JP6979757B2 - 空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
対応付情報記憶手段は、空調領域と、空調領域を空調する室内空調機と、空調領域に配置された複数の端末と、を対応付ける対応付情報を記憶する。
端末稼働状況監視部は、空調領域に設置された各端末の動作状態を示す動作状態情報を取得する。
集計部は、端末稼働状況監視部が取得した動作状態情報に基づいて、空調領域に配置されている複数の端末を動作状態別に分け、各動作状態の端末の数を集計する。
制御信号生成部は、集計部で得られた集計値に基づいて、室内空調機を制御するための制御信号を生成する。
空調領域に設置された各端末の動作状態は、電源が投入されている稼働状態と電源が投入されていない停止状態とを含み、端末稼働状況監視部は、稼働状態を示す稼働状態情報と停止状態を示す停止状態情報とを取得する。
また、空調領域に設置された各端末の稼働状態は、電源が投入されて使用されている運転状態と、電源が投入されて使用されていないスタンバイ状態とを含み、端末稼働状況監視部は、稼働状態を示す稼働状態情報として、運転状態情報とスタンバイ状態情報とを、さらに取得する。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る空調制御システムは、空調領域に配置された端末の稼働状況を検出することにより、その空調設置内の人員とその履歴を把握し、空調機の制御を適切に行うものである。
本実施の形態に係る空調管理システム1000は、図1に示すように、空調対象である区域11を含む建屋10に設置され、全体を制御する空調制御装置100と、空調対象の区域11に設置された室内空調機(以下、単に室内機と呼ぶ)200と、リモコン300と、区域11の外に設置された室外機400と、ネットワーク通信用のスイッチングハブ700と、情報処理端末(以下、単に端末と呼ぶ)500等から構成される。
図1では、空調対象の区域11は、3つの空調領域600に区分されている。空調対象の区域11が複数の空調領域600を有する場合とは、例えば、壁やパーティション等で区切られた各領域を各空調領域600とするような場合が該当する。また、壁やパーティション等で区切られていなくとも区域11が広い場合で、一方の領域での空調の効果が他方の領域まで影響を及ぼさない場合にも、これらを別個の空調領域600として、1つの区域11内に複数の空調領域600を設けてもよい。
なお、区域11は、事務室とは限られず、会議室、実験室、作業場等も該当するものとする。
執務者が端末500を使用する際は、執務者はまず端末500の電源を入れる。電源を入れた後、端末500は執務者毎に割り当てられているユーザIDの入力を受け付ける状態になり、執務者は各自のユーザIDと認証情報を入力することで端末500にログインして、端末500を稼働させる。電源が入れられ、執務者がログインしている状態を運転状態とする。電源が入っているが、執務者がログインしていない状態をスタンバイ状態とする。電源が入れられていない状態を停止状態とする。運転状態で使用者がログオフ操作を行うことで、スタンバイ状態に移行する。また、運転状態で一定時間、端末500が操作されなかった場合、自動的にスタンバイ状態に移行する。運転状態、スタンバイ状態において電源オフ操作を行うことで、停止状態に移行する。
ここで状態を3つとしたが、より細分化して状態を区別することも可能である。
空調制御装置100は、空調機全体、すなわち室内機200と室外機400の全ての制御を行う。
空調制御装置100は、端末500の動作状態を監視し検出する端末稼働状況監視部110、端末500の動作状態を状態別に集計する稼働端末集計部111、室内機200を制御するための空調制御信号を生成する空調制御信号生成部112、端末500の配置情報を管理する端末配置情報管理部113、外部との入出力を制御する入出力制御部120、入出力インターフェース121、LAN通信を実行するLAN通信部122、制御信号を生成して送信する制御信号通信部123および各種情報を記憶する記憶部150から構成される。
LAN通信部122は、スイッチングハブ700を介して、LANにより接続される端末500と、情報の送受信を行う。
制御信号通信部123は、専用線でバス接続される室内機200、リモコン300、および室外機400との間で、制御信号の送受信を行う。
端末配置情報記憶部152と空調領域マップ記憶部153とは、後述するように、空調領域600と、空調領域600を空調する室内機200と、空調領域600に配置された端末500と、を対応付けた情報を記憶する対応付情報記憶部として機能する。
記憶部150は、例えば、ハードディスク、スタティックRAM、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリからなる。
なお、空調領域600の外に設置されている端末についての端末配置情報の取得はなされないものとする。
なお、1つの室内機200には1つの室内機番号が割り当てられており、空調領域600内に配置されている1つの端末500には1つの端末番号が割り当てられている。
端末配置情報は、室内機番号の代わりに、空調領域600を特定する番号(数字に限られない。以下、単に空調領域番号と呼ぶ)を含むものとしてもよい。1つの空調領域番号は、1つの空調領域600を特定するものである。
端末配置情報の入力や更新に用いられる端末は、空調領域600に設置されている端末500である必要はないが、空調制御装置100とLANで接続されているものとする。
