JP2005295160A - 到着予知システム、熱源能力制御システムおよび空調制御システム - Google Patents

到着予知システム、熱源能力制御システムおよび空調制御システム Download PDF

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直彦 末岡
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Abstract

【課題】サービスの過剰/不足を防止する。
【解決手段】利用者Mが所持するGPS機能が搭載された携帯端末3より定期的に個人情報と位置情報をオフィスビル1内のサービス提供装置2へ送る。サービス提供装置2では、利用者Mがオフィスビル1を中心とする半径Lの範囲(検出エリアAR)に入ったことを確認し、それまでの利用者Mの位置変化から目標地点PTに接近中であるか否かを判断する。利用者Mが接近中であると判断すれば、予め設定されている徒歩スピードから利用者Mが目標地点PTに達するまでの移動時間を求め、この移動時間から利用者Mの目標地点PTへの到着時刻を予想する。この予想した到着時刻を利用してオフィスビル1内の空調サービスを行う。
【選択図】 図3

Description

この発明は、到着予知対象の目標地点への到着時刻を予想する到着予知システムおよびこの到着予知システムを使用した熱源能力制御システムおよび空調制御システムに関するものである。
大規模なオフィスビル等、多数の人が利用する施設においては、利用者への各種のサービスの提供のための準備に比較的時間がかかる。特に、利用者の人数に応じてサービスの提供量を適合させなくてはならないサービスでは、事前に利用者の人数と利用時間の情報が把握できれば、その情報に応じた適切なサービスを提供することができ、利用者側に満足を与えることができる。また、サービス提供者側も、過剰にサービスを提供して無駄が発生してしまったり、逆にサービスが不足して利用者に迷惑をかけたり、苦情を受けたりすることも防止することができる。
例えば、利用者の人数に応じてサービスの提供量を適合させなくてはならないサービスとして、空調サービスが挙げられる。空調サービスを提供するためには、空調機で調和空気を発生させるために、熱源水(冷水又は温水)を必要とする、この熱源水は熱源機によって空調サービスの開始前に生成し、空調機に供給できるような状態としておくが、この熱源水を生成するためには通常30分以上かかる。また、空調負荷によって運転させる熱源機の台数(熱源機の能力)も異なってくる。当然の事ながら利用者が多ければ空調負荷は大きく、利用者が少なければ空調負荷は小さい。
特開2002−142270号公報
しかしながら、従来においては、事前に利用者の人数を把握する仕組みがなかったので、昨日あるいは先週の同じ曜日の空調負荷を本日の空調負荷とみなしたり、過去のデータから空調負荷予測モデルを作成して、そのモデルから予測される空調負荷に応じて熱源機の運転台数を決めていた。しかし、これはあくまでも予測値であるから当日の実際の利用者数に応じた空調負荷との食い違いが多々発生し、サービスの過剰/不足を招いていた。
なお、近年、サービスを提供する場所からある範囲のエリア(制御エリア)に利用者がいることをGPS技術、携帯電話、無線技術、インターネット等を利用して検出し、この検出結果に基づいてサービスを提供する機器(サービス提供機器)を遠隔制御するシステムが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、制御情報に基づいて制御される被制御機器と、外部ネットワークと被制御機器との間に介挿され、メール送受信機能を備える情報端末と、制御情報を含む制御情報メールを外部ネットワークを介して情報端末宛てに送信するメール端末と、メール端末の現在位置を取得する位置取得装置とを有する遠隔制御ユニットとを備え、遠隔制御ユニットは、取得された現在位置に基づいて、メール端末が被制御装置に対する所定の制御エリア内に位置しているが否かを判断し、この判断結果に基づいて制御情報メールを情報端末宛てに送信し、情報端末は受信した制御情報メールに含まれる制御情報に基づいて被制御機器を制御する遠隔制御システムが示されている。
しかし、このシステムでは、サービスを提供する地点(目標地点)を中心とする制御エリア内に人がいることは検知するが、その人がサービス提供機器のサービスを必要とする人かどうか分からない。すなわち、制御エリア内から出て行く人であるかも知れず、サービスを必要とする人としない人との見分けがつかない。また、サービス提供機器のサービスを必要とする人であっても、そのサービスを必要とする実際の時刻(目標地点への到着時刻)は分からない。このため、サービスを必要とする利用者を正確に把握し、その人の目標地点への実際の到着時刻に合わせてサービス提供機器を前もって準備動作させておくことができず、サービスの過剰/不足が生じてしまう。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、空調サービスなどのサービスの過剰/不足を防止することが可能な到着予知システム、熱源能力制御システムおよび空調制御システムを提供することにある。
このような目的を達成するために、第1発明(請求項1に係る発明)は、到着予知システムに係わり、到着予知対象が所定のエリアに入ったことを検出する手段と、所定のエリアに入った到着予知対象が目標地点に対して接近中であるか否かを判断する手段と、到着予知対象が所定のエリアに入り、かつ目標地点に対して接近中であった場合、その到着予知対象が目標地点に到着する到着時刻を予想する到着予想手段とを設けたものである。
