドが環状に形成されることにより、前記リヤバルクヘッドに開口部が形成され、前記脚部が前記上クロスメンバに交差することにより上コーナ部が形成され、前記脚部が前記下クロスメンバに交差することにより下コーナ部が形成され、前記脚部は、前記ホイールハウスに接合されて前記脚部の前脚壁を形成し、前記開口部側に張り出される前フランジを有する前板部と、前記ホイールハウスに接合されて前記脚部の内側脚壁および後脚壁を形成し、前記前フランジに車体後方側から接合される後フランジを有する後板部と、を備え、前記前フランジおよび前記後フランジが接合されたフランジ接合部が前記開口部側に張り出され、かつ、前記フランジ接合部が前記上コーナ部から前記下コーナ部まで延出される。
ここで、リヤバルクヘッドが上コーナ部や下コーナ部を有する。上コーナ部や下コーナ部にダンパから入力した荷重が伝えられることが知られている。上コーナ部や下コーナ部に荷重が伝えられることにより、上コーナ部や下コーナ部に応力が集中することが考えられる。
そこで、前板部の前フランジおよび後板部の後フランジを接合してフランジ接合部とし、フランジ接合部をリヤバルクヘッドの開口部側に張り出した。さらに、フランジ接合部を上コーナ部から下コーナ部まで延出させた。
よって、上コーナ部や下コーナ部の剛性をフランジ接合部で高く確保することができる。これにより、上コーナ部や下コーナ部に伝えられる荷重を、フランジ接合部で支えることができる。したがって、前板部や後板部の板厚寸法を必要以上に大きくする必要がなく、車両重量の増加を一層良好に抑えることができる。
好ましくは、前記車体後部構造は、前記リヤフレームから前記ハウス角稜部に沿って上向きに延出され、前記ハウス角稜部を跨ぐように前記ホイールハウスに設けられる補強脚部を備え、前記リヤフレームは、前記ホイールハウスに沿って上方に張り出される張出部を備え、前記補強脚部は、該補強脚部の下端部が前記張出部に接合され、かつ、前記補強脚部の上端部が前記リヤバルクヘッドに接合される。
ここで、ダンパからダンパベースに荷重が入力する際に、ホイールハウスのハウス角稜部に比較的大きな荷重が伝えられる。
そこで、ホイールハウスの外側からハウス角稜部を跨ぐように補強脚部を設けた。さらに、補強脚部の下端部をリヤフレームの張出部に接合させ、補強脚部の上端部をリヤバルクヘッドに接合させた。
よって、比較的大きな荷重が伝えられるハウス角稜部の剛性を補強脚部で一層高く確保でき、補強脚部およびハウス角稜部で比較的大きな荷重を支えることが可能になる。これにより、例えば、ホイールハウスの板厚寸法を必要以上に大きくする必要がなく、車両重量の増加を一層良好に抑えることができる。
さらに、補強脚部の下端部をリヤフレームの張出部に接合させ、補強脚部の上端部をリヤバルクヘッドに接合させた。これにより、リヤバルクヘッドおよびリヤフレームを補強脚部で連結でき、リヤバルクヘッド、リヤフレームやホイールハウスの剛性(すなわち、車体後部構造の剛性)を高く確保できる。
好ましくは、前記ダンパベースは、前記ハウス頂部の下方において前記ホイールハウスの車外側に配置され、前記ダンパが取り付けられるダンパ取付部と、該ダンパ取付部から上向きに立ち上げられる支持壁部と、前記ダンパ取付部および前記支持壁部の各外周に沿って形成され、前記ホイールハウスに接合される周縁フランジと、を有し、前記周縁フランジが前記ホイールハウスに接合されることにより前記ダンパ支持部が袋状に形成される。
このように、ダンパベースの周縁フランジをホイールハウスに接合することにより、ダンパベースおよびホイールハウスでダンパ支持部を袋状に形成するようにした。よって、ダンパ支持部の全周が閉塞状になり、ダンパ支持部の剛性が高く確保される。すなわち、ダンパベースの周縁フランジをホイールハウスに接合するだけで、剛性の高いダンパ支持部を容易に形成することができ、構成の簡素化が図れる。
さらに、支持壁部の高さ寸法を変更することによりダンパ取付部の高さを調整することができる。よって、ダンパの高さ寸法に応じてダンパ取付部の高さを調整できる。これにより、多種のダンパにダンパ支持部を対応させることが可能になり、用途の拡大を図ることができる。
好ましくは、前記ダンパ支持部の内部にバルクヘッドが設けられ、該バルクヘッドの下端部が前記ダンパ取付部に接合され、前記バルクヘッドの上端部が前記ハウス頂部に接合され、前記バルクヘッドの下端部が、前記ダンパ支持部に前記ダンパを取り付ける締結部で締結される。
このように、ダンパ支持部の内部にバルクヘッド(すなわち、隔壁部材)を設けた。よって、ダンパ支持部をバルクヘッドで補強してダンパ支持部を一層高く確保することができる。
さらに、バルクヘッドの下端部をダンパの締結部で締結させた。よって、ダンパからダンパ取付部に入力する荷重を締結部を経てバルクヘッドに伝えることができる。これにより、ダンパからダンパ取付部に入力する荷重をバルクヘッドをへてダンパ支持部で好適に支えることができ、ダンパ取付部の変形を抑制できる。
好ましくは、前記ダンパベースが前記ホイールハウスを介して前記リヤバルクヘッドの前記脚部に接合され、前記脚部が前記リヤフレームに接合される。
よって、ダンパベースにダンパから入力した荷重を、ホイールハウス、リヤバルクヘッドの脚部を経てリヤフレームに引張荷重として伝えることができる。
ここで、リヤフレームは車体前後方向に延びる剛性の高い骨格部材であり、伝えられた引張荷重をリヤフレームで好適に支えることができる。
好ましくは、前記ダンパベースが前記リヤバルクヘッドの上端部に前記ホイールハウスを介して接合され、前記リヤバルクヘッドの上端部が前記補強脚部に接合されることにより、前記ダンパベースが、前記ホイールハウス、前記リヤバルクヘッドの上端部を介して前記補強脚部に接合される。
このように、ダンパベースをリヤバルクヘッドの上端部にホイールハウスを介して接合させた。さらに、リヤバルクヘッドの上端部を補強脚部に接合させた。よって、ダンパベースにホイールハウス、リヤバルクヘッドの上端部、補強脚部を重ね合わせた4部材を接合することなく、ダンパベースをリヤバルクヘッドの上端部、補強脚部に接合させることができる。
すなわち、ダンパベース、リヤバルクヘッドの上端部、ホイールハウスの3部材を接合し、さらに、リヤバルクヘッドの上端部を補強脚部に接合させることにより、ダンパベースをリヤバルクヘッドの上端部、補強脚部に接合できる。これにより、ダンパベースを補強脚部に接合する接合作業を容易にできる。
さらに、ダンパベースをホイールハウス、リヤバルクヘッドの上端部を介して補強脚部に接合させた。ここで、補強脚部の下端部がリヤフレームの張出部に接合されている。よって、ダンパベースにダンパから入力した荷重を、ホイールハウス、リヤバルクヘッドの上端部、補強脚部を経てリヤフレームに引張荷重として伝えることができる。
リヤフレームは車体前後方向に延びる剛性の高い骨格部材であり、伝えられた引張荷重をリヤフレームで好適に支えることができる。
好ましくは、前記リヤバルクヘッドは、前記車幅方向両側のホイールハウスにそれぞれ接合される一対の脚部と、前記一対の脚部の各上端部を連結する上クロスメンバと、該上クロスメンバの下方に配置され、前記一対の脚部の各下端部を連結する下クロスメンバと、を備え、前記一対の脚部、前記上クロスメンバおよび前記下クロスメンバで環状に形成され、前記車体後部構造は、前記ホイールハウスが前記リヤバルクヘッドの車幅方向両側に設けられることにより、前記補強脚部が車幅方向両側に設けられ、さらに、前記リヤフレームが車幅方向両側に設けられ、前記車幅方向両側の前記リヤフレームに架け渡され、前記補強脚部の下端部に連結される後クロスメンバを備え、前記リヤフレーム、前記補強脚部、および前記リヤバルクヘッドの脚部で側面視略三角形の三角枠部が形成されることにより該三角枠部が車幅方向両側に設けられ、前記車幅方向両側の三角枠部の上部、前部および後部が前記上クロスメンバ、前記下クロスメンバおよび前記後クロスメンバでそれぞれ連結されることにより三角柱枠体が形成され、前記車幅方向両側の三角枠部の上部に前記ダンパ支持部が設けられる。
ここで、車体後部構造は、車幅方向両側のリヤフレームにサブフレームが設けられ、サブフレームにダンパが支持される。よって、ダンパからサブフレームに入力した荷重をリヤフレームで支えることが好ましい。
そこで、三角枠部をリヤフレーム、補強脚部および脚部で車幅方向両側に形成した。また、車幅方向両側の三角枠部の上部、前部および後部を上クロスメンバ、下クロスメンバおよび後クロスメンバで連結して三角柱枠体を形成した。さらに、車幅方向両側の三角枠部の上部に袋状のダンパ支持部を設けた。
