JP2014016091A - 空気調和システム、中央管理装置、遠隔制御器、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者に応じた運転制御や情報取得等の要求に基づいて、空調制御を行う。
【解決手段】自身を識別するための空気調和機識別情報を無線信号により送信する無線ICタグ41を有し、複数のエリアのそれぞれに少なくとも一台ずつ設置された複数の空気調和機と、複数の空気調和機を制御する中央管理装置1と、無線ICタグ41から送信された空気調和機識別情報を取得し、取得した空気調和機識別情報及び使用者を識別する使用者識別情報を中央管理装置1に送信する遠隔制御器5とを備え、中央管理装置1は、空気調和機識別情報、及びそれぞれの空気調和機が空調対象とするエリアを対応づけて記憶する空気調和機データベース17とを備え、空気調和機識別情報、及び使用者識別情報を取得すると、空気調和機データベース17を参照して当該使用者が存在するエリアである存在エリアを推定し、推定した存在エリアに基づいて、空気調和機の運転制御を行う。
【選択図】図9

Description

本発明は、遠隔操作が可能な複数台の空気調和機を備えた空気調和システム、この空気調和システムの中央管理装置、遠隔制御器、及びこの遠隔制御器のプログラムに関する。
従来、空気調和機に通信用ケーブルを介して接続され、空気調和機を遠隔操作する遠隔制御器(リモートコントローラ)が知られている。この遠隔制御器は、例えば室内の壁面等に固定され、使用者による設定入力を受けるとこれに応じた信号を空気調和機に送信し、また空気調和機から送信される運転状態等の情報を表示することが可能となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−112074号公報(第2頁、第3頁、図1)
店舗ビルやオフィスビル等の建物に設置される複数台の空気調和機を備えた空気調和システムにおいては、建物内が複数の空調エリアに分けられ、この空調エリア毎に一台あるいは複数台の空気調和機が設置されている。そして、一台あるいは複数台の空気調和機に対して、上記特許文献1に記載のような遠隔制御器が設けられているのが一般的である。
ここで、店舗ビルやオフィスビル等の建物の空気調和機は、例えば当該建物の空調システムを管理する空調管理者、空気調和機のメンテナンスを行うサービス担当者、店舗やオフィスで働く人、店舗やオフィスへの来客等、様々な属性を有する使用者によって利用される。
しかしながら、従来の技術では、上記のように様々な使用者が建物の空気調和機を利用するにもかかわらず、遠隔制御器を利用した空気調和機の操作や情報の閲覧は、一律に同様のことしか行うことができなかった。このため、例えば使用者の属性に応じた内容にて空気調和機の操作や情報の閲覧を行うことのできる空気調和システムが望まれていた。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、使用者に応じた運転制御や情報取得等の要求に基づいて、空調制御を行うことを目的とするものである。
本発明に係る空気調和システムは、自身を識別するための空気調和機識別情報を無線信号により送信する無線タグを有し、複数のエリアのそれぞれに少なくとも一台ずつ設置された複数の空気調和機と、前記複数の空気調和機を制御する中央管理装置と、前記無線タグから送信された前記空気調和機識別情報を取得し、取得した前記空気調和機識別情報、及び使用者を識別する使用者識別情報を前記中央管理装置に送信する遠隔制御器とを備え、前記中央管理装置は、前記空気調和機識別情報、及びそれぞれの前記空気調和機が空調対象とするエリアを対応づけて記憶する空気調和機データベースとを備え、前記空気調和機識別情報、及び前記使用者識別情報を取得すると、前記空気調和機データベースを参照して当該使用者が存在するエリアである存在エリアを推定し、推定した前記存在エリアに基づいて、前記空気調和機の運転制御を行うものである。
本発明によれば、使用者に応じた運転制御や情報取得等の要求に基づいて、空調制御を行うことができる。
実施の形態に係る空気調和システムのシステム構成図である。 実施の形態に係る室内機の概略外観図である。 実施の形態に係る遠隔制御器を説明する図である。 実施の形態に係る空気調和システムのブロック図である。 実施の形態に係る中央管理装置の使用者情報データベースの構成例を示す図である。 実施の形態に係る中央管理装置の室内機無線ICタグデータベースの構成例を示す図である。 実施の形態に係る中央管理装置の設定権限データベースの構成例を示す図である。 実施の形態に係る中央管理装置の使用者優先順位データベースの構成例を示す図である。 実施の形態に係る空気調和システムの動作フローチャートである。 実施の形態に係る空気調和システムの動作と作用を説明する図である。 実施の形態に係る空気調和システムの動作と作用を説明する図であり、図10に示す状態から使用者が移動した場合の例を示している。 実施の形態に係る空気調和システムの動作と作用を説明する図であり、図11に示す状態から使用者が移動した場合の例を示している。
以下、本発明に係る空気調和システムを、図面を参照して説明する。なお、以下に示す図面の形態によって本発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、実施の形態に係る空気調和システムのシステム構成図である。図1に示すように、本実施の形態の空気調和システム100は、中央管理装置1と、外部データベース2と、空気調和機の室外機3と、空気調和機の室内機4と、空気調和機を遠隔制御する遠隔制御器5と、無線通信機器6とを備える。この空気調和システム100は、一台又は複数台の室外機3に対して、それぞれ一台又は複数台の室内機4が接続されており、これら室外機3と室内機4との組み合わせにより、建物内のフロアやこのフロアをいくつかに分割したエリアそれぞれの空気調和を行う。なお、図1では、図示の関係上、一台の室外機3とこの室外機3に接続された三台の室内機4を示しているが、室外機3や室内機4の数は図示のものに限定されない。また、室外機3と室内機4を、空気調和機と総称する場合がある。
