JPWO2015079773A1 - 電磁石、カメラレンズ駆動装置及び電磁石の製造方法 - Google Patents

電磁石、カメラレンズ駆動装置及び電磁石の製造方法 Download PDF

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Abstract

電磁石(1)は、複数の基材層(11〜14)が積層された積層体(10)と、基材層(12〜14)の一方主面に形成された面内コイル導体(12A〜14A)により構成されたコイルと、平面視で、基材層(12〜14)の面内コイル導体(12A〜14A)の外側の位置において、少なくともコイルの一部に沿って形成され、電気的に独立したダミーパターン(21〜23)とを備える。これにより、コイルに流れる電流に起因する電磁力を強めることができる電磁石を提供する。

Description

本発明は、絶縁体基材層を含む基体にコイルを形成してなる電磁石、カメラレンズ駆動装置及び電磁石の製造方法に関する。
特許文献1には、コイルと永久磁石とで構成したボイスコイルモータが開示されている。特許文献1では、複数の基板それぞれに平面状の螺旋形コイルを形成し、それら基板を積層してコイルを形成している。
特開昭62−77048号公報
ところで、ボイスコイルモータは、コイルに流れる電流の変化により生じる磁界の変化と、永久磁石によって作られた磁界とを利用したアクチュエータである。このボイスコイルモータは、例えばカメラの手振れ補正等に用いられる。そして、ボイスコイルモータの応答性が悪いと、これが用いられるデバイスの性能も悪くなる。そこで、応答性が良いアクチュエータが望まれるが、このためには、電磁石による電磁力を強めることが望まれる。
本発明の目的は、コイルに流れる電流に起因する電磁力を強めることができる電磁石、カメラレンズ駆動装置及び電磁石の製造方法を提供することにある。
本発明に係る電磁石は、絶縁体基材層を含む基体と、前記絶縁体基材層に形成された巻線状導電パターンにより構成されたコイルと、平面視で、前記絶縁体基材層の前記コイルの外側の位置において、少なくとも前記コイルの一部に沿って形成され、電気的に独立したダミーパターンとを備えることを特徴とする。
この構成では、コイルの外側に設けたダミーパターンは、コイルから生じる磁界が電流の変化時においてコイルの外側へ広がることを防止する磁界のシールドとして機能する。このため、電流の変化時において、ダミーパターンが設けられていないコイル軸方向における磁束密度が高くなり、磁界強度が強くなる。その結果、電磁力を強めることができる。
前記基体は、複数の前記絶縁体基材層が積層された積層体を含むことが好ましい。
この構成では、コイルの巻線数を増やすことができ、磁界の強度を強くできる。
前記ダミーパターンは、前記巻線状導電パターンが形成された前記絶縁体基材層と同一層に形成されていることが好ましい。
この構成では、ダミーパターンがコイル近傍に設けられるので、ダミーパターンにより磁界がコイルの外側へ広がることを効果的に防止できる。
前記ダミーパターンは、複数の前記絶縁体基材層に形成されていることが好ましい。
この構成では、ダミーパターンを複数層に設けることで、ダミーパターンにより磁界がコイルの外側へ広がることをより効果的に防止できる。
前記ダミーパターンは、前記巻線状導電パターンが形成された全ての前記絶縁体基材層に形成されていることが好ましい。
この構成では、ダミーパターンを全層に設けることで、ダミーパターンにより磁界がコイルの外側へ広がることをより効果的に防止できる。
前記積層体の積層方向において、前記ダミーパターンの上又は下に位置する絶縁体基材層には、前記ダミーパターンに接続され、前記積層方向に延びる導体が形成されていることが好ましい。
この構成では、ダミーパターンにより磁界がコイルの外側へ広がることをより効果的に防止できる。
前記ダミーパターンは、複数の前記絶縁体基材層に形成され、前記積層方向に延びる導体は、異なる前記絶縁体基材層に形成された前記ダミーパターンを互いに接続していることが好ましい。
この構成では、ダミーパターンにより磁界がコイルの外側へ広がることをより効果的に防止できる。
前記絶縁体基材層は、熱可塑性樹脂からなり、前記巻線状導電パターンは、平面視で複数の直線状部分を含んで巻線状に形成されており、前記巻線状導電パターンの前記直線状部分及び前記直線状部分に沿って形成された前記ダミーパターンの少なくとも一方には、平面視で、折れ曲がり部、又は、前記直線状部分が延びる方向に直交する方向の幅が前記直線状部分の他の部分よりも広い拡幅部を有していることが好ましい。
ここで、熱可塑性樹脂からなる絶縁体基材層を積層して加熱プレスすることにより一体形成する際には、樹脂の流動に伴い巻線状導電パターン又はダミーパターンがねじれる(積層方向において傾く)ことで、パターン同士が接触して短絡するおそれがある。そこで、この構成では、折れ曲がり部又は拡幅部により、巻線状導電パターンやダミーパターンがねじれることを抑制して短絡(接触)するおそれを低減できる。
前記積層体は積層方向の厚みが異なる段差部を有し、前記ダミーパターンは、前記段差部を形成する前記積層体の厚みが大きい部分において前記段差部の近傍に形成されていることが好ましい。
この構成では、ダミーパターンにより、段差部の近傍部分の強度を強くすることができるので、積層体の形状が崩れるのを防止できる。
前記ダミーパターンは、平面視で、少なくとも前記コイルを挟み込むように設けられていることが好ましい。
この構成では、ダミーパターンを設けた方向に対する磁界の広がりを防止できる。
前記ダミーパターンは、平面視で、前記コイルを内側に囲うように設けられていることが好ましい。
この構成では、コイルの外側への磁界の広がりを防止できる。
前記ダミーパターンは、平面視で、前記コイルを内側に囲うように環状に形成されていることが好ましい。
この構成では、コイルの外側への磁界の広がりを防止できる。
前記絶縁体基材層は可撓性樹脂基材層であることが好ましい。
この構成では、積層体を割れ難くすることができる。
