JP5330514B2 - 圧入治具、圧入装置及び圧入方法 - Google Patents

圧入治具、圧入装置及び圧入方法 Download PDF

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Description

本発明は、部品をワークに圧入する技術に関する。
圧入装置では、通常、圧入アクチュエータと、ワークに当接して圧入反力を受ける部材と、を備えている。例えば、特許文献1には、圧入シリンダと反力受け金具とを備え、部品をワークに水平方向に圧入する装置が開示されている。また、特許文献2には、圧入機と支持台本体とを備え、部品をワークに鉛直方向に圧入する装置が開示されている。
特開平6−143052号公報 特開2000−126943号公報
圧入反力を安定して受け止めるためには、圧入反力を受ける部材を当接する、適当な面がワークに圧入する側と反対側に存在している必要がある。しかし、ワークによってはそのような面(圧入反力を受ける部材を当接する適切な面)が存在しない場合がある。例えば、特許文献1の装置では、圧入方向に直交した面に反力受け金具を当接しているが、このような面がワークに存在しない場合もある。特許文献2には、支持台本体にチルト機構を設けて支持台本体の傾きを変化させることで、圧入箇所が鉛直方向を向くようにワークの姿勢を変化させる装置が開示されている。しかし、このようなワークの姿勢を変化させる機構を設けると、装置が複雑化する場合がある。また、特許文献1に記載の装置のように、圧入アクチュエータと、ワークに当接して圧入反力を受ける部材とをフレームで支持して移動可能とする構成には適用できない。
本発明の目的は、より簡易な構成で、ワークの形状に関わらず圧入反力を安定して受け止めることにある。
本発明によれば、部品をワークに圧入する圧入手段と、前記圧入手段と対向して配置され、圧入反力を受ける反力受け部材と、を備えた圧入装置に使用される圧入治具であって、前記ワークに装着され、かつ、前記ワークに対する装着位置を決める位置決め手段を有する本体部と、前記反力受け部材が当接する当接面を有し、前記本体部に支持された当接部と、を備え、前記当接面が、前記部品が圧入される、前記ワークに設けられた穴の圧入方向と直交して形成され、前記ワークが複数の前記穴を有し、前記当接面が、各々の前記穴毎に雁行状に形成されていることを特徴とする圧入治具が提供される。
また、本発明によれば、部品をワークに圧入する圧入手段と、前記圧入手段と対向して配置され、圧入反力を受ける反力受け部材と、を備えた圧入装置に使用される圧入治具であって、前記ワークに装着され、かつ、前記ワークに対する装着位置を決める位置決め手段を有する本体部と、前記反力受け部材が当接する当接面を有し、前記本体部に支持された当接部と、を備え、前記当接面が、前記部品が圧入される、前記ワークに設けられた穴の圧入方向と直交して形成され、前記ワークの前記穴が、第1の穴と、前記第1の穴と圧入方向が異なる第2の穴と、を含み、前記当接面が、前記第1の穴の圧入方向と直交して形成された第1の当接面と、前記第2の穴の圧入方向と直交して形成された第2の当接面と、を含むことを特徴とする圧入治具が提供される。
また、本発明によれば、部品をワークに圧入する圧入手段、及び、前記圧入手段と対向して配置され、圧入反力を受ける反力受け部材を備えた圧入ユニットと、ワークに装着される圧入治具と、を備え、前記圧入治具が、前記ワークに装着され、かつ、前記ワークに対する装着位置を決める位置決め手段を有する本体部と、前記反力受け部材が当接する当接面を有し、前記本体部に支持された当接部と、を備え、前記当接面が、前記部品が圧入される、前記ワークに設けられた穴の圧入方向と直交して形成され、前記ワークが複数の前記穴を有し、前記当接面が、各々の前記穴毎に雁行状に形成されていることを特徴とする圧入装置が提供される。
また、本発明によれば、部品をワークに圧入する圧入手段、及び、前記圧入手段と対向して配置され、圧入反力を受ける反力受け部材を備えた圧入ユニットと、ワークに装着される圧入治具と、を備え、前記圧入治具が、前記ワークに装着され、かつ、前記ワークに対する装着位置を決める位置決め手段を有する本体部と、前記反力受け部材が当接する当接面を有し、前記本体部に支持された当接部と、を備え、前記当接面が、前記部品が圧入される、前記ワークに設けられた穴の圧入方向と直交して形成され、前記ワークの前記穴が、第1の穴と、前記第1の穴と圧入方向が異なる第2の穴と、を含み、前記当接面が、前記第1の穴の圧入方向と直交して形成された第1の当接面と、前記第2の穴の圧入方向と直交して形成された第2の当接面と、を含み、前記ワークが載置されるテーブルと、前記テーブルに載置された前記ワークの前記穴の圧入方向に応じて、前記テーブルの姿勢を変えるテーブル姿勢駆動手段と、を備えたことを特徴とする圧入装置が提供される。
