JPWO2014038085A1 - 電子機器の仮固定構造 - Google Patents

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Abstract

機器ユニット2の両側面にあるブラケット3にそれぞれ設けられ、機器ユニット2の側面に平行な面を有する舌片6を備え、ブラケット3をシャーシ4aに組み付けた状態で舌片6の面に近接して対向するシャーシ側の壁部8に孔部8aが形成され、舌片6の面にダボ6aが形成されており、舌片6と壁部8との位置を合わせてブラケット3をシャーシ4aに組み付けることにより、ダボ6aが孔部8aの開口周縁を圧接してブラケット3をシャーシ4aに仮固定する。

Description

この発明は、電子機器の仮固定構造に係り、特に電子機器の機器本体に接続される機器ユニットに取り付けたブラケットのシャーシへの仮固定に関する。
車載用の電子機器には、機器本体と、この機器本体に接続されて動作する機器ユニットとを備えて構成されるものが多い。例えば、特許文献1に記載されるメカブラケットは、DVDドライブなどの機器ユニットに取り付けられるブラケットである。特許文献1では、このメカブラケットが、機器本体を収納するシャーシにねじ止め固定される。
また、特許文献2には、車室内天井に取り付ける車載モニタの仮固定構造が開示されている。例えば、天井に設置した板金製のブラケットに機器本体を仮固定し、その後に両者をねじ止めする。仮固定は、板金製のブラケットに形成した嵌合穴に、機器本体に設けた樹脂製の嵌合爪を嵌合させることにより行われる。仮固定する少なくとも一方を樹脂製とすることで、樹脂の弾性力を利用して嵌合穴に嵌合爪を容易に嵌合させることができる。
特開2007−308006号公報 特開2003−333458号公報
一方、電子機器の組み立て作業によっては、機器ユニットに取り付けたブラケットを、機器本体に取り付けたシャーシに仮固定する場合がある。
しかしながら、仮固定する対象が、板金製のブラケットと板金製のシャーシであると、特許文献2のような樹脂の弾性力を利用することができず、嵌合穴と嵌合爪による仮固定構造を採用できない。
また、特許文献1のようにねじ止めで仮固定することも考えられるが、組み立て作業のねじ止め作業が増加するため、組み立て作業が煩雑になって現実的でない。
このため、従来では、ブラケットに設けたスリットと、シャーシに設けたスリットとを噛み合わせて仮固定する構造が採用されていた。この構造では、スリット同士の噛み合いによって外れにくく外しやすい仮固定を実現できる。
しかしながら、スリット同士を噛み合わせるためには、ブラケットをシャーシ側に配置してから、噛み合い方向にブラケットをスライドさせる必要がある。すなわち、スライドに必要なスペースをシャーシに設けなければならず、シャーシ内で部品を配置する箇所が制限され、ひいては電子機器自体の小型化が制約される要因となる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ブラケットをシャーシに仮固定でき、かつ仮固定に必要なスペースを削減することができる電子機器の仮固定構造を得ることを目的とする。
この発明に係る電子機器の仮固定構造は、電子機器の機器本体に取り付けられたシャーシに、機器本体に接続される機器ユニットに取り付けられたブラケットを仮固定する電子機器の仮固定構造であって、機器ユニットの両側面にあるブラケットにそれぞれ設けられ、機器ユニットの側面に平行な面を有する舌片を備え、ブラケットをシャーシに組み付けた状態で舌片の面に近接して対向するシャーシ側の壁部および舌片の面の一方に孔部が形成され、他方に突部が形成されており、舌片と壁部の位置を合わせてブラケットをシャーシに組み付けることにより、突部が孔部の開口周縁を圧接してブラケットをシャーシに仮固定する。
この発明によれば、ブラケットをシャーシに仮固定でき、かつ仮固定に必要なスペースを削減することができるという効果がある。
この発明に係る仮固定構造を適用した電子機器の組み立て態様を示す図である。 従来の仮固定構造を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電子機器の仮固定構造を示す図である。 実施の形態1に係る電子機器の仮固定構造を示す拡大図である。 この発明の実施の形態2に係る電子機器の仮固定構造を示す図である。 実施の形態2に係る電子機器の仮固定構造を示す拡大図である。
