JP2011220198A - 高圧ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】 ダンパ部材を十分に機能させ、燃料の脈動を十分に抑制可能な高圧ポンプを提供する。
【解決手段】 ダンパユニット32は、ダンパ部材35と、支持部材36とを備えている。ここで、ダンパ部材35の周縁には、上下方向に膨らんだ形状の離間部37が形成され、また、離間部37から再び近接方向へ折り曲げられ突き合わせる態様で溶接される溶接部38が形成されている。また、支持部材36によって、ダンパ部材35が傾斜した状態で支持される。このようにダンパ部材35が傾斜することで、加圧側通路58から燃料ギャラリ31に戻される燃料による上側のダイアフラム33に沿った流れが作り出される。また、この流れは、ダイアフラム33と燃料ギャラリ31を形成する蓋部14との間で抑制される。
【選択図】 図2
【解決手段】 ダンパユニット32は、ダンパ部材35と、支持部材36とを備えている。ここで、ダンパ部材35の周縁には、上下方向に膨らんだ形状の離間部37が形成され、また、離間部37から再び近接方向へ折り曲げられ突き合わせる態様で溶接される溶接部38が形成されている。また、支持部材36によって、ダンパ部材35が傾斜した状態で支持される。このようにダンパ部材35が傾斜することで、加圧側通路58から燃料ギャラリ31に戻される燃料による上側のダイアフラム33に沿った流れが作り出される。また、この流れは、ダイアフラム33と燃料ギャラリ31を形成する蓋部14との間で抑制される。
【選択図】 図2
Description
本発明は、内燃機関(以下「エンジン」という)に用いられる高圧ポンプに関する。
エンジンに用いられる高圧ポンプは、カムシャフトの回転によって往復移動するプランジャを備えている。高圧ポンプの動作は、具体的に、プランジャが上死点から下死点へ移動するときにポンプ内の燃料ギャラリから加圧室へ燃料を吸入する吸入行程、プランジャが下死点から上死点へ向かうときに一部の低圧の燃料を加圧室から燃料ギャラリへ戻す調量行程、及び、調量弁を閉じてからさらに上死点へ向かうプランジャによって加圧室の燃料が加圧される加圧行程に大別される。
ここで、プランジャが動作すると、燃料圧力による脈動が生じる。例えば、エンジンが高速回転となり、カムシャフトが高速回転となると、プランジャが高速で往復移動する。ここで「高速回転」とは、「単位時間あたりの回転数が高い状態」をいう。結果として、燃料ギャラリの内部の燃料圧力の変化が極端に大きくなり、大きな脈動が生じる。なお、脈動は、エンジン回転数だけに依存して起きるものではなく、種々の要因で起こり得る。
このような脈動は、燃料ギャラリに開口する燃料インレットからの通路などへ伝播し、異音や配管振動などを生じさせる。そこで、従来、パルセーションダンパと呼ばれるダンパ部材を燃料ギャラリに配置して脈動を減衰させるようにした高圧ポンプが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
この種のダンパ部材は、例えば、金属製のダイアフラムの周縁部を溶接して形成される。このとき、径方向に突き出す周縁部を上下方向に重ねて溶接する「おがみ接合」が一般的である。ダイアフラムは薄板状となっており、内部に封入されたガスの圧力と外部の燃料圧力とによってダンパ部材の膨張及び収縮が実現され、燃料の脈動が抑制される。例えば、上記調量行程では、加圧室内の燃料が燃料ギャラリに戻されることで燃料ギャラリ内の圧力が上がるため、ダンパ部材は収縮し、燃料の圧力上昇を抑制する。
ところで、周縁部が「おがみ接合」になっていると、接合部位には微小な亀裂が存在する。このため、2枚のダイアフラムを離間させる方向へ力が加わった場合、接合部位に応力が集中しやすく、亀裂が伸展しやすいという問題がある。そこで、ダンパ部材の周縁部を上下方向から挟持する構造とし、また、接合部位が他部材に接触しないように接合部位を保護する構造となっている。
しかしながら、上述したような挟持構造をとるにあたり、燃料ギャラリ内部の構造が制約を受ける結果となる。従来技術では、円筒形状の燃料ギャラリに対し、燃料ギャラリの底面に水平となるようダンパ部材が配置されている。
このため、上記特許文献1では、加圧室から燃料ギャラリへ戻される燃料の流れが水平となり、燃料インレット側の通路へ流れ込む虞がある。一方、上記特許文献2では、加圧室から燃料ギャラリへ戻される燃料がダンパ部材の下側に戻されるため、上側のダイアフラムが十分に機能しない虞がある。いずれにしても、従来技術では、燃料の脈動を十分に抑制できないことが懸念される。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、その目的は、ダンパ部材を十分に機能させ、燃料の脈動を十分に抑制可能な高圧ポンプを提供することにある。