また、本発明によれば、ワークに圧入治具を装着する装着工程と、部品を前記ワークに圧入する圧入手段と、前記圧入手段と対向して配置され、前記圧入治具を介して圧入反力を受ける反力受け部材と、を備えた圧入装置によって、前記部品を前記ワークに圧入する圧入工程と、を備え、前記圧入治具が、ワークに装着される本体部と、前記反力受け部材が当接する当接面を有し、前記本体部に支持された当接部と、前記本体部に設けられ、前記ワークに対して前記当接部を位置決めする位置決め手段と、を備え、前記当接面が、前記部品が圧入される、前記ワークに設けられた穴の圧入方向と直交して形成され、前記圧入工程では、前記反力受け部材を前記当接面に当接させ、前記ワークが複数の前記穴を有し、前記当接面が、各々の前記穴毎に雁行状に形成されていることを特徴とする圧入方法が提供される。
また、本発明によれば、ワークに圧入治具を装着する装着工程と、部品を前記ワークに圧入する圧入手段と、前記圧入手段と対向して配置され、前記圧入治具を介して圧入反力を受ける反力受け部材と、を備えた圧入装置によって、前記部品を前記ワークに圧入する圧入工程と、を備え、前記圧入治具が、ワークに装着される本体部と、前記反力受け部材が当接する当接面を有し、前記本体部に支持された当接部と、前記本体部に設けられ、前記ワークに対して前記当接部を位置決めする位置決め手段と、を備え、前記当接面が、前記部品が圧入される、前記ワークに設けられた穴の圧入方向と直交して形成され、前記圧入工程では、前記反力受け部材を前記当接面に当接させ、前記ワークの前記穴が、第1の穴と、前記第1の穴と圧入方向が異なる第2の穴と、を含み、前記当接面が、前記第1の穴の圧入方向と直交して形成された第1の当接面と、前記第2の穴の圧入方向と直交して形成された第2の当接面と、を含むことを特徴とする圧入方法が提供される。
本発明によれば、より簡易な構成で、ワークの形状に関わらず圧入反力を安定して受け止めることができる。
本発明の一実施形態に係る圧入装置Aの斜視図である。 テーブルユニット6の説明図である。 圧入ユニット30及び移動部材40の分解斜視図である。 圧入ユニット30の分解斜視図である。 圧入シリンダ34による圧入動作の説明図である。 圧入シリンダ31による圧入動作の説明図である。 解除ユニット50の斜視図である。 圧入治具60の斜視図である。 圧入治具60の斜視図である。 ワークWに装着した圧入治具60の平面図及び正面図である。 圧入装置Aの動作説明図である。 圧入装置Aの動作説明図である。 反力受け部材32の移動手順の説明図である。 圧入装置Aの動作説明図である。
<圧入装置の全体の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る圧入装置Aの斜視図である。図1及び他の図において、図中の矢印Zは垂直方向を示し、矢印X、Yは互いに直交する水平方向を示す。圧入装置Aは、方形のベース盤1と、ベース盤1の4隅にそれぞれ立設された支柱2と、を備える。この支柱2には、圧入ユニット30を移動する移動装置が支持されている。この移動装置は、一対のガイドフレーム3、ガイドフレーム4、移動部材40及び駆動装置10及び20を備える。
ガイドフレーム3の両端部は支柱2に支持されている。一対のガイドフレーム3は互いにX方向に離間して平行に設けられており、各ガイドフレーム3はY方向に延在している。各ガイドフレーム3は、その上面にY方向に延設された案内溝3aが形成されたレール部材である。なお、ガイドフレーム3は、案内溝3aの無い本体フレームに、案内溝3aを有するレール部材を固定して構成してもよい。ガイドフレーム4は一対のガイドフレーム3上に架設され、X方向に延在している。ガイドフレーム4の両端部には、案内溝3aを摺動するスライド部(不図示)が設けられており、ガイドフレーム4は、一対のガイドフレーム3の各案内溝3aに案内されて、ガイドフレーム3に沿ってY方向に移動可能である。
ガイドフレーム4は、その上面にはX方向に延設された案内溝4aが、また、その背面にはX方向に延設された案内溝4bが、それぞれ形成されたレール部材である。移動部材40は、後述するように、案内溝4a、4bに案内されて、ガイドフレーム4に沿ってY方向に移動可能であり、圧入ユニット30は移動部材40の下部に連結されて固定されている。
ガイドフレーム4は、その上面にはX方向に延設された案内溝4aが、また、その背面にはX方向に延設された案内溝4bが、それぞれ形成されたレール部材である。なお、ガイドフレーム4は、案内溝4a、4bの無い本体フレームに、案内溝4aを有するレール部材、案内溝4bを有するレール部材をそれぞれ固定して構成してもよい。移動部材40は、後述するように、案内溝4a、4bに案内されて、ガイドフレーム4に沿ってX方向に移動可能であり、圧入ユニット30は移動部材40の下部に連結されて固定されている。
駆動装置10は、モータ11と、モータ11に回転駆動されるボールネジ12と、を備える。ボールネジ12は、支持部材13を介してガイドフレーム3に回転自在に支持されている。ガイドフレーム4の端部には、ボールネジ12に螺合するボールナット14が設けられている。モータ11の駆動によりボールネジ12が回転駆動されると、ガイドフレーム4がY方向に移動する。本実施形態では、一対のガイドフレーム3のうちの一方に駆動装置10を設けているが、双方に駆動装置10を設けてこれらを同期的に駆動してもよい。