室外機3及び室内機4を遠隔操作するための操作端末(リモートコントローラ)である遠隔制御器5に使用者が操作入力を行うと、その操作入力に応じた信号が無線通信機器6を介して中央管理装置1に伝達され、中央管理装置1は受信した信号に基づいて室外機3及び室内機4の空気調和運転の制御を行う。なお、中央管理装置1は、通信用伝送線7を介して室外機3、室内機4、及び無線通信機器6に接続され、また、インターネット8を介して外部データベース2に接続されている。
図2は、実施の形態に係る室内機の概略外観図である。図2では、部屋の天井に設置される室内機4を例示しているが、壁に埋め込まれるタイプのもの、壁掛けタイプのもの、床置き形のもの等、任意のものを用いることができる。この室内機4には、無線ICタグ41(無線タグ)が取り付けられている。
無線ICタグ41は、室内機4を個体識別する室内機識別情報(空気調和機識別情報)を含む無線信号を、当該室内機4の下方等の周辺の空間に向けて常に送信するものである。無線ICタグ41が送信する無線信号に含まれる室内機識別情報は、空気調和システム100を構成する複数の室内機4のそれぞれに固有の情報であり、予め設定されているものである。無線ICタグ41は、室内機4の表面、使用者が携帯する遠隔制御器5との間で無線通信が可能な場所に取り付けられる。
図3は、実施の形態に係る遠隔制御器を説明する図であり、図3(a)は概略外観図、図3(b)は主要部のブロック図である。遠隔制御器5は、例えば、スマートフォン、PDA、ノート型PC、専用端末など、使用者が携帯可能であり、無線ICタグ41及び無線通信機器6との間で無線通信が可能な携帯端末51と、この携帯端末51で動作する遠隔制御器用アプリケーション52とによって実現される。スマートフォン等の携帯端末51にインストールされた遠隔制御器用のプログラムを、携帯端末51のCPUが実行することにより、遠隔制御器用アプリケーション52が動作する。本実施の形態では、このような携帯端末51と遠隔制御器用アプリケーション52とを併せて、遠隔制御器5と称する。
本実施の形態の遠隔制御器5は、操作表示部53と、無線送受信器54とを備える。操作表示部53は、例えば、操作入力を受け付ける入力部と、空気調和機の運転状態等を含む各種情報を表示する表示部とを備える。特に限定されないが、操作表示部53の入力部は、例えば、タッチパネルやハードウェアボタンによって実現され、操作表示部53の表示部は、例えば、液晶画面や有機EL画面によって実現される。
無線送受信器54は、無線信号の送受信手段であり、室内機4の無線ICタグ41から送信される室内機4の識別情報を含む無線信号を受信するとともに、無線ICタグ41から受信した信号の電波強度を測定する。また、無線送受信器54は、無線通信機器6との間で無線信号の送受信を行うことができる。無線送受信器54は、本実施の形態では、無線信号の送受信に用いられるアンテナ、信号処理及び電波強度の測定を行う回路等を含む。以下、遠隔制御器用アプリケーション52は、無線送受信器54を介して無線ICタグ41や無線通信機器6と無線通信を行うものとして説明する。
図4は、実施の形態に係る空気調和システムのブロック図である。
遠隔制御器5は、中央管理装置1に対して認証要求を行うため、使用者の使用者識別情報及びパスワードを無線通信により中央管理装置1に送信する使用者認証要求処理を行う。また、遠隔制御器5は、室内機4に取り付けられた無線ICタグ41から無線通信により空調機識別情報を取得し、無線ICタグ41から受信した信号の電波強度とともに空調機識別情報を無線通信により中央管理装置1に送信する。また、遠隔制御器5は、自身が存在するエリアの空気調和機の運転制御に関する要求(運転制御要求)や状態取得に関する要求(状態取得要求)、あるいは外部データベース2からの情報取得に関する要求(情報取得要求)を、無線通信により中央管理装置1に送信する。
無線通信機器6は、中央管理装置1に通信用伝送線7により通信接続されるとともに、遠隔制御器5との間で無線通信を行うことのできる装置である。無線通信機器6は、中央管理装置1と遠隔制御器5との間の通信を仲介する。
外部データベース2は、例えば空気調和システム100のメーカー(製造者)が提供するデータベースであり、空気調和機の室外機3や室内機4の設置、運転等に関するマニュアルや、提供可能なメンテナンス等のサービス情報、空気調和システム100にて発生している不具合の類似不具合情報、不具合の対応情報等を保持する。外部データベース2は、インターネット8を介して中央管理装置1に通信接続されており、中央管理装置1からの要求に応じた情報を中央管理装置1に送信する。
室外機3は、中央管理装置1の空気調和機制御部15より送信された運転制御要求や状態取得要求の信号を、その信号に対応する室内機4に対して送信する。
また、室外機3は、運転制御要求に対する応答として室内機4から返信される運転制御結果や、状態取得要求に対する応答として室内機4から返信される状態情報を取得し、取得した応答を中央管理装置1に送る。
室内機4は、室外機3から送信される運転制御要求や状態取得要求の信号を受信する。
室内機4は、運転制御要求を受信した場合には、受信した要求を自身の運転制御に関する設定に反映させ、その反映させた結果を運転制御結果として室外機3に送信する。
また、室内機4は、状態取得要求を受信した場合には、受信した要求に対応する自身の状態情報を、室外機3に送る。
