JP5380779B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、洗面所やトイレ等で手を洗い、濡れた手を乾燥させる手乾燥装置などに関するものである。
従来、この種の手乾燥装置は、両面から高速風を噴出すことにより乾燥する方式としたものが知られている。
以下、その手乾燥装置について図18から図22を参照しながら説明する。
図18及び図19に示すように、壁面に固定された箱体101は、高速噴流を噴き出すノズル102を対に対峙した形で付属している。ノズル102の対峙した空間に手を挿入して乾燥させるための手乾燥室103が本体内部に形成される。その手乾燥室103の下方に水滴回収手段であるドレンタンク104を付属している。箱体101内には高圧気流発生装置105および制御装置106が設けられている。手乾燥室103の中に挿入された手を検知して高圧気流発生装置105に通電するための検出器107を箱体101の一部に付属している。上記構成において濡れた手を手乾燥室103に挿入すると、検出器107により手の存在を検知して、高圧気流発生装置105を動作させる。これにより本体下部に設置された吸込口108から外部空気を吸込み、高圧気流発生装置105を経由して風が形成されてノズル102より送風される。このとき差し出した手に風が当たり、手を乾燥させる。手を引っ込めると検出器107の検出がなくなるので、高圧気流発生装置105は停止する。このような運転の作業を制御装置106にて実施する。
ノズル102は風量を少なくするため、複数個の吹出穴109にて構成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、最近は図20に示すようにノズル102をライン状吹出口110にすることが一般的になっている(例えば、特許文献2参照)。
また、その他の種類として片面から高速風を噴出して乾燥する方式としたものが知られている(例えば、特許文献3参照)。
また、図21に示すように、壁面に固定された箱体201は、下部に高速噴流を噴き出すノズル202とノズル202から高速噴流を噴き出す方向に設置された水滴の回収手段であり、手を乾燥させる空間である手乾燥室203を付属している。手乾燥室にて回収した水は下方に水滴の回収手段であるドレンタンク204にて回収を行う。箱体201内には高圧気流発生装置205、発熱装置209および制御装置206が設けられている。手乾燥室203の中に挿入された手を検知して高圧気流発生装置205および発熱装置209に通電するための検出器207を箱体201の一部に付属している。
上記構成において濡れた手を手乾燥室203に挿入すると、検出器207により手の存在を検知して、高圧気流発生装置205および発熱装置209を動作させる。これにより本体下部に設置された吸込口208から箱体201の外部空気を吸込み、高圧気流発生装置205と発熱装置209を経由して温風が形成されてノズル202より送風される。このとき差し出した手に温風が当たり、手を乾燥させる。手を引っ込めると検出器207の検出がなくなるので、高圧気流発生装置205および発熱装置209は停止する。このような運転の作業を制御装置206にて実施する。このノズル202は、複数列のライン状吹出口210となっている。
また、図22に示すように、ノズル301を駆動させる駆動手段302を備えた手乾燥装置があり、使用者が手を挿入すると駆動手段302によってノズル301が使用者の手首から指先に向かって噴流を噴出しながら水滴を除去するものがある(例えば、特許文献4参照)。
特許第2720722号公報 特開2002−136448号公報 特開2005−160872号公報 特許第3794333号公報
このような従来の手乾燥装置では、手に付着した水滴を噴流によって吹き飛ばす際に、手のひらと手の甲の全体に短時間で噴流を吹きつけるために、複数のノズルから手に噴流を噴きつける方法をとるが、複数のノズルの間隔の影響により、噴流が濡れた手全体に均一に当たらず、手の乾燥にムラが生じる場合があるという課題があり、また乾燥ムラをなくすためにライン状のノズルにて手に噴流を噴きつける方法が一般的になっているが、ライン状に並んだノズルとノズルの間にノズル噴流の隙間ができ易くなり、ノズル噴流の隙間を無くそうとすると、大量のノズル噴流の風量が必要となるため、送風に必要なエネルギーが大きくなるという課題がある。
