JP2009061709A - テーププリントシステムおよびテープカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で印刷情報に対するセキュリティを高めることができるテーププリントシステムを提供する。
【解決手段】印刷テープTを収容するテープカートリッジCと、テープカートリッジCから繰り出された印刷テープTに対し、印字データを印刷するテーププリンタ2と、で構成されたテーププリントシステム1であって、テープカートリッジCは、少なくとも印字データの一部として用いるための印字内容を含む印刷情報を記憶する記憶手段37を備え、テーププリンタ2は、テープカートリッジCを装着するためのカートリッジ装着部7と、記憶手段37に記憶された印刷情報を読み取る読取手段44と、読取手段44により読み取った印刷情報を用いて印刷テープTに印刷を行う印刷手段26と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力された印刷情報に基づき、印刷テープに印刷を行うテーププリントシステムおよびテープカートリッジに関するものである。
従来、テープカートリッジと、テーププリンタとで構成されたテーププリントシステムにおいて、テープカートリッジから繰り出される印刷テープに対して、ユーザにより入力された印刷情報に基づいてテーププリンタにより印刷を行うものが知られている。このテーププリントシステムでは、ユーザにより入力された印刷情報をテーププリンタの記憶部に記録する。そして、当該記憶部に記録した印刷情報を読み出し、読み出した当該印刷情報に基づいて印刷テープに対して印刷処理を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開平2003−312062号公報
しかしながら、上記のテーププリントシステムでは、テーププリンタの記憶領域に印刷情報を記録するため、当該テーププリンタを複数のユーザで共有する場合、記録する印刷情報が多くなり、これに伴い大容量の記憶領域が必要となる。また、当該テーププリンタを複数のユーザで共有する場合、個人が作成した印刷情報を他の人に見られてしまう、あるいは他の人に印刷情報を削除されてしまう可能性があり、セキュリティ上の問題がある。これらを解決する1つの方法として、USBメモリ等に印刷情報等を記憶させることが考えられるが、一般的に、テーププリンタとテープカートリッジさえあれば、印刷テープ(ラベル等)を作成することができると認識されているため、USBメモリ等を別途用意(装着)することは、手間がかかり面倒である。
本発明は、上記の問題に鑑みたものであり、簡易な構成で印刷情報に対するセキュリティを高めることができるテーププリントシステムおよびテープカートリッジを提供することを目的とする。
本発明のテーププリントシステムは、印刷テープを収容するテープカートリッジと、テープカートリッジから繰り出された印刷テープに対し、印字データを印刷するテーププリンタと、で構成されたテーププリントシステムであって、テープカートリッジは、少なくとも印字データの一部として用いるための印字内容を含む印刷情報を記憶する記憶手段を備え、テーププリンタは、テープカートリッジを装着するためのカートリッジ装着部と、記憶手段に記憶された印刷情報を読み取る読取手段と、読取手段により読み取った印刷情報を用いて印刷テープに印刷を行う印刷手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、テープカートリッジに記録された印刷情報(印字内容等)をテーププリンタで読み出し、当該印刷情報を用いて印刷テープに所望の印刷を行うことができる。これにより、従来、テーププリンタ側で記録していた印刷情報をテープカートリッジ側に記録することができるため、テーププリンタの記憶領域を小さくすることができ、コストを削減することができる。また、テープカートリッジに印刷情報を記録することで、頻繁に使用する印刷情報を毎回入力するといった手間を省くことができる。また、テーププリンタを複数のユーザで共有する場合において、テープカートリッジを個人で管理するようにすれば、個人が作成した印刷情報を他の人に見られてしまう、あるいは他の人に印刷情報を削除されてしまうことがなくなり、印刷情報に対するセキュリティを向上させることができる。さらに、印刷情報を記録するために記録媒体(USBメモリ等)を別途用意することなく、簡易に印刷情報のセキュリティを確保して記録を行うことができる。なお、テープカートリッジ(記憶手段)への情報の書き込みは、テーププリンタからでも良いし、あるいは、外部装置(例えば、PC端末等)からでも良い。また、テープカートリッジの記憶手段は、接触式の記憶媒体でも良いし、非接触式の記録媒体でも良い。また、印刷情報としては、印字書式やテープ仕様情報を記憶しても良い。