中央管理装置1は、遠隔制御器5から送られる運転制御要求や状態取得要求に基づいて、空気調和機の運転制御、空気調和機の状態の取得、及び外部データベース2からの情報の取得を行う。中央管理装置1は、使用者認証処理部11、使用者位置推定処理部12、要求解析部13、画面生成部14、空気調和機制御部15、使用者情報データベース16、空気調和機データベース17、使用者権限データベース18、及び使用者優先順位データベース19を備える。中央管理装置1は、物理的には、CPUと記憶装置(ともに図示せず)を少なくとも有している。
使用者情報データベース16、空気調和機データベース17、使用者権限データベース18、及び使用者優先順位データベース19は、例えば読み書き可能な記憶装置に記憶される。各データベースの構成例を説明する。
図5は、実施の形態に係る中央管理装置の使用者情報データベースの構成例を示す図である。使用者情報データベース16は、使用者領域161、使用者識別情報領域162、パスワード領域163、使用者の属性領域164、操作対象エリア領域165を有しており、使用者毎にこれらの情報を記憶する。
使用者領域161には、使用者の名称が記憶される。なお、使用者の名称は、管理担当者等による使用者情報データベース16の閲覧やメンテナンスを容易にするために設けられた項目であり、必ずしも使用者領域161を設けなくてもよい。
使用者識別情報領域162には、使用者に固有に設定され、使用者を個別に識別するための使用者識別情報が記憶される。
パスワード領域163には、使用者識別情報に対応したパスワード情報が記憶される。
使用者の属性領域164には、使用者の属性が記憶される。中央管理装置1においては、予め、任意の名称にて複数種類の使用者の属性が準備されており、各使用者に対し、複数種類の使用者の属性の中からいずれかのものが設定される。
操作対象エリア領域165は、使用者が中央管理装置1に対して空気調和機の運転制御に関する操作を行うことのできる空調対象エリアが記憶される。なお、すべてのエリアにおいてすべての使用者が空気調和機の運転制御を行えるようにしておく場合には、すべての使用者の操作対象エリア領域165には、「全エリア」と設定される。この場合、必ずしも操作対象エリア領域165を設けなくてもよい。
この使用者情報データベース16への使用者情報の登録は、管理担当者による事前登録、遠隔制御器5を介した使用者からの申請による登録、あるいはこれらの組み合わせによって行われる。遠隔制御器5からの申請により使用者情報を登録する場合には、本実施の形態では、使用者認証処理部11がその機能を司ることができる。管理担当者によって使用者情報を事前登録しておく方法を採用する場合には、事前登録されていない使用者による一時的なアクセスを可能とするため、一時利用者用の使用者情報を予め使用者情報データベース16に記憶しておくことができる。図5の例では、「一般ゲスト」を一時利用者用の使用者情報としている。なお、使用者情報データベース16への使用者情報の登録方法については、空気調和システム100が使用される環境に応じて任意に変更可能である。
図6は、実施の形態に係る中央管理装置の室内機無線ICタグデータベースの構成例を示す図である。空気調和機データベース17は、空気調和機識別情報領域171と、空調エリア領域172とを備え、室内機4とその室内機4が設置されたエリアとの対応関係を記憶する。
空気調和機識別情報領域171には、室内機4を個体識別する識別情報が記憶される。室内機4を個体識別する識別情報は、各室内機4に取り付けられた無線ICタグ41から送信される識別情報と同じ、あるいはこれと一対一に対応する情報である。
空調エリア領域172には、室内機4が設置されているエリア、すなわち室内機4が空調対象とする空調エリアが記憶される。
空気調和機データベース17への情報の登録は、空気調和システム100の管理担当者等によって事前に行われる。
図7は、実施の形態に係る中央管理装置の設定権限データベースの構成例を示す図である。使用者権限データベース18は、使用者の属性領域181と、対象エリアにおける操作閲覧項目領域182と、非対象エリアにおける操作閲覧項目領域183とを備える。
使用者の属性領域181には、使用者の属性が記憶される。この使用者の属性は、図5で示した使用者情報データベース16の使用者の属性領域164に記憶される使用者の属性と対応している。
対象エリアにおける操作閲覧項目領域182には、各使用者の属性毎に、操作対象エリア(図5の操作対象エリア領域165参照)において空気調和機に対して操作可能な項目及び外部データベース2に格納された情報のうち閲覧可能な項目が記憶される。図7の例では、属性「I(一般ユーザA)」の場合、空気調和機の「発停設定」、「運転モード設定」、「温度設定」、「風向設定」、「風量設定」の設定を行うことができ、また、「簡易異常表示」の状態の閲覧を行うことができるが、その他の項目については設定及び状態の閲覧を行うことができない。
非対象エリアにおける操作閲覧項目領域183には、各使用者の属性毎に、非対象エリアにおいて空気調和機に対して操作可能な項目及び閲覧可能な項目が記憶される。ここで、非対象エリアとは、空気調和システム100が設置された建物内のエリアのうち、図5の使用者情報データベース16において使用者の属性毎に設定された操作対象エリアを除くエリアのことをいう。図7の例では、属性「I(一般ユーザA)」の場合、空気調和機の「発停設定」、「運転モード設定」、「温度設定」、「風向設定」、「風量設定」、「簡易異常表示」の状態の閲覧を行うことができるが、その他の項目については状態の閲覧を行うことができず、また、すべての項目について設定を行うことができない。
また、図7の例では、属性「IV(ビル管理者)」、「V(サービスマン)については、建物全体を対象エリアとしていて非対象エリアが存在しないため、非対象エリアにおける操作閲覧項目領域183は斜線表示としている。
