JPWO2014188670A1 - 空調機の制御方法、空調制御システム、ナビゲーション装置、及び制御装置 - Google Patents
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Abstract
ナビゲーション装置(100)は、ナビゲーション装置(100)を利用するユーザが自宅に到着する時刻を推測し、推測した到着予想時刻をユーザのユーザ識別子と対応付けて制御装置(203)に送信する。制御装置(203)は、複数のナビゲーション装置(100)から到着予想時刻を受信した場合、前記自宅に最も早く到着すると推測される最先ユーザの到着予想時刻に、自宅の室内の温度を所定の目標温度にするための予約指示を空調機(201)に送信し、空調機(201)は、送信された予約指示にしたがって起動する。
Description
本開示は、遠隔地から空調機を制御する技術に関するものである。
従来より、エアコンや空気清浄機等の空調機には、ユーザが希望する時刻に合わせて空調機を動作させるためのタイマーが備えられている。例えば、エアコンの場合、ユーザは、帰宅予定時刻の10分前等の所望の時刻をタイマーに設定することで、帰宅時刻に自宅の室内の温度が快適温度になるように空調機を起動させることが可能である。
タイマーを備えた従来の空調機において、帰宅時刻に室内の温度が快適温度になるように空調機の運転を開始させたい場合、ユーザは外出前に自分の帰宅時刻を予想し、予想した帰宅予想時刻の少し前の時刻をタイマーに設定する必要があった。しかし、例えば車で外出した場合には、渋滞などが原因で、帰宅予想時刻と実際に帰宅する時刻とにズレが生じる場合が少なくなかった。
そこで、例えば、特許文献1では、利用者が所持する携帯情報端末から予め設定された帰宅時刻を変更する旨の電子メールを受信した場合、予め設定された帰宅時刻を変更し、変更後の帰宅時刻の所定時間前になると、空調機を稼働させる技術が開示されている。
また、特許文献2には、車載用のナビゲーション装置が、空調機に対してナビゲーション動作に連動した動作指示を与え、空調機の動作状態を制御する技術が開示されている。詳細には、特許文献2には、ナビゲーション装置が、空調機の設置場所に至るまでの走行経路を設定し、設定した走行経路に沿って車両が走行した場合の設置場所への到着タイミングを考慮した動作指示を空調機に与える技術が開示されている。
また、特許文献3には、自宅に向かうユーザに対して、自宅に設置されたエアコンの起動タイミングとなった場合に、当該エアコンを起動するか否かをユーザに問い合わせ、ユーザがエアコンの起動を選択した場合、エアコンを起動させる。そして、ユーザの自宅への到着が遅れる要因を検出した場合、ユーザに対してエアコンの起動を停止するか否かを問い合わせ、ユーザが起動の停止を選択した場合、エアコンの起動を停止させる技術が開示されている。
しかしながら、上記のいずれの技術においても、複数のユーザが外出先から自宅のエアコンを制御することが想定されていないため、更なる改善の余地がある。
本開示の一態様による空調機の制御方法は、ユーザを自宅まで案内するナビゲーション装置と、前記自宅に設置された空調機を制御する制御装置と、前記空調機とを備える空調制御システムにおける空調機の制御方法であって、
前記ナビゲーション装置は、前記ナビゲーション装置を利用するユーザが前記自宅に到着する時刻を推測し、前記推測した到着予想時刻を前記ユーザのユーザ識別子と対応付けて前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、複数のナビゲーション装置から前記到着予想時刻を受信した場合、前記自宅に最も早く到着すると推測される最先ユーザの到着予想時刻に、前記自宅の室内の温度を所定の目標温度にするための予約指示を前記空調機に送信し、
前記空調機は、前記送信された予約指示にしたがって起動する。
前記ナビゲーション装置は、前記ナビゲーション装置を利用するユーザが前記自宅に到着する時刻を推測し、前記推測した到着予想時刻を前記ユーザのユーザ識別子と対応付けて前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、複数のナビゲーション装置から前記到着予想時刻を受信した場合、前記自宅に最も早く到着すると推測される最先ユーザの到着予想時刻に、前記自宅の室内の温度を所定の目標温度にするための予約指示を前記空調機に送信し、
前記空調機は、前記送信された予約指示にしたがって起動する。
(発明の基礎となった知見)
従来より、外出先から、ユーザの自宅の電化製品を遠隔操作することが検討されている。例えば、ユーザの携帯電話を通信回線を介してエアコンに接続させ、希望の温度を携帯電話で設定させ、電化製品を稼働させる技術が知られている(特許文献1)。しかし、この技術では、利用する毎にユーザに対して煩雑な操作を強いるという課題があった。
従来より、外出先から、ユーザの自宅の電化製品を遠隔操作することが検討されている。例えば、ユーザの携帯電話を通信回線を介してエアコンに接続させ、希望の温度を携帯電話で設定させ、電化製品を稼働させる技術が知られている(特許文献1)。しかし、この技術では、利用する毎にユーザに対して煩雑な操作を強いるという課題があった。
また、ユーザが予め起動条件を設定しておくことにより、到着予想時刻の所定時間前の時点や、ユーザの自宅からの距離が所定距離以内になった時点で空調機に対して運転の開始を指示する技術も知られている(特許文献2)。この技術では、ユーザが自宅に近づいたときに、自動的にエアコンを起動させることができる。しかし、この技術では、自宅の室温やエアコンの設定温度などが考慮されていないため、自宅の室内を無駄に冷やしてしまったり、ユーザの帰宅時に室内が適温になっていない場合があった。更に、ユーザは、感覚的に時間や距離を設定しなければならないため、煩わしい思いをすることがあった。
また、ユーザに対して、自宅からの距離が所定距離以下になった場合に、エアコンの起動を確認する画面をユーザのナビゲーション装置に表示させたり、渋滞などで帰宅時刻が遅れる可能性が生じた場合に、エアコンの停止を確認する画面をユーザのナビゲーション装置に表示させたりする技術も知られている(特許文献3)。しかしながら、この技術では、複数のユーザが外出先から自宅のエアコンを制御することが想定されていない。そのため、あるユーザが自宅から出発し、別のあるユーザが自宅に向かっている場合には、エアコンの起動や停止を確認する画面が、想定しないタイミングでナビゲーション装置に表示される可能性があった。
そこで、本開示の目的は、上記の課題を解決するものであり、特に、複数のユーザが外出している場合であっても、ユーザの帰宅時刻には適切な温度で空調機を稼働させることができる技術を提供することである。
このような課題を解決するために、本開示の一態様による空調機の制御方法は、ユーザを自宅まで案内するナビゲーション装置と、前記自宅に設置された空調機を制御する制御装置と、前記空調機とを備える空調制御システムにおける空調機の制御方法であって、前記ナビゲーション装置は、前記ナビゲーション装置を利用するユーザが前記自宅に到着する時刻を推測し、前記推測した到着予想時刻を前記ユーザのユーザ識別子と対応付けて前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、複数のナビゲーション装置から前記到着予想時刻を受信した場合、前記自宅に最も早く到着すると推測される最先ユーザの到着予想時刻に、前記自宅の室内の温度を所定の目標温度にするための予約指示を前記空調機に送信し、
前記空調機は、前記送信された予約指示にしたがって起動する。
前記制御装置は、複数のナビゲーション装置から前記到着予想時刻を受信した場合、前記自宅に最も早く到着すると推測される最先ユーザの到着予想時刻に、前記自宅の室内の温度を所定の目標温度にするための予約指示を前記空調機に送信し、
前記空調機は、前記送信された予約指示にしたがって起動する。
この態様では、複数のユーザが自宅に向かっており、複数のナビゲーション装置から到着予想時刻が送信された場合であっても、最先ユーザの到着予想時刻に合わせて空調機に予約指示が送信される。そのため、最先ユーザが帰宅した際に、自宅の温度が目標温度になっていないことを防止できる。
上記態様において、前記ナビゲーション装置は、前記到着予想時刻を変更した場合、前記変更後の到着予想時刻を前記ユーザ識別子と対応付けて前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記送信された前記変更後の到着予想時刻を用いて、前記最先ユーザの到着予想時刻を更新してもよい。
前記制御装置は、前記送信された前記変更後の到着予想時刻を用いて、前記最先ユーザの到着予想時刻を更新してもよい。
この場合、渋滞などで自宅への到着時刻がずれても、それにあわせて自宅の空調機の起動タイミングや設定温度を制御できる。
上記態様において、前記制御装置は、複数のユーザのユーザ識別子と各ユーザが希望する空調機の設定温度とが対応付けられた管理データを用いて、前記最先ユーザが希望する設定温度を前記目標温度として決定してもよい。
この場合、最先ユーザが帰宅したときに室温を最先ユーザの好みの温度にすることができる。
前記管理データには、各ユーザが前記空調機を利用している前記自宅の部屋の部屋識別子が更に登録され、
前記制御装置は、前記管理データを用いて、前記最先ユーザに対応する部屋を決定し、前記決定した部屋に設置された前記空調機に前記予約指示を送信してもよい。
前記制御装置は、前記管理データを用いて、前記最先ユーザに対応する部屋を決定し、前記決定した部屋に設置された前記空調機に前記予約指示を送信してもよい。