上述した目的を達成するためになされた請求項1に記載の高圧ポンプでは、ハウジングが、供給側通路及び加圧側通路を有している。供給側通路は、燃料インレットから燃料ギャラリまでを接続し当該燃料ギャラリの底壁に開口する。また、加圧側通路は、前記燃料ギャラリから燃料が加圧される加圧室までを接続し当該燃料ギャラリの側壁に開口する。
ダンパ部材は、ダイアフラムの周縁に、離間部及び溶接部を有する。離間部は、ダイアフラムが上下方向に離間する部分である。また、溶接部は、離間部から近接方向へ折り曲げられて、突き合わせる態様で溶接される部分である。つまり、上下のダイアフラムが離間する部分を作り近接方向へ折り曲げることによって、ダイアフラムの周端縁を突き合わせるようにしたのである。この突き合わせられた部位が、接合部位となる。
したがって、溶接部は、接合部位を含む周辺部分となっている。このような溶接部は、従来の「おがみ接合」ではなく、いわゆる「突き合わせ接合」となり、引っ張り応力に対する強度が大きくなる。したがって、たとえダイアフラムに対し離間する方向の荷重が作用したとしても、接合部位が破損しにくい。その結果、ダンパ部材の強度を向上させることができる。
そして、このようなダンパ部材を燃料ギャラリ内部に支持するのが、支持部材である。支持部材は、基部、支持部、挟持部、及び、組付部を有している。
ここで、基部は、環状となっており、燃料ギャラリに収容される。支持部は、基部に設けられ、ダンパ部材の離間部を支持する。挟持部は、支持部とともに、離間部を挟持する。そして、組付部が燃料ギャラリの内壁に係合することによって、基部の移動が規制される。
ここで、基部は、環状となっており、燃料ギャラリに収容される。支持部は、基部に設けられ、ダンパ部材の離間部を支持する。挟持部は、支持部とともに、離間部を挟持する。そして、組付部が燃料ギャラリの内壁に係合することによって、基部の移動が規制される。
ここで特に、本発明では、支持部材によって、ダンパ部材が傾斜した状態で支持される。このようにダンパ部材が傾斜することで、加圧側通路から燃料ギャラリに戻される燃料によって、上側のダイアフラムに沿った燃料の流れが作り出される。上側のダイアフラムは、供給側通路の反対側に位置するダイアフラムである。また、この流れは、ダイアフラムと燃料ギャラリの頂壁との間で抑制される。ここで頂壁は、例えばハウジングに取り付けられる蓋部で構成されるという具合である。
つまり、本発明では、ダンパ部材の強度を向上させることにより、ダンパ部材を傾斜させて配置した。これにより、例えば調量行程における比較的速い燃料の流れが、供給側通路とは反対側の上側のダイアフラムに沿ったものとなる。したがって、上側のダイアフラムを十分に機能させることができる。また、ダイアフラムと燃料ギャラリの頂壁との間で燃料の流れが抑制されるため、供給側通路へ燃料が流れ込むことを抑制できる。その結果、ダンパ部材を十分に機能させ、燃料の脈動を十分に抑制することができる。
具体的には請求項2に示すように、支持部材は加圧側通路に近い側が低くなるよう傾斜した状態でダンパ部材を支持することが考えられる。
ところで、請求項3に示すように、ハウジングが容積側通路を有する構成である場合、支持部材は、一端が容積側通路に接続された燃料通路を形成する通路部を有することとしてもよい。ここで、容積側通路は、加圧室の容積変化に同期して当該加圧室と反対の容積変化を行う可変容積室から燃料ギャラリまでを接続し、当該燃料ギャラリに開口する通路である。
この場合、燃料通路の他端を適当な方向へ開口させることで、吸入行程において、容積側通路から吐出される燃料が直接的に下側のダイアフラムへ作用してダイアフラムの膨張を阻害することを、防止できる。
このとき、請求項4に示すように、基部の内周壁及び下側のダイアフラム、燃料ギャラリの底壁で燃料ギャラリ内に燃料空間を形成し、燃料通路の他端が、燃料空間の外部に開口していることとしてもよい。このようにすれば、流れの速い燃料は、燃料空間の外部を通り、燃料通路を経由して、加圧室と可変容積室との間を行き来する。その結果、供給側通路へ燃料が流れ込むことを十分に抑制することができる。
またこのとき、請求項5に示すように、通路部の一部が容積側通路に挿入されることで、燃料通路の一端が容積側通路に接続されている構成にするとよい。このようにすれば、基部の周方向の位置決めが簡単に実現される。その結果、製造コストを抑えることができる。