図8は、実施の形態に係る中央管理装置の使用者優先順位データベースの構成例を示す図である。使用者優先順位データベース19は、使用者の属性領域191と、優先順位領域192とを備える。
使用者の属性領域191には、使用者の属性が記憶される。この使用者の属性は、図5で示した使用者情報データベース16の使用者の属性領域164に記憶される使用者の属性と対応している。なお、本実施の形態では、使用者の名称はいずれか一つの使用者の属性に対応しており、図8に例示する「サービスマン」等の使用者の名称を使用者の属性領域191に記憶してもよい。
優先順位領域192には、空気調和システム100が設置された建物内のエリア毎に、各使用者の属性の優先順位が記憶される。図8の例では、優先順位領域192に記憶される数字が大きいほど、優先順位が高いことを示している。また、各使用者の属性の非対象エリアについては、優先順位が設定されていない(「一般ゲスト」、「一般ユーザA」のエリア「社長室」に対応する欄を参照)。
図4の説明を続ける。
使用者認証処理部11は、遠隔制御器5から送信された使用者識別情報及びパスワード情報を受信すると、当該受信した使用者情報及びパスワード情報が使用者情報データベース16に記憶されているか否かを確認することにより、使用者の認証処理を行う。
使用者認証処理部11は、使用者を認証できた場合、すなわち遠隔制御器5から送信された使用者識別情報及びパスワード情報が使用者情報データベース16に記憶されている場合には、当該使用者の属性を、使用者位置推定処理部12に送る。
一方、使用者認証処理部11は、使用者を認証できなかった場合、すなわち遠隔制御器5から送信された使用者識別情報及びパスワード情報が使用者情報データベース16に記憶されていない場合には、認証不可であるとしてその結果を画面生成部14に送る。
使用者位置推定処理部12は、室内機4の無線ICタグ41から送信された信号の電波強度を遠隔制御器5から取得すると、電波強度の判定を行う。そして、使用者位置推定処理部12は、電波強度が最も強く検出された室内機4の無線ICタグ41により送信された室内機4の識別情報について、空気調和機データベース17を参照して当該室内機4の空調対象エリアを特定し、この特定したエリアを使用者が現在位置する存在エリアであると判定し、結果を要求解析部13に送る。
要求解析部13は、使用者認証処理部にて使用者の認証に成功した場合、遠隔制御器5から送信された空気調和機の運転制御要求や状態取得要求の内容を解析する。そして、要求解析部13は、使用者権限データベース18を参照し、使用者位置推定処理部12から送られた使用者の存在エリア(操作対象エリアか非対象エリアか)の情報、及び使用者の属性に基づいて、遠隔制御器5から送信された運転制御要求や状態取得要求、情報取得要求が、当該使用者に許可された権限の範囲内のものであるか否かを判定し、その判定結果を画面生成部14に送信する。
また、遠隔制御器5から送られた要求が、運転制御要求である場合には、要求解析部13は、使用者優先順位データベース19を参照し、使用者の現在位置に対応するエリアの室内機4に対する、当該使用者の優先順位を取得する。そして、現在当該エリアに存在する使用者からの運転制御要求のうち、当該エリアの室内機4に対して設定変更の優先順位が最も高いものを選択し、選択した運転制御要求を空気調和機制御部15に送る。図8に例示したように、使用者の優先順位はエリア毎に設定されているので、遠隔制御器5を携帯した使用者があるエリアから他のエリアへ移動すると、各エリアの空気調和機に対して優先順位の高い使用者が変化しうる。
また、遠隔制御器5から送られた要求が、状態取得要求あるいは情報取得要求である場合には、要求解析部13は、使用者権限データベース18を参照し、当該使用者の権限の範囲内のものについては空気調和機制御部15に送る。
空気調和機制御部15は、要求解析部13から運転制御要求や状態取得要求を取得すると、その運転制御要求や状態取得要求に基づく制御信号を、室外機3又は外部データベース2に送信する。また、空気調和機制御部15は、状態取得要求に基づく信号を室外機3や外部データベース2に送信した場合には、その応答信号を、室外機3や外部データベース2から取得し、取得した情報を画面生成部14に送る。
画面生成部14は、使用者認証処理部11、要求解析部13から取得した情報に基づいて、遠隔制御器5に表示させる画面情報を生成し、生成した画面情報を遠隔制御器5に送信する。
より具体的には、画面生成部14は、使用者認証処理部11から使用者の認証が不可である旨の情報を取得した場合には、使用者識別情報とパスワードのいずれか又は両方が使用者情報データベース16に記憶された情報と一致しない旨の画面情報を生成して、遠隔制御器5に送信する。
また、画面生成部14は、遠隔制御器5から送られた運転制御要求や状態取得要求等の要求が、使用者の権限の範囲内であれば、設定可能な項目を入力するための画面情報を生成し、生成した画面情報を遠隔制御器5に送信する。
このような構成において、本実施の形態に係る空気調和システム100の動作概要を説明する。図9は、実施の形態に係る空気調和システムの動作フローチャートである。
携帯端末51に遠隔制御器用のプログラムがインストールされていない場合には(S101;No)、使用者は、遠隔制御器用のプログラムを空気調和システム100のメーカーのホームページ等を介して携帯端末51にダウンロードし(S102)、ダウンロードしたプログラムを携帯端末51にインストールする(S103)。これにより、遠隔制御器用アプリケーション52が携帯端末51で動作し、携帯端末51は遠隔制御器5として機能することが可能になる。なお、携帯端末51に既に遠隔制御器用アプリケーション52が存在する場合には、ステップS102、S103の処理は不要である。