入力された端末配置情報は、入力側の端末からLANを介して空調制御装置100のLAN通信部122に送信される。入出力制御部120は、LAN通信部122を介して受信し、受信した端末配置情報を、端末配置情報管理部113に送信する。端末配置情報管理部113は、取得した端末配置情報を、端末配置情報記憶部152に格納する。
なお端末配置情報を閲覧するための端末も、上記端末配置情報入力に用いられる端末と同様、空調領域600に設置されている端末500とは限らず、また空調制御装置100とLANで接続されているものとする。
執務者等による閲覧は次のようにして行われる。
閲覧される端末配置情報は、端末配置情報管理部113により端末配置情報記憶部152から読み出される。読み出された端末配置情報は、端末配置情報管理部113により、入出力制御部120に送信され、入出力制御部120によりLAN通信部122に送信され、LAN通信部122によりLANを介して閲覧側の端末に送信される。端末配置情報は、受信した閲覧側の端末により表示される。
執務者は、このようにして、端末配置情報を端末から読み出して、端末配置情報の内容の変更または削除を行うことができる。
端末配置情報の入力および閲覧は、上述のように端末およびLANを用いなくても、空調制御装置100の入出力インターフェース121を使用して行うことも可能であり、上述したものに限定されない。
空調領域600内の端末500は、例えば執務者の変更や増減、作業内容や作業形態の変更、または自身の更新などにより、増減や配置換えが起こりうる。端末500の配置が変更される際に、端末配置情報は随時修正される。
空調領域・室内機対応情報は、上述した空調領域番号と、その空調領域番号で特定される空調領域600に設置されている室内機200の室内機番号とからなる。
ここでの室内機番号は、端末配置情報の室内機番号と共通する。図4に示すように、例えば空調領域番号AREA01で特定される空調領域600には、室内機番号AC0001で特定される室内機200が設置されている。
なお上記と同様に、空調領域・室内機対応情報の入力に用いられる端末も、空調制御装置100とLANで接続されているものである。この端末はまた空調領域600に設置されている端末500であるとは限らないものとする。
上記のように手動で入力された空調領域・室内機対応情報は、LANを介して、空調制御装置100のLAN通信部122に送信される。LAN通信部122において受信された空調領域・室内機対応情報は、入出力制御部120により端末配置情報管理部113に送信される。端末配置情報管理部113は受信した空調領域・室内機対応情報を空調領域マップ記憶部153に格納する。
なお上記と同様に、空調領域・室内機対応情報の閲覧に用いられる端末も、空調制御装置100とLANで接続されているものである。この端末はまた空調領域600に設置されている端末500であるとは限らないものとする。
空調領域・室内機対応情報は、端末配置情報管理部113により空調領域マップ記憶部153から読み出され、端末配置情報管理部113により入出力制御部120に送信され、入出力制御部120によりLAN通信部122に送信される。LAN通信部122は受信した空調領域・室内機対応情報を、LANを介して閲覧側の端末に送信する。空調領域・室内機対応情報は、受信した端末により表示される。執務者等はこのように空調領域・室内機対応情報を端末に読み出し、内容の変更または削除を行うことができる。
ただし、空調領域600の変更は頻度が少ないものであると想定されるが、端末配置情報の変更、すなわち端末500の増減や移動は頻繁に発生するものと想定される。
空調領域・室内機対応情報を修正せずに端末配置情報の変更を簡単に行えるようにする、などの端末配置情報と空調領域・室内機対応情報の変更の際の利便性のため、本実施形態では、端末配置情報と空調領域・室内機対応情報を別々の情報として扱うものとする。
なお、動作状態とは上述したように、端末の、運転状態、スタンバイ状態、停止状態のいずれかの状態をいうものとする。
また端末稼働状況監視部110は、後述するように、規定時間経過毎に各端末500の動作状態を検出する。端末稼働状況記憶部151に記憶される現在動作状態とは、端末稼働状況監視部110による最新の検出処理により検出された動作状態であり、前回動作状態とは最新の検出から規定時間前に実行された検出処理により検出された動作状態である。
図5によると、例えば、端末番号がPC0001の端末の現在動作状態は停止状態であり、端末番号がPC0002の端末の現在動作状態は運転状態であり、端末番号がPC0005の端末の現在動作状態は停止状態である。端末番号がPC0001、PC0002の端末は、端末稼働状況監視部110による前回の動作状態の検出時点から同じ動作状態が継続しているが、端末番号がPC0003、PC0004、PC0005の端末は、前回の動作状態の検出時点から動作状態が変化している。
端末稼働状況監視部110は、取得した各動作状態に係る情報を、端末稼働状況記憶部151へ、端末稼働状況情報を構成するものとして格納する。
端末稼働状況監視部110は、端末稼働状況記憶部151から、読み出した端末番号に対応付けられている現在動作状態を読み出す。読み出した現在動作状態は、前回検出した時点での動作状態であり、これを、端末稼働状況記憶部151に記憶されている同端末の前回動作状態に上書きする(S104)。
