JPWO2012023294A1 - 手乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

上部および側部が開口した手乾燥室を有する箱体(1)と、空気流を発生する空気流発生装置と、手乾燥室に設けられ空気流発生装置の空気流を噴出するノズルと、手乾燥室に設けられた第一のセンサ(30b)と、手乾燥室に設けられ第一のセンサ(30b)より下方でかつ左右方向において第一のセンサ(30b)より外側に設けられた第二のセンサ(31b)と、第一のセンサ(30b)又は第二のセンサ(31b)の信号に基づいて空気流発生装置を運転制御する制御手段とを備えている。

Description

本発明は、洗浄後の濡れた手を乾燥させるための手乾燥装置に関するものである。
従来の手乾燥装置は、例えば特開平6−62981号公報に、箱体の正面及び側面を開口して挿通自在に設けられた手挿入部と、手挿入部の上下面部に各々配設された吹出ノズルと、手挿入部内の空気を吸込み吹出ノズルに高圧空気を送る高圧空気発生部と、手挿入部に設けられ手挿入部への挿入状態を検出するセンサとを具備する手乾燥装置が開示されている。更に詳細として、その手挿入部は下部方向へ傾斜を有して略U字状を呈し、センサは手挿入部の上下面部の入口側に設けられた入口上下側センサおよび手挿入部の上下面部の奥側に設けられた奥上下側センサで構成され、奥上下側センサを結ぶ位置まで手が挿入されると手検出信号が制御回路に送られ高圧空気発生部が始動し、入口上下側センサの手検出がないとき高圧空気発生部が停止することが開示されている。
特開平6−62981号公報(請求項1、段落「0019」及び「0022」〜「0023」、図1)
従来の手乾燥装置では、使用者は濡れた手を箱体の正面の開口から下方に向かって手挿入部の中へ挿入させた後、手を上方に移動させ吹出ノズルからの風を手に当てながら正面の開口から手を引き抜いて手を乾燥させていた。しかし、学校など子供専用以外の一般のトイレ等に設置されている手乾燥装置の設置高さは、通常は大人が使用しやすいように大人の身長に概ね合わせて設置されているため、子供など身長の低い人が手乾燥装置を使用しようとしても正面の開口の位置が高すぎ、正面の開口から手挿入部の奥まで手を十分に挿入することができなかった。そのため奥上下側センサで手が検知されないため高圧空気発生部が動作せず、大人と同じように正面の開口から手を挿入して手乾燥装置を使用することができないという問題があった。
また、身長の低い人が正面の開口の代わりに側面の開口から手を挿入して奥上下センサに手を検知させようとしても、使用者からは奥上下センサが直接見えないので手挿入部のどこを狙って挿入すればよいか分からず手挿入部の中で手をあちこち動かす必要があり、また奥上下センサは側面の開口からも離れた手挿入部の奥に設けられているので意識して手挿入部の奥まで挿入しなければ手が検知されないなど、単に手を挿入しただけでは奥上下センサで手が検知される可能性が非常に低いという問題があった。また奥上下センサは吹出ノズルから大きく離れた手挿入部の下方の奥に設けられているので、ノズルからの高速空気を手に当て手を乾燥させるためには、仮に奥上下センサで手が検知されたとしても奥上下センサからノズルまでの移動距離が大きく煩わしいという問題があった。また、奥上下センサを探すために手挿入部の中で手をあちこち動かしているうちに手挿入部の内壁面に接触してしまい、せっかく洗った手が汚れてしまうという問題があった。
本発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、大人や子供など使用者の身長に大小があっても使い勝手のよい手乾燥装置を得るものである。
この発明に係る手乾燥装置においては、上部及び側部が開口した手乾燥室を有する箱体と、箱体に設けられ空気流を発生する空気流発生装置と、手乾燥室の内壁面に設けられ空気流発生装置で発生した空気流を手乾燥室に噴出するノズルと、手乾燥室の内壁面に設けられた第一のセンサと、手乾燥室の内壁面に設けられ第一のセンサより下方でかつ左右方向において第一のセンサより外側に設けられた第二のセンサと、第一のセンサ又は第二のセンサの信号に基づいて手の有無を検知し空気流発生装置を運転制御する制御手段とを備えたものである。
手乾燥室の側部の開口から手を挿入すれば第二のセンサにより手が容易に検知され、大人や子供など使用者の身長に大小があっても使い勝手のよい手乾燥装置を得ることができる。
図1は、この発明の実施の形態1に示す手乾燥装置の外観を示す斜視図である。 図2は、この発明の実施の形態1に示す手乾燥装置の右側面断面図である。 図3は、この発明の実施の形態1に示す手乾燥装置で、図2中の矢視Aからの手乾燥室の内壁面のセンサ及びノズルの配置を示す説明図である。 図4は、この発明の実施の形態1に示す手乾燥装置で、図2中の矢視Bからの手挿入部の内壁面のセンサ及びノズルの配置を示す説明図である。 図5は、この発明の実施の形態1に示す手乾燥装置の高圧空気流発生装置の始動までのフローチャート図である。 図6は、この発明の実施の形態1に示す手乾燥装置で、大人など子供より身長の高い人が上開口部から手を挿入したときの手乾燥室を正面から透視した説明図である。 図7は、この発明の実施の形態1に示す手乾燥装置で、子供など大人より身長の低い人が側開口部から手を挿入したときの手乾燥室を正面から透視した説明図である。 図8は、この発明の実施の形態1に示す手乾燥装置で、大人など子供より身長の高い人が側開口部から手を挿入したときの手乾燥室を正面から透視した説明図である。 図9は、この発明の実施の形態2に示す手乾燥装置の右側面断面図である。 図10は、この発明の実施の形態2に示す手乾燥装置で、図9中の矢視Cからの手乾燥室の内壁面のセンサ及びノズルの配置を示す説明図である。 図11は、この発明の実施の形態2に示す手乾燥装置で、図9中の矢視Dからの手乾燥室の内壁面のセンサ及びノズルの配置を示す説明図である。 図12は、この発明の実施の形態2に示す手乾燥装置の高圧空気流発生装置の始動までのフローチャート図である。 図13は、この発明の実施の形態2に示す手乾燥装置で、大人など子供より身長の高い人が上開口部から手を挿入したときの手乾燥室を正面から透視した説明図である。 図14は、この発明の実施の形態2に示す手乾燥装置で、子供など大人より身長の低い人が側開口部から手を挿入したときの手乾燥室を正面から透視した説明図である。 図15は、この発明の実施の形態3に示す手乾燥装置の高圧空気流発生装置の始動までのフローチャート図である。 図16は、この発明の実施の形態4に示す手乾燥装置の高圧空気流発生装置の始動までのフローチャート図である。 図17は、この発明の実施の形態5に示す手乾燥装置の右側面断面図である。 図18は、この発明の実施の形態5に示す手乾燥装置で、図17中の矢視Eからの手乾燥室の内壁面のセンサ及びノズルの配置を示す説明図である。 図19は、この発明の実施の形態5に示す手乾燥装置で、図17中の矢視Fからの手乾燥室の内壁面のセンサ及びノズルの配置を示す説明図である。 図20は、この発明の実施の形態1から実施の形態5のいずれかに示す手乾燥装置の別の実施例を示す説明図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に示す手乾燥装置の外観を示す斜視図である。また図2はこの発明を実施するための実施の形態1における手乾燥装置の右側面断面図である。図1及び図2において、箱体1は手乾燥装置の外郭をなし、箱体1には上部及び側部が開口して手を自由に挿抜でき、側面から見て下方に背面方向に傾斜を有してほぼU字状の空間の手乾燥室2が設けられている。また箱体1には空気流を発生させる空気流発生装置3及び空気流発生装置3の運転を制御する制御手段4が設けられ、手乾燥室2に設けられた第一のセンサ(受光側)30b又は第二のセンサ(受光側)31bから出力された信号に基づき制御手段4が空気流発生装置3を始動させ、発生させた空気流を手乾燥室2の内壁面に設けられたノズル5から手乾燥室2の中に噴出させている。手乾燥室2の底面には手乾燥室2内の水を排水する排水口6が設けられ、排水口6にはパイプ状の排水路7の一端が取り付けられ、排水路7の他端(図示せず)の下方には排水路7を通って排水された水を溜めるタンク8が着脱自在に箱体1に取り付けられている。
