JPWO2013157122A1 - 車体前部構造 - Google Patents

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Abstract

車体前部構造は、車両前後方向に延在するフロントサイドメンバと、少なくとも一部が車両上下方向でフロントサイドメンバと同じ高さで位置し、フロントサイドメンバと対向して車幅方向に延在するバンパリインフォースメントと、外部入力による変形の際に、バンパリインフォースメントの車幅方向における端部をフロントサイドメンバにより支持する支持部と、を備えている。バンパリインフォースメントの端部は、車両前後方向から見て車輪と重なる位置まで、車幅方向に延長された延長部を有し、少なくとも車両前後方向における前面、及び延長部の強度は、バンパリインフォースメントの他部位に比して高い。

Description

本発明は、車両の車体前部構造に関する。
従来の車両の車体前部構造として、フロントサイドメンバの前端側にバンパリインフォースメントを備えたものが知られている。この車体前部構造では、バンパリインフォースメントが回動連結点を介してサイドメンバの前端部に回動可能に連結されている。また、バンパリインフォースメントには傾斜面を有する受け部が設けられている。この受け部は、車体前部車幅方向の端部のみの衝突の場合、衝突物と干渉し、車両側方部にずらす機能を有している。
特開2003−127895号
車体前部構造においては、衝突性能向上を図るためにフロントサイドメンバの前端とバンパリインフォースメントの間にクラッシュボックスを配置する場合があり、更に上述のように微小なラップ衝突へも対応した構造としてた場合、部品点数の増加、車体重量という課題が生じていた。従って、部品点数の増加や車体重量増加を伴わずに様々な車体前方における衝突形態に対応し、衝突性能を向上させることが求められていた。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、衝突性能を向上できる車体前部構造を提供することを目的とする。
車体前部構造は、車両前後方向に延在するフロントサイドメンバと、少なくとも一部が車両上下方向でフロントサイドメンバと同じ高さで位置し、フロントサイドメンバと対向して車幅方向に延在するバンパリインフォースメントと、外部入力による変形の際に、バンパリインフォースメントの車幅方向における端部をフロントサイドメンバにより支持する支持部と、を備え、バンパリインフォースメントの端部は、車両前後方向から見て車輪と重なる位置まで、車幅方向に延長された延長部を有し、少なくとも車両前後方向における前面、及び延長部の強度は、バンパリインフォースメントの他部位に比して高い。
この車体前部構造では、バンパリインフォースメントの車両前後方向における前面の強度が他部位よりも高い。これにより、前面における強度が高い部分と、フロントサイドメンバとの間の部位が衝撃吸収部として機能する。従って、クラッシュボックスをバンパリインフォースメントと一体的に構成できる。また、強度が高い延長部が車輪と衝突して荷重伝達することにより、簡単な構成にて衝突性能を向上できる。また、外部入力によりバンパリインフォースメントの端部が変形するとき、支持部は当該端部をフロントサイドメンバにより支持することができる。これにより、バンパリインフォースメントの端部が変形するような衝突にも対応することができる。以上により、部品点数増加、及び車体重量増加を伴わずに様々な車体前方における衝突形態に対応することができ、衝突性能を一層向上することができる。
車体前部構造において、支持部は、バンパリインフォースメントと一体的に設けられていてもよい。これによって、部品点数の増加を抑制することができる。
車体前部構造において、支持部の強度は、バンパリインフォースメントの他部位より強度が高くてもよい。このように、バンパリインフォースメントにおいて強度の高い部分である支持部が、十分にフロントサイドメンバに荷重を伝達することができる。
車体前部構造において、支持部は、フロントサイドメンバの側部から分岐して設けられた部材であってもよい。これにより、当該部材がフロントサイドメンバに十分に荷重を伝達することができる。
車体前部構造において、支持部は、フロントサイドメンバから車幅方向外側へ折り曲げられた部材によって構成されてもよい。これにより、当該部材が十分にフロントサイドメンバに十分に荷重を伝達することができる。
車体前部構造において、バンパリインフォースメントは、端部が車両前後方向において後退するように湾曲した形状を有してよい。このように、バンパリインフォースメントを車両後方へラウンドさせることができるため、意匠面への影響を抑制し、設計自由度を確保することができる。
車体前部構造において、バンパリインフォースメントは、車両前後方向に延在するフロントサイドメンバと対向する位置に衝撃吸収部を有してもよい。これによって、効率よく衝撃を吸収することができる。
