JP2014163542A - 制御装置、制御方法および制御プログラム - Google Patents

制御装置、制御方法および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無駄な電力消費を抑えながら部屋の利用の快適性の向上を図ることが可能な制御装置、制御方法および制御プログラムを提供すること。
【解決手段】部屋に設置されている機器を制御する制御装置は、当該部屋へ移動する前の移動元に配置されている端末の接続先の情報が非接続を示す情報に変化したことを検出する検出部と、前記端末の接続先の情報の変化に応じて、前記機器を制御するタイミングを調整する調整部と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御装置、制御方法および制御プログラムに関する。
部屋の予約に連動して、部屋に設置されている機器の制御を行う技術が開示されている。例えば、会議室の予約システムのデータおよび各種センサ(人感センサ、温湿度センサなど)が検出する情報を用いて、各会議室内におけるエアコン、エアクリーナ、エアカーテン、換気扇、および照明を総合的に制御する快適空調環境制御装置が開示されている。
特許第2981318号公報 特開2004−295789号公報 特開2006−349291号公報 特開2007−318432号公報 特開2012−107778号公報
しかしながら、部屋を予約した時間通りに部屋が利用されないことがある。例えば、部屋を予約した利用予定者が、部屋の利用開始予定時刻よりも早く到着した場合、あるいは遅く到着した場合等である。この場合、部屋の利用開始予定時刻に合わせて機器を制御するタイミングを調整していると、部屋の快適性が損なわれる可能性がある。
例えば、部屋の利用予定者が、部屋の利用開始予定時刻よりも早く入室した場合は、部屋の温度の調整のために予め空調機器を稼働させていても、部屋に入室した時点で目標温度に到達していない場合は、不快感を催す恐れがある。また、部屋の利用開始予定時刻にプロジェクタやスクリーン等の機器が稼働を開始するように設定されていると、部屋の利用開始予定時刻になるまで機器を使用できないこととなる。
一方、部屋の利用予定者が部屋へ遅れて入室した場合は、本来、機器の稼働が不要な時間帯も稼働させていたことになるため、無駄な電力が消費され、経済的にも非効率となる可能性がある。
本発明の1つの側面では、無駄な電力消費を抑えながら部屋の利用の快適性の向上を図ることが可能な制御装置、制御方法および制御プログラムを提供することを目的とする。
発明の一観点によれば、部屋に設置されている機器を制御する制御装置であって、当該部屋へ移動する前の移動元の位置に配置されている端末の接続先の情報が非接続を示す情報に変化したことを検出する検出部と、前記端末の接続先の情報の変化に応じて、前記機器を制御するタイミングを調整する調整部と、を有する制御装置が提供される。
一実施態様によれば、無駄な電力消費を抑えながら部屋の利用の快適性の向上を図ることが可能な制御装置、制御方法および制御プログラムを提供することができる。
図1は、制御装置の構成の一例を示す図である。 図2は、制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、制御装置による制御方法の一例を示すフローチャートである。 図4は、初期設定情報の一例を示す図である。 図5は、S102における、利用予定者および同席者を特定する処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、利用者情報DBの一例を示す図である。 図7は、S103における、利用予定者の位置を推定する処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、移動端末情報DBの一例を示す図である。 図9は、位置情報DBの一例を示す図である。 図10は、S104における、最初に部屋に入室する利用予定者の到着予定時刻を推定する処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、移動時間実績DBの一例を示す図である。 図12は、遅延時間実績DBの一例を示す図である。 図13は、移動イベントが発生した後の位置情報DBの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図13を参照して具体的に説明する。
図1は、制御装置の実施形態の一例を示す図である。図1に示すように、制御装置10は、スケジュール管理装置30、アクセスポイント40、および機器60と、ネットワークを通じて相互に通信可能に接続されている。
制御装置10は、部屋100に設置されている機器60の稼働(オンオフ)を、ネットワークを介して制御する装置である。制御装置10は、部屋100の利用予定者が部屋100に到着する時刻に基づいて、機器60の稼働を制御することができる。制御装置10は、例えばサーバである。制御装置10が実行する処理の方法については後述する。
スケジュール管理装置30は、移動端末50を所持する各ユーザのスケジュールを一元管理するための装置である。各ユーザは、自身のスケジュールを、移動端末50を用いてスケジュール管理装置30に設定登録しておくことにより、自分自身や他のユーザがスケジュールを確認することができる。また、スケジュール管理装置30は、制御装置10からの指示に従って、ユーザのスケジュールの情報を制御装置10に送信することもできる。スケジュール管理装置30は、例えばサーバである。
アクセスポイント40は、移動端末50同士を無線LANで相互に接続するための電波中継機である。図1では、アクセスポイント40の一例として、アクセスポイント40aが部屋300に設置されており、アクセスポイント40bが部屋200に設置されている。ここで、部屋200および部屋300は、部屋100を利用する利用予定者が部屋100に入室する前にいる場所を例示したものである。以降、アクセスポイント40aとアクセスポイント40bとを区別しない場合は、アクセスポイント40と総称する。アクセスポイント40は、移動端末50との接続を確認したときに、アクセスポイント40の設置場所や、接続されている移動端末50を識別する識別情報を制御装置10に通知することができる。識別情報は、例えばMAC(Media Access Control)アドレスまたはIP(Internet Protocol)アドレスである。