端末稼働状況監視部110は、情報取得要求信号を送信してから、一定時間待つ(S106)。一定時間とは、例えば1分である。一定時間内に応答情報を受信しなければ(S106;NO)、その端末500については電源が投入されていない停止状態であると判別し、端末稼働状況記憶部151の該当する端末番号の現在動作状態を「停止」とする(S110)。一方、一定時間内に応答情報を受信した場合(S106;YES)、その応答情報を確認する。応答情報の内容が運転状態を示すものであれば(S107;YES)、その端末500は運転状態にあると判別し、端末稼働状況記憶部151の該当する端末番号の現在動作状態を「運転」とする(S108)。応答情報の内容がスタンバイ状態を示すものであれば(S107;NO)、端末稼働状況記憶部151の、該当する端末番号の現在動作状態を「スタンバイ」とする(S109)。
動作状態検出の対象とする全端末500の動作状態を示す情報を取得するまで(S111;NO)、端末500を切り替えながら上記ステップS103からS110の動作を繰り返し、取得対象の全端末500の動作状態の取得が完了したら(S111;YES)、ステップS101に戻り、端末監視タイマをリセットして再スタートし(S101)、次回の端末稼働状況の取得タイミングまで待機する(S102)。
なお本実施の形態では、ステップ103からステップS110においての処理は、動作状態取得の対象となる端末500を1つ任意に選択して実行するものであるが、この他にも、ステップS104に対応する前回動作状態の記憶の処理を、情報取得要求信号の送信の前に、取得対象の全端末500に対し行い、続いて取得対象の全端末500に情報取得要求信号の送信を行ってもよい。
より具体的には、稼働端末集計部111は、空調領域マップ記憶部153から、各空調領域番号と、各空調領域番号で特定される空調領域600を空調の対象とする室内機200の室内機番号と、を読み出す。
次に、稼働端末集計部111は、端末配置情報記憶部152から、各室内機番号と、各室内機番号で特定される室内機200により空調される空調領域600に配置されている端末500の端末番号とを読み出す。
次に、稼働端末集計部111は、読み出した各空調領域番号と各端末番号とを、各室内機番号を介して対応付け、各空調領域番号の空調領域600に配置される端末500の端末番号を取得する。
続いて稼働端末集計部111は、端末稼働状況記憶部151より現在と前回検出時の端末稼働状況情報を読み出し、空調領域600毎、且つ、現在と前回別に各動作状態にある端末数を集計し、図7に例示するように記憶する。
本実施の形態では記憶されるのは現在と前回の動作状態に係る情報だけであるが、さらにそれ以前の動作状態に係る情報を複数記憶できるようにしてもよい。
例えば、図4に示される空調領域・室内機対応情報において、空調領域番号AREA01で特定される空調領域600に設置されている室内機200の室内機番号はAC0001である。稼働端末集計部111は、空調領域マップ記憶部153から、空調領域番号AREA01と室内機番号AC0001とを読み出す。
室内機番号AC0001で特定される室内機200が設置されている空調領域600に配置されている端末500の端末番号は、図3に例示する端末配置情報によれば、PC0001〜PC0005である。稼働端末集計部111は、端末配置情報記憶部152から、端末番号PC0001、PC0002、PC0003、PC0004、PC0005を読み出す。
図5に示される端末稼働状況情報から、PC0001、PC0002、PC0003、PC0004、PC0005で特定される端末500はそれぞれ、停止状態、運転状態、運転状態、運転状態、停止状態にある。稼働端末集計部111は、端末稼働状況記憶部151を参照し、運転状態の端末が3台、停止状態の端末が2台、スタンバイ状態の端末が0台である、という集計結果を導き出す。
さらに、稼働端末集計部111は、前回動作状態について、運転状態の端末が2台、停止状態の端末が2台、スタンバイ状態の端末が1台であることを導き出す。
なお、集計結果の現在端末数をコピーすることにより、前回端末数を求めるようにしてもよい。
なお、後述するように、現在と前回の、2回分の集計結果である履歴を用いて、室内機200を停止させることで、執務者の出入りが多い作業場所での空調の不安定を防止している。空調の不安定とは、室内機200の運転開始と運転停止が頻繁に起きてしまうことを、ここでは意味するものとする。
そして、稼働状態(電源を入れられた状態をここでは意味し、運転状態またはスタンバイ状態をいうものとする)にある端末500の数が増加したものと判別した場合に、室内機200の運転を開始する。また、空調領域600内にある端末500の少なくとも1つが稼働状態となったものと判別した場合に、室内機200の運転を開始してもよい。
空調領域600内の現在の運転状態の端末数が規定数以上である場合には(S203;YES)、標準設定温度を下方に修正して修正設定温度として空調を行う(S204)。これにより、空調が、冷房であれば、より快適な温度での運転が可能となり、また、空調が、暖房であれば電力消費を削減しての運転が可能となる。
この修正設定温度を、予め設定記憶部154に記憶されていてもよい。または、上記規定数の大きさ、運転状態の端末数、室内温度等によって、下方修正の修正値を変えるのものとしてもよい。
運転状態の現在端末数が規定数未満である場合には(S203;NO)、空調制御信号生成部112は、室内機200に標準設定温度での空調を継続して実行させる。