また、ノズルを可動させた手乾燥装置は、手乾燥室の形状や使用者の手への噴流の当て方が従来と異なることで使いにくく、使用感が良くないという課題がある。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、噴流を濡れた手全体に均一に当て、ノズル間隔の影響を受けにくく、乾燥ムラを生じさせず、消費電力を低減し、省エネルギーな手乾燥装置を提供することを目的としている。また、従来の使用感を損なわない手乾燥装置を提供することを目的としている。
本発明の手乾燥装置は、上記目標を達成するため複数のノズルを間隔をおいて配列し、ノズルから噴出される噴流の進行方向を往復運動させるようにし、複数の前記ノズルから噴出される噴流の方向を変化させるために可動部材を用いた噴流方向変更手段を備え、この噴流方向変更手段は可動部材としてノズルを動かすために設置された案内板を設けることで自在に噴流の進行方向を制御できる構成とし、前記噴流方向変更手段を動作させるモータを備え、前記案内板とモータを連結して、前記モータの回転運動を伝えて前記案内板を動作させ、前記モータにクランクの一方の軸を連結し、前記クランクの偏心された別の軸とリンクを連結し、前記リンクと前記案内板を連結した構成において、前記クランクから前記リンクを介して前記案内板へ動作を伝え、前記案内板は複数の支持部により保持されて往復運動する構成において、前記リンクと前記案内板の連結部は複数の前記支持部の間に備えられ、複数の噴流の進行方向を同一方向に変化させることができることを特徴とする。そして、本発明によれば噴流を時間とともにノズル噴流の噴出方向を変化する構成とすることで、ノズル間隔を広く開けて設置しても、ノズルが動いてノズル噴流の隙間をなくして噴流を噴きつけることができるため、すなわち、ノズル噴流の隙間を無くそうとして大風量のノズル噴流を噴出する必要がなく、ノズル間隔の影響を受けにくく、乾燥ムラが生じないとともに風速を維持して風量を低減して省エネルギーで高圧気流発生装置である送風機の消費電力を低減することができる手乾燥装置が得られる。
また、手を挿入する方向を鉛直方向とすると、複数のノズルを間隔をおいて水平方向に配列して、かつ水平方向に往復運動させる噴流往復運動手段を備え、噴流往復運動手段として複数の前記ノズルから噴出される噴流の方向を変化させるために可動部材を用いた噴流方向変更手段を備え、この噴流方向変更手段は可動部材としてノズルを動かすために設置された案内板を設けることで自在に噴流の進行方向を制御できる構成とし、前記噴流方向変更手段を動作させるモータを備え、前記案内板とモータを連結して、前記モータの回転運動を伝えて前記案内板を動作させ、前記モータにクランクの一方の軸を連結し、前記クランクの偏心された別の軸とリンクを連結し、前記リンクと前記案内板を連結した構成において、前記クランクから前記リンクを介して前記案内板へ動作を伝え、前記案内板は複数の支持部により保持されて往復運動する構成において、前記リンクと前記案内板の連結部は複数の前記支持部の間に備えられ、複数の噴流の進行方向を同一方向に変化させることができることを特徴とする。
また、複数のノズルを間隔をおいて配列し、ノズルから噴出される噴流の方向を変化させるために可動部材を用いた噴流方向変更手段を備え、この噴流方向変更手段は可動部材としてノズルを動かすために設置された案内板を設けることで自在に噴流の進行方向を制御できる構成とし、前記噴流方向変更手段を動作させるモータを備え、前記案内板とモータを連結して、前記モータの回転運動を伝えて前記案内板を動作させ、前記モータにクランクの一方の軸を連結し、前記クランクの偏心された別の軸とリンクを連結し、前記リンクと前記案内板を連結した構成において、前記クランクから前記リンクを介して前記案内板へ動作を伝え、前記案内板は複数の支持部により保持されて往復運動する構成において、前記リンクと前記案内板の連結部は複数の前記支持部の間に備えられ、複数の噴流の進行方向を同一方向に変化させることができることを特徴とする。