この場合、記憶手段は、非接触で読み取り可能なICチップで構成されることが好ましい。
この構成によれば、テープカートリッジの記憶手段を、例えば、RFID等で構成することで、非接触で記録されている印刷情報を読み取ることができる。つまり、RFIDを読み取る装置(RFIDリーダ等)の近傍にテープカートリッジを近づけるだけで印刷情報の内容を確認することが可能となる。これにより、印刷情報の内容を確認するために毎回テープカートリッジをテーププリンタにセットする必要がなく、簡単に印刷情報の確認を行うことができる。
これらの場合、記憶手段には、テープカートリッジを識別するためのパスワードを含む識別情報がさらに記憶され、テーププリンタは、少なくともパスワードを入力するための入力手段と、読取手段により読み取った識別情報と、入力手段により入力されたパスワードと、を照合することにより、パスワードの正当性を判別する認証手段をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、テープカートリッジの使用に際し、予めテープカートリッジに記録(登録)されているパスワード(識別情報)と、ユーザにより入力されたパスワードとを照合することによりユーザ認証を行う。これにより、当該テープカートリッジを所有者(使用が許可されているユーザ)以外が使用することを防ぐことができ、テープカートリッジに記録されている情報のセキュリティを向上させることができる。
これらの場合、入力手段は、記憶手段に書き込む書き込み情報を入力可能であり、テーププリンタは、少なくとも入力手段により入力された書き込み情報を、記憶手段に書き込む書込手段をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、テーププリンタからテープカートリッジの記憶手段にユーザにより入力された印字内容やパスワード等の情報(書き込み情報)を書き込むことができる。これにより、例えば、書き込み用の他の装置を用意する必要がなく、手間をかけずに、簡単に記憶媒体への書き込みを行うことができる。
本発明のテープカートリッジは、上記に記載のテーププリントシステムに適用されることを特徴とする。
本発明のテープカートリッジを用いることにより、印刷情報をテープカートリッジに記録し、当該記録した印刷情報をテーププリンタで読み取って印刷することができるテーププリントシステムを提供することができる。
以下、添付の図面を参照して、本実施形態に係るテーププリントシステムについて説明する。本実施形態に係るテーププリントシステムは、テープカートリッジと、テーププリンタと、から成り、テープカートリッジに印刷情報を記録し、当該印刷情報をテーププリンタで読み出して印刷テープに印刷を行うことができるシステムである。
図1は、本実施形態に係るテーププリントシステム1におけるテーププリンタ2の開閉蓋5を開いた状態の外観斜視図である。同図に示すようにテーププリンタ2は、装置ケース3により外郭が形成され、装置ケース3の前部上面には各種入力キーを備えたキーボード4(入力手段)が配置されると共に、後部上面には、その左部に開閉蓋5が取り付けられ、その右部には表示画面6が配設されている。開閉蓋5の内側にはテープカートリッジCを装着するためのカートリッジ装着部7が窪入形成されており、テープカートリッジCは、開閉蓋5を開放した状態でカートリッジ装着部7に着脱可能に装着される。また、開閉蓋5にはこれを閉じた状態でテープカートリッジCの装着/非装着を視認するための覗き窓8が形成されている。
