JP2018044735A - 空調装置又は冷凍装置 - Google Patents

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亮介 山本
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Yasuaki Kobayashi
彌主明 小林
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Abstract

【課題】セキュリティ性、信頼性及び利便性の低下を抑制する空調装置又は冷凍装置を提供する。
【解決手段】近距離無線通信信号に基づき各種設定が行われる空調システムは、近距離無線通信信号を受け付けるうえで利用者に対して入力を要求するパスワードを生成するパスワード生成部と、パスワードを入力されるパスワード入力部(近距離無線通信部)と、入力されたパスワードが適切である場合に近距離無線通信信号に基づく処理を実行する処理部(運転スケジュール制御部、アクチュエータ制御部、使用センサ管理部、現地情報管理部、時刻管理部、運転履歴管理部、接続制御部)と、通信ネットワークと、を備えている。パスワード生成部は、所定のタイミングで通信ネットワークに接続されている接続機器の特色を示す接続機器情報に基づきパスワードを生成する。
【選択図】図9

Description

本発明は、空調装置又は冷凍装置に関する。
従来、利用者が有する携帯通信端末と通信可能に構成され、携帯通信端末を介して運転状態の切換えや初期設定等の各種設定を可能に構成された空調装置又は冷凍装置が提案されている。例えば、特許文献1(特開2013−76493)には、スマートフォンを介して入力されたコマンドに応じて運転状態が切り換わるエアコンが開示されている。
上述のような空調装置又は冷凍装置では、一般に広く普及している携帯通信端末を介して各種設定が行われることから、権限を有さない者による各種設定の切換えを制限することが、セキュリティ上望まれる。
また、施工時やメンテナンス時にサービスマンが携帯通信端末を用いて初期設定を行う場合には、初期設定完了後に利用者等が携帯通信端末の操作等を行うことによって、意図しない設定変更が偶発的に行われるケースも考えられる。係る事態が生じると、想定される運転が正常に行われずに信頼性が低下することも想定される。
一方で、上記事項に配慮して、携帯通信端末の認証を行うべく利用者に対してパスワードの入力を要求することが考えられる。しかし、利用者がパスワードを忘れたり失うケースが想定され、係るケースにおいてはパスワードの問い合わせや再設定等の処理を行う必要が生じて対応に手間がかかるという点で、利便性が低下しうる。また、安易なパスワードを設定した場合にはセキュリティ性が低下する。
そこで、本発明の課題は、セキュリティ性、信頼性及び利便性の低下を抑制する空調装置又は冷凍装置を提供することである。
本発明の第1観点に係る空調装置又は冷凍装置は、近距離無線通信信号に基づき各種設定が行われる空調装置又は冷凍装置であって、パスワード生成部と、パスワード入力部と、処理部と、通信ネットワークと、を備える。近距離無線通信信号は、利用者が有する携帯通信端末から近距離無線通信によって送信される。パスワード生成部は、パスワードを生成する。パスワードは、近距離無線通信信号を受け付けるうえで利用者に対して入力を要求するものである。パスワード入力部は、パスワードを入力される。処理部は、パスワード入力部に入力されたパスワードが適切である場合に、近距離無線通信信号に基づく処理を実行する。通信ネットワークは、近距離無線通信とは異なる他の通信の伝送信号、の伝送路として機能する。パスワード生成部は、所定のタイミングで、接続機器情報に基づきパスワードを生成する。接続機器情報は、通信ネットワークに接続されている各機器の特色を示す情報である。
本発明の第1観点に係る空調装置又は冷凍装置では、パスワード生成部は、所定のタイミングで、通信ネットワークに接続されている各機器の特色を示す接続機器情報に基づき、パスワードを生成し、処理部はパスワード入力部に入力されたパスワードが適切である場合に、近距離無線通信信号に基づく処理を実行する。その結果、利用権限を有さない者による各種設定の切換えを制限することが可能となる。また、初期設定完了後、利用者等が携帯通信端末の操作等を行うことによって、意図しない設定変更が偶発的に行われることも抑制される。よって、セキュリティ性及び信頼性の低下が抑制される。
また、パスワードは、通信ネットワークに接続されている各機器の特色を示す接続機器情報に基づき生成される。その結果、パスワードは、通信ネットワークに接続されている各機器の特色を示す接続機器情報に基づき、特定可能となる。よって、利用者がパスワードを忘れたり失った場合に、パスワードの問い合わせや再設定等の処理に伴う手間が軽減される。さらに、係る接続機器情報を一般に公開されない機密情報とすることで、接続機器情報自体、並びに接続機器情報から特定されるパスワードの機密性を高め、これらの情報に関して特定主体を利用者やサービスマン等、権限を有する者に限定することが可能となる。
よって、利便性の低下を抑制しつつセキュリティ性について確保することが可能となる。
なお、ここでの「空調装置」には、エアコンの室内ユニット、空気清浄機、換気装置、除湿機等、対象空間に設置され空気調和を行う各種装置が含まれる。また、「冷凍装置」には、エアコンの室内ユニット、除湿機、給湯器及びチラー等、冷媒回路を有し冷凍サイクルを行う各種装置が含まれる。
また、ここでの「近距離無線通信」は、数センチから数メートル程度の近距離における双方向通信を可能とする通信方式であり、例えば、13.56MHzの周波数を用いるNFC(Near Field Communication)や2.4GHzの周波数を用いるBluetooth(登録商標)である。
また、ここでの「近距離無線通信信号に基づく処理」には、例えば、設定温度、運転モード、設定風量、設定風向、タイマー設定、及びスケジュール設定等の動作設定や、設置時やメンテナンス時において行われる初期設定、リモートコントロール装置に表示部が搭載される場合における表示態様の設定、及びリモートコントロール装置から通信機器に対するデータ送信に係る設定等が含まれる。
また、ここでの「所定のタイミング」は、例えば電源投入時や運転終了時等、予め設定される、施工後における所定の時である。
本発明の第2観点に係る空調装置又は冷凍装置は、第1観点に係る空調装置又は冷凍装置であって、接続機器情報は、施工図面によって特定される情報である。施工図面は、通信ネットワークに接続されている各機器の施工時に用いられる図面である。
これにより、接続機器情報を、一般に公開されない機密性の高い施工図面に基づき特定可能な情報とすることが可能となる。その結果、接続機器情報の機密性を高めることが可能となり、ひいてはパスワードの機密性を高めることが可能となる。よって、利便性の低下が抑制されるとともにセキュリティ性が確保される。
なお、「施工図面」は、作業者が施工を行う際に必要となる情報(例えば、設置現場の平面図、構成機器の設置位置、設置態様、機種、機番、台数、寸法、電力系統の構成態様、冷媒系統の構成態様、及び/又は通信系統の構成態様等)を特定する図書である。
本発明の第3観点に係る空調装置又は冷凍装置は、第1観点又は第2観点に係る空調装置又は冷凍装置であって、接続機器情報は、通信ネットワークに接続されている機器の機種名、機番又は台数を特定する情報である。
これにより、接続機器情報を、一般に公開されない機密性の高い情報とすることが容易に可能となる。その結果、接続機器情報、並びにパスワードの機密性を高めることが容易に可能となる。よって、利便性にさらに優れる。
本発明の第4観点に係る空調装置又は冷凍装置は、第1観点から第3観点のいずれかに係る空調装置又は冷凍装置であって、通信ネットワークに接続されている機器は、熱源ユニット、利用ユニット、リモートコントロール装置、若しくは通信アダプタ、又はこれらいずれかの構成要素である。
これにより、接続機器情報を、一般に公開されない機密性の高い情報とすることが容易に可能となる。その結果、接続機器情報、並びにパスワードの機密性を高めることが容易に可能となる。よって、利便性にさらに優れる。
本発明の第5観点に係る空調装置又は冷凍装置は、第1観点から第4観点のいずれかに係る空調装置又は冷凍装置であって、接続機器情報記憶部をさらに備える。接続機器情報記憶部は、接続機器情報を記憶する。パスワード生成部は、接続機器情報記憶部に記憶されている接続機器情報に基づき、パスワードを生成する。
これにより、保持している接続機器情報に基づき、パスワードが生成される。その結果、パスワードの入力を要求されるサービスマンや利用者等に対して大きな労力を強いることなく、パスワードが生成されうる。よって、利便性にさらに優れる。
本発明の第6観点に係る空調装置又は冷凍装置は、第1観点から第4観点のいずれかに係る空調装置又は冷凍装置であって、接続機器情報入力部をさらに備える。接続機器情報入力部は、接続機器情報を入力される。パスワード生成部は、接続機器情報入力部に入力された接続機器情報に基づき、パスワードを生成する。
これにより、利用者等が接続機器情報入力部を介して入力した接続機器情報に基づき、パスワードが生成される。その結果、利用者側で指定した接続機器情報に基づきパスワードが生成されうる。よって、利便性にさらに優れる。
本発明の第7観点に係る空調装置又は冷凍装置は、第5観点又は第6観点に係る空調装置又は冷凍装置であって、接続機器情報送信部をさらに備える。接続機器情報送信部は、接続機器情報を管理サーバに宛てて送信する。管理サーバは、通信ネットワーク又は他のネットワークに接続されている。
これにより、管理サーバ側で施工現場毎に接続機器情報を収集することが可能となる。その結果、施工現場毎に接続機器情報を蓄積することが容易となるとともに、蓄積した接続機器情報を活用することが容易に可能となり、利便性にさらに優れる。
本発明の第8観点に係る空調装置又は冷凍装置は、第1観点から第7観点のいずれかに係る空調装置又は冷凍装置であって、パスワード出力部をさらに備える。パスワード出力部は、パスワード生成部によって生成されたパスワードを出力する。
これにより、自動生成されたパスワードについて、権限を有する者が直接的に把握可能となる。よって、利便性にさらに優れる。
本発明の第9観点に係る空調装置又は冷凍装置は、第1観点から第8観点のいずれかに係る空調装置又は冷凍装置であって、パスワード生成部は、電源を供給された時にパスワードを生成する。
これにより、電源投入時にパスワードが自動生成される。その結果、利用者等が特に意識することなく、パスワードが生成される。よって、利便性にさらに優れる。
本発明の第1観点に係る空調装置又は冷凍装置では、利用権限を有さない者による各種設定の切換えを制限することが可能となる。また、初期設定完了後、利用者等が携帯通信端末の操作等を行うことによって、意図しない設定変更が偶発的に行われることも抑制される。よって、セキュリティ性及び信頼性の低下が抑制される。また、パスワードは、通信ネットワークに接続されている各機器の特色を示す接続機器情報に基づき、特定可能となる。よって、利用者がパスワードを忘れたり失った場合に、パスワードの問い合わせや再設定等の処理に伴う手間が軽減される。さらに、係る接続機器情報を一般に公開されない機密情報とすることで、接続機器情報自体、並びに接続機器情報から特定されるパスワードの機密性を高め、これらの情報に関して特定主体を利用者やサービスマン等、権限を有する者に限定することが可能となる。よって、利便性の低下を抑制しつつセキュリティ性について確保することが可能となる。
本発明の第2観点に係る空調装置又は冷凍装置では、利便性の低下が抑制されるとともにセキュリティ性が確保される。
本発明の第3観点―第9観点に係る空調装置又は冷凍装置では、利便性にさらに優れる。
