JP2002267487A - 帰宅時間予測システム、並びに遠隔制御システム - Google Patents

帰宅時間予測システム、並びに遠隔制御システム

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JP2002267487A
JP2002267487A JP2001071093A JP2001071093A JP2002267487A JP 2002267487 A JP2002267487 A JP 2002267487A JP 2001071093 A JP2001071093 A JP 2001071093A JP 2001071093 A JP2001071093 A JP 2001071093A JP 2002267487 A JP2002267487 A JP 2002267487A
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JP2001071093A
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Yumiko Kikuoka
由美子 菊岡
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が意図して操作しなくても、帰宅まで
の時間を予測できる帰宅時間予測システム、および利用
者の帰宅時間を基準に家電機器の遠隔制御を行う遠隔制
御システムを提供する。 【解決手段】 携帯端末1および固定局2と通信によ
り、利用者のユーザIDと固定局2の固定局ID(位置
情報)とを帰宅時間予測装置4へ送信する。帰宅時間予
測装置4は、受信したユーザIDと固定局IDとに基づ
き、該ユーザIDを持つ利用者が帰宅中であるか否かを
帰宅経路判定部42にて判断し、帰宅中と判断された場
合には帰宅時間予測部43にて帰宅時間を予測する。予
測された帰宅時間は利用者の自宅6へ通知される。ま
た、遠隔制御システムでは、通知された予測帰宅時間に
基づき、家電機器制御装置8が家電機器の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者の帰宅時間
を予測する帰宅時間予測システム、並びに、利用者の帰
宅を予測して家電機器等の制御を行う遠隔制御システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エアコンや風呂沸かし器等の家電
機器を外出先から遠隔操作し、利用者が帰宅した時点に
おいて室内の温度が適切に調節されていたり、風呂が沸
かされていたりするようにする遠隔制御システムが提案
されている。
【0003】例えば、特開2000−184081号公
報には、外出先(外部)から自宅へ電話をかけ、その電
話によって送信される暗証番号によって、自宅にある家
電機器等を操作する装置およびシステムが提案されてい
る。
【0004】また、特開平08−106579号公報で
は、マンション等の駐車場に遠隔操作用の端末を設置
し、利用者が外出あるいは帰宅する際に乗車したまま上
記端末を操作して、家電機器等の遠隔操作を行うことが
提案されている。
【0005】一方、時間予測システムについては、特に
利用者の帰宅時間を予測するものではないが、現在位置
から目的位置までのルートをホストコンピュータに送
り、ホストコンピュータで予測した到着時刻を返送して
表示するシステムが、特開平06−012593号公報
で提案されている。
【0006】また、端末装置から現在地、目的地、交通
手段等を入力して情報センタに送り、情報センタは各種
機関に照会して到着時間等を割り出して端末装置へ返送
するシステムが、特開平09−190595号公報で提
案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−184081号公報のシステムでは、自宅の家
電機器を遠隔制御するにあたって、制御される各機器に
対して利用者が個別に指示する必要があった。このた
め、VTR予約などは番組が始まるまでの任意の時点で
操作できるが、エアコン、風呂、炊飯器などを帰宅時刻
に合わせて作動させるには、帰宅時刻を見計らって遠隔
操作をする必要がある。このため、上記システムの利用
者が、複数の家電機器に対して帰宅時間を考慮して適切
に遠隔制御を行おうとすると、操作回数が増加すること
となり利用者の負担が大きくなる。
【0008】さらに、上述のような遠隔制御について、
通勤電車の乗車中や車の運転中などにそのような操作を
行うには種々の制約があり、適切な時間に制御を行えな
かったり、業務の都合や交通事情によっては予定した帰
宅時刻とずれが起きる場合もある。
【0009】また、特開平08−106579号公報の
システムにおいても、駐車場に設置される端末を利用し
ての家電機器の制御は利用者の入力操作を必要としてい
る。
【0010】さらに、特開平06−012593号公報
や特開平09−190595号公報のシステムでは、目
的地を自宅に設定すれば帰宅時間の予測を行うことは可
能であるが、これらのシステムにおいても、やはり現在
地や目的地などを利用者が意図的に入力する必要があ
る。
【0011】このように、上記各公報の何れのシステム
においても、該システムを使用するためには、利用者の
意図による操作が必要であり、利用者への負担が生じる
といった問題がある。
【0012】本発明は、利用者が意図して操作しなくて
も、帰宅までの時間を予測する帰宅時間予測システム、
および利用者の帰宅時間を基準に家電機器の遠隔制御を
行う遠隔制御システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の帰宅時間予測シ
ステムは、上記の課題を解決するために、利用者が携帯
する端末機器に搭載され、該端末機器の現在位置情報を
自動的に取得可能な現在位置取得手段と、上記端末機器
を利用する利用者の帰宅経路情報を記憶する帰宅経路情
報記憶手段と、上記現在位置取得手段によって取得され
た現在位置情報と、上記帰宅経路情報記憶手段に記憶さ
れる帰宅経路情報とに基づいて、上記端末機器が帰宅経
路上に存在するか否かを判定する帰宅経路判定手段と、
上記帰宅経路判定手段によって上記端末機器が帰宅経路
上に存在すると判断された場合に、上記現在位置情報と
上記帰宅経路情報とに基づいて予測帰宅時間を予測する
帰宅時間予測手段と、上記帰宅時間予測手段によって予
測された予測帰宅時間、または該予測帰宅時間に基づく
予測結果を通知する通知手段とを備えていることを特徴
としている。
【0014】上記の構成によれば、上記帰宅時間予測シ
ステムを利用する利用者が上記端末機器を携帯していれ
ば、該携帯端末の現在位置情報、すなわち該携帯端末を
持つ利用者の現在位置情報が上記現在位置取得手段によ
って自動的に取得される。さらに、上記帰宅経路情報記
憶手段には利用者の帰宅経路情報が記憶されている。
【0015】そして、上記現在位置取得手段によって現
在位置情報が取得された時には、取得された現在位置情
報と、上記帰宅経路情報記憶手段に記憶されている帰宅
経路情報とに基づいて、上記帰宅経路判定手段が、端末
機器が利用者の帰宅経路上に存在するか、すなわち、該
携帯端末を持つ利用者が帰宅中で有るか否かを判定す
る。この判定は、例えば、利用者の現在位置が該利用者
の帰宅経路上に存在するか否かを確認することによって
判定可能である。
【0016】上記帰宅経路判定手段によって上記端末機
器が帰宅経路上に存在すると判断された場合には、上記
現在位置情報と上記帰宅経路情報とに基づいて帰宅時間
が予測される。具体的には、上記帰宅経路上での現在位
置から自宅までの残り経路を割り出し、その残り経路の
所要時間を算出することで予測帰宅時間が予測される。
【0017】予測帰宅時間が予測されると、この予測帰
宅時間、または該予測帰宅時間に基づく予測結果が上記
通知手段により、利用者の自宅等へ通知される。
【0018】このように、上記帰宅時間予測システムで
は、利用者は、端末機器を持ち歩いて帰宅するのみで、
自宅へ通知する操作は何ら必要なく、利用者の負担を軽
減し、通知忘れといった不具合も回避できる。
【0019】また、上記帰宅時間予測システムでは、上
記現在位置取得手段は、所定位置に配置されている固定
局が持つ所定の通信エリア内に入った時に、該固定局と
の通信を行うことによって、該固定局に記憶されている
位置情報を取得する構成とすることができる。
【0020】上記構成によれば、上記現在位置取得手段
が取得する現在位置情報が固定局に記憶されている位置
情報にて与えられ、特に、電車や徒歩によって帰宅する
利用者の現在位置を好適に検出できる。尚、上記構成に
おいて、上記現在位置取得手段が取得する位置情報は、
単独の固定局から与えられるものとは限らず、PHS
(personal handyphone system)のように、複数の固定
局との通信にて位置情報を取得するものであっても良
い。
【0021】また、上記帰宅時間予測システムでは、上
記現在位置取得手段は、GPS(global positioning s
ystem)によって、現在位置情報を取得する構成とするこ
とができる。
【0022】上記構成によれば、任意の場所で現在位置
情報を取得することができるため、特に、自動車によっ
て帰宅する利用者の現在位置を検出するのに好適であ
る。
【0023】また、上記帰宅時間予測システムでは、上
記端末機器が、ユーザ識別情報を記憶する識別情報記憶
手段を備えていると共に、上記現在位置取得手段によっ
て現在位置情報が取得された時には、取得された現在位
置情報と共に、上記識別情報記憶手段に記憶されている
ユーザ識別情報が帰宅経路判定手段に与えられ、上記帰
宅経路情報記憶手段は、複数のユーザ識別情報と、各ユ
ーザ識別情報を持つ端末機器を利用する利用者の帰宅経
路情報とを対応させて記憶しており、上記帰宅経路判定
手段は、上記現在位置情報とユーザ識別情報とが与えら
れた時には、該ユーザ識別情報に対応する帰宅経路情報
を上記帰宅経路情報記憶手段から取得し、上記現在位置
情報と上記帰宅経路情報とに基づいて、上記ユーザ識別
情報を有する端末機器が該ユーザ識別情報に対応する帰
宅経路上に存在するか否かを判定する構成とすることが
できる。
【0024】上記構成によれば、上記帰宅経路判定手段
は、上記端末機器よりユーザ識別情報と現在位置情報と
を受け取り、受け取ったユーザ識別情報に対応する帰宅
経路情報を上記帰宅経路情報記憶手段から取得し、上記
現在位置情報と上記帰宅経路情報とに基づいて、上記ユ
ーザ識別情報を有する端末機器が該ユーザ識別情報に対
応する帰宅経路上に存在するか否かを判定する。
【0025】このため、上記帰宅経路判定手段は、複数
の利用者が存在する場合であっても各利用者の帰宅行動
を混同することなく検出でき、上記帰宅時間予測システ
ムとして複数の利用者に対してサービスを行うシステム
を提供することができる。
【0026】また、上記帰宅時間予測システムでは、さ
らに、外部機関から交通情報を取得する交通情報照会手
段を備えており、上記帰宅時間予測手段は、上記現在位
置情報および上記帰宅経路情報に加えて、上記交通情報
照会手段にて取得した交通情報に基づいて、予測帰宅時
間を予測する構成とすることが好ましい。
【0027】上記構成によれば、上記帰宅時間予測手段
による予測が、上記交通情報照会手段にて取得した交通
情報に参照して行われるため、より正確な帰宅時間予測
が行える。
【0028】また、上記帰宅時間予測システムでは、上
記帰宅時間予測手段は、上記帰宅経路上で予測帰宅時間
の予測を複数回行うものであると共に、最後に通知され