この発明によれば、到着予知対象が所定のエリアに入ると、その到着予知対象が目標地点に対して接近中であるか否かが確認され、接近中であれば、その到着予知対象の目標地点への到着時刻が予想される。例えば、利用者(到着予知対象)が最寄りの駅まで来ると、それまでの利用者の位置の変化からオフィスビル(目標地点)に接近中であるか否かが判断される。オフィスビルに接近中であれば、オフィスビルで空調サービスなどのサービスを受ける利用者であるとみなし、その利用者の目標地点への到着時刻を予想する。
第2発明(請求項2に係る発明)は、第1発明において、到着予想手段によって予想される到着予知対象の到着時刻に基づいて同一時間帯に目標地点に到着する到着予知対象数を求める手段を設けたものである。
この発明において、到着予知対象が複数である場合、それぞれの到着予知対象の目標地点への到着時刻が予想される。例えば、目標地点をオフィスビルとした場合、オフィスビルの利用者は何百人、何千人という規模になる。この発明では、これらの利用者の到着時刻が予想され、この予想される到着時刻に基づいて同一時間帯に到着する利用者の人数が求められる。これにより、例えば、時間差通勤を採用しているような場合、時間差通勤の各通勤時間帯に到着する利用者の人数を求め、この求めた利用者数をその通勤時間帯の空調制御に反映することが可能となる。
この第1,第2発明において、到着予知対象の目標地点への到着時刻の予想は、予め登録されている情報に基づいて行う方法(第3発明)、到着予知対象の実測スピードに基づいて行う方法(第4発明)などが考えられる。
予め登録されている情報に基づいて行う方法としては、例えば目標地点までのバスの時刻表を記憶しておき、この時刻表から利用者が乗るバスの発車時刻を求め、この発車時刻からそのバスが目標地点に到着する時刻を求め、この時刻を目標地点への利用者の到着時刻とする。
到着予知対象の実測スピードに基づいて行う方法としては、例えば目標地点からの距離がL1離れた第1のエリアと、L2(L1>L2)離れた第2のエリアとを定め、利用者が第1のエリアに入った時刻と第2のエリアに入った時刻との差および距離L1とL2との差から利用者の接近速度(実測スピード)を求め、この接近速度から求められる利用者が第2のエリアに入ってから目標地点に達するまでの移動時間を求め、利用者が第2のエリアに入った時刻にその移動時間を足して目標地点への利用者の到着時刻とする。この場合、利用者がバスやタクシーなどの交通機関で接近中であれば、目標地点への接近速度としてその交通機関の移動速度が求められる。利用者が徒歩で接近中であれば、目標地点への接近速度として、その利用者の歩くスピードが求められる。
第5発明(請求項5に係る発明)は、熱源能力制御システムに係わり、第1〜第4発明の何れかの到着予知システムによって予想される到着予知対象の目標地点に到着する到着時刻に基づいて、目標地点に設けられた空調機への熱源水を生成する熱源機の能力を制御する手段を設けたものである。
この発明において、到着予知対象が複数である場合、それぞれの到着予知対象の目標地点への到着時刻が予想される。例えば、目標地点をオフィスビルとした場合、オフィスビルの利用者は何百人、何千人という規模になり、これらの利用者のオフィスビルへの到着時刻が予想される。
これにより、当日のオフィスビルの空調開始時の利用者の人数を予知することができ、この予知される当日のオフィスビルの空調開始時の利用者数より求められる空調負荷を賄うことができるように熱源機の能力を前もって制御するようにすれば、空調開始時点から過不足なく空調制御を行うことができるようになる。
また、空調開始後、増加する利用者数を予知することができ、この予知される利用者数より求められる空調負荷を賄うことができるように熱源機の能力を前もって制御すれば、途中で利用者が増えても過不足なく空調制御を行うことができるようになる。
第6発明(請求項6に係る発明)は、空調制御システムに係わり、第1〜第4発明の何れかの到着予知システムによって予想される到着予知対象の目標地点に到着する到着時刻およびその到着予知対象の属性に基づいて、その到着予知対象が入ると考えられる空調対象エリアへの調和空気の供給を制御する手段を設けたものである。
この発明によれば、例えば、到着予知対象をオフィスビルの利用者、到着予知対象の属性をその利用者が快適と感じる温度や利用エリアとした場合、利用者のオフィスビルへの到着時刻とその利用者が快適と感じる温度に基づいて、その利用者が入ると考えられる空調対象エリア(利用エリア)への調和空気の供給が制御される。
これにより、利用者の到着時刻に合わせて、その利用者が入る空調対象エリアの温度をその利用者が快適と感じる温度に合わせ込むことが可能となる。
また、空調対象エリアに既に利用者がいるような場合、この空調対象エリアに新たに加わる利用者の到着時刻に合わせて、この新たに加わる利用者を加味した適切な温度にその空調対象エリアの温度を合わせ込むことが可能となる。
なお、本発明において、到着予知対象とは、利用者、利用者が持つ携帯端末などであり、第1〜第4発明の到着予知システムでは、自動車なども到着予知対象として考えられる。本発明において、利用者に携帯端末を持たせる場合、携帯端末から利用者の位置情報を無線で目標地点へ送り、その位置情報に基づいて利用者の到着時刻を目標地点において予想するようなシステムとしたり、携帯端末において利用者の目標地点への到着時刻を予想し、その予想した利用者の到着時刻を無線で目標地点へ送るシステムとするなど、そのシステム構成は自由に変えることができる。
第1発明によれば、到着予知対象が所定のエリアに入ると、その到着予知対象が目標地点に対して接近中であるか否かが確認され、接近中であればその到着予知対象の目標地点への到着時刻が予想されるので、サービスを必要とする実際の時刻に合わせてサービス提供機器を前もって準備動作させておくことが可能となり、またサービスを必要とする実際の時刻における利用者を確実に把握することが可能となり、サービスの過剰/不足を防止することができるとともに、利用者の満足も得られるようになる。