製造コストを抑えるという観点からは、請求項6に示すように、挟持部及び組付部を、一枚の金属製部材から一体成形することが考えられる。このようにすれば、部品点数が削減されるという点で有利である。
なお、請求項7に示すように、挟持部及び組付部のうち少なくとも一方は、基部から突出するように設けるようにしてもよい。例えば、基部が樹脂製の部材である場合、基部の一部である支持部から突出するように、挟持部が支持部に埋設されているという具合である。このようにすれば、ハウジングへの組み付けに要する時間が削減される。特に、挟持部と組付部とを一体成形する場合、または、挟持部と組付部とがともに基部から突出するように設けられている場合、ダンパ部材と支持部材とがダンパユニットとしてサブアセンブリ化される。このとき、支持部材がダイアフラムの接合部位に接触しないよう成形し、接触による接合部位の摩耗等が起こらないようにすることが好ましい。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。本形態の高圧ポンプは、車両に搭載されて用いられ、燃料タンクから低圧ポンプにて汲み上げられ燃料インレットから供給される燃料を加圧し、インジェクタの接続される燃料レールへ供給するものである。なお、燃料インレットの上流側には、低圧ポンプからの配管が接続される。
図1に示すように、高圧ポンプ1は、本体部10及び、燃料供給部30、調量弁部50、プランジャ部70、吐出弁部90を備えている。
本体部10は、外郭を構成するハウジング11を有する。このハウジング11の一部(図1中では上部)に、燃料供給部30が形成されている。
また、プランジャ部70は、燃料供給部30のちょうど反対側(図1中の下部)に設けられている。そして、プランジャ部70と燃料供給部30との中間付近に、燃料を加圧可能な加圧室12が形成されている。
さらにまた、燃料供給部30及びプランジャ部70の配列方向に直交する方向に、調量弁部50(図1中の左部)及び吐出弁部90(図1中の右部)が設けられている。
また、プランジャ部70は、燃料供給部30のちょうど反対側(図1中の下部)に設けられている。そして、プランジャ部70と燃料供給部30との中間付近に、燃料を加圧可能な加圧室12が形成されている。
さらにまた、燃料供給部30及びプランジャ部70の配列方向に直交する方向に、調量弁部50(図1中の左部)及び吐出弁部90(図1中の右部)が設けられている。
次に、燃料供給部30、及び、調量弁部50、プランジャ部70、吐出弁部90の構成について、詳細に説明する。
燃料供給部30は、燃料ギャラリ31を有する。燃料ギャラリ31は、ハウジング11の凹部13と蓋部14とによって囲まれた空間である。この燃料ギャラリ31には、ダンパユニット32が配設されている。このダンパユニット32は、2枚の金属製のダイアフラム33,34を接合してなる円形状のダンパ部材35と、支持部材36とで構成されている。
次に、プランジャ部70について説明する。
図1に示すように、プランジャ部70は、プランジャ71、オイルシールホルダ72、スプリングシート73、及び、プランジャスプリング74などを備えている。
図1に示すように、プランジャ部70は、プランジャ71、オイルシールホルダ72、スプリングシート73、及び、プランジャスプリング74などを備えている。
プランジャ71は、ハウジング11の内部に形成されたシリンダ16に支持される大径部711と、大径部711よりも外径の小さな小径部712とを有している。小径部712は、オイルシールホルダ72に、その周囲を囲まれている。これら大径部711及び小径部712は、一体となっており、軸方向に往復移動する。
オイルシールホルダ72は、シリンダ16の端部に配置されており、プランジャ71の小径部712の外周に位置する基部721と、ハウジング11に圧入される圧入部722とを有している。
基部721は、その内部に、リング状のシール723を有している。シール723は、内周のテフロンリング(「テフロン」は登録商標)と、外周のOリングとからなる。このシール723により、プランジャ71の小径部712周囲の燃料油膜の厚さが調整され、エンジンへの燃料のリークが抑制される。
また、基部721は、その先端部分に、オイルシール725を有している。このオイルシール725によって、プランジャ71の小径部712の周囲のオイル油膜の厚さが規制され、オイルのリークが抑制される。
圧入部722は、基部721の周囲に円筒状に張り出す部分であり、円筒部分は縦断面コ字状となっている。一方、ハウジング11には、圧入部722に対応する凹部17が形成されている。これにより、オイルシールホルダ72は、圧入部722が凹部17の径外方向の内壁に圧接する態様で圧入される。
