JPWO2013061407A1 - 車両用シート及び樹脂製シートバックバネ - Google Patents

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Abstract

シートバックフレームのサイドフレームへのサイドエアバッグ装置の組付作業性を良好にすることができる車両用シートを得る。本車両用シート(10)では、樹脂製シートバックバネ(22)のフレーム取付部(78)によって、サイドエアバッグ装置(20)をサイドフレーム(26R)に締結固定したスタッドボルト(56)及びナット(58)が覆われているが、当該フレーム取付部(78)には、スタッドボルト(56)及びナット(58)と対向する位置に開口(92)が形成されている。このため、本車両用シート(10)の製造に際し、サイドエアバッグ装置(20)をサイドフレーム(26)に組み付ける前に、シートバックフレーム(14)に樹脂製シートバックバネ(22)を組み付けた場合でも、サイドフレーム(26R)へのサイドエアバッグ装置(20)の固定作業を、開口(92)を介して行うことができる。

Description

本発明は、車両用シート及び樹脂製シートバックバネに関する。
下記特許文献1には、車両用シートの軽量化を図る観点から、シートバックフレームに設けられた左右一対のサイドフレーム間に掛け渡されるバネ(シートバックバネ)を、樹脂製とすることが開示されている。
特開2004−138156号公報
ところで、シートバックフレームのサイドフレームには、サイドエアバッグ装置が組み付けられることがある。このため、樹脂製シートバックバネの存在によってサイドエアバッグ装置の組付作業性が悪化しないようにすることが求められる。
本発明は上記事実を考慮し、シートバックフレームのサイドフレームへのサイドエアバッグ装置の組付作業性を良好にすることができる車両用シート及び樹脂製シートバックバネを得ることを目的としている。
本発明の第1の態様の車両用シートは、左右のサイドフレームを有するシートバックフレームと、前記左右のサイドフレームのうちの一方に対してシート幅方向外側に配置され、固定具によってシート幅方向内側から前記一方のサイドフレームに固定されたサイドエアバッグ装置と、前記左右のサイドフレーム間に配置された樹脂バネ部、及び前記左右のサイドフレームの前側にそれぞれ支持されると共に前記左右のサイドフレームのシート幅方向内側からシート後方側へ延びて前記樹脂バネ部に連結された左右のフレーム取付部を有し、前記一方のサイドフレームに支持された一方の前記フレーム取付部における前記固定具と対向する位置に開口が形成された樹脂製シートバックバネと、を備えている。
第1の態様の車両用シートでは、シートバックフレームが左右のサイドフレームを備えており、サイドエアバッグ装置が一方のサイドフレームに対してシート幅方向外側に配置されている。このサイドエアバッグ装置は、固定具によってシート幅方向内側から一方のサイドフレームに締結固定されている。また、左右のサイドフレームの前側には、樹脂製シートバックバネが備える左右のフレーム取付部がそれぞれ支持されており、これらのフレーム取付部は、左右のサイドフレーム間に配置された樹脂バネ部と連結されている。
ここで、上記左右のフレーム取付部は、左右のサイドフレームのシート幅方向内側からシート後方側へ延びているため、一方のサイドフレームに支持された一方のフレーム取付部によって上記固定具が覆われることが考えられる。しかしながら、本態様では、上記一方のフレーム取付部には、固定具と対向する位置に開口が形成されている。このため、本車両用シートの製造に際し、サイドエアバッグ装置を一方のサイドフレームに組み付ける前に、シートバックフレームに樹脂製シートバックバネを組み付けた場合でも、一方のサイドフレームへのサイドエアバッグ装置の固定作業を、上記開口を介して行うことができる。これにより、サイドフレームへのサイドエアバッグ装置の組付作業性を良好にすることができる。
本発明の第2の態様の車両用シートは、第1の態様の車両用シートにおいて、前記樹脂バネ部は、シートバック高さ方向に並んで配置された複数のバックバネ本体部を有し、前記開口は、前記複数のバックバネ本体部に対してシートバック高さ方向にずれて配置されている。
第2の態様の車両用シートでは、樹脂製シートバックバネにおける樹脂バネ部が、シートバック高さ方向に並んで配置された複数のバックバネ本体部を有している。これらのバックバネ本体部に対して乗員からの荷重が入力された際には、複数のバックバネ本体部が左右のフレーム取付部を介して左右のサイドフレームに支持される。ここで、本態様では、一方のフレーム取付部に形成された開口が、複数のバックバネ本体部に対してシートバック高さ方向にずれて配置されている。このため、一方のフレーム取付部における開口が形成されていない部位において上記荷重を良好に支持することができる。これにより、複数のバックバネ本体部の支持を安定させることができる。
本発明の第3の態様の車両用シートは、第1の態様又は第2の態様の車両用シートにおいて、前記シートバックフレームに支持されたシートバックパッドと、前記シートバックパッドを覆ったシート表皮と、一端部が前記一方のサイドフレームの後端側に固定され、中間部が前記一方のフレーム取付部に形成された挿通孔に挿通され、他端部が前記シート表皮における縫製部に縫製された内側エアバッグ膨張圧伝達部材と、を備えている。
第3の態様の車両用シートでは、サイドエアバッグ装置が備えるサイドエアバッグが膨張すると、一端部が一方のサイドフレームの後端側に固定され、他端部がシート表皮の縫製部に縫製された内側エアバッグ膨張圧伝達部材を介してバック膨張圧がシート表皮の縫製部に伝達される。これにより、シート表皮の縫製部を早期に開裂させることができ、当該開裂部分からサイドエアバッグを早期に膨張展開させることができる。しかも、この内側エアバッグ膨張圧伝達部材は、樹脂製シートバックバネの一方のフレーム取付部に形成された挿通孔に中間部が挿通されているため、内側エアバッグ膨張圧伝達部材の配策経路を短くすることができる。
本発明の第4の態様の車両用シートは、第3の態様の車両用シートにおいて、前記挿通孔は、前記一方のフレーム取付部における前端側に形成されると共に、前記複数の樹脂バネ部のうちの何れか1つと同じ高さに配置されている。
