JPWO2015129769A1 - 切削インサートおよび切削工具 - Google Patents

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Abstract

高送り加工と仕上げ加工を同時に達成することが可能な切削インサートを提供する。上面(21)と、下面(91)と、これらを接続する側面(61)とを有し、上面(21)と側面(61)との交差稜線に切れ刃が形成される。切れ刃は、主切れ刃(33)と、主切れ刃(33)に接続するコーナ刃(34)と、コーナ刃(34)に対して主切れ刃(33)とは反対側に配置される曲線状のワイパー刃(35)とから少なくとも構成されている。主切れ刃(33)とワイパー刃(35)の弦とがなす角度θは155°≦θ<180°であり、ワイパー刃(35)にはポジティブランドが形成されている。

Description

本発明は切削加工用の工具に用いられる切削インサートおよび切削工具に関する。
従来、特許文献1に記載されているような、高送り加工用の切削インサートが存在する。高送り加工用の切削インサートは、切り込み角を小さく設定し、同じ送り量のときの切りくずを薄くして切れ刃への負担を下げることにより、送り量を高くすることを可能とした工具である。最近では、さらなる生産性向上ために、「高送り加工」と「仕上げ加工(加工面を平滑にして品位を向上させる加工)」とを同時に達成する要求がある。
特開2010−069578号公報 特許第5007853号公報
「高送り加工」と「仕上げ加工」とを同時に達成するという要求に対し、特許文献1の切削インサートでは十分に対応することができない。そこで、切削インサートには面粗さを向上させるための切れ刃、いわゆるワイパー刃(さらい刃ともいう)を備えることが考えられるが、後述するような切削抵抗その他を十分に考慮した構造とするべきである。
よって本発明は、「高送り加工」と「仕上げ加工」を同時に達成することが可能な切削インサートを提供することを目的とする。
本発明の第1の形態は、上面(21)と、下面(91)と、前記上面(21)と前記下面(91)とを接続する側面(61)と、を有する切削インサート(10)であって、前記上面(21)と前記側面(61)との交差稜線には切れ刃が形成されており、前記切れ刃は主切れ刃(33)と、該主切れ刃(33)に接続するコーナ刃(34)と、該コーナ刃(34)に対して前記主切れ刃(33)とは反対側に配置される、外方に膨らむ曲線状のワイパー刃(35)と、から少なくとも構成されており、前記主切れ刃(33)と前記ワイパー刃(35)の弦とがなす角度θは155°≦θ<180°であり、前記ワイパー刃(35)にはランド(41)が形成されており、該ランド(41)はポジティブランドである、切削インサート(10)を提供する。
本発明の第2の形態は、上面(21)と、下面(91)と、前記上面(21)と前記下面(91)とを接続する側面(61)と、を有する切削インサート(10)であって、前記上面(21)と前記側面(61)との交差稜線には切れ刃が形成されており、前記切れ刃は主切れ刃(33)と、該主切れ刃(33)に接続するコーナ刃(34)と、該コーナ刃(34)に対して前記主切れ刃(33)とは反対側に配置される直線状のワイパー刃(35)と、から少なくとも構成されており、前記主切れ刃(33)と前記ワイパー刃(35)とがなす角度θは155°≦θ<180°であり、前記ワイパー刃(35)にはランド(41)が形成されており、該ランド(41)はポジティブランドである、切削インサート(10)を提供する。
本発明の第3の形態は、第1または第2の形態にかかる切削インサートを備えた切削工具に存する。
本発明の切削インサートは高送り加工に適した切れ刃形状でありながら、ワイパー刃を備えているため、仕上げ面粗さが従来の高送り用切削インサートよりも向上している。さらに、主切れ刃と前記ワイパー刃とがなす角度を適切に定めるとともに、ワイパー刃にはランド角が正の角度であるポジランドが形成されているので、ワイパー刃に加わる切削抵抗が低減する。それらのことにより、本発明の切削インサートを装着した切削工具は安定した加工をすることができる。
