JP2003192661A - 非水溶媒中におけるフルオロアルキルスルホニル基含有アルカリ金属塩の製造方法及びその使用方法 - Google Patents

非水溶媒中におけるフルオロアルキルスルホニル基含有アルカリ金属塩の製造方法及びその使用方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水分除去工程を実質的に必要とせず、不純物
イオン性化合物を殆ど含まないフルオロアルキルスルホ
ニル基含有化合物を製造する方法を提供する。 【解決手段】 下記式 【化1】 (式中、Rfは、各々独立に、炭素数が1〜12個の直
鎖もしくは枝分かれのフッ素化されたアルキル基であ
り、Xは酸素、窒素又は炭素であり、Xが酸素であると
きにはnは1であり、Xが窒素であるときにはnは2で
あり、Xが炭素であるときにはnは3であり、Mはアル
カリ金属である)により示されるアルカリ金属塩の製造
方法であって、対応する酸をアルカリ金属化合物と非水
溶媒中で混合し、それを中和することを含む、アルカリ
金属塩の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イオン導電性材料
を構成する物質であって、例えば、電池用電解質やポリ
マー材料用帯電防止剤やエレクトロクロミック素子とし
て有用な物質であるフルオロアルキルスルホニル基含有
塩の製造方法及びその使用法方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フルオロアルキルスルホニル基含有塩
は、電池用電解質やポリマーの帯電防止剤として有用で
あることが知られている。フルオロアルキルスルホニル
基含有塩としては一般に下記式により示すものが挙げら
れる。
【0003】
【化3】
【0004】(式中、Rfは、各々独立に、炭素数が1
〜12個の直鎖もしくは枝分かれのフッ素化されたアル
キル基であり、Xは酸素、窒素又は炭素であり、Xが酸
素であるときにはnは1であり、Xが窒素であるときに
はnは2であり、Xが炭素であるときにはnは3であ
り、Mはアルカリ金属である)。このようなアルカリ金
属塩、すなわち、イオン性化合物は、特開平1−268
671号公報に開示されているごとく、
【0005】
【化4】 (式中、Rf、X及びnは、上記に規定したとおりであ
る)で示される酸を、水と混合し、アルカリ金属化合物
との中和反応によって金属塩に転化することにより得ら
れる。このように得られたアルカリ金属塩の水溶液は乾
燥工程を経て目的のイオン性化合物を単体として得るこ
とができる。具体的には、CF3SO3Liを製造する場
合には、CF3SO3Hを水と混合した後に、水酸化リチ
ウム一水和物や炭酸リチウムで中和することによりCF
3SO3Liの水溶液が得られ、さらに乾燥により水を除
去することにより、単体のCF3SO3Liを得ることが
できる。
【0006】このように溶媒として水を含む反応媒体を
用いて、酸を中和する方法では、前駆体である酸又は溶
媒である水に、フッ素や硫酸などのイオン性不純物が含
まれている場合に、それらの塩は水への溶解性を有する
ために、中和後の目的化合物の水溶液中に不純物イオン
として残存してしまう。結果として、それらの不純物イ
オンは、乾燥後の目的化合物中にも残存することにな
り、例えば、これを非水溶媒中に溶解して電池の電解液
とする場合には、残存したイオン性不純物が電池性能に
悪影響を及ぼすことが懸念される。また、ポリマーの帯
電防止剤として使用する場合には、上記のようなイオン
性不純物が含まれていると、添加されるポリマーの透明
性が損なわれるという懸念がある。
【0007】溶媒として水を含む場合の別の問題点は充
分な水分除去に関する問題である。目的のアルカリ金属
塩をポリマー材料の帯電防止剤として使用する場合、こ
の目的化合物に水分が残存していると、ポリマー樹脂を
成形する際の加熱により、成形体が膨潤もしくは発泡す
ることがある。また、アルカリ金属塩、特に、リチウム
塩をアルカリイオン二次電池に代表される非水電解液電
池のための電解質として用いる場合にも、水分は極力低
減されていなければならず、目的化合物からの水分除去
は完全に行なわれねばならない。したがって、従来から
一般に使用されている水溶液中での中和工程において