また、1台の室内機200に対して固有の端末数を予め、空調領域600毎に、室内機200の固有の端末数の合計値を規定数としてもよい。この場合、各室内機200の固有の端末数は、その室内機200の固有の性能等により定められ、例えば、設置されている空調領域600において、設定温度を維持しうる上限の人数に対応する。この場合、空調領域600別、設定温度別に固有の端末数が設定されてもよい。この固有の端末数は、例えば、手動等で、空調領域マップ記憶部153に、室内機番号に対応させて設定される。稼働端末集計部111は、空調領域マップ記憶部153を参照して、空調領域600毎に各室内機200の固有の端末数を加算して求めた値を規定数とする。
なお、空調領域600内の各室内機200の性能が全て同一である場合には、稼働端末集計部111は、空調領域600毎に、室内機200の台数と各室内機200の固有の端末数との積を規定数とすればよい。
図3に例示する端末配置情報の中に、各室内機200の固有の端末数を各室内機200に対応付けて設け、稼働端末集計部111が、端末配置情報記憶部152を参照して、空調領域600毎に、室内機200の固有の端末数を加算して算出してもよい。
また、図4に例示する空調領域・室内機対応情報に、空調領域別に規定数を登録し、稼働端末集計部111が参照して使用できるようにしてもよい。空調制御信号生成部112は、稼働端末集計部111から上記規定数を取得して使用する。
一方、運転状態の端末数の増加もなく(S201;NO)、かつ、スタンバイ状態の端末数の増加もない場合には(S205;NO)、空調制御信号生成部112は、室内機200の運転を開始させず、停止状態を維持させる。
ここで、室内機200が運転状態にあるというのは、空調制御信号生成部112が前回の制御処理で室内機200を制御してから、運転状態にあることを意味する。室内機200が運転状態にある場合、運転状態の端末数が変化したときに、空調制御の制御内容を変更するか否かを判断し、必要な処理を実行する。また、前回と現在との両方で、稼働状態の端末が無い場合には、室内機200の運転を停止させる。
図8に示す制御処理を前提とするため、室内機200が運転状態にある場合、運転状態の前回端末数とスタンバイ状態の前回端末数の少なくともいずれか1つは1以上である。また、運転状態の前回端末数が0でスタンバイ状態の前回端末数が1以上の場合、室内機200を弱設定にて室内機200を運転させていたことを意味する。そのため、運転状態の前回端末数が0で(S303;YES)、かつ、運転状態の端末数が増加している場合(S302;YES)には、弱設定での運転を解除する制御を行い、室内機200の運転を標準設定に基づく制御とする(S304)。
一方、運転状態の前回端末数が0でない場合は(S303;NO)、ステップS304をスキップし、室内機200の設定変更は行わない。次に、運転状態の現在端末数と前回端末数とを参照して、運転状態の前回端末数が規定数未満で、今回の運転状態の端末数が規定数以上へと増加しているか否かを判別する(S305)。増加していれば(S305;YES)、室内機200の設定温度を低下させたものとする(S306)。増加していなければ(S305;NO)、ステップS306をスキップし、室内機200の設定温度を変更せず、今回の処理を終了する。
次に、室内機200に対し、弱設定での運転を行わせるべきか否か判別を行う。室内機200の弱設定での運転は、運転状態の現在端末数が0である場合に実行される。そのため、運転状態の現在端末数を参照し、0であれば(S309;YES)、室内機200の運転を弱設定に係るものへ変更する(S310)。運転状態の現在端末数が0でなければ(S309;NO)、室内機200の弱設定への変更を行わない。そして処理を終了する。
なお、弱設定での運転開始の条件は、室内機200の停止時と運転時とでは異なる。室内機200の停止時からの運転開始の場合には、運転状態の端末500が存在しない状態が続いており、スタンバイ状態の端末500が存在するようになったときに弱設定で運転を開始する。しかし、室内機200の運転時の弱設定での運転開始の場合には、スタンバイ状態の端末数に関わらず運転状態の端末が存在しなくなった時点で弱設定での運転となる。この理由は、後述するように、人の出入りの多い場所での空調の安定のためである。
このように、室内機200は、運転状態の端末500が存在しない状態が前回から継続し、スタンバイ状態の端末500も存在しない場合に運転を停止する。スタンバイ状態の端末500が存在する場合は、執務者が一時的に不在であるが作業を再開するため戻ってくる可能性が高いが、スタンバイ状態の端末が存在しない場合は執務者が戻ってくる可能性が低い、と考えられるためである。
運転状態の現在端末数が0であり(S311;YES)、スタンバイ状態の現在端末数が0でない場合には(S312;NO)、そのままの設定で運転を継続させる。ここで、室内機200が運転状態にあり、かつ運転状態の端末500が前回において存在しないときは、図7、8の処理により、室内機200は弱設定での運転を行っている。このことから、この場合には、弱設定での運転を継続させることになる。
運転状態の現在端末数が0でない場合(S311;NO)、室内機200の設定変更は行わず、そのままの設定、すなわち標準設定で運転を継続させる。
本実施の形態では記憶するのは現在と前回の状態だけであるが、それ以前の状態を複数記憶できるようにした場合は、運転状態の端末数が0になり、その後、稼働状態の端末数が、0の状態が規定の回数続いた時点で、室内機200の運転を停止するよう制御を行うこともできる。検出周期における規定時間と、室内機200の運転を停止させるための稼働状態の端末数の0の継続回数とを、任意の値に変更することで、室内機200を停止させるまでの時間を任意の時間とすることができる。