また、ノズルを円筒形状の弾性体にて構成し、ノズルの噴流を噴出する吹出口を自由端とし、他端を固定端として構成したことを特徴とする。
また、ノズルを曲げることで噴流の進行方向を変更できる構成としたことを特徴とする。
また、ノズルの一部に屈曲しやすくなるように蛇腹部を持つ形状としたことを特徴とする。
また、ノズルが手乾燥室の内面に突出しないようにカバーを設け、ノズルから噴出される噴流を隔てることが内容に設置されたことを特徴とする。
また、手乾燥室内に挿入された手を検知する検出器を備え、検出器から伝達される検知信号を受けて高圧気流発生装置及び噴流方向変更手段の運転を制御する制御装置を備えた構成であって、制御装置により噴流方向変更手段を動作させた後、時間をおいて高圧気流発生装置を動作させることを特徴とする。
また、噴流方向変更手段による往復運動の周期を時間と共に変化させることを特徴とする。
また、モータを吹出風路の外部に備え、且つモータの手前にモータを覆うモータカバーを備えたことを特徴とする。
また、箱体は裏面を壁面に沿って固定され、上面に開口した手乾燥室と、下面に使用者の手から分離した水滴を溜めるドレンタンクと、ドレンタンクの奥寄りに吸込口を備え、吸込口からドレンタンクの上を覆うように吸込風路が形成されて高圧気流発生装置まで連通させた構成であって、制御装置は高圧気流発生装置より下で、且つドレンタンクの上を覆う吸込風路の上に備えたことを特徴とする。
本発明によれば複数のノズルを間隔をおいて配列し、ノズルから噴出される噴流の進行方向を往復運動させるようにしたことにより短時間で手を乾燥させるためには、十分な風速を持った噴流が大量に手に接触することで、噴流の運動エネルギーをもち、これにより水滴の除去に有効であるが、ノズルが動いてノズル噴流の隙間をなくして噴流を噴きつけることができるため、すなわち、ノズル噴流の隙間を無くそうとして大風量のノズル噴流を噴出する必要がなく、ノズルを動かすことでノズルがない部分でも擬似的にノズルがあるかのような形で手の乾燥をすることができるため、乾燥ムラがなく噴流をできる限り少ない風量とすることができ、省電力になるという効果のある手乾燥装置を提供できる。
また、手を挿入する方向を鉛直方向とすると、複数のノズルを間隔をおいて水平方向に配列して、かつ水平方向に往復運動させる噴流往復運動手段を備えたことにより同様の効果のある手乾燥装置を提供できる。
また、複数のノズルから噴出される噴流の方向を変化させるために可動部材を用いた噴流方向変更手段を備えたことにより同様の効果のある手乾燥装置を提供できる。
また、複数のノズルを間隔をおいて配列し、ノズルから噴出される噴流の方向を変化させるために可動部材を用いた噴流方向変更手段を備えたことにより同様の効果のある手乾燥装置を提供できる。
また、ノズルを円筒形状の弾性体にて構成し、ノズルの噴流を噴出する吹出口を自由端とし、他端を固定端として構成したことにより同様の効果のある手乾燥装置を提供できる。
また、複数の噴流の進行方向を常に同一方向に変化させることができることにより同様の効果のある手乾燥装置を提供できる。
また、ノズルを曲げることで噴流の進行方向を変更できる構成としたことにより同様の効果のある手乾燥装置を提供できる。
また、噴流方向変更手段は可動部材としてノズルを動かすために設置された案内板を設けることで自在に噴流の進行方向を制御できる構成としたことにより同様の効果のある手乾燥装置を提供できる。
また、ノズルの一部に屈曲しやすくなるように蛇腹部を持つ形状としたことにより同様の効果のある手乾燥装置を提供できる。
また、ノズルが手乾燥室の内面に突出しないようにカバーを設け、ノズルから噴出される噴流を隔てることが内容に設置されたことにより同様の効果のある手乾燥装置を提供できる。
また、噴流方向変更手段を動作させるモータを備え、案内板とモータを連結して、モータの回転運動を伝えて案内板を動作させる構成となることにより同様の効果のある手乾燥装置を提供できる。