移動端末50は、例えばノートPC、携帯電話、スマートフォンまたはタブレットPC等の端末である。移動端末50の所持者は、移動端末50を所持しながら異なる部屋間を移動することができる。図1では、移動端末50として移動端末50a、50b、50cおよび50dが例示されており、移動端末50aおよび移動端末50bは、部屋300の中でアクセスポイント40aに接続されている。これは、移動端末50aおよび移動端末50bをそれぞれ所持する各ユーザが、部屋300にいることを示している。また、移動端末50cおよび移動端末50dは、部屋200の中でアクセスポイント40bに接続されている。これは、移動端末50cおよび移動端末50dをそれぞれ所持する各ユーザが、部屋200にいることを示している。以降、移動端末50a、50b、50cおよび50dを互いに区別しない場合は、移動端末50と総称する。
機器60は、部屋100に設置される機器であり、例えば、エアコンや扇風機等の空調機器、プロジェクタ、プロジェクタ用スクリーン、テレビ、テレビ会議システム、またはコーヒーメーカー等である。以降では、機器60を空調機器として説明する。
機器60は、制御装置10から送信される制御信号に従って、自機器の稼働制御や各種パラメータの設定変更を行うことができる。ここで、各種パラメータとは、機器60が空調機器の場合、設定温度や風量等である。なお、図4では機器60として1台だけを図示しているが、制御装置10は、複数の機器60を制御することもできる。例えば、制御装置10は、複数の部屋の各々に設置されている機器60を制御するタイミングを調整することができる。また、機器60が空調機器である場合、季節、天候、または気温等に応じて、暖房または冷房のいずれを選択して制御することも可能である。
以下、制御装置10のハードウェア構成について説明する。
図2は、制御装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)81、ROM(Read Only Memory)82、RAM(Random Access Memory)83、ストレージ装置84、ネットワークインタフェース85、及び可搬型記憶媒体用ドライブ86等を備えている。
制御装置10の構成各部は、バス87に接続されている。ストレージ装置84は、例えばHDD(Hard Disk Drive)である。制御装置10では、ROM82あるいはストレージ装置84に格納されているプログラム、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ86が可搬型記憶媒体88から読み取ったプログラムをCPU81等のプロセッサが実行することにより、制御装置10の機能が実現される。
以下、図1を参照して、制御装置10を構成する各部の機能について説明する。
図1に示すように、制御装置10は、第1記憶部11と、第2記憶部12と、入力部13と、初期設定部14と、スケジュール情報取得部15と、利用者情報抽出部16と、位置情報取得部17と、位置推定部18と、移動イベント検出部19と、時刻算出部20と、制御実行部21とを備えている。
第1記憶部11は、例えば図2のROM82、ストレージ装置84、可搬型記憶媒体用ドライブ86あるいは可搬型記憶媒体88に対応し、例えば、機器60の稼働を制御する処理を実行するための制御プログラムを記憶することができる。
第2記憶部12は、例えば図2のROM82、RAM83、ストレージ装置84、可搬型記憶媒体用ドライブ86あるいは可搬型記憶媒体88に対応し、制御装置10が実行する処理に用いる各種情報を記憶するためのデータベース(DB;Data Base)として用いることができる。
入力部13は、制御装置10に情報を入力するための機器であり、例えばキーボードまたはマウス等の入力デバイスである。図1に示すように、入力部13は、初期設定部14に接続されている。また、入力部13は、入力された情報を第2記憶部12に格納することもできる。
初期設定部14は、制御装置10が実行する処理に用いられる各種の初期情報を設定することができる。初期設定部14は、部屋100に設置されている機器60、部屋100の利用時間帯、および部屋100の利用開始時刻からの遡及時間に関する情報を設定し、設定した情報を第2記憶部12に格納する。なお、遡及時間に関する情報は、後述するように、部屋100の利用予定者が、部屋100へ移動する前にいる移動元の部屋を特定するために用いられる情報である。図1では、部屋200および部屋300が、移動元の一例である。
スケジュール情報取得部15は、スケジュール管理装置30と通信可能に接続されており、移動端末50を所持する各ユーザのスケジュールの情報であるスケジュール情報をスケジュール管理装置30から取得することができる。そして、取得したスケジュール情報を第2記憶部12に格納することができる。
利用者情報抽出部16は、スケジュール情報取得部14が取得したスケジュール情報から、部屋100の利用予定者の情報を抽出する。また、利用者情報抽出部15は、スケジュール情報から、利用時間帯の起点よりも所定の時間前の時刻において、利用予定者と行動を共にしている同席者、すなわち、利用予定者と同一のスケジュールを有する同席者の情報を抽出する。ここで、所定の時間は、前述の遡及時間に対応する。
位置情報取得部17は、移動端末50の位置情報を各アクセスポイント40から取得する。位置情報取得部17は、各アクセスポイント40から、各々が接続している移動端末50の情報を受けることにより、移動端末50の位置情報を取得することができる。
なお、位置情報取得部17は、アクセスポイント40が接続している移動端末50の情報を所定の時間間隔で取得するようにしても良いし、あるいは、アクセスポイント40と移動端末50との接続状況に変化があったときに、各移動端末50の位置情報をアクセスポイント40から取得するようにしても良い。後者の方法によれば、移動端末50が移動したことをリアルタイムで把握することができるため、機器60の稼働制御を適切なタイミングで行うことができる。
位置推定部18は、アクセスポイント40から取得した移動端末50の位置情報に基づいて、部屋100の利用予定者のうち、移動端末を所持していない利用予定者の位置を推定することができる。移動端末を所持していない利用予定者の位置の推定方法については後述する。