図1は本発明の第1の実施形態にかかる切削インサートを上面側から見た斜視図である。 図2は第1の実施形態にかかる切削インサートを下面側から見た斜視図である。 図3は第1の実施形態にかかる切削インサートの上面図である。 図4は第1の実施形態にかかる切削インサートを図3のIV方向から見た形状を示す側面図である。 図5は第1の実施形態にかかる切削インサートが装着された切削工具の側面図である。 図6は図5の切削工具を別の角度から見た側面図である。 図7は図5の切削工具の底面図である。 図8は図5の切削工具のインサート取付座を拡大して示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を用いて説明する。なお、本明細書および特許請求の範囲の記載において、「上面」や「下面」など、空間内の向きの表現を伴う用語を用いているが、これは便宜上のものであって、空間内の絶対的な向きや位置関係を規定することを企図したものではない。特にことわりがない限り、その他の空間内の向きや位置関係を表す用語、例えば「高い」や「低い」などの用語が現れる場合も同様である。
図1は本発明の切削インサートの第1の実施形態を示す斜視図である。図2は図1の切削インサートを別の角度から見た斜視図である。図3は図1の切削インサートの上面図である。図4は図3を矢示法によってA方向から見た形状を示す投影図である。
図1から図3に示すように、切削インサート10は、それぞれ2つの長辺および短辺を有して対向する略長方形状の上面21および下面91と、それらを接続する側面61とで形成された、基本形状が略直方体の形状である。上面図である図3を用いて厳密に説明すれば、上面21における一対の長辺部31は平行に形成され、短辺部32Aおよび32Bの各々は二つの屈曲部を有し三つの部位に分割されて構成されている。長辺部31と短辺部32Aおよび32Bとは滑らかな曲線部を介して接続されている。
下面91も上面21と同じ形状をしていて、図3の下方に描かれた上面21の短辺部32Aと同じ形状の短辺部32Ab(図2)は、図3の上方に描かれた上面の短辺部32Bの裏側に形成され、図3の上方に描かれた上面21の短辺部32Bと同じ形状の短辺部32Bb(図2)は、図3の下方に描かれた上面21の短辺部32Aの裏側に形成される。つまり、切削インサート10は、上下面を貫通して形成された貫通孔81の中心軸線に直交し、なおかつ上面21の長辺部31を含む側面61の部分に直交する軸線C1の周りに180°回転対称な形状をしている。
上面21と下面91とをつなぐ側面61の大部分には逃げ角が付与されていないが、上面21の短辺部32Aの一部および下面91の短辺部の一部(後述する「内切れ刃」に相当する箇所)に接続する側面部分61Aには逃げ角が付与されている。
切削インサート10においては、図3の下方に描かれている短辺部32Aと側面61との交差稜線部だけが切れ刃として使用され、長辺部31や図3の上方に描かれている短辺部32Bと側面61との交差稜線部は切れ刃として使用されない。すなわち、切削インサート10は上面21および下面91に一つずつ切れ刃を有しており、軸線C1の周りに180°回転させてボデーのインサート座に取り付けること、すなわち一つで二回の使用が可能な切削インサートである。上面21に形成された切れ刃と、下面91に形成された切れ刃とは同じ形状であるので、以下では上面21に形成された切れ刃についてだけ説明し、下面側の切れ刃については説明を省略する。
切れ刃は四つの部位で構成されており、図3の右下に描かれた曲線部に接続しているものから順に、主切れ刃33、コーナ刃34、ワイパー刃35、内切れ刃36となっている。主切れ刃33は切れ刃の各部位の中で比較的長く、主な加工はこの部位で行われる。ワイパー刃35はコーナ刃34を挟んで主切れ刃33とは反対側にあり、緩やかに外方に膨らむ円弧形状をしている。具体的には、ワイパー刃35の曲率半径は400mmになっている。ワイパー刃35は、主切れ刃33が加工した面をさらに仕上げ加工し、仕上げ面の面粗さを改善させる。本実施形態では、主切れ刃33と円弧状のワイパー刃35の弦とがなす角度θは鈍角、具体的にはθ=165°で交差している。ワイパー刃35と鈍角に交差する内切れ刃36は主切れ刃33やワイパー刃35と比べて大分短く、螺旋状に工具を動かしながら掘り進むヘリカル加工や工具を斜めに下げながら掘り進むスラント加工を行う際に、進行方向後方での切削に寄与する。