キーボード4には、文字キー群4a、および各種動作モード等を指定するための機能キー群4bが配列されている。文字キー群4aは、JIS配列に基づいたフルキー構成であり、操作するキー数の増加を抑えるためのシフトキーを備えるなど、一般のワードプロセッサ等と同様である。また、機能キー群4bには、印刷を指示するための[印刷]キー11、カーソル移動やスクロール操作を行うためのカーソルキー([↓],[↑],[←],[→])12などが含まれる。
表示画面6は、液晶ディスプレイであり、ユーザがキーボード4からデータを入力して、文書や画像などの印刷データを作成・編集したり、その結果等を確認したりする際に用いられる。
装置ケース3の左側部には、カートリッジ装着部7と外部とを連通するテープ排出口21が形成され、このテープ排出口21には、送り出した印刷テープT(テープ状部材)を切断するためのテープカッタ22が臨んでいる。そして、テープ排出口21から印刷済みの印刷テープTが所定長さだけ送り出され、送りを一旦停止させた状態で、この印刷済みの印刷テープTをテープカッタ22により切断することにより、ラベルを作成する。なお、切断処理については、自動カットと手動カットとを切り替え可能であり、定長印刷などの場合には自動(オート)で、任意長印刷などの場合にはキーボード4に含まれるカットキーの操作により手動(マニュアル)で、カッタモータ23(図2参照)を駆動する。
一方、カートリッジ装着部7には、ヘッドカバー25内にサーマルヘッドから成る印刷ヘッド26(印刷手段)が内蔵されたヘッドユニット24と、印刷ヘッド26に対峙するプラテン駆動軸27と、後述のインクリボンRを巻き取る巻き取り駆動軸28と、後述のテープリール32の位置決め突起29とを備えている。また、カートリッジ装着部7の下側には、プラテン駆動軸27および巻き取り駆動軸28を回転させるテープ送りモータ30(図2参照)が内蔵されている。
テープカートリッジCは、カートリッジケース31内部の上部中央部に、一定の幅(4.5mm〜48mm程度)の印刷テープTを巻回したテープリール32と、右下部にインクリボンRを巻回したリボンリール33とを収容して構成されており、印刷テープTとインクリボンRは同じ幅で構成されている。また、テープリール32の左下部には前記ヘッドユニット24を覆うヘッドカバー25に差し込むための貫通孔34が形成されており、印刷テープTとインクリボンRとが重なる部分に対応して、前記プラテン駆動軸27に嵌合されて回転駆動するプラテンローラ35が配置されている。一方、前記リボンリール33に近接してリボン巻き取りリール36が配置され、リボンリール33から繰り出されたインクリボンRは、ヘッドカバー25を周回するように配置されたリボン巻き取りリール36に巻き取られるようになっている。
印刷テープTは、裏面に粘着剤層が形成された記録テープTa(基材テープ)と、この粘着剤層により記録テープTaに貼付けられた剥離テープTbとから構成されている(図1参照)。印刷テープTは、記録テープTaを外側にし、かつ剥離テープTbを内側にしてロール状に巻回されてカートリッジケース31内に収容されている。また、印刷テープTは、テープ種別(テープ幅、テープ色、インク色など)が異なる複数種のものが用意されており、この種別を特定する情報(テープ仕様)は、カートリッジケース31のRFIDタグ37(詳細は後述)に記録され、テーププリンタ2で読み取ることで、テープ種別を判別できるようになっている。
テープカートリッジCがカートリッジ装着部7に装着されると、ヘッドカバー25に貫通孔34が、位置決め突起29にテープリール32の中心孔が、巻き取り駆動軸28にリボン巻き取りリール36の中心孔がそれぞれ差し込まれ、印刷テープTおよびインクリボンRを挟み込んで印刷ヘッド26がプラテンローラ35に当接して印刷が可能になる。
ユーザがテープカートリッジCをテーププリンタ2にセットすると、テーププリンタ2は、テープカートリッジCを使用するためのパスワードの入力を促すメッセージを表示画面6に表示する。そして、ユーザが入力したパスワードによる認証が成功した場合、当該テープカートリッジCは使用可能な状態となり、RFIDタグ37への印刷情報の記録(書き込み)や、RFIDタグ37から印刷情報の読み取りを行うことができる。