移動イベント検出部19は、位置情報取得部17が取得した位置情報から、移動端末50のアクセスポイント40との接続状態が非接続の状態に変化したことを示す移動イベントを検出することができる。移動イベント検出部19が上述の移動イベントを検出することによって、制御装置10は、移動端末50を所持する利用予定者、または移動端末50を所持する同席者と同一のスケジュールを有する利用予定者が移動元から移動を開始することを推定することができる。移動イベント検出部19は、検出部の一例である。
時刻算出部20は、移動元を出発した利用予定者が部屋100に到着する予定時刻(到着予定時刻)を算出する。
時刻算出部20は、利用予定者が移動端末50を所持しており、且つ移動端末50の接続先の情報が非接続を示す情報に変化した場合に、端末の接続先の情報が変化した時刻と端末の位置の情報とに基づいて、利用予定者の部屋100への到着予定時刻を算出する。あるいは、利用予定者と共に移動元にいる同席者が移動端末50を所持しており、且つ移動端末50の接続先の情報が非接続を示す情報に変化した場合に、端末の接続先の情報が変化した時刻と端末の位置の情報とに基づいて、利用予定者の部屋100への到着予定時刻を算出する。
制御実行部21は、移動端末50の接続先の情報の変化に応じて、機器60を制御するタイミングを調整する。制御実行部21は、例えば機器60が空調機器である場合、時刻算出部19で算出された到着予定時刻の時点で目標温度に到達するように、機器60の稼働を制御する。制御実行部21は、調整部の一例である。
初期設定部14、スケジュール情報取得部15、利用者情報抽出部16、位置情報取得部17、位置推定部18、移動イベント検出部19、時刻算出部20、および制御実行部21は、例えば図2のCPU81、あるいはMPU等のプロセッサによって実現される。
次に、本発明の実施形態における、制御装置10による制御方法について説明する。
図3は、制御装置10による制御方法の一例を示すフローチャートである。
まず、初期設定部14は、機器60、部屋100の利用時間帯、および利用開始時刻からの遡及時間に関する情報を設定する(S101)。
具体的には、初期設定部14は、機器60を識別する情報、部屋100を識別する情報、利用予定者が部屋100を利用する利用時間帯の情報等の初期設定情報を設定する。また、初期設定部14は、利用者情報抽出部16がスケジュール情報から利用者情報を抽出する際に、利用開始時刻からどれだけ遡った時刻の情報を抽出するのかを示す遡及時間に関する情報を予め設定しておく。ここで、遡及時間に関する情報は、実際の時刻でも良いし、利用時間帯の起点となる利用開始時刻から遡及する時間幅でも良い。初期設定部13は、入力部13を介して上述の初期設定情報を受信し、受信した初期設定情報を第2記憶部12に格納する。
図4は、初期設定情報の一例を示す図である。図4に示すように、制御装置10が制御する対象の機器60を識別する情報として空調機器A、温度を調整する部屋100としてB棟201会議室、部屋100を利用する利用時間帯に関する情報として、日時が2012/06/01、利用開始時刻が11:00、利用終了時刻として12:00、利用開始時刻からの遡及時間として30分が設定されている。
続いて、部屋100の利用予定者、および利用予定者が部屋100に移動する前にいる移動元で同席している同席者を特定する(S102)。以下、利用予定者および同席者の特定方法について説明する。
図5は、S102における、利用予定者および同席者を特定する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、スケジュール情報取得部15は、移動端末50の所有者のスケジュール情報をスケジュール管理装置30から取得する(S201)。具体的には、まず、初期設定部14は、スケジュール情報を取得する対象の検索範囲を設定する。検索範囲としては、例えば個人単位、または職場等のグループ単位で設定することができる。そして、スケジュール情報取得部15は、設定した検索範囲に基づいて、スケジュール管理装置30から、スケジュール情報を取得する。スケジュール情報は、例えば個人名、場所名、会議内容等を示す表題、日時等の情報である。スケジュール情報取得部15は、取得したスケジュール情報を第2記憶部12に格納する。
続いて、利用者情報抽出部16は、スケジュール情報をもとに、利用者情報DBを構築する(S202)。
図6は、利用者情報DBの一例を示す図である。図6に示すように、利用者情報DBには、部屋毎に表題、参加者、日時、利用開始時刻および利用終了時刻の情報が対応付けられて格納されている。利用者情報DBにおける「場所」とは、ある日時に参加者がどこにいる予定になっているのかを示す情報を示しており、利用者情報DBを参照することにより、参加者の予定位置を把握することができる。
続いて、利用者情報抽出部16は、利用者情報DBを検索し、温度調整を行う部屋100の利用予定者を抽出する(S203)。図6の利用者情報DBを参照すると、2012年6月1日の11:00から12:00までの時間帯において、B棟201会議室を利用するメンバは、ユーザB、ユーザCおよびユーザDであることがわかる。よって、ユーザB、ユーザCおよびユーザDが利用予定者として特定される。
続いて、利用者情報抽出部16は、利用者情報DBを検索し、部屋100の利用予定者の移動元の位置を特定する(S204)。
具体的には、例えば利用開始時刻からの遡及時間幅として30分が設定されている場合、部屋100の利用開始時間が11:00であるので、利用者情報抽出部16は、11:00から30分遡った時刻である10:30に利用予定者がいる予定になっている部屋を特定する。図6の利用者情報DBを参照すると、利用予定者であるユーザBおよびユーザCは、10:30の時点でA棟101会議室にいる予定となっている。また、利用予定者であるユーザDは、10:30の時点でB棟202会議室にいる予定となっている。よって、部屋100の利用予定者の移動元の位置として、A棟101会議室およびB棟202会議室が特定される。
続いて、利用者情報抽出部16は、利用者情報DBを検索し、移動元で利用予定者と同席している同席者を抽出する(S205)。具体的には、例えば利用者情報抽出部16は、移動元の部屋において、利用予定者と同一の部屋を利用する予定となっている他のメンバを検索し、抽出したメンバを同席者として特定する。各利用予定者の移動元は同一であるとは限らないため、同席者は利用予定者毎に異なる可能性がある。このため、利用者情報抽出部16は、同席者を特定する処理を利用予定者毎に行う。
図6の利用者情報DBによれば、A棟101会議室でユーザBおよびユーザCと行動を共にすることになっている参加者は、ユーザAであることがわかる。よって、ユーザAが、ユーザBおよびユーザCの同席者として特定される。さらに、図6の利用者情報DBによれば、B棟202会議室でユーザDと行動を共にすることになっている参加者は、ユーザEおよびユーザFであることがわかる。よって、ユーザEおよびユーザFが、ユーザDの同席者として特定される。特定された利用予定者および同席者の情報は、第2記憶部12に格納される。以上のようにして、利用予定者および同席者を特定することができる。
図3に戻り、S102の処理の後、S103に進む。S103では、利用予定者の移動元の位置を推定する。以下、利用予定者の移動元の位置を推定する方法について説明する。
図7は、S103における、利用予定者の移動元の位置を推定する処理の一例を示すフローチャートである。なお、利用予定者の移動元の位置を推定する処理は、S102で特定した利用予定者毎に行う。
まず、位置情報取得部17は、利用予定者のネットワーク情報が取得可能か否かを判定する(S301)。ここで、ネットワーク情報とは、移動端末50がいずれのアクセスポイント40に接続しているのかを示す情報である。ネットワーク情報は、各アクセスポイント40から、各々が接続している移動端末50の情報を受信することによって取得することができる。ネットワーク情報を取得することによって、制御装置10は、移動端末50を所持するユーザの位置を推定することができる。以降、S301における判定方法の一例について具体的に説明する。
S301では、まず、ユーザが所持する移動端末50の情報を登録した移動端末情報DBを予め第2記憶部12に格納しておく。
図8は、移動端末情報DBの一例を示す図である。図8に示すように、移動端末情報DBには、ユーザ名と、ユーザが所持する移動端末50の機種名と、移動端末50のMAC(Media Access Control)アドレスとが対応付けられて格納されている。
続いて、位置情報取得部17は、移動端末情報DBを検索し、利用予定者に対応する移動端末50のMACアドレスが移動端末情報DBに登録されているかどうかを確認する。
例えば、ユーザが移動端末50を所持しておらず、代わりにデスクトップPC等の固定端末を所有している場合、当該ユーザに関する情報は移動端末情報DBには登録されていない。図8を参照すると、S102で特定された利用予定者のうち、ユーザBおよびユーザCは、MACアドレスが移動端末情報DBに登録されていることがわかる。これにより、位置情報取得部17は、ユーザBおよびユーザCが移動端末50を所有していることを把握することができる。一方、ユーザDは、MACアドレスが移動端末情報DBに登録されていない。よって、位置情報取得部17は、ユーザDが移動端末50を所有していないことを把握することができ、ユーザDのネットワーク情報を取得できないと判定する。
位置情報取得部17は、利用予定者に対応する移動端末50のMACアドレスが移動端末情報DBに登録されている場合、当該MACアドレスを抽出する。そして、位置情報取得部18は、各アクセスポイント40に対して、抽出したMACアドレスを持つ移動端末50と接続しているか否かを問い合わせる。具体的には、例えば位置情報取得部17からアクセスポイント40にリクエストパケットを送信すると、リクエストパケットを受信したアクセスポイント40からリプライパケットが位置情報取得部17に返信される。リプライパケットには、接続している移動端末50の情報が含まれているため、位置情報取得部17は、リプライパケットを確認することによって、各アクセスポイント40が接続している移動端末50を把握することができる。位置情報取得部17は、アクセスポイント40のいずれかが利用予定者の移動端末50と接続していることを確認できた場合、当該利用予定者のネットワーク情報が取得可能であると判定する。
利用予定者のネットワーク情報が取得可能であると判定した場合(S301肯定)、位置情報取得部17は、取得した利用予定者のネットワーク情報から利用予定者の位置情報を推定し、位置情報DBに格納する(S302)。ネットワーク情報を参照することにより、利用予定者の移動端末50が接続しているアクセスポイント40が分かるため、当該アクセスポイントの位置に利用予定者がいることが推測できる。S302では、当該アクセスポイントが設置されている場所を、利用予定者の推定位置情報として位置情報DBに格納する。
図9は、位置情報DBの一例を示す図である。図9に示すように、位置情報DBには、ユーザ名と、予定位置情報と、ネットワーク情報取得可否と、ネットワーク情報と、推定位置情報とが対応付けられて格納されている。なお、位置情報DBに格納される各種情報は、新たな情報が取得される度に更新される。
「予定位置情報」項目には、位置情報DBを更新した時点におけるユーザのスケジュール上の位置を示す情報が登録される。「予定位置情報」項目は、図6の利用者情報DBの「部屋」項目に対応している。したがって、あるユーザがスケジュール管理装置30に登録しているスケジュール通りに行動していない場合、「予定位置情報」項目に登録されている位置に当該ユーザがいない可能性がある。
「ネットワーク情報取得可否」項目には、位置情報取得部18がネットワーク情報を取得できたか否かを示す情報が登録される。図9に示す例では、ネットワーク情報取得可否が「1」の場合、ネットワーク情報を取得できたことを示している。一方、ネットワーク情報取得可否が「0」の場合、ネットワーク情報を取得できなかったことを示している。
「ネットワーク情報」項目には、各ユーザの移動端末50が接続しているアクセスポイント40の位置を示す情報が登録される。図9に示す例では、アクセスポイント40は部屋毎に設置されており、「ネットワーク情報」項目には部屋の名称が登録されている。本項目に「0」が登録されている場合、ネットワーク情報を取得できなかったことを示している。
「推定位置情報」項目には、予定位置情報またはネットワーク情報をもとに推定した、利用予定者および同席者の位置情報が登録される。本項目に「0」が登録されている場合、ネットワーク情報の取得を行っていないか、若しくは取得を試みたものの、取得できなかったことを示している。
図7に戻り、利用予定者のネットワーク情報が取得可能でないと判定した場合(S301否定)、位置情報取得部17は、同席者のネットワーク情報が取得可能か否かを判定する(S303)。S303における判定方法は、S301と略同様である。位置情報取得部17は、各アクセスポイント40に対して、各々が接続している移動端末50を問い合わせる。そして、位置情報取得部17は、アクセスポイント40のいずれかが同席者の移動端末50と接続していることを確認できた場合、当該同席者のネットワーク情報が取得可能であると判定する。