第2発明によれば、予想される到着予知対象の到着時刻に基づいて同一時間帯に目標地点に到着する到着予知対象数が求められ、例えば、時間差通勤を採用しているような場合、時間差通勤の各通勤時間帯に到着する利用者の人数を求め、この求めた利用者数をその通勤時間帯の空調制御に反映することが可能となり、空調負荷の変動が大きい時間帯の空調サービスの過剰/不足を防止できるとともに、利用者の満足も得られるようになる。
第3発明によれば、到着予知対象の目標地点への到着時刻の予想を予め登録されている情報に基づいて行うようにしたので、例えば目標地点までのバスの時刻表を記憶しておき、この時刻表から利用者が乗るバスの発車時刻を求め、この発車時刻からそのバスが目標地点に到着する時刻を求め、この時刻を目標地点への利用者の到着時刻とするなどして、利用者の目標地点への到着時刻を高確度で予知することができるようになる。
第4発明によれば、到着予知対象の目標地点への到着時刻の予想を到着予知対象の実測スピードに基づいて行うようにしたので、例えば目標地点からの距離がL1離れた第1のエリアと、L2(L1>L2)離れた第2のエリアとを定め、利用者が第1のエリアに入った時刻と第2のエリアに入った時刻との差および距離L1とL2との差から利用者の接近速度(実測スピード)を求め、この接近速度から利用者が第2のエリアに入ってから目標地点に達するまでの移動時間を求め、利用者が第2のエリアに入った時刻にその移動時間を足して目標地点への利用者の到着時刻とするなどして、利用者の目標地点への到着時刻を高確度で予知することができるようになる。特に、この発明では、利用者がバスやタクシーなどの交通機関で接近中であれば、目標地点への接近速度としてその交通機関の移動速度が求められ、徒歩で接近中であれば、目標地点への接近速度としてその利用者の歩くピードが求められるので、利用者がとる交通手段に拘わらず、利用者の目標地点への到着時刻を高確度で予知することができるようになる。
第5発明によれば、第1〜第4発明の何れかの到着予知システムによって予想される到着予知対象の目標地点に到着する到着時刻に基づいて、目標地点に設けられた空調機への熱源水を生成する熱源機の能力を制御するようにしたので、例えば、当日のオフィスビルの空調開始時の利用者の人数を前もって予知し、この予知される当日のオフィスビルの空調開始時の利用者数より求められる空調負荷を賄うことができるように熱源機の能力を前もって制御したり、空調開始後、増加する利用者数を予知し、この予知される利用者数より求められる空調負荷を賄うことができるように熱源機の能力を前もって制御するなどして、過不足なく空調制御を行うことができるようになる。
第6発明によれば、第1〜第4発明の何れかの到着予知システムによって予想される到着予知対象の目標地点に到着する到着時刻およびその到着予知対象の属性に基づいて、その到着予知対象が入ると考えられる空調対象エリアへの調和空気の供給を制御するようにしたので、例えば、利用者の到着時刻に合わせて、その利用者が入る空調対象エリアの温度をその利用者が快適と感じる温度に合わせ込むようにしたり、空調対象エリアに新たに加わる利用者の到着時刻に合わせて、この新たに加わる利用者を加味した適切な温度にその空調対象エリアの温度を合わせ込むなどして、到着する利用者の好みを空調対象エリアの空調制御に反映することができるようになる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明に係る到着予知システム、熱源能力制御システムおよび空調制御システムを含むサービス提供システムの一実施の形態の構成図である。
図1において、1はオフィスビル、2はこのオフィスビル1に設けられたサービス提供装置、3はオフィスビル1の利用者が持つ携帯端末、4は携帯端末3から定期的に発信される無線情報のサービス提供装置2への送信を中継する中継器である。
携帯端末3は、オフィスビル1の利用者全員に渡されており、衛星の位置から自己の現在位置を求めるGPS機能を有している。また、携帯端末3には、この携帯端末3を利用する利用者の個人情報(例えば、利用者のID)が格納されており、この個人情報とGPS機能により求めた自己の現在位置(位置情報)を定期的にサービス提供装置2への無線情報として送信する機能を有している。
サービス提供装置2は、オフィスビル1において空調サービスを提供する装置であり、通信装置2−1と、制御装置2−2と、コントローラ2−3とを備え、コントローラ2−3にはオフィスビル1内に構築されたローカルエリアネットワーク(LAN)2−4を介して空調機2−5や熱源機2−6が接続されている。なお、この実施の形態において、熱源機2−6は1台の熱源機ではなく、1つの熱源系統に設けられた複数の熱源機の集合とする。熱源機2−6の能力はその熱源機2−6を構成する熱源機の台数によって定まる。
図2は制御装置2−2の要部を示すブロック図である。同図において、2AはCPU、2BはRAM、2CはROM、2Dはハードディスクなどの記憶装置、2Eはディスプレイ、2Fはキーボード、2Gはマウス、2H〜2Kはインターフェイスである。CPU2Aは、インターフェイス2H〜2Kを介して与えられる各種入力情報を得て、RAM2Bにアクセスしながら、ROM2Cや記憶装置2Dに格納されたプログラムに従って動作する。
記憶装置2Dには、本実施の形態特有のプログラムとして、利用者の到着を予知し、この到着予知に従って熱源能力の制御および空調制御を行う到着予知プログラムが格納されている。この到着予知プログラムは、例えばCD−ROMなどの記録媒体に記録された状態で提供され、この記録媒体から読み出されて記憶装置2Dにインストールされている。