ダンパ支持部は袋状に形成された剛性の高い部位である。よって、剛性の高いダンパ支持部で三角柱枠体を補強することができる。これにより、サブフレームからリヤフレームに伝えられる荷重を三角柱枠体で良好に支えることにより操縦安定性を向上させることができる。
また、剛性の高いダンパ支持部で三角柱枠体を補強することにより、ダンパからダンパ支持部に伝えられた荷重を三角柱枠体で良好に支えることができる。
さらに、剛性の高いダンパ支持部で三角柱枠体を補強することにより、重量増加を抑えた状態で車体後部構造の剛性を高く確保することができる。
本発明によれば、車体後部構造の重量増加を抑えることができ、かつ、ダンパから車体後部構造に入力する荷重を好適に支えることができる。
本発明に係る車体後部構造を斜め前方から見た状態を示す斜視図である。 図1の車体後部構造を斜め後方から見た状態を示す斜視図である。 図1の3矢視図である。 図1の4部拡大図である。 図4の車体後部構造を示す分解斜視図である。 図4の6−6線で破断した状態を示す断面図である。 図2の7部拡大図である。 図7のホイールハウスおよびダンパベースを示す斜視図である。 図4の9−9線で破断した状態を示す断面図である。 図6の車体後部構造を示す分解斜視図である。 図8のホイールハウスからダンパベースを外した状態を示す斜視図である。 図3の12部拡大図である。 図7の13−13線で破断した状態を示す断面図である。 図10の14−14線で破断した状態を示す断面図である。 図7の15−15線で破断した状態を示す断面図である。 図7の16−16線で破断した状態を示す断面図である。 本発明に係るダンパからダンパベースに入力した荷重をダンパ支持部で支える例を説明する図である。 本発明に係るダンパからダンパベースに入力した荷重をリヤフレームで支える例を説明する図である。 本発明に係るサブフレームからリヤフレームに入力した荷重を三角柱枠体で支える例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例に係る車体後部構造10について説明する。
なお、車体後部構造10は略左右対称の部材であり、車体後部構造10を構成する各構成部材の左側部材および右側部材に同じ符号を付して説明する。
図1、図2に示すように、車体後部構造10は、車体後部構造10の主骨格を形成する車体骨格部11と、車体骨格部11の車幅方向左右側に設けられる一対のホイールハウス13と、ホイールハウス13の内部14に設けられるダンパベース15と、ダンパベース15に取り付けられるダンパ16(左側のダンパ16は図3参照)と、ホイールハウス13に設けられる補強脚部17とを備える。
ホイールハウス13の内部14は、ホイールハウス13の車外29側におけるダンパ16の収納部である。以下、ホイールハウス13の内部14を「ハウス空間14」と称する。
一対のホイールハウス13が車幅方向両側に設けられることにより、ダンパベース15、ダンパ16、補強脚部17が車幅方向両側に設けられる。
車体骨格部11は、車幅方向左右側に設けられる一対のリヤフレーム21と、一対のリヤフレーム21間に設けられるフロアパネル22と、一対のリヤフレーム21の下方に設けられるサブフレーム23(図3参照)と、一対のホイールハウス13間に介在されるリヤバルクヘッド24と、一対の補強脚部17間に配置される後クロスメンバ25と、一対のホイールハウス13の上端部13aに設けられるリヤピラー26とを備える。
左側のリヤフレーム21、左側の補強脚部17、およびリヤバルクヘッド24の左側の脚部45で側面視略三角形の三角枠部31が車幅方向左側に形成される。また、右側のリヤフレーム21、右側の補強脚部17、およびリヤバルクヘッド24の右側の脚部45で側面視略三角形の三角枠部31が車幅方向右側に形成される。
すなわち、車体後部構造10の車幅方向両側に三角枠部31が設けられる。
左側の三角枠部31の上部32および右側の三角枠部31の上部32がリヤバルクヘッド24の上クロスメンバ46で連結される。また、左側の三角枠部31の前部33および右側の三角枠部31の前部33がリヤバルクヘッド24の下クロスメンバ48で連結される。
さらに、左側の三角枠部31の後部34および右側の三角枠部31の後部34が後クロスメンバ25で連結される。
これにより、左側の三角枠部31、右側の三角枠部31、リヤバルクヘッド24の上クロスメンバ46、リヤバルクヘッド24の下クロスメンバ48、および後クロスメンバ25で三角柱枠体35が形成される。
以下、車体後部構造10の各構成部材を左側部材を代表例として詳しく説明する。
リヤフレーム21は、車体後部構造10の骨格部材であり、剛性を確保するために閉断面に形成される(図16も参照)。リヤフレーム21が車体前後方向に延び、この状態において、リヤフレーム21がホイールハウス13のハウス周壁74に沿って設けられる。
リヤフレーム21は、ホイールハウス13側の外側壁37(図16参照)に張出部38を備える。張出部38は、外側壁37からリヤフレーム21の上面21aより上方に張り出される。この状態において、張出部38が、ホイールハウス13(具体的には、ハウス周壁74)の外面74aに沿って接合され、かつ、補強脚部17の下端部17aに接合される。
一対のリヤフレーム21間にフロアパネル22が設けられ、フロアパネル22で車室27の床部が形成される。このフロアパネル22より上方に張出部38が張り出されている。
図1、図3に示すように、一対のリヤフレーム21の下方にサブフレーム23が設けられる。サブフレーム23の左側部が左側のリヤフレーム21に取り付けられ、サブフレーム23の右側部が右側のリヤフレーム21に取り付けられる。さらに、サブフレーム23の左側部および右側部がクロスメンバで連結される。
サブフレーム23の左側部に左側のダンパ16の下端部が支持される。同様に、サブフレーム23の右側部に右側のダンパ16の下端部が支持される。
左側のダンパ16は、上端部の取付ブラケット41がダンパ支持部18(後述する)に取り付けられ、下端部に左側の後輪42が支持される。
右側のダンパ16は、左側のダンパ16と同様に、上端部の取付ブラケットがダンパ支持部18(図示せず)に取り付けられ、下端部に右側の後輪42が支持される。
一対のホイールハウス13間にリヤバルクヘッド24が介在される。また、リヤバルクヘッド24の左端部が左側のホイールハウス13に接合され、リヤバルクヘッド24の右端部が右側のホイールハウス13に接合される。
さらに、リヤバルクヘッド24が一対のリヤフレーム21に向けるとともに車体前方へ向けて下り勾配に傾斜される。この状態において、リヤバルクヘッド24で車室27と後部荷室28とに仕切られる。
リヤバルクヘッド24は、車室27と後部荷室28とを仕切る略矩形枠状の部材である。具体的には、リヤバルクヘッド24は、車幅方向両側のホイールハウス13にそれぞれ接合される一対の脚部45と、一対の脚部45の上端部45aを連結する上クロスメンバ46と、一対の脚部45の下端部45bを連結する下クロスメンバ48とを備える。
脚部45の上端部45aは三角枠部31の上部32に含まれる部位である。また、脚部45の下端部45bは三角枠部31の前部33に含まれる部位である。
上クロスメンバ46は、略矩形状の閉断面に形成され、一対の脚部45の上端部45aに連結され、かつ、一対のホイールハウス13の上端部13aに連結される。この上クロスメンバ46から車体後方に向けてリヤパーセル52が一体に設けられ、リヤパーセル52で車室27と後部荷室28とが隔てられる。
下クロスメンバ48は、一対の脚部45の下端部45b(すなわち、一対の三角枠部31の前部33)に連結される。この状態において、下クロスメンバ48が上クロスメンバ46の下方で、かつ、上クロスメンバ46より車体前方側に設けられる。
一対の脚部45、上クロスメンバ46および下クロスメンバ48でリヤバルクヘッド24が環状(詳しくは、矩形枠状に)に形成される。一対の脚部45、上クロスメンバ46および下クロスメンバ48は、剛性の高い骨格部材である。よって、リヤバルクヘッド24で車体後部構造10の環状骨格が形成される。
リヤバルクヘッド24が環状に形成されることにより、リヤバルクヘッド24の内部にバルクヘッド開口部(開口部)51が形成される。