第4の態様の車両用シートでは、樹脂製シートバックバネにおける一方のフレーム取付部に形成された内側エアバッグ膨張圧伝達部材挿通用の挿通孔が、複数の樹脂バネ部のうちの何れか1つと同じ高さに配置されている。このため、当該何れか1つの樹脂バネ部に対して乗員からの荷重が入力された際には、一方のフレーム取付部における挿通孔の周辺に応力が集中することが考えられる。しかしながら、本態様では、挿通孔が一方のフレーム取付部の前端側、すなわち上記何れか1つの樹脂バネ部と一方のフレーム取付部との接続部分から離れた位置に形成されている。これにより、上記何れか1つの樹脂バネ部に対して乗員からの荷重が入力された際に、挿通孔の周辺に応力が集中することを抑制できる。しかも、前述した第2の態様のように、開口が複数の樹脂バネ部に対してシートバック高さ方向にずれて配置される場合には、開口と挿通孔とがシートバック高さ方向にずれて配置されることになる。これにより、挿通孔及び上記何れか1つの樹脂バネ部が形成された高さにおいて、一方のフレーム取付部が弱体化することを抑制できるので、上記何れか1つの樹脂バネ部の支持を安定させることができる。
本発明の第5の態様の車両用シートは、第3の態様又は第4の態様の車両用シートにおいて、一端部が前記サイドフレームの後端側に固定され、中間部が前記サイドエアバッグ装置のシート幅方向外側を経由し、他端部が前記縫製部に縫製された外側エアバッグ膨張圧伝達部材を備えている。
第5の態様の車両用シートでは、サイドエアバッグ装置が備えるサイドエアバッグが膨張すると、一端部が一方のサイドフレームの後端側に固定され、中間部がサイドエアバッグ装置のシート幅方向外側を経由し、他端部がシート表皮の縫製部に縫製された外側エアバッグ膨張圧伝達部材を介してバック膨張圧がシート表皮の縫製部に伝達される。これにより、シート表皮の縫製部をより早期に開裂させることができる。しかも、外側エアバッグ膨張圧伝達部材の中間部が、サイドエアバッグ装置のシート幅方向外側を経由しているため、樹脂製シートバックバネのフレーム取付部に、外側エアバッグ膨張圧伝達部材の中間部を挿通させるための挿通孔を形成する必要がない。したがって、フレーム取付部に形成される挿通孔の数を少なくすることができる。
本発明の第6の態様の車両用シートは、第5の態様の車両用シートにおいて、上下一対の前記外側エアバッグ膨張圧伝達部材を有し、上側の前記外側エアバッグ膨張圧伝達部材が前記内側エアバッグ膨張圧伝達部材と同じ高さに配置され、下側の前記外側エアバッグ膨張圧伝達部材が上側の前記外側エアバッグ膨張圧伝達部材の下方に配置されている。
第6の態様の車両用シートでは、上下一対の外側エアバッグ膨張圧伝達部材のうち上側の外側エアバッグ膨張圧伝達部材が内側エアバッグ膨張圧伝達部材と同じ高さに配置されているため、当該高さにおいてシート表皮の縫製部をより早期に開裂させることができる。しかも、上下一対の外側エアバッグ膨張圧伝達部材を備えているため、シート表皮の縫製部を上下方向(シートバック高さ方向)の広い範囲で早期に開裂させることができる。これにより、サイドエアバッグの展開方向を安定させることができる。
本発明の第7の態様の車両用シートは、第1の態様〜第6の態様の何れか1つの態様において、前記フレーム取付部は、シート後方側が開放された開断面形状に形成されており、前記サイドフレームの前側に嵌合している。
第7の態様の車両用シートでは、乗員からの荷重が樹脂製シートバックバネの樹脂バネ部に入力された際には、左右のフレーム取付部が左右のサイドフレームからの反力を受ける。これらのフレーム取付部は、シート後方側が開放された開断面形状に形成されており、左右のサイドフレームの前側に嵌合している。これにより、左右のサイドフレームからの反力を左右のフレーム取付部によって良好に支持することができるので、複数の樹脂バネ部の支持を安定させることができる。
本発明の第8の態様の車両用シートは、第1の態様〜第7の態様の何れか1つの態様において、前記樹脂製シートバックバネは、前記複数の樹脂バネ部のシート後方側でシートバックの背面に配置され、前記左右のフレーム取付部に連結されたバックボード部を有する。
第8の態様の車両用シートでは、樹脂製シートバックバネが、シートバックの背面に配置されるバックボード部を備えているため、部品点数及びシートバックフレームへの部品の組付工数を削減することができる。
本発明の第9の態様の車両用シートは、第1の態様〜第8の態様の何れか1つの態様において、前記固定具は、前記サイドエアバッグ装置が備えるガス発生手段に設けられた上下一対のスタッドボルト及び前記一対のスタッドボルトに螺合した上下一対のナットとされ、前記サイドエアバッグ装置は、前記一対のスタッドボルトがシート幅方向外側から前記一方のサイドフレームを貫通すると共に前記一対のスタッドボルトに前記一対のナットが螺合することにより前記一方のサイドフレームに締結固定されており、前記樹脂製シートバックバネは、前記一対のスタッドボルト及びナットに対して前記シートバックフレームの高さ方向にずれて配置された3つの前記樹脂バネ部を有し、前記一方のフレーム取付部には、前記一対のスタッドボルト及びナットと対向する位置にそれぞれ前記開口が形成されている。
第9の態様では、樹脂製シートバックバネが、左右のサイドフレーム間にシートバック高さ方向に並んで配置された3つの樹脂バネ部を備えている。これらの樹脂バネ部は、サイドエアバッグ装置が備えるガス発生手段を一方のサイドフレームに締結固定した上下一対のスタッドボルト及びナットに対してシートバックフレームの高さ方向にずれて配置されており、一方のフレーム取付部には、前記一対のスタッドボルト及びナットと対向する位置にそれぞれ開口が形成されている。これにより、一対のスタッドボルトを備えたガス発生手段(サイドエアバッグ装置)を一方のサイドフレームに組み付ける際の組付作業性を良好にすることができる。しかも、3つの樹脂バネ部と2つの開口とがシートバック高さ方向にずれて配置されているため、前記第2の態様と同様に、複数の樹脂バネ部の支持を安定させることができる。
本発明の第10の態様の樹脂製シートバックバネは、車両用シートのシートバックフレームが備える左右のサイドフレーム間に配置される樹脂バネ部と、前記左右のサイドフレームの前側にそれぞれ支持される左右の被支持部、及び前記左右の被支持部におけるシート幅方向内側端部からシート後方側へ延びて前記樹脂バネ部に連結された左右の連結部を有し、前記左右の連結部のうちの一方に開口が形成された左右のフレーム取付部と、を備えている。
第10の態様の樹脂製シートバックバネでは、左右のフレーム取付部が備える左右の被支持部が、シートバックフレームにおける左右のサイドフレームの前側にそれぞれ支持される。また、左右の被支持部におけるシート幅方向内側端部からシート後方側へ延びる左右の連結部が、左右のサイドフレーム間に配置される樹脂バネ部と連結されている。