スプリングシート73は、プランジャ71の端部に配設されている。プランジャ71の端部は、図示しないタペットに当接する。タペットは、図示しないカムシャフトに取り付けられたカムにその外面を当接させ、カムシャフトの回転により、カムプロファイルに応じて軸方向に往復移動する。これにより、プランジャ71が軸方向に往復移動することになる。
プランジャスプリング74は、スプリングシート73に一端を係止され、他端をオイルシールホルダ72の圧入部722の深部に係止されている。これにより、プランジャスプリング74は、プランジャ71の戻しバネとして機能し、プランジャ71をタペットに当接させるよう付勢する。
かかる構成により、カムシャフトの回転に応じたプランジャ71の往復移動が実現される。このとき、プランジャ71の大径部711によって、加圧室12の容積変化が作り出される。
また、本形態では特に、プランジャ71の小径部712の周囲に、可変容積室75が形成されている。ここでは、ハウジング11のシリンダ16、及び、プランジャ71の大径部711の基端面(小径部712との段差面)、小径部712の外周壁、オイルシールホルダ72のシール723に囲まれた領域が、可変容積室75である。シール723が燃料のリークを抑制することは上述したが、シール723は、可変容積室75を液密にシールし、可変容積室75からエンジンへの燃料のリークを防止する。
可変容積室75は、圧入部722の径内方向において凹部17との間に形成される円筒状の円筒通路727、及び、凹部17の深部に形成される環状の環状通路728、ハウジング11内部に形成された容積側通路18(図中に破線で示す通路)を経由して、燃料ギャラリ31の底部31aに接続されている。
かかる構成により、可変容積室75は、加圧室12の容積変化に同期して加圧室12とは反対の容積変化を行う。したがって、吸入行程では、加圧室12の容積が増加すると、可変容積室75の容積が減少し、加圧室12へ吸入される燃料の一部が可変容積室75によって賄われる。一方、調量行程では、加圧室12の容積が減少すると、可変容積室75の容積が増加し、加圧室12から燃料ギャラリ31へ吐出される燃料の一部が可変容積室75によって賄われる。
次に、調量弁部50について説明する。
調量弁部50は、図1に示すように、ハウジング11によって形成される筒部51、筒部51の開口を覆う弁部カバー52、及び、コネクタ53等を備えている。
筒部51は、略円筒状に形成され、内部が燃料通路55となっている。燃料通路55には、略円筒状のシートボディ56が配置されている。シートボディ56は、その内部に、バルブ57を摺動可能に支持している。バルブ57は加圧室12側へリフトするのであるが、このバルブ57のリフト量を規制するのが、ストッパ61である。また、燃料通路55は、加圧側通路58を介して、燃料ギャラリ31と連通している。
調量弁部50は、図1に示すように、ハウジング11によって形成される筒部51、筒部51の開口を覆う弁部カバー52、及び、コネクタ53等を備えている。
筒部51は、略円筒状に形成され、内部が燃料通路55となっている。燃料通路55には、略円筒状のシートボディ56が配置されている。シートボディ56は、その内部に、バルブ57を摺動可能に支持している。バルブ57は加圧室12側へリフトするのであるが、このバルブ57のリフト量を規制するのが、ストッパ61である。また、燃料通路55は、加圧側通路58を介して、燃料ギャラリ31と連通している。
また、バルブ57には、ニードル59が当接している。このニードル59は、上述した弁部カバー52を貫通し、コネクタ53の内部まで延びている。コネクタ53は、コイル531と当該コイル531へ通電するための端子532とを有している。コイル531の内側には、所定位置に保持される固定コア533、可動コア534、及び、固定コア533と可動コア534との間に介在するスプリング535が配置されている。ここで、可動コア534に固定されるのが、上述したニードル59である。つまり、可動コア534とニードル59とは一体になっている。
かかる構成により、コネクタ53の端子532を介して通電が行われると、コイル531にて発生する磁束によって固定コア533と可動コア534との間に磁気吸引力が発生する。その結果、可動コア534が固定コア533側へ移動し、これに伴ってニードル59が、加圧室12から離れる方向へ移動する。このときは、バルブ57の移動がニードル59にて規制されない。したがって、バルブ57がシートボディ56に着座可能となり、バルブ57の着座により、燃料通路55と加圧室12とが遮断される。