以下、この発明をより詳細に説明するため、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明に係る仮固定構造を適用した電子機器の組み立て態様を示す図であって、電子機器としてカーナビゲーション装置を例に挙げている。まず、図1(a)に示すように、電子機器1の機器本体4に取り付けたシャーシ4aに、この機器本体4に接続される機器ユニット2に取り付けたブラケット3を仮固定する。ここで、機器本体4には、その両側面にシャーシ4aが取り付けられ、背面にシャーシ4c、底面にシャーシ4cが取り付けられている。また、ブラケット3は、例えば、符号A1で示す箇所でシャーシ4aに仮固定される。
次に、電子機器1の前面の構造物を組み付けるために、ブラケット3がシャーシ4aに仮固定されてなる構造体を、図1(b)に示すように、背面シャーシ4bを下にして起立させる。この状態の構造体の前面にフロントフレーム5aおよび表示パネル5を順に取り付ける。このように電子機器1の組み立て作業においては、機器ユニット2に取り付けられたブラケット3をシャーシ4aに仮固定した状態で、これらにより構成される構造体の姿勢を変える場合がある。このため、仮固定構造としては、上記構造体の姿勢変化があっても外れず、かつ簡単に組み付けられるものが望まれる。
表示パネル5が取り付けられると、図1(c)に示すように、上記構造体を、底面シャーシ4cを下にした姿勢に戻す。この後、上記構造体に天面シャーシ4dを組み付けて、仮固定した箇所A1をねじ4eでねじ止め固定する。このようにして、電子機器1が組み立てられる。
図2は、従来の仮固定構造を示す図であり、ブラケットに設けたスリットとシャーシに設けたスリットとを噛み合わせて仮固定する構造の一例を示している。図2(a)に示すように、従来の仮固定構造には、機器ユニット2の側面にあるブラケット3’に舌片100が設けられており、その基部には前後方向(Y方向)に沿ったスリット100aが形成されている。
また、機器本体4の側面に取り付けられたシャーシ4a’には、内方向に水平に張り出した張出部101が設けられており、張出部101に前後方向(Y方向)に沿ったスリット101aが形成されている。
ブラケット3’をシャーシ4a’に仮固定するには、まず、スリット100aがスリット101aに対向する位置に合わせて機器ユニット2を機器本体4側に配置する(図2(a)の手順(1))。次に、スリット100aがスリット101aに噛み合う方向(Y方向)にブラケット3’をスライドさせる(図2(a)の手順(2))。これにより、図2(b)に示すように、ブラケット3’がシャーシ4a’に仮固定される。
従来の仮固定構造は、スリット100a,101aの噛み合いによって強固に固定されるが、ブラケット3’を逆方向にスライドさせれば容易に外すことができる。
しかしながら、仮固定するためには、ブラケット3’を、図2(b)に示す距離Dだけスライドさせる必要があり、シャーシ4a’側に距離Dに応じた取り付け実装面積が必要となる。これにより、シャーシ4a’内で部品を配置する箇所が制限され、ひいては電子機器自体の小型化が制約される要因となる。
そこで、この発明では、ブラケット3をシャーシ4aに組み付けた状態で近接して対向するブラケット3側の部位およびシャーシ4a側の部位の一方に孔部を形成し、他方にダボを形成して、これらの部位の位置を合わせてブラケット3をシャーシ4aに組み付けることにより、ダボが孔部の開口周縁を圧接してブラケット3をシャーシ4aに仮固定する構造を提案する。これにより、上記部位の位置を合わせてブラケット3をシャーシ4aに組み付けるだけで仮固定することができ、従来の構造と比較して仮固定に必要なスペースを格段に削減することができる。
図3は、この発明の実施の形態1に係る電子機器の仮固定構造を示す図である。図3(a)に示すように、機器ユニット2の両側面のブラケット3には、機器ユニット2の側面に対して外方向へ水平に張り出した張出部3aがそれぞれ設けられており、さらに、機器ユニット2の側面に平行な面を有する舌片6と機器ユニット2の側面に直交する方向の面を有する位置決め用舌片7とを設けている。
