JPWO2015198430A1 - 表皮材取り付け装置及び座席本体に対する表皮材の取り付け方法 - Google Patents

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Abstract

座席本体(700)に対して表皮材(600)を取り付けるための表皮材取り付け装置(100)が開示される。該装置は、少なくとも1つのクリップ(800)を保持可能である1以上のクリップ保持手段(260、240)を含み、前記クリップ保持手段(260、240)による前記クリップ(800)の保持を介してクリップ(800)が装着された表皮材(600)を保持できる表皮材保持具(200)と、座席本体(700)が載置可能である載置台(300)と表皮材保持具(200)の間隔を調整可能である間隔調整手段(500)を備える。

Description

本開示は、表皮材取り付け装置及び座席本体に対する表皮材の取り付け方法に関する。
二輪車、四輪車、電車、航空機、船、潜水艇等の各種の移動体の座席は、座席本体を形付ける樹脂フォームを表皮材で被覆して製造されることがある。クリップを介して座席本体側と表皮材側を接続する方法が知られている。
特許文献1にはワイヤーに対してクリップを装着するための工具が開示されている。同文献の図6及び図7から理解できるようにクリップホルダーの前進によりクリップがワイヤーに対して係合する。
特許第4997585号
座席製造の効率化の要請を受け、座席本体の樹脂フォームに対して表皮材を効率的に取り付けて被覆することが要求される。特許文献1に開示の手法は、ヒトによる取り付け作業が要求され、製造効率の改善にも限界がある。このように座席本体に対する表皮材の取り付け効率の改善が求められている。
本発明の一態様に係る表皮材取り付け装置は、座席本体(700)に対して表皮材(600)を取り付けるための表皮材取り付け装置(100)であって、少なくとも1つのクリップ(800)を保持可能である1以上のクリップ保持手段(260、240)を含み、前記クリップ保持手段(260、240)による前記クリップ(800)の保持を介して前記クリップ(800)が装着された前記表皮材(600)を保持できる表皮材保持具(200)と、前記座席本体(700)が載置可能である載置台(300)と前記表皮材保持具(200)の間隔を調整可能である間隔調整手段(500)を備え、前記間隔調整手段(500)の作動を介して、前記クリップ保持手段(260、240)により保持された前記クリップ(800)を前記載置台(300)上の前記座席本体(700)側に対して係合させることができる。
幾つかの実施形態においては、前記間隔調整手段(500)は、前記載置台(300)側へ前記表皮材保持具(200)を移動させることができる。
幾つかの実施形態においては、前記クリップ保持手段(260)は、シリンダー(230)の可動軸(235)にクリップ把持体(240)が固定された軸状クリップ把持部(260)を含み、前記シリンダー(230)の作動に応じて前記クリップ把持体(240)により把持された前記クリップ(800)を前記載置台(300)上の前記座席本体(700)側に変位させることができる。
幾つかの実施形態においては、前記間隔調整手段(500)は、少なくとも2つの前記クリップ保持手段(260、240)が設けられた平板部(210)を含み、当該平板部(210)が前記載置台(300)の上方に配され、前記クリップ保持手段(260、240)による前記クリップ(800)の保持により前記載置台(300)の上方に前記表皮材(600)が保持される。
幾つかの実施形態においては、前記表皮材保持具(200)は、前記座席本体(700)との係合のために前記クリップ(800)を押動するための1以上のクリップ押動手段(270、250)を含む。
幾つかの実施形態においては、前記クリップ押動手段(270)は、シリンダー(230)の可動軸(235)にクリップ押動体(250)が固定された軸状クリップ押動部(270)を含み、前記シリンダー(230)の作動に応じて前記クリップ押動体(250)により前記クリップ(800)を前記載置台(300)上の前記座席本体(700)側に押動することができる。
幾つかの実施形態においては、前記表皮材保持具(200)は、1以上の前記クリップ保持手段(260)と1以上の前記クリップ押動手段(270)が配列された第1列構造(220)、及び1以上の前記クリップ保持手段(260)と1以上の前記クリップ押動手段(270)が配列された第2列構造(220)を含む。
本発明の別態様に係る方法は、座席本体(700)に対して表皮材(600)を取り付ける方法であって、
前記座席本体(700)を載置台(300)上に載置するステップと、
前記表皮材(600)に対してクリップ(800)を装着するステップと、
表皮材保持具(200)の1以上のクリップ把持体(240)に対して前記クリップを取り付けて前記クリップ把持体(240)により前記クリップ(800)を把持させるステップと、
前記表皮材保持具(200)に対して前記クリップ(800)を介して前記表皮材(600)が保持され、かつ前記載置台(300)上に前記座席本体(700)が載置された状態で、前記載置台(300)と前記表皮材保持具(200)の間隔を狭めるステップを含む。
幾つかの実施形態においては、前記表皮材保持具(200)のクリップ押動体(250)により前記クリップ(800)を押動するステップを更に含む。
本発明の一態様によれば、座席本体に対する表皮材の取り付け工程の効率化を促進できる。
本発明の第1実施形態に係る表皮材取り付け装置の概略的な構成を示す模式図であり、表皮材保持具と載置台を概略的に斜視して示し、またその他の構成をブロックにより模式的に示す。なお、本図においては、表皮材保持具には表皮材が保持された状態を示し、また載置台上には点線で示す座席本体が載置されている。 本発明の第1実施形態に係る表皮材取り付け装置の表皮材保持具の概略的な斜視図であり、表皮材保持具に保持される表皮材を模式的に図示する。 本発明の第1実施形態に係る表皮材取り付け装置により表皮材が取り付けられる座席本体の概略的な上面図である。 