〔実施の形態1〕
以下、図3を用いて、記憶装置2Dに格納されている到着予知プログラムに従うCPU2Aの動作例(実施の形態1)について説明する。図3において、Mはオフィスビル1の利用者であり、携帯端末3を所持している。利用者Mは電車5に乗って出勤し、最寄りのA駅6で下車する。利用者Mが持つ携帯端末3は、利用者Mの移動中、定期的に利用者Mの個人情報と自己の現在位置(位置情報)を無線情報として発信する。この無線情報は中継器4を介してオフィスビル1のサービス提供装置2へ与えられる。
〔サービス開始時刻の算出〕
サービス提供装置2において、利用者Mが持つ携帯端末3からの無線情報は、通信装置2−1を介して制御装置2−2へ与えられる。制御装置2−2のCPU2Aは、携帯端末3から送られてくる無線情報(個人情報、位置情報)を受信し(図4(a)に示すステップ101のYES)、その無線情報に基づいて利用者Mがオフィスビル1を中心とする半径Lの範囲内にいるか否かをチェックする(ステップ102)。すなわち、目標地点PTを中心とする半径Lの範囲を検出エリアARとし、この検出エリアARに利用者Mがいるか否かをチェックする。
検出エリアARに利用者Mがいなければ、ステップ102のNOに応じてステップ101へ戻り、携帯端末3からの無線情報の受信を繰り返す。この例では、目標地点PTから最寄りのA駅6までの距離をLとしている。従って、利用者MがA駅6で下車すると、利用者Mが検出エリアARに入ったことが確認される(ステップ102のYES)。利用者Mが検出エリアARに入ったことを確認すると、CPU2Aは、利用者Mが検出エリアARに入った時刻T0を記憶したうえ(ステップ103)、それまでの利用者Mの位置の変化に基づいて利用者Mが目標地点PTに接近中であるか否かを判断する(ステップ104)。
この場合、利用者Mのそれまでの位置の変化は目標地点PTに接近中であることを示すので、CPU2Aは利用者Mが接近中であると判断し(ステップ104のYES)、利用者Mの目標地点PTへの到着時刻を予想する(ステップ105)。この到着時刻の予想は次のようにして行う。
目標地点PTからA駅6までの距離Lは既知である。ここで、オフィスビル1への利用者の交通手段を全員徒歩とし、利用者全員の歩くスピードを分速80m/minとして設定しておけば、目標地点PTからA駅6までの距離Lと利用者の歩くスピードとから利用者Mが検出エリアARに入ってから目標地点PTに達するまでの移動時間が分かる。CPU2Aは、利用者Mが検出エリアARに入った時刻T0に目標地点PTに達するまでの移動時間を足して目標地点PTへの利用者Mの到着時刻とする。
利用者Mの目標地点PTへの到着時刻を予想すると、CPU2Aは、記憶装置2Dに格納されている利用者のIDとその利用者が利用する空調対象エリア(利用エリア)およびその空調対象エリアを受け持つ熱源系統の対応を示すテーブル(図示せず)を参照し、利用者Mが入ると考えられるオフィスビル1内の空調対象エリアおよび熱源系統を求める(ステップ106)。
そして、CPU2Aは、記憶装置2D内に作成される熱源系統毎の利用者数を記憶するテーブルTB1にアクセスし、そのテーブルTB1中の利用者Mが入ると考えられる空調対象エリアを受け持つ熱源系統の利用者数を1人増やす(ステップ107)。また、記憶装置2D内に作成される空調対象エリア毎のサービス開始時刻を記憶するテーブルTB2を参照し、利用者Mがその空調対象エリアで最も早く空調サービスを受ける者であるか否かをチェックする(ステップ108)。
ここで、テーブルTB2中、利用者Mが入ると考えられる空調対象エリアに対してサービス開始時刻が未だ書き込まれていなければ(ステップ108のYES)、ステップ105で予想した利用者Mの到着時刻を書き込む(ステップ108)。
テーブルTB1中、利用者Mが入ると考えられる空調対象エリアに対して既にサービス開始時刻が書き込まれていれば、その書き込まれているサービス開始時刻とステップ105で予想した利用者Mの到着時刻とを比較し、書き込まれているサービス開始時刻よりも予想した利用者Mの到着時刻が早ければ(ステップ108のYES)、その予想した到着時刻を新たなるサービス開始時刻としてテーブルTB2に書き込む(ステップ109)。
〔最適起動時刻の算出〕
一方、CPU2Aは、予め定められた起動時刻の計算周期で(図4(b)に示すステップ201のYES)、空調対象エリア毎の空調機2−5の起動時刻を計算し(ステップ202)、空調対象エリア毎の空調機の起動時刻を示すテーブルTB3を作成する。この空調対象エリア毎の空調機2−5の起動時刻の計算は、テーブルTB2中の空調対象エリア毎のサービス開始時刻を参照し、このサービス開始時刻においてその空調対象エリアの室内温度を適温とし得る空調機2−5の起動時刻として計算する。
また、CPU2Aは、ステップ202での空調対象エリア毎の空調機2−5の起動時刻の計算後、熱源系統毎の熱源機2−6の起動時刻を計算し(ステップ203)、熱源系統毎の熱源機の起動時刻を示すテーブルTB4を作成する。この、熱源系統毎の熱源機2−6の起動時刻の計算は、テーブルTB3中の空調対象エリア毎の空調機の起動時刻を参照し、この空調機の起動時刻においてその空調対象エリアの空調機へ適量の熱源水の供給を可能とする熱源機2−6の起動時刻として計算する。
〔熱源機の増段〕
なお、CPU2Aは、ステップ203での熱源系統毎の熱源機2−6の起動時刻の計算に際し、テーブルTB1を参照し、その熱源系統の利用者数が段階的に定められたある閾値を越える毎に、その熱源系統の熱源機2−6の運転台数を増段する。すなわち、利用者数が多くなると、1台の熱源機ではその能力に不足が生じる。この実施の形態において、熱源機2−6は1台の熱源機ではなく、1つの熱源系統に設けられた複数の熱源機の集合であり、その熱源系統の利用者が増えて適量の熱源水の供給を行うことができなくなると思われる場合、その熱源系統の熱源機2−6の増段を図る。
