JPWO2014129126A1 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

本開示のスイッチング電源装置は、負荷機器接続端子を有する電源システムにおいて、負荷機器接続端子における接続状態を検出する機器接続状態検出回路であって、機器接続状態検出回路は、トランス、スイッチ素子、パルス発生器、及び波形検出回路とを備える。波形検出回路は、パルス信号の動作に応じてトランスの一次巻線、または二次巻線に発生する電圧、または電流を検出し、あらかじめ設定された基準値と比較し、比較結果に応じた出力信号をOFF端子に出力する。

Description

本発明は、入力電圧に対してスイッチング素子を通じてスイッチングすることにより出力電圧を制御するスイッチング電源装置および機器接続状態検出回路に関する。
近年、エネルギー問題などの環境問題が注目され、スイッチング電源装置等の電源供給装置の待機電力削減が強く望まれている。例えば、ACアダプタや充電器において、負荷機器が接続されていない状態等、スイッチング電源装置から電力供給が不要な場合に出力電圧を低下させて、消費電力を削減するシステムが提案されている。
従来技術である特開2007−143397号公報(特許文献1)では、ACアダプタの負荷の有無を検知し、出力側が無負荷状態のときにスイッチング電源装置の動作を停止させて、消費電力を削減し、さらに、出力側に接続される負荷機器から電圧が印加されると動作を再開させて電源供給を開始する技術が提案されている。
負荷機器の電源としては、一次電池や二次電池などの蓄電部品を用いることが考えられる。
図22に、出力側が無負荷状態のときにスイッチング電源装置の動作を停止させて、出力側に負荷機器から電圧が印加されると動作を再開させる、従来のスイッチング電源装置の一構成例を示す。以下、このスイッチング電源装置の動作を簡単に説明する。
二次側の負荷機器912の負荷状態を、抵抗909を介して出力制御回路911で監視し、無負荷状態を検出した場合は、出力制御回路911からカプラ回路906を介して、無負荷検出信号が電源オンオフ回路905に入力される。そして、電源オンオフ回路905から動作停止信号がスイッチング制御回路900のドライブ制御回路901に入力されると、ドライブ制御回路901はスイッチング素子7の動作を停止するようにドライブ回路902を制御する。そして、スイッチング電源装置の出力電圧はゼロになる。
スイッチング電源装置の動作を再開させる場合は、出力電圧がゼロの時に、負荷機器912の蓄電部(図には明記していない)から出力端子16を介して電圧を印加し、出力電圧がゼロでないことを出力制御回路911が検出する。そして、その電圧を電源として、出力制御回路911はフォトカプラ910を介して、再起動信号を電源オンオフ回路905に入力する。それと同時に、一定期間、電源オンオフ回路905から動作停止信号の生成を止める。電源オンオフ回路905から動作開始信号がドライブ制御回路901に入力されると、ドライブ制御回路901はスイッチング素子7の動作を開始するようにドライブ回路902を制御する。
この技術を用いれば、例えば、負荷機器(例えばノートパソコン)にスイッチング電源装置(例えばACアダプタ)が接続されていない時(無負荷状態)は、スイッチング電源装置のスイッチング動作を停止させ消費電力を削減すること(オフモード)ができ、スイッチング電源装置が負荷機器に接続され、負荷機器の蓄電部品(例えばバッテリー)から電圧が印加されると、スイッチング電源装置は電源供給を開始させるシステムが実現できる。
特開2007−143397号公報
しかし、上述のシステムには次のような課題がある。
動作を停止したスイッチング電源装置を、再び動作させるために負荷機器の蓄電部から電圧を印加し、さらに再起動信号を二次側から一次側へ伝達するためにフォトカプラを使用している。しかし、負荷機器に搭載されている一次電池や二次電池などの蓄電部品に蓄積されている電荷が空になった場合、電圧を印加することやフォトカプラを動作させることができなくなる。その場合、スイッチング電源装置を負荷機器に接続し、スイッチング電源装置を起動させようとしても、動作を停止させた状態を維持して通常動作へ移行できないという致命的な問題が生じる。
本発明は、上記のような問題を解決するものであり、一次電池や二次電池などの蓄電部品の状態に関係なく起動できるスイッチング電源装置およびそれを構成する機器接続状態検出回路を提供する。
入力電圧が供給される第二のスイッチング素子と、負荷機器と装脱着可能な出力端子と、第二のスイッチング素子によりスイッチングされた入力電圧を出力電圧に変換し、出力端子に接続された負荷機器に電力を供給する入出力変換回路と、第二のスイッチング素子のスイッチング動作を制御し、OFF端子に入力される信号に応じてスイッチング動作を停止するオフモードを有するスイッチング制御回路とを備えるスイッチング電源装置において、入出力変換回路と出力端子との間に接続された第一の整流回路と、二次巻線の一端が出力端子に接続されたトランスと、トランスの一次巻線に接続された第一のスイッチング素子と、第一のスイッチング素子のゲート端子にパルス信号を供給するパルス発生器と、パルス信号に応じてトランスの巻線に発生する電圧、または電流を検出し、あらかじめ設定された基準値と比較し、比較結果に応じた出力信号をOFF端子に出力する波形検出回路からなる機器接続状態検出回路を備えることを特徴とする。
本構成によれば、スイッチング電源装置の二次側や負荷機器に搭載された一次電池や二次電池の電力が無い場合でも、機器接続状態検出回路は電源システムと負荷機器の接続状態を検出することができる。
本開示の実施の形態1に係るスイッチング電源装置および機器接続状態検出回路の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態1に係る波形検出回路の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態1に係るトランスの一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態1に係るパルス発生器の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態1に係るスイッチング電源装置の動作を示すタイミングチャート 本開示の実施の形態2に係るスイッチング電源装置および機器接続状態検出回路の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態3に係るスイッチング電源装置および機器接続状態検出回路の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態4に係るスイッチング電源装置および機器接続状態検出回路の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態4の別の例に係るスイッチング電源装置および機器接続状態検出回路の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態2に係る波形検出回路の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態2に係るトランスの一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態2に係るスイッチング電源装置の動作を示すタイミングチャート 本開示の実施の形態3に係るスイッチング電源装置の動作を示すタイミングチャート 本開示の実施の形態4に係るスイッチング電源装置の動作を示すタイミングチャート 本開示の実施の形態4の別の例に係るスイッチング電源装置の動作を示すタイミングチャート 本開示の実施の形態2の変形例1に係る波形検出回路の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態2の変形例1に係るスイッチング電源装置の動作を示すタイミングチャート 本開示の実施の形態5に係るスイッチング電源装置および機器接続状態検出回路の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態5に係るスイッチング電源装置の通常動作時の動作を示すタイミングチャート 本開示の実施の形態5に係るスイッチング電源装置の保護動作時の動作を示すタイミングチャート 本開示の実施の形態6に係るスイッチング電源装置および機器接続状態検出回路の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態6に係るスイッチング電源装置の動作を示すタイミングチャート 本開示の実施の形態7に係るスイッチング電源装置および機器接続状態検出回路の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態7に係るパルス発生器の動作を示すタイミングチャート 本開示の実施の形態8に係るスイッチング電源装置および機器接続状態検出回路の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態8に係るオフモード制御回路の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態8に係るスイッチング電源装置の動作を示すタイミングチャート 本開示の実施の形態9に係るスイッチング電源装置および機器接続状態検出回路の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態1に係るスイッチング電源装置および機器接続状態検出回路の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態1に係るスイッチング電源装置および機器接続状態検出回路の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態1に係るスイッチング電源装置および機器接続状態検出回路の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態10に係るスイッチング電源装置の第一の整流回路とその周辺の回路の一構成例を示す回路図 本開示の実施の形態10に係るスイッチング電源装置の動作を示す特性図 従来例に係るスイッチング電源装置の一構成例を示す回路図
(実施の形態1)
本開示の実施の形態1のスイッチング電源装置、機器接続状態検出回路を説明する。
図1は本実施の形態1のスイッチング電源装置、機器接続状態検出回路の一構成例を示す回路図である。