本発明の第1実施形態に係る表皮材取り付け装置の間隔調整手段の構成例を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る表皮材取り付け装置においてクリップがクリップ把持体により把持された状態を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る表皮材取り付け装置においてクリップがクリップ把持体により把持された状態を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る表皮材取り付け装置の表皮材保持具により取り扱われるクリップの構成を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る表皮材取り付け装置の表皮材保持具により取り扱われるクリップの構成を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る表皮材取り付け装置の押動体の動作を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る表皮材取り付け装置により表皮材側のクリップが座席本体側のワイヤーに対して係合する工程を示す工程図である。 本発明の第1実施形態に係る表皮材取り付け装置により表皮材側のクリップが座席本体側のワイヤーに対して係合する工程を示す工程図である。 本発明の第1実施形態に係る表皮材取り付け装置により表皮材側のクリップが座席本体側のワイヤーに対して係合し、座席本体に対して表皮材が取り付けられた状態を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係る表皮材取り付け装置のクリップ把持体の概略的な側面図である。 本発明の第2実施形態に係る表皮材取り付け装置のクリップ把持体の概略的な側面図であり、クリップが把持された状態を模式的に示す。 本発明の第2実施形態に係る表皮材取り付け装置の表皮材保持具により取り扱われるクリップの概略的な斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る表皮材取り付け装置の表皮材保持具により取り扱われるクリップの概略的な側面図である。 本発明の第3実施形態に係る表皮材取り付け装置の表皮材保持具の概略的な斜視図であり、表皮材保持具に保持される表皮材を模式的に図示する。 本発明の第4実施形態に係る表皮材取り付け装置の表皮材保持具の概略的な部分拡大図であり、クリップ把持体に近接して配置される支持具及びその作動態様を示す。 本発明の第5実施形態に係る表皮材取り付け装置の表皮材保持具の概略的な斜視図であり、左右の列構造の間で表皮材本体を下方に向け、つまり座席本体に向けて押動することができる押動手段が図示される。 本発明の第5実施形態に係る表皮材取り付け装置の表皮材保持具の部分的な断面模式図であり、押動手段の作動により表皮材本体の雌型面ファスナーを座席本体の雄型面ファスナーに対して係合する過程を示す。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。各実施形態は、個々に独立したものではなく、過剰説明をするまでもなく、当業者をすれば、適宜、組み合わせることが可能であり、この組み合わせによる相乗効果も把握可能である。実施形態間の重複説明は、原則的に省略する。参照図面は、発明説明を主目的とするものであり、適宜、簡略化されている。
<第1実施形態>
図1乃至図12を参照して第1実施形態について説明する。図1は、表皮材取り付け装置の概略的な構成を示す模式図であり、表皮材保持具と載置台を概略的に斜視して示し、またその他の構成をブロックにより模式的に示す。なお、本図においては、表皮材保持具には表皮材が保持された状態を示し、また載置台上には点線で示す座席本体が載置されている。図2は、表皮材取り付け装置の表皮材保持具の概略的な斜視図であり、表皮材保持具に保持される表皮材を模式的に図示する。図3は、表皮材取り付け装置により表皮材が取り付けられる座席本体の概略的な上面図である。図4は、表皮材取り付け装置の間隔調整手段の構成例を示す説明図である。図5は、表皮材取り付け装置においてクリップがクリップ把持体により把持された状態を示す模式図である。図6は、表皮材取り付け装置においてクリップがクリップ把持体により把持された状態を示す模式図である。図7は、表皮材取り付け装置の表皮材保持具により取り扱われるクリップの構成を示す模式図である。図8は、表皮材取り付け装置の表皮材保持具により取り扱われるクリップの構成を示す模式図である。図9は、表皮材取り付け装置の押動体の動作を説明するための説明図である。図10は、表皮材取り付け装置により表皮材側のクリップが座席本体側のワイヤーに対して係合する工程を示す工程図である。図11は、表皮材取り付け装置により表皮材側のクリップが座席本体側のワイヤーに対して係合する工程を示す工程図である。図12は、表皮材取り付け装置により表皮材側のクリップが座席本体側のワイヤーに対して係合し、座席本体に対して表皮材が取り付けられた状態を示す模式図である。
図1に示すように表皮材取り付け装置100は、表皮材保持具200、載置台300、制御装置400、及び間隔調整手段500を含む。表皮材保持具200は、少なくとも一つのクリップを保持可能である1以上のクリップ保持手段を含み、このクリップ保持手段によるクリップの保持を介して表皮材600を保持できる。載置台300には座席本体700が載置される。間隔調整手段500は、制御装置400からの指令を受けて表皮材保持具200と載置台300の間隔を調整可能である。
図示の例示形態においては、間隔調整手段500が、表皮材保持具200を載置台300側へ移動させることができ、これにより両者の間隔を狭めることができる。載置台300上に座席本体700が載置され、表皮材保持具200に表皮材600が保持された状態において間隔調整手段500が作動し、載置台300上の座席本体700に向かって表皮材保持具200に保持された表皮材600が接近する。間隔調整手段500の作動を介して、表皮材保持具200に保持された表皮材600のクリップを座席本体700に対して係合させることができる。座席本体700に対する表皮材600の効率的な取り付けが促進される。
不図示の別形態においては、間隔調整手段500が、表皮材保持具200側へ載置台300を移動させ、これにより両者の間隔を狭められ、表皮材保持具200に保持された表皮材600のクリップが座席本体700側に対して係合する。
少なくとも一つのクリップを保持可能であるクリップ保持手段の具体的な構成は任意であり、本出願の開示例に限定されるべきではない。例えば、1つのU字状のクリップ保持手段を設け、そのU字の対向する2辺の各々にてクリップを保持しても良い。吸引、磁着等によりクリップを保持しても良い。吸引、磁着の適用によりクリップ保持手段にクリップを保持し、またその解除によりクリップ保持手段からクリップを離脱させることができる。