また、機器本体4の両側面に取り付けられたシャーシ4aには、ブラケット3をシャーシ4aに組み付けた状態で舌片6の面に近接して対向する壁部8があり、さらに、ブラケット3をシャーシ4aに組み付けた状態で、張出部3aの水平面に当接する面を有する張出部4Aと位置決め用舌片7の面が当接する位置決め用壁部9とを設けている。
ブラケット3の舌片6には、外方向に突出した突部であるダボ6aが形成されており、シャーシ4aの壁部8には、孔部8aが形成されている。また、位置決め用壁部9にも、ダボ9aを形成している。
ブラケット3をシャーシ4aに仮固定するには、舌片6と壁部8の位置を合わせて機器ユニット2を機器本体4側に配置する(図3(a)の手順(1))。このとき、ダボ6aが孔部8aに嵌まるまでブラケット3をZ方向に移動させてシャーシ4aに組み付けることにより、ダボ6aが孔部8aの開口周縁を圧接した状態となる。これにより、図3(b)に示すように、ブラケット3がシャーシ4aに仮固定される。
また、ブラケット3の張出部3aはその水平面がシャーシ4aの張出部4Aに当接し、位置決め用舌片7には、位置決め用壁部9がダボ9aを介して当接している。なお、この状態でねじ穴4Bを螺合すれば、ブラケット3とシャーシ4aが本固定される。
図4は、実施の形態1に係る電子機器の仮固定構造を示す拡大図である。ここで、図4(a)は、図3(b)のB−B線で切った断面拡大図、図4(b)は、仮固定した部分の側面拡大図である。図4(a)に示すように、ダボ6aは、その裾の部分までの寸法が、孔部8aの径よりも大きく形成されており、ダボ6aの高さも、近接して対向する舌片6と壁部8との間隔より十分に大きく形成されている。これにより、舌片6と壁部8の位置を合わせてブラケット3をシャーシ4aに組み付けることで、図4(a)に示すように、ダボ6aが孔部8aの開口周縁を圧接して十分な仮固定力が得られる。
また、舌片6は機器ユニット2の両側面のブラケット3にそれぞれ設けられ、壁部8も機器本体4の両側面のシャーシ4aにそれぞれ設けられている。これにより、ブラケット3とシャーシ4aは、ダボ6aが孔部8aを圧接することでZ方向に仮固定されると同時に、図4(a)のX方向(左右方向)が位置決めされる。
さらに、ブラケット3をシャーシ4aに組み付けた状態で、図4(b)に示すように、ブラケット3の張出部3aの水平面がシャーシ4aの張出部4Aに当接してZ方向(上下方向)に位置決めし、位置決め用壁部9がダボ9aを介して位置決め用舌片7に当接するので、Z方向への抜け止めに加えてY方向(前後方向)に位置決めされる。
なお、上記説明では、位置決め用舌片7と位置決め用壁部9を設けた構成を示したが、この発明では、ブラケット3に設けた機器ユニット2の側面に直交する方向の面を有する第1の位置決め部と、ブラケット3をシャーシ4aに組み付けた状態で、第1の位置決め部の面が当接する、シャーシ4aに設けた第2の位置決め部があればよく、位置決め部の形状は、舌片および壁部に限定されるものではない。
以上のように、この実施の形態1によれば、機器ユニット2の両側面にあるブラケット3にそれぞれ設けられ、機器ユニット2の側面に平行な面を有する舌片6を備え、ブラケット3をシャーシ4aに組み付けた状態で舌片6の面に近接して対向するシャーシ側の壁部8に孔部8aが形成され、舌片6の面にダボ6aが形成されており、舌片6と壁部8との位置を合わせてブラケット3をシャーシ4aに組み付けることにより、ダボ6aが孔部8aの開口周縁を圧接してブラケット3をシャーシ4aに仮固定する。
このように構成することにより、機器ユニット2に取り付けたブラケット3を、機器本体4に取り付けたシャーシ4aに適切に仮固定できる。
また、舌片6と壁部8の位置を合わせてブラケット3をシャーシ4aに組み付けるだけで仮固定することができ、従来のようにブラケットをスライドさせる構造と比較して仮固定に必要なスペースを格段に削減することができる。これにより、電子機器1自体の小型化を図ることが可能となる。
さらに、機器ユニット2の左右に設けられた舌片6のダボ6aが機器本体4の左右にある壁部8の孔部8aを圧接してブラケット3がシャーシ4aに仮固定されるので、仮固定と同時にブラケット3のシャーシ4aに対する左右方向の位置決めを行うことができる。
