JPWO2014148258A1 - ジスルホニルアミンアルカリ金属塩の製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、有機溶媒中で、式〔I〕(式〔I〕中、R1およびR2は、それぞれ独立して、1〜6個の炭素原子を有するフッ化アルキル基などを示し、R1またはR2の少なくとも一方はフッ素原子であり、R3、R4、R5およびR6は、それぞれ独立して、水素原子などを示す)で表されるジスルホニルアミンオニウム塩を、カチオン交換反応させて、式〔II〕(式〔II〕中、M+は、アルカリ金属カチオンを示し、R1およびR2は式〔I〕におけるものと同じものを示す。)で表されるジスルホニルアミンアルカリ金属塩にする工程、および前記ジスルホニルアミンアルカリ金属塩を含有する有機溶媒溶液を保留粒子径0.1〜10μmのフィルターでろ過してろ液を得る工程を含むジスルホニルアミンアルカリ金属塩の製造方法を提供する。【化1】【化2】

Description

本発明はジスルホニルアミンアルカリ金属塩の製造方法に関する。より詳細に、本発明は、高純度のジスルホニルアミンアルカリ金属塩を低い温度履歴で且つ低コストで製造する方法に関する。
本願は、2013年3月18日に、日本に出願された特願2013−055571号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
ジスルホニルアミンアルカリ金属塩は、二次電池の電解質や、二次電池の電解質への添加剤などに有用な化合物である(特許文献1)。また、二次電池の電解質に含まれる不純物が少ないほど、放電容量や充放電の電流効率に対して良い影響があることが知られている(非特許文献1)。そのため、ジスルホニルアミンアルカリ金属塩を純度よく製造する方法の開発が進められている。
例えば、特許文献2では、ビス(クロロスルホニル)アミンのフッ素化反応後に、不純物除去のため、反応溶液をアルカリ水溶液と接触させることを特徴とする高純度ジスルホニルアミン塩の製造方法が提案されている。
特許文献3では、ジスルホニルアミンアルカリ金属塩を含む反応溶液中にガスをバブリングしながらジスルホニルアミンアルカリ金属塩溶液を濃縮する工程、および/または、薄膜蒸留によりジスルホニルアミンアルカリ金属塩溶液を濃縮する工程を含むことを特徴とするジスルホニルアミンアルカリ金属塩の製造方法が提案されている。
特許文献4では、ビス(クロロスルホニル)アミンアンモニウム塩とフッ化水素とを反応させることによってビス(フルオロスルホニル)アミンアンモニウム塩を得た後、得られたビス(フルオロスルホニル)アミンアンモニウム塩にアルカリ金属化合物などを反応させることを特徴とするビス(フルオロスルホニル)アミンアルカリ金属塩の製造方法が提案されている。
特表平08−511274号公報 WO2011/065502 WO2011/149095 WO2012/108284
松田義晴ほか、リチウム二次電池の負極充放電特性に及ぼす電解液中のイミド塩純度の影響、電気化学会第68回大会講演要旨集、2001年3月25日、第232頁
特許文献2や4に記載の方法では高純度のジスルホニルアミンアルカリ金属塩を得られないことがある。特許文献3に記載の方法では特殊な設備を必要とする上に、薄膜蒸留時に高い温度履歴を経るため製造コストが高めである。
そこで、本発明の課題は高純度のジスルホニルアミンアルカリ金属塩を低い温度履歴で且つ低コストで製造する方法を提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決するために検討を行った結果、以下の形態を包含する本発明を完成するに至った。
〔1〕 有機溶媒中で式〔I〕で表されるジスルホニルアミンオニウム塩を、カチオン交換反応させて、式〔II〕で表されるジスルホニルアミンアルカリ金属塩(以下、ジスルホニルアミンアルカリ金属塩〔II〕ということがある。)にする工程、および
前記ジスルホニルアミンアルカリ金属塩を含有する有機溶媒溶液を保留粒子径0.1〜10μmのフィルターでろ過してろ液を得る工程を含む
ジスルホニルアミンアルカリ金属塩の製造方法。
Figure 2014148258



(式〔I〕中、R1およびR2は、それぞれ独立して、1〜6個の炭素原子を有するフッ化アルキル基、またはフッ素原子を示し、R1またはR2の少なくとも一方はフッ素原子である。
3、R4、R5およびR6は、それぞれ独立して、水素原子、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、または1〜6個の炭素原子を有するアルコキシアルキル基を示し、R3、R4、R5およびR6のうち2つの基が一緒になってそれらが結合する窒素原子を環構成原子として含む5〜8員環を形成してもよい。)
Figure 2014148258



(式〔II〕中、M+は、アルカリ金属カチオンを示し、R1およびR2は式〔I〕におけるものと同じものを示す。)