ここで、左側の脚部45の上端部45aが上クロスメンバ46の左端部47に交差することにより左側の上コーナ部53が形成される。同様に、右側の脚部45の上端部45aが上クロスメンバ46の右端部47に交差することにより右側の上コーナ部53が形成される。
また、左側の脚部45の下端部45b(すなわち、三角枠部31の前部33)が下クロスメンバ48の左端部49に交差することにより左側の下コーナ部54が形成される。同様に、右側の脚部45の下端部45b(すなわち、三角枠部31の前部33)が下クロスメンバ48の右端部49に交差することにより右側の下コーナ部54が形成される。
この状態において、左側のダンパ16から入力した荷重F1が、左側の脚部45に伝えられ、左側の脚部45から左側の上コーナ部53や左側の下コーナ部54に伝えられる。同様に、右側のダンパ16(図2参照)から入力した荷重が、右側の脚部45に伝えられ、右側の脚部45から右側の上コーナ部53や右側の下コーナ部54に伝えられる。
このため、左側の上コーナ部53、左側の下コーナ部54、右側の上コーナ部53や右側の下コーナ部54に応力が集中することが考えられる。
そこで、左側の上コーナ部53や左側の下コーナ部54に左側のフランジ接合部56を張り出すようにした。同様に、右側の上コーナ部53や右側の下コーナ部54に右側のフランジ接合部56を張り出すようにした。
左側のフランジ接合部56および右側のフランジ接合部56は左右対称の部位であり、以下、左側のフランジ接合部56を図4〜図8に基づいて説明し、右側のフランジ接合部56の説明を省略する。
また、左側の脚部45、左側の上コーナ部53、左側の下コーナ部54や左側のフランジ接合部56を、脚部45、上コーナ部53、下コーナ部54やフランジ接合部56として説明する。
図4、図5に示すように、脚部45は、外側部がホイールハウス13に接合され、上端部45aから下端部45bに向けて車体前方へ向けて下り勾配に傾斜される。この状態において、脚部45の上端部45aが上クロスメンバ46の左端部47に接合される。また、脚部45の下端部45b(三角枠部31の前部33)がリヤフレーム21および下クロスメンバ48の左端部49に接合される。
図5、図6に示すように、脚部45は、ホイールハウス13に接合される前板部58と、前板部58の車体後方に配置されてホイールハウス13に接合される後板部59とを備える。
前板部58は、中央の板材、上側の板材および下側の板材の3部材で略平坦状に形成された板材である。前板部58は、車体前方に臨む前脚壁61と、前脚壁61から車幅方向外側に張り出される外側接合部62と、前脚壁61からバルクヘッド開口部51に張り出される前フランジ63とを有する。
前板部58の外側接合部62がホイールハウス13(具体的には、ハウス周壁74)に接合されることにより前脚壁61が車体前方に臨むように配置される。
前フランジ63は、直線状に延びる中央部位63aと、中央部位63aから上方に湾曲状に延びる上湾曲部位63bと、中央部位63aから下方に湾曲状に延びる下湾曲部位63cとを有する。
上湾曲部位63bは、上コーナ部53(図4参照)に相当する部位であり、凹状の湾曲に形成される。下湾曲部位63cは、下コーナ部54(図4参照)に相当する部位であり、凹状の湾曲に形成される。
中央部位63a、上湾曲部位63bおよび下湾曲部位63cで前フランジ63が略U字状に形成される。
前板部58の車体後方に後板部59が設けられる。後板部59は、前板部58の車体後方に配置されて断面略L字状に形成される内側脚壁65および後脚壁66と、後脚壁66から車体後方に張り出される外側接合部67と、内側脚壁65からバルクヘッド開口部51に張り出される後フランジ68とを有する。
後板部59の外側接合部62がホイールハウス13のハウス周壁74に接合され、後フランジ68が前フランジ63に車体後方側から接合される。後脚壁66が、前脚壁61の車体後方に間隔をおいて配置され、かつ、前脚壁61に沿って上下方向に延びる。
さらに、内側脚壁65が、ホイールハウス13(具体的には、ハウス周壁74)の車幅方向内側に間隔をおいて配置され、かつ、前フランジ63に沿って略U字状に延出される。
後フランジ68は、前フランジ63と同様に、直線状に延びる中央部位63aと、中央部位63aから上方に湾曲状に延びる上湾曲部位63bと、中央部位63aから下方に湾曲状に延びる下湾曲部位63cとを有する。
中央部位63a、上湾曲部位63bおよび下湾曲部位63cで後フランジ68が、前フランジ63に沿って略U字状に形成される。前フランジ63および後フランジ68が接合されることにより、前フランジ63および後フランジ68でフランジ接合部56が形成される。
図4に戻って、フランジ接合部56は、バルクヘッド開口部51側に張り出され、かつ、上コーナ部53から下コーナ部54まで延出されることにより略U字状に形成される。換言すれば、フランジ接合部56は、上コーナ部53や下コーナ部54に回り込むように延出される。よって、上コーナ部53や下コーナ部54がフランジ接合部56で補強され、上コーナ部53や下コーナ部54の剛性が高く確保される。
これにより、左側のダンパ16から上コーナ部53に伝えられる荷重を上コーナ部53のフランジ接合部56で支えることができる。また、左側のダンパ16から下コーナ部54に伝えられる荷重を下コーナ部54のフランジ接合部56で支えることができる。
したがって、上コーナ部53や下コーナ部54の剛性を確保するために、前板部58や後板部59の板厚寸法を必要以上に大きくする必要がなく、車両重量の増加が抑えられる。
図3、図7に示すように、ダンパ16からダンパベース15に荷重F1が入力することにより、脚部45に荷重F2が上向きに伝えられる。脚部45に荷重F2が伝えられることにより、脚部45の下端部45bや接合部71に引張荷重F3が作用する。接合部71は、下端部45bおよびリヤフレーム21が接合される部位である。
脚部45の下端部45bおよび接合部71は三角枠部31の前部33に含まれる部位である。
図8に示すように、脚部45の下端部45bや接合部71に引張荷重F3が作用することを考慮して、脚部45の下端部45bをリヤフレーム21に接合部71で接合させた。さらに、脚部45の下端部45bをフロアパネル22に接合部72で接合させた。
よって、脚部45の下端部45bがリヤフレーム21に強固に連結される。これにより、脚部45に伝えられる引張荷重F3が、リヤフレーム21に伝えられ、リヤフレーム21で好適に支えられる。
特に、脚部45に引張荷重F3が伝えられた状態において、引張荷重F3はフランジ接合部56を経て脚部45の下端部45bに伝えられる。フランジ接合部56は、下コーナ部54において車幅方向内側(すなわち、車室27や後部荷室28)側に向けて湾曲変形されている。
このため、脚部45の下端部45bに作用する引張荷重F3が、フランジ接合部56および前板部58の下端部58aを経てフロアパネル22側に伝えられる。
そこで、前板部58の下端部58aをフロアパネル22に接合部72で接合させた。これにより、脚部45に伝えられる引張荷重F2をリヤフレーム21に伝え、リヤフレーム21で好適に支えることができる。
ここで、脚部45は、ホイールハウス13のハウス周壁74に接合されて、ハウス周壁74とともに閉断面に形成される。具体的には、前板部58の外側接合部62および後板部59の外側接合部67がホイールハウス13のハウス周壁74に接合される。さらに、前フランジ63および後フランジ68が接合される。
よって、前脚壁61、内側脚壁65、後脚壁66およびホイールハウス13のハウス周壁74で閉断面が形成される。すなわち、脚部45およびハウス周壁74で閉断面が形成され、脚部45の剛性が高められる。
さらに、内側脚壁65および後脚壁66が断面略L字状に形成されることにより、内側脚壁65および後脚壁66の交差部69が外側に突出する稜線状に形成される。以下、「交差部69」を「稜線部69」という。稜線部69が外側に突出されることにより稜線部69の剛性が高められ、稜線部69で左側の脚部45の剛性が高められる。
図2に示すように、下クロスメンバ48の車体後方で、かつ、左側の補強脚部17の下端部17aおよび右側の補強脚部17の下端部17a間に後クロスメンバ25が配置される。補強脚部17の下端部17aは三角枠部31の後部34に含まれる部位である。
後クロスメンバ25は、左側の下端部17aおよび右側の下端部17a間において車幅方向に延出され、左側のリヤフレーム21および右側のリヤフレーム21に架け渡される。