車体前部構造において、バンパリインフォースメントは、支持部と対向する位置に衝撃吸収部を有してもよい。これによって、バンパリインフォースメントの車幅方向における端部を支持部で支持するときに衝撃吸収部で衝撃を吸収することが可能となり、これによって支持部にて確実に支持することができる。
車体前部構造において、車両前後方向に延在するフロントサイドメンバと、少なくとも一部が車両上下方向でフロントサイドメンバと同じ高さで位置し、フロントサイドメンバと対向して車幅方向に延在するバンパリインフォースメントと、を備え、バンパリインフォースメントの車幅方向における端部は、車両前後方向から見て車輪と重なる位置まで、車幅方向に延長された延長部を有し、バンパリインフォースメントが一方の端部側で衝突体と衝突した際、バンパリインフォースメントの延長部は、回動変位すると共に車輪と当接し、衝突体から遠ざかる方向へ車体が向くように車輪を変位させる。
この車体前部構造によれば、バンパリインフォースメントの延長部が回動変位することで、衝突体を自車体から遠ざかる方向へ逸らす一方で、当該回動変位に伴って車輪が変位することで、自車体を衝突体から遠ざかる方向へ操舵させることができる。これにより、衝突性能を向上することができる。
本発明によれば、部品点数増加、及び、車体重量増加を伴わずに様々な車体前方における衝突形態に対応することができ、衝突性能を一層向上できる。
図1は、第1実施形態に係る車体前部構造を示す平面図である。 図2(a)及び図2(b)は、自車体が衝突体と衝突した様子を示す平面図である。 図3(a)は、第2実施形態に係る車体前部構造の構成を示す平面図である。図3(b)は、クラッシュボックスの斜視図である。図3(c)は、バルクヘッドの斜視図である。 図4(a)は、第3実施形態に係る車体前部構造の構成を示す平面図である。図4(b)は、第3実施形態に係る車体前部構造のバンパリインフォースメントの斜視図である。 図5は、第4実施形態に係る車体前部構造の構成を示す平面図である。 図6は、第5実施形態に係る車体前部構造の構成を示す平面図である。 図7(a)は、第6実施形態に係る車体前部構造の構成を示す平面図である。図7(b)は、第6実施形態に係る車体前部構造が衝突体と衝突した様子を示す平面図である。 図8(a)は、第7実施形態に係る車体前部構造の構成を示す平面図である。図8(b)は、第8実施形態に係る車体前部構造の構成を示す平面図である。 比較例に係る車体前部構造を示す平面図である。
以下、本発明に係る車体前部構造の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図において、同一又は相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る車体前部構造1を示す平面図である。車体前部構造1は、車両前後方向に延在する一対のフロントサイドメンバ2A,2Bと、フロントサイドメンバ2A,2Bの前方で車幅方向に延在するバンパリインフォースメント3と、を備えている。フロントサイドメンバ2A,2Bは、互いに車幅方向に離間しており、平行に延びている。フロントサイドメンバ2A,2Bの車幅方向外側には、サスペンションアーム4A,4Bを介して車輪6A,6Bが設けられている。
バンパリインフォースメント3は、フロントサイドメンバ2A,2Bの前端部2aと対向して車幅方向に延びており、当該前端部2aに支持されている。バンパリインフォースメント3は、少なくとも一部が車両上下方向でフロントサイドメンバ2A,2Bと同じ高さで位置している。バンパリインフォースメント3の両端部10A,10Bは、フロントサイドメンバ2A,2Bよりも車幅方向外側にそれぞれ延びている。バンパリインフォースメント3は、全体として、アーチ型の形状をなしている。具体的には、バンパリインフォースメント3は、車幅方向の中央位置が最も車両前方に位置する前端3aとなっており、端部10A,10Bが車両前後方向において後退するように湾曲している。
バンパリインフォースメント3の端部10A,10Bは、延長部11A,11Bを有している。延長部11A,11Bは、フロントサイドメンバ2A,2Bよりも車幅方向外側に形成されており、車両前後方向から見て車輪6A,6Bと重なる位置まで、車幅方向に延長された部分である。なお、車輪6A,6Bとの位置関係を説明する場合、特に説明がない限り、当該車輪6A,6Bは直進状態(図に示すように、回転軸線がフロントサイドメンバ2A,2Bと直交する状態)であるものとする。すなわち、左方向や右方向に操舵された状態の車輪6A,6Bとの位置関係ではない。