図1において、商用電源1からの入力交流電圧が、入力フィルタ回路2、入力整流回路3、入力平滑回路4を経て、入力直流電圧として入出力変換回路300に入力されている。
入出力変換回路300は入力された入力電圧を所望の出力電圧に変換するために配置される。例えば、図1のように電力変換用のトランス301、ダイオード302、平滑コンデンサ303から成り、トランス301は一次巻線301aと二次巻線301bを有し、一次巻線301aと二次巻線301bの極性は逆方向になっている。このスイッチング電源装置はフライバック型である。
一次巻線301aにはスイッチング素子7が接続されており、スイッチング制御回路100のOUT端子出力信号がスイッチング素子7の制御電極(ゲート)に入力されることで、オンオフのスイッチング制御がなされる。
また、スイッチング制御回路100は、外部入出力端子として、Vin端子、VDD端子、GND端子、OUT端子、及びOFF端子の5つの端子を有している。スイッチング制御回路は、例えば、図1のように、パルス幅制御回路101、駆動回路102、オフモード検出器103、基準電圧源104、オフモードスイッチ105、レギュレータ106などから構成される。
Vin端子は、スイッチング制御回路100の電源端子であり、入力平滑回路の入力直流電圧が出力されるラインから電力が供給される。Vin端子から入力された電力は、レギュレータ106に入力され、レギュレータ106を介して、スイッチング制御回路100内の回路に電力が供給される。
GND端子は、入力平滑回路の低電位側に接続され、一次側の電圧基準となっている。
OUT端子は、スイッチング素子7のゲートに抵抗6を介して接続される端子である。
VDD端子は、スイッチング制御回路100の基準電圧用端子である。VDD端子にはコンデンサ17が接続され、動作中はVDD端子からコンデンサ17に充電電流が流れ込みコンデンサ17の電圧が上昇する。この電圧が基準電圧で一定になるようにスイッチング制御回路100により制御される。
OFF端子は、機器接続状態検出回路200Aから出力されるオフモード信号が入力され、オフモードと通常動作を切り替えるための端子である。
出力端子16は、入出力変換回路300から出力される出力電圧を出力する端子と、二次側GND端子の2端子で構成される。
負荷機器400は、例えばノートパソコンや、タブレットパソコンなどの電子機器であり、出力端子16と装脱着可能である。
機器接続状態検出回路200Aは、出力端子16と負荷機器400が接続状態であるか非接続状態であるかを検出するために配置され、スイッチング制御回路100のVDD端子、OFF端子、GND端子と、そして、出力端子16、ダイオード18のアノードに接続される。
例えば図1のように、負荷機器接続端子5、波形検出回路201、トランス202、パルス発生器203、スイッチング素子204から成る。
波形検出回路201は、例えば、図2Aの波形検出回路201Aのように抵抗206、抵抗207、コンデンサ208で構成される。
トランス202は、例えば、図2Bのトランス202Aのように一次巻線209aと二次巻線209bを有し、一次巻線209aと二次巻線209bの極性は順方向になっている。
パルス発生器203は、例えば、図2Cのパルス発生器203Aのように、抵抗233、234、235、238、239、240、コンデンサ236、オペアンプ237、電圧比較器241で構成される。この回路は、一般的に知られているパルス発生回路であるので、動作の詳細な説明は省略する。
スイッチング素子204はパルス発生器203の出力パルスがスイッチング素子204の制御電極(ゲート)に入力されることで、オンオフのスイッチング制御がなされる。スイッチング素子204は例えば、MOSFETなどのトランジスタを使用する。
ダイオード15は、出力端子16と負荷機器400の接続状態を検出する信号が入出力変換回路300へ流入することを防ぐために配置され、ダイオード15のアノードは入出力変換回路300の二次側出力に接続され、ダイオード15のカソードは出力端子16に接続される。
ダイオード18は入出力変換回路300からの出力電流がトランス202に流入することを防ぐために配置され、ダイオード18のアノードは負荷機器接続端子5に接続され、ダイオード18のカソードはダイオード15のカソードと出力端子16の間に接続される。
以上のように構成された図1に示すスイッチング電源装置および機器接続状態検出回路の動作を説明する。
商用電源1から交流電圧が入力フィルタ回路2を介して入力されると、入力整流回路3と入力平滑回路4とにより、整流および平滑化されて、直流電圧に変換される。この直流電圧からスイッチング制御回路100へ起動電流が供給され、スイッチング制御回路100が動作可能な状態になると、スイッチング素子7をスイッチングさせる制御が開始され、入出力変換回路300から、出力端子16を介して負荷機器400に電力が供給される。
スイッチング制御回路100のVDD端子から、機器接続状態検出回路200Aに電力が供給される。波形検出回路201のコンデンサ208には、VDD端子から抵抗206を介して電荷が充電される。パルス発生器203はVDD端子から電流が供給されると、監視パルスをスイッチング素子204のゲートに出力する。監視パルスがスイッチング素子204のゲートに入力されると、スイッチング素子204は導通状態になる。
スイッチング素子204が導通状態になると、一次巻線209aには、励磁電流Ieとトランス202を介して伝達される二次巻線209bに流れる二次側電流Isが合成された一次側電流Ipが流れる。この二次側電流Isは、負荷機器400のインピーダンスで変化する。
ここで、一次巻線209aの巻数をNp、二次巻線209bの巻数をNs、一次巻線209aのインダクタンス値をLp、一次巻線209aに入力される電圧をVp、二次巻線209bから出力される電圧をVs、ダイオード18の順方向電圧をVfd、出力端子16の出力電圧をVo、負荷機器400のインピーダンスをZ、スイッチング素子204のゲートが導通している時間をTonとすると以下の関係式が成り立つ。
Ip=Ie+Is (式1)
Ie=(Vp/Lp)・Ton (式2)
Is=(Vs−Vfd−Vo)/Z (式3)
Vs=(Ns/Np)・Vp (式4)
出力端子16と負荷機器400が接続状態の場合に、二次側電流Isを一次側電流Ipに伝達するにはIs>0である必要があるため、Vs−Vfd−Vo>0となるようにNs、Np、Vpを設定する必要がある。
例えば、Vp=5V、巻数比Ns/Np=5、Vfd=1V、Vo=20V、Z=100ohmとすると、(式4)より、Vs=25Vとなり、さらに(式3)よりIs=0.04Aとなる。
出力端子16と負荷機器400が非接続状態の場合は、出力端子16間のインピーダンスはZ=∞と考えてよく、(式3)よりIs=0Aとなる。
この二次側電流Isの変化が(式1)に示すように一次側電流Ipに反映されるので、この一次側電流Ipの変化に応じて波形検出回路201は出力端子16と負荷機器400が接続状態であるか否かを検出する。
ここで、波形検出回路201の動作を出力端子16が負荷機器400と接続状態の場合、出力端子16と負荷機器400が非接続状態へ移行する場合、出力端子16と負荷機器400が非接続状態から接続状態へ移行する場合に分けて説明をする。
図3は、図1におけるスイッチング電源装置の動作を表すタイミングチャートである。
まず、出力端子16が負荷機器400と接続状態の場合について説明する(図3の(A)の期間)。
出力端子16が負荷機器400と接続している場合は、二次巻線209bと負荷機器400を含む閉回路が形成され、負荷機器400によるインピーダンスZが存在している。出力端子16と負荷機器400の接続状態の差異を検出するには、インピーダンスZの値としては数mohm〜数百ohm程度であることが好ましい。
パルス発生器203から出力される監視パルス(図3(g))がスイッチング素子204のゲートに入力されると、二次巻線209bに二次側電流Is(図3(f))が流れ、一次巻線209aに伝達され、一次側電流Ipに合成される。コンデンサ208に蓄積された電荷は、一次側電流Ip(図3(e))によって放電される。次の監視パルスが入力されるまでは、VDD端子から抵抗206を介してコンデンサ208に電荷が充電される。このとき、コンデンサ208には数百nA程度で充電されるように抵抗206と抵抗207の抵抗値を設定していることが好ましい。これにより、一次側電流Ipによる放電される電荷が、VDD端子から充電される電荷よりも多くなるため、波形検出回路201はOFF端子電圧をオフモード検出器103の基準電圧源104よりも低い値に維持する(図3(d))。この結果、オフモード検出器103はLレベルの信号を出力し(図3(c))、スイッチング制御回路100はオフモードスイッチ105を導通状態に制御するので、スイッチング素子7はスイッチング動作を維持し(図3(b))、スイッチング電源装置は通常動作を継続する。
次に、出力端子16と負荷機器400が非接続状態に移行する場合を説明する(図3(A)から(B)に移行する期間)。
出力端子16が負荷機器400と接続状態から非接続状態になると、二次巻線209bと負荷機器400を含む閉回路が開回路となるため、出力端子16間のインピーダンスZはZ=∞と考えてよいので二次側電流IsはIs=0となり、(式1)よりIp=Ieとなる。
このとき、励磁電流Ieによる放電よりも、VDD端子からコンデンサ208への充電が大きくなるように設定しておけば、VDD端子からの充電と、一次側電流Ipによる放電がつり合うところまでOFF端子電圧が上昇する。
このとき、励磁電流Ieによるコンデンサ208の電荷の放電によって、OFF端子電圧の上昇が妨げられる恐れがある。そこで、励磁電流Ieの影響を抑えるためには、監視パルスが方形波の場合は、数μs〜数十μsのパルス幅であることが好ましい。また、パルス発生器203は、監視パルスを0.2Hz〜60Hz程度の周期で出力するように制御することが好ましい。
そして、OFF端子電圧がオフモード検出器103の基準電圧源104よりも高くなると、スイッチング制御回路100はオフモードスイッチ105を遮断状態にし、スイッチング素子7のスイッチング動作を停止するように制御する。そして、出力電圧Vo(図3(a))が0Vに低下し、スイッチング電源装置の消費電力が削減される。
また、オフモード時もVin端子から、レギュレータ106には電力が供給され、レギュレータ106を介して、オフモード検出器103に電力が供給される。オフモード検出器103はオフモード時もオフモードスイッチ105を遮断するように制御し続ける。