〔2〕 フィルターがメンブレンフィルターである〔1〕に記載の製造方法。
〔3〕 有機溶媒がエステル系溶媒である〔1〕または〔2〕に記載の製造方法。
〔4〕 有機溶媒が酢酸イソプロピルである〔1〕または〔2〕に記載の製造方法。
〔5〕 ろ過工程の後、ろ液を0〜70℃の温度で濃縮する工程をさらに含む〔1〕〜〔4〕のいずれかひとつに記載の製造方法。
〔6〕 ろ過工程の後、ろ液を0〜50℃の温度で濃縮することを特徴とする〔5〕に記載の製造方法。
〔7〕 カチオン交換反応させる工程の後で、ろ過する工程の前に、前記有機溶媒溶液を水で洗浄して該有機溶媒溶液からオニウムカチオンを除去する工程をさらに含む〔1〕〜〔6〕のいずれかひとつに記載の製造方法。
〔8〕 濃縮工程の後、ジスルホニルアミンアルカリ金属塩を晶析させる工程をさらに含む〔5〕〜〔7〕のいずれかひとつに記載の製造方法。
本発明によれば、高純度のジスルホニルアミンアルカリ金属塩〔II〕を低い温度履歴で且つ低コストで製造することができる。
本発明に係るジスルホニルアミンアルカリ金属塩の製造方法は、有機溶媒中でジスルホニルアミンオニウム塩を、カチオン交換反応させて、ジスルホニルアミンアルカリ金属塩〔II〕にする工程、および該ジスルホニルアミンアルカリ金属塩を含有する有機溶媒液をフィルターでろ過してろ液を得る工程を含むものである。
本発明に用いられるジスルホニルアミンオニウム塩は、式〔I〕で表される化合物(以下、ジスルホニルアミンオニウム塩〔I〕ということがある。)である。
Figure 2014148258

ジスルホニルアミンオニウム塩〔I〕は、式〔III〕で表わされるジスルホニルアミンアニオン(以下、ジスルホニルアミンアニオン〔III〕ということがある。)および式〔IV〕で表されるオニウムカチオン(以下、オニウムカチオン〔IV〕ということがある。)からなる塩である。
Figure 2014148258

Figure 2014148258

式〔III〕中、R1およびR2は、それぞれ独立して、1〜6個の炭素原子を有するフッ化アルキル基、またはフッ素原子を示し、R1またはR2の少なくとも一方はフッ素原子である。
式〔III〕中、R1およびR2における、フッ化アルキル基を構成する炭素原子の数は、1〜6個、好ましくは1〜4個、より好ましくは1〜2個である。フッ化アルキル基としては、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、フルオロエチル基、ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、ペルフルオロ−n−プロピル基、フルオロプロピル基、ペルフルオロイソプロピル基、フルオロブチル基、3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル基、ペルフルオロ−n−ブチル基、ペルフルオロイソブチル基、ペルフルオロ−t−ブチル基、ペルフルオロ−sec−ブチル基、フルオロペンチル基、ペルフルオロペンチル基、ペルフルオロイソペンチル基、ペルフルオロ−t−ペンチル基、フルオロヘキシル基、ペルフルオロ−n−ヘキシル基、ペルフルオロイソヘキシル基などを挙げることができる。これらの中でも、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基またはペルフルオロ−n−プロピル基が好ましく、トリフルオロメチル基またはペンタフルオロエチル基がより好ましい。
ジスルホニルアミンアニオン〔III〕の具体例としては、ビス(フルオロスルホニル)アミンアニオン、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミンアニオン、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミンアニオンなどを挙げることができる。これらのうち、R1およびR2が共にフッ素原子である、ビス(フルオロスルホニル)アミンアニオンが好ましい。
式〔IV〕中、R3、R4、R5およびR6は、それぞれ独立して、水素原子、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、または1〜6個の炭素原子を有するアルコキシアルキル基を示し、R3、R4、R5およびR6のうち2つの基が一緒になってそれらが結合する窒素原子を環構成原子として含む5〜8員環を形成してもよい。
式〔IV〕中、R3、R4、R5およびR6における、アルキル基を構成する炭素原子の数は、1〜6個、好ましくは1〜4個、より好ましくは1〜2個である。アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、t−ペンチル基、ヘキシル基、イソヘキシル基などを挙げることができる。これらの中でも、メチル基、エチル基、プロピル基が好ましい。