は、中和後の目的化合物の水溶液からの水の乾燥除去は
必要不可欠である。水溶液から目的化合物単体を得るた
めには、一般に、送風乾燥、噴霧乾燥又は減圧乾燥など
の方法が用いられるが、目的化合物がリチウム塩である
場合には、目的化合物は非常に強い吸湿性を示すため
に、乾燥や加熱の面で大きな手間がかかり、水分の乾燥
除去工程が目的化合物の製造のコストの上昇の一因とも
なっている。場合によっては、目的化合物の水溶液から
大まかに水を除去する第一段目の乾燥工程で、水分を数
百ppm〜数千ppmに除去することに加えて、さらに
微量水分を除去する第二番目の乾燥工程で、100pp
m以下の水分値とする必要があり、水分除去だけで非常
に煩雑な工程を伴う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、フルオロア
ルキルスルホニル基含有化合物の製造方法において、中
和反応時に生成される水分の除去以外には水分除去工程
を実質的に必要とせず、不純物イオン性化合物を殆ど含
まずに、目的化合物を得ることができる、非水溶媒中に
おける製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によると、下記式
【化5】 (式中、Rfは、各々独立に、炭素数が1〜12個の直
鎖もしくは枝分かれのフッ素化されたアルキル基であ
り、Xは酸素、窒素又は炭素であり、Xが酸素であると
きにはnは1であり、Xが窒素であるときにはnは2で
あり、Xが炭素であるときにはnは3であり、Mはアル
カリ金属である)により示されるアルカリ金属塩の製造
方法であって、
【化6】 (式中、Rf、X及びnは、上記に規定したとおりであ
る)で示される酸をアルカリ金属化合物と非水溶媒中で
混合し、それを中和することを含む、アルカリ金属塩の
製造方法、が提供される。このような方法を用いると、
水分含有量が非常に低い状態で目的とするアルカリ金属
塩化合物を得ることができるとともに、電池やポリマー
の性能などに悪影響を及ぼすイオン性不純物を含有しな
い状態でかかる目的化合物を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の方法により製造されるア
ルカリ金属塩は、Rf−SO2−基を含有するアルカリ金
属塩であり、対応する酸をアルカリ金属化合物で中和す
ることにより得られる。Rfは炭素数が1〜12個の直
鎖もしくは枝分かれのフッ素化されたアルキル基であ
る。Rfは、ペルフルオロアルキル基であることが好ま
しい。というのは、塩のアルカリ金属は、Rfがペルフ
ルオロアルキル基であるときに、電離しやすく、したが
って、電解質や帯電防止剤としての有効性が高くなるか
らである。
【0011】アルカリ金属塩は、具体的には、RfSO2
−O−M(スルホン酸塩)、(RfSO22−N−M
(スルホニルイミド塩)、(RfSO23−C−M(ス
ルホニルメチド塩)であり、Rfは、各々独立であっ
て、例えば、CF3−、C25−、C37−、C49
などであることができる。Mは、例えば、Li,Na,
Kであることができる。アルカリ金属塩を電池の電解質
として使用する場合には、電池の性能を高めるためにL
iであることが特に好ましい。
【0012】中和に使用されるアルカリ金属化合物は、
アルカリ金属酸化物、アルカリ金属炭酸塩又はアルカリ
金属水酸化物であってよい。
【0013】本発明のアルカリ金属塩の製造方法に使用
される溶媒は非水溶媒である。非水溶媒としては、水よ
りも誘電率の低いもの、すなわち、誘電率が78より低
いものであれば特に限定されない。具体的には、非水溶
媒としては、メタノール、エタノールなどのアルコール
類や、炭酸エチレン、炭酸プロピレン、炭酸ブチレン、
炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、炭酸エチルメチルなどの
炭酸エステル類が挙げられる。
【0014】中和後に、目的とするアルカリ金属塩化合
物の溶液から溶媒を除去して、アルカリ金属塩化合物を
単離する場合には、フッ素イオンや硫酸イオンなどの塩
類を殆ど溶解せずかつ目的のアルカリ金属塩化合物の溶
解度が高い非水溶媒を選択することが望ましい。溶解度
が高いほうが、除去すべき溶媒の使用量を低減すること
