JP2012218985A - フルオロスルホン酸リチウムの製造方法、およびフルオロスルホン酸リチウム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】非水溶媒中で、ハロゲン化リチウムとフルオロスルホン酸との反応工程を経て得ることを特徴とするフルオロスルホン酸リチウムの製造方法。
【選択図】なし
Description
これまで、非水電解液二次電池の特性を改善するための手段として、数多くの技術が検討されている。例えば特許文献1には、フルオロスルホン酸リチウムを電解質とすると、60℃充放電サイクル評価時の放電容量が高い電池が得られることが記載されている。
このフルオロスルホン酸リチウムを製造する方法については、以下の二法が報告されているのみである。
しかしながら、この手法では、一旦アンモニウム塩を合成した後、改めてリチウム塩へのカチオン交換を実施している為、煩雑であり、かつ脱離するアンモニアの混入が懸念される。
さらには、電解液に溶解した際にこの水が六フッ化リン酸リチウムを分解してフッ化水素を副生するという悪影響を与えることからこの結晶水を予め取り除く必要があり、さらに操作が煩雑になる。
(1)フッ化ナトリウム・カリウムと、三酸化硫黄又は発煙硫酸を反応させる方法(特許文献3、4及び非特許文献2)
(2)無機フッ化物塩と三酸化硫黄との反応(非特許文献3(六フッ化ケイ酸塩)、非特許文献4(六フッ化リン酸塩))
(3)酢酸溶媒中、フルオロスルホン酸と酢酸カリウムとの塩交換反応(非特許文献5)
前記反応工程により得られた粗フルオロスルホン酸リチウムを、非水溶媒中から固体として回収する固液分離工程を含むことが好ましく、
前記反応工程により得られた粗フルオロスルホン酸リチウムと、水を含む非水溶媒溶液とを接触させる操作を少なくとも一回行うことが好ましく、
前記粗フルオロスルホン酸リチウムと、水を含む非水溶媒溶液とを接触させる操作により得られたフルオロスルホン酸リチウムを、非水溶媒溶液中から固体として回収する固液分離工程を少なくとも一回含むことが好ましく、
前記反応工程で用いる非水溶媒が、非プロトン性極性有機溶媒であることが好ましく、
前記非プロトン性極性有機溶媒が、鎖状炭酸エステルであることが好ましく、
前記粗フルオロスルホン酸リチウムと、水を含む非水溶媒溶液とを接触させる操作で用いる、当該水を含む非水溶媒溶液中の非水溶媒が、非プロトン性極性有機溶媒であることが好ましく、
前記非プロトン性極性有機溶媒が、鎖状炭酸エステルであることが好ましい。
<フルオロスルホン酸リチウムの製造方法>
<1.ハロゲン化リチウムとフルオロスルホン酸との反応工程>
本発明は、非水溶媒中で、ハロゲン化リチウムとフルオロスルホン酸との反応工程を経て得ることによりフルオロスルホン酸リチウムを製造する方法、に関するものである。
本発明の反応工程に用いられるハロゲン化リチウムは、市販のものをそのまま用いても精製して用いても良く、他の化合物から製造して用いてもよい。純度については特に限定はされないが、フルオロスルホン酸リチウム中にハロゲン化リチウム由来の不純物が残存することにより、電池等の性能が悪化することが懸念される為、より高純度であることが好ましく、好ましくは99質量%以上で有ることが好ましい。
本発明の反応工程に用いられるフルオロスルホン酸とハロゲン化リチウムとの仕込み比は、特に限定はされないが、比率が1:1から大きく外れないことが、原料の消費効率の観点から好ましい。
しくは1.2モル倍以下である。
フルオロスルホン酸に対するハロゲン化リチウムの量比を上記範囲内調整すると煩雑な精製工程を経ることなく高純度のフルオロスルホン酸リチウムが高収率で製造できるために好ましい。