前記積層体は積層方向に貫通する開口を有し、前記コイルは前記開口の周囲に複数設けられ、前記積層体は、前記コイルが設けられていない位置に、前記開口から外縁に延びた切欠きを有していることが好ましい。
この構成では、熱可塑性基材層を加熱プレスで成型した場合に熱膨張係数差に起因して発生する応力を、切欠きによって解放できる。これにより、電磁石の反りを抑制でき、電磁力の発生方向にズレが生じないようにできる。
本発明に係るカメラレンズ駆動装置は、本発明に係る電磁石と、カメラレンズと、前記カメラレンズを保持し、前記電磁石が有する前記開口に挿入されたレンズホルダと、複数の前記コイルそれぞれと重なる位置に配置され、前記電磁石の電磁力により移動する複数の永久磁石と、を備えたことを特徴とする。
この構成では、電磁石の電磁力の発生方向にズレが生じないため、永久磁石によってカメラレンズを精度よく変位させることができる。
本発明は、熱可塑性樹脂からなる複数の絶縁体基材層が積層された積層体に、積層方向に貫通する開口が形成された電磁石の製造方法であって、前記熱可塑性樹脂からなる複数の絶縁体基材層を積層する工程と、前記複数の絶縁体基材層のうちの少なくとも1つに前記開口を囲むように複数の前記巻線状導体パターンを形成する工程と、前記複数の絶縁体基材層のうちの少なくとも1つに、平面視で前記巻線状導体パターンの外側で少なくとも前記巻線状導体パターンの一部に沿うように電気的に独立したダミーパターンを形成する工程と、前記複数の絶縁体基材層に、前記積層方向に貫通する前記開口、及び前記開口から外縁に延びる切欠きを形成する工程と、積層した前記複数の絶縁体基材層を加熱及び加圧して一体化する工程とを備えることを特徴とする。
この構成では、熱可塑性基材層を加熱プレスで成型した場合に熱膨張係数差に起因して発生する応力を、切欠きによって解放できる。これにより、反りを抑制でき、電磁力の発生方向にズレを生じない電磁石を製造できる。
前記切欠きを形成する工程は、前記一体化する工程において前記複数の絶縁体基材層を一体化した後に、前記開口及び前記切欠きを形成する工程を含むことが好ましい。
この構成では、複数の絶縁体基材層に形成される開口及び切欠きの位置ずれを防止できる。
本発明によれば、コイルの外側に設けたダミーパターンは、コイルから生じる磁界が電流の変化時においてコイルの外側へ広がることを防止する磁界のシールドとして機能する。このため、電流の変化時において、ダミーパターンが設けられていないコイル軸方向における磁束密度が高くなり、磁界強度が強くなる。その結果、電磁力を強めることができる。
実施形態1に係る電磁石の分解斜視図 図1のII−II線における電磁石の断面図 電磁石から発生する磁界を示す図 ダミーパターンを備えない電磁石から発生する磁界を示す図 時間に対する電流と電磁力との関係を示すグラフ コイル導体とダミーパターンとの位置関係を説明するための図 実施形態に係る電磁石を備えたカメラモジュールの平面視、及びVII−VII線の断面図 フレームがX方向に変位する例を示す図 実施形態1に係る電磁石とは別の例の電磁石の斜視図 実施形態2に係る電磁石の分解斜視図 応力分散部を形成した面内コイル導体、及びダミーパターンの一例を示す図 実施形態3に係る電磁石の正面断面図 実施形態4に係る電磁石の斜視図 実施形態4に係る電磁石の分解図 実施形態4に係る電磁石を備えたカメラモジュールの平面視、及びB−B線の断面図
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る電磁石1の分解斜視図である。図2は、図1のII−II線における電磁石1の断面図である。
電磁石1は、絶縁性の基材層11,12,13,14が積層一体化された積層体10を備えている。基材層11〜14は、LCP樹脂(液晶ポリマ樹脂)等の可撓性を有する熱可塑性樹脂からなる。積層体10は、これら基材層11〜14が加熱プレスされることで互いに熱溶着され形成されている。
積層体10にはコイル20が形成されている。LCP樹脂はエポキシ樹脂又はセラミック等よりも低誘電率であるため、基材層11〜14にLCP樹脂を用いることで、コイル20の線間容量を小さくすることができる。また、比較的低温で成形が可能となる。さらに、LCP樹脂は低透磁率であるため、コイル20の巻線間に生じる斥力が小さく、LCP樹脂は可撓性を有するため、積層体10は割れ難い。
なお、熱可塑性樹脂としては、例えばPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PEI(ポリエーテルイミド)、PPS(ポニフェニレンスルファイド)、PI(ポリイミド)等があり、液晶ポリマ樹脂に代えてこれらを用いてもよい。また、積層体10は、低融点の熱硬化性樹脂からなる基材層を含む構成であってもよいし、熱可塑性樹脂からなる基材層を含まない構成であってもよい。
また、積層体10は、複数の基材層11〜14からなるが、一の基材層であってもよい。この積層体10は、本発明に係る「基体」の一例である。
以下、基材層11〜14の平面方向を、X−Y方向とし、基材層11〜14の積層方向をZ方向とする。コイル20は、Z方向をコイル巻回軸として積層体10に形成されている。
基材層11の一方主面(表面又は裏面の一方)には、端子電極11A,11Bが形成されている。この端子電極11A,11Bは、コイル20の入出力端子である。
基材層12〜14の一方主面(表面又は裏面の一方)には、面内コイル導体12A,13A,14Aがそれぞれ形成されている。面内コイル導体12A,13A,14Aは、本発明に係る「巻線状導電パターン」の一例である。基材層12〜14には、図中の破線で示す層間接続導体がそれぞれ形成されている。層間接続導体により、面内コイル導体12A,13A,14Aが接続され、複数層にわたるコイル20が構成されている。詳しくは、面内コイル導体12A,13Aの一端同士が接続している。また、面内コイル導体13A,14Aの一端同士が接続している。