また、モータにクランクの一方の軸を連結し、クランクの偏心された別の軸とリンクを連結し、リンクと案内板を連結した構成において、クランクからリンクを介して案内板へ動作を伝え、案内板は複数の支持部により保持されて往復運動する構成において、リンクと案内板の連結部は複数の支持部の間に備えられたことにより同様の効果のある手乾燥装置を提供できる。
また、手乾燥室内に挿入された手を検知する検出器を備え、検出器から伝達される検知信号を受けて高圧気流発生装置及び噴流方向変更手段の運転を制御する制御装置を備えた構成であって、制御装置により噴流方向変更手段を動作させた後、時間をおいて高圧気流発生装置を動作させることにより同様の効果のある手乾燥装置を提供できる。
また、噴流方向変更手段による往復運動の周期を時間と共に変化させることにより同様の効果のある手乾燥装置を提供できる。
また、モータを吹出風路の外部に備え、且つモータの手前にモータを覆うモータカバーを備えたことにより同様の効果のある手乾燥装置を提供できる。
また、箱体は裏面を壁面に沿って固定され、上面に開口した手乾燥室と、下面に使用者の手から分離した水滴を溜めるドレンタンクと、ドレンタンクの奥寄りに吸込口を備え、吸込口からドレンタンクの上を覆うように吸込風路が形成されて高圧気流発生装置まで連通させた構成であって、制御装置は高圧気流発生装置より下で、且つドレンタンクの上を覆う吸込風路の上に備えたことにより同様の効果のある手乾燥装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、複数のノズルを間隔をおいて配列し、ノズルから噴出される噴流の進行方向を往復運動させるようにしたものであり、手を洗った後には手の甲や手のひらの全体に水滴が付着しているため、手に付着した水滴を除去するためには、手全体に満遍なく高速噴流を噴出することが望ましい。しかし、手全体に噴流を噴きつけるためにはノズルの噴出部の開口部が多く必要となるため、風量が大量に必要となる。消費電力を考慮して高圧気流発生装置の昇圧を低下させると、ノズルから噴出する高速噴流の風速が減速するため、手に付着した水滴を除去するために十分な風速がなくなり、乾燥が不十分となる。
これを解決するためにノズルから噴出される噴流の噴出方向を往復運動させることで、ノズル噴流の隙間がなくなり、噴流が濡れた手全体に均一にあたり、ノズルとノズルの間隔をとる配置にしても、手に十分な噴流が接触するようになり、風速を維持したまま風量を低減することで消費電力を軽減し、かつ乾燥のムラをなくすことで手の乾燥を満足することができるという作用を有する。また、複数のノズルから噴出される噴流の方向を変化させるために可動部材を用いた噴流方向変更手段を備えたものであり、ノズルから噴出される噴流の方向を変化させることで、ノズルとノズルの間隔をとるような配置にしても手に十分な噴流が接触するようになり、風速を維持したまま風量を低減することで消費電力を軽減し、かつ乾燥のムラをなくすことで手の乾燥を満足することができるという作用を有する。また、複数の噴流の進行方向を同一方向に変化させることができるものであり、噴流の風向を同一にすることで、噴流同士の干渉を最小限にして、噴流のよどみを発生しないようにするという作用を有する。また、噴流方向変更手段は可動部材としてノズルを動かすために設置された案内板を設けることで自在に噴流の進行方向を制御できる構成としたものであり、案内板を使用することで、複数のノズルの動作を一括で処理でき、噴流の方向性を制御しやすいという作用を有する。また、噴流方向変更手段を動作させるモータを備え、案内板とモータを連結して、モータの回転運動を伝えて案内板を動作させる構成となるものであり、風向変更手段をモータの動作にて実現することで、往復運動の動作を容易に実現でき、噴流の方向変更を簡単に実現できるという作用を有する。また、モータにクランクの一方の軸を連結し、クランクの偏心された別の軸とリンクを連結し、リンクと案内板を連結した構成において、クランクからリンクを介して案内板へ動作を伝え、案内板は複数の支持部により保持されて往復運動する構成において、リンクと案内板の連結部は複数の支持部の間に備えられたものであり、クランク機構を使用することで、複雑な機構を用いることなくモータの回転運動を案内板とノズルに伝達することができるという作用を有する。