そして、後述するRFIDリーダライタ44によりテープカートリッジCに記録された印刷情報(印刷データ、印刷書式、印刷履歴、テープ仕様等)を読み出し、印刷が指示されると、これら情報に基づいてテープ送りモータ30によりテープカートリッジCから印刷テープTを繰り出して、印刷ヘッド26により印刷テープTに所望の印刷を行い、印刷済み部分はテープ排出口21から随時外部に送り出される。所望の印刷が完了すると、テープ送りモータ30は、余白分を含むテープ長さの位置まで印刷テープTの送りを行った後、切断処理に移行する。
次に、テーププリンタ2の制御構成について、図2の制御ブロック図を参照して説明する。テーププリンタ2は、中央処理装置であるCPU(Central Processing Unit)41の他、ROM(Read Only Memory)43、表示画面6、キーボード4、カッタモータ23、テープ送りモータ30、印刷ヘッド26およびRFIDリーダライタ44(読取手段、書込手段)を備え、これらはバス45を介してCPU41と接続されている。また、CPU41は、RAM(Random Access Memory)42と直接接続されており、当該RAM42を、各種制御を行う際のワークエリアとして用いる。また、当該RAM42は、印刷情報を記憶するためにも用いられる。そして、CPU41はROM43内の制御プログラムに従って、バス45を介してテーププリンタ2内の各部から各種信号・データを入力する。また、入力した各種信号・データに基づいて、RAM42内の各種データを処理し、バス45を介してテーププリンタ2内の各部に各種信号・データを出力する。これにより、CPU41が、印刷・送り処理や切断処理の実行または停止等の制御を行う。
また、ROM43には、ユーザ認証プログラム51(認証手段)が記録されている。テープカートリッジCがテーププリンタ2に装着されると、CPU41は、RFIDリーダライタ44を制御して、テープカートリッジC(RFIDタグ37,図3参照)からパスワード(識別情報)を読み取る。パスワードが読み取れた場合(設定されている場合)、CPU41は、ユーザ認証プログラム51を起動し、表示画面6にパスワードの入力画面を表示させる。そして、ユーザによりパスワードが入力されると、CPU41は、当該パスワードと、識別情報として読み取ったパスワードとを照合し、ユーザ認証を行う。このユーザ認証により、パスワードが正当なものと判別された場合にのみ、ユーザは、当該テープカートリッジCの使用を許可されることとなる。なお、ユーザ認証は、パスワードによる判別のみならず、ユーザIDおよびパスワードを併用して認証を行うことが好ましい。
RFIDリーダライタ44は、RFID通信部52、RFIDアンテナ53を有し、テープカートリッジCのRFIDタグ37と通信を行う。テープカートリッジC(RFIDタグ37)に印刷情報の記録(保存)を行う場合、CPU41は、RFIDアンテナ53に電流を流し、この電流により発生する磁界(電波)によりRFIDタグ37に対して電力を供給する(電磁誘導方式)。そして、この状態でCPU41は、RFID通信部52を制御して記録対象となる印刷情報の変調処理やエンコード処理を行うと共に、RFIDアンテナ53を介してテープカートリッジCのRFIDタグ37に当該印刷情報を送信する。これにより、RFIDタグ37に、印刷情報を記録することができる。また、テープカートリッジC(RFIDタグ37)に記録された印刷情報を読み出す場合、CPU41は、上述と同様にRFIDアンテナ53に電流を流し、RFIDタグ37に電力を供給する。この状態で、CPU41は、テープカートリッジCに対してRFIDアンテナ53を介して読取要求を送信することで、対象となる印刷情報を受信する。そして、RFID通信部52を制御して受信した印刷情報の復調処理やデコード処理を行い、その結果、所望の印刷情報を取得する(読み出す)。CPU41は、読み取った印刷情報を表示画面6に表示し、ユーザの指示に従い、印刷情報の編集や印刷処理等を実行する。
次にテープカートリッジCに設けられたRFIDタグ37の制御構成について、図3の制御ブロック図を参照して説明する。RFIDタグ37(記憶手段)は、RFID通信部61、RFIDアンテナ62、起電力部63、記憶部64と、各部と接続されRFIDタグ37を制御する制御部65を有し、テーププリンタ2のRFIDリーダライタ44と通信を行う。