また、この実施の形態1によれば、ブラケット3に設けられて、機器ユニット2の側面に直交する方向の面を有する第1の位置決め部である位置決め用舌片7と、シャーシ4aに設けられて、ブラケット3をシャーシ4aに組み付けた状態で、位置決め用舌片7の面が当接する第2の位置決め部である位置決め用壁部9とを備える。このように構成することにより、仮固定と同時に、Y方向(前後方向)の位置決めを行うことができる。
さらに、この実施の形態1によれば、ブラケット3に設けられて、機器ユニット2の側面に対して外方向へ水平に張り出した張出部3aと、シャーシ4aに設けられて、ブラケット3を当該シャーシ4aに組み付けた状態で、張出部3aの水平面に当接する面を有する張出部4Aとを備える。このように構成することにより、仮固定と同時にブラケット3のシャーシ4aに対するZ方向(上下方向)の位置決めを行うことができる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2に係る電子機器の仮固定構造を示す図である。図5(a)に示すように、実施の形態2では、機器ユニット2の両側面にあるブラケット3に、機器ユニット2の側面に対して外方向へ水平に張り出した張出部3aと、機器ユニット2の側面に平行な面を有する舌片10がそれぞれ設けられている。舌片10は、幅が狭い先端部10aを有した略T字の形状で形成されている。
また、機器本体4の両側面に取り付けられたシャーシ4aには、ブラケット3をシャーシ4aに組み付けた状態で舌片10の面に近接して対向する壁部11が設けられており、壁部11のシャーシ4aに繋がる基部には、ブラケット3をシャーシ4aに組み付けた状態で舌片10の先端部10aが嵌合する嵌合孔11aが形成されている。さらに、シャーシ4aには、ブラケット3をシャーシ4aに組み付けた状態で、張出部3aの水平面に当接する面を有する張出部4Aが設けられている。
ブラケット3の舌片10には、図5(a)に示すように孔部10bが形成されており、壁部11には、外方向に突出した突部であるダボ11bが形成されている。
嵌合孔11aの内壁部12a,12bは、嵌合孔11aに嵌合された舌片10の先端部10aの両端面が当接する内壁部である。
ブラケット3をシャーシ4aに仮固定するには、上記実施の形態1と同様に、舌片10と壁部11の位置を合わせて機器ユニット2を機器本体4側に配置する(図5(a)の手順(1))。このとき、ダボ11bが孔部10bに嵌まるまでブラケット3をZ方向に移動させてシャーシ4aに組み付けることにより、ダボ11bが孔部10bの開口周縁を圧接した状態となる。これにより、図5(b)に示すように、ブラケット3がシャーシ4aに仮固定される。
また、ブラケット3をシャーシ4aに組み付けた状態で、ブラケット3の張出部3aはその水平面がシャーシ4aの張出部4Aに当接しており、嵌合孔11aに嵌合している舌片10の先端部10aの両側の端面には嵌合孔11aの内壁部12a,12bが当接している。なお、この状態でねじ穴4Bを螺合すれば、ブラケット3とシャーシ4aが本固定される。
図6は、実施の形態2に係る電子機器の仮固定構造を示す拡大図である。ここで、図6(a)は、図5(b)のC−C線で切った断面拡大図、図6(b)は、仮固定した部分の側面拡大図である。図6(a)に示すように、ダボ11bは、その裾の部分までの寸法が孔部10bの径よりも大きく形成されており、ダボ11bの高さも、近接して対向する舌片10と壁部11との間隔より十分に大きく形成されている。これにより、舌片10と壁部11の位置を合わせてブラケット3をシャーシ4aに組み付けることで、図6(a)に示すように、ダボ11bが孔部10bの開口周縁を圧接して十分な仮固定力が得られる。
また、舌片10は機器ユニット2の両側面のブラケット3にそれぞれ設けられ、壁部11も機器本体4の両側面のシャーシ4aにそれぞれ設けられている。これにより、ブラケット3とシャーシ4aは、ダボ11bが孔部10bを圧接することでZ方向に仮固定されると同時に、図6(a)のX方向(左右方向)が位置決めされる。
ブラケット3をシャーシ4aに組み付けた状態では、上記実施の形態1と同様に、ブラケット3の張出部3aの水平面がシャーシ4aの張出部4Aに当接してZ方向(上下方向)に位置決めされる。さらに、実施の形態2では、ブラケット3をシャーシ4aに組み付けた状態で、図6(b)に示すように、嵌合孔11aに嵌合した略T字形状の舌片10の基部が嵌合孔11aの開口周縁に当接してZ方向に位置決めし、先端部10aの両側端面が嵌合孔11aの内壁部12a,12bに当接してY方向(前後方向)に位置決めする。