また、反応工程に用いられる非水溶媒の沸点は、常圧にて300℃以下が好ましく、さらに200℃以下が好ましく、さらに150℃以下が好ましい。沸点が上記範囲外にあると、用いる溶媒に依るが、得られるフルオロスルホン酸リチウム中に残留し、電池性能に悪影響を与える場合がある。
一方、残留した場合の電池特性等に与える影響から、炭酸ジメチル、炭酸エチルメチル、炭酸ジエチル等の鎖状炭酸エステルが好ましい。これらのことから、炭酸ジメチル、炭酸ジエチルが最も好ましい。
これらの非水溶媒は単独で用いても組み合わせてもよいが、操作を複雑にしない為に単独で用いることが好ましい。
また、投入時の温度より高くとも低くとも構わないが、熟成の効果を高める為には高い方が好ましい。
本発明の反応工程における上記熟成工程の時間は、特に限定はされないが、好ましくは20時間以下、さらに好ましくは10時間以下、さらに好ましくは5時間以下である。また、本発明の反応における反応の時間は、好ましくは1分以上、さらに好ましくは10分以上、さらに好ましくは30分以上である。熟成工程の時間が上記範囲内であると、製造の効率が良好となり、熟成の効果を十分に得ることができる。
反応工程後の溶液から、粗フルオロスルホン酸リチウム或いはフルオロスルホン酸リチウムを固体として回収する方法に関しては特に限定はされない。
反応時に用いた溶媒を残存させる量に関して、上限値としては、投入したフルオロスルホン酸の体積比で20倍以下が好ましく、さらに体積比で15倍以下が好ましく、さらに体積比で10倍以下が好ましい。上記範囲内であると、固体として回収する際の回収率が高くなる為、好ましい。一方で、下限値としては、投入したフルオロスルホン酸の体積比で1倍以上が好ましく、さらに体積比で3倍以上が好ましく、さらに体積比で5倍以上が好ましい。上記範囲内であると、粘稠なスラリー状態になり難く、取扱いが容易となる。但し、固体として取扱いが可能になるまで乾固させた場合はこの限りではない。
なお、本工程にて溶液中に残存するハロゲン化水素が気化して放出される可能性があるが、この放出された気体は反応工程中のハロゲン化水素の除去と同様、処理することが好ましい。処理の方法としては反応工程中の処理法の中から選ぶことが出来、方法が同一であっても異っていても良い。
本発明においては、1.の反応工程により得られた粗フルオロスルホン酸リチウムと、水を含む非水溶媒溶液とを接触させる操作を行うことが好ましく、当該粗フルオロスルホン酸リチウムと、水を含む非水溶媒溶液とを接触させる操作は、1.の反応工程により得られた粗フルオロスルホン酸リチウムを固体として回収する前に行っても良く、非水溶媒中から固体として回収する固液分離工程を経て、得られた粗フルオロスルホン酸リチウムに対して、行ってもよい。
本発明により得られたフルオロスルホン酸リチウムと本操作を経ないで得られたフルオロスルホン酸リチウムと比較すると、本発明により得られたフルオロスルホン酸リチウムの方が、含有するハロゲン元素の量が少なくなる。
フルオロスルホン酸リチウムと比較し、クロロスルホン酸及びクロロスルホン酸リチウムは水との反応性が高く、少量の水によって優先的に加水分解し、比較的除去の容易なハロゲン化水素、ハロゲン化リチウムのいずれかを生成すると考えられる。一方で本工程を経ない場合は、構造に類似性の高いクロロスルホン酸及びクロロスルホン酸リチウムが、他の精製法では除去するのが困難であると推定される。
本工程を再結晶又は再沈殿の工程にて実施した場合は、そのまま結晶化・沈殿させたものを最終製品としてもよいが、再度水を含まない溶媒系から再結晶又は再沈殿にて精製を実施することが好ましい。
本発明においては、フルオロスルホン酸リチウムの純度を更に上げるために、精製工程を経ることが好ましい。具体的には、(粗)フルオロスルホン酸リチウムを非水溶媒に接触させた後、洗浄、再結晶、再沈殿等の操作を経ることにより、高純度化できる。前記操作の中でも、再結晶法を用いることがより好ましい。さらには、再結晶法行った後に洗浄を行うことが好ましい。再結晶の回数としては特に限定されず、繰り返し実施してもよい。洗浄の回数としては特に限定されず、繰り返し実施してもよく、再結晶を繰り返した場合はその度毎に少なくとも一回以上実施することが好ましいが、特に限定されない。