執務者が不在になり一定時間が経過したものと同様な状態になったものと判別された時に、室内機200の運転を停止させることで、不要な空調による電力消費の削減が可能となる。
この場合、室内機200の停止時における図8での処理については、ステップS201でNOであれば、ステップS205、S206は行われず、室内機200は運転を開始せず停止状態のままである。また、室内機200の運転時の処理では、弱設定の運転は行われないので、ステップS303、S304、S309、S310のそれぞれの処理は行われない。さらに、ステップS312における判別は行われず、ステップS311において、運転状態の端末数が0であれば、室内機200の運転を停止する。
この制御方法においては、執務者の出入りが多い作業場所では空調が安定せず消費エネルギーが増加する可能性があるが、執務者の出入りが限定され一度不在状態になると長時間執務者が入出しない作業場所等では消費エネルギーが削減される可能性がある。
実施の形態2に係る空調制御システムは、端末の稼働状況に加えて、各端末を操作する人員を検出することにより、その空調領域内の実質的な人員とその履歴を把握し、空調機の制御を適切に行うものである。
本実施の形態に係る空調制御装置100は、図10に示すように、実施の形態1の構成に加え、端末使用検知部114と端末使用者数集計部115を備える。空調制御装置100は、端末500毎の使用者の特定、端末500の使用者数の集計をさらに行う。本実施の形態の空調管理システムの構成は、図1に示す実施の形態1の空調管理システム1000の構成と同様である。
端末使用検知部114が検出したユーザIDは、端末稼働状況記憶部151に記憶される。図11は、実施の形態2における端末稼働状況記憶部151に格納されるデータ例である。図11の構成は、実施の形態1のデータ例である図5の構成に、運転状態の端末500の現在の使用者を特定する情報である現在ユーザIDと、同端末500の前回の使用者を特定する情報である前回ユーザIDとを追加した構成に相当する。現在ユーザIDは現在運転状態の端末500にログインしているユーザのIDであり、前回ユーザIDは前回検出時点において運転状態の端末500にログインしていたユーザのIDである。一人の執務者が複数台の端末500を使用することも有り得るので、現在ユーザID、前回ユーザIDはそれぞれ重複する可能性もある。図11によれば、前回運転状態だった端末PC0002とPC0005は、ユーザIDがUSER0001のユーザとUSER0003のユーザにより使用されていた。現在動作状態についてみると、PC0002の端末500の動作状態は前回動作状態から変化していないが、PC0005の端末500の動作状態は停止状態へと変化している。PC0003とPC0004のそれぞれの端末500の動作状態は運転状態に変化しているが、現在ユーザIDは共にUSER0002であり、同一のユーザが現在2台の端末500を操作しているものとわかる。本実施の形態では、動作状態を記憶するのは現在と前回だけであるが、さらにそれ以前の動作状態およびその時点でのユーザIDを複数記憶できるようにしてもよい。
ステップS105において、端末稼働状況監視部110が対象となる端末500に情報取得要求信号を送信する際に、端末使用検知部114はユーザID取得要求信号を併せて端末500に送信する。ユーザID取得要求信号を受信した端末500は、運転状態であれば現在ログインしているユーザIDに係る情報を応答する。端末使用検知部114はユーザIDを受信したとき、上記端末500のユーザIDを、端末稼働状況記憶部151に現在ユーザIDとして記憶する。
詳細には、稼働端末集計部111は運転状態の端末数を集計しない。稼働端末集計部111は、端末使用者数集計部115により集計された現在ユーザIDの数と前回ユーザIDの数とを参照し、それぞれを、運転状態の現在端末数、運転状態の前回端末数として使用する。これは、執務者の人数を元に空調を制御するためであり、一人の執務者が複数台の端末を使用している状況であっても、あくまで運転状態にある端末は1台であるとして処理を行うことを意味する。また、端末使用者数の集計は空調領域600毎に行うので、同一の執務者が複数の空調領域600内の端末500にログインしていても、ユーザIDは空調領域600を跨いで一つとは集計しない。
また、スタンバイ状態、停止状態の端末数の集計については、稼働端末集計部111により、実施の形態1と同様に集計が行われる。
実施の形態3に係る空調制御システムも、端末の稼働状況に加えて、各端末を操作する人員の入退室を検出することにより、その空調領域内の実質的な人員とその履歴を把握し、空調機の制御を適切に行うものである。
図13は、本発明の実施の形態3に係る空調管理システムの構成例を示すブロック図である。実施の形態1および2の構成に、カードリーダ800が追加された構成となっている。カードリーダ800は、スイッチングハブ700を介してLANに接続されている。カードリーダ800は、建屋10の出入口に設置されている。図13では1つのカードリーダ800が示されているが、出入口のドアの内側と外側にそれぞれ1つずつカードリーダ800が配置されていてもよい。カードリーダ800により、執務者の建屋10への入退場管理を行う。
執務者が、IDカードをカードリーダ800にかざしてIDを読み込ませなければ、建屋10の入退場ができない方法であれば、カードリーダの数や設置場所は上述したものに限らない。さらに、執務者のIDと入退場の情報を、LANを介して空調制御装置100に送信することが可能であれば、IDカードとカードリーダ800以外を使用する方法でも構わない。