空調システムの概略構成図。 端末の外観図。 施設における各機器の設置態様を概略的に示した模式図。 対象空間における室内ユニットの設置態様を概略的に示した模式図。 正面視(使用時)におけるリモコンの外観図。 コントローラ、及びコントローラに接続される各部を模式的に示したブロック図。 コントローラに含まれる各機能部を模式的に示したブロック図。 接続機器情報テーブルの模式図。 コントローラの処理の流れの一例を示したフローチャート。 空調システムで行われる処理の一例を模式的に示したシーケンス図。
以下、本発明の一実施形態に係る空調システム100(空調装置又は冷凍装置)について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
(1)空調システム100
図1は、空調システム100の概略構成図である。空調システム100は、家屋等の屋内に含まれる対象空間SPにおいて冷房や暖房等の空気調和を実現するシステムである。本実施形態において、空調システム100は、複数(ここでは6つ)の対象空間SP(SP1−SP6)を含む施設1に適用されている(図3参照)。
空調システム100は、冷媒回路を含み、冷媒回路において冷媒を循環させて蒸気圧縮方式の冷凍サイクルを行うことにより、対象空間SPの冷房又は暖房を行う。空調システム100は、冷房モード及び暖房モードを含む複数の運転モードを有しており、運転モードに応じた運転を行う。具体的に、空調システム100は、冷房モード時には冷房運転を行い、暖房モード時には暖房運転を行う。
空調システム100は、主として、熱源ユニットとしての1台の室外ユニット10と、利用ユニットとしての複数台(ここでは6台)の室内ユニット20(第1室内ユニット20a−第6室内ユニット20f)と、複数(ここでは室内ユニット20と同数)のリモコン30(第1リモコン30a−第6リモコン30f)と、各部の動作を制御するコントローラ50と、を備えている。
本実施形態において、第1室内ユニット20aは対象空間SP1に設置され、第2室内ユニット20bは対象空間SP2に設置され、第3室内ユニット20cは対象空間SP3に設置され、第4室内ユニット20dは対象空間SP4に設置され、第5室内ユニット20eは対象空間SP5に設置され、第6室内ユニット20fは対象空間SP6に設置されている(図3参照)。空調システム100では、室外ユニット10と、各室内ユニット20と、がガス連絡配管GP及び液連絡配管LPで接続されることで冷媒回路が構成されている。
ここで、空調システム100は、管理者や利用者が保持する、近距離無線通信機能を備えた携帯通信端末110(以下、単に「端末110」と称する)と通信可能に構成されており、端末110から送信されたコマンドによって各種処理を実行するように構成されている。すなわち、空調システム100においては、端末110を、コマンドを入力するための「コマンド入力装置」として機能させることが可能である。
ここでの端末110は、図2に示すようなスマートフォンやタブレットPC等の情報処理端末を想定している。なお、端末110は、ラップトップPC等の他の情報処理機器であってもよい。端末110は、近距離無線通信用のアンテナ及びリーダ/ライタを含む通信モジュールを備えており、空調システム100(ここではリモコン30)と情報の送受信を行うための近距離無線通信機能を有している(図2においては、近距離無線通信用の通信モジュールが参照符号「113」で示す破線で表わされている)。本実施形態では、リモコン30(より詳細には、後述する近距離無線通信部34)に端末110を接近させることにより、室内ユニット20及び端末110間における近距離無線通信が行われる。
端末110は、コマンドを入力するための入力部及び情報を表示(出力)する表示部を含むタッチスクリーン111を有している。端末110は、所定のアプリケーションプログラム(以下、単に「アプリケーション」と称する)をインストールすることで、所定のプロトコルを用いて空調システム100(ここではリモコン30)と近距離無線通信を行い、運転状態や各種設定を切換えるためのコマンドを送信することが可能となる。
空調システム100では、端末110から近距離無線通信によって送信される信号(近距離無線通信信号)に基づき各種設定が行われる。すなわち、空調システム100では、近距離無線通信機能を有する端末110を、コマンドを入力するための入力装置として機能させることが可能である。空調システム100では、ユーザが端末110を入力装置として機能させようとする際(端末110との通信コネクションを確立させる際)には、ユーザに対してパスワードの入力を要求し、適切にパスワードが入力された場合に端末110と通信コネクションを確立し、端末110から送信されたコマンドを受け付ける。
本実施形態において、「近距離無線通信」は、いわゆるNFC(Near Field Communication)等の通信規格であり、所定の周波数(例えば13.56MHz)を用いて数センチからおよそ1メートル程度の近距離における双方向通信を可能とする通信方式を想定している。
空調システム100(室外ユニット10、各室内ユニット20、及び各リモコン30)は、インターネット等のWAN(Wide Area Network)を含む広域ネットワークNWaを介して、管理サーバ120と通信可能に接続されている。管理サーバ120は、空調システム100の動作状況を統括的に管理するコンピュータである。管理サーバ120は、例えば、対象空間SPから離れた遠隔地に配置されている。
管理者は、管理サーバ120によって、空調システム100の動作状況を把握可能であり、管理サーバ120にコマンドを入力することで、室外ユニット10、所望の室内ユニット20、又は所望のリモコン30の動作を適宜制御可能である。また、管理サーバ120は、広域ネットワークNWaを介して空調システム100とは異なる他の空調装置又は冷凍装置と通信可能に接続されており、空調システム100及び施設1に係る情報や、他の空調装置又は冷凍装置、及びその設置施設に係る情報を蓄積している。また、管理サーバ120は、広域ネットワークNWaを介して、他の機器(例えば端末110等)とも通信可能である。
(1−1)室外ユニット10
室外ユニット10は、室外(対象空間SP外)に設置される。室外ユニット10は、主として、冷媒回路を構成する要素として、複数の冷媒配管、圧縮機、四路切換弁、室外熱交換器、膨張弁等を有している(図示省略)。また、温度センサ及び圧力センサ等の各種センサ12や、室外ファン等の機器を有している。
また、室外ユニット10は、室外ユニット10内の各種アクチュエータ11(例えば圧縮機、四路切換弁、膨張弁、室外ファン等)の動作を切り換える切換制御を実行する室外ユニット制御部13を有している。室外ユニット制御部13は、は、RAMやROM等のメモリやCPUを含むマイクロコンピュータである。室外ユニット制御部13は、室外ユニット10内に配置される基板に実装されている。室外ユニット制御部13は、各種アクチュエータ11及び各種センサ12と、配線を介して電気的に接続されている。
室外ユニット制御部13には、他のユニットと信号の送受信を行うための第1室外通信アダプタ15を含まれている。第1室外通信アダプタ15は、各室内ユニット20の室内ユニット制御部23(後述)と、通信線cb1を介して電気的に接続されており、互いに信号の送受信を行う。
また、室外ユニット制御部13は、広域ネットワークNWa上の機器と信号の送受信を行うための第2室外通信アダプタ16を含んでいる。第2室外通信アダプタ16は、通信線cb3を介して広域ネットワークNWaに電気的に接続されており、広域ネットワークNWa上の機器(例えば管理サーバ120)と互いに信号の送受信を行う。
室外ユニット制御部13は、後述の各室内ユニット制御部23及び各リモコン制御部35とともに、コントローラ50を構成する。
(1−2)室内ユニット20(空調室内機)
図3は、施設1における各機器の設置態様を概略的に示した模式図である。図3において示される内容は、空調システム100の施工の際に用いられる(作業者に参照される)施工図面における記載内容の一部に相当する。図4は、対象空間SPにおける室内ユニット20の設置態様を概略的に示した模式図である。
室内ユニット20は、対象空間SPの天井に設置される天井埋込型の空調室内機である。図3に示すように、各対象空間SPにおいては、リモコン30を含む1台の室内ユニット20が設置されている。対象空間SPにおいて、各室内ユニット20は、図4に示すように、その本体部分の一部(吸気口及び排気口)が天井CIから露出するように設置されている。室内ユニット20は、冷媒回路を構成する要素として室内熱交換器や室内膨張弁等を有している。また、室内ユニット20は、対象空間SP内の温度や、冷媒の温度を検出する温度センサや圧力センサ等の各種センサ22を有している。
また、室内ユニット20は、室内ユニット20内の各種アクチュエータ21(室内ファンや室内膨張弁等)の動作を切り換える切換制御を実行する室内ユニット制御部23を有している。室内ユニット制御部23は、RAMやROM等のメモリやCPUを含むマイクロコンピュータである。室内ユニット制御部23は、室内ユニット20内に配置される基板に実装されている。室内ユニット制御部23は、各種アクチュエータ21及び各種センサ22と、配線を介して電気的に接続されている。
室内ユニット制御部23は、他のユニットと信号の送受信を行うための第1室内通信アダプタ25を含んでいる。第1室内通信アダプタ25は、通信線cb1を介して、伝送路の上流側及び下流側に位置する室外ユニット10又は室内ユニット20と接続されている。
第1室内ユニット20aでは、第1室内通信アダプタ25は、通信線cb1を介して、室外ユニット10及び第2室内ユニット20bと個別に接続されている。第2室内ユニット20bでは、第1室内通信アダプタ25は、通信線cb1を介して、第1室内ユニット20a及び第3室内ユニット20cと個別に接続されている。第3室内ユニット20cでは、第1室内通信アダプタ25が、通信線cb1を介して、第2室内ユニット20b及び第4室内ユニット20dと個別に接続されている。第4室内ユニット20dでは、第1室内通信アダプタ25が、通信線cb1を介して、第3室内ユニット20c及び第5室内ユニット20eと個別に接続されている。第5室内ユニット20eでは、第1室内通信アダプタ25が、通信線cb1を介して、第4室内ユニット20d及び第6室内ユニット20fと個別に接続されている。第6室内ユニット20fでは、第1室内通信アダプタ25が、通信線cb1を介して、第5室内ユニット20eと接続されている。
また、室内ユニット制御部23は、リモコン30と信号の送受信を行うための第2室内通信アダプタ26を含んでいる。第2室内通信アダプタ26は、通信線cb2を介して、対応するリモコン30と電気的に接続されており、互いに信号の送受信を行う。
室内ユニット制御部23は、室外ユニット制御部13、他の室内ユニット制御部23及び各リモコン制御部35(後述)とともに、コントローラ50を構成する。
(1−3)リモコン30
図5は、正面視(使用時)におけるリモコン30の外観図である。本実施形態においては、複数のリモコン30(具体的には、第1リモコン30a−第6リモコン30f)が、施設1の対象空間SPに設置されている。各リモコン30は、いずれかの室内ユニット20と対応付けられており、対応する室内ユニット20と同一の対象空間SPに設置されている。具体的に、第1リモコン30aは、第1室内ユニット20aと対応付けられている。また、第2リモコン30bは第2室内ユニット20bと、第3リモコン30cは第3室内ユニット20cと、第4リモコン30dは第4室内ユニット20dと、第5リモコン30eは第5室内ユニット20eと、第6リモコン30fは第6室内ユニット20fと、それぞれ対応付けられている。各リモコン30は、対象空間SPの側壁SWに、取付部材を介して固定されている。
各リモコン30は、いわゆる有線式のリモートコントロール装置であって、通信線cb2を介して、対応する室内ユニット20(室内ユニット制御部23)と電気的に接続されている。