非プロトン性極性有機溶媒としては、具体的には、炭酸ジメチル、炭酸エチルメチル、炭酸ジエチル等の鎖状炭酸エステル;酢酸メチル、酢酸エチル、プロピオン酸メチル等の鎖状カルボン酸エステル;メタンスルホン酸メチル、メタンスルホン酸エチル、エタンスルホン酸メチル等の鎖状スルホン酸エステル;アセトニトリル、プロピオニトリル等の鎖状ニトリル;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、t−ブチルメチルエーテル等の鎖状エーテル;テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,3−ジオキソラン、1,3−ジオキサン、1,4−ジオキサン等の環状エーテル、等が挙げられる。
一方、残留した場合の電池特性等に与える影響から、炭酸ジメチル、炭酸エチルメチル、炭酸ジエチル等の鎖状炭酸エステルが好ましい。
これらの溶媒は単独で用いても組み合わせてもよい。
なお、再沈殿法を行う際に用いられる貧溶媒に関してはこの限りではなく、溶解せしめた溶媒より極性の低い溶媒であれば特に限定はされない。
精製工程に再結晶を行う際の溶媒量については特に限定はされないが、少なくとも一度は(粗)フルオロスルホン酸リチウムを溶解させる量が必要である一方、多すぎると再結晶時の回収効率が低下する為好ましくない。好ましい量は、フルオロスルホン酸リチウムの溶解度が用いる溶媒によって異なるため、一概には言えないが、例えば炭酸ジメチルの場合には、好ましくは粗製フルオロスルホン酸リチウム固体の質量に対して2倍量以上が好ましく、さらに好ましくは3倍量以上が好ましく、さらに好ましくは5倍量以上が好ましい。また、例えば炭酸ジメチルの場合には、好ましくは粗製フルオロスルホン酸リチウム固体の質量に対して20倍量以下が好ましく、さらに好ましくは15倍量以上が好ましく、さらに好ましくは10倍量以下が好ましい。
ため好ましくない。精製に再結晶を行う際の溶解時の温度は、好ましくは100℃以下、さらに好ましくは80℃以下、さらに好ましくは70℃以下である。
再結晶を行う際、溶解後結晶化させる前に不溶な不純物が残存している懸念が有る為、濾過等の方法にて不溶物を除去する操作を行うことが好ましい。
上記粗フルオロスルホン酸リチウムと、水を含む非水溶媒溶液とを接触させる操作を行った後に、固液分離工程を経て得られたフルオロスルホン酸リチウムの固体には前記精製工程等で用いた非水溶媒が残存している為、乾燥により除去することが好ましい。除去の方法は特に限定はされないが、除去の操作にて高い温度をかけると熱分解が懸念される為好ましくない。一方、温度が低すぎると十分な除去が行われない可能性が有る為好ましくない。除去の温度は、好ましくは100℃以下、さらに好ましくは80℃以下、さらに好ましくは50℃以下である。また、好ましくは0℃以上、さらに好ましくは10℃以上、さらに好ましくは20℃以上である。除去の時間は、長ければ長いほど除去効率があがり好ましい一方、生産効率が落ちる。このことから、適切な範囲の時間で実施することが好ましい。除去の時間は好ましくは、30分以上、さらに好ましくは1時間以上、さらに好ましくは2時間以上である。また、除去の時間は好ましくは、24時間以下、さらに好ましくは10時間以下、さらに好ましくは5時間以下である。