駆動装置20は、モータ21と、モータ21に回転駆動されるボールネジ22と、を備える。ボールネジ22は、支持部材23を介してガイドフレーム4に回転自在に支持されている。移動部材40には、ボールネジ22に螺合するボールナット24が設けられている。モータ21の駆動によりボールネジ22が回転駆動されると、移動部材40がX方向に移動する。
こうして本実施形態では、駆動装置10によりガイドフレーム4をY方向に、駆動装置20により移動部材40をX方向に、それぞれ移動することで、移動部材40に固定された圧入ユニット30をX−Y平面上で移動することができる。圧入ユニット30を移動する移動装置としては、例えば、多関節ロボット等も採用できる。しかし、本実施形態の構成の場合、圧入ユニット30の移動範囲を、より大きくとれると共に、圧入ユニット30下の作業スペースをより大きくとることができる。
なお、本実施形態では、圧入ユニット30をX−Y平面上で移動させる構成としたが、更にZ方向に移動させる構成としてもよい。また、駆動装置10及び20として、ボールネジ機構を採用したが、同様の作用効果を奏する公知の他の直動駆動形式を採用してもよい。
次に、圧入装置Aはワークを搬送する搬送装置5を備える。搬送装置5は、一対の搬送部5aを備える。一対の搬送部5aは、互いにX方向に離間して平行に設けられており、各搬送部5aはY方向のローラ列を有するローラコンベアユニットである。ワークは一対の搬送部5a上に跨って載置され、ローラ列のローラを回転駆動することにより搬送される。本実施形態ではローラコンベアを採用したが、同様の作用効果を奏する公知の他の搬送機構を採用してもよい。
搬送装置5は、ベース盤1をY方向に横断するよう配置されており、圧入装置Aへワークを搬送し、また、圧入装置Aからワークを搬送する別の搬送装置5'と連続して配置されている。搬送装置5'及び搬送装置5によって複数のワークを連続的に搬送することで、複数のワークに対する部品の圧入作業を順次行うことができる。
搬送部5a間には、図2に示すようにテーブルユニットが配置されている。図2はテーブルユニット6の説明図である。テーブルユニット6は、ワークが載置されるテーブル6aと、駆動部6bと、を備える。駆動部6bは本実施形態の場合、テーブル6aを昇降する昇降機構と、テーブル6aをZ軸回りに回転する回転機構とを備える。これらの機構はいずれも公知の機構が採用できる。
テーブル6aは、駆動部6bの昇降機能により、搬送部5aの搬送面よりも下方の圧入作業待機位置と、搬送部5aの搬送面よりも上方の圧入作業位置との間で昇降する。テーブル6aは、始めに、圧入作業待機位置に位置しており、搬送装置5によりワークがその上方まで搬送される。その後、駆動部6bによりテーブル6aを上昇してワークがテーブル6a上に載置、移載され、テーブル6aは圧入作業位置まで上昇される。圧入ユニット30は、圧入作業位置にあるテーブル6a上のワークに対して圧入作業を行う。圧入作業の終了後には、駆動部6bによりテーブル6aを圧入作業待機位置に降下させ、降下途中でワークをテーブル6aから搬送装置5に移載する。これにより、搬送装置5により搬送される複数のワークに対して順次圧入作業を行うことができる。
テーブル6aを圧入作業位置に位置させている間、必要に応じてテーブル6aを回転(Z軸周りに回転)させて、水平方向における姿勢を変化させることができる。これにより、ワークの向きを変更することで水平方向の複数の圧入作業ができる。図2において、実線で示すテーブル6aは、圧入作業待機位置に位置したテーブル6aを示している。また、破線で示すテーブル6aは、圧入作業位置に位置し、かつ、実線で示したテーブル6aと異なる姿勢(90度回転)を示している。
図1に戻り、ベース盤1上には支持台8が設けられている。支持台8上には、後述する解除ユニット50が搭載されている。支持台8上には、また、支持台9が搭載されている。支持台9上には、後述する圧入治具60が載置されている。支持台9上には、ワークの種類に応じた複数種類の圧入治具60を載置可能である。ベース盤1上には、また、部品供給装置7が設けられている。部品供給装置7は、供給部7aを有し、ワークに圧入する部品を1つずつ、圧入ユニット30に供給する。この部品供給装置7は、公知の装置が適用可能である。
<圧入ユニット>
次に、圧入ユニット30について図3及び図4を参照して説明する。また、移動部材40について図3を参照して説明する。図3は、圧入ユニット30及び移動部材40の分解斜視図、図4は圧入ユニット30(特に反力受けユニット32)の分解斜視図である。
圧入ユニット30は、圧入シリンダ31と、反力受けユニット32と、これらを支持するフレーム33と、を備える。圧入シリンダ31は、フレーム33(後述する側板部材33e、33e)の一方端部に固定されたシリンダ部31aと、シリンダ部31aから出没自在に進退するロッド部31bと、を備え、ロッド部31bのシリンダ部31aに対する進退により、圧入シリンダ31の全長が伸縮する。ロッド部31bの先端にはワークに圧入する部品が装着され、ロッド部31bがシリンダ部31aから前進することでワークに部品が圧入される。ロッド部31bの進退方向、つまり、圧入方向は、本実施形態の場合、水平方向(X方向)である。圧入シリンダ31は、油圧式、空気圧式、電動式のいずれでもよく、また、圧入シリンダ以外の圧入アクチュエータも採用可能である。