式〔IV〕中、R3、R4、R5およびR6における、アルコキシアルキル基を構成する炭素原子の数は、2〜6個、好ましくは2〜4個、より好ましくは2〜3個である。アルコキシアルキル基としては、メトキシメチル基、エトキシメチル基、イソプロポキシメチル基、t−ブトキシメチル基、プロポキシメチル基、ブトキシメチル基、2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2−イソプロポキシエチル基、2−メトキシプロピル基、2−t−ブトキシエチル基、2−プロポキシエチル基などを挙げることができる。これらの中でも、メトキシメチル基、エトキシメチル基、エトキシエチル基が好ましい。
オニウムカチオン〔IV〕の具体例としては、アンモニウムカチオン、ジメチルアンモニウムカチオン、トリメチルアンモニウムカチオン、テトラメチルアンモニウムカチオン、ジエチルアンモニウムカチオン、トリエチルアンモニウムカチオン、テトラエチルアンモニウムカチオン、テトラブチルアンモニウムカチオン、ピロリジニウムカチオン、ピペリジニウムカチオン、4−モルホリニウムカチオン、1,1−ジメチルピロリジニウムカチオン、1,1−ジメチルピペリジニウムカチオン、1−エチル−1−メチルピロリジニウムカチオン、1−エチル−1−メチルピペリジニウムカチオン、1−メチル−1−プロピルピロリジニウムカチオン、1−メチル−1−プロピルピペリジニウムカチオン、1−(メトキシメチル)−1−メチルピロリジニウムカチオン、1−(メトキシメチル)−1−メチルピペリジニウムカチオンなどを挙げることができる。これらのうち、R3,R4、R5およびR6がすべて水素原子である、アンモニウムカチオンが好ましい。
ジスルホニルアミンオニウム塩〔I〕において、ジスルホニルアミンアニオン〔III〕と、オニウムカチオン〔IV〕のモル比は特に制限されない。ジスルホニルアミンアニオン〔III〕は1価のアニオンでありオニウムカチオン〔IV〕は1価のカチオンであるため、通常、モル比が1:1の塩となる。
ジスルホニルアミンオニウム塩〔I〕は、その入手の方法によって特に制限されない。ジスルホニルアミンオニウム塩〔I〕は市販品であってもよいし、特開2010−168249号公報などの記載の公知の方法によって製造されたものであってもよい。
ジスルホニルアミンオニウム塩〔I〕の具体例としては、ビス(フルオロスルホニル)アミンアンモニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミンアンモニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミンアンモニウム塩、ビス(フルオロスルホニル)アミンジメチルアンモニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミンジメチルアンモニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミンジメチルアンモニウム塩、ビス(フルオロスルホニル)アミントリメチルアンモニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミントリメチルアンモニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミントリメチルアンモニウム塩、ビス(フルオロスルホニル)アミンテトラメチルアンモニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミンテトラメチルアンモニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミンテトラメチルアンモニウム塩、ビス(フルオロスルホニル)アミンジエチルアンモニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミンジエチルアンモニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミンジエチルアンモニウム塩、ビス(フルオロスルホニル)アミントリエチルアンモニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミントリエチルアンモニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミントリエチルアンモニウム塩、ビス(フルオロスルホニル)アミンテトラエチルアンモニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミンテトラエチルアンモニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミンテトラエチルアンモニウム塩、ビス(フルオロスルホニル)アミンテトラブチルアンモニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミンテトラブチルアンモニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミンテトラブチルアンモニウム塩、ビス(フルオロスルホニル)アミンピロリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミンピロリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミンピロリジニウム塩、ビス(フルオロスルホニル)アミンピペリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミンピペリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミンピペリジニウム塩、ビス(フルオロスルホニル)アミン4−モルホリニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミン4−モルホリニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミン4−モルホリニウム塩、ビス(フルオロスルホニル)アミン1,1−ジメチルピロリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミン1,1−ジメチルピロリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミン1,1−ジメチルピロリジニウム塩、ビス(フルオロスルホニル)アミン1,1−ジメチルピペリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミン1,1−ジメチルピペリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミン1,1−ジメチルピペリジニウム塩、ビス(フルオロスルホニル)アミン1−エチル−1−メチルピロリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミン1−エチル−1−メチルピロリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミン1−エチル−1−メチルピロリジニウム塩、ビス(フルオロスルホニル)アミン1−エチル−1−メチルピペリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミン1−エチル−1−メチルピペリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミン1−エチル−1−メチルピペリジニウム塩、ビス(フルオロスルホニル)アミン1−メチル−1−プロピルピロリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミン1−メチル−1−プロピルピロリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミン1−メチル−1−プロピルピロリジニウム塩、ビス(フルオロスルホニル)アミン1−メチル−1−プロピルピペリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミン1−メチル−1−プロピルピペリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミン1−メチル−1−プロピルピペリジニウム塩、ビス(フルオロスルホニル)アミン1−(メトキシメチル)−1−メチルピロリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミン1−(メトキシメチル)−1−メチルピロリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミン1−(メトキシメチル)−1−メチルピロリジニウム塩、ビス(フルオロスルホニル)アミン1−(メトキシメチル)−1−メチルピペリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミン1−(メトキシメチル)−1−メチルピペリジニウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミン1−(メトキシメチル)−1−メチルピペリジニウム塩などを挙げることができる。これらのうち、ビス(フルオロスルホニル)アミンアンモニウム塩が好ましい。