図3に示すように、上面21にはランド41が切れ刃に隣接して形成され、さらにランド41に隣接してすくい面として作用する下り傾斜面22が形成される。ランド幅は上面視したときの下り傾斜面22の幅に比べて極細くなっており、位置によって異なってはいるが概ね下り傾斜面22の1/15前後の幅になっている。切削インサート10において、ランド41のランド角は位置によって異なっている。具体的には、主切れ刃33に隣接するランド41のランド角はほぼ0°であり、ワイパー刃35に隣接するランドのランド角は8°になっている。すなわち、主切れ刃33のランド41はネガティブランドであり、ワイパー刃35のランド41はポジティブランドになっている。また、コーナ刃34に隣接するランド41のランド角は主切れ刃33のランド41との接続部からワイパー刃35のランド41との接続部にかけて、0゜から8゜まで、ほぼ一定の割合で徐々に変化している。内切れ刃36に隣接して形成されるランド41もポジティブランドになっていて、そのランド角はワイパー刃35のランド角に等しい。
図4は、図3の矢印IVで示す方向から、すなわち短辺部32Aとともに切れ刃を形成する側面61に対向する方向から切削インサート10を見た図である。図4に示すように、切れ刃は主切れ刃33から内切れ刃36に向かうにつれて下面91に接近する向きに傾斜している。つまり、軸線C1の周りに180°回転させてボデーのインサート取付座に取り付けるために上面21に形成されたインサート取付座との当接面23を高さの基準としたとき、主切れ刃33の端部が内切れ刃36の端部よりも高い場所に位置するように切れ刃は傾斜している。また図から解るように、当接面23を高さの基準としたとき、コーナ刃34の近傍の極一部を除いて主切れ刃33の殆どの部分は当接面23よりも高い位置にあり、ワイパー刃35の方は全体が当接面23よりも低い位置にある。
上述したように、内切れ刃36を構成する側面部分61Aには逃げ角が付与されている。また、上面21には正のすくい角が付与された下り傾斜面22がランド41に隣接して形成されている。さらに当接面23と長辺部31の間には斜面72が配され、その斜面72と当接面23との交差稜線に沿ってクラック防止斜面71が形成されている。本実施形態の切削インサート10のように、2つの長辺および短辺を有する、基本形状が長方形の面が形成される切削インサートを製造するとき、特に焼結による成形を考慮すると、上面21と斜面72との交差部分の角度を大きくすることが貫通孔81付近におけるクラックの発生を抑制する上で好ましい。そしてさらに、当該交差部分全体を稜線としてつなぐのではなく、面取りした形状のクラック防止斜面71を介してつなぐようにすることにより、製造時のクラック発生を一層効果的に抑制することができる。
次に、図5から図8を用いて本実施形態の切削インサート10を取り付けた切削工具について説明する。略円筒状のボデー100の先端部分には外周に沿って切削インサートを取り付けるためのインサート取付座101が等間隔に形成されている。本実施形態のボデー100には、図7に示すように、インサート取付座101が四カ所に設けられており、そのうち一つのインサート取付座101に切削インサート10が取り付けられ、残りの三つにはワイパー刃の代わりに前切れ刃である副切れ刃39を有する通常の高送り用切削インサート200、例えば特許文献2に開示されたような切削インサートが取り付けられる。