本実施の形態3における空調制御装置100は、図14に示すように、実施の形態2の構成に加え在場情報管理部116と在場情報参照部117を備え、さらに記憶部150に在場情報記憶部155を備える。空調制御装置100は、執務者毎に、建屋10に在場であるか不在であるかの情報である在場情報の、記憶と読み出しを行い、さらに在場情報を参照して空調制御信号の生成を行う。
在場情報管理部116は、LANを介して受信した入退場に係る情報から在場情報を生成する。そして、在場情報記憶部155は、在場情報管理部116により生成された在場情報を記憶する。
カードリーダ800が読み取った作業者のIDと、入退場に係る情報は、LANを介して空調制御装置100に送信される。在場情報管理部116は、空調制御装置100のLAN通信部122、入出力制御部120を介して上記作業者のIDと入退場に係る情報とを受信する。在場情報管理部116は、受け取った入退場に係る情報が入場を示すものであればそのIDの執務者を在場とし、退場を示すものであれば不在とする在場情報を生成し、在場情報記憶部155に格納する。
また、在場情報を閲覧する際は、在場情報管理部116が在場情報記憶部155に格納されている在場情報を読み出し、入出力制御部120、LAN通信部122を介して、閲覧側の端末に送信する。閲覧側の端末は、受信した在場情報を表示する。在場情報の閲覧には、端末とLANを用いなくても、空調制御装置100の入出力インターフェース121を使用して行うことも可能である。
例えば、USER0001に係る執務者は在場であり、USER0003に係る執務者は不在であることが示されている。図15に示される、入退場においてカードリーダ800が読み取るユーザIDは、端末500にログインする際に使用されるユーザIDと共通のものである。
なお、入退場においてカードリーダ800が読み取り使用するIDと、端末500のログインに使用するIDは、異なるものでもよい。その場合には執務者毎に各IDを対応づける必要があり、空調制御装置100の記憶部150またはLANに接続されたサーバ等の機器に各執務者と各IDとを対応づける情報を保持させる。
図16において、例えば、PC0002に係る固有ユーザIDはUSER0001である。またPC0001の端末500については、それを専用に用いる執務者が存在していないので、固有ユーザIDが登録されていない。PC0001に係る端末500は、例えば共用の端末500であり、複数の執務者によって用いられる端末500であり、専用に用いる執務者がいないため固有ユーザIDが登録されていない。またはPC0001に係る端末500はモバイル端末であり、使用する執務者は特定の一人に固定されているが、使用用途が限られており使用頻度が低いため固有ユーザIDが登録されていない。PC0003とPC0004に係る固有ユーザIDは共にUSER0002であり、PC0003とPC0004に係る端末500は同一の執務者により専用に用いられている。
実施の形態1、2における端末配置情報に固有ユーザIDを加えたものが実施の形態3における端末配置情報であり、端末配置情報記憶部152への格納と、格納された端末配置情報の閲覧の方法は実施の形態1、2の場合と同様である。
実施の形態3においては、さらに在場情報参照部117により、空調領域600毎に、執務者が少なくとも1人は在場か、全員不在かの在不在判別情報を読み出す。
なお、図17におけるステップS201からステップS206に係る処理は、ステップS205での判別結果による分岐先が異なる以外、それぞれ図8におけるステップS201からステップS206に係る処理と同様であるので、それぞれ図8と同じステップ番号とする。
なお、図18におけるステップS301からステップS313に係る処理は、ステップS311とステップS312でのそれぞれの判別結果による分岐先が異なる以外、それぞれ図9におけるステップS301からステップS313に係る処理と同様であるので、それぞれ図9と同じステップ番号とする。
なお、ステップS315において、室内機200を停止させるのではなく、弱設定における空調の運転を継続させることも可能である。この場合、ステップS310での弱設定よりもさらに弱い空調設定を設け、その設定において運転を継続させてもよい。
実施の形態4に係る空調制御システムは、端末の稼働状況に加えて、執務者の入退場に係る情報を検出することにより、その空調領域内の実質的な人員とその履歴を把握し、空調機の制御を適切に行うものである。
図19は、本発明の実施の形態4に係る空調管理システムの構成例を示すブロック図である。実施の形態3の構成に加えて、入退場管理装置900がスイッチングハブ700を介およびLANを介して空調制御装置100およびカードリーダ800と接続されている。その他の構成は実施の形態3と同じである。実施の形態3では、空調制御装置100が、執務者の入退場に係る情報から在場情報を生成し管理を行うが、本実施の形態4では、入退場管理装置900が在場情報の生成と管理を行う。空調制御装置100はスイッチングハブ700を介して入退場管理装置900から在場情報を取得して、室内機200の制御を行う。入退場管理装置900は、空調制御装置100およびカードリーダ800と、LANを介して通信が可能ならば、設置場所は制限されない。