各リモコン30は、各種設定に係るコマンドを、空調システム100に入力するためのコマンド入力装置として機能する。また、リモコン30は、空調システム100の運転状態や設定項目を表示する表示装置としても機能する。例えば、リモコン30は、運転状態における室内ユニット20の運転モード、設定温度、設定風量、風向、タイマー設定又は時刻等の設定項目を、文字又は図形により表示する。また、各リモコン30は、端末110を介したコマンド入力を行う際に、端末110から送信されたコマンドを受信するためのコマンド受信装置として機能する。また、各リモコン30は、要求されるデータを端末110に対して送信するデータ送信装置として機能する。
各リモコン30は、対応する室内ユニット20又は自己の各種設定に係るコマンドを入力される。リモコン30に入力されるコマンドによって行われる各種設定には、例えば、設定温度、運転モード、設定風量、設定風向、及び運転スケジュールの設定等の動作設定や、設置時やメンテナンス時において設定される初期設定、リモコン表示部32における表示態様の設定、及びリモコン30から端末110に対するデータ送信に係る設定等が含まれる。
各リモコン30は、主として、入力手段としてのリモコン入力部31と、表示手段としてのリモコン表示部32と、センサ33と、近距離無線通信部34と、リモコン30内の各部の動作を制御するリモコン制御部35と、を有している。
また、各リモコン30は、図示しない電源ケーブルを介して、対応する室内ユニット20に含まれる電源部(図示省略)と電気的に接続されており、当該電源部から電源供給されている。なお、各リモコン30への電源供給の態様については、必ずしもこれに限定されず、適宜変更が可能である。例えば、各リモコン30は、図示しない電源ケーブルを介して、他の電源部(例えば、商用電源等)から電源供給を受けてもよいし、独立した電源部(例えば、二次電池等)を有していてもよい。
(1−3−1)リモコン入力部31
リモコン入力部31は、複数の物理キー311を含んでいる。物理キー311は、ユーザが押下することによりコマンドを入力するプッシュ式ボタンである。物理キー311は、機能が固定的に割り当てられた固定キー、又は割り当てられる機能が状況に応じて変動するファンクションキーである。各物理キー311は、リモコン制御部35と電気的に接続されており、押下されると所定の入力信号をリモコン制御部35に出力する。
本実施形態において、リモコン30の操作者は、リモコン入力部31を介して接続機器情報(後述)を入力することが可能である。すなわち、リモコン入力部31は、「接続機器情報入力部」に相当する。
(1−3−2)リモコン表示部32
リモコン表示部32は、フルドットマトリクス液晶表示パネルと、LEDバックライトと、を含んでいる。リモコン表示部32は、供給される駆動電圧に応じてバックライトの輝度を段階的に切り換えられる。
リモコン表示部32は、リモコン制御部35によって動作を制御される。具体的にリモコン表示部32は、所定の駆動電圧を供給されることで所定の輝度でバックライトを点灯又は点滅させるとともに、所定の領域において所定の画像を表示する。また、リモコン表示部32は、駆動電圧の供給を停止されることで、表示を停止する。
リモコン表示部32においては、状況に応じて、各種情報が表示される。例えば、図5では、リモコン表示部32において、対応する室内ユニット20が設置されている対象空間SPを特定するテキスト情報「第1会議室」、及び現在時刻を示すテキスト情報「11:09」が表示される様子が示されている(二点鎖線D1で示す領域を参照)。
また、図5では、リモコン表示部32において、対応する室内ユニット20が設置される対象空間SP内の温度(室温)を示すテキスト情報「室温28(℃)」、及び室外の温度(外気温の状態)を示すテキスト情報「外気温30(℃)」が、表示される様子が示されている(二点鎖線D2で示す領域を参照)。
また、図5では、リモコン表示部32において、対応する室内ユニット20のフィルタのメンテナンスを促すテキスト情報「フィルタサイン」が表示される様子が示されている(二点鎖線D3で示す領域を参照)。
また、図5では、リモコン表示部32において、対応する室内ユニット20に関し、設定されている設定風量のレベルを示す図形情報、設定風向の状態を示す図形情報、運転モードを示すテキスト情報「冷房」、及び設定温度の値を示すテキスト情報「設定温度26(℃)」が、表示される様子が示されている(二点鎖線D4で示す領域を参照)。
また、図5では、リモコン表示部32において、対応する室内ユニット20に関し、複数(ここでは4つ)の設定項目、具体的には、設定温度(「温度」)、運転モード(「モード」)、設定風量(「風量」)、及び設定風向(「風向」)が、水平方向に並べて表示されている(二点鎖線D5で示す領域を参照)。
また、リモコン表示部32において表示される各種情報の表示態様(例えば、表示言語、表示サイズ、表示色、輝度、及び表示図形等)は、リモコン制御部35において、新たな表示データの設定(表示態様設定)を行うことで、適宜変更が可能である。
(1−3−3)センサ33
リモコン30が有するセンサ33には、室温を検出するためのサーミスタ等の温度センサが含まれている。センサ33は、リモコン制御部35と電気的に接続されており、検出値に相当する信号をリモコン制御部35に対して出力する。
(1−3−4)近距離無線通信部34
近距離無線通信部34は、端末110と近距離無線通信を行うための機能部である。近距離無線通信部34は、端末110と近距離線通信用のアンテナやリーダ/ライタを含む通信回路を含んでいる。なお、リモコン30においては、視認者がリモコン30に内蔵されている近距離無線通信部34の位置を把握しやすいように、正面視(設置時)において近距離無線通信部34と重畳する位置に、所定のマーク又はテキストが印字されたラベル34aが貼り付けられている。なお、係るラベル34aについては、適宜省略若しくは変更が可能である。
近距離無線通信部34は、通信回路を介して端末110から信号(コマンド)を受信する、又は端末110に対して信号(送信データ)を送信する。近距離無線通信部34は、端末110の通信モジュール113に接近されることで、磁界を発生させ端末110の通信モジュール113内のアンテナに誘導電流を生じさせる。これにより、近距離無線ネットワークNW3が形成され、近距離無線通信部34及び端末110間において近距離無線通信による信号の送受信が可能となる。
リモコン30は、近距離無線通信部34を介して、端末110から送信されたコマンド、及びパスワードを受信可能である。すなわち、リモコン30は、近距離無線通信部34を介してコマンド及びパスワードを入力される。つまり、本実施形態において、近距離無線通信部34は、端末110から出力されたコマンド及びパスワードを入力される「コマンド入力部」、又は「パスワード入力部」に相当する。
(1−3−5)リモコン制御部35
リモコン制御部35は、RAMやROM等のメモリやCPU等で構成されるマイクロコンピュータを含んでいる。リモコン制御部35は、近距離無線通信部34と共通のプリント基板に実装されている。リモコン制御部35は、配線を介して近距離無線通信部34やセンサ33と電気的に接続されており、互いに信号の送受信を行う。
また、リモコン制御部35は、対応する室内ユニット20と信号の送受信を行うためのリモコン通信アダプタ36を含んでいる。リモコン通信アダプタ36は、通信線cb2を介して、対応する室内ユニット20と電気的に接続されており、互いに信号の送受信を行う。リモコン制御部35は、室外ユニット制御部13、各室内ユニット制御部23及び他のリモコン制御部35とともに、コントローラ50を構成する。
(2)空調システム100において構築される通信ネットワーク
空調システム100では、図1及び図3に示すように、複数の通信ネットワークが構成されている。すなわち、空調システム100は、複数の通信ネットワークを備えている。具体的に、空調システム100では、室外ユニット10(室外ユニット制御部13)及び各室内ユニット20(室内ユニット制御部23)間における信号の伝送路として機能する第1ネットワークNW1が構築されている。第1ネットワークNW1は、室外ユニット制御部13(第1室外通信アダプタ15)が一の室内ユニット20(ここでは第1室内ユニット20a)の室内ユニット制御部23(第1室内通信アダプタ25)と通信線cb1で接続されるとともに、各室内ユニット20の室内ユニット制御部23(第1室内通信アダプタ25)が他の室内ユニット20の室内ユニット制御部23(第1室内通信アダプタ25)と通信線cb1で接続されることで構築されている。
また、空調システム100では、各リモコン30(リモコン制御部35)、及び対応する室内ユニット20(室内ユニット制御部23)間における信号の伝送路として機能する複数の第2ネットワークNW2が構築されている。第2ネットワークNW2は、各リモコン30のリモコン通信アダプタ36と、対応する室内ユニット20の第2室内通信アダプタ26と、が通信線cb2で接続されることで構築されている。
また、空調システム100では、各リモコン30(リモコン制御部35)、及び端末110間において、近距離無線通信信号の伝送路として機能する近距離無線ネットワークNW3が構築されうる。近距離無線ネットワークNW3は、各リモコン30の近距離無線通信部34と、端末110の通信モジュール113と、が接近することで構築される。
このように、空調システム100では、近距離無線ネットワークNW3が近距離無線通信信号の伝送路として機能する一方で、第1ネットワークNW1及び第2ネットワークNW2が近距離無線通信とは異なる他の通信の伝送信号の伝送路として機能する。
(3)コントローラ50
図6は、コントローラ50、及びコントローラ50に接続される各部を模式的に示したブロック図である。図7は、コントローラ50に含まれる各機能部を模式的に示したブロック図である。
コントローラ50は、室外ユニット制御部13、各室内ユニット20の室内ユニット制御部23、及び各リモコン30のリモコン制御部35が、通信ネットワーク(NW1及びNW2)を介して接続されることで構成されるコンピュータである。
コントローラ50は、室外ユニット10内の各種アクチュエータ11及び各種センサ12と、各室内ユニット20内の各種アクチュエータ21及び各種センサ22と、各リモコン30内のリモコン入力部31、リモコン表示部32、センサ33、及び近距離無線通信部34と、インターフェース(図示省略)を介して電気的に接続されている。
コントローラ50は、主として、記憶部51、コマンド取得部52、検出値取得部53、運転スケジュール制御部54、アクチュエータ制御部55、使用センサ管理部56、現地情報管理部57、時刻管理部58、運転履歴管理部59、接続制御部60、接続機器情報管理部61、パスワード生成部62、送信データ生成部63、表示データ生成部64、出力制御部65、及び送信データ出力部66等の機能部を含んでいる。
なお、コマンド取得部52、運転スケジュール制御部54、アクチュエータ制御部55、使用センサ管理部56、現地情報管理部57、時刻管理部58、運転履歴管理部59、及び接続制御部60は、端末110から受信した近距離無線通信信号に基づく処理を実行する「処理部」に相当する。
(3−1)記憶部51(接続機器情報記憶部)
記憶部51は、室外ユニット制御部13、各室内ユニット制御部23、及び各リモコン制御部35等に含まれるROM、RAM、フラッシュメモリ等のメモリによって構成されている。記憶部51は、複数の記憶領域を含み、各記憶領域において所定の情報を記憶している。具体的に、記憶部51は、プログラム記憶領域511と、コマンド記憶領域512と、状態記憶領域513と、運転スケジュール記憶領域514と、運転履歴記憶領域515と、現地情報記憶領域516と、時刻記憶領域517と、使用センサ判別フラグ518と、表示データ記憶領域519と、送信データ記憶領域520と、接続機器情報記憶領域521と、パスワード記憶領域522と、を有している。