手乾燥室2の上部の開口の口元である上開口部2aと側部の開口の口元である側開口部2bは繋がっており、使用者にとっては上開口部2aと側開口部2bの開口が合わせて一つの開口として見なされ、使用者は上開口部2aと側開口部2bのどこからでも手を自由に挿抜することができる。尚、手乾燥室2の上部が開口している形状については、箱体1の上面に開口があっても、箱体1の正面に開口があってもよい。手乾燥室2には、手乾燥室2の正面側の内壁面を構成する正面側壁面2cと、正面側壁面2cに対向し手乾燥室2の背面側の内壁面を構成する背面側壁面2dがあり、抗菌剤を含浸させた樹脂でできているとともに、その表面にはシリコン系もしくはフッ素系等の撥水性コ−ティングが施されている。そのため正面側壁面2c及び背面側壁面2dの汚れ付着を低減するとともに、菌の繁殖を抑制している。
箱体1の正面から見て左右方向に概ね直線状に伸びたノズル5が、手乾燥室2の上下方向の中央より上方で、出来るかぎり上開口部2aの近くの正面側壁面2c及び背面側壁面2dにそれぞれ設けられ、手乾燥室2の奥側に向かって空気を噴出するような噴出角度になっている。手乾燥室2の上下方向の中央より上方で、出来るかぎり上開口部2aの近くにノズル5を設けることにより、手乾燥室2においてノズル5から下方の範囲は手を収容するのに必要な長さを確保するとともに、手乾燥室2においてノズル5から上方の長さは出来るだけ短くして、手乾燥室2の上下方向全体の長さをコンパクトにし出来るだけ手乾燥装置の上下方向の小型化を図っている。
箱体1には、手乾燥室2の下方に羽根とモーターで構成された高圧ブロワなどの高圧の空気流を発生させる空気流発生装置3が設けられ、空気流発生装置3は排気チャンバ9内に収容されている。排気チャンバ9の排気口9aには手乾燥室2を挟んで正面側と背面側にそれぞれ設けられた排気ダクト10が接続され、排気ダクト10は正面側壁面2c及び背面側壁面2dに設けられたノズル5と連通している。また、空気流発生装置3の吸気口(図示せず)は、吸気ダクト11の一方に接続され、吸気ダクト11の他方は箱体1の底部に下方に開口して吸気口11aを形成している。吸気口11aには空気を清浄するためのフィルタ12が着脱可能に設けられている。従って、吸気口11aから吸気ダクト11を通り、空気流発生装置3を介して排気チャンバ9を通り、排気ダクト10を通りノズル5までの連通した風路が形成されている。
図3はこの発明の実施の形態1に示す手乾燥装置で、図2中の矢視Aからの手乾燥室の内壁面のセンサ及びノズルの配置を示す説明図である。図4はこの発明の実施の形態1に示す手乾燥装置で、図2中の矢視Bからの手挿入部の内壁面のセンサ及びノズルの配置を示す説明図である。図3に示すように、正面側壁面2cには、手乾燥室2の上下方向の中央より上方で出来るかぎりノズル5の近傍でかつノズル5より上開口部2a側の位置に、手の有無を検知するための第一のセンサ30の発光側素子である第一のセンサ(発光側)30aが、左右方向に間隔を空けノズル5の左右方向の両端よりも中央側に位置するように3ヶ所に設けられている。
更に正面側壁面2cには、第一のセンサ(発光側)30a及びノズル5より下方で、かつ左右方向においてノズル5より外側の位置に、上下方向に間隔をあけて第二のセンサ31の発光側素子である第二のセンサ(発光側)31aが2ヶ所ずつ左右対称に設けられている。更にノズル5と第二のセンサ(発光側)31aと手乾燥室2の底面との上下方向の位置関係としては、ノズル5と手乾燥室2の底面との間の上下方向の距離L1に対し、ノズル5と第二のセンサ(発光側)31aとの上下方向の距離L2が、L2≒1/2×L1からL2>1/2×L1の範囲となるように設けられている。尚、図示はしないが第二のセンサ(発光側)31aを左右1ヶずつ設ける場合には、L2≒1/2×L1の位置に設けるとよい。尚、第一のセンサ30及び第二のセンサ31のそれぞれの素子数は上述の個数に限定されることはない。
図4に示すように、背面側壁面2dにも、正面側壁面2cと同様の配置で、第一のセンサ30の受光側素子である第一のセンサ(受光側)30b及び第二のセンサ31の受光側素子である第二のセンサ(受光側)31bが設けられ、第一のセンサ(発光側)30a及び第二のセンサ(発光側)31aとそれぞれ対向している。第一のセンサ(発光側)30a及び第二のセンサ(発光側)31aからそれぞれ発光タイミングをずらして赤外線が発光され、第一のセンサ(受光側)30b及び第二のセンサ(受光側)31bではそれぞれの赤外線を受光している。第一のセンサ(発光側)30aと第一のセンサ(受光側)30bの間、又は第二のセンサ(発光側)31aと第二のセンサ(受光側)31bの間に手などの乾燥対象物があると発光された赤外線が遮られるため、第一のセンサ(受光側)30b又は第二のセンサ(受光側)31bでの受光量が変わり、受光量に応じて信号が出力される。第一のセンサ(受光側)30b又は第二のセンサ(受光側)31bから出力された出力信号は制御手段4に入力され、制御手段4では入力された信号レベルと所定の閾値とを比較して乾燥対象物の有無を判断している。
次に、手乾燥装置が動作したときの空気の流れについて説明する。手乾燥室2に乾燥対象物である濡れた手が挿入されると、第一のセンサ30又は第二のセンサ31の出力信号により制御手段4が手などの乾燥対象物があることを判断して空気流発生装置3を始動させる。吸気口11aからはフィルタ12で清浄された手乾燥装置の外の空気が吸い込まれ、吸気ダクト11を通って空気流発生装置3の吸込口(図示せず)から吸い込まれる。吸い込まれた空気は空気流発生装置3で高圧化され排気チャンバ9内に排気され、排気ダクト10を通ってそれぞれのノズル5で高速空気に変換され手乾燥室2に噴出される。それぞれのノズル5は直線状に設けられているので、ノズル5から噴出される高速空気はエアカーテン状に噴出され、手乾燥室2内に挿入されている濡れた手の平及び甲の両面に線状に当たり、手の表面に付着している水を吹飛ばす。
そして、挿入されている手が上開口部2aから手乾燥室2の外に引き抜かれることで、エアカーテン状の高速空気が手の手首付近から指先に向かって水を吹き飛ばしながら移動し、手全体に付着している水を吹き飛ばして手が乾燥させられる。手乾燥室2から手が抜かれると、第一のセンサ30及び第二のセンサ31の出力信号により制御手段4が、手が無いと判断し空気流発生装置3を停止させる。手乾燥室2に挿入された濡れた手から吹き飛ばされた水は手乾燥室2に飛ばされ、正面側壁面2c及び背面側壁面2dに当たって流下し、手乾燥室2の底面に設けられた排水口6から排水路7を通ってタンク8に溜められる。