一方、コネクタ53の端子532を介した通電が行われないと、磁気吸引力は発生しないため、スプリング535によって、可動コア534が加圧室12側へ移動する。これにより、ニードル59が加圧室12に近づく方向へ移動する。その結果、ニードル59によってバルブ57の移動が規制され、バルブ57が加圧室12側に保持される。このときは、バルブ57がシートボディ56から離座することとなり、燃料通路55と加圧室12とが連通する。
次に、吐出弁部90について説明する。
吐出弁部90は、図1に示すように、ハウジング11にて形成される円筒状の収容部91を有している。この収容部91にて形成される収容室911に、吐出弁92、スプリング93、及び、係止部94が収容されている。また、収容室911の開口部分が、吐出口95となっている。吐出口95とは反対側の収容室911の深部には、弁座が形成されている。
吐出弁部90は、図1に示すように、ハウジング11にて形成される円筒状の収容部91を有している。この収容部91にて形成される収容室911に、吐出弁92、スプリング93、及び、係止部94が収容されている。また、収容室911の開口部分が、吐出口95となっている。吐出口95とは反対側の収容室911の深部には、弁座が形成されている。
吐出弁92は、スプリング93の付勢力と図示しない燃料レール側からの圧力とにより、弁座に当接する。これにより、吐出弁92は、加圧室12の燃料の圧力が低いうちは、燃料の吐出を停止する。一方、加圧室12の燃料の圧力が大きくなってスプリング93の付勢力と燃料レール側からの圧力とに打ち勝つと、吐出弁92が吐出口95の方向へ移動する。これにより、収容室911へ流入した燃料は、吐出口95から吐出される。
以上が高圧ポンプ1の構成であるが、本形態では、上述のダンパユニット32の構成に特徴を有している。そこで次に、ダンパユニット32の構成について、詳細に説明する。ダンパユニット32がダンパ部材35と支持部材36とで構成されることは既に述べた。
ダンパ部材35は、図2に示すように、周縁に向かうに従いダイアフラム33,34が一度近接したのち離間し、その周縁に、上下方向に膨らんだ形状の離間部37を有している。また、離間部37から再び近接方向へ折り曲げられ突き合わせる態様で溶接される溶接部38を有している。溶接部38は、ダイアフラム33,34が相互に接合された接合部位39を含む周辺部分である。
ここでダイアフラム33,34の構造について、図3を参照し、詳細に説明しておく。
ダイアフラム33,34は、作動部33a,34a、凹溝部33b,34b、凸縁部33c,34c及び溶接部33d,34dを有している。ダイアフラム33,34は、腐食性物質に侵されない弾性率の高い金属板のプレス加工により形成されている。
ダイアフラム33,34は、作動部33a,34a、凹溝部33b,34b、凸縁部33c,34c及び溶接部33d,34dを有している。ダイアフラム33,34は、腐食性物質に侵されない弾性率の高い金属板のプレス加工により形成されている。
作動領域となる作動部33a,34aは、中央部分の略円板状の円板部分及びこの円板部分の周囲に形成される曲面部分を有し、略ドーム状に形成されている。
凹溝部33b,34bは、縦断面が密閉空間300側に凹む円弧状に形成され、作動部33a,34aの外周側に環状に設けられている。
凸縁部33c,34cは、縦断面が密閉空間300の外側に突出する円弧状に形成され、凹溝部33b,34bの外周側に環状に設けられている。
凸縁部33c,34cは、縦断面が密閉空間300の外側に突出する円弧状に形成され、凹溝部33b,34bの外周側に環状に設けられている。
溶接部33d,34dは、凸縁部33c,34cの外周側から互いに近接するように延び、端部を突き合わせる態様で溶接されている。これにより、接合部位39が形成されることになる。
このとき、凸縁部33c,34cが上記離間部37を形成し、溶接部33d,34dが上記溶接部38を形成することになる(図2参照)。このとき、溶接により形成される密閉空間300には、エンジン作動に必要な最低燃料圧力以上で燃料に発生するベーパ発生を抑制する圧力に対応できる封入圧力、例えば300kPaの気体が封入される。
なお、作動部33a,34aの曲面部分の曲率半径をR1、凹溝部33b,34bの曲率半径をR2、凸縁部33c,34cの曲率半径をR3とすると、R1>R2>R3となっている。
また、溶接された後の作動部33a,34aの高さをH1、凹溝部33b,34bの高さをH2、凸縁部33c,34cの高さをH3とすると、H1>H3>H2となっている。ここでH2>0となるように形成されている。これにより、凹溝部33b,34bは、軸方向に弾性変形可能である。