た予測結果を記憶する予測結果記憶手段と、上記予測結
果記憶手段に予測結果が記憶されている状態で、新たな
予測が行われた時に、予測結果記憶手段に記憶されてい
る予測結果と新たな予測における予測結果とを比較する
比較手段とを備えており、上記通知手段は、上記比較手
段にて、新たな予測における予測結果が予測結果記憶手
段に記憶されている予測結果と異なると判断された場合
にのみ、新たな予測における予測結果を再通知する構成
とすることが好ましい。
【0029】上記構成によれば、上記帰宅時間予測手段
による予測帰宅時間の予測が複数回行われるため、その
予測結果を通知される利用者は最新の予測結果を得るこ
とができ、帰宅する利用者の予測帰宅時間に変化があっ
てもそれを知ることができる。
【0030】また、新たな予測における予測結果は、上
記比較手段での比較結果により、先に通知されている予
測結果と異なっていると判断された場合にのみ再通知さ
れるため、先の予測結果と差が無い場合の無駄な再通知
を省略できる。
【0031】また、上記帰宅時間予測システムでは、上
記比較手段の比較に用いられる予測結果としては、各予
測実施時における現在時刻に予測帰宅時間を加えて算出
される予測帰宅時刻が用いられる構成とすることが好ま
しい。
【0032】上記構成によれば、上記比較手段での比較
において、絶対的な値である予測帰宅時刻が用いられる
ため、比較される前後2つの予測結果の間の経過時間を
考慮する必要がなく、上記比較処理が容易に行える。
【0033】また、上記帰宅時間予測システムでは、上
記比較手段は、予測結果記憶手段に記憶されている予測
結果と新たな予測における予測結果との比較において、
その誤差が予め設定された許容範囲を越える場合にの
み、新たな予測における予測結果が予測結果記憶手段に
記憶されている予測結果と異なると判断する構成とする
ことが好ましい。
【0034】上記構成によれば、上記比較手段での比較
において、その誤差が予め設定された許容範囲を越える
場合にのみ、新たな予測における予測結果が予測結果記
憶手段に記憶されている予測結果と異なると判断される
ため、微少な予測結果の揺らぎで生じる無駄な再通知を
回避できる。
【0035】本発明の遠隔制御システムは、上記の課題
を解決するために、利用者が携帯する端末機器に搭載さ
れ、該端末機器の現在位置情報を自動的に取得可能な現
在位置取得手段と、上記端末機器を利用する利用者の帰
宅経路情報を記憶する帰宅経路情報記憶手段と、上記現
在位置取得手段によって取得された現在位置情報と、上
記帰宅経路情報記憶手段に記憶される帰宅経路情報とに
基づいて、上記端末機器が帰宅経路上に存在するか否か
を判定する帰宅経路判定手段と、上記帰宅経路判定手段
によって上記端末機器が帰宅経路上に存在すると判断さ
れた場合に、上記帰宅経路判定手段における判断時を基
準とする所定のタイミングで、遠隔地にある電子機器の
制御を行う電子機器制御手段とを備えていることを特徴
としている。
【0036】上記構成よれば、上記遠隔制御システムを
利用する利用者が上記端末機器を携帯していれば、該携
帯端末の現在位置情報、すなわち該携帯端末を持つ利用
者の現在位置情報が上記現在位置取得手段によって自動
的に取得される。さらに、上記帰宅経路情報記憶手段に
は利用者の帰宅経路情報が記憶されている。
【0037】そして、上記現在位置取得手段によって現
在位置情報が取得された時には、取得された現在位置情
報と、上記帰宅経路情報記憶手段に記憶されている帰宅
経路情報とに基づいて、上記帰宅経路判定手段が、端末
機器が利用者の帰宅経路上に存在するか、すなわち、該
携帯端末を持つ利用者が帰宅中で有るか否かを判定す
る。この判定は、例えば、利用者の現在位置が該利用者
の帰宅経路上に存在するか否かを確認することによって
判定可能である。
【0038】上記帰宅経路判定手段によって上記端末機
器が帰宅経路上に存在すると判断された場合には、この
判断時を基準とする所定のタイミングで、電子機器制御
手段により遠隔地にある電子機器の制御を行う。
【0039】このように、上記遠隔制御システムでは、
利用者は端末機器を持ち歩いて帰宅するのみで電子機器
の制御を行う操作は何ら必要なく、利用者の負担を軽減
し、制御忘れといった不具合も回避できる。
【0040】また、上記遠隔制御システムでは、上記帰
宅経路判定手段における判断時からの時間の経過を測定
する計時手段を備えており、上記電子機器制御手段は、
上記計時手段の計時に基づき、上記帰宅経路判定手段に
おける判断時から所定時間の経過をもって電子機器の制
御を行う構成とすることが好ましい。
【0041】上記構成によれば、上記電子機器制御手段
は、上記計時手段の計時に基づき、上記帰宅経路判定手
段における判断時から所定時間の経過をもって電子機器
の制御を行う。例えば、上記帰宅経路判定手段における
判断時においては、利用者の現在位置が特定できること
から、その時点からの帰宅時間を設定することが可能で
あり、その帰宅時間をa分とする。さらに、上記電子機
器制御手段により電子機器の制御を利用者の帰宅のb分
前に行うものとすれば、上記帰宅経路判定手段における
判断時からの所定時間を(a−b)分に設定すれば、利
用者の所望のタイミングの電子機器の制御を行うことが
可能となる。
【0042】また、上記遠隔制御システムでは、上記電
子機器制御手段は、複数の電子機器を制御するものであ
ると共に、制御される各電子機器に対しては、上記帰宅
経路判定手段における判断時からそれぞれ異なる所定時
間の経過をもって制御を行う構成とすることが好まし
い。
【0043】上記構成によれば、制御される各電子機器
は、上記電子機器制御手段によって上記帰宅経路判定手
段における判断時からそれぞれ異なる所定時間の経過を
もって制御される。これにより、複数の電子機器を制御
する場合に、各電子機器をそれぞれの利用者の所望のタ
イミングで制御することが可能となる。
【0044】本発明の遠隔制御システムは、上記の課題
を解決するために、利用者が携帯する端末機器に搭載さ
れ、該端末機器の現在位置情報を自動的に取得可能な現
在位置取得手段と、上記端末機器を利用する利用者の帰
宅経路情報を記憶する帰宅経路情報記憶手段と、上記現
在位置取得手段によって取得された現在位置情報と、上
記帰宅経路情報記憶手段に記憶される帰宅経路情報とに
基づいて、上記端末機器が帰宅経路上に存在するか否か
を判定する帰宅経路判定手段と、上記帰宅経路判定手段
によって上記端末機器が帰宅経路上に存在すると判断さ
れた場合に、上記現在位置情報と上記帰宅経路情報とに
基づいて予測帰宅時間を予測する帰宅時間予測手段と、
上記帰宅時間予測手段によって予測された予測帰宅時間
を基準とする所定の制御タイミングで、遠隔地にある電
子機器の制御を行う電子機器制御手段とを備えているこ
とを特徴としている。
【0045】上記の構成によれば、上記帰宅時間予測シ
ステムを利用する利用者が上記端末機器を携帯していれ
ば、該携帯端末の現在位置情報、すなわち該携帯端末を
持つ利用者の現在位置情報が上記現在位置取得手段によ
って自動的に取得される。さらに、上記帰宅経路情報記
憶手段には利用者の帰宅経路情報が記憶されている。
【0046】そして、上記現在位置取得手段によって現
在位置情報が取得された時には、取得された現在位置情
報と、上記帰宅経路情報記憶手段に記憶されている帰宅
経路情報とに基づいて、上記帰宅経路判定手段が、端末
機器が利用者の帰宅経路上に存在するか、すなわち、該
携帯端末を持つ利用者が帰宅中で有るか否かを判定す
る。この判定は、例えば、利用者の現在位置が該利用者
の帰宅経路上に存在するか否かを確認することによって
判定可能である。
【0047】上記帰宅経路判定手段によって上記端末機
器が帰宅経路上に存在すると判断された場合には、上記
現在位置情報と上記帰宅経路情報とに基づいて帰宅時間
が予測される。具体的には、上記帰宅経路上での現在位
置から自宅までの残り経路を割り出し、その残り経路の
所要時間を算出することで予測帰宅時間が予測される。
【0048】予測帰宅時間が予測されると、この予測帰
宅時間を基準とする所定の制御タイミングで、電子機器
制御手段により遠隔地にある電子機器の制御を行う。
【0049】このように、上記遠隔制御システムでは、
利用者は端末機器を持ち歩いて帰宅するのみで電子機器
の制御を行う操作は何ら必要なく、利用者の負担を軽減
し、制御忘れといった不具合も回避できる。
【0050】また、上記遠隔制御システムでは、上記現
在位置取得手段は、所定位置に配置されている固定局が
持つ所定の通信エリア内に入った時に、該固定局との通
信を行うことによって、該固定局に記憶されている位置
情報を取得する構成とすることができる。
【0051】上記構成によれば、上記現在位置取得手段
が取得する現在位置情報が固定局に記憶されている位置
情報にて与えられ、特に、電車や徒歩によって帰宅する
利用者の現在位置を好適に検出できる。尚、上記構成に
おいて、上記現在位置取得手段が取得する位置情報は、
単独の固定局から与えられるものとは限らず、PHS
(personal handyphone system)のように、複数の固定
局との通信にて位置情報を取得するものであっても良
い。
【0052】また、上記遠隔制御システムでは、上記現
在位置取得手段は、GPS(globalpositioning syste
m)によって、現在位置情報を取得する構成とすることが
できる。
【0053】上記構成によれば、任意の場所で現在位置
情報を取得することができるため、特に、自動車によっ
て帰宅する利用者の現在位置を検出するのに好適であ
る。
【0054】また、上記遠隔制御システムでは、上記端
末機器が、ユーザ識別情報を記憶する識別情報記憶手段
を備えていると共に、上記現在位置取得手段によって現
在位置情報が取得された時には、取得された現在位置情
報と共に、上記識別情報記憶手段に記憶されているユー
ザ識別情報が帰宅経路判定手段に与えられ、上記帰宅経
路情報記憶手段は、複数のユーザ識別情報と、各ユーザ
識別情報を持つ端末機器を利用する利用者の帰宅経路情
報とを対応させて記憶しており、上記帰宅経路判定手段
は、上記現在位置情報とユーザ識別情報とが与えられた
時には、該ユーザ識別情報に対応する帰宅経路情報を上
記帰宅経路情報記憶手段から取得し、上記現在位置情報
と上記帰宅経路情報とに基づいて、上記ユーザ識別情報
を有する端末機器が該ユーザ識別情報に対応する帰宅経
路上に存在するか否かを判定する構成とすることができ
る。
【0055】上記構成によれば、上記帰宅経路判定手段
は、上記端末機器よりユーザ識別情報と現在位置情報と
を受け取り、受け取ったユーザ識別情報に対応する帰宅
経路情報を上記帰宅経路情報記憶手段から取得し、上記
現在位置情報と上記帰宅経路情報とに基づいて、上記ユ
ーザ識別情報を有する端末機器が該ユーザ識別情報に対
応する帰宅経路上に存在するか否かを判定する。
【0056】このため、上記帰宅経路判定手段は、複数
の利用者が存在する場合であっても各利用者の帰宅行動
を混同することなく検出でき、上記遠隔制御システムと
して複数の利用者に対してサービスを行うシステムを提
供することができる。
【0057】また、上記遠隔制御システムでは、さら
に、外部機関から交通情報を取得する交通情報照会手段
を備えており、上記帰宅時間予測手段は、上記現在位置
情報および上記帰宅経路情報に加えて、上記交通情報照
会手段にて取得した交通情報に基づいて、予測帰宅時間
を予測する構成とすることが好ましい。
【0058】上記構成によれば、上記帰宅時間予測手段
による予測が、上記交通情報照会手段にて取得した交通
