JP5077776B2 - 高圧ポンプ - Google Patents
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Description
供給通路は、インレットから燃料ギャラリまでを接続する。また、吸入通路は、燃料ギャラリから加圧室までを接続する。この加圧室にて燃料が加圧されるのであるが、この加圧室の容積変化を作出するのが、プランジャの大径部である。このプランジャは、大径部と、大径部と一体に加圧室の反対側に形成された小径部とを、有している。プランジャの大径部は、ハウジングのシリンダによって支持される。そして、加圧室にて加圧された燃料は、アウトレットから吐出される。
また、圧入量規制部材は、複数の規制部、および複数の規制部の間に容積室通路の一部を構成する燃料流路を有する。すなわち、圧入量規制部材はプランジャ囲繞部とハウジングとで挟持されるのであるが、この挟持部分を容積室通路の一部として利用する。このようにすれば、可変容積室からの流路を簡単に構成することができる。
(基本構成)
本構成の高圧ポンプは、図1に示すごとくである。高圧ポンプ1は、図示しないインレットから供給される燃料を加圧し、吐出弁部70から図示しない燃料レールへ吐出する。なお、インレットの上流側には、低圧燃料ポンプからの配管が接続される。
高圧ポンプ1は、外郭を構成している本体部10、プランジャ部30、吸入弁部50、及び、吐出弁部70を備えている。
さらにまた、カバー12及びプランジャ部30の配列方向に直交する方向に、吸入弁部50(図1中の左方)及び吐出弁部70(図1中の右方)が設けられている。
このような構成により、燃料ギャラリ13に供給された燃料は、吸入弁部50を経由し、加圧室14を経由して、吐出弁部70から吐出される。
最初にプランジャ部30について説明する。
プランジャ部30は、プランジャ31、オイルシールホルダ32、スプリングシート33、及び、プランジャスプリング34などを備えている。
基部321は、略円筒状であり、プランジャ31の小径部312を支持する。基部321は、その内部に、リング状のシール323を有している。シール323は、内周のテフロンリング(「テフロン」は登録商標)と外周のOリングとからなる。このシール323により、プランジャ31の小径部312周囲の燃料油膜の厚さが調整され、エンジンへの燃料のリークが抑制される。このシール323に隣接して、加圧室14側に、プランジャストッパ324が配設されている。また、基部321は、その先端部分に、オイルシール325を有している。このオイルシール325によって、プランジャ31の小径部312の周囲のオイル油膜の厚さが規制され、オイルのリークが抑制される。
吸入弁部50は、図1に示すように、ハウジング11によって形成される筒部51、筒部51の開口を覆う弁部カバー52、及び、コネクタ53等を備えている。
筒部51は、略円筒状に形成され、内部に燃料通路55を有している。燃料通路55には、略円筒状のシートボディ56が配置されている。シートボディ56の内部には、吸入弁57が配置されている。この吸入弁57の内部には、スプリング58が収容配置されている。
吐出弁部70は、図1に示すように、ハウジング11にて形成される円筒状の収容部71を有している。この収容部71にて形成される収容室711に、吐出弁72、スプリング73、及び、係止部74が収容されている。また、収容室711の開口部分が、吐出口75となっている。吐出口75とは反対側の収容室711の深部には、弁座712が形成されている。
吸入行程は、燃料ギャラリ13から加圧室14へ燃料を吸入する行程である。このとき、プランジャ31は、上死点(図4参照)から下死点(図5参照)へ向かって移動し、吸入弁57は開弁状態となっている。
加圧行程は、加圧室14から吐出弁部70を経由して燃料を吐出する行程である。このとき、プランジャ31は、上死点(図4参照)へ向かって移動し、吸入弁57は閉弁状態となっている。
なお、図4及び図5では、吸入弁57は、便宜上、すべて開弁状態で示している。
上記吸入行程では、プランジャ31の移動により加圧室14の容積が増加する。一方、可変容積室35の容積は減少する。したがって、可変容積室35に蓄えられた燃料が燃料ギャラリ13へ供給されることになる。
上記調量行程では、プランジャ31の移動により加圧室14の容積が減少する。一方、可変容積室35の容積は増加する。したがって、加圧室14から燃料ギャラリ13へ戻される燃料の一部は、可変容積室35へ送られる。