次に、出力端子16が負荷機器400と非接続状態から接続状態に移行する場合を説明する(図3の(B)から(C)に移行する期間)。
出力端子16と負荷機器400が非接続状態から接続状態に移行すると、トランス202Aの二次巻線209bと負荷機器400を含む閉回路が形成され、負荷機器400によるインピーダンスZが存在する。
そのため、監視パルスが入力されると、二次側電流Isが閉回路に流れ、二次側電流Isが一次側電流Ipに合成される。そして、一次側電流Ipによりコンデンサ208から放電される電荷が、コンデンサ208に充電される電荷よりも多くなるので、OFF端子電圧が低下する。OFF端子電圧が低下し、オフモード検出器103の基準電圧源104よりも低くなると、スイッチング制御回路100はオフモードスイッチ105を導通状態に制御するので、スイッチング素子7はスイッチング動作を開始し通常動作を継続する。
このとき、負荷機器400に搭載された一次電池や二次電池などの蓄電部品に電荷が蓄積されていなくてもよい。例えば、ノートパソコンのバッテリーが空になっている場合があげられる。
このように、本実施の形態のスイッチング電源装置は、スイッチング電源装置の二次側や負荷機器400に搭載された一次電池や二次電池の電力が無い場合でも、出力端子16と負荷機器400の接続状態を検出することができ、スイッチング電源装置のオフモード制御を行うことができる。
なお、パルス発生器203は、スイッチング制御回路100に含まれてもよい。また、コンデンサ236を外部に配置し調整することで、監視パルスを長周期で発生させることが容易にできる。
(実施の形態2)
次に、本開示の実施の形態2のスイッチング電源装置を説明する。
実施の形態2に係るスイッチング電源装置は、実施の形態1と比較して、機器接続状態検出回路200Bにおいて、トランス205の構成、波形検出回路201の構成、波形検出回路201とトランス205の接続が異なる。
図4Aは、実施の形態2に係るスイッチング電源装置における一例を示したものであり、波形検出回路201は、例えば図5Aの波形検出回路201Bのように、電圧比較器211、定電流源213、コンデンサ214、PchMOSFET215、NchMOSFET216、電圧比較器217、基準電圧源212、218から構成される。
トランス205は、例えば図5Bのトランス205Aのように、一次巻線210aと二次巻線210bで構成され、一次巻線210aと二次巻線210bの極性が逆方向になっている。
以下では、図1に示す実施の形態1のスイッチング電源装置と同じ構成要素には同じ参照符号を付して説明を省略し、実施の形態1と異なる点を中心に動作を説明する。
実施の形態1と異なる点は、機器接続状態検出回路200Bが出力端子16と負荷機器400の接続状態を検出する方法であるので、以下、出力端子16が負荷機器400と接続状態の場合、出力端子16と負荷機器400が非接続状態へ移行する場合、出力端子16と負荷機器400が接続状態へ移行する場合について説明する。
また、図6Aは、図4Aにおけるスイッチング電源装置の動作を示したタイミングチャートである。
出力端子16が負荷機器400と接続状態の場合について説明する(図6A(A)の期間)。
出力端子16が負荷機器400と接続している場合は、二次巻線210bと負荷機器400を含む閉回路が形成され、負荷機器400によるインピーダンスZ2が存在している。
パルス発生器203から出力された監視パルス(図6A(i))がスイッチング素子204のゲートに入力され、スイッチング素子204が導通状態になると、一次巻線210aには、一次側電流Ip2が流れる(図6A(h))。そして、スイッチング素子204のゲートに監視パルスが入力されている期間Ton2の間に、一次巻線210aには励磁エネルギーEp2が蓄えられる。そして、スイッチング素子204が非導通状態になると、一次巻線210aに蓄えられた励磁エネルギーEp2が、二次巻線210bを介して二次側に伝達される。
このとき、二次巻線210bに二次側電流Is2が流れ(図6A(g))、電圧Vs2が発生し、一次巻線210aには反射電圧Vorが発生する。
一次巻線210aの巻数をNp2、二次巻線210bの巻数をNs2、一次巻線210aに入力される電圧をVp2、一次巻線210aのインダクタンス値をLp2、二次巻線210bのインダクタンス値をLs2、スイッチング素子204が非導通状態となっている時間をToff2、機器接続状態検出回路200Bとダイオード18による励磁エネルギーEp2が引き起こす出力電圧上昇分をΔVoとすると、以下の関係式が成り立つ。
Ip2 = (Vp2/Lp2)・Ton2 (式5)
Ep2 = Lp2・(Ip2)/2 (式6)
Vor = Np2/Ns2・(Vs2+Vfd) (式7)
Vs2 = Is2・Z2 = Vo+ΔVo (式8)
Is2 = Np/Ns・Ip2・Ton2−Vs2/Ls2・Toff2 (式9)
(式9)においてIs2≧0Aであり、反射電圧が発生している時間Torは、Is2=0、Toff2=Torとして計算すると次式になる。
Tor = Np/Ns・Ip2・Ton2・Ls2/Vs2 (式10)
Vor = Np2/Ns2・(Vo+Vfd+ΔVo) (式11)
さらに、負荷機器400のインピーダンスを容量Cpcと定義するならば、励磁エネルギーEp2は以下で表される。
Ep2=(Cpc/2)・{(Vo+ΔVo)−Vo} (式12)
つまり、一次側が生成する励磁エネルギーEp2(式6)が二次側で容量に蓄積されて(式12)に変換される。
ここで、(式6)において、Lp2、Ip2が一定である場合、Ep2は一定となる。(式12)より、Voが等しい条件では、Cpcが大きいと、ΔVoが小さくなり、Cpcが小さいと、ΔVoが大きくなる。
スイッチング素子204が非導通状態になると、Torの期間は、スイッチング素子204のドレイン端子にはドレイン電圧Vd2が発生する(図6A(f))。ドレイン電圧Vd2は次式で表される。
Vd2 =Vp2+Vor (式13)
このドレイン電圧Vd2に含まれるVorの電圧波形の差から出力端子16が負荷機器400と接続状態であるか否かを検出する。
電圧比較器217の基準電圧源218は、負荷機器400との接続状態におけるドレイン電圧Vd2よりも高く設定してある。
そのとき、電圧比較器217からはLレベルの信号が出力され、Va点の電圧はLレベルになる(図6A(e))。このLレベルの信号がPchMOSFET215とNchMOSFET216のゲートに入力され、PchMOSFET215は導通状態となり、NchMOSFET216は非導通状態となる。
PchMOSFET215が導通状態となると、定電流源213からPchMOSFET215を介してコンデンサ214に電荷が蓄えられ、Vb点の電圧(図6A(d))が電圧比較器211の基準電圧源212よりも高くなると、電圧比較器211の出力はLレベルに維持される。
その結果、OFF端子にはLレベルの信号が入力され(図6A(c))、スイッチング制御回路100はオフモードスイッチ105を導通状態に制御するので、スイッチング素子7はスイッチング動作を維持し(図6A(b))、スイッチング電源装置は通常動作を継続する。
出力端子16と負荷機器400が非接続状態へ移行する場合について説明する(図6A(A)から(B)に移行する期間)。
出力端子16が負荷機器400と接続状態から非接続状態になると、二次巻線210bと負荷機器400を含む回路が開回路となり、出力端子16に接続される容量は、ケーブルや、パターンの寄生容量のみとなる。その結果、励磁エネルギーEp2による出力電圧上昇分ΔVoは比較的大きい値となって現れる。
ドレイン電圧Vd2が上昇し、電圧比較器217の基準電圧源218よりも高くなると、電圧比較器217からはHレベルの信号が出力される。
このHレベルの信号がPchMOSFET215とNchMOSFET216のゲートに入力され、PchMOSFET215は非導通状態となり、NchMOSFET216は導通状態となる。
NchMOSFET216が導通状態となると、NchMOSFET216を介してコンデンサ214の電荷が放電され、Vb点の電圧が電圧比較器211の基準電圧源212よりも低くなると、電圧比較器211の出力はHレベルに維持される。
その結果、OFF端子にはHレベルの信号が入力され、スイッチング制御回路100はオフモードスイッチ105を遮断状態にし、スイッチング素子7のスイッチング動作を停止するように制御する。そして、出力電圧Vo(図6A(a))が0Vに低下し、スイッチング電源装置の消費電力が削減される。
出力端子16と負荷機器400が接続状態へ移行する場合について説明する(図6Aの(B)から(C)に移行する期間)。
出力端子16が負荷機器400と接続されると、二次巻線210bと負荷機器400を含む閉回路が形成され、閉回路には負荷機器400によるインピーダンスZ2が存在する。ここでインピーダンスZ2は、容量Cpcも含む。
パルス発生器203から出力された監視パルスがスイッチング素子204のゲートに入力され、スイッチング素子204が導通状態になり、監視パルスの入力が終わってスイッチング素子204が非導通状態になると、出力端子16に接続された負荷機器400の容量Cpcが接続されるため、(式12)により、容量Cpcが十分に大きい場合、励磁エネルギーEp2による出力電圧上昇分ΔVoは小さい値となって現れ、出力電圧Voに対して、無視できる程度の値となる。
そして、スイッチング素子204のドレイン電圧Vd2が電圧比較器217の基準電圧源218よりも低くなると、電圧比較器217からはLレベルの信号が出力される。このLレベルの信号がPchMOSFET215とNchMOSFET216のゲートに入力され、PchMOSFET215は導通状態となり、NchMOSFET216は非導通状態となる。
PchMOSFET215が導通状態となると、定電流源213からPchMOSFET215を介してコンデンサ214に電荷が蓄えられ、Vb点の電圧が電圧比較器211の基準電圧源212よりも高くなると、電圧比較器211の出力はLレベルに維持される。
その結果、OFF端子にはLレベルの信号が入力され、スイッチング制御回路100はオフモードスイッチ105を導通状態に制御し、スイッチング素子7のスイッチング動作を開始させる。
このように、本実施の形態のスイッチング電源装置は、実施の形態1と同様、スイッチング電源装置の二次側や負荷機器400に搭載された一次電池や二次電池の電力が無い場合でも、出力端子16と負荷機器400の接続状態を検出することができ、スイッチング電源装置のオフモード制御を行うことができる。
(実施の形態2の変形例1)
