JP5644978B1 - プログラム、情報処理装置及びネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】情報端末装置が中継機を介してネットワークに接続する際、現在接続している中継機より負荷の低い中継機に関する情報を提供する。【解決手段】端末4からアクセスポイント2を介してログイン要求されると、認証サーバ10は、当該ユーザが利用可能なファシリティを選出するファシリティ選出部12と、選出されたファシリティに設置されたアクセスポイント2を選出するアクセスポイント選出部13と、選出された各アクセスポイント2の負荷及び現在位置から当該アクセスポイント2設置のファシリティまでの移動距離に基づきアクセスポイント2の評価を行い、現在接続中のアクセスポイント2より負荷の低く高評価のアクセスポイント2を選出する推奨アクセスポイント選出部14と、選出されたアクセスポイント2設置のファシリティの位置情報をユーザに提示する推奨アクセスポイント提示部15と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、プログラム、情報処理装置及びネットワークシステムに関する。
例えば、特許文献1では、送信者から受信者へデータを送信する経路としてユニキャスト通信経路又はマルチキャスト通信経路が使用できる場合、試験パケットの送受信を行い計測したパケットロス率や電波強度等の通信状況を示す指標に基づき評価を行い、その評価結果に基づき負荷の低い経路を通信に用いる経路として選択している。
特開2009−206837号公報 特開2011−119988号公報
本発明は、情報端末装置が中継機を介してネットワークに接続する際、現在接続している中継機より負荷の低い中継機に関する情報を提供することを目的とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、施設内の中継機各々にかかる負荷を示す負荷情報と、前記各中継機を利用可能な前記施設内の場所の利用状況を示す利用情報とを取得する情報取得手段、端末から接続要求された中継機が該端末を前記施設内のネットワークに接続する際、前記取得した負荷情報及び利用情報を指標として、前記接続要求された前記中継機より負荷の低い中継機を特定する特定手段、前記特定された前記中継機に関する情報を推奨情報として前記端末に提供する提供手段、として機能させる。
また、コンピュータを、更に、予め定められた、前記施設内において、前記端末を利用しているユーザが進入可能な場所を示す利用可能場所情報を取得する利用可能場所情報取得手段、前記各中継機と中継機を利用可能な場所との対応関係を示す中継機情報を取得する中継機情報取得手段、前記利用可能場所情報及び前記中継機情報を参照して、前記施設内の複数の中継機の中から、接続要求をした前記端末を使用するユーザが進入可能な場所に対応した前記中継機を選出する選出手段、として機能させ、前記特定手段は、前記選出手段により選出された中継機を特定の対象とする。
また、コンピュータを、更に、前記中継機を利用可能な各場所の位置関係を示す場所間情報を取得する場所間情報取得手段、前記場所間情報に基づいて、前記端末を利用しているユーザが、現在いる場所から、前記各中継機の利用可能な場所までの移動に関する移動情報を取得する移動情報取得手段、として機能させ、前記特定手段は、前記移動情報取得手段により取得された移動情報を更に指標として加えることを特徴とする。
また、コンピュータを、更に、前記各中継機と中継機を利用可能な場所との対応関係を示す中継機情報を取得する中継機情報取得手段として機能させ、前記提供手段は、前記特定手段により特定された前記中継機に関連する情報として、前記中継機情報に基づき得られる中継機を利用可能な場所を示す情報を提供することを特徴とする。
また、前記提供手段は、前記特定手段により特定された前記中継機を利用可能な場所を示す地図情報を含む推奨情報を提供することを特徴とする。
また、前記特定手段は、指標毎に評価が最も高い前記中継機を少なくとも特定することを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、施設内の中継機各々負荷を示す負荷情報と、前記各中継機を利用可能な前記施設内の場所の利用率を示す利用情報とを取得する手段と、端末から接続要求された中継機が該端末を前記施設内のネットワークに接続する際、前記取得した負荷情報及び利用情報を指標として、前記接続要求された前記中継機より負荷の低い中継機を特定する手段と、前記特定された前記中継機に関する情報を推奨情報として前記端末に提供する手段と、を有する。
本発明に係るネットワークシステムは、ネットワークと、前記ネットワークに接続された複数の中継機と、いずれかの前記中継機を介して前記ネットワークに接続される端末と、施設内の前記中継機各々負荷を示す負荷情報と、前記各中継機を利用可能な前記施設内の場所の利用率を示す利用情報とを取得する手段と、前記端末から接続要求された中継機が該端末を前記ネットワークに接続する際、前記取得した負荷情報及び利用情報を指標として、前記接続要求された前記中継機より負荷の低い中継機を特定する手段と、前記特定された前記中継機に関する情報を推奨情報として前記端末に提供する手段と、を有する。