以上のように、この実施の形態2によれば、第1の位置決め部が、両端面が機器ユニット2の側面に直交する方向の面となる舌片10の先端部10aであり、シャーシ4aが、ブラケット3をシャーシ4aに組み付けた状態で、舌片10の先端部10aが嵌合する嵌合孔11aを備え、第2の位置決め部が、嵌合孔11aに嵌合された先端部10aの両端面にそれぞれ当接する嵌合孔11aの内壁部12a,12bである。
このように構成することにより、上記実施の形態1と同様に、機器ユニット2に取り付けたブラケット3を、機器本体4に取り付けたシャーシ4aに適切に仮固定できる。
また、舌片10と壁部11の位置を合わせてブラケット3をシャーシ4aに組み付けるだけで仮固定することが可能である。
特に、第1の位置決め部が舌片10の先端部10aであり、第2の位置決め部が嵌合孔11aの内壁部12a,12bであるので、ブラケット3のシャーシ4aに対する位置決めを仮固定を行う箇所と同じ箇所で行うことができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る電子機器の仮固定構造は、メカブラケットを機器本体のシャーシに的確に仮固定でき、かつ仮固定に要するスペースを低減することができるので、組み立て作業でメカブラケットがシャーシに仮固定される車載用のナビゲーション装置などの電子機器に好適である。
1 電子機器、2 機器ユニット、3 ブラケット、3a,4A 張出部、4 機器本体、4a〜4d シャーシ、4e ねじ、4B ねじ穴、5 表示パネル、5a フロントフレーム、6,10 舌片、6a,9a,11b ダボ、7 位置決め用舌片、8,11 壁部、8a,10b 孔部、9 位置決め用壁部、10a 先端部、11a 嵌合孔、12a,12b 内壁部。
この発明に係る電子機器の仮固定構造は、電子機器の機器本体に取り付けられた板金製のシャーシに、機器本体に接続される機器ユニットに取り付けられた板金製のブラケットを仮固定する電子機器の仮固定構造であって、機器ユニットの両側面にあるブラケットにそれぞれ設けられ、機器ユニットの側面に平行な面を有する舌片を備え、ブラケットをシャーシに組み付けた状態で舌片の面に近接して対向するシャーシ側の壁部および舌片の面の一方に孔部が形成され、他方に球面状の突部が形成されており、舌片と壁部の位置を合わせてブラケットをシャーシに組み付ける際に、舌片または壁部の一方に形成された球面状の突部は、孔部が形成された舌片または壁部の他方を圧接しながら移動して孔部に嵌合し、孔部に嵌合した球面状の突部が孔部の開口周縁を圧接してブラケットをシャーシに仮固定する。
以下、この発明をより詳細に説明するため、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明に係る仮固定構造を適用した電子機器の組み立て態様を示す図であって、電子機器としてカーナビゲーション装置を例に挙げている。まず、図1(a)に示すように、電子機器1の機器本体4に取り付けたシャーシ4aに、この機器本体4に接続される機器ユニット2に取り付けたブラケット3を仮固定する。ここで、機器本体4には、その両側面にシャーシ4aが取り付けられ、背面にシャーシ4、底面にシャーシ4cが取り付けられている。また、ブラケット3は、例えば、符号A1で示す箇所でシャーシ4aに仮固定される。
この発明に係る電子機器の仮固定構造は、電子機器の機器本体に取り付けられた板金製のシャーシに、機器本体に接続される機器ユニットに取り付けられた板金製のブラケットを仮固定する電子機器の仮固定構造であって、機器ユニットの両側面にあるブラケットにそれぞれ設けられ、機器ユニットの側面に平行な面を有する舌片を備え、ブラケットをシャーシに組み付けた状態で舌片の面に近接して対向するシャーシ側の壁部および舌片の面の一方に孔部が形成され、他方に球面状の突部が形成されており、舌片と壁部の位置を合わせてブラケットをシャーシに組み付ける際に、舌片または壁部の一方に形成された球面状の突部は、孔部が形成された舌片または壁部の他方を圧接しながら移動して孔部に嵌合し、孔部は、球面状の突部の移動方向の開口寸法が球面状の突部の直径よりも小さく、孔部に嵌合した球面状の突部が、孔部の開口周縁における球面状の突部の移動方向に沿った部分を圧接してブラケットをシャーシに仮固定する。
