JP6876947B2 - 自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラム - Google Patents

自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、空気調和機の自動制御に関し、特に自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラムに関する。
現在、空気調和機は、ユーザにより手動で設定されたユーザ設定温度に基づいて運転制御が行われる以外に、室内の人数、外気温度などの他の要素を考慮して自動的に室内温度を制御する技術がある。例えば、特許文献1に記載されたスマートエネルギーシステムは、複数の空調制御エリアにおける利用者の人数および位置の情報を取得し、取得した情報に基づいて空調制御エリア毎に設定温度を決定する方法を開示している。また、特許文献2に記載された空調制御システムは、室外環境情報および人数情報を取得し、それに基づいて自動的に温度制御を行う方法を開示している。
特開2014−085034号公報 特開2018−189293号公報
しかしながら、このような従来の空気調和機の自動制御では、自動制御の過程や結果はユーザに開示されず、ユーザにとって、自動制御の内容はブラックボックスのようなものである。どのような自動制御が行われたかについてユーザは認識することができないため、空気調和機の自動制御機能に対して不安感・不信感を持っている人もいるであろう。
本発明は、空気調和機の自動制御に対するユーザの不安感・不信感を改善することができる、自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラムの提供を目的とする。
本発明に係る一態様の自動制御結果を通知する方法は、空気調和機のユーザ設定温度に基づく内部設定温度を変位させる自動制御をし、その自動制御結果を空気調和機と関連付けられた端末装置に通知するためのものである。自動制御結果を通知する方法は、複数の温度関連要素について内部設定温度を変位させるためのシフト値を取得するステップと、シフト値の和を計算してシフト合算値にするステップと、シフト合算値および複数のシフト値に基づいて、温度関連要素から候補要素を決定するステップと、候補要素に基づいて、内部設定温度の自動制御結果に関連する情報を端末装置に通知するステップと、を備える。
自動制御結果を通知するサーバは、上述した自動制御結果を通知する方法を実行するようにサーバ記憶部とサーバ制御部とを備える。プログラムは上述した自動制御結果を実行させるためのものである。
本発明によれば、空気調和機の自動制御に対するユーザの不安感・不信感を改善することができる、自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラムの提供することができる。
本発明に係る一つの実施の形態1に係るサーバおよびその作業環境の概略構成を示すブロック図 実施の形態1における自動制御結果を通知する方法のフローチャート 実施の形態1においてお知らせである通知メッセージの例 実施の形態1においてプッシュ通知である通知メッセージの例 実施の形態1における通知タイミングの例 実施の形態2における自動制御結果を通知する方法のフローチャート 実施の形態3における自動制御結果を通知する方法のフローチャート 実施の形態3におけるフィードバックユーザインタフェースの例 実施の形態3における提言メッセージの例 実施の形態4の暖房モードにおいて日射シフトによる通知メッセージの例 実施の形態4の冷房モードにおいて日射シフトによる通知メッセージの例 実施の形態5の暖房モードにおいて湿気シフトによる通知メッセージの例 実施の形態5の冷房モードにおいて湿気シフトによる通知メッセージの例 実施の形態6の暖房モードにおいて活動量シフトによる通知メッセージの例 実施の形態6の冷房モードにおいて活動量シフトによる通知メッセージの例 実施の形態7におけるシフト合算値の例
先ず始めに、本発明の自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラムの各種態様について説明する。
本発明に係る第1の態様の自動制御結果を通知する方法は、空気調和機のユーザ設定温度に基づく内部設定温度を変位させる自動制御をし、その自動制御結果を空気調和機と関連付けられた端末装置に通知するためのものであり、複数の温度関連要素について内部設定温度を変位させるためのシフト値を取得するステップと、シフト値の和を計算してシフト合算値にするステップと、シフト合算値および複数のシフト値に基づいて、温度関連要素から候補要素を決定するステップと、候補要素に基づいて、内部設定温度の自動制御結果に関連する情報を端末装置に通知するステップと、を備える。
本発明に係る第2の態様の自動制御結果を通知する方法は、第1の態様において、候補要素を決定するステップにおいて、シフト値のうち、その符号がシフト合算値の符号と同じものに対応する関連要素を候補要素と決定してもよい。
本発明に係る第3の態様の自動制御結果を通知する方法は、第2の態様において、候補要素を決定するステップにおいて、シフト値のうち、絶対値が最も大きく、かつ、その符号がシフト合算値の符号と同じものに対応する温度関連要素を候補要素と決定してもよい。
本発明に係る第4の態様の自動制御結果を通知する方法は、第1の態様〜第3の態様のいずれか1つにおいて、通知するステップにおいて、空気調和機の運転モードおよび候補要素に基づいて、内部設定温度の自動制御結果に関連する情報を端末装置に通知してもよい。
本発明に係る第5の態様の自動制御結果を通知する方法は、第1の態様〜第4の態様のいずれか1つにおいて、取得するステップにおいて、過去の一定時間内の、複数の温度関連要素についてのシフト値を取得し、シフト値のそれぞれが1つの温度関連要素に対応し、温度関連要素のそれぞれに対して、対応するシフト値の積算値を計算し、決定するステップにおいて、シフト合算値および複数の当該積算値に基づいて、温度関連要素から候補要素を決定してもよい。
本発明に係る第6の態様の自動制御結果を通知する方法は、第1の態様〜第5の態様のいずれか1つにおいて、複数の温度関連要素は、日射量、湿度、活動量、外気温度、および天気情報のうちの少なくとも2つを含んでもよい。
本発明に係る第7の態様の自動制御結果を通知する方法は、第1の態様〜第6の態様のいずれか1つにおいて、通知するステップにおいて、特定時間帯内に所定回数のみ、端末装置のプッシュ通知機能またはお知らせ機能を用いて、内部設定温度の自動制御結果に関連する情報を表す通知メッセージを端末装置に表示させてもよい。
本発明に係る第8の態様の自動制御結果を通知する方法は、第7の態様において、通知メッセージとともに、自動制御結果に関するユーザフィードバックを取得するためのフィードバックユーザインタフェースを端末装置に表示させるステップと、フィードバックユーザインタフェースを介してユーザフィードバックを取得するステップと、取得したユーザフィードバックに基づいて所定の制御範囲内で内部設定温度を変位させる制御をするステップと、をさらに備えてもよい。
本発明に係る第9の態様の自動制御結果を通知する方法は、第8の態様において、制御範囲によって、取得したユーザフィードバックに基づく自動制御が行われないとき、設定見直しの提言を表す提言メッセージを端末装置に通知するステップと、をさらに備えてもよい。
本発明に係る第1の態様〜第9の態様の自動制御結果を通知する方法は、自動制御結果を通知するサーバにおいて実行可能である。本発明に係る第10の態様の自動制御結果を通知するサーバは、空気調和機のユーザ設定温度に基づく内部設定温度を変位させる自動制御をし、その自動制御結果を空気調和機と関連付けられた端末装置に通知するためのものであり、複数の温度関連要素について内部設定温度を変位させるためのシフト値を記憶するサーバ記憶部と、サーバ制御部であって、温度関連要素のシフト値をサーバ記憶部から取得し、シフト値の和を計算してシフト合算値にし、シフト合算値および複数のシフト値に基づいて、温度関連要素から候補要素を決定し、候補要素に基づいて、内部設定温度の自動制御結果に関連する情報を端末装置に通知するように構成されたサーバ制御部と、を備える。
本発明に係る第11の態様の自動制御結果を通知するサーバは、第10の態様において、サーバ制御部は、候補要素を決定するとき、シフト値のうち、その符号がシフト合算値の符号と同じものに対応する温度関連要素を候補要素と決定するようにさらに構成されてもよい。
本発明に係る第12の態様の自動制御結果を通知するサーバは、第11の態様において、サーバ制御部は、候補要素を決定するとき、シフト値のうち、絶対値が最も大きく、かつ、その符号がシフト合算値の符号と同じものに対応する温度関連要素を候補要素と決定するようにさらに構成されてもよい。
本発明に係る第13の態様の自動制御結果を通知するサーバは、第10の態様〜第12の態様のいずれか1つにおいて、サーバ制御部は、端末装置に通知するとき、空気調和機の運転モードおよび候補要素に基づいて、内部設定温度の自動制御結果に関連する情報を端末装置に通知するようにさらに構成されてもよい。
本発明に係る第14の態様の自動制御結果を通知するサーバは、第10の態様〜第13の態様のいずれか1つにおいて、サーバ記憶部は、過去の一定時間内のシフト値を含んだ制御履歴を記憶し、サーバ制御部は、シフト値をサーバ記憶部から取得とき、過去の一定時間内の、複数の温度関連要素についてのシフト値をサーバ記憶部内の制御履歴から取得し、シフト値のそれぞれが1つの温度関連要素に対応し、温度関連要素のそれぞれに対して、対応するシフト値の積算値を計算し、候補要素を決定するとき、シフト合算値および複数の積算値に基づいて、温度関連要素から候補要素を決定するようにさらに構成されてもよい。