ここで、リヤフレーム21の張出部38が補強脚部17の下端部17aに接合されている。よって、左側の補強脚部17の下端部17aが左側のリヤフレーム21に連結される。同様に、右側の補強脚部17の下端部17aが右側のリヤフレーム21に連結される。
これにより、後クロスメンバ25の左端部25aが左側のリヤフレーム21を介して左側の補強脚部17の下端部17aに連結される。また、後クロスメンバ25の右端部25aが右側のリヤフレーム21を介して右側の補強脚部17の下端部17aに連結される。
図1に戻って、リヤバルクヘッド24の車幅方向両側にホイールハウス13が設けられている。左側のホイールハウス13は、リヤバルクヘッド24の左側部に接合され、かつ、下端部13bが左側のリヤフレーム21に接合されるリヤホイールハウスである。
左側のホイールハウス13のハウス空間14側に左側のダンパ16(図3参照)が配置される。左側のダンパ16で左側の後輪42が支持され、左側の後輪42が左側のホイールハウス13で覆われる。
右側のホイールハウス13は、左側のホイールハウス13と同様に、リヤバルクヘッド24の右側部に接合され、かつ、下端部13bが右側のリヤフレーム21に接合されるリヤホイールハウスである。右側のホイールハウス13のハウス空間14側に右側のダンパ16が配置される。
右側のダンパ16で右側の後輪42が支持され、右側の後輪42が右側のホイールハウス13で覆われる。
左側のホイールハウス13および右側のホイールハウス13は左右対称の部位であり、以下、左側のホイールハウス13について説明し、右側のホイールハウス13の説明を省略する。
図6、図8に示すように、ホイールハウス13は、ホイールハウス13の周壁を形成するハウス周壁74と、ハウス周壁74の上端部74bを閉塞するハウス頂部75と、ハウス周壁74およびハウス頂部75から外側に張り出されるハウス張出部76とを備える。
また、左側のホイールハウス13は、車幅方向外側に向けて開口部77(図6も参照)が開口される。
ハウス周壁74は、左側の後輪42を車室27側から覆うように断面略U字状に形成されている。具体的には、ハウス周壁74は、ハウス前壁81(図6参照)、ハウス後壁82、ハウス側壁83、ハウス前角稜部84およびハウス後角稜部(ハウス角稜部)85を備える。
図3に示すように、ハウス前壁81は、左側の後輪42の前面42a側に設けられ、表面が車体前方に臨むように配置される。ハウス前壁81の車体後方にハウス後壁82が配置される。
ハウス後壁82は、左側の後輪42の後面42b側に設けられ、表面が車体後方に臨むように配置される。このハウス後壁82は、上端部82aから左側のリヤフレーム21に向けて下端部82bまで車体後方へ下り勾配に傾斜される(図8も参照)。
図6、図8に戻って、ハウス前壁81の内側部およびハウス後壁82の内側部間にハウス側壁83が形成される。ハウス側壁83は、車体前後方向に延び、表面が後部荷室28(すなわち、車幅方向内側)に臨むように配置される。
ハウス側壁83の後端部およびハウス後壁82の外側部が交差する部位にハウス後角稜部85が形成される。ハウス後角稜部85は、車幅方向内側へ突出することにより剛性が高い稜線状に形成される。ハウス後角稜部85は、ハウス頂部75側の上端部85aから左側のリヤフレーム21に向けて下端部85bまで車体後方へ下り勾配に傾斜するように延出される。
また、ハウス側壁83の前端部およびハウス前壁81の外側部が交差する部位にハウス前角稜部84が形成される。ハウス前角稜部84は、ハウス後角稜部85と同様に、車幅方向内側へ突出することにより剛性が高い稜線状に形成される。
ハウス前壁81、ハウス前角稜部84、ハウス側壁83、ハウス後角稜部85およびハウス後壁82でハウス周壁74が断面略U字状に形成される(図10も参照)。ハウス周壁74の上端部74bにハウス頂部75が形成される。
図8、図9に示すように、ハウス頂部75がハウス周壁74の上端部74bに形成されることにより、ハウス周壁74の上端部74bがハウス頂部75で閉塞される。
ハウス頂部75は、略水平に形成される水平頂部87と、水平頂部87の外側部87aから車幅方向外側に向けて上り勾配に延びる傾斜頂部88とを有する。
図10に示すように、ホイールハウス13は、ハウス周壁74が断面略U字状に形成されることにより、ホイールハウス13の車外29側にハウス空間14が形成される。ハウス空間14は、ホイールハウス13により後部荷室28から仕切られる。ハウス空間14側にダンパ16および後輪42(図3参照)が配置される。
図11、図12に示すように、ホイールハウス13の車外29側におけるハウス空間14で、かつ、リヤバルクヘッド24の車外29側にダンパベース15が設けられる。ダンパベース15は、ハウス空間14においてハウス頂部75の下方に配置されるダンパ取付部91と、ダンパ取付部91から上向きに立ち上げられる支持壁部92と、ダンパ取付部91および支持壁部92に沿って形成される周縁フランジ93とを有する。
ダンパ取付部91は、ハウス頂部75に対して略平行に配置される第1平坦部95と、第1平坦部95より上方に配置される第2平坦部96と、第1平坦部95および第2平坦部96を連結する傾斜部97とを有する。ダンパ取付部91の第1平坦部95は、車体前後方向において、ハウス周壁74のハウス後角稜部85および脚部45間に配置される。
ダンパ取付部91が第1平坦部95、第2平坦部96および傾斜部97で段差状に形成され、ダンパ取付部91の剛性が確保される。
第1平坦部95の略中央にダンパ嵌合口98が形成される。よって、ダンパ嵌合口98は、車体前後方向において、ハウス周壁74のハウス後角稜部85および脚部45間に配置される。
さらに、第1平坦部95は、ダンパ嵌合口98の周縁近傍に前取付孔101および後取付孔102が形成される。前取付孔101は、車体前方で、かつ車幅方向内側に位置する。後取付孔102は、車体後方で、かつ車幅方向外側に位置する。
ダンパ取付部91の外側部91aから支持壁部92がハウス頂部75に向けて上向きに立ち上げられる。ダンパ取付部91の外側部91aは、ダンパ取付部91のうち、ホイールハウス13の開口部77側(換言すれば、ハウス側壁83の反対側)の側部である。
ダンパ取付部91の外側部91aから支持壁部92が上向きに立ち上げられることにより、ダンパ取付部91および支持壁部92でダンパベース15が断面略L字状に形成される。これにより、ダンパ取付部91が支持壁部92で補強され、ダンパ取付部91の剛性が一層確保される。
ダンパ取付部91の外周91bおよび支持壁部92の外周92aに沿って周縁フランジ93が無端状(換言すれば、環状)に形成される。周縁フランジ93は、ハウス周壁74の上端部74bの内面およびハウス頂部75の内面に接合される。
これにより、ダンパベース15、ハウス周壁74の上端部74b、およびハウス頂部75でダンパ支持部18が形成される。ここで、周縁フランジ93がハウス周壁74の上端部74bの内面、ハウス頂部75の内面に接合されることにより、ダンパベース15の全周が閉塞状態に保たれる。
これにより、ダンパ支持部18は、ダンパベース15、ハウス周壁74の上端部74b、およびハウス頂部75で袋状(箱状)に形成される(図9、図13も参照)。ダンパ支持部18が袋状に形成されることにより、ダンパ支持部18の剛性が高く確保される。
このように、ダンパベース15の周縁フランジ93をホイールハウス13の内面に接合するだけで、剛性の高いダンパ支持部18を容易に形成することができ、構成の簡素化が図れる。
また、ダンパ支持部18の内部19(図9、図13参照)において、車体前後方向の略中央にバルクヘッド105が設けられる。バルクヘッド105は、ダンパ取付部91および支持壁部92に接合される下フランジ(下端部)107と、下フランジ107から上方に立ち上げられる立壁108と、立壁108の上端部から車体前方に張り出される上フランジ(上端部)109とを有する。上フランジ109がハウス頂部75に接合される。
このように、ダンパ支持部18の内部19にバルクヘッド105が設けられることにより、ダンパ支持部18の剛性がバルクヘッド105で一層高く確保される。
ここで、下フランジ107の内端部107aに取付孔111が形成される。下フランジ107の取付孔111は、ダンパ取付部91の前取付孔101に対応する位置に配置される。取付孔111、前取付孔101および後取付孔102を用いて、ダンパ16の取付ブラケット41がダンパ支持部18(図13参照)に取り付けられる。