請求項1に記載の発明によれば、情報端末装置が中継機を介してネットワークに接続する際、現在接続している中継機より負荷の低い中継機に関する情報を提供することができる。更に、中継機が利用可能な場所の利用状況を反映させた推奨情報を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、情報端末装置を利用するユーザが利用可能な場所に対応する中継機に関する情報を確実に提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、中継機の負荷のみならず中継機が利用可能な場所までの移動をも考慮した推奨情報を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、中継機に関する情報として、当該中継機が利用可能な場所を示す情報を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、中継機が利用可能な場所を視覚的に把握することができる。
請求項に記載の発明によれば、各指標の観点からユーザにとって好適な推奨情報を提供することができる。
請求項に記載の発明によれば、情報端末装置が中継機を介してネットワークに接続する際、現在接続している中継機より負荷の低い中継機に関する情報を提供することができる。
請求項に記載の発明によれば、情報端末装置が中継機を介してネットワークに接続する際、現在接続している中継機より負荷の低い中継機に関する情報を提供することができる。
本発明に係るネットワークシステムの一実施の形態であるサービスシステムの全体構成図である。 実施の形態1における認証サーバを形成するサーバコンピュータのハードウェア構成図である。 実施の形態1におけるサービスシステムのブロック構成図である。 実施の形態1におけるファシリティ情報記憶部に記憶されているファシリティ情報のデータ構成例を示す図である。 実施の形態1におけるファシリティ間距離情報記憶部に記憶されているファシリティ間距離情報のデータ構成例を示す図である。 実施の形態1におけるアクセスポイント情報記憶部に記憶されているアクセスポイント情報のデータ構成例を示す図である。 実施の形態1におけるアクセスポイント負荷情報記憶部に記憶されるアクセスポイント負荷情報のデータ構成例を示す図である。 実施の形態1における推奨アクセスポイント提示処理を示したフローチャートである。 実施の形態1において端末に表示される推奨情報の画面表示例を示す図である。 実施の形態2におけるファシリティ情報記憶部に記憶されているファシリティ情報のデータ構成例を示す図である。 実施の形態2において端末に表示される推奨情報の画面表示例を示す図である。 実施の形態3におけるサービスシステムの全体構成図である。 実施の形態3におけるサービスシステムのブロック構成図である。 実施の形態3におけるファシリティ利用状況情報記憶部に記憶されるファシリティ利用状況情報のデータ構成例を示す図である。 実施の形態3における推奨アクセスポイント提示処理を示したフローチャートである。 実施の形態4において端末に表示される推奨情報の画面表示例を示す図である。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明に係るネットワークシステムの一実施の形態である、情報端末装置にサービスを提供するサービスシステムの全体構成図である。サービスシステムは、オフィスビル等の施設内に構築されている。図1には、コンテンツ配信サーバ1、認証サーバ10、ファシリティデータベース(DB)サーバ20、アクセスポイントデータベース(DB)サーバ30、アクセスポイント監視サーバ40及びアクセスポイント(AP)2がLAN(Local Area Network)3に接続された構成に加えて端末4が示されている。
端末4は、施設内にいるユーザに携帯され利用される、アプリケーションが実行可能な情報端末装置であり、汎用的なタブレット端末、モバイル端末、スマートフォン等の無線通信端末で実現してよい。アクセスポイント2は、施設内の予め決められた位置に散在配置された接続する中継機である。アクセスポイント2は、端末4との間で無線通信を実行可能な無線LAN通信機能を有しており、無線LAN接続された端末4をLAN3に接続する。端末4がアクセスポイント2を介してLAN3に接続してサービスシステムを利用することのできる場所(エリア)のことを、本実施の形態では、「ファシリティ」と称することにする。ファシリティとしては、事務室、会議室、食堂、廊下等がある。1つのファシリティに複数台のアクセスポイント2が設置されていたり、1台のアクセスポイント2が複数のファシリティにおいて端末4との無線LAN接続を可能とするように設置されていたりしてもよい。つまり、アクセスポイント2とファシリティ5とは多対多の関係にある場合もある。ただ、本実施の形態では、説明の便宜上、各ファシリティには、1台のアクセスポイント2が設置されている、すなわち、図1に示したようにファシリティ5とアクセスポイント2とは1対1の関係にあるものとして説明する。従って、アクセスポイント2が特定されるとファシリティ5も特定され、またその逆にファシリティ5が特定されるとアクセスポイント2も特定されることになるので、以降の説明では、ファシリティ5とアクセスポイント2との関係を、ファシリティ5に設置されたアクセスポイント2、などのように表現する場合もある。
本実施の形態における端末4は、Wi−Fi(Wireless Fidelity)によりアクセスポイント2との間で無線LAN接続することを前提として説明するが、Bluetooth(登録商標)等他の無線通信機能により中継機と接続するように構成してもよい。また、中継機としてハブが設置されている場合、ハブと有線接続して通信を行う機能が端末4に搭載されていてもよい。ただ、アクセスポイント2におけるアクセスポイントIDのように、各中継機には各機器を一意に判別するための識別情報等が割り当てられている必要がある。