同席者のネットワーク情報が取得可能であると判定された場合(S303肯定)、位置推定部18は、同席者のネットワーク情報から同席者の位置を推定し、位置情報DBに格納する(S304)。このように、ネットワーク情報を参照することにより、同席者の移動端末50が接続しているアクセスポイント40が分かるため、当該アクセスポイントの位置に同席者がいることが推測できる。S304において、位置推定部18は、当該アクセスポイントが設置されている場所を、同席者の推定位置情報として位置情報DBに格納する。
続いて、位置推定部18は、推定した同席者の位置を、利用予定者の推定位置として位置情報DBに格納する(S305)。前述の通り、利用予定者は、移動元で同席者と行動を共にしている可能性が高いため、位置推定部18は、推定した同席者の位置に利用予定者もいるものとみなし、その場所を利用予定者の推定位置情報として位置情報DBに格納する。
一方、同席者のネットワーク情報が取得可能でないと判定された場合(S303否定)、位置推定部18は、同席者の位置から利用予定者の位置を推定することができない。そこで、位置推定部18は、利用予定者の予定位置情報を、利用予定者の推定位置として位置情報DBに格納する(S306)。S306において、位置推定部18は、図9の位置情報DBに登録されている利用予定者の予定位置情報と同一の情報を、利用予定者の「推定位置情報」項目に格納する。
以上のようにして、利用予定者の位置を推定する処理を実行することができる。
次に、図3のS103の処理の具体例を説明する。S102で特定された利用予定者は、ユーザB、ユーザCおよびユーザDである。S103では、S102で特定された利用予定者毎に処理を行う。
ユーザBでは、図7のS301において、ユーザBのネットワーク情報として「A棟101会議室」が取得された場合、S301肯定と判定され、S302に移る。S302では、ユーザBの「ネットワーク情報取得可否」項目には、「1」が格納され、「ネットワーク情報」項目には、「A棟101会議室」が格納される。さらに、ユーザBのネットワーク情報から、ユーザBがA棟101会議室にいることが推測できるため、「推定位置情報」項目には、「ネットワーク情報」項目と同様に「A棟101会議室」が格納される。これにより、S103の処理が終了し、S104の処理に移る。
ユーザCでは、S301において、ユーザCのネットワーク情報として「A棟101会議室」を取得された場合、S301肯定と判定され、S302に移る。S302では、ユーザCの「ネットワーク情報取得可否」項目には、「1」が格納され、「ネットワーク情報」項目には、「A棟101会議室」が格納される。さらに、ユーザCのネットワーク情報から、ユーザCがA棟101会議室にいることが推測できるため、「推定位置情報」項目には、「ネットワーク情報」項目と同様に「A棟101会議室」が格納される。これにより、S103の処理が終了し、S104の処理に移る。
ユーザDでは、前述の通り、MACアドレスが図8の移動端末情報DBに登録されていない。よって、S301ではS301否定と判定され、S303に移る。S303では、ユーザDの同席者であるユーザEおよびユーザFについて、ネットワーク情報が取得可能か否かを判定する。ユーザEのネットワーク情報として「C棟202会議室」、ユーザFのネットワーク情報として「C棟202会議室」がそれぞれ取得された場合、S303肯定と判定され、S304に移る。なお、同席者が複数存在し、その中のいずれかのネットワーク情報が取得できれば、利用予定者の位置が推定できるため、S304に移るようにしてもよい。
続いて、S304では、ユーザEのネットワーク情報から、ユーザEがC棟202会議室にいることが推測できるため、図9の位置情報DBにおけるユーザEの「推定位置情報」項目には、「ネットワーク情報」項目と同様に「C棟202会議室」が格納される。また、ユーザFのネットワーク情報から、ユーザFがC棟202会議室にいることが推測できるため、図9の位置情報DBにおけるユーザFの「推定位置情報」項目には、「ネットワーク情報」項目と同様に「C棟202会議室」が格納される。図9を参照すると、ユーザEおよびユーザFの推定位置情報は「B棟202会議室」であり、予定位置情報に登録されている情報と異なっている。このことから、ユーザEおよびユーザFは、スケジュール管理装置30に登録されているスケジュール通りに行動していないことがわかる。S304の処理の後、S305に移る。
S305では、推定したユーザEおよびユーザFの位置を、利用予定者であるユーザDの推定位置として図9の位置情報DBに格納する。S305では、ユーザDの「ネットワーク情報取得可否」項目には、「0」が格納され、「ネットワーク情報」項目には、「0」が格納される。さらに、ユーザDの「推定位置情報」項目には、ユーザEおよびユーザFの「推定位置情報」項目と同様に「C棟202会議室」が格納される。これにより、S305の処理が終了し、図9に示す位置情報DBの全ての欄に情報が登録される。S305の処理の後、S104に移る。
なお、ユーザAは、ユーザBおよびユーザCの同席者であるが、ユーザBおよびユーザCのネットワーク情報が取得できたため、ユーザAについてのネットワーク情報の取得は行わない。そのため、ユーザAの「ネットワーク情報取得可否」項目には、「0」が格納され、「ネットワーク情報」項目には、「0」が格納され、「推定位置情報」項目には、「0」が格納される。
以上のようにして利用予定者であるユーザD、ユーザEおよびユーザFの移動元の位置を推定することができる。
図3に戻り、S103の処理の後、S104に進む。S104では、最初に部屋100に入室する利用予定者の到着予定時刻を推定する。以下、利用予定者の入室時刻を推定する方法について説明する。
図10は、S104における、最初に部屋に入室する利用予定者の到着予定時刻を推定する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、時刻算出部20は、移動時間情報DBから、各利用予定者の部屋100への移動時間を抽出する(S401)。ここで、移動時間情報DBとは、例えばある移動元の部屋からある部屋への移動時間の情報をユーザ毎に登録したDBである。S401では、移動時間情報DBを検索することにより、S103で推定したユーザD、ユーザEおよびユーザFの位置から温度を調整する部屋100までの移動時間の情報を抽出する。そして、抽出した情報を第2記憶部12に格納する。
図11は、移動時間情報DBの一例を示す図である。図11に示すように、移動時間情報DBには、ユーザ名と、移動元と、移動先と、移動時間とが対応付けられて格納されている。移動時間情報DBに格納される移動時間の情報は、例えば初期設定値として予め登録された情報であり、ユーザの特性や、移動元の部屋と移動先の部屋との間の特性(距離や、階段またはエレベータの有無等)に基づいて任意に設定することができる。また、移動時間の情報は、必要に応じて更新することも可能である。移動時間はユーザによって異なるため、ユーザ毎に移動時間を設定しておくことにより、推定した到着時間と実際に到着した時間との誤差の低減を図ることができる。
例えば、時刻算出部20は、図11の移動時間情報DBを検索することにより、ユーザBのA棟101会議室から部屋100、すなわちB棟201会議室までの移動時間として「5分」を抽出する。また、時刻算出部20は、ユーザCのA棟101会議室からB棟201会議室までの移動時間として「5分」を抽出する。また、時刻算出部20は、ユーザDのC棟202会議室からB棟201会議室までの移動時間として「10分」を抽出する。
続いて、時刻算出部20は、全ての利用予定者の移動時間が所定の時間以上であるか否かを判定する(S402)。利用ユーザが部屋100を利用する前に、部屋100から近い部屋にいる場合、遠い部屋にいる場合よりも部屋100への移動時間が短くなる。一方、部屋100内の温度の調整を開始してから目標温度に到達して温度の調整が完了するまでには、相応の時間を要する。このため、移動時間によっては、利用ユーザが移動元の部屋を退室してから部屋100の温度の調整を開始しても、部屋100に入室した時点で目標温度に到達していない可能性がある。そこで、温度の調整に要する時間を基に閾値を設定し、全ての利用予定者の移動時間が閾値以上であるか否かを判定する。この判定を行うことにより、各利用予定者が移動元の部屋を退室してから部屋100の温度の調整を開始しても、目標温度に到達できるかどうかを把握することができる。S402の判定で用いる閾値は、例えば3分である。
時刻算出部20は、全ての利用予定者の移動時間が所定の時間以上でないと判定した場合(S402否定)、各利用ユーザは、部屋を退室してから部屋100の温度の調整を開始しても、部屋100に入室した時点で目標温度に到達できない可能性がある。そこで、時刻算出部20は、遅延時間実績DBに登録されている情報を用いて、各利用予定者の部屋100への到着予定時刻を算出する(S403)。ここで、遅延時間実績DBとは、例えばある移動元の部屋からある部屋への移動したときの遅延時間の実績についての情報をユーザ毎に登録したDBである。
図12は、遅延時間実績DBの一例を示す図である。図12に示すように、遅延時間実績DBには、ユーザ名と、移動元の部屋と、移動先の部屋と、遅延時間とが対応付けられて格納されている。遅延時間実績DBに格納される遅延時間の情報は、例えば初期設定値として予め登録された情報であり、移動時間の情報と同様に、ユーザの特性(会議に遅れることが多い等)や、移動元の部屋と移動先の部屋との間の特性等に基づいて任意に設定することができる。また、遅延時間の情報は、必要に応じて更新することも可能である。
例えば、時刻算出部20は、図12の遅延時間実績DBを検索することにより、図3のS103で推定したユーザB、ユーザCおよびユーザDの移動元の部屋から、温度の調節を行うB棟201会議室に移動したときの遅延時間をそれぞれ抽出する。そして、図6に示すB棟201会議室の利用開始時刻をもとに、各ユーザの到着予定時刻を算出する。そして、時刻算出部20は、算出した情報を第2記憶部12に格納する。その後、S105に移る。
一方、時刻算出部20は、全ての利用予定者の移動時間が所定の時間以上であると判定した場合(S402肯定)、図12の遅延時間情報DBを用いて、ネットワーク情報が取得できない利用予定者の部屋100への到着予定時刻を算出する(S404)。ここで、ネットワーク情報が取得できない利用予定者とは、自身のネットワーク情報が取得できず、且つ移動元における同席者のネットワーク情報も取得できない利用予定者である。
S404では、S303で同席者のネットワーク情報が取得できない(S303否定)と判定された場合、時刻算出部20は、対応する利用予定者について、図7のS306で図9の位置情報DBに格納した移動元の推定位置から部屋100に移動した場合の遅延時間を、図11の移動時間情報DBから抽出する。そして、時刻算出部20は、図6の利用者情報DBに格納されている部屋100の利用開始時刻と抽出した遅延時間とに基づいて、利用予定者の到着予定時刻を算出する。例えば、部屋100の利用開始時刻が11:00、遅延時間が2分である場合、到着予定時刻は11:02と算出される。
続いて、部屋100に最初に到着する利用予定者が判明したか否かを判定する(S405)。以下、判定方法について説明する。
全ての利用予定者の到着予定時刻が算出されている場合、各利用予定者の到着予定時刻を比較することによって最初に到着する利用予定者がわかるので、部屋100に最初に到着する利用予定者が判明した(S405肯定)と判定する。その後、S105に移る。
一方、初めてS405の処理を実行するとき等、全ての利用予定者について到着予定時刻が算出されていない場合、時刻算出部20は、到着予定時刻が算出されていない利用予定者の最短の到着予定時刻を算出する。ここでは、S405の判定を行った時刻と、S401で抽出した、到着予定時刻が算出されていない利用予定者の移動時間とを用いて、S405の処理を行った時刻を移動開始時刻と見做して、到着予定時刻を算出する。そして、時刻算出部20は、既に算出されている利用予定者の到着予定時刻と比較する。
到着予定時刻が算出されていない利用予定者が、既に算出されているいずれの利用予定者の到着予定時刻よりも後に到着することが判明した場合、到着予定時刻が算出されている利用予定者の中から最初に到着する利用予定者を特定することができる。この場合、時刻算出部20は、S405肯定と判定する。一方、到着予定時刻が算出されていない利用予定者が、既に算出されている利用予定者の到着予定時刻よりも後に到着するか否かが未確定の場合、時刻算出部20は、部屋100に最初に到着する利用予定者が判明していない(S405否定)と判定する。その後、S406に移る。