入退場管理装置900は、図示しない記憶装置を有し、生成した在場情報をその記憶装置に記憶する。在場情報管理部116は、LAN通信部122、入出力制御120を介し、LANを経由して入退場管理装置900から在場情報を取得し、在場情報記憶部155に格納する。在場情報管理部116による在場情報取得は、端末稼働状況記憶部151が更新されるとき、稼働端末集計部111により稼働端末の集計に係る処理が行われるとき、または端末使用者数集計部115により端末使用者数の集計に係る処理が行われるとき、のいずれかのときと同時に行われ、かつ、在場情報参照部117により在場か不在かの判別処理が実行されるときよりも一定時間早く行われる。一定時間は、例えば、1分などである。在場情報管理部116による在場情報取得は、入退場管理装置900による在場情報の更新を在場情報管理部116が検知することにより、更新毎に行われてもよい。
なお、プロセッサ101は、図2の場合においては、端末稼働状況監視部110と稼働端末集計部111と空調制御信号生成部112と端末配置情報管理部113とに相当し、図10の場合においては、上記の各部と端末使用検知部114と端末使用者集計部115とに相当し、図14の場合においては上記の各部と在場情報管理部116と在場情報参照部117とに相当する。
メモリ102は、記憶部150に相当する。
またインターフェース103は、入出力制御部120と入出力インターフェース121とLAN通信部122と制御信号通信部123とに対応する。
プロセッサ101、メモリ102,およびインターフェース103で構成され、制御処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、上記動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROMなど)に格納して配布し、このコンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述した処理を実行する空調制御装置100を構成してもよい。また、インターネットなどの通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に前記コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロードすることで空調制御装置100を構成してもよい。
Claims (19)
- 空調領域と該空調領域を空調する室内空調機と該空調領域に配置された複数の端末とを対応付ける対応付情報を記憶する対応付情報記憶手段と、
前記空調領域に設置された各前記端末の動作状態を示す動作状態情報を取得する端末稼働状況監視部と、
前記端末稼働状況監視部が取得した前記動作状態情報に基づいて、前記空調領域に配置されている前記複数の端末を動作状態別に分け、各前記動作状態の前記端末の数を集計する集計部と、
前記集計部で得られた集計値に基づいて、前記室内空調機を制御するための制御信号を生成する制御信号生成部と、
を備え、
前記動作状態は、電源が投入されている稼働状態と電源が投入されていない停止状態とを含み、
前記端末稼働状況監視部は、前記稼働状態を示す稼働状態情報と前記停止状態を示す停止状態情報とを取得し、
前記稼働状態は、電源が投入されて使用されている運転状態と、電源が投入されて使用されていないスタンバイ状態とを含み、
前記端末稼働状況監視部は、前記稼働状態を示す稼働状態情報として、運転状態情報とスタンバイ状態情報とを、さらに取得する、
空調制御装置。 - 空調領域と該空調領域を空調する室内空調機と該空調領域に配置された複数の端末とを対応付ける対応付情報を記憶する対応付情報記憶手段と、
前記空調領域に設置された各前記端末の動作状態を示す動作状態情報を取得する端末稼働状況監視部と、
前記端末稼働状況監視部が取得した前記動作状態情報に基づいて、前記空調領域に配置されている前記複数の端末を動作状態別に分け、各前記動作状態の前記端末の数を集計する集計部と、
前記集計部で得られた集計値に基づいて、前記室内空調機を制御するための制御信号を生成する制御信号生成部と、
を備え、
前記動作状態は、電源が投入されている稼働状態と電源が投入されていない停止状態とを含み、
前記端末稼働状況監視部は、前記稼働状態を示す稼働状態情報と前記停止状態を示す停止状態情報とを取得し、
前記稼働状態は、電源が投入されて使用されている運転状態と、電源が投入された後、使用者が一時的に前記複数の端末から離れた状態であるスタンバイ状態とを含み、
前記端末稼働状況監視部は、前記稼働状態を示す稼働状態情報として、運転状態情報とスタンバイ状態情報とを、さらに取得する、
空調制御装置。 - 前記制御信号生成部は、前記集計部により求められた集計結果に基づいて、運転状態の端末の数が規定台数以上ならば、前記室内空調機の設定温度を下げる、
請求項1又は2に記載の空調制御装置。 - 前記制御信号生成部は、前記集計部により求められた集計結果に基づいて、運転状態の前記端末の数が0であり、スタンバイ状態の前記端末の数が1以上である場合に、前記室内空調機の運転を停止させる、または、前記室内空調機の運転の強度を弱めるための制御信号を生成する、
請求項1から3の何れか1項に記載の空調制御装置。 - 前記制御信号生成部は、前記集計部により求められた集計結果に基づいて、稼働状態の端末が1台以上になると、前記室内空調機の運転を開始させ、稼働状態の端末が0台の状態が規定時間以上継続すると、前記室内空調機の運転を停止する、制御信号を生成する、
請求項1から4の何れか1項に記載の空調制御装置。 - 前記端末の動作状態が稼働状態である場合に、前記端末の使用者を示す使用者情報を取得する端末使用検知部をさらに備え、
前記制御信号生成部は、前記使用者情報に基づいて、前記室内空調機を制御するための制御信号を生成する、
請求項1から5のいずれか1項に記載の空調制御装置。 - 前記使用者情報に基づいて、前記空調領域に配置されている端末の使用者数を集計する端末使用者数集計部をさらに備え、