本発明に係る第15の態様の自動制御結果を通知するサーバは、第10の態様〜第14の態様のいずれか1つにおいて、複数の温度関連要素は、日射量、湿度、活動量、外気温度、および天気情報のうちの少なくとも2つを含んでもよい。
本発明に係る第16の態様のサーバは、第10の態様〜第15の態様において、サーバ制御部は、端末装置に通知するとき、特定時間帯内に所定回数のみ、端末装置のプッシュ通知機能またはお知らせ機能を用いて、内部設定温度の自動制御結果に関連する情報を表す通知メッセージを端末装置に表示させるようにさらに構成されてもよい。
本発明に係る第17の態様のサーバは、第16の態様において、サーバ制御部は、通知メッセージとともに、自動制御結果に関するユーザフィードバックを取得するためのフィードバックユーザインタフェースを端末装置に表示させ、フィードバックユーザインタフェースを介してユーザフィードバックを取得し、取得したユーザフィードバックに基づいて所定の制御範囲内で内部設定温度を変位させる制御をするようにさらに構成されてもよい。
本発明に係る第18の態様のサーバは、第17の態様において、サーバ制御部は、制御範囲によって、取得したユーザフィードバックに基づく制御が行われないとき、設定見直しの提言を表す提言メッセージを端末装置に通知するようにさらに構成されてもよい。
本発明に係る第19の態様のプログラムは、コンピュータに第1の態様から第9の態様のいずれかの態様における自動制御結果を通知する方法を実行させるためのものである。
《実施の形態1》
以下、本発明に係る家電管理サーバの実施の形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、本発明の一例を示すものである。以下の実施の形態1において示される数値、形状、構成、ステップ、およびステップの順序などは、一例を示すものであり、本発明を限定するものではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
以下に述べる実施の形態において、特定の要素に関しては変形例を示す場合があり、その他の要素に関しては任意の構成を適宜組み合わせることを含むものであり、組み合わされた構成においてはそれぞれの効果を奏するものである。実施の形態において、それぞれの変形例の構成をそれぞれ組み合わせることにより、それぞれの変形例における効果を奏するものとなる。
図1は、実施の形態1に係る自動制御結果を通知するサーバおよびその作業環境の概略構成を示すブロック図である。以下、図1に示すサーバ10の概要について説明する。
実施の形態1のサーバ10は、空気調和機20のユーザ設定温度に基づく内部設定温度を変位させる自動制御を行い、その変位させた自動制御の結果を空気調和機20と関連付けられた端末装置30に通知することができる。ユーザ設定温度とは、ユーザが手動で設定した温度をいう。内部設定温度とは、空気調和機20の空調制御部22のユーザ設定温度および他の要素に基づいて設定した温度をいい、空気調和機20の実際の運転において維持されている室内温度である。内部設定温度はユーザ設定温度と同じでも異なってもよい。内部設定温度を変位させるとは、内部設定温度を上昇させるまたは降下させるように内部設定温度を変更して再設定することをいう。サーバ10は1つ以上の空気調和機20を制御・管理することができる。空気調和機20はサーバ10と協働してユーザの指示に基づいて自動制御を行うことができる。また、ユーザは空気調和機20と関連付けられた端末装置30を介して、直接的に、またはインターネット等を経由して間接的に空気調和機20を制御・設定することができる。本開示における自動制御は、内部設定温度を自動的に変位させる制御、すなわち、内部設定温度を調整する制御を含む。よって、本開示における自動制御結果は、自動的に変位させる制御(自動変位制御)の結果を含む。
<空気調和機20>
空気調和機20は、家庭やオフィスにおける部屋の内部空間を空調制御の対象空間として、空気調和機20の室内機が部屋の壁面や天井等に設けられ、室内機に接続された室外機が屋外に設けられている。空気調和機20は、空調記憶部21と、空調制御部22と、日射センサ23、湿度センサ24、活動量センサ25、外気温度センサ26などの内蔵のセンサを有してもよい。空調記憶部21は種々の情報を記録する記録媒体であり、空調制御部22の作業領域として機能するメモリであってもよい。空調記憶部21は、例えば、フラッシュメモリ、RAM、その他の記憶デバイス又はそれらを適宜組み合わせて実現される。空調制御部22は、空気調和機20全体の制御を司るコントローラである。空調制御部22は、プログラムを実行することにより所定の機能を実現するCPUまたはMPUのような汎用プロセッサを含む。空調制御部22は、空調記憶部21に格納された制御プログラムを呼び出して実行することにより、空気調和機20における各種の制御を実現、また、空調記憶部21と協働して空調記憶部21に記憶されたデータを読み取り/書き込みを行うことができる。空調制御部22は、ハードウェアとソフトウェアの協働により所定の機能を実現するものに限定されず、所定の機能を実現する専用に設計されたハードウェア回路でもよい。すなわち、空調制御部22は、CPU、MPU、FPGA、DSP、ASIC等、種々のプロセッサで実現することができる。空調制御部22は、通信部等と協働してサーバ10や端末装置30等とインターネットパケットを送受信する、すなわち、通信することもできる。
そして、日射センサ23などのセンサを用いて、空気調和機20の設置された部屋が受けている日射量、室内湿度、当該部屋にいるユーザの活動量、外気温度などを検出することが可能である。各センサによって検出された検出値は空調記憶部21に記憶されうる。これらのセンサは空気調和機20ではなく当該部屋に設けられてもよく、空気調和機20は他のセンサ、例えば、室内温度を検出する温度センサを有してもよい。また、外気温度センサ26は室外に設けられてもよい。
空調制御部22は、ユーザが空気調和機20のコントローラや空気調和機20と関連付けられたスマートフォン等を介して入力したユーザ設定温度および運転モード、様々なセンサから受信した検出値に基づいて、実際に運転する内部設定温度、湿度、風速、または風向等を自動的に制御することができる。ユーザ入力に用いられるコントローラやスマートフォンは端末装置30であってもよく、端末装置30とは異なる装置であってもよい。
空気調和機20は内部設定温度を自動的に変位させる制御ができる。例えば、空気調和機20は、外気温度、ファンの速度、室温、湿度、日射量、ユーザの活動量、室外の天気情報など、内部設定温度の設定や制御に影響しうる要素である温度関連要素に基づいて内部設定温度を設定するまたは変位することができる。温度関連要素の情報は、空気調和機20の各種のセンサ、サーバ10、または例えば気象情報源などの外部情報源40から取得可能である。温度関連要素の情報は、例えば、日射センサ23によって検出された日射量、湿度センサ24によって検出された湿度、サーバ10または外部情報源40から受信された天気情報である。
シフト値は、サーバ10または空気調和機20によって温度関連要素に基づいて決められる。1つの実施例において、空調記憶部21は特定の温度関連要素およびそれに対応するシフト値を含んだ照合表を記憶し、空調制御部22は当該温度関連要素の情報(例えば、日射量、天気情報)に基づいて照合表を照合してシフト値を取得する。空調記憶部21は異なる運転モードや異なる温度関連要素に対して異なる照合表を記憶してもよい。空調制御部22は、現在の運転モード等に基づいて適した照合表を選択し、その照合表を照合してシフト値を取得することができる。サーバ10は、空調記憶部21にシフト値を含んだ照合表を記憶または更新させるように、照合表を空気調和機20に送信してもよい。本開示においては、温度関連要素について内部設定温度を変位させるための調整値がシフト値と呼ばれる。シフト値を用いて内部設定温度を変位させるとき、例えば、0.1℃、0.2℃、0.5℃を単位にして行ってもよい。
行われた自動的な変位制御に対応する温度関連要素およびシフト値は、そのままに空調記憶部21に記憶されてもよく、過去の一定時間内の対応する温度関連要素およびシフト値を含んだ制御履歴として空調記憶部21に記憶されてもよい。なお、本開示において、内部設定温度を変位させるためのシフト値を例として説明するが、シフト値は湿度、風速、または風向等を制御するためのものであってもよい。
例えば、ユーザ設定温度が25℃で、運転モードが冷房モードである場合、すなわち、内部設定温度が初期値として同じ25℃に設定された場合、その後、ユーザにより快適に感じさせるように内部設定温度を24.5℃に変位させてもよい。また、例えば、ユーザ設定温度が20℃で、運転モードが暖房モードであり、温度関連要素が日射量であり、夜に日射がない場合、日射量について+0.5℃のシフト値を決定し、内部設定温度を20.5℃に変位させてもよい。
空調制御部22は、空気調和機20の通信部等と介してサーバ10と協働するとき、インターネットを介してサーバ10から制御に関するパラメータ値または指令を受信することでき、また、様々なセンサによる検出値、自身の運転記録、制御履歴などの各種のデータをサーバ10へ送信することもできる。