これら四つの切削インサートは、図5および図6に示すようにインサート取付座101にねじ120で固定される。図8に示すように、当接面23と当接するインサート取付座の底面103に隣接して未使用の切れ刃を切りくずから保護するための保護溝102が形成される。この保護溝102はインサート取付座の底面103よりもボデー100の基端側に形成される。このことにより、切削インサート10がインサート取付座101に取り付けられたとき、切削に関与しない方の切れ刃は保護溝102に収容され、飛散する切りくずが接触することによって生じる欠けや欠損等が防止される。特に、欠けや欠損はワイパー刃35の切削性能に重大な影響を与え得る。本実施形態の切削インサート10は、軸線C1の周りに180°回転対称な形状をしているので、切削に関与しない方のワイパー刃35はボデー100の中心側の位置で収容され切りくずの接触からほぼ完全に保護される。
切削インサート10は、ワイパー刃35が被削材表面に対して仕上げ面粗さを改善するようにボデー100に取り付けられる。すなわち、ボデーの回転軸線Oに垂直な平面に対してワイパー刃35の両端を結ぶ弦がほぼ平行になるように、切削インサート10はボデー100に取り付けられる。この取り付け状態において、本実施形態では主切れ刃33とワイパー刃35の弦とがなす角度θを165°としたので、図5に示すように主切れ刃33の切込み角αは15°となり、これは高送り用切削インサート以外の転削工具に比べて小さい値になっている。前述のとおり、ワイパー刃35は、緩やかな円弧形状をしている。本実施形態の切削工具は高送り工具であるため、1刃あたりの送りが高く、1.0mm程度となっている。さらに前述のとおり、四つの切削インサートのうち一つの切削インサートしかワイパー刃35を設けたものを用いない。したがって、このワイパー刃35は、約4.0mmという、非常に大きな1刃あたり送りで良好な仕上げ面を得られるものである。すなわち、円弧形状のワイパー刃35とする場合には、実質的にワイパー刃35の全域によって切削が行われるよう、曲率半径を400mmにするなど、非常に大きな曲率半径とする。主切れ刃33、コーナ刃34およびワイパー刃35に接続する側面61に付された逃げ角は0°であるので、側面61と被削材との接触を避けるために、切削インサート10は工具の回転方向前方に前傾してボデー100に取り付けられる。
なお、切削工具に設けられるインサート取付座の数と、ワイパー刃を備えた切削インサートの取り付け数は、本実施形態に限定されず、切削抵抗の増大と仕上げ加工精度との兼ね合いを考慮して定めることができる。すなわち、複数のインサート取付座が設けられる切削工具に対し、ワイパー刃を備えた切削インサートが少なくとも一つ取り付けられる構成とすればよい。
次に切削インサート10が奏する効果について説明する。切削インサート10の切れ刃は従来の高送り用の切削インサートとは異なりワイパー刃35を備えているので、従来の切削インサートで加工した場合よりも仕上げ面粗さが向上する。高送り用切削インサートの場合は、通常、主切れ刃の切込み角が小さいので、切れ刃に対して加わる切削抵抗を主分力、背分力、送り分力に分解したとき、高送り用切削インサート以外の切削インサートと比べて背分力の割合が大きくなる。そのため、高送り用切削インサートにワイパー刃35をさらに設けることは背分力が過大となる。そのため、高送り用切削インサートにワイパー刃を設けるという着想を得ることがなかったと考えられる。しかしながら、本発明者らは、本実施形態の切削インサート10のように、ワイパー刃35に隣接してポジティブランドを形成することで刃先を鋭くして切れ味を向上させた。これにより、ワイパー刃35を設けたことによる背分力の増加を極力抑えることができた。また、主な加工を担い比較的大きな負荷が加わる主切れ刃33に隣接してネガティブランドを形成することで主切れ刃33を強化した。これにより、主切れ刃33の欠けや欠損が生じ難いものとすることができた。
切削インサート10において、ワイパー刃を直線状とすることもできる。しかし本実施形態ではワイパー刃35を円弧形状としているため、製造誤差のばらつき等でインサート取付座101上での切削インサート10の配置状態がある程度変化したとしても、ワイパー刃35は適切に被削材に接触することができる。つまり、例えば上記の実施形態では切込み角αが15°に設定されていたが、何らかの事情で切込み角が14.5°に変化した場合、直線状のワイパー刃であれば工具内側の部分は被削材から離れて切削に関与できなくなってしまうのに対し、円弧形状のワイパー刃であれば被削材との接触状態が殆ど変化しない。この点で、円弧形状のワイパー刃は直線状のワイパー刃よりも有利である。