ができるからである。このような条件を満たす溶媒を選
択すると、目的とするアルカリ金属塩化合物の前駆体で
ある酸と非水溶媒とを混合する段階で、酸の仕込み量を
大きくしても、中和直後からアルカリ金属塩化合物が析
出してしまうことを防止することができる。一般に、極
性物質の溶媒への溶解のしやすさは溶媒の誘電率と相関
がある。したがって、誘電率が1以上で78以下の非水
溶媒を用いることが好ましく、より好ましくは誘電率が
10以上で60以下、さらに好ましくは誘電率が15以
上で40以下である。誘電率が低すぎると、アルカリ金
属塩化合物の溶解度が低くなりすぎ、誘電率が高すぎる
と、アルカリ金属塩化合物溶液の製造時に溶液中にイオ
ン性不純物を取り込んでしまうからである。具体的に
は、メタノール、エタノールなどのアルコール類を非水
溶媒として使用することが望ましい。
【0015】一方、中和後に、非水溶媒を除去する必要
がない場合には、誘電率が78より低いものであれば、
用いる溶媒は限定されない。しかし、得られるアルカリ
金属塩化合物の溶液を、アルカリ金属系電池、例えば、
リチウム系電池の電解液として用いる場合には、電池の
電解質のための溶媒として用いられる非水溶媒が選択さ
れることが望ましい。この場合、炭酸プロピレン、炭酸
エチレン、炭酸ブチレン、炭酸ジメチル、炭酸ジエチ
ル、炭酸エチルメチルなどの炭酸エステル類が非水溶媒
として使用されることが望ましい。
【0016】本発明の製造方法により製造されるアルカ
リ金属塩化合物は、電池の電解質として特に有効であ
る。電池は、例えば、以下の方法により製造することが
できる。まず、本発明の製造方法により、アルカリ金属
塩に対応する酸をアルコールなどの非水溶媒中でアルカ
リ金属化合物により中和して、アルカリ金属塩化合物を
製造する。次いで、ろ過、遠心分離又は沈殿法などの適
切な手段によって、アルカリ金属化合物の非水溶媒中の
溶液中に存在する不溶解分を除去する。次いで、非水溶
媒を蒸留、送風乾燥などの適切な手段により除去して、
固体状態のアルカリ金属塩を得る。このように得られた
固体状態のアルカリ金属塩化合物を炭酸エステル又はグ
ライムなどの電池溶媒に溶解して電解液を得る。さら
に、元々溶媒中に含まれていた水分や、中和反応の最中
に混入した水分や、中和反応により生じた水をリチウム
置換型モレキュラーシーブや活性アルミナなどの吸着剤
などの手段により、例えば100ppm以下の水分にま
で完全に乾燥・除去する。このように得られた電解液
を、必要に応じて、液漏れ防止のためのゲル形成性ポリ
マーなどの他の成分と混合し、その後、予め電極体など
が封入されている電池缶にそれを注入し、そして封入す
ることにより電池が製造される。また、本発明の製造方
法において、炭酸エステルなどの電池溶媒を非水溶媒と
して使用するときには、上記の電池製造工程において、
非水溶媒の除去及びアルカリ金属塩化合物の電池溶媒へ
の溶解の手順は不要になる。また、当然に、得られた電
解液は、さらに他の溶媒等と混合することができる。本
発明の製造方法によると、得られるアルカリ金属塩は、
電池劣化の原因となるSO4 2-、F-などの不純物を殆ど
含まないので、電池の寿命を長くすることができる。
【0017】本発明の製造方法により製造されるアルカ
リ金属塩化合物は、ポリマー材料用帯電防止剤としても
有効である。帯電防止剤として使用するときには、上記
の電池製造の場合と同様にして得られた固体状態のアル
カリ金属塩をポリマー中に配合することにより使用され
る。帯電防止処理できるポリマーとしては、限定するわ
けではないが、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリ
レート、フッ素樹脂、ポリウレタン、ポリオレフィン、
ポリ(塩化ビニル)、ポリ(塩化ビニリデン)、ポリエ
ステル、ポリ(芳香族ビニル)、アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレンポリマー、ビニルアルコールもしく
は一酸化炭素とオレフィンとのコポリマーなどが挙げら
れる。従来の水系溶媒中で製造されるアルカリ金属塩は
SO4 2-、F-などの不純物を多量に含み、かかる不純物
はポリマーの透明性を妨げる作用を有するが、本発明の
製造方法により得られるアルカリ金属塩はかかる不純物