RFIDタグ37には、非接触で印刷情報の読み出しや書み込みが行われる。印刷情報としては、例えば、ユーザが入力した印字内容(印字データ、例えば、住所録や名簿等)、ユーザが設定した印字書式(印字フォーマット)、印刷履歴、当該テープ仕様情報(テープ幅、テープ長、テープ色、インク色、テープ使用に際しての注意事項)、テープ使用履歴(初回テープ使用年月日、残テープ量、有効期限)、テープカートリッジCの所有者を識別する識別情報(パスワード等)が記録される。テーププリンタ2は、RFIDリーダライタ44(図2参照)により、上述の印刷情報をこのRFIDタグ37に書き込むことで、RFIDタグ37に印刷情報を記録する。また、テーププリンタ2は、RFIDタグ37から印刷情報を読み取ることで、自身の表示画面6に読み取った印字内容を表示したり、あるいは、当該印刷情報を用いて印刷テープTに印刷を行う。
このように、非接触でRFIDタグ37に印刷情報の読み書きが行えるため、RFIDリーダライタ44の近傍にテープカートリッジCを近づけるだけで印刷情報の内容を確認することが可能となる。また、印刷情報の内容を確認するために毎回テープカートリッジCをテーププリンタ2に装着する必要がなく、簡単に印刷情報の確認を行うことができる。また、テーププリンタ2にRFIDリーダライタ44を設けることで、印刷情報を書き込む為の他の装置を用意する必要がなく、簡易にRFIDタグ37(記憶媒体)への書き込みを行うことができる。
起電力部63は、RFIDタグ37を駆動するための電力を発生させるものであり、RFIDアンテナ62を介してテーププリンタ2(RFIDリーダライタ44)から発生する磁界(電波)を受けることにより、起電力を発生させる。この起電力により駆動した制御部65は、テーププリンタ2から送信される印刷情報をRFIDアンテナ62を介して受信する。そして、制御部65は、RFID通信部61を制御して当該印刷情報の復調処理やデコード処理を行い、結果を記憶部64に記録する。また、制御部65は、RFIDアンテナ62を介してテーププリンタ2からの読取要求を受信すると、記憶部64から対象となる印刷情報を読み出し、RFID通信部61を制御して当該印刷情報の変調処理やエンコード処理を行うと共に、RFIDアンテナ62を介してテーププリンタ2(RFIDリーダライタ44)に送信する。
なお、本実施形態では、テープカートリッジCに設けられるRFIDタグ37としてパッシブタグを想定しているが、これに限らず、RFIDタグ37に電源部(電池)を設け、アクティブタグとすることも可能である。
ここで、図4を参照して、テーププリンタ2でテープカートリッジCを使用するためのユーザ認証の手順について説明する。まず、テーププリンタ2は、テープカートリッジCが装着されると(S01)、当該テープカートリッジCにRFIDタグ37が有るか否かを判別する(S02)。テープカートリッジCにRFIDタグ37が無い場合(S03;No)、テーププリンタ2は、テープカートリッジCが、通常の(一般的な)テープカートリッジCだと判別し(S04)、テーププリンタ2の記憶領域(RAM42)を使用して印刷情報の保存や印刷処理等を行う(S05)。
一方、テープカートリッジCにRFIDタグ37が有る場合(S03;Yes)、テーププリンタ2は、RFIDリーダライタ44によりテープカートリッジC(RFIDタグ37)に記録されているパスワード(識別情報)を読み取る(S06)。そして、テーププリンタ2は、パスワードが読み取れたか否か(パスワードが設定されているか否か)を判別する。テープカートリッジCにパスワードが設定されていない場合(S07;No)、テーププリンタ2は、テープカートリッジCが、通常の(一般的な)テープカートリッジCだと判別し(S04)、テーププリンタ2の記憶領域(RAM42)を使用して印刷情報の保存や印刷処理等を行う(S05)。この場合、テーププリンタ2の表示画面6に、パスワードの設定を促す旨のメッセージを表示するようにしても良い。
一方、テープカートリッジCにパスワードが設定されている場合(S07;Yes)、テーププリンタ2は、パスワード要求画面を表示画面6に表示する(S08)。そして、テーププリンタ2は、ユーザの操作によりキーボード4からパスワードを入力し(S09)、当該パスワードと、テープカートリッジC(RFIDタグ37)から読み取ったパスワードとを照合することで、ユーザ認証を行う(S10)。