コンテンツ配信サーバ1は、アクセスポイント2を介して端末4にコンテンツを送信することで、端末4を携帯しているユーザに所望のサービスを提供する。なお、本実施の形態におけるコンテンツ配信サーバ1は、LAN3に接続されているが、LAN3以外のネットワークに接続されていてもよい。その他のサーバ10〜40については追って説明する。
図2は、本実施の形態における認証サーバ10を形成するサーバコンピュータのハードウェア構成図である。本実施の形態において認証サーバ10を形成するサーバコンピュータは、従前から存在する汎用的なハードウェア構成で実現できる。すなわち、コンピュータは、図2に示したようにCPU51、ROM52、RAM53、ハードディスクドライブ(HDD)54、通信手段として設けられたネットワークコントローラ55を内部バス56に接続して構成される。また、必要に応じて入力手段としてマウス、キーボード、表示装置としてディスプレイを設け、これらを接続する入出力コントローラを内部バス56に接続して構成してもよい。また、他のサーバ1,20,30,40も同じサーバコンピュータであることから図2に示したように構成してよい。
図3は、本実施の形態におけるサービスシステムのブロック構成図である。なお、図3には、本実施の形態の説明に必要な構成要素を示し、説明に用いない構成要素は図から省略している。
認証サーバ10は、サービスを利用するユーザの認証を行うサーバコンピュータである。また、ユーザは、サービスを利用する際に端末4をいずれかのアクセスポイント2に無線LAN接続し、ログイン要求をしてユーザ認証に成功することで、当該端末4は、無線LAN接続したアクセスポイント2を介してLAN3に接続されることになるが、認証サーバ10は、端末4が無線LAN接続されたアクセスポイント2より快適な環境でサービスを利用可能なアクセスポイント2が存在する場合には、そのアクセスポイント2に関する情報、本実施の形態では当該アクセスポイント2が設置されたファシリティ5の位置情報を提供する情報処理装置として設けられている。ここでいう快適な環境というのは、負荷の低い環境でのシステム利用により効率的に作業(サービスの利用)ができる作業環境のことをいう。
認証サーバ10は、ユーザ認証部11、ファシリティ選出部12、アクセスポイント選出部13、推奨アクセスポイント選出部14、推奨アクセスポイント提示部15、制御部16及びユーザ情報記憶部17を有している。ユーザ認証部11は、サービスシステムを利用するユーザの認証を行う。ファシリティ選出部12は、サービスシステムが設けられた施設内において端末4を利用しているユーザが利用可能なファシリティを示す利用可能場所情報を取得する利用可能場所情報取得手段として機能する。アクセスポイント選出部13は、各アクセスポイント2と当該アクセスポイント2を利用可能な場所(ファシリティ)との対応関係を示す中継機情報(アクセスポイント情報)を取得する中継機情報取得手段、利用可能場所情報及び中継機情報を参照して、サービスシステムに含まれるアクセスポイント2の中から、ログイン要求したユーザが利用可能な場所(ファシリティ)に対応したアクセスポイント2を選出する選出手段、として機能する。
推奨アクセスポイント選出部14は、サービスシステムに含まれる複数のアクセスポイント2各々にかかる負荷を示す負荷情報を取得する負荷情報取得手段(取得手段)、アクセスポイント2を利用可能な各場所(ファシリティ)の位置関係を示す場所間情報(ファシリティ距離関係情報)を取得する場所間情報取得手段、場所間情報に基づいて、端末4を利用しているユーザが現在いるファシリティから評価対象とされた各アクセスポイント2の利用可能なファシリティまでの移動に要する移動情報(移動時間)を取得する移動情報取得手段、端末4から接続要求されたアクセスポイント2が端末4をLAN3に接続する際、負荷情報を指標として各アクセスポイント2を評価することで端末4が接続要求したアクセスポイント2より負荷の低いアクセスポイント2を特定する特定手段、として機能する。
推奨アクセスポイント提示部15は、推奨アクセスポイント選出部14により特定されたアクセスポイント2に関する情報を端末4に提供する提供手段として機能する。制御部16は、認証サーバ10に含まれる各構成要素11〜15と連携して、推奨アクセスポイント2を端末4に提供する処理の制御を行う。
ユーザ情報記憶部17には、ユーザの識別情報(ユーザID)とパスワードとを組にしたユーザ情報が予め登録されている。
認証サーバ10における各構成要素11〜16は、認証サーバ10を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU51で動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、ユーザ情報記憶部17は、認証サーバ10に搭載されたHDD54にて実現される。あるいは、RAM53や外部にある記憶手段をネットワーク経由で利用してもよい。
ファシリティデータベースサーバ20は、ファシリティ5に関する情報を保持、管理する。ファシリティ5に関する情報として、本実施の形態では、ファシリティ情報及びファシリティ間距離情報を用いる。図4は、本実施の形態におけるファシリティデータベースサーバ20のファシリティ情報記憶部21に記憶されているファシリティ情報のデータ構成例を示す図である。ファシリティ情報は、各ファシリティ5に割り付けられた当該ファシリティ5を識別する識別情報(ファシリティID)に、当該ファシリティ5の位置を示すファシリティ位置情報及び当該ファシリティ5を利用することが許可されているユーザのユーザIDが対応付けして予め設定される。利用が許可されているというのは、ファシリティ5への進入が許可されているということである。ファシリティID及びファシリティ位置情報は、各ユーザが利用可能なファシリティを特定する利用可能場所情報に相当する。なお、本実施の形態では、ファシリティ5の利用を常時可か不可である場合を例にしているが、ユーザ毎に曜日、時間帯等、利用可能時間を細かく設定できるようにしてもよい。