本発明の製造方法に用いられる有機溶媒は、特に限定されないが、ジスルホニルアミンオニウム塩およびジスルホニルアミンアルカリ金属塩を溶解できるものが好ましい。そのような好ましい有機溶媒として、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、ジメトキシメタン、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,3−ジオキサン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、メチルホルメート、メチルアセテート、メチルプロピオネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、スルホラン、3−メチルスルホラン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルオキサゾリジノン、アセトニトリル、バレロニトリル、ベンゾニトリル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、ニトロメタン、ニトロベンゼンなどの非プロトン性溶媒を挙げることができる。これらの中で、より高純度のジスルホニルアミンアルカリ金属塩〔II〕が得られるという観点から、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチルなどのエステル系溶媒が好ましく、酢酸イソプロピルがより好ましい。ろ過工程の後、ろ液を濃縮する際の温度を低減できるという観点からは、エステル系溶媒のうち、酢酸イソプロピルが好ましい。
本発明においては、カチオン交換反応においてアルカリ金属化合物が用いられる。アルカリ金属化合物としては、LiOH、NaOH、KOH、RbOH、CsOHなどの水酸化物、Li2CO3、Na2CO3、K2CO3、Rb2CO3、Cs2CO3などの炭酸塩、LiHCO3、NaHCO3、KHCO3、RbHCO3、CsHCO3などの炭酸水素塩、LiCl、NaCl、KCl、RbCl、CsClなどの塩化物、LiBr、NaBr、KBr、RbBr、CsBrなどの臭化物、LiF、NaF、KF、RbF、CsFなどのフッ化物、CH3OLi、EtOLi、t−BuOK、t−BuONaなどのアルコキシド化合物、NaH、KH,LiHなどのヒドリド化合物および、i−Pr2NLi、EtLi、BuLiおよびt−BuLi(尚、Etはエチル基、Prはプロピル基、Buはブチル基を示す)などのアルキルリチウム化合物などを挙げることができる。これらのうち、LiOH、NaOH、KOH、RbOH、CsOHなどの水酸化物が好ましい。
アルカリ金属化合物の使用量は、ジスルホニルアミンオニウム塩〔I〕1モルに対して、好ましくは1モル〜10モル、より好ましくは1モル〜5モルである。
カチオン交換の反応は、例えば、有機溶媒中で、ジスルホニルアミンオニウム塩〔I〕と、アルカリ金属化合物とを混合することによって行うことができる。カチオン交換反応時の温度は、特に限定されないが、好ましくは0℃〜200℃、より好ましくは10℃〜100℃である。反応に要する時間は、反応規模によって異なるが、好ましくは0.1時間〜48時間、より好ましくは0.5時間〜24時間である。
本発明においては、このカチオン交換反応させる工程によって、ジスルホニルアミンオニウム塩〔I〕が式〔II〕で表わされるジスルホニルアミンアルカリ金属塩にする。
Figure 2014148258

式〔II〕中、M+は、アルカリ金属カチオンを示し、R1およびR2は式〔I〕におけるものと同じものを示す。ジスルホニルアミンアルカリ金属塩〔II〕は、前記ジスルホニルアミンアニオン〔III〕と、アルカリ金属カチオンM+からなる塩である。
アルカリ金属カチオンとしては、リチウムカチオン、ナトリウムカチオン、カリウムカチオン、セシウムカチオンなどを挙げることができる。
ジスルホニルアミンアルカリ金属塩〔II〕において、ジスルホニルアミンアニオン〔III〕と、アルカリ金属カチオンM+のモル比は特に制限されない。ジスルホニルアミンアニオン〔III〕は1価のアニオンでありアルカリ金属カチオンM+は1価のカチオンであるため、通常、モル比が1:1の塩となる。
ジスルホニルアミンアルカリ金属塩〔II〕の具体例としては、ビス(フルオロスルホニル)アミンリチウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミンリチウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミンリチウム塩ビス(フルオロスルホニル)アミンナトリウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミンナトリウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミンナトリウム塩ビス(フルオロスルホニル)アミンカリウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミンカリウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミンカリウム塩ビス(フルオロスルホニル)アミンセシウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アミンセシウム塩、N−(フルオロスルホニル)−N−(ペンタフルオロエチルスルホニル)アミンセシウム塩などを挙げることができる。