本出願の図示例においては、クリップ保持手段がクリップ把持手段であり、端的にはクリップ把持体240及び軸状クリップ把持部260である。クリップ把持手段によるクリップの把持の態様は任意であり、クリップの形状に応じて適宜決定される。クリップ保持手段若しくはクリップ把持手段が軸状であるか否かは本質的ではない。
不図示の別形態においては、クリップ把持手段としてロボットハンドが採用される。ロボットハンドは、多関節構造の複数のフィンガーを具備し、自立的又は外部制御によりクリップを把持することができる。
表皮材600側のクリップが係合する座席本体700の構成は任意であるが、非限定の一例としては本明細書に図示のワイヤーが採用される。表皮材側のクリップに噛み合うクリップを座席本体に設け、両者の噛み合いにより、座席本体700に対する表皮材600の取り付けを確保しても良い。表皮材側のクリップの凸部がスナップ結合する凹部を座席本体に設け、両者の係合により、座席本体700に対する表皮材600の取り付けを確保しても良い。
載置台300との用語とは最大限広義に理解されるべきであり、テーブルのような載置台に限らず、例えば、座席本体700が載置されるコンベアー、例えば、ベルトコンベアーも含意する。座席本体700が載置できれば足りるのである。別例においては、載置台300には、座席本体700が載置可能なように複数の柱が配列された柱配列構造も含意される。非限定の一例においては、載置台300には座席本体700の位置ずれを防止するための位置ずれ防止手段が設けられる。位置ずれ防止手段は、例えば、ベルト類である。
図1等の表皮材取り付け装置100に関し、専ら説明の便宜のため、方向を示す用語を次のように定義する。上下方向は、表皮材保持具200の移動方向に合致する。前後方向は、上下方向に直交し、かつ後述の列構造における軸状部材の配列方向に平行である。左右方向は、上下方向及び左右方向に直交する。前後方向は、載置台300上に適切に配置された座席本体700のワイヤーが延びる方向に平行でもある。以下の説明に基づいて、別の方法により各方向を再定義しても構わない。
図1及び図2に示すように表皮材保持具200は、上下方向に直交して配向された平板部210、及び左右方向に離間して設けられた一対の列構造220を含む。平板部210は、列構造220の平面的な配置のために設けられ、また間隔調整手段500からの動力を一点若しくは複数点にて受けるために設けられる。列構造220は、後述のように軸状クリップ把持部260が含まれ、非限定的及び追加的に軸状クリップ押動部270が含まれる。
図1及び図2に示すように、平板部210は、一対の主面として上面211及び下面212を有し、上面視して矩形状を呈する。平板部210は、例えば、金属板であるが、軽量な樹脂性としても良い。一対の列構造220は、左側の列構造221と、右側の列構造222から成り、両者の間に表皮材600の左右幅分の間隔が設けられる。左右の列構造を第1及び第2列構造と呼ぶ場合もある。
図2の参照から理解できるように、左右の各列構造220には、各々、1以上の軸状クリップ把持部260が含まれる。軸状クリップ把持部260は、上下に延びるシリンダー230、及びシリンダー230の可動軸235の下端に固定されたクリップ把持体240を含む。クリップ把持体240に対するクリップの取り付けにより、クリップ把持体240によりクリップ800が把持される。なお、クリップ把持体240は、クリップ800を着脱可能に把持する。着脱可能な能力に関しては、例えば、クリップ800の弾性、若しくはクリップ把持体240の弾性が活用される。
図示の例示形態においては、クリップ把持体240は、ブロック体であり、例えば、樹脂が金型成形された樹脂ブロック若しくは金属がダイキャスト成形された金属ブロックである。ブロック体のクリップ把持体240に対するクリップ800の取り付けは、人手により比較的簡単に行うことができる。
左右の各列構造220には、各々、1以上の軸状クリップ押動部270が含まれる。より的確には、1以上の軸状クリップ把持部260が、軸状クリップ押動部270により置換され、これにより、クリップの取り付けに要する時間の短縮化が図られる。
軸状クリップ押動部270は、上下に延びるシリンダー230、シリンダー230の可動軸235の下端に固定されたクリップ押動体250を含む。図示の例示形態においては、クリップ押動体250がブロック体であり、例えば、樹脂が金型成形された樹脂ブロック又は金属がダイキャスト成形された金属ブロックである。
各列構造220に含まれる軸状部材260、270の個数に関しては、各列構造220に1以上の軸状クリップ把持部260が含まれ、また各列構造220にゼロ若しくは1以上の軸状クリップ押動部270が含まれる。各列構造220に含まれる軸状部材の数は任意であり、2つ、3つ、4つ若しくは5つ以上である。なお、念のため付言すれば、「軸状部材」とは、軸状クリップ把持部260と軸状クリップ押動部270を例として包括する用語である。
図2に示す非限定の例示形態においては、各列構造220には、2つの軸状クリップ把持部260と1つの軸状クリップ押動部270の合計3つの軸状部材が直線的に配列されている。別の実施形態においては、同一の列構造220において、軸状クリップ把持部260と軸状クリップ押動部270がジグザグなどの他の態様で配列される。同一の列構造220に複数の軸状クリップ把持部260を含めることにより表皮材600の姿勢の安定化を図ることができる。
図2に示す非限定の例示形態においては、平板部210を上面視又は下面視したときに理解できる平板部210の平面空間において4つの角又は隅に対応して軸状クリップ把持部260、端的にはクリップ把持体240が配置され、それらの間で表皮材600を適切な程度で張ることができる。
各軸状部材に含まれるシリンダー230の種類は任意であり、例えば、単動型シリンダー又は複動型シリンダーである。シリンダー230は、言うまでも無く、上下方向に延びる棒状部材である。シリンダー230の上端が平板部210の下面212に対して直接的又は間接的に固定される。シリンダー230の下端にはクリップ把持体240若しくはクリップ押動体250が固定される。平板部210に対してシリンダー230を介してクリップ把持体240を接続することにより、平板部210の下面212から一定の距離だけ下方に離間してクリップ把持体240を配置することができる。この点は、クリップ押動体250に関しても同様である。