具体的には、ダンパ16の取付ブラケット41に前取付孔113および後取付孔114が形成される。取付ブラケット41の前取付孔113、第1平坦部95の前取付孔101および下フランジ107の取付孔111にボルト116が差し込まれ、ボルト116にナット117がねじ結合される。
同様に、取付ブラケット41の後取付孔114および第1平坦部95の後取付孔102にボルト116が差し込まれ、ボルト116にナット117がねじ結合される。ボルト116、ナット117は締結部である。
図13に示すように、ダンパ嵌合口98に左側のダンパ16の上部16aが嵌合され、左側のダンパ16の取付ブラケット41が第1平坦部95(すなわち、ダンパ取付部91)に締結される。よって、剛性の高いダンパ支持部18にダンパ16が連結され、ホイールハウス13の車外29側に配置される。
この状態において、ダンパ16の取付ブラケット41が、車体前後方向において、ハウス周壁74のハウス後角稜部85(図11参照)および脚部45間に配置される。
ダンパ支持部18にダンパ16が連結されることにより、ダンパ16からダンパ取付部91に入力する荷重F1を、剛性の高い袋状のダンパ支持部18で好適に支えることができる。これにより、ダンパベース15の板厚寸法を大きくして剛性を高める必要がなく、車両重量の増加を抑えることができる。
図11に戻って、取付ブラケット41の前取付孔113、第1平坦部95の前取付孔101および下フランジ107の取付孔111にボルト116が差し込まれ、ボルト116にナット117がねじ結合される。
すなわち、取付ブラケット41にダンパ16を取り付けるボルト116、ナット117でダンパ取付部91にバルクヘッド105の下フランジ107が共締めされる。よって、ダンパ16からダンパ取付部91に入力する荷重F1がボルト116、ナット117を経てバルクヘッド105に伝えられる。
ここで、バルクヘッド105の下フランジ107がダンパ取付部91および支持壁部92に接合されている。また、バルクヘッド105の上フランジ109がハウス頂部75に接合されている。
これにより、ダンパ16からダンパ取付部91(すなわち、ダンパベース15)に入力する荷重がバルクヘッド105を経て支持壁部92やハウス頂部75に伝えられる。したがって、ダンパ16からダンパベース15に入力する荷重F1をダンパ支持部18で好適に支えることが可能になり、ダンパ取付部91の変形を抑制できる。
図13に戻って、ダンパ支持部18は、支持壁部92の高さ寸法H1を変更することによりダンパ取付部91の高さH2が調整される。よって、支持壁部92の高さ寸法H1を変更することにより、多種のダンパ16の高さ寸法(すなわち、長さ寸法)に応じてダンパ取付部91の高さを調整できる。
これにより、多種のダンパ16にダンパ支持部18を対応させることが可能になり、ダンパ支持部18の用途の拡大が図れる。
図6、図9に示すように、ダンパ支持部18がリヤバルクヘッド24(具体的には、脚部45)の上端部45aに連結される。
ここで、ダンパ支持部18が、ダンパベース15、ハウス周壁74の上端部74b、およびハウス頂部75で形成されている。また、ハウス周壁74の上端部74bに脚部45の上端部45a(すなわち、前板部58の上端部および後板部59の上端部)が接合されている。よって、ダンパベース15がハウス周壁74の上端部74bを介して脚部45の上端部45aに接合される。
また、ハウス周壁74の上端部74bにハウス後角稜部85の上端部85aが含まれる。よって、ダンパベース15がハウス後角稜部85の上端部85aに接合される。
ここで、図7、図8に示すように、脚部45が上端部45aから下端部45bに向けて車体前方へ向けて下り勾配に傾斜されている。また、ハウス後角稜部85が上端部85aから下端部85bに向けて車体後方へ向けて下り勾配に傾斜されている。
よって、ハウス後角稜部85および脚部45がダンパ支持部18からリヤフレーム21に向かうにつれて車体前後方向の間隔が徐々に広がるように延出される。すなわち、ハウス後角稜部85および脚部45が側面視で逆V字形状に設けられる。
さらに、リヤバルクヘッド24の脚部45の下端部45bがリヤフレーム21に連結されている。よって、ダンパ支持部18が脚部45を介してリヤフレーム21に連結される。
また、ハウス後角稜部85の下端部85bがリヤフレーム21の張出部38に連結されている。ダンパ支持部18がハウス後角稜部85を介してリヤフレーム21に連結される。
加えて、ハウス後角稜部85、脚部45、リヤフレーム21は、剛性が高く確保されている。これにより、ハウス後角稜部85、脚部45およびリヤフレーム21でダンパ支持部18が安定状態に支持される。
ところで、ダンパ取付部91(すなわち、ダンパベース15)にダンパ16から荷重F1(図13参照)が入力する際に、ハウス後角稜部85に比較的大きな荷重が伝えられる。そこで、ハウス周壁74の外側からハウス後角稜部85を跨ぐように補強脚部17を設けた。補強脚部17は、ハウス後角稜部85に沿って上下方向に延出される。
図8、図14に示すように、補強脚部17は、ハウス後角稜部85に対向する頂部121と、頂部121に形成される内壁122および外壁123と、内壁122に形成される内フランジ124と、外壁123に形成される外フランジ125とを有する。
内壁122は、頂部121の内端からハウス側壁83に向けて張り出される。外壁123は、頂部121の外端からハウス後壁82に向けて張り出される。内フランジ124は、内壁122の側端からハウス側壁83に沿って車体前方に向けて張り出される。外フランジ125は、外壁123の側端からハウス後壁82に沿って車幅方向外側に張り出される。
頂部121、内壁122および外壁123が断面略U字状に形成される。また、頂部121、内壁122、外壁123、内フランジ124および外フランジ125で補強脚部17が断面略ハット状に形成される。
ハウス後角稜部85に頂部121が対向した状態において、内フランジ124がハウス側壁83に接合され、外フランジ125がハウス後壁82に接合される。また、補強脚部17の上端部17bがハウス周壁74の上端部74bに接合される。さらに、補強脚部17の下端部17aがハウス周壁74の下端部74cに接合される。
これにより、ハウス後角稜部85を跨ぐようにハウス周壁74に補強脚部17が接合される。この状態において、補強脚部17が、リヤフレーム21からハウス後角稜部85に沿ってリヤバルクヘッド24(具体的には、上クロスメンバ46)の左端部47(図7参照)に向けて上向きに延出される。
図7、図13に示すように、上クロスメンバ46は、前メンバ127および後メンバ128で略矩形状の閉断面に形成される。さらに、上クロスメンバ46の左端部47は、前メンバ127から車幅方向外側に延ばされる前ブラケット131と、前ブラケット131の車体後方に接合される後ブラケット132とを備える。
前ブラケット131および後ブラケット132で上クロスメンバ46の左端部47が断面略逆U字形の箱状に形成される。
前ブラケット131は、ハウス前壁81の上端部81aから上方に張り出される前壁134と、前壁134の上端部から車体後方に折り曲げられる頂部135とを有する。前壁134および頂部135で前ブラケット131が断面略V字状に形成される。
前壁134の下端部がハウス前壁81の上端部81aに接合され、前壁134のフランジ134aがホイールハウス13のハウス張出部76に接合される。また、頂部135のフランジ135aがハウス張出部76に接合される。
頂部135の後端部135bが後ブラケット132の上端部132aに接合される。
後ブラケット132は、ハウス後壁82の上端部82aから上方に張り出される後壁137と、後壁137の内側部からハウス側壁83に沿って車体前方に折り曲げられる側壁138とを有する。
後壁137の下端部がハウス後壁82の上端部82aに接合され、後壁137のフランジ137aがホイールハウス13のハウス張出部76に接合される。また、側壁138の下端部がハウス側壁83の上端部83aに接合され、側壁138の前端部が脚部45の上端部45aおよび上クロスメンバ46の後メンバ128に接合される。
後壁137の下端部がハウス後壁82の上端部82aに接合され、側壁138の下端部がハウス側壁83の上端部83aに接合されることにより、後ブラケット132の下端部132bがハウス周壁74の上端部74bに接合される。
前ブラケット131および後ブラケット132が断面略逆U字状に形成され、ハウス周壁74の上端部74bに接合される。ハウス周壁74の上端部74bは、ダンパ支持部18を形成する部位である。これにより、前ブラケット131および後ブラケット132でダンパ支持部18が補強される。