次に、第一のセンサ30又は第二のセンサ31の信号に基づいて空気流発生装置3を運転制御させる制御手段4の制御内容について説明する。図5はこの発明の実施の形態1に示す手乾燥装置の空気流発生装置3の始動までのフローチャート図である。図5において、S1〜S11はフローの各ステップを表す。手乾燥装置の電源(図示せず)がONされると制御手段4に電気が供給され、第一のセンサ30及び第二のセンサ31が動作して使用者の手が挿入されるのを待っている待機状態のS1になる。S1では第二のセンサ31からの出力信号のレベルが所定の閾値未満かどうかを判断し、閾値未満であればS2に進み、そうでなければS6に進む。S6では第一のセンサ30からの出力信号のレベルが所定の閾値未満かどうかを判断し、閾値未満であればS7に進み、そうでなければS1に戻る。
S2では内蔵したタイマ(図示せず)をリセットさせ、その後S3に進む。S3ではS2でリセットしたタイマ(図示せず)をスタートさせ、その後S4に進む。S4ではS3でスタートさせたタイマ(図示せず)が所定時間(t2)経過したかどうかを判断する。本実施例ではt2=0.5秒に設定してあるため、タイマ(図示せず)が0.5秒経過したかどうかを判断する。0.5秒経過していればS5に進み、0.5秒経過していなければS4に戻る。S7では内蔵したタイマ(図示せず)をリセットさせ、その後S8に進む。S8ではS7でリセットしたタイマ(図示せず)をスタートさせ、その後S9に進む。S9ではS8でスタートさせたタイマ(図示せず)が所定時間(t1)経過したかどうかを判断する。本実施例ではt1=1.0秒に設定してあるため、タイマ(図示せず)が1.0秒経過したかどうかを判断する。1.0秒経過していればS5に進み、1.0秒経過していなければS9に戻る。
S5では第二のセンサ31の出力信号のレベルが所定の閾値未満かどうかを判断し、手閾値未満であればS11に進み、そうでなければS10に進む。S10では第一のセンサ30の出力信号のレベルが所定の閾値未満かどうかを判断し、閾値未満であればS11に進み、そうでなければS1に戻る。S11では空気流発生装置3を始動させる。
尚、一旦、空気流発生装置3を始動させれば、第一のセンサ30又は第二のセンサ31の少なくともどちらか一方でも出力信号のレベルが所定の閾値未満であれば空気流発生装置3の運転を継続させ、第一のセンサ30及び第二のセンサ31のどちらも所定の閾値未満でない場合に空気流発生装置3を停止させる。
次に具体的に濡れた手が挿入された場合で説明する。図6は、この発明の実施の形態1に示す手乾燥装置で、大人など子供より身長の高い人が上開口部2aから手を挿入したときの手乾燥室2を正面から透視した説明図である。使用者が手洗い後に手乾燥装置の正面に立ち、手の平を開いた状態で両手を上開口部2aから手乾燥室2の中へ下方向に挿入し始めると、指先付近によって第一のセンサ30が遮られるので第一のセンサ30の出力信号のレベルが下がりS6からS8に進みS9まで進む。S9で時間を1.0秒経過させているので、その間に下方に挿入され続けた両手は、濡れている指先から手首までが手乾燥室2の中に十分入った状態になっており、腕付近により第一のセンサ30が遮られ第一のセンサ30の出力信号は下がったままなのでS10からS11に進み、空気流発生装置3が始動しノズル5から高速空気は噴出される。
ノズル5から高速空気が噴出されると使用者は手の平を開いたまま両手を上方へ移動させ、移動により手首付近の手の平と手の甲に高速空気が当り始め、上開口部2aから両手を引き抜くことで、手首から指先まで手全体に付着している水が吹き飛ばされ手が乾燥される。上開口部2aから両手が完全に引き抜かれると、第一のセンサ30及び第二のセンサ31のどちらも手で遮られていないのでどちらの出力信号のレベルも閾値未満ではなく、空気流発生装置3が停止する。
図7は、この発明の実施の形態1に示す手乾燥装置で、子供など大人より身長の低い人が側開口部2bから手を挿入したときの手乾燥室2を正面から透視した説明図である。図7に示すように、使用者が手洗い後、手乾燥装置の正面に立ち、両腕を水平気味にして手の平を開いた状態で両手を側開口部2bから手乾燥室2の中へ左右方向に挿入し始めると、指先付近によって第二のセンサ31が遮られるので第二のセンサ31の出力信号のレベルが下がりS1からS2に進みS4まで進む。S4で時間を0.5秒経過させているので、その間に挿入され続けた両手は、濡れている指先から手首までが手乾燥室2の中に十分入った状態になっており、腕付近により第二のセンサ31が遮られ第二のセンサ31の出力信号は下がったままなのでS5からS11に進み、空気流発生装置3が始動しノズル5から高速空気は噴出される。
高速空気が噴出されると、使用者は上開口部2aから外に引き抜いて手全体を乾燥させる。尚、特に身長の小さな人では、側開口部2bから両手を挿入後、腕全体をそのままにして手の平と手の甲だけを上方に移動させて両腕がハの字のようにして、乾燥後に側開口部2bから引き抜いて使用することもできる。
図8は、この発明の実施の形態1に示す手乾燥装置で、大人など子供より身長の高い人の別の使用方法を示し、側開口部2bから手を挿入するときの手乾燥室2を正面から透視した説明図である。図8に示すように、使用者が両腕を下方向に伸ばし手の平を開いた状態で、左右の側開口部2bから左右方向に移動させて手を手乾燥室2の中へ挿入し始めると、手の平及び手の甲の側端付近によって第二のセンサ31が遮られるので第二のセンサ31の出力信号のレベルが下がりS1からS2に進みS4まで進む。S4で時間を0.5秒経過させているので、その間に挿入され続けた両手は、濡れている指先から手首までが手乾燥室2の中に十分入った状態になっており、腕付近により第一のセンサ30が遮られ第一のセンサ30の出力信号は下がっているのでS10からS11に進み、空気流発生装置3が始動しノズル5から高速空気は噴出され、使用者は上開口部2aから外に引き抜いて手全体を乾燥させる。
以上の構成の手乾燥装置によれば、第一のセンサ30と第一のセンサ30より下方で、かつ左右方向において第一のセンサ30より外側に第二のセンサ31を設けたので、大人の身長に概ね合わせた高さに手乾燥装置が設置されていても、大人など子供より身長の高い人は上開口部2aから手を挿入して使用することができるとともに、第一のセンサ30が第二のセンサ31より上方にあり上開口部2aに近いので、第一のセンサ30を視認でき第一のセンサ30を狙って手を挿入し確実にセンサを手で遮り検知させることができ、使い勝手が良い。
また、上開口部2aが高すぎるため上開口部2aから手を手乾燥室2の奥まで挿入することができない子供など大人にくらべ身長の低い人でも、図7に示すように側開口部2bから手を挿入すれば、左右方向において第一のセンサ30より外側に第二のセンサ31が設けられているので、側開口部2bの近くに第二のセンサ31があり、使用者が側開口部2bから第二のセンサ31を視認しやすく第二のセンサ31を狙って手を挿入しセンサを手で遮り検知させやすい。また見えないセンサを探して手乾燥室2の奥で手をあちこち動かす必要もなくなり、誤って手乾燥室2の内壁面に接触してしまいせっかく洗った手が汚れてしまうことも低減できる。また側開口部2bの近くには第二のセンサ31があるので、意識して手乾燥室2の奥まで挿入しなくても、普通に手を挿入すれば第二のセンサ31により手が検知されやすく、使い勝手が良い。また、側開口部2bから手を挿入する場合、側開口部2bから挿入された手は、特別に意識せずに挿入されれば側開口部2bの上下方向の中央付近から挿入されるのが一般的であり、第一のセンサ30より第二のセンサ31の方が下方に設けられ側開口部2bの上下方向の中央に近いので、第二のセンサ31により側開口部2bから挿入される手が検知されやすく、使い勝手が良い。