〔複数人の場合の処理例〕
図5に利用エリアを2階とするAさんおよびBさん、利用エリアを5階とする利用者Cさんがオフィスビル1へ出勤してくる場合のタイムチャートを例示する。CPU2Aは、時点t1においてCさんが持つ携帯端末から無線情報を受信し、時点t2においてAさんが持つ携帯端末から無線情報を受信し、時点t3においてBさんが持つ携帯端末から無線情報を受信する。これら携帯端末からの無線情報には個人情報と位置情報とが含まれており、個人情報には利用者IDが含まれている。
そして、CPU2Aは、Cさんが持つ携帯端末からの無線情報に基づいて、Cさんの目標地点への到着時刻t4を予想する。同様にして、Aさんが持つ携帯端末からの無線情報に基づいてAさんの目標地点への到着時刻t5を予想し、Bさんが持つ携帯端末からの無線情報に基づいてBさんの目標地点への到着時刻t6を予想する。
次に、CPU2Aは、利用エリアが同じ2階であるAさんとBさんの内、予想される到着時刻が早いAさんの到着時刻t5に基づいて、2階の空調機の起動時刻tAs2を定める。また、利用エリアが5階であるCさんの予想される到着時刻t4に基づいて、5階の空調機の起動時刻tAs5を定める。そして、2階の空調機の起動時刻tAs2から2階の空調機が属する熱源系統の熱源機の起動時刻tGs2を定め、5階の空調機の起動時刻tAs5から5階の空調機が属する熱源系統の熱源機の起動時刻tGs5を定める。
以上のようにして、この実施の形態1では、サービスを必要とする実際の時刻における利用者を確実に把握し、サービスを必要とする実際の時刻に合わせて空調機2−5や熱源機2−6を前もって準備動作させておくことが可能となり、サービスの過剰/不足を防止することができるとともに、利用者の満足も得られるようになる。
〔個人の好みの設定スケジュールへの反映〕
なお、この実施の形態1では、携帯端末3から個人情報として利用者のIDをサービス提供装置2へ送るようにしたが、利用者のIDだけではなく、利用者の好みの温度(設定温度)や個人レベル(重要度)などを送るようにしてもよい。そして、サービス提供装置2において、携帯端末3からの個人情報に含まれる利用者の設定温度や個人レベルに合わせて利用エリアにおける設定温度のスケジュールを変更するようにしてもよい。
図6に利用エリアを2階とするAさん(設定温度26.0℃、個人レベル2)およびBさん(設定温度25.0℃、個人レベル1)、利用エリアを5階とする利用者Cさん(設定温度24.0℃、個人レベル1)がオフィスビル1へ出勤してくる場合のタイムチャートを例示する。なお、この例では、個人レベル1の方が個人レベル2よりも重要度が高いものとする。
CPU2Aは、時点t1においてCさんが持つ携帯端末から無線情報を受信し、時点t2においてAさんが持つ携帯端末から無線情報を受信し、時点t3においてBさんが持つ携帯端末から無線情報を受信する。これら携帯端末からの無線情報には個人情報と位置情報とが含まれており、個人情報には利用者IDの他、利用者の設定温度や個人レベルが含まれている。
そして、CPU2Aは、Cさんが持つ携帯端末からの無線情報に基づいて、Cさんの目標地点への到着時刻t4を予想する。同様にして、Aさんが持つ携帯端末からの無線情報に基づいてAさんの目標地点への到着時刻t5を予想し、Bさんが持つ携帯端末からの無線情報に基づいてBさんの目標地点への到着時刻t6を予想する。
次に、CPU2Aは、利用エリアが同じ2階であるAさんとBさんの内、予想される到着時刻が早いAさんの到着時刻t5に基づいて、2階の空調機の起動時刻tAs2を定める。また、予想される到着時刻が早いAさんの設定温度(Aさんの好みの温度:26.0℃)を2階の空調機を起動する際の空調設定温度とする。また、利用エリアが5階であるCさんの予想される到着時刻t4に基づいて、5階の空調機の起動時刻tAs5を定める。また、Cさんの設定温度(Cさんの好みの温度:24.0℃)を5階の空調機を起動する際の空調設定温度とする。そして、2階の空調機の起動時刻tAs2から2階の空調機が属する熱源系統の熱源機の起動時刻tGs2を定め、5階の空調機の起動時刻tAs5から5階の空調機が属する熱源系統の熱源機の起動時刻tGs5を定める。
利用エリアが同じ2階であるAさんとBさんの内、予想される到着時刻が遅いBさんの到着時刻t6に近づくと、CPU2Aは、この到着時刻t6よりも所定時間αだけ早い時刻t7において、Bさんの設定温度(Bさんの好みの温度:25.0℃)を2階の空調設定温度に変更する。これにより、Aさんと同じ利用エリアに新たに加わるBさんの到着時刻t6に合わせて、この新たに加わるBさんを加味した適切な温度にその利用エリアの温度が合わせ込まれるものとなる。
なお、この例では、Bさんの個人レベルがAさんの個人レベルよりも高かったので、Bさんの予想される到着時刻t6よりもαだけ早い時刻t7において2階の空調設定温度をBさんの設定温度に変更するが、Bさんの個人レベルがAさんの個人レベルよりも低い場合には、2階の空調設定温度のBさんの設定温度への変更は行わない。
〔実施の形態2〕
実施の形態1では、A駅6から目標地点PTまでの利用者Mの交通手段を全員徒歩としたが、利用者Mが交通手段として変則的にバスやタクシーなどを利用する場合もある。この場合、利用者Mの予想される目標地点PTへの到着時刻が不正確となる。そこで、この実施の形態2では、利用者Mの目標地点PTへの接近速度(実測スピード)を求め、この接近速度に基づいて利用者Mの目標地点PTへの到着時刻を予想する。