<端末装置30>
端末装置30は、空気調和機20のコントローラであってもよく、複数種類の家電製品を同時に管理・制御できるコントローラであってもよく、また、空気調和機20との間でデータ通信を行うことができる情報端末、例えば、専用の関連アプリケーション32が組み込まれたスマートフォン、携帯電話、モバイルフォン、タブレット、ウェアラブル装置、コンピュータなどであってもよい。
<サーバ10>
サーバ10としては、例えば、複数の空気調和機20を管理するため、またはデータを収集するための空気調和機20の製造会社の管理サーバであってもよい。または、サーバ10は、アプリケーションサーバであってもよい。このようなサーバと関連するアプリケーションが端末装置30にて実行されることにより、端末装置30がインターネットを介してサーバ10に接続され、空気調和機20に関するサービスを提供することができる実施の形態1においては、サーバ10がサーバ記憶部12とサーバ制御部14とを備える。また、サーバ10は、空気調和機20、端末装置30、および、例えば気象情報源などの外部情報源40と通信するための通信部をさらに備えてもよい。サーバ10は通信部を介して、空気調和機20から空気調和機20のシフト値、運転記録や制御履歴を受信してもよく、外部情報源40から過去、現在または未来の天気情報を受信してもよい。
サーバ10と、空気調和機20と、端末装置30と、外部情報源40との間において、データの送受信を行うために用いられる通信手段としては、Wi−Fi(登録商標)、IEEE802.2、IEEE802.3、3G、LTE等の規格にしたがい通信を行ってもよく、インターネットの他、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等、赤外線、ブルートゥース(登録商標)と通信してもよい。
<サーバ記憶部>
サーバ記憶部12は種々の情報を記録する記録媒体であり、サーバ制御部14の作業領域として機能するメモリであってもよい。サーバ記憶部12は、例えば、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Device)、ハードディスク、RAM、その他の記憶デバイス又はそれらを適宜組み合わせて実現される。サーバ記憶部12は、サーバ10内部のメモリであってもよく、サーバ10と無線通信または有線通信にて接続されているストレージ装置であってもよい。
サーバ10は、空気調和機20から受信した検出値、運転記録、シフト値または制御履歴、外部情報源40から受信した天気情報などをサーバ記憶部12に記憶する。上述したように、様々な温度関連要素について空気調和機20の内部設定温度の自動制御が行われる。また、サーバ記憶部12は受信した検出値、運転記録、制御履歴をデータベースの一部としてまたは個別の電子ファイルとして記憶してもよい。
サーバ記憶部12において、自動制御に利用可能な複数の温度関連要素およびこれらに対応するシフト値を記憶する。そして、温度関連要素のうち、自動制御の原理が分かりやすい要素についての制御結果をユーザに通知することが好ましい。例えば、温度関連要素は日射量、湿度、活動量、外気温度、および天気情報のうちの少なくとも2つを含むことが好ましい。予測温冷感申告(Predicted Mean Vote、PMV)指数、予測不快者率(Predicted Percentage of Dissatisfied、PPD)など、ユーザの快適性を量る指数の定義によると、室内の湿度およびユーザの活動量が人の体感温度に影響しやすいこと、また、日射の有無や強弱が建物全体の温度に影響することは、一般のユーザに想像・理解しやすい。室外の温度または天気も建物全体の温度に影響することは、一般のユーザに想像・理解しやすい。そのため、湿度、日射量、活動量、外気温度または天気情報によって行われた自動制御結果はユーザに共感を持たせやすい。ただし、温度関連要素はこれらの例に限らない。
<サーバ制御部>
サーバ10のサーバ制御部14は、サーバ10全体の制御を司るコントローラである。サーバ制御部14は、プログラムを実行することにより所定の機能を実現するCPUまたはMPUのような汎用プロセッサを含む。サーバ制御部14は、サーバ記憶部12に格納された制御プログラムを呼び出して実行することにより、サーバ10における各種の制御を実現、また、サーバ記憶部12と協働してサーバ記憶部12に記憶されたデータを読み取り/書き込みを行うことができる。サーバ制御部14は、ハードウェアとソフトウェアの協働により所定の機能を実現するものに限定されず、所定の機能を実現する専用に設計されたハードウェア回路でもよい。すなわち、サーバ制御部14は、CPU、MPU、GPU、FPGA、DSP、ASIC等、種々のプロセッサで実現することができる。サーバ制御部14は、通信部等と協働して空気調和機20や端末装置30等とインターネットパケットを送受信する、すなわち、通信することもできる。
<自動制御結果を通知する方法>
サーバ10はサーバ記憶部12およびサーバ制御部14を用いて、自動制御結果を通知する方法を実行する。図2は、実施の形態1における自動制御結果を通知する方法のフローチャートであり、自動制御結果を通知する方法は以下のステップS110〜ステップS140を備える。
まず、サーバ制御部14は複数の温度関連要素について内部設定温度を変位させるためのシフト値を、サーバ記憶部12から読み出すことによって、または、空気調和機20から受信することによって取得する(ステップS110)。以下の実施例において、サーバ10がシフト値を空気調和機20から受信しサーバ記憶部12に記憶させ、ステップS110ではサーバ制御部14がサーバ記憶部12から当該シフト値を読み出す。例えば、温度関連要素が湿度、日射量および活動量を含む場合、サーバ制御部14はこれらの温度関連要素について行われたシフト値をサーバ記憶部12から取得してもよい。取得したシフト値のそれぞれは1つの温度関連要素に対応する。なお、すべての温度関連要素についてシフト値を取得しなくてもよく、例えば、取得していない温度関連要素のシフト値を0として以降のステップを行ってもよい。
続いて、サーバ制御部14はシフト値の和を計算してシフト合算値にする(ステップS120)。例えば、暖房モードであるとき、湿度がやや高く、日射がかなり強く、ユーザがあまり活動していなく、取得した湿度、日射量および活動量のシフト値がそれぞれ−0.5℃、−1.0℃、および+0.5℃である場合、これらのすべてを合算した結果−1.0℃をシフト合算値にする。
サーバ制御部14は、シフト合算値および複数のシフト値に基づいて、温度関連要素から、通知に利用される候補要素を決定する(ステップS130)。1つの実施例において、候補要素を決定するとき、サーバ制御部14は、複数のシフト値のうち、当該符号がシフト合算値の符号と同じものに対応する温度関連要素を候補要素と決定する。すなわち、温度関連要素のうち、内部設定温度にさせる増減が最終的に行った変位の増減と一致するものを候補要素とする。
もう1つの実施例において、候補要素を決定するとき、サーバ制御部14は、複数のシフト値のうち、絶対値が最も大きく、かつ、当該符号がシフト合算値の符号と同じものに対応する温度関連要素を候補要素と決定する。すなわち、温度関連要素のうち、増減方向が一致してシフト合算値に最も影響を与えたものを候補要素とする。例えば、シフト合算値が−1.5℃であり、湿度、日射量、および活動量のそれぞれのシフト値が0℃、−1℃、−0.5℃である場合、日射量を候補要素として決定する。
候補要素を決定すると、サーバ制御部14は候補要素に基づいて、候補要素が制御結果との関係を表す通知メッセージを端末装置30に通知する(ステップS140)。例えば、候補要素が日射量であり、そのシフト値が負数である場合、日射量の変化によって内部設定温度が降下されたことを表す通知メッセージを作成し通知してもよい。もう1つの実施例において、サーバ制御部14は、空気調和機20の運転モードおよび候補要素に基づいて、候補要素が制御結果との関係を表す通知メッセージを端末装置30に通知する。例えば、候補要素が日射量であり、そのシフト値が負数であり、運転モードが暖房モードである場合、日射量の変化によって暖房を弱めたことを表す通知メッセージを作成し通知する。また、例えば、候補要素が日射量であり、そのシフト値が負数であり、運転モードが冷房モードである場合、日射量の変化によって冷房を強めたことを表す通知メッセージを作成し通知する。
他の実施例において、サーバ制御部14は、空気調和機20の運転モード、サーバ記憶部12は受信した検出値(日射量、湿度、活動量、外気温度等)または外部情報源40から受信した天気情報、および候補要素に基づいて、候補要素が制御結果との関係を表す通知メッセージを端末装置30に通知する。例えば、運転モードが暖房モードであり、候補要素が日射量であり、そのシフト値が−1℃であり、検出値によって日射量の増加が分かった場合、サーバ制御部14は「日射量の増加によって暖房を弱めた」とのことを表す通知メッセージ、例えば、「日差しが強かったので、暖房を弱めました。」との文字メッセージを作成してもよい。また、検出値によらなくても、暖房モードにおいてシフト合算値およびシフト値が負数とのことから、サーバ制御部14が日射量の増加によって暖房を弱めたことが分かるような場合において、検出値または天気情報に基づかずに通知メッセージを作成することができる。