また手乾燥装置の使用の初心者が手乾燥室2の中の手が見えない状態で空気流発生装置3の始動を待つ場合には、いつ始動するかという不安があり始動したときに驚いて手を引き抜いてしまうこともあるが、側開口部2bから手乾燥室2の奥まで手を入れなくても、側開口部2bの近くの第二のセンサ31の位置まで手を入れて空気流発生装置3が始動するまで待ってから側開口部2bから手乾燥室2の中に手を挿入することもでき、初心者でも安心して使用することもできる。
また、第一のセンサ30は第二のセンサ31よりもノズル5に近い位置に設けられているので、大人など子供より身長の高い人が上開口部2aから手を挿入して乾燥させる場合に、ノズル5の近くに手があるときは第一のセンサ30により手を検知し空気流発生装置3の運転を継続させて手を乾燥させることができるとともに、ノズル5の近くに手がなくなった場合には第一のセンサ30により空気流発生装置3を直ぐに停止させることができるので、ノズル5の近くに手があるのに空気流発生装置3を停止させてしまうこともなく、また既にノズル5の近くに手がなくなっているのに空気流発生装置3が動作しているような不要の運転も防止できる。尚、図7に示すように子供など身長が低い人が側開口部2bから手を挿入した場合でも、ノズル5からの高速空気を手に当てて乾燥させているとき腕も上方に移動していて第二のセンサ31が腕を検知していなければ同様の効果がある。
また、第二のセンサ31はノズル5より下方に設けられているので、子供など身長の低い人が側開口部2bから手を挿入させ手を乾燥させる場合、濡れた手が必ずノズル5より下方になるので、ノズル5から噴出される高速空気より上方の外側に濡れた手(手首から指先までの範囲)がはみ出さないか、又ははみ出し量が低減されるので、ノズル5から噴出される高速空気より上方にはみ出した濡れた手の水が高速空気によって手乾燥室2の外に飛散することを防止又は低減できる。
また、第二のセンサ31は左右方向においてノズル5より外側に設けられているので、子供など身長の低い人が側開口部2bから手を挿入して使用する場合、指先付近を第二のセンサ31の位置まで挿入し空気流発生装置3を始動させればノズル5からの高速空気が手に当ることがない。そのため、手乾燥装置の使用の初心者でもノズル5からの高速空気が手に当らない位置で確実に空気流発生装置3を始動させてから手乾燥室2の中に手を挿入することもでき、手乾燥室2の中の手が見えない状態でいきなり高速空気が手に当って驚いてしまうこともなく、安心して使用することもできる。
また、人間の手の平の大きさは、手首から指先までの長さに対して、その直角方向である手の幅は概ね1/2倍の長さである。ノズル5と手乾燥室2の底面との上下方向の距離L1は標準的な大人の手首から指先まで収容できる長さが不可欠であるが、必要以上に大きくすることは手乾燥装置のサイズが大きくなり設置性が低下してしまうため、距離L1は標準的な大人の手の手首から指先までの寸法に概ね合わせている。第二のセンサ31は、ノズル5と手乾燥室2の底面との中間位置から下方に設けられているので、ノズル5と第二のセンサ31との距離L2は手の幅以上になり、図7と同様の使用方法で標準的な大人の手が腕を概ね水平にした状態で側開口部2bから挿入されても第二のセンサ31で手が検知されたままノズル5からの高速空気が直接手に当たることがなく、ましてや腕を水平方向にして側開口部2bから挿入するのは使い勝手からも殆ど子供など身長の低い人であり、手の幅も小さいため尚更である。
そのため、図7と同様の使用方法で大人や子供などの手がゆっくりと挿入された場合や途中で一旦止められた場合など、挿入スピード等の影響によってタイマがt2=0.5秒以上経過して挿入途中でノズル5から高速空気が噴出されてしまっても、ノズル5からの高速空気が直接手に当らず、ノズル5の高速空気より上方の外側に濡れた手がはみ出していないので、挿入途中に手の水が手乾燥装置の外へ飛散してしまうことがない。また、ノズル5に最も近い第二のセンサ31ではL2≒1/2L1なので、第二のセンサ31が必要以上にノズル5から下方に離れていないので、側開口部2bから手を挿入して空気流発生装置3が始動した後、乾燥させるためにノズル5の位置まで手を上方に移動させる移動距離を最小限にすることができ、使い勝手も良い。
また、第一のセンサ30又は第二のセンサ31によって手を検知した場合、所定時間が経過してから空気流発生装置3を始動させるので、上開口部2aや側開口部2bから様々な角度で手が挿入され第一のセンサ30又は第二のセンサ31で手が検知されても、そのまま普通に手が挿入され続け途中で停止されない限り、通常濡れている部分である手首から指先までの範囲が手乾燥室2の中に十分入ってからノズル5から高速空気が噴出される。そのため、ノズル5からの高速空気より上方の外側に濡れている部分(手首から指先までの範囲)がはみ出さないので、濡れた手から手乾燥室2の外に水滴が飛び使用者の顔等に飛散することがない。また、挿入スピードが非常に遅い人で完全に手首まで入りきらなくても、所定時間経過後には手の大部分は手乾燥室の中に入っているので、飛散量を低減させることができる。
また、第一のセンサ30によって手を検知してから空気流発生装置3を始動させるまでの所定時間(t1)より、第二のセンサ31によって手を検知してから空気流発生装置3を始動させるまでの所定時間(t2)の方が短く半分程度の時間になっているので、大人など子供より身長のある人が図6及び図8に示すよう上開口部2a又は側開口部2bから手を挿入して使用したとき、上開口部2a又は側開口部2bから手乾燥室2の中に十分手が入りきるまでに必要な挿入方向の移動距離(指先から手首までの長さ又は手の幅の長さ)の比がt2とt1の比に合っており、上開口部2a又は側開口部2bのどちらから挿入されても、手乾燥室2の中に十分に手が入ってから空気流発生装置3を始動させることができるとともに、手乾燥室2の中に手が入ってから空気流発生装置3が始動するまでの待ち時間も長くならず使い勝手が良い。また、子供など大人より身長の低い人が図7のように側開口部2bから手を挿入して使用した場合、必要な挿入距離は指先から手首までの長さが必要であるが、身長が低い人は手も小さく大人の手の幅と同程度なので、子供など大人より身長の低い人にも十分手首まで入ってから始動させることができるとともに始動するまでの待ち時間が長くなく使い勝手が良い。
また、第一のセンサ30又は第二のセンサ31によって手を検知してから所定時間が経過した時に、第一のセンサ30又は第二のセンサ31によって手を検知している場合、空気流発生装置3を始動させるようにしたので、第一のセンサ30又は第二のセンサ31により手を検知した後に手乾燥室2から直ぐに手が抜かれてしまっても空気流発生装置3を始動させることがなく、確実に手乾燥室2の中に手がある場合に空気流発生装置3を始動させることができ、不必要な運転を防止することができる。
実施の形態2.