ここで、上記左右の連結部は、上述の如く左右の被支持部におけるシート幅方向内側端部からシート後方側へ延びているため、左右の連結部によって左右のサイドフレームの一部がシート幅方向内側から覆われることになる。このため、車両用シートの製造に際し、サイドエアバッグ装置を一方のサイドフレームに組み付ける前に、シートバックフレームに樹脂製シートバックバネを組み付けた場合、一方のサイドフレーム側の連結部がサイドエアバッグ装置の組付作業の邪魔になることが考えられる。つまり、一方のサイドフレームのシート幅方向外側に配置したサイドエアバッグ装置を、固定具によってシート幅方向内側から一方のサイドフレームに固定する場合、一方のサイドフレーム側の連結部が邪魔になることが考えられる。しかしながら、本態様では、左右の連結部のうちの一方には、開口が形成されているため、一方のサイドフレームへのサイドエアバッグ装置の固定作業を、上記開口を介して行うことができる。これにより、サイドフレームへのサイドエアバッグ装置の組付作業性を良好にすることができる。
以上説明したように、本発明に係る車両用シートでは、シートバックフレームのサイドフレームへのサイドエアバッグ装置の組付作業性を良好にすることができる。
本発明の実施形態に係る車両用シートのシートバックの分解斜視図である。 図1に示されるシートバックフレームに樹脂バネ一体バックボードが組み付けられた状態を示す斜視図である。 図2の3−3線に沿った切断面を示す平断面図である。 図2の4−4線に沿った切断面を示す平断面図である。 図2の5−5線に沿った切断面を示す平断面図である。 本発明の実施形態の変形例を示す図3に対応した平断面図である。
以下、図1〜図6を用いて、本発明の実施形態に係る車両用シート10及び樹脂製シートバックバネ22について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方を示しており、矢印UPは車両上方を示しており、矢印INは車両幅方向内方を示している。
<全体構成>
図1には、本実施形態に係る車両用シート10の背もたれに相当するシートバック12の分解斜視図が示されている。なお、図1では、各構成要素を見る角度を若干変えて描いている。また、この車両用シート10は、乗員が着座する図示しないシートクッションを備えており、当該シートクッションの後端部にシートバック12が傾倒可能に連結されている。
図1に示されるように、上記シートバック12は、その骨格部材である金属製のシートバックフレーム14と、シートバックフレーム14に支持されたシートバックパッド16と、シートバックパッド16を覆ったシート表皮18と、シートバックフレーム14に取り付けられた樹脂製シートバックバネ22と、を備えている。また、シートバック12は、図2に示されるように、シートバックフレーム14に取り付けられたサイドエアバッグ装置20(サイドエアバッグモジュール。図1では図示省略)を備えている。以下、各構成要素について詳細に説明する。
<シートバックフレーム14の構成>
図1及び図2に示されるように、シートバックフレーム14は、正面視(車両の正面から見た場合を指す。以下、車両の向き、車両用シート10の向き、及びシートバック12の向きは同一であるものとして説明する。)で、矩形枠状に形成されている。具体的には、シート幅方向(車両幅方向)に対向して配置された左右一対のサイドフレーム26R、26Lと、左右のサイドフレーム26R、26Lの上端部同士を繋ぐ逆U字状のアッパフレーム28と、左右のサイドフレーム26R、26Lの下端部同士をシート幅方向に繋ぐロアフレーム30と、によって構成されている。上記シートバック12はアッパフレーム28も含めて4つの部材がすべてプレス成形によって製作されているが、他のフレーム構造を採用してもよい。例えば、アッパフレームのみを逆U字状に曲げたパイプ材で構成してもよい。
図1〜図5に示されるように、サイドフレーム26R、26Lは、側壁部26Aと、前壁部26Bと、後壁部26Cとによって構成されており、平断面視でシート幅方向内側が開口した略C字状に形成されている。側壁部26Aは、シート前後方向に沿って延在しており、前壁部26B及び後壁部26Cは、側壁部26Aの前端及び後端からシート幅方向内側へ延出されている。この後壁部26Cの幅は前壁部26Bの幅に対して充分に広く設定されている。また、図1に示されるように、側壁部26Aの下部には、上下に離間して複数(ここでは2つ)の取付孔32が形成されており、後壁部26Cの上部には取付孔34が形成されている。これらの取付孔32、34は、樹脂製シートバックバネ22に対応している。
<シートバックパッド16の構成>
図1に示されるように、シートバックパッド16は、ウレタンフォーム等の発泡体からなり、パッド中央部36と、左右一対のパッドサイド部38と、によって構成されている。パッド中央部36は、上端側がシートバックフレーム14のアッパフレーム28にシート上方側から係止されており、下端側がサイドフレーム26R、26Lの下端部同士をシート幅方向に連結する図示しないコネクティングロッドにシート下方側から係止されている。また、パッド中央部36は、樹脂製シートバックバネ22に設けられた下側バックバネ部74及び上側バックバネ部76によってシート後方側から支持されている。
パッドサイド部38は、横断面形状が略C字状に形成されており、サイドフレーム26R、26Lに巻き付けられるようにして装着されている(図3〜図5参照)。このパッドサイド部38は、パッド中央部36よりもシート前方側へ膨出しており、乗員に対するサイドサポート性を確保する形状になっている。
<シート表皮18の構成>
図1に示されるように、シート表皮18は、シートバックパッド16を正面側から覆うことが可能な大きさに形成されている。シート表皮18の外周部の適宜位置には、図3〜図5に示されるように、外周係止部材40が縫製により取り付けられている。外周係止部材40は、樹脂製シートバックバネ22の係止部72Bにシート後方側から挿入されて係止されている。これにより、シート表皮18の外周部が係止部72Bに取外し可能に係止されている。また、シート表皮18には、図示しない複数の係止部が設けられており、これらの係止部が樹脂製シートバックバネ22に係止されている。
このシート表皮18には、車両幅方向外側のパッドサイド部38の前端部と対向する部位に、シートバック高さ方向に延びる縫製部42が設けられている。この縫製部42は、後述するサイドエアバッグ48が膨張展開する際にパッドサイド部38と共に開裂される構成になっている。
<サイドエアバッグ装置20の構成>
図3〜図5に示されるように、サイドエアバッグ装置20は、シートバック12のドア側サイド部12A(図示しないサイドドア側の側部)に内設されており、当該ドア側サイド部12Aに内設された車両幅方向外側のサイドフレーム26Rに対してシート幅方向外側に配置されている(図2参照)。このサイドエアバッグ装置20は、インフレータ46(ガス発生手段)と、サイドエアバッグ48と、内側力布50(内側エアバッグ膨張圧伝達部材)と、上下一対の外側力布52、54(外側エアバッグ膨張圧伝達部材)と、を備えており、サイドエアバッグ48が折り畳まれた状態でインフレータ46と共にユニット化されたものがドア側サイド部12Aに内設されている。