本発明の製造方法では、後述するろ過工程の前に、前述のカチオン交換反応によって得られるジスルホニルアミンアルカリ金属塩〔II〕を含有する有機溶媒溶液を水で洗浄して該有機溶媒溶液からオニウムカチオンを除去することが好ましい。洗浄の方法は特に限定されない。例えば、有機溶媒溶液に水を添加してよく掻き混ぜ、次いで該混合液を静置して有機溶媒相と水相とに分離し、水相を取り除くことによって行うことができる。この抽出操作はバッチ式で行ってもよいし、連続式で行ってもよい。
続いて、本発明の製造方法においては、ジスルホニルアミンアルカリ金属塩〔II〕を含有する有機溶媒溶液をフィルターでろ過する。該有機溶媒溶液は、カチオン交換反応の直後において得られるもの、水による抽出を行った後に得られるもの、それらを後述する濃度に公知の方法で調整したものなどのいずれであってよい。
本発明で使用するフィルターとしては、例えば、平面ろ紙、円筒ろ紙、カートリッジフィルター、カプセルフィルター、メンブレンフィルター、中空糸膜フィルター、プリーツ膜フィルター、並びに不織布、セルロース、活性炭およびケイソウ土などの濾材を充填したフィルターなどを挙げることができる。これらのうち、メンブレンフィルターが好ましい。メンブレンフィルター、中空糸膜フィルター、およびプリーツ膜フィルターのろ材はポリエチレン、超高密度ポリエチレン、およびポリプロピレンなどのポリオレフィン製、PTFEなどのフッ素樹脂製、ナイロン製、セルロース繊維製、ガラス繊維製、ステンレススチール繊維製、シリカ繊維製、ポリカーボネート製、コットン製、ポリエーテルサルホン製、セルロースアセテート製などであることが好ましい。また、それらのフィルターには陽イオン交換樹脂などのイオン交換体や、濾過される有機溶媒溶液にゼータ電位を生じさせるカチオン電荷調節剤などが含まれていてもよい。
本発明の製造方法で使用するフィルターは、保留粒子径が、好ましくは0.1〜10μm、より好ましくは0.1〜5μmである。このような範囲の保留粒子径を有するフィルターでろ過することにより、微細な不純物を除去することができ、高純度のジスルホニルアミンアルカリ金属塩〔II〕を得ることができる。なお、保留粒子径が小さすぎるとフィルターが目詰まりする傾向がある。逆に保留粒子径が大きすぎると微細な不純物の除去能が低い傾向がある。
本発明においては、上述の濾過工程の後に、ろ液を0〜70℃の温度で濃縮することが好ましく、0〜50℃の温度で濃縮することがさらに好ましい。濃縮操作は減圧下で行うのが好ましい。濃縮時の液温度を0〜50℃にすることで熱劣化による不純物を含まない高純度のジスルホニルアミンアルカリ金属塩〔II〕の有機溶媒溶液を得ることができる。そして、濃縮工程の後、ジスルホニルアミンアルカリ金属塩〔II〕を晶析させることが好ましい。
このようにして、本発明の製造方法を行って得られるジスルホニルアミンアルカリ金属塩〔II〕は、不純物、特に、塩化物イオン、フッ素イオン、硫酸イオンの含有量が、大幅に低減されている。本発明の製造方法で得られる高純度ジスルホニルアミンアルカリ金属塩〔II〕は、リチウムイオン二次電池などの電気化学デバイスを構成するイオン伝導体の材料として好適に用いることができる。
実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。なお、本発明は以下の実施例によって制限を受けるものではなく、本発明の趣旨に適合し得る範囲で適宜に変更を加えて実施することが勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
合成例1(ジ(フルオロスルホニル)アミンアンモニウム塩の合成)
フッ素樹脂製反応容器に、ジ(クロロスルホニル)アミン2.14質量部を仕込んだ。これに酢酸ブチル17.6質量部およびNH4F1.78質量部を添加し、75℃で4時間還流して反応させた。反応終了後、室温に冷却し、水2.5質量部を加えて水溶成分を抽出した。水相を取り除き、有機相を濃縮して、ジ(フルオロスルホニル)アミンアンモニウム塩を得た。
実施例1(ジ(フルオロスルホニル)アミンリチウム塩(以下LFSIと記載する)の合成