延長部11A,11Bは、フロントサイドメンバ2Aとフロントサイドメンバ2Bとの間で延びる基体部9のメンバ幅よりも、大きな幅を有するように車両後方に膨らむ形状となっている。具体的に、延長部11A,11Bは、車両後方に膨らむことによって、フロントサイドメンバ2Aの車幅方向外側の側面2bと平行に対向する対向面11aを有する。対向面11aは、車幅方向において、車輪6A,6Bとフロントサイドメンバ2A,2Bとの間に配置される。また、延長部11A,11Bは、回転軸Lと平行をなすように車輪6A,6Bと対向する面を形成する後面11bを有する。フロントサイドメンバ2A,2Bの前端部2aと後面11bとの間の車両前後方向における大きさD1は、少なくともフロントサイドメンバ2A,2Bのメンバ幅Wよりも大きく設定されることが好ましい。後面11bと車輪6A,6Bとの間の隙間の大きさD2は、50mm以下に設定することが好ましい。延長部11A,11Bの前面11cは、基体部9の前面9aから連続したパターンの湾曲面を形成するように湾曲している。後面11bは、前面9aの車幅方向外側の先端と、対向面11aの後端とを連結している。
また、車体前部構造1は、支持部12A,12Bを備えている。支持部12A,12Bは、外部入力による変形の際に、バンパリインフォースメント3の端部10A,10Bをフロントサイドメンバ2A,2Bにより支持する部分である。本実施形態では、支持部12A,12Bは、バンパリインフォースメント3の延長部11A,11Bと一体的に設けられている。具体的には、支持部12A,12Bは、延長部11A,11Bのフロントサイドメンバ2A,2Bと対向する対向面11aによって構成されている。外部入力によりバンパリインフォースメント3が変形した際、支持部12A,12Bは、フロントサイドメンバ2A,2Bの側面2bと当接することで、当該側面2bにて受け止められる。これによって、支持部12A,12Bは、バンパリインフォースメント3の端部10A,10Bをフロントサイドメンバ2A,2Bにより支持することが可能となる。
少なくとも、バンパリインフォースメント3の前面9a,11c、延長部11A,11Bの強度は、バンパリインフォースメント3の他部位に比して高く設定されている。また、本実施形態では、支持部12A,12Bの強度は、バンパリインフォースメント3の他部位に比して高く設定されている。前面9a,11c、延長部11A,11B、及び支持部12A,12Bなどの強度を高くする部位は、高強度材料が用いられることにより、座屈強度が高く設定されている。他部位は、低強度材料が用いられることにより、座屈強度が低く設定されている。高強度材料は、焼き入れ処理によって形成される。低強度材料は、非焼き入れとするか、焼き鈍し処理によって形成する。図1では、梨地が付された部分が高強度部とされ、ハッチングが付された部分が低強度部とされている。
具体的に、バンパリインフォースメント3では、基体部9の前面9a及び当該前面9aに沿った縁部と、延長部11A,11Bの前面11c及び当該前面11cに沿った縁部と、に前面高強度部13が形成されている。また、延長部11A,11Bの後面11b及び当該後面11bに沿った縁部に、後面高強度部14A,14Bが形成されている。また、延長部11A,11Bの対向面11a及び当該対向面11aに沿った縁部、すなわち支持部12A、12Bに、支持部高強度部16A,16Bが形成されている。
また、バンパリインフォースメント3では、基体部9の前面高強度部13よりも車幅方向後方の領域には、基体部低強度部17A,17Bが形成されている。基体部低強度部17A,17Bは、少なくともフロントサイドメンバ2の前端部2aの前側の領域には形成されていることが好ましい。延長部11A,11Bには、前面高強度部13と、後面高強度部14A,14B及び支持部高強度部16A,16Bと、に挟まれる領域に、延長部低強度部18A,18Bが形成されている。
次に、第1実施形態に係る車体前部構造1の作用・効果について説明する。
図9は、比較例に係る車体前部構造800を示す平面図である。比較例に係る車体前部構造800では、バンパリインフォースメント803は、車両前後方向から見て車輪と重なる延長部を有していない。また、バンパリインフォースメント803とフロントサイドメンバ2A,2Bの前端部2aとの間にクラッシュボックス801を備えている。車体前部構造800では、クラッシュボックス801をバンパリインフォースメント803とは別に必要となるため、部品点数が増加し、車体重量が増加する。また、衝突体が自車両より車幅方向にオフセットされた位置に衝突した場合、十分に荷重を受けることができない。
一方、車体前部構造1では、バンパリインフォースメント3の車両前後方向における前面9a,11cに前面高強度部13が形成されている。これにより、図2(a)に示すように、前面9a,11cにおける前面高強度部13とフロントサイドメンバ2A,2Bとの間の基体部低強度部17A,17Bが衝撃吸収部として機能する。従って、クラッシュボックスをバンパリインフォースメントと一体的に構成できる。