図5は、本実施の形態におけるファシリティデータベースサーバ20のファシリティ間距離情報記憶部22に記憶されているファシリティ間距離情報のデータ構成例を示す図である。ファシリティ間距離情報は、前述した場所間情報に相当し、距離が設定される各ファシリティ5のファシリティIDと当該ファシリティ5間の移動距離が予め設定されている。
アクセスポイントデータベースサーバ30は、アクセスポイント2に関する情報を保持、管理する。アクセスポイント2に関する情報として、本実施の形態では、アクセスポイント情報及びアクセスポイント負荷情報を用いる。図6は、本実施の形態におけるアクセスポイントデータベースサーバ30のアクセスポイント情報記憶部31に記憶されているアクセスポイント情報のデータ構成例を示す図である。アクセスポイント情報は、各アクセスポイント2に割り付けられた当該アクセスポイント2を識別する識別情報(アクセスポイントID)に、当該アクセスポイント2が設置されたファシリティ5のファシリティIDが予め設定される。
図7は、本実施の形態におけるアクセスポイントデータベースサーバ30のアクセスポイント負荷情報記憶部32に記憶されるアクセスポイント負荷情報のデータ構成例を示す図である。アクセスポイント負荷情報は、前述した負荷情報に相当し、各アクセスポイント2のアクセスポイントIDに、当該アクセスポイント2にかかる負荷を示す指標情報としてパケットロス率が対応付けされる。
アクセスポイント監視サーバ40は、アクセスポイント2にかかる負荷を常時監視する。アクセスポイント監視サーバ40は、アクセスポイント2にかかる負荷を示す指標情報としてパケットロス率を各アクセスポイント2から定周期的に収集するアクセスポイント負荷情報収集部41を有し、その収集したパケットロス率でアクセスポイント負荷情報記憶部32を逐次更新する。本実施の形態では、負荷を示す指標情報としてパケットロス率を取得するが、各アクセスポイントの負荷の状態を示す指標となりうる情報であれば、アクセスポイント帯域利用率等他の指標を取得するようにしてもよい。
アクセスポイント監視サーバ40におけるアクセスポイント負荷情報収集部41は、アクセスポイント監視サーバ40を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPUで動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、ファシリティデータベースサーバ20及びアクセスポイントデータベースサーバ30における各記憶部21,22,31,32は、各サーバ20,30に搭載されたHDDにて実現される。あるいは、RAM又は外部にある記憶手段をネットワーク経由で利用してもよい。
アクセスポイント負荷情報記憶部32に記憶されるパケットロス率は、アクセスポイント監視サーバ40が収集した情報にて逐次更新されるが、その他の記憶部17,21,22,31に設定された各情報は、ユーザ、ファシリティ5、アクセスポイント2の追加、削除等に応じて管理者等によって適宜更新される。
また、本実施の形態で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROMやDVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPUがプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
ユーザは、現在いるファシリティ5に設置されているアクセスポイント2に端末4を無線LAN接続してサービスの利用を開始しようとするが、この無線LAN接続したアクセスポイント2より負荷の低いアクセスポイント2が存在するのであれば、そのアクセスポイント2が存在するファシリティ5まで移動して、そのアクセスポイント2に無線LAN接続した方が、快適な環境のもとでサービスを利用できることになるかもしれない。本実施の形態では、現在接続しているアクセスポイント2より負荷の低いアクセスポイント2を推奨アクセスポイントに関する情報をユーザに提示することを特徴とする。
次に、本実施の形態における動作について説明する。本実施の形態では、各アクセスポイント2が計測し、内部に記憶しているパケットロス率を、前述したようにアクセスポイント監視サーバ40が定周期的、例えば5分毎に収集し、その収集したパケットロス率をアクセスポイントデータベースサーバ30に送信することでアクセスポイント負荷情報記憶部32を逐次更新する。なお、パケットロス率の収集対象とするアクセスポイント2は、サービスシステムに含まれる全アクセスポイント2であるが、アクセスポイント負荷情報収集部41は、アクセスポイント情報記憶部31を参照することで収集対象のアクセスポイント2を特定してもよい。
続いて、本実施の形態における認証サーバ10が実施する推奨アクセスポイント提示処理について図8に示したフローチャートを用いて説明する。