このように、コイル20は、面内コイル導体12A,13A,14A、及び層間コイル導体により構成されている。このコイル20の第1端である面内コイル導体12Aの一端は、基材層11に形成された層間接続導体により、端子電極11Aに接続している。また、コイル20の第2端である面内コイル導体14Aの一端は、基材層11〜13に形成された層間接続導体により、端子電極11Bに接続している。これにより、コイル20は、Z方向をコイル巻回軸として、端子電極11A,11Bが形成された基材層11から離れる方向に向かって周回しながら延伸するように、複数の基材層11〜14に亘って形成されている。
基材層12〜14には、ダミーパターン21,22,23が形成されている。ダミーパターン21〜23は、基材層12〜14それぞれにおいて、面内コイル導体12A,13A,14Aが形成された主面と同じ主面に形成されている。
ダミーパターン21は、面内コイル導体12Aがループ内側に位置するよう、基材層12の端部に沿ってループ状に形成されている。ダミーパターン22は、面内コイル導体13Aがループ内側に位置するよう、基材層13の端部に沿ってループ状に形成されている。ダミーパターン23は、面内コイル導体14Aがループ内側に位置するよう、基材層14の端部に沿ってループ状に形成されている。
ダミーパターン21〜23は、Z方向に重なる位置に形成されている。基材層12,13には、層間接続導体31,32,33,34が形成されている。ダミーパターン21,22は、層間接続導体31,32により接続されている。ダミーパターン22,23は、層間接続導体33,34により接続されている。これらダミーパターン21〜23、及び層間接続導体31〜34は、コイル20を含む、他の素子とは電気的に独立している。そして、後に詳述するが、これらダミーパターン21〜23及び層間接続導体31〜34は、コイル20に流れる電流の変化時において、コイル20から生じる磁界の磁界シールドとして機能することにより、該磁界のZ方向における強度を強めることができる。
なお、ダミーパターン21〜23は、面内コイル導体12A,13A,14Aが形成された一方主面と対向する他方主面に形成されていてもよい。また、ダミーパターン21〜23は、基材層12〜14それぞれに形成しなくてもよい。例えば、面内コイル導体12Aにのみダミーパターンを形成してもよい。さらに、ダミーパターン21〜23は、平面視で、コイル20の外側に形成されていればよく、面内コイル導体12A,13A,14Aが形成された基材層12〜14とは異なる基材層に形成されていてもよい。例えば、基材層11,12の間に別の基材層を積層し、その基材層にダミーパターンを形成してもよい。
さらに、ダミーパターン21〜23を接続する層間接続導体の数及び位置は、特に限定されない。例えば、基材層12の一か所にのみ層間接続導体を設け、ダミーパターン21,22を接続してもよいし、基材層12の3か所以上に層間接続導体を設け、ダミーパターン21,22を接続してもよい。さらに、ダミーパターン21〜23は、層間接続導体により接続されていなくてもよく、それぞれが独立していてもよい。また、層間接続導体31〜34は、ダミーパターン21〜23の一方にのみ接続していてもよい。例えば、層間接続導体31は、ダミーパターン21にのみ接続し、ダミーパターン22には接続していなくてもよい。
この電磁石1の製造方法は、以下のとおりである。
まず、樹脂シートの一方の面に銅箔を貼り付ける、または片面銅貼シートを用意する。形成する端子電極11A,11B、面内コイル導体12A〜14A、及びダミーパターン21〜23のパターンに応じて、銅箔上にレジスト膜のパターニングを行う。そして、エッチングを行って各パターンを形成し、レジスト膜を除去する。そして、基材層11〜13の他方の面(銅箔を貼り付けていない面)から、層間接続導体を形成する各箇所にレーザ光を照射して孔を形成し、その孔にSu,Cu,Ni,Ag等を含む導電性ペーストを充填する。これにより、基材層11〜14ができる。
形成した基材層11〜14を重ねる。このとき、各基材層11〜14は、各パターンを形成した主面に重ねる。例えば、基材層13は、基材層14との当接面を、面内コイル導体13Aを形成していない主面にして重ねる。基材層12は、基材層13との当接面を、面内コイル導体12Aを形成していない主面にして重ねる。
積み重ねた基材層11〜14に対して、加熱及び加圧処理(加熱プレス)を行い、これらを接着する。基材層11〜14は、上述したように熱可塑性であるので、接着剤を使用しなくてもよく、また、絶縁体基材層を可撓性樹脂基材層にすることによって硬化時における破損(割れ)を抑制できる。これにより、電磁石1が形成される。
このように構成された電磁石1は、コイル20の直上に永久磁石100が設けられ、所謂ボイスコイルモータとして用いられる。コイル20の直上とは、Z方向における基材層11側の積層体10の端部と対向する位置であり、平面視でコイル20のコイル開口と重なる位置である。永久磁石100は、X方向に沿ってN極とS極とが並び、かつ、X方向に沿って往復動可能に配置される。
電磁石1のコイル20に電流が流れると磁界が発生する。電磁石1の直上に配置された永久磁石100は、この磁界に起因する電磁力(磁気吸引力及び磁気斥力)により、図中矢印に示すように、X方向に沿って往復動する。すなわち、永久磁石100の往復動は、電磁力の向き及び大きさに応じて変化する。
例えば、端子電極11Aから端子電極11Bへの方向でコイル20に電流を流した場合、コイル20の基材層11側がN極となり、基材層14側がS極となる。このとき、磁気吸引力により、永久磁石100は、S極側端部がコイル20の直上に向かって、X軸方向に沿って変位する。この場合に、コイル20に流す電流値を変化させて磁界強度を上げる(又は下げる)と、磁気吸引力も大きく(又は小さく)なり、永久磁石100の変位速度は速く(又は遅く)なる。
コイル20に流す電流の方向を反転させた場合、コイル20の極性が反転し、永久磁石100の変位方向も反転する。詳しくは、端子電極11Bから端子電極11Aへの方向でコイル20に電流を流すことで、コイル20の基材層11側がS極となり、基材層14側がN極となる。このとき、磁気吸引力により、永久磁石100は、N極側端部がコイル20の直上に向かって、X軸方向に沿って変位する。