実施の形態2の変形例1に係るスイッチング電源装置は、実施の形態2と比較して、波形検出回路201の構成が異なる。
波形検出回路201は、例えば、図7の波形検出回路201Cのように、電圧比較器219、225、231と、PchMOSFET221、227とNchMOSFET222、228と定電流源223、229と、コンデンサ224、230と、基準電圧源220、226、232から構成される。
以下、実施の形態2と異なる点を中心に動作を説明する。
波形検出回路201Bが反射電圧Vorの電圧の高低差で出力端子16と負荷機器400の接続を検出していたのに対して、波形検出回路201Cは、反射電圧Vorの発生する時間の差で出力端子16と負荷機器400の接続を検出する点が異なる。
ここで、波形検出回路201Cの動作を出力端子16が負荷機器400と接続状態の場合、出力端子16と負荷機器400が非接続状態へ移行する場合、出力端子16と負荷機器400が非接続状態から接続状態へ移行する場合に分けて説明をする。
図8は、本実施の形態2の変形例1に係るスイッチング電源装置の動作を示したタイミングチャートである。
まず、出力端子16が負荷機器400と接続状態の場合について説明する(図8(A)の期間)。
電圧比較器219には(式11)で表される、スイッチング素子204のドレイン電圧Vd2が入力され、基準電圧源220と比較される。反射電圧Vorの電圧波形の差を比較するために、基準電圧源220の電圧値VthはVp2+Vor>Vth>Vp2で設定される必要がある。
ドレイン電圧Vd2が基準電圧源220の電圧値Vthよりも大きくなると、電圧比較器219からLレベルの信号が出力され、Vc点の電圧はLレベルになる(図8(g))。このLレベルの信号がPchMOSFET221とNchMOSFET222のゲートに入力され、PchMOSFET221は導通状態となり、NchMOSFET222は非導通状態となる。
PchMOSFET221が導通状態となると、定電流源223からPchMOSFET221を介してコンデンサ224に電荷が蓄えられ、Vd点(図8(f))の電圧が電圧比較器225の基準電圧源226よりも高くなると、電圧比較器225の出力はHレベルに維持され、Ve点はHレベルになる(図8(e))。
このHレベルの信号がPchMOSFET227とNchMOSFET228のゲートに入力され、PchMOSFET227は非導通状態となり、NchMOSFET228は導通状態となる。NchMOSFET228が導通状態となると、NchMOSFET228を介してコンデンサ230の電荷が放電され、Vf点(図8(d))の電圧が電圧比較器231の基準電圧源232よりも低くなると、電圧比較器231の出力はLレベルに維持されるので、OFF端子電圧もLレベルに維持される(図8(c))。
これにより、スイッチング制御回路100はオフモードスイッチ105を導通状態に制御するので、スイッチング素子7はスイッチング動作を維持し(図8(b))、スイッチング電源装置は通常動作を継続する。
次に、出力端子16と負荷機器400が非接続状態へ移行する場合について説明する(図8の(A)から(B)に移行する期間)。
出力端子16と負荷機器400が非接続状態へ移行すると、出力端子16間のインピーダンスZはZ=∞と考えてよいので、二次側電流Is2は流れなくなる(図8(i))。
その結果、スイッチング素子204のゲートに監視パルス(図8(k))が入力されている期間Ton2の間に、一次巻線210aに一次側電流Ip2(図8(j))が流れて蓄積された励磁エネルギーEp2が二次巻線210b側に伝達されないため、励磁エネルギーEp2はドレイン電圧Vd2(図8(h))を上昇させることで消費される。
ドレイン電圧Vd2が基準電圧源220の電圧値Vthよりも大きくなると、電圧比較器219からLレベルの信号が出力され、このLレベルの信号がPchMOSFET221とNchMOSFET222のゲートに入力され、PchMOSFET221は導通状態となり、NchMOSFET222は非導通状態となる。
PchMOSFET221が導通状態となると、定電流源223からPchMOSFET221を介してコンデンサ224に電荷が蓄えられ、Vd点の電圧が上昇する。しかし、励磁エネルギーEp2が消費される期間は、出力端子16と負荷機器400が接続状態の時には反射電圧Vorが発生している期間よりも短いので、電圧比較器225の基準電圧源226よりも高くなる前に、ドレイン電圧Vd2が基準電圧源220の電圧値Vthよりも小さくなり、電圧比較器219からHレベルの信号が出力され、このHレベルの信号がPchMOSFET221とNchMOSFET222のゲートに入力され、PchMOSFET221は非導通状態となり、NchMOSFET222は導通状態となるので、コンデンサ224に蓄えられた電荷が、NchMOSFET222を介して放電され、Vd点の電圧が電圧比較器225の基準電圧源226よりも低くなると、電圧比較器225はLレベルの信号を出力する。そして、このLレベルの信号がPchMOSFET227とNchMOSFET228のゲートに入力され、PchMOSFET227は導通状態となり、NchMOSFET228は非導通状態となる。PchMOSFET227が導通状態となると、PchMOSFET227を介してコンデンサ230に電荷が蓄えられ、Vf点の電圧が電圧比較器231の基準電圧源232よりも高くなると、電圧比較器231の出力はHレベルに維持されるのでOFF端子電圧もHレベルに維持される。
OFF端子電圧がオフモード検出器103の基準電圧源104よりも高い値になると、これにより、スイッチング制御回路100はオフモードスイッチ105を非導通状態に制御するので、スイッチング素子7はスイッチング動作を停止し、スイッチング電源装置はオフモードに移行する。そして、出力電圧Vo(図8(a))が0Vに低下する。
次に、出力端子16と負荷機器400が非接続状態から接続状態へ移行する場合について説明する(図8の(B)から(C)に移行する期間)。
出力端子16が負荷機器400と接続されると、二次巻線210bと負荷機器400を含む閉回路が形成され、閉回路には負荷機器400によるインピーダンスZ2が存在する。
ドレイン電圧Vd2が基準電圧源220の電圧値Vthよりも大きくなると、電圧比較器219からLレベルの信号が出力される。このLレベルの信号がPchMOSFET221とNchMOSFET222のゲートに入力され、PchMOSFET221は導通状態となり、NchMOSFET222は非導通状態となる。
PchMOSFET221が導通状態となると、定電流源223からPchMOSFET221を介してコンデンサ224に電荷が蓄えられ、Vd点の電圧が電圧比較器225の基準電圧源226よりも高くなると、電圧比較器225の出力はHレベルに維持される。
このHレベルの信号がPchMOSFET227とNchMOSFET228のゲートに入力され、PchMOSFET227は非導通状態となり、NchMOSFET228は導通状態となる。NchMOSFET228が導通状態となると、NchMOSFET228を介してコンデンサ230の電荷が放電され、Vf点の電圧が電圧比較器231の基準電圧源232よりも低くなると、電圧比較器231の出力はLレベルに維持されるのでOFF端子電圧もLレベルに維持される。
これにより、スイッチング制御回路100はオフモードスイッチ105を導通状態に制御するので、スイッチング素子7はスイッチング動作を開始し、スイッチング電源装置は通常動作に移行する。
このように、本実施の形態のスイッチング電源装置は、実施の形態1と同様、スイッチング電源装置の二次側や負荷機器400に搭載された一次電池や二次電池の電力が無い場合でも、出力端子16と負荷機器400の接続状態を検出することができ、スイッチング電源装置のオフモード制御を行うことができる。
(実施の形態3)
次に、本開示の実施の形態3のスイッチング電源装置を説明する。
実施の形態3に係るスイッチング電源装置は、実施の形態2のスイッチング電源装置と比較して、第一の整流回路であるダイオード15と、機器接続状態検出回路200B、第二の整流回路であるダイオード18との接続が異なる。
図4Bは、実施の形態3に係るスイッチング電源装置における一例を示したものである。
以下では、図4Aに示す実施の形態2のスイッチング電源装置と同じ構成要素には同じ参照符号を付して説明を省略し、実施の形態2と異なる点を中心に動作を説明する。
図4Bにおいて、機器接続状態検出回路200Bの負荷機器接続端子5は、一端が、第二の整流回路であるダイオード18を介して、第一の整流回路であるダイオード15のカソード側、すなわち出力端子16との接続点に接続され、他端が第一の整流回路であるダイオード15のアノード側に接続される。
すなわち、機器接続状態検出回路200Bは、ダイオード15の両端に接続されることにより、ダイオード15の両端に現れる電位差(逆方向電圧)を検出する。
トランス205は、実施の形態2と同様に、図5Bのトランス205Aのように、一次巻線210aと二次巻線210bで構成され、一次巻線210aと二次巻線210bの極性が逆方向になっている。
図6Bは、図4Bにおける実施の形態3のスイッチング電源装置の動作を示したタイミングチャートである。
出力端子16が負荷機器400と接続状態の場合について説明する(図6B(A)の期間)。
出力端子16が負荷機器400と接続されている場合は、トランス205の二次巻線と負荷機器400とトランス301の二次巻線を含む閉回路が形成され、負荷機器400によるインピーダンスZ2が存在している。
パルス発生器203から出力された監視パルス(図6B(h))がスイッチング素子204のゲートに入力され、スイッチング素子204が導通状態になると、一次巻線210aには、一次側電流Ip2が流れる(図6B(g))。そして、スイッチング素子204のゲートに監視パルスが入力されている期間Ton2の間に、一次巻線210aには励磁エネルギーEp2が蓄えられる。そして、スイッチング素子204が非導通状態になると、一次巻線210aに蓄えられた励磁エネルギーEp2が、二次巻線210bを介して二次側に伝達される。
このとき、二次巻線210bに二次側電流Is2は負荷機器400に流れるので(図6B(f))、電圧Vs2は発生しない。一次巻線210aには反射電圧Vorが発生しないので(図6B(e))、機器接続状態検出回路200Bは接続状態と認識し、スイッチング動作は継続する(図6B(b))。
次に、出力端子16と負荷機器400が非接続状態へ移行する場合について説明する(図6A、図6B、図6C、図6Dの(A)から(B)に移行する期間)。