図7、図15に示すように、ダンパベース15(具体的には、ダンパ取付部91)の周縁フランジ93、ハウス周壁74の上端部74b、および後ブラケット132の下端部132bの3部材が重ね合わされた状態で接合される。
ここで、複数の板材を重ね合わせて溶接(具体的には、スポット溶接)する際に、通常、重ね合わせる板材が3枚を超えないように抑えることが好ましい。
そこで、ダンパベース15(具体的には、ダンパ取付部91)の周縁フランジ93、ハウス周壁74の上端部74b、および後ブラケット132の下端部132bの3部材を重ね合わせて溶接(スポット溶接)するようにした。
これにより、周縁フランジ93、ハウス周壁74の上端部74b、および後ブラケット132の下端部132bの3部材を重ね合わせて溶接する接合作業を容易にできる。
ここで、上クロスメンバ46の左端部47でリヤバルクヘッド24の上端部24aが形成される。上クロスメンバ46の左端部47に後ブラケット132が含まれる。
よって、ダンパベース15がリヤバルクヘッド24の上端部24aにハウス周壁74の上端部74bを介して接合される。
また、後ブラケット132(具体的には、側壁138の前端部)が脚部45の上端部45aおよび上クロスメンバ46(具体的には、後メンバ128)の左端部128aに接合される。
この状態において、補強脚部17の上端部17b、ハウス周壁74の上端部74b、および後ブラケット132の下端部132bの3部材が重ね合わされた状態で接合される。これにより、補強脚部17の上端部17b、ハウス周壁74の上端部74b、および後ブラケット132の下端部132bの3部材を重ね合わせて溶接する接合作業を容易にできる。
このように、ダンパベース15(ダンパ取付部91)の周縁フランジ93、ハウス周壁74の上端部74b、および後ブラケット132の下端部132bの3部材が重ね合わされた状態で接合される。さらに、補強脚部17の上端部17b、ハウス周壁74の上端部74b、および後ブラケット132の下端部132bの3部材が重ね合わされた状態で接合される。
よって、ダンパベース15が、ハウス周壁74の上端部74b、後ブラケット132の下端部132b(すなわち、リヤバルクヘッド24の上端部24a)を介して補強脚部17に接合される。
このように、ダンパベース15にハウス周壁74の上端部74b、後ブラケット132の下端部132b、補強脚部17を重ね合わせて4部材を溶接(スポット溶接)で接合することなく、ダンパベース15を補強脚部17に接合させることができる。
これにより、ダンパベース15を補強脚部17に接合する接合作業を容易にできる。
図7、図16に示すように、補強脚部17の下端部17aがハウス周壁74の下端部74cに接合される。さらに、補強脚部17の下端部17aにリヤフレーム21の張出部38が接合される。すなわち、補強脚部17の下端部17aがリヤフレーム21に接合される。
また、補強脚部17の上端部17bがハウス周壁74の上端部74bに接合される。さらに、補強脚部17の上端部17bが後ブラケット132の側壁138を介して脚部45の上端部45aに接合される。
この状態において、補強脚部17がホイールハウス13の外側(すなわち、後部荷室28側)からハウス後角稜部85(図8も参照)を跨ぐように設けられる。よって、ハウス後角稜部85の剛性を補強脚部17で一層高く確保でき、ハウス後角稜部85および補強脚部17で比較的大きな荷重を支えることが可能になる。
これにより、例えば、ホイールハウス13の板厚寸法を必要以上に大きくすることなく、比較的大きな荷重を支えることが可能になり、車両重量の増加を良好に抑えることができる。
また、補強脚部17がハウス周壁74に接合され、補強脚部17で脚部45の上端部45aおよびリヤフレーム21が補強脚部17で連結される。これにより、リヤバルクヘッド24、リヤフレーム21やホイールハウス13の剛性(すなわち、車体後部構造10の剛性)が高く確保される。
さらに、補強脚部17がハウス後角稜部85を跨ぐように設けられている。以下、「補強脚部17およびハウス後角稜部85」を「後脚部86」として説明する。
ハウス後角稜部85および脚部45が側面視で逆V字形状に設けられることにより、後脚部86および脚部45も側面視で逆V字形状に設けられる。
よって、後脚部86、脚部45およびリヤフレーム21でダンパ支持部18が安定された状態に支持される。この状態において、ダンパ16の取付ブラケット41(図3参照)が、車体前後方向において、後脚部86および脚部45間に配置される。
後脚部86、脚部45およびリヤフレーム21でダンパ支持部18が支持された状態において、ダンパ支持部18にダンパ16から荷重F1(図3参照)が伝えられる。
ダンパ支持部18に伝えられた荷重F1が、後脚部86および脚部45を経てリヤフレーム21に引張荷重として好適に伝えられる。リヤフレーム21に伝えられる引張荷重がリヤフレーム21で支えられる。
加えて、リヤバルクヘッド24は、車室27および後部荷室28を備える車両に、一般に用いられる部材である。このリヤバルクヘッド24の脚部45を、逆V字形状を形成する部材として兼用できる。
これにより、逆V字形状を形成する専用の部材を備える必要がなく、車両重量の増加を良好に抑えることができる。
ところで、図1に示すように、左側の脚部45、右側の脚部45、上クロスメンバ46および下クロスメンバ48でリヤバルクヘッド24が矩形枠状に形成されている。また、各部材45.45,46,48は閉断面状に形成され、稜線状の部位をそれぞれ備えている。
よって、脚部45に伝えられる荷重を、矩形枠状のリヤバルクヘッド24(特に、稜線状の部位)に伝え、リヤバルクヘッド24で荷重を支えることができる。これにより、ダンパ支持部18にダンパ16(図3参照)から入力した荷重F1により、車体後部構造10に捩れ変形(特に、車体後部構造10の上下方向への捩れ変形)などが発生することを抑制でき、操縦安定性の向上が図れる。
図7、図13に示すように、上クロスメンバ46の左端部47の頂部135からリヤピラー26に向けて連結ブレース141が立ち上げられている。よって、上クロスメンバ46の左端部47およびリヤピラー26が連結ブレース141で連結される。
これにより、ダンパ16からダンパ支持部18に荷重F1が伝えられた場合、伝えられる荷重F1が上クロスメンバ46の左端部47および連結ブレース141を経てリヤピラー26に伝えられる。
ここで、リヤピラー26は、閉断面に形成される剛性の高い部材である。よって、連結ブレース141からリヤピラー26に伝えられた荷重がリヤピラー26で好適に支えられる。
これにより、ダンパ支持部18(特に、ダンパベース15)の板厚寸法を抑えた状態で、ダンパ16からダンパ支持部18に伝えられる荷重F1を支えることができる。
図1、図3に戻って、左側のリヤフレーム21および右側のリヤフレーム21の下方にサブフレーム23が設けられる。具体的には、左側のリヤフレーム21の前取付部144にサブフレーム23の左側部の前取付部147がボルト151で連結される。また、左側のリヤフレーム21の後取付部145にサブフレーム23の左側部の後取付部148がボルト151で連結される。
同様に、右側のリヤフレーム21の前取付部144にサブフレーム23の右側部の前取付部147がボルト151で連結される。また、右側のリヤフレーム21の後取付部145にサブフレーム23の右側部の後取付部148がボルト151で連結される。
左側のリヤフレーム21および右側のリヤフレーム21にサブフレーム23が設けられた状態において、サブフレーム23の左側部に左側のダンパ16が支持される。同様に、サブフレーム23の右側部に右側のダンパ16が支持される。
左側のダンパ16からサブフレーム23の左側部に入力した荷重が、左側のリヤフレーム21の前取付部144および後取付部145に荷重F4、荷重F5として伝えられる。同様に、右側のダンパ16からサブフレーム23の右側部に入力した荷重が、右側のリヤフレーム21の前取付部144および後取付部145に荷重F6、荷重F7として伝えられる。
ここで、左側のリヤフレーム21の前取付部144および後取付部145が、左側の三角枠部31の前部33および後部34に隣接する部位に設けられる。また、右側のリヤフレーム21の前取付部144および後取付部145が、右側の三角枠部31の前部33および後部34に隣接する部位に設けられる。