合成例1で得られたジ(フルオロスルホニル)アミンアンモニウム塩19.8g(0.10mol)に酢酸イソプロピル60mLおよび水酸化リチウム・1水和物5.5g(0.13mol)を添加し、絶対圧力9.333kPa、温度27℃〜33℃で、1.5時間加熱還流した。得られた液を25℃に冷却し、これに酢酸イソプロピル50mlと水20mlを添加して抽出した。有機相と水相とを分け、水相に酢酸イソプロピル50mLを添加して非水溶性成分を抽出した。当該抽出操作で得られた有機相を混ぜ合わせ、水5mlで水溶性成分の抽出を3回行った。得られた有機相を、ディーンシュターク管を備え付けた反応容器に入れて、温度35℃、絶対圧力約13.33kPaで3.5時間、途中に酢酸イソプロピル130mlを添加しながら、減圧還流して、水分を除去した。得られた有機溶媒溶液を保留粒子径1.0μmのメンブレンフィルターでろ過した。ろ液をロータリーエバポレーターに入れて40℃で蒸発させて、LFSI濃度57.9質量%まで濃縮した。濃縮されたLFSI溶液に塩化メチレン160mlを滴下して結晶を析出させた。その後、減圧ろ過により結晶を濾別した。濾別された結晶を塩化メチレン45mLで洗浄し、室温で8時間真空下で乾燥させた。LFSI4.58gが得られた。得られたLFSIは、F-含有量が5ppm未満、Cl-含有量が5ppm未満、SO4 2-含有量が5ppm未満であった。
比較例1(LFSIの合成)
合成例1で得られたジ(フルオロスルホニル)アミンアンモニウム塩19.8g(0.10mol)に酢酸イソプロピル60mlおよび水酸化リチウム・1水和物5.5g(0.13mol)を添加し、絶対圧力9.333kPa、温度27℃〜34℃で、1.5時間加熱還流した。得られた液を25℃に冷却し、これに酢酸イソプロピル50mlと水26mlを添加して抽出した。有機相と水相とに分け、水相に酢酸イソプロピル50mlを添加して非水溶性成分を抽出した。当該抽出操作で得られた有機相を混ぜ合わせ、水5mlで水溶性成分の抽出を3回行った。得られた有機相を、ディーンシュターク管を備え付けた反応容器に入れて、温度35℃、絶対圧力約7.99kPaで5時間、減圧還流して、水分を除去した。得られた有機溶媒溶液をロータリーエバポレーターに入れて40℃で蒸発させて、LFSI濃度54.4質量%まで濃縮した。濃縮されたLFSI溶液に塩化メチレン180mlを滴下して結晶を析出させた。その後、減圧ろ過により結晶を濾別した。濾別された結晶を塩化メチレン90mlで洗浄し、室温で8時間真空下で乾燥させた。LFSI4.41gが得られた。得られたLFSIは、F-含有量が46ppm、Cl-含有量が5ppm未満、SO4 2-含有量が10ppmであった。
実施例2(LFSIの合成)
合成例1で得られたジ(フルオロスルホニル)アミンアンモニウム塩19.8g(0.10mol)に酢酸イソプロピル100mLおよび水酸化リチウム・1水和物5.5g(0.13mol)を添加し、絶対圧力9.333kPa、温度27℃〜33℃で、1.5時間加熱還流した。得られた液を25℃に冷却し、これに水20mlを添加して抽出した。有機相と水相とに分け、水相に酢酸イソプロピル50mLを添加して非水溶性成分を抽出した。当該抽出操作で得られた有機相を混ぜ合わせ、水5mLで水溶性成分の抽出を3回行った。得られた有機相を、ディーンシュターク管を備え付けた反応容器に入れて、温度35℃、絶対圧力10.66〜13.33kPaで5時間、減圧還流して、水分を除去した。得られた有機溶媒溶液を(桐山No.5B、保留粒子径4μm)のフィルターでろ過した。得られたLFSI溶液75.2gのうち41.9gをロータリーエバポレーターに入れて、40℃で蒸発させて、LFSI濃度56.4質量%まで濃縮した。濃縮されたLFSI溶液に塩化メチレン100mlを滴下して結晶を析出させた。その後、減圧ろ過により結晶を濾別した。濾別された結晶を塩化メチレン45mlで洗浄し、室温で8時間真空下で乾燥させた。LFSI2.69gが得られた。得られたLFSIはF-含有量が5ppm未満、Cl-含有量が6ppm、SO4 2-含有量が6ppmであった。
実施例3(LFSIの合成)
合成例1で得られたジ(フルオロスルホニル)アミンアンモニウム塩19.8g(0.10mol)に酢酸イソプロピル100mLおよび水酸化リチウム・1水和物5.5g(0.13mol)を添加し、絶対圧力9.333kPa、温度27℃〜33℃で、1.5時間加熱還流した。得られた液を25℃に冷却し、これに水20mlを添加して抽出した。有機相と水相とに分け、水相に酢酸イソプロピル50mLを添加して非水溶性成分を抽出した。当該抽出操作で得られた有機相を混ぜ合わせ、水5mLで水溶性成分の抽出を3回行った。得られた有機相を、ディーンシュターク管を備え付けた反応容器に入れて、温度35℃、絶対圧力10.66〜13.33kPaで5時間、減圧還流して、水分を除去した。得られた有機溶媒溶液を(桐山No.5B、保留粒子径4μm)のフィルターでろ過した。得られたLFSI溶液75.2gのうち33.3gをロータリーエバポレーターに入れて、60℃で蒸発させて、LFSI濃度67.4質量%まで濃縮した。濃縮されたLFSI溶液に塩化メチレン80mlを滴下して結晶を析出させた。その後、減圧ろ過により結晶を濾別した。濾別された結晶を塩化メチレン45mlで洗浄し、室温で8時間真空下で乾燥させた。LFSI5.00gが得られた。得られたLFSIはF-含有量が66ppm、Cl-含有量が5ppm未満、SO4 2-含有量が76ppmであった。
比較例2(LFSIの合成)