当業者には明らかであるが、シリンダー230は必ずしも必須のものではなく、これを省略して軸状部材の軸状クリップ把持部260及び軸状クリップ押動部270を構成しても良い。別の例示の形態においては、クリップ把持体240やクリップ押動体250がシリンダー230の長さに等しい長さを持ち、シリンダー230が省略される。
後述の説明から明らかなように、座席本体700側、つまりワイヤー750に対するクリップ800の係合は、間隔調整手段500の作動に基づく載置台300側への表皮材保持具200の移動により達成される。しかしながら、表皮材保持具200内に含まれるシリンダー230の長さ調整を活用してワイヤー750に対してクリップ800を係合させても良い。
間隔調整手段500は、表皮材保持具200全体の下降によりクリップ把持体240及びクリップ押動体250を下降させる。他方、表皮材保持具200内のシリンダー230は、自身の伸長によりクリップ把持体240及びクリップ押動体250を下降させる。
非限定の例示の形態においては、間隔調整手段500の作動に基づいて表皮材保持具200が所定位置まで下降し、その後、シリンダー230の作動によりクリップ把持体240及びクリップ押動体250が更に下降し、座席本体700側のワイヤー750にクリップ800が係合する。間隔調整手段500による表皮材保持具200の下降によりワイヤー750とクリップ800の係合が完了することは必須ではない。
クリップ把持体240は、クリップ800を着脱可能に把持可能である。クリップ把持体240の具体的な構成は、クリップ800の形状に応じて適宜変更することができる。クリップ押動体250は、直接的又は間接的にクリップ800を押動可能に構成される。クリップ押動体250の具体的な構成は、クリップ800の形状又はクリップ800の周囲の構造の形状に応じて適宜変更することができる。一例においては、クリップ把持体240及びクリップ押動体250が金属製又は樹脂性であり、クリップ800よりも硬い。
表皮材保持具200に対して表皮材600を保持させる際、作業者が、クリップ把持体240に対してクリップ800を装着する作業が発生する場合がある。この装着作業に要する時間は、クリップ把持体240の数が多くなれば多いほど増加してしまう。この点に鑑みて、上述のようにクリップ把持体240をクリップ押動体250で置換し、クリップ把持体240に対するクリップの取り付けに要する時間を短縮する。クリップ押動体250は、クリップを把持可能なものではないが、クリップに直接的又は間接的に作用してクリップを押動させることができる。従って、クリップ押動体250によりクリップが把持されていなくとも、クリップ把持体240と同様に座席本体700のワイヤー750に向けてクリップ800を押し進めることができる。
図2に示すように、表皮材600は、表皮材本体610、前後方向に延びる引き込みテープ620、及び前後方向に延びる被装着部630を含むように模式化できる。引き込みテープ620は、表皮材本体610の左右側縁部に沿って縫い糸により縫い付けられ、後述の座席本体700の溝部730内に引き込まれる。被装着部630は、引き込みテープ620に対して結合した前後方向に延びる棒部を含む。
被装着部630には、座席本体700側のワイヤー750に対して係合するべきクリップ800が装着される。一形態においては、被装着部630に対してクリップ800が装着されると、被装着部630からクリップ800が容易に外れない。図示の例示形態においては、被装着部630がクリップ800の一対のアームより挟み込まれ、被装着部630からのクリップ800の外れが抑止される。
座席本体700は、例えば、図3に模式的に示すような移動体用の座席部分であり、ヒトの胴部を支持するための中央部710と、中央部710の左右に設けられ、ヒトの胴部を左右から支持可能である左右隆起部720を含む。中央部710と左右隆起部720の間には前後方向の延びる長尺な溝部730が設けられ、この溝部730には同じ前後方向に延びるワイヤー750が埋め込まれている。非限定の例示形態においては、座席本体700のワイヤー750に対してクリップ800が係合され、座席本体700に対して表皮材600が取り付けられる。
間隔調整手段500は、図4に例示的に示すように様々な機構を採用することができる。非限定の例示形態においては、間隔調整手段500は、上下方向に延びる軸部を上下方向に移動させることができるリニア駆動手段を含む。
図4(a)に示す例においては、間隔調整手段500は、シリンダチューブ501、ピストン502、及びピストンロッド505を含むシリンダーを含み、軸部であるピストンロッド505を送り出し可能である。好適な形態においては、間隔調整手段500がエアーシリンダーであり、シリンダチューブ501内のピストン502により隔てられた各室内への空気の供給によりピストンロッド505を上下縦方向に変位させることができる。シリンダチューブ501には吸気・排気用のポートが設けられる。ピストンロッド505が、表皮材保持具200の平板部210の上面211の中央に連結し、表皮材保持具200に対して動力を与えることができる。なお、図1及び図2に示す実施形態においては、図4(a)の間隔調整手段500が採用されている。
図4(b)に示す別例を採用しても構わない。この場合、間隔調整手段500は、モーター511、動力伝達系512、及びボールねじ513を含む。モーター511は、例えば、ステッピングモーターである。ステッピングモーターで生成した動力がボールねじ513のナット513aに対して供給され、位置固定状態のナット513aに対してねじ棒513bが回転する。ねじ棒513bは、回転しながら上下縦方向に変位する。このねじ棒513bの動きから上下縦方向の動きのみを中継機構を介して表皮材保持具200に伝達させ、表皮材保持具200を上下縦方向に変位させることができる。この例においては、ねじ棒513bが軸部であると理解できる。非限定の例示形態においては、モーター511の回転軸の先端のギアに対して噛み合わされ、ナットに対して固着したベルトが動力伝達系512として採用される。
様々な機構の間隔調整手段500の採用の余地がある。ピニオンとラックの1以上の組み合わせを採用しても構わない。
図5及び図6に示すように、クリップ把持体240は、クリップ800の突起850を把持することができる。クリップ800の突起850は、クリップ把持体240により把持される被把持部の一例である。クリップ把持体240は、クリップ把持体240がクリップ800を把持したときにクリップ800と干渉しないように構成され、これにより、クリップ把持体240がクリップ800を把持した後のクリップ把持体240からのクリップ800の脱落を回避することができる。