コンテンツ配信サーバ1が提供するサービスを利用する際、ユーザが所定の操作を行って、携帯している端末4にログイン画面を表示させる。そして、ユーザが、表示されたログイン画面から自己のユーザID及びパスワードを入力した後、OKボタンの選択等所定の操作を行うと、端末4は、ユーザID及びパスワードを含むログイン情報を、接続されたアクセスポイント2へ送信することでログインを要求する。なお、ユーザは、現在いるファシリティ5に対応して設置されたアクセスポイント2のパスワードを知っており、当該アクセスポイント2に接続されている状態であるものとする。
端末4から送られてきたログイン要求を受け付けると、端末4を接続したアクセスポイント2は、送信されてきたログイン情報に、自己のアクセスポイントIDを付加して生成した認証情報を認証サーバ10に送信することでユーザ認証を要求する。端末からのログイン要求、あるいはこのログイン要求に応じてアクセスポイント2が認証サーバ10に行う認証要求は、端末4からLAN3への接続要求に相当する。
認証サーバ10におけるユーザ認証部11は、アクセスポイント2から送信されてきた認証情報を受信することで認証要求を受け付けると(ステップ101)、受け付けた認証情報に含まれているユーザID及びパスワードでユーザ情報記憶部17に登録されているユーザ情報と照合してユーザ認証を行う(ステップ102)。ユーザ認証に失敗した場合、その旨をユーザ認証要求元のアクセスポイント2を経由してログイン要求をした端末4に送信するが、ここでは、ユーザ認証に成功したものとして処理の説明を続ける。
ユーザ認証に成功すると、認証サーバ10におけるファシリティ選出部12は、ファシリティデータベースサーバ20に問い合わせることで当該ユーザが利用可能なファシリティ5を選出する(ステップ103)。この処理を具体的に説明すると、ファシリティ選出部12は、認証情報に含まれているユーザIDを含む問合せ情報をファシリティデータベースサーバ20に送信する。ファシリティデータベースサーバ20は、この問合せに応じてファシリティ情報記憶部21から当該ユーザIDに対応付けられているファシリティID及びファシリティ位置情報を含むファシリティ情報を読み出し返信する。このようにして、ファシリティ選出部12は、施設内にあるファシリティの中から当該ユーザが利用可能なファシリティ5を選出する。
続いて、アクセスポイント選出部13は、アクセスポイントデータベースサーバ30に問い合わせることで当該ユーザが利用可能なアクセスポイント2を選出する(ステップ104)。この処理を具体的に説明すると、アクセスポイント選出部13は、ファシリティ選出部12により選出された1又は複数のファシリティIDを含む問合せ情報をアクセスポイントデータベースサーバ30に送信する。アクセスポイントデータベースサーバ30は、この問合せに応じてアクセスポイント情報記憶部31から当該ファシリティIDに対応付けられているアクセスポイントIDを含むアクセスポイント情報を読み出し返信する。このようにして、アクセスポイント選出部13は、サービスシステムに含まれる複数のアクセスポイント2の中から、当該ユーザの利用が許可されていないファシリティ5に設置のアクセスポイント2を排除し、当該ユーザが利用可能なアクセスポイント2のみを選出する。
以上のようにして、選出されたアクセスポイント2は、ユーザに推奨するアクセスポイント2の候補となる。この推奨するアクセスポイント(以下、「推奨アクセスポイント」)の候補として選出されたアクセスポイント2を「推奨候補アクセスポイント」と称することにする。
推奨候補アクセスポイントが選出されると、推奨アクセスポイント選出部14は、当該ユーザが現在いるファシリティ5を特定する(ステップ105)。これは、認証情報に含まれていたアクセスポイントIDと、アクセスポイント選出部13により選出されたファシリティ情報から当該ファシリティ5を特定する。
続いて、推奨アクセスポイント選出部14は、推奨候補アクセスポイントにかかる負荷を取得する(ステップ106)。この処理を具体的に説明すると、推奨アクセスポイント選出部14は、推奨候補アクセスポイントのアクセスポイントIDを含む問合せ情報をアクセスポイントデータベースサーバ30に送信する。アクセスポイントデータベースサーバ30は、この問合せに応じてアクセスポイント負荷情報記憶部32から当該推奨候補アクセスポイントにおけるパケットロス率を読み出し返信する。このようにして、推奨アクセスポイント選出部14は、推奨候補アクセスポイントにかかる負荷を取得する。
続いて、推奨アクセスポイント選出部14は、現在位置(現在いるファシリティ)から、推奨候補アクセスポイント2が設置された各ファシリティまでの移動時間を算出する(ステップ107)。この処理を具体的に説明すると、推奨アクセスポイント選出部14は、ユーザが現在いるファシリティのファシリティIDと推奨候補アクセスポイントが設置されたファシリティのファシリティIDとの組を含む問合せ情報をファシリティデータベースサーバ20に送信する。ファシリティデータベースサーバ20は、この問合せに応じてファシリティ間距離情報記憶部22から各ファシリティIDの組の距離を読み出し返信する。このようにして、推奨アクセスポイント選出部14は、現在位置と各推奨候補アクセスポイントが設置されたファシリティ5との間の距離をファシリティ間移動距離として取得する。
推奨アクセスポイント選出部14は、この取得したファシリティ間移動距離に基づき移動情報として移動時間をそれぞれ算出する。一般に、移動時間は、移動距離に比例するので移動距離に固定の係数を乗算して算出してもよいが、移動先のファシリティとの位置関係や移動手段、例えば、施設の広狭、ファシリティのフロア関係(同一階、異なる階)、エスカレータの有無、エレベータの台数等を考慮して設定した係数を移動距離に乗算して移動時間を算出するようにしてもよい。また、曜日、出退勤、昼食等の時間的な特性等を考慮してもよい。