また、車体前部構造1は、車輪6A,6Bと重なる位置まで延びる延長部11A,11Bを有している。また、延長部11A,11Bは、前面11cに沿った前面高強度部13及び後面11bに沿った後面高強度部14Aを有することにより強度が高く設定されている。これにより、図2(a)に示すように、延長部11A,11Bが車輪6A,6Bと衝突して荷重伝達することにより、フロントサイドメンバ2A,2Bの荷重伝達経路に加え、車輪6A,6B側にも荷重伝達経路を形成できる。また、延長部11A,11Bは延長部低強度部18A,18Bを有している。従って、衝突時は当該延長部低強度部18A,18Bが潰れることによって衝撃を吸収することができる。以上により、簡単な構成にて衝突性能を向上できる。
また、図2(b)に示すように、自車体Mと衝突体CBとがオフセットした状態で衝突したとき、一方の端部10A側にのみ荷重が入力される。オフセット衝突では、バンパリインフォースメント3の一方の端部10A側に衝突体CBが衝突し、一方のフロントサイドメンバ2A付近、またはフロントサイドメンバ2Aよりも車幅方向外側で衝突体CBが衝突する。このようなオフセット衝突時に外部入力によりバンパリインフォースメント3の端部10Aが変形するとき、支持部12Aは当該端部10Aをフロントサイドメンバ2Aにより支持することができる。これにより、バンパリインフォースメント3の端部10Aが変形するような衝突にも対応することができる。以上により、部品点数増加、及び車体重量増加を伴わずに様々な車体前方における衝突形態に対応することができ、衝突性能を一層向上することができる。なお、端部10B側が変形する場合、支持部12Bも同様な効果を奏する。
車体前部構造1において、支持部12A,12Bは、バンパリインフォースメントと一体的に設けられている。これによって、部品点数の増加を抑制することができる。
車体前部構造1において、支持部12A,12Bに沿って支持部高強度部16A,16Bが形成されている。このように、バンパリインフォースメント3において強度の高い部分である支持部12A,12Bが、十分にフロントサイドメンバ2A,2Bに荷重を伝達することができる。
車体前部構造1において、バンパリインフォースメント3は、端部10A,10Bが車両前後方向において後退するように湾曲した形状を有している。このように、バンパリインフォースメント3を車両後方へラウンドさせることができるため、意匠面への影響を抑制し、設計自由度を確保することができる。
車体前部構造1では、衝突体CBとオフセット衝突して、端部10A側か端部10B側のいずれか一方に荷重が入力された際、バンパリインフォースメント3の延長部11A,11Bは、回動変位すると共に車輪6A,6Bと当接し、衝突体CBから遠ざかる方向へ車体Mが向くように車輪を変位させる。例えば、図2(b)に示すように、衝突体CBが、フロントサイドメンバ2A付近、または当該フロントサイドメンバ2Aよりも車幅方向外側でバンパリインフォースメント3の端部10Aと衝突したとき、延長部11Aがフロントサイドメンバ2Aの前端部2a周りに回動変位する。これによって延長部11Aの後面11bが車輪6Aと当接して、回動方向Rに向かうように車輪6Aを回動させる。これにより、車体Mは、衝突体CBから遠ざかる方向へ車体Mが向くように操舵される。また、延長部11Aが回動変位することにより、延長部11Aの前面11cが、車幅方向外側後方へ傾斜する。このように傾斜した前面11cによって、衝突体CBも車体Mの反対側へ流される。このように、バンパリインフォースメント3の延長部11Aが回動変位することで、衝突体CBを自車体Mから遠ざかる方向へ逸らす一方で、当該回動変位に伴って車輪6Aが変位することで、自車体Mを衝突体から遠ざかる方向へ操舵させることができる。これにより、衝突性能を向上することができる。
[第2実施形態]
図3(a)は、第2実施形態に係る車体前部構造100の構成を示す平面図である。車体前部構造100は、バンパリインフォースメント103がクラッシュボックス101A,101Bとバルクヘッド102A,102Bを有している点で、第1実施形態に係る車体前部構造100と主に相違している。第2実施形態のバンパリインフォースメント103の外形は第1実施形態のバンパリインフォースメント3の外形と同じである。
バンパリインフォースメント103は、図3(a)において梨地が付された部分が高強度部とされ、付されていない部分が低強度部とされている。具体的に、バンパリインフォースメント103では、基体部9の前面9a及び当該前面9aに沿った縁部と、延長部11A,11Bの前面11c及び当該前面11cに沿った縁部と、に前面高強度部13が形成されている。バンパリインフォースメント103の基体部9及び延長部11A,11Bには、前面高強度部13より後側の部位はすべて低強度部17とされている。
フロントサイドメンバ2A,2Bの前端部2aには、クラッシュボックス101A,101Bが配置されている。また、クラッシュボックス101A,101Bは、バンパリインフォースメント103の内部に配置されている。クラッシュボックス101A,101Bは、図3(b)に示すように、各側面が蛇腹状をなすことで衝撃吸収性能が向上されている。このようにクラッシュボックス101A,101Bを配置することによって、フロントサイドメンバ2A,2B前方の衝撃吸収性能が向上する。