プログラム記憶領域511には、リモコン制御部35の各部において実行される各種処理を定義した制御プログラムが記憶されている。制御プログラムは、適宜更新が可能である。
コマンド記憶領域512には、リモコン30において入力されたコマンドが記憶されている。例えば、コマンド記憶領域512には、リモコン入力部31を介して入力されたコマンドが記憶されている。また、コマンド記憶領域512には、近距離無線通信部34において受信したコマンドが記憶されている。
状態記憶領域513には、空調システム100の運転状態(例えば各室内ユニット20の運転モード、設定温度、設定風量、及び設定風向等)に係る情報が記憶されている。また、状態記憶領域513には、各種センサ(12、22、33)の検出値に係る情報が記憶されている。
運転スケジュール記憶領域514には、空調システム100の運転スケジュール(例えば各室内ユニット20の運転日時)を識別する運転スケジュールテーブルが記憶されている。運転スケジュールテーブルは、運転スケジュール制御部54によって生成又は更新される。
運転履歴記憶領域515には、空調システム100の運転履歴(過去の運転状態)に係る情報(運転履歴情報)が記憶されている。運転履歴情報は、空調システム100の各ユニット(特に各室内ユニット20)の過去の運転状態(例えば時間毎の、発停状態、運転モード、設定温度、設定風向、圧縮機の回転数、膨張弁の開度、冷媒の過熱度、及び冷媒の過冷却度等)を個別に特定可能な情報である。運転履歴情報は、運転履歴管理部59によって生成される。
現地情報記憶領域516には、各室内ユニット20の設置場所(対象空間SP)に関する現地情報を特定する現地情報テーブルが記憶されている。現地情報テーブルは、現地情報管理部57によって、生成又は更新される。
時刻記憶領域517には、現在時刻を特定する情報(時刻情報)が記憶されている。時刻情報は、時刻管理部58によって生成又は更新される。
使用センサ判別フラグ518には、対応する各組の室内ユニット20及びリモコン30において、リモコン表示部32に表示する室温に関して、センサ22及びセンサ33のいずれの検出値を使用するかを判別するためのフラグである。使用センサ判別フラグ518は、対応する室内ユニット20及びリモコン30の組の数に対応するビット数を含んでおり、使用センサ管理部56によって対応するビットを立てられる或いはクリアされる。
表示データ記憶領域519には、表示データ生成部64によって生成された表示データが記憶されている。
送信データ記憶領域520には、送信データ生成部63によって生成された送信データが記憶されている。送信データ記憶領域520に記憶される送信データは、他の機器へ送信するデータであり、例えば端末110又は管理サーバ120に対して送信されるデータである。
接続機器情報記憶領域521は、空調システム100において構築されている通信ネットワーク(第1ネットワークNW1、及び第2ネットワークNW2)に接続されている機器(以下、「接続機器」と称する)の特色を示す情報(以下、「接続機器情報」と称する)を記憶するための記憶領域である。接続機器情報は、接続機器の施工時に用いられる施工図面によって特定可能な情報である。具体的に、接続機器情報は、空調システム100に含まれる接続機器(例えば、空調システム100に含まれる通信ネットワークNW1、NW2に接続されている各種機器、具体的には室外ユニット10、各室内ユニット20、各リモコン30、及び各通信アダプタ15・16・25・26・36、またはこれらの構成要素)の機種名、機番、及び/又は台数等に関し、特色を示す情報である。
なお、施工図面は、作業者が空調システム100の施工を行う際に必要となる情報(例えば、設置現場の平面図、構成機器の設置位置、設置態様、機種、機番、台数、寸法、電力系統の構成態様、冷媒系統の構成態様、及び/又は通信系統の構成態様等)を特定する図書である。施工図面には、例えば図3に示されるような施設1における各機器の設置態様を特定する情報が含まれており、また、例えば図8に示される接続機器情報テーブルTB1のような、空調システム100に含まれる各接続機器の機種名、機番、及び/又は台数等を特定する情報、が含まれている。
例えば、図8に示される接続機器情報テーブルTB1では、室外ユニット10を表す行において、機種が室外ユニットであることを特定する情報「Ou」と、機番を特定する情報「DA101−1256891」と、空調システム100における同一機種の台数を特定する情報「1(台)」が示されている。また、第1室内ユニット20aを表す行において、機種が室内ユニットであることを特定する情報「Iu」と、機番を特定する情報「DA121−2156872」と、空調システム100における同一機種の台数を特定する情報「6(台)」が示されている。また、第1リモコン30aを表す行において、機種がリモコンであることを特定する情報「Rc」と、機番を特定する情報「DA131−2167280」と、空調システム100における同一機種の台数を特定する情報「6(台)」が示されている。また、第1室外通信アダプタ15を表す行において、機種が通信アダプタであることを特定する情報「Ad」と、機番を特定する情報「DA151−3356761」と、空調システム100における同一機種の台数を特定する情報「24(台)」が示されている。
パスワード記憶領域522は、近距離無線ネットワークNW3を介して端末110と通信コネクションを確立する際に端末110に対して要求するパスワードを記憶している。パスワードは、所定のビット数を有するデータである。パスワードは、パスワード生成部62によって、接続機器情報記憶領域521に記憶されている接続機器情報に基づき所定のアルゴリズムで生成される。
(3−2)コマンド取得部52(処理部)
コマンド取得部52は、近距離無線通信部34において受信したコマンドを取得する機能部である。コマンド取得部52は、近距離無線通信部34において受信したコマンドのうち、通信コネクションを確立した端末110から送信されたコマンドを取得してコマンド記憶領域512に格納する。
(3−3)検出値取得部53
検出値取得部53は、各種センサ(12、22、23)から検出値を出力されると、これを取得して状態記憶領域513に格納する。
(3−4)運転スケジュール制御部54(処理部)
運転スケジュール制御部54は、コマンド記憶領域512において運転スケジュールに係るコマンド(スケジュール設定コマンド)が新たに格納されると、当該コマンドに基づき、運転スケジュールテーブルを生成又は更新する。運転スケジュール制御部54は、生成又は更新した運転スケジュールテーブルを、運転スケジュール記憶領域514に格納する。
(3−5)アクチュエータ制御部55(処理部)
アクチュエータ制御部55は、記憶部51に記憶されている各種情報(例えば、コマンド記憶領域512において記憶されているコマンド、状態記憶領域513に記憶されている情報、運転スケジュール記憶領域514に記憶されている運転スケジュールテーブル、及び/又は現地情報記憶領域516に記憶されている現地情報等)に基づき、状況に応じて各種アクチュエータ(11、21)に信号を送信して動作を制御する。
(3−6)使用センサ管理部56(処理部)
使用センサ管理部56は、コマンド記憶領域512に記憶されている所定のコマンド(使用センサ選択コマンド)に基づき、使用センサ判別フラグ518において対応するビットを立てる、又はクリアする。
(3−7)現地情報管理部57(処理部)
現地情報管理部57は、コマンド記憶領域512に記憶されている所定のコマンド(現地情報設定コマンド)に基づき、現地情報テーブルを生成又は更新する。現地情報管理部57は、生成した現地情報テーブルを現地情報記憶領域516に格納する。現地情報テーブルは、各室内ユニット20の設置場所に関する情報(現地情報)であり、例えば、対象空間SPの天井高、広さ、所在階、又は識別名称等を特定するための情報である。
(3−8)時刻管理部58(処理部)
時刻管理部58は、時間を計測するカウンタを含む機能部である。時刻管理部58は、コマンド記憶領域512において時刻の設定に係るコマンド(時刻設定コマンド)が新たに格納されると、当該コマンドに基づき時刻情報を生成し、時刻記憶領域517に格納する。時刻管理部58は、継続的に時間を計測し、計測した時間に基づき時刻記憶領域517に記憶されている時刻情報を適宜更新する。
(3−9)運転履歴管理部59(処理部)
運転履歴管理部59は、記憶部51に記憶されている各種情報(例えば、コマンド記憶領域512において記憶されているコマンド、状態記憶領域513に記憶されている各情報、運転スケジュール記憶領域514に記憶されている運転スケジュールテーブル、及び/又は時刻記憶領域517に記憶されている時刻情報等)に基づき、状況に応じて、運転履歴情報を生成する。運転履歴管理部59は、生成した運転履歴情報を運転履歴記憶領域515に格納する。
(3−10)接続制御部60(処理部)
接続制御部60は、近距離無線ネットワークNW3を介した近距離無線通信によって端末110からの所定の信号(接続要求信号)を受信した際に、端末110との通信コネクションを確立する機能部である。具体的に、接続制御部60は、近距離無線通信によって端末110から所定の近距離無線通信信号(接続要求信号)を受信することに応じて、パスワード要求情報を接続要求信号の送信元の端末110(以下、「接続要求端末110」と称する)に対して送信する。パスワード要求情報は、空調システム100と端末110との通信コネクションを確立する際に接続要求端末110の保持者(利用者)に対して、パスワード記憶領域522に格納されているパスワードの入力を要求する情報である。
接続制御部60は、パスワード要求情報を送信後、所定時間t1内に、接続要求端末110から送信されたパスワードを適切に受信しない場合には、当該接続要求端末110とは通信コネクションを確立しない。その結果、当該接続要求端末110からのコマンドについては受け付けられない。すなわち、パスワードは、コマンドに対応する近距離無線通信信号を受け付けるうえで利用者に対して入力を要求する情報である。
一方、接続制御部60は、パスワード要求情報を送信後、所定時間t1内に、接続要求端末110から送信されたパスワードを、近距離無線通信部34を介して適切に受信した場合には、当該接続要求端末110との通信コネクションを確立する。すなわち、接続制御部60は、近距離無線通信部34(パスワード入力部)に入力されたパスワードが適切である場合に、通信コネクションを確立する(すなわち、近距離無線通信信号(接続要求信号)に基づく処理を実行する)。その結果、リモコン30において、当該接続要求端末110から送信されたコマンドが受け入れられる状態となり、当該接続要求端末110がコマンド入力装置として機能する。接続制御部60は、所定時間t2が経過すると、通信コネクションを確立した接続要求端末110との通信コネクションを切断する。
なお、所定時間t1及びt2は、設置環境や設計仕様に応じて、制御プログラムにおいて予め適当な値が設定されている。例えば、所定時間t1は1分に設定され、所定時間t2は24時間に設定される。但し、所定時間t1及びt2は、必ずしも当該値には限定されず、状況に応じて適宜変更が可能である。
(3−11)接続機器情報管理部61
接続機器情報管理部61は、新たな接続機器情報を入力されると、これに対応する接続機器情報テーブルTB1(図8参照)を生成して、記憶部51(接続機器情報記憶領域521)に格納する。
(3−12)パスワード生成部62
パスワード生成部62は、所定のタイミングで、接続機器情報記憶領域521に記憶されている接続機器情報に基づき、所定のアルゴリズムでパスワードを生成する。本実施形態において、パスワード生成部62は、電源投入時(電源を供給された際)において接続機器情報記憶領域521に接続機器情報が記憶されている場合にパスワードを生成する。また、パスワード生成部62は、電源投入後において新たな接続機器情報が格納された場合にも、パスワードを生成する。すなわち、パスワード生成部62は、電源を供給されている状態において、保持している接続機器情報又はリモコン入力部31(接続機器情報入力部)に入力された接続機器情報に基づき、パスワードを生成する。