情報に参照して行われるため、より正確な帰宅時間予測
が行える。
【0059】また、上記遠隔制御システムでは、上記帰
宅時間予測手段は、上記帰宅経路上で予測帰宅時間の予
測を複数回行うものであり、上記電子機器制御に最後に
用いられた予測帰宅時間を、計時手段によって計時され
る時間経過に伴って更新しながら記憶する予測帰宅時間
記憶手段と、上記予測帰宅時間記憶手段に予測帰宅時間
が記憶されている状態で、新たな予測が行われた時に、
予測帰宅時間記憶手段に記憶されている予測帰宅時間と
新たな予測における予測帰宅時間とを比較する比較手段
とを備えており、上記電子機器制御手段は、上記比較手
段にて、新たな予測における予測帰宅時間が予測帰宅時
間記憶手段に記憶されている予測帰宅時間と異なると判
断された場合に、予測帰宅時間記憶手段に記憶されてい
る予測帰宅時間と新たな予測における予測帰宅時間との
間に制御タイミングが存在する電子機器を検索し、その
ような電子機器があれば制御を実行する構成とすること
が好ましい。
【0060】上記構成によれば、上記帰宅時間予測手段
による予測帰宅時間の予測が複数回行われるため、上記
電子機器制御手段は最新の予測帰宅時間を基準として、
より正確な制御タイミングにて電子機器の制御を行うこ
とが可能となる。
【0061】また、前後して行われる予測において、そ
の予測帰宅時間が変動する場合、先の予測と後の予測と
の間において制御タイミングが設定されている電子機器
を検索し、そのような電子機器があれば制御を実行する
ことで、予測帰宅時間の変更によって電子機器の制御が
とばされることを防止できる。
【0062】また、上記遠隔制御システムでは、上記電
子機器制御手段は、新たな予測における予測帰宅時間が
予測帰宅時間記憶手段に記憶されている予測帰宅時間に
比べて長くなる場合には、予測帰宅時間記憶手段に記憶
されている予測帰宅時間と新たな予測における予測帰宅
時間との間に制御タイミングが存在する電子機器を制御
するにあたって、先に制御タイミングに到達した時点で
既に制御が実施されている状態の電子機器の動作状態を
元に戻す制御を実施可能である構成とすることが好まし
い。
【0063】上記構成によれば、新たな予測における予
測帰宅時間が予測帰宅時間記憶手段に記憶されている予
測帰宅時間に比べて長くなる場合、すなわち、利用者の
帰宅が先の予測よりも遅くなる場合には、必要に応じ
て、先の予測によって既に運転が開始された電子機器を
停止させる制御(逆動作)を行うことができる。
【0064】但し、このような逆動作は、制御対象とな
る全ての電子機器に対して行う必要はなく、例えば、炊
飯器のように、一旦作動し始めた後はこれを停止させる
ことが好ましくない電子機器については、上記逆動作の
制御を行わないようにすることもできる。
【0065】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について図2ないし図11に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。本実施の形態1では、帰宅時間
予測システムの一形態を例示している。
【0066】本実施の形態1に係る帰宅時間予測システ
ムは、図2に示すように、携帯端末1、固定局2、通信
回線3、帰宅時間予測装置4によって構成されている。
【0067】携帯端末1は、上記帰宅時間予測システム
の利用者の現在位置の確認を可能とするために、該利用
者が携帯するものである。固定局2は、利用者が携帯す
る上記携帯端末1と無線通信可能であり、携帯端末1を
持った利用者が固定局2の通信エリア内に入った時に、
該携帯端末1と無線通信を行い、利用者の現在位置を特
定する。
【0068】通信回線3としては、専用回線、インター
ネットまたは公衆回線等が使用可能であり、携帯端末1
と固定局2との通信により利用者の現在位置が特定され
た時に、該通信回線3を介して、利用者の現在位置を示
す位置情報が帰宅時間予測装置4へ送信される。
【0069】より具体的には、上記携帯端末1は、ユー
ザID記憶部11,制御部12,無線通信部13を備え
ており、固定局2は、固定局ID記憶部21,制御部2
2,無線通信部23,ネットワーク通信部24を備えて
いる。
【0070】携帯端末1が固定局2の通信エリア内に入
った時には、携帯端末1の無線通信部13と固定局2の
無線通信部23との通信により、携帯端末1のユーザI
D記憶部11が固定局2へ通知される。さらに、固定局
2は、携帯端末1から通知されたユーザIDを、自局の
固定局ID記憶部21に記憶されている固定局IDと共
に、ネットワーク通信部24によって通信回線3を介し
て帰宅時間予測装置4へ送信する。上記固定局IDと
は、すなわち、固定局2の設置位置を示す情報である。
したがって、帰宅時間予測装置4は、ユーザIDと固定
局IDとを同時に受信することにより、受信したユーザ
IDを持つ利用者が、受信した固定局IDを持つ固定局
2の通信エリア内にいることを判断できる。
【0071】帰宅時間予測装置4は、上述したように、
通信回線3を介して固定局2からユーザIDおよび固定
局IDを受信し、受信したユーザIDを持つ利用者の帰
宅時間を予測する。また、帰宅時間予測装置4は、本発
明に係るシステムによってサービスを提供する会社等の
サーバコンピュータにて具備される構成が好適である。
【0072】帰宅時間予測装置4は、利用者の帰宅時間
を予測するための構成として、ユーザ認識部41,帰宅
経路判定部42,帰宅時間予測部43,交通情報照会部
44,記憶部45,ネットワーク通信部46を備えてい
る。
【0073】ユーザ認識部41は、受信したユーザID
に基づいて、受信したデータがどの利用者のものである
かを認識する。帰宅経路判定部42は、ユーザ認識部4
1にて認識された利用者が帰宅中であるか否かの判定を
行う。利用者が帰宅中であるか否かの判定は、記憶部4
5に記憶されている各ユーザの帰宅経路情報に基づいて
行われる。
【0074】すなわち、上記記憶部45には、本システ
ムの各利用者のユーザIDと、その利用者の帰宅経路情
報とが対応して記憶されており、上記ユーザ認識部41
にて認識されたユーザIDに対応する帰宅経路情報が読
み出されて帰宅経路判定部42へ送られる。また、上記
記憶部45に記憶される帰宅経路情報としては、各利用
者の帰宅経路上で通信可能となる固定局2の固定局ID
によって与えられるような構成が考えられる。この場
合、利用者のユーザIDと共に受信した固定局IDが、
該利用者の帰宅経路情報の固定局IDに含まれているか
否かを見ることにより該利用者が帰宅経路上にいるか否
かの判定が可能である。
【0075】上記帰宅経路判定部42によって利用者が
帰宅経路上にいることが判定された場合には、次に、帰
宅時間予測部43により該利用者の帰宅時間が予測され
る。帰宅時間予測部43は、受信した固定局IDによっ
て利用者の現在位置を認識し、さらに、記憶部45より
読み出した該利用者の帰宅経路情報によって残りの帰宅
経路を認識する。そして、帰宅時間予測部43は、残り
の帰宅経路に対して、記憶部45に記憶される交通情報
を参照することにより、該利用者の帰宅時間を予測す
る。ここで、記憶部45に記憶される上記交通情報と
は、ある特定の区間を移動する際における所要時間に関
する情報であり、帰宅時間予測部43は、残りの帰宅経
路を上記交通情報として記憶されている区間要素に分割
し、分割された各区間要素の所要時間を加算することに
より帰宅時間を予測することが可能である。
【0076】この時、さらに正確な帰宅時間を予測する
ために、交通情報照会部44およびネットワーク通信部
46を介して、各種交通機関51や交通管制センタ52
等より、渋滞情報などの帰宅時間に影響を与える情報を
入手して帰宅時間予測に利用する構成としても良い。
【0077】このようにして帰宅時間予測装置4におい
て予測された帰宅時間は、通信回線3を介して、該利用
者の自宅6へ通知され、自宅6にいる家族は利用者の帰
宅時間を知ることができる。尚、上記帰宅時間の自宅6
への通知は、例えば、自宅6にあるパソコン等へ電子メ
ール等で送信することが簡便であり、好適であると考え
られる。また、この時、帰宅時間を通知する際のメール
アドレスも、ユーザIDと対応させて記憶部45に記憶
されるものとすればよい。
【0078】また、他の通知方法として、ネットワーク
通信部46にHTTPサーバを設けて、ここに予測した
各ユーザの予測帰宅時間を書き込み、自宅のパソコンか
ら(プロバイダ経由で)HTTPサーバに書き込まれた
各ユーザの予測帰宅時間を取得するようにすれば、メー
ル転送による遅延や信頼性低下を防止することができ
る。
【0079】また、上記帰宅時間予測は、利用者の帰宅
途中において、複数回行われることが好ましい。すなわ
ち、帰宅時間予測が1回だけであれば、該予測が帰宅経
路の始めの方で行われる場合には、通知した予測時間と
実際の帰宅時間との誤差が大きくなる虞があり、また、
該予測が帰宅経路の終わりの方で行われる場合には、通
知から実際の帰宅までの時間が短く予測帰宅時間を通知
することの意味が小さくなる。これに対し、帰宅時間予
測を複数回行えば、帰宅経路の始めの方の予測によって
早い時期から予測帰宅時間を通知することが可能とな
り、また、その後の予測によって先の通知からの誤差が
生じた場合には、予測帰宅時間の再通知を行うことが可
能となる。
【0080】上記帰宅時間予測システムにおける帰宅時
間予測処理を図3のフローチャートを参照して説明す
る。
【0081】ユーザIDおよび固定局IDが通信回線3
を介して帰宅時間予測装置4に通知される(S1)と、
帰宅時間予測装置4は、記憶部45に記憶されているユ
ーザIDを検索し(S2)、通知されたユーザIDと一
致するものがあるか否かを判断する(S3)。ここで、
記憶部45に記憶されているユーザIDは、図4に示す
テーブルとして記憶されているものであり、上記S3に
おいて、通知されたユーザIDと一致するユーザIDが
あれば、帰宅時間予測装置4は図4のテーブルにおい
て、一致したユーザIDに対応する行を記憶し、後段の
処理にて利用することとなる。
【0082】上記S3で一致するユーザIDが無ければ
S1に戻るが、一致するユーザIDが有る場合には、帰
宅経路情報および経路各位置のループ検索(S4,S
5)によって固定局IDの検索が行われる(S6)。す
なわち、受信したユーザIDに対応する帰宅経路情報に
含まれる固定局IDを検索し、受信した固定局IDと一
致するものがあるか否かを判断する(S7)。ここで、
帰宅経路情報についてもループ検索を行うのは、一人の
利用者が複数の帰宅経路を有している場合を想定してい
るためであり、この場合、一つのユーザIDに対応して
複数の帰宅経路情報が記憶されるため、帰宅経路情報に
ついてのループ検索が必要となる。
【0083】上記S7で一致する固定局IDが無ければ
経路各位置およびの帰宅経路情報のループを終了し(S
8,S9)、S1に戻るが、一致する固定局IDが有る
場合には、S10へ移行する。
【0084】S10では、上記S7にて検出された固定
局IDが、利用者の帰宅経路において、幾つめの検出ポ
イントであるが判断され、m番目のポイントであると判
断された場合に、m+1=mの算出式により、mの値が
1増加される。そして、S10で算出されたmに対し、
m番目の区間要素における所要時間が取得される(S1
1)。
【0085】この時、上記区間要素における所要時間に
ついては、該区間要素で利用される交通手段によっては
交通状況の情報を参照する必要が有るため、参照すべき
交通状況情報の有無を示すポインタが確認される(S1