この場合、最先ユーザが帰宅した際、最先ユーザの部屋の室温が最先ユーザの好みの温度にされる。そのため、ユーザは、自身の部屋を指定する操作を入力しなくても、自身の部屋の温度を自身の好みの温度にすることができる。
上記態様において、前記制御装置は、前記ユーザが前記自宅のどの部屋に所在しているかを時間帯別に示す行動パターンデータを用いて、前記最先ユーザの到着予想時刻に前記最先ユーザが所在する部屋を特定し、前記特定した部屋に設置された空調機に前記予約指示を送信してもよい。
この場合、ユーザは、到着予想時刻において、自身が所在する部屋を指定する操作を入力しなくても、所望する空調機に起動予約を行うことができる。
上記態様において、前記制御装置は、前記空調機に前記予約指示を送信した場合、前記最先ユーザの到着予想時刻及び前記目標温度を含む設定通知を前記最先ユーザの前記ナビゲーション装置に通知してもよい。
この場合、最先ユーザのナビゲーション装置には、到着予想時刻及び目標温度を含む設定通知が通知されるため、帰宅途中の最先ユーザに対して、自身の到着予想時刻に合わせて起動予約が行われたことを通知できる。
上記態様において、前記制御装置は、前記空調機に前記予約指示を送信した場合、前記最先ユーザの到着予想時刻及び前記目標温度を含む設定通知を前記最先ユーザ以外の他のユーザの前記ナビゲーション装置に通知してもよい。
この場合、他のユーザのナビゲーション装置には、最先ユーザの到着予想時刻及び目標温度を含む設定通知が通知されるため、帰宅途中の他のユーザに対して、最先ユーザの到着予想時刻に合わせて起動予約が行われたことを通知できる。
前記制御装置は、前記空調機の稼働状態を監視し、前記稼働状態の変化を検知した場合、前記変化を示す状態変化通知を前記ナビゲーション装置に送信してもよい。
この場合、ユーザは、自宅の空調機の稼働状況の変化を確認できる。
前記制御装置は、前記予約指示の送信後に、前記自宅の室内の温度を測定する温度センサにより前記室内の温度の変化が検知され、前記空調機により前記空調機の起動時刻が変更された場合、前記検知された温度、前記変更後の起動時刻、及び前記目標温度を含む変更通知を前記ナビゲーション装置に送信してもよい。
この場合、室内の温度が変化し、エアコンが起動タイミングや設定温度を変更した場合、そのことが、ナビゲーション装置に通知されるので、最先ユーザ及びその他のユーザは、この変更の事実を認識できる。
前記制御装置は、前記予約指示を送信する際、前記自宅の室内の温度を測定する温度センサにより検知された前記室内の温度と前記目標温度との温度差が所定の許容値を超える場合、前記最先ユーザの到着予想時刻に前記目標温度にできないことを示す不可能通知を前記ナビゲーション装置に通知してもよい。
この場合、最先ユーザの到着予想時刻に室内の温度を目標温度にできないことが帰宅途中のユーザに通知されるため、最先ユーザが帰宅した際に、室内の温度が目標温度になっていないことに対する最先ユーザのストレスを緩和させることができる。
前記ナビゲーション装置は、前記設定通知を受信した場合、前記空調機の予約をキャンセルするか否かを前記ユーザに選択させるための確認画面をディスプレイに表示し、前記ユーザにより前記キャンセルが選択された場合、キャンセル通知を前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記キャンセル通知を受信した場合、前記キャンセルしたユーザ以外のユーザの中から前記最先ユーザを決定してもよい。
前記制御装置は、前記キャンセル通知を受信した場合、前記キャンセルしたユーザ以外のユーザの中から前記最先ユーザを決定してもよい。
この態様によれば、変更後の起動タイミングや設定温度を確認したユーザは、他のユーザの予約を優先した方がよいと考えた場合、自身の予約をキャンセルできる。そのため、以後、このユーザは、自身を除外して最先ユーザを選定させることができる。
上記態様において、前記ナビゲーション装置は、前記状態変化通知を受信した場合、前記空調機の起動を中止するか否かを前記ユーザに選択させるための確認画面をディスプレイに表示し、前記ユーザにより起動の中止が選択された場合、起動中止の指示を前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記起動中止の指示を受信した場合、前記空調機の起動を中止してもよい。
前記制御装置は、前記起動中止の指示を受信した場合、前記空調機の起動を中止してもよい。
この場合、ユーザは必要に応じて、空調機を起動したり停止したりすることができる。例えば、空調機に予約を入れた状態において、家族が自宅に戻り空調機の電源を入れた場合には、起動予定の状態を解除することが可能である。また、到着予想時刻に近づき、空調機が起動しているときに、自宅の家族が空調機の電源を切った場合には、帰宅途中のユーザは、再度、空調機の電源を入れることができる。また、空調機のエネルギーの無駄な消費を削減できる。
上記態様において、前記制御装置は、前記変更通知を受信した場合、前記空調機の予約をキャンセルするか否かを前記ユーザに選択させるための確認画面をディスプレイに表示し、前記ユーザにより前記キャンセルが選択された場合、キャンセル通知を前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記キャンセル通知を受信した場合、前記キャンセルしたユーザ以外のユーザの中から前記最先ユーザを決定してもよい。
前記制御装置は、前記キャンセル通知を受信した場合、前記キャンセルしたユーザ以外のユーザの中から前記最先ユーザを決定してもよい。
この態様によれば、変更後の起動タイミングや設定温度を確認したユーザは、他のユーザの予約を優先した方がよいと考えた場合、自身の予約をキャンセルできる。そのため、以後、このユーザは、自身を除外して最先ユーザを選定させることができる。
前記ナビゲーション装置は、前記不可能通知を受信した場合、前記空調機の予約をキャンセルするか否かを前記ユーザに選択させるための確認画面をディスプレイに表示し、前記ユーザにより前記キャンセルが選択された場合、キャンセル通知を前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記キャンセル通知を受信した場合、前記キャンセルしたユーザ以外のユーザの中から前記最先ユーザを決定してもよい。
前記制御装置は、前記キャンセル通知を受信した場合、前記キャンセルしたユーザ以外のユーザの中から前記最先ユーザを決定してもよい。
この態様によれば、最先ユーザの到着予想時刻に目標温度にできないことが通知されたユーザは、他のユーザの予約を優先した方がよいと考えた場合、自身の予約をキャンセルできる。そのため、以後、このユーザは、自身を除外して最先ユーザを選定させることができる。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。またすべての実施の形態において、各々の内容を組合せることもできる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における空調制御システムの全体構成を示す図である。空調制御システムは、ナビゲーション装置100及び家庭内ネットワーク200を含む。ナビゲーション装置100としては、例えば、車に搭載されるカーナビゲーションシステムあるいはナビゲーション機能を搭載するスマートフォンなどが採用できる。また、家庭内ネットワーク200は、自宅にあるエアコンや除湿器などの空調機、及び炊飯器や電子レンジなどの調理機器などが接続されたネットワークである。そして、公衆回線網300は、例えば、携帯電話の通信網や、無線LANの通信網などであり、ナビゲーション装置100と家庭内ネットワーク200とを接続する。
図1は、本発明の実施の形態1における空調制御システムの全体構成を示す図である。空調制御システムは、ナビゲーション装置100及び家庭内ネットワーク200を含む。ナビゲーション装置100としては、例えば、車に搭載されるカーナビゲーションシステムあるいはナビゲーション機能を搭載するスマートフォンなどが採用できる。また、家庭内ネットワーク200は、自宅にあるエアコンや除湿器などの空調機、及び炊飯器や電子レンジなどの調理機器などが接続されたネットワークである。そして、公衆回線網300は、例えば、携帯電話の通信網や、無線LANの通信網などであり、ナビゲーション装置100と家庭内ネットワーク200とを接続する。
このような構成によって、ナビゲーション装置100は、公衆回線網300を介して、家庭内ネットワーク200に接続し、情報の送受信などを行うことが可能である。なお、図1には、二つのナビゲーション装置100を示しているが、二つに限定しているわけではない。図1では、3台以上の複数台のナビゲーション装置100が公衆回線網300を介して家庭内ネットワーク200に接続する可能性もあり得る。例えば、家族の一人が車に搭載されたナビゲーション装置100から公衆回線網300を介して家庭内ネットワーク200に接続し、別の一人がナビゲーション機能が搭載されたスマートフォンであるナビゲーション装置100から公衆回線網300を介して家庭内ネットワーク200に接続する構成もあり得る。
このような構成によって、ユーザは、ナビゲーション装置100を操作して、離れた場所にある家庭内ネットワーク200内のエアコンなどの空調機を操作することができる。また、家庭内ネットワーク200内のエアコンなどの空調機に関する情報を、ユーザのナビゲーション装置100に通知することも可能である。
なお、図1の例では、ナビゲーション装置100及び家庭内ネットワーク200が、公衆回線網300を介して接続される構成を示したが、本実施の形態はこの構成に限定されない。例えば、公衆回線網300にサーバを配置し、ナビゲーション装置100が前記サーバと接続し、前記サーバが家庭内ネットワーク200と接続する構成が採用されてもよい。或いは、家庭内ネットワーク200が前記サーバと接続し、前記サーバがナビゲーション装置100と接続する構成が採用されてもよい。