を殆ど含まないので、ポリマーの透明性を確保しなが
ら、帯電防止処理を行なうことができる。したがって、
透明性の高いポリマー、特に、ポリカーボネート、ポリ
メチルメタクリレート、フッ素樹脂等への帯電防止剤と
しての使用に特に有利である。また、本発明により製造
されるアルカリ金属塩は、チオシアネート塩などの従来
から常用されている帯電防止剤と比較して、少量の添加
で充分な帯電防止作用を発揮する。ポリマー材料に対す
る添加量は、ポリマーの重量を基準として約0.01〜
10重量%、好ましくは、0.1重量%〜3重量%であ
る。このように、少量でも帯電防止効果があるので、ポ
リマーの水に対する感受性などの悪影響を及ぼさない。
【0018】また、アルカリ金属塩を帯電防止剤として
用いる場合には、トリエチルホスフェートなどのホスフ
ェートエステル、オレイン酸ナトリウムなどのカルボン
酸塩、メチルステアレートなどのカルボン酸エステル及
びポリエーテル類などの向上剤を併用して、帯電防止効
果を高めることもできる。向上剤を使用する場合には、
通常、アルカリ金属塩1モル当たり1〜25モルの向上
剤が使用される。
【0019】
【実施例】以下において、本発明を実施例によりさらに
説明する。実施例において、特に指示がない限り、比率
及び百分率は質量基準で記載されている。 試験方法 実施例における不純物イオンの測定は、以下の方法によ
って行なった。 フッ素イオン(F-):フッ素イオン選択性電極 硫酸イオン(SO4 2-):硫酸バリウム沈殿生成を利用
した比濁法である。ただし、濁度は濁度計(NTU単
位)を用いて定量的に測定した。また、硫酸濃度が異な
る複数のリファレンス溶液の濁度を測定することにより
検量線を作成し、試料中の硫酸イオン含有量はこの検量
線から算出した。
【0020】実施例1 不純物として遊離フッ素イオン(F-)及び硫酸イオン
(SO4 2-)を含むCF 3SO3H18.9gとメタノー
ル20.1gを混合した溶液を室温で攪拌しながら、炭
酸リチウム5.7gを徐々に加えた。その後、一昼夜攪
拌し、孔径0.5μmのフッ素樹脂フィルターで不溶解
分をろ別した後に、送風乾燥機にてメタノールを除去
し、白色固体を得た。この固体中に含まれるフッ素イオ
ン及び硫酸イオンの量を測定したところ、各々8ppm
及び29ppmであった。
【0021】実施例2 実施例1と同様の不純物を含むCF3SO3H20.1
g、エタノール20.0g、炭酸リチウム5.2gを用
いた以外は実施例1と同様の操作を行い、白色固体を得
た。得られた白色固体中に含まれるフッ素イオン及び硫
酸イオンの量を測定したところ、各々3ppm及び21
ppmであった。
【0022】実施例3 実施例1と同様の不純物を含むCF3SO3H20.3g
と炭酸プロピレン80.0gを混合した溶液を室温で攪
拌しながら、炭酸リチウム5.3gを徐々に加えた。そ
の後、一昼夜攪拌し、孔径0.5μmのフッ素樹脂製フ
ィルターで不溶解分をろ別し、透明液体を得た。この液
体中に含まれるフッ素イオン及び硫酸イオンの量を測定
したところ、各々1ppm及び1ppm未満であった。
また、この液体中の固形分[CF3SO3Li]を乾燥法
にて測定したところ、20.6%であったので、固形分
100%に換算したときのフッ素イオン及び硫酸イオン
の量は、各々5ppm及び5ppm未満と計算される。
【0023】実施例4 実施例1と同様の不純物を含むCF3SO3H18.0
g、炭酸ジメチル72.3g、炭酸リチウム4.8gを
用いた以外は実施例3と同様の操作を行い、透明液体を
得た。得られた透明液体中に含まれるフッ素イオン及び
硫酸イオンの量を測定したところ、各々2ppm及び1
ppm未満であった。また、この液体中の固形分[CF
3SO3Li]を乾燥法にて測定したところ、20.7%
であったので、固形分100%に換算したときのフッ素
イオン及び硫酸イオンの量は、各々10ppm及び5p
pm未満と計算される。
【0024】実施例5 実施例1と同様の不純物を含むCF3SO3H18.0
g、炭酸ジエチル72.9g、炭酸リチウム4.8gを
用いた以外は実施例3と同様の操作を行い、透明液体を
得た。得られた透明液体中に含まれるフッ素イオン及び
硫酸イオンの量を測定したところ、各々1ppm未満及
