JP2010012676A - 印刷装置およびテープ印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】文書の印刷に必要なパスワードの忘失を防止することができる印刷装置およびテープ印刷装置を提供する。
【解決手段】入力された情報を表示する表示手段5と、情報を印刷する印刷手段と、装置の電源オン時に情報を表示手段5に表示するために必要なパスワードを生成するパスワード生成手段と、入力された情報とパスワードと、を関連付けて不揮発に記憶する記憶手段44と、を備え、装置の電源オフ直前の状態において、表示手段5に情報が表示されている場合、印刷手段は、装置の電源オフ時に、パスワードを印刷することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、装置の電源操作に伴って、所定の処理を実行する印刷装置およびテープ印刷装置に関するものである。
従来、印刷文書を印刷する際に、パスワードの入力を必要とする印刷制御装置が知られている。この印刷制御装置は、パスワードを入力する操作パネルと、印刷データに含まれるパスワードを読み取る読み取り手段と、入力したパスワードと読み取ったパスワードとを比較する手段と、を備えている。そして、印刷制御装置は、上位装置から印刷データを受信し、当該印刷データに含まれるパスワードと入力したパスワードとが一致したときに、印刷を開始する(例えば、特許文献1参照)。この構成によれば、パスワードを知っているユーザしか文書の印刷ができないため、当該文書の紛失防止や機密保持を行うことができる。
特開2000−76028号公報
ところが、上記の印刷制御装置のように、パスワードが一致した場合にのみ文書の印刷を可能とすると、ユーザが対象となる文書のパスワードを忘れた場合、当該文書の印刷自体が不可能となり、結果的に文書を紛失した状態になるという問題がある。
特に、近年、セキュリティ向上の観点から、複雑なパスワードを設定する場合が多く、ユーザがパスワードを正確に覚えることは困難である。パスワードを紙等に書き留めておき、パスワードの忘失を防止することも考えられるが、上述のように複雑なパスワードの場合、パスワードを書き間違えることが考えられ、結果的に文書の印刷ができなくなる。
本発明は、上記の問題点に鑑みたものであり、文書の印刷に必要なパスワードの忘失を防止することができる印刷装置およびテープ印刷装置を提供することを目的とする。
本発明の印刷装置は、入力された情報を表示する表示手段と、情報を印刷する印刷手段と、装置の電源オン時に情報を表示手段に表示するために必要なパスワードを生成するパスワード生成手段と、入力された情報とパスワードと、を関連付けて不揮発に記憶する記憶手段と、を備え、装置の電源オフ直前の状態において、表示手段に情報が表示されている場合、印刷手段は、装置の電源オフ時に、パスワードを印刷することを特徴とする。
この構成によれば、本発明の印刷装置は、ユーザにより入力された情報(テキストや画像等)を装置の電源オン時に表示するために必要なパスワードを生成し、入力された情報と当該パスワードとを関連付けて記憶する。そして、装置の電源オフ直前に情報が表示されている場合(ユーザにより入力された情報がある場合)、装置の電源オフ時に当該情報に対応するパスワードを印刷する。
ユーザが入力した情報とパスワードとを関連付けて記憶することで、当該情報の機密保持を行うことができる。また、パスワードを印刷することで、ユーザがパスワードを忘失することにより情報の表示が不可能となる(結果的に、情報を紛失した状態になる)ことを防止することができる。また、パスワードが複雑な場合でも、正確なパスワードを印刷物としてユーザに提供することができるため、例えば、パスワードを紙等に控える場合に発生するパスワードの書き間違いにより、情報の表示が不可能となることを防止することができる。
本発明の印刷装置において、装置の電源オフ直前の状態において、表示手段に情報が表示されている場合、表示手段は、装置の電源オフ時に、パスワードを表示することが好ましい。
この構成によれば、装置の電源オフ時に、表示手段(表示画面)にパスワードを表示する。これにより、例えば、印刷に用いる媒体(用紙や印刷テープ等)が無く、パスワードが印刷できない場合においても、ユーザは確実にパスワードを認識(把握)することができる。