次に上記空調制御システムにおける情報の流れを説明する。
図2は、本発明の実施の形態1におけるナビゲーション装置100の具体的な構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置100は、表示部101、操作部102、データ記憶部103、位置算出部104、経路探索部105(推測部の一例)、及び通信部106(第1通信部の一例)を備える。
表示部101は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイで構成され、様々な情報を表示する。例えば、表示部101は、アイコン、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、画像、及び映像などの各種情報を表示する。
操作部102は、ナビゲーション装置100に加え、更に、家庭内ネットワーク200のエアコンなどを操作するために用いられる。例えば、操作部102は、物理的な操作ボタンや音声入力用のマイクなどで構成される。また、操作部102は、ユーザが表示部101の表面に触れて、ユーザの意思を伝えるタッチディスプレイで構成されてもよい。
データ記憶部103は、ハードディスクやメモリで構成され、様々なデータを記憶する。例えば、データ記憶部103は、ユーザを識別する識別子、及び道路や施設などの情報を含む地図データなどを記憶する。地図データには、道路に関するリンクデータ、ノードデータ、及び経路を探索するための探索データなどのデータが含まれる。更に、地図データには、ユーザの自宅、勤務地、及び頻繁に利用する店舗などの施設名や住所などの情報も含まれる。
位置算出部104は、例えば、GPS衛星の情報や無線電波などの情報を用いて、ナビゲーション装置100の現在位置を算出する。この現在位置がナビゲーション装置100を利用するユーザの現在位置となる。
経路探索部105は、データ記憶部103に保存された地図データを用いて、現在位置から目的地までの経路を探索する。そして、経路探索部105は、探索した経路を用いて目的地にユーザが到着する到着予想時刻を推測する。データ記憶部103に記憶されたユーザの自宅を目的地に設定することで、ユーザは、いつでも、ナビゲーション装置100に、現在地から自宅までの経路を探索させ、自宅に到着する到着予想時刻を推測させることができる。ここで、経路探索部105は、例えば、A*アルゴリズムやダイクストラ等のアルゴリズムを用いて経路を探索すればよい。
なお、地図データは、データ記憶部103に必ず記憶される必要はない。例えば、遠隔地にあるサーバに地図データを保存させ、公衆回線網300を介して、ナビゲーション装置100に地図データを受信させる構成が採用されてもよい。通信部106は、公衆回線網300を介して、他の機器やネットワークと通信する。ナビゲーション制御部107は、ナビゲーション装置全体の制御を行うものである。例えば、ナビゲーション制御部107は、位置算出部104が算出した現在位置付近の地図画面上に、経路探索部105が算出した現在位置から自宅までの経路をオーバラップさせた画面を表示部101に表示させる。
図3は、本発明の実施の形態1における家庭内ネットワーク200の具体的な構成例を示すブロック図である。
家庭内ネットワーク200には、エアコン201、及び除湿器などの空調機に加えて、炊飯器、テレビなどの家電機器が存在する。図3では、空調機を代表してエアコン201が示されている。但し、これは一例あり、空調機はエアコン201に限定されず、除湿器、空気清浄機、或いは加湿器などであってもよい。また、エアコン201は、室温を測定するために温度センサ202を備え、温度センサ202が検知した室温と、ユーザが指定した温度とを基に適切な空調制御を行う。なお、温度センサ202は、必ずしもエアコン201が備える必要はない。例えば、温度センサ202を制御装置203に設け、エアコン201が制御装置203と通信して、温度センサ202により検知された温度を取得してもよい。
制御装置203は、空調機や家電機器を制御する機能に加え、公衆回線網300に接続されたナビゲーション装置100などと通信する機能も備える。制御装置203は、例えば、ゲートウェイやホームサーバなどが該当する。
制御装置203は、通信部204、情報記憶部205、及び設定部206を備える。通信部204は、例えば、制御装置203を公衆回線網300に接続するための通信装置で構成され、本実施の形態では、特にナビゲーション装置100と通信する。情報記憶部205は、RAMやSDカードなどのメモリ、或いはハードディスクなどで構成され、ユーザに関する情報を記憶する。情報記憶部205は、ユーザに関する情報として、少なくともユーザを識別するユーザ識別子を記憶すると共に、ユーザの好みの温度などを記憶する。
設定部206は、通信部204を用いて、ナビゲーション装置100と通信し、ナビゲーション装置100からユーザ識別子と対応づけて送信されるユーザの到着予想時刻を受信する。そして、設定部206は、情報記憶部205に記憶された該当するユーザの好みの温度及びナビゲーション装置100から送信された到着予想時刻など含む予約指示を、エアコン201に送信する。エアコン201は、受信した予約指示が示す到着予想時刻に、自宅の室内の温度(室温)が該当するユーザの好みの温度となるように、起動タイミング及び設定温度を設定する。つまり、制御装置203が送信する予約指示は、ユーザの到着予想時刻に、ユーザの自宅の室温をユーザの好みの室温にするためのコマンドである。
図4は、情報記憶部205が記憶する管理データのデータ構成を示す図である。図4は、最も簡易的な管理データの例であり、ユーザを識別する「ユーザID」(ユーザ識別子の一例)と「好みの温度」とが対応付けられている。
ここで、ユーザIDが登録されたユーザは、例えば、エアコン201が設置された自宅の住人である。管理データには、各ユーザが好む温度がユーザ別に登録されている。そのため、制御装置203は、1のユーザの到着予想時刻に自宅の室温がその1のユーザの好みの温度となるようにエアコン201を稼働させることができる。ここで、管理データに登録された「好みの温度」はユーザが予め入力した温度が採用されてもよいし、エアコン201の稼働履歴を示すログ情報から算出された温度が採用されてもよい。
この場合、エアコン201は、自身が操作されると、操作するユーザを特定し、特定したユーザのユーザIDと、そのユーザが操作により設定した情報(例えば、冷房モードで設定温度が25度など)とを関連付けてログ情報を生成すればよい。なお、エアコン201がユーザを特定する手法としては、例えば、指紋認証が採用されてもよいし、ユーザにユーザIDを入力させる手法が採用されてもよいし、顔認証が採用されてもよいし、音声認証が採用されてもよい。そして、エアコン201は生成したログ情報をログ情報を管理する装置(例えば、クラウドサーバや制御装置203)に送信すればよい。
なお、ユーザの好みの温度は必ずしも管理データに記憶させておく必要はない。この場合、制御装置203は、好みの温度を予約指示に含めずに送信すればよい。予約指示を受信したエアコン201は、予約指示に好みの温度が含まれていなければ、到着予想時刻に室温が所定の目標温度となるように、起動タイミング及び設定温度を設定すればよい。
図5は、管理データの他の例を示す図である。図5の例では、「好みの温度」が、冷房での好みの温度を示す「好みの冷房温度」と暖房での好みの温度を示す「好みの温度暖房温度」とに分けて登録されている。この場合、制御装置203は、予約指示に「好みの冷房温度」及び「好みの暖房温度」を含めてエアコン201に送信すればよい。この予約指示を受信したエアコン201は、外気温或いは室温などを基に、冷房及び暖房を切り替え、冷房で稼働する場合は、「好みの冷房温度」が示す温度を設定し、暖房で稼働する場合は、「好みの暖房温度」が示す温度を設定すればよい。
図6は、ナビゲーション装置100が家庭内ネットワーク200に到着予想時刻を送信する際の処理の一例を示すフローチャートである。ユーザは、ナビゲーション装置100が備える操作部102を操作して、自宅への到着予想時刻を送信する。
まず、ナビゲーション装置100のナビゲーション制御部107は、操作部102にユーザの操作が入力されたか否かを監視する(S41)。そして、ユーザが、操作部102に対して、自宅のエアコン201の起動予約を希望する操作を入力したことを検知すると(S41でYES)、ナビゲーション制御部107は、図7に示す起動予約を入力するための指示画面902を表示部101に表示する。ここで、ナビゲーション制御部107は、例えば、ユーザが操作部102に含まれる所定のボタンを押す操作を検知した場合にS41でYESと判定すればよい。
図7は、ユーザがエアコン201の起動予約を入力する際にナビゲーション装置100に表示される指示画面902を示す図である。なお、指示画面902は、ユーザがエアコン201の起動予約をした後にその起動予約を中止したい場合にも用いられる。
図7において、指示画面902には、ユーザにエアコン201の起動又は中止を促す文言を表示する表示欄903が設けられている。表示欄903には、例えば、「エアコンの起動を予約または中止しますか?」との文言が表示されている。ユーザはエアコン201の起動予約を入力する場合、「起動予約」と記載されたアイコン904にタッチする。また、ユーザは、起動予約をした後で、その起動予約を中止したい場合、「起動中止」と記載されたアイコン905にタッチして、起動予約の中止を入力する。「キャンセル」と記載されたアイコン906は、指示画面902に対する操作そのものをキャンセルする際に選択されるアイコンである。