照合の結果、パスワードが一致しなかった場合(S11;No)、テーププリンタ2は、自身の表示画面6に、装着されているテープカートリッジCが使用不可能である旨のメッセージを表示する(S12)と共に、再度パスワード要求画面を表示する(S08)。一方、照合の結果、パスワードが一致した場合(S11;Yes)、テーププリンタ2は、当該テープカートリッジCが使用可能状態であると判別する。つまり、テーププリンタ2は、テープカートリッジCのRFIDタグ37の記憶領域(記憶部64)が使用可能な状態であると判別する(S13)。これにより、テーププリンタ2からRFIDタグ37に印刷情報を記録、あるいは、RFIDタグ37から印刷情報を読み取ることが可能となる。
次に、図5を参照して、テーププリンタ2からテープカートリッジCに印刷情報を記録する(書き込む)手順について説明する。なお、テープカートリッジCを使用するためのユーザ認証は完了し、テープカートリッジCは、使用可能状態になっているものとする。また、印刷情報の書き込み前に、記録先(テーププリンタ2本体、またはテープカートリッジC)の指定が可能であるが、ここでは、記録先をテープカートリッジCに指定した場合について説明する。まず、テーププリンタ2が、テープカートリッジCのRFIDタグ37への印刷情報の記録(書き込み)を開始すると、テーププリンタ2は、自身のRFIDアンテナ53に電流を流し、磁界(電波)を発生させる(S21)。テープカートリッジCは、この磁界(電波)をRFIDアンテナ62を介して受信し、起電力部63により起電力を発生させる(S22)。この起電力により、RFIDタグ37は駆動し、書き込み可能な状態になる。この状態で、テーププリンタ2は、テープカートリッジCに対して書き込み対象(記録対象)となる印刷情報を送信する(S23)。テープカートリッジCは、RFIDアンテナ62を介してテーププリンタ2から送信された印刷情報を受信し(S24)、当該印刷情報を記憶部64に記録する(S25)。
次に、図6を参照して、テーププリンタ2から、テープカートリッジCに記録された印刷情報を読み取る手順について説明する。なお、テープカートリッジCを使用するためのユーザ認証は完了し、テープカートリッジCは、使用可能状態になっているものとする。また、印刷情報の読み取り前に、読み取り先(テーププリンタ2本体、またはテープカートリッジC)の指定が可能であるが、ここでは、読み取り先をテープカートリッジCに指定した場合について説明する。まず、テーププリンタ2が、テープカートリッジCのRFIDタグ37から印刷情報の読み取りを開始すると、テーププリンタ2は、自身のRFIDアンテナ53に電流を流し、磁界(電波)を発生させる(S31)。テープカートリッジCは、この磁界(電波)をRFIDアンテナ62を介して受信し、起電力部63により起電力を発生させる(S32)。この起電力により、RFIDタグ37は駆動し、読み取り可能な状態になる。この状態で、テーププリンタ2は、テープカートリッジCに対して読取要求を送信する(S33)。テープカートリッジCは、RFIDアンテナ62を介してテーププリンタ2から送信された読取要求を受信し(S34)、記憶部64から読取要求に基づいた印刷情報を読み出す(S35)。そして、RFIDタグ37は、RFID通信部61を制御し、RFIDアンテナ62を介して対象となる印刷情報をテーププリンタ2に送信する(S36)。テーププリンタ2は、RFIDリーダライタ44により印刷情報を受信する(S37)。そして、当該印刷情報に基づいて表示画面6に印刷内容を表示したり、あるいは印刷テープTに印刷を行ったりする。
以上のように、本実施形態よれば、テープカートリッジCに印刷情報を記録し、これをテーププリンタ2で読み出す。そして、当該印刷情報を用いて印刷テープTに所望の印刷を行う。これにより、従来、テーププリンタ2で記録していた印刷情報をテープカートリッジCに記録することができるため、テーププリンタ2の記憶領域を小さくすることができ、コストを削減することができる。また、テープカートリッジCに印刷情報を記録することで、頻繁に使用する印刷情報を毎回入力するといった手間を省くことができる。
また、テーププリンタ2を複数のユーザで共有する場合において、テープカートリッジCを個人で管理するようにすれば、個人が作成した印刷情報を他の人に見られてしまう、あるいは他の人に印刷情報を削除されてしまうことがなくなり、印刷情報に対するセキュリティを向上させることができる。さらに、印刷情報を記録するための他の記録媒体(USBメモリ等)を別途用意することなく、手間をかけずに印刷情報のセキュリティを確保して記録を行うことができる。