延長部11A,11Bは、内部にバルクヘッド102A、102Bが配置されることにより、強度が確保されている。図3(a),(c)に示すように、バルクヘッド102A,102Bは、延長部11A,11Bの前面11cに沿って延びる前壁部102aと、前面11cから後面11bへ延びる側壁部102bと、前面11cから後面11bと対向面11aとの間の角部へ延びる側壁部102cと、を備えている。バルクヘッド102A,102Bは、クラッシュボックス101A,101Bよりも高い強度の材料で形成されることが好ましい。例えば、バルクヘッド102A,102Bを超ハイテンスチール材で形成し、クラッシュボックス101A,101Bを低強度スチール材で構成する。このようなバルクヘッド102A,102Bによって、延長部11A,11Bの強度が他部位(例えば、基体部9の低強度部17の領域)に比して高くなっている。側壁部102b,102cが後面11bを支持することによって、後面11b付近の強度が高くされている。また、側壁部102cが後面11bと対向面11aとの間の角部を支持することによって対向面11a付近の強度、すなわち支持部12A,12Bの強度が高くされている。
[第3実施形態]
図4(a)は、第3実施形態に係る車体前部構造200の構成を示す平面図である。図4(b)は、第3実施形態に係る車体前部構造200のバンパリインフォースメント203の斜視図である。図4(a)及び図4(b)は、バンパリインフォースメント203の端部10A側の構成のみを示しているが、端部10B側も同様な構成を有している。車体前部構造200は、バンパリインフォースメント203がダイカスト成形により形成されている点で第1実施形態に係る車体前部構造1と主に相違する。バンパリインフォースメント203では各部位の強度の調整がリブの太さの調整によって行われている。第3実施形態のバンパリインフォースメント203の外形は第1実施形態のバンパリインフォースメント3の外形と同じである。具体的には、バンパリインフォースメント203の前面高強度部13、後面高強度部14A、14B、及び支持部高強度部16A,16Bを構成するリブ207は、基体部低強度部17A,17B及び延長部低強度部18A,18Bを構成するリブ206に比して太い。
[第4実施形態]
図5は、第4実施形態に係る車体前部構造300の構成を示す平面図である。車体前部構造300は、スチール部材を包むように樹脂一体形成することによって、バンパリインフォースメント303が形成されている点で、第1実施形態に係る車体前部構造1と主に相違する。具体的には、バンパリインフォースメント303は、フロントサイドメンバ2A,2Bの前端部2aの前側に配置されたクラッシュボックス301A,301Bを有している。クラッシュボックス301A,301Bは、低強度スチール材で構成されている。クラッシュボックス301A,301Bは、バンパリインフォースメント303の内部に配置されている。このようにクラッシュボックス301A,301Bを配置することによって、フロントサイドメンバ2A,2B前方の衝撃吸収性能が向上する。
バンパリインフォースメント303は、前面9a,11cに沿ってアーチ状に延在する長尺部材304を有している。この長尺部材304は、超ハイテンスチール材で構成されている。これによって、バンパリインフォースメント303の前面9a,11aの強度が他部位(スチール部材が配置されておらず、樹脂のみによって形成された低強度部17などの部位)より高くされている。
バンパリインフォースメント303は、延長部11A,11Bに配置されるサイドボックス302A、302Bを有している。サイドボックス302A,302Bは、超ハイテンスチール材で構成されている。これによって、バンパリインフォースメント303の延長部11A,11Bの強度が他部位(スチール部材が配置されておらず、樹脂のみによって形成された低強度部17などの部位)より高くされている。サイドボックス302A,302Bは、延長部11A,11Bの前面11cに沿って延びる前壁部302aと、後面11bに沿って延びる後壁部302bと、対向面11aに沿って延びる側壁部302cと、側壁部302cから前壁部303aへ延びる側壁部302dと、を備えている。後壁部302bが後面11bを支持することによって、後面11b付近の強度が高くされている。また、側壁部302cが対向面11aを支持することによって、対向面11a付近の強度、すなわち支持部12A,12Bの強度が高くされている。
バンパリインフォースメント303は、上述のようなクラッシュボックス301A,301B、サイドボックス302A,302B、及び長尺部材304の全てを含むように樹脂PLで一体形成することによって構成されている。このようにスチール部材を樹脂で一体成型することによって、バンパリインフォースメント303の軽量化を図ることができる。
[第5実施形態]
図6は、第5実施形態に係る車体前部構造400の構成を示す平面図である。車体前部構造400は、バンパリインフォースメント403の外形とスチール部材の形状が、第4実施形態に係る車体前部構造300と相違している。