本発明の印刷装置において、装置の電源オン時に、パスワードを入力する入力手段と、入力したパスワードと同一のパスワードが、記憶手段に存在するか否かを判定するパスワード判定手段と、をさらに備え、パスワード判定手段による判定の結果、入力したパスワードが記憶手段に存在すると判定した場合、表示手段は、パスワードに関連付けられた情報を表示することが好ましい。
この構成によれば、装置の電源オン時に入力されたパスワードと同一のパスワードが記憶手段に存在するか否かを判定し、該当するパスワードが存在する場合、このパスワードに関連付けられた情報を表示する。これにより、パスワードを知っているユーザしか当該情報を表示(閲覧)することができないため、他のユーザに情報が漏洩することを防止することができる(情報の機密保持を行うことができる)。
本発明の印刷装置において、印刷手段は、パスワードに加え、当該パスワードに関連付けられた情報の少なくとも一部を印刷することが好ましい。
この構成によれば、パスワードに加え、当該パスワードに関連付けられた情報の少なくとも一部を印刷することで、ユーザは、パスワードと情報との関連性を容易に把握することができる。
本発明のテープ印刷装置は、上記に記載の印刷装置における各手段を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、ユーザにより入力された情報(テキストや画像等)を装置の電源オン時に表示するために必要なパスワードを生成し、入力された情報と当該パスワードとを関連付けて記憶する。そして、装置の電源オフ直前に情報が表示されている場合(ユーザにより入力された情報がある場合)、装置の電源オフ時に当該情報に対応するパスワードを印刷することが可能なテープ印刷装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、印刷装置として、テープ状媒体に印刷を行うことによってラベルを作成するテープ印刷装置を例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態に係るテープ印刷装置1の開閉蓋4を開いた状態の外観斜視図である。図1に示すようにテープ印刷装置1は、装置ケース2により外装が形成され、装置ケース2の前部上面には各種入力キーを備えたキーボード3(入力手段)が配置されると共に、後部上面には、その左部に開閉蓋4が取り付けられ、その右部には表示画面5(表示手段)が配設されている。開閉蓋4の内側にはテープカートリッジCを装着するためのカートリッジ装着部6が窪入形成されており、テープカートリッジCは、開閉蓋4を開放した状態でカートリッジ装着部6に着脱可能に装着される。また、開閉蓋4にはこれを閉じた状態でテープカートリッジCの装着/非装着を視認するための覗き窓7が形成されている。
キーボード3には、文字キー群3a、および各種動作モード等を指定するための機能キー群3bが配列されている。文字キー群3aは、JIS配列に基づいたフルキー構成であり、操作するキー数の増加を抑えるためのシフトキーを備えるなど、一般のワードプロセッサ等と同様である。また、機能キー群3bには、印刷実行を指示するための[印刷]キー11、電源オン/オフ(電源の投入/切断)を操作する[電源]キー12、カーソル移動やスクロール操作を行うためのカーソルキー([↓],[↑],[←],[→])13、選択候補(選択肢)の選択および確定操作を行うための[選択]キー14、選択候補の選択をキャンセルする[キャンセル]キー([取消し]キー)15などが含まれる。なお、これらのキー入力は、一般的なキーボードと同様に、キー入力毎に個別にキーを設けても良いし、シフトキー等と組み合わせてより少ない数のキーを用いて入力するようにしても良い。
表示画面5は、液晶ディスプレイで形成されている。表示画面5は、ユーザがキーボード3により所望の情報(テキストや画像等)を入力して、テキストデータや画像データ等の印刷データを作成・編集したり、その結果等を視認(確認)したりする際に用いられる。
装置ケース2の左側部には、カートリッジ装着部6と外部とを連通するテープ排出口21が形成され、このテープ排出口21には、送り出した印刷テープTを切断するためのテープカッタ22が臨んでいる。そして、テープ排出口21から印刷済みの印刷テープTが所定長さだけ送り出され、送りを一旦停止させた状態で、この印刷済みの印刷テープTをテープカッタ22により切断することにより、短冊状のラベルを作成する。なお、切断処理については、自動カットをするまたはしないの選択肢によりカッタモータ23(図2参照)の駆動を設定できる。