インフレータ46は、円柱状に形成されており、軸線方向(長手方向)がシートバック高さ方向に沿う状態でドア側サイド部12Aの下部側に配置されている。インフレータ46の外周部には、インフレータ46の半径方向外側へ突出した上下一対のスタッドボルト56(固定具)が設けられている。これらのスタッドボルト56は、サイドフレーム26Rの側壁部26Aに形成された貫通孔を貫通して側壁部26Aのシート幅方向内側へ突出している。側壁部26Aのシート幅方向内側には、上下一対のナット58(固定具)が設けられており、これらのナット58が各スタッドボルト56に螺合している。これにより、インフレータ46がサイドフレーム26Rに締結固定されている。つまり、本実施形態では、インフレータ46(サイドエアバッグ装置20)がサイドフレーム26Rに組み付けられる際には、上下一対のスタッドボルト56がシート幅方向外側から側壁部26Aの貫通孔に挿入され、これらのスタッドボルト56にサイドフレーム26Rのシート幅方向内側からナット58が螺合される構成になっている。換言すれば、一対のスタッドボルト56にナット58を螺合させる作業(サイドフレーム26Rへのサイドエアバッグ装置20の固定作業)を、サイドフレーム26Rのシート幅方向内側から行うように構成されている。なお、一対のスタッドボルト56を有するリテーナにインフレータ46が取り付けられた構成(ガス発生手段がリテーナ及びインフレータを備えた構成)にしてもよい。
上述のインフレータ46は、図示しないエアバッグECUに接続されており、自動車が側面衝突や横転等をすると、図示しないエアバッグセンサによる検知信号に基づいてエアバッグECUがサイドエアバッグ装置20を作動させるか否かを判定する。エアバッグECUがエアバッグ作動と判定すると所定電流がインフレータ46に通電され、インフレータ46から大量のガスが噴出される構成になっている。
サイドエアバッグ48は、布や樹脂シート等からなるシート状の基布が袋状に縫製されたものであり、内部に収容したインフレータ46がサイドフレーム26Rに締結固定されることにより、サイドフレーム26Rに取り付けられている。このサイドエアバッグ48は、所定の折り畳み方で折り畳まれており、容易に破断するラップ材60によって包まれることにより折り畳まれた状態に保持されている。
内側力布50及び上下一対の外側力布52、54は、それぞれ帯状(ストラップ状)に形成されており、シート表皮18よりも伸び難く構成されている。内側力布50は、図3に示されるように、長手方向一端部がサイドフレーム26Rの後壁部26Cの後面にボルト62及びナット64により締結固定されている。内側力布50の長手方向中間部は、サイドフレーム26Rのシート幅方向内側を経由してシート前方側へ延びており、後述する樹脂製シートバックバネ22のフレーム取付部78Rに形成された挿通孔94に挿通されると共に、パッドサイド部38の前部側に形成された溝部66内に挿入されている。この溝部66は、サイドエアバッグ装置20とシート表皮18の縫製部42との間でシート前後方向に延在しており、当該溝部66内に挿入された内側力布50の長手方向他端部が縫製部42に縫製されている。
上側の外側力布52(図3参照)は、内側力布50と同じ高さに配置されており、長手方向一端部がボルト62及びナット64によって後壁部26Cの後面に締結固定されている。外側力布52の長手方向中間部は、サイドエアバッグ装置20のシート幅方向外側を経由してシート前方側へ延びると共に上記溝部66内に挿入されており、外側力布52の長手方向他端部は、縫製部42に縫製されている。
下側の外側力布54(図5参照)は、上側の外側力布52の下方に配置されており、長手方向一端部がボルト68及びナット70によって後壁部26Cの後面に締結固定されている。外側力布54の長手方向中間部は、サイドエアバッグ装置20のシート幅方向外側を経由してシート前方側へ延びると共に上記溝部66内に挿入されており、外側力布54の長手方向他端部は、縫製部42に縫製されている。なお、内側力布50及び上下の外側力布52、54の各長手方向一端部が、後壁部26C(サイドフレーム26R)に直接固定されるのではなく、ブラケットを介して間接的にサイドフレーム26Rに固定される構成にしてもよい。また、本実施形態では、内側力布50が、前壁部26Aのシート幅方向内側端部及び後壁部26Cのシート幅方向内側端部と干渉しているが、これらの干渉部分を保護する保護部材が追加された構成にしてもよい。このような保護部材は、内側力布50に縫い付けられたものでもよいし、前壁部26A及び後壁部26Cの各シート幅方向内側端部に取り付けられたものでもよい。
上記構成のサイドエアバッグ装置20では、インフレータ46が作動すると、サイドエアバッグ48内に大量のガスが噴出され、サイドエアバッグ48がドア側サイド部12A内で膨張する。サイドエアバッグ48が膨張すると、内側力布50及び上下一対の外側力布52、54がサイドエアバッグ48の膨張圧を受けて伸張する。これにより、バック膨張圧がシート表皮18の縫製部42に集中し、縫製部42を縫製している縫合糸が破断される。その結果、縫製部42が開裂し、当該開裂部分を介してサイドエアバッグ48がドア側サイド部12Aのシート前方側、すなわち車両用シート10に着座した乗員とサイドドアとの間へ膨張展開するようになっている。これにより、側面衝突等の衝撃から乗員を保護する構成になっている。
<樹脂製シートバックバネ22の構成>
樹脂製シートバックバネ22は、樹脂材料によって形成されたものであり、図1〜図5に示されるように、シートバック12の背面に配置されたバックボード部72と、バックボード部72よりもシート前方側で左右のサイドフレーム26R、26L間に配置された下側バックバネ部74(樹脂バネ部)と、下側バックバネ部74の上方に配置されてバックボード部72と連結された上側バックバネ部76と、シートバックフレーム14における左右のサイドフレーム26R、26Lに支持されると共に、バックボード部72及び下側バックバネ部74と連結された左右一対のフレーム取付部78R、78Lと、が一体に成形されて構成されている。
バックボード部72は、シートバックフレーム14よりも一回り小さく形成されたボード本体72Aと、このボード本体72Aの外周部からシート前方側へ延びる係止部72Bと、によって構成されている。ボード本体72Aは、矩形枠状に形成されたシートバックフレーム14の挿通孔の内周縁よりも一回り小さい略矩形平板状に形成されており、板厚方向がシートバック12の前後方向に沿う状態でシートバック12の背面に配置されている。このボード本体72Aは、シートバックフレーム14の内側を通過可能とされている。