このように、コイル20に流す電流の大きさ及び向きを変えたときに、永久磁石100のX方向における変位速度及び変位方向が変わる。したがって、電流変化時における永久磁石100の変位速度及び変位方向の応答をよくすることで、応答性の高いボイスコイルモータを実現できる。このためには、電流変化時における電磁力を大きくすることで、永久磁石100の応答をよくすることができる。
本実施形態では、電磁石1はダミーパターン21〜23を備えている。ダミーパターン21〜23はコイル20の外側に設けられているため、電流の変化時において、ダミーパターン21〜23により、コイル20から発生する磁界のX方向における広がりが抑えられる。このため、ダミーパターン21〜23が設けられていないZ方向におけるコイル20の直上の磁界を強めることができる。電流の変化時において、コイル20の直上の磁界が強まることで、前記したように電磁力も強まり、永久磁石100の応答をよくすることができる。なお、電流の大きさが一定になると、コイル20から発生する磁束はダミーパターン21〜23を通過するようになる。すなわち、電流の大きさが一定になると、ダミーパターン21〜23の有無による磁界の強度の差がほとんどなくなる。
以下に、電磁石1から生じる磁界について説明する。
図3は、電磁石1から発生する磁界を示す図である。図4は、ダミーパターンを備えない電磁石1Aから発生する磁界を示す図である。図4は、図3との対比のために示す図であり、図4に示す電磁石1Aは、電磁石1と同様に積層体10にコイル20が形成されているが、ダミーパターンを備えていない。図3及び図4に示すループ状の矢印は、電流が流れたコイル20に発生する磁界を示す。
電磁石1,1Aのコイル20の一方向に電流を流すと、コイル内側から外側に向かうループ状の磁界が発生する。コイル20の外側にはダミーパターン21〜23が設けられている電磁石1の場合、発生した磁界はコイル20とダミーパターン21〜23との間を通る。すなわち、ダミーパターン21〜23は、発生した磁界の広がりを防ぐ磁界シールドとして機能する。これに対し、ダミーパターン21〜23が設けられていない電磁石1Aでは、発生した磁界は電磁石1と比べてX方向に広がる。
したがって、ダミーパターン21〜23を設けた電磁石1は、ダミーパターンを設けない電磁石1Aよりも、電流の変化時においてZ方向におけるコイル20の直上の磁束密度が高くなり、磁界が強くなる。この結果、コイル20の直上の電磁力が強くなる。
図5は、時間に対する電流と電磁力との関係を示すグラフである。
図5の上図は、縦軸が電流、横軸が時間であり、時間の経過に伴い、コイル20へ流す電流値及び方向を変化させていることを示している。この図において、電流がプラスとマイナスとでは、それぞれ電流の流れる方向が反対である。例えば、時間t0〜t3の間にコイル20へ流す電流と、時間t4〜t7の間にコイル20へ流す電流とは、それぞれ反対方向である。また、時間t0〜t1、時間t6〜t7の間でコイル20に流れる電流は増加し、時間t1〜t2、時間t3〜t4、時間t5〜t6の間で電流は一定となり、時間t2〜t3、時間t4〜t5の間で電流は減少している。
図5の下図は、縦軸が電磁力、横軸が時間であり、コイル20へ流す電流値及び方向に伴い電磁力が変化していることを示している。電流がプラスとマイナスとでは、それぞれX方向における電磁力の作用する向きが反対である。例えば、時間t0〜t3の間と、時間t4〜t7の間との電磁力は、X方向において反対方向に作用していることを示している。
また、図5の下図は、対比のために、ダミーパターンがない場合の電磁力の変化を破線で示し、ダミーパターン21〜23を設けた場合の電磁力の変化を実線で示している。この2つを対比すると、時間t0〜t1、時間t2〜t3、時間t4〜t5、時間t6〜t7において、ダミーパターン21〜23を設けた場合の電磁力は、ダミーパターンがない場合の電磁力よりも急峻に大きくなっている。また、電流の変化点である時間t1、t3、t5、t7において、ダミーパターン21〜23を設けた場合の電磁力は、ダミーパターンがない場合の電磁力よりも大きい。
すなわち、ダミーパターン21〜23を設けた場合、ダミーパターン21〜23を設けない場合よりも、電流の変化時に永久磁石100に作用する電磁力は大きいため、永久磁石100の応答性を高めることができる。
例えば、時間t0〜t3の間では、ダミーパターン21〜23を設けた場合、ダミーパターンがない場合よりも電磁力が急峻に高くなるため、永久磁石100をより速く変位させることができる。また、時間t3では、ダミーパターンがない場合の電磁力はゼロであるが、ダミーパターン21〜23を設けた場合の電磁力は、時間t0〜t3の間に生じる電磁力とは反対方向に作用している。このため、時間t3において、ダミーパターン21〜23を設けた場合、X方向に変位している永久磁石100に対し、変位方向と反対方向へ電磁力がかかるため、永久磁石100の変位を瞬時的に停止させることができる。
以上のように、ダミーパターン21〜23が設けられた電磁石1は、電流変化時における電磁力を大きくできるため、電流変化時における永久磁石100の応答性を高めることができる。その結果、応答性の良いボイスコイルモータを実現できる。
以下に、電磁石1の電磁力を高めるのに好ましい、コイル20とダミーパターン21〜23との位置関係について説明する。
図6は、コイル20とダミーパターン21〜23との位置関係を説明するための図である。ここで、コイル20の内径をX1、コイル20とダミーパターン21〜23との間の距離をX2、ダミーパターン21〜23のパターン幅をX3で表す。
コイル20とダミーパターン21〜23の距離X2はより小さい方が好ましく、X2≦X1以下であることが好ましい。また、幅X3は、内径X1の1/2(コイル開口の中心から内縁までの距離)以上であることが好ましい。
本実施形態に係る電磁石1を備えたボイスコイルモータは、例えばカメラの手振れ補正用のボイスコイルモータとして用いられる。以下に、その手振れ補正用のボイスコイルモータを備えたカメラモジュールについて説明する。