次に、ナビゲーション制御部107は、アイコン904がタッチされ、起動予約が選択されると(S42で「起動」)、位置算出部104が算出した現在地からデータ記憶部103が記憶する自宅までの、経路と到着予想時刻とを、経路探索部105に探索させる(S43)。そして、ナビゲーション制御部107は、探索処理が終了すると、図8に示す、ユーザにエアコン201の起動の意思を確認させるための確認画面1002を表示部101に表示する。図8は、確認画面1002を示す図である。確認画面1002には、ユーザへの確認内容が表示された確認内容表示欄1003が設けられている。確認内容表示欄1003には、例えば、「自宅への到着予想時刻にあわせてエアコンを起動しますか?」という文字と、「現在」の見出しが付けられた現在時刻と、「到着予定」の見出しが付けられた到着予想時刻とが表示されている。到着予想時刻は、経路探索部105により算出された到着予想時刻である。
表示部101の表示領域において、確認画面1002の下側には、「起動しない」と記載されたアイコン1005と、「起動予約」と記載されたアイコン1004とが表示されている。
ユーザは、エアコン201に起動予約の入力の意思を伝える場合、アイコン1004にタッチし、起動予約を希望しない場合、アイコン1005にタッチすることで、自らの意思をナビゲーション装置100に入力できる。
ナビゲーション制御部107は、アイコン1004がタッチされ、起動予約が選択されたことを検知すると(S44でYES)、データ記憶部103に記憶されているユーザIDと、S43で算出された到着予想時刻とを、通信部106を用いて、家庭内ネットワーク200に送信する(S45)。これにより、ユーザは、自宅への到着予想時刻を予測する作業を行うことなく、エアコン201の起動予約を設定できる。
一方、アイコン1005がタッチされ、起動予約の中止が選択された場合(S44でNO)、処理がS41に戻る。
また、S42において、指示画面902のアイコン905がタッチされ、起動中止が選択されたことを検知すると(S42で「中止」)、ナビゲーション制御部107は、データ記憶部103に記憶されているユーザIDと、起動予約を中止するための中止指示とを、通信部106を用いて、家庭内ネットワーク200に送信する(S45)。これにより、ユーザは、一度設定した起動予約を中止できる。
図9は、図6のナビゲーション装置100のフローチャートに続く、家庭内ネットワーク200の処理を示すフローチャートである。なお、図9は、図8に示すアイコン1004がタッチされ、ナビゲーション装置100から到着予想時刻が送信された場合の例を示す。
制御装置203の設定部206は、通信部204を介して、ナビゲーション装置100から、ユーザ(これ以降、便宜上、「新規ユーザ」と記す。)のユーザID及び到着予想時刻を受信する(S61)。そして、設定部206は、新規ユーザのユーザIDと、情報記憶部205に記憶されているユーザIDとを比較する(S62)。新規ユーザのユーザIDが、情報記憶部205に予め記憶されているいずれかのユーザIDと一致すれば(S62で「有効」)、設定部206は、このユーザIDは有効なユーザIDと判断する。
そして、設定部206は、情報記憶部205から、新規ユーザに関する情報を読み出す(S63)。ここで、設定部206は、図4又は図5に示す管理データに登録された新規ユーザの好みの温度を読み出せばよい。なお、設定部206は、好みの温度を読み出すとしたが、これに限定されず、管理データに好みの湿度が登録されていれば、好みの湿度を読み出せばよい。これは、後述する図19の管理データを用いた場合も同様である。
一方、S62において、一致するユーザIDがなければ(S62で「無効」)、設定部206は、このユーザIDは有効なユーザIDでないと判定し、処理を終了する。
次に、ユーザID及び到着予想時刻が既に受信済みのユーザ(これ以降、便宜上、「従来ユーザ」と記す。)が存在せず、新規ユーザのみが存在する場合(S64でYES)、設定部206は、エアコン201に新規ユーザの好みの温度及び到着予想時刻を含む予約指示を送信する(S69)。
この場合、エアコン201は、エアコン201は、新規ユーザの到着予想時刻に室温が新規ユーザの好みの温度になるように、エアコン201の起動タイミング及びエアコン201の設定温度等を決定し、起動予約をする。具体的には、エアコン201は、新規ユーザの到着予想時刻における室温を推測する。ここでは、説明の便宜上、この室温は温度センサ202が測定した現在の室温と同じとする。そして、エアコン201は、温度センサ202が測定した室温と新規ユーザの好みの温度との温度差を算出する。そして、エアコン201は、例えば、新規ユーザの好みの温度に設定したときに、室温がこの温度差分上昇するのに必要な所要時間を算出する。ここで、設定温度毎の室温の上昇速度が予め規定されたテーブルをエアコン201に保持させておき、エアコン201は、このテーブルを参照して設定温度に対応する室温の上昇速度を決定し、算出した温度差を決定した室温の上昇速度で割ることで、所要時間を求めればよい。
そして、エアコン201は、新規ユーザの到着予想時刻からこの所要時間遡った時刻をエアコン201の起動タイミングとして決定し、新規ユーザの好みの温度をエアコン201の設定温度として決定し、両者を用いて起動予約をすればよい。
なお、到着予想時刻における室温を推測する場合、例えば、エアコン201は、到着予想時刻が属している時間帯(朝、昼、又は夜)と、現在時刻が属している時間帯とを特定する。そして、両者が異なる時間帯に属している場合、エアコン201は、現在時刻が属している時間帯と到着予想時刻が属している時間帯とに応じて予め定められた温度差を現在の温度に加算して到着予想時刻の室温を推測すればよい。一方、両者が同じ時間帯に属している場合、エアコン201は、現在の室温を到着予想時刻における室温と推測すればよい。
そして、エアコン201は、起動予約した内容を示すエアコン201の設定状態を設定部206に送信する。
ここで、送信される設定状態には、現在時刻及び室温、エアコン201の起動タイミング及びその起動タイミングにおいて想定される室温、並びに到着予想時刻及びその到着予想時刻において想定される室温が含まれる。
ここで、到着予想時刻において想定される室温は、原則的には、ユーザの好みの温度になるが、ユーザの好みの温度と現在の室温との差が大きすぎると、到着予想時刻において、ユーザの好みの温度にできないこともある。この場合、到着予想時刻において想定される室温としては、ユーザの好みの温度とは異なる温度であって、エアコン201が推測した到着予想時刻の温度が採用される。
次に、設定部206は、新規ユーザのユーザIDとエアコン201から通知された設定状態とを、情報記憶部205に記憶するとともに、通信部204を介して、新規ユーザのナビゲーション装置100に通知する(S691)。
この場合、新規ユーザのナビゲーション装置100のナビゲーション制御部107は、通信部106を介して、新規ユーザのユーザIDと設定状態とを受信する。そして、ナビゲーション制御部107は、設定状態を用いて、図10に示す設定通知画面1102を表示部101に表示する。図10は、エアコン201の設定状態をユーザに通知するための設定通知画面1102を示す図である。設定通知画面1102には、ユーザに設定内容を通知するための設定内容表示欄1103が設けられている。設定内容表示欄1103には、例えば、「エアコンの起動が設定されました。」という文字が表示されている。また、設定内容表示欄1103には、現在時刻及び現在の室温を表示する現在状態表示欄11031と、エアコン201の起動予想時刻及びその時刻において想定される室温を表示する起動時状態表示欄11032と、到着予想時刻及びその時刻において想定される室温を表示する到着時状態表示欄11033とが設けられている。
図10の例では、現在状態表示欄11031には、「18:20 現在 30度」と表示され、18時20分現在での自宅の室温が30度であることが示されている。また、起動時状態表示欄11032には、「19:02 起動予定 29度」と表示され、エアコン201が実際に起動する起動予想時刻が19時2分であり、そのときの室温が29度であることが示されている。また、到着時状態表示欄11033には、「19:15 到着予定 24度」と表示され、到着予想時刻である19時15分には室温が24度であることが示されている。
この設定通知画面1102を表示することで、帰宅途中のユーザに対して、エアコン201が到着予想時刻の何分前から実際に起動し、到着予想時刻には、室温が好みの温度になっているか否かといったエアコン201の設定状態を知らせることができる。
ユーザは、この設定状態に同意する場合、「了解」と表示されたアイコン1104にタッチする。一方、ユーザは、この設定状態に同意できず、エアコン201の起動予約を中止したい場合には、「起動中止」と表示されたアイコン1105をタッチして、起動予約を中止する。
アイコン1105がタッチされた場合、ナビゲーション制御部107は、データ記憶部103に記憶されているユーザIDと、起動中止の指示とを、通信部106を用いて、家庭内ネットワーク200に送信する。この起動中止の指示を受信した設定部206は、起動予約を取り消す。これにより、ユーザは確認画面1002を通じて入力した起動予約を、設定通知画面1102を通じて中止できる。
S64において、従来ユーザが存在すれば(S64でNO)、設定部206は、従来ユーザの到着予想時刻と、新規ユーザの到着予想時刻とを比較する(S65)。新規ユーザの到着予想時刻が従来ユーザの到着予想時刻よりも早ければ(S65で「新規ユーザが早い」)、設定部206は、新規ユーザの好みの温度と到着予想時刻とを含む予約指示をエアコン201に送信する(S67)。この場合、エアコン201は新規ユーザの到着予想時刻に合わせて起動することになる。S67の処理は、S69に示す処理と同様であるため、説明を省略する。
