JPWO2012090318A1 - 高圧ポンプ - Google Patents

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Abstract

内燃機関に簡便に取り付け可能な高圧ポンプを提供する。ロッカアーム組付部材100が設けられた高圧ポンプ1であって、ロッカアーム組付部材100は、ロッカアーム60の先端部64にプランジャ50が当接される前には、ロッカアーム60におけるローラ61を中心とした自重による回転に抗するように、ロッカアーム60のアーム本体62に当接することによって、ピボット70の突出端部がロッカアーム60の基端部65に形成された凹部65a内に位置し、かつ凹部65aの内周面とピボット70における突出端部の外周面とが離間した状態で、ロッカアーム60の姿勢を保持し、先端部64にプランジャ50が当接された後には、ロッカアーム60が自重による回転とは逆方向に回転することに伴って、アーム本体62から離間するように、ピボット70に固定される。

Description

本発明は、直噴式の内燃機関等に用いられる高圧ポンプに関し、特にカムの回転に伴ってプランジャを往復運動させるロッカアームを組み付ける際の技術に関する。
従来、直噴式の内燃機関等に用いられ、燃料噴射弁に向けて燃料を圧送する高圧ポンプが広く知られている。例えば、特許文献1は、内燃機関のカムの回転に伴って揺動するロッカアームと、当該ロッカアームを揺動可能に支持するピボットと、前記ロッカアームの動きに応じて往復運動するプランジャと、を具備する高圧ポンプを開示している。
上記のような高圧ポンプに備えられるロッカアームは、内燃機関のカムシャフトに平行な軸心回りに回転するローラを有しており、当該ローラの取付部分から突出した基端部と、前記ローラの取付部分に対して基端部とは反対側に突出した先端部とが形成されている。ロッカアームは、基端部の上面に形成された半球面状の凹部にピボットが設置され、先端部の上面にプランジャが当接された状態で、内燃機関におけるカムの外周面にローラが接触するように、カムの上部に設置されている。
このように構成されたロッカアームは、以下のようにして組み付けられる。
まず、ロッカアームのローラが内燃機関におけるカムの外周面に接触するように、ロッカアームをカムの上部に設置すると共に、ロッカアームにおける基端部の凹部にピボットを設置する。
そして、ロッカアームの先端部にプランジャを当接させる。
上記のように、ロッカアームが内燃機関におけるカムの上部に設置される際には、ロッカアームが自重によりローラを中心として基端部が下降するように傾き、最終的にカム上から脱落することとなる。
そのため、製造ラインにおける高圧ポンプの内燃機関への取り付け、又は高圧ポンプの交換等を行う場合に、それらの作業が煩雑となる。
特開2004−218479号公報
本発明は、内燃機関に簡便に取り付け可能な高圧ポンプを提供することを課題とする。
本発明の高圧ポンプは、内燃機関のカムシャフトに設けられるカムの上部に載置され、当該カムの回転に伴って揺動するロッカアームと、下方に向けて突出し、当該突出端部にて前記ロッカアームを揺動可能に支持するピボットと、前記ロッカアームの動きに応じて上下方向に往復運動するプランジャと、を具備し、前記内燃機関に取り付けられる高圧ポンプであって、前記ロッカアームは、前記カムシャフトに平行となる軸心回りに回転し、前記カムの外周面上を転動するローラと、前記ローラを回転可能に支持するアーム本体と、を具備し、前記アーム本体は、前記ローラが取り付けられるローラ取付部と、前記ローラ取付部から前記ローラの軸心に対して直交する方向に突出し、前記プランジャの下端部に下方から当接される先端部と、前記ローラ取付部から前記先端部とは反対側に突出し、前記ピボットの突出端部に下方から当接される基端部と、から構成され、前記基端部は、前記ピボットの突出端部が設置されるように、下方に向けて窪む凹部を有し、前記先端部に前記プランジャが当接される前には、前記ロッカアームにおける前記ローラを中心とした自重による回転に抗するように、前記アーム本体に当接することによって、前記ピボットの突出端部が前記基端部の凹部内に位置し、かつ当該凹部の内周面と前記ピボットにおける突出端部の外周面とが離間した状態で、前記ロッカアームの姿勢を保持し、前記先端部に前記プランジャが当接された後には、前記ロッカアームが自重による回転とは逆方向に回転することに伴って、前記アーム本体から離間するように、一定の位置に固定されるロッカアーム組付部材が設けられる。