合成例1で得られたジ(フルオロスルホニル)アミンアンモニウム塩を356.7g(1.80mol)含有する酢酸ブチル溶液1306.6gに水酸化リチウム・1水和物98.2g(2.34mol)を添加し、絶対圧力8.67kPa、温度31℃〜35℃で、4時間加熱還流した。得られた液を25℃に冷却し、水182mLを添加して抽出した。有機相と水相とに分け、水相に酢酸ブチル900mLを添加して非水溶性成分を抽出した。当該抽出操作で得られた有機相を混ぜ合わせ、水20mLで水溶性成分の抽出を4回行った。得られた有機溶媒溶液をロータリーエバポレーターに入れて、60℃で蒸発させて、LFSI濃度56.9質量%まで濃縮した。濃縮されたLFSI溶液に塩化メチレン1450mLを滴下して結晶を析出させた。その後、減圧ろ過により結晶を濾別した。得られた結晶を塩化メチレン600mLで洗浄し、室温で9時間真空下で乾燥させた。LFSI114.8gが得られた。得られたLFSIは、F-含有量が288ppm、Cl-含有量が10ppm、SO4 2-含有量が49ppmであった。
実施例4(LFSIの合成)
合成例1で得られたジ(フルオロスルホニル)アミンアンモニウム塩を41.8g(0.2mol)含有する酢酸ブチル溶液153.2gに水酸化リチウム・1水和物15.9g(0.36mol)を添加し、絶対圧力5.33kPa、温度31℃〜32℃で、4時間加熱還流した。得られた液をろ過(桐山No.5B、保留粒子径4μm)し、不溶分(LiOH等)を除去した。得られたろ液に酢酸ブチル100mlおよび水30mlを添加して抽出した。有機相と水相とに分け、有機相を水10mlで水溶性成分の抽出を2回行った。有機相をロータリーエバポレーターに入れて、60℃でLFSI濃度58.8質量%まで濃縮した。濃縮されたLFSI溶液に塩化メチレン160mlを滴下して結晶を析出させた。その後、減圧ろ過により結晶を濾別した。得られた結晶を塩化メチレン320mlで洗浄し、室温で7時間真空下で乾燥させた。LFSI14.96gが得られた。得られたLFSIは、F-含有量が11ppm、Cl-含有量が11ppm、SO4 2-含有量が77ppmであった。
ろ過工程を含まない比較例1に比べて、ろ過工程を含む実施例1および2では、高い純度のジスルホニルアミンアルカリ金属塩が得られることがわかる。また、実施例2と実施例3の結果から、ろ過工程の後、ろ液を50℃以下の温度で濃縮すると、より高い純度のジスルホニルアミンアルカリ金属塩が得られることがわかる。
本発明によれば、高純度のジスルホニルアミンアルカリ金属塩〔II〕を低い温度履歴で且つ低コストで製造することができ、産業上有用である。

Claims (8)

  1. 有機溶媒中で式〔I〕
    Figure 2014148258


    (式〔I〕中、R1およびR2は、それぞれ独立して、1〜6個の炭素原子を有するフッ化アルキル基、またはフッ素原子を示し、R1またはR2の少なくとも一方はフッ素原子である。
    3、R4、R5およびR6は、それぞれ独立して、水素原子、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、または1〜6個の炭素原子を有するアルコキシアルキル基を示し、R3、R4、R5およびR6のうち2つの基が一緒になってそれらが結合する窒素原子を環構成原子として含む5〜8員環を形成してもよい。)で表されるジスルホニルアミンオニウム塩を、カチオン交換反応させて、式〔II〕
    Figure 2014148258


    (式〔II〕中、M+は、アルカリ金属カチオンを示し、R1およびR2は式〔I〕におけるものと同じものを示す。)で表されるジスルホニルアミンアルカリ金属塩にする工程、および
    前記ジスルホニルアミンアルカリ金属塩を含有する有機溶媒溶液を保留粒子径0.1〜10μmのフィルターでろ過してろ液を得る工程を含むジスルホニルアミンアルカリ金属塩の製造方法。
  2. フィルターがメンブレンフィルターである請求項1に記載の製造方法。
  3. 有機溶媒がエステル系溶媒である請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 有機溶媒が酢酸イソプロピルである請求項1または2に記載の製造方法。
  5. ろ過工程の後、ろ液を0〜70℃の温度で濃縮する工程をさらに含む請求項1〜4のいずれかひとつに記載の製造方法。
  6. ろ過工程の後、ろ液を0〜50℃の温度で濃縮することを特徴とする請求項5に記載の製造方法。
  7. カチオン交換反応させる工程の後で、ろ過する工程の前に、前記有機溶媒溶液を水で洗浄して該有機溶媒溶液からオニウムカチオンを除去する工程をさらに含む請求項1〜6のいずれかひとつに記載の製造方法。
  8. 濃縮工程の後、ジスルホニルアミンアルカリ金属塩を晶析させる工程をさらに含む請求項5〜7のいずれかひとつに記載の製造方法。
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