次に、設定部206は、エアコン201の起動予約が変更されたことを従来ユーザに通知する(S68)。この場合、設定部206は、新規ユーザのユーザIDとエアコン201の設定状態とを、情報記憶部205に記憶するとともに、通信部204を介して、従来ユーザのナビゲーション装置100に新規ユーザのユーザIDとエアコン201の設定状態とを通知する。
この場合、従来ユーザのナビゲーション装置100のナビゲーション制御部107は、通信部106を介して、新規ユーザのユーザIDと設定状態とを受信する。そして、設定状態を基に、図11に示す設定通知画面1402を表示する。図11は、他のユーザの到着予想時刻の方が自身の到着予想時刻よりも早い場合にユーザに通知される設定通知画面1402を示す図である。設定通知画面1402には、他のユーザの方が到着予想時刻が早いことを通知するための設定内容表示欄1403が設けられている。設定内容表示欄1403には、例えば、「○○さんのほうが早く到着します。○○さんの到着予想時刻に間にあうようにエアコンを起動します」という文字が表示されている。ここでは、○○さんは新規ユーザを指す。これにより、新規ユーザのほうが早く到着するために、新規ユーザの到着予想時刻にあわせてエアコン201が起動されることを従来ユーザは認識できる。
設定内容表示欄1403は、現在時刻及び現在の室温を表示する現在状態表示欄14031と、エアコン201の起動予想時刻及びその時刻において想定される室温を表示する起動時状態表示欄14032と、到着予想時刻及びその時刻において想定される室温を表示する到着時状態表示欄14033とが設けられている。
図11の例では、起動時状態表示欄14032には「18:48 起動予定 29度」と表示され、到着時状態表示欄14033には「19:00 到着予定 24度」と表示されている。そのため、従来ユーザは、エアコン201の起動時刻が18:48に早められ、到着予想時刻が19時に早められたことを知ることができる。なお、現在状態表示欄14031は、図10に示す同一名称の欄と同じである。
従来ユーザは、この設定状態に同意する場合、「了解」と表示されたアイコン1404にタッチする。一方、従来ユーザは、自身の到着予想時刻を考慮せずにエアコン201の起動予約を許可する場合は、「除外」と表示されたアイコン1405をタッチする。
アイコン1405がタッチされた場合には、ナビゲーション制御部107は、データ記憶部103に記憶されているこの従来ユーザのユーザIDと、この従来ユーザを考慮せずに起動予約を設定してもよいことを示す除外指示とを、通信部106を用いて、家庭内ネットワーク200に送信する。以後、アイコン1405にタッチした従来ユーザとは別のユーザのナビゲーション装置100から新たな到着予想時刻が送信された場合、設定部206は、アイコン1405にタッチした従来ユーザを除外して、到着予想時刻が最先のユーザである最先ユーザを決定する。そして、設定部206は、その最先ユーザの到着予想時刻に合わせて起動予約をするようにエアコン201に予約指示を送信する。
次に、設定部206は、新規ユーザに対して起動予約が設定されたことを新規ユーザに通知する通知処理を行う(S681)。
この新規ユーザへの通知処理に関して、図3と図12とを用いて説明する。図3において、設定部206は、従来ユーザのユーザIDを情報記憶部205から読み出し、通信部204を介して、新規ユーザのナビゲーション装置100に通知する。
このナビゲーション装置100のナビゲーション制御部107は、通信部106を介して、従来ユーザのユーザIDと設定状態とを受信する。そして、ナビゲーション装置100のナビゲーション制御部107は、設定状態を基に、図12に示す設定通知画面1602を表示する。図12は、エアコン201の起動予約が変更されたときに新規ユーザに通知される設定通知画面1602を示した図である。設定通知画面1602には、従来ユーザに起動予約が変更されたことを通知するための設定内容表示欄1603が設けられている。設定内容表示欄1603には、図11に示す設定内容表示欄1403とは異なり、「XXさんよりも早く到着します。○○さんの到着予想時刻に間にあうようにエアコンを起動します」という文字が表示されている。ここで、XXさんは従来ユーザを指し、○○さんは新規ユーザを指す。なお、これにより、新規ユーザは、従来ユーザよりも早く到着するために、自身の到着予想時刻にあわせてエアコン201が起動されることを認識できる。また、設定内容表示欄1603には、図11と同様、現在状態表示欄16031、起動時状態表示欄16032、及び到着時状態表示欄16033が設けられている。これにより、新規ユーザは、エアコン201が実際に稼働を開始する時刻及び自身の到着予想時刻に室温が何度になっているかを認識できる。
新規ユーザは、この設定状態に同意する場合、「了解」と表示されたアイコン1604にタッチする。一方、新規ユーザは、自らのエアコン201の起動予約を中止したい場合には、「指示中止」と記載されたアイコン1605をタッチして、起動予約を中止することができる。アイコン1605がタッチされた場合には、ナビゲーション制御部107は、データ記憶部103に記憶されている新規ユーザのユーザIDと、起動中止の指示とを、通信部106を用いて、家庭内ネットワーク200に送信する。
設定部206は、この起動中止の指示を受信すると、この新規ユーザを除外して、従来ユーザの中から到着予想時刻が最先の従来ユーザの到着予想時刻とその従来ユーザのユーザIDとを含む予約指示をエアコン201に送信する。これにより、到着予想時刻が最先の従来ユーザの到着予想時刻に合わせてエアコン201は起動する。
S65において、従来ユーザの到着予想時刻が新規ユーザの到着予想時刻よりも早ければ(S65で「従来ユーザが早い」)、設定部206は、エアコン201の起動予約を変更する必要がないため、エアコン201に予約指示を通知せず、処理をS66に進める。
S66では、設定部206は、新規ユーザのナビゲーション装置100に、エアコン201の設定状態と、到着予想時刻が最先の従来ユーザのユーザIDとを通知する。
この場合、新規ユーザのナビゲーション装置100のナビゲーション制御部107は、S68と同様、図11に示す設定通知画面1402を表示する。この場合、設定内容表示欄1403に表示された「○○さん」は従来ユーザを指す。これにより、従来ユーザのほうが早く到着するために、従来ユーザの到着予想時刻にあわせてエアコン201が起動されることを新規ユーザは認識できる。
なお、設定部206は、起動予約したエアコン201が実際に起動すると、起動通知を全てのナビゲーション装置100に送信する。そして、ナビゲーション装置100のナビゲーション制御部107は、図13に示す起動通知画面1202を表示部101に表示する。図13は、エアコンが実際に起動した際に、ナビゲーション装置100に表示される起動通知画面1202を示す図である。
起動通知画面1202には、エアコン201が実際に起動したことをユーザに通知するための起動通知表示欄1203が設けられている。起動通知表示欄1203には、「エアコンが起動しました。」との文字が記載されている。また、起動通知表示欄1203には、エアコン201の起動タイミングを示す時刻とその時刻での室温とが表示されている。また、起動通知表示欄1203には、到着予想時刻とその時刻での室温とが表示されている。
ユーザは、この起動通知に同意できない場合、「起動中止」と記載されたアイコン1205をタッチする。これにより、エアコン201の起動が中止される。よって、ユーザは、意図せずエアコン201の起動された場合、エアコン201の稼働を中止できる。一方、ユーザは、この起動通知に同意する場合、「了解」と記載されたアイコン1204をタッチする。この場合、エアコン201の起動が継続される。
図14は、エアコン201の状態が変化した場合の家庭内ネットワーク200の処理を示すフローチャートである。
まず、エアコン201は、ユーザの操作を監視し(S71)、ユーザがエアコン201を手動で起動したことを検知した場合(S71で「操作あり」)、エアコン201が起動されたことを示す起動通知を設定部206に通知する。この場合、設定部206は、エアコン201が起動したことを、通信部204を介して、ユーザのナビゲーション装置100に通知する。そして、ナビゲーション装置100のナビゲーション制御部107は、通信部106を介して、エアコン201が起動した旨の通知を受信する。そして、ナビゲーション制御部107は、図15に示す起動通知画面1302を表示部101に表示する。図15は、エアコン201が手動で起動された場合にナビゲーション装置100に表示される起動通知画面1302を示す図である。
起動通知画面1302には、エアコン201が手動で起動されたことを示す起動内容表示欄1303が設けられている。ここでは、起動内容表示欄1303には、「エアコンの電源が手動で入りました。エアコンの起動指示を取り消しますか?」との文言が表示されている。これにより、自宅のエアコン201の電源が入ったことがユーザに通知され、エアコン201の起動指示を取り消すか否かがユーザに確認されている。
エアコン201が起動されたことを把握したユーザは、この起動に同意できず、起動指示を取り消す場合、「起動中止」と表示されたアイコン1305にタッチする。この場合、ナビゲーション制御部107は、起動中止の指示を設定部206に送信する。そして、設定部206は、エアコン201に起動中止の指示を送信し、エアコン201の起動を中止させる。これによって、ユーザは、意図せずエアコン201が起動されても、その起動を取り消すことができる。