図示の例示形態においては、クリップ把持体240が、クリップ800の突起850を挟み込みにより把持可能である凹状の把持部241を含む。凹状の把持部241に対してクリップ800の突起850を圧入することにより、クリップ把持体240によりクリップ800が把持される。なお、クリップ把持体240に対してクリップ800が着脱可能であり、座席本体700のワイヤー750に対してクリップ800が係合した後、表皮材保持具200を上方へ変位させることによりクリップ把持体240からクリップ800を外すことができる。任意のタイミングで手作業によりクリップ把持体240からクリップ800を外すこともできる。
非限定の例示形態においては、クリップ把持体240が、クリップ800に対して接触してクリップ800を押し下げ可能な1以上の当接面が設けられる。図示の例示のクリップ把持体240には、クリップ800との干渉回避のために段差付けられ、これに応じて2つの段差面248、249が設けられる。段差面248は、クリップ800の治具係合部840に接触してこれを押し下げ可能な当接面である。段差面249は、段差面248よりも上方に位置し、クリップ800の挟み込み部810に接触してこれを押し下げ可能な当接面である。クリップ把持体240に対してクリップ800の当接面を持たせることにより、座席本体側へのクリップのより確実な係合を確保することができる。
なお、クリップ800は、図7及び図8に例示的に示すように、表皮材600の被装着部630を一対のアームにより挟み込み可能である挟み込み部810、挟み込み部810の一対のアームを接続する底部の下面に連結したフック部820、挟み込み部810に連結してフック部820からのワイヤーの外れを防止する抜け止め部830、フック部820に連結して挟み込み部810側へ延びる治具係合部840、及び治具係合部840に設けられた突起850を含む。挟み込み部810においては、一対のアームの各上端部が互いに近接するように各アームが屈曲しており、これにより、挟み込み部810内に配された被装着部630の外れが阻止される。抜け止め部830と治具係合部840は、フック部820を挟んで反対側に設けられる。
被装着部630は、挟み込み部810の各アームにより挟まれる断面三角形状の先端部631、挟み込み部810の各アームの上端部の間の開口に配置される中間部632、及び挟み込み部810上に配され、挟み込み部810の開口よりも幅広の壁部633を含む。被装着部630は、引き込みテープ620に縫い付けられるテープ634が含まれ、このテープ634に対して先端部631、中間部632、及び挟み込み部810が固着している。テープ634を省略し、引き込みテープ620に対して直接的に被装着部630を一体成形しても良い。
図9に示すように、クリップ押動体250は、クリップ800が装着された被装着部630の壁部633を押し下げることができ、つまり被装着部630を介してクリップ800を押し下げることができる。クリップ押動体250は、クリップ800及び被装着部630と干渉しないように凹部251が設けられ、その底面2511において被装着部630の壁部633に接触可能である。
図10及び図11を参照して座席本体700のワイヤー750に対して表皮材600のクリップ800を係合させる工程について説明する。まず、載置台300と表皮材保持具200の間に十分な間隔を設け、表皮材保持具200に対してクリップ800を介して表皮材600を保持させることができる状態とする。例えば、制御装置400は、作業者による入力に応じて間隔調整手段500に対して表皮材保持具200を初期位置に位置づけるように指令を発信する。間隔調整手段500は、制御装置400から受信した指令に応じて表皮材保持具200を初期位置へ位置づけさせる。初期位置において、表皮材保持具200は、載置台300及び/又は載置台300上の座席本体700から十分に離間する。
表皮材保持具200が初期位置にある時、作業者は、表皮材保持具200に対して表皮材600を保持させる。例えば、まず、表皮材600に含まれる被装着部630に対してクリップ800を装着する。次に、クリップ800の突起850をクリップ把持体240の凹状の把持部241に対して圧入し、クリップ把持体240によりクリップ800を把持させる。このようにして表皮材保持具200にクリップ800を介して表皮材600が保持される。なお、クリップ把持体240に対してクリップ800を装着した後、クリップ800と被装着部630を係合させても構わない。
次に、載置台300の所定位置に座席本体700を配置する。載置台300上での座席本体700の位置ずれを防止するため、ベルトなどの位置ずれ防止手段にて座席本体700を載置台300上で固定しても良い。表皮材保持具200に表皮材600を保持させる前、載置台300上に座席本体700を載置しても構わない。
次に、表皮材保持具200を載置台300側へ下降させ、表皮材保持具200に保持された表皮材600を載置台300上の座席本体700側へ接近させる。制御装置400は、作業者による入力に応じて表皮材保持具200を係合位置にまで下降させるべく間隔調整手段500に対して指令を発信する。間隔調整手段500は、制御装置400から受信した指令に応じて、表皮材保持具200を係合位置まで下降させる。例えば、間隔調整手段500は、エアーシリンダーのピストンロッド505が所定長さだけピストンロッド505から下方に伸びるように吸気排気を制御する。
表皮材保持具200が初期位置から係合位置に変位する過程で、表皮材保持具200のクリップ把持体240に把持されたクリップ800がワイヤー750に近づき、最終的にクリップ800がワイヤー750を捕捉し、ワイヤー750がクリップ800内に案内されて保持される。表皮材保持具200の下降により、複数のクリップ800を一緒にまとめてワイヤー750に対して係合させることができ、クリップ800とワイヤー750の係合のために要する作業時間の短縮化を図ることが見込める。
なお、繰り返しとなるが、表皮材保持具200内の軸状部材のシリンダー230を作動させることによりクリップ把持体240及びクリップ押動体250を下方に変位させても良い。制御装置400は、任意のタイミング又は予めスケジュールされたタイミングにおいて、シリンダー230をロック解除して作動させるための指令をシリンダー230に送信することができる。シリンダー230は、この指令の受信に応じて作動し、その可動軸235が下方に延びる。
