JPWO2012108391A1 - ガラス板の切断方法及びガラス板の切断装置 - Google Patents

ガラス板の切断方法及びガラス板の切断装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、切線が加工されたガラス板を前記切線に沿って切断するガラス板の切断方法において、前記ガラス板の切線を挟んで対峙する一方のガラス板の幅方向における下面及び上面を一対の保持部材によって保持し、前記ガラス板の切線を挟んで対峙する他方のガラス板の幅方向における下面を支持部材によって支持するとともに、上面に対し所定の隙間をもって折り部材を配置し、前記支持部材及び前記折り部材からなる切断部材を、回転駆動部によって前記切線の下方位置を回転中心として回転させることにより、前記折り部材の下面エッジ部のうち、前記切線から最も離れたエッジ部を前記他方のガラス板の上面に押圧当接させて、前記ガラス板を前記切線に沿って折り割りするとともに切断されたガラス板の切断面同士を引き離すガラス板の切断方法に関する。

Description

本発明は、ガラス板の切断方法及びガラス板の切断装置に関する。
特許文献1には、カッターによって切線が加工されたガラス板を、前記切線に沿って切断する切断装置が開示されている。
特許文献1の切断装置は、ガラス板の搬送方向上流側に押圧部と受け部とからなる第1の挟持部材が設けられるとともに、ガラス板の搬送方向下流側に押圧部と受け部とからなる第2の挟持部材が設けられている。この切断装置による切断方法は、まず、前記切線に対して上流側のガラス面を第1の挟持部材によって挟持するとともに、前記切線に対して下流側のガラス面を第2の挟持部材によって挟持する。次に、下流側の第2の保持部材を、前記切線の下方位置に設置された軸を中心に回転する。この動作によってガラス板が切線に沿って切断されるとともに、切断されたガラス板の切断面同士が引き離される。
日本国特公平6−74153号公報
しかしながら、特許文献1のガラス板の切断装置は、第2の挟持部材の押圧部と受け部との各々の全面がガラス面に押圧当接した状態で回転するので、切線に無理な力が作用するという問題があった。この問題によって、切線に亀裂が複数個所から発生するため、亀裂同士が衝突した箇所でハマ欠け(チッピングのうち、比較的大きな貝殻状の欠け)が発生し、良好な切断面が得られないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、良好な切断面を得ることができるガラス板の切断方法及びガラス板の切断装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、切線が加工されたガラス板を前記切線に沿って切断するガラス板の切断方法において、前記ガラス板の切線を挟んで対峙する一方のガラス板の幅方向における下面及び上面を一対の保持部材によって保持し、前記ガラス板の切線を挟んで対峙する他方のガラス板の幅方向における下面を支持部材によって支持するとともに、上面に対し所定の隙間をもって折り部材を配置し、前記支持部材及び前記折り部材からなる切断部材を、回転駆動部によって前記切線の下方位置を回転中心として回転させることにより、前記折り部材の下面エッジ部のうち、前記切線から最も離れたエッジ部を前記他方のガラス板の上面に押圧当接させて、前記ガラス板を前記切線に沿って折り割りするとともに切断されたガラス板の切断面同士を引き離すガラス板の切断方法を提供する。
また本発明は、前記目的を達成するために、切線が加工されたガラス板を前記切線に沿って切断するガラス板の切断装置において、前記ガラス板の切線を挟んで対峙する一方のガラス板の幅方向における下面及び上面を保持する一対の保持部材と、前記ガラス板の切線を挟んで対峙する他方のガラス板の幅方向における下面を支持する支持部材、及び上面に対し所定の隙間をもって配置された折り部材を有する切断部材と、前記切断部材を前記切線の下方位置を回転中心として回転させる回転駆動部と、を備えたガラス板の切断装置を提供する。