1)。上記ポインタがあれば、交通状況の区間情報が参
照され(S12)、参照された区間情報に基づいて、所
要時間が取得される(S13)。また、ポインタがない
場合は、交通状況の区間情報を参照することなく、所要
時間が取得される(S13)。
【0086】上記S10ないしS13の処理を図4ない
し図6を参照してより具体的に説明すると以下の通りで
ある。
【0087】先ず、上記図3のフローチャートにおい
て、S7にて一致が検出された固定局IDが、利用者の
帰宅経路におけるm番目の要素(位置検出が行われるポ
イント)であるとする。すなわち、検出されたユーザI
Dに対しては、図4に示すように、該ユーザIDに対応
して予測帰宅時刻、許容誤差、帰宅経路情報へのポイン
タが記憶されており、上記帰宅経路情報へのポインタか
ら該ユーザIDを持つ利用者の帰宅経路情報が認識され
る。
【0088】このような帰宅経路情報は、図5に示すよ
うに、複数の区間要素に分割されており、各区間要素で
の所要時間、または交通状況へのポインタが格納されて
いる。例えば、自宅での徒歩による区間要素では交通状
況による影響を受けることが殆ど無いため所要時間が記
憶されている。但し、電車の乗車区間等にあたる区間要
素では交通状況によって所要時間が変わる可能性がある
ため、帰宅経路情報として所要時間は記憶されておら
ず、交通状況へのポインタが格納されている。
【0089】交通状況の情報は、図6に示すように、各
区間要素において、所要時間、調整時間、基本時間が記
憶されるようになっている。基本時間はその区間要素に
おける平均所要時間であり一定の値である。調整時間
は、時間帯等によって変化するものであり、各種交通機
関や交通管理センタへの照会によって得ることができ
る。実際の所要時間は、基本時間と調整時間との和によ
って決定されるものであり、帰宅経路情報として交通状
況へのポインタが格納されている区間要素では、上記交
通状況を参照することで該区間要素における所要時間を
取得できる。
【0090】m番目の区間要素における所要時間が取得
されると、該所要時間の累計が算出され(S14)、さ
らにこの時、m>nであるか否かが判断される(S1
5)。m≦nであれば、自宅までの帰宅経路上で計算さ
れていない区間要素が存在するため、S10ないしS1
5の処理を繰り返す。すなわち、S10ないしS15の
処理の繰り返しによって現在位置から自宅までの帰宅経
路上にある全ての区間要素の所要時間の累計を算出さ
れ、これによって予測帰宅時間が算出される。
【0091】上記S10〜15のステップにて予測され
た予測帰宅時間は、その利用者に対して最初の予測であ
るか、すなわち、先に予測され自宅6に通知された予測
帰宅時刻(既予測)が有るか否かが判断される(S1
6)。既予測が無い場合には、予測帰宅時刻を更新し
(S19)、予測帰宅時間を該利用者の自宅6へ通知す
る(S20)。尚、上記S19で更新される予測帰宅時
刻は、帰宅時間の予測された利用者のユーザIDと対応
させた状態で記憶部45に一旦記憶され(すなわち、図
4のテーブルにおいて、S3で記憶された行の予測帰宅
時刻の記憶欄に書き込まれ)、同一の利用者に対して次
の帰宅時間予測が行われた時に既予測として用いられ
る。 また、予測帰宅時刻は、現在時刻にS10〜15の
ステップにて予測された予測帰宅時間を加算することで
求められるものであるが、このような予測帰宅時刻を求
めることで、以下に説明するS17で、既予測との比較
が容易になる。
【0092】上記S16で既予測があった場合には、今
回の予測による予測帰宅時刻と、既予測における予測帰
宅時刻とが比較され、誤差時間が求められる(S1
7)。尚、S17では、予測帰宅時刻を用いることによ
り容易に比較が行える。すなわち、今回の予測と既予測
との比較において予測帰宅時間を用いる場合には、前回
の予測から今回の予測までの経過時間を考慮する必要が
あるが、予測帰宅時刻を用いる場合にはその必要がな
い。
【0093】上記S17での比較において、求められた
誤差が許容範囲内であった場合には、既予測における通
知を有効とし再通知は行わずにS1に戻る。しかしなが
ら、誤差が許容範囲を越えた場合には、既予測における
通知を無効とし、今回の予測に基づいて予測帰宅時刻を
更新し(S19)、予測帰宅時間を利用者の自宅6へ再
通知する(S20)。尚、上記S20においては、自宅
6へ通知されるのは予測帰宅時間であるが、予測帰宅時
刻を通知してもよい。
【0094】次に、携帯端末1から帰宅時間予測装置4
へ通知を行うための具体的な通信方法について、その一
例を図7ないし図10を参照して説明する。尚、携帯端
末1から帰宅時間予測装置4への通信は、利用者の移動
形態によって好適な方法が異なるが、以下の説明では、
利用者が電車による移動を行う場合における好適例を示
すものである。
【0095】本実施の形態に係る帰宅時間予測システム
の利用者が、帰宅における交通手段に電車を利用する場
合には、固定局2は駅に設けることが好適である。さら
に、電車を利用する人が確実に通過する改札付近に固定
局2を設けるとよい。この場合の固定局2は、図7に示
すように、改札付近の駅構内側と駅構外側とに2つの検
出器201,202を設け、これら2つの検出器20
1,202と利用者の持つ携帯端末1との通信によっ
て、乗車および下車を検出する構成とすることが好適で
ある。この検出動作を図8のフローチャートを参照して
説明する。
【0096】乗車検出においては、検出器202におい
て携帯端末1との通信によるユーザID検出処理が継続
して実施されている(S21:改札通過検出2)。S2
1でユーザIDが検出された場合(S22でYES)に
は、検出されたユーザIDが一旦記憶される(S2
3)。
【0097】但し、上記S23でのユーザIDの記憶
は、乗車検出に用いられるものでなく、下車検出にて必
要となるものである。すなわち、図7の構成では、乗車
検出動作と並行して下車検出動作が行われており、下車
検出においては、検出器201において携帯端末1との
通信によるユーザID検出処理が継続して実施されてい
る(S27:改札通過検出1)。S27でユーザIDが
検出された場合(S28でYES)には、乗車検出動作
のS23と同様に検出されたユーザIDが一旦記憶され
る(S29)。
【0098】そして、乗車検出のS22でユーザIDが
検出された場合、この検出以前の所定時間内に検出器2
01で同一のユーザIDが検出されていたか否かの検索
が行われる(S24)。この検索処理においては、下車
検出のS29で記憶されていたユーザIDが使用され
る。
【0099】S24の検索において、上記S22で検出
されたユーザIDと一致するユーザIDがあった場合
(S25でYES)には、同一のユーザIDが検出器2
01と検出器202とで所定時間内に連続して検出され
たこととなる。したがって、この場合には、上記ユーザ
IDの利用者が改札を通過して駅に入ったと認識され、
検出されたユーザIDと該ユーザIDの検出された駅に
おける位置ID(すなわち、固定局ID)とにより利用
者の乗車を帰宅時間予測装置4に通知する。
【0100】同様に、下車検出のS28でユーザIDが
検出された場合、この検出以前の所定時間内に検出器2
02で同一のユーザIDが検出されていたか否かの検索
が行われる(S30)。この検索処理においては、乗車
検出のS23で記憶されていたユーザIDが使用され
る。
【0101】S30の検索において、上記S28で検出
されたユーザIDと一致するユーザIDがあった場合
(S31でYES)には、同一のユーザIDが検出器2
02と検出器201とで所定時間内に連続して検出され
たこととなる。したがって、この場合には、上記ユーザ
IDの利用者が改札を通過して駅から出たと認識され、
検出されたユーザIDと該ユーザIDの検出された駅に
おける位置ID(すなわち、固定局ID)とにより利用
者の下車を帰宅時間予測装置4に通知する。
【0102】言い換えれば、上記検出器201,202
によって同一のユーザIDが所定時間内に連続して検出
された場合に、その検出順序によって該ユーザIDを持
つ利用者が駅に入ったのか(乗車)、あるいは、駅から
出たのか(下車)が検出できる。
【0103】上記構成では、携帯端末1は、検出器20
1,202に対して常に通信可能な状態である必要が有
る。しかしながら、上記携帯端末1が電車内で強い通信
電波を発生させている状態が好ましくないことは周知の
事実である。このため、上記検出器201,202のさ
らに駅構外側に微弱化規制手段203を設け、携帯端末
1の発信電波を微弱化する規制信号を発生させて、駅構
内に入る利用者の携帯端末1に発信電波を強制的に微弱
化させる構成としても良い。また、この場合には、微弱
化解除手段204をさらに駅構外側に設け、駅から出る
利用者の携帯端末1における微弱化規制を解除する。
【0104】上記図7の構成の固定局2を全駅に設ける
ことにより、帰宅途中の利用者を帰宅経路上の乗車駅と
下車駅とで検知することが可能である。しかしながら、
乗車時間が長い場合には、乗車駅での検出と下車駅での
検出との間隔が長くなり、特に、利用者の帰宅途中で帰
宅時間予測を複数回行い、先の予測と後の予測とで誤差
が生じた場合に再通知可能とする構成では、その利点が
十分に生かせないと言った問題がある。この問題を回避
するためには、乗車中の利用者に関するユーザIDの検
出をも可能とし、その現在位置を帰宅時間予測装置4へ
通知する必要がある。そのための構成を図9を用いて説
明する。
【0105】乗車中の利用者の携帯端末1よりユーザI
Dを検出するための構成として、図9に示すように、電
車7の車内に位置ID識別部71,制御部72,中継送
受信部73,携帯送受信部74が設けられている。ま
た、各駅には、固定局2として位置IDを記憶する位置
ID記憶部25と、該駅に停車もしくは該駅を通過する
電車7に、位置ID記憶部25に記憶されている位置I
Dを送信する位置ID送信部26とが備えられている。
【0106】また、乗車中の利用者のユーザIDを検
出、通知する方法について、図10のフローチャートを
参照して説明する。尚、図10のフローチャートは、電
車7が駅に停車中で、ドアが開いている状態から開始す
るものとする。
【0107】上記図9の構成では、電車7のドア開閉や
電車7の力行などの運転情報は制御部72に通知される
ようになっている。そして、上記制御部72において、
ドアの閉鎖とそれに続く電車7の力行とが検出された場
合(S41,S42でYES)、制御部72は電車7が
駅から発車したと判断する。
【0108】電車7が発車すると、上記制御部72は携
帯送受信部74を介して車内に存在する携帯端末1と通
信を行い、車内にいる利用者のユーザIDを検出し(S
43)、検出されたユーザIDを一旦記憶する(S4
4)。
【0109】その後、制御部72は、ドアが開放された
か否かの検出を定期的に行い(S45)、ドアが開放さ
れていない場合には、位置IDの検出を行う(S4
6)。この位置IDは、電車7が駅に近づいた時に、該
駅の固定局2の位置ID送信部26が継続的に送信して
いる位置IDを、位置ID識別部71にて受信・識別す
ることによって検出されるものである。また、上記位置
ID識別部71によって最後に検出された位置IDは、
新たな位置IDが検出されるまで記憶されていものとす
る。
【0110】上記S46によって検出された位置ID
は、その時記憶されている位置IDと比較される(S4
7)。この比較において、検出された位置IDが前回記
憶された位置IDと同じである場合には、電車は次に駅
に近づいていないと判断されるためS45に戻る。但