図9は、この発明を実施するための実施の形態2における手乾燥装置の右側面断面図である。図10は、この発明の実施の形態2に示す手乾燥装置で、図9中の矢視Cからの手乾燥室の内壁面のセンサ及びノズルの配置を示す説明図である。また、図11はこの発明の実施の形態2に示す手乾燥装置で、図9中の矢視Dからの手乾燥室の内壁面のセンサ及びノズルの配置を示す説明図である。図9及び図10に示すように、また正面側壁面2cには、第三のセンサ32の発光側素子である第三のセンサ(発光側)32aが、左右方向においてノズル5の左右方向の両端及び第二のセンサ(発光側)31aよりも中央側に位置するようにして、左右方向に間隔を空け3ヶ所に設けられている。更にノズル5と第二のセンサ(発光側)31aと第三のセンサ(発光側)32aとの上下方向の位置関係としては、ノズル5と第三のセンサ(発光側)32aとの間の上下方向の距離L3に対し、ノズル5と第二のセンサ(発光側)31aとの上下方向の距離L4が、L4≒1/2×L3からL4>1/2×L3の範囲となるように設けられている。尚、図示はしないが第二のセンサ(発光側)31aを左右1ヶずつ設ける場合には、L4≒1/2×L3の位置に設けるとよい。
図11に示すように背面側壁面2dにも正面側壁面2cと同様の配置で、第三のセンサ32の受光側素子である第三のセンサ(受光側)32bが設けられ、それぞれ第三のセンサ(発光側)32aと対向している。第三のセンサ(発光側)32aは第一のセンサ(発光側)30a及び第二のセンサ(発光側)31aと発光タイミングをずらして赤外線を発光し、第三のセンサ(受光側)32bで受光し、第一のセンサ30及び第二のセンサ31と同様に第三のセンサ(受光側)32bから出力される出力信号が制御手段4に入力され、制御手段4では入力された信号レベルと所定の閾値とを比較して乾燥対象物の有無を判断している。尚、第一のセンサ30及び第二のセンサ31及び第三のセンサ32のそれぞれの素子数は上述の個数に限定されることはない。
次に、第一のセンサ30又は第二のセンサ31又は第三のセンサ32の信号に基づいて空気流発生装置3を運転制御させる制御手段4の制御内容について説明する。図12はこの発明の実施の形態2に示す手乾燥装置の空気流発生装置3の始動までのフローチャート図である。図12において、S21〜S29はフローの各ステップを表す。手乾燥装置の電源(図示せず)がONされると制御手段4に電気が供給され、第一のセンサ30及び第二のセンサ31及び第三のセンサ32が動作して使用者の手が挿入されるのを待っている待機状態のS21になる。S21では第三のセンサ32の出力信号のレベルが所定の閾値未満かどうかを判断し、閾値未満であればS29に進み空気流発生装置3を始動させ、そうでなければS22に進む。S22では第二のセンサ31の出力信号のレベルが所定の閾値未満かどうかを判断し、閾値未満であればS23に進み、そうでなければS21に戻る。
S23では内蔵したタイマ(図示せず)をリセットさせ、その後S24に進む。S24ではS23でリセットしたタイマ(図示せず)をスタートさせ、その後S25に進む。S25では第三のセンサ32の出力信号のレベルが所定の閾値未満かどうかを判断し、閾値未満であればS29に進み、そうでなければS26に進む。S26ではS24でスタートさせたタイマ(図示せず)が所定時間(t3)経過したかどうかを判断する。本実施例ではt3=0.5秒に設定してあるため、タイマ(図示せず)が0.5秒経過したかどうかを判断する。0.5秒経過していればS27に進み、0.5秒経過していなければS25に戻る。S27では第二のセンサ31の出力信号のレベルが所定の閾値未満かどうかを判断し、閾値未満であればS29に進み、そうでなければS28に進む。S28では第三のセンサ32の出力信号のレベルが所定の閾値未満かどうかを判断し、閾値未満であればS29に進み、そうでなければS21に戻る。
尚、一旦、空気流発生装置3を始動させれば、第一のセンサ30又は第二のセンサ31又は第三のセンサ32の少なくとも一つでも出力信号のレベルが所定の閾値未満であれば空気流発生装置3の運転を継続させ、第一のセンサ30及び第二のセンサ31及び第三のセンサ32の全てが所定の閾値未満でない場合に空気流発生装置3を停止させる。
次に具体的に濡れた手が挿入された場合で説明する。図13は、この発明の実施の形態2に示す手乾燥装置で、大人など子供より身長の高い人が上開口部2aから手を挿入したときの手乾燥室2を正面から透視した説明図である。使用者が手の平を開いた状態で両手を上開口部2aから手乾燥室2の中へ下方向に挿入し始めると、第一のセンサ30が指先付近で遮られ手が検知されるがS21及びS22の判断には関係がなく、また第二のセンサ31によっても手を検知していないのでS21及びS22以外へのステップへは進まず、空気流発生装置3を停止したままの状態である。そのまま手が挿入され続けて第三のセンサ32が手の指先付近で遮られて手を検知すると、S21からS29に進み空気流発生装置3が始動しノズル5から高速空気が噴出され、使用者は上開口部2aから外に引き抜いて手全体を乾燥させる。上開口部2aから両手が完全に引き抜かれると、空気流発生装置3が停止される。
図14は、この発明の実施の形態2に示す手乾燥装置で、子供など大人より身長の低い人が側開口部2bから手を挿入したときの手乾燥室2を正面から透視した説明図である。使用者が手の平を開いた状態で両手を側開口部2bから手乾燥室2の中へ横方向(左右方向)に挿入すると、第二のセンサ31が手の指先付近で遮られ手が検知されS22からS23、S24に進みタイマがスタートする。挿入されている両手はそのまま横方向に挿入され続け、第三のセンサ32が手の側面付近等で遮られて手が検知されれば、S25からS29に進み空気流発生装置3が始動しノズル5から高速空気は噴出される。
また、S25で第三のセンサ32により手が検知されなくても、挿入された手が途中で止められることもなく普通にそのまま挿入されていれば、S26でタイマの時間が0.5秒経過している間に、濡れている指先から手首までが手乾燥室2の中に十分入った状態になり、S26で0.5秒経過したときに腕付近で第二のセンサ31が遮られて手が検知されているので、S27からS29に進み空気流発生装置3が始動しノズル5から高速空気は噴出される。また、腕が上方に移動していて両腕が逆ハの字のような状態で第二のセンサ31で腕付近が検知されていなくても、第三のセンサ32で手が検知されればS28からS29に進み、空気流発生装置3が始動しノズル5から高速空気は噴出される。S27又はS28で第二のセンサ31又は第三のセンサ32により手が検知されていれば、S29に進み空気流発生装置3が始動しノズル5から高速空気は噴出されるので、使用者は上開口部2aから外に引き抜いて手全体を乾燥させる。