本願発明の基本的な思想に即せば、切れ刃が内切れ刃36を備えることは必ずしも必須ではない。しかし内切れ刃36を備えることで、切削インサート10は上述したように正面削り以外のヘリカル加工やスラント加工対応する性能が向上する。すなわち、本実施形態の切削インサート10は、高送り加工と仕上げ加工とを同時に達成することに加え、多様な加工も可能にするものである。また、内切れ刃36の側面部分61Aには逃げ角が付され、なお且つポジティブランドが隣接形成されているので、刃先が鋭利になり切削抵抗が低減する。
切削インサート10の主切れ刃33は全体として当接面23よりも高い位置にあるので、切削インサートの厚みが通常よりも大きくなり、耐久性が向上する。一方、ワイパー刃35は当接面23よりも低い位置にあるので、切削インサート10を半径方向すくい角(ラジアルレーキ)が負となるようにボデー100に取り付けたとしても、ワイパー刃35が主切れ刃33よりも工具回転方向T前方側に突出することがない。これにより、ワイパー刃35が主切れ刃33よりも先行して切削を行うことで発生し得る、ワイパー刃35の欠けや欠損等を抑制できる。
すくい角が正になっている下り傾斜面22がワイパー刃35の近傍に形成されることで、ワイパー刃35の逃げ面の逃げ角を0°としたにもかかわらず、被削材から無理やりむしり取られたような切りくずが生成されない。すなわち、下り傾斜面22はすくい角が正であるため、被削材の材質や切削工具の回転速度等を考慮して切削インサート10がボデー100に工具回転方向前方側にある程度傾けられて取り付けられたとしても、下り傾斜面22のアキシャルレーキが正となっていれば、下り傾斜面22が切りくずの流出を妨げない。そのことにより、切りくずは被削材から円滑に切り取られる。また、切りくずが円滑に切り取られることで、加工面の光沢が向上する。
以上、本発明をその一実施形態を例に説明したが、本発明は上記の実施形態以外にも様々な変形が可能である。例えば、上記の実施形態ではワイパー刃35の曲率半径は400mmであったが、ワイパー刃としての効果が生じる範囲内で切削インサートの大きさ等に合わせて適宜変更が可能である。ワイパー刃35の曲率半径が100mm以上450mm以下の範囲内にあれば、高送り工具用のワイパー刃として十分な効果が発揮されることが本願発明者によって確認されている。そして、ワイパー刃35は曲率半径が100mm以上200mm以下の範囲内のときに特に有効に作用することが本願発明者によって確認されている。また、ワイパー刃35の形状は円弧形状のような曲線状に限定されるものではなく、直線状であっても構わない。
主切れ刃33とワイパー刃35の弦とがなす角度θについても、上記の実施形態では165°であったが、主切れ刃33とワイパー刃35の弦とがなす角度θは155°≦θ<180°の範囲内であれば十分な効果が発揮されることが本願発明者によって確認されている。
各切れ刃のランドについても、上記実施形態ではワイパー刃35は8°のポジティブランドに、主切れ刃33では0°のネガティブランドになっていたが、ワイパー刃35のランドのランド角は0°よりも大きく10°以下の範囲に、主切れ刃33のランドのランド角は−1°以上0°以下の範囲であれば十分な効果が発揮されることが本願発明者によって確認されている。
上記実施形態では、主切れ刃33とコーナ刃34とワイパー刃35と内切れ刃36とが一連になって接続されていたが、それぞれが直接接続されていないような形状も可能である。例えば、主切れ刃33とコーナ刃34との間に主切れ刃33と鈍角に交差する微小な直線状の切れ刃を設けることも可能である。