出力端子16が負荷機器400と接続状態から非接続状態になると、二次巻線210bと負荷機器400を含む閉回路が開回路となるため、出力端子16間のインピーダンスZはZ=∞と考えてよいので二次側電流IsはIs=0となる。このとき、このときダイオード15に逆方向電圧が発生し(図6D(d))、二次巻線210bに反射電圧Vorが発生する。機器接続状態検出回路200Bとダイオード18による励磁エネルギーEp2が引き起こす出力電圧上昇分をΔVoとすると、
Vor=(Ns/Np)・(ΔVo+Vfd) (式14)
負荷機器400のインピーダンスを容量Cpcと定義するならば、励磁エネルギーEp2は以下で表される。
Ep2=(Cpc/2)・ΔVo (式15)
(式14)が実施の形態2における(式11)との違いを表している。
(式14)に示すように、実施の形態3におけるスイッチング電源装置では、反射電圧Vorは、出力電圧Voの項を含まない。
負荷機器400が接続状態の場合においては、励磁エネルギーEp2が容量Cpcよりも十分に小さくなるように設定されているため、ΔVoは出力電圧Voに比べ十分に小さくなる。
負荷機器400が非接続状態の場合においては、出力端子16間の容量は寄生容量のみとなるため、ΔVoは比較的大きくなり、図6B(a)に示すようにスパイク電圧状になって現れる。
このように、本実施の形態のスイッチング電源装置は、実施の形態2と同様、スイッチング電源装置の二次側や負荷機器400に搭載された一次電池や二次電池の電力が無い場合でも、出力端子16と負荷機器400の接続状態を検出することができ、スイッチング電源装置のオフモード制御を行うことができる。
さらには、実施の形態2に比べ、機器接続状態検出回路200Bがスイッチング制御回路100と入出力変換回路300から供給されるエネルギーの影響を受けないために、より高精度に負荷機器400の接続、非接続状態を検出することができる。
(実施の形態4)
次に、本開示の実施の形態4のスイッチング電源装置を説明する。
実施の形態4に係るスイッチング電源装置は、機器接続状態検出回路200Eの構成が異なる。
図4Cは、実施の形態4に係るスイッチング電源装置における一例を示したものである。
以下では、図4Aに示す実施の形態2のスイッチング電源装置と同じ構成要素には同じ参照符号を付して説明を省略し、実施の形態2と異なる点を中心に動作を説明する。
機器接続状態検出回路200Eは、例えば、図4Cのように、負荷機器接続端子5、波形検出回路(送信部)201b、波形検出回路(受信部)201a、トランス205、パルス発生器203、スイッチング素子204から成る。
波形検出回路(送信部)201bは、例えば、シャントレギュレータとフォトダイオードで構成され、波形検出回路に入力される電圧が、設定された値よりも大きくなると、フォトダイオードを介して、波形検出回路(受信部)201aに軽負荷検出信号を出力する。波形検出回路(受信部)201aは、フォトトランジスタを備え、軽負荷検出信号をOFF端子に入力する。
このように、実施の形態4では、波形検出回路を波形検出回路(受信部)201aと波形検出回路(送信部)201bとに分離させ、負荷機器400の接続、非接続状態を二次側で直接検出している点が実施の形態2と異なる。
図6Cは、図4Cにおける実施の形態4のスイッチング電源装置の動作を示したタイミングチャートである。実施の形態4では、負荷機器400の接続、非接続状態は、出力電圧Voに対して設定された基準レベルとの比較で判定される。
パルス発生器203から出力された監視パルス(図6C(g))がスイッチング素子204のゲートに入力され、スイッチング素子204が導通状態になると、一次巻線210aには、一次側電流Ip2が流れる(図6C(f))。そして、スイッチング素子204のゲートに監視パルスが入力されている期間Ton2の間に、一次巻線210aには励磁エネルギーEp2が蓄えられる。そして、スイッチング素子204が非導通状態になると、一次巻線210aに蓄えられた励磁エネルギーEp2が、二次巻線210bを介して二次側に伝達される。
このとき、二次巻線210bに二次側電流Is2が流れる(図6C(e))。
負荷機器が非接続状態であるとき、出力電圧Vo(図6C(a))には、この二次側電流に同期してパルス電圧が発生する。このパルス電圧が波形検出回路(送信部)201bの設定された基準電圧を超えると、フォトカプラにカプラ電流が流れ(図6C(d))フォトカプラが発光し、波形検出回路(受信部)201aに伝達される。
すなわち、二次側に一次電池や二次電池の電力が無い場合でも、二次側の波形検出回路に供給されるパルス電圧によって、フォトカプラが発光して負荷機器接続状態を検出するため、高精度に検出することができる。
さらに、図4Dは、実施の形態4の別の例を示す。
図6Dは、図4Dの実施の形態4のスイッチング電源装置の動作を示したタイミングチャートである。
実施の形態3と同じ様に、機器接続状態検出回路200Eの負荷機器接続端子5は、一端が、第二の整流回路であるダイオード18を介して、第一の整流回路であるダイオード15のカソード側、すなわち出力端子16との接続点に接続され、他端が第一の整流回路であるダイオード15のアノード側に接続される。
すなわち、機器接続状態検出回路200Eは、ダイオード15の両端に接続されることにより、ダイオード15の両端に現れる電位差(逆方向電圧)を検出する。
このように、本実施の形態のスイッチング電源装置は、実施の形態3と同様、機器接続状態検出回路200Eがスイッチング制御回路100と入出力変換回路300から供給される励磁エネルギーの影響を受けないために、より高精度に負荷機器400の接続、非接続状態を検出することができる。
(実施の形態5)
次に、本開示の実施の形態5のスイッチング電源装置を説明する。
実施の形態5に係るスイッチング電源装置は、実施の形態1と比較して、スイッチング制御回路150の構成、及び、出力電圧検出回路20とフォトカプラ19が配置されている点が異なる。
図9は、実施の形態5に係るスイッチング電源装置における一例を示したものである。
スイッチング制御回路150は、図1のスイッチング制御回路100と比較して、保護回路107、AND回路108、FB端子が追加して構成されている点、及びオフモード検出器103の出力先の接続が異なる。
FB端子は、出力電圧検出回路20から出力されるフィードバック信号がフォトカプラ19を介して入力され、スイッチング動作を制御するための端子である。
出力電圧検出回路20は、入出力変換回路300の出力電圧ラインに接続され、出力電圧値に応じてフィードバック信号を生成する。
保護回路107は、パルス幅制御回路101、AND回路108、及びレギュレータ106に接続される。
オフモード検出器103の出力はAND回路108に入力される。
以下では、図1に示す実施の形態1のスイッチング電源装置と同じ構成要素には同じ参照符号を付して説明を省略し、実施の形態1と異なる点を中心に動作を説明する。
出力電圧検出回路20は、出力電圧値が出力電圧検出回路20で設定された規定電圧以上になると、フィードバック信号としてスイッチング制御回路150のFB端子から電流を流出するよう制御する。このフィードバック信号によって、パルス幅制御回路101は、スイッチング素子7の、例えば、オンデューティを適切な状態に変化させ、出力電圧を規定電圧で維持する。
また、通常動作時に、入出力変換回路300の二次側の出力電圧が規定の出力値よりも異常に高くなった場合や、低くなった場合、例えば入出力変換回路300が20Vを出力するように設定されている場合に、40V(過電圧)や0V(過負荷)が出力されるとフィードバック信号を生成し、フォトカプラ19を介してFB端子に入力する。さらに、このフィードバック信号は保護回路107に入力され、保護回路107はスイッチング素子7のスイッチング動作を停止させるように、パルス幅制御回路101を制御する。
ここで、通常動作時と保護動作時におけるオフモードの移行の違いについて説明する。
まず、通常動作時におけるオフモードの移行について説明する。
図10Aは、本開示の実施の形態5に係るスイッチング電源装置の通常動作時の動作を示すタイミングチャートである。
通常動作時は、機器接続状態検出回路200Aが、出力端子16と負荷機器400が接続状態であることを検出していると、オフモード検出器103の基準電圧源104よりも低い電圧をOFF端子に入力し(図10A(f))、オフモード検出器103はLレベルの信号をAND回路108に入力する(図10A(d))。また、保護回路107はHレベルの信号(図10A(e))をAND回路108に入力する。そして、AND回路108に、Lレベルの信号が入力されるので、AND回路108はLレベルの信号を出力し(図10A(c))、スイッチング制御回路150はオフモードスイッチ105を導通状態に制御し、スイッチング素子7のスイッチング動作を維持し、スイッチング電源装置は通常動作が継続する。
次に、機器接続状態検出回路200Aが、出力端子16と負荷機器400が非接続状態であることを検出すると、オフモード検出器103の基準電圧源104よりも高い電圧をOFF端子に入力し、オフモード検出器103はHレベルの信号をAND回路108に入力する。保護回路107は、通常動作時はHレベルの信号をAND回路108に入力しているので、AND回路108はHレベルの信号を出力し、スイッチング制御回路150はオフモードスイッチ105を遮断状態に制御する。
そして、スイッチング素子7のスイッチング動作が停止し(図10A(b))、スイッチング電源装置はオフモードに移行する。そして、出力電圧Vo(図10A(a))が0Vに低下する。そして、スイッチング制御回路150内部の保護回路107を含む、動作が不要な回路ブロックへの電力供給を遮断し、スイッチング電源装置の消費電力を削減する。
次に、保護動作時の動作について説明する。
図10Bは、本開示の実施の形態5に係るスイッチング電源装置の保護動作時の動作を示すタイミングチャートである。
出力電圧Vo(図10B(a))が規定の出力値よりも高くなり、保護回路107が異常状態を検出すると、スイッチング制御回路150はスイッチング素子7のスイッチング動作を停止するように制御し(図10B(b))、出力電圧Voは0Vに低下する。さらに、保護回路107はAND回路108にLレベルの信号を入力するので(図10B(e))、AND回路108はオフモード検出器103から入力される信号に関係なくLレベルの信号を出力する(図10B(c))。すると、スイッチング制御回路150はオフモードスイッチ105を常に導通状態に維持する。そのため、出力端子16と負荷機器400が非接続状態になったことを機器接続状態検出回路200Aが検出し、オフモード検出器103の基準電圧源104よりも高い電圧をOFF端子に入力して(図10B(f))、オフモード検出器103がHレベルの信号を出力しても(図10B(d))、スイッチング制御回路150は保護回路107によって保護状態を維持する。