本発明によれば、折り部材とガラス板との間に隙間が設けられているので、ガラス板の切断時に折り部材が回転していくと、折り部材は、切線から最も離れたエッジ部がガラス板に最初に当接する。そして、折り部材の回転に伴って折り部材は、前記エッジ部から、切線に最も近いエッジ部に向けて、ガラス板と接触する面積を徐々に大きくしながらガラス板に押圧当接されていく。この折り部材の動作によってガラス板は切線に沿って切断されるが、その切断時に、切線は折り部材から無理な力を受けないので、ガラス板の切断面にハマ欠けが生じず、よって前記切断面が良好となる。
また、本発明によれば、ガラス板の切断時にガラス板の切断面同士が引き離されるので、切断面同士の当接を防止でき、良好な切断面が得られる。
更に、切断されたガラス板と折り部材との間には隙間があるため、切断されたガラス板は、支持部材と折り部材との間を自重ですり抜けて落下する。
本発明は、前記目的を達成するために、切線が加工されたガラス板を前記切線に沿って切断するガラス板の切断方法において、前記ガラス板の切線を挟んで対峙する一方のガラス板の幅方向における下面及び上面を一対の保持部材によって保持し、前記ガラス板の切線を挟んで対峙する他方のガラス板の幅方向における下面を支持部材によって支持するとともに、上面に対し所定の隙間をもって折り部材を配置し、前記折り部材を長尺状部材として、前記切線と平行に配置し、前記折り部材の下面を前記他方のガラス板の上面に対し傾斜させることにより、前記切線に発生する前記ガラス板の折り割り開始点を一箇所とし、前記折り部材を前記ガラス板に向けて下降移動させて、前記ガラス板を前記折り部材によって切線方向の一端部から他端部に向けて徐々に押圧することにより、前記ガラス板を前記切線に沿って折り割りするとともに、前記支持部材及び前記折り部材からなる切断部材を、回転駆動部によって前記切線の下方位置を回転中心として回転させることにより、切断されたガラス板の切断面同士を引き離すガラス板の切断方法を提供する。
また本発明は、前記目的を達成するために、切線が加工されたガラス板を前記切線に沿って切断するガラス板の切断装置において、前記ガラス板の切線を挟んで対峙する一方のガラス板の幅方向における下面及び上面を保持する一対の保持部材と、前記ガラス板の切線を挟んで対峙する他方のガラス板の幅方向における下面を支持する支持部材、及び上面に対し所定の隙間をもって配置された折り部材を有する切断部材と、前記折り部材を前記他方のガラス板の上面に対して上下移動させる上下動駆動部と、前記切断部材を前記切線の下方位置を回転中心として回転させる回転駆動部と、を備え前記折り部材は長尺状部材として、前記切線と平行に配置され、前記折り部材の下面を前記他方のガラス板の上面に対し傾斜させるガラス板の切断装置を提供する。
本発明によれば、折り部材をガラス板に向けて下降移動させると、ガラス板が、折り部材によってガラス板の一端部から他端部に向けて徐々に押圧され、折り部材とガラス板の接触する面積が徐々に大きくなる。これに伴い、切線には一端部から他端部に向けて亀裂が入っていく。このため、複数の亀裂が切線に同時に発生しないので、ハマ欠けを確実に防止できる。
また、本発明によれば、上下動駆動部による折り部材の下降移動と、回転駆動部による回転動作により、支持部材が下降する。これに伴い、切断されたガラス板と支持部材との間に隙間ができるので、切断されたガラス板は、支持部材と折り部材との間を自重ですり抜けて落下する。
本発明によれば、折り部材によってガラス板を一端部から他端部に向けて徐々に押圧できるので、切線には前記一端部から他端部に向けて亀裂が入っていく。このため、複数の亀裂が切線に同時に発生しないので、ハマ欠けを確実に防止できる。
本発明のガラス板の切断方法及びガラス板の切断装置によれば、ガラス板の切断面にはハマ欠けが発生せず、よって良好な切断面を得ることができる。