本実施形態において、パスワード生成部62は、接続機器情報に含まれる室外ユニット10、各室内ユニット20、各リモコン30、及び/又は各通信アダプタ15・16・25・26・36等の、機種名、機番、及び/又は台数等に基づき、パスワードを生成する。例えば、パスワード生成部62は、所定のビット数を有するテキストデータ(以下、「ベーシックデータ」と称する)に、接続機器情報を加えてパスワードを生成する。ここでは、ベーシックデータが「ABCDE」というテキストデータである場合におけるパスワード生成の例について説明する。
一例として、パスワード生成部62は、ベーシックデータに、室外ユニット10の機種名を付加してパスワードを生成する。例えば、パスワード生成部62は、ベーシックデータ「ABCDE」に、室外ユニット10の機種名に対応するテキストデータ(図8では、「DA101−1256891」)を付加し、「ABCDE−DA101−1256891」というパスワードを生成する。
また、他の一例として、パスワード生成部62は、ベーシックデータに、いずれかの室内ユニット20の機種名を付加してパスワードを生成する。例えば、パスワード生成部62は、ベーシックデータ「ABCDE」に、室外ユニット10の機種名に対応するテキストデータ(図8では、「Ou」)を付加し、「ABCDE−Ou」というパスワードを生成する。
また、他の一例として、パスワード生成部62は、ベーシックデータに、室内ユニット20の台数を付加してパスワードを生成する。例えば、パスワード生成部62は、ベーシックデータ「ABCDE」に、室内ユニット20の台数に対応するテキストデータ(図8では、「6」)を付加し、「ABCDE−6」というパスワードを生成する。
なお、パスワードを生成に関するアルゴリズム及び/又はベーシックデータについては、予め制御プログラムにおいて定義されている。
(3−13)送信データ生成部63(接続機器情報送信部)
送信データ生成部63は、記憶部51に記憶されている各種情報(例えば、コマンド記憶領域512において記憶されているコマンド、状態記憶領域513に記憶されている各情報、運転スケジュール記憶領域514に記憶されている運転スケジュールテーブル、運転履歴記憶領域515に記憶されている運転履歴情報、及び/又は現地情報記憶領域516に記憶されている現地情報テーブル等)に沿って、送信データを生成する。送信データ生成部63は、生成した送信データを送信データ記憶領域520に格納する。
また、送信データ生成部63は、所定のタイミングで、広域ネットワークNWaを介して他の機器へ送信するデータを生成する。例えば、送信データ生成部63は、接続機器情報記憶領域521に新たな接続機器情報テーブルTB1が格納されると、これを取得し、当該接続機器情報テーブルTB1に含まれる情報の一部/全部を、管理サーバ120に対して送信するべく、所定の送信データを生成する。これにより、接続機器情報記憶領域521に新たな接続機器情報が格納されると、当該接続機器情報に相当する送信データが送信データ生成部63によって生成され、生成された送信データが送信データ出力部66によって管理サーバ120へ送信される。すなわち、本実施形態において、送信データ生成部63は、送信データ出力部66とともに、接続機器情報を広域ネットワークNWaに接続されている管理サーバ120へ送信する「接続機器情報送信部」を構成する。
これにより、管理サーバ120において、施設1に設置された空調システム100の接続機器情報を含むシステム構成の状態や運転状況について把握可能となる。その結果、管理サーバ120において、データを活用することが可能となり、利便性が向上する。例えば、施設1における空調システム100のメンテナンスや点検のタイミングや、点検項目等について把握することが可能となる。
(3−14)表示データ生成部64(パスワード出力部)
表示データ生成部64は、記憶部51に記憶されている各種情報(例えば、コマンド記憶領域512において記憶されているコマンド、状態記憶領域513に記憶されている情報、運転スケジュール記憶領域514に記憶されている運転スケジュールテーブル、運転履歴記憶領域515に記憶されている運転履歴情報、現地情報記憶領域516に記憶されている現地情報テーブル、及び/又は時刻記憶領域517に記憶されている時刻情報等)に基づき、状況に応じて、各リモコン30のリモコン表示部32において表示させる情報に係るデータ(表示データ)を生成する。表示データ生成部64は、生成した表示データを表示データ記憶領域519に格納する。
例えば、表示データ生成部64は、時刻記憶領域517に記憶されている時刻情報が更新された場合には、当該時刻情報が各リモコン30のリモコン表示部32において表示されるべく、所定の表示データを生成する。
また、例えば、表示データ生成部64は、新たにパスワードが生成されると(すなわち、パスワード記憶領域522に新たなパスワードが格納されると)、リモコン表示部32において係るパスワードが表示されるべく、対応する表示データを生成する。
(3−15)出力制御部65(パスワード出力部)
出力制御部65は、状況に応じて、各部に所定のデータを出力する。例えば、出力制御部65は、表示データ記憶領域519に新たな表示データが格納されると、当該表示データが対応するリモコン30において表示されるように、当該リモコン30(リモコン表示部32)に対して対応する駆動信号を出力する。
例えば、出力制御部65は、表示データ生成部64によってパスワードに対応する表示データが生成されると、リモコン表示部32において係るパスワードが表示されるように、リモコン表示部32に対して、対応する駆動信号を出力する。これにより、新たなパスワードが生成されると、リモコン表示部32において係るパスワードが表示される。すなわち、出力制御部65は、表示データ生成部64及びリモコン表示部32とともに、パスワード生成部62によって生成されたパスワードを出力する「パスワード出力部」として機能する。
(3−16)送信データ出力部66(接続機器情報送信部)
送信データ出力部66は、送信データ記憶領域520に記憶されている送信データを宛先となっている機器へ送信(出力)する。これにより、送信データ生成部63によって生成された送信データが、対応する機器へ適宜送信される。例えば、送信データ生成部63によって生成された接続機器情報に相当する送信データが、送信データ出力部66によって管理サーバ120へ送信される。
(4)空調システム100に入力されるコマンド
空調システム100においては、操作者によって各種設定に係るコマンドを入力される。操作者は、リモコン30のリモコン入力部31に所望のコマンドを入力することにより、又は端末110から近距離無線通信によってコマンド(近距離無線通信信号)を送信することにより、コマンドを入力する。
具体的に、空調システム100において、入力されるコマンドは、例えば、運転状態切換コマンド、現地情報登録設定コマンド、スケジュール設定コマンド、時刻設定コマンド、使用センサ選択コマンド、及び表示態様設定コマンド等である。なお、これらの各コマンドのうち、現地情報登録設定コマンド、スケジュール設定コマンド、時刻設定コマンド、使用センサ選択コマンド、及び表示態様設定コマンド、は主に初期設定が行われる際に入力される(但し、初期設定が行われる場合以外のときにも入力されうる)。
運転状態切換コマンドは、空調システム100(特に室外ユニット10及び室内ユニット20)の運転状態を切り換えるための各種設定項目の切換えに係るコマンドである。例えば、運転状態切換コマンドは、各室内ユニット20の運転モード、設定温度、設定風量、設定風向、タイマー設定等の設定項目を切り換えるためのコマンドである。
現地情報登録設定コマンドは、各室内ユニット20の設置場所に関する現地情報の登録(現地情報テーブルの生成又は更新)に係るコマンドである。
スケジュール設定コマンドは、空調システム100の運転スケジュールの設定(すなわち、運転スケジュールテーブルの設定)に係るコマンドである。
時刻設定コマンドは、各リモコン30において表示される時刻の設定(すなわち、空調システム100が保持する時刻情報の設定)に係るコマンドである。
使用センサ選択コマンドは、対応する室内ユニット20及びリモコン30においてリモコン30に表示する室温に関して、室内ユニット20内蔵のセンサ22、及びリモコン30内蔵のセンサ33のいずれの検出値を使用するかの設定に係るコマンド(使用センサ判別フラグ518の切換え設定に係るコマンド)である。
表示態様設定コマンドは、各リモコン30のリモコン表示部32における表示態様の設定に係るコマンドである。
(5)コントローラ50による処理の流れ
以下、図9を参照して、コントローラ50の処理の流れの一例を説明する。図9は、コントローラ50の処理の流れの一例を示したフローチャートである。
コントローラ50は、電源を供給されると、図9のステップS101からステップS117に示すような流れで処理を実行する。なお、図9に示す処理の流れは、適宜変更が可能であり、処理が適正に行われる限り、いずれかのステップの順序を入れ換えてもよいし、いずれかのステップが同時に実行されてもよいし、図示しない他のステップが追加されてもよい。
ステップS101において、コントローラ50は、接続機器情報を保持していない(つまり、記憶部51において接続機器情報を記憶していない)場合(すなわち、NOの場合)には、ステップS105へ進む。一方、コントローラ50は、接続機器情報を保持している(つまり、記憶部51において接続機器情報を記憶している)場合(すなわち、YESの場合)には、ステップS102へ進む。
ステップS102において、コントローラ50は、保持している接続機器情報を管理サーバ120へ送信する。なお、コントローラ50は、既に管理サーバ120へ送信済みの接続機器情報については送信を行わない。すなわち、コントローラ50は、新たな接続機器情報を管理サーバ120へ送信する。コントローラ50は、接続機器情報を管理サーバ120へ送信した後、ステップS103へ進む。
ステップS103において、コントローラ50は、保持している接続機器情報に基づき、所定のアルゴリズムでパスワードを生成する。より具体的に、コントローラ50は、接続機器情報に含まれる室外ユニット10、各室内ユニット20、各リモコン30、及び/又は各通信アダプタ15・16・25・26・36等の、機種名、機番、及び/又は台数等に基づき、パスワードを生成する。なお、コントローラ50は、パスワードを生成した後、同一の接続機器情報に基づいてはパスワードを生成しない(つまり、新たな接続機器情報が入力されない場合にはパスワードを更新しない)。すなわち、コントローラ50は、電源投入時(電源を供給された際)において接続機器情報記憶領域521に接続機器情報が記憶されている場合にパスワードを生成し、また、電源投入後において新たな接続機器情報が格納された場合にはパスワードを生成(更新)する。コントローラ50は、パスワードを生成した後、ステップS104へ進む。
ステップS104において、コントローラ50は、生成したパスワードをリモコン表示部32において表示(出力)させる。これにより、利用者は、生成されたパスワードを把握可能な状態となる。
ステップS105において、コントローラ50は、新たな接続機器情報が入力されない場合(すなわち、NOの場合)には、ステップS107へ進む。一方、新たな接続機器情報が入力された場合(すなわち、YESの場合)には、ステップS106へ進む。
ステップS106において、コントローラ50は、新たに入力された接続機器情報を記憶部51(接続機器情報記憶領域521)において記憶する。その後、ステップS101に戻る。
ステップS107において、コントローラ50は、端末110からの接続要求信号(近距離無線通信信号)を受信しない場合(すなわちNOの場合)には、ステップS113へ進む。一方、コントローラ50は、端末110からの接続要求信号を受信した場合(すなわちYESの場合)には、ステップS108へ進む。