図7は、本実施形態に係る電磁石1を備えたカメラモジュール200の平面視、及びVII−VII線の断面図である。
カメラモジュール200は、フレキ基板101と、フレーム201とを備えている。フレーム201は、平板部分の中心にレンズホルダ202が設けられ、そのレンズホルダ202はカメラレンズ203を保持している。また、フレーム201の平板部分には、レンズホルダ202を四方から囲むように、永久磁石100A,100B,100C,100Dが設けられている。
永久磁石100A,100Bは、X方向に沿って設けられ、間にレンズホルダ202を挟んでいる。そして、永久磁石100A,100Bは、X方向に沿ってN極、S極が並んでいる。永久磁石100C,100Dは、Y方向に沿って設けられ、間にレンズホルダ202を挟んでいる。そして、永久磁石100C,100Dは、Y方向に沿ってN極、S極が並んでいる。
なお、フレーム201は、永久磁石100A〜100D及びレンズホルダ202等を覆っているが、図7では、フレーム201で覆われている永久磁石100A〜100D等を視認可能にした透視図としてある。
フレキ基板101は、フレーム201との間に隙間(例えば、500μm以下)を設けて、フレーム201の下方に設けられている。フレーム201は、X−Y平面において変位可能となっていて、フレキ基板101とフレーム201とは、ワイヤ205で連結されていて、ワイヤ205は、X−Y平面において変位するフレーム201のストッパーとして機能している。
フレキ基板101は、可撓性熱可塑性樹脂の基材層が積層されて形成されている。このフレキ基板101には、Z方向において永久磁石100A〜100Dと一致する領域Aに、本実施形態に係る電磁石1の構成が形成されている。永久磁石100A,100Bの下方に形成された電磁石1のコイル導体に電流を流すことで、フレーム201は、X方向に変位する。永久磁石100C,100Dの下方に形成された電磁石1のコイル導体に電流を流すことで、フレーム201は、Y方向に変位する。
図8は、フレーム201がX方向に変位する例を示す図である。例えば、図8(A)に示す状態で、永久磁石100A,100Bの下方にある電磁石のコイル導体に電流を流すと、フレーム201、及びそれに設けられたレンズホルダ202、カメラレンズ203は、X方向に変位する(図8(B))。また、図示しないが、永久磁石100C,100Dの下方にある電磁石のコイル導体に電流を流すと、フレーム201、及びそれに設けられたレンズホルダ202、カメラレンズ203は、Y方向に変位する。これにより、カメラレンズ203をX−Y方向に変位させることができ、所謂手振れ補正が可能となる。
以上、実施形態1に係る電磁石1について説明したが、基材層の積層数は適宜変更可能である。以下、実施形態1に係る電磁石1の変形例について説明する。
図9は、実施形態1に係る電磁石1とは別の例の電磁石の斜視図である。
この例では、電磁石1Aは、基材層11〜16が積層されて形成されている。基材層11〜14の一方主面には、端子電極11A,11B、面内コイル導体12A,13A,14A、及びダミーパターン21〜23が形成されている。基材層14には、さらに基材層15,16が積層されている。これら基材層15,16には、何れの主面にも面内コイル導体が形成されていない。
すなわち、この例では、面内コイル導体12A,13A,14Aにより形成されるコイル導体は、基材層11〜16において基材層11側に偏って形成されている。これにより、コイル導体を、永久磁石100に近づけることができ、永久磁石100に対する電磁力の影響を強めることができる。このため、永久磁石100のX方向における変位の応答性を高めることができる。
(実施形態2)
以下に、実施形態2に係る電磁石について説明する。この例では、電磁石の直上に配置された永久磁石の変位方向に対してのみ、ダミーパターンを設ける点で、実施形態1と相違する。
図10は、実施形態2に係る電磁石の分解斜視図である。
電磁石2は、実施形態1と同様に、絶縁性の基材層41,42,43,44が積層一体化された積層体40を備えている。基材層41〜44は、本発明に係る絶縁体基板の一例である。基材層41〜44は、LCP樹脂等の可撓性を有する熱可塑性樹脂からなる。積層体40は、これら基材層41〜44が加熱プレスされることで互いに熱溶着され形成されている。
基材層41の一方主面(表面又は裏面の一方)には、端子電極41A,41Bが形成されている。
基材層42〜44の一方主面(表面又は裏面の一方)には、面内コイル導体42A,43A,44Aがそれぞれ形成されている。基材層42〜44には、図中の破線で示す層間接続導体がそれぞれ形成されている。層間接続導体により、面内コイル導体42A,43A,44Aが接続され、複数層にわたるコイル45が構成されている。詳しくは、面内コイル導体12A,13Aの一端同士が接続している。また、面内コイル導体13A,14Aの一端同士が接続している。
このように、コイル45は、面内コイル導体42A〜44A、及び層間コイル導体により構成されている。このコイル45の第1端である面内コイル導体42Aの一端は、基材層41に形成された層間接続導体により、端子電極41Aに接続している。また、コイル45の第2端である面内コイル導体44Aの一端は、基材層41〜43に形成された層間接続導体により、端子電極41Bに接続している。
基材層42〜44には、ダミーパターン51A,51B,52A,52B,53A,53Bが形成されている。これらダミーパターン51A〜53Bは、基材層42〜44それぞれにおいて、面内コイル導体42A,43A,44Aが形成された主面と同じ主面に形成されている。
ダミーパターン51A,51Bは、面内コイル導体42Aを間に挟むよう、X方向における基材層42の端部に沿って形成されている。ダミーパターン52A,52Bは、面内コイル導体43Aを間に挟むよう、X方向における基材層43の端部に沿って形成されている。ダミーパターン53A,53Bは、面内コイル導体44Aを間に挟むよう、X方向における基材層44の端部に沿って形成されている。ダミーパターン51A〜53Bは、コイル45を含む、他の素子とは電気的に独立している。