図1は、第1の実施の形態に係るガラス板の切断装置の要部構成図である。 図2は、図1に示した切断装置の動作説明図である。 図3は、支持部材と折り部材の他の形態を示した説明図である。 図4は、図1に示した切断装置の動作説明図である。 図5は、図1に示した切断装置の動作説明図である。 図6は、図1に示した切断装置の動作説明図である。 図7は、第2の実施の形態に係るガラス板の切断装置の要部側面図である。 図8(a)〜8(c)は、図7に示した切断装置の動作説明図である。 図9(a)〜9(c)は、第3の実施の形態に係るガラス板の切断装置の動作説明図である。 図10は、図9(a)に示した切断装置の平面図である。 図11は、図10に示した切断装置を矢印A−A線から見た矢視図である。 図12は、切断装置の一例を示した全体斜視図である。 図13は、切断装置の一例を示した全体斜視図である。
以下、添付図面に従って本発明に係るガラス板の切断方法及びガラス板の切断装置の好ましい実施の形態を詳説する。
図1は、第1の実施の形態に係るガラス板の切断装置10の要部側面図である。
図1に示す切断装置10は、切線12が加工されたガラス板14を載置するテーブル16を備え、ガラス板14は、テーブル16のエッジ18から切線12が外方に位置するようにテーブル16に載置される。
また、切断装置10は、ガラス板14の切線12を挟んで対峙する一方のガラス板14Aの幅方向における下面及び上面を保持する一対の保持部材20A、20Bを備えている。これらの保持部材20A、20Bは、上下方向に対向して配置されている。
保持部材20A、20Bの各々のガラス当接面にはゴム、樹脂、又はプラスチック製のダンパ22A、22Bが取り付けられており、図2に示すようにダンパ22Aがガラス板14Aの下面に隙間無く当接され、ダンパ22Bがガラス板14Aの上面に隙間無く当接される。また、保持部材20Aは、ガラス板14Aの下面に当接する位置に予め固定されており、これに対して保持部材20Bは、ガラス板14Aの上面に対して上下方向に進退移動自在に取り付けられ、図1に示す上下動駆動部24によって上下移動される。
更に、切断装置10は、ガラス板14の切線12を挟んで対峙する他方のガラス板14Bの幅方向における下面を支持する支持部材26Aを備えている。また、ガラス板14Bの幅方向における上面に対し所定の隙間28(図2参照)をもって配置される折り部材26Bも備えている。支持部材26Aと折り部材26Bとは、上下方向に対向して配置されている。
支持部材26A、及び折り部材26Bの各々のガラス当接面にはゴム、樹脂、又はプラスチック製のダンパ30A、30Bが取り付けられており、図2に示すようにダンパ30Aがガラス板14Bの下面に隙間無く当接され、ダンパ30Bがガラス板14Bの上面に対し、前記隙間28をもって離間して配置される。
折り部材26Bは、ガラス板14Bの上面に対して上下方向に進退移動自在に取り付けられており、図1に示す上下動駆動部32によって上下移動される。また、支持部材26A、及び折り部材26Bは、ガラス板14Aに対してガラス板14Bを切線12に沿って切断する切断部材を構成するとともに、切線12の下方位置に設定されている軸34を中心に回転自在に構成され、図1に示す回転駆動部36によって一体的に回転される。
前述した上下動駆動部24、上下動駆動部32、及び回転駆動部36の各動作は、装置全体を統括制御するCPU38によって制御されている。
また、図1および図2では、ダンパ30A、30Bのガラス当接面をガラス板14Bの面と平行な平坦形状としたが、これに限定されるものではない。例えば、図3に示すように、ダンパ31A、31Bを右下がりに傾斜した傾斜面としてもよい。
なお、切線12に沿って切断されたガラス板14Aが製品のガラス板として取り扱われ、この後、面取り工程に移行される。一方、切断されたガラス板14Bは、いわゆる耳部のガラス片であり、切断後、粉砕されて再利用される。
次に、前記の如く構成された切断装置10によるガラス板切断方法について説明する。