図2に示すように、左側の三角枠部31は、左側のリヤフレーム21、左側の後脚部86および左側の脚部45で剛性が高く形成されている。同様に、右側の三角枠部31は、右側のリヤフレーム21、右側の後脚部86および右側の脚部45で剛性が高く形成されている。
さらに、左側の三角枠部31および右側の三角枠部31がリヤバルクヘッド24の上クロスメンバ46、リヤバルクヘッド24の下クロスメンバ48、後クロスメンバ25で連結されることにより三角柱枠体35が形成されている。三角柱枠体35は剛性の高い部位である。
加えて、左側の三角枠部31の上部32に左側のダンパ支持部18が設けられている。また、右側の三角枠部31の上部32に右側のダンパ支持部18が設けられている。
左側のダンパ支持部18および右側のダンパ支持部18は、袋状に形成された剛性の高い部位である。よって、左側のダンパ支持部18および右側のダンパ支持部18で三角柱枠体35が補強されている。
左側のダンパ支持部18および右側のダンパ支持部18で三角柱枠体35が補強されることにより、車体後部構造10の重量増加を抑えた状態で剛性を高く確保できる。
これにより、サブフレーム23(図3参照)の左側部から左側のリヤフレーム21の前取付部144および後取付部145に伝えられる荷重F4,F5を、左側の三角枠部31や三角柱枠体35で支えることができる。
同様に、サブフレーム23の右側部から右側のリヤフレーム21の前取付部144および後取付部145に伝えられる荷重F6,F7を、右側の三角枠部31や三角柱枠体35で支えることができる。
また、左側のダンパ支持部18が左側の三角枠部31の上部32に設けられ、右側のダンパ支持部18が右側の三角枠部31の上部32に設けられている。よって、左側のダンパ支持部18および右側のダンパ支持部18で三角柱枠体35が補強されている。
これにより、左側のダンパ16から左側のダンパ支持部18に伝えられた荷重F1(図3参照)や、右側のダンパ16から右側のダンパ支持部18に伝えられた荷重F1を三角柱枠体35で良好に支えることができる。
つぎに、ダンパ16からダンパベース15に入力した荷重F8をダンパ支持部18やリヤフレーム21で支える例を図17、図18に基づいて説明する。
図17(a)に示すように、ホイールハウス13のハウス空間14にダンパベース15が設けられ、ダンパベース15にダンパ16の取付ブラケット41が取り付けられる。
よって、例えば車両走行の状態において、ダンパ16からダンパ取付部91に荷重F8が入力する。
図17(b)に示すように、ダンパベース15は、ハウス周壁74の上端部74b、およびハウス頂部75とともに袋状のダンパ支持部18に形成されている。さらに、ダンパ支持部18の内部19にバルクヘッド105が設けられている。よって、ダンパ支持部18の剛性が高く確保されている。
これにより、ダンパ16からダンパベース15に入力する荷重F8をダンパ支持部18で好適に支えることができる。
図17(a)に戻って、ダンパベース15に入力した荷重F8がダンパ支持部18で支えられる。この状態において、ダンパ支持部18に伝えられた荷重F8が脚部45(図18(a)参照)に引張荷重F9として伝わり、後脚部86(図18(b)参照)に引張荷重F10として伝わる。
図18(a)に示すように、脚部45に引張荷重F9が伝えられることにより、上コーナ部53に圧縮荷重F11が作用し、下コーナ部54に引張荷重F12が作用する。
ここで、脚部45のフランジ接合部56が上コーナ部53から下コーナ部54まで延出され、上コーナ部53や下コーナ部54の剛性がフランジ接合部56で確保されている。
これにより、上コーナ部53に伝えられる圧縮荷重F11を上コーナ部53のフランジ接合部56で支えることができる。また、下コーナ部54に伝えられる引張荷重F12を下コーナ部54のフランジ接合部で支えることができる。
図18(b)に示すように、脚部45に伝わった引張荷重F9が脚部45を経てリヤフレーム21に伝わる。また、後脚部86に伝わった引張荷重F10が後脚部86を経てリヤフレーム21に伝わる。
リヤフレーム21は車体前後方向に延びる剛性の高い骨格部材であり、伝えられた引張荷重がリヤフレーム21で好適に支えられる。
ついで、サブフレーム23からリヤフレーム21に入力した荷重F11〜F14を三角柱枠体35で支える例を図19に基づいて説明する。
図19(a)に示すように、左側の三角枠部31の上部32が左側のダンパ支持部18で補強され、右側の三角枠部31の上部32が右側のダンパ支持部18で補強されている。よって、左側のダンパ支持部18および右側のダンパ支持部18で三角柱枠体35が補強される。
図19(b)に示すように、左側のダンパ支持部18に左側のダンパ16から荷重F8が入力することにより、サブフレーム23の左側部の前取付部147から左側のリヤフレーム21の前取付部144に荷重F11が伝えられる。
また、サブフレーム23の左側部の後取付部148から左側のリヤフレーム21の後取付部145に荷重F12が伝えられる。
同様に、左側のダンパ支持部18に左側のダンパ16から荷重F8が入力することにより、サブフレーム23の右側部の前取付部147から右側のリヤフレーム21の前取付部144に荷重F13が伝えられる。
また、サブフレーム23の右側部の後取付部148から右側のリヤフレーム21の後取付部145に荷重F14が伝えられる。
図19(a)に戻って、左側のリヤフレーム21に伝えられた荷重F11および荷重F12が三角柱枠体35(特に、左側の三角枠部31)で支えられる。また、右側のリヤフレーム21に伝えられた荷重F13および荷重F14が三角柱枠体35(特に、右側の三角枠部31)で支えられる。
これにより、サブフレーム23から伝えられる荷重F11〜F14で、車体後部構造10に捩れ変形(特に、車体後部構造10の上下方向への捩れ変形)などが生じることを抑えることが可能になり、操縦安定性の向上が図れる。
さらに、左側のダンパ支持部18および右側のダンパ支持部18で三角柱枠体35が補強されている。これにより、左側のダンパ16(図19(b)参照)から左側のダンパ支持部18に伝えられた荷重F8を三角柱枠体35(特に、左側の三角枠部31)で良好に支えることができる。
同様に、右側のダンパ16から右側のダンパ支持部18に伝えられた荷重F8を三角柱枠体35(特に、右側の三角枠部31)で良好に支えることができる。
なお、本発明に係る車体後部構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、ホイールハウス13のハウス後角稜部85を跨ぐように補強脚部17を設ける例について説明したが、これに限らないで、補強脚部17を設けない構成とすることも可能である。
この状態において、ハウス後角稜部85および左側の脚部45が側面視で逆V字形状に設けられる。よって、ハウス後角稜部85、左側の脚部45およびリヤフレーム21でダンパ支持部18が安定状態に支持される。
これにより、実施例と同様に、ダンパ16からダンパ支持部18に伝えられる荷重が、ハウス後角稜部85および脚部45を経てリヤフレーム21に引張荷重として伝えられる。リヤフレーム21に伝えられた引張荷重がリヤフレーム21で好適に支えられる。
また、前記実施例では、ダンパ16の取付ブラケット41およびダンパベース15にバルクヘッド105の下フランジ107をボルト116、ナット117で共締めする例について説明したが、これに限定するものではない。
例えば、ダンパ16の取付ブラケット41およびダンパベース15を締結するボルト116、ナット117の近傍にバルクヘッド105を設けることで同様の効果を得ることが可能である。
この状態においても、実施例と同様に、ダンパ16からダンパベース15に入力する荷重を、バルクヘッド105を経て支持壁部92やハウス頂部75に伝えることができる。これにより、ダンパベース15に入力した荷重をダンパ支持部18で好適に支え、ダンパベース15の変形を抑制できる。
さらに、前記実施例では、リヤフレーム21の前取付部144および後取付部145を三角枠部31の前部33および後部34に隣接する部位に設けた例について説明したが、これに限定するものではない。
例えば、リヤフレーム21の前取付部144および後取付部145を三角枠部31の前部33および後部34に対して上下方向に一致させることも可能である。