本発明の高圧ポンプにおいて、前記ロッカアーム組付部材は、前記アーム本体に当接する側に突出する一対の回り止め部を具備し、前記一対の回り止め部は、前記ロッカアーム組付部材と前記アーム本体とが接触した状態で、前記ローラの軸心方向における前記アーム本体の両端部を挟持するように配置され、突出する方向に行くに従って、互いの距離が徐々に大きくなるように形成されることが好ましい。
本発明の高圧ポンプにおいて、前記一対の回り止め部は、前記ローラの軸心方向における前記アーム本体の両端部を挟持する部分が互いに一定の距離を保つように平行に形成されることが好ましい。
本発明によれば、高圧ポンプを内燃機関に取り付ける作業を簡便に行うことができる。
本発明の第一実施形態に係る高圧ポンプを示す図。 本発明の第一実施形態に係る高圧ポンプの稼働時におけるロッカアーム周辺の構造を示す図。 図2におけるA−A線断面図。 ロッカアーム組付部材のピボットへの取り付け態様を示す一部断面図。 ロッカアームの組み付け時の様子を示す一部断面図。 ロッカアーム組付部材の別形態を示す図。 図5におけるB−B線断面図。 回り止め部の別形態を示す図。 本発明の第二実施形態に係る高圧ポンプの稼働時におけるロッカアーム周辺の構造を示す図。 ロッカアームの組み付け時の様子を示す断面図。 本発明の第三実施形態に係る高圧ポンプの稼働時におけるロッカアーム周辺の構造を示す図。 ロッカアームの組み付け時の様子を示す断面図。
[第一実施形態]
以下では、図1〜図8を参照して、本発明に係る高圧ポンプの第一実施形態である高圧ポンプ1について説明する。
高圧ポンプ1は、直噴式の内燃機関に取り付けられ、当該内燃機関のカムCの回転に伴って、前記内燃機関の燃料噴射弁(不図示)に向けて燃料を圧送する高圧ポンプである。
なお、図1における上下方向、及び左右方向をそれぞれ高圧ポンプ1の上下方向、及び左右方向と規定する。更に、図1における紙面手前側を高圧ポンプ1の前方、同じく紙面奥側を高圧ポンプ1の後方と規定する。
図1に示すように、高圧ポンプ1は、種々の部材が収納されたハウジング10と、ハウジング10内に設けられたシリンダ20と、シリンダ20への燃料の流入のみを許容する吸入側逆止弁30と、シリンダ20からの燃料の流出のみを許容する吐出側逆止弁40と、シリンダ20内を往復運動するプランジャ50と、カムCの回転により揺動してプランジャ50を作動させるロッカアーム60と、ロッカアーム60を揺動可能に支持するピボット70と、ピボット70に固定されたロッカアーム組付部材100と、を具備する。
ハウジング10は、シリンダ20、吸入側逆止弁30、吐出側逆止弁40、及びプランジャ50を収納する筐体であり、内燃機関のカムシャフトCSを回転可能に支持するカムキャップCC(図2参照)に取り付けられている。
シリンダ20は、筒状の部材であり、その内部をプランジャ50が摺動可能となっている。また、シリンダ20の内部には、加圧室21が形成されている。
加圧室21は、シリンダ20の内部にプランジャ50が下方から嵌挿されることによって、シリンダ20の内部におけるプランジャ50の上方に形成された空間である。
吸入側逆止弁30は、燃料の流動経路に設けられた弁であり、燃料が貯留された燃料タンク(不図示)に連通する低圧燃料通路31と加圧室21との間に配置されている。吸入側逆止弁30は、燃料タンクから低圧燃料通路31を介して加圧室21へ流入した燃料が加圧室21から低圧燃料通路31へ流出しないように、燃料の流動方向を規制する。つまり、吸入側逆止弁30は、シリンダ20の加圧室21への燃料の流入のみを許容する。
吐出側逆止弁40は、吸入側逆止弁30と同様に燃料の流動経路に設けられた弁であり、内燃機関の燃料噴射弁に燃料を分配するデリバリパイプ(不図示)に連通する高圧燃料通路41と加圧室21との間に配置されている。吐出側逆止弁40は、加圧室21から高圧燃料通路41へ流出した燃料が再び加圧室21へ流入しないように、燃料の流動方向を規制する。つまり、吐出側逆止弁40は、シリンダ20の加圧室21からの燃料の流出のみを許容する。
プランジャ50は、ロッカアーム60の揺動によってシリンダ20の内部を上下方向に摺動する棒材であり、シリンダ20の内部において加圧室21を形成している。
プランジャ50が加圧室21の容積を増加させる方向(下方向)に移動することによって加圧室21内の圧力が低下し、それに伴って低圧燃料通路31から燃料が吸入側逆止弁30を押し開きつつ加圧室21に吸入されることとなる。
一方、プランジャ50が加圧室21の容積を減少させる方向(上方向)に移動することによって加圧室21内の圧力が上昇し、それに伴って加圧室21内の燃料が吐出側逆止弁40を押し開きつつ高圧燃料通路41に吐出されることとなる。
プランジャ50の下部には、溝部50aが形成されている。