係止部72Bは、ボード本体72Aの外周部における上端部及びシート幅方向両端部に設けられており、シート前後方向から見て逆U字状に形成されている。この係止部72Bは、シート後方側が開放された断面U字状とされている。この係止部72Bは、前述したようにシート表皮18の外周部に取り付けられた外周係止部材40を係止するためのカバー係止部として用いられるが、板状のボード本体72Aを補強してバックボード部72全体の面剛性を高める機能をも有している。
一方、下側バックバネ部74は、シートバック高さ方向に上下三段に平行に配置された3本のバックバネ本体部80U、80M、80Lによって構成されている。これらのバックバネ本体部80U、80M、80Lは、全体として長尺な板状に形成されており、長手方向がシート幅方向に沿い且つ板厚方向がシート前後方向に沿う状態で配置されている。これらのバックバネ本体部80U、80M、80Lの長手方向両端部は、左右のフレーム取付部78R、78Lが備える左右の連結部78Cに連結されている。これにより、3本のバックバネ本体部80U、80M、80Lが、左右のフレーム取付部78R、78L間に掛け渡されており、左右のフレーム取付部78R、78Lによってシートバック高さ方向に連結されている。なお、下側バックバネ部74を何本のバックバネ本体部80(樹脂バネ部)で構成するかは任意であり、要求されるクッション性能との関係で適宜変更される。従って、バックバネ本体部の上下幅を広げて1本にしてもよいし、逆に2本又は4本以上の複数本にしてもよい。
バックバネ本体部80U、80M、80Lのシート幅方向中央側には、左右一対の弛み部80Aが形成されている。これらの弛み部80Aは、バックバネ本体部80U、80M、80Lの長手方向中央部(図3及び図5の一点鎖線CL参照)を介した左右両側に形成されている。これらの弛み部80Aは、図3及び図5に示される平断面視で見た場合にシート幅方向に複数個の曲面を連続させることにより波状に形成されている。このため、バックバネ本体部80U、80M、80Lは、バックボード部72側(シート後方側)への荷重が作用することにより弛み部80Aが弾性的に伸長し、これにより荷重作用方向であるバックボード部72側へ撓み変形(弾性変形)するようになっている。
なお、バックバネ本体部80U、80M、80Lは、上述したバックボード部72のシート前方側に所定距離だけ離間した位置に配置されており、両者の間に形成された隙間82の範囲内で撓み変形可能とされている。つまり、バックボード部72は、バックバネ本体部80U、80M、80Lの撓み量を所定量以下に制限する制限部材としても機能する。また、上記バックバネ本体部80U、80M、80Lの弛み部80Aには、図示しないスライド型を使って樹脂成形する際に、スライド型をシートバック高さ方向のいずれか一方(ここでは下側)へ脱型できるように抜き勾配(テーパ形状)が設定されている。
一方、上側バックバネ部76は、下側バックバネ部74に対してシートバック高さ方向に所定距離だけ離間した位置に設けられている。この上側バックバネ部76は、上述したバックバネ本体部80U、80M、80Lと基本的に同様の構成とされており、前述した弛み部80Aと同様の弛み部76Aを備えている。但し、上側バックバネ部76の長手方向両端部には貫通孔84(図1参照)が形成されており、当該貫通孔84に挿通された樹脂クリップ86(図2参照)がサイドフレーム26R、26Lの取付孔34(図1参照)に嵌入係止されている。これにより、上側バックバネ部76がサイドフレーム26R、26Lに固定されている。
また一方、左右のフレーム取付部78R、78Lは、シートバック12においてサイドエアバッグ48が配置された高さと同等の高さに配置されている。これらのフレーム取付部78R、78Lは、平断面視で見た場合に、シート後方側が開放された開断面形状に形成されており、左右のサイドフレーム26R、26Lの前側に嵌合している(図3〜図5参照)。具体的には、各フレーム取付部78R、78Lは、サイドフレーム26R、26Lの前側に支持される被支持部78Aと、被支持部78Aのシート幅方向外側端部からシート後方側へ延びる固定部78Bと、被支持部78Aのシート幅方向内側端部からシート後方側かつシート幅方向内側へ斜めに延びる連結部78Cと、を備えており、サイドフレーム26R、26Lの前側に嵌合している。なお、フレーム取付部78R、78Lがサイドフレーム26R、26Lの前側に直接嵌合せず、両者の間に別部材(例えば、弾性部材)が介在された構成(フレーム取付部78R、78Lがサイドフレーム26R、26Lの前側に間接的に嵌合した構成)にしてもよい。
被支持部78Aは、前壁部26Bに対してシート前方側から対向(当接)しており、固定部78Bは、側壁部26Aに対してシート幅方向外側から対向(当接)している。この固定部78Bには、上下一対の貫通孔88(図1参照)が形成されており、各貫通孔88に挿通された樹脂クリップ90(図2参照)が側壁部26Aの取付孔32に嵌入係止されている。これにより、固定部78B(連結部78C)がサイドフレーム26R又はサイドフレーム26Lに固定されている。なお、連結部78Cをサイドフレーム26R、26Lに固定する固定手段としては、固定部78Bに樹脂クリップ(固定具)を一体に形成して取付孔32に嵌入させる構成や、リベット、スクリュー、ネジ又はボルトとウエルドナット等の締結具で締結する構成、構造用接着剤で接着する構成等、種々の態様が適用可能である。
連結部78Cは、シート後方側へ向かうに従いシート幅方向内側へ向かうようにシート前後方向に対して傾斜しており、前壁部26Bのシート幅方向内側端部付近からシートバック12の背面付近まで延びている。連結部78Cの前後方向中間部には、上下3本のバックバネ本体部80U、80M、80Lにおける長手方向端部が連結されており、連結部78Cの後端部には、バックボード部72における係止部72Bの前端部が連結されている。左右の連結部78Cは、左右のサイドフレーム26R、26Lに対してシート幅方向内側から対向しており、左右の連結部78C(フレーム取付部78R、78L)が設けられた高さ(シートバックフレーム14の下部側)においては、左右の連結部78Cによって左右のサイドフレーム26R、26Lがシート幅方向内側から覆われている。