一方、エアコン201の起動に同意する場合、ユーザは継続と表示されたアイコン1304をタッチする。この場合、ナビゲーション制御部107は、設定部206に何も送信せず、エアコン201は起動を継続する。
ユーザからの操作が入力されなければ(S71で「操作なし」)、エアコン201は、室温の変化の有無を検知する(S72)。室温が変化したことを検知した場合(S72で「変化あり」)、エアコン201は、再設定処理を行う(S73)。ここで、再設定処理とは、現在の時刻及び室温、並びに最先ユーザの到着予想時刻及びその最先ユーザの好みの温度を用いて、エアコン201の起動時刻や設定温度等の設定状態を再設定する処理である。
例えば、エアコン201が室温の上昇を検知し、現在の設定状態では、最先ユーザの到着予想時刻に室温を、最先ユーザの好みに温度にすることができないと判断したとする。この場合、エアコン201は再設定処理を行う。この場合、エアコン201は、最先ユーザの到着予想時刻に、室温が最先ユーザの好みの温度にするための、起動タイミングを算出し、再設定処理を行えばよい。
次に、エアコン201は、設定部206に、再設定した設定状態を通知する(S74)。この場合、設定状態には、現在時刻及び温度、エアコン201を起動する予定の時刻及びその予定時刻において想定される温度、並びに到着予想時刻及びその到着想定時刻において想定される温度が含まれる。
設定状態を受信した設定部206は、エアコン201から通知された設定状態を、情報記憶部205に記憶するとともに、通信部204を介して、全てのナビゲーション装置100に通知する。ナビゲーション装置100のナビゲーション制御部107は、通信部106を介して、設定状態を受信する。そして、ナビゲーション制御部107は、設定状態を基に、図16に示す再設定通知画面2102を表示部101に表示する。
図16は、エアコン201が再設定されたことをユーザに通知するための再設定通知画面2102を示す図である。再設定通知画面2102には、ユーザに再設定された設定内容を通知するための設定内容表示欄2103が設けられている。設定内容表示欄2103には、例えば、「エアコンが再設定されました。」との文字が表示されており、ユーザにエアコン201が再設定されたことが通知されている。現在状態表示欄21031、起動時状態表示欄21032、及び到着時状態表示欄21033は、図10の同一名称の欄と同じである。図16では、室温が上昇したためにエアコン201の設定状態が変更された例が示されている。よって、到着予定時刻である19:15分に室温を24度にするために、図10において「19:02」であったエアコン201の起動時刻が図16では、「18:55」に早められている。
ユーザは、この設定状態に同意する場合、「了解」と表示されたアイコン2104にタッチする。一方、ユーザは、この設定状態に同意できず、エアコン201の起動予約を中止したい場合には、「起動中止」と記載されたアイコン2105をタッチして、起動の予約を中止できる。アイコン2104、2105がタッチされたときの処理は、図10で説明したため省略する。
このように、本実施の形態1では、ユーザは、複雑な操作をすることなく、自宅への到着予想時刻に合わせて好みの温度になるように自宅のエアコン201を起動することができる。また、複数のユーザが自宅に向かっている場合、最先ユーザの到着予想時刻に合わせて、最先ユーザの好みの温度になるようにエアコン201を起動することができる。また、最先ユーザ及びそれ以外の残りのユーザに対して、最先ユーザの到着予想時刻やその時の室温等が通知されるため、これらのユーザは、エアコン201の設定状態をナビゲーション装置100の表示部101を通じて容易に把握できる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2にかかる空調制御システムについて、図面を参照して説明する。実施の形態1では、帰宅途中においてユーザの到着予想時刻の変化は考慮しなかったが、実施の形態2では、帰宅途中にユーザの到着予想時刻の変化を考慮した点を特徴とする。
次に、実施の形態2にかかる空調制御システムについて、図面を参照して説明する。実施の形態1では、帰宅途中においてユーザの到着予想時刻の変化は考慮しなかったが、実施の形態2では、帰宅途中にユーザの到着予想時刻の変化を考慮した点を特徴とする。
図17は、既にユーザがナビゲーション装置100から、到着予想時刻にあわせて好みの温度になるようにエアコン201に起動予約をした状態で、渋滞などにより到着予想時刻が変化する場合のナビゲーション装置100の処理を示すフローチャートである。
交通渋滞が発生したり、ナビゲーション装置100が探索した経路を外れてユーザが走行したりするなど、経路探索の条件に変化が生じた場合、ナビゲーション装置100は、新たに経路探索を行うため、到着予想時刻が変化する。以下、この場合の処理について図17を用いて説明する。
まず、ナビゲーション制御部107は、探索条件に変化がないか監視する(S51)。探索条件に変化が生じると(S51でYES)、経路探索部105に経路の再探索を指示する。なお、経路探索部105が、探索条件の変化を監視し、再探索する構成が採用されてもよい。一方、探索条件に変化が生じなければ(S51でNO)、処理をS51に戻す。ここで、ナビゲーション制御部107は、VICS(登録商標)(Vehicle Information and Communication System)情報を定期的に受信しており、このVICS(登録商標)情報が自宅までの経路上に渋滞が発生していることを示す場合に、探索条件が変化したと判定すればよい。
経路探索部105は、位置算出部104が算出した現在地を用いて、データ記憶部103に記憶されている自宅までの経路と、自宅への到着予想時刻を再探索する(S52)。次に、ナビゲーション制御部107は、再探索の結果、自宅への到着予想時刻が変化したか否かを判定する(S53)。到着予想時刻に変化が生じた場合(S53で「変化あり」)、ナビゲーション制御部107は、データ記憶部103に記憶されているユーザIDと、変化後の到着予想時刻とを、通信部106を用いて、家庭内ネットワーク200に送信する(S54)。一方、到着予想時刻に変化がなければ(S53で「変化なし」)、処理がS51に戻る。
次に、変化後の到着予想時刻が送信された家庭内ネットワーク200の処理を、図18を用いて説明する。図18は、実施の形態2において、図17に示すナビゲーション装置100のフローチャートに続く、家庭内ネットワーク200のフローチャートである。図18では、図9に対して、新たにS2201〜S2204が追加されている。
S2201では、設定部206は、S61で受信したユーザIDが新規ユーザのユーザIDであるか否かを判定する。新規ユーザのユーザIDであれば(S2201でNO)、処理はS63に進む。以降、実施の形態1と同じ処理が行われる。
一方、新規ユーザのユーザIDでなければ(S2201でYES)、処理はS2202に進む。
S2202では、設定部206は、S61で受信した到着予想時刻、つまり、再探索された到着予想時刻により最先ユーザが変更になったかを調べる。例えば、最先ユーザの他に起動予約を行ったユーザが1人存在したとする。ここで、最先ユーザをユーザA、残りのユーザをユーザBとし、ユーザA、Bの到着予想時刻をtA、tBとする。例えば、S61で受信した到着予想時刻tjがユーザAのものであったとする。この場合、設定部206は、到着予想時刻tjと到着予想時刻tBとを比較し、到着予想時刻tjが到着予想時刻tBよりも遅ければ、最先ユーザはユーザAからユーザBに代わったと判定し、S2202でYESと判定する。一方、設定部206は、到着予想時刻tjが到着予想時刻tBより早ければ、最先ユーザはユーザAのままであり、S2202でNOと判定する。
また、到着予想時刻tjが最先ユーザではないユーザBのものであったとする。この場合、設定部206は、到着予想時刻tjと最先ユーザであるユーザAの到着予想時刻tAとを比較する。そして、到着予想時刻tjが到着予想時刻tAよりも早ければ、設定部206は、最先ユーザはユーザAからユーザBに変更されたと判定し、S2202でYESと判定する。
一方、到着予想時刻tjが到着予想時刻tAよりも遅ければ、設定部206は、最先ユーザはユーザAのままであると判定し、S2202でNOと判定する。
最先ユーザが変更されていない場合(S2202でNO)、エアコン201の起動予約を変更する必要がないため、処理は終了する。
一方、最先ユーザが変更された場合(S2202でYES)、エアコン201の起動予約を変更する必要があるため、処理はS2203に進む。
S2203では、設定部206は、エアコン201に最先ユーザのユーザIDとその最先ユーザの好みの温度とを含む予約指示を送信する(S2203)。
この場合、エアコン201は、S69と同様に、変更された最先ユーザの到着予想時刻に最先ユーザの好みの温度でエアコン201が起動するように起動予約を行い、設定状態を設定部206に送信する。
次に、設定部206は、到着予想時刻を送信した全てのナビゲーション装置100に最先ユーザのユーザIDと設定状態とを送信する。この場合、設定部206は、エアコン201が再設定されたことをユーザに通知するための再設定通知画面2102(図16参照)を表示部101に表示する。