溝部50aは、プランジャ50の周方向全域に亘って窪むように形成されている。溝部50aには、リテーナ51が取り付けられている。
リテーナ51は、円環状の部材であり、その内周面がプランジャ50における溝部50aの外周面と接触するように溝部50aに固定されている。リテーナ51には、プランジャ50を下方に付勢するようにバネ52が取り付けられている。
バネ52は、リテーナ51を介してプランジャ50を下方に付勢する付勢部材である。バネ52の一端部(下端部)は、リテーナ51の上面に取り付けられ、バネ52の他端部(上端部)は、ハウジング10の所定箇所に取り付けられている。
図1及び図2に示すように、ロッカアーム60は、カムCの回転により揺動してプランジャ50を作動させる部材であり、カムCの外周面上を転動するローラ61と、ローラ61を回転可能に支持するアーム本体62と、を具備する。
なお、図2においては、説明の便宜上、リテーナ51及びバネ52を図示していない。
ローラ61は、その外周面がカムCの外周面と接触するように設けられ、カムCの上部においてカムシャフトCSに平行となる軸心回りに回転するように配置されている。ローラ61は、カムCの回転に伴って、カムCの外周面上を転動する。
アーム本体62は、その左右方向における中央部にてローラ61を回転可能に支持し、ロッカアーム60の外装を成す部材である。アーム本体62は、ローラ61が取り付けられるローラ取付部63と、ローラ取付部63から右方向に突出する先端部64と、ローラ取付部63から左方向に突出する基端部65と、から構成されている。
ローラ取付部63は、アーム本体62の左右方向における中央部に位置している。ローラ取付部63は、ローラ61をその軸方向における両端部から挟むように支持する一対の側壁から構成されている。つまり、ローラ取付部63においては、上下方向が開放された状態でローラ61が支持されている。また、ローラ取付部63における一対の側壁の下端部は、ローラ61が若干露出して、ローラ61の外周面とカムCの外周面とが接触するように、ローラ61の下部形状に沿って円弧状に形成されている。
先端部64は、アーム本体62の右端部に位置している。先端部64は、ローラ取付部63における一対の側壁と連続する一対の側壁と、当該一対の側壁の間に設けられた当接部64aから構成されている。
先端部64における一対の側壁は、ローラ取付部63における一対の側壁から若干上方に向かいつつ右方向に延出し、右方向に行くに従って上下寸法が徐々に小さくなっている。
当接部64aは、互いに離間する、先端部64における一対の側壁を接合するように形成された板材である。当接部64aは、先端部64における一対の側壁の右端部からローラ61の右側近傍にかけて概ね水平に形成され、先端部64における一対の側壁の上端部よりも下方に配置されている。つまり、先端部64は、右方向から見て略U字状に形成されている。
当接部64aの上面には、プランジャ50の下端部が当接されており、ロッカアーム60が上下に揺動することによってプランジャ50が上下方向に往復運動することとなる。
基端部65は、アーム本体62の左端部に位置している。基端部65は、ローラ61の左側近傍から左方に向けて概ね水平に突出する板状に形成され、ローラ取付部63における一対の側壁と接合されている。
基端部65には、ピボット70が設置される凹部65aが形成されている。
凹部65aは、基端部65の左右方向における中途部を上方から窪ませて、基端部65の下面が突出するように形成された凹部である。凹部65aは、略半球面状に形成されている。
ピボット70は、カムキャップCCの所定部分に固定され、当該部分から下方に向けて突出する棒材である。ピボット70は、その突出端部(下端部)が凹部65aの内周面の形状と概ね合致するような略半球面状に形成されており、突出端部の外周面と凹部65aの内周面とが接触するように凹部65aに設置されている。
なお、ピボット70としては、例えば、ラッシュアジャスタを適用可能である。
このように、ロッカアーム60は、基端部65に形成された凹部65aにピボット70が設置され、先端部64における当接部64aの上面にプランジャ50の下端部が当接された状態で、カムCの外周面にローラ61の外周面が接触するように、カムCの上部に設置されている。カムCが回転することで、ロッカアーム60のローラ61がカムCの外周面上を転動し、カムCのカムプロフィールに応じてロッカアーム60が基端部65を中心として上下に揺動する。それに伴って、ロッカアーム60における先端部64の上面に当接したプランジャ50が上下方向に往復運動することとなる。
図2及び図3に示すように、ロッカアーム組付部材100は、一つの板材を略U字状に湾曲するように形成された部材である。ロッカアーム組付部材100は、固定部110、支持部120、及び湾曲部130から構成されている。