以下、図7を用いて、記憶装置2Dに格納されている到着予知プログラムに従うCPU2Aの動作例(実施の形態2)について説明する。同図において、AR1は目標地点PTからの距離がL1離れた第1の検出エリア、AR2は目標地点PTからの距離がL2(L1>L2)離れた第2の検出エリアである。利用者Mが持つ携帯端末3は、利用者Mの移動中、定期的に利用者Mの個人情報と自己の現在位置(位置情報)を無線情報として発信する。この無線情報は中継器4を介してオフィスビル1のサービス提供装置2へ与えられる。
サービス提供装置2において、利用者Mが持つ携帯端末3からの無線情報は、通信装置2−1を介して制御装置2−2へ与えられる。制御装置2−2のCPU2Aは、携帯端末3から送られてくる無線情報(個人情報、位置情報)を受信し(図8(a)に示すステップ301のYES)、この無線情報に基づいて利用者Mの現在位置を確認する(ステップ302)。
検出エリアAR1内に利用者Mがいなければ、ステップ302のNOに応じてステップ301へ戻り、携帯端末3からの無線情報の受信を繰り返す。利用者Mが検出エリアAR1に入ったことを確認すると(ステップ302のYES)、CPU2Aは、その時の時刻を第1の時刻T1として記憶する(ステップ303)。
次に、CPU2Aは、先のステップ301,302と同様にして、携帯端末3から送られてくる無線情報に基づく利用者Mの位置の確認を続ける(ステップ304,305)。ここで、利用者Mが検出エリアAR2に入ったことを確認すると(ステップ305のYES)、CPU2Aは、この時の時刻を第2の時刻T2として記憶する(ステップ306)。そして、CPU2Aは、第1の時刻T1と第2の時刻T2が得られたことにより利用者Mが目標地点PTに接近中であると判断し、ステップ307へ進んで利用者Mの目標地点PTへの到着時刻を予想する。この到着時刻の予想は次のようにして行う。
目標地点PTから第1の検出エリアAR1までの距離L1および第2の検出エリアAR2までの距離L2は既知である。従って、L1からL2を差し引けば、利用者Mが第1の検出エリアAR1に入ってから第2の検出エリアAR2に入るまでの移動距離ΔL(ΔL=L1−L2)が求められる。この移動距離ΔLを利用者Mが第1の検出エリアAR1に入った時刻T1と第2の検出エリアAR2に入った時刻T2との時間差ΔL(ΔL=T2−T1)で除せば、利用者Mの接近速度(実測スピード)v(v=ΔL/ΔT)が求められる。CPU2Aは、目標地点PTから第1の検出エリアAR1までの距離L1をこの接近速度vで除して、利用者Mが第1の検出エリアAR1に入ってから目標地点PTに達するまでの移動時間tmを求める。そして、利用者Mが第2の検出エリアAR2に入った時刻T2にその移動時間tmを足して目標地点PTへの利用者Mの到着時刻とする。
この実施の形態2では、利用者Mがバスやタクシーなどの交通機関で接近中であれば、目標地点PTへの接近速度vとしてその交通機関の移動速度が求められ、徒歩で接近中であれば、目標地点PTへの接近速度vとして利用者Mの歩くピードが求められるので、利用者Mが用いる交通手段に拘わらず、利用者Mの目標地点PTへの到着時刻を高確度で予知することができるようになる。なお、ステップ307で利用者Mの目標地点PTへの到着時刻を予想した後の処理は、図4(a)に示したステップ106以降の処理と同じであるので、ここでの説明は省略する。また、最適起動時刻の算出も、図4(b)に示したと同様の処理で実行される。
〔実施の形態3〕
実施の形態1では、A駅6から目標地点PTまでの利用者Mの交通手段を全員徒歩としたが、利用者Mの通勤ルートが定まっており、また交通手段も定まっている場合もある。この場合、利用者Mの交通手段を全員徒歩とすると、予想される目標地点PTへの到着時刻が不正確となる。そこで、この実施の形態3では、利用者Mの交通手段やバスの時刻表などを登録しておき、これらの登録情報に基づいて利用者Mの目標地点PTへの到着時刻を予想する。
以下、図9を用いて、記憶装置2Dに格納されている到着予知プログラムに従うCPU2Aの動作例(実施の形態3)について説明する。同図において、AR3はA駅6を中心とする第1の検出エリア、AR4はBバス停7を中心とする第2の検出エリア、AR5はC駅8を中心とする第3の検出エリアである。この実施の形態3において、記憶装置2Dには、利用者毎に通勤ルートとBバス停6から目標地点PTまでの交通手段とが書き込まれたテーブルTB5(図10(a))と、Bバス停7における目標地点PTへのバスの時刻表が書き込まれたテーブルTB6が格納されている。
この例では、例えば利用者Mの1人であるAさんについて、その通勤ルートが「A駅→Bバス停→目標地点」とされ、Bバス停7からの交通手段がバスとされている。また、利用者Mの1人であるBさんについて、その通勤ルートが「A駅→Bバス停→目標地点」とされ、Bバス停7からの交通手段が徒歩とされている。また、利用者Mの1人であるCさんについて、その通勤ルートが「C駅→Bバス停→目標地点」とされ、Bバス停7からの交通手段がバスとされている。
〔Aさんの場合〕
Aさんが持つ携帯端末3は、Aさんの移動中、定期的にAさんの個人情報と自己の現在位置(位置情報)を無線情報として発信する。この無線情報は中継器4を介してオフィスビル1のサービス提供装置2へ与えられる。サービス提供装置2において、Aさんが持つ携帯端末3からの無線情報は、通信装置2−1を介して制御装置2−2へ与えられる。制御装置2−2のCPU2Aは、Aさんが持つ携帯端末3から送られてくる無線情報(個人情報、位置情報)を受信し(図11(a)に示すステップ401のYES)、この無線情報に基づいてAさんの現在位置を確認する。
また、CPU2Aは、Aさんが持つ携帯端末3から送られてくる無線情報に基づいて、テーブルTB5からAさんの通勤ルート(「A駅→Bバス停→目標地点」)を取得し、この通勤ルートからA駅6を中心とする検出エリアAR3を第1チェックポイントとし、Bバス停7を中心とする検出エリアAR4を第2チェックポイントする。そして、Aさんが第1チェックポイントの検出エリアAR3内にいるか否かをチェックし(ステップ402)、検出エリアAR3内にAさんがいなければ、ステップ402のNOに応じてステップ401へ戻り、Aさんが持つ携帯端末3からの無線情報の受信を繰り返す。