一方、カートリッジ装着部6には、ヘッドカバー25内にサーマルタイプの印刷ヘッド26が内蔵されたヘッドユニット24と、印刷ヘッド26に対峙するプラテン駆動軸27と、後述のインクリボンRを巻き取る巻き取り駆動軸28と、後述のテープリール32の位置決め突起29とを備えている。また、カートリッジ装着部6の下側には、プラテン駆動軸27および巻き取り駆動軸28を回転させるテープ送りモータ30(図2参照)が内蔵されている。
テープカートリッジCは、カートリッジケース31内部の上部中央部に、一定の幅(4mm〜48mm程度)の印刷テープTを巻回したテープリール32と、右下部にインクリボンRを巻回したリボンリール33とを収容して構成されており、印刷テープTとインクリボンRは同じ幅で構成されている。また、テープリール32の左下部には前記ヘッドユニット24を覆うヘッドカバー25に差し込まれるための貫通孔34が形成されている。さらに、貫通孔34に差し込まれたヘッドユニット24は印刷テープTとインクリボンRとが重なる部分に対応して、前記プラテン駆動軸27に嵌合されて回転駆動するプラテンローラ35が配置されている。一方、前記リボンリール33に近接してリボン巻き取りリール36が配置され、リボンリール33から繰り出されたインクリボンRは、ヘッドカバー25を周回するように配置され、リボン巻き取りリール36に巻き取られるようになっている。
テープカートリッジCがカートリッジ装着部6に装着されると、ヘッドカバー25に貫通孔34が、位置決め突起29にテープリール32の中心孔が、巻き取り駆動軸28にリボン巻き取りリール36の中心孔がそれぞれ差し込まれ、印刷テープTおよびインクリボンRを挟み込んで印刷ヘッド26がプラテンローラ35に当接して印刷が可能になる。その後、ユーザが表示画面5の編集結果を確認しながらキーボード3により所望のテキスト(文字、数字、記号、簡易図形等のキャラクタ)や画像を入力し、印刷を指示すると、テープ印刷装置1は、テープ送りモータ30によりテープカートリッジCから印刷テープTを繰り出し、印刷ヘッド26の発熱素子を選択的に発熱させることにより印刷テープTに所望の印刷を行う。印刷テープTの印刷済み部分はテープ排出口21から随時外部に送り出され、印刷を完了すると、テープ送りモータ30は、余白分を含むテープ長さの位置まで印刷テープTの送りを行った後、その送りを停止する(その後、切断処理に移行する)。
一方、印刷テープTは、裏面に粘着剤層が形成された記録テープTaと、この粘着剤層により記録テープTaに貼り付けられた剥離テープTbとから構成されている。そして、印刷テープTは、記録テープTaを外側にし、かつ剥離テープTbを内側にしてロール状に巻回されてカートリッジケース31内に収容されている。また、印刷テープTは、テープ種別(テープ幅、テープの地色、地模様、材質(質感)など)が異なる複数種のものが用意されており、各カートリッジケース31には、このうち1種類の印刷テープTおよびインクリボンRが収容されている。また、カートリッジケース31の裏面にはテープカートリッジCの種別を特定する複数の孔(図示省略)が設けられている。また、複数の孔に対応してカートリッジ装着部6には、これらを検出するテープ識別センサ(マイクロスイッチ等)37(図2参照)が、複数設けられており、このテープ識別センサ37により複数の孔の状態を検出することで、テープ種別を判別できるようになっている。
次に、図2の制御ブロック図を参照し、テープ印刷装置1の制御構成について説明する。テープ印刷装置1は、中央処理装置であるCPU(Central Processing Unit)41、RAM(Random Access Memory)42、ROM(Read Only Memory)43、フラッシュROM44(記憶手段)、表示画面5、キーボード3、カッタモータ23、テープカッタ22、テープ送りモータ30、印刷ヘッド26、およびテープ識別センサ37を備えている。また、CPU41は、ROM43、フラッシュROM44、表示画面5、キーボード3、カッタモータ23、テープ送りモータ30、印刷ヘッド26、およびテープ識別センサ37とバス46を介して接続されている。