このように、本実施の形態のスイッチング電源装置は、通常動作時にオフモード移行した場合は、スイッチング制御回路150内部の保護回路107を含む、動作が不要な回路ブロックへの電力供給を遮断し、スイッチング制御回路150自体の消費電力を削減する。さらに、異常を検出した場合には、オフモードに移行しないように制御することで保護状態を維持し、スイッチング電源装置の安全性を確保することができる。
なお、保護回路107は機器接続状態検出回路の温度が異常に上昇したことを検出して、スイッチング制御回路150はスイッチング素子7のスイッチング動作を停止するように制御されてもよい。
(実施の形態6)
次に、本開示の実施の形態6のスイッチング電源装置を説明する。
実施の形態6に係るスイッチング電源装置は、実施の形態5と比較して、スイッチング制御回路151の構成が異なる。
図11は、実施の形態6に係るスイッチング電源装置における一例を示したものである。
スイッチング制御回路151は、図9のスイッチング制御回路150と比較して、保護回路107、AND回路108がなく、OR回路109、RSラッチ回路110及び、時間検出回路111が配置されている点が異なる。
時間検出回路111は、駆動回路102の駆動信号を検知するために配置され、駆動回路102の出力部、RSラッチ回路110のセット端子(S端子)、レギュレータ106に接続される。
RSラッチ回路110は、NOR型のRSラッチ回路であり、リセット端子(R端子)にはオフモード検出器103の出力が入力され、セット端子(S端子)には時間検出回路111の出力が接続され、出力端子(Q端子)はOR回路109に接続される。
以下では、図9に示す実施の形態5のスイッチング電源装置と同じ構成要素には同じ参照符号を付して説明を省略し、実施の形態5と異なる点を中心に動作を説明する。
また、機器接続状態検出回路200Aの動作に関しては、実施の形態1で説明したのでここでは省略する。
時間検出回路111は、駆動回路102の駆動信号を検出し、駆動信号が一定期間検出されないと、軽負荷検出信号を生成し、RSラッチ回路110のS端子に入力する。軽負荷検出信号はパルス信号である。
以下、出力端子16が負荷機器400と接続状態の場合、出力端子16と負荷機器400が非接続状態へ移行する場合、出力端子16と負荷機器400が接続状態へ移行する場合について説明する。
また、図12は、図11におけるスイッチング電源装置の動作を示したタイミングチャートである。
出力端子16が負荷機器400と接続状態の場合について説明する(図12(A)の期間)。
この期間は、スイッチング素子電流(図12(b))が一定間隔で流れる、つまり、駆動回路102から、一定間隔で駆動信号が出力されている。このとき、時間検出回路111は、Lレベルの信号を出力する。このLレベルの信号は、RSラッチ回路110のS端子に入力される。
また、このとき、機器接続状態検出回路200Aは、オフモード検出器103のOFF端子電圧(図12(g))を、基準電圧源104より低くなるように制御しているため、オフモード検出器103はLレベルの信号を出力する(図12(f))。このLレベルの信号はRSラッチ回路110のR端子に入力される。
そして、RSラッチ回路110のQ端子からは、Lレベルの信号が出力される。そして、このLレベルの信号は、OR回路109に入力される。
さらに、OR回路109には、オフモード検出器103から出力されるLレベルの信号も入力され、OR回路109からはLレベルの信号が出力される。
そして、スイッチング制御回路151はオフモードスイッチ105を導通状態に制御し、スイッチング素子7のスイッチング動作を維持させ、スイッチング電源装置は通常動作を継続する。
次に、出力端子16と負荷機器400が非接続状態へ移行する場合について説明する(図12の(A)から(B)へ移行する期間)。
出力端子16が負荷機器400と非接続状態になると、入出力変換回路300から負荷機器400へ負荷電流が供給されなくなる。そして、出力電圧検出回路20から出力されるフィードバック信号により、パルス幅制御回路101は、駆動回路102を介してスイッチング素子7のスイッチング周期が長くなるようにスイッチングを制御する。
時間検出回路111は、駆動回路102から出力される駆動信号が一定期間検出されないと、軽負荷検出信号(図12(e))を出力する。このとき、OFF端子電圧(図12(g))は、機器接続状態検出回路200Aにより基準電圧源104よりも低く制御されているので、オフモード検出器103からはLレベルの信号が出力されている。この結果、RSラッチ回路110のS端子には、軽負荷検出信号が入力され、R端子にはLレベルの信号が入力されるので、Q端子からはHレベルの信号が出力される(図12(d))。
さらに、OR回路109には、Q端子からHレベルの信号と、オフモード検出器103からLレベルの信号が入力されるので、OR回路109からはHレベルの信号が出力される(図12(c))。その結果、スイッチング制御回路151はオフモードスイッチ105を遮断状態にし、スイッチング素子7のスイッチング動作を停止し、スイッチング電源装置はオフモードに移行する。そして、出力電圧Vo(図12(a))が0Vに低下する。
そして、さらに機器接続状態検出回路200AによりOFF端子電圧が、基準電圧源104よりも大きくなるように制御されると、オフモード検出器103からRSラッチ回路110のR端子にHレベルの信号が入力される。その結果、RSラッチ回路110のQ端子はLレベルの信号が出力される。そして、OR回路109には、Q端子からLレベルの信号と、オフモード検出器103からHレベルの信号が入力され、OR回路109からはHレベルの信号が出力されるため、スイッチング制御回路151はオフモードスイッチ105を遮断状態に維持し、スイッチング素子7のスイッチング動作を停止し、スイッチング電源装置はオフモードを継続する。
次に、出力端子16と負荷機器400が接続状態へ移行する場合について説明する(図12の(B)から(C)へ移行する期間)。
出力端子16が負荷機器400と接続状態になると、機器接続状態検出回路200Aにより、OFF端子電圧は基準電圧源104よりも低く制御される。そして、RSラッチ回路110のS端子とR端子にはLレベルの信号が入力されるので、Q端子からはLレベルの信号が出力される。さらに、OR回路109には、Q端子からLレベルの信号と、オフモード検出器103からLレベルの信号が入力されるので、OR回路109からはLレベルの信号が出力される。その結果、スイッチング制御回路151はオフモードスイッチ105を導通状態に制御するので、スイッチング素子7はスイッチング動作を開始し、スイッチング電源装置は通常動作に移行する。
このように、本実施の形態のスイッチング電源装置でも、実施の形態1と同様の効果が得られ、さらに、スイッチング素子7の発振周期が長くなると、オフモードに移行することができるので、OFF端子電圧が基準電圧源104よりも高くなる前にオフモードに移行することができる。
(実施の形態7)
次に、本開示の実施の形態7のスイッチング電源装置を説明する。
実施の形態7に係るスイッチング電源装置は、機器接続状態検出回路200Cにおいて、実施の形態1と比較して、パルス発生器203Bの構成が異なる。
図13は、実施の形態7に係るスイッチング電源装置における一例を示したものである。
以下では、図1に示す実施の形態1のスイッチング電源装置と同じ構成要素には同じ参照符号を付して説明を省略し、実施の形態1と異なる点を中心に動作を説明する。
パルス発生器203Bには、商用電源1の入力電圧が入力される。パルス発生器203Bは、例えば図14(A)に示すように、商用周波数の交流電圧が0Vを横切る点(ゼロクロス点)を検出して(図14(A)の(b))、監視パルスを生成するように制御する(図14(A)の(a))。例えば、商用周波数の周波数が50Hzの場合は、監視パルスは100Hzの間隔で生成される。
また、図14(B)に示すように、パルス発生器はゼロクロス点をn回検出してから(図14(B)の(b))、監視パルスを生成するように制御されてもよい(図14(B)の(a))。例えば、商用周波数の周波数が50Hzの場合、ゼロクロス点を100回検出してから、監視パルスを発生するように制御すると、監視パルスの周波数は1Hzになる。
このように、本実施の形態によるパルス発生器203Bによれば、商用周波数を利用することで、容易に監視パルス周期を設定することができる。
(実施の形態8)
次に、本開示の実施の形態8のスイッチング電源装置を説明する。
実施の形態8に係るスイッチング電源装置は、実施の形態1と比較して、抵抗501、オフモード制御回路500、及びフォトカプラ22が配置されている点と、機器接続状態検出回路200Dにおいて、パルス発生器203Cの構成が異なる。
図15は、実施の形態8に係るスイッチング電源装置における一例を示したものである。
抵抗501の一端はダイオード302のカソードに接続され、もう一端はダイオード15のアノードに接続される。
オフモード制御回路500はダイオード302と抵抗501の接続点、ダイオード15と抵抗501の接続点、及びフォトカプラ22に接続され、入出力変換回路300から負荷機器400へ供給される電力に応じて、オフモード解除信号を生成する。
オフモード制御回路500は、例えば、図16のオフモード制御回路500Aのように、電圧比較器503、基準電圧源504、増幅器505、NchMOSFET502、ツェナーダイオード506で構成される。
パルス発生器203CはVDD端子、OFF端子、スイッチング素子204のゲート、フォトカプラ22に接続される。
以下では、図1に示す実施の形態1のスイッチング電源装置と同じ構成要素には同じ参照符号を付して説明を省略し、実施の形態1と異なる点を中心に動作を説明する。
図17は、図15におけるスイッチング電源装置の動作を表すタイミングチャートである。
まず、出力端子16と負荷機器400が接続状態である場合について説明する(図17(A)の期間)。
オフモード制御回路500Aは、入出力変換回路300から負荷機器400に供給される電流を、抵抗501を介して増幅器505で検出する。そして、供給される電流が大きい場合は、増幅器505は基準電圧源504よりも高い電圧を電圧比較器503に入力し、電圧比較器503はHレベルの信号を出する。このHレベルの信号が、NchMOSFET502のゲートに入力されると、NchMOSFET502は導通状態となり、オフモード解除信号(図17(e))を生成する。