後述する実施の形態3〜5においてさらに説明するように、サーバ制御部14は、運転モードと候補要素およびそのシフト合算値との組み合わせによって、「日射量の増加によって冷房を強めた」、「湿度の上昇によって暖房を弱めた」、「ユーザの活動量が多かったため暖房を弱めた」などのことを表す通知メッセージを作成することができる。そして、作成した通知メッセージを通知するとき、端末装置30のプッシュ通知機能またはお知らせ機能を用いて通知メッセージを端末装置30に表示させてもよい。同一の通知メッセージに対して、お知らせとプッシュ通知とのうちの1つのみ、または両方とも用いて通知メッセージを端末装置30に表示させてもよい。
<お知らせおよびプッシュ通知の具体例>
図3Aは実施の形態1においてお知らせである通知メッセージの例である。お知らせ通知とは、端末装置30の関連アプリケーション32の起動中に関連アプリケーション32内の画面で表示されるメッセージをいい、文字、画像、ボタン、ハイパーリンク等を含んでもよい。図3Aの実施例において、サーバ制御部14はお知らせである通知メッセージを端末装置30に送信すると、起動中の関連アプリケーション32の画面にお知らせ表示50が表示される(お知らせの更新ともいう)。ユーザがお知らせ表示50をクリックすると、「日差しが強かったので、暖房を弱めました。」などの文字メッセージを含んだ最近のいくつかのお知らせ52が表示される。
図3Bは実施の形態1においてプッシュ通知である通知メッセージの例である。プッシュ通知とは、関連アプリケーション32が起動中でなくても、端末装置30のホーム画面、ロック画面、または起動中の他のアプリケーションの画面内でも、その画面の上方などに一時的に表示されるメッセージをいい、ユーザが働きかけなくてもプッシュ通知を知ることができる。図3Bの実施例において、サーバ制御部14はお知らせである通知メッセージを端末装置30に送信すると、関連アプリケーション32が起動中でなくても、プッシュ通知54は端末装置30のホーム画面の上方に表示される。なお、一般的にプッシュ通知54が同時に表示できる内容がお知らせ52より少ないため、メッセージ通知の内容の全部をプッシュ通知54に表示されず(図3Bの左側)、ユーザのクリックなどによって起動される関連アプリケーション32の画面に表示されてもよい(図3Bの右側)。
過度の通知によってユーザが不快と感じることを回避するように、サーバ制御部14は、特定時間帯内に所定回数のみ、通知メッセージを端末装置30に表示させてもよい。図4は、実施の形態1における通知タイミングの例である。図4において、横軸は時刻を示し、ある日の0時から24時の間を1時間刻みで表示している。図4において、空気調和機20の運転中(「ON」)の期間を四角形で示している。四角形が示されていない期間は、空気調和機20が運転停止中とのことを示している。0時から13時の運転状態が13時から21時の運転状態と異なる。例えば、ユーザの入力によって、13時に設定温度が25℃から24℃に変更され、または、運転モードが除湿モードから冷房モードに変更された場合、この2つの期間内の運転状態が変更されて異なる。以下にお知らせおよびプッシュ通知のそれぞれの通知タイミングについて説明する。
<お知らせの通知タイミング>
この実施例において、お知らせについて、0時から1時、1時から2時…23時から24時のように1日を24つの時間帯に分けて、それぞれを特定時間帯とする。また、所定回数は1回とする。以下の条件がすべて成立するとき、お知らせを用いて通知メッセージを端末装置30に通知する(表示させる)。
条件(1):1つの時間帯において1回のみお知らせである通知メッセージを端末装置30に通知すること
条件(2):空気調和機20が起動してから同様な運転状態(運転モードおよびユーザ設定温度)で1時間以上継続して運転していること
また、ユーザの入力によって空気調和機20の運転モードまたはユーザ設定温度が変更されるとき、サーバ制御部14は条件(2)について変更時点から計時しなおしてもよい。仮に図4における12時から13時の間に起動された運転の運転状態が13時に変更される場合、13時からさらに1時間以上継続して運転してから通知メッセージを通知する。
これらの条件に基づいて、サーバ制御部14はお知らせを通知すべく時間を判断する。図4において、1時、8時、9時、11時、14時、16時半、17時半、20時、および21時のタイミングで、空気調和機20が同様な運転状態で1時間以上継続して運転しているため、それらのタイミングに属する時間帯において1回のみお知らせである通知メッセージを通知する。上述した条件(1)および(2)を満たせれば、通知可能な時間帯内のいつでも通知することができる。
お知らせを通知してから24時間を経過すると、当該お知らせを削除してもよい。同じ候補要素について以前すでに表示されたお知らせがあった場合、当該以前のお知らせを削除してもよい。
<プッシュ通知の通知タイミング>
この実施例において、プッシュ通知について、一日を4つの時間帯枠に分けて特定時間帯とする。例えば、図4に示されているように、7時から12時(午前、時間帯枠(1))、12時から17時(午後、時間帯枠(2))、17時から22時(夜、時間帯枠(3))、ならびに、22時から24時および0時から7時(禁止時間帯枠)との4つの時間帯枠に分ける。22時から翌日の7時は一般的にユーザが睡眠をとる時間なので、プッシュ通知の禁止時間帯枠とする。また、サーバ制御部14は、所定回数は1回とする。
お知らせを用いて通知メッセージを端末装置30に通知するとき、サーバ制御部14は現時点に対応するプッシュ通知の特定時間帯が禁止時間帯枠であるかを判断する。禁止時間帯枠でないと判断する場合、サーバ制御部14は現時点に対応するプッシュ通知の特定時間帯においてすでにプッシュ通知を出したか否かをさらに判断する。例えば、図4において、22時から7時の時間帯内において、上述した条件(1)および(2)を満たせればお知らせを通知するが、プッシュ通知の禁止時間帯枠であるため、プッシュ通知を送信しない。そして、プッシュ通知の特定時間帯のそれぞれにおいて、最初に(8時、14時、および17時半のタイミングに)通知するお知らせとともに、サーバ制御部14はプッシュ通知も通知する。一方、所定回数が1回なので、9時、11時、16時半、20時、および21時に通知されるお知らせとともに、プッシュ通知は通知しない。この実施例においては、プッシュ通知は同じ内容を表すお知らせとともに端末装置30に通知するが、プッシュ通知とお知らせを個別で通知してもよく、異なるタイミングで通知してもよい。
お知らせおよびプッシュ通知に対する条件を満たすかの判断はそれぞれに行えるため、お知らせに対する条件を満たせればプッシュ通知に対する判断結果にかかわらずお知らせを通知してもよい。なお、1時間継続して運転していても、ステップS140において候補要素が特定されない場合(例えば、シフト合算値が0となる場合、絶対値の最も大きいシフト値の符号がシフト合算値の符号と異なる場合など)、サーバ制御部14は通知メッセージの作成および通知をしなくてもよい。すなわち、ユーザに通知すべき候補要素が特定されることを、お知らせを用いて通知メッセージを端末装置30に通知するときに判断される条件(3)としてもよい。
これにより、自動制御結果に基づいて通知メッセージを作成して端末装置30に通知する処理が完了する。本発明に係る自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラムは、自動制御結果に影響されうる温度関連要素から、理解しやすくかつ自動制御結果に相当程度に影響を与えた候補要素を選択し、当該候補要素が自動制御結果に影響する因果関係を表す通知メッセージを作成し、端末装置30に通知する。直感的に理解できる因果関係を有する温度関連要素と制御結果とをユーザに提示することにより、ユーザが持ちうる自動制御に対する不安感・不信感を改善することができる。
また、候補要素を選択する際に、好ましい場合において、シフト値の絶対値が最も大きく、かつ、符号がシフト合算値と同じものを選択するため、内容がユーザの感覚から離れない通知メッセージを作成することができる。すべての温度関連要素について自動制御結果を通知せずに、数が限られた候補要素のみ通知するため、一見して分かりやすく表示することができ、ユーザが煩わしく感じてしまうことを回避することができる。さらに、端末装置30のお知らせ機能またはプッシュ通知機能を用いれば、即時かつ便利な形式で通知メッセージをユーザに通知することができる。通知タイミングについて通知できる特定時間帯や回数を制限することによって、過度の通知でユーザが不快と感じることを回避することができる。
《実施の形態2》
<シフト値の積算値に基づく候補要素決定>
以下、本発明に係る自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラムの実施の形態2について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。実施の形態2において、過去の一定時間内のシフト値およびその合算値に基づいて候補要素を決定することができる。
図5は、実施の形態2における自動制御結果を通知する方法のフローチャートである。この実施の形態において、空気調和機20は過去の一定時間内のシフト値を含んだ制御履歴を空調記憶部21に記憶させており、サーバ10は空気調和機20から当該制御履歴の少なくとも一部を受信してサーバ記憶部12に記憶させる。過去の一定時間内とは、例えば、過去の半時間、1時間、2時間、3時間、12時間、または24時間内である。自動制御結果を通知する方法に利用されていない制御履歴もサーバ記憶部12にさせてもよい。
