JP2007021622A - チップおよび転削工具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のチップ1は、略正方形板状をなし、着座面3と対向するすくい面2の辺稜部に、コーナ刃7を挟んでそれぞれ主切刃6と副切刃5が形成されている。主切刃逃げ面16は、少なくとも、主切刃6に連なる主切刃第1逃げ面16aと、主切刃第1逃げ面16aの下方側領域に隣接し且つコーナ刃逃げ面17に隣接して形成された主切刃第2逃げ面16bとからなり、主切刃第1逃げ面16aは、主切刃第2逃げ面16bよりも逃げ角が小さく、着座面3に平行な平面で切断した断面で、主切刃第2逃げ面16bと前記副切刃逃げ面15とのなす角度が鈍角とされている。
【選択図】図2
Description
2 すくい面
2a すくい角が付与されたすくい面
3 着座面
5 副切刃
6 主切刃
6a 下り傾斜部
6c 上り傾斜部
7 コーナ刃
10 ランド面
11 ホーニング
15 副切刃逃げ面
16a 主切刃第1逃げ面
16b 主切刃第2逃げ面
16c 主切刃第3逃げ面
17a コーナ刃第1逃げ面
17b コーナ刃第2逃げ面
100 正面フライス(転削工具)
101 工具本体
105 チップ座
A、B、C、D コーナ部
AR1 工具本体におけるアキシャルレーキ角
AR2 主切刃の下り傾斜部におけるアキシャルレーキ角
α すくい角
Claims (19)
- 略正方形板状をなし、着座面と対向する上面がすくい面とされ、このすくい面の辺稜部には、各コーナ部に形成されたコーナ刃を挟んでそれぞれ主切刃と副切刃が形成され、前記コーナ刃、前記主切刃および前記副切刃から前記着座面に向かって延びる側面にそれぞれコーナ刃逃げ面、主切刃逃げ面、副切刃逃げ面が形成されてなるチップにおいて、
前記主切刃逃げ面は、少なくとも、前記主切刃側に形成された主切刃第1逃げ面と、この主切刃第1逃げ面の下方側領域に隣接し且つ前記コーナ刃逃げ面に隣接して形成された主切刃第2逃げ面とからなり、
前記主切刃第1逃げ面の逃げ角は、前記主切刃第2逃げ面の逃げ角よりも小さく、
前記主切刃第2逃げ面は、前記着座面に平行な平面で切断した断面で、前記副切刃逃げ面とのなす角度が鈍角とされていることを特徴とするチップ。 - 前記着座面に平行な平面で切断した断面で、前記主切刃第2逃げ面と前記副切刃逃げ面とのなす角度が92°〜98°の範囲とされていることを特徴とする請求項1記載のチップ。
- 前記主切刃第1逃げ面の逃げ角が0°〜10°の範囲とされていることを特徴とする請求項1または2記載のチップ
- 前記コーナ刃に連なるコーナ刃逃げ面は、前記主切刃第1逃げ面に交差する一端部では、当該主切刃第1逃げ面の逃げ角に等しく、前記副切刃逃げ面に交差する他端部では、当該副切刃逃げ面の逃げ角に等しく、さらに、前記一端部から前記他端部にかけて逃げ角が漸次大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のチップ。
- 前記主切刃は、前記コーナ刃から離れる方向に、少なくとも前記着座面との距離が漸次大きくなるように傾斜した上り傾斜部と、この上り傾斜部に滑らかに接続するとともに着座面との距離が漸次減少するように傾斜した下り傾斜部とを備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のチップ。
- 前記上り傾斜部と前記着座面とのなす傾斜角が3°〜20°の範囲とされ、且つ前記下り傾斜部と前記着座面とのなす傾斜角が3°〜15°の範囲とされていることを特徴とする請求項5記載のチップ。
- 前記コーナ刃、前記主切刃および前記副切刃に連なるすくい面には、正のすくい角が付与されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のチップ。
- 前記すくい角が10°〜35°の範囲とされていることを特徴とする請求項7記載のチップ。
- 前記第1逃げ面は前記主切刃方向で湾曲した凸曲面状に形成されるとともに、前記主切刃は、チップの厚さ方向からみた平面視で、外側に向かって湾曲した凸曲線状に形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載のチップ。
- 前記すくい面の辺稜部に沿って、当該辺稜部に連なって内側に延びる平坦なランド面が形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載のチップ。
- 前記ランド面の幅が0.05mm〜0.30mmの範囲とされていることを特徴とする請求項10記載のチップ。
- 前記ランド面と前記主切刃第1逃げ面とのなす角度が80°〜90°の範囲とされ、且つ前記ランド面と前記副切刃逃げ面とのなす角度が65°〜80°の範囲とされていることを特徴とする請求項10または11記載のチップ。
- 前記すくい面の辺稜部には、当該辺稜部の全体にわたって略同一形状のホーニングが形成されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項記載のチップ。
- 前記ホーニングは、前記辺稜部に直交する断面で、すくい面またはランド面のいずれか一方と、逃げ面とに滑らかに接する円弧状または曲線状とされていることを特徴とする請求項13記載のチップ。
- 前記ホーニングの断面形状が、前記すくい面に接する円弧と、前記逃げ面に接する円弧とを滑らかにつないだ曲線とされ、前記曲線のすくい面側の幅が逃げ面側の幅よりも大きく、前記すくい面側の幅が0.04mm〜0.15mmの範囲とされ且つ前記逃げ面側の幅が0.02mm〜0.07mmの幅とされていることを特徴とする請求項13または14記載のチップ。
- 前記ホーニングの断面形状が、前記すくい面と前記逃げ面との双方に滑らかにつながる単一の円弧状とされ、前記円弧の曲率半径が0.02mm〜0.08mmの範囲とされていることを特徴とする請求項13または14記載のチップ
- 前記チップの厚さ方向からみた平面視で、前記副切刃が直線状もしくは円弧状とされていることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項記載のチップ。
- 軸心まわりに回転させられる略円筒状をなす工具本体の先端外周部に、1つまたは複数のチップが装着された転削工具において、
前記チップは請求項1〜17のいずれか1項記載のチップとされ、このチップの工具外周側に位置する主切刃のアキシャルレーキ角が正、且つラジアルレーキ角が負とされていることを特徴とする転削工具。 - 前記チップを前記工具本体に装着したとき、工具外周側に位置する主切刃は、当該主切刃全体にわたって前記工具本体の軸心を中心とした回転半径がほぼ等しくされ、工具先端側に位置する副切刃は、前記工具本体の軸心に対して略直角とされていることを特徴とする請求項18記載の転削工具。
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