このように、本実施の形態2では、渋滞などで自宅への帰宅予想時刻が変化した場合でも、ユーザが自らナビゲーション装置100を操作して、エアコン201の起動予約を再設定する必要がない。また、最先ユーザが変更されて到着予想時刻が変化してエアコン201の起動タイミングなどの設定状態が変更された場合に、ナビゲーション装置100には変更後の設定状態が表示されるため、設定状態の変化をユーザに通知できる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、ユーザが利用する部屋に設置されたエアコンに予約指示を行うことを特徴とする。なお、本実施の形態において、実施の形態1、2と同じものには同一の符号を付し、説明を省く。
実施の形態3は、ユーザが利用する部屋に設置されたエアコンに予約指示を行うことを特徴とする。なお、本実施の形態において、実施の形態1、2と同じものには同一の符号を付し、説明を省く。
図19は、実施の形態3における管理データのデータ構成を示す図である。図19の管理データには、ユーザの「好みの温度」に加えて、そのユーザが利用するエアコン201が設置された部屋を示す「部屋ID」が登録されている。「部屋ID」は、例えば、リビングが「01」、和室が「02」、書斎が「03」というように、ユーザにより事前に定義されている。図19の例では、「ユーザID」が「00000002」のユーザは、「部屋ID」が「01」であるリビングに設置されたエアコン201と、「部屋ID」が「02」である和室に設置されたエアコン201とを利用することが想定されている。これは、複数の部屋にエアコン201を設置し、これらのエアコン201が複数のユーザにより利用されている家庭等を想定したものである。
本発明の実施の形態3にかかる空調制御システムの処理を図9を用いて説明する。
S61〜S62は、実施の形態1と同じである。S63において、設定部206は、情報記憶部205から、新規ユーザに関する情報を読み出す。ここで、設定部206は、図19に示す管理データに登録された新規ユーザの好みの温度と部屋IDとを読み出す。
S64、S65は、実施の形態1と同じである。S69では、新規ユーザに予約指示が送信される。この場合、S61で、ユーザID「00000002」のユーザの到着予想時刻がナビゲーション装置100から送信されたとすると、このユーザIDに対して「01」、「02」の部屋IDが登録されているため、設定部206は、「01」が示す部屋に設置されたエアコン201と、「02」が示す部屋に設置されたエアコン201とに予約指示を送信する(S69)。この場合、2台のエアコン201は、実施の形態1と同様、起動予約をする。そして、2台のエアコン201は、それぞれ、起動予約した内容を含むエアコン201の設定状態を設定部206に送信する。
次に、設定部206は、新規ユーザのユーザIDとエアコン201から通知された設定状態とを、情報記憶部205に記憶するとともに、通信部204を介して、新規ユーザのナビゲーション装置100に送信する(S691)。
この場合、新規ユーザのナビゲーション装置100は、図20に示す設定通知画面1502を表示部101に表示する。図20は、複数のエアコン201の設定状態をユーザに通知するための設定通知画面1502を示す図である。ユーザに設定内容を通知するための設定内容表示欄1503が設けられている。設定通知画面1502には、ユーザに設定内容を通知するための設定内容表示欄1503が設けられている。図20ではリビング及び和室のエアコン201に起動予約が行われたため、設定内容表示欄1503には、リビング及び和室のエアコン201のそれぞれについての設定状態が表示されている。具体的には、設定内容表示欄1503には、現在状態表示欄15031、起動状態表示欄15032、及び到着時状態表示欄15033が設けられている。これらの欄の表示内容は図10の同一名称の欄の表示内容と同じであるため、説明を省く。
なお、部屋IDと部屋の名称とに関しては、例えば、ナビゲーション装置100のデータ記憶部103に事前に記憶させておいて、設定通知画面1502を作成する際にナビゲーション制御部107がデータ記憶部103から読み出せばよい。
これにより、帰宅途中のユーザは、到着予想時刻には2つの部屋に設置された2台のエアコン201が起動されていることを確認できる。
ユーザは、この設定状態に同意する場合、「了解」と表示されたアイコン1504にタッチする。一方、ユーザは、この設定状態に同意できず、エアコン201の起動予約を中止する場合、「起動中止」と記載されたアイコン1505をタッチする。以降の処理は実施の形態1と同じである。
なお、S66、S68では、図11に示す設定通知画面1402において、起動予約される複数のエアコン201についての設定状態が表示された設定通知画面1402が表示される。また、S681では、図12に示す設定通知画面1602において、起動予約される複数のエアコン201についての設定状態が表示された設定通知画面1602が表示される。
本実施の形態3によれば、自宅に複数のエアコン201が設置されている場合において、ユーザは所望のエアコン201を選択する操作を入力しなくても、所望のエアコン201に起動予約を行うことができる。また、ユーザは、そのような状態を、ナビゲーション装置100の表示部101を通じて容易に把握できる。
(実施の形態4)
実施の形態4は、ユーザの行動パターンを用いて到着予想時刻にユーザが所在する部屋に設置されたエアコン201に予約指示を送信することを特徴とする。
実施の形態4は、ユーザの行動パターンを用いて到着予想時刻にユーザが所在する部屋に設置されたエアコン201に予約指示を送信することを特徴とする。
本実施の形態では、設定部206は、図4又は図5の管理データに加えて、図21に示す行動パターンデータ2000を用いる。
図21は、実施の形態3における、行動パターンデータ2000のデータ構成を示す図である。行動パターンデータ2000は、ある1のユーザについて、その1のユーザが自宅のどの部屋に所在しているかが時間帯別に登録されたデータである。自宅にA、B、Cの3名のユーザが住んでいるとすれば、A、B、Cのユーザ別に3つの行動パターンデータ2000が存在する。
行動パターンデータ2000は、縦軸が曜日、横軸が時間帯を示し、各マスには該当するユーザが該当する時間帯に所在する部屋の部屋IDが登録されている。図21の例では、時間帯として6:00の時間帯、7:00の時間帯というように24時間を一時間単位で区分した時間帯が採用されている。
行動パターンデータ2000は、ユーザがデータを入力することで作成されてもよいし、ユーザの監視結果に基づいて作成されてもよい。後者の場合、例えば、各部屋にカメラを設置して、制御装置203は、各カメラが撮影した少なくとも1週間以上の画像データを情報記憶部205に蓄積すればよい。そして、制御装置203は、情報記憶部205に蓄積した画像データを解析して、各部屋につき、どの時間帯にどのユーザが所在するかを曜日毎に特定すればよい。この場合、制御装置203は、顔認証技術を用いて、画像データが示す画像内に予め登録されたユーザが写っているか否かを判定すればよい。
行動パターンデータ2000は、情報記憶部205が記憶してもよい。或いは、家庭内ネットワーク200に含まれる他の機器に行動パターンデータ2000を記憶させておき、制御装置203がその装置からから行動パターンデータ2000を読み出す構成が採用されてもよい。
次に、実施の形態4にかかる空調制御システムの処理を図9を用いて説明する。S61〜S62は、実施の形態1と同じである。S63において、設定部206は、情報記憶部205から、新規ユーザに関する情報を読み出す。ここで、設定部206は、図4又は図5に示す管理データを読み出す。
S64、S65は、実施の形態1と同じである。S69では、新規ユーザに予約指示が送信される。この場合、S61で、ナビゲーション装置100から例えばユーザID「00000001」と対応付けて到着予想時刻が送信されたとすると、設定部206は、該当するユーザの行動パターンデータ2000を参照し、到着予想時刻において、該当するユーザがどの部屋に所在するかを特定する。ここでは、本日が月曜日であり、到着予想時刻が「20:30」であったとする。図21が該当するユーザの行動パターンデータ2000であるとすると、図21の例では、月曜の「20:00」の時間帯において、このユーザは、部屋ID「01」の部屋に所在している。また、図4の管理データにおいて、ユーザID「00000001」のユーザの好みの温度は、「27度」が登録されている。よって、設定部206は、部屋ID「01」の部屋に設置されたエアコン201にユーザの好みの温度として「27度」、到着予想時刻として「20:30」を含む予約指示を送信する。
これにより、該当するユーザが帰宅したときに、部屋ID「01」の部屋の温度が該当するユーザの好みの温度になっている。
なお、あるユーザの行動パターンデータ2000において、当該ユーザの到着予想時刻が属する時間帯に、当該ユーザの所在する部屋が登録されていないイレギュラーな事態が発生することも想定される。この場合、設定部206は、所定の部屋(例えば、リビングやそのユーザが最も多くの時間所在する部屋)に設置されたエアコン201に予約指示を送信すればよい。S67でもS69と同様にして、行動パターンデータ2000を用いて予約指示の送信先となるエアコン201が決定され、そのエアコン201に予約指示が送信される。
このように、実施の形態4では、ユーザは、到着予想時刻において自身が所在する部屋を指定する操作を入力しなくても、所望のエアコン201に起動予約が行われる。なお、上記の説明では、実施の形態4の処理として図9を適用したが、図18を適用してもよい。
(変形例)
設定部206がエアコン201に予約指示を送信する際、温度センサ202が検知した室温と、最先ユーザの好みの温度と差が大きい場合、エアコン201は、最先ユーザの到着予想時刻に室温を最先ユーザの好みの温度にできないことも想定される。この場合、設定部206は、到着予想時刻において、室温を最先ユーザの好みの温度にできないことを最先ユーザ及び他のユーザに通知してもよい。