前記制御信号生成部は、前記端末使用者数集計部により求められた使用者数に基づいて、前記室内空調機を制御するための制御信号を生成する、
請求項6に記載の空調制御装置。 - 前記制御信号生成部は、前記端末使用者数集計部により求められた前記空調領域内の使用者数が、規定人数以上になると、該空調領域の室内空調機の設定温度を下げるための制御信号を生成する、
請求項7に記載の空調制御装置。 - 前記空調領域を含む区域への入場と前記区域からの退場を管理し、作業者毎に前記区域内に在場しているか否かを示す在場情報を生成する第1の在場情報管理部をさらに備え、
前記制御信号生成部は、前記第1の在場情報管理部により生成された前記在場情報に基づいて、前記室内空調機を制御するための制御信号を生成する、
請求項7又は8に記載の空調制御装置。 - 前記空調領域を含む区域への入場と退場を検出する入退場管理装置から、作業者毎に前記区域内に在場しているか否かを示す在場情報を取得する第2の在場情報管理部をさらに備え、
前記制御信号生成部は、前記第2の在場情報管理部により取得された存場情報に基づいて、前記室内空調機を制御するための制御信号を生成する、
請求項7又は8に記載の空調制御装置。 - 前記空調領域に設置された端末専用の使用者が、在場か否かを判別する在場情報参照手段を備える、
請求項9又は10に記載の空調制御装置。 - 前記制御信号生成部は、前記在場情報参照手段の判別に基づいて、前記空調領域内に配置されている前記端末の専用の使用者が不在から在場に変化すると、前記空調領域を空調する前記室内空調機の運転を開始させ、在場から不在に変化すると、前記空調領域を空調する前記室内空調機の運転を停止又は運転の強度を弱める、ための制御信号を生成する、
請求項11に記載の空調制御装置。 - 前記対応付情報記憶手段は、
各空調領域とその空調領域を空調する前記室内空調機とを対応付ける情報と、
各室内空調機とその室内空調機が設置されている空調領域に配置された端末とを対応付ける情報と、
を別個に記憶する、
請求項1から12の何れか1項に記載の空調制御装置。 - 前記制御信号生成部は、前記集計部で得られた集計値の履歴に基づいて、前記室内空調機を制御する制御信号を生成する、
請求項1から13の何れか1項に記載の空調制御装置。 - 請求項1から14のいずれか1項に記載の空調制御装置と、前記空調制御装置により制御される空調機と、
を備える空調制御システム。 - 空調領域と該空調領域を空調する空調機と該空調領域に配置された複数の端末との対応関係を示す情報を管理し、
前記空調領域内の各前記端末の動作状態を判別し、
判別した動作状態と前記情報とに基づいて、前記空調領域に設置された室内空調機を制御し、
さらに、
前記動作状態は、電源が投入されている稼働状態と電源が投入されていない停止状態とを含み、
前記稼働状態を示す稼働状態情報と前記停止状態を示す停止状態情報とを取得し、
前記稼働状態は、電源が投入されて使用されている運転状態と、電源が投入されて使用されていないスタンバイ状態とを含み、
前記稼働状態を示す稼働状態情報として、運転状態情報とスタンバイ状態情報とを、さらに取得する、
空調制御方法。 - 空調領域と該空調領域を空調する空調機と該空調領域に配置された複数の端末との対応関係を示す情報を管理し、
前記空調領域内の各前記端末の動作状態を判別し、
判別した動作状態と前記情報とに基づいて、前記空調領域に設置された室内空調機を制御し、
さらに、
前記動作状態は、電源が投入されている稼働状態と電源が投入されていない停止状態とを含み、
前記稼働状態を示す稼働状態情報と前記停止状態を示す停止状態情報とを取得し、
前記稼働状態は、電源が投入されて使用されている運転状態と、電源が投入された後、使用者が一時的に前記複数の端末から離れた状態であるスタンバイ状態とを含み、
前記稼働状態を示す稼働状態情報として、運転状態情報とスタンバイ状態情報とを、さらに取得する、
空調制御方法。 - コンピュータに、
空調領域に配置されている複数の端末それぞれの動作状態を判別する処理、
前記空調領域に設置されている空調機を特定する処理、
判別した動作状態に基づいて特定した前記空調機を制御する処理、
前記動作状態は、電源が投入されている稼働状態と電源が投入されていない停止状態とを含み、前記稼働状態を示す稼働状態情報と前記停止状態を示す停止状態情報とを取得する処理、
前記稼働状態は、電源が投入されて使用されている運転状態と、電源が投入されて使用されていないスタンバイ状態とを含み、前記稼働状態を示す稼働状態情報として、運転状態情報とスタンバイ状態情報とを取得する処理、
を実行させるプログラム。 - コンピュータに、
空調領域に配置されている複数の端末それぞれの動作状態を判別する処理、
前記空調領域に設置されている空調機を特定する処理、
判別した動作状態に基づいて特定した前記空調機を制御する処理、
前記動作状態は、電源が投入されている稼働状態と電源が投入されていない停止状態とを含み、前記稼働状態を示す稼働状態情報と前記停止状態を示す停止状態情報とを取得する処理、
前記稼働状態は、電源が投入されて使用されている運転状態と、電源が投入された後、使用者が一時的に前記複数の端末から離れた状態であるスタンバイ状態とを含み、前記稼働状態を示す稼働状態情報として、運転状態情報とスタンバイ状態情報とを、さらに取得する処理、
を実行させるプログラム。
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