推奨候補アクセスポイントのパケットロス率及び推奨候補アクセスポイントが設置されたファシリティまでの移動時間を取得すると、推奨アクセスポイント選出部14は、各推奨候補アクセスポイントの評価を行う(ステップ108)。具体的には、評価値を算出することになるが、本実施の形態では、次のようにして評価値を算出する。
すなわち、推奨アクセスポイント選出部14は、評価値E=aT+bLという計算式にて評価値を算出する。ここで、Tは移動時間、Lはパケットロス率、a,bは重み係数である。重み係数a,bはサービスシステムが設置された施設に応じて適切な値を設定すればよい。ただ、本実施の形態では、負荷の低いアクセスポイント2を提供するので、重み係数bを0や重み係数aに対して極めて小さい値(無視できるほどの値)に設定することは好ましくない。重み係数aは、施設が狭いあるいは1フロアだけなど移動時間を重要視しないのであれば小さい値にし、施設が高層ビルなどで移動時間を無視せずに考慮すべき要因であると考える場合には,そうでない場合と比較して大きい値に設定すればよい。
以上のようにして、推奨候補アクセスポイント毎に評価値を算出すると、推奨アクセスポイント選出部14は、端末4が現在接続されているアクセスポイントより評価値が小さい推奨候補アクセスポイントを選出する。本実施の形態において用いる移動時間及びパケットロス率という指標は、大きい値ほど移動が大変であり、また負荷が高いので小さい評価値ほど良いことになる。なお、本実施の形態では、評価値が最小値となる推奨候補アクセスポイントを推奨アクセスポイントとして選出するが、評価値が小さい方から複数の推奨候補アクセスポイントを推奨アクセスポイントとして選出するようにしてもよい。
推奨アクセスポイントが選出されると、推奨アクセスポイント提示部15は、ステップ105において取得されたファシリティ位置情報の中から、推奨アクセスポイントとして選出されたアクセスポイント2に対応したファシリティ(以下、「推奨ファシリティ」とも称する)のファシリティ位置情報を含む情報を生成する。推奨アクセスポイント提示部15は、この生成された情報を推奨情報として端末4が接続されたアクセスポイント2に送信することで端末4のユーザに提示する。
以上のようにして、ログイン要求に応じて認証成功の旨と共にアクセスポイント2から送信されてくる推奨情報を受信すると、端末4は、所定のアプリケーションにより推奨情報を画面表示する。この画面表示例を図9に示す。
ユーザは、提供されるサービス利用を快適に行うことを希望する場合、端末4に表示された推奨情報を参照し、表示されたファシリティに移動すればよい。本実施の形態の場合、推奨するファシリティは、当該ユーザが利用可能なファシリティの中から選出しているので、入室できないようなことは生じない。アクセスポイント2に関する情報としてアクセスポイントIDを表示してもよいが、ユーザがアクセスポイントIDからファシリティの位置を特定できるとは限らないので、本実施の形態では、推奨アクセスポイントが設置されたファシリティの位置情報を推奨情報として提示するようにした。
また、アクセスポイント2にかかる負荷が現状より単に低いだけのアクセスポイント2を推奨した場合、仮に推奨ファシリティまでの移動に多大な時間を要することになると、ユーザにとって適性のあるアクセスポイントを推奨しているとは言い難い。本実施の形態では、ファシリティ間移動にかかるユーザへの負担を考慮して、アクセスポイント(ファシリティ)を推奨するようにした。
実施の形態2.
図10は、本実施の形態におけるファシリティデータベースサーバ20のファシリティ情報記憶部21に記憶されているファシリティ情報のデータ構成例を示す図である。本実施の形態におけるファシリティ情報には、ファシリティIDに、実施の形態と同様のファシリティ位置情報及びユーザIDに加え、マップ情報が対応付けして予め設定される。マップ情報は、施設内における当該ファシリティが所在する場所を視覚的に表した地図情報である。本実施の形態では、当該ファシリティのあるフロアのレイアウトをマップ情報として用いる。本実施の形態では、マップ情報の項目データとしてマップのイメージデータ(マップ画像)を設定するようにしたが、マップ画像の格納先を示す格納先情報を設定し、マップ画像自体は別途格納するように構成してもよい。なお、本実施の形態では、利用目的によりファシリティ情報とファシリティ利用状況情報とを別個の記憶手段にて記憶するようにしたが、統合して形成してもよい。なお、その他の構成は、実施の形態1と同じでよいので、説明を省略する。
実施の形態1では、図9に例示したように快適な環境にて作業が可能なファシリティ(推奨ファシリティ)の位置を文字情報にて提示するようにした。本実施の形態では、更にマップ情報を推奨情報に含めることで、推奨ファシリティの位置を視覚的に認識しやすくした。
すなわち、推奨アクセスポイントが選出されると、本実施の形態における推奨アクセスポイント提示部15は、推奨ファシリティのファシリティ位置情報と共にマップ情報をファシリティデータベースサーバ20から取得し、その取得したファシリティ位置情報及びマップ情報を含む情報を生成する。
以上のようにして生成された情報を受信した端末4に表示される推奨情報の画面表示例を図11に示す。
実施の形態1における画面表示例(図9)と比較すれば明らかなように、本実施の形態では、推奨ファシリティのマップ情報を位置情報(文字列情報)と合わせて表示するようにした。ユーザは、快適な環境でのサービス利用を希望する場合、端末4に表示された推奨情報を参照することで、西棟のエレベータで23階に降りた後、S233エリアを容易に見つけ出せることになる。
実施の形態3.