本発明の第1の形態は、上面(21)と、下面(91)と、前記上面(21)と前記下面(91)とを接続する側面(61)と、を有する切削インサート(10)であって、前記上面(21)と前記側面(61)との交差稜線には切れ刃が形成されており、前記切れ刃は主切れ刃(33)と、該主切れ刃(33)に接続するコーナ刃(34)と、該コーナ刃(34)に対して前記主切れ刃(33)とは反対側に配置される、外方に膨らむ曲線状のワイパー刃(35)と、から少なくとも構成されており、前記主切れ刃(33)と前記ワイパー刃(35)の弦とがなす角度θは155°≦θ<180°であり、前記ワイパー刃(35)にはランド(41)が形成されており、該ランド(41)はポジティブランドであ前記切れ刃が内切れ刃(36)をさらに備え、該内切れ刃(36)が前記ワイパー刃(35)に対して前記コーナ刃(34)とは反対側に配置され、前記内切れ刃(36)と前記ワイパー刃(35)の弦とがなす角度は、前記主切れ刃(33)と前記ワイパー刃(35)の弦とがなす角度θよりも小さい切削インサート(10)を提供する。
本発明の第2の形態は、上面(21)と、下面(91)と、前記上面(21)と前記下面(91)とを接続する側面(61)と、を有する切削インサート(10)であって、前記上面(21)と前記側面(61)との交差稜線には切れ刃が形成されており、前記切れ刃は主切れ刃(33)と、該主切れ刃(33)に接続するコーナ刃(34)と、該コーナ刃(34)に対して前記主切れ刃(33)とは反対側に配置される直線状のワイパー刃(35)と、から少なくとも構成されており、前記主切れ刃(33)と前記ワイパー刃(35)とがなす角度θは155°≦θ<180°であり、前記ワイパー刃(35)にはランド(41)が形成されており、該ランド(41)はポジティブランドであ前記切れ刃が内切れ刃(36)をさらに備え、該内切れ刃(36)が前記ワイパー刃(35)に対して前記コーナ刃(34)とは反対側に配置され、前記内切れ刃(36)と前記ワイパー刃(35)とがなす角度は、前記主切れ刃(33)と前記ワイパー刃(35)とがなす角度θよりも小さい切削インサート(10)を提供する。
本発明の第1の形態は、上面(21)と、下面(91)と、前記上面(21)と前記下面(91)とを接続する側面(61)と、を有する切削インサート(10)であって、前記上面(21)と前記側面(61)との交差稜線には切れ刃が形成されており、前記切れ刃は主切れ刃(33)と、該主切れ刃(33)に接続するコーナ刃(34)と、該コーナ刃(34)に対して前記主切れ刃(33)とは反対側に配置される、外方に膨らむ曲線状のワイパー刃(35)と、から少なくとも構成されており、前記主切れ刃(33)と前記ワイパー刃(35)の弦とがなす角度θは155°≦θ<180°であり、前記ワイパー刃(35)にはランド(41)が形成されており、該ランド(41)はポジティブランドであり、前記切れ刃が内切れ刃(36)をさらに備え、該内切れ刃(36)が前記ワイパー刃(35)に対して前記コーナ刃(34)とは反対側に配置され、前記内切れ刃(36)と前記ワイパー刃(35)の弦とがなす角度は、前記主切れ刃(33)と前記ワイパー刃(35)の弦とがなす角度θよりも小さく、前記ワイパー刃(35)、前記コーナ刃(34)及び前記主切れ刃(33)は、前記内切れ刃(36)に向かうにつれて前記下面(91)に接近する向きに傾斜しており、前記側面(61)のうち前記内切れ刃(36)を構成する部分(61A)に逃げ角が付与されている切削インサート(10)を提供する。
本発明の第2の形態は、上面(21)と、下面(91)と、前記上面(21)と前記下面(91)とを接続する側面(61)と、を有する切削インサート(10)であって、前記上面(21)と前記側面(61)との交差稜線には切れ刃が形成されており、前記切れ刃は主切れ刃(33)と、該主切れ刃(33)に接続するコーナ刃(34)と、該コーナ刃(34)に対して前記主切れ刃(33)とは反対側に配置される直線状のワイパー刃(35)と、から少なくとも構成されており、前記主切れ刃(33)と前記ワイパー刃(35)とがなす角度θは155°≦θ<180°であり、前記ワイパー刃(35)にはランド(41)が形成されており、該ランド(41)はポジティブランドであり、前記切れ刃が内切れ刃(36)をさらに備え、該内切れ刃(36)が前記ワイパー刃(35)に対して前記コーナ刃(34)とは反対側に配置され、前記内切れ刃(36)と前記ワイパー刃(35)とがなす角度は、前記主切れ刃(33)と前記ワイパー刃(35)とがなす角度θよりも小さく、前記ワイパー刃(35)、前記コーナ刃(34)及び前記主切れ刃(33)は、前記内切れ刃(36)に向かうにつれて前記下面(91)に接近する向きに傾斜しており、前記側面(61)のうち前記内切れ刃(36)を構成する部分(61A)に逃げ角が付与されている切削インサート(10)を提供する。