1つの温度関連要素について、過去の一定時間内に複数回の変位が行われることが可能である。ステップS110’において、サーバ制御部14は、過去の一定時間内の、それぞれの温度関連要素についてのシフト値を取得し、温度関連要素のそれぞれに対して、対応するシフト値の積算値を計算する。例えば、日射量についてのシフト値−0.5℃、−1.0℃、+0.5℃を取得した場合、サーバ制御部14はこれらのシフト値を積算し、積算の結果−1.0℃を積算値とする。ステップS120’において、サーバ制御部14は、すべての温度関連要素のシフト値の積算値をさらに合算することで、すなわち、すべてのシフト値の積算値の和を計算することで、シフト合算値を計算する。例えば、温度関連要素が日射量、湿度、および活動量であり、それぞれのシフト値の積算値が−1.0℃、−0.5℃、および+0.5℃である場合、サーバ制御部14はこれらの積算値を合算した結果の−1.0℃をシフト合算値とする。
ステップS130’において、サーバ制御部14は、シフト合算値および複数の温度関連要素のシフト値の積算値に基づいて、温度関連要素から、通知に利用される候補要素を決定する。1つの実施例において、サーバ制御部14は、複数の温度関連要素のシフト値の積算値のうち、当該符号がシフト合算値の符号と同じものに対応する温度関連要素を候補要素と決定する。もう1つの実施例において、サーバ制御部14は、複数の積算値のうち、絶対値が最も大きく、かつ、当該符号がシフト合算値の符号と同じものに対応する温度関連要素を候補要素と決定する。
過去の一定時間内に温度関連要素について取得したシフト値の個数が異なる場合、例えば、温度関連要素に対して変位制御を行う頻度もしくはシフト値の取得頻度が異なる場合、または、通信異常やデータ破損によって一部のシフト値が取得不可である場合がある。この場合において、サーバ制御部14は、シフト値の平均値または加重平均値を計算し、(加重)平均値を合算してシフト合算しとし、積算値に基づく場合のように(加重)平均値およびシフト合算値に基づいて候補要素を決定してもよい。
候補要素決定後、サーバ制御部14は、候補要素に基づいて、内部設定温度の自動制御結果に関連する情報を端末装置30に通知する(ステップS140’)。これにより、過去の一定時間内のシフト値の積算値に基づいて候補要素を決定し、変位結果を通知する処理が完了する。こうすれば、シフト値に少量の異常値または急激な変化があっても全体の判断が影響されにくいため、候補要素をより精度高く決定することができる。
《実施の形態3》
<ユーザフィードバック、およびフィードバックユーザインタフェース>
以下、本発明に係る自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラムの実施の形態3について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。実施の形態3において、サーバ10または空気調和機20は自動制御結果に関するユーザフィードバックによって、さらに空気調和機20の内部設定温度等を変位することができる。
図6は、実施の形態3における自動制御結果を通知する方法のフローチャートである。サーバ制御部14は、通知メッセージステップS140の後、自動制御結果に関するユーザフィードバックを取得するためのフィードバックユーザインタフェース56を端末装置30に表示させ(ステップS150)、フィードバックユーザインタフェース56を介してユーザフィードバックを取得する(ステップS160)。図7は、実施の形態3におけるフィードバックユーザインタフェースの例である。通知メッセージに対応するお知らせ52またはプッシュ通知54は、端末装置30のユーザインタフェースを介して通知され表示される。サーバ制御部14は、当該お知らせ52またはプッシュ通知54がクリックなどのユーザ入力によってトリガーされる場合、フィードバックユーザインタフェース56を端末装置30に表示させてもよい。図6に示されているように、「日差しが強かったので、暖房を弱めました。いかがでしたか?」との文字の通知メッセージとともに、ユーザが現在の室内温度に対する複数の主観的な意見(例えば、「寒い」、「ちょうどいい」、および「暑い」)のそれぞれを代表する文字またはアイコンを含むボタンをフィードバックユーザインタフェース56として端末装置30に表示されている。ユーザがこれらのボタンの1つを押すと、端末装置30が当該ボタンに対応するユーザフィードバックをサーバ10に送信し、サーバ10のサーバ制御部14は当該ユーザフィードバックを取得する。この実施例において3段階のユーザフィードバックが表示されて選択されうるが、5段階のユーザフィードバック(「寒い」、「やや寒い」、「ちょうどいい」、「やや暑い」、および「暑い」)、暑い程度(1〜5)、上昇または降下させたい温度(例えば、「マイナス」と「1℃」)など他の設定または表示形態もあり得る。
サーバ制御部14は、ユーザフィードバックを受けると、当該ユーザフィードバックに基づいて所定の制御範囲内で制御が行われうるか否かを判断する(ステップS170)。ユーザ設定温度から離れすぎないように、ユーザフィードバックに基づく変位は一定範囲内に制限されている。例えば、暖房モードかつ非省エネルギモードにおいて、所定の制御範囲はユーザ設定温度の−0.5℃から+3.0℃という範囲に設定されており、内部設定温度が設定温度の+2.0℃であり、ユーザフィードバックが「寒い」である場合、内部設定温度を1.0℃上昇させる余裕がまだあるため、サーバ制御部14は制御範囲内で制御が行われうると判断する。所定の制御範囲は表などの形式でサーバ記憶部12に記憶されてもよい。なお、本開示は様々な温度関連要素に対する具体的な制御範囲について制限しない。
そして、制御範囲内で制御が行われうると判断した場合、サーバ制御部14は取得したユーザフィードバックに基づいて所定の制御範囲内で空気調和機20の内部設定温度を変位させる制御をする(ステップS180)。ユーザフィードバックを受けたときに空気調和機20の内部設定温度を即時に変位させる制御を行うのではなく、例えば、日射量シフトをユーザに表示したときにユーザから「暑い」のフィードバックを受けると、日射量シフトによるシフト値をマイナス側に調整する。そして、ユーザのエアコンで次回に日射量シフトによる制御が発生したときに、その調整値を用いた制御が適用される。ユーザフィードバックに基づく変位は、シフト値を用いて内部設定温度を変位するときと同様に、例えば、0.1℃、0.2℃、0.5℃を単位にして行ってよい。例えば、「寒い」のユーザフィードバックを受けたとき、0.5℃単位で内部設定温度を上昇させ、「暑い」のユーザフィードバックを受けたとき、0.5℃単位で内部設定温度を降下させる。サーバ制御部14は、ユーザフィードバックを受けるたびにステップS170〜ステップS190を行ってもよく、受けた同じユーザフィードバックが所定の複数回数(例えば、3回)に達するときにステップS170〜ステップS190を行ってもよい。
1つの実施例において、サーバ制御部14または空調制御部22は、受けたユーザフィードバックをサーバ記憶部12または空調記憶部21に記憶させ、以後の自動制御に反映させる。例えば、サーバ制御部14はユーザフィードバックに基づいて空気調和機20の内部設定温度を変位させるとき、変位させた内部設定温度を空調記憶部21に記憶させる。空気調和機20は、その後に運転停止しても、再運転するとき空調記憶部21から記憶した内部設定温度を読み出せれば、ユーザの好みに沿う内部設定温度に基づいて運転することができる。こうすれば、空気調和機20はユーザフィードバックを介してユーザの好みの室内温度を学習していくことができる。
もう一つの実施例において、ユーザフィードバックを受けたときに、空気調和機20の内部設定温度を即時に変位させずに、受けたユーザフィードバックをサーバ記憶部12または空調記憶部21に記憶させ、以後の自動制御に反映させる。例えば、日射量シフトをユーザに表示したときにユーザから「暑い」のフィードバックを受けると、日射量シフトによるシフト値をマイナス側に変位させ、変位させたシフト値をサーバ記憶部12または空調記憶部21に記憶させる。そして、次回に日射量シフトによる自動制御が発生したときに、記憶されたシフト量を用いて自動制御を行う。
一方、制御範囲の制限によって、制御範囲内の制御が行われえないと判断した場合、サーバ制御部14は、設定見直しの提言を表す提言メッセージを端末装置30に通知する(ステップS250)。ユーザフィードバックに基づいて変位する制御を行うと制御範囲の上限または下限を超える場合、制御範囲内の制御が行われえないと判断する。例えば、制御範囲はユーザ設定温度の−0.5℃から+3.0℃の範囲に設定されており、内部設定温度がすでに設定温度の+3.0℃であるのに対して、ユーザフィードバックが「寒い」である場合、内部設定温度を上昇させる余裕がない。また、制御範囲の限界まで変位させてもユーザが適切な体感温度と感じていないことからして、現在のユーザ設定温度や運転モードの設定が適切でないか、部屋の窓や扉が完全に閉じていないため気密性が低下しているかなど、制御が適切でない以外の原因の存在する可能性がある。そのため、サーバ制御部14は制御範囲内で制御が行われえないと判断するとき、上述した可能性をユーザに提示するように、提言メッセージを作成し通知してもよい。例えば、図8に示されているように、ユーザ設定温度の設定見直しの提言を表す提言メッセージ58(「設定温度の見直しをおすすめします」)を作成し端末装置30に通知してもよい。