また、前記実施例で示した車体後部構造、ホイールハウス、ダンパベース、ダンパ、補強脚部、ダンパ支持部、リヤフレーム、フロアパネル、リヤバルクヘッド、後クロスメンバ、三角枠部、三角柱枠体、張出部、脚部、上クロスメンバ、下クロスメンバ、バルクヘッド開口部、上コーナ部、下コーナ部、フランジ接合部、前板部、後板部、前脚壁、前フランジ、内側脚壁、後脚壁、後フランジ、ハウス周壁、ハウス頂部、ハウス後角稜部、ダンパ取付部、支持壁部、周縁フランジおよびバルクヘッドなどの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本出願は、2015年6月8日出願の日本特許出願(特願2015−115880)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明は、車体前後方向に延びるリヤフレームにホイールハウスが設けられ、ホイールハウスの車外側にダンパが配置される車体後部構造を備えた自動車への適用に好適である。
10 車体後部構造
13 ホイールハウス(一対のホイールハウス)
14 ホイールハウスのハウス空間(内部)
15 ダンパベース
16 ダンパ
17 補強脚部
17a 補強脚部の下端部
17b 補強脚部の上端部
18 ダンパ支持部
19 ダンパ支持部の内部
21 リヤフレーム(一対のリヤフレーム)
22 フロアパネル
24 リヤバルクヘッド
24a リヤバルクヘッドの上端部(上クロスメンバの左端部47)
25 後クロスメンバ
27 車室
28 後部荷室
31 三角枠部(一対の三角枠部)
32 三角枠部の上部(脚部の上端部45a)
33 三角枠部の前部(脚部の下端部45b)
34 三角枠部の後部(補強脚部の下端部17a)
35 三角柱枠体
38 張出部
42 後輪
45 脚部(一対の脚部)
45a 脚部の上端部
45b 脚部の下端部
46 上クロスメンバ
48 下クロスメンバ
51 バルクヘッド開口部(開口部)
53 上コーナ部
54 下コーナ部
56 フランジ接合部
58 前板部
59 後板部
61 前脚壁
63 前フランジ
65 内側脚壁
66 後脚壁
68 後フランジ
74 ハウス周壁
74b ハウス周壁の上端部
75 ハウス頂部
85 ハウス後角稜部(ハウス角稜部)
91 ダンパ取付部
91a ダンパ取付部の外側部
91b ダンパ取付部の外周
92 支持壁部
92a 支持壁部の外周
93 周縁フランジ
105 バルクヘッド
107 バルクヘッドの下フランジ(下端部)
109 バルクヘッドの上フランジ(上端部)
116,117 ボルト、ナット(締結部)

Claims (8)

  1. 車体前後方向に延びるリヤフレームと、該リヤフレームに設けられるホイールハウスと、前記ホイールハウスの車外側に配置されるダンパと、を備え、該ダンパで後輪が支持される車体後部構造において、
    前記ホイールハウスに接合されて車室と後部荷室を仕切り、前記リヤフレームに向けて車体前方へ下り勾配に傾斜するリヤバルクヘッドと、
    該リヤバルクヘッドに前記ホイールハウスを介して接合されることにより前記ホイールハウスの車外側に配置され、前記ダンパが連結されるダンパベースと、を備え、
    前記ホイールハウスは、
    前記後輪を車室側から覆い、前記リヤフレームに向けて車体後方へ下り勾配に傾斜するハウス角稜部を有するハウス周壁と、
    該ハウス周壁の上端部に形成されるハウス頂部と、を備え、
    前記ホイールハウスの車外側に前記ダンパベースが接合されることにより、前記ダンパベースおよび前記ホイールハウスでダンパ支持部が袋状に形成され、
    該ダンパ支持部が、前記リヤバルクヘッドを介して前記リヤフレームに連結され、かつ、前記ハウス角稜部を介して前記リヤフレームに連結され、
    前記リヤバルクヘッドおよび前記ハウス角稜部が、前記ダンパ支持部から前記リヤフレームに向かうにつれて間隔が徐々に広がるように側面視で逆V字形状に形成されることを特徴とする車体後部構造。
  2. 前記ホイールハウスは、前記リヤバルクヘッドの車幅方向両側に設けられ、
    前記リヤバルクヘッドは、
    前記車幅方向両側のホイールハウスにそれぞれ接合される一対の脚部と、
    前記一対の脚部の各上端部を連結する上クロスメンバと、
    該上クロスメンバの下方に配置され、前記一対の脚部の各下端部を連結する下クロスメンバと、を備え、
    前記一対の脚部、前記上クロスメンバおよび前記下クロスメンバで前記リヤバルクヘッドが環状に形成されることにより、前記リヤバルクヘッドに開口部が形成され、
    前記脚部が前記上クロスメンバに交差することにより上コーナ部が形成され、前記脚部が前記下クロスメンバに交差することにより下コーナ部が形成され、
    前記脚部は、
    前記ホイールハウスに接合されて前記脚部の前脚壁を形成し、前記開口部側に張り出される前フランジを有する前板部と、
    前記ホイールハウスに接合されて前記脚部の内側脚壁および後脚壁を形成し、前記前フランジに車体後方側から接合される後フランジを有する後板部と、を備え、
    前記前フランジおよび前記後フランジが接合されたフランジ接合部が前記開口部側に張り出され、かつ、前記フランジ接合部が前記上コーナ部から前記下コーナ部まで延出される請求項1記載の車体後部構造。
  3. 前記車体後部構造は、
    前記リヤフレームから前記ハウス角稜部に沿って上向きに延出され、前記ハウス角稜部を跨ぐように前記ホイールハウスに設けられる補強脚部を備え、
    前記リヤフレームは、
    前記ホイールハウスに沿って上方に張り出される張出部を備え、
    前記補強脚部は、
    該補強脚部の下端部が前記張出部に接合され、かつ、前記補強脚部の上端部が前記リヤバルクヘッドに接合される請求項1記載の車体後部構造。
  4. 前記ダンパベースは、
    前記ハウス頂部の下方において前記ホイールハウスの車外側に配置され、前記ダンパが取り付けられるダンパ取付部と、
    該ダンパ取付部から上向きに立ち上げられる支持壁部と、
    前記ダンパ取付部および前記支持壁部の各外周に沿って形成され、前記ホイールハウスに接合される周縁フランジと、を有し、
    前記周縁フランジが前記ホイールハウスに接合されることにより前記ダンパ支持部が袋状に形成される請求項1記載の車体後部構造。
  5. 前記ダンパ支持部の内部にバルクヘッドが設けられ、
    該バルクヘッドの下端部が前記ダンパ取付部に接合され、前記バルクヘッドの上端部が前記ハウス頂部に接合され、
    前記バルクヘッドの下端部が、前記ダンパ支持部に前記ダンパを取り付ける締結部で締結される請求項4記載の車体後部構造。
  6. 前記ダンパベースが前記ホイールハウスを介して前記リヤバルクヘッドの前記脚部に接合され、
    前記脚部が前記リヤフレームに接合される請求項2記載の車体後部構造。
  7. 前記ダンパベースが前記リヤバルクヘッドの上端部に前記ホイールハウスを介して接合され、
    前記リヤバルクヘッドの上端部が前記補強脚部に接合されることにより、
    前記ダンパベースが、前記ホイールハウス、前記リヤバルクヘッドの上端部を介して前記補強脚部に接合される請求項3記載の車体後部構造。
  8. 前記リヤバルクヘッドは、
    車幅方向両側のホイールハウスにそれぞれ接合される一対の脚部と、
    前記一対の脚部の各上端部を連結する上クロスメンバと、
    該上クロスメンバの下方に配置され、前記一対の脚部の各下端部を連結する下クロスメンバと、を備え、
    前記一対の脚部、前記上クロスメンバおよび前記下クロスメンバで環状に形成され、
    前記車体後部構造は、
    前記ホイールハウスが前記リヤバルクヘッドの車幅方向両側に設けられることにより、前記補強脚部が車幅方向両側に設けられ、さらに、前記リヤフレームが車幅方向両側に設けられ、
    前記車幅方向両側の前記リヤフレームに架け渡され、前記補強脚部の下端部に連結される後クロスメンバを備え、
    前記リヤフレーム、前記補強脚部、および前記リヤバルクヘッドの脚部で側面視略三角形の三角枠部が形成されることにより該三角枠部が車幅方向両側に設けられ、
    前記車幅方向両側の三角枠部の上部、前部および後部が前記上クロスメンバ、前記下クロスメンバおよび前記後クロスメンバでそれぞれ連結されることにより三角柱枠体が形成され、
    前記車幅方向両側の三角枠部の上部に前記ダンパ支持部が設けられる請求項3記載の車体後部構造。
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