なお、テープカートリッジC(RFIDタグ37)への情報の書き込みは、テーププリンタ2からでも良いし、あるいは、図示しない外部装置(例えば、パーソナルコンピュータ等)からでも良い。
また、RFIDタグ37には、一意に識別可能なID情報が割当てられているため、このID情報をテーププリンタ2で読み取ることで、テープカートリッジCが正規品で有るか否かを判別し、正規品ではないと判別された場合に正規品でない旨ユーザに報知することもできる。
また、本実施形態では、テープカートリッジCの記憶媒体として、非接触で情報の読み書きが可能なRFIDタグ37を例示しているが、これに限らず、接触式で読み書きが可能な記録媒体(例えば、EEPROM(登録商標)等)を用いても良い。
また、上述した実施例によらず、テーププリントシステム1の装置構成や処理工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
開蓋状態のテーププリンタおよびテープカートリッジの外観斜視図である。 テーププリンタの制御ブロック図である。 テープカートリッジに設けたRFIDタグの制御ブロック図である。 テーププリンタでテープカートリッジを使用するためのユーザ認証の手順について説明するフローチャートである。 テーププリンタからテープカートリッジに印刷情報を記録する手順について説明するフローチャートである。 テーププリンタから、テープカートリッジに記録された印刷情報を読み取る手順について説明するフローチャートである。
符号の説明
1…テーププリントシステム 2…テーププリンタ 4…キーボード 7…カートリッジ装着部 26…印刷ヘッド 37…RFIDタグ 44…RFIDリーダライタ 51…ユーザ認証プログラム C…テープカートリッジ T…印刷テープ

Claims (5)

  1. 印刷テープを収容するテープカートリッジと、前記テープカートリッジから繰り出された前記印刷テープに対し、印字データを印刷するテーププリンタと、で構成されたテーププリントシステムであって、
    前記テープカートリッジは、
    少なくとも前記印字データの一部として用いるための印字内容を含む印刷情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記テーププリンタは、
    前記テープカートリッジを装着するためのカートリッジ装着部と、
    前記記憶手段に記憶された前記印刷情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取った前記印刷情報を用いて前記印刷テープに印刷を行う印刷手段と、を備えたことを特徴とするテーププリントシステム。
  2. 前記記憶手段は、非接触で読み取り可能なICチップで構成されることを特徴とする請求項1に記載のテーププリントシステム。
  3. 前記記憶手段には、
    前記テープカートリッジを識別するためのパスワードを含む識別情報がさらに記憶され、
    前記テーププリンタは、
    少なくとも前記パスワードを入力するための入力手段と、
    前記読取手段により読み取った前記識別情報と、前記入力手段により入力された前記パスワードと、を照合することにより、前記パスワードの正当性を判別する認証手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のテーププリントシステム。
  4. 前記入力手段は、前記記憶手段に書き込む書き込み情報を入力可能であり、
    前記テーププリンタは、
    少なくとも前記入力手段により入力された前記書き込み情報を、前記記憶手段に書き込む書込手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のテーププリントシステム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のテーププリントシステムに適用されるテープカートリッジ。
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