固定部110は、ロッカアーム60における基端部65と同程度の幅(図3における左右寸法)を保ちつつ左右方向に延出し、基端部65の上方に配置されている。固定部110は、ロッカアーム60が組み付けられた状態(基端部65の凹部65aにピボット70が設置され、先端部64の当接部64aにプランジャ50が当接された状態)で、ロッカアーム60の基端部65との間に所定のクリアランスを有し、高圧ポンプ1の稼働時に基端部65と接触しないように配置されている。
固定部110には、その右端部から切り込むように係止部111が形成されている。
図4に示すように、係止部111は、ピボット70の外周面における前側及び後側に形成された係止溝71・71に係合するように形成されている。係止部111は、固定部110の前後方向における中央部において、その右端部から左右方向における中途部にかけて切り込むように形成されている。そのため、係止部111がピボット70の係止溝71・71に係合するように、固定部110を右端部側からピボット70に差し込むことで、容易にロッカアーム組付部材100をピボット70に固定することができる。また、逆に固定部110を左方に引き抜くことで、容易にロッカアーム組付部材100をピボット70から取り外すことができる。
係止溝71・71は、それぞれピボット70の外周面における前側及び後側に形成された溝であり、固定部110の係止部111と係合するように形成されている。係止溝71・71は、ピボット70の前側及び後側を左右方向から見て矩形状に切り欠くように形成され(図3参照)、固定部110の厚み(図3における上下寸法)と同程度の上下寸法に設定されている。
図2及び図3に示すように、支持部120は、固定部110と同程度の幅(図3における左右寸法)を保ちつつ左右方向に延出している。支持部120は、ロッカアーム60の基端部65を介して固定部110と対向するように、基端部65の下方に配置されている。支持部120は、ロッカアーム60が組み付けられた状態(基端部65に形成された凹部65aにピボット70が設置され、先端部64の当接部64aにプランジャ50が当接された状態)で、ロッカアーム60の基端部65との間に所定のクリアランスを有し、高圧ポンプ1の稼働時に基端部65と接触しないように配置されている。
支持部120には、その右端部から切り込むように回避部121が形成されている。
回避部121は、ロッカアーム組付部材100がピボット70に取り付けられた際に、支持部120がロッカアーム60における基端部65の凹部65aに干渉しないように、支持部120の前後方向における中央部において、その右端部から左右方向における中途部にかけて切り込むように形成されている。
湾曲部130は、固定部110の左端部と支持部120の左端部とを接合するように形成され、ロッカアーム60の基端部65と接触しないように湾曲している。
このように構成されたロッカアーム組付部材100は、ロッカアーム60の組み付け時(先端部64の当接部64aにプランジャ50が当接されていない状態の時)に、ロッカアーム60が自重によりローラ61を中心として基端部65が下降するように傾き、カムC上から脱落しないように、ロッカアーム60を支持する。
図5に示すように、ロッカアーム60の組み付け時において、基端部65の凹部65aにピボット70が設置されたロッカアーム60は、その自重によりローラ61を中心として基端部65側に傾く。そして、ロッカアーム組付部材100の支持部120とロッカアーム60の基端部65における凹部65aを除いた部分とが接触することにより、ロッカアーム組付部材100がロッカアーム60を支持することとなる。この時、基端部65の凹部65aにピボット70が緩く設置された状態となっている。詳細には、凹部65aの内周面とピボット70における突出端部(下端部)の外周面とが接触しない状態で、ピボット70の突出端部が凹部65a内に位置している。
なお、凹部65aの内周面とピボット70における突出端部の外周面とが接触せずに、ピボット70の突出端部が凹部65a内に位置した状態で、ロッカアーム60が支持されるように、ロッカアーム組付部材100の支持部120の位置が設定されている。
ロッカアーム組付部材100によって支持された状態のロッカアーム60は、先端部64の当接部64aにプランジャ50が当接されることにより、先端部64が下降すると共に、基端部65がロッカアーム組付部材100の固定部110に接触しない位置まで上昇する。こうして、高圧ポンプ1の稼働時(図1及び図2参照)には、ロッカアーム組付部材100とロッカアーム60とが接触することなく、ロッカアーム60が揺動されることとなる。