RAM42は、CPU41と直接接続されており、CPU41が各種制御を行う際のワークエリアとして用いられる。ROM43は、CPU41が各種制御を行うための制御プログラムおよび制御データを記憶している。
フラッシュROM44は、ユーザにより入力されたテキストや画像のデータ(以下、「ユーザデータ」と称す。請求項における「情報」に相当)と、当該ユーザデータに付与されたパスワードと、を関連付けて記憶する(保存する)。このパスワードは、CPU41により装置の電源オフ時に自動的に生成され、対象となるユーザデータに付与される。なお、ユーザデータには、当該データ作成時の環境設定情報(書体、文字サイズ等)も含まれる。
表示画面5は、上述のように、テキストデータや画像データ等の作成・編集、およびその結果確認に用いられる以外に、上記パスワードの表示やパスワードを入力するためのパスワード入力画面5aの表示に用いられる。具体的には、装置の電源オン時にパスワード入力画面5aを表示し、ユーザにパスワードの入力環境を提供する。また、装置の電源オフ時に、保存対象となるユーザデータに対応するパスワードを表示する。
カッタモータ23は、テープカッタ22と接続され、切断手段として機能する。また、テープ送りモータ30および印刷ヘッド26は、印刷テープT上に印刷を行うための印刷手段として機能する。CPU41は、装置の電源オフ時に、印刷手段により上記パスワードを印刷テープT上に印刷する。
以上の構成により、CPU41は、装置の電源オフ時に、ユーザデータとパスワードとを関連付けて記憶する。そして、CPU41は、当該パスワードを表示画面5に表示すると共に、当該パスワードを印刷テープTに印刷する。また、装置の電源オン時に、CPU41は、パスワード入力画面5aを表示する。そして、CPU41は、ユーザにより入力されたパスワードと同一のパスワードがフラッシュROM44に記憶されている場合に、当該パスワードに関連付けられたユーザデータを読み出し(呼び出し)、表示画面5に表示する(詳細は後述する)。
ここで、図3を参照して、テープ印刷装置1の電源オフ時の処理について説明する。まず、テープ印刷装置1の電源がオンの状態で、ユーザにより[電源]キー12が押されると、テープ印刷装置1は電源オフ処理を開始する(S01)。この時、テープ印刷装置1は、作成または編集されたユーザデータが有るか否か(表示画面5にユーザが入力した情報が有るか否か)を判定する(S02)。
ユーザデータが無い場合(S03;No)、テープ印刷装置1は、自身の電源をオフし、処理を終了する。この場合、テープ印刷装置1は、パスワードの生成を行わない。一方、ユーザデータが有る場合(S03;Yes)、テープ印刷装置1は、当該ユーザデータがフラッシュROM44から読み出されたデータか否かを判定する(S04)。
ユーザデータがフラッシュROM44から読み出されたデータで無い場合(新規に作成されたデータの場合、S05;No)、テープ印刷装置1は、当該ユーザデータに対応するパスワードを生成し(S06,パスワード生成手段)、当該ユーザデータとパスワードとを関連付けて記憶する(S07)。そして、テープ印刷装置1は、表示画面5に生成したパスワードを表示する(S08)。
次に、テープ印刷装置1は、印刷テープTが有るか否かを判定する(S09)。印刷テープTが有る場合(S10;Yes)、テープ印刷装置1は、生成したパスワードを印刷テープTに印刷し(S11)、処理を終了する。一方、印刷テープTが無い場合(S10;No)、テープ印刷装置1は、印刷テープTが無い旨を示す画面を表示する(S12)。この状態(S12の状態)で、印刷テープTが装着されると(印刷テープTを有するテープカートリッジCが装着されると、S13)、テープ印刷装置1は、生成したパスワードを印刷テープTに印刷し(S11)、処理を終える。一方、上述の状態(S12の状態)で、印刷テープTが未装着のまま確定されると(S14)、テープ印刷装置1は、生成したパスワードを印刷せず、処理を終える。
一方、上述のS05において、ユーザデータがフラッシュROM44から読み出されたデータ(当該データを編集したものも含む)である場合(S05;Yes)、テープ印刷装置1は、当該ユーザデータを「上書き保存」するか、「新規保存(別データとして保存)」するかを選択する選択画面を表示する(S15)。