尚、その他の構成や動作については実施の形態1と同一又は同等であり、図に同一符号を付しそれらの説明は省略する。
以上の構成の手乾燥装置によれば、ノズル5より下方で第二のセンサ31より左右方向の中央側に第三のセンサ32が設けられているので、上開口部2a又は側開口部2bから手が挿入されても、第一のセンサ30や第二のセンサ31より第三のセンサ32の方が手乾燥室2の奥で手を検知することができ、より確実に手乾燥室2の中に手が入ってから空気流発生装置3を始動させることができる。
また、第三のセンサ32が第二のセンサ31よりも下方に設けられているので、第三のセンサ32により上開口部2aから挿入された手を手乾燥室2の下方の奥まで入った状態で検知できる。また、特別に意識せずに側開口部2bから挿入される手の位置は第三のセンサ32より上方に位置する側開口部2bの上下方向の中央付近なので、第二のセンサ31によって側開口部2bから挿入される手が検知されやすく、使い勝手が良い。
また、ノズル5と第三のセンサ32との上下方向の距離L3は標準的な大人の手首から指先まで収容できる長さが不可欠であるが、必要以上に大きくすることは手乾燥装置のサイズを大きくし設置性が低下してしまうため、距離L3は標準的な大人の手の手首から指先までの寸法に概ね合わせている。また、実施の形態1で述べた通り人間の手の平の大きさは、手首から指先までの長さに対して手の幅は概ね1/2倍の長さである。
そのため、第二のセンサ31は、ノズル5と第三のセンサ32との間の中間位置から下方に設けられているので、ノズル5と第二のセンサ31との距離L4は手の幅以上であり、実施の形態1と同様に、図7に示す使用方法で大人や子供の手が側開口部2bからゆっくりと挿入されるなど挿入途中でノズル5から高速空気が噴出されてしまっても、ノズル5からの高速空気が直接手に当らずノズル5の高速空気より上方の外側に濡れた手がはみ出していないので、手の水が手乾燥装置の外へ飛散してしまうことがない。また第二のセンサ31が必要以上にノズル5から下方に離れていないので乾燥させるためにノズル5の位置まで手を上方に移動させる移動距離を最小限にすることもでき、使い勝手も良い。
また、第二のセンサ31又は第三のセンサ32によって手を検知した場合、空気流発生装置3を始動させるので、上開口部2aから手が挿入されたとき、挿入途中で第一のセンサ30により指先など手が検知されても空気流発生装置3は始動されず、ノズル5より下方の手乾燥室2奥に設けられた第三のセンサ32により手が検知されたときに始動されるので、指先等が第三のセンサ32の位置まで確実に挿入された状態で始動される。そのため、ゆっくりと挿入された場合や途中で一旦止められそれから挿入された場合などの挿入スピード等に拘わらず、ノズル5から噴出される高速空気より上方の外側には手の濡れている部分(手首から指先までの範囲)が確実にはみ出していないので、濡れた手から手乾燥室2の外に水が飛び使用者の顔等に飛散することを確実に防止できる。また、子供など身長の低い人により側開口部2bから手が挿入されても、手乾燥室2の奥の底部近くにある第三のセンサ32によって手が検知されなくても側開口部2bに近い第二のセンサ31で手が検知されやすく、使い勝手が良い。
また、第二のセンサ31によって手を検知した場合、又は第三のセンサ32によって手を検知し所定時間が経過した場合に空気流発生装置3を始動させるので、側開口部2bから手が挿入される使用方法において、手乾燥装置の使用に慣れ、所定時間t3=0.5秒が長く感じられる場合でも第三のセンサ32により手が検知されればタイマが0.5秒経過していなくても空気流発生装置3が始動するので使用勝手が良い。
また、所定時間が経過した時に第二のセンサ31又は第三のセンサ32によって手を検知している場合に空気流発生装置3を始動させるので、確実に手乾燥室2の中に手がある場合に空気流発生装置3を始動させることができ、手が抜かれているのに始動してしまうような不必要な運転を防止できる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に示す手乾燥装置は、実施の形態1に対して、第一のセンサ30又は第二のセンサ31の信号に基づいて空気流発生装置3を運転制御させる制御手段4の制御内容が異なり、その他の構成や動作については実施の形態1と同一又は同等でありそれらの説明は省略する。図15はこの発明の実施の形態3に示す手乾燥装置の空気流発生装置3の始動までのフローチャート図である。図15において、S41〜S47はフローの各ステップを表す。手乾燥装置の電源(図示せず)がONされると制御手段4に電気が供給され、第一のセンサ30及び第二のセンサ31が動作して使用者の手が挿入されるのを待っている待機状態のS41になる。S41では第二のセンサ31の出力信号のレベルが所定の閾値未満かどうかを判断し、閾値未満であればS42に進み、そうでなければS41に戻る。S42では内蔵したタイマ(図示せず)をリセットさせ、その後S43に進む。S43ではS42でリセットしたタイマ(図示せず)をスタートさせ、その後S44に進む。
S44ではS42でスタートさせたタイマ(図示せず)が所定時間(t4)経過したかどうかを判断する。本実施例ではt4=0.5秒に設定してあるため、タイマ(図示せず)が0.5秒経過したかどうかを判断する。0.5秒経過していればS45に進み、0.5秒経過していなければS44に戻る。S45では第二のセンサ31の出力信号のレベルが所定の閾値未満かどうかを判断し、閾値未満であればS47に進み、そうでなければS46に進む。S46では第一のセンサ30の出力信号のレベルが所定の閾値未満かどうかを判断し、閾値未満であればS47に進み、そうでなければS41に戻る。S47では空気流発生装置3を始動させる。尚、一旦、空気流発生装置3を始動させれば、第一のセンサ30又は第二のセンサ31の少なくともどちらか一方でも出力信号のレベルが所定の閾値未満であれば空気流発生装置3の運転を継続させ、第一のセンサ30及び第二のセンサ31のどちらも所定の閾値未満でない場合に空気流発生装置3を停止させる。