遠隔制御器用のプログラムがインストールされた携帯端末51において(S101;Yes)、使用者は、遠隔制御器用アプリケーション52を起動する(S104)。中央管理装置1に対して使用者情報が登録されていない場合、すなわち使用者情報データベース16に使用者の情報が記録されていない場合には(S105;No)、使用者は、遠隔制御器5に使用者情報を入力する(S106)。使用者からの入力を受けると、遠隔制御器5は、入力された使用者情報を含む登録要求信号を、中央管理装置1に送信する(S107)。
中央管理装置1は、遠隔制御器5から使用者情報を取得すると、使用者に対して使用者識別情報及びパスワード情報を発行して使用者情報データベース16に必要な情報を記憶させ(S201)、発行した使用者識別情報及びパスワードを遠隔制御器5に送信する(S202)。なお、遠隔制御器5が既に中央管理装置1に対して登録されていて、使用者識別情報及びパスワード情報を取得している場合には、ステップS106、S107、S201、S202の処理は不要である。
使用者情報を登録済みの遠隔制御器5において(S105;Yes)、使用者は、遠隔制御器5に使用者識別情報及びパスワード情報を入力する(S108)。使用者からの入力を受けると、遠隔制御器5は、入力された使用者識別情報及びパスワード情報を含む認証要求信号を、中央管理装置1に送信する(S109)。また、遠隔制御器5は、室内機4の無線ICタグ41から送信される室内機4の空調機識別情報を取得しており、取得した室内機4の空調機識別情報を無線ICタグ41から送信される信号の電波強度を、ステップS109において認証要求信号とともに中央管理装置1に送信する。
中央管理装置1は、遠隔制御器5から認証要求信号を取得すると、認証要求信号に含まれる使用者識別情報及びパスワード情報が、使用者情報データベース16に記憶されているかにより、使用者の認証を行う(S203)。
認証できない場合は(S203;認証失敗)、中央管理装置1は、認証に失敗した旨の画面情報を遠隔制御器5に送信する(S204)。図9には図示しないが、遠隔制御器5には、例えば使用者識別情報及びパスワード情報のいずれか又は両方が中央管理装置1に記憶されているものと一致しない旨の画面が表示され、これによって使用者は中央管理装置1により認証されなかったことを認識することができる。
認証できた場合は(S203;認証成功)、中央管理装置1は、使用者の属性及び現在位置の判定を行い、この使用者の属性や現在位置に基づいて、空気調和機の運転制御に関する設定や状態の閲覧に関する項目を入力するための画面情報を生成し(S205)、生成した画面情報を遠隔制御器5に送信する(S206)。このように、遠隔制御器5による空気調和機の制御や状態取得に先行して、中央管理装置1において遠隔制御器5の認証を行うので、不定の使用者によって空気調和機が制御されるのを防ぐことができる。
遠隔制御器5は、中央管理装置1から送信された設定入力の画面情報を取得すると、その情報に基づいて入力画面を表示する(S110)。
使用者は、表示された入力画面を参照して空気調和機に対する設定や状態を取得する要求を遠隔制御器5に入力する(S111)。使用者からの入力を受けると、遠隔制御器5は、入力された運転制御要求や状態取得要求に基づく信号を、中央管理装置1に送信する(S112)。
中央管理装置1は、遠隔制御器5から運転制御要求や状態取得要求の信号を取得すると、送信元の遠隔制御器5の使用者の現在位置における当該使用者の優先順位を判定し、その優先順位に応じた処理を実行する(S207)。
例えば、遠隔制御器5から空気調和機に対する運転制御要求を取得した場合には、中央管理装置1は、当該使用者の優先順位がエリア内に存在する他の使用者よりも高ければ、その運転制御要求に基づく制御信号を室外機3に送信する(S208)。中央管理装置1からの制御信号を受けた室外機3は、制御信号に基づいて運転を行うとともに、この制御信号に対応する室内機4にも制御信号を送信する(S301)。
また例えば、遠隔制御器5から外部データベース2に記憶された情報の閲覧要求を取得した場合には、中央管理装置1は、外部データベース2に対して情報を要求する信号を送信する(S209)。中央管理装置1からの信号を受けた外部データベース2は、要求された情報を含む応答信号を中央管理装置1に送信する(S401)。なお、図示しないが、外部データベース2からの情報を取得した中央管理装置1は、その情報を遠隔制御器5に送信する。
なお、図9のステップS205の説明では、中央管理装置1は、使用者の属性や現在位置に基づいて、当該使用者が空気調和機の運転制御に関する設定や状態の閲覧を行うことができる項目のみを入力可能な画面情報を、遠隔制御器5に送信するものとして説明した。このようにすることで、遠隔制御器5においては、使用者が設定や閲覧不可能な項目は表示されないため、使用者が設定・閲覧可能な項目と不可能な項目とで混乱するのを回避することができる。
しかし、使用者が設定・閲覧可能な項目のみを入力可能な画面情報を遠隔制御器5に表示するのではなく、使用者によらず同じ画面を遠隔制御器5に表示してもよい。この場合、使用者が設定・閲覧不可能な項目について入力を行った場合には、中央管理装置1は、設定・閲覧不可能な項目(使用者の権限の範囲外の項目)であることを示す画面情報を生成して生成した画面情報を遠隔制御器5に送信し、遠隔制御器5では送信された画面を表示するとよい。
次に、複数のエリアを有する建物200内に空気調和システム100が設置された場合を例に、空気調和システム100の動作と作用を、図10〜図12を参照して説明する。なお、図10〜図12で説明する例では、建物200は、フロア1、フロア2、フロア3という三階建ての建物である。フロア1には会議室1と会議室2という2つのエリアがある。フロア2は、エリア2−1、2−2、2−3という3つのエリアがある。フロア3には、エリア3−1、3−2、社長室という3つのエリアがある。各エリアには、それぞれ、一台又は複数台の室内機4が設置されている。