オフモード解除信号がフォトカプラ22に入力されると、フォトカプラ22が動作する。コンデンサ208に蓄えられた電荷を放電し、OFF端子電圧が低下し(図17(f))、オフモード検出器103の基準電圧源104よりも低くなるように維持する。そして、オフモード検出器103はLレベルの信号を出力する(図17(d))。
そして、スイッチング制御回路100はオフモードスイッチ105を導通状態に制御し、スイッチング素子7のスイッチング動作を維持させ(図17(b))、スイッチング電源装置は通常動作を継続する。
そして、パルス発生器203Cは、OFF端子電圧が基準電圧源104よりも低いことを検出すると、監視パルスを生成しないように制御される(図17(i))。
次に、出力端子16と負荷機器400が非接続状態に移行する場合について説明する(図17の(A)から(B)に移行する期間)。
オフモード制御回路500Aは、入出力変換回路300から負荷機器400に供給される電流が非常に小さくなる場合、例えば、出力端子16と負荷機器400が非接続状態になる場合は、増幅器505は基準電圧源504よりも低い電圧を電圧比較器503に入力し、電圧比較器503はLレベルの信号を出する。このLレベルの信号が、NchMOSFET502のゲートに入力されると、NchMOSFET502は非導通状態となり、オフモード解除信号の生成を停止する。
そして、フォトカプラ22の動作が停止し、コンデンサ208には、抵抗206を介して電荷が充電され、OFF端子電圧が上昇し、オフモード検出器103の基準電圧源104よりも高くなる。
また、入出力変換回路300から負荷機器400に供給される電流が小さくなるにつれて、パルス幅制御回路101は、スイッチング素子7のスイッチング動作を、間引くように制御する(間欠動作)。
その結果、スイッチング制御回路100はオフモードスイッチ105を遮断状態に制御し、スイッチング素子7のスイッチング動作を停止させ、スイッチング電源はオフモードに移行する。そして、出力電圧Vo(図17(a))は0Vに低下する。
オフモードに移行すると、レギュレータ106は、VDD端子への電流供給を停止する(図17(c))。そして、VDD端子電圧がVDDLまで低下すると、電流供給を開始し、VDDHに到達すると、再び電流供給を停止するように制御する。
このように制御することで、オフモード時のスイッチング制御回路100が消費する電力を削減することができる。
パルス発生器203Cは、OFF端子電圧が基準電圧源104よりも高いことを検出し、かつ、VDD端子電圧がVDDLに達した時に監視パルスの生成を開始する。
監視パルスの発生周期は、コンデンサ17の容量値、コンデンサ17への電流供給量、コンデンサ17からの放電電流で決定される。コンデンサ17の容量値を、調整することで、長周期の監視パルスを生成することができる。
監視パルスの生成が開始すると、コンデンサ208に蓄積された電荷は、一次巻線209aに流れる一次側電流Ip(図17(g))によって放電されるが、トランス202の巻数比(Np/Ns)、監視パルスのオン時間Ton、一次巻線209aのL値を調整することで、OFF端子電圧の下限値がオフモード検出器103の基準電圧源104を下回らないように設定することでオフモードを維持する。
次に、出力端子16と負荷機器400が接続状態に移行する場合について説明する(図17の(B)から(C)に移行する期間)。
出力端子16と負荷機器400が接続状態になってから、パルス発生器203Cから監視パルスが生成され、監視パルスがスイッチング素子204のゲートに入力されると、スイッチング素子204が導通状態になり、二次側電流Is(図17(h))が流れ、一次側電流Ipに合成される。この一次側電流Ipによって、コンデンサ208に充電された、電荷が放電される。OFF端子電圧が低下し、オフモード検出器103の基準電圧源104よりも低くなると、パルス発生器203Cは監視パルスの生成を止める。さらに、スイッチング制御回路100はオフモードスイッチ105を導通状態に制御し、スイッチング素子7のスイッチング動作を開始させる。
オフモード制御回路500Aは、入出力変換回路300から負荷機器400に供給される電力が大きくなったことを検出し、かつ、出力電圧Voが上昇し、ツェナーダイオード506のツェナー電圧よりも大きくなるとオフモード解除信号を生成する。
オフモード解除信号がフォトカプラ22に入力され、フォトカプラ22が動作する。フォトカプラはコンデンサ208に蓄えられた電荷を放電し、OFF端子電圧が低下し、オフモード検出器103の基準電圧源104よりも低くなるように維持する。
その結果、スイッチング制御回路100はオフモードスイッチ105を導通状態に制御し、スイッチング素子7のスイッチング動作を維持させ、スイッチング電源装置は通常動作を継続する。
ツェナーダイオード506は出力電圧Voが一定値以上に上昇しないと、オフモード解除信号が生成されないように制御するために設置される。例えば、出力電圧が一定値以上に上昇しないような不安定動作をする場合には、オフモード解除信号が生成されないので、OFF端子電圧が、基準電圧源104よりも大きくなるとスイッチング素子7のスイッチング動作は停止する。これにより、起動時や、オフモードから通常動作に移行する際に異常が発生した場合は、不安定な動作を避け、スイッチング電源装置を停止状態にすることができる。
このように、本実施の形態によるスイッチング電源であれば、通常動作時は監視パルスのパルス発生を止めることができ、入出力変換回路300から負荷機器400に供給する電力が小さい時、例えば、通常動作時にパルス発生器が消費する電力を抑えることができる。また、オフモード時の監視パルスの発生周期を容易に設定することができる。
(実施の形態9)
次に、本開示の実施の形態9のスイッチング電源装置を説明する。
実施の形態9に係るスイッチング電源装置は、実施の形態1と比較して、ダイオード15、ダイオード18が配置されていない点と、出力端子16A、負荷機器400Aの構成、トランス202と出力端子16Aの接続が異なる。
図18は、実施の形態9に係るスイッチング電源装置における一例を示したものである。
負荷機器400Aは、例えば負荷機器400と抵抗410で構成される。
出力端子16Aは、出力端子16と、信号端子23の三端子で構成される。
負荷機器接続端子5の一端は二次側GND端子に接続され、もう一端は信号端子23に接続される。
以下では、図1に示す実施の形態1のスイッチング電源装置と同じ構成要素には同じ参照符号を付して説明を省略し、実施の形態1と異なる点を中心に動作を説明する。
機器接続状態検出回路200Aは、実施の形態1では、出力端子16と負荷機器400の接続状態を、出力端子16間の負荷機器400のインピーダンスZで検出していた。
本実施の形態では機器接続状態検出回路200Aは、信号端子23と出力端子16の二次側GND端子間の抵抗410のインピーダンスで検出を行う。出力端子16と負荷機器400Aの接続状態の差異を検出するには、抵抗410の値は、数mohm〜数百ohm程度であることが好ましい。
このように、本実施の形態による信号端子23を追加する構成にすれば、実施の形態1〜2で必要であったダイオード15、ダイオード18を不要にすることができ、さらに抵抗値の変更によりインピーダンスZの設定も容易にできる。
(実施の形態10)
次に、本開示の実施の形態10のスイッチング電源装置を説明する。
実施の形態10に係るスイッチング電源装置は、実施の形態1と比較して、第一の整流回路の構成が異なり、ダイオード15のかわりに、PchMOSFET601を用いた回路構成となる。また、スイッチング制御回路170の構成、及び、出力電圧検出回路20とフォトカプラ19が配置されている点が異なる。
図20は、実施の形態10に係るスイッチング電源装置の第一の整流回路とその周辺の回路の一例を示したものである。
スイッチング制御回路170は、図1のスイッチング制御回路100と比較して、オン・オフ制御回路120、とFB端子が追加して構成されている点、及び駆動回路102Aにパルス幅制御回路101とオン・オフ制御回路120が接続されている点が異なる。
FB端子は、出力電圧検出回路20から出力されるフィードバック信号がフォトカプラ19を介して入力され、スイッチング動作を制御するための端子である。
出力電圧検出回路20は、入出力変換回路300の出力電圧ラインに接続され、出力電圧値に応じてフィードバック信号を生成する。
以下では、図1に示す実施の形態1のスイッチング電源装置と同じ構成要素には同じ参照符号を付して説明を省略し、実施の形態1と異なる点を中心に動作を説明する。
出力電圧検出回路20は、出力電圧値が出力電圧検出回路20で設定された規定電圧以上になると、フィードバック信号としてスイッチング制御回路170に接続されたFB端子から電流を流出するよう制御する。このフィードバック信号によって、パルス幅制御回路101は、スイッチング素子7の、例えば、オンデューティを適切な状態に変化させ、出力電圧を規定電圧で維持する。
また、負荷が軽くなると、FB端子からの流出電流が大きくなり、FB端子に接続されたオン・オフ制御回路120が、発振停止信号、もしくは、周波数低下信号を駆動回路102Aに出力し、スイッチング素子7のスイッチング周波数が低下する。
第一の整流回路15bは、PchMOSFET601と、NchMOSFET602、抵抗603、604、606、607、コンデンサ608、ダイオード605により構成される。
PchMOSFET601は、入出力変換回路300と出力端子16との間に接続され、NchMOSFET602のドレイン端子は、抵抗604を介してPchMOSFET601のゲートに接続される。抵抗603は、PchMOSFET601のゲート・ソース間に接続され、NchMOSFET602がオンになったとき、抵抗603と抵抗604により、PchMOSFET601のg−s間電圧が発生し、PchMOSFET601が導通する。
NchMOSFET602のゲートには、コンデンサ608と、直列接続された抵抗606、607が接続される。ダイオード605は、アノードが、トランス301の二次巻線に接続され、カソードが抵抗606を介して、NchMOSFET602のゲート端子に接続される。
図21は、実施の形態10における、各部の動作を示す。
負荷機器400が通常負荷状態であるときは、スイッチング制御回路170のスイッチング周波数が大きいため、NchMOSFET602のゲート電圧は、NchMOSFET602のしきい値電圧よりも高い一定電圧値で保持される。