ここで、本実施形態では、図2に示されるように、車両幅方向外側に配置されたフレーム取付部78Rの連結部78Cには、上下一対の開口92が形成されている。これらの開口92は、前端側が円弧状とされた略矩形状(略円形状)に形成されており、3本のバックバネ本体部80U、80M、80Lに対してシートバック高さ方向にずれた位置に配置されている。具体的には、上段のバックバネ本体部80Uと中段のバックバネ本体部80Mとの間の高さに上側の開口92が配置されており、中段のバックバネ本体部80Mと下段のバックバネ本体部80Lとの間の高さに下側の開口92が配置されている。上側の開口92は、図2及び図4に示されるように、前述した上下一対のスタッドボルト56及びナット58のうち上側のスタッドボルト56及びナット58に対してシート幅方向に対向する位置に形成されている。また、下側の開口92は、下側のスタッドボルト56及びナット58に対してシート幅方向に対向する位置に配置されている(図2参照)。
これらの開口92には、ナット58及びナット58を回転させるための工具(例えばソケットレンチ)を挿入可能とされており、シート幅方向内側から開口92にナット58及び工具を挿入することにより、スタッドボルト56にナット58を螺合させることができるように構成されている。なお、開口92の形状は図2に示される形状に限らず、他の形状(例えば円形状、矩形状)に形成してもよいが、応力集中を避けるためには円形又は円形に近い形状が好ましい。
また、本実施形態では、図3に示されるように、車両幅方向外側に配置されたフレーム取付部78Rの被支持部78Aの上部側には、シートバック高さ方向に沿って長尺なスリット状の挿通孔94が形成されている。この挿通孔94は、上段のバックバネ本体部80Uと同等の高さに配置されており、サイドフレーム26Rの前壁部26Bと対向している。この挿通孔94には、前述したように内側力布50の長手方向中間部が挿通されている。
なお、本実施形態では、シートバック12におけるドア側サイド部12Aとは反対側のサイド部(車体幅方向内側のサイド部)には、サイドエアバッグ装置20が配設されていない。このため、車体幅方向内側のフレーム取付部78Lには、開口92及び挿通孔94が形成されていない構成になっている。それ以外の構成については、シートバック12の上記各構成部材は左右対称の形状に形成されている。
上記構成の樹脂製シートバックバネ22がシートバックフレーム14に組み付けられる際には、樹脂製シートバックバネ22がシートバックフレーム14に対してシート前方側から装着される。この際、バックボード部72がシートバックフレーム14の内側を通してシートバックフレーム14の背面側に配置され、左右のフレーム取付部78R、78Lが、左右のサイドフレーム26R、26Lの前側に嵌合される構成になっている。
<本実施形態の作用及び効果>
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、乗員が車両用シート10に着座してシートバック12に凭れると、樹脂製シートバックバネ22に設けられた下側バックバネ部74及び上側バックバネ部76にシートバック後方側への荷重が入力される。これにより、下側バックバネ部74のバックバネ本体部80U、80M、80L及び上側バックバネ部76が荷重作用方向であるシート後方側へ撓み変形し、シートバック12のクッション性に寄与する。このとき、上側バックバネ部76に入力される荷重は、上側バックバネ部76の長手方向両端部を介して左右のサイドフレーム26R、26Lに支持される。また、下側バックバネ部74に入力される荷重は、左右のフレーム取付部78R、78Lを介して左右のサイドフレーム26R、26Lに支持される。これらのフレーム取付部78R、78Lは、シート後方側が開口した開断面形状に形成されており、左右のサイドフレーム26R、26Lの前側に嵌合している。これにより、左右のサイドフレーム26R、26Lからの反力を左右のフレーム取付部78R、78Lによって良好に支持することができるので、下側バックバネ部74の支持を安定させることができる。
しかも、本実施形態では、下側バックバネ部74及び上側バックバネ部76が樹脂製とされてバックボード部36と一体化されている。このため、これらのバネ部が金属製のシートバックスプリングで構成されている場合と比較して、部品点数及び組付工数を削減することができると共に、更なる軽量化及び低コスト化を図ることができる。
ここで、本実施形態では、シートバック12においてサイドエアバッグ48が配置された高さには、樹脂製シートバックバネ22の左右のフレーム取付部78R、78Lが配置されている。そして、車両幅方向外側のフレーム取付部78Rの連結部78Cによって、サイドエアバッグ装置20をサイドフレーム26Rに締結固定した上下一対のスタッドボルト56及びナット58が覆われているが、当該フレーム取付部78Rには、上下一対のスタッドボルト56及びナット58と対向する位置に上下一対の開口92が形成されている。このため、本車両用シート10の製造に際し、サイドエアバッグ装置20をサイドフレーム26Rに組み付ける前に、シートバックフレーム14に樹脂製シートバックバネ22を組み付けた場合でも、上記開口92からナット58及び工具(例えばソケットレンチ)を挿入してナット58をスタッドボルト56に螺合させることにより、サイドフレーム26Rにサイドエアバッグ装置20を締結固定することができる。これにより、サイドフレーム26Rへのサイドエアバッグ装置20の組付作業性を良好にすることができる。
しかも、本実施形態では、上下一対の開口92が、3本のバックバネ本体部80U、80M、80Lに対してシートバック高さ方向にずれて配置されている。このため、フレーム取付部78Rにおける開口92が形成されていない部位において、バックバネ本体部80U、80M、80Lに入力される荷重を良好に支持することができる。これにより、3本のバックバネ本体部80U、80M、80Lの支持を安定させることができる。また、上下一対の開口92が、インフレータ46に設けられた上下一対のスタッドボルト56のそれぞれと対向している。これにより、一対のスタッドボルト56を備えたインフレータ46(サイドエアバッグ装置20)を一方のサイドフレームに組み付ける際の組付作業性を良好にすることができる。
さらに、本実施形態では、サイドエアバッグ装置20が備えるサイドエアバッグ48が膨張すると、一端部がサイドフレーム26Rの後壁部26Cの後面に固定され、他端部がシート表皮18の縫製部42に縫製された内側力布50及び上下一対の外側力布52、54が伸張する。これにより、これらの力布を介してバック膨張圧がシート表皮18の縫製部42に伝達されるので、縫製部42を早期に開裂させることができ、当該開裂部分からサイドエアバッグ48を早期に膨張展開させることができる。しかも、この内側力布50は、車両幅方向外側のフレーム取付部78Rの前端部(被支持部78A)に形成された挿通孔94に中間部が挿通されているため、内側力布50を最短経路で配策することができる。