ステップS108において、コントローラ50は、既に生成したパスワードを保持していない(つまり、パスワード記憶領域522においてパスワードを記憶していない)場合(すなわちNOの場合)には、ステップS112へ進む。一方、コントローラ50は、既に生成したパスワードを保持している(つまり、パスワード記憶領域522においてパスワードを記憶している)場合(すなわちYESの場合)には、ステップS109へ進む。
ステップS109において、コントローラ50は、端末(接続要求端末)110に対してパスワード要求信号を送信する。ステップS110へ進む。
ステップS110において、コントローラ50は、パスワード要求信号を送信後、所定時間t1が経過する前に、送信先の接続要求端末110から適正なパスワードを受信しない場合(すなわちNOの場合)には、ステップS112へ進む。一方、コントローラ50は、パスワード要求信号を送信後、所定時間t1が経過する前に、送信先の接続要求端末110から適正なパスワードを受信した場合(すなわちYESの場合)には、ステップS111へ進む。
ステップS111において、コントローラ50は、パスワード要求信号を送信後、所定時間t1が経過する前に、接続要求端末110から適正なパスワードを受信したことに応じて、パスワードの送信元の接続要求端末110と通信コネクションを確立する。これにより、リモコン30において、当該接続要求端末110からの各種コマンド(近距離無線通信信号)が受け入れられる状態となる。その後、ステップS113へ進む。
ステップS112において、コントローラ50は、リモコン表示部32において、エラーが生じていることを通知するための所定の画像の表示(エラー表示)を行わせる。その後、ステップS113へ進む。
ステップS113において、コントローラ50は、通信コネクションを確立後、所定時間t2が経過した端末110が存在しない場合(すなわちNOの場合)には、ステップS115へ進む。一方、コントローラ50は、通信コネクションを確立後、所定時間t2が経過した端末110が存在する場合(すなわちYESの場合)には、ステップS114へ進む。
ステップS114において、コントローラ50は、通信コネクションを確立後、所定時間t2が経過した端末110との通信コネクションを切断する。これにより、当該端末110からのコマンドが受け入れられない状態となる。その後、ステップS115へ進む。
ステップS115において、コントローラ50は、端末110からコマンド(近距離無線通信信号)を送信されない場合(すなわちNOの場合)には、ステップS101に戻る。一方、コントローラ50は、端末110からコマンド(近距離無線通信信号)を送信されている場合(すなわちYESの場合)には、ステップS116へ進む。
ステップS116において、コントローラ50は、コマンド(近距離無線通信信号)を送信されている端末110との通信コネクションが確立されていない場合(すなわちNOの場合)には、ステップS112へ進む。一方、コントローラ50は、コマンド(近距離無線通信信号)を送信されている端末110との通信コネクションが確立されている場合(すなわちYESの場合)には、ステップS117へ進む。
ステップS117において、コントローラ50は、端末110から送信されているコマンドを取得し、当該コマンドに応じて対応する処理を実行する。その後、ステップS101に戻る。
(6)空調システム100における処理の流れ
図10は、空調システム100で行われる処理の一例を模式的に示したシーケンス図である。
(6−1)期間S1
図10の期間S1に示されるように、まず、空調システム100に電源部から駆動電源が供給された後、作業者によってリモコン入力部31(接続機器情報入力部)において接続機器情報が入力されると、空調システム100は入力された接続機器情報を記憶する。その後、空調システム100は、記憶している接続機器情報を管理サーバ120へ送信する。これにより、管理サーバ120において空調システム100を設置している施設1や、他の現場における接続機器情報が蓄積され、蓄積した接続機器情報を活用することが可能となっている。例えば、管理サーバ120においては、蓄積されている接続機器情報に基づき、空調システム100を設置している施設1や、他の現場における定期点検やメンテナンスに関して時期や項目の確認及び通知等が行われる。
また、空調システム100は、記憶している接続機器情報に基づきパスワードを生成する。本実施形態においては、接続機器情報に含まれる室外ユニット10、各室内ユニット20、各リモコン30、及び/又は各通信アダプタ15・16・25・26・36等の、機種名、機番、及び/又は台数等に基づき、パスワードが生成される。そして、空調システム100では、生成したパスワードがリモコン表示部32において表示(出力)される。これにより、利用者は、生成されたパスワードを視認可能な状態となる。
(6−2)期間S2
期間S2に示されるように、利用者が保有する端末110をリモコン30(近距離無線通信部34)に接近させると、端末110とリモコン30との間で近距離無線ネットワークNW3が形成されて近距離無線通信が行われる。係る近距離無線通信によって、端末110から接続要求信号が送信されると、空調システム100は当該接続要求信号の送信元の端末110に対してパスワードの入力を要求するパスワード要求信号を送信する。その後、当該端末110から所定時間t1以内に、適正なパスワードが送信され、空調システム100において係るパスワードが正常に受信されると、当該端末110が認証されて空調システム100と当該端末110との通信コネクションが確立される。これにより、空調システム100において、当該端末110からの近距離無線ネットワークNW3を介したコマンドの入力が可能な状態となる。
(6−3)期間S3
期間S3に示されるように、通信コネクションを確立されている端末110から空調システム100に対して、コマンド(近距離無線通信信号)が送信されると、空調システム100では、係るコマンドが取得され、当該コマンドに応じて対応する処理が実行される。その後、当該端末110との通信コネクション確立後、所定時間t2が経過したことに応じて、当該端末110との通信コネクションが切断される。
(7)空調システム100の特徴
(7−1)
上記実施形態に係る空調システム100では、セキュリティ性及び信頼性の低下が抑制されており、また、利便性の低下が抑制されつつセキュリティ性について確保することが可能となっている。
すなわち、利用者が有する携帯通信端末と通信可能に構成され、携帯通信端末を介して運転状態の切換えや初期設定等の各種設定を可能に構成された従来の空調装置又は冷凍装置においては、スマートフォン等の一般に広く普及している携帯通信端末を介して各種設定が行われることから、権限を有さない者による各種設定の切換えを制限することが、セキュリティ上望まれる。
また、施工時やメンテナンス時にサービスマンが携帯通信端末を用いて初期設定を行う場合には、初期設定完了後に利用者等が携帯通信端末の操作等を行うことによって、意図しない設定変更が偶発的に行われるケースも考えられる。係る事態が生じると、想定される運転が正常に行われずに信頼性が低下することも想定される。
一方で、上記事項に配慮して、携帯通信端末の認証を行うべく利用者に対してパスワードの入力を要求することが考えられる。しかし、利用者がパスワードを忘れたり失うケースが想定され、係るケースにおいてはパスワードの問い合わせや再設定等の処理を行う必要が生じて対応に手間がかかるという点で、利便性が低下しうる。また、安易なパスワードを設定した場合にはセキュリティ性が低下する。
この点、空調システム100では、パスワード生成部62は、所定のタイミングで、通信ネットワーク(第1ネットワークNW1、第2ネットワークNW2)に接続されている各接続機器の特色を示す接続機器情報に基づき、パスワードを生成し、「処理部」(運転スケジュール制御部54、アクチュエータ制御部55、使用センサ管理部56、現地情報管理部57、時刻管理部58、運転履歴管理部59、及び接続制御部60等)は「パスワード入力部」(近距離無線通信部34)に入力されたパスワードが適切である場合に、近距離無線通信信号に基づく処理を実行するように構成されている。その結果、利用権限を有さない者による各種設定の切換えを制限することが可能となっている。また、初期設定完了後、利用者等が端末110の操作等を行うことによって、意図しない設定変更が偶発的に行われることについても抑制されている。よって、セキュリティ性及び信頼性の低下が抑制されている。
また、パスワードは、通信ネットワークに接続されている各接続機器(室外ユニット10、各室内ユニット20、各リモコン30、及び/又は各通信アダプタ15・16・25・26・36等)の特色を示す接続機器情報に基づき生成されている。このため、パスワードは、通信ネットワークに接続されている各接続機器の特色を示す接続機器情報に基づき、特定可能となっている。よって、利用者がパスワードを忘れたり失った場合に、パスワードの問い合わせや再設定等の処理に伴う手間が軽減されるようになっている。さらに、係る接続機器情報を一般に公開されない機密情報とすることで、接続機器情報自体、並びに接続機器情報から特定されるパスワードの機密性を高め、これらの情報に関して特定主体を利用者やサービスマン等、権限を有する者に限定することが可能となっている。
よって、利便性の低下を抑制しつつセキュリティ性について確保することが可能となっている。
(7−2)
上記実施形態に係る空調システム100では、接続機器情報は、通信ネットワークに接続されている各接続機器の施工時に用いられる施工図面によって特定される情報である。すなわち、接続機器情報が、一般に公開されない機密性の高い施工図面に基づき特定可能な情報となっている。これにより、接続機器情報の機密性を高めることが可能となっており、ひいてはパスワードの機密性を高めることが可能となっている。よって、利便性の低下が抑制されるとともにセキュリティ性が確保されている。
(7−3)
上記実施形態に係る空調システム100おいて、接続機器情報は、通信ネットワークに接続されている接続機器の機種名、機番又は台数を特定する情報である。これにより、接続機器情報を、一般に公開されない機密性の高い情報とすることが容易に可能となっている。その結果、接続機器情報、並びにパスワードの機密性を高めることが容易に可能となっている。
(7−4)
上記実施形態に係る空調システム100では、通信ネットワークに接続されている接続機器は、熱源ユニット、利用ユニット、リモートコントロール装置、若しくは通信アダプタ、又はこれらいずれかの構成要素である。これにより、接続機器情報を、一般に公開されない機密性の高い情報とすることが容易に可能となっている。その結果、接続機器情報並びにパスワードの機密性を高めることが容易に可能となっている。
(7−5)
上記実施形態に係る空調システム100では、「接続機器情報記憶部」(記憶部51、接続機器情報記憶領域521)が接続機器情報を記憶し、パスワード生成部62は接続機器情報記憶部に記憶されている接続機器情報に基づきパスワードを生成している。これにより、保持している接続機器情報に基づき、パスワードが生成されるようになっている。その結果、パスワードの入力を要求されるサービスマンや利用者等に対して大きな労力を強いることなく、パスワードが生成されるようになっている。よって、利便性に優れている。
(7−6)
上記実施形態に係る空調システム100では、パスワード生成部62は、接続機器情報入力部(リモコン入力部31)に入力された接続機器情報に基づき、パスワードを生成している。これにより、利用者等が接続機器情報入力部を介して入力した接続機器情報に基づき、パスワードが生成されるようになっている。その結果、利用者側で指定した接続機器情報に基づきパスワードが生成されうる。よって、利便性に優れている。
(7−7)