この発明に係る電子機器の仮固定構造は、電子機器の機器本体に取り付けられた板金製のシャーシに、機器本体に接続される機器ユニットに取り付けられた板金製のブラケットを仮固定する電子機器の仮固定構造であって、機器ユニットの両側面にあるブラケットにそれぞれ設けられ、機器ユニットの両側面にあるブラケットにそれぞれ設けられ、機器ユニットの側面に平行な平面部を有する舌片と、ブラケットに設けられて、機器ユニットの側面から外方向へ水平に張り出した第1の張出部と、シャーシに設けられて機器ユニット側に水平に張り出した第2の張出部と、ブラケットに設けられて機器ユニットの側面に直交する方向の平面部を有する第1の位置決め部と、シャーシに設けられて機器ユニットの側面に直交する方向の平面部を有する第2の位置決め部と、舌片の平面部およびこれに対向するシャーシの壁部の一方に設けられて、球面形状を有した第1の突部と、舌片の平面部およびシャーシの壁部の他方に設けられて、第1の突部の移動方向の開口寸法が第1の突部の直径よりも小さい孔部とを備え、舌片の平面部シャーシの壁部との位置を合わせてブラケットをシャーシに組み付けることにより、第1の突部が、孔部が設けられた舌片の平面部またはシャーシの壁部に接触しながら移動して孔部の開口周縁における当該第1の突部の移動方向に沿った部分を圧接した状態で孔部に嵌合され、第1の張出部が、第2の張出部と組み付け方向に面接触し、第1の位置決め部は、第2の位置決め部との間で平面部同士が対向する

Claims (5)

  1. 電子機器の機器本体に取り付けられたシャーシに、前記機器本体に接続される機器ユニットに取り付けられたブラケットを仮固定する電子機器の仮固定構造であって、
    前記機器ユニットの両側面にある前記ブラケットにそれぞれ設けられ、前記機器ユニットの側面に平行な面を有する舌片を備え、
    前記ブラケットを前記シャーシに組み付けた状態で前記舌片の前記面に近接して対向するシャーシ側の壁部および前記舌片の前記面の一方に孔部が形成され、他方に突部が形成されており、
    前記舌片と前記壁部の位置を合わせて前記ブラケットを前記シャーシに組み付けることにより、前記突部が前記孔部の開口周縁を圧接して前記ブラケットを前記シャーシに仮固定する電子機器の仮固定構造。
  2. 前記ブラケットに設けられて、前記機器ユニットの側面に直交する方向の面を有する第1の位置決め部と、
    前記シャーシに設けられて、前記ブラケットを前記シャーシに組み付けた状態で、前記第1の位置決め部の前記面が当接する第2の位置決め部とを備えることを特徴とする請求項1記載の電子機器の仮固定構造。
  3. 前記ブラケットに設けられて、前記機器ユニットの側面に対して外方向へ水平に張り出した第1の張出部と、
    前記シャーシに設けられて、前記ブラケットを当該シャーシに組み付けた状態で、前記第1の張出部の水平面に当接する面を有する第2の張出部とを備えることを特徴とする請求項2記載の電子機器の仮固定構造。
  4. 前記第1の位置決め部は、前記第1の張出部に設けられて、前記機器ユニットの側面に直交する方向の面を有する位置決め用舌片であり、
    前記第2の位置決め部は、前記ブラケットを当該シャーシに組み付けた状態で当該位置決め用舌片の面が当接する位置決め用壁部であることを特徴とする請求項3記載の電子機器の仮固定構造。
  5. 前記第1の位置決め部は、両端面が前記機器ユニットの側面に直交する方向の面となる前記舌片の先端部であり、
    前記シャーシは、前記ブラケットを当該シャーシに組み付けた状態で前記舌片の先端部が嵌合する嵌合孔を備え、
    前記第2の位置決め部は、前記嵌合孔に嵌合された前記先端部の両端面にそれぞれ当接する前記嵌合孔の内壁部であることを特徴とする請求項3記載の電子機器の仮固定構造。
JP2014534141A 2012-09-10 2012-09-10 電子機器の仮固定構造 Active JP6038159B2 (ja)

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