反力受けユニット32は、圧入ユニット30のロッド部31b先端と対向して配置され、圧入反力を受ける反力受け部材321を備える。反力受け部材321は、フレーム33の他方端部に、圧入シリンダ31による圧入方向に移動可能に支持されている。その移動構造については後述する。
反力受け部材321は、ロッド部31bと対向して配置され、ワークに当接する当接面321aを有している。この当接面321aは、ロッド部31bの軸線(つまり圧入方向線)に直交した面である。ワークは、ロッド部31bの先端と、当接面321aと、の間に配置され、圧入シリンダ31の圧入動作の際、当接面321aがワークに当接し、反力受け部材321が圧入シリンダ31の圧入反力を受け止めることになる。
フレーム33は、互いに対向する一対の側板部材33e、33eと、側板部材33e、33e間に配置される上板部材33d,33d及び下板部材33bと、を有する。上板部材33d,33dは圧入方向に離間して設けられ、それらの間に圧入シリンダ34のロッド部34bが通過可能な開口部33aが形成される。圧入シリンダ34は、圧入シリンダ31と同様の構成のものであり、シリンダ部34aと、シリンダ部34aから出没自在に進退するロッド部34bと、を備える。但し、圧入シリンダ34は、ロッド部34bの進退方向、つまり、圧入方向は、垂直方向(Z方向)となっており、テーブル6aを反力受け部材として、ロッド部34bの先端に部品を装着して、該部品をワークに圧入する。
圧入シリンダ31と同様、圧入シリンダ34は、油圧式、空気圧式、電動式のいずれでもよく、また、圧入シリンダ以外の圧入アクチュエータも採用可能である。本実施形態の場合、圧入シリンダ34は、そのシリンダ部34aが、支持部材40の本体部41の背面側(図3中では−Y方向)に固定されて支持されるが、フレーム33に固定されて支持される構成としてもよい。
本実施形態では、このように、圧入シリンダ31、34を備えたことで、水平方向の圧入と、垂直方向の圧入との双方を行うことができる。図5は、圧入シリンダ34による垂直方向の圧入動作の説明図である。同図に示すように、ロッド部34bの先端に部品Pを装着した状態で、ロッド部34bを下方へ前進させることで、テーブル6a上のワークWの上面に形成された不図示の圧入穴に部品Pを圧入できる。その際、テーブル6a(テーブルユニット6)が圧入シリンダ34の圧入反力を受け止める。図6は、圧入シリンダ31による水平方向の圧入動作の説明図である。同図に示すように、ロッド部31bの先端に部品Pを装着した状態で、ロッド部31bをX方向へ前進させることで、テーブル6a上のワークWの側面に形成された不図示の圧入穴に部品Pを圧入できる。その際、反力受け部材321が圧入反力を受け止める。こうして、本実施形態では、ワークの側面、上面に対して連続して圧入作業を行える。
図3及び図4に戻り、移動部材40は、断面がU字型の本体部41を備え、その正面側(U字状に突出する側と反対側)には、案内溝4aと係合するスライド部42aが下方に突出した屋根部42と、案内溝4bと係合するスライド部43と、ボールネジ22に螺合するボールナット24と、が設けられている。移動部材40は、スライド部42aと、スライド部43とによりガイドフレーム4に支持される。
フレーム33は、その上面が、移動部材40(本体部41)の底面に固定される。固定手段としては、溶接、或いは、ボルト締結等、いずれでもよい。フレーム33の各側板部材33eには、それぞれ、圧入治具60を保持してワークに装着する装着ユニット70が取り付けられている。詳細は後述する。
次に、反力受け部材321の移動構造について説明する。フレーム33は、その他方端部の底側に下板部材33bを備え、圧入シリンダ31の圧入方向に延設された一対のレール部33cが、この下板部材33bの下面に間隔を空けて固定されている。各レール部33cにはそれぞれスライド部323が係合され、両スライド部323には支持板322が固定されている。この支持板322に、前述した反力受け部材321が固定される。これらの構成により、反力受け部材321は、レール部33cに沿ってスライド移動することができ、つまり、圧入シリンダ31の圧入方向に移動可能である。また、図4に示すように、圧入ユニット30には、反力受け部材321の移動を、規制解除可能に規制する規制機構80が設けられている。
本実施形態の場合、規制機構80は、レール部33cの長手方向に沿って下板部材33bに設けられた複数の被係合部81と、支持板322に取り付けられ、いずれかの被係合部81と係合する係合部82と、を備える。本実施形態の場合、被係合部81は下板部材33bを貫通した穴である。また、係合部82は、その先端部がレール部33c,33c間に臨むロッド部材である。ロッド部材82の他端部は、支持板322を貫通する穴322aに挿通され、支持板322の下面側でノブ(つまみ部材)83に固定される。ロッド部材82の中途部には、鍔部82aが形成されており、鍔部82aと支持板322との間には付勢部材84が装着されている。本実施形態の場合、付勢部材84はコイルスプリングであり、付勢部材84によりロッド部材82は穴81に挿入される方向、つまり、上方向に常時付勢される。