例えば、ファシリティが居室であって、そのファシリティには作業を行うため座席が設置されていたとする。ここでいう「作業」には、端末4を用いてサービスの利用のためにLAN3への接続を要する作業に限らず、端末4は用いるもののLAN3への接続を要しない作業、端末4自体を用いない作業など何らかの業を行うことが含まれており、特に作業内容については限定しない。ただ、ファシリティの利用者は、座席にて作業を行うこととする。この場合、現状より快適な環境であるファシリティを推奨しても、その推奨ファシリティが満席であれば、ユーザがその推奨ファシリティまで移動しても作業を行うことはできない。そこで、本実施の形態においては、ファシリティの利用状況を考慮して推奨アクセスポイントを選出するようにした。
図12は、本実施の形態におけるサービスシステムの全体構成図であり、図13は、本実施の形態におけるサービスシステムのブロック構成図である。図12,13は、それぞれ実施の形態1における図1,3に対応する図である。なお、同じ構成要素には同じ符号を付け説明を省略する。本実施の形態におけるサービスシステムは、実施の形態1における構成にファシリティ監視サーバ70を追加し、またファシリティデータベースサーバ20にファシリティ利用状況情報記憶部23を追加した構成を有している。
ファシリティ監視サーバ70は、各ファシリティの利用状況を示す利用状況情報を定周期的に収集するファシリティ利用状況情報収集部71を有し、ファシリティ利用状況情報収集部71により収集された利用状況情報をファシリティデータベースサーバ20に送信することでファシリティ利用状況情報記憶部23に保存させる。
図14は、本実施の形態におけるファシリティデータベースサーバ20のファシリティ利用状況情報記憶部23に記憶されるファシリティ利用状況情報のデータ構成例を示す図である。ファシリティ利用状況情報は、各ファシリティ5のファシリティIDに、利用状況情報として当該ファシリティ5の利用率が対応付けされる。
ファシリティ利用状況情報収集部71は、ファシリティ監視サーバ70を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPUで動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、ファシリティ利用状況情報記憶部23は、ファシリティ監視サーバ70に搭載されたHDDにて実現される。あるいは、RAM又は外部にある記憶手段をネットワーク経由で利用してもよい。
次に、本実施の形態における動作について説明するが、実施の形態1とは利用状況情報に関連する構成及び処理が異なるだけなので、実施の形態1と同じ構成及び処理の説明は省略する。
本実施の形態では、各ファシリティにおける利用状況を常時監視するために、各ファシリティに人感センサ等の人検出手段を配設する。ファシリティ利用状況情報収集部71は、人感センサからのセンサデータを参照して、当該ファシリティ内において座席を使用している人数を把握する。各ファシリティ内にある座席数は既知なので、検出された人数を座席数で除算することで当該ファシリティの利用率を算出する。なお、ファシリティ内にいる人数は、人感センサ以外にも、例えば座席の使用時に各座席に設けられた使用スイッチをユーザに操作させて検出したり、入退室監視システムが導入されていれば、入退室監視システムが認識している在室者数を取得して検出するようにしてもよい。ファシリティ利用状況情報収集部71は、以上のようにして定周期的、例えば1分毎に各ファシリティの利用率を算出し、ファシリティデータベースサーバ20に送信することでファシリティ利用状況情報記憶部23を逐次更新する。
続いて、本実施の形態における認証サーバ10が実施する推奨アクセスポイント提示処理について図15に示したフローチャートを用いて説明するが、本実施の形態における推奨アクセスポイント提示処理は、アクセスポイント2を利用可能な各ファシリティの利用状況を示す利用状況情報を取得する利用状況情報取得手段として機能する推奨アクセスポイント選出部14がファシリティ利用状況情報を用いる処理のみが異なるので、その他の処理の説明は省略する。
推奨アクセスポイント選出部14は、推奨候補アクセスポイント2が設置された各ファシリティ(推奨候補ファシリティ)の利用率を取得する(ステップ201)。この処理を具体的に説明すると、推奨アクセスポイント選出部14は、推奨候補ファシリティのファシリティIDを含む問合せ情報をファシリティデータベースサーバ20に送信する。ファシリティデータベースサーバ20は、この問合せに応じてファシリティ利用状況情報記憶部23から問い合わせられた推奨候補ファシリティの利用率を読み出し返信する。このようにして、推奨アクセスポイント選出部14は、各推奨候補ファシリティの利用率を取得する。
推奨候補アクセスポイントのパケットロス率、推奨候補ファシリティまでの移動時間、更に推奨候補ファシリティの利用率を取得すると、推奨アクセスポイント選出部14は、各推奨候補アクセスポイントの評価を行う(ステップ108)。具体的には、実施の形態1と同様に評価値を算出することになるが、本実施の形態では、推奨候補ファシリティの利用率を加えて、評価値E=aT+bL+cUという計算式にて評価値を算出する。但し、cは重み係数、Uは利用率である。
以上のようにして、推奨候補アクセスポイント毎に評価値を算出すると、推奨アクセスポイント選出部14は、実施の形態1と同様にして推奨アクセスポイントを選出する(ステップ109)。ファシリティの利用率は、パケットロス率及び移動時間と同様に大きい値ほどユーザにとって好ましくない指標である。
本実施の形態によれば、ファシリティの利用率を考慮して推奨ファシリティを提示するようにしたのでファシリティに移動した際に当該ファシリティが利用できないような不都合が生じるファシリティを推奨する可能性が低くなる。
実施の形態4.