バンパリインフォースメント403は、フロントサイドメンバ2A,2Bの前端部2aの前側に配置されたクラッシュボックス401A,401Bが配置されている。クラッシュボックス401A,401Bは、低強度スチール材で構成されている。このように、クラッシュボックス401A,401Bは、バンパリインフォースメント403の内部に配置されている。このようにクラッシュボックス401A,401Bを配置することによって、フロントサイドメンバ2A,2B前方の衝撃吸収性能が向上する。
バンパリインフォースメント403は、前面9a,11cに沿ってアーチ状に延在する長尺部材404を有している。この長尺部材404は、両端部の延長部11A,11Bに対応する位置に、サイドボックス部402A,402Bを有している。第3実施形態に係る長尺部材304及びサイドボックス302A,302Bは互いに別体として構成されていたが、第4実施形態に係る長尺部材404とサイドボックス部402A,402Bは一体に形成されている。長尺部材404は、超ハイテンスチール材で構成されている。これによって、バンパリインフォースメント403の前面9a,11aの強度が他部位(スチール部材が配置されておらず、樹脂のみによって形成された低強度部17などの部位)より高くされている。
サイドボックス部402A,402Bは、長尺部材404の両端側の延長部11A,11Bの位置において、車幅方向内側へ向かって傾斜するような三角形状に形成されている。サイドボックス部402A,402Bは、アーチ状の長尺部材404から連続して車幅方向にアーチ状に延びる前壁部402aと、前壁部402aの車幅方向外側の端部から、車幅方向内側へ延びる後壁部402bと、後壁部402bの車幅方向内側の端部から前壁部402aの車幅方向内側の端部へ延びる側壁部402cと、を備えている。後壁部402bは、直進時の車輪6A,6Bの回転軸に対して傾斜しており、車幅方向外側から車幅方向内側へ向かって後退するように傾斜している。側壁部402cも、車幅方向外側から車幅方向内側へ向かって後退するように傾斜している。
上述のように、サイドボックス部402A,402Bを有した長尺部材404及びクラッシュボックス401A,401Bを一体的に樹脂成型することによってバンパリインフォースメント403が形成される。バンパリインフォースメント403の延長部11A,11Bは、サイドボックス部402A,402Bの形状に合わせた形状となる。すなわち、延長部11A,11Bは、サイドボックス部402A,402Bの前壁部402aに沿って形成される前面11cと、後壁部402bに沿って形成される後面11bと、後壁部402bと側壁部402cとの連結部分に形成される対向面11aと、側壁部402cに沿って形成される側面11dと、を有している。フロントサイドメンバ2A,2Bと対向する対向面11aは、支持部12A,12Bとして機能する。以上のように、スチール部材を樹脂で一体成型することによって、バンパリインフォースメント403の軽量化を更に図ることができる。
[第6実施形態]
図7(a)は、第6実施形態に係る車体前部構造500の構成を示す平面図である。車体前部構造500は、バンパリインフォースメント503の延長部11A,11Bをフロントサイドメンバ2の折曲部502A,502Bで支持している点で、第1実施形態と主に相違している。
バンパリインフォースメント503は、車両前後方向から見て車輪6A,6Bと重なる位置まで延長された延長部11A,11Bを有している。一方、フロントサイドメンバ2A,2Bは、前端部2a側において、車幅方向外側に折れ曲る折曲部502A,502Bを有している。折曲部502A,502Bの前端部2aは、延長部11A,11Bと連結されている。折曲部502A,502Bは、バンパリインフォースメント503の端部10A,10Bが変形するときに、フロントサイドメンバ2A,2Bによって当該端部10A,10Bを支持する支持部12A、12Bとして機能する。なお、フロントサイドメンバ2A,2Bは、車両前後方向に真っ直ぐに延び、互いに平行をなす平行部2dを有するとともに、当該平行部2dから折曲部502A,502Bへ向かって緩やかに傾斜する傾斜部2cを有する。傾斜部2cは、折曲部502A,502Bより緩やかである。フロントサイドメンバ2A,2Bは、当該傾斜部2cを有さず、平行部2d及び折曲部502A,502Bのみで構成されていていてもよい。
また、バンパリインフォースメント503は、一部に衝撃吸収部501A,501Bを含んで構成されている。当該衝撃吸収部501A,501Bは、バンパリインフォースメント503の他部位(車幅方向に延在する部分)よりも低強度とされている。衝撃吸収部501A,501Bは、バンパリインフォースメント503の車幅方向に延在する部分とフロントサイドメンバ2A,2Bの折曲部502A,502Bの内側との間に、フロントサイドメンバ2A,2Bの前端部2aと対向するように配置されている。この衝撃吸収部501A,501Bは、フォーム材などを配置することによって構成されている。