係る構成からなる規制機構80は、ロッド部材82の上端を穴81に挿入することで下板部材33bと係合され、反力受け部材321の移動を規制する。また、ノブ83を引き下げて、ロッド部材82の上端を穴81から脱出させて係合を解除することで、反力受け部材321の移動規制が解除される。反力受け部材321を移動して、ロッド部材82を別の穴81と係合させることで、圧入シリンダ31のロッド部31bと反力受け部材321との間隔を変えられる(調整することができる)。このため、ロッド部31bと反力受け部材321との間に挟むことが可能なワークの大きさの自由度が向上し、大きさが異なるワークに対して、より広範囲に対応することができる。
本実施形態では、このように規制機構80として、複数の穴81とロッド部材82とを採用したが、互いに係合するこのような被係合部、係合部の構成は種々の構造のものが採用可能である。また、本実施形態では、穴81(被係合部)に向かってロッド部材82(係合部)を付勢部材84で付勢する構成としたが、これに限られるものではなく、係合部に向かって被係合部を付勢部材84で付勢するようにしても良い。すなわち、被係合部と係合部とのいずれか一方/又は両方を、両者が係合する方向に付勢部材84にて付勢する構成とすればよい。
<解除ユニット>
次に、解除ユニット50について図7を参照して説明する。図7は解除ユニット50の斜視図である。解除ユニット50は、規制機構80のノブ83を保持してロッド部材82を引き下げ、ロッド部材82と穴81との係合を解除するものである。
解除ユニット50は、L字型の支持部材51と、エアシリンダ53と、保持板52と、レール部材54と、ガイド部材55と、を備える。エアシリンダ53は、支持部材51に固定されたシリンダ部53aと、シリンダ部53aから出没自在に進退するロッド部53bと、を備える。ロッド部53bのシリンダ部53aに対する進退方向は垂直方向(Z方向)である。ロッド部53bの上端は、保持板52の一方端部が固定されており、ロッド部53bのシリンダ部53aに対する進退により、保持板52を上下に移動する。本実施形態の場合、保持板52を移動する装置として、エアシリンダを採用したが、他のアクチュエータを採用してもよい。
保持板52はC字型の保持部52aを備える。ノブ83はその中程が相対的に小径となっており(図4参照)、保持部52aのC字開口がこの小径部分に差し込まれて、保持板52とノブ83とが係合される。支持部材51には、シリンダ部53aに隣接してガイド部材55が設けられる。ガイド部材55は、少なくとも1つ、好ましくは上下に2つ以上配置される。ガイド部材55には、レール部材54が垂直方向に移動自在に係合して設けられる。このレール部材54に保持板52が連結、固定されている。しかして、ロッド部53bのシリンダ部53aに対する進退により、保持板52が上下に移動すると共に、レール部材54とガイド部材55とが保持板52の上下移動をガイドする。
<圧入治具>
圧入治具60は、圧入シリンダ31によるワークへの圧入作業において、ワークに、反力受け部材321の当接面321aが当接される適当な面(圧入受け面)が存在しない場合に用いる。例えば、ワークの圧入箇所(穴WH)における圧入方向線上に、該圧入方向線と直交する面がないワークに圧入作業を行う場合に用いる。より具体的には、例えば、平面視矩形状のワークの一側面に対して斜め(該一側面の法線方向から傾斜した方向)に穿設された穴に部品を圧入する場合、該一側面と反対側の他側面(該一側面と平行)は、圧入方向線と直交せず、圧入受け面として利用できない。このような場合に圧入治具60を用いる。図8及び図9は圧入治具60の斜視図である。
圧入治具60は、ワークWに装着される本体部61と、本体部61の端部に支持された当接部62と、を備える。本体部61は、ワークWに対する圧入治具60の装着位置を決める位置決めピン61aを複数備える。位置決めピン61aは、本体部61の下面から突出し、ワークWに形成されている穴WHに挿入され、これにより圧入治具60をワークWに対して不動に装着することができると共に、ワークWに対する圧入治具60の位置が決まる。穴WHは、ワークWに元々備わっている穴を利用してもよいし、位置決めピン61aを挿入するために、専用の穴として形成してもよい。なお、本実施形態では、ワークWに対する圧入治具60の装着位置を決めるために、位置決めピン61aと、穴WHを採用したが、これに限られず、種々の位置決め構造を採用できる。
本実施形態の場合、本体部61は、矩形の板状をなし、開口が形成された係合部61bが複数形成されている。係合部61bは、装着ユニット70の爪部材75、76(後述)を挿入させ、爪部材の先端部を係合させるためのものであり、破線で示すようにその内壁は階段状をなしている。
当接部62は、反力受け部材321の当接面321aが当接する第1当接面62aと、第2当接面62bと、を有する。第1当接面62aと第2当接面62bとは、互いに面の角度が異なっている。後述するように、第1当接面62aはワークWに設けられた第1圧入穴Waの圧入方向と直交して形成されている。また、第2当接面62bは、第1圧入穴Waと圧入方向が異なる第2圧入穴Wbの圧入方向と直交して形成されている。当接部62は本体部61と一体的に形成してもよいし、分離可能に取り付けてもよい。分離可能に取り付ける構成とした場合、圧入方向に応じて当接面の向きが異なる複数種類の当接部62を選択的に本体部61に取り付けることで、共通の本体部61を利用して、複数種類の圧入方向に対応できる。