び2ppmであった。また、この液体中の固形分[CF
3SO3Li]を乾燥法にて測定したところ、20.3%
であったので、固形分100%に換算したときのフッ素
イオン及び硫酸イオンの量は、各々5ppm未満及び1
0ppmと計算される。
【0025】実施例6 実施例1と同様の不純物を含むCF3SO3H18.2
g、炭酸エチレン/炭酸ジエチル(体積比50/50)
混合溶媒72.4g、炭酸リチウム4.8gを用いた以
外は実施例3と同様の操作を行い、透明液体を得た。得
られた透明液体中に含まれるフッ素イオン及び硫酸イオ
ンの量を測定したところ、各々1ppm及び1ppm未
満であった。また、この液体中の固形分[CF3SO3
i]を乾燥法にて測定したところ、20.0%であった
ので、固形分100%に換算したときのフッ素イオン及
び硫酸イオンの量は、各々5ppm及び5ppm未満と
計算される。
【0026】実施例7 上記の実施例3〜6で得られた透明液体及びそれぞれに
用いた溶媒の単品について、1H−NMRを用いて調べ
た結果、一連の操作の前後で溶媒の分子構造に変化が起
きていないことが確認された。また、これらの中和・ろ
過後の透明液体中に含まれるリチウムの量を誘導結合高
周波プラズマ発光分析装置(ICP−AES)にて測定
したところ、投入したCF3SO3Hの量から計算される
CF3SO3Li量に由来するLi量と良好に一致した。
したがって、中和反応、すなわち、リチウム化が化学量
論的に妥当に進行したことが確認された。
【0027】比較例1 実施例1と同様の不純物を含むCF3SO3H50.1
g、メタノールの代わりに水50.7g、炭酸リチウム
13.1gを用いた以外は実施例1と同様の操作を行
い、白色固体を得た。得られた白色固体中に含まれるフ
ッ素イオン及び硫酸イオンの量を測定したところ、各々
56ppm及び1000ppm以上であった。
【0028】比較例2 比較例1で製造した、中和後でかつろ過前の水溶液の一
部を抜き取り、加熱蒸留により濃縮した。濃縮後に含ま
れる固形分[CF3SO3Li]の濃度は75.4%であ
った。次に、この濃厚水溶液を孔径0.5μmのフッ素
樹脂製フィルターを用いてろ別した後に、送風乾燥機に
て水分を除き、白色固体を得た。この固体中に含まれる
フッ素イオン及び硫酸イオンの量を測定したところ、各
々56ppm及び75ppmであった。
【0029】実施例1〜6及び比較例1〜2の試験結果
を下記の表1に要約する。
【0030】
【表1】
【0031】実施例8 不純物として硫酸イオンを含む(C25SO22NH2
0.1gと、メタノール20.2gを混合した溶液を室
温で攪拌しながら、炭酸リチウム2.2gを徐々に加え
た。その後、一昼夜攪拌し、孔径0.5μmのフッ素樹
脂製フィルターにより不溶解分をろ別した後に、送風乾
燥機にてメタノールを除去し、白色の固体を得た。この
固体中に含まれる硫酸イオンの量を測定したところ、5
ppmであった。
【0032】実施例9 実施例8と同様の不純物を含む(C25SO22NH2
0.3g、エタノール20.2g、炭酸リチウム2.1
gを用いた以外は実施例8と同様の操作を行い、白色固
体を得た。得られた白色固体中に含まれる硫酸イオンの
量を測定したところ、7ppmであった。
【0033】実施例10 実施例8と同様の不純物を含む(C25SO22NH2
0.4g、イソプロパノール20.6g、炭酸リチウム
2.1gを用いた以外は実施例8と同様の操作を行い、
白色固体を得た。得られた白色固体中に含まれる硫酸イ
オンの量を測定したところ、9ppmであった。
【0034】実施例11 実施例8と同様の不純物を含む(C25SO22NH1
8.7gと炭酸プロピレン28.3gを混合した溶液を
室温で攪拌しながら、炭酸リチウム2.0gを徐々に加
えた。その後、一昼夜攪拌し、孔径0.5μmのフッ素
樹脂フィルターにより不溶解分をろ別し、透明液体を得
た。この液体中に含まれる硫酸イオンの量を測定したと
ころ、1ppm未満であった。また、この液体の固形分
[(C25SO22NLi]を乾燥法にて測定すると3
9.1%であったので、固形分100%に換算したとき
の硫酸イオンの量は3ppm未満と計算される。
【0035】実施例12 実施例8と同様の不純物を含む(C25SO22NH1
8.1g、炭酸ジメチル28.0g、炭酸リチウム1.