フルオロスルホン酸リチウムを電池等に用いた場合により高い性能を示す為に、純度は高いことが好ましいが、その中でも電池内で容易に酸化されるハロゲン化物イオン又は電池内に混入する微量の水で容易にハロゲン化物イオンを生成する化学種が電解液中に溶解しないように除去されていることが電池特性を制御する上で望ましい。これは、水に溶かした際のハロゲン化物イオン量を測定することで確認が出来る。一方、極微量のハロゲン化物塩を混入させると電池の性能が向上することも知られている。(例:非特許文献6)フルオロスルホン酸リチウムのハロゲン化物イオンの含有量は、上限値としては、0.05mol/kg以下であり、好ましくは0.03mol/kg以下、より好ましくは0.01mol/kg以下である。一方で、下限値としては、0.0001mol/kg以上であり、好ましくは0.0005mol/kg以上、より好ましくは0.001mol/kg以上である。
分析にはイオンイオンクロマトグラフィー測定と、核磁気共鳴(NMR)スペクトル測定
を用いた。
た。
NMRはジメチルスルホキシド−d6を測定溶媒に、ベンゾドリフルオリドを内部標準と
して用いて測定し、そのシグナルと積分値から、フルオロスルホン酸イオン分と溶媒の比を求めた。
<反応>
乾燥窒素気流下、200mlのPFA製四口フラスコに塩化リチウム4.4g (103.5mmol)を量り取り、炭酸ジメチル125mlを加えた。この溶液を氷浴中で攪袢
しながらフルオロスルホン酸5ml(8.63g、86.24mmol)を約10分かけてと滴下した。滴下前に10℃であった液温は、酸の滴下により発熱し20℃まで昇温されたが、滴下終了後に速やかに元の温度に戻った。滴下に伴い、炭酸ジメチルに難溶である塩化リチウムが溶解した。氷水浴にて冷却しながら2時間撹拌した後、氷水浴を外し室温環境下にて1時間攪袢した。反応終了後の溶液からメンブレンフィルター(PTFE製、 公称孔径0.5μm)を用いて過剰の塩化リチウムを濾別した。
上記反応溶液から約10kPa、40℃で炭酸ジメチルを100ml蒸留留去し、この溶液を放置することで白色粉末を得た。
NMR分析結果から得られた粉末はフルオロスルホン酸リチウムと炭酸ジメチルのモル比1:1の錯体であり、イオンクロマトグラフィーの結果から、硫酸イオン0.30mol/kg、塩化物イオン0.56mol/kgを含んでいた。
得られた、粗生物を乾燥不活性ガス雰囲気化、50mlの炭酸ジメチルに分散させ、60℃で30分間加熱撹拌することで溶解させた。溶け残った微量の粉末をメンブレンフィルター(PTFE製、 公称孔径0.5μm)を用いて濾別した。得られた濾液を室温まで放冷の後、5℃にて10時間静置し。無色の結晶を得た。
フルオロスルホン酸リチウムの収量は4.9g。再結晶の収率は72%、操作全体を通しての収率は54%であった。
このフルオロスルホン酸リチウムを再度同様の方法で再結晶を実施したところ、硫酸イオン0.062mol/kg、塩化物イオン0.056mol/kgを含むフルオロスルホン酸リチウムを収量3.5g得た。この操作での収率は71%、操作全体を通しての収率は39%であった。
<濃縮>工程までは実施例1記載の方法と同様に実施した。
<再結晶1>
得られた、粗生物を乾燥不活性ガス雰囲気化、50mlの炭酸ジメチルに分散させ、140μL(塩化物イオンに対して1.2mol倍量)の純水を加えた後、60℃で30分間加熱撹拌することで溶解させた。溶け残った微量の粉末をメンブレンフィルター(PTFE製、 公称孔径0.5μm)を用いて濾別した。得られた濾液を室温まで放冷の後、5℃にて10時間静置し。無色の結晶を得た。
<再結晶2>
このフルオロスルホン酸リチウムを実施例1と同様の純水を添加しない方法で再度再結晶を実施したところ、硫酸イオン0.062mol/kg、塩化物イオン0.00056mol/kgを含むフルオロスルホン酸リチウムを収量2.58g得た。操作全体を通しての収率は29.8%であった。
得られたフルオロスルホン酸リチウムを真空容器内に入れ、100Paまで減圧後、40℃に加熱しながら4時間放置したところ、炭酸ジメチルの比率は1.3mol%であった。