図10は、ワークWに装着した圧入治具60の平面図及び正面図である。第1圧入穴Waは、ワークWの一方側面に形成されており、部品を圧入する第1の対象部位である。線L1は第1圧入穴Waの穴の中心線、つまり、圧入方向を示している。ワークWでは、線L1が互いに平行である複数の第1圧入穴Waが一列に並んで形成されている。ワークWには、その他方側面に、線L1上に位置し、かつ、線L1と直交する面が存在しない場合がある。そこで、その場合、線L1と直交させる面として、圧入治具60の第1当接面62aを利用する。第1当接面62aは、位置決めピン61aに対する位置関係により、圧入治具60をワークWに装着した場合に、線L1上に位置し、かつ、線L1と直交するように設計されている。
また、第2圧入穴Wbは、ワークWの一方側面に形成されており、部品を圧入する第2の対象部位である。線L2は第2圧入穴Wbの穴の中心線、つまり、圧入方向を示している。線L2は、線L1と平行ではなく(平面視で線L1に対して約45度の方向)、第2圧入穴Wbは第1圧入穴Waと圧入方向が異なっている。ワークWでは、線L2が互いに平行である複数の第2圧入穴Wbが第1圧入穴Waの間(又は第1圧入穴Waの近傍)に所定間隔を置いて一列に並んで形成されている。例えば、ワークWには、その他方側面が凸凹になっており、線L2上に位置し、かつ、線L2と直交する面が存在しない場合がある。そこで、その場合、線L2と直交させる面として、圧入治具60の第2当接面62bを利用する。第2当接面62bは、位置決めピン61aに対する位置関係により、圧入治具60をワークWに装着した場合に、線L2上に位置し、かつ、線L2と直交するように設計されている。
本実施形態の場合、複数の第1圧入穴Waと複数の第2圧入穴Wbとが交互に一列に並んで形成されているので、第1当接面62aは各第1圧入穴Waに対応してそれぞれ設けられ、第2当接面62bは各第2圧入穴Wbに対応してそれぞれ設けられ、第1当接面62aおよび第2当接面62b全体としては、雁行状に形成されている。
係る構成からなる圧入治具60は、圧入作業位置にあるテーブル6a上に載置されたワークWに対して図10に示すようにワークW上面側に装着される。そして、図2に示した駆動部6bによりテーブル6aを回転および昇降させ、圧入シリンダ31の圧入方向を、対象とする圧入穴Wa、Wbに応じて、線L1方向または線L2方向とが平行になるようにテーブル6aの姿勢を変化させる。そして、圧入ユニット30をそれぞれの圧入位置へ移動させて、圧入シリンダ31及び反力受け部材321と、いずれかの第1圧入穴Wa及び第1当接面62aとの位置合わせ、または、いずれかの第2圧入穴Wb及び第2当接面62bとの位置合わせ、を行い、圧入作業を行う。その際、反力受け部材321は、その当接面321aが第1当接面62aまたは第2当接面62bに当接することで、圧入シリンダ31の圧入反力を受け止める。このように本実施形態では、圧入治具60を用いることで、より簡易な構成で、ワークWの形状に関わらず圧入シリンダ31の圧入反力を安定して受け止めることができ、圧入作業をおこなうことができる。
<装着ユニット>
図3を参照して、装着ユニット70は、側板部材33eに固定される支持部材71と、支持部材71に支持されたエアシリンダ72と、を備える。エアシリンダ72は垂直方向(Z方向)に伸縮する。エアシリンダ72のロッド部には、エアシリンダ72の伸縮動作により昇降する昇降板73が連結されている。昇降板73には、エアシリンダ74と爪部材76とが固定されている。エアシリンダ74は、爪部材76とは反対側の水平方向(X方向)に伸縮する。エアシリンダ74のロッド部には、爪部材75が支持されている。そして、エアシリンダ74の伸縮動作により、爪部材75が移動し、爪部材75と爪部材76の爪先間の距離が変わる(爪先が開閉する)。
これらの爪部材75及び76は、その先端(爪先)がX方向外側に曲折されており、図8に示した圧入治具60の本体部61の開口部61bと係合する。そして、爪部材75と爪部材76との開閉により、開口部61bとの係合及び係合解除がなされる。
上記の通り、装着ユニット70は、両側板部材33eにそれぞれ形成されており、合計4つの爪部材75及び76が、圧入治具60の本体部61の4つの開口部61bにそれぞれ係合して、圧入治具60を保持する。圧入治具60は、図1に示した支持台9上に載置されており、これが必要となった場合、圧入ユニット30を支持台9の上に移動させ、装着ユニット70にて圧入治具60を保持して、テーブル6a上のワークWに圧入治具60が装着される。装着ユニット70を圧入ユニット30に設けたことで、圧入ユニット30の平面内の移動を行う移動装置を、装着ユニット70の移動装置としても兼用できる。また、装着ユニット70でワークWに対して圧入治具60を装着或いは取り外すことで、圧入治具60を用いた圧入作業と圧入治具60を用いない圧入作業とを連続的に行える。なお、装着ユニット70の構成はこれに限られず、圧入治具60を保持できるものであればどのような構成でもよい。
<圧入装置Aの動作例>