以下、S405の処理の具体例を説明する。図3のS103の処理で、利用予定者であるユーザDのネットワーク情報が取得できず、且つユーザDの同席者であるユーザEおよびユーザFのネットワーク情報も取得できないと判定され、図10のS404の処理で、ユーザDの部屋100への到着予定時刻が11:02と算出されたと仮定する。また、他の利用予定者であるユーザBおよびユーザCの到着予定時刻が算出されていないと仮定する。すなわち、上述の仮定は、利用予定者全員の到着予定時刻が算出されていない状態である。この場合、時刻算出部20は、S405の処理を行った時刻を移動開始時刻と見做して、到着予定時刻が算出されていないユーザBおよびユーザCの移動時間の情報を用いて、ユーザBおよびユーザCの最短の到着予定時刻を算出する。ここでは、判定を行った時刻を10:40と仮定する。
図11の移動時間情報DBを参照すると、ユーザBおよびユーザCのA棟101会議室からB棟201会議室までの移動時間は、ともに5分である。よって、S405の判定を行った時刻を10:40とすると、ユーザBおよびユーザCの最短の到着予定時刻は10:45と見積もられる。但し、ユーザBおよびユーザCが10:40の後に移動を開始して11:02よりも後に到着する可能性もあるため、判定を行った時点では、ユーザBおよびユーザCがユーザDよりも後に到着するかどうかは不明である。よって、この場合、時刻算出部20はS405否定と判定され、S406に移る。
一方、S405の判定を行った時刻を10:58と仮定した場合は、移動時間を5分とすると、ユーザBおよびユーザCの最短の到着予定時刻は11:03と見積もられる。この結果によれば、ユーザBおよびユーザCがユーザDよりも遅い時間にB棟201会議室に到着する、すなわち、B棟201会議室に最初に到着する利用予定者がユーザDであることが明らかである。このため、時刻算出部20は、S405肯定と判定し、S105に移る。
S406では、移動イベント検出部19は、アクセスポイント40を監視することにより、部屋100への移動を開始していない利用予定者、または当該利用予定者に対応する同席者のネットワーク情報が非接続の状態に変化したか否かを判定する。具体的には、例えば位置情報取得部17から所定の時間間隔でアクセスポイント40にリクエストパケットを送信し、リクエストパケットを受信したアクセスポイント40から位置情報取得部17に返信されるリプライパケットを移動イベント検出部19が確認する。これにより、移動イベント検出部19は、利用予定者のネットワーク情報が接続の状態から非接続の状態に変化したか否か、すなわち移動イベントが発生したか否かを判定する。
利用予定者または同席者のネットワーク情報が非接続の状態に変化していないと判定された場合(S406否定)、S405に戻る。そして、前回S405の処理を行った時刻から経過した新たな時刻において、S405の処理を再び実行する。
一方、利用予定者のネットワーク情報が非接続の状態に変化したと判定された場合(S406肯定)、移動イベント検出部19は、当該利用予定者が、所持する移動端末50のアクセスポイントとの接続を切断し、移動端末50を所持しながらこれまでにいた移動元の部屋を退出して、部屋100への移動を開始したものと推定することができる。また、ネットワーク情報が取得できない利用予定者に対応する同席者のネットワーク情報が非接続の状態に変化したと判定された場合(S406肯定)においても、移動イベント検出部19は、利用予定者が部屋100への移動を開始したものと推定することができる。
図13は、移動イベントが発生した後の位置情報DBの一例を示す図である。位置情報DBが移動イベントの発生により図9から図13に更新されたと仮定した上で図9と図13とを比較すると、ユーザBおよびユーザCのネットワーク情報取得可否と、ネットワーク情報と、推定位置情報とが「0」に変化していることがわかる。これは、ユーザBおよびユーザCの移動端末50がネットワークに接続されていないことを示している。このように、移動イベント検出部19は、ネットワーク情報の非接続の状態への変化を検出することによって、移動端末を所持するユーザが退室したことを推定することができる。
図10に戻り、S406肯定と判定された場合、時刻算出部20は、ネットワーク情報の変化に関連する利用予定者の、部屋100への到着予定時刻を算出する(S407)。具体的には、時刻算出部20は、利用予定者が移動端末50を所持している場合、利用予定者が所持する移動端末50が、接続の状態から非接続の状態に変化したことが検出されたときに、検出した時刻を移動開始時刻と見做して、利用予定者の部屋100への到着予定時刻を算出する。一方、利用予定者が移動端末50を所持していない場合、同席者が所持する移動端末50が、接続の状態から非接続の状態に変化したことが検出されたときに、検出した時刻を利用予定者の移動開始時刻と見做して、利用予定者の部屋100への到着予定時刻を算出する。
このように、時刻算出部20は、同席者が所持する移動端末50のネットワーク情報が非接続の状態に変化したことが検出されたときに、検出した時刻を利用予定者の移動開始時刻と見做すことにより、利用予定者が移動端末50を所持していない場合であっても部屋100への到着予定時刻を算出することができる。
なお、同席者が複数存在する中で、同席者のうちの一人が途中退室した場合、途中退室者の移動イベントの発生を契機として利用予定者の到着予定時刻を算出すると、利用予定者は、実際は移動を開始していないため、正確な到着予定時刻を得ることが困難となる。そこで、移動イベント検出部19は、同席者が複数存在する場合、同席者が所持する移動端末50が接続の状態から非接続の状態に変化したことを検出した場合に、同席者のうちの過半数が所持する移動端末50の接続先の情報が非接続を示しているか否かを判定する。そして、時刻算出部20は、同席者のうちの過半数が所持する移動端末50の接続先の情報が非接続を示していると判定された場合に、検出した時刻を利用予定者の移動開始時刻と見做し、到着予定時刻を算出する。
このように、同席者が所持する移動端末50が非接続の状態に変化したことを検出し、且つ過半数の同席者の移動端末50が非接続の状態である場合に、検出した時刻に基づいて到着予定時刻を算出することにより、同席者のうちの一人が途中退室した場合でも、利用予定者の部屋100への到着予定時刻をより高い精度で推定することができる。
S407の処理の後、S405に戻り、S405の処理を再び実行する。そして、S405肯定と判定された場合に、S105に移る。
以上のようにして、S104における、最初に部屋に入室する利用予定者の到着予定時刻を推定する処理を実行する。