なお、加圧行程においては、吸入弁57が閉弁状態となることで、加圧室14から燃料ギャラリ13への燃料の戻りは問題にならない。
吸入行程において、可変容積室35の容積の減少が「60」であるとすると、可変容積室35から燃料ギャラリ13へ「60」の燃料が供給される。ここで加圧室14の容積の増加が「100」であるとすると、インレット開口部133からの燃料の供給量は、「40」で賄えることになる。
上述したように、高圧ポンプ1には、プランジャ31の小径部312の周囲に、可変容積室35が形成されている。可変容積室35は、上述したように、ハウジング11のシリンダ15、プランジャ31の大径部311の基端面、小径部312の外周壁、及び、オイルシールホルダ32のシール323に囲まれた空間である。この可変容積室35は、オイルシールホルダ32を取り付けることで形成される。
図7は、本形態のプランジャストッパ91を示す。なお、図7(a)はプランジャストッパ91の平面図であり、図7(b)は、図7(a)のVIIb−VIIb線概略断面図である。
図8は、本形態のプランジャストッパ92を示す。なお、図8(a)はプランジャストッパ92の平面図であり、図8(b)は、図8(a)のVIIIb−VIIIb線概略断面図である。
図9は、本形態のプランジャストッパ93を示す。なお、図9(a)はプランジャストッパ93の平面図であり、図9(b)は、図9(a)のIXb−IXb線概略断面図である。
図10は、本形態のプランジャストッパ94を示す。なお、図10(a)はプランジャストッパ94の平面図であり、図10(b)は、図10(a)のXb−Xb線概略断面図である。
図11は、本形態のプランジャストッパ95を示す。なお、図11(a)はプランジャストッパ95の平面図であり、図11(b)は、図11(a)のXIb−XIb線概略断面図である。
Claims (5)
- 燃料が供給されるインレットから燃料ギャラリまでを接続する供給通路と、
前記燃料ギャラリから加圧室までを接続する吸入通路と、
前記加圧室の容積変化を作出する大径部、及び、当該大径部と一体に前記加圧室の反対側に形成され前記大径部よりも小径の小径部を有するプランジャと、
前記加圧室にて加圧された燃料を吐出するアウトレットと、
前記プランジャの大径部を支持するシリンダを有するハウジングと、
前記ハウジングに対し圧入されて取り付けられ、前記小径部の周囲に可変容積室を形成するプランジャ囲繞部と、
前記可変容積室から前記燃料ギャラリまでを接続する容積室通路と、
を備え、
前記プランジャによって、前記加圧室の容積が減少すると前記可変容積室の容積が増加し前記燃料ギャラリから前記可変容積室へ燃料が供給され、一方、前記加圧室の容積が増加すると前記可変容積室の容積が減少し前記可変容積室から前記燃料ギャラリへ燃料が供給されるようになっており、
さらに、前記ハウジングと前記プランジャ囲繞部との間に挟持され、前記ハウジングに当接する複数の規制部の間に前記可変容積室と前記燃料ギャラリとを連通し前記容積室通路の一部を構成する燃料流路を形成し、前記ハウジングに対する前記プランジャ囲繞部の圧入量を規制する圧入量規制部材を備えることを特徴とする高圧ポンプ。 - 請求項1に記載の高圧ポンプにおいて、
前記プランジャ囲繞部は、前記ハウジングに取り付けられることで、前記ハウジングと共に前記容積室通路の一部を形成することを特徴とする高圧ポンプ。 - 請求項1又は2に記載の高圧ポンプにおいて、
前記プランジャ囲繞部は、前記プランジャの小径部の周囲をシールし、前記可変容積室を液密に保持するシール部を有しており、
前記圧入量規制部材は、前記小径部に挿通され、前記シール部に隣接して前記加圧室側に配設されていることを特徴とする高圧ポンプ。 - 請求項3に記載の高圧ポンプにおいて、
前記圧入量規制部材は、前記シール部の前記加圧室側の面を覆うようにシール部に接触して配置されることを特徴とする高圧ポンプ。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の高圧ポンプにおいて、
前記圧入量規制部材は、前記加圧室から離れる方向への前記プランジャの移動を規制するボトム決定面を有していることを特徴とする高圧ポンプ。
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