図11乃至図14を参照して圧入装置Aの動作の例を説明する。圧入装置Aは不図示の制御装置によりその動作が制御される。図11は、搬送されてきたワークWに部品の圧入作業を行う基本動作を示している。
S1は、圧入装置Aの外部からワークWが搬送装置5上に搬送されてきた状態を示す。搬送装置5の駆動により、ワークWは圧入作業待機位置にあるテーブル6a上に搬送される(S2)。ワークWの搬送位置は、各種センサで検出できる。その後、テーブル6aを圧入作業位置に向けて上昇させてテーブル6a上にワークWを移載させる。次に、圧入ユニット30を部品供給装置7上に移動させて、圧入ユニット30にワークWに圧入する部品が供給される。圧入ユニット30の移動位置は各種センサで検出できる。ワークWの上面に部品を圧入する場合は、圧入シリンダ34のロッド部34bの先端部に、部品供給装置7によって部品が装着される。ワークWの側面に部品を圧入する場合は、圧入シリンダ31のロッド部31bの先端部に、部品供給装置7によって部品が装着される。
次に、圧入ユニット30をワークW上に移動させて(S4)、圧入シリンダ31又は圧入シリンダ34により圧入作業を行う。圧入箇所に応じた回数だけ、S3及びS4の処理を繰り返す。全ての圧入作業が終了すると、テーブル6aを圧入作業待機位置に向けて降下させてテーブル6a上のワークWを搬送装置5に移載させる。搬送装置5は、ワークWを圧入装置Aの外部に搬送し、次のワークWの到来を待つことになる。
図12及び図13は、反力受け部材321の位置を変更する場合の動作を示している。まず、解除ユニット50の保持板52を、ノブ83と同じ高さまで上昇させる。そして、図12のS11及びS12に示すように、圧入ユニット30を移動させ、保持板52の保持部52aに、ノブ83の中程の小径部を入り込ませる。図13のS21はノブ83の中程の小径部に保持部52aが入り込んで両者が係合した状態を示す。
この状態から、保持板52を降下させてロッド部材82と、穴81との係合を解除する(S22)。その後、圧入ユニット30をX方向(圧入方向:図3中では左方向)に移動させて、ロッド部材82と新たに係合させる別の穴81と、ロッド部材82との位置合わせを行う(S23)。次に、解除ユニット50の保持板52を再び上昇させ、ロッド部材82と、新たな穴81とを係合させる。その後、圧入ユニット30を移動させて、保持部52aをノブ83から離脱させて反力受け部材321の位置の変更が完了する。
図14は、圧入治具60を支持台9からワークW上へ搬送し、ワークWへ装着する場合の動作を示している。S31では支持台9上にはワークWに装着する圧入治具60が載置されている。圧入ユニット30を圧入治具60上に移動させ、装着ユニット70と圧入治具60との位置合わせを行う(S32)。これらの位置合わせは各種のセンサで互いの位置を検出して行うことができる。その後、エアシリンダ74により爪部材75及び76を閉状態(解除状態)として、エアシリンダ72により昇降板73を降下させる。これにより、爪部材75及び76が圧入治具60の開口部61bに進入される。続いてエアシリンダ74により爪部材75及び76を開状態(保持状態)として、爪部材75及び76と、圧入治具60の開口部61bとを係合させ、エアシリンダ72により昇降板73を上昇させる。これにより、圧入治具60が装着ユニット70に保持されて、支持台9から持ち上げられる。
続いて、圧入ユニット30をワークW上に移動させ、ワークWと圧入治具60との位置合わせ(穴WHと位置決めピン61aの位置合わせ)を行う(S33)。これらの位置合わせは各種のセンサで互いの位置を検出して行うことができる。その後、エアシリンダ72により昇降板73を降下させ、ワークWに圧入治具60が装着される。エアシリンダ74により爪部材75及び76を閉状態(解除状態)として、エアシリンダ72により昇降板73を上昇させる。これにより、爪部材75及び76が圧入治具60の開口部61bから離脱される。これにより、ワークWに対する圧入治具60の装着が完了する(S34)。

Claims (9)

  1. 部品をワークに圧入する圧入手段と、
    前記圧入手段と対向して配置され、圧入反力を受ける反力受け部材と、
    を備えた圧入装置に使用される圧入治具であって、
    前記ワークに装着され、かつ、前記ワークに対する装着位置を決める位置決め手段を有する本体部と、
    前記反力受け部材が当接する当接面を有し、前記本体部に支持された当接部と、
    を備え、
    前記当接面が、前記部品が圧入される、前記ワークに設けられた穴の圧入方向と直交して形成され
    前記ワークが複数の前記穴を有し、
    前記当接面が、各々の前記穴毎に雁行状に形成されていることを特徴とする圧入治具。
  2. 部品をワークに圧入する圧入手段と、
    前記圧入手段と対向して配置され、圧入反力を受ける反力受け部材と、
    を備えた圧入装置に使用される圧入治具であって、
    前記ワークに装着され、かつ、前記ワークに対する装着位置を決める位置決め手段を有する本体部と、
    前記反力受け部材が当接する当接面を有し、前記本体部に支持された当接部と、
    を備え、
    前記当接面が、前記部品が圧入される、前記ワークに設けられた穴の圧入方向と直交して形成され