他の実施例において、空気調和機20はサーバ10の代わりに、ユーザフィードバックを受け、ユーザフィードバックに基づいて制御(ステップS160〜S180)を行う。そして、ユーザフィードバックに基づいて所定の制御範囲内で制御が行われえないと判断するとき、空気調和機20はこのことをサーバ10のサーバ制御部14に通知する。サーバ制御部14が空気調和機20からの通知を受けたら、提言メッセージ58の作成および端末装置30への通知(ステップS190)を行う。
もう一つの実施例において、自動制御結果は、内部設定温度を自動的に変位させる制御を行うための計算結果であり、すでに内部設定温度を変位させたものではない。この実施例において、サーバ制御部14または空調制御部22は温度関連要素についてのシフト値を計算しサーバ記憶部12または空調記憶部21に記憶させるが、内部設定温度を変位させる制御を即時に行わない。代わりに、計算結果である自動制御結果(すなわち、変位制御結果)を前述したステップS110〜ステップS140またはS110’〜ステップS140’のように通知してから、前述したステップS150〜ステップS190のようにユーザフィードバックに基づいて制御を行う。こうすれば、ユーザの意に沿わない制御を行うことがなく、実際に行う制御はユーザに共感を持たせやすい。また、サーバ制御部14または空調制御部22は、受けたユーザフィードバックに基づいて内部設定温度を変位させるほか、変位された内部設定温度をサーバ記憶部12または空調記憶部21に記憶させ、以後の自動制御に反映させてもよい。空気調和機20は、その後に運転停止しても、再運転するとき空調記憶部21から記憶した内部設定温度を読み出せれば、ユーザの好みに沿う内部設定温度に基づいて運転することができユーザの好みの室内温度を学習していくことができる。
これにより、フィードバックユーザインタフェース56を介して、ユーザフィードバックに基づく変位に対する処理が完了する。この実施の形態に係る自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラムは、自動制御を行ったあと、所定の制御範囲内でユーザフィードバックに基づいてさらに室内温度等を変位させることができる。また、ユーザフィードバックを記憶することによって、ユーザの好みの室内温度、湿度、運転モード等について学習することができ、ユーザのニーズに寄り添う自動制御を提供することができる。
制御範囲によってユーザフィードバックに基づいて内部設定温度等を変位できない場合、自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラムは、提言メッセージを通知し、ユーザに設定見直しを促すことによって、適切なユーザ設定温度を得てより快適な環境を提供することができる。
《実施の形態4》
<候補要素が日射量である場合>
以下、本発明に係る自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラムの実施の形態4について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。実施の形態4について、候補要素が日射量である。すなわち、日射が起因とされ内部設定温度の変位(シフト)が自動制御結果に相当程度に影響を与えた。サーバ制御部14は日射量について、制御結果との因果関係を表す通知メッセージを適切に作成することができ、ユーザフィードバックに基づいて所定の制御範囲内で空気調和機20を制御することができる。
図9Aは、実施の形態4の暖房モードにおいて日射量による通知メッセージの例である。図9Aから図11Bにおいて、矢印が制御範囲を示し、矢印と重なる丸がシフト値の初期値を示し、「−領域」への変位は温度を降下させる変位と意味し、「+領域」への変位は温度を上昇させる変位と意味し、シフト値の変位単位が0.5℃である。省エネルギモードにおける制御は、省エネルギのために、原則的に、暖房における内部設定温度をユーザ設定温度より高く設定せず、冷房における内部設定温度をユーザ設定温度より低く設定しない点で、非省エネルギモードとの制御と異なるが、これに限らない。
運転モードが暖房モードおよび省エネルギモードであり、かつ、日射センサ23によって(合算値の計算時にまたは過去の一定時間内に)日射量が増加したと判断した場合、日射量が増加したため内部設定温度が降下されたとも言える。この場合において、制御範囲(1)が−0.5℃〜−3.0℃であり、初期値が−0.5℃であり、初期値から「−領域」への変位は最大5回まで可能である。サーバ制御部14は、通知メッセージを日射量の増加によって暖房を弱めたことを表すもの(例えば、「日差しが強かったので、暖房を弱めました。」という文字のメッセージ)として作成する。
運転モードが暖房モードおよび非省エネルギモードであり、かつ、日射センサ23によって日射量が減少したまたはなかったと判断した場合、日射量が減少したまたはなかったため内部設定温度が上昇されたとも言える。この場合において、制御範囲(2)が0℃〜+3.0℃であり、初期値が0℃であり、初期値から「+領域」への変位は最大5回まで可能である。サーバ制御部14は、通知メッセージを日射量の減少によって暖房を強めたことを表すもの(例えば、「日差しが弱かったので、暖房を強めました。」という文字のメッセージ)として作成する。
運転モードが暖房モードおよび非省エネルギモードであり、かつ、日射センサ23によって日射量が増加したと判断した場合、日射量が増加したため内部設定温度が降下されたとも言える。ただし、ユーザの快適度を考慮し、日射量が増加してもサーバ10または空気調和機20は内部設定温度を降下させなくてもよく、ユーザフィードバックにしたがって内部設定温度を上昇させてもよい。この場合において、制御範囲(3)が−1℃〜+3.0℃であり、初期値が−0.5℃であり、初期値から「+領域」への変位は最大7回まで可能であり、初期値から「−領域」への変位は最大1回まで可能である。この前提の元に、変位された内部設定温度が「−領域」に属する場合、サーバ制御部14は、通知メッセージを日射量の増加によって暖房を弱めたことを表すもの(例えば、「日差しが強かったので、暖房を弱めました。」という文字のメッセージ)として作成する。一方、変位された内部設定温度が「+領域」に属する場合、すなわち、ユーザフィードバックにしたがって内部設定温度を上昇させた場合、サーバ制御部14は、通知メッセージを日射量が減少したがユーザのフィードバックによって暖房を強めたことを表すもの(例えば、「日差しが強かったのですが、お客様のフィードバックをもとに暖房を強めました」という文字のメッセージ)として作成する。
図9Bは、実施の形態4の冷房モードにおいて日射量による通知メッセージの例である。同様に、制御範囲は異なる条件に基づいて設定可能である。例えば、運転モードが冷房モードかつ非省エネルギモードであるとき、異なる日射量(例えば、遮蔽度1、遮蔽度2、日射あり)に対して異なる制御範囲を設定可能である。そして、サーバ制御部14は、運転モード(冷房モード、省エネルギモード、非省エネルギモードなど)、日射センサ23の検出結果(日射量が増加した、日射量が減少した、日射がなかったなど)、制御範囲、変位された内部設定温度が属す正負領域、ユーザフィードバック、またはこれらの組み合わせに基づいて、通知メッセージを作成することができる。例えば、図9Bに示されているように、運転モードが冷房モードである場合、サーバ制御部14は通知メッセージを、日射量の増加によって冷房を強めたこと、日射量の減少によって冷房を弱めたこと、または、日射量が減少したがユーザのフィードバックによって冷房を強めたことを表すとして作成することができる。
それにより、候補要素が日射量であるとして判断するときの通知メッセージの作成が完了する。この実施の形態に係る自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラムは、日射量が自動制御結果に影響する因果関係を表すことを分かりやすい通知メッセージを作成しユーザに知ってもらえる。また、運転モード、日射センサの検出結果、制御範囲、変位された内部設定温度が属す正負領域、ユーザフィードバックなどに基づいて制御範囲および通知メッセージの内容を設定することができるため、よりユーザの感覚に添う通知メッセージを作成し、ユーザの不安感・不信感をより改善することができる。
《実施の形態5》
<候補要素が湿度である場合>
以下、本発明に係る自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラムの実施の形態5について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。実施の形態5について、候補要素が湿度である。すなわち、湿度が起因とされ内部設定温度の変位が自動制御結果に相当程度に影響を与えた。PMV指数、予測不快者率(PPD)等の定義によると、温度と、湿度と、ユーザの活動量ともユーザが感じる体感温度に影響する。湿度が高いほど、体感温度が高く感じる。サーバ制御部14は湿度について、制御結果との因果関係を表す通知メッセージを適切に作成することができ、ユーザフィードバックに基づいて所定の制御範囲内で空気調和機20を制御することができる。