Aさんが第1チェックポイントの検出エリアAR3に入ったことを確認すると(ステップ402のYES)、CPU2Aは、先のステップ401,402と同様にして、Aさんの位置の確認を続ける(ステップ403,404)。ここで、Aさんが第2チェックポイントの検出エリアAR4に入ったことを確認すると(ステップ404のYES)、CPU2Aは、Aさんが目標地点PTに接近中であると判断し、Aさんが検出エリアAR4に入った時刻T2を記憶したうえ(ステップ405)、Aさんの目標地点PTへの到着時刻を予想する(ステップ406)。この到着時刻の予想は次のようにして行う。
CPU2Aは、テーブルTB5からAさんのBバス停7からの交通手段がバスであることを読み取る。そして、テーブルTB6にアクセスし、そのテーブルTB6に書き込まれているバスの時刻表から時刻T2に最も近いバスの発車時刻を求め、このバスの発車時刻からそのバスが目標地点PTに到着する時刻を求め、この時刻を目標地点PTへのAさんの到着時刻とする。
〔Bさんの場合〕
CPU2Aは、Bさんが持つ携帯端末3から送られてくる無線情報に基づいて、テーブルTB5からBさんの通勤ルート(「A駅→Bバス停→目標地点」)を取得し、この通勤ルートからA駅6を中心とする検出エリアAR3を第1チェックポイントとし、Bバス停7を中心とする検出エリアAR4を第2チェックポイントする。そして、Bさんが第1チェックポイントの検出エリアAR3内にいるか否かをチェックし(ステップ402)、検出エリアAR3内にBさんがいなければ、ステップ402のNOに応じてステップ401へ戻り、Bさんが持つ携帯端末3からの無線情報の受信を繰り返す。
Bさんが第1チェックポイントの検出エリアAR3に入ったことを確認すると(ステップ402のYES)、CPU2Aは、先のステップ401,402と同様にして、Bさんの位置の確認を続ける(ステップ403,404)。ここで、Bさんが第2チェックポイントの検出エリアAR4に入ったことを確認すると(ステップ404のYES)、CPU2Aは、Bさんが目標地点PTに接近中であると判断し、Bさんが検出エリアAR4に入った時刻T2を記憶したうえ(ステップ405)、Bさんの目標地点PTへの到着時刻を予想する(ステップ406)。この到着時刻の予想は次のようにして行う。
CPU2Aは、テーブルTB5からBさんのBバス停7からの交通手段が徒歩であることを読み取る。そして、Bさんの歩くスピードを80m/minとし、BさんがBバス停7から目標地点PTに達するまでの移動時間を求める。そして、Bさんが検出エリアAR4に入った時刻T2に目標地点PTに達するまでの移動時間を足して、目標地点PTへのBさんの到着時刻とする。
〔Cさんの場合〕
CPU2Aは、Cさんが持つ携帯端末3から送られてくる無線情報に基づいて、テーブルTB5からCさんの通勤ルート(「C駅→Bバス停→目標地点」)を取得し、この通勤ルートからC駅8を中心とする検出エリアAR5を第1チェックポイントとし、Bバス停7を中心とする検出エリアAR4を第2チェックポイントする。そして、Cさんが第1チェックポイントの検出エリアAR5内にいるか否かをチェックし(ステップ402)、検出エリアAR5内にCさんがいなければ、ステップ402のNOに応じてステップ401へ戻り、Cさんが持つ携帯端末3からの無線情報の受信を繰り返す。
Cさんが第1チェックポイントの検出エリアAR5に入ったことを確認すると(ステップ402のYES)、CPU2Aは、先のステップ401,402と同様にして、Cさんの位置の確認を続ける(ステップ403,404)。ここで、Cさんが第2チェックポイントの検出エリアAR4に入ったことを確認すると(ステップ404のYES)、CPU2Aは、Cさんが目標地点PTに接近中であると判断し、Cさんが検出エリアAR4に入った時刻T2を記憶したうえ(ステップ405)、Cさんの目標地点PTへの到着時刻を予想する(ステップ405)この到着時刻の予想は次のようにして行う。
CPU2Aは、テーブルTB5からCさんのBバス停7からの交通手段がバスであることを読み取る。そして、テーブルTB6にアクセスし、そのテーブルTB6に書き込まれているバスの時刻表から時刻T2に最も近いバスの発車時刻を求め、このバスの発車時刻からそのバスが目標地点PTに到着する時刻を求め、この時刻を目標地点PTへのCさんの到着時刻とする。
なお、上述した実施の形態1,2,3では、携帯端末3から利用者Mの位置情報を無線でサービス提供装置2へ送り、その位置情報に基づいて利用者Mの目標地点PTへの到着時刻をサービス提供装置2において予想するようにしたが、携帯端末3において利用者Mの目標地点PTへの到着時刻を予想し、その予想した利用者Mの到着時刻を無線でサービス提供装置2へ送るようにしてもよい。
例えば、実施の形態1に示したシステム構成(図3)に適用した場合、携帯端末3において自己の現在位置を定期的に確認し、検出エリアAR1内に入った場合、それまでの自己の現在位置の変化から目標地点PTに接近中であるか否かを判断し、目標地点PTに接近中であると判断すれば、予め設定されている利用者の歩くスピードから目標地点PTへの到着時刻を予想し、この予想した到着時刻を利用者Mの個人情報と合わせてサービス提供装置2へ送る。
実施の形態2に示したシステム構成(図7)に適用した場合、携帯端末3において自己の現在位置を定期的に確認し、第1の検出エリアAR1に入った時刻T1と第2の検出エリアAR2に入った時刻T2を記憶する。そして、この時刻T1とT2と予め設定されている距離L1とL2との距離差ΔLとから利用者Mの接近速度vを求め、この接近速度vと距離L2とから目標地点PTへの到着時刻を予想し、この予想した利用者Mの到着時刻を個人情報と合わせてサービス提供装置2へ送る。