NchMOSFET602はオンとなり、PchMOSFET601のg−s間電圧は、抵抗603と抵抗604によってPchMOSFET601のしきい値電圧以上となり、PchMOSFET601がオンする。
負荷機器400が軽負荷状態となり、スイッチング制御回路170のスイッチング周波数が小さくなると、NchMOSFET602のゲート電圧が、徐々に低下し、NchMOSFET602のしきい値電圧よりも低下し、NchMOSFET602がオフとなり、結果、PchMOSFET601はオフとなる。
すなわち、整流回路15bは、重負荷時には、低抵抗で導通し、軽負荷時には遮断する。
負荷機器400が非接続時には、二次側からのフィードバック機能を備えたスイッチング電源装置であれば、軽負荷と判断し、出力を絞るようにスイッチング動作を制御する。
例えば、負荷機器400が非接続になる直前状態が、重負荷状態であったとしても、すぐに、軽負荷状態に移行する。
したがって、実施の形態10に示すように、負荷機器400が接続状態では、PchMOSFET601が導通して、低損失で入出力変換回路300の出力を負荷機器400に電送し、負荷機器400が非接続状態になり、軽負荷が検出されると、PchMOSFET601が遮断して、機器接続状態検出回路200Aによる機器接続状態検出を可能にする。
以上、本発明に係るスイッチング電源装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を当該実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の範囲内に含まれる。
例えば、実施の形態1の機器接続状態検出回路200Aを、実施の形態2の機器接続状態検出回路200Bに置き換えた構成も、本開示の範囲に含まれ、同様の効果が奏される。
また、実施の形態7のパルス発生器203Bは、実施の形態1〜6、及び8〜10に記載されたパルス発生器203、203Cと置き換えた構成も、本開示の範囲に含まれ、同様の効果が奏される。
また、実施の形態10の第一の整流回路15bは、実施の形態1〜9に記載されたダイオード15と置き換えた構成も、本開示の範囲に含まれ、同様の効果が奏される。
また、実施の形態9の出力端子16Aと負荷機器400Aは実施の形態1〜2に記載された、出力端子16、負荷機器400と置き換えた構成も、本開示の範囲に含まれ、同様の効果が奏される。
また、図19Aに示すスイッチング電源装置のように、実施の形態1に係るスイッチング電源装置に備えられる、スイッチング制御回路100と、パルス発生器203を備えた半導体装置180Aも本開示の範囲に含まれる。
また、図19Bに示すスイッチング電源装置のように、実施の形態1に係るスイッチング電源装置に備えられる、スイッチング制御回路100、パルス発生器203、及びスイッチング素子204を備えた半導体装置180Bも本開示の範囲に含まれる。
また、図19Cに示すスイッチング電源装置のように、実施の形態1に係るスイッチング電源装置に備えられる、スイッチング制御回路100と、パルス発生器203と、波形検出回路201を備えた半導体装置180Cも本開示の範囲に含まれる。
また、上記半導体装置に含まれる各処理部は、典型的には集積回路として実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化は、専用回路の他にもマイクロプロセッサとプログラムで実現してもよい。回路セルの接続や設定を再構成可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)とリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術により置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて各処理部の集積化を行ってもよい。化合物半導体、酸化物半導体、有機半導体、バイオ技術の適用等が可能性として考えられる。
本開示のスイッチング電源装置および機器接続状態検出回路は、スタンバイ時にはスイッチング電源装置のスイッチング動作を停止し、スイッチング電源装置の消費電力を削減することができ、さらに、波形検出回路とトランスとパルス発生器から構成される機器接続状態検出回路を設けることで、一次電池や二次電池などの蓄電部品に電荷がない状態でも起動できるものであり、電子機器に内蔵されたAC−DCコンバータやDC−DCコンバータ、外付けのACアダプタなどのスイッチング電源装置等に対して、有効に適応できる。
1 商用電源
2 入力フィルタ回路
3 入力整流回路
4 入力平滑回路
5 負荷機器接続端子
6,206,207,233,234,235,238,239,240,410,501,603,604,606,607,909 抵抗
7,204 スイッチング素子
15,18,302,605 ダイオード
16,16A 出力端子
17,208,214,224,230,236,608 コンデンサ
19,22,910 フォトカプラ
20 出力電圧検出回路
23 信号端子
100,150,151,170,900 スイッチング制御回路
101 パルス幅制御回路
102,102A 駆動回路
103 オフモード検出器
104,212,218,220,226,232,504 基準電圧源
105 オフモードスイッチ
106 レギュレータ
107 保護回路
108 AND回路
109 OR回路
110 RSラッチ回路
111 時間検出回路
120 オン・オフ制御回路
180A,180B,180C 半導体装置
200A,200B,200C,200D,200E 機器接続状態検出回路
201,201A,201B,201C 波形検出回路
201a 波形検出回路(受信部)
201b 波形検出回路(送信部)
202,202A,205,205A,301 トランス
203,203A,203B,203C パルス発生器
209a,210a,301a 一次巻線
209b,210b,301b 二次巻線
211,217,219,225,231,241,503 電圧比較器
213,223,229 定電流源
215,221,227,601 PchMOSFET
216,222,228,502,602 NchMOSFET
237 オペアンプ
300 入出力変換回路
303 平滑コンデンサ
400,400A,912 負荷機器
500,500A オフモード制御回路
505 増幅器
506 ツェナーダイオード
901 ドライブ制御回路
902 ドライブ回路
905 電源オンオフ回路
906 カプラ回路
911 出力制御回路

Claims (10)

  1. 入力電圧が供給される第二のスイッチング素子と、
    負荷機器に接続される出力端子と、
    前記第二のスイッチング素子によりスイッチングされた前記入力電圧を出力電圧に変換し、前記出力端子に出力する入出力変換回路と、
    前記第二のスイッチング素子のスイッチング動作を制御し、OFF端子に入力される信号に応じてスイッチング動作を停止するオフモードを有するスイッチング制御回路と
    を備えるスイッチング電源装置において、
    前記入出力変換回路と前記出力端子との間に接続された第一の整流回路と、
    二次巻線の一端が第二の整流回路を通して前記出力端子の一方の端子に接続されたトランスと、
    前記トランスの一次巻線に接続された第一のスイッチング素子と、
    前記第一のスイッチング素子のゲート端子にパルス信号を供給するパルス発生器と、
    前記パルス信号の動作に応じて前記トランスの一次巻線、または二次巻線に発生する電圧、または電流を検出し、あらかじめ設定された基準値と比較し、比較結果に応じた出力信号を前記OFF端子に出力する波形検出回路
    を備えることを特徴とする、スイッチング電源装置。
  2. 前記波形検出回路が、
    前記トランスの一次巻線に接続され、前記トランスの一次巻線に発生する電圧、または電流を検出し、あらかじめ設定された基準値と比較し、比較結果に応じた出力信号を前記OFF端子に出力することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記波形検出回路が、
    前記トランスの二次巻線に接続され、フォトカプラの発光ダイオード部を含む波形検出回路送信部と、
    前記OFF端子に接続され、前記フォトカプラのフォトトランジスタ部を含む波形検出回路受信部からなり、
    前記波形検出回路送信部で前記トランスの二次巻線の電圧、または電流を検出し、あらかじめ設定された基準値と比較し、比較結果に応じた出力信号を前記波形検出回路受信部から前記OFF端子に出力することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記トランスの二次巻線の他端が、前記出力端子の他方の端子に接続されたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記トランスの二次巻線の他端が、前記入出力変換回路と前記第一の整流回路の接続点に接続されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記第一の整流回路がダイオードであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載のスイッチング電源装置。
  7. 前記第一の整流回路がトランジスタからなり、前記トランジスタが前記負荷機器で消費される電力があらかじめ設定された電力基準値より少ない時に遮断制御されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載のスイッチング電源装置。
  8. 前記パルス発生器の動作が前記オフモード時のみ発振することを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載のスイッチング電源装置。
  9. 前記パルス発生器の発振周波数が商用周波数と同じ、もしくはそれよりも低い、ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載のスイッチング電源装置。
  10. 前記スイッチング電源装置の異常時に前記第二のスイッチング素子のスイッチング動作を停止させ、さらに前記スイッチング制御回路が前記オフモードにならないように制御する保護回路を備える、ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載のスイッチング電源装置。
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