車体前部構造500では、フロントサイドメンバ2A,2Bの平行部2dより車幅方向外側で衝突体CBと衝突した際、バンパリインフォースメント503の延長部11A,11Bは、回動変位すると共に車輪6A,6Bと当接し、衝突体CBから遠ざかる方向へ車体Mが向くように車輪6A,6Bを変位させる。例えば、図7(b)に示すように、衝突体CBが、フロントサイドメンバ2Aの平行部2dよりも車幅方向外側でバンパリインフォースメント503の端部10Aと衝突したとき、延長部11Aが回動変位する。これによって延長部11Aが車輪6Aと当接して、回動方向Rに向かうように車輪6Aを回動させる。これにより、車体Mは、衝突体CBから遠ざかる方向へ車体Mが向くように操舵される。また、延長部11Aが回動変位することにより、延長部11Aの前面11cが、車幅方向外側後方へ傾斜する。このように傾斜した前面11cによって、衝突体CBも車体Mの反対側へ流される。このように、バンパリインフォースメント503の延長部11Aが回動変位することで、衝突体CBを自車体Mから遠ざかる方向へ逸らす一方で、当該回動変位に伴って車輪6Aが変位することで、自車体Mを衝突体から遠ざかる方向へ操舵させることができる。これにより、衝突性能を向上することができる。なお、傾斜部2cが傾斜するように構成したが、当該部分を車両前後方向に真っ直ぐに延設するようにしてもよい。
[第7実施形態]
図8(a)は、第7実施形態に係る車体前部構造600の構成を示す平面図である。車体前部構造600は、バンパリインフォースメント603の延長部11A,11Bをフロントサイドメンバ2A,2Bから分岐した分岐部材620A,620Bで支持している点で、第1実施形態と主に相違している。
フロントサイドメンバ2A,2Bは、当該フロントサイドメンバ2A,2Bの側面2bの車両前後方向における中途位置から車幅方向外側へ分岐する分岐部材620A,620Bを有している。分岐部材620A,620Bの前端は、バンパリインフォースメント603の延長部11A,11Bの車幅方向の端部に連結されている。分岐部材620A,620Bは、バンパリインフォースメント603の端部10A,10Bが変形するときに、フロントサイドメンバ2A,2Bによって当該端部10A,10Bを支持する支持部12A、12Bとして機能する。
少なくとも、バンパリインフォースメント603の前面9a,11c、延長部11A,11Bの強度は、バンパリインフォースメント603の他部位に比して高く設定されている。具体的に、バンパリインフォースメント603では、基体部9の前面9a及び当該前面9aに沿った縁部と、延長部11A,11Bの前面11c及び当該前面11cに沿った縁部と、に前面高強度部13が形成されている。また、延長部11A,11Bの後面11b及び当該後面11bに沿った縁部に、後面高強度部14A,14Bが形成されている。また、バンパリインフォースメント603では、基体部9及び延長部11A,11Bの前面高強度部13よりも車幅方向後方の領域には、低強度部617が形成されている。低強度部617は、基体部9の背面9b及び延長部11A,11Bの背面11dに沿って形成されている。本実施形態では、バンパリインフォースメント603には、フロントサイドメンバ2A,2Bとの連結部に低強度部618A,618Bを有するとともに、分岐部材620A,620Bとの連結部に低強度部619A,619Bを有している。低強度部618A,618B,619A,619Bは、衝撃吸収性能を部分的に大きくするために、低強度部617に比して車両前後方向において大きな幅を有している。
各高強度部は、焼き入れ処理によって形成される。各低強度部は、非焼き入れとするか、焼き鈍し処理によって形成する。図8(a)では、梨地が付された部分が高強度部とされ、ハッチングが付された部分が低強度部とされている。
以上のように、車体前部構造600において、支持部12A,12Bは、フロントサイドメンバ2A,2Bの側面2bから分岐して設けられた分岐部材620A,620Bによって構成されている。これにより、バンパリインフォースメント603の支持強度が向上する。当該分岐部材620A,620Bがフロントサイドメンバ2A,2Bに十分に荷重を伝達することができる。また、低強度部618A,618B,619A,619Bでバンパリインフォースメント603を部分的に変位させることで、衝撃吸収性能を向上すると共に、衝突体を車幅方向外側へ移動させる(図2(b)に示す状況)効果を向上できる。
車体前部構造600において、支持部12A,12Bとして機能する分岐部材620A,620Bと対向する位置に衝撃吸収部として機能する低強度部619A,619Bを有している。これによって、バンパリインフォースメント603の車幅方向における端部10A,10Bを支持部12A,12Bで支持するときに低強度部619A,619Bで衝撃を吸収することが可能となり、これによって支持部12A,12Bにて確実に支持することができる。