上記実施形態に係る空調システム100では、接続機器情報送信部(送信データ生成部63、送信データ出力部66)は、接続機器情報を、広域ネットワークNWaに接続されている管理サーバ120に宛てて送信するように構成されている。これにより、管理サーバ120側で施工現場毎に接続機器情報を収集することが可能となっている。その結果、施工現場毎に接続機器情報を蓄積することが容易となるとともに、蓄積した接続機器情報を活用することが容易に可能となっており、利便性に優れている。
(7−8)
上記実施形態に係る空調システム100では、パスワード出力部(リモコン表示部32、表示データ生成部64、出力制御部65)は、パスワード生成部62によって生成されたパスワードを、リモコン表示部32に出力(表示)するように構成されている。これにより、自動生成されたパスワードについて、権限を有する者が直接的に把握可能となっている。よって、利便性に優れている。
(7−9)
上記実施形態に係る空調システム100では、パスワード生成部62は、電源を供給された時にパスワードを生成するように構成されている。これにより、電源投入時にパスワードが自動生成されるようになっている。その結果、利用者等が特に意識することなく、パスワードが生成されるようになっており、利便性に優れている。
(8)変形例
上記実施形態は、以下の変形例に示すように適宜変形が可能である。なお、各変形例は、矛盾が生じない範囲で他の変形例と組み合わせて適用されてもよい。
(8−1)変形例1
上記実施形態において、リモコン30及び端末110間で行われる近距離無線通信は、13.56MHzの周波数を用いるNFC(Near Field Communication)であった。しかし、リモコン30及び端末110間で行われる近距離無線通信は、必ずしもNFCである必要はなく、例えば2.4GHzの周波数を用いるBluetooth(登録商標)等、他の方式であってもよい。
(8−2)変形例2
上記実施形態では、パスワード生成部62は、接続機器情報に含まれる室外ユニット10、各室内ユニット20、各リモコン30、及び/又は各通信アダプタ15・16・25・26・36の、機種名、機番、及び/又は台数等に基づき、パスワードを生成するように構成されていた。しかし、パスワード生成部62がパスワードを生成する態様については、これに必ずしも限定されず、接続機器情報に基づいてパスワードを生成する限り適宜変更が可能である。例えば、パスワード生成部62は、接続機器情報に含まれる接続機器の通信アドレスやMACアドレスに基づいてパスワードを生成するようにしてもよい。また、例えば、パスワード生成部62は、接続機器情報に含まれる接続機器の構成要素(例えば、各種アクチュエータ11、21や各種センサ12、22、33等)の特色を示す情報(例えば型式や機番等)に基づいてパスワードを生成するようにしてもよい。
(8−3)変形例3
上記実施形態では、パスワード生成部62は、ベーシックデータに、接続機器情報を付加することでパスワードを生成していた。より詳細には、ベーシックデータの後に接続機器の機種名、機番、又は台数を付加することで、パスワードを生成していた。しかし、パスワードの生成態様については、必ずしもこれに限定されず、適宜変更が可能である。
例えば、パスワード生成部62は、ベーシックデータの前に接続機器情報(接続機器の機種名、機番、及び/又は台数等)を付加することでパスワードを生成してもよいし、ベーシックデータの中に接続機器情報を挿入することでパスワードを生成してもよい。また、パスワード生成部62は、ベーシックデータを加味せずにパスワードを生成してもよい。例えば、パスワード生成部62は、パスワードを生成する際に接続機器情報(接続機器の機種名、機番、及び/又は台数等)そのものをパスワードとしてもよい。
(8−4)変形例4
上記実施形態では、接続機器情報は、接続機器の施工時に用いられる施工図面によって特定される情報であった。利便性の低下を抑制しつつ接続機器情報の機密性を高める、という観点では、接続機器情報がこのような情報であることが好ましい。しかし、これに限定されず、接続機器情報は、必ずしも接続機器の施工時に用いられる施工図面によって特定される情報である必要はない。
(8−5)変形例5
上記実施形態では、接続機器情報は、通信ネットワークに接続されている接続機器の機種名、機番又は台数を特定する情報であった。利便性の低下を抑制しつつ接続機器情報の機密性を高める、という観点では、接続機器情報がこのような情報であることが好ましい。しかし、これに限定されず、接続機器情報は、必ずしも通信ネットワークに接続されている接続機器の機種名、機番又は台数を特定する情報である必要はなく、接続機器の他の特色を特定する情報であってもよい。
(8−6)変形例6
上記実施形態では、リモコン30は、近距離無線通信部34を介してパスワードを入力されていた。つまり、本実施形態において、近距離無線通信部34は、端末110から出力されたパスワードを入力される「パスワード入力部」として機能していた。しかし、これに限定されず、リモコン30は、他の入力部を介して、パスワードを入力されてもよい。例えば、リモコン30は、リモコン入力部31にパスワードを入力されてもよい。係る場合、当該他の入力部が「パスワード入力部」として機能する。
(8−7)変形例7
上記実施形態では、接続機器情報が「接続機器情報入力部」を介して入力される場合について説明した。しかし、これに限定されず、接続機器情報は、予め(製造時や出荷時等に)接続機器情報記憶領域521に格納されていてもよい。すなわち、空調システム100は、予め接続機器情報を保持していてもよい。係る場合、電源投入時に、利用者等が特に操作することなく、パスワードが自動生成されるようになり、利便性に特に優れる。
(8−8)変形例8
上記実施形態では、パスワード生成部62は、電源を供給された時にパスワードを生成するように構成されていた。しかし、パスワード生成部62がパスワードを生成するタイミングについては必ずしもこれに限定されず、設置環境や設計仕様に応じて適宜変更が可能である。例えば、パスワード生成部62は、ユーザからパスワード生成の指示が入力されたことを契機として、パスワードを生成するように構成されてもよい。
(8−9)変形例9
上記実施形態では、初期設定完了後、利用者等が端末110の操作等を行うことによって、意図しない設定変更が偶発的に行われることについて抑制されている。係る効果をより確実にするためには、端末110との間に構築する通信コネクションにバリエーションをもたせてもよい。例えば、初期設定を行う作業者の端末110との間で構築する通信コネクションである初期設定接続と、日常的に利用者の端末110との間で構築する通信コネクションである利用者接続と、を設けて、状況に応じた通信コネクションを構築するように構成してもよい。係る場合、パスワード生成部62が初期設定接続用のパスワードと利用者接続用のパスワードとを生成し、接続制御部60において、入力されたパスワードに応じて確立する通信コネクションを区別されるように構成すればよい。これにより、初期設定完了後に、偶発的に初期設定が変更・上書きされることがさらに抑制される。
(8−10)変形例10
上記実施形態では、端末110を、コマンドを入力するための「コマンド入力装置」として機能させることが可能であり、端末110を介したコマンド入力を行う際に、各リモコン30は端末110から送信されたコマンドを受信するための「コマンド受信装置」として機能していた。しかし、これに限定されず、リモコン30以外の接続機器に近距離無線通信部34に相当する機能部を配置して、当該接続機器をコマンド受信装置として機能させてもよい。
(8−11)変形例11
上記実施形態では、近距離無線通信部34は、リモコン30内に配置されていた。しかし、近距離無線通信部34は、リモコン30以外の接続機器内に配置されてもよい。
(8−12)変形例12
上記実施形態においては、接続機器が、室外ユニット10、各室内ユニット20、各リモコン30、及び各通信アダプタ15・16・25・26・36である場合について説明した。しかし、これに限定されず、空調システム100に含まれる接続機器は、適宜変更が可能であり、上記のものに代えて/加えて、他の機器(例えば各リモコン30の機能を統括した集中リモコンや、室外ユニット10と室内ユニット20の間で冷媒の流れを切り換える冷媒流路切換ユニット等)であってもよい。
また、上記実施形態においては、接続機器が、第1ネットワークNW1及び第2ネットワークNW2に接続されている機器である場合について説明した。しかし、これに限定されず、接続機器は、第1ネットワークNW1及び第2ネットワークNW2以外の通信ネットワークに接続される機器であってもよい。
(8−13)変形例13
上記実施形態では、リモコン30はリモコン入力部31を有しており、リモコン30の操作者はリモコン入力部31を介して接続機器情報を入力することが可能であるように構成されている。すなわち、リモコン30は、「接続機器情報入力部」に相当するリモコン入力部31を有している。しかし、リモコン30は、リモコン入力部31に代えて/リモコン入力部31とともに、接続機器情報を入力する他の入力部を有していてもよい。係る場合、当該他の入力部は「接続機器情報入力部」に相当する。
例えば、USBメモリや入力キーを有するタブレットPC等の機器を、配線を介して接続する接続端子(接続機器情報入力部)をリモコン30や室内ユニット20等の接続機器に設けて、当該接続端子に接続されている機器から接続機器情報が入力されるように構成してもよい。
また、例えば、リモコン30は、近距離無線ネットワークNW3を介した近距離無線通信によって端末110等の機器から接続機器情報を入力されてもよい。係る場合には、近距離無線通信部が「接続機器情報入力部」に相当する。
(8−14)変形例14
上記実施形態では、パスワード生成部62によって生成されたパスワードがリモコン表示部32において表示(出力)されるように構成されていた。しかし、生成されたパスワードの出力態様については、必ずしもこれに限定されず、他の態様によって出力されてもよい。例えば、生成されたパスワードを、利用者が保持する端末110や他の機器へ出力制御部65等(パスワード出力部)から直接送信するように構成してもよい。
また、例えば、生成されたパスワードに基づく音声データを生成して出力してもよい。係る場合、当該音声データを出力するスピーカ(パスワード出力部)をリモコン30や室内ユニット20に設けてもよい。
(8−15)変形例15
上記実施形態では、室外ユニット制御部13、室内ユニット制御部23、及びリモコン制御部35が個別に配置されていた。しかし、これに限定されず、室外ユニット制御部13の一部若しくは全部、各室内ユニット制御部23の一部若しくは全部、及び/又は各リモコン制御部35の一部若しくは全部は、一体に構成されてもよい。係る場合、一体に構成された制御部は、室外ユニット10内に配置されてもよいし、いずれかの室内ユニット20内に配置されてもよいし、いずれかのリモコン30内に配置されてもよいし、他の接続機器内に配置されてもよいし、接続機器とLANやWANを介して接続された他の装置(例えば管理サーバ120等)の内部に配置されてもよい。
(8−16)変形例16
上記実施形態では、コントローラ50は、室外ユニット制御部13、各室内ユニット20の室内ユニット制御部23、及び各リモコン30のリモコン制御部35が、通信ネットワーク(NW1、NW2)を介して接続されることで構成されていた。しかし、コントローラ50の構成態様については、特に限定されず、適宜変更が可能である。例えば、コントローラ50は、室外ユニット10、各室内ユニット20、及び各リモコン30の、いずれかに代えて/全てとともに、他の装置(例えば、管理サーバ120や集中リモコン等の他の機器等)を追加されて構成されてもよい。また、コントローラ50は、異なる空間に配置されるユニットが通信ネットワークで接続されることで構成されるのではなく、同一の空間に配置される各ユニットによって一体に構成されてもよい。
(8−17)変形例17
上記実施形態では、リモコン30は、いずれかの室内ユニット20と1対1に対応していたが、リモコン30は複数の室内ユニット20と対応付けられてもよい。すなわち、リモコン30は、いずれかの室内ユニット20と、1対多、又は多対多の関係となるように対応づけられてもよい。