このように、ロッカアーム60の組み付け時には、ピボット70の突出端部が凹部65a内に位置し、かつ基端部65における凹部65aの内周面とピボット70における突出端部の外周面とが離間した状態で、ロッカアーム60がロッカアーム組付部材100に支持され、ロッカアーム60の組み付け後、つまり高圧ポンプ1の稼働時には、ロッカアーム60がロッカアーム組付部材100に接触することなく揺動する。
これにより、ロッカアーム60の組み付け時に、ロッカアーム60が自重によりローラ61を中心として基端部65が下降するように傾き、カムC上から脱落することを防止できる。したがって、ロッカアーム60の組み付けを簡便に行うことができ、延いては高圧ポンプ1の内燃機関への取り付けを簡便に行うことができる。
なお、本実施形態においては、ロッカアーム組付部材100の固定部110を左右方向に延出させてピボット70に固定する構成としたが、ロッカアーム組付部材100の取付方法は、これに限定するものではない。
例えば、図6に示すように、固定部110を垂直に延出させて、その上端部をカムキャップCCにおけるピボット70の左側に位置する部分に固定する構成とすることも可能である。斯かる場合、ピボット70に係止溝71・71を設ける必要はない。
また、ロッカアーム組付部材100は、一対の回り止め部140・140を具備する。
図1から図3に示すように、回り止め部140・140は、ロッカアーム組付部材100における支持部120の右端部から上方に向けて突出する板材であり、上方に行くに従って互いの距離が徐々に大きくなるような形状(テーパ形状)を有している。回り止め部140・140の基端部(支持部120との接合部)同士の距離は、ロッカアーム60における基端部65の幅(図3における左右寸法)と同程度に設定されている。
図7に示すように、ロッカアーム60の組み付け時において、ロッカアーム組付部材100の支持部120に支持されたロッカアーム60の基端部65は、回り止め部140・140の基端部間で挟持されることとなる。
これにより、ロッカアーム60の組み付け時に、ロッカアーム60がピボット70を中心として前後方向に移動することを防止でき、プランジャ50を精度良くロッカアーム60における先端部64の当接部64aに当接させることが可能となる。したがって、ロッカアーム60の組み付けをより簡便に行うことができ、延いては高圧ポンプ1の内燃機関への取り付けをより簡便に行うことができる。
また、前述のように、回り止め部140・140は、テーパ状に形成されているため、ロッカアーム60の組み付け後、つまり高圧ポンプ1の稼働時には、ロッカアーム60の基端部65に干渉することがない(図3参照)。したがって、高圧ポンプ1の稼働時に、ロッカアーム60がピボット70を中心として前後方向に揺動して、基端部65と接触することによる回り止め部140・140の破損を防止することができる。
また、回り止め部140・140を下記のように構成することも可能である。
図8に示すように、回り止め部140・140は、上下方向に延出する垂直部141・141と、テーパ状に形成される傾斜部142・142と、から構成されている。
垂直部141・141は、ロッカアーム組付部材100における支持部120の右端部から上方に向けて、互いの距離を一定に保つように垂直に突出している。
傾斜部142・142は、垂直部141・141の突出端部(上端部)から上方に向けて突出しており、上方に行くに従って互いの距離が徐々に大きくなるように傾斜している。
このような構成の回り止め部140・140においては、ロッカアーム60の組み付け時に、ロッカアーム組付部材100の支持部120に支持されたロッカアーム60の基端部65が回り止め部140・140の垂直部141・141間で挟持されることとなる。
これにより、ロッカアーム60の組み付け時に、ロッカアーム60がピボット70を中心として前後方向に移動することなく、プランジャ50をより精度良くロッカアーム60における先端部64の当接部64aに当接させることが可能となる。したがって、ロッカアーム60の組み付けをより簡便に行うことができ、延いては高圧ポンプ1の内燃機関への取り付けをより簡便に行うことができる。
また、回り止め部140・140の傾斜部142・142は、テーパ状に形成されているため、ロッカアーム60の組み付け後、つまり高圧ポンプ1の稼働時には、ロッカアーム60の基端部65に干渉することがない。したがって、高圧ポンプ1の稼働時に、ロッカアーム60がピボット70を中心として前後方向に揺動して、基端部65と接触することによる回り止め部140・140の破損を防止することができる。ただし、垂直部141・141の高さ(上下寸法)は、高圧ポンプ1の稼働時において、ロッカアーム60の基端部65と接触しない程度に設定されているものとする。