し、電車7が次の停車駅に近づいた場合には、新たな位
置IDが検出される(S47でNO)ため、その位置I
Dを記憶する(S48)と共に、上記S43で検出され
たユーザIDとS49で検出された位置IDとを送信す
ることで、電車7が次の駅に到着したことを帰宅時間予
測装置4へを通知する。この通知は、中継送受信部7
3、中継局31、通信回線3を介して帰宅時間予測装置
4へ送信される。その後、電車7が駅で停車し、ドアの
開放が検知される(S45でYES)と、S41に戻
る。
【0111】これにより、本実施の形態に係る帰宅時間
予測システムでは、電車7に乗車中の利用者について、
その電車7が駅に停車(もしくは通過)する度に、その
駅における位置IDがユーザIDと共に、帰宅時間予測
装置4へ通知されるため、電車7に乗って移動中の利用
者の位置を確認することができる。
【0112】尚、上記図7ないし図10で説明した構成
は、電車を利用する利用者の位置検出に好適なものであ
るが、本発明はこれに限定されるものではない。例え
ば、徒歩によって帰宅する利用者については、その位置
検出にPHS(personal handyphone system)を用いる
ことが好適である。すなわち、PHSでは、各基地局
(固定局)の通信エリアが狭く、また複数の基地局の通
信エリアの重なり具合を検出することで利用者の現在位
置を狭い範囲で特定することができるため、帰宅時間予
測装置4の記憶部45に記憶される帰宅情報として、帰
宅経路において通過する交差点等を格納しておき、上記
PHSの位置検出により利用者のその交差点への到達が
確認された時に、帰宅時間予測を行うようにすれば良
い。
【0113】また、自動車によって帰宅する利用者につ
いては、図11に示すように、その位置検出にGPS
(global positioning system)を用いることが好適であ
る。すなわち、この場合には、固定局2を省略し、携帯
端末1においてGPSを用いた位置情報取得部14を備
え、携帯端末1のみでの位置検出を可能とする。上記位
置情報取得部14によって検出された位置情報は、ユー
ザID記憶部11に記憶されるユーザIDと共に、無線
通信部13、中継局31、通信回線3を介して帰宅時間
予測装置4へ送信される。この場合も、帰宅時間予測装
置4の記憶部45に記憶される帰宅情報として、帰宅経
路において通過する交差点等を格納しておき、上記GP
Sの位置検出により利用者のその交差点への到達が確認
された時に、帰宅時間予測を行うようにすれば良い。
【0114】尚、上述のように、利用者が帰宅の交通手
段として自動車を利用する場合は、該自動車に搭載され
るナビゲーションシステムにおいて上記携帯端末1の機
能を持たせることが好適である。すなわち、この場合
は、上記自動車自体が上記携帯端末1と見なされる。
【0115】以上のように、本実施の形態1に係る帰宅
時間予測システムでは、利用者が携帯する携帯端末1が
現在位置情報を自動的に取得し、取得された現在位置情
報と、帰宅時間予測装置4の記憶部45に記憶される利
用者の帰宅経路情報とに基づいて、該利用者が帰宅経路
上に存在するか否かを帰宅経路判定部42にて判定し、
利用者が帰宅経路上に存在すると判断された場合に、帰
宅時間予測部43にて帰宅時間の予測を行い、予測帰宅
時間を自宅6へ通知する構成となっている。
【0116】それゆえ、上記帰宅時間予測システムで
は、利用者は、携帯端末1を持ち歩いて帰宅するのみ
で、自宅6へ帰宅時間を通知する操作は何ら必要なく、
利用者の負担を軽減し、通知忘れといった不具合も回避
できる。
【0117】尚、本実施の形態1の構成では、携帯端末
1で取得された現在位置情報がユーザIDと共に帰宅時
間予測装置4へ送信され、帰宅時間予測装置4で予測さ
れた予測帰宅時間が自宅6へ通知される構成となってい
る。しかしながら、本発明は、特に、本システムを構成
す各機能部の配置を上記の構成に限定する必要はなく、
例えば、帰宅時間予測装置4を省略し、その機能を携帯
端末1または自宅6に備えさせる構成としてもよい。
【0118】すなわち、図2や図11に示した構成は、
複数の利用者に対して上記サービスを提供することを想
定しているため、サーバコンピュータにあたる帰宅時間
予測装置4を具備しているが、個人での使用を想定する
システムでは、携帯端末1と自宅6とを直接結ぶシステ
ムにて本発明を実現することも可能である。
【0119】また、帰宅時間予測装置4を設ける場合で
あっても、帰宅経路情報を記憶する記憶部や帰宅経路判
定部を携帯端末1側に備えさせる構成とすることも考え
られる。この構成においては、携帯端末1側で利用者が
帰宅中であるか否かを判定でき、帰宅時間の予測を行う
ポイントでのみ帰宅時間予測装置4へユーザIDと現在
位置情報を通知すればよいため、特に、GPSを用いて
現在位置検出を行う構成では、帰宅時間予測装置4との
通信時間を大幅に減らすことができ好適である。
【0120】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の一形
態について図1,図12および図13に基づいて説明す
れば、以下の通りである。本実施の形態2では、遠隔制
御システムの一形態を例示している。
【0121】本実施の形態2に係る遠隔制御システム
は、図1に示すように、携帯端末1、固定局2、通信回
線3、帰宅時間予測装置4、家電機器制御装置8によっ
て構成されている。ここで、上記携帯端末1,固定局
2,通信回線3,帰宅時間予測装置4については、実施
の形態1における図2の構成と同じであるので、同一の
部材番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0122】上記実施の形態1に係る帰宅時間予測シス
テムでは、携帯端末1および固定局2の通信によって、
該システムの利用者の現在位置を検出して、これを帰宅
時間予測装置4へ通知し、この通知によって該利用者が
帰宅中であると判断された時には、帰宅時間を予測し利
用者の自宅6へ通知する構成となっている。
【0123】これに対し、本実施の形態2に係る遠隔制
御システムは、帰宅時間予測装置4で予測した帰宅時間
を利用者の自宅6へ通知することは上記帰宅時間予測シ
ステムと同じであるが、この通知結果を用いて、該利用
者の帰宅時点において自宅6内の家電機器が最適な状態
で運転されているように、自宅6内の家電機器を遠隔制
御するという点で上記帰宅時間予測システムとは異なっ
ている。
【0124】本実施の形態2に係る遠隔制御システムで
は、自宅6内の家電機器を遠隔制御するために、自宅6
内に家電機器制御装置8が備えられている。また、上記
家電機器制御装置8は、制御部81,機器制御情報記憶
部82,機器制御部83,予測帰宅時間記憶部84,タ
イマ85,ネットワーク通信部86を備えている。
【0125】上記帰宅時間予測装置4から通信回線3を
介して自宅6へ通知される予測帰宅時間は、家電機器制
御装置8のネットワーク通信部86を介して制御部81
へ入力される。家電機器制御装置8は、この通知された
予測帰宅時間に基づいて自宅6内の家電機器61−1〜
61−nを制御するが、この制御動作について主に図1
2のフローチャートを参照して以下に説明する。
【0126】本実施の形態2に係る遠隔制御システムに
おける電子機器の制御動作には通常動作と逆動作とがあ
り、システムの作動開始時には通常動作が選択される
(S51)。通常動作および逆動作については後述す
る。
【0127】S52では、先に通知されている予測帰宅
時間があるか否かが判断される。先に通知された予測帰
宅時間が無い場合には、新規の予測帰宅時間の通知があ
った時に(S53でYES)、通知された予測帰宅時間
を予測帰宅時間記憶部84にセットする(S54)。予
測帰宅時間がセットされた後はS52へ戻るが、この時
点では、先に通知されている予測帰宅時間があることに
なるので、次にS55へ移行する。
【0128】S55では、さらに、新規の予測帰宅時間
の通知があったか否かが判断される。新規の予測帰宅時
間の通知が無かった場合には、所定時間が経過したか否
かが判断され(S56)、所定時間が経過している場合
には、経過した所定時間分だけ上記予測帰宅時間記憶部
84に記憶されている予測帰宅時間を減少させるように
予測帰宅時間の更新が行われる(S57)。尚、S56
での所定時間の経過は、S54における予測帰宅時間の
セットからの経過時間か、若しくは、S57での予測帰
宅時間の更新からの経過時間によって判断されるもので
ある。また、上記所定時間の経過は、タイマ85によっ
て計時されるものとする。
【0129】S57にて予測帰宅時間が更新されると、
機器制御情報記憶部82に記憶されている家電機器制御
情報を参照し、制御タイミングの検索が行われる(S5
8)。
【0130】ここで、上記機器制御情報記憶部82に記
憶される家電機器制御情報について、図13を参照して
説明する。上記機器制御情報記憶部82には、図13に
示すように、家電機器制御情報のテーブルが記憶されて
おり、該テーブルの項目としては、例えば、制御タイミ
ング、制御対象となる機器、通常動作における制御内
容、逆動作における制御内容、制御が1回のみであるか
否かの情報、制御が済んでいるか否かを示すフラグ等が
考えられる。
【0131】制御タイミングは、制御対象となる機器に
対して、予測される帰宅時刻に対して、どれくらい前に
制御を行うかといった情報である。例えば、図13に示
した家電機器制御情報では、エアコンに関しての制御タ
イミングが−45分に設定されているが、これは、予測
された帰宅時刻の45分前になれば、すなわち予測帰宅
時間が45分になれば、エアコンの操作を行うことを意
味している。
【0132】通常動作は、ある予測帰宅時間の通知後、
時間の経過によって予測帰宅時間が減少する過程におい
て、制御タイミングに到達した家電機器に対して実施さ
れる動作内容を示している。例えば、図13に示した家
電機器制御情報では、エアコンに関しての通常動作内容
は、冷房/強風に設定されているが、これは、エアコン
の制御タイミング到達時には、該エアコンが冷房/強風
の設定状態で運転を開始されることを意味している。
【0133】逆動作は、ある予測帰宅時間の通知後、そ
の予測帰宅時間に誤差が発生して新たな予測帰宅時間が
再通知された際、再通知された予測帰宅時間によって予
測帰宅時間が増加する過程において、制御タイミングを
越えた家電機器に対して実施される動作内容を示してい
る。
【0134】例えば、先に通知されている予測帰宅時間
が40分となっている状態で、新たに50分の予測帰宅
時間が通知されたとする。この時、予測帰宅時間記憶部
84に記憶されている予測帰宅時間は、40分から50
分へ増加させる方向へ変更されるが、この過程で予測帰
宅時間をエアコンの制御タイミングである45分を越え
ることになる。ここで、図13に示した家電機器制御情
報では、エアコンに関しての逆動作内容は停止に設定さ
れており、これは、運転中のエアコンを逆動作によって
停止させることを意味している。
【0135】また、上記逆動作については、制御対象と
なる全ての家電機器に対して設定されるとは限らない。
例えば、図13に示した家電機器制御情報の例では、炊
飯器に対しては逆動作内容は設定されていない。すなわ
ち、炊飯器では、一旦点火した後では炊飯終了前にスイ
ッチを切ることは好ましくなく、逆動作を必要としない
ためである。
【0136】逆動作を必要とする制御であるか否かは、
制御が1回のみであるか否かの情報によって示される。
図13の家電機器制御情報では、エアコン,玄関灯につ
いてはこの情報が0に設定されていることによって逆動