また、建物200には、一般ユーザA(属性I)、上級ユーザである社長(属性II)、VIPゲスト(属性VII)、という3人の使用者が存在し、各使用者が遠隔制御器5を携帯しているものとして説明する。
図10は、実施の形態に係る空気調和システムの動作と作用を説明する図である。図10に示す例では、一般ユーザA、社長、及びVIPゲストが会議室1に在室している。この状態において、3名の使用者からそれぞれ空気調和機の設定温度を変更する要求が送られたとする。そうすると、図8の使用者優先順位データベース19に示すように、会議室1において3名の使用者のうち最も優先順位が高いのはVIPゲストであるので、会議室1の空気調和機に対しては、VIPゲストから送られた設定温度が反映される。
なお、図8の使用者優先順位データベース19に示すように、本実施の形態では会議室1におけるVIPゲストの優先順位は、ビル管理者や1階フロア管理者の優先順位よりも高い。このため、例えば既にビル管理者や1階フロア管理者によって会議室1の空気調和機の設定がなされている場合であっても、VIPゲストによる設定が優先されることとなる。一方、会議室1におけるVIPゲストの優先順位は、サービスマンよりは低いため、例えば既にサービスマンによって会議室1の空気調和機の設定がなされている場合には、サービスマンによる設定が優先され、VIPゲストによる設定は空気調和機の運転に反映されない。
また、図10に例示する会議室1において、一般ユーザA、社長、及びVIPゲストのそれぞれから、空気調和機の運転状態、運転状態、省エネ状態等の情報の閲覧を要求する状態取得要求が送られた場合には、各使用者の遠隔制御器5には、各使用者の権限の範囲内の情報が送られる。このことは、図11、図12に示す例であっても同様である。
図11は、実施の形態に係る空気調和システムの動作と作用を説明する図であり、図10に示す状態から使用者が移動した場合の例を示している。図11に示す例では、一般ユーザA、社長、及びVIPゲストがエリア2−3に在室している。この状態において、3名の使用者からそれぞれ空気調和機の設定温度を変更する要求がなされたとする。そうすると、図8の使用者優先順位データベース19に示すように、エリア2−3において3名の使用者のうち最も優先順位が高いのは一般ユーザAであるので、エリア2−3の空気調和機に対しては一般ユーザAから送られた設定温度が反映される。
なお、図8の使用者優先順位データベース19に示すように、本実施の形態ではエリア2−3における一般ユーザAの優先順位は、2階フロア管理者やビル管理者、サービスマンよりも低い。このため、例えば既に2階フロア管理者やビル管理者、サービスマンによってエリア2−3の空気調和機の設定がなされている場合には、それらの設定が優先され、一般ユーザAによる設定は空気調和機の運転に反映されない。
図12は、実施の形態に係る空気調和システムの動作と作用を説明する図であり、図11に示す状態から使用者が移動した場合の例を示している。図12に示す例では、一般ユーザA、社長、及びVIPゲストが社長室に在室している。図5の使用者情報データベース16に示すように、社長室は一般ユーザAの対象エリアではないため、一般ユーザAは社長室の空気調和機に対する設定を行うことができない。一方、社長とVIPゲストは、社長室を対象エリアとしており、この2名の使用者からそれぞれ空気調和機の設定温度を変更する要求がなされたとする。そうすると、図8の使用者優先順位データベース19に示すように、社長室において2名の使用者のうち最も優先順位が高いのは社長であるので、社長室の空気調和機に対しては社長から送られた設定温度が反映される。
なお、図8の使用者優先順位データベース19に示すように、本実施の形態では社長室における社長の優先順位は、3階フロア管理者やビル管理者、サービスマンよりも低い。このため、例えば既に3階フロア管理者やビル管理者、サービスマンによって社長室の空気調和機の設定がなされている場合には、それらの設定が優先され、社長による設定は空気調和機の運転に反映されない。
以上のように本実施の形態によれば、使用者に応じた空気調和機の運転制御や状態取得等の要求に基づいて、空調制御を行うことができる。
また、遠隔制御器5が室内機4の無線ICタグ41から取得した無線信号の電波強度に基づいて、遠隔制御器5を携帯する使用者の位置を特定するようにした。このため、複数の室内機4が設置された室内に在室する場合であっても、使用者は、携帯する遠隔制御器5に対して所望の操作入力を行うだけで、複数の室内機4のうち自身の近傍のものに対して要求を送信することができる。なお、上記実施の形態では、複数のエリアのそれぞれに、空気調和機が1台ずつ設置される空気調和システム等、エリア内に隣接する空気調和機がない環境に設置される空気調和システムにおいては、電波強度に基づく遠隔制御器5の位置の特定を行わなくてもよい。
また、使用者に応じて空気調和機に対する運転制御や状態取得についての権限範囲を設定可能な構成とした。このため、建物内の空気調和システム100を管理する立場にあるビル管理者やサービスマン等は、より専門的な項目について操作可能とすることができ、また、建物内の空気調和システム100を専ら利用する立場にある一般ユーザや来客等は、一般的な項目についてのみ操作可能とするといったことが実現できる。また、このような操作項目について自由度の高い遠隔制御器5を、それぞれ専用の操作端末を製作することなく実現できるので、製造コストやメンテナンスコストを低減することができる。
また、使用者に応じて各エリアにおける優先順位を設定可能な構成とした。このため、同じエリア内に複数の使用者が存在する場合でも、空気調和機が設置されたエリアにおける使用者の優先順位を予め設定しておくことで、エリアの特性に応じた空調制御を行うことができる。