9gを用いた以外は実施例11と同様の操作を行い、透
明液体を得た。得られた透明液体に含まれる硫酸イオン
の量を測定したところ、1ppm未満であった。また、
この液体の固形分[(C25SO22NLi]を乾燥法
にて測定すると41.6%であったので、固形分100
%に換算したときの硫酸イオンの量は2ppm未満と計
算される。
【0036】実施例13 実施例8と同様の不純物を含む(C25SO22NH1
8.0g、炭酸ジエチル28.0g、炭酸リチウム1.
9gを用いた以外は実施例11と同様の操作を行い、透
明液体を得た。得られた透明液体に含まれる硫酸イオン
の量を測定したところ、1ppmであった。また、この
液体の固形分[(C25SO22NLi]を乾燥法にて
測定すると39.3%であったので、固形分100%に
換算したときの硫酸イオンの量は3ppmと計算され
る。
【0037】実施例14 実施例8と同様の不純物を含む(C25SO22NH1
8.2g、炭酸エチレン/炭酸ジエチル(体積比50/
50)混合溶媒28.2g、炭酸リチウム2.0gを用
いた以外は実施例11と同様の操作を行い、透明液体を
得た。得られた透明液体に含まれる硫酸イオンの量を測
定したところ、1ppm未満であった。また、この液体
の固形分[(C25SO22NLi]を乾燥法にて測定
すると38.7%であったので、固形分100%に換算
したときの硫酸イオンの量は3ppm未満と計算され
る。
【0038】実施例15 実施例11〜14で得られた透明液体中に含まれるリチ
ウム量をICP−AESにて測定したところ、投入した
(C25SO22NHの量から計算される(C 25SO
22NLi量に由来するリチウム量と良好に一致した。
したがって、中和反応、すなわちリチウム化が化学量論
的に妥当に進行したことが確認された。
【0039】比較例3 実施例8と同様の不純物を含む(C25SO22NH5
0.0g、メタノールの代わりに水50.1g、炭酸リ
チウム5.3gを用いた以外は実施例8と同様の操作を
行い、白色固体を得た。得られた白色固体中に含まれる
硫酸イオンの量を測定したところ、73ppmであっ
た。
【0040】実施例8〜14及び比較例3の試験結果を
下記の表2に要約する。
【0041】
【表2】
【0042】実施例16 不純物として硫酸イオンを含む(CF3SO22NH1
1.6g、炭酸プロピレン26.2g、炭酸リチウム
1.7gを用いた以外は実施例11と同様の操作を行
い、透明液体を得た。得られた透明液体に含まれる硫酸
イオンの量を測定したところ、1ppmであった。ま
た、この液体の固形分[(CF3SO22NLi]を乾
燥法にて測定すると32.4%であったので、固形分1
00%に換算したときの硫酸イオンの量は3ppmと計
算される。
【0043】実施例17 実施例16と同様の不純物を含む(CF3SO22NH
11.7g、炭酸ジメチル26.5g、炭酸リチウム
1.7gを用いた以外は実施例11と同様の操作を行
い、透明液体を得た。得られた透明液体に含まれる硫酸
イオンの量を測定したところ、2ppmであった。ま
た、この液体の固形分[(CF3SO22NLi]を乾
燥法にて測定すると29.9%であったので、固形分1
00%に換算したときの硫酸イオンの量は7ppmと計
算される。
【0044】実施例18 実施例16と同様の不純物を含む(CF3SO22NH
11.6g、炭酸ジエチル26.3g、炭酸リチウム
1.7gを用いた以外は実施例11と同様の操作を行
い、透明液体を得た。得られた透明液体に含まれる硫酸
イオンの量を測定したところ、1ppm未満であった。
また、この液体の固形分[(CF3SO22NLi]を
乾燥法にて測定すると31.1%であったので、固形分
100%に換算したときの硫酸イオンの量は3ppm未
満と計算される。
【0045】実施例19 実施例16と同様の不純物を含む(CF3SO22NH
11.6g、炭酸エチレン/炭酸ジエチル(体積比50
/50)混合溶媒26.1g、炭酸リチウム1.7gを
用いた以外は実施例11と同様の操作を行い、透明液体
を得た。得られた透明液体に含まれる硫酸イオンの量を
測定したところ、1ppm未満であった。また、この液
体の固形分[(CF3SO22NLi]を乾燥法にて測
定すると32.3%であったので、固形分100%に換
算したときの硫酸イオンの量は3ppm未満と計算され
る。
【0046】実施例20 実施例16〜19で得られた透明液体中に含まれるリチ
ウム量をICP−AESにて測定したところ、投入した
(CF3SO22NHの量から計算される(CF3
22NLi量に由来するリチウム量と良好に一致し
た。したがって、中和反応、すなわちリチウム化が化学
量論的に妥当に進行したことが確認された。また、実施