図2に戻り、支持部材36は、環状で樹脂製の基部40と、離間部37を支持する支持部41と、支持部41とともに離間部37を挟持する挟持部42と、燃料ギャラリ31の側壁に組み付けられる金属製の組付部43と、基部40と一体成形された樹脂製の通路部44とを有している。
ここで、基部40は、燃料ギャラリ31の底壁31aに嵌り込んで、径方向に位置決めされている。また、基部40は、環状となっていることで、下側のダイアフラム34と燃料ギャラリ31の底壁31aとの間に、燃料空間31bを形成している。この燃料空間31bには、燃料インレットへ通じる供給側通路19が開口している。また、燃料空間31bの側壁となる基部40には、複数の貫通孔40aが形成されており、燃料空間31bと外部との燃料の流通が抑制されつつも図られるようになっている。
基部40の周方向には、全周にわたり、支持部41が形成されている。支持部41の上面は、離間部37に対応する凹面となっている。したがって、支持部41は、離間部37を下方から支持する。
この支持部41とともに離間部37を挟持するのが、挟持部42である。挟持部42は、周方向に等間隔で形成されており、支持部41(基部40)から径方向へ突出し、突出部分が略直角に折り曲げられて、上方へ延びている。そして、さらに径方向内側へ折り曲げられた水平部分を有している。この水平部分が上方から離間部37に当接している。水平部分の先端及び基端にはそれぞれ、爪部42a,42bが形成されている。爪部42a,42bはともに、下方へ折り曲げられて、離間部37に対し斜めに当接する。かかる構成により、先端の爪部42aによって、ダンパユニット32の径方向内側への移動が規制される。また、基端の爪部42bによって、ダンパユニット32の径方向外側への移動が規制される。
組付部43は、基部40の下部から径方向外側へ突出し、斜め上方へ延びている。そして、組付部43は、燃料ギャラリ31の側壁の凹部31cに係合している。これにより、基部40の径方向の移動が規制される。
通路部44は、燃料通路45を形成している。この燃料通路45は、一端が容積側通路18に接続されており、他端が基部40にて作られる燃料空間31bの外部に開口している。このとき、通路部44の一部が容積側通路18に挿入されることで、燃料通路45の一端が容積側通路18に接続されている。
本形態では特に、支持部41の高さが周方向において異なっている。具体的には、加圧側通路58の開口付近(図中の左側)が最も低くなっており、加圧側通路58の開口とは反対側(図中の右側)が最も高くなっている。かかる構成により、燃料ギャラリ31の底壁31aに対し傾斜した状態で、ダンパ部材35が組み付けられている。
以上詳述したように、本形態では、ダンパユニット32が、ダンパ部材35と、支持部材36とを備えている。
ここで、ダンパ部材35の周縁には、上下方向に膨らんだ形状の離間部37が形成され、また、離間部37から再び近接方向へ折り曲げられ突き合わせる態様で溶接される溶接部38が形成されている。これにより、溶接部38は、従来の「おがみ接合」ではなく、いわゆる「突き合わせ接合」となり、引っ張り応力に対する強度が大きくなる。したがって、たとえダイアフラム33,34に対し離間する方向の荷重が作用したとしても、接合部位39が破損しにくい。その結果、ダンパ部材35の強度を向上させることができる。
ここで、ダンパ部材35の周縁には、上下方向に膨らんだ形状の離間部37が形成され、また、離間部37から再び近接方向へ折り曲げられ突き合わせる態様で溶接される溶接部38が形成されている。これにより、溶接部38は、従来の「おがみ接合」ではなく、いわゆる「突き合わせ接合」となり、引っ張り応力に対する強度が大きくなる。したがって、たとえダイアフラム33,34に対し離間する方向の荷重が作用したとしても、接合部位39が破損しにくい。その結果、ダンパ部材35の強度を向上させることができる。
特に、図3に示したように、本形態のダンパ部材35は、燃料ギャラリ31内部の燃料の脈動に伴い作動部33a,34aが弾性変形するのであるが、このとき、上述したように作動部33a,34aの曲面部分の曲率半径R1が最も大きくなっている。このため、作動部33a,34aが弾性変形するとき、剛性の低い作動部33a,34aの曲面部分で最も振動が吸収される。これにより、溶接部33d,34dへの応力の作用が抑制される。
また、凸縁部33c,34cの曲率半径R3を最も小さくしたことにより、凸縁部33c,34cの剛性が最も高くなり、溶接部33d,34dの径方向の変形が抑制される。したがって、接合部位39に過大な応力が作用することを抑制できる。