実施の形態3に示したシステム構成(図9)に適用した場合、携帯端末3に利用者Mの通勤ルートとBバス停6から目標地点PTまでの交通手段とBバス停6における目標地点PTへのバスの時刻表を記憶させておく。そして、携帯端末3において、自己の現在位置を定期的に確認し、通勤ルートから求められる第1チェックポイント、第2チェックポイントの順で利用者Mが検出エリアに入った時点で、バスの時刻表を読み取り、あるいは徒歩スピードを読み取り、目標地点までの到着時刻を予想し、この予想した利用者Mの到着時刻を個人情報と合わせてサービス提供装置2へ送る。この場合、利用者Mは、携帯端末3において、必要に応じて通勤ルートや交通手段、徒歩スピードなどを変えることが可能である。
また、上述した実施の形態では、利用者Mの人数についてはあまり言及しなかったが、オフィスビル1の利用者は何百人、何千人という規模である。本システムでは、これらの利用者の到着時刻が予想される。この場合、その予想される到着時刻に基づいて同一時間帯に到着する利用者の人数を求めることができる。これにより、例えば、時間差通勤を採用しているような場合、時間差通勤の各通勤時間帯に到着する利用者の人数を求め、この求めた利用者数をその通勤時間帯の空調制御に反映することが可能となる。
また、上述した実施の形態では、空調開始時の動作について説明したが、空調開始後、増加する利用者Mの人数を予知することもでき、この予知される利用者数より求められる空調負荷を賄うことができるように熱源機2−6の能力を前もって制御すれば、途中で利用者が増えても過不足なく空調制御を行うことができるようになる。
また、上述した実施の形態では、空調サービスを行う場合について説明したが、空調サービスに限られるものではなく、例えばオフィスビル1で行われる配膳サービスなどでも利用者の予想される到着時刻を利用することが可能である。
本発明に係る到着予知システム、熱源能力制御システムおよび空調制御システムを含むサービス提供システムの一実施の形態の構成図である。 このサービス提供システムのサービス提供装置における制御装置の要部を示すブロック図である。 実施の形態1の動作を説明するためのシステム構成図である。 実施の形態1の動作を説明するためのフローチャートである。 複数人の場合の処理例を説明するタイムチャートである。 個人の好みを設定スケジュールへ反映するようにした場合の処理例を説明するタイムチャートである。 実施の形態2の動作を説明するためのシステム構成図である。 実施の形態2の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態3の動作を説明するためのシステム構成図である。 利用者毎の通勤ルートと目標地点までの交通手段とが書き込まれたテーブルおよりバスの時刻表が書き込まれたテーブルを例示する図である。 実施の形態3の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…オフィスビル、2…サービス提供装置、2−1…通信装置、2−2…制御装置、2−3…コントローラ、2−4…LAN、2−5…空調機、2−6…熱源機、3…携帯端末、4…中継器、2A…CPU、2B…RAM、2C…ROM、2D…記憶装置、2E…ディスプレイ、2F…キーボード、2G…マウス、2H〜2K…インターフェイス、5…電車、6…A駅、7…Bバス停、8…C駅、AR…検出エリア、AR1,AR3…第1の検出エリア、AR2,AR4…第2の検出エリア、AR5…第3の検出エリア、TB1〜TB6…テーブル、PT…目標地点、M…利用者。

Claims (6)

  1. 到着予知対象が所定のエリアに入ったことを検出する手段と、
    前記所定のエリアに入った到着予知対象が目標地点に対して接近中であるか否かを判断する手段と、
    前記到着予知対象が前記所定のエリアに入り、かつ前記目標地点に対して接近中であった場合、その到着予知対象が前記目標地点に到着する到着時刻を予想する到着予想手段と
    を備えたことを特徴とする到着予知システム。
  2. 請求項1に記載された到着予知システムにおいて、
    前記到着予想手段によって予想される到着予知対象の到着時刻に基づいて同一時間帯に前記目標地点に到着する到着予知対象数を求める手段を備えたことを特徴とする到着予知システム。
  3. 請求項1又は2に記載された到着予知システムにおいて、
    前記到着予想手段は、予め登録されている情報に基づいて、前記到着予知対象が前記目標地点に到着する到着時刻を予想することを特徴とする到着予知システム。
  4. 請求項1又は2に記載された到着予知システムにおいて、
    前記到着予想手段は、前記到着予知対象の実測スピードに基づいて、前記到着予知対象が前記目標地点に到着する到着時刻を予想することを特徴とする到着予知システム。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載された到着予知システムによって予想される到着予知対象の目標地点に到着する到着時刻に基づいて、前記目標地点に設けられた空調機への熱源水を生成する熱源機の能力を制御する手段を備えたことを特徴とする熱源能力制御システム。
  6. 請求項1〜4の何れか1項に記載された到着予知システムによって予想される到着予知対象の目標地点に到着する到着時刻およびその到着予知対象の属性に基づいて、その到着予知対象が入ると考えられる空調対象エリアへの調和空気の供給を制御する手段を備えたことを特徴とする空調制御システム。
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