まず、図1に示した初期位置から、上下動駆動部24によって保持部材20Bを下降移動させて、ガラス板14Aの幅方向における下面及び上面を、一対の保持部材20A、20Bによって図2の如く保持する。
次に、図1に示した初期位置から、上下動駆動部32によって折り部材26Bを下降移動させて、ガラス板14Bの上面に対して折り部材26Bを図2の如く所定の隙間28をもって配置する。すなわち、図2の位置がガラス板14の切断開始直前の位置である。
次いで、支持部材26A、及び折り部材26Bからなる切断部材を、回転駆動部36によって軸34を中心に図4の如く時計周り方向に回転させる。
この回転動作によって、折り部材26Bのダンパ30Bの下面エッジ部E1、E2のうち、切線12から最も離れた下面エッジ部E1がガラス板14Bの上面に押圧当接していく。そして、折り部材26Bの回転に伴って折り部材26Bのダンパ30Bは、図5の如く下面エッジ部E1から、切線12に最も近い下面エッジ部E2に向けて、ガラス板14Bと接触する面積を徐々に大きくしながらガラス板14Bの上面に押圧当接されていく。
この折り部材26Bの回転動作によってガラス板14Bは切線12に沿って切断されるが、折り部材26Bの前述した接触面積増加動作によって切線12は、折り部材26Bから無理な力を受けないので、ガラス板14Aとガラス板14の各々の切断面にはハマ欠けが生じず、よって前記切断面が良好となる。
また、図6の如くガラス板14の切断時に、ガラス板14Aとガラス板14Bの各々の切断面同士が引き離されるので、切断面同士の当接を防止でき、良好な切断面が得られる。
更に、切断されたガラス板14Bと折り部材26Bとの間には、図2に示した隙間28が元々あるため、切断されたガラス板14Bは、支持部材26Aと折り部材26Bとの間を自重ですり抜けて落下する。よって、切断したガラス板14Bを落下させるために、支持部材26Aと折り部材26Bとの間の間隔を広げるという動作を省略できる。
図7は、第2の実施の形態に係るガラス板の切断装置40の要部側面図であり、図8(a)〜8(c)は、図7に示した切断装置の動作説明図である。
図7および図8(a)〜8(c)に示すように、切断対象のガラス板14は、複数の吸着パッド42、42…によってガラス板14Aの上面が吸着保持されるとともに、これらの吸着パッド42、42…によってガラス板14Aの下面がテーブル44に押圧されることにより、テーブル44に保持される。よって、ガラス板14Bは、テーブル44のエッジ44Aから外方に配置される。また、吸着パッド42、42…とテーブル44とによって、一対の保持部材が構成される。
ガラス板14Bの下方には、支持部材46Aが配置され、上方には折り部材46Bが配置される。折り部材46Bは、上下移動自在に設置されるとともに、上下動駆動部48によって上下移動される。
図7の如く構成された第2の実施の形態に係るガラス板の切断装置40によるガラス板切断方法について説明する。
まず、上下動駆動部48によって折り部材46Bを下降移動させて、ガラス板14Bの上面に対して折り部材46Bを所定の隙間28をもって配置する。すなわち、図8(a)の位置がガラス板14の切断開始直前の位置である。
次いで、支持部材46A及び折り部材46Bからなる切断部材を、回転駆動部(不図示)によって、切線12の下方位置に設定されている軸34Aを中心に図8(b)の如く時計回り方向に回転させる。
そして、折り部材46Bの回転に伴って折り部材46Bは、図8(b)および8(c)の如くガラス板14Bと接触する面積を徐々に大きくしながらガラス板14Bの上面に押圧当接されていく。
この折り部材46Bの回転動作によってガラス板14Bは切線12に沿って切断されるが、折り部材46Bの前述した接触面積増加動作によって切線12は、折り部材46Bから無理な力を受けないので、ガラス板14Aとガラス板14の各々の切断面にはハマ欠けが生じず、よって前記切断面が良好となる。
また、ガラス板14の切断時に、ガラス板14Aとガラス板14Bの各々の切断面同士が引き離されるので、切断面同士の当接を防止でき、良好な切断面が得られる。