Claims (9)

  1. 上面(21)と、下面(91)と、前記上面(21)と前記下面(91)とを接続する側面(61)と、を有する切削インサート(10)であって、
    前記上面(21)と前記側面(61)との交差稜線には切れ刃が形成されており、
    前記切れ刃は主切れ刃(33)と、該主切れ刃(33)に接続するコーナ刃(34)と、該コーナ刃(34)に対して前記主切れ刃(33)とは反対側に配置される、外方に膨らむ曲線状のワイパー刃(35)と、から少なくとも構成されており、
    前記主切れ刃(33)と前記ワイパー刃(35)の弦とがなす角度θは155°≦θ<180°であり、
    前記ワイパー刃(35)にはランド(41)が形成されており、該ランド(41)はポジティブランドである、ことを特徴とする切削インサート(10)。
  2. 上面(21)と、下面(91)と、前記上面(21)と前記下面(91)とを接続する側面(61)と、を有する切削インサート(10)であって、
    前記上面(21)と前記側面(61)との交差稜線には切れ刃が形成されており、
    前記切れ刃は主切れ刃(33)と、該主切れ刃(33)に接続するコーナ刃(34)と、該コーナ刃(34)に対して前記主切れ刃(33)とは反対側に配置される直線状のワイパー刃(35)と、から少なくとも構成されており、
    前記主切れ刃(33)と前記ワイパー刃(35)とがなす角度θは155°≦θ<180°であり、
    前記ワイパー刃(35)にはランド(41)が形成されており、該ランド(41)はポジティブランドである、ことを特徴とする切削インサート(10)。
  3. 前記主切れ刃(33)にはネガティブランドが形成され、そのランド角が−1°以上0°以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の切削インサート。
  4. 前記ワイパー刃(35)の曲率半径が100mm以上450mm以下の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  5. 前記ワイパー刃(35)の曲率半径が100mm以上200mm以下の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  6. 前記切れ刃が内切れ刃(36)をさらに備え、該内切れ刃(36)が前記ワイパー刃(35)に対して前記コーナ刃(34)とは反対側に配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の切削インサート。
  7. 上面視したときの基本形状が長方形であり、
    前記上面(21)の一方の短辺と側面(61)との交差稜線部に第1の切れ刃が形成され、前記下面(91)一方の短辺と側面(61)との交差稜線部に第2の切れ刃が形成され、
    前記第2の切れ刃は前記第1の切れ刃を含む側面部分に対向する側面部分と前記下面(91)との交差稜線部に形成されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の切削インサート。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の切削インサート(10)を備えたことを特徴とする切削工具。
  9. 円筒状のボデー(100)を備え、該ボデー(100)は先端部分に外周に沿って複数のインサート取付座(101)を有し、該複数の切削インサート取付座(101)の少なくとも一つに、前記切削インサート(10)が取り付けられていることを特徴とする請求項8に記載の切削工具。
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