図10Aは、実施の形態5の暖房モードにおいて湿気による通知メッセージの例である。実施の形態4と同様に、制御範囲は異なる条件に基づいて設定可能である。例えば、運転モードが暖房モードかつ省エネルギモードであるとき、異なる運転状態(例えば、異なる内部設定温度と異なる湿度との組み合わせである第1状態から第3状態)に対して異なる制御範囲を設定可能である。そして、サーバ制御部14は、運転モード(暖房モード、省エネルギモード、非省エネルギモードなど)、湿度センサ24の検出結果(室内の湿度)、制御範囲、変位された内部設定温度が属す正負領域、ユーザフィードバック、またはこれらの組み合わせに基づいて、通知メッセージを作成することができる。例えば、図10Aに示されているように、運転モードが暖房モードである場合、サーバ制御部14は通知メッセージを、湿度の上昇によって暖房を弱めたことを表すとして作成することができる。
図10Bは、実施の形態5の冷房モードにおいて湿気による通知メッセージの例である。運転モードが冷房モードかつ省エネルギモードであるとき、異なる運転状態(例えば、湿度が45%未満)に対して異なる制御範囲を設定可能である。そして、サーバ制御部14は、運転モード(暖房モード、省エネルギモード、非省エネルギモードなど)、湿度センサ24の検出結果(室内の湿度)、制御範囲、変位された内部設定温度が属す正負領域、ユーザフィードバック、またはこれらの組み合わせに基づいて、通知メッセージを作成することができる。例えば、図10Bに示されているように、運転モードが冷房モードである場合、サーバ制御部14は通知メッセージを、湿度の降下によって冷房を弱めたことを表すとして作成することができる。
それにより、候補要素が湿度であるとして判断するときの通知メッセージの作成が完了する。この実施の形態に係る自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラムは、湿度が自動制御結果に影響する因果関係を表すことを分かりやすい通知メッセージを作成しユーザに知ってもらえる。また、運転モード、湿度センサの検出結果、制御範囲、変位された内部設定温度が属す正負領域、ユーザフィードバックなどに基づいて制御範囲および通知メッセージの内容を設定することができるため、よりユーザの感覚に添う通知メッセージを作成し、ユーザの不安感・不信感をより改善することができる。
《実施の形態6》
<候補要素が活動量である場合>
以下、本発明に係る自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラムの実施の形態6について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。実施の形態6について、候補温度関連要素が活動量である。すなわち、ユーザの活動量が起因とされ内部設定温度の変位が自動制御結果に相当程度に影響を与えた。実施の形態5と同様に、PMV指数などの定義によると、ユーザの活動量はユーザが感じる体感温度に影響する。活動量が高いほど、体感温度が高く感じる。活動量センサ25はユーザの活動量を検出し、サーバ制御部14は検出された活動量に基づいて活動量を決定してもよい。サーバ制御部14は活動量について、制御結果との因果関係を表す通知メッセージを適切に作成することができ、ユーザフィードバックに基づいて所定の制御範囲内で空気調和機20を制御することができる。
図11Aは、実施の形態6の暖房モードにおいて活動量による通知メッセージの例である。実施の形態4と同様に、制御範囲は異なる条件に基づいて設定可能である。例えば、運転モードが暖房モードかつ省エネルギモードであるとき、異なる活動量(例えば、大、中、小)に対して異なる制御範囲を設定可能である。そして、サーバ制御部14は、運転モード(暖房モード、省エネルギモード、非省エネルギモードなど)、活動量センサ25の検出結果(ユーザの活動量)、制御範囲、変位された内部設定温度が属す正負領域、ユーザフィードバック、またはこれらの組み合わせに基づいて、通知メッセージを作成することができる。例えば、図11Aに示されているように、運転モードが暖房モードである場合、サーバ制御部14は通知メッセージを、ユーザの活動量が多かったため暖房を弱めたこと、ユーザの活動量が少なかったため暖房を強めたこと、または、ユーザの活動量が減少したがユーザのフィードバックによって暖房を弱めたことを表すとして作成することができる。
図11Bは、実施の形態6の冷房モードにおいて活動量による通知メッセージの例である。運転モードが冷房モードかつ省エネルギモードであるとき、異なる活動量(例えば、大、中、小)に対して異なる制御範囲を設定可能である。そして、サーバ制御部14は、運転モード(冷房モード、省エネルギモード、非省エネルギモードなど)、活動量センサ25の検出結果(ユーザの活動量)、制御範囲、変位された内部設定温度が属す正負領域、ユーザフィードバック、またはこれらの組み合わせに基づいて、通知メッセージを作成することができる。例えば、図11Bに示されているように、運転モードが暖房モードである場合、サーバ制御部14は通知メッセージを、ユーザの活動量が少なかったため冷房を弱めたこと、ユーザの活動量が多かったため冷房を強めたこと、または、ユーザの活動量が多かったがユーザのフィードバックによって冷房を弱めたことを表すとして作成することができる。
それにより、候補要素が活動量であるとして判断するときの通知メッセージの作成が完了する。この実施の形態に係る自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラムは、活動量が自動制御結果に影響する因果関係を表すことを分かりやすい通知メッセージを作成しユーザに知ってもらえる。また、運転モード、活動量センサの検出結果、制御範囲、変位された内部設定温度が属す正負領域、ユーザフィードバックなどに基づいて制御範囲および通知メッセージの内容を設定することができるため、よりユーザの感覚に添う通知メッセージを作成し、ユーザの不安感・不信感をより改善することができる。
《実施の形態7》
<総合例>
以下、本発明に係る自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラムの1つの具体的な総合例(実施の形態7)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。実施の形態7において、温度関連要素は、日射量、外気温度、活動量、および湿度を含む。図12は、実施の形態7におけるシフト値の積算値およびシフト合算値の例であり、上述した温度関連要素のシフト値、シフト合算値、および室内温度を示している。
0時から6時の間および23時から24時の間において、外気温度以外の温度関連要素のシフト値の積算値が0であり、外気温度のシフト値の積算値とシフト合算値とが同じく正数であるため、外気温度は候補要素と判断される。この期間はプッシュ通知の禁止時間帯枠(22時から7時)であるため、サーバ制御部14は端末装置30のお知らせ機能のみを用いて通知メッセージを通知する。
6時から8時の間、および19時から23時の間において、シフト合算値が0であるため、絶対値が最大でありながら符号がシフト合算値と同じ積算値が存在しえないため、候補要素に該当する温度関連要素がなく、通知メッセージが作成および通知されない。
8時から11時の間、11時から13時の間、13時から14時の間、14時から15時の間、15時から17時の間、および17時から19時の間のそれぞれにおいて、日射量、活動量、日射量、活動量、日射量、および活動量のそれぞれは、シフト値の積算値の絶対値が他の積算値より大きく、かつ、当該積算値の符号がシフト合算値の符号と同じであるため、候補要素と判断される。これに合わせて、8時から1時間ごとにお知らせの通知が行われる。さらに、8時および12時に、すなわち、時間帯枠(1)および時間帯枠(2)において最初にお知らせが通知されるときに、日射量および活動量による自動制御結果に基づくプッシュ通知も行われる。
注意すべきなのは、上述した実施の形態1〜実施の形態7において、様々な制御範囲、および通知メッセージを作成するときに考慮される様々な条件が開示されているが、本発明に係る自動制御結果を通知する方法、サーバ、およびプログラムこれらに限られていない。以上に記載されていない条件に基づいても、温度関連要素の制御範囲の決定、候補要素の選択、および通知メッセージの作成をすることができる。
本開示は、自動制御結果を通知するサーバなどのコンピュータに上述した自動制御結果を通知する方法を実行させるためのプログラムをさらに提供する。また、当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も提供する。
<効果>
本発明に基づく、自動制御結果を通知する方法、サーバおよびプログラムによれば、自動制御結果に影響されうる温度関連要素から、理解しやすくかつ自動変位制御の結果を含んだ自動制御結果に影響を与えた候補要素を選択し、当該候補要素が自動変位制御の結果に影響する因果関係を表す通知メッセージを端末装置に通知する。直感的に理解できる因果関係を有する温度関連要素と制御結果とをユーザに提示することにより、ユーザに共感を持たせやすく、自動制御の行いを納得させやすいため、ユーザが持ちうる自動制御に対する不安感・不信感を改善することができる。実際に行った変位制御に関する温度関連要素のシフト値に基づいて行うので、ユーザの感覚から離れないように候補要素を選択し通知メッセージを作成することができる。また、運転モード、日射センサ等の検出結果、制御範囲、変位された内部設定温度が属す正負領域、ユーザフィードバックなどに基づいて制御範囲および通知メッセージの内容を設定することができるため、よりユーザの感覚に添う通知メッセージを作成し、ユーザの不安感・不信感をより改善することができる。さらに、過去の一定時間内のシフト値の積算値に基づいて候補要素を決定すれば、候補要素をより精度高く決定することができる。