[第8実施形態]
図8(b)は、第8実施形態に係る車体前部構造700の構成を示す平面図である。車体前部構造700は、バンパリインフォースメント703の延長部11A,11Bを、分岐部材620A,620Bに代えて、フロントサイドメンバ2A,2Bと連結されたリンク部材720A,720Bで支持している点で、第7実施形態と主に相違している。
バンパリインフォースメント703は、第7実施形態のバンパリインフォースメント603と同様の構成を有しており、第7実施形態の低強度部618A,618B,619A,619Bと同様の構成の低強度部718A,718B,719A,719Bを有している。車両前後方向から見て車輪6A,6Bと重なる位置まで延長された延長部11A,11Bを有している。フロントサイドメンバ2A,2Bの側面2bの車両前後方向における中途位置には、車幅方向外側へ分岐する部材として、リンク部材720A,720Bが設けられている。リンク部材720A,720Bの前端部は、延長部11A,11Bの車幅方向の端部であって、低強度部719A,719Bと対向する位置に連結されている。リンク部材720A,720Bは、バンパリインフォースメント703とリンク結合されると共に、フロントサイドメンバ2A,2Bとリンク結合されている。リンク部材720A,720Bは、バンパリインフォースメント703の端部10A,10Bが変形するときに、フロントサイドメンバ2A,2Bによって当該端部10A,10Bを支持する支持部12A、12Bとして機能する。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、バンパリインフォースメントは、上述の各実施形態に示されたものに限らず、発明の趣旨の範囲内で適宜変更してもよい。また、高強度部や低強度部の範囲の大きさや形状なども適宜変更してよい。
本発明は、車体前部構造に利用可能である。
1,100,200,300,400,500,600,700…車体前部構造、2A,2B…フロントサイドメンバ、3,103,203,303,403,503,603,703…バンパリインフォースメント、6A,6B…車輪、9a,11c…前面、11A,11B…延長部、12A,12B…支持部。

Claims (9)

  1. 車両前後方向に延在するフロントサイドメンバと、
    少なくとも一部が車両上下方向で前記フロントサイドメンバと同じ高さで位置し、前記フロントサイドメンバと対向して車幅方向に延在するバンパリインフォースメントと、
    外部入力による変形の際に、前記バンパリインフォースメントの車幅方向における端部を前記フロントサイドメンバにより支持する支持部と、
    を備え、
    前記バンパリインフォースメントの前記端部は、前記車両前後方向から見て車輪と重なる位置まで、前記車幅方向に延長された延長部を有し、
    少なくとも前記車両前後方向における前面、及び前記延長部の強度は、前記バンパリインフォースメントの他部位に比して高い車体前部構造。
  2. 前記支持部は、前記バンパリインフォースメントと一体的に設けられている請求項1に記載の車体前部構造。
  3. 前記支持部の強度は、前記バンパリインフォースメントの前記他部位より強度が高い請求項2に記載の車体前部構造。
  4. 前記支持部は、前記フロントサイドメンバの側部から分岐して設けられた部材である請求項1に記載の車体前部構造。
  5. 前記支持部は、前記フロントサイドメンバから車幅方向外側へ折り曲げられた部材によって構成される、請求項1に記載の車体前部構造。
  6. 前記バンパリインフォースメントは、前記端部が前記車両前後方向において後退するように湾曲した形状を有している請求項1〜5の何れか一項に記載の車体前部構造。
  7. 前記バンパリインフォースメントは、前記車両前後方向に延在する前記フロントサイドメンバと対向する位置に衝撃吸収部を有する請求項1〜6の何れか一項に記載の車体前部構造。
  8. 前記バンパリインフォースメントは、前記支持部と対向する位置に衝撃吸収部を有する請求項1〜7の何れか一項に記載の車体前部構造。
  9. 車両前後方向に延在するフロントサイドメンバと、
    少なくとも一部が車両上下方向で前記フロントサイドメンバと同じ高さで位置し、前記フロントサイドメンバと対向して車幅方向に延在するバンパリインフォースメントと、を備え、
    前記バンパリインフォースメントの車幅方向における端部は、前記車両前後方向から見て車輪と重なる位置まで、前記車幅方向に延長された延長部を有し、
    前記バンパリインフォースメントが一方の前記端部側で衝突体と衝突した際、前記バンパリインフォースメントの前記延長部は、回動変位すると共に前記車輪と当接し、前記衝突体から遠ざかる方向へ車体が向くように前記車輪を変位させる車体前部構造。
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