例16〜19で得られた透明液体及びそれぞれに用いた
溶媒の単品について、1H−NMRを用いて調べた結
果、一連の操作の前後で溶媒の分子構造に変化が起きて
いないことが確認された。さらに、得られた透明液体に
ついて19F−NMRを用いて調べた結果、いずれの溶
液中においても、含フッ素化合物の99%以上が目的化
合物である[(CF3SO22NLi]であることが確
認された。
【0047】比較例4 実施例16と同様の不純物を含む(CF3SO22NH
50.3g、メタノールの代わりに水50.1g、炭酸
リチウム7.2gを用いた以外は実施例8と同様の操作
を行い、白色固体を得た。得られた白色固体に含まれる
硫酸イオンの量を測定したところ、62ppmであっ
た。
【0048】実施例16〜19及び比較例4の試験結果
を下記の表3に要約する。
【0049】
【表3】
【0050】
【発明の効果】本発明によると、水分含有量が非常に低
い状態で目的とするアルカリ金属塩化合物を得ることが
できるとともに、イオン性不純物を含有しない状態でか
かる目的化合物を得ることができる。かかるイオン性不
純物は、電池の性能に悪影響を及ぼすとともに、ポリマ
ー材料中に添加したときに、ポリマーの透明性を損なう
ことがあるので、本発明の方法により得られるアルカリ
金属塩化合物は、電池用電解質及びポリマー材料用の帯
電防止剤として特に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/435 C08K 5/435 C08L 101/00 C08L 101/00 G02F 1/15 507 G02F 1/15 507 H01M 10/40 H01M 10/40 A Fターム(参考) 2K001 CA37 4H006 AA02 AC61 BB14 BB17 BE12 4J002 AA011 EV256 EV286 FD106 5H029 AJ02 AJ14 AM01 AM07 CJ08 CJ11 EJ11 HJ02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式 【化1】 (式中、Rfは、各々独立に、炭素数が1〜12個の直
    鎖もしくは枝分かれのフッ素化されたアルキル基であ
    り、Xは酸素、窒素又は炭素であり、Xが酸素であると
    きにはnは1であり、Xが窒素であるときにはnは2で
    あり、Xが炭素であるときにはnは3であり、Mはアル
    カリ金属である)により示されるフルオロアルキルスル
    ホニル基含有アルカリ金属塩の製造方法であって、 【化2】 (式中、Rf、X及びnは、上記に規定したとおりであ
    る)で示される酸をアルカリ金属化合物と非水溶媒中で
    混合し、それを中和することを含む、アルカリ金属塩の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 Rfはペルフルオロアルキル基である、
    請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 Mはリチウムである、請求項1又は2記
    載の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記非水溶媒は、アルコール又は炭酸エ
    ステルである、請求項1〜3のいずれか1項記載の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 前記非水溶媒中に不溶性である成分を除
    去することをさらに含む、請求項1〜4のいずれか1項
    記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 非水溶媒を除去して、固体状態のアルカ
    リ金属塩を製造することを含む、請求項1〜5のいずれ
    か1項記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 中和により生成される水を除去すること
    をさらに含む、請求項1〜6のいずれか1項記載の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項記載の方法
    により得られるアルカリ金属塩の、非水溶媒電池用電解
    質としての使用方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれか1項記載の方法
    により得られるアルカリ金属塩の、ポリマー材料用帯電
    防止剤としての使用方法。
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