(8−18)変形例18
上記実施形態では、近距離無線通信部34は、リモコン制御部35とは別に設けられていた。しかし、近距離無線通信部34は、リモコン制御部35に含まれていてもよい。
(8−19)変形例19
上記実施形態では、リモコン30は、いわゆる有線式のリモートコントロール装置であり、通信線cb2を介して対応する室内ユニット20と電気的に接続されていた。しかし、リモコン30は、対応する室内ユニット20(室内ユニット制御部23)と電波や赤外線を用いた無線通信を行うワイアレスリモコンであってもよい。係る場合、リモコン30は、持ち運び自在であるハンディタイプのものであってもよい。
(8−20)変形例20
上記実施形態では、リモコン30は、室内ユニット20とは別に独立して設けられていた。しかし、リモコン30は、必ずしも室内ユニット20と別体に構成される必要はなく、室内ユニット20と一体に構成されてもよい。すなわち、リモコン30は、室内ユニット20に内蔵されていてもよい。
(8−21)変形例21
上記実施形態では、リモコン30には表示手段としてのリモコン表示部32が設けられていた。しかし、必ずしもリモコン30においてリモコン表示部32を設ける必要はなく、リモコン表示部32については適宜省略が可能である。係る場合、リモコン表示部32において表示される表示データを表示する表示部を、他のユニット(室外ユニット10や室内ユニット20等)に設けてもよいし、他のユニットとは独立に設けて対象空間SPや他の空間に配置してもよい。
(8−22)変形例22
上記実施形態では、リモコン30は、対応する室内ユニット20と同一の対象空間SPに設置されたが、対応する室内ユニット20が設置される対象空間SPとは異なる他の空間に設置されてもよい。
(8−23)変形例23
上記実施形態では、各対象空間SPにおいて1台の室内ユニット20が設置されていた。しかし、各対象空間SPには、室内ユニット20が複数台設置されてもよい。
(8−24)変形例24
上記実施形態では、1台の室外ユニット10と複数台の室内ユニット20とが冷媒配管で接続されることで冷媒回路が構成されていた。しかし、空調システム100は、複数台の室外ユニット10を有していてもよい。すなわち、複数台の室外ユニット10と複数台の室内ユニット20とが冷媒配管で接続されることで冷媒回路が構成されてもよい。係る場合、空調システム100において構成される冷媒系統の数は単数であってもよいし複数であってもよい。
また、空調システム100は、単一の室内ユニット20を有していてもよい。すなわち、1台の室外ユニット10と1台の室内ユニット20とが冷媒配管で接続されることで冷媒回路が構成されてもよい。
(8−25)変形例25
上記実施形態では、室内ユニット20は、天井に設置される天井埋込型であったが、これに限定されず、他の型式のものでもよい。例えば、室内ユニット20は、対象空間SPの内壁に設置される壁掛型、床面に設置される床置型等の空調室内機、又は床面より下方に設置される床下収納型等でもよい。
(8−26)変形例26
上記実施形態では、本発明が空調システム100において適用される場合について説明したが、本発明は、他の空調装置又は冷凍装置にも適用可能である。例えば、本発明は、空気清浄機、換気装置、又は除湿機等の空調装置にも適用可能である。係る場合、室内ユニット20は、対象空間SPに設置され、空気清浄(塵埃の回収)、換気、又は除湿等の空気調和を行う。
また、例えば、本発明は、給湯器やチラー等、冷媒回路を含み冷凍サイクルを行うヒートポンプ装置にも適用可能である。係る場合、室外ユニット10及び/又は室内ユニット20は、空調システム100と同様、冷媒回路を含み冷凍サイクルを行う。
(8−27)変形例27
上記実施形態では、空調システム100は、複数の対象空間SPを含む施設1に設置されていた。しかし、空調システム100が設置される環境は、特に限定されず、あらゆる環境において設置可能である。例えば、空調システム100は、単一の対象空間SPを含む施設や家屋に設置されてもよい。また、空調システム100は、管理者と利用者とが一致する空間のみならず、管理者と利用者とが一致しない空間(例えばホテルの客室やレンタルルーム等、利用者が一時的に滞在する空間)に設置されてもよい。
(8−28)変形例28
上記実施形態では、管理サーバ120は、広域ネットワークNWa上に配置されていた。しかし、管理サーバ120は、必ずしも広域ネットワークNWa上に配置される必要はなく、空調システム100の設置場所(上記実施形態では施設1)と同一構内に配置されてもよい。
(8−29)変形例29
上記実施形態では、管理サーバ120は、空調システム100とは別に独立して配置されたが、管理サーバ120は、空調システム100の構成要素として、空調システム100に含まれていてもよい。
(8−30)変形例30
端末110は、近距離無線通信機能とは別の他の無線通信用のアンテナを有していてもよい。係る場合、空調システム100及び端末110間で行われる近距離無線通信の一部が、当該他の無線通信によって行われるように構成してもよい。
(8−31)変形例31
上記実施形態では、空調システム100に入力されるコマンドとして、運転状態切換コマンド、現地情報登録設定コマンド、スケジュール設定コマンド、時刻設定コマンド、使用センサ選択コマンド、及び表示態様設定コマンド等を例に挙げて説明した。しかし、空調システム100において入力されるコマンドは、必ずしもこれらのコマンドに限定されず、これらのコマンドのいずれかについては設計仕様や設置環境に基づき適宜省略が可能である。また、空調システム100において入力されるコマンドには、他のコマンドが含まれていてもよい。
(8−32)変形例32
上記実施形態では、管理サーバ120は、空調システム100とは別に配置されていた。しかし、空調システム100は、管理サーバ120を含んでいてもよい(すなわち、管理サーバ120は、空調システム100の構成要素として配置されてもよい)。そして、係る場合、コントローラ50に含まれる機能部(51−66)は、必要に応じて管理サーバ120内に配置されてもよい。
例えば、パスワード生成部62は、管理サーバ120に含まれていてもよい。係る場合には、仮に管理者がパスワードを忘れた際においても、管理サーバ120にアクセス(又は管理サーバ120を管理するサービスセンターに連絡)し、接続機器情報(施行図面など)を改めて入力することで、管理サーバ120側でパスワードを生成することができ、これによってパスワードを把握することが可能である。
本発明は、空調装置又は冷凍装置に適用可能である。
1 :施設
10 :室外ユニット(接続機器)
13 :室外ユニット制御部
15 :第1室外通信アダプタ(通信アダプタ、接続機器)
16 :第2室外通信アダプタ(通信アダプタ、接続機器)
20 :室内ユニット(接続機器)
23 :室内ユニット制御部
25 :第1室内通信アダプタ(通信アダプタ、接続機器)
26 :第2室内通信アダプタ(通信アダプタ、接続機器)
30 :リモコン(接続機器)
31 :リモコン入力部(接続機器情報入力部)
32 :リモコン表示部(パスワード出力部)
34 :近距離無線通信部(パスワード入力部)
35 :リモコン制御部
36 :リモコン通信アダプタ(通信アダプタ、接続機器)
50 :コントローラ
51 :記憶部(接続機器情報記憶部)
52 :コマンド取得部(処理部)
53 :検出値取得部
54 :運転スケジュール制御部(処理部)
55 :アクチュエータ制御部(処理部)
56 :使用センサ管理部(処理部)
57 :現地情報管理部(処理部)
58 :時刻管理部(処理部)
59 :運転履歴管理部(処理部)
60 :接続制御部(処理部)
61 :接続機器情報管理部
62 :パスワード生成部
63 :送信データ生成部(接続機器情報送信部)
64 :表示データ生成部(パスワード出力部)
65 :出力制御部(接続機器情報送信部、パスワード出力部)
66 :送信データ出力部(接続機器情報送信部)
100 :空調システム(空調装置、冷凍装置)
110 :端末(携帯通信端末)
120 :管理サーバ
NW1 :第1ネットワーク(通信ネットワーク)
NW2 :第2ネットワーク(通信ネットワーク)
NW3 :近距離無線ネットワーク
NWa :広域ネットワーク
SP(SP1−6) :対象空間
TB1 :接続機器情報テーブル
cb1―3 :通信線
特開2013−76493号公報

Claims (9)

  1. 利用者が有する携帯通信端末(110)から近距離無線通信によって送信される近距離無線通信信号に基づき各種設定が行われる空調装置又は冷凍装置であって、
    前記近距離無線通信信号を受け付けるうえで前記利用者に対して入力を要求するパスワード、を生成するパスワード生成部(62)と、
    前記パスワードを入力されるパスワード入力部(34)と、
    前記パスワード入力部に入力された前記パスワードが適切である場合に、前記近距離無線通信信号に基づく処理を実行する処理部(52、54−60)と、
    前記近距離無線通信とは異なる他の通信の伝送信号、の伝送路として機能する通信ネットワーク(NW1、NW2)と、
    を備え、
    前記パスワード生成部は、所定のタイミングで、前記通信ネットワークに接続されている各機器(10、20、30、15、16、25、26、36)の特色を示す接続機器情報に基づき、前記パスワードを生成する、
    空調装置又は冷凍装置(100)。
  2. 前記接続機器情報は、前記機器の施工時に用いられる施工図面によって特定される情報である、
    請求項1に記載の空調装置又は冷凍装置(100)。
  3. 前記接続機器情報は、前記通信ネットワークに接続されている前記機器の機種名、機番又は台数を特定する情報である、
    請求項1又は2に記載の空調装置又は冷凍装置(100)。
  4. 前記通信ネットワークに接続されている前記機器は、熱源ユニット(10)、利用ユニット(20)、リモートコントロール装置(30)、若しくは通信アダプタ(15、16、25、26、36)、又はこれらいずれかの構成要素である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の空調装置又は冷凍装置(100)。
  5. 前記接続機器情報を記憶する接続機器情報記憶部(51)をさらに備え、
    前記パスワード生成部は、前記接続機器情報記憶部に記憶されている前記接続機器情報に基づき、前記パスワードを生成する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の空調装置又は冷凍装置(100)。
  6. 前記接続機器情報を入力される接続機器情報入力部(31)をさらに備え、
    前記パスワード生成部は、前記接続機器情報入力部に入力された前記接続機器情報に基づき、前記パスワードを生成する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の空調装置又は冷凍装置(100)。
  7. 前記接続機器情報を、前記通信ネットワーク又は他のネットワークに接続されている管理サーバ(120)に宛てて送信する接続機器情報送信部(63、66)をさらに備える、
    請求項5又は6に記載の空調装置又は冷凍装置(100)。
  8. 前記パスワード生成部によって生成された前記パスワードを出力するパスワード出力部(32、64、65)をさらに備える、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の空調装置又は冷凍装置(100)。
  9. 前記パスワード生成部は、電源を供給された時に前記パスワードを生成する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の空調装置又は冷凍装置(100)。
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