なお、上記挿通孔94は、上段のバックバネ本体部80Uと同等の高さに配置されている。このため、上段のバックバネ本体部80Uに対して乗員からの荷重が入力された際には、フレーム取付部78Rにおける挿通孔94の周辺に応力が集中することが考えられる。しかしながら、本実施形態では、挿通孔94がフレーム取付部78Rの被支持部78A(前端部)、すなわち上段のバックバネ本体部80Uと連結部78Cとの接続部分81(図3参照)から離れた位置に形成されている。これにより、上段のバックバネ本体部80Uに対して乗員からの荷重が入力された際に、挿通孔94の周辺に応力が集中することを抑制できる。しかも、開口92と挿通孔94とがシートバック高さ方向にずれて配置されているため、挿通孔94及び上段のバックバネ本体部80Uが配置された高さにおいてフレーム取付部78Rが弱体化することを抑制できる。これにより、上段のバックバネ本体部80Uの支持を安定させることができる。
また、本実施形態では、上側の外側力布52が内側力布50と同じ高さに配置されているため、当該高さにおいて縫製部42をより早期に開裂させることができる。しかも、上下一対の外側力布52、54を備えているため、縫製部42を上下方向(シートバック高さ方向)の広い範囲で早期に開裂させることができ、サイドエアバッグの展開方向を安定させることができる。以上のことから、サイドエアバッグ48の展開性能を向上させることができる。
<実施形態の補足説明>
上記実施形態では、挿通孔94が被支持部78Aに形成された構成にしたが、請求項1〜請求項10に係る発明はこれに限らず、図6に示される変形例のように、挿通孔94が連結部78Cの前端側に形成された構成にしてもよい。この変形例においても、内側力布50の配策経路を短くすることができると共に、挿通孔94が配置された高さにおいて、上段のバックバネ本体部80Uの支持が不安定になることを抑制できる。しかも、この変形例では、内側力布50がサイドフレーム26Rの前壁部26Aと干渉しないように、内側力布50を配策することができる。
また、上記実施形態では、車体幅方向内側のフレーム取付部78Lには、開口92が形成されていない構成にしたが、請求項1〜請求項10に係る発明はこれに限らず、左右のフレーム取付部の少なくとも一方に、開口が形成されていればよい。左右のフレーム取付部の両方に開口が形成される場合には、樹脂製シートバックバネを運転席用及び助手席用として兼用することができる。これにより、製造コストを低減することができる。しかも、樹脂製シートバックバネの形状が左右対称になるため、左右非対称の場合に比べて、乗員の着座感を良好にすることができる。この点は、挿通孔94についても同様である。
また、上記実施形態では、サイドエアバッグ装置20が内側力布50及び上下一対の外側力布52、54を備えた構成にしたが、請求項1〜請求項4に係る発明はこれに限らず、力布が省略された構成にしてもよい。また、内側力布及び外側力布の数及び配置は、適宜変更することができる。
また、上記実施形態では、上下一対の開口92が、3本のバックバネ本体部80U、80M、80L(樹脂バネ部)に対してシートバック高さ方向にずれて配置された構成にしたが、請求項1及び請求項10に係る発明はこれに限らず、開口が樹脂バネ部と同じ高さに配置された構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、一方のフレーム取付部78Rには、一対のスタッドボルト56及びナット58と対向する位置にそれぞれ前記開口92が形成された構成にしたが、請求項1〜請求項8及び請求項10に係る発明はこれに限らず、開口の数はサイドエアバッグ装置の固定構造に合わせて適宜変更することができる。
また、上記実施形態では、左右のフレーム取付部78R、78Lが固定部78Bを備えた構成にしたが、請求項1〜請求項10に係る発明はこれに限らず、固定部が省略された構成にしてもよい。この場合、例えば、被支持部78Aがクリップ等によりサイドフレーム26R又は26Lに固定される構成になる。
さらに、上記実施形態では、バックボード部72と、左右のフレーム取付部78R、78Lと、下側バックバネ部74と、上側バックバネ部76とが一体に成形された構成にしたが、請求項1〜請求項10に係る発明はこれに限らず、上記各部が別々に成形されて、溶着等により一体化された構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、開口92が常時開放された構成にしたが、請求項1〜請求項10に係る発明はこれに限らず、開口を開閉可能なドア部が、フレーム取付部と一体又は一体的に設けられた構成にしてもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されないことはいうまでもない。
【0006】
トバックフレームへの部品の組付工数を削減することができる。
[0023]
本発明の第9の態様の車両用シートは、第1の態様〜第8の態様の何れか1つの態様において、前記固定具は、前記サイドエアバッグ装置が備えるガス発生手段に設けられた上下一対のスタッドボルト及び前記一対のスタッドボルトに螺合した上下一対のナットとされ、前記サイドエアバッグ装置は、前記一対のスタッドボルトがシート幅方向外側から前記一方のサイドフレームを貫通すると共に前記一対のスタッドボルトに前記一対のナットが螺合することにより前記一方のサイドフレームに締結固定されており、前記樹脂製シートバックバネは、前記一対のスタッドボルト及びナットに対して前記シートバックフレームの高さ方向にずれて配置された3つの前記樹脂バネ部を有し、前記一方のフレーム取付部には、前記一対のスタッドボルト及びナットと対向する位置にそれぞれ前記開口が形成されている。
[0024]
第9の態様では、樹脂製シートバックバネが、左右のサイドフレーム間にシートバック高さ方向に並んで配置された3つの樹脂バネ部を備えている。これらの樹脂バネ部は、サイドエアバッグ装置が備えるガス発生手段を一方のサイドフレームに締結固定した上下一対のスタッドボルト及びナットに対してシートバックフレームの高さ方向にずれて配置されており、一方のフレーム取付部には、前記一対のスタッドボルト及びナットと対向する位置にそれぞれ開口が形成されている。これにより、一対のスタッドボルトを備えたガス発生手段(サイドエアバッグ装置)を一方のサイドフレームに組み付ける際の組付作業性を良好にすることができる。しかも、3つの樹脂バネ部と2つの開口とがシートバック高さ方向にずれて配置されているため、前記第2の態様と同様に、複数の樹脂バネ部の支持を安定させることができる。
[0025]