更に、切断されたガラス板14Bと折り部材46Bとの間には、図8(a)に示した隙間28が元々あるため、切断されたガラス板14Bは、支持部材46Aと折り部材46Bとの間を自重ですり抜けて落下する。よって、切断したガラス板14Bを落下させるために、支持部材46Aと折り部材46Bとの間の間隔を広げるという動作を省略できる。
図9(a)〜9(c)は、第3の実施の形態に係るガラス板の切断装置40の動作説明図であり、図10は、図9(a)に示した切断装置の平面図である。また、図11は、図10に示した切断装置40を矢印A−A線から見た矢視図である。
第3の実施の形態に係るガラス板の切断装置40の構造は、折り部材46Bの構成を除き、第2の実施の形態に係るガラス板の切断装置40と同様であるため、同一部分については説明を省略する。なお、本実施形態では、支持部材46Aも上下移動自在に設置されるとともに、上下動駆動部48によって上下移動される。
折り部材46Bは長尺状部材であり、切線12と平行に配置され、図11の如く折り部材46Bの下面をガラス板14Bの上面に対し傾斜させる。これにより、折り部材46Bがガラス板14Bの上面に当接する際、切線12に発生するガラス板14Bの折り割り開始点を一箇所とすることができる。
第3の実施の形態に係るガラス板の切断装置40によるガラス板切断方法について説明する。
まず、上下動駆動部48によって折り部材46Bを下降移動させて、ガラス板14Bの上面に対して折り部材46Bを所定の隙間28をもって配置する。すなわち、図9(a)の位置がガラス板14の切断開始直前の位置である。
図9(a)の位置から、さらに折り部材46Bをガラス板14Bに向けて下降移動させると、ガラス板14Bは、折り部材46Bによって図11の如く一端部aから他端部bに向けて徐々に押圧され、折り部材46Bとガラス板14Bの接触する面積が徐々に大きくなる。これに伴い、切線12には一端部aから他端部bに向けて亀裂が入っていく。このため、複数の亀裂が切線に同時に発生しないので、ハマ欠けを確実に防止できる。
次いで、図9(b)に示したように支持部材46A及び折り部材46Bからなる切断部材でガラス板14Bが挟まれる。
さらに、該切断部材を、回転駆動部(不図示)によって、切線12の下方位置に設定されている軸34Aを中心に図9(c)の如く時計回り方向に回転させることにより、ガラス板14Bを切線12に沿って折り割りする。
そして、上下動駆動部48による支持部材46Aの下降移動と、回転駆動部(不図示)による回転動作により、支持部材46Aが図9(c)で示された矢印の方向に下降する。
これに伴い、切断されたガラス板14Bと支持部材46Aとの間に図9(c)の如く隙間ができるので、切断されたガラス板14Bは、支持部材46Aと折り部材46Bとの間を自重ですり抜けて落下する。
図12および図13は、図1〜図6に示した切断装置10の一例を示した全体斜視図である。
切断対象のガラス板14は、図12の如く、上下及び水平移動する供給用の移載機50の吸着パッド52、52…に吸着保持されてテーブル16上に搬送される。ガラス板14は、移載機50の下降移動によって、テーブル16に押圧固定され、この状態で図1〜図6に示した切断装置10によってガラス板14Bがガラス板14Aから切断される。
切断後のガラス板14Aは、図13の如く、搬出用の移載機54の吸着パッド56、56…に吸着保持されてテーブル16から不図示の面取り装置に搬送される。
本発明を詳細に、また特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の範囲と精神を逸脱することなく、様々な修正や変更を加えることができることは、当業者にとって明らかである。
本出願は、2011年2月9日出願の日本特許出願2011−026200に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