大人など子供より身長の高い人は上開口部2aから手を挿入せず、図8に示すように側開口部2bから手を挿入して手乾燥装置を使用する。図8に示すように、使用者が両腕を下方向に伸ばして下げ手の平を開いた状態で、左右の側開口部2bから左右方向に移動させて手を手乾燥室2の中へ挿入し始めると、手の平及び手の甲の側端付近によって第二のセンサ31が遮られるので第二のセンサ31の出力信号のレベルが下がりS41からS42に進みS43まで進む。S44で時間を0.5秒経過させているので、その間に挿入され続けた両手は、濡れている指先から手首までが手乾燥室2の中に十分入って腕が上開口部2aから出て、第二のセンサ31より手乾燥室2の中に手が入っている状態なので、第二のセンサ31は手で遮られていなく腕付近により第一のセンサ30が遮られているので、第一のセンサ30の出力信号は下がりS45からS46に進み、空気流発生装置3が始動しノズル5から高速空気は噴出される。また、S44のタイマが0.5秒経過後に手の挿入スピードが遅いなどにより第一のセンサ30が遮られるまで移動されていなくても、第二のセンサ31が手を検出していればS45からS47に進み、空気流発生装置3が始動する。空気流発生装置3が始動したら使用者は上開口部2aから外に引き抜いて手全体を乾燥させる。尚、子供など大人より身長の低い人は実施の形態1と同様、図7に示すように側開口部2bから手を挿入して使用する。
以上の構成の手乾燥装置によれば、第一のセンサ30及び第二のセンサ31によって手を検知していない状態で、第二のセンサ31によって手を検知した場合に空気流発生装置3を始動させるので、第一のセンサ30より先に第二のセンサ31によって手を検知した場合でないと空気流発生装置3が始動せず、手乾燥装置を使用するためには必ず側開口部2bから手を挿入するように制限することができる。上開口部2aから手を挿入する場合には、挿入スピードや挿入される手が標準的な大人の人よりも極端に大きい場合など、使用者のばらつきによっては手首付近まで手乾燥室2の中に十分入りきらないで空気流発生装置3が始動しノズル5から高速空気が噴出されてしまうケースがある。
挿入途中でノズル5から高速空気が噴出されてしまうと、挿入によりノズル5から噴出される高速空気のエアカーテンの面に垂直に手を押し込んでいく状態になり、手の押し込み動作によりエアカーテンの外側にはみ出した手に付着している水が、エアカーテンの力で手乾燥装置の外に飛散してしまうことになる。特に挿入方向と反対方向でエアカーテンの面の垂直方向に水が飛散しやすいので、上開口部2aから手を挿入した場合には上開口部2aの開口方向にある使用者の腕や袖や顔へ水が飛散してしまう。しかし、必ず側開口部2bから手を挿入しないと空気流発生装置3を始動させないように制限すれば、使用者のばらつきがあっても必ずエアカーテンの面と平行の方向に手が挿入されるので、挿入途中でノズル5から高速空気が噴出されても使用者に向かって水滴が飛散することはほとんどなく、使用感を向上させることができる。
また、第二のセンサ31によって手を検知した後、所定時間が経過した時に第一のセンサ30又は第二のセンサ31によって手を検知している場合に空気流発生装置3を始動させるので、確実に手乾燥室2の中に手がある場合に空気流発生装置3を始動させることができ、手が抜かれているのに始動してしまうような不必要な運転を防止できる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に示す手乾燥装置は、実施の形態2に対して、第一のセンサ30又は第二のセンサ31又は第三のセンサ32の信号に基づいて空気流発生装置3を運転制御させる制御手段4の制御内容が異なり、その他の構成や動作については実施の形態2と同一又は同等でありそれらの説明は省略する。図16はこの発明の実施の形態4に示す手乾燥装置の空気流発生装置3の始動までのフローチャート図である。図16において、S61〜S67はフローの各ステップを表す。手乾燥装置の電源(図示せず)がONされると制御手段4に電気が供給され、第一のセンサ30及び第二のセンサ31及び第三のセンサ32が動作して使用者の手が挿入されるのを待っている待機状態のS61になる。S61では第二のセンサ31の出力信号のレベルが所定の閾値未満かどうかを判断し、閾値未満であればS62に進み、そうでなければS61に戻る。S62では内蔵したタイマ(図示せず)をリセットさせ、その後S63に進む。S63ではS62でリセットしたタイマ(図示せず)をスタートさせ、その後S64に進む。
S64ではS62でスタートさせたタイマ(図示せず)が所定時間(t5)経過したかどうかを判断する。本実施例ではt5=0.5秒に設定してあるため、タイマ(図示せず)が0.5秒経過したかどうかを判断する。0.5秒経過していればS65に進み、0.5秒経過していなければS64に戻る。S65では第二のセンサ31の出力信号のレベルが所定の閾値未満かどうかを判断し、閾値未満であればS67に進み、そうでなければS66に進む。S66では第三のセンサ32の出力信号のレベルが所定の閾値未満かどうかを判断し、閾値未満であればS67に進み、そうでなければS61に戻る。S67では空気流発生装置3を始動させる。尚、一旦、空気流発生装置3を始動させれば、第一のセンサ30又は第二のセンサ31又は第三のセンサ32の少なくともいずれか一つでも出力信号のレベルが所定の閾値未満であれば空気流発生装置3の運転を継続させ、第一のセンサ30及び第二のセンサ31及び第三のセンサ32の全てが所定の閾値未満でない場合に空気流発生装置3を停止させる。
以上の構成の手乾燥装置によれば、第一のセンサ30及び第二のセンサ31及び第三のセンサ32によって手を検知していない状態で、第二のセンサ31により手を検知した場合に空気流発生装置3を始動させるので、実施の形態2と同様の効果がある。
また、第二のセンサ31によって手を検知した後、所定時間が経過した時に第二のセンサ31若しくは第三のセンサ32によって手を検知している場合、又は第二のセンサ31によって手を検知した後、所定時間が経過した時に第一のセンサ30によって手を検知しており、その後第一のセンサ30によって手を検知したまま第三のセンサ32によって手を検知した場合に空気流発生装置3を始動させるので、ノズル5よりも下方の手乾燥室2の奥に手が確実に入っているときに空気流発生装置3を始動させることができ、ノズル5からの高速空気より上方の外側にはみ出した手の濡れた部分がないので、使用者への水滴飛散を更に確実に低減できる。
実施の形態5.