作が存在することが示されており、炊飯器についてはこ
の情報が1に設定されていることによって逆動作が存在
しないことが示される。
【0137】また、逆動作を必要としない炊飯器の制御
については、その一回の制御が行われたか否かを示すフ
ラグが設定されている。すなわち、炊飯器の制御では、
予測帰宅時間の減少過程において最初に制御タイミング
に到達した時点で、通常動作としての点火操作がおこな
れると同時に、通常動作の制御が実行されたことを示す
フラグが立てられる(制御済みを示すフラグが0から1
に変えられる)。その後、予測帰宅時間が再度通知され
ることによる予測帰宅時間増加後の時間経過によって再
び制御タイミングに到達することがあるが、この時点で
は通常動作の制御は既に実行された後であるため上記フ
ラグが立っていることにより、再度制御を行う必要がな
いと判断される。
【0138】上記図13の説明で明らかなように、図1
2のフローチャートにおけるS58では、家電機器制御
情報に含まれる制御タイミングの中に、上記S57で更
新された予測帰宅時間と一致するものがないか検索され
る。この検索によって、一致する制御タイミングがなか
った場合(S59でNO)はS52へ戻るが、一致する
制御タイミングがあった場合(S59でYES)には、
制御が1回のみの家電機器であるか否かを示す情報、お
よび制御済みを示すフラグが確認され、制御が1回のみ
の家電機器で、かつ制御済みであるか否かが判断される
(S60)。
【0139】上記S60でYESであれば、制御タイミ
ングに到達した場合であっても、さらなる制御は必要な
いのでS51へ戻るが、S60でNOであれば、制御タ
イミングが一致した対応家電機器について通常動作が実
施される(S61)。
【0140】また、上記S55で、新規の予測帰宅時間
の通知があった場合には、その通知された予測帰宅時間
が、先の予測帰宅時間に対して延長を与えるものである
か否かが判断される(S62)。新規に通知された予測
帰宅時間が先の予測帰宅時間に対して延長を与えるもの
であれば、逆動作が選択され(S63)、現在の予測帰
宅時間から新規の予測帰宅時間までのループに入る(S
64〜S70)。また、新規に通知された予測帰宅時間
が先の予測帰宅時間に対して延長を与えるものでなけれ
ば、通常動作が選択されたままで上記S64〜S70の
ループに入る。
【0141】S65では、所定時間分だけ予測帰宅時間
が更新される。もちろん、この予測帰宅時間の更新にお
いて、通常動作が選択されている場合は時間を減少させ
る方向に変更され、逆動作が選択されている場合は時間
を増加させる方向に変更される。
【0142】S65にて予測帰宅時間が更新されると、
機器制御情報記憶部82に記憶されている家電機器制御
情報を参照し、制御タイミングの検索が行われる(S6
6)。この検索によっては、家電機器制御情報に含まれ
る制御タイミングの中に、上記S65で更新された予測
帰宅時間と一致するものがないか検索されるが、一致す
る制御タイミングがなかった場合(S67でNO)はル
ープの最初に戻り、一致する制御タイミングがあった場
合(S67でYES)には、制御が1回のみの家電機器
であるか否かを示す情報、および制御済みを示すフラグ
が確認され、制御が1回のみの家電機器で、かつ制御済
みであるか否かが判断される(S68)。
【0143】そして、上記S68でYESであれば、制
御タイミングに到達した場合であっても、さらなる制御
は必要ないのでループの最初に戻るが、S68でNOで
あれば、制御タイミングが一致した対応家電機器につい
て、その時の選択に応じて通常動作もしくは逆動作が実
施される(S69)。
【0144】以上のように、本実施の形態2に係る遠隔
制御システムは、利用者が携帯する携帯端末1が現在位
置情報を自動的に取得し、取得された現在位置情報と、
帰宅時間予測装置4の記憶部45に記憶される利用者の
帰宅経路情報とに基づいて、該利用者が帰宅経路上に存
在するか否かを帰宅経路判定部42にて判定し、利用者
が帰宅経路上に存在すると判断された場合に、帰宅時間
予測部43にて帰宅時間の予測を行い、家電機器制御装
置8がその予測帰宅時間を基準とする所定の制御タイミ
ングで、遠隔地にある家電機器の制御を行う構成であ
る。
【0145】それゆえ、上記遠隔システムでは、利用者
は端末機器を持ち歩いて帰宅するのみで電子機器の制御
を行う操作は何ら必要なく、利用者の負担を軽減し、制
御忘れといった不具合も回避できる。
【0146】尚、本実施の形態2に係る遠隔制御システ
ムは、先に実施の形態1で説明した帰宅時間予測システ
ムに家電機器制御装置8を組み合わせて構成されてい
る。しかしながら、本発明の遠隔制御システムにおいて
は、必ずしも上記帰宅時間予測システムを組み合わせる
必要はなく、例えば、図1の構成において、帰宅時間予
測部43や交通情報照会部44等の帰宅時間予測機能を
省略した構成としてもよい。
【0147】このような帰宅時間予測機能を省略した遠
隔制御システムにおいても、利用者が携帯する携帯端末
1が現在位置情報を自動的に取得し、取得された現在位
置情報と、帰宅時間予測装置4の記憶部45に記憶され
る利用者の帰宅経路情報とに基づいて、該利用者が帰宅
経路上に存在するか否かを帰宅経路判定部42にて判定
することは可能である。
【0148】この時、利用者の帰宅経路情報上の特定地
点にて利用者が帰宅経路上に存在するか否かを判定すれ
ば、その特定地点からの帰宅所要時間を予め設定してお
くことは可能であるので、その予め設定された帰宅所要
時間に基づいて、家電機器の制御タイミングを計時すれ
ばよい。
【0149】また、上記実施の形態1および2に係る帰
宅時間予測システムおよび遠隔制御システムでは、帰宅
経路の判定を帰宅経路上の複数箇所で行っているが、こ
のような判定を行う箇所は1カ所であってもよい。
【0150】また、上記帰宅時間予測システムおよび遠
隔制御システムでは、携帯端末1の機能は携帯電話等に
持たせることなどが考えられ、利用者が帰宅時以外に上
記携帯端末1を持ち歩いて移動し、その移動時に帰宅経
路の一部を通ることによって誤って帰宅中と判断される
虞もある。
【0151】このような誤った判断を防止するために
は、例えば、帰宅経路情報における各区間要素に対して
最大所要時間を予め設定しておき、その最大所要時間内
に次の区間要素に到着しなかった場合に、帰宅中との判
断を取り消す構成とすることができる。
【0152】あるいは、各利用者について、例えば、何
時から何時の間に帰宅するといった帰宅時間域を予め設
定しておき、該帰宅時間域外に該利用者が帰宅経路上に
いることが検出されても帰宅中との判断を行わないよう
にしたり、若しくは、該帰宅時間域外では上記帰宅時間
予測システムまたは遠隔制御システム自体を動作させな
いようにすることも考えられる。
【0153】
【発明の効果】本発明の帰宅時間予測システムは、以上
のように、利用者が携帯する端末機器に搭載され、該端
末機器の現在位置情報を自動的に取得可能な現在位置取
得手段と、上記端末機器を利用する利用者の帰宅経路情
報を記憶する帰宅経路情報記憶手段と、上記現在位置取
得手段によって取得された現在位置情報と、上記帰宅経
路情報記憶手段に記憶される帰宅経路情報とに基づい
て、上記端末機器が帰宅経路上に存在するか否かを判定
する帰宅経路判定手段と、上記帰宅経路判定手段によっ
て上記端末機器が帰宅経路上に存在すると判断された場
合に、上記現在位置情報と上記帰宅経路情報とに基づい
て予測帰宅時間を予測する帰宅時間予測手段と、上記帰
宅時間予測手段によって予測された予測帰宅時間、また
は該予測帰宅時間に基づく予測結果を通知する通知手段
とを備えている構成である。
【0154】それゆえ、上記帰宅時間予測システムで
は、利用者は、端末機器を持ち歩いて帰宅するのみで、
自宅へ通知する操作は何ら必要なく、利用者の負担を軽
減し、通知忘れといった不具合も回避できるといった効
果を奏する。
【0155】また、上記帰宅時間予測システムでは、上
記現在位置取得手段は、所定位置に配置されている固定
局が持つ所定の通信エリア内に入った時に、該固定局と
の通信を行うことによって、該固定局に記憶されている
位置情報を取得する構成とすることができる。
【0156】それゆえ、上記現在位置取得手段が取得す
る現在位置情報が固定局に記憶されている位置情報にて
与えられ、特に、電車や徒歩によって帰宅する利用者の
現在位置を好適に検出できるといった効果を奏する。
【0157】また、上記帰宅時間予測システムでは、上
記現在位置取得手段は、GPS(global positioning s
ystem)によって、現在位置情報を取得する構成とするこ
とができる。
【0158】それゆえ、任意の場所で現在位置情報を取
得することができ、特に、自動車によって帰宅する利用
者の現在位置を好適に検出できるといった効果を奏す
る。
【0159】また、上記帰宅時間予測システムでは、上
記端末機器が、ユーザ識別情報を記憶する識別情報記憶
手段を備えていると共に、上記現在位置取得手段によっ
て現在位置情報が取得された時には、取得された現在位
置情報と共に、上記識別情報記憶手段に記憶されている
ユーザ識別情報が帰宅経路判定手段に与えられ、上記帰
宅経路情報記憶手段は、複数のユーザ識別情報と、各ユ
ーザ識別情報を持つ端末機器を利用する利用者の帰宅経
路情報とを対応させて記憶しており、上記帰宅経路判定
手段は、上記現在位置情報とユーザ識別情報とが与えら
れた時には、該ユーザ識別情報に対応する帰宅経路情報
を上記帰宅経路情報記憶手段から取得し、上記現在位置
情報と上記帰宅経路情報とに基づいて、上記ユーザ識別
情報を有する端末機器が該ユーザ識別情報に対応する帰
宅経路上に存在するか否かを判定する構成とすることが
できる。
【0160】それゆえ、上記帰宅経路判定手段は、複数
の利用者が存在する場合であっても各利用者の帰宅行動
を混同することなく検出でき、上記帰宅時間予測システ
ムとして複数の利用者に対してサービスを行うシステム
を提供することができるといった効果を奏する。
【0161】また、上記帰宅時間予測システムでは、さ
らに、外部機関から交通情報を取得する交通情報照会手
段を備えており、上記帰宅時間予測手段は、上記現在位
置情報および上記帰宅経路情報に加えて、上記交通情報
照会手段にて取得した交通情報に基づいて、予測帰宅時
間を予測する構成とすることが好ましい。
【0162】それゆえ、上記帰宅時間予測手段による予
測が、上記交通情報照会手段にて取得した交通情報に参
照して行われるため、より正確な帰宅時間予測が行える
といった効果を奏する。
【0163】また、上記帰宅時間予測システムでは、上
記帰宅時間予測手段は、上記帰宅経路上で予測帰宅時間
の予測を複数回行うものであると共に、最後に通知され
た予測結果を記憶する予測結果記憶手段と、上記予測結
果記憶手段に予測結果が記憶されている状態で、新たな
予測が行われた時に、予測結果記憶手段に記憶されてい
る予測結果と新たな予測における予測結果とを比較する
比較手段とを備えており、上記通知手段は、上記比較手
段にて、新たな予測における予測結果が予測結果記憶手
段に記憶されている予測結果と異なると判断された場合
にのみ、新たな予測における予測結果を再通知する構成
とすることが好ましい。
【0164】それゆえ、上記帰宅時間予測手段による予
測帰宅時間の予測が複数回行われるため、その予測結果
を通知される利用者は最新の予測結果を得ることができ
るといった効果を奏する。
【0165】また、新たな予測における予測結果は、先
に通知されている予測結果と異なっている場合にのみ再