上述の間隔調整手段500の作動に基づく表皮材保持具200の下降のみではワイヤー750に対するクリップ800の係合が確保できたか不安が残るならば、間隔調整手段500による表皮材保持具200の下降後にシリンダー230をロック解除し、シリンダー230の可動軸235を下方に延ばしてシリンダー230の可動軸235の下端に固定されたクリップ把持体240及びクリップ押動体250を下方に変位させ、これにより、ワイヤー750に対するクリップ800のより確実な係合が確保される。
先に述べたように、間隔調整手段500の作動に基づいて表皮材保持具200を所定位置まで下降させ、その後、シリンダー230の作動によりクリップ把持体240及びクリップ押動体250を更に下降させ、これにより、座席本体700側のワイヤー750に対してクリップ800を係合させても良い。換言すれば、間隔調整手段500による表皮材保持具200の下方変位とシリンダー230によるクリップ把持体240及びクリップ押動体250の下方変位を併用してワイヤー750に対するクリップ800の係合を確保しても良い。間隔調整手段500とシリンダー230の協調動作は、制御装置400による制御により達成できる。
図示の例示形態においては、クリップの形状はワイヤーの捕捉に適するように構成される。図11(a)に示すように、フック部820の傾斜面825と抜け止め部830の傾斜面835が、ワイヤー入口828に向かって間隔が狭まるテーパー状に設けられ、これにより、ワイヤー750のより確実な捕捉が可能になる。ワイヤー750は、フック部820の傾斜面825若しくは抜け止め部830の傾斜面835によりワイヤー入口828へ案内され、図11(b)の如くフック部820内に挿入され、これにより、ワイヤー750に対するクリップ800の係合が完了する。座席本体700のワイヤー750に対してクリップ800を介して表皮材600を取り付けた後、間隔調整手段500の作動により表皮材保持具200を吊り上げる。一例においては、表皮材保持具200の吊り上げにより、クリップ把持体240からクリップ800が外れ、表皮材保持具200から表皮材600が外される。
次に、必要に応じて、載置台300上の座席本体700の表面に沿って表皮材600を張り、表皮材600により座席本体700を被覆する。その後、必要に応じて、接着や縫い付けなどの任意の方法で座席本体700に対して表皮材600を更に固定する。
座席本体700のワイヤー750に対して表皮材600に装着されたクリップ800が係合した状態を図12に示す。
<第2実施形態>
図13乃至図16を参照して第2実施形態について説明する。図13は、表皮材取り付け装置のクリップ把持体の概略的な側面図である。図14は、表皮材取り付け装置のクリップ把持体の概略的な側面図であり、クリップが把持された状態を模式的に示す。図15及び図16は、表皮材取り付け装置の表皮材保持具により取り扱われるクリップの概略的な斜視図である。
本実施形態においては、クリップ把持体240が、クリップ800の突起850を把持するのではなく、クリップ800の挟み込み部810を把持する。つまり、クリップ800の挟み込み部810がクリップ把持体240により把持される被把持部である。このような場合においても第1実施形態で説明したものと同様の効果を得ることができる。更に、クリップ800の構造が第1実施形態のものとは異なる。このような場合においても第1実施形態で説明したものと同様の効果を得ることができる。
図13に示すクリップ把持体240は、図14に模式的に示すようにクリップ800の挟み込み部810を把持可能に構成される。挟み込み部810は、一対のアームが対向配置した構成を含み、クリップ把持体240への取り付け時に各アームが枢動してその間隔が簡単に狭まり、クリップ把持体240に対してクリップ800を迅速に装着することができる。
クリップ把持体240は、本体部246と本体部246との間でクリップ800の保持空間244を画定する舌部247を含み、舌部247の先端部と本体部246の間にクリップ800の挟み込み部810の出入り口243が定められる。クリップ把持体240の本体部246には、舌部247の先端部と共に出入り口243を定める突起245が設けられ、この突起245によりクリップ把持体240からのクリップ800の外れが防止される。なお、図14に模式的に示すように、被装着部630のテープ634にはクリップ把持体240の舌部247との干渉を回避するための開口6345が設けられる。
図15及び図16に示すように、抜け止め部830は、フック部820が画定するフック空間内に伸びるべく大きく、例えば直角に屈曲する屈曲部831を含む。屈曲部831とフック部820の間には比較的広いワイヤー入口828が設けられ、フック部820内へのワイヤー750の挿入が確保される。
<第3実施形態>
図17を参照して第3実施形態について説明する。図17は、表皮材取り付け装置の表皮材保持具の概略的な斜視図であり、表皮材保持具に保持される表皮材を模式的に図示する。
本実施形態においては、各列構造220には1つのクリップ把持体240のみが含められる。この場合、クリップ把持体240に対するクリップ800の装着に要する時間を更に短縮化することができる。
図17に示すように、各列構造220において、1つの軸状クリップ把持部260/クリップ把持体240と2つの軸状クリップ押動部270/クリップ押動体250が設けられる。各列構造220において、1つの軸状クリップ把持部260/クリップ把持体240が2つの軸状クリップ押動部270/クリップ押動体250の間に設けられ、表皮材600の前後方向中央を安定して保持できる。
<第4実施形態>
図18を参照して第4実施形態について説明する。図18は、表皮材取り付け装置の表皮材保持具の概略的な部分拡大図であり、クリップ把持体に近接して配置される支持具及びその作動態様を示す。
本実施形態においては、被装着部630を支持可能である支持具292が表皮材保持具200に設けられる。支持具292は被装着部630の下方側の面を支持している。更には、この支持具292が、被装着部630に沿って前後方向に伸びるガイド291に沿って移動可能である。各列構造220に含まれるクリップ把持体240の数を減らすと、表皮材保持具200により保持された状態の表皮材600の適切な姿勢を確保し難いことが見込まれる。このような場合においても、表皮材保持具200に対して表皮材600の一部の被装着部630を支持する支持具292を設けることにより、表皮材保持具200により支持された状態の表皮材600の姿勢を適切に確保することができる。被装着部630に沿って前後方向に伸びるガイド291に沿って支持具292が移動可能であり、状況に応じた支持具292の位置調整が可能になり、若しくは表皮材600の種類変更にも対応できる。