[第二実施形態]
以下では、図9及び図10を参照して、本発明に係る高圧ポンプの第二実施形態である高圧ポンプ2について説明する。
高圧ポンプ2は、高圧ポンプ1と略同様に構成された高圧ポンプである。
なお、以下では、高圧ポンプ1と共通する部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図9に示すように、高圧ポンプ2は、ロッカアーム組付部材100の代わりに、ロッカアーム組付部材200を具備する点で、高圧ポンプ1と異なる。
ただし、高圧ポンプ2におけるピボット70には、係止溝71・71が設けられていないものとする。
図9及び図10に示すように、ロッカアーム組付部材200は、ロッカアーム60における基端部65よりも大きい幅(図10における左右寸法)を保ちつつ上下方向に延出する板材であり、その上端部がカムキャップCCに固定されている。ロッカアーム組付部材200は、左右方向における基端部65が位置する範囲において、ピボット70よりも右側に配置されている。
ロッカアーム組付部材200は、前後方向における中央部において、上端部から上下方向における中途部にかけて切り込むように形成され、略U字形状を有する。ロッカアーム組付部材200は、支持部210、回り止め部220・220、及び固定部230・230から構成されている。
支持部210は、ロッカアーム組付部材200の下端部に位置し、ロッカアーム60が組み付けられた状態(図9の如く、基端部65に形成された凹部65aにピボット70が設置され、先端部64の当接部64aにプランジャ50が当接された状態)で、ロッカアーム60の基端部65との間に所定のクリアランスを有し、高圧ポンプ2の稼働時に基端部65と接触しないように形成されている。
図10に示すように、支持部210は、ロッカアーム60の組み付け時(先端部64の当接部64aにプランジャ50が当接されていない状態の時)に、基端部65に下方から当接することで、ピボット70の突出端部が凹部65a内に位置し、かつ基端部65における凹部65aの内周面とピボット70における突出端部の外周面とが離間した状態で、ロッカアーム60を支持するように構成されている。
これにより、ロッカアーム60の組み付け時に、ロッカアーム60が自重によりローラ61を中心として基端部65が下降するように傾き、カムC上から脱落することを防止できる。したがって、ロッカアーム60の組み付けを簡便に行うことができ、延いては高圧ポンプ2の内燃機関への取り付けを簡便に行うことができる。
回り止め部220・220は、それぞれ支持部210の前後方向における両端部から上方に向けて突出し、上方に行くに従って幅(図10における左右寸法)が徐々に小さくなると共に、互いの距離が徐々に大きくなるように形成されている。つまり、回り止め部220・220の対向する面同士が上方に行くに従って徐々に離間するように傾斜している。回り止め部220・220の基端部(対向する面同士が最も接近する部分)同士の距離は、ロッカアーム60における基端部65の幅(図10における左右寸法)と同程度に設定されている。
これにより、ロッカアーム60の組み付け時に、基端部65が回り止め部220・220の基端部間で挟持されることとなって、ロッカアーム60がピボット70を中心として前後方向に移動することを防止でき、プランジャ50を精度良くロッカアーム60における先端部64の当接部64aに当接させることが可能となる。したがって、ロッカアーム60の組み付けをより簡便に行うことができ、延いては高圧ポンプ2の内燃機関への取り付けをより簡便に行うことができる。
また、前述のように、回り止め部220・220の対向する面同士が上方に行くに従って徐々に離間するように傾斜しているため、ロッカアーム60の組み付け後、つまり高圧ポンプ2の稼働時には、回り止め部220・220がロッカアーム60の基端部65に干渉することがない。したがって、高圧ポンプ2の稼働時に、ロッカアーム60がピボット70を中心として前後方向に揺動して、基端部65と接触することによる回り止め部220・220の破損を防止することができる。
なお、回り止め部220・220における対向する面同士の下部を垂直に形成することも可能である。これにより、ロッカアーム組付部材100における回り止め部140・140の垂直部141・141と同様に、ロッカアーム60の組み付け時に、ロッカアーム60がピボット70を中心として前後方向に移動することなく、プランジャ50をより精度良くロッカアーム60における先端部64の当接部64aに当接させることが可能となる。