図17は、この発明を実施するための実施の形態5における手乾燥装置の側面断面図である。図18はこの発明の実施の形態5に示す手乾燥装置で、図17中の矢視Eからの手乾燥室の内壁面のセンサ及びノズルの配置を示す説明図である。また、図19はこの発明の実施の形態5に示す手乾燥装置で、図17中の矢視Fからの手乾燥室の内壁面のセンサ及びノズルの配置を示す説明図である。図17及び図18に示すように、正面側壁面2cには第二のセンサ(発光側)31aよりも左右方向において中央側で、第二のセンサ(発光側)31aの近傍の位置に、上下方向に概ね直線状で、上下方向においてノズル5と第三のセンサ(発光側)32aとの間に第二のノズル40が左右対称に一つずつ設けられ、排気ダクト10と連通している。また、図19に示すように、背面側壁面2dにも同様の配置で第二のノズル40が設けられ、排気ダクト10と連通している。空気流発生装置3が始動すると、ノズル5とともに第二のノズル40からも手乾燥室2に向かって高速空気が噴出される。
尚、その他の構成や動作については実施の形態2と同一又は同等であり、図に同一符号を付しそれらの説明は省略する。
以上の構成の手乾燥装置によれば、手乾燥室2の内壁面に設けられるとともに、ノズル5より下方で第二のセンサ31より左右方向の中央側に設けられ、空気流発生装置3で発生した空気流を手乾燥室2に噴出する第二のノズル40を備えたので、子供など大人にくらべ身長の低い人が側開口部2bから手を挿入して使用する場合、空気流発生装置3が始動してから乾燥させるためにノズル5の位置まで手を上方へ移動させなくてもそのまま側開口部2bから引き抜くだけで第二のノズル40で手を乾燥させることができ、更に使い勝手が良い。
また、大人など子供に比べ身長の高い人が上開口部2aから手を挿入して使用する場合、第二のノズル40から噴出される高速空気のエアカーテンによって手乾燥室2の中から側開口部2bへ向かって飛ぶ水があっても第二のノズル40から高速空気のエアカーテンで遮断されるので側開口部2bから手乾燥装置の外に水が飛散することを防止できる。
図20は、この発明の実施の形態1から実施の形態5のいずれかに示す手乾燥装置の別の実施例を示す説明図である。実施の形態1から実施の形態5では、第一のセンサ30及び第二のセンサ31及び第三のセンサ32はいずれも発光素子と受光素子を一対で設けている例を示したが、図20に示すよう第一のセンサ30及び第二のセンサ31及び第三のセンサ32の赤外線の発光を互いにタイミングをずらして行い、その第一のセンサ30及び第二のセンサ31及び第三のセンサ32の全ての赤外線を受光する共用のセンサ(受光側)41を設ければ、センサ配置を簡素にすることができる。また、図示はしないが、発光素子と受光素子を正面側壁面2c又は背面側壁面2dのどちらか一方だけに配置し手からの反射で手を検知するようにすれば、一方だけにセンサを集約できるので、手乾燥装置の構成を更に簡素化できる。
1 箱体
2 手乾燥室
2a 上開口部
2b 側開口部
2c 正面側壁面
2d 背面側壁面
3 空気流発生装置
4 制御手段
5 ノズル
6 排水口
7 排水路
8 タンク
9 排気チャンバ
9a 排気口
10 排気ダクト
11 吸気ダクト
11a 吸気口
12 フィルタ
30 第一のセンサ
30a 第一のセンサ(発光側)
30b 第一のセンサ(受光側)
31 第二のセンサ
31a 第二のセンサ(発光側)
31b 第二のセンサ(受光側)
32 第三のセンサ
32a 第三のセンサ(発光側)
32b 第三のセンサ(受光側)
40 第二のノズル
41 センサ(受光側)

Claims (19)

  1. 上部および側部が開口した手乾燥室を有する箱体と、
    前記箱体に設けられ空気流を発生する空気流発生装置と、
    前記手乾燥室の内壁面に設けられ前記空気流発生装置で発生した空気流を前記手乾燥室に噴出するノズルと、
    前記手乾燥室の内壁面に設けられた第一のセンサと、
    前記手乾燥室の内壁面に設けられ前記第一のセンサより下方でかつ左右方向において前記第一のセンサより外側に設けられた第二のセンサと、
    前記第一のセンサ又は前記第二のセンサの信号に基づいて手の有無を検知し前記空気流発生装置を運転制御する制御手段とを備えていることを特徴とする手乾燥装置。
  2. 前記第一のセンサは前記第二のセンサより前記ノズルに近い位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
  3. 前記第二のセンサは、前記ノズルより下方に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の手乾燥装置。
  4. 前記第二のセンサは、左右方向において前記ノズルより外側に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の手乾燥装置。
  5. 前記第二のセンサは、前記ノズルと前記手乾燥室の底面との間の中間位置から下方に設けられていることを特徴とする請求項3又は請求項4のいずれかに記載の手乾燥装置。
  6. 前記制御手段は、前記第一のセンサ又は前記第二のセンサによって手を検知した場合、所定時間が経過してから前記空気流発生装置を始動させることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の手乾燥装置。
  7. 前記制御手段が前記第一センサによって手を検知してから前記空気流発生装置を始動させるまでの所定時間より、前記制御手段が前記第二のセンサによって手を検知してから前記空気流発生装置を始動させるまでの所定時間の方が短いことを特徴とする請求項6に記載の手乾燥装置。
  8. 前記制御手段は、所定時間が経過した時に前記第一のセンサ又は前記第二のセンサによって手を検知している場合、前記空気流発生装置を始動させることを特徴とする請求項6又は請求項7のいずれかに記載の手乾燥装置。
  9. 前記手乾燥室の内壁面に設けられ前記ノズルより下方で前記第二のセンサより左右方向の中央側に設けられた第三のセンサとを備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の手乾燥装置。
  10. 前記第三のセンサは前記第二のセンサよりも下方に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の手乾燥装置。
  11. 前記第二のセンサは、前記ノズルと前記第三のセンサとの間の中間位置から下方に設けられていることを特徴とする請求項10に記載の手乾燥装置。
  12. 前記制御手段は、前記第二のセンサ又は前記第三のセンサによって手を検知した場合、前記空気流発生装置を始動させることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれかに記載の手乾燥装置。
  13. 前記制御手段は、前記第二のセンサによって手を検知した場合、又は前記第三のセンサによって手を検知し所定時間が経過した場合、前記空気流発生装置を始動させることを特徴とする請求項12に記載の手乾燥装置。
  14. 前記制御手段は、所定時間が経過した時に前記第二のセンサ又は前記第三のセンサによって手を検知している場合、前記空気流発生装置を始動させることを特徴とする請求項13に記載の手乾燥装置。
  15. 前記制御手段は、前記第一のセンサ及び前記第二のセンサによって手を検知していない状態で、前記第二のセンサによって手を検知した場合、前記空気流発生装置を始動させることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の手乾燥装置。
  16. 前記制御手段は、前記第二のセンサによって手を検知した後、所定時間が経過した時に前記第一のセンサ又は前記第二のセンサによって手を検知している場合、前記空気流発生装置を始動させることを特徴とする請求項15に記載の手乾燥装置。
  17. 前記制御手段は、前記第一のセンサ及び前記第二のセンサ及び前記第三のセンサによって手を検知していない状態で、前記第二のセンサによって手を検知した場合、前記空気流発生装置を始動させることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれかに記載の手乾燥装置。
  18. 前記制御手段は、前記第二のセンサによって手を検知した後、所定時間が経過した時に前記第二のセンサ若しくは前記第三のセンサによって手を検知している場合、又は前記第二のセンサによって手を検知した後、所定時間が経過した時に前記第一のセンサによって手を検知しており、その後前記第一のセンサによって手を検知したまま前記第三のセンサによって手を検知した場合、前記空気流発生装置を始動させることを特徴とする請求項17に記載の手乾燥装置。
  19. 前記手乾燥室の内壁面に設けられるとともに、前記ノズルより下方で前記第二のセンサより左右方向の中央側に設けられ、前記空気流発生装置で発生した空気流を前記手乾燥室に噴出する第二のノズルを備えたことを特徴とする請求項1から請求項18のいずれかに記載の手乾燥装置。
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