さらにまた、ダンパ部材35の各部の高さがH1>H3>H2の関係を満たすことにより、燃料ギャラリ31の圧力が高くなると、凹溝部33b,34bが互いに近接して当接する。これにより、作動部33a、34aの曲面部分が大きく弾性変形することになり、凸縁部33c,34cの弾性変形が抑制される。その結果、溶接部33d,34dが径方向に変形することが抑制され、接合部位39に応力が作用することを抑制できる。
また、H1>H3の関係により、密閉空間300からの溶接部33d,34dの受圧面積は、作動部33a,34aの受圧面積に比べて小さくなる。これにより、溶接部33d,34dに対し径外方向に作用する荷重を小さくすることができる。その結果、接合部位39に微小な亀裂が生じることを抑制することができる。
特に本形態では、支持部材36によって、ダンパ部材35が傾斜した状態で支持される。このようにダンパ部材35が傾斜することで、加圧側通路58から燃料ギャラリ31に戻される燃料による上側のダイアフラム33に沿った燃料の流れが作り出される。また、この流れは、ダイアフラム33と燃料ギャラリ31を形成する蓋部14との間で抑制される。
これにより、上側のダイアフラム33を十分に機能させることができる。また、ダイアフラム33と燃料ギャラリ31を形成する蓋部14との間で燃料の流れが抑制されるため、供給側通路19へ燃料が流れ込むことを抑制できる。その結果、ダンパ部材35を十分に機能させ、燃料の脈動を十分に抑制することができる。
具体的には、図2中に二点鎖線で示すように、調量行程において加圧側通路58から吐出される燃料は、上側のダイアフラム33に沿って移動し、その流れが抑制される。そして、一部の燃料は、燃料ギャラリ31の側壁周辺から燃料通路45を経由して、容積側通路18へ導かれる。一方、吸入行程において、容積側通路18から吐出される燃料は、燃料通路45を経由して、燃料空間31bの外部へ吐き出される。
これにより、吸入行程において、容積側通路18から吐出される燃料が直接的に下側のダイアフラム34へ作用してダイアフラム34の膨張を阻害することを、防止できる。また、流れの速い燃料は、燃料空間31bの外部を通り、燃料通路45を経由して、加圧室12と可変容積室75との間を行き来する。その結果、供給側通路19へ燃料が流れ込むことを十分に抑制することができる。
また、本形態では、通路部44の一部が容積側通路18に挿入されることで、燃料通路45の一端が容積側通路18に接続されている。これにより、基部40の周方向の位置決めが簡単に実現される。その結果、製造コストを抑えることができる。
さらにまた、本形態では、挟持部42及び組付部43がともに基部40から突出するように設けられている。したがって、ダンパ部材35と支持部材36とがダンパユニット32としてサブアセンブリ化されている。これにより、ハウジング11への組み付けに要する時間が削減される。
なお、本形態の高圧ポンプ1が特許請求の範囲の「高圧ポンプ」に相当し、ダンパ部材35が「ダンパ部材」に相当し、支持部材36が「支持部材」に相当する。
また、離間部37が「離間部」に相当し、溶接部38が「溶接部」に相当する。
さらにまた、基部40が「基部」に相当し、支持部41が「支持部」に相当し、挟持部42が「挟持部」に相当し、組付部43が「組付部」に相当し、通路部44が「通路部」に相当し、燃料通路45が「燃料通路」に相当する。
また、加圧室12が「加圧室」に相当し、加圧側通路58が「加圧側通路」に相当し、可変容積室75が「可変容積室」に相当し、容積側通路18が「容積側通路」に相当し、供給側通路19が「供給側通路」に相当する。
また、離間部37が「離間部」に相当し、溶接部38が「溶接部」に相当する。
さらにまた、基部40が「基部」に相当し、支持部41が「支持部」に相当し、挟持部42が「挟持部」に相当し、組付部43が「組付部」に相当し、通路部44が「通路部」に相当し、燃料通路45が「燃料通路」に相当する。
また、加圧室12が「加圧室」に相当し、加圧側通路58が「加圧側通路」に相当し、可変容積室75が「可変容積室」に相当し、容積側通路18が「容積側通路」に相当し、供給側通路19が「供給側通路」に相当する。
以上、本発明は、上述した形態になんら限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々なる形態で実施可能である。
(イ)上記形態では、挟持部42及び組付部43が別部材として構成されているが、例えば一枚の金属製部材を折り曲げて両者を一体成形してもよい。このようにすれば、部品点数が削減されるという点で有利である。