図18に示すように、列構造220の前後方向中央のシリンダー230には被装着部630に沿って前後方向に伸びる棒状のガイド291が設けられ、ガイド291に対してJ字状の支持具292が設けられ、支持具292の下端が被装着部630の下方側の面に回り込んで、その下方側の面を支持している。一般的に被装着部630はクリップ把持体240から離れるに従って下方に垂れ下がるようになる。支持具292がガイド291に沿って移動可能であり、クリップ把持体240から離れる方向へガイド291に沿って支持具292を移動することで、適切な位置で表皮材600の被装着部630を支持することができる。支持具292の具体的な構成は任意であり、U字状、L字状等も考えられる。
<第5実施形態>
図19及び図20を参照して第5実施形態について説明する。図19は、表皮材取り付け装置の表皮材保持具の概略的な斜視図であり、左右の列構造の間で表皮材本体を下方に向け、つまり座席本体に向けて押動することができる押動手段が図示される。図20は、表皮材取り付け装置の表皮材保持具の部分的な断面模式図であり、押動手段の作動により表皮材本体の雌型面ファスナーを座席本体の雄型面ファスナーに対して係合する過程を示す。
本実施形態においては、クリップ800ではなく表皮材本体610に対して押動作用する押動手段/押動機構が表皮材保持具200に設けられる。これにより、表皮材600と座席本体700の間の追加的な係合を確保することが可能になる。
クリップを押動する手段/機構との区別のために、表皮材本体を押動する手段/機構について、押動する対象が異なる点を明示する場合に加えて若しくは代えて、第2、別の、若しくは追加のといった修飾語を付ける場合がある。
表皮材600と座席本体700の間の追加的な係合は、以下で説明の面ファスナー同士の係合に限らず、任意の他の係合、例えば、接着、磁着等も包含する。言うまでも無く、面ファスナーの種類や構造は任意である。
図19に示すように、上記した押動手段の一例の軸状の表皮材本体押動部280が、表皮材保持具200の左右の列構造220の間に設けられる。表皮材本体押動部280は、シリンダー230の可動軸の下端に押動片290が設けられた軸状部材であり、シリンダー230のロック解除により伸長することができる。
表皮材本体押動部280のシリンダー230は、軸状クリップ把持部260及び軸状クリップ押動部270のシリンダー230と平行に設けられる。押動片290は、例えば、樹脂又は金属製又は両者の複合部材であり、ある程度の硬さを有するが、任意の程度の柔軟性を具備していても良い。押動片290は、左右方向に延びる直方体状のブロックであるが、別の実施形態においては、これ以外の形状や態様で設けられる。
表皮材保持具200の下降及び/又はシリンダー230の作動により、表皮材保持具200により保持された表皮材600の表皮材本体610が押動片290により下方に押され、座席本体700の溝部730内に押し込まれる。押動片290により溝部730内に押し込まれる表皮材本体610の下面には面ファスナー910が設けられ、これが溝部730の底に設けられた組を為す面ファスナー920に対して係合可能である。
シリンダー230の作動により押動片290を十分に下方変位させることができるが、必ずしもこの限りではなく、別実施形態においてはシリンダー230が作動せず、ただ、表皮材本体押動部280の長さが適切に設定され、表皮材保持具200の下降時に押動片290により表皮材本体610が溝部730に押し込まれる。追加の係合が行われる範囲における座席本体710の立体的形状が考慮され、表皮材本体押動部280の個数、位置、及び長さが決定される。
図20に示す断面模式図は、例えば、図3の点線Z−Zに沿う部分的な断面を模式的に示すものである。左右に延びる溝部730の底には雄型の面ファスナー920が接着、縫付等により固着される。表皮材本体610には左右方向に延びる雌型の面ファスナー910が縫い付けられている。押動片290による溝部730への表皮材本体610の押し込みにより、雌型の面ファスナー910と雄型の面ファスナー920が係合し、これにより、座席本体700と表皮材600の追加的な係合が確保される。雄型と雌型の面ファスナーの位置を反転させても良い。
雄型の面ファスナー920にはJ字状の係合素子が図示されているが、説明の便宜のために簡略化して示したものであり、係合素子の正確な配置密度や配置個数を示すものではない。雌型の面ファスナー910の係合ループについても同様に簡略化して示すのみである。
<更なる実施形態>
上述した第1乃至第5実施形態の各々若しくはこれらの任意の組み合わせの実施形態において、載置台300上の座席本体700に対してクリップ800が首尾良く係合したか否かを判定するための判定手段/判定機構を設けても良い。これにより表皮材600の取り付け不良を監視し、不良発生時に適切な措置を取ることができる。なお、クリップ800が座席本体700のワイヤーに係合する際には、振動や音が発生し、これが係合の検出に活用される。
判定手段/判定機構は、例えば、検出部と、検出部の出力に基づいて判定処理を実行する判定処理部を含むことができる。検出部は、例えば、振動感知センサーを含むことができる。判定処理部は、アナログ回路、デジタル回路、コンピューター、又はこれらの任意の組み合わせを含むことができる。コンピューターは、CPU等の演算処理部と、任意の種類の情報記録媒体(メモリー、ハードディスク、磁気式又は光学式の情報記憶媒体)を含む記憶部を含んで構成される。記憶部に記憶されたプログラムが演算処理部により実行され、様々な機能、例えば、インターフェースを介して接続した振動感知センサーの動作制御や同センサーから入力した情報の処理が実行される。
例えば、検出部を構成する振動感知センサーが、軸状クリップ把持部260や軸状クリップ押動部270に設けられ、クリップ800の係合時の振動を検出する。判定処理部は、予めクリップ800の係合時に発生する振動が基準データとして記録された記憶部を有する。判定処理部は、振動感知センサーから出力される振動データと上述の基準データを比較し、両者が一致する若しくは両者の類似度が高いならば係合成功と判定する。判定処理部は、両者が不一致である若しくは両者の類似度が低いならば係合失敗と判定する。振動データの一致度の判定は、振動波形の一致度の判定と理解しても良い。