10…切断装置、12…切線、14…ガラス板、14A…一方のガラス板、14B…他方のガラス板、16…テーブル、18…エッジ、20A、20B…保持部材、22A、22B…ダンパ、24…上下動駆動部、26A…支持部材、26B…折り部材、28…隙間、30A、30B、31A、31B…ダンパ、32…上下動駆動部、34、34A…軸、36…回転駆動部、38…CPU、40…切断装置、42…吸着パッド、44…テーブル、44A…エッジ、46A…支持部材、46B…折り部材、48…上下動駆動部、50…移載機、52…吸着パッド、54…移載機、56…吸着パッド

Claims (4)

  1. 切線が加工されたガラス板を前記切線に沿って切断するガラス板の切断方法において、
    前記ガラス板の切線を挟んで対峙する一方のガラス板の幅方向における下面及び上面を一対の保持部材によって保持し、
    前記ガラス板の切線を挟んで対峙する他方のガラス板の幅方向における下面を支持部材によって支持するとともに、上面に対し所定の隙間をもって折り部材を配置し、
    前記支持部材及び前記折り部材からなる切断部材を、回転駆動部によって前記切線の下方位置を回転中心として回転させることにより、前記折り部材の下面エッジ部のうち、前記切線から最も離れたエッジ部を前記他方のガラス板の上面に押圧当接させて、前記ガラス板を前記切線に沿って折り割りするとともに切断されたガラス板の切断面同士を引き離すガラス板の切断方法。
  2. 切線が加工されたガラス板を前記切線に沿って切断するガラス板の切断方法において、
    前記ガラス板の切線を挟んで対峙する一方のガラス板の幅方向における下面及び上面を一対の保持部材によって保持し、
    前記ガラス板の切線を挟んで対峙する他方のガラス板の幅方向における下面を支持部材によって支持するとともに、上面に対し所定の隙間をもって折り部材を配置し、
    前記折り部材を長尺状部材として、前記切線と平行に配置し、前記折り部材の下面を前記他方のガラス板の上面に対し傾斜させることにより、前記切線に発生する前記ガラス板の折り割り開始点を一箇所とし、
    前記折り部材を前記ガラス板に向けて下降移動させて、前記ガラス板を前記折り部材によって切線方向の一端部から他端部に向けて徐々に押圧することにより、前記ガラス板を前記切線に沿って折り割りするとともに、
    前記支持部材及び前記折り部材からなる切断部材を、回転駆動部によって前記切線の下方位置を回転中心として回転させることにより、切断されたガラス板の切断面同士を引き離すガラス板の切断方法。
  3. 切線が加工されたガラス板を前記切線に沿って切断するガラス板の切断装置において、
    前記ガラス板の切線を挟んで対峙する一方のガラス板の幅方向における下面及び上面を保持する一対の保持部材と、
    前記ガラス板の切線を挟んで対峙する他方のガラス板の幅方向における下面を支持する支持部材、及び上面に対し所定の隙間をもって配置された折り部材を有する切断部材と、
    前記切断部材を前記切線の下方位置を回転中心として回転させる回転駆動部と、
    を備えたガラス板の切断装置。
  4. 切線が加工されたガラス板を前記切線に沿って切断するガラス板の切断装置において、
    前記ガラス板の切線を挟んで対峙する一方のガラス板の幅方向における下面及び上面を保持する一対の保持部材と、
    前記ガラス板の切線を挟んで対峙する他方のガラス板の幅方向における下面を支持する支持部材、及び上面に対し所定の隙間をもって配置された折り部材を有する切断部材と、
    前記折り部材を前記他方のガラス板の上面に対して上下移動させる上下動駆動部と、
    前記切断部材を前記切線の下方位置を回転中心として回転させる回転駆動部と、
    を備え
    前記折り部材は長尺状部材として、前記切線と平行に配置され、前記折り部材の下面を前記他方のガラス板の上面に対し傾斜させるガラス板の切断装置。
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