固定部230・230は、それぞれ回り止め部220・220の上端部から一定の幅(図10における左右寸法)を保ちつつ、上方に向けて突出するように形成されている。固定部230・230の突出端部(上端部)は、カムキャップCCに固定されている。
[第三実施形態]
以下では、図11及び図12を参照して、本発明に係る高圧ポンプの第三実施形態である高圧ポンプ3について説明する。
高圧ポンプ3は、高圧ポンプ1と略同様に構成された高圧ポンプである。
なお、以下では、高圧ポンプ1と共通する部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図11に示すように、高圧ポンプ3は、ロッカアーム組付部材100の代わりに、ロッカアーム組付部材300を具備する点で、高圧ポンプ1と異なる。
ただし、高圧ポンプ3におけるピボット70には、係止溝71・71が設けられていないものとする。
図11及び図12に示すように、ロッカアーム組付部材300は、固定部310、支持部320、回り止め部330・330から構成されている。
固定部310は、先端部64における当接部64aの右端部よりも右方の範囲において、左右方向に延出する板材であり、先端部64の上方に配置されている。固定部310の右端部は、カムキャップCCに固定されている。
支持部320は、先端部64における当接部64aの左端部から右端部までの範囲において、ロッカアーム60における基端部65と同程度の幅(図12における左右寸法)を保ちつつ左右方向に延出する板材である。支持部320は、先端部64の上方に配置されており、固定部310と一体的に接合されている。支持部320は、ロッカアーム60が組み付けられた状態(図11の如く、基端部65に形成された凹部65aにピボット70が設置され、先端部64の当接部64aにプランジャ50が当接された状態)で、先端部64との間に所定のクリアランスを有し、高圧ポンプ3の稼働時に先端部64と接触しないように形成されている。
支持部320には、その前後方向における中央部において、左端部から切り込むようにプランジャ回避部321が形成されており、プランジャ回避部321によって支持部320とプランジャ50との接触を回避している。
図12に示すように、支持部320は、ロッカアーム60の組み付け時(先端部64の当接部64aにプランジャ50が当接されていない状態の時)に、先端部64に上方から当接することで、ピボット70の突出端部が凹部65a内に位置し、かつ基端部65における凹部65aの内周面とピボット70における突出端部の外周面とが離間した状態で、ロッカアーム60を支持するように構成されている。
これにより、ロッカアーム60の組み付け時に、ロッカアーム60が自重によりローラ61を中心として先端部64が上昇するように傾き、カムC上から脱落することを防止できる。したがって、ロッカアーム60の組み付けを簡便に行うことができ、延いては高圧ポンプ3の内燃機関への取り付けを簡便に行うことができる。
回り止め部330・330は、それぞれ支持部320の前後方向における両端部から下方に向けて突出する板材であり、ロッカアーム60における先端部64の当接部64aと左右方向の位置を合わせて配置されている。回り止め部330・330は、下方に行くに従って互いの距離が徐々に大きくなるような形状(テーパ形状)を有している。回り止め部330・330の基端部(支持部320との接合部)同士の距離は、ロッカアーム60における先端部64の幅(図12における左右寸法)と同程度に設定されている。
これにより、ロッカアーム60の組み付け時に、先端部64が回り止め部330・330の基端部間で挟持されることとなって、ロッカアーム60がピボット70を中心として前後方向に移動することを防止でき、プランジャ50を精度良くロッカアーム60における先端部64の当接部64aに当接させることが可能となる。特に、回り止め部330・330は、ロッカアーム60が揺動する際の中心となるピボット70から比較的遠い位置となる先端部64と接触するように配置されているため、先端部64の前後方向の移動を防止することで、より精度良くプランジャ50をロッカアーム60における先端部64の当接部64aに当接させることが可能となる。したがって、ロッカアーム60の組み付けをより簡便に行うことができ、延いては高圧ポンプ3の内燃機関への取り付けをより簡便に行うことができる。
また、前述のように、回り止め部330・330は、テーパ状に形成されているため、ロッカアーム60の組み付け後、つまり高圧ポンプ3の稼働時には、ロッカアーム60の先端部64に干渉することがない。したがって、高圧ポンプ3の稼働時に、ロッカアーム60がピボット70を中心として前後方向に揺動して、先端部64と接触することによる回り止め部330・330の破損を防止することができる。