通知されるため、先の予測結果と差が無い場合の無駄な
再通知を省略できるといった効果を併せて奏する。
【0166】また、上記帰宅時間予測システムでは、上
記比較手段の比較に用いられる予測結果としては、各予
測実施時における現在時刻に予測帰宅時間を加えて算出
される予測帰宅時刻が用いられる構成とすることが好ま
しい。
【0167】それゆえ、上記比較手段での比較におい
て、比較される前後2つの予測結果の間の経過時間を考
慮する必要がなく、上記比較処理が容易に行えるといっ
た効果を奏する。
【0168】また、上記帰宅時間予測システムでは、上
記比較手段は、予測結果記憶手段に記憶されている予測
結果と新たな予測における予測結果との比較において、
その誤差が予め設定された許容範囲を越える場合にの
み、新たな予測における予測結果が予測結果記憶手段に
記憶されている予測結果と異なると判断する構成とする
ことが好ましい。
【0169】それゆえ、新たな予測における予測結果が
予測結果記憶手段に記憶されている予測結果に対して、
許容誤差内となるような微少な予測結果の揺らぎで生じ
る無駄な再通知を回避できるといった効果を奏する。
【0170】本発明の遠隔制御システムは、以上のよう
に、利用者が携帯する端末機器に搭載され、該端末機器
の現在位置情報を自動的に取得可能な現在位置取得手段
と、上記端末機器を利用する利用者の帰宅経路情報を記
憶する帰宅経路情報記憶手段と、上記現在位置取得手段
によって取得された現在位置情報と、上記帰宅経路情報
記憶手段に記憶される帰宅経路情報とに基づいて、上記
端末機器が帰宅経路上に存在するか否かを判定する帰宅
経路判定手段と、上記帰宅経路判定手段によって上記端
末機器が帰宅経路上に存在すると判断された場合に、上
記帰宅経路判定手段における判断時を基準とする所定の
タイミングで、遠隔地にある電子機器の制御を行う電子
機器制御手段とを備えている構成である。
【0171】それゆえ、上記遠隔制御システムでは、利
用者は端末機器を持ち歩いて帰宅するのみで電子機器の
制御を行う操作は何ら必要なく、利用者の負担を軽減
し、制御忘れといった不具合も回避できるといった効果
を奏する。
【0172】また、上記遠隔制御システムでは、上記帰
宅経路判定手段における判断時からの時間の経過を測定
する計時手段を備えており、上記電子機器制御手段は、
上記計時手段の計時に基づき、上記帰宅経路判定手段に
おける判断時から所定時間の経過をもって電子機器の制
御を行う構成とすることが好ましい。
【0173】それゆえ、利用者の所望のタイミングの電
子機器の制御を行うことができるといった効果を奏す
る。
【0174】また、上記遠隔制御システムでは、上記電
子機器制御手段は、複数の電子機器を制御するものであ
ると共に、制御される各電子機器に対しては、上記帰宅
経路判定手段における判断時からそれぞれ異なる所定時
間の経過をもって制御を行う構成とすることが好まし
い。
【0175】それゆえ、複数の電子機器を制御する場合
に、各電子機器をそれぞれの利用者の所望のタイミング
で制御することができるといった効果を奏する。
【0176】本発明の遠隔制御システムは、以上のよう
に、利用者が携帯する端末機器に搭載され、該端末機器
の現在位置情報を自動的に取得可能な現在位置取得手段
と、上記端末機器を利用する利用者の帰宅経路情報を記
憶する帰宅経路情報記憶手段と、上記現在位置取得手段
によって取得された現在位置情報と、上記帰宅経路情報
記憶手段に記憶される帰宅経路情報とに基づいて、上記
端末機器が帰宅経路上に存在するか否かを判定する帰宅
経路判定手段と、上記帰宅経路判定手段によって上記端
末機器が帰宅経路上に存在すると判断された場合に、上
記現在位置情報と上記帰宅経路情報とに基づいて予測帰
宅時間を予測する帰宅時間予測手段と、上記帰宅時間予
測手段によって予測された予測帰宅時間を基準とする所
定の制御タイミングで、遠隔地にある電子機器の制御を
行う電子機器制御手段とを備えている構成である。
【0177】それゆえ、上記遠隔制御システムでは、利
用者は端末機器を持ち歩いて帰宅するのみで電子機器の
制御を行う操作は何ら必要なく、利用者の負担を軽減
し、制御忘れといった不具合も回避できるといった効果
を奏する。
【0178】また、上記遠隔制御システムでは、上記現
在位置取得手段は、所定位置に配置されている固定局が
持つ所定の通信エリア内に入った時に、該固定局との通
信を行うことによって、該固定局に記憶されている位置
情報を取得する構成とすることができる。
【0179】それゆえ、上記現在位置取得手段が取得す
る現在位置情報が固定局に記憶されている位置情報にて
与えられ、特に、電車や徒歩によって帰宅する利用者の
現在位置を好適に検出できるといった効果を奏する。
【0180】また、上記遠隔制御システムでは、上記現
在位置取得手段は、GPS(globalpositioning syste
m)によって、現在位置情報を取得する構成とすることが
できる。
【0181】それゆえ、任意の場所で現在位置情報を取
得することができ、特に、自動車によって帰宅する利用
者の現在位置を好適に検出できるといった効果を奏す
る。
【0182】また、上記遠隔制御システムでは、上記端
末機器が、ユーザ識別情報を記憶する識別情報記憶手段
を備えていると共に、上記現在位置取得手段によって現
在位置情報が取得された時には、取得された現在位置情
報と共に、上記識別情報記憶手段に記憶されているユー
ザ識別情報が帰宅経路判定手段に与えられ、上記帰宅経
路情報記憶手段は、複数のユーザ識別情報と、各ユーザ
識別情報を持つ端末機器を利用する利用者の帰宅経路情
報とを対応させて記憶しており、上記帰宅経路判定手段
は、上記現在位置情報とユーザ識別情報とが与えられた
時には、該ユーザ識別情報に対応する帰宅経路情報を上
記帰宅経路情報記憶手段から取得し、上記現在位置情報
と上記帰宅経路情報とに基づいて、上記ユーザ識別情報
を有する端末機器が該ユーザ識別情報に対応する帰宅経
路上に存在するか否かを判定する構成とすることができ
る。
【0183】それゆえ、上記帰宅経路判定手段は、複数
の利用者が存在する場合であっても各利用者の帰宅行動
を混同することなく検出でき、上記遠隔制御システムと
して複数の利用者に対してサービスを行うシステムを提
供することができるといった効果を奏する。
【0184】また、上記遠隔制御システムでは、さら
に、外部機関から交通情報を取得する交通情報照会手段
を備えており、上記帰宅時間予測手段は、上記現在位置
情報および上記帰宅経路情報に加えて、上記交通情報照
会手段にて取得した交通情報に基づいて、予測帰宅時間
を予測する構成とすることが好ましい。
【0185】それゆえ、上記帰宅時間予測手段による予
測が、上記交通情報照会手段にて取得した交通情報に参
照して行われるため、より正確な帰宅時間予測が行える
といった効果を奏する。
【0186】また、上記遠隔制御システムでは、上記帰
宅時間予測手段は、上記帰宅経路上で予測帰宅時間の予
測を複数回行うものであり、上記電子機器制御に最後に
用いられた予測帰宅時間を、計時手段によって計時され
る時間経過に伴って更新しながら記憶する予測帰宅時間
記憶手段と、上記予測帰宅時間記憶手段に予測帰宅時間
が記憶されている状態で、新たな予測が行われた時に、
予測帰宅時間記憶手段に記憶されている予測帰宅時間と
新たな予測における予測帰宅時間とを比較する比較手段
とを備えており、上記電子機器制御手段は、上記比較手
段にて、新たな予測における予測帰宅時間が予測帰宅時
間記憶手段に記憶されている予測帰宅時間と異なると判
断された場合に、予測帰宅時間記憶手段に記憶されてい
る予測帰宅時間と新たな予測における予測帰宅時間との
間に制御タイミングが存在する電子機器を検索し、その
ような電子機器があれば制御を実行する構成とすること
が好ましい。
【0187】それゆえ、上記帰宅時間予測手段による予
測帰宅時間の予測が複数回行われるため、上記電子機器
制御手段は最新の予測帰宅時間を基準として、より正確
な制御タイミングにて電子機器の制御を行えるといった
効果を奏する。
【0188】また、前後して行われる予測において、そ
の予測帰宅時間が変動する場合、先の予測と後の予測と
の間において制御タイミングが設定されている電子機器
があればその制御を実行することで、予測帰宅時間の変
更によって電子機器の制御がとばされることを防止でき
るといった効果を併せて奏する。
【0189】また、上記遠隔制御システムでは、上記電
子機器制御手段は、新たな予測における予測帰宅時間が
予測帰宅時間記憶手段に記憶されている予測帰宅時間に
比べて長くなる場合には、予測帰宅時間記憶手段に記憶
されている予測帰宅時間と新たな予測における予測帰宅
時間との間に制御タイミングが存在する電子機器を制御
するにあたって、先に制御タイミングに到達した時点で
既に制御が実施されている状態の電子機器の動作状態を
元に戻す制御を実施可能である構成とすることが好まし
い。
【0190】それゆえ、利用者の帰宅が先の予測よりも
遅くなる場合には、必要に応じて、先の予測によって既
に運転が開始された電子機器を停止させる制御(逆動
作)を行うことができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、実施の
形態2における遠隔制御システムの概略構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すものであり、実施の
形態1における帰宅時間予測システムの概略構成を示す
ブロック図である。
【図3】上記帰宅時間予測システムにおける帰宅時間予
測動作を示すフローチャートである。
【図4】上記帰宅時間予測システムにおけるユーザデー
タを示す説明図である。
【図5】上記帰宅時間予測システムにおける経路情報デ
ータを示す説明図である。
【図6】上記帰宅時間予測システムにおける交通状況デ
ータを示す説明図である。
【図7】上記帰宅時間予測システムにおいて、駅に設置
される固定局の形態を示す説明図である。
【図8】図7の固定局において実施される乗車および下
車検出動作を示すフローチャートである。
【図9】上記帰宅時間予測システムにおいて、電車に乗
車中の利用者の現在位置を検出するためのシステム構成
を示す説明図である。
【図10】図9のシステムにおいて実施される、電車に
乗車中の利用者の駅到着を通知する動作を示すフローチ
ャートである。
【図11】実施の形態1における帰宅時間予測システム
において、図2とは異なる他の概略構成を示すブロック
図である。
【図12】図1の遠隔制御システムにおける家電機器制
御動作を示すフローチャートである。
【図13】上記遠隔制御システムにおける家電機器制御
情報を示す説明図である。
【符号の説明】
1 携帯端末(端末機器) 2 固定局 3 通信回線 4 帰宅時間予測装置 8 家電機器制御装置(電子機器制御手段) 11 ユーザID記憶部(識別情報記憶手段) 13 無線部(現在位置取得手段、通知手段) 14 位置情報取得部(現在位置取得手段) 42 帰宅経路判定部(帰宅経路判定手段) 43 帰宅時間予測部(帰宅時間予測手段,比較手
段) 44 交通情報照会部(交通情報照会手段) 45 記憶部(帰宅経路情報記憶手段,予測結果記憶
