JP2000027608A - アジャストスクリュ - Google Patents

アジャストスクリュ

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JP2000027608A
JP2000027608A JP10195764A JP19576498A JP2000027608A JP 2000027608 A JP2000027608 A JP 2000027608A JP 10195764 A JP10195764 A JP 10195764A JP 19576498 A JP19576498 A JP 19576498A JP 2000027608 A JP2000027608 A JP 2000027608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
cap
peripheral surface
head
spherical surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP10195764A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Yamazaki
敏明 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP10195764A priority Critical patent/JP2000027608A/ja
Publication of JP2000027608A publication Critical patent/JP2000027608A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップをねじ本体の頭部に装着するためのキ
ャップとチップとの結合力のバラツキが小さくなるよう
にする。 【解決手段】 キャップ19の内周面20とチップ16
の外周面21とを圧入により結合せしめ、チップ16の
凹球面15がねじ本体9頂部の凸球面14に当接するよ
う、チップ16をねじ本体9の頭部10に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのバルブ
開閉機構等に使用するアジャストスクリュに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されているエンジンのバル
ブ開閉機構の一例を図4によって説明すると、1は、図
示しないピストンが摺動可能に嵌装されているシリン
ダ、2はバルブ、3はインジェクタ、4はグロー・プラ
グであり、バルブ2は上下方向に摺動するように支持さ
れていて、スプリング5で常時上方に付勢されており、
バルブ2の上端には、上下方向に変位するクロス・ヘッ
ド6が当接している。
【0003】7は、ロッカ・シャフト8を中心に揺動す
るロッカ・アームであって、ロッカ・アーム7の一端に
は、アジャストスクリュのねじ本体9が頭部10を下に
して螺合されて固定されており、ロッカ・アーム7の他
端には、カムローラ11が取り付けられている。
【0004】12は、カム・シャフト13によって回転
されるカムであって、このカム12にカムローラ11が
当接し、カム12の回転により、カムローラ11を介し
てロッカ・アーム7をロッカ・シャフト8を中心に揺動
させるようになっている。
【0005】カム12が回転してカムローラ11を図4
の右上方へ押し上げると、ロッカ・アーム7はロッカ・
シャフト8を中心として図4の時計方向に揺動し、ロッ
カ・アーム7はアジャストスクリュのねじ本体9を介し
てクロス・ヘッド6を下方に押し下げる。クロス・ヘッ
ド6が押し下げられると、バルブ2はスプリング5の付
勢力に抗して押し下げられ、シリンダヘッドに形成され
た吸気ポートまたは排気ポートを開くようになる。
【0006】カム12が回転してカムローラ11を押し
上げなくなると、ロッカ・アーム7のアジャストスクリ
ュのねじ本体9を介してクロス・ヘッド6を下方に押し
下げる力もなくなり、バルブ2はスプリング5の付勢力
で上昇し、前記吸気ポートまたは排気ポートを閉じるよ
うになる。
【0007】バルブ2がスプリング5の付勢力で上昇す
ると、これに伴ってクロス・ヘッド6も上昇し、アジャ
ストスクリュのねじ本体9はクロス・ヘッド6により押
し上げられて、ロッカ・アーム7はロッカ・シャフト8
を中心として図4の反時計方向に揺動する。
【0008】上述したエンジンのバルブ開閉機構におい
て、ロッカ・アーム7の一端に固定されているアジャス
トスクリュのねじ本体9は、ロッカ・アーム7と共にロ
ッカ・シャフト8を中心として揺動するため、ロッカ・
シャフト8を中心とする円弧上で移動することになる。
【0009】これに対してクロス・ヘッド6は、上下方
向の直線移動をするため、円弧移動をするねじ本体9の
頭部10を、直線移動をするクロス・ヘッド6にそのま
ま当接させたのでは、その当接箇所において局所的な磨
耗等の不具合が生ずることになる。
【0010】そのため従来から図3に示すように、ねじ
本体9の頭部10の頂面に凸球面14を形成し、この凸
球面14と同じ曲率半径の凹球面15を上面に形成して
下面を平坦面としたチップ16を、凹球面15がねじ本
体9の頭部10頂面の凸球面14に当接するように、キ
ャップ17によってねじ本体9の頭部10に装着し、ね
じ本体9の頭部10が円弧移動をしても、頭部10頂面
の凸球面14に沿ってチップ16の凹球面15が摺動変
位し、チップ16下面の平坦面は、上下方向の直線移動
をするクロス・ヘッド6(図4参照)に常に密接するよ
うにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、チップ16
をねじ本体9の頭部10に装着するキャップ17をチッ
プ16に結合するには、従来、キャップ17の下部をカ
シメ18によってチップ16に固着していた。
【0012】しかしながら、カシメ18によるキャップ
17とチップ16との結合は、カシメ18部分の結合力
のバラツキが大きくなりやすく、製造時において結合力
の管理に多くの工数を要していた。
【0013】本発明は、このような問題を解消し、チッ
プをねじ本体の頭部に装着するためのキャップとチップ
との結合力のバラツキが小さくなるようにしたアジャス