<反応>の溶媒に125mlの炭酸ジメチルに変えて50mlのアセトニトリルを用いた以外は実施例1と同様に<反応>操作を実施し、同程度の収率で反応が進行していることを確認した。さらに<濃縮>の際に溶媒を全量留去した以外は実施例1と同様に操作を実施した。
再結晶後、硫酸イオン0.62mol/kg、塩化物イオン0.056mol/kgを含むフルオロスルホン酸リチウム1.52gを固体として得た。
溶媒に水を用いた以外は実施例1と同様に<反応>操作を行った。
得られた濃縮を実施例1の<濃縮>操作と同様に濃縮した所固体は析出しなかった。
イオンクロマトグラフィー分析の結果、フルオロスルホン酸が全量硫酸に加水分解していることが確認された。
溶媒に水を、塩化リチウムに変えて水酸化リチウムを塩化リチウム・一水和物4.4g
(104.8mmol)用い、酸塩基の中和反応とした以外は実施例1と同様に<反応>
操作を行った。
得られた濃縮を実施例1の<濃縮>操作と同様に濃縮した所固体は析出しなかった。
イオンクロマトグラフィー分析の結果、フルオロスルホン酸が全量硫酸に加水分解していることが確認された。
塩化リチウムに変えて、炭酸リチウムを3.3g(51.4mmol、リチウム量として102.8mmol)用いた以外は実施例1と同様に<反応>操作を行った。
反応によって副生する水を除去する為、十分な量の硫酸マグネシウムを系中に懸濁させながら実施した以外は比較例3と同様に<反応>操作を行った。
イオンクロマトグラフィー分析の結果、フルオロスルホン酸が全量硫酸に分解していることが確認された。脱水剤を用いても加水分解は抑制されなかった。
Claims (10)
- 非水溶媒中で、ハロゲン化リチウムとフルオロスルホン酸との反応工程を経て得ることを特徴とするフルオロスルホン酸リチウムの製造方法。
- 前記反応工程により得られた粗フルオロスルホン酸リチウムを、非水溶媒中から固体として回収する固液分離工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のフルオロスルホン酸リチウムの製造方法。
- 前記反応工程により得られた粗フルオロスルホン酸リチウムと、水を含む非水溶媒溶液とを接触させる操作を少なくとも一回行うことを特徴とする請求項1または2に記載のフルオロスルホン酸リチウムの製造方法。
- 前記粗フルオロスルホン酸リチウムと、水を含む非水溶媒溶液とを接触させる操作により得られたフルオロスルホン酸リチウムを、非水溶媒溶液中から固体として回収する固液分離工程を少なくとも一回含むことを特徴とする請求項3に記載のフルオロスルホン酸リチウムの製造方法。
- 前記反応工程で用いる非水溶媒が、非プロトン性極性有機溶媒であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のフルオロスルホン酸リチウムの製造方法。
- 請求項5に記載の非プロトン性極性有機溶媒が、鎖状炭酸エステルであることを特徴とするフルオロスルホン酸リチウムの製造方法。
- 前記粗フルオロスルホン酸リチウムと、水を含む非水溶媒溶液とを接触させる操作で用いる、当該水を含む非水溶媒溶液中の非水溶媒が、非プロトン性極性有機溶媒であることを特徴とする請求項2〜6の何れか1項に記載のフルオロスルホン酸リチウムの製造方法。
- 請求項7に記載の前記非プロトン性極性有機溶媒が、鎖状炭酸エステルであることを特徴とするフルオロスルホン酸リチウムの製造方法。
- 請求項1〜8に記載のフルオロスルホン酸リチウムの製造方法により得られたフルオロスルホン酸リチウムのハロゲン元素の含有量が0.01mol/kg以下であることを特徴とするフルオロスルホン酸リチウム。
- ハロゲン元素の含有量が0.01mol/kg以下であることを特徴とするフルオロスルホン酸リチウム。
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