上述の制御方法によれば、利用予定者が移動端末50を所持しているか否かに関わらず部屋100への到着予定時刻を算出できるため、最初に部屋100に入室する利用予定者を推定することができる。そして、部屋100への到着予定時刻に基づいて、無駄な電力消費を抑えながら空調機器を制御することができる。
図3に戻り、S105において、制御実行部21は、最初に部屋100に入室する利用予定者の到着予定時刻に基づいて、部屋100の機器60を制御する。具体的には、制御実行部21は、最初に部屋100に入室する利用予定者の到着予定時刻の時点で目標温度に到達するように、機器60の稼働を制御する。この制御方法によれば、利用予定者の到着予定時刻が利用開始予定時間よりも後の時刻になる場合は、機器60の制御を開始する時間を遅らせることができるため、適切な電力消費を行うことができる。
以上のようにして、制御システムによる制御を行うことができる。
このように、本発明の実施形態によれば、部屋100へ移動する前の移動元に配置されている移動端末50の接続先の情報が非接続を示す情報に変化したことを検出し、移動端末50の接続先の情報の変化に応じて、機器60を制御するタイミングを調整する。これにより、部屋100の利用を実際に開始する時間に合わせて機器60を制御することができるため、無駄な電力消費を抑えながら部屋100の利用の快適性の向上を図ることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は特定の実施例に限定されるものではなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、利用予定者が部屋100へ移動する前に、例えば屋外や建屋内の廊下等の座席がない場所にいる場合、利用予定者の帯同者または同行者をこれまで説明した同席者と見做して制御を行うことができる。
また、位置情報取得部17がネットワーク情報を取得する方法の一例として、各アクセスポイント40に対して問い合わせる方法について説明したが、位置情報取得部17から各移動端末50に定期的にリクエストパケットを送信し、リクエストパケットを受信した移動端末50からの返信されるリプライパケットの有無を確認することによって、各移動端末50がネットワークに接続されているか否かを判定することもできる。上述のネットワークの疎通確認による方法は、例えばping(ピンまたはピング)等のソフトウェアを用いることにより行うことができる。
また、本発明に係る制御装置は、例えば各利用予定者の到着予定時刻を表示デバイスに表示する装置や、各利用予定者の到着予定時刻を音声で知らせる装置に搭載することもできる。
10:制御装置
11:第1記憶部
12:第2記憶部
13:入力部
14:初期設定部
15:スケジュール情報取得部
16:利用者情報抽出部
17:位置情報取得部
18:位置推定部
19:移動イベント検出部
20:時刻算出部
21:制御実行部
30:スケジュール管理装置
40:アクセスポイント
50:移動端末
60:機器
81:CPU
82:ROM
83:RAM
84:ストレージ装置
85:ネットワークインタフェース
86:可搬型記憶媒体用ドライブ
87:バス
88:可搬型記憶媒体

Claims (8)

  1. 部屋に設置されている機器を制御する制御装置であって、
    当該部屋へ移動する前の移動元に配置されている端末の接続先の情報が非接続を示す情報に変化したことを検出する検出部と、
    前記端末の接続先の情報の変化に応じて、前記機器を制御するタイミングを調整する調整部と、
    を有することを特徴とする制御装置。
  2. 前記端末の接続先の情報から、前記端末の位置を推定する位置推定部と、
    前記端末の位置から前記部屋までの移動時間の情報を格納する記憶部と、
    をさらに有し、
    前記調整部は、前記端末の接続先の情報が非接続を示す情報に変化した時刻と、前記端末の位置の情報と、前記移動時間の情報とに基づいて、前記機器を制御するタイミングを調整することを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  3. 前記端末は、前記部屋へ移動する予定の端末であり、
    前記端末の接続先の情報が非接続を示す情報に変化した場合に、前記端末の接続先の情報が変化した時刻と前記端末の位置の情報とに基づいて、前記端末の前記部屋への到着予定時刻を算出する時刻算出部を更に有し、
    前記調整部は、前記到着予定時刻に基づいて、前記機器を制御するタイミングを調整することを特徴とする請求項2記載の制御装置。
  4. 前記端末は、前記部屋の利用予定者が前記移動元で同席している同席者が所持する端末であり、
    前記端末の接続先の情報が非接続を示す情報に変化した場合に、前記端末の接続先の情報が変化した時刻と前記端末の位置の情報とに基づいて、前記利用予定者の前記部屋への到着予定時刻を算出する時刻算出部を更に有し、
    前記調整部は、前記到着予定時刻に基づいて、前記機器を制御するタイミングを調整することを特徴とする請求項2記載の制御装置。
  5. 前記時刻算出部は、前記端末の位置に対応する移動時間を前記記憶部から抽出し、前記端末の接続先の情報が非接続を示す情報に変化した時刻から前記移動時間の時間が経過した時刻を前記到着予定時刻として算出することを特徴とする請求項3又は4に記載の制御装置。
  6. 前記時刻算出部は、前記同席者のうちの過半数が所持する前記端末の接続先の情報が非接続を示す情報に変化した時刻に基づいて、前記到着予定時刻を算出することを特徴とする請求項4又は5に記載の制御装置。
  7. 部屋に設置されている機器を制御する制御装置を用いた制御方法であって、
    当該部屋へ移動する前の移動元に配置されている端末の接続先の情報が非接続を示す情報に変化したことを検出し、
    前記端末の接続先の情報の変化に応じて、前記機器を制御するタイミングを調整する、
    ことを特徴とする制御方法。
  8. 部屋に設置されている機器を制御する制御装置に、
    当該部屋へ移動する前の移動元に配置されている端末の接続先の情報が非接続を示す情報に変化したことを検出する処理と、
    前記端末の接続先の情報の変化に応じて、前記機器を制御するタイミングを調整する処理と、
    を実行させるための制御プログラム。
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