トスクリュを提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、頂部
に凸球面が形成された頭部を有するねじ本体と、前記凸
球面に当接する凹球面を有するチップと、該チップをね
じ本体の頭部に装着するためのキャップを備えたアジャ
ストスクリュにおいて、前記キャップの内周面と前記チ
ップの外周面とを圧入により結合せしめ、チップの凹球
面がねじ本体頂部の凸球面に当接するよう、チップをね
じ本体の頭部に装着したことを特徴とするアジャストス
クリュに係るもので、キャップの内周面とチップの外周
面とを圧入によって結合させることにより、キャップと
チップとの結合力のバラツキは小さく、また結合力も強
いものになる。
【0015】請求項2の発明は、キャップの内周面にラ
バーを加硫した請求項1に記載のアジャストスクリュに
係るもので、キャップの内周面とチップの外周面とを圧
入によって結合させる際、ラバーが介在することによ
り、カジリや倒れが生じなくなって、さらに組立が容易
になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
に基づいて説明する。
【0017】図1は、請求項1の発明の実施形態の一例
を示す縦断面図であって、図3と同一部分には同一符号
を付してある。
【0018】頂面に凸球面14を形成したねじ本体9の
頭部10の頂面に、凹球面15を有するチップ16を装
着するために使用するキャップ19は、その内周面20
の径を、チップ16の外周面21の径よりも微小寸法だ
け小さく製作しておく。
【0019】そして、このキャップ19の内周面20を
チップ16の外周面21に圧入してキャップ19とチッ
プ16とを一体的に結合し、このキャップ19の上部で
ねじ本体9の頭部10上方を包囲し、頭部10頂面の凸
球面14にチップ16の凹球面15が当接し、チップ1
6が凸球面14に沿って移動できるように、チップ16
をねじ本体9の頭部10に装着する。
【0020】キャップ19とチップ16とは、圧入によ
って一体的に結合してあるため、キャップ19とチップ
16とがバラツキの小さい、しかも強い結合力で一体化
されたアジャストスクリュを得ることができる。
【0021】図2は、請求項2の発明の実施形態の一例
を示す縦断面図であって、図1と同一部分には同一符号
を付してある。
【0022】頂面に凸球面14を形成したねじ本体9の
頭部10の頂面に、凹球面15を有するチップ16を装
着するために使用するキャップ22は、その内周面23
の径を、チップ16の外周面21の径よりも若干大きな
寸法になるように製作しておく。そして、キャップ22
の内周面23には、耐油性フッ素ラバー等のラバー24
の層を加硫してキャップ22に固着する。このラバー2
4の層の内径は、チップ16の外周面21の径よりもや
や小さな寸法になるようにしておく。
【0023】一方、チップ16の外周面21には、下方
から上方へ向かって次第にチップ16に切り込まれ、上
端に段部が形成されている溝25を刻設しておく。
【0024】上述したキャップ22をチップ16の外周
面21に圧入する際には、キャップ22の内周面23と
チップ16の外周面21との間にラバー24が介在して
いるため、内周面23と外周面21とは、カジリや倒れ
が生ずることなく容易に圧入作業を行うことができるよ
うになる。
【0025】尚、本発明のアジャストスクリュは、エン
ジンのバルブ開閉機構のみでなく、円弧移動をする部材
と、直線移動をする部材との間で変位や力を伝達する全
ての機構に適用することが可能である。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明は、キャップの内周面と
チップの外周面とを圧入によって一体的に結合させてい
るので、カシメよりもキャップとチップとの結合力のバ
ラツキが小さくなり、安定したアジャストスクリュが得
られる効果がある。
【0027】請求項2の発明は、キャップの内周面とチ
ップの外周面との間にラバーが介在しているので、内周
面と外周面とは、カジリや倒れが生ずることなく容易に
圧入作業を行うことができ、作業性がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施形態の一例を示す縦断面
図である。
【図2】請求項2の発明の実施形態の一例を示す縦断面
図である。
【図3】従来のアジャストスクリュの一例を示す縦断面
図である。
【図4】エンジンのバルブ開閉機構の一例を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
9 ねじ本体 10 頭部 14 凸球面 15 凹球面 16 チップ 19 キャップ 20 内周面 21 外周面 22 キャップ 23 内周面 24 ラバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂部に凸球面が形成された頭部を有する
    ねじ本体と、前記凸球面に当接する凹球面を有するチッ
    プと、該チップをねじ本体の頭部に装着するためのキャ
    ップを備えたアジャストスクリュにおいて、前記キャッ
    プの内周面と前記チップの外周面とを圧入により結合せ
    しめ、チップの凹球面がねじ本体頂部の凸球面に当接す
    るよう、チップをねじ本体の頭部に装着したことを特徴
    とするアジャストスクリュ。
  2. 【請求項2】 キャップの内周面にラバーを加硫した請
    求項1に記載のアジャストスクリュ。
JP10195764A 1998-07-10 1998-07-10 アジャストスクリュ Pending JP2000027608A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10195764A JP2000027608A (ja) 1998-07-10 1998-07-10 アジャストスクリュ

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5569596B2 (ja) * 2010-12-28 2014-08-13 トヨタ自動車株式会社 高圧ポンプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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