また、従来のように部屋の壁面等に固定された遠隔制御器では、部屋を利用する使用者は遠隔制御器の場所まで移動して遠隔制御器への操作入力や情報閲覧を行わなければならず、使用者が煩わしさを感じることがあった。しかしながら、本実施の形態によれば、遠隔制御器5は使用者が自由に携帯可能であるので、使用者は壁等に設置された遠隔制御器のところまで移動する必要がなく、使用者の使い勝手を向上させることができる。
また、従来のように部屋の壁面等に固定された遠隔制御器は、何台かの室内機に対して一台の遠隔制御器が設置されるのが一般的である。このため、室内機と遠隔制御器とが必ずしも近くに設置されているわけではなく、部屋を利用する使用者は、自身の周囲の室内機に対する操作を行うためにどの遠隔制御器を用いればよいのか予め把握しておく必要があり、直感的な操作を行うのが困難であった。しかし、本実施の形態によれば、使用者が遠隔制御器5に運転制御や状態取得に関する要求を入力すると、使用者が携帯する遠隔制御器5の近くにある室内機4に対してその要求が反映されるので、使用者は直感的な操作が可能であって使い勝手がよい。
なお、上記説明では、遠隔制御器5をスマートフォン、PDA、ノート型PC、専用端末等の携帯端末51を用いて実現した例を示した。このような構成の他にも、無線送受信器を有し使用者の識別情報や使用者の好みに合わせた空気調和機の設定が事前に登録された入門証タイプのデバイスにより遠隔制御器5を実現してもよい。この入門証タイプのデバイスは、例えば建物を利用する使用者に事前に配布する、あるいは建物の受け付け等で上述の設定を行った上で使用者に貸し出すといった運用も可能となる。
また、各図で図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1 中央管理装置、2 外部データベース、3 室外機、4 室内機、5 遠隔制御器、6 無線通信機器、7 通信用伝送線、8 インターネット、11 使用者認証処理部、12 使用者位置推定処理部、13 要求解析部、14 画面生成部、15 空気調和機制御部、16 使用者情報データベース、17 空気調和機データベース、18 使用者権限データベース、19 使用者優先順位データベース、41 無線ICタグ、51 携帯端末、52 遠隔制御器用アプリケーション、53 操作表示部、54 無線送受信器、100 空気調和システム、161 使用者領域、162 使用者識別情報領域、163 パスワード領域、164 使用者の属性領域、165 操作対象エリア領域、171 空気調和機識別情報領域、172 空調エリア領域、181 使用者の属性領域、182 対象エリアにおける操作閲覧項目領域、183 非対象エリアにおける操作閲覧項目領域、191 使用者の属性領域、192 優先順位領域、200 建物。

Claims (13)

  1. 自身を識別するための空気調和機識別情報を無線信号により送信する無線タグを有し、複数のエリアのそれぞれに少なくとも一台ずつ設置された複数の空気調和機と、
    前記複数の空気調和機を制御する中央管理装置と、
    前記無線タグから送信された前記空気調和機識別情報を取得し、取得した前記空気調和機識別情報、及び使用者を識別する使用者識別情報を前記中央管理装置に送信する遠隔制御器とを備え、
    前記中央管理装置は、
    前記空気調和機識別情報、及びそれぞれの前記空気調和機が空調対象とするエリアを対応づけて記憶する空気調和機データベースとを備え、
    前記空気調和機識別情報、及び前記使用者識別情報を取得すると、前記空気調和機データベースを参照して当該使用者が存在するエリアである存在エリアを推定し、
    推定した前記存在エリアに基づいて、前記空気調和機の運転制御を行う
    ことを特徴とする空気調和システム。
  2. 前記中央管理装置は、
    前記使用者識別情報、使用者の属性、及び使用者が要求を前記空気調和機の制御に反映させることのできるエリアである操作対象エリアを対応づけて記憶する使用者情報データベースとを備え、
    前記空気調和機識別情報、及び前記使用者識別情報を取得すると、
    前記存在エリアが、当該使用者の前記操作対象エリアであるか否かを、前記使用者情報データベースを参照して判定し、
    前記存在エリアが、当該使用者の前記操作対象エリアであれば、この存在エリアを空調対象とする前記空気調和機を、前記遠隔制御器から送られた要求に基づいて制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の空気調和システム。
  3. 前記中央管理装置は、
    前記使用者の属性、及び前記空気調和機への運転制御と状態取得に関する要求の権限の範囲を対応づけて記憶する使用者権限データベースを備え、
    前記権限を有する使用者の前記遠隔制御器から送られた要求に基づいて、前記空気調和機を制御する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和システム。
  4. 前記遠隔制御器は、
    前記空気調和機に対する要求の送信に先行して、前記使用者識別情報及び前記空気調和機識別情報を前記中央管理装置に送信する使用者認証要求処理を行い、
    前記中央管理装置は、
    前記使用者認証要求処理により送信された前記使用者識別情報及び前記空気調和機識別情報を取得すると、前記空気調和機データベース、前記使用者情報データベース、及び前記使用者権限データベースを参照して当該使用者の前記権限の範囲内の運転制御及び状態取得の項目を選択し、選択された項目の入力画面を表示するためのデータを前記遠隔制御器に送信する
    ことを特徴とする請求項2に従属する請求項3記載の空気調和システム。
  5. 前記中央管理装置は、