    前記ワークの前記穴が、
    第1の穴と、
    前記第1の穴と圧入方向が異なる第2の穴と、を含み、
    前記当接面が、
    前記第1の穴の圧入方向と直交して形成された第1の当接面と、
    前記第2の穴の圧入方向と直交して形成された第2の当接面と、
    を含むことを特徴とする圧入治具。
  3. 前記本体部が矩形の板状をなし、
    前記当接部が、前記本体部の端部に分離可能に取り付けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の圧入治具。
  4. 部品をワークに圧入する圧入手段、及び、前記圧入手段と対向して配置され、圧入反力を受ける反力受け部材を備えた圧入ユニットと、
    ワークに装着される圧入治具と、を備え、
    前記圧入治具が、
    前記ワークに装着され、かつ、前記ワークに対する装着位置を決める位置決め手段を有する本体部と、
    前記反力受け部材が当接する当接面を有し、前記本体部に支持された当接部と、
    を備え、
    前記当接面が、前記部品が圧入される、前記ワークに設けられた穴の圧入方向と直交して形成され
    前記ワークが複数の前記穴を有し、
    前記当接面が、各々の前記穴毎に雁行状に形成されていることを特徴とする圧入装置。
  5. 部品をワークに圧入する圧入手段、及び、前記圧入手段と対向して配置され、圧入反力を受ける反力受け部材を備えた圧入ユニットと、
    ワークに装着される圧入治具と、を備え、
    前記圧入治具が、
    前記ワークに装着され、かつ、前記ワークに対する装着位置を決める位置決め手段を有する本体部と、
    前記反力受け部材が当接する当接面を有し、前記本体部に支持された当接部と、
    を備え、
    前記当接面が、前記部品が圧入される、前記ワークに設けられた穴の圧入方向と直交して形成され、
    前記ワークの前記穴が、
    第1の穴と、
    前記第1の穴と圧入方向が異なる第2の穴と、を含み、
    前記当接面が、
    前記第1の穴の圧入方向と直交して形成された第1の当接面と、
    前記第2の穴の圧入方向と直交して形成された第2の当接面と、を含み、
    前記ワークが載置されるテーブルと、
    前記テーブルに載置された前記ワークの前記穴の圧入方向に応じて、前記テーブルの姿勢を変えるテーブル姿勢駆動手段と、
    を備えたことを特徴とする圧入装置。
  6. 前記圧入ユニットに設けられ、前記圧入治具をワークに装着する装着手段と、
    前記圧入ユニットを移動する移動手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項4又は5に記載の圧入装置。
  7. 前記圧入装置とは別に設けられた搬送装置と連続して配置され、前記ワークを搬送する、一対の搬送部を有する搬送手段を更に備え、
    前記テーブルを、前記一対の搬送部の間に配置したことを特徴とする請求項に記載の圧入装置。
  8. ワークに圧入治具を装着する装着工程と、
    部品を前記ワークに圧入する圧入手段と、前記圧入手段と対向して配置され、前記圧入治具を介して圧入反力を受ける反力受け部材と、を備えた圧入装置によって、前記部品を前記ワークに圧入する圧入工程と、を備え、
    前記圧入治具が、
    ワークに装着される本体部と、
    前記反力受け部材が当接する当接面を有し、前記本体部に支持された当接部と、
    前記本体部に設けられ、前記ワークに対して前記当接部を位置決めする位置決め手段と、を備え、
    前記当接面が、前記部品が圧入される、前記ワークに設けられた穴の圧入方向と直交して形成され、
    前記圧入工程では、前記反力受け部材を前記当接面に当接させ
    前記ワークが複数の前記穴を有し、
    前記当接面が、各々の前記穴毎に雁行状に形成されていることを特徴とする圧入方法。
  9. ワークに圧入治具を装着する装着工程と、
    部品を前記ワークに圧入する圧入手段と、前記圧入手段と対向して配置され、前記圧入治具を介して圧入反力を受ける反力受け部材と、を備えた圧入装置によって、前記部品を前記ワークに圧入する圧入工程と、を備え、
    前記圧入治具が、
    ワークに装着される本体部と、
    前記反力受け部材が当接する当接面を有し、前記本体部に支持された当接部と、
    前記本体部に設けられ、前記ワークに対して前記当接部を位置決めする位置決め手段と、を備え、
    前記当接面が、前記部品が圧入される、前記ワークに設けられた穴の圧入方向と直交して形成され、
    前記圧入工程では、前記反力受け部材を前記当接面に当接させ
    前記ワークの前記穴が、
    第1の穴と、
    前記第1の穴と圧入方向が異なる第2の穴と、を含み、
    前記当接面が、
    前記第1の穴の圧入方向と直交して形成された第1の当接面と、
    前記第2の穴の圧入方向と直交して形成された第2の当接面と、
    を含むことを特徴とする圧入方法。
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