手段) 61 家電機器(電子機器) 84 予測帰宅時間記憶部(計時手段) 85 タイマ(計時手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 301 H04B 7/26 109M 5K101 Fターム(参考) 2F029 AA02 AA07 AB05 AB07 AC02 5H180 AA21 BB05 BB16 CC12 FF05 FF12 FF13 FF15 FF17 5K024 AA74 AA78 GG05 GG10 5K048 BA13 DC01 DC07 5K067 AA21 BB28 DD27 EE02 EE10 EE16 HH22 HH23 JJ52 JJ56 5K101 KK08 KK11 LL01 LL12 MM07 NN01 NN14 NN21 RR12

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利用者が携帯する端末機器に搭載され、該
    端末機器の現在位置情報を自動的に取得可能な現在位置
    取得手段と、 上記端末機器を利用する利用者の帰宅経路情報を記憶す
    る帰宅経路情報記憶手段と、 上記現在位置取得手段によって取得された現在位置情報
    と、上記帰宅経路情報記憶手段に記憶される帰宅経路情
    報とに基づいて、上記端末機器が帰宅経路上に存在する
    か否かを判定する帰宅経路判定手段と、 上記帰宅経路判定手段によって上記端末機器が帰宅経路
    上に存在すると判断された場合に、上記現在位置情報と
    上記帰宅経路情報とに基づいて予測帰宅時間を予測する
    帰宅時間予測手段と、 上記帰宅時間予測手段によって予測された予測帰宅時
    間、または該予測帰宅時間に基づく予測結果を通知する
    通知手段とを備えていることを特徴とする帰宅時間予測
    システム。
  2. 【請求項2】上記現在位置取得手段は、所定位置に配置
    されている固定局が持つ所定の通信エリア内に入った時
    に、該固定局との通信を行うことによって、該固定局に
    記憶されている位置情報を取得することを特徴とする請
    求項1に記載の帰宅時間予測システム。
  3. 【請求項3】上記現在位置取得手段は、GPS(global
    positioning system)によって、現在位置情報を取得す
    ることを特徴とする請求項1に記載の帰宅時間予測シス
    テム。
  4. 【請求項4】上記端末機器が、ユーザ識別情報を記憶す
    る識別情報記憶手段を備えていると共に、 上記現在位置取得手段によって現在位置情報が取得され
    た時には、取得された現在位置情報と共に、上記識別情
    報記憶手段に記憶されているユーザ識別情報が帰宅経路
    判定手段に与えられ、 上記帰宅経路情報記憶手段は、複数のユーザ識別情報
    と、各ユーザ識別情報を持つ端末機器を利用する利用者
    の帰宅経路情報とを対応させて記憶しており、 上記帰宅経路判定手段は、上記現在位置情報とユーザ識
    別情報とが与えられた時には、該ユーザ識別情報に対応
    する帰宅経路情報を上記帰宅経路情報記憶手段から取得
    し、上記現在位置情報と上記帰宅経路情報とに基づい
    て、上記ユーザ識別情報を有する端末機器が該ユーザ識
    別情報に対応する帰宅経路上に存在するか否かを判定す
    ることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の
    帰宅時間予測システム。
  5. 【請求項5】さらに、外部機関から交通情報を取得する
    交通情報照会手段を備えており、 上記帰宅時間予測手段は、上記現在位置情報および上記
    帰宅経路情報に加えて、上記交通情報照会手段にて取得
    した交通情報に基づいて、予測帰宅時間を予測すること
    を特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の帰宅時
    間予測システム。
  6. 【請求項6】上記帰宅時間予測手段は、上記帰宅経路上
    で予測帰宅時間の予測を複数回行うものであると共に、 最後に通知された予測結果を記憶する予測結果記憶手段
    と、 上記予測結果記憶手段に予測結果が記憶されている状態
    で、新たな予測が行われた時に、予測結果記憶手段に記
    憶されている予測結果と新たな予測における予測結果と
    を比較する比較手段とを備えており、 上記通知手段は、上記比較手段にて、新たな予測におけ
    る予測結果が予測結果記憶手段に記憶されている予測結
    果と異なると判断された場合にのみ、新たな予測におけ
    る予測結果を再通知することを特徴とする請求項1ない
    し5の何れかにに記載の帰宅時間予測システム。
  7. 【請求項7】上記比較手段の比較に用いられる予測結果
    としては、各予測実施時における現在時刻に予測帰宅時
    間を加えて算出される予測帰宅時刻が用いられることを
    特徴とする請求項6に記載の帰宅時間予測システム。
  8. 【請求項8】上記比較手段は、予測結果記憶手段に記憶
    されている予測結果と新たな予測における予測結果との
    比較において、その誤差が予め設定された許容範囲を越
    える場合にのみ、新たな予測における予測結果が予測結
    果記憶手段に記憶されている予測結果と異なると判断す
    ることを特徴とする請求項6または7に記載の帰宅時間
    予測システム。
  9. 【請求項9】利用者が携帯する端末機器に搭載され、該
    端末機器の現在位置情報を自動的に取得可能な現在位置
    取得手段と、 上記端末機器を利用する利用者の帰宅経路情報を記憶す
    る帰宅経路情報記憶手段と、 上記現在位置取得手段によって取得された現在位置情報
    と、上記帰宅経路情報記憶手段に記憶される帰宅経路情
    報とに基づいて、上記端末機器が帰宅経路上に存在する
    か否かを判定する帰宅経路判定手段と、 上記帰宅経路判定手段によって上記端末機器が帰宅経路
    上に存在すると判断された場合に、上記帰宅経路判定手
    段における判断時を基準とする所定のタイミングで、遠
    隔地にある電子機器の制御を行う電子機器制御手段とを
    備えていることを特徴とする遠隔制御システム。
  10. 【請求項10】上記帰宅経路判定手段における判断時か
    らの時間の経過を測定する計時手段を備えており、 上記電子機器制御手段は、上記計時手段の計時に基づ
    き、上記帰宅経路判定手段における判断時から所定時間
    の経過をもって電子機器の制御を行うことを特徴とする
    請求項9に記載の遠隔制御システム。
  11. 【請求項11】上記電子機器制御手段は、複数の電子機
    器を制御するものであると共に、制御される各電子機器
    に対しては、上記帰宅経路判定手段における判断時から
    それぞれ異なる所定時間の経過をもって制御を行うこと
    を特徴とする請求項10に記載の遠隔制御システム。
  12. 【請求項12】利用者が携帯する端末機器に搭載され、
    該端末機器の現在位置情報を自動的に取得可能な現在位
    置取得手段と、 上記端末機器を利用する利用者の帰宅経路情報を記憶す
    る帰宅経路情報記憶手段と、 上記現在位置取得手段によって取得された現在位置情報
    と、上記帰宅経路情報記憶手段に記憶される帰宅経路情
    報とに基づいて、上記端末機器が帰宅経路上に存在する
    か否かを判定する帰宅経路判定手段と、 上記帰宅経路判定手段によって上記端末機器が帰宅経路
    上に存在すると判断された場合に、上記現在位置情報と
    上記帰宅経路情報とに基づいて予測帰宅時間を予測する
    帰宅時間予測手段と、 上記帰宅時間予測手段によって予測された予測帰宅時間
    を基準とする所定の制御タイミングで、遠隔地にある電
    子機器の制御を行う電子機器制御手段とを備えているこ
    とを特徴とする遠隔制御システム。
  13. 【請求項13】上記現在位置取得手段は、所定位置に配
    置されている固定局が持つ所定の通信エリア内に入った
    時に、該固定局との通信を行うことによって、該固定局
    に記憶されている位置情報を取得することを特徴とする
    請求項12に記載の遠隔制御システム。
  14. 【請求項14】上記現在位置取得手段は、GPS(glob
    al positioning system)によって、現在位置情報を取得
    することを特徴とする請求項12に記載の遠隔制御シス
    テム。
  15. 【請求項15】上記端末機器が、ユーザ識別情報を記憶
    する識別情報記憶手段を備えていると共に、 上記現在位置取得手段によって現在位置情報が取得され
    た時には、取得された現在位置情報と共に、上記識別情
    報記憶手段に記憶されているユーザ識別情報が帰宅経路
    判定手段に与えられ、 上記帰宅経路情報記憶手段は、複数のユーザ識別情報
    と、各ユーザ識別情報を持つ端末機器を利用する利用者
    の帰宅経路情報とを対応させて記憶しており、 上記帰宅経路判定手段は、上記現在位置情報とユーザ識
    別情報とが与えられた時には、該ユーザ識別情報に対応
    する帰宅経路情報を上記帰宅経路情報記憶手段から取得
    し、上記現在位置情報と上記帰宅経路情報とに基づい
    て、上記ユーザ識別情報を有する端末機器が該ユーザ識
    別情報に対応する帰宅経路上に存在するか否かを判定す
    ることを特徴とする請求項12ないし14の何れかに記
    載の遠隔制御システム。
  16. 【請求項16】さらに、外部機関から交通情報を取得す
    る交通情報照会手段を備えており、 上記帰宅時間予測手段は、上記現在位置情報および上記
    帰宅経路情報に加えて、上記交通情報照会手段にて取得
    した交通情報に基づいて、予測帰宅時間を予測すること
    を特徴とする請求項12ないし15の何れかに記載の遠
    隔制御システム。
  17. 【請求項17】上記帰宅時間予測手段は、上記帰宅経路
    上で予測帰宅時間の予測を複数回行うものであり、 上記電子機器制御に最後に用いられた予測帰宅時間を、
    計時手段によって計時される時間経過に伴って更新しな
    がら記憶する予測帰宅時間記憶手段と、 上記予測帰宅時間記憶手段に予測帰宅時間が記憶されて
    いる状態で、新たな予測が行われた時に、予測帰宅時間
    記憶手段に記憶されている予測帰宅時間と新たな予測に
    おける予測帰宅時間とを比較する比較手段とを備えてお
    り、 上記電子機器制御手段は、上記比較手段にて、新たな予
    測における予測帰宅時間が予測帰宅時間記憶手段に記憶
    されている予測帰宅時間と異なると判断された場合に、
    予測帰宅時間記憶手段に記憶されている予測帰宅時間と
    新たな予測における予測帰宅時間との間に制御タイミン
    グが存在する電子機器を検索し、そのような電子機器が
    あれば制御を実行することを特徴とする請求項12ない
    し16の何れかに記載の遠隔制御システム。
  18. 【請求項18】上記電子機器制御手段は、新たな予測に
    おける予測帰宅時間が予測帰宅時間記憶手段に記憶され
    ている予測帰宅時間に比べて長くなる場合には、予測帰
    宅時間記憶手段に記憶されている予測帰宅時間と新たな
    予測における予測帰宅時間との間に制御タイミングが存
    在する電子機器を制御するにあたって、先に制御タイミ
    ングに到達した時点で既に制御が実施されている状態の
    電子機器の動作状態を元に戻す制御を実施可能であるこ
    とを特徴とする請求項17に記載の遠隔制御システム。
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