なお、回り止め部330・330の基端部(上端部)を垂直に形成することも可能である。これにより、ロッカアーム組付部材100における回り止め部140・140の垂直部141・141と同様に、ロッカアーム60の組み付け時に、ロッカアーム60がピボット70を中心として前後方向に移動することなく、プランジャ50をより精度良くロッカアーム60における先端部64の当接部64aに当接させることが可能となる。
以上のように、本発明に係る高圧ポンプに設けられるロッカアーム組付部材は、ロッカアームにおけるローラを中心とした自重による回転に抗するように、アーム本体に当接すればよく、ロッカアーム60の組み付け時に、ロッカアーム組付部材100及びロッカアーム組付部材200の如く、基端部65に下方から当接するように構成されるもの、又はロッカアーム組付部材300の如く、先端部64に上方から当接するように構成されるもの、を適用することが可能である。
本発明は、内燃機関のカムの上部に載置される、ローラが備えられたロッカアームを具備する高圧ポンプに利用できる。
1 高圧ポンプ
10 ハウジング
20 シリンダ
30 吸入側逆止弁
40 吐出側逆止弁
50 プランジャ
60 ロッカアーム
61 ローラ
62 アーム本体
63 ローラ取付部
64 先端部
65 基端部
70 ピボット
100 ロッカアーム組付部材
110 固定部
120 支持部
140 回り止め部
C カム
CS カムシャフト
CC カムキャップ

Claims (3)

  1. 内燃機関のカムシャフトに設けられるカムの上部に載置され、当該カムの回転に伴って揺動するロッカアームと、
    下方に向けて突出し、当該突出端部にて前記ロッカアームを揺動可能に支持するピボットと、
    前記ロッカアームの動きに応じて上下方向に往復運動するプランジャと、を具備し、
    前記内燃機関に取り付けられる高圧ポンプであって、
    前記ロッカアームは、
    前記カムシャフトに平行となる軸心回りに回転し、前記カムの外周面上を転動するローラと、
    前記ローラを回転可能に支持するアーム本体と、を具備し、
    前記アーム本体は、
    前記ローラが取り付けられるローラ取付部と、
    前記ローラ取付部から前記ローラの軸心に対して直交する方向に突出し、前記プランジャの下端部に下方から当接される先端部と、
    前記ローラ取付部から前記先端部とは反対側に突出し、前記ピボットの突出端部に下方から当接される基端部と、から構成され、
    前記基端部は、前記ピボットの突出端部が設置されるように、下方に向けて窪む凹部を有し、
    前記先端部に前記プランジャが当接される前には、前記ロッカアームにおける前記ローラを中心とした自重による回転に抗するように、前記アーム本体に当接することによって、前記ピボットの突出端部が前記基端部の凹部内に位置し、かつ当該凹部の内周面と前記ピボットにおける突出端部の外周面とが離間した状態で、前記ロッカアームの姿勢を保持し、前記先端部に前記プランジャが当接された後には、前記ロッカアームが自重による回転とは逆方向に回転することに伴って、前記アーム本体から離間するように、一定の位置に固定されるロッカアーム組付部材が設けられることを特徴とする高圧ポンプ。
  2. 前記ロッカアーム組付部材は、
    前記アーム本体に当接する側に突出する一対の回り止め部を具備し、
    前記一対の回り止め部は、
    前記ロッカアーム組付部材と前記アーム本体とが接触した状態で、前記ローラの軸心方向における前記アーム本体の両端部を挟持するように配置され、突出する方向に行くに従って、互いの距離が徐々に大きくなるように形成されることを特徴とする請求項1に記載の高圧ポンプ。
  3. 前記ロッカアーム組付部材は、
    前記アーム本体に当接する側に突出する一対の回り止め部を具備し、
    前記一対の回り止め部は、
    前記ロッカアーム組付部材と前記アーム本体とが接触した状態で、前記ローラの軸心方向における前記アーム本体の両端部を挟持すると共に、互いに一定の距離を保つように平行に形成される一対の垂直部と、
    前記一対の垂直部にそれぞれ連続し、前記一対の垂直部から離間するに従って、互いの距離が徐々に大きくなるように形成される一対の傾斜部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の高圧ポンプ。
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