自動制御結果を通知する方法、サーバおよびプログラムは、端末装置のお知らせ機能またはプッシュ通知機能を用いて通知メッセージをユーザに通知するとき、通知タイミングや回数を制限することによって、即時の通知を行いつつ、過度の通知でユーザが不快と感じることを回避することができる。さらに、自動制御結果を通知する方法、サーバおよびプログラムは、自動制御を行ったあと、所定の制御範囲内でユーザフィードバックに基づいて温度などを変位させることができる。制御範囲によって変位できない場合でも、ユーザに設定見直しを促すように提言メッセージを端末装置に通知して表示させることができる。
以上は本発明の具体的な実施の形態に過ぎず、本発明の保護範囲はこれに限定されるものではない。本発明は図面および前述した具体的な実施の形態において上述された内容を含むが、本発明がそれらの内容に限定されるものではない。本発明の機能および構造原理から逸脱しない変更は特許請求の範囲内のものである。
10 サーバ
12 サーバ記憶部
14 サーバ制御部
20 空気調和機
21 空調記憶部
22 空調制御部
23 日射センサ
24 湿度センサ
25 活動量センサ
26 外気温度センサ
30 端末装置
32 関連アプリケーション
40 外部情報源
50 お知らせ表示
52 お知らせ
54 プッシュ通知
56 フィードバックユーザインタフェース
58 提言メッセージ

Claims (19)

  1. 自動制御結果を通知する方法であって、
    空気調和機のユーザ設定温度に基づく内部設定温度を変位させる自動制御をし、その自動制御結果を前記空気調和機と関連付けられた端末装置に通知するためのものであり、
    複数の温度関連要素について前記内部設定温度を変位させるためのシフト値を取得するステップと、
    前記シフト値の和を計算してシフト合算値にするステップと、
    前記シフト合算値および前記複数のシフト値に基づいて、前記温度関連要素から候補要素を決定するステップと、
    前記候補要素に基づいて、前記内部設定温度の自動制御結果に関連する情報を前記端末装置に通知するステップと、
    を備える自動制御結果を通知する方法。
  2. 前記候補要素を決定するステップにおいて、
    前記シフト値のうち、その符号が前記シフト合算値の符号と同じものに対応する温度関連要素を前記候補要素と決定する、請求項1に記載の自動制御結果を通知する方法。
  3. 前記候補要素を決定するステップにおいて、
    前記シフト値のうち、絶対値が最も大きく、かつ、その符号が前記シフト合算値の符号と同じものに対応する温度関連要素を前記候補要素と決定する、請求項2に記載の自動制御結果を通知する方法。
  4. 前記通知するステップにおいて、前記空気調和機の運転モードおよび前記候補要素に基づいて、前記内部設定温度の自動制御結果に関連する前記情報を前記端末装置に通知する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動制御結果を通知する方法。
  5. 前記取得するステップにおいて、
    過去の一定時間内の、前記複数の温度関連要素についての前記シフト値を取得し、前記シフト値のそれぞれが1つの前記温度関連要素に対応し、前記温度関連要素のそれぞれに対して、対応する前記シフト値の積算値を計算し、
    前記決定するステップにおいて、
    前記シフト合算値および複数の前記積算値に基づいて、前記温度関連要素から前記候補要素を決定する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動制御結果を通知する方法。
  6. 前記複数の温度関連要素は、日射量、湿度、活動量、外気温度、および天気情報のうちの少なくとも2つを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動制御結果を通知する方法。
  7. 前記通知するステップにおいて、
    特定時間帯内に所定回数のみ、前記端末装置のプッシュ通知機能またはお知らせ機能を用いて、前記内部設定温度の自動制御結果に関連する前記情報を表す通知メッセージを前記端末装置に表示させる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の自動制御結果を通知する方法。
  8. 前記通知メッセージとともに、前記自動制御結果に関するユーザフィードバックを取得するためのフィードバックユーザインタフェースを前記端末装置に表示させるステップと、
    前記フィードバックユーザインタフェースを介して前記ユーザフィードバックを取得するステップと、
    取得した前記ユーザフィードバックに基づいて所定の制御範囲内で前記内部設定温度を変位させる制御をするステップと、
    をさらに備える、請求項7に記載の自動制御結果を通知する方法。
  9. 前記制御範囲によって、前記取得したユーザフィードバックに基づく自動制御が行われないとき、設定見直しの提言を表す提言メッセージを前記端末装置に通知するステップと、
    をさらに備える、請求項8に記載の自動制御結果を通知する方法。
  10. 自動制御結果を通知するサーバであって、
    空気調和機のユーザ設定温度に基づく内部設定温度を変位させる自動制御をし、その自動制御結果を前記空気調和機と関連付けられた端末装置に通知するためのものであり、
    複数の温度関連要素について前記内部設定温度を変位させるためのシフト値を記憶するサーバ記憶部と、
    サーバ制御部であって、
    前記温度関連要素のシフト値を前記サーバ記憶部から取得し、
    前記シフト値の和を計算してシフト合算値にし、
    前記シフト合算値および前記複数のシフト値に基づいて、前記温度関連要素から候補要素を決定し、
    前記候補要素に基づいて、前記内部設定温度の自動制御結果に関連する情報を前記端末装置に通知するように構成された前記サーバ制御部と、
    を備える、自動制御結果を通知するサーバ。
  11. 前記サーバ制御部は、
    前記候補要素を決定するとき、
    前記シフト値のうち、その符号が前記シフト合算値の符号と同じものに対応する温度関連要素を前記候補要素と決定するようにさらに構成されている、請求項10に記載の自動制御結果を通知するサーバ。
  12. 前記サーバ制御部は、
    前記候補要素を決定するとき、
    前記シフト値のうち、絶対値が最も大きく、かつ、その符号が前記シフト合算値の符号と同じものに対応する温度関連要素を前記候補要素と決定するようにさらに構成されている、請求項11に記載の自動制御結果を通知するサーバ。
  13. 前記サーバ制御部は、
    前記端末装置に通知するとき、
    前記空気調和機の運転モードおよび前記候補要素に基づいて、前記内部設定温度の自動制御結果に関連する前記情報を前記端末装置に通知するようにさらに構成されている、請求項10〜12のいずれか1項に記載の自動制御結果を通知するサーバ。
  14. 前記サーバ記憶部は、過去の一定時間内の前記シフト値を含んだ制御履歴を記憶し、
    前記サーバ制御部は、
    前記シフト値を前記サーバ記憶部から取得とき、
    過去の一定時間内の、前記複数の温度関連要素についての前記シフト値を前記サーバ記憶部内の前記制御履歴から取得し、前記シフト値のそれぞれが1つの前記温度関連要素に対応し、前記温度関連要素のそれぞれに対して、対応する前記シフト値の積算値を計算し、
    前記候補要素を決定するとき、
    前記シフト合算値および複数の前記積算値に基づいて、前記温度関連要素から前記候補要素を決定するようにさらに構成されている、請求項10〜13のいずれか1項に記載の自動制御結果を通知するサーバ。
  15. 前記複数の温度関連要素は、日射量、湿度、活動量、外気温度、および天気情報のうちの少なくとも2つを含む、請求項10〜14のいずれか1項に記載の自動制御結果を通知するサーバ。
  16. 前記サーバ制御部は、
    前記端末装置に通知するとき、
    特定時間帯内に所定回数のみ、前記端末装置のプッシュ通知機能またはお知らせ機能を用いて、前記内部設定温度の自動制御結果に関連する前記情報を表す通知メッセージを前記端末装置に表示させるようにさらに構成されている、請求項10〜15のいずれか1項に記載の自動制御結果を通知するサーバ。
  17. 前記サーバ制御部は、
    前記通知メッセージとともに、前記自動制御結果に関するユーザフィードバックを取得するためのフィードバックユーザインタフェースを前記端末装置に表示させ、
    前記フィードバックユーザインタフェースを介して前記ユーザフィードバックを取得し、
    取得した前記ユーザフィードバックに基づいて所定の制御範囲内で前記内部設定温度を変位させる制御をするようにさらに構成されている、請求項16に記載の自動制御結果を通知するサーバ。
  18. 前記サーバ制御部は、
    前記制御範囲によって、前記取得したユーザフィードバックに基づく自動制御が行われないとき、設定見直しの提言を表す提言メッセージを前記端末装置に通知するようにさらに構成されている、請求項17に記載の自動制御結果を通知するサーバ。
  19. コンピュータに請求項1〜9のいずれか1項に記載の自動制御結果を通知する方法を実行させるためのプログラム。
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