振動波形全体ではなく振動波形に含まれる1以上の特異点/抽出点の一致若しくは一致度の判定に基づいて判定処理を行っても良い。なお、振動感知センサーは一例であり、クリップの係合時に発生する音を判定の基準としても良い。この場合、振動感知センサーに代えて音を感知するセンサーが設けられる。振動と音の両方を検出し、各々について判定を実行しても構わない。
当業者は、実施の際の要求に応じて、検出部を構成するセンサーの種類、個数、及び配置箇所を最適化することができるだろう。当業者は、ハードウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせに基づいて判定処理部を最適に構築することができるだろう。判定処理部に任意の種類のネットワークを含めることもでき、クリップの取り付けをリモートに監視することもできる。
上述の教示を踏まえると、当業者をすれば、各実施形態に対して様々な変更を加えることができる。請求の範囲に盛り込まれた符号は、参考のためであり、請求の範囲を限定解釈する目的で参照されるべきものではない。図示の形態においては、一つのクリップ把持体240が一つのクリップ800を把持するが、一つのクリップ把持手段が2以上のクリップ800を把持する形態も想定される。表皮材保持具200において、1つの軸状クリップ把持部260と複数の軸状クリップ押動部270と1以上の支持具292の組み合わせの形態も想定される。
間隔調整手段500を間隔調整機構又は間隔調整装置と呼んでも良い。クリップ保持手段をクリップ保持構造又はクリップ保持具と呼んでも良い。クリップ押動手段をクリップ押動構造又はクリップ押動具と呼んでも良い。表皮材保持具を表皮材吊り下げ具と呼んでも良い。
100 表皮材取り付け装置

200 表皮材保持具
210 平板部
220 列構造
230 シリンダー
240 クリップ把持体(クリップ保持手段、クリップ把持手段)
250 クリップ押動体(クリップ押動手段)
260 軸状クリップ把持部(クリップ保持手段、クリップ把持手段)
270 軸状クリップ押動部(クリップ押動手段)
280 表皮材本体押動部

300 載置台
400 制御装置
500 間隔調整手段
600 表皮材
700 座席本体
800 クリップ

Claims (9)

  1. 座席本体(700)に対して表皮材(600)を取り付けるための表皮材取り付け装置(100)であって、
    少なくとも1つのクリップ(800)を保持可能である1以上のクリップ保持手段(260、240)を含み、前記クリップ保持手段(260、240)による前記クリップ(800)の保持を介して前記クリップ(800)が装着された前記表皮材(600)を保持できる表皮材保持具(200)と、
    前記座席本体(700)が載置可能である載置台(300)と前記表皮材保持具(200)の間隔を調整可能である間隔調整手段(500)を備え、
    前記間隔調整手段(500)の作動を介して、前記クリップ保持手段(260、240)により保持された前記クリップ(800)を前記載置台(300)上の前記座席本体(700)に対して係合させることができる、表皮材取り付け装置。
  2. 前記間隔調整手段(500)は、前記載置台(300)側へ前記表皮材保持具(200)を移動させることができる、請求項1に記載の表皮材取り付け装置。
  3. 前記クリップ保持手段(260)は、シリンダー(230)の可動軸(235)にクリップ把持体(240)が固定された軸状クリップ把持部(260)を含み、前記シリンダー(230)の作動に応じて前記クリップ把持体(240)により把持された前記クリップ(800)を前記載置台(300)上の前記座席本体(700)側に変位させることができる、請求項1又は2に記載の表皮材取り付け装置。
  4. 前記間隔調整手段(500)は、少なくとも2つの前記クリップ保持手段(260、240)が設けられた平板部(210)を含み、当該平板部(210)が前記載置台(300)の上方に配され、前記クリップ保持手段(260、240)による前記クリップ(800)の保持により前記載置台(300)の上方に前記表皮材(600)が保持される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の表皮材取り付け装置。
  5. 前記表皮材保持具(200)は、前記座席本体(700)との係合のために前記クリップ(800)を押動するための1以上のクリップ押動手段(270、250)を含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の表皮材取り付け装置。
  6. 前記クリップ押動手段(270)は、シリンダー(230)の可動軸(235)にクリップ押動体(250)が固定された軸状クリップ押動部(270)を含み、前記シリンダー(230)の作動に応じて前記クリップ押動体(250)により前記クリップ(800)を前記載置台(300)上の前記座席本体(700)側に押動することができる、請求項5に記載の表皮材取り付け装置。
  7. 前記表皮材保持具(200)は、1以上の前記クリップ保持手段(260)と1以上の前記クリップ押動手段(270)が配列された第1列構造(220)、及び1以上の前記クリップ保持手段(260)と1以上の前記クリップ押動手段(270)が配列された第2列構造(220)を含む、請求項5又は6に記載の表皮材取り付け装置。
  8. 座席本体(700)に対して表皮材(600)を取り付ける方法であって、
    前記座席本体(700)を載置台(300)上に載置するステップと、
    前記表皮材(600)に対してクリップ(800)を装着するステップと、
    表皮材保持具(200)の1以上のクリップ把持体(240)に対して前記クリップを取り付けて前記クリップ把持体(240)により前記クリップ(800)を把持させるステップと、
    前記表皮材保持具(200)に対して前記クリップ(800)を介して前記表皮材(600)が保持され、かつ前記載置台(300)上に前記座席本体(700)が載置された状態で、前記載置台(300)と前記表皮材保持具(200)の間隔を狭めるステップを含む、座席本体に対する表皮材の取り付け方法。
  9. 前記表皮材保持具(200)のクリップ押動体(250)により前記クリップ(800)を押動するステップを更に含む、請求項8に記載の座席本体に対する表皮材の取り付け方法。
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