    前記使用者の属性、及び各エリアにおける優先順位を対応づけて記憶する使用者優先順位データベースを備え、
    一のエリア内において複数の使用者の前記遠隔制御器から送信された前記空気調和機に対する要求を受信した場合には、前記使用者優先順位データベースを参照して最も優先順位の高い使用者を判定し、最も優先順位の高い使用者の前記遠隔制御器から送られた要求に基づいて当該エリアを空調対象とする前記空気調和機を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の空気調和システム。
  6. 前記遠隔制御器は、
    前記無線タグから送信された前記空気調和機識別情報を含む無線信号の電波強度を測定し、測定した前記電波強度を前記空気調和機識別情報とともに前記中央管理装置に送信し、
    前記中央管理装置は、
    前記遠隔制御器から送信された複数種類の前記空気調和機識別情報を受信した場合には、最も強い前記電波強度に対応する前記空気調和機識別情報に基づいて前記存在エリアを推定する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の空気調和システム。
  7. 使用者により操作される遠隔制御器から送られた信号に基づいて、複数のエリアのそれぞれに少なくとも一台ずつ設置された複数の空気調和機を制御する中央管理装置であって、
    それぞれの前記空気調和機を識別する空気調和機識別情報、及びそれぞれの前記空気調和機が空調対象とするエリアを対応づけて記憶する空気調和機データベースを備え、
    前記遠隔制御器から送信された前記空気調和機識別情報、及び前記使用者識別情報を取得すると、前記空気調和機データベースを参照して当該遠隔制御器を操作する使用者が存在するエリアである存在エリアを推定し、
    推定した前記存在エリアに基づいて、前記空気調和機の運転制御を行う
    ことを特徴とする中央管理装置。
  8. 使用者を識別する使用者識別情報を、使用者の属性、及び使用者が要求を前記空気調和機の制御に反映させることのできるエリアである操作対象エリアを対応づけて記憶する使用者情報データベースを備え、
    前記遠隔制御器から送信された前記空気調和機識別情報、及び前記使用者識別情報を取得すると、
    前記存在エリアが、当該使用者の前記操作対象エリアであるか否かを、前記使用者情報データベースを参照して判定し、
    前記存在エリアが、当該使用者の前記操作対象エリアであれば、この存在エリアを空調対象とする前記空気調和機を、前記遠隔制御器から送られた要求に基づいて制御する
    ことを特徴とする請求項7記載の中央管理装置。
  9. 使用者の属性、及び前記空気調和機への運転制御と状態取得に関する要求の権限の範囲を対応づけて記憶する使用者権限データベースを備え、
    前記権限を有する使用者の前記遠隔制御器から送られた要求に基づいて、前記空気調和機を制御する
    ことを特徴とする請求項7又は請求項8記載の中央管理装置。
  10. 前記遠隔制御器から送信された前記使用者識別情報及び前記空気調和機識別情報を含む認証要求を受信すると、前記空気調和機データベース、前記使用者情報データベース、及び前記使用者権限データベースを参照して、当該遠隔制御器の使用者の前記権限の範囲内の運転制御及び状態取得の項目を選択し、選択された項目の入力画面を表示するためのデータを前記遠隔制御器に送信する
    ことを特徴とする請求項8に従属する請求項9記載の中央管理装置。
  11. 使用者の属性、及び各エリアにおける優先順位を対応づけて記憶する使用者優先順位データベースを備え、
    一のエリア内において複数の使用者の前記遠隔制御器から送信された前記空気調和機に対する要求を受信した場合には、前記使用者優先順位データベースを参照して最も優先順位の高い使用者を判定し、最も優先順位の高い使用者の前記遠隔制御器から送られた要求に基づいて当該エリアを空調対象とする前記空気調和機を制御する
    ことを特徴とする請求項7〜請求項10のいずれか一項に記載の中央管理装置。
  12. 入力部と表示部を備え、複数の空気調和機の運転制御を行う中央管理装置との間で通信を行うことのできる遠隔制御器であって、
    空気調和機に取り付けられた無線タグから送信された無線信号に含まれる空気調和機識別情報、及び使用者を識別する使用者識別情報を、前記中央管理装置に送信し、
    前記空気調和機の運転制御及び状態取得に関する要求を入力するための入力画面を表示するデータを前記中央管理装置から受信すると、受信したデータに基づいて前記入力画面を前記表示部に表示させ、
    前記入力画面により前記空気調和機に対する要求が入力されると、入力された要求を前記中央管理装置に送信する
    ことを特徴とする遠隔制御器。
  13. 入力部と表示部を備え、空気調和機に取り付けられた無線タグから送信される無線信号を受信可能であるとともに、複数の空気調和機の運転制御を行う中央管理装置との間で通信を行うことのできる操作端末で実行されるプログラムであって、
    前記無線タグから送信された無線信号に含まれる空気調和機識別情報、及び使用者を識別する使用者識別情報を、前記中央管理装置に送信する処理と、
    前記空気調和機の運転制御及び状態取得に関する要求を入力するための入力画面を表示するデータを前記中央管理装置から受信し、受信したデータに基づいて前記入力画面を前記表示部に表示させる処理と、
    前記入力画面により入力された要求を、前記中央管理装置に送信する処理とを有し、
    前記操作端末を、前記空気調和機を遠隔制御する遠隔制御器として機能させる
    ことを特徴とするプログラム。
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