本発明の第10の態様の樹脂製シートバックバネは、車両用シートのシートバックフレームが備える左右のサイドフレーム間に配置される樹脂バネ部と、前記左右のサイドフレームの前側にそれぞれ支持される左右の被支持部、及び前記左右の被支持部におけるシート幅方向内側端部からシート後方側へ延びて前記樹脂バネ部に連結された左右の連結部を有し、シート後方側が
【0007】
開放された開断面形状に形成されて前記左右のサイドフレームの前側に嵌合すると共に、前記左右の連結部のうちの一方に開口が形成された左右のフレーム取付部と、を備えている。
[0026]
第10の態様の樹脂製シートバックバネでは、左右のフレーム取付部が備える左右の被支持部が、シートバックフレームにおける左右のサイドフレームの前側にそれぞれ支持される。また、左右の被支持部におけるシート幅方向内側端部からシート後方側へ延びる左右の連結部が、左右のサイドフレーム間に配置される樹脂バネ部と連結されている。
[0027]
ここで、上記左右の連結部は、上述の如く左右の被支持部におけるシート幅方向内側端部からシート後方側へ延びているため、左右の連結部によって左右のサイドフレームの一部がシート幅方向内側から覆われることになる。このため、車両用シートの製造に際し、サイドエアバッグ装置を一方のサイドフレームに組み付ける前に、シートバックフレームに樹脂製シートバックバネを組み付けた場合、一方のサイドフレーム側の連結部がサイドエアバッグ装置の組付作業の邪魔になることが考えられる。つまり、一方のサイドフレームのシート幅方向外側に配置したサイドエアバッグ装置を、固定具によってシート幅方向内側から一方のサイドフレームに固定する場合、一方のサイドフレーム側の連結部が邪魔になることが考えられる。しかしながら、本態様では、左右の連結部のうちの一方には、開口が形成されているため、一方のサイドフレームへのサイドエアバッグ装置の固定作業を、上記開口を介して行うことができる。これにより、サイドフレームへのサイドエアバッグ装置の組付作業性を良好にすることができる。
発明の効果
[0028]
以上説明したように、本発明に係る車両用シートでは、シートバックフレームのサイドフレームへのサイドエアバッグ装置の組付作業性を良好にすることができる。
図面の簡単な説明
[0029]
[図1]本発明の実施形態に係る車両用シートのシートバックの分解斜視図である。

Claims (10)

  1. 左右のサイドフレームを有するシートバックフレームと、
    前記左右のサイドフレームのうちの一方に対してシート幅方向外側に配置され、固定具によってシート幅方向内側から前記一方のサイドフレームに固定されたサイドエアバッグ装置と、
    前記左右のサイドフレーム間に配置された樹脂バネ部、及び前記左右のサイドフレームの前側にそれぞれ支持されると共に前記左右のサイドフレームのシート幅方向内側からシート後方側へ延びて前記樹脂バネ部に連結された左右のフレーム取付部を有し、前記一方のサイドフレームに支持された一方の前記フレーム取付部における前記固定具と対向する位置に開口が形成された樹脂製シートバックバネと、
    を備えた車両用シート。
  2. 前記樹脂バネ部は、シートバック高さ方向に並んで配置された複数のバックバネ本体部を有し、前記開口は、前記複数のバックバネ本体部に対してシートバック高さ方向にずれて配置されている請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記シートバックフレームに支持されたシートバックパッドと、
    前記シートバックパッドを覆ったシート表皮と、
    一端部が前記一方のサイドフレームの後端側に固定され、中間部が前記一方のフレーム取付部に形成された挿通孔に挿通され、他端部が前記シート表皮における縫製部に縫製された内側エアバッグ膨張圧伝達部材と、
    を備えた請求項1又は請求項2に記載の車両用シート。
  4. 前記挿通孔は、前記一方のフレーム取付部における前端側に形成されると共に、前記複数の樹脂バネ部のうちの何れか1つと同じ高さに配置されている請求項3に記載の車両用シート。
  5. 一端部が前記サイドフレームの後端側に固定され、中間部が前記サイドエアバッグ装置のシート幅方向外側を経由し、他端部が前記縫製部に縫製された外側エアバッグ膨張圧伝達部材を備えた請求項3又は請求項4に記載の車両用シート。
  6. 上下一対の前記外側エアバッグ膨張圧伝達部材を有し、上側の前記外側エアバッグ膨張圧伝達部材が前記内側エアバッグ膨張圧伝達部材と同じ高さに配置され、下側の前記外側エアバッグ膨張圧伝達部材が上側の前記外側エアバッグ膨張圧伝達部材の下方に配置されている請求項5に記載の車両用シート。
  7. 前記フレーム取付部は、シート後方側が開放された開断面形状に形成されており、前記サイドフレームの前側に嵌合している請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の車両用シート。
  8. 前記樹脂製シートバックバネは、前記複数の樹脂バネ部のシート後方側でシートバックの背面に配置され、前記左右のフレーム取付部に連結されたバックボード部を有する請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の車両用シート。
  9. 前記固定具は、前記サイドエアバッグ装置が備えるガス発生手段に設けられた上下一対のスタッドボルト及び前記一対のスタッドボルトに螺合した上下一対のナットとされ、前記サイドエアバッグ装置は、前記一対のスタッドボルトがシート幅方向外側から前記一方のサイドフレームを貫通すると共に前記一対のスタッドボルトに前記一対のナットが螺合することにより前記一方のサイドフレームに締結固定されており、前記樹脂製シートバックバネは、前記一対のスタッドボルト及びナットに対して前記シートバックフレームの高さ方向にずれて配置された3つの前記樹脂バネ部を有し、前記一方のフレーム取付部には、前記一対のスタッドボルト及びナットと対向する位置にそれぞれ前記開口が形成されている請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の車両用シート。
  10. 車両用シートのシートバックフレームが備える左右のサイドフレーム間に配置される樹脂バネ部と、
    前記左右のサイドフレームの前側にそれぞれ支持される左右の被支持部、及び前記左右の被支持部におけるシート幅方向内側端部からシート後方側へ延びて前記樹脂バネ部に連結された左右の連結部を有し、前記左右の連結部のうちの一方に開口が形成された左右のフレーム取付部と、
    を有する樹脂製シートバックバネ。
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