図16は、本実施の形態において端末4に表示される推奨情報の画面表示例を示す図である。上記実施の形態3では、アクセスポイント2にかかる負荷(パケットロス率)、ファシリティまでの移動時間及びファシリティの利用率という各指標に係数を乗算してただ1つの評価値を算出して、推奨アクセスポイントを選出していた。本実施の形態では、各指標毎に評価の高いファシリティを推奨するようにした。
図16の表示例によると、例えば、作業効率を期待するユーザは、アクセスポイント2の負荷の最も低いアクセスポイント2が設置されたファシリティ“西棟 23F S223エリア”に移動すればよい。もちろん、推奨するアクセスポイント(ファシリティ)は現状より負荷が低いことが前提である。また、作業効率より移動が楽なことを希望するユーザは、現在位置から最も近い“西棟 5F S051エリア” に移動すればよい。また、座席が確実に空いていて在室者が少ないために静寂な環境を希望するユーザは、空席率の高い“西棟 5F S051エリア” に移動すればよい。なお、空席率=1−利用率と算出する。
このように、各指標毎に評価の高いファシリティを提示してもよい。なお、指標毎にファシリティを提示する際、例えば、移動距離を優先させたファシリティを提示する際、現在位置から最も近いファシリティを単に提示するというわけではなく、アクセスポイント2にかかる負荷をも考慮すべきである。つまり、現在接続されているアクセスポイント2より負荷の低い推奨候補アクセスポイントの中から選出するようにすべきである。従って、評価値Eを算出する際に各指標値に乗算する重み係数a,b,cの値を調整して各指標優先のファシリティを選出すればよい。
以上説明したように、上記各実施の形態においては、ネットワークシステムをサービスシステムに適用した場合を例にしたが、その他のシステムの形態に適用してもよい。また、上記各実施の形態において説明した構成、処理を適宜組み合わせて実施してもよい。
1 コンテンツ配信サーバ、2 アクセスポイント、4 端末、5 ファシリティ、10 認証サーバ、11 ユーザ認証部、12 ファシリティ選出部、13 アクセスポイント選出部、14 推奨アクセスポイント選出部、15 推奨アクセスポイント提示部、16 制御部、17 ユーザ情報記憶部、20 ファシリティデータベース(DB)サーバ、21 ファシリティ情報記憶部、22 ファシリティ間距離情報記憶部、23 ファシリティ利用状況情報記憶部、30 アクセスポイントデータベース(DB)サーバ、31 アクセスポイント情報記憶部、32 アクセスポイント負荷情報記憶部、40 アクセスポイント監視サーバ、41 アクセスポイント負荷情報収集部、51 CPU、52 ROM、53 RAM、54 ハードディスクドライブ(HDD)、55 ネットワークコントローラ、56 内部バス、70 ファシリティ監視サーバ、71 ファシリティ利用状況情報収集部。

Claims (8)

  1. コンピュータを、
    施設内の中継機各々にかかる負荷を示す負荷情報と、前記各中継機を利用可能な前記施設内の場所の利用状況を示す利用情報とを取得する情報取得手段、
    端末から接続要求された中継機が該端末を前記施設内のネットワークに接続する際、前記取得した負荷情報及び利用情報を指標として、前記接続要求された前記中継機より負荷の低い中継機を特定する特定手段、
    前記特定された前記中継機に関する情報を推奨情報として前記端末に提供する提供手段、
    として機能させるプログラム。
  2. コンピュータを、更に、
    予め定められた、前記施設内において、前記端末を利用しているユーザが進入可能な場所を示す利用可能場所情報を取得する利用可能場所情報取得手段、
    前記各中継機と中継機を利用可能な場所との対応関係を示す中継機情報を取得する中継機情報取得手段、
    前記利用可能場所情報及び前記中継機情報を参照して、前記施設内の複数の中継機の中から、接続要求をした前記端末を使用するユーザが進入可能な場所に対応した前記中継機を選出する選出手段、
    として機能させ、
    前記特定手段は、前記選出手段により選出された中継機を特定の対象とすることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. コンピュータを、更に、
    前記中継機を利用可能な各場所の位置関係を示す場所間情報を取得する場所間情報取得手段、
    前記場所間情報に基づいて、前記端末を利用しているユーザが、現在いる場所から、前記各中継機の利用可能な場所までの移動に関する移動情報を取得する移動情報取得手段、
    として機能させ、
    前記特定手段は、前記移動情報取得手段により取得された移動情報を更に指標として加えることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  4. コンピュータを、更に、
    前記各中継機と中継機を利用可能な場所との対応関係を示す中継機情報を取得する中継機情報取得手段として機能させ、
    前記提供手段は、前記特定手段により特定された前記中継機に関連する情報として、前記中継機情報に基づき得られる中継機を利用可能な場所を示す情報を提供することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  5. 前記提供手段は、前記特定手段により特定された前記中継機を利用可能な場所を示す地図情報を含む推奨情報を提供することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  6. 前記特定手段は、指標毎に評価が最も高い前記中継機を少なくとも特定することを特徴とする請求項1又は3に記載のプログラム。
  7. 施設内の中継機各々負荷を示す負荷情報と、前記各中継機を利用可能な前記施設内の場所の利用率を示す利用情報とを取得する手段と、
    端末から接続要求された中継機が該端末を前記施設内のネットワークに接続する際、前記取得した負荷情報及び利用情報を指標として、前記接続要求された前記中継機より負荷の低い中継機を特定する手段と、
    前記特定された前記中継機に関する情報を推奨情報として前記端末に提供する手段と、
    を有する情報処理装置。
  8. ネットワークと、
    前記ネットワークに接続された複数の中継機と、
    いずれかの前記中継機を介して前記ネットワークに接続される端末と、
    施設内の前記中継機各々負荷を示す負荷情報と、前記各中継機を利用可能な前記施設内の場所の利用率を示す利用情報とを取得する手段と、
    前記端末から接続要求された中継機が該端末を前記ネットワークに接続する際、前記取得した負荷情報及び利用情報を指標として、前記接続要求された前記中継機より負荷の低い中継機を特定する手段と、
    前記特定された前記中継機に関する情報を推奨情報として前記端末に提供する手段と、
    を有するネットワークシステム。
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