(ロ)上記形態では、通路部44を備える構成であったが、通路部44を備えない構成としてもよい。また、燃料通路45の他端を適当な方向へ開口させる構成としてもよい。さらにまた、通路部44の一部が容積側通路18へ挿入される構成も必須となるものではない。
(ハ)上記形態では、作動部33a,34aの高さをH1、凹溝部33b,34bの高さをH2、凸縁部33c,34cの高さをH3としたとき、H1>H3>H2となっていた。これに対し、図4に示すように、凸縁部33c,34cの高さが作動部33a,34aの高さよりも大きくなる構成を採用してもよい。すなわち、H3>H1>H2としてもよい。このようにしても、上記と同様の性能が発揮されることが実験的に確認された。
1:高圧ポンプ、10:本体部、11:ハウジング、12:加圧室、13:凹部、14:蓋部、16:シリンダ、17:凹部、18:容積側通路、19:供給側通路、30:燃料供給部、31:燃料ギャラリ、31a:底部、31b:凹部、32:ダンパユニット、33,34:ダイアフラム、33a,34a:作動部、33b,34b:凹溝部、33c,34c:凸縁部、33d,34d:溶接部、35:ダンパ部材、36:支持部材、37:離間部、38:溶接部、39:接合部位、40:基部、41:挟持部、42:組付部、43:バイパス部、44:通路部、45:支持部、46:挟持部、46a:先端部、46b:基端部、47:バイパス通路、48:燃料通路、300:密閉空間、320:ダンパユニット、360:支持部材、400:基部、410:挟持部、420:組付部、430:バイパス部、440:通路部、450:支持部、460:挟持部、470:バイパス通路、480:燃料通路
Claims (7)
- 燃料インレットから燃料ギャラリまでを接続し当該燃料ギャラリの底壁に開口する供給側通路、及び、前記燃料ギャラリから燃料が加圧される加圧室までを接続し当該燃料ギャラリの側壁に開口する加圧側通路を有するハウジングと、
ダイアフラムの周縁に、上下方向に離間する離間部、及び、当該離間部から近接方向へ折り曲げられ突き合わせる態様で溶接される溶接部を有するダンパ部材と、
前記燃料ギャラリに収容される環状の基部、前記基部に設けられ前記離間部を支持する支持部、前記支持部と共に前記離間部を挟持する挟持部、及び、前記燃料ギャラリの内壁に係合し前記基部の移動を規制する組付部を有し、前記加圧側通路から燃料ギャラリに戻される燃料によって前記供給側通路とは反対側の上側のダイアフラムに沿った流れが作り出され前記ダイアフラムと前記燃料ギャラリの頂壁との間で当該流れが抑制されるよう前記ダンパ部材を傾斜した状態で支持する支持部材と
を備えていることを特徴とする高圧ポンプ。 - 請求項1に記載の高圧ポンプにおいて、
前記支持部材は、前記ダンパ部材の前記加圧側通路に近い側が低くなるよう傾斜した状態で支持すること
を特徴とする高圧ポンプ。 - 請求項1又は2に記載の高圧ポンプにおいて、
前記ハウジングは、前記加圧室の容積変化に同期して当該加圧室と反対の容積変化を行う可変容積室から前記燃料ギャラリまでを接続し、当該燃料ギャラリに開口する容積側通路を有し、
前記支持部材は、一端が前記容積側通路に接続された燃料通路を形成する通路部を有していること
を特徴とする高圧ポンプ。 - 請求項3に記載の高圧ポンプにおいて、
前記基部は、その内周壁及び、ダイアフラムの下面、燃料ギャラリの底壁で囲まれる燃料空間を形成しており、
前記燃料通路の他端は、前記燃料空間の外部に開口していること
を特徴とする高圧ポンプ。 - 請求項3又は4に記載の高圧ポンプにおいて、
前記通路部の一部が前記容積側通路に挿入されることで、前記燃料通路の一端が前記容積側通路に接続されていること
を特徴とする高圧ポンプ。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の高圧ポンプにおいて、
前記挟持部及び前記組付部は、一枚の金属製部材から一体成形されていること
を特徴とする高圧ポンプ。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の高圧ポンプにおいて、
前記挟持部及び前記組付部のうち少なくとも一方は、前記基部から突出するように設けられていること
を特徴とする高圧ポンプ。
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- 2010-04-08 JP JP2010089367A patent/JP2011220198A/ja active Pending
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