このように構成された電磁石2の直上には、X方向に変位可能な永久磁石100が設けられている。この永久磁石100は、電磁石2からの磁界(電磁力)により、X方向に変位する。そして、ダミーパターン51A〜53Bは、実施形態1と同様、コイル45に流れる電流の変化時において、コイル45から生じる磁界の磁界シールドとして機能することにより、該磁界のZ方向における強度を強めるための磁界シールドとして機能する。
この例では、ダミーパターン51A〜53Bは、X方向に沿って設けられており、永久磁石100が変位しないY方向には設けられていない。このため、実施形態1に比べ、形成するダミーパターンを少なくできる。この結果、ダミーパターンの形成スペースを削除でき、基材層41〜44のサイズをより小さくできる。
なお、ダミーパターン51A〜53A、及びダミーパターン51B〜53Bは、それぞれZ方向に重なる位置に形成し、実施形態1と同様に、ダミーパターン51A〜53Aを基材層42,43に形成した層間接続導体により接続し、ダミーパターン51B〜53Bを基材層42,43に形成した層間接続導体により接続してもよい。
また、面内コイル導体42A,43A,44A、ダミーパターン51A〜53A、及びダミーパターン51B〜53Bは、基材層41〜44の応力分散のために、応力分散部が形成されていてもよい。図11は、応力分散部を形成した面内コイル導体、及びダミーパターンの一例を示す図である。図11では、図10の基材層42を例に説明する。
例えば、面内コイル導体42A及びダミーパターン51Bは、複数の直線状部分を含んで巻線状に形成されているが、その直線状部分に、屈曲させた折れ曲がり部42B,51Cを形成してもよい。面内コイル導体42Aの折れ曲がり部42Bは、隣接して配置されたダミーパターン51Bから離れる方向に突出するように折れ曲がっている。ダミーパターン51Bの折れ曲がり部51Cは、隣接して配置された面内コイル導体42Aから離れる方向に突出するように折れ曲がっている。なお、折れ曲がり部42Bおよび51Cを、それぞれ、ダミーパターン51Bに近づく方向および面内コイル導体42Aに近づく方向に突出するように折れ曲がっていてもよい。また、面内コイル導体42A及びダミーパターン51Bは、直線状部分が延びる方向に直交する方向の幅が、他の部分よりも広い拡幅部42C,51Dを有するようにしてもよい。これら応力分散部は、面内コイル導体及びダミーパターンの複数個所に形成してもよいし、一か所にのみ形成してもよい。
応力分散部を設けることにより、基材層41〜44を積み重ね、加熱及び加圧処理を行う際に樹脂の流動に伴う応力を分散できる。このため、製造工程時に、面内コイル導体及びダミーパターンが樹脂の流動に伴い積層方向に傾き、互いに接触(短絡)し、コイル45の特性が得られなくなるおそれを防止できる。また、基材層41〜44のねじれにより、面内コイル導体又はダミーパターンがねじれることで、面内コイル導体とダミーパターンとが短絡(接触)又は破損するおそれを防止できる。なお、面内コイル導体42Aの角部(屈曲部)など、非直線状部分については、直線状部分に比べて傾きにくいため、直線状部分に応力分散部を設けることが効果的である。
なお、応力分散部は、実施形態1に係る電磁石1に適用してもよい。
(実施形態3)
図12は、実施形態3に係る電磁石の正面断面図である。この例では、電磁石3は積層体70を備えている。この積層体70は、複数の絶縁性の基材層が積層一体化されている。基材層は、LCP樹脂等の可撓性熱可塑性樹脂であり、積層体70は、これら基材層が加熱プレスされることで形成されている。
積層体70は、Z方向における同一端部側に、Z方向における高さが異なる第1主面70Aと第2主面70Bとを備えている。すなわち、積層体70は段差を有している。第1主面70A側には、コイル60が形成されている。コイル60は、実施形態1,2と同様、積層体70の各基材層の一方主面に面内コイル導体が形成されていて、これら面内コイル導体が層間接続導体により接続されて形成している。
積層体70の第2主面70Bには、外部素子80を実装するための端子80Aが設けられている。コイル60は、一端が接続導体60Aを介して外部素子80に接続されている。
また、コイル60の外側には、ダミーパターン61A,61Bが形成されている。ダミーパターン61Bは、積層体70の段差部分であって、第2主面70B側に形成されている。仮に、ダミーパターン61Bが形成されていない場合、第1主面70Aと第2主面70Bとの境部分は樹脂のみで形成される。このため、一体形成時に破損するおそれがある。そこで、内部にダミーパターン61Bを設けることで、電磁石3の磁界強度を強めるだけでなく、段差部分の形状保持が可能となる。
また、第1主面70Aが他の素子を実装する実装面となる場合であっても、段差部分の形状が保持されることで、第1主面70Aを平坦にでき、他の素子が実装できない、又は、他の素子が第1主面70Aから浮いた状態で実装されるといった不具合を防止できる。
(実施形態4)
図13は、実施形態4に係る電磁石4の斜視図である。図14は、実施形態4に係る電磁石4の分解図である。
電磁石4は積層体71を備えている。この積層体71は絶縁性の基材層71A,71B,71C,71Dが積層一体化されている。基材層71A,71B,71C,71Dは、LCP樹脂(液晶ポリマ樹脂)等の可撓性を有する熱可塑性樹脂からなる。積層体70は、これら基材層71A,71B,71C,71Dが加熱プレスされることで互いに熱溶着され形成されている。なお、図14では、4つの基材層のみ記載しているが、積層体71の積層数はこれに限定されない。
積層体70には4つのコイル72,73,74,75が形成されている。コイル72,73,74,75は、基材層71Aの主面に設けられた面内コイル導体72A,73A,74A,75Aと、基材層71Bの主面に設けられた面内コイル導体72B,73B,74B,75Bと、基材層71Cの主面に設けられた面内コイル導体72C,73C,74C,75Cと、基材層71Dの主面に設けられた面内コイル導体72D,73D,74D,75Dとが、不図示の層間接続導体により接続されて、形成されている。