設定部206がエアコン201に予約指示を送信する際、温度センサ202が検知した室温と、最先ユーザの好みの温度と差が大きい場合、エアコン201は、最先ユーザの到着予想時刻に室温を最先ユーザの好みの温度にできないことも想定される。この場合、設定部206は、到着予想時刻において、室温を最先ユーザの好みの温度にできないことを最先ユーザ及び他のユーザに通知してもよい。
具体的には、設定部206は、図9、図18のS67、S69において予約指示を送信する際、温度センサ202が検知した室温と、最先ユーザの好みの温度との温度差が所定の許容値を超える場合、最先ユーザの到着予想時刻に室温を好みの温度にできないことを示す不可能通知をナビゲーション装置100に通知すればよい。ここで、許容値としては、固定値が採用されてもよいし、現在時刻及び到着予想時刻の時間差に応じて予め定められた値が採用されてもよい。そして、許容値としては、現在時刻から到着予想時間までにエアコン201が室温を好みの温度にまで上昇させることが明らかに無理な温度差が採用できる。
図22は、不可能通知を受信した場合にナビゲーション装置100に表示される、不可能通知画面2302を示す図である。不可能通知画面2302には、到着予想時刻までに好みの温度に室温を設定することができないことを示す不可能表示欄2303が設けられている。図22の例では、「エアコンを好みの温度にするのは困難です。それでもエアコンを起動しますか。」と記載されている。また、不可能通知画面2302は、エアコン201の起動タイミング及びそのときの室温、並びに到着予想時刻及びそのときの室温も表示されている。ここで表示される到着予想時刻における室温は、到着予想時刻において、可能な限りユーザの好みの温度に近い最善策の温度が表示されている。
この設定状態に同意しない場合、ユーザは「起動中止」と表示されたアイコン2305をタッチし、エアコン201の起動予約を取り消すことができる。起動予約を取り消す際の処理は上述したため、説明を省く。一方、この設定状態に同意する場合、ユーザは「了解」と表示されたアイコン2304にタッチする。
本発明にかかる空調制御システムは、複数のユーザが遠隔地から自宅にある空調機を制御する際に有用である。
Claims (17)
- ユーザを自宅まで案内するナビゲーション装置と、前記自宅に設置された空調機を制御する制御装置と、前記空調機とを備える空調制御システムにおける空調機の制御方法であって、
前記ナビゲーション装置は、前記ナビゲーション装置を利用するユーザが前記自宅に到着する時刻を推測し、前記推測した到着予想時刻を前記ユーザのユーザ識別子と対応付けて前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、複数のナビゲーション装置から前記到着予想時刻を受信した場合、前記自宅に最も早く到着すると推測される最先ユーザの到着予想時刻に、前記自宅の室内の温度を所定の目標温度にするための予約指示を前記空調機に送信し、
前記空調機は、前記送信された予約指示にしたがって起動する制御方法。 - 前記ナビゲーション装置は、前記到着予想時刻を変更した場合、前記変更後の到着予想時刻を前記ユーザ識別子と対応付けて前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記送信された前記変更後の到着予想時刻を用いて、前記最先ユーザの到着予想時刻を更新する請求項1記載の制御方法。 - 前記制御装置は、複数のユーザのユーザ識別子と各ユーザが希望する空調機の設定温度とが対応付けられた管理データを用いて、前記最先ユーザが希望する設定温度を前記目標温度として決定する請求項1又は2記載の制御方法。
- 前記管理データには、各ユーザが前記空調機を利用している前記自宅の部屋の部屋識別子が更に登録され、
前記制御装置は、前記管理データを用いて、前記最先ユーザに対応する部屋を決定し、前記決定した部屋に設置された前記空調機に前記予約指示を送信する請求項3記載の制御方法。 - 前記制御装置は、前記ユーザが前記自宅のどの部屋に所在しているかを時間帯別に示す行動パターンデータを用いて、前記最先ユーザの到着予想時刻に前記最先ユーザが所在する部屋を特定し、前記特定した部屋に設置された空調機に前記予約指示を送信する請求項1〜4のいずれか1項に記載の制御方法。
- 前記制御装置は、前記空調機に前記予約指示を送信した場合、前記最先ユーザの到着予想時刻及び前記目標温度を含む設定通知を前記最先ユーザの前記ナビゲーション装置に通知する請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御方法。
- 前記制御装置は、前記空調機に前記予約指示を送信した場合、前記最先ユーザの到着予想時刻及び前記目標温度を含む設定通知を前記最先ユーザ以外の他のユーザの前記ナビゲーション装置に通知する請求項1〜6のいずれか1項に記載の制御方法。
- 前記制御装置は、前記空調機の稼働状態を監視し、前記稼働状態の変化を検知した場合、前記変化を示す状態変化通知を前記ナビゲーション装置に送信する請求項6又は7記載の制御方法。
- 前記制御装置は、前記予約指示の送信後に、前記自宅の室内の温度を測定する温度センサにより前記室内の温度の変化が検知され、前記空調機により前記空調機の起動時刻が変更された場合、前記検知された温度、前記変更後の起動時刻、及び前記目標温度を含む変更通知を前記ナビゲーション装置に送信する請求項6又は7記載の制御方法。
- 前記制御装置は、前記予約指示を送信する際、前記自宅の室内の温度を測定する温度センサにより検知された前記室内の温度と前記目標温度との温度差が所定の許容値を超える場合、前記最先ユーザの到着予想時刻に前記目標温度にできないことを示す不可能通知を前記ナビゲーション装置に通知する請求項6又は7記載の制御方法。
- 前記ナビゲーション装置は、前記設定通知を受信した場合、前記空調機の予約をキャンセルするか否かを前記ユーザに選択させるための確認画面をディスプレイに表示し、前記ユーザにより前記キャンセルが選択された場合、キャンセル通知を前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記キャンセル通知を受信した場合、前記キャンセルしたユーザ以外のユーザの中から前記最先ユーザを決定する請求項7記載の制御方法。 - 前記ナビゲーション装置は、前記状態変化通知を受信した場合、前記空調機の起動を中止するか否かを前記ユーザに選択させるための確認画面をディスプレイに表示し、前記ユーザにより起動の中止が選択された場合、起動中止の指示を前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記起動中止の指示を受信した場合、前記空調機の起動を中止する請求項8記載の制御方法。 - 前記制御装置は、前記変更通知を受信した場合、前記空調機の予約をキャンセルするか否かを前記ユーザに選択させるための確認画面をディスプレイに表示し、前記ユーザにより前記キャンセルが選択された場合、キャンセル通知を前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記キャンセル通知を受信した場合、前記キャンセルしたユーザ以外のユーザの中から前記最先ユーザを決定する請求項9記載の制御方法。 - 前記ナビゲーション装置は、前記不可能通知を受信した場合、前記空調機の予約をキャンセルするか否かを前記ユーザに選択させるための確認画面をディスプレイに表示し、前記ユーザにより前記キャンセルが選択された場合、キャンセル通知を前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記キャンセル通知を受信した場合、前記キャンセルしたユーザ以外のユーザの中から前記最先ユーザを決定する請求項10記載の制御方法。 - ユーザを自宅まで案内するナビゲーション装置と、前記自宅に設置された空調機を制御する制御装置と、前記空調機とを備える空調制御システムあって、
前記ナビゲーション装置は、
前記ナビゲーション装置を利用するユーザが前記自宅に到着する時刻を推測する推測部と、
前記推測された到着予想時刻を前記ユーザのユーザ識別子と対応付けて前記制御装置に送信する第1通信部とを備え、
前記制御装置は、
第2通信部と、
前記第2通信部により、複数のナビゲーション装置から前記到着予想時刻が受信された場合、前記自宅に最も早く到着すると推測される最先ユーザの到着予想時刻に、前記自宅の室内の温度を所定の目標温度にするための予約指示を、前記第2通信部を介して前記空調機に送信する設定部と、
前記空調機は、前記送信された予約指示にしたがって起動する空調制御システム。 - ユーザを自宅まで案内するナビゲーション装置と、前記自宅に設置された空調機を制御する制御装置と、前記空調機とを備える空調制御システムにおけるナビゲーション装置であって、
前記ナビゲーション装置を利用するユーザが前記自宅に到着する時刻を推測する推測部と、
前記推測された到着予想時刻を前記ユーザのユーザ識別子と対応付けて前記制御装置に送信する通信部とを備えるナビゲーション装置。 - ユーザを自宅まで案内するナビゲーション装置と、前記自宅に設置された空調機を制御する制御装置と、前記空調機とを備える空調制御システムにおける制御装置であって、
通信部と、
前記通信部により、複数のナビゲーション装置から前記到着予想時刻が受信された場合、前記自宅に最も早く到着すると推測される最先ユーザの到着予想時刻に、前記自宅の室内の温度を所定の目標温度にするための予約指示を、前記通信部を介して前記空調機に送信する設定部とを備える制御装置。
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