「上書き保存」が選択された場合(S16)、当該ユーザデータを上書き保存し(S17)、処理を終了する。この場合、当該ユーザデータに対するパスワードは変更されないため、表示画面5にパスワードを表示せず、且つパスワードの印刷も行わない。一方、「新規保存」が選択された場合(S18)、テープ印刷装置1は、上述のS06からS14までの処理を実行することで、当該ユーザデータに対応するパスワードを生成し、生成したパスワードの表示および印刷を行った後、処理を終了する。
次に、図4を参照して、テープ印刷装置1の電源オン時の処理について説明する。まず、テープ印刷装置1の電源がオフの状態で、ユーザにより[電源]キー12が押されると、テープ印刷装置1は電源オン処理を開始する(S21)。この時、テープ印刷装置1は、フラッシュROM44に任意のパスワード(あるいは、任意のユーザデータ)が存在するか否かを判定する(S22)。
任意のパスワード(あるいは、任意のユーザデータ)が存在しない場合(S23;No)、テープ印刷装置1は、初期状態の表示画面5(何も入力されていない表示画面5)を表示する(S24)。一方、任意のパスワード(あるいは、任意のユーザデータ)が存在する場合(S23;Yes)、テープ印刷装置1は、パスワード入力画面5aを表示する(S25)。
このパスワード入力画面5aで、ユーザによりパスワードが入力されず確定された場合(パスワード入力がキャンセルされた場合、S26)、テープ印刷装置1は、初期状態の表示画面5(何も入力されていない表示画面5)を表示する(S24)。一方、ユーザにより、パスワードが入力された場合(S27)、テープ印刷装置1は、入力されたパスワードと同一のパスワードがフラッシュROM44に存在するか否かを判定する(S28,パスワード判定手段)。
該当するパスワードが存在する場合(S29;Yes)、テープ印刷装置1は、当該パスワード(入力されたパスワード)に関連付けられたユーザデータを読み出し、当該ユーザデータの内容を表示画面5に表示する(S30)。一方、該当するパスワードが存在しない場合(S29;No)、テープ印刷装置1は、再度、パスワード入力画面5aを表示する(S25)。これにより、パスワードを知っているユーザしかユーザデータの内容を表示(閲覧)することができないため、他のユーザに情報が漏洩することを防止できる。
以上のように、本実施形態によれば、テープ印刷装置1は、ユーザにより作成または編集されたユーザデータ(ユーザにより入力された情報)を装置の電源オン時に表示するために必要なパスワードを生成し、ユーザデータと当該パスワードとを関連付けて記憶する。そして、装置の電源オフ直前に、ユーザにより作成または編集されたユーザデータが有る場合(ユーザにより入力された情報が表示されている場合)、装置の電源オフ時に当該ユーザデータに対応するパスワードを印刷する。
ユーザデータとパスワードとを関連付けて記憶することで、当該情報の機密保持を行うことができる。また、パスワードを印刷することで、ユーザがパスワードを忘失することにより情報の表示が不可能となる(結果的に、情報を紛失した状態になる)ことを防止することができる。また、パスワードが複雑な場合でも、正確なパスワードを印刷物としてユーザに提供することができるため、例えば、パスワードを紙等に控える場合に発生するパスワードの書き間違いにより、情報の表示が不可能となることを防止することができる。
また、装置の電源オフ時に、表示画面5にパスワードを表示することにより、例えば、印刷に用いる印刷テープTが無く、パスワードが印刷できない場合においても、ユーザは確実にパスワードを認識(把握)することができる。
なお、本実施形態では、印刷テープTにパスワードのみを印刷するようにしているが、これに限るものではない。例えば、パスワードに加え、当該パスワードに関連付けられた情報(ユーザデータの内容)の少なくとも一部を印刷することで、ユーザは、パスワードと情報との関連性を容易に把握することができる。
また、本実施形態では、パスワードの生成を電源オフ時に行うようにしているが、これに限らず、例えば、電源オン時にパスワードを生成するようにしても良い。