面内コイル導体72A,73A,74A,75Aは、基材層71Aのコイル形成領域A11,A12,A13,A14に形成されている。面内コイル導体72B,73B,74B,75Bは、基材層71Bのコイル形成領域A21,A22,A23,A24に形成されている。面内コイル導体72C,73C,74C,75Cは、基材層71Cのコイル形成領域A31,A32,A33,A34に形成されている。面内コイル導体72D,73D,74D,75Dは、基材層71Dのコイル形成領域A41,A42,A43,A44に形成されている。
基材層71A,71B,71C,71Dそれぞれの主面には、コイル形成領域以外の領域にダミーパターン76A,76B,76C,76Dが形成されている。ダミーパターン71A,71B,71C,71Dは、不図示の層間接続導体により接続されている。これらダミーパターン71A,71B,71C,71Dは、コイル72〜75を含む、他の素子とは電気的に独立している。そして、実施形態1で説明したように、ダミーパターン71A,71B,71C,71Dは、コイル72〜75に流れる電流の変化時において、コイル72〜75から生じる磁界の磁界シールドとして機能することにより、該磁界の強度が強まる。
積層体71には、積層方向に貫通する開口77Aが形成されている。開口77Aは、平面視で、4つのコイル72〜75により囲まれるように、形成されている。この開口77Aには、後述するカメラレンズが挿入される。また、積層体71には、開口77Aから外縁に延びた切欠き77Bが形成されている。切欠き77Bは、4つのコイル72〜75が形成されていない領域に形成されている。
基材層71A,71B,71C,71Dは熱可塑性樹脂である。このため、基材層71A,71B,71C,71Dを積層して、加熱プレスして一体化した場合、積層体71は、コイル72〜75及びダミーパターンと、基材層71A,71B,71C,71Dとの間で熱膨張係数差に起因して内部応力が発生する。この内部応力によりプレス圧を解放した際、積層体71に反りが発生する。そこで、積層体71に切欠き77Bを形成することで、切欠き77Bにおいて内部応力を解放でき、積層体71の反りを抑制することができる。
なお、切欠き77Bを形成する位置は、コイル72〜75が形成されていない領域であれば、適宜変更可能である。例えば、図13及び図14では、切欠き77Bは、開口77Aと、積層体71の長辺側外縁との間に形成されているが、開口77Aと積層体71の短辺側外縁との間に形成されてもよい。この場合、切欠きの長さが長くなるため、加熱プレス時に発生する内部応力をより開放できる。
また、電磁石4が有するコイルの数は4つに限らず、複数であればよい。また、コイル72〜75を形成する位置は、開口77Aを囲う位置であれば特に限定されない。
この電磁石4の製造方法は、以下のとおりである。
まず、熱可塑性樹脂の基材シートの一方の面に銅箔を貼り付ける、または片面銅貼シートを用意する。形成する面内コイル導体及びダミーパターンのパターンに応じて、銅箔上にレジスト膜のパターニングを行う。そして、エッチングを行って各パターンを形成し、レジスト膜を除去する。そして、基材シートの他方の面(銅箔を貼り付けていない面)から、層間接続導体を形成する各箇所にレーザ光を照射して孔を形成し、その孔にSu,Cu,Ni,Ag等を含む導電性ペーストを充填する。
形成した基材シートを重ねる。このとき、各基材シートは、各パターンを形成した主面に重ねる。積み重ねた基材シートに対して、加熱及び加圧処理(加熱プレス)を行い、これらを接着する。基材シートは熱可塑性樹脂であるので、接着剤を使用しなくてもよく、また、硬化時における破損(割れ)を抑制できる。積層した基材シートを加熱プレスした後、開口77A及び切欠き77Bを形成する。これにより、電磁石4が形成される。積層した基材シートの加熱プレス後に開口77A及び切欠き77Bを設けことで、加熱プレス時の樹脂流れによる型崩れが抑制され、導体の短絡が起こりにくい。
なお、開口77A及び切欠き77Bの形成は、積層した基材シートを加熱プレスした後でなくてもよい。すなわち、基材シートそれぞれに開口及び切欠きを形成してから、それら基材シートを積層し、加熱プレスするようにしてもよい。
この電磁石4は、実施形態1と同じように、コイル72〜75の直上に永久磁石を設けることで、所謂ボイスコイルモータに用いることができる。以下に、その手振れ補正用のボイスコイルモータを備えたカメラモジュールについて説明する。
図15は、本実施形態に係る電磁石4を備えたカメラモジュール210の平面視、及びB−B線の断面図である。このカメラモジュール210は、本発明に係る「カメラレンズ駆動装置」の一例である。
カメラモジュール210は、電磁石4とフレーム211とを備えている。電磁石4は、フレーム211との間に隙間(例えば、500μm以下)を設けて、フレーム211の下方に配置されている。そして、電磁石4とフレーム211とはワイヤ215で連結されている。フレーム211は、変位可能となっていて、ワイヤ205によってその変位が制限されている。
図13で説明したように、電磁石4は開口77Aを有している。フレーム211は、平板部分の中心に不図示の穴が形成されていて、この穴は電磁石4の開口77Aと重なっている。レンズホルダ212は、フレーム211の穴と、電磁石4の開口77Aとに挿入され、フレーム211の穴部分で固定されている。レンズホルダ212はカメラレンズ213を保持している。すなわち、カメラレンズ213は、電磁石4の開口77Aの内側の範囲内で、レンズホルダ212及びフレーム211と共に変位するようになっている。
また、フレーム211の平板部分には、レンズホルダ212を四方から囲むように、永久磁石100A,100B,100C,100Dが設けられている。これら永久磁石100A,100B,100C,100Dは、電磁石4が有するコイル72〜75の直上に位置するよう設けられている。
なお、カメラレンズ213等の変位については、図8と同様であるため、説明は省略する。
このように、本実施形態では、アクチュエータとして機能するコイル72〜75が一体で形成されているため、コイル72〜75を個別に生成してカメラモジュール210に用いた場合と比べ、配置時の位置ズレを抑制できる。また、電磁石は、加熱プレス時に生じるそりを抑制できるため、電磁力の発生方向にズレが生じないようにできる。これにより、カメラモジュール210のカメラレンズ213を精度よく変位させることができ、精度の良い手振れ補正が可能となる。
1,1A,2,3,4…電磁石
10…積層体
11,12,13,14…基材層
11A,11B…端子電極
12A,13A,14A…面内コイル導体(巻線状導電パターン)
20…コイル
21,22,23…ダミーパターン
31,32,33,34…層間接続導体
40…積層体
41,42,43,44…基材層
41A,41B…端子電極
42A,43A,44A…面内コイル導体(巻線状導電パターン)
45…コイル
51A,51B,52A,52B,53A,53B…ダミーパターン
60…コイル
60A…接続導体
61A,61B…ダミーパターン
70,71…積層体
70A…第1主面
70B…第2主面
71A,71B,71C,71D…基材層
72,73,74,75…コイル
76A,76B,76C,76D…ダミーパターン
80…外部素子
80A…端子
100,100A,100B,100C,100D…永久磁石
101…フレキ基板
200,210…カメラモジュール
201,211…フレーム
202,212…レンズホルダ
203,213…カメラレンズ
205,215…ワイヤ

Claims (17)

  1. 絶縁体基材層を含む基体と、
    前記絶縁体基材層に形成された巻線状導電パターンにより構成されたコイルと、
    平面視で、前記絶縁体基材層の前記コイルの外側の位置において、少なくとも前記コイルの一部に沿って形成され、電気的に独立したダミーパターンと、
    を備える電磁石。
  2. 前記基体は、複数の前記絶縁体基材層が積層された積層体を含む、請求項1に記載の電磁石。
  3. 前記ダミーパターンは、前記巻線状導電パターンが形成された前記絶縁体基材層と同一層に形成されている、
    請求項2に記載の電磁石。
  4. 前記ダミーパターンは、複数の前記絶縁体基材層に形成されている、
    請求項2又は3に記載の電磁石。
  5. 前記ダミーパターンは、前記巻線状導電パターンが形成された全ての前記絶縁体基材層に形成されている、
    請求項4に記載の電磁石。
  6. 前記積層体の積層方向において、前記ダミーパターンの上又は下に位置する絶縁体基材層には、前記ダミーパターンに接続され、前記積層方向に延びる導体が形成されている、
    請求項2から5の何れかに記載の電磁石。
  7. 前記ダミーパターンは、複数の前記絶縁体基材層に形成され、
    前記積層方向に延びる導体は、異なる前記絶縁体基材層に形成された前記ダミーパターンを互いに接続している、
    請求項6に記載の電磁石。
  8. 前記絶縁体基材層は、熱可塑性樹脂からなり、
    前記巻線状導電パターンは、平面視で複数の直線状部分を含んで巻線状に形成されており、
    前記巻線状導電パターンの前記直線状部分及び前記直線状部分に沿って形成された前記ダミーパターンの少なくとも一方には、平面視で、折れ曲がり部、又は、前記直線状部分が延びる方向に直交する方向の幅が前記直線状部分の他の部分よりも広い拡幅部を有している、
    請求項2から7の何れかに記載の電磁石。
  9. 前記積層体は積層方向の厚みが異なる段差部を有し、
    前記ダミーパターンは、前記段差部を形成する前記積層体の厚みが大きい部分において前記段差部の近傍に形成されている、
    請求項2から8の何れかに記載の電磁石。
  10. 前記ダミーパターンは、
    平面視で、少なくとも前記コイルを挟み込むように設けられている、
    請求項2から9の何れかに記載の電磁石。
  11. 前記ダミーパターンは、平面視で、前記コイルを内側に囲うように設けられている、
    請求項10に記載の電磁石。
  12. 前記ダミーパターンは、平面視で、前記コイルを内側に囲うように環状に形成されている、
    請求項11に記載の電磁石。
  13. 前記絶縁体基材層は可撓性樹脂基材層である、請求項2から12の何れかに記載の電磁石。
  14. 前記積層体は積層方向に貫通する開口を有し、
    前記コイルは前記開口の周囲に複数設けられ、
    前記積層体は、前記コイルが設けられていない位置に、前記開口から外縁に延びた切欠きを有している、
    請求項13に記載の電磁石。
  15. 請求項14に記載の電磁石と、
    カメラレンズと、
    前記カメラレンズを保持し、前記電磁石が有する前記開口に挿入されたレンズホルダと、
    複数の前記コイルそれぞれと重なる位置に配置され、前記電磁石の電磁力により移動する複数の永久磁石と、
    を備えた、カメラレンズ駆動装置。
  16. 熱可塑性樹脂からなる複数の絶縁体基材層が積層された積層体に、積層方向に貫通する開口が形成された電磁石の製造方法であって、
    前記熱可塑性樹脂からなる複数の絶縁体基材層を積層する工程と、
    前記複数の絶縁体基材層のうちの少なくとも1つに前記開口を囲むように複数の前記巻線状導体パターンを形成する工程と、
    前記複数の絶縁体基材層のうちの少なくとも1つに、平面視で前記巻線状導体パターンの外側で少なくとも前記巻線状導体パターンの一部に沿うように電気的に独立したダミーパターンを形成する工程と、
    前記複数の絶縁体基材層に、前記積層方向に貫通する前記開口、及び前記開口から外縁に延びる切欠きを形成する工程と、
    積層した前記複数の絶縁体基材層を加熱及び加圧して一体化する工程と、
    を備える電磁石の製造方法。
  17. 前記切欠きを形成する工程は、前記一体化する工程において前記複数の絶縁体基材層を一体化した後に、前記開口及び前記切欠きを形成する工程を含む、
    請求項16に記載の電磁石の製造方法。
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