また、本実施形態では、読み出したユーザデータを上書き保存する場合(図4のS27)、当該ユーザデータが編集されたか否かにかかわらず、このユーザデータに対するパスワードを変更せず、パスワードの表示・印刷を行わないようにしているが、これに限るものではない。例えば、上書き保存する場合には、当該ユーザデータが編集されたか否かにかかわらず新たなパスワードを生成し、当該パスワードの表示・印刷を行うようにしても良い。あるいは、ユーザデータが編集されていれば新たなパスワードの生成・表示・印刷を行い、未編集であればパスワードを変更せず、パスワードの表示・印刷を行わないようにしても良い。
また、電源オフ時にユーザデータが有る場合(表示画面5にユーザが入力した情報が有る場合)、当該ユーザデータに対してパスワードを設定するかどうかを確認する画面を表示するようにしても良い。そして、この画面で、ユーザが「設定する」と答えた場合にはパスワードの生成・表示・印刷をし、「設定しない」と答えた場合にはパスワードの生成・表示・印刷を行わず、ユーザデータを表示画面5から消去するようにしても良い。
また、従来のテープ印刷装置1では、使用者が意識的に情報(入力したテキスト等)を削除しない限り、電源オン時に、前使用者が入力した情報が表示される。このため、テープ印刷装置1を共有して使用する場合、他のユーザに情報が漏洩するという問題がある。また、次にテープ印刷装置1を使用するユーザは、前使用者の作成した情報(テキスト等)を削除してから自身が所望する情報を入力することとなる。しかしながら、当該情報が重要か否かの判断に悩むことが多く、安易に削除できないという問題がある。そこで、本実施形態のように、パスワードが認証された場合は、当該パスワードに関連付けられたユーザデータを表示し、パスワードが未入力の場合は初期状態の画面を表示することで、上記の問題も解決することができる。
また、上述した実施例によらず、テープ印刷装置1の装置構成や処理の各工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置の開蓋状態における外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置の制御ブロック図である。 電源オフ時の処理の流れを示すフローチャートである。 電源オン時の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1…テープ印刷装置 3…キーボード 5…表示画面 41…CPU 44…フラッシュROM T…印刷テープ

Claims (5)

  1. 入力された情報を表示する表示手段と、
    前記情報を印刷する印刷手段と、
    装置の電源オン時に前記情報を前記表示手段に表示するために必要なパスワードを生成するパスワード生成手段と、
    入力された前記情報と前記パスワードと、を関連付けて不揮発に記憶する記憶手段と、を備え、
    前記装置の電源オフ直前の状態において、前記表示手段に前記情報が表示されている場合、
    前記印刷手段は、前記装置の電源オフ時に、前記パスワードを印刷することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記装置の電源オフ直前の状態において、前記表示手段に前記情報が表示されている場合、
    前記表示手段は、前記装置の電源オフ時に、前記パスワードを表示することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記装置の電源オン時に、前記パスワードを入力する入力手段と、
    入力した前記パスワードと同一のパスワードが、前記記憶手段に存在するか否かを判定するパスワード判定手段と、をさらに備え、
    前記パスワード判定手段による判定の結果、入力した前記パスワードが前記記憶手段に存在すると判定した場合、
    前記表示手段は、
    前記パスワードに関連付けられた前記情報を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記印刷手段は、
    前記パスワードに加え、当該パスワードに関連付けられた前記情報の少なくとも一部を印刷することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の印刷装置における各手段を備えたことを特徴とするテープ印刷装置。
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