また、手を挿入する方向を鉛直方向とすると、複数のノズルを間隔をおいて水平方向に配列して、かつ水平方向に往復運動させる噴流往復運動手段を備えたものであり、ノズルを手を引き抜く方向に対して垂直にして、かつ水平に配列したことで、手を引き抜く動作で水滴を除去するのと同時に、ノズルを水平に動かして水滴を除去する力も加わり、水滴の除去がしやすくなるという作用を有する。また、複数のノズルから噴出される噴流の方向を変化させるために可動部材を用いた噴流方向変更手段を備えたものであり、ノズルから噴出される噴流の方向を変化させることで、ノズルとノズルの間隔をとるような配置にしても手に十分な噴流が接触するようになり、風速を維持したまま風量を低減することで消費電力を軽減し、かつ乾燥のムラをなくすことで手の乾燥を満足することができるという作用を有する。また、複数の噴流の進行方向を同一方向に変化させることができるものであり、噴流の風向を同一にすることで、噴流同士の干渉を最小限にして、噴流のよどみを発生しないようにするという作用を有する。また、噴流方向変更手段は可動部材としてノズルを動かすために設置された案内板を設けることで自在に噴流の進行方向を制御できる構成としたものであり、案内板を使用することで、複数のノズルの動作を一括で処理でき、噴流の方向性を制御しやすいという作用を有する。また、噴流方向変更手段を動作させるモータを備え、案内板とモータを連結して、モータの回転運動を伝えて案内板を動作させる構成となるものであり、風向変更手段をモータの動作にて実現することで、往復運動の動作を容易に実現でき、噴流の方向変更を簡単に実現できるという作用を有する。また、モータにクランクの一方の軸を連結し、クランクの偏心された別の軸とリンクを連結し、リンクと案内板を連結した構成において、クランクからリンクを介して案内板へ動作を伝え、案内板は複数の支持部により保持されて往復運動する構成において、リンクと案内板の連結部は複数の支持部の間に備えられたものであり、クランク機構を使用することで、複雑な機構を用いることなくモータの回転運動を案内板とノズルに伝達することができるという作用を有する。
また、複数のノズルを間隔をおいて配列し、ノズルから噴出される噴流の方向を変化させるために可動部材を用いた噴流方向変更手段を備えたものであり、ノズルから噴出される噴流の方向を変化させることで、ノズルとノズルの間隔をとるような配置にしても手に十分な噴流が接触するようになり、風速を維持したまま風量を低減することで消費電力を軽減し、かつ乾燥のムラをなくすことで手の乾燥を満足することができるという作用を有する。また、複数の噴流の進行方向を同一方向に変化させることができるものであり、噴流の風向を同一にすることで、噴流同士の干渉を最小限にして、噴流のよどみを発生しないようにするという作用を有する。また、噴流方向変更手段は可動部材としてノズルを動かすために設置された案内板を設けることで自在に噴流の進行方向を制御できる構成としたものであり、案内板を使用することで、複数のノズルの動作を一括で処理でき、噴流の方向性を制御しやすいという作用を有する。また、噴流方向変更手段を動作させるモータを備え、案内板とモータを連結して、モータの回転運動を伝えて案内板を動作させる構成となるものであり、風向変更手段をモータの動作にて実現することで、往復運動の動作を容易に実現でき、噴流の方向変更を簡単に実現できるという作用を有する。また、モータにクランクの一方の軸を連結し、クランクの偏心された別の軸とリンクを連結し、リンクと案内板を連結した構成において、クランクからリンクを介して案内板へ動作を伝え、案内板は複数の支持部により保持されて往復運動する構成において、リンクと案内板の連結部は複数の支持部の間に備えられたものであり、クランク機構を使用することで、複雑な機構を用いることなくモータの回転運動を案内板とノズルに伝達することができるという作用を有する。
また、ノズルを円筒形状の弾性体にて構成し、ノズルの噴流を噴出する吹出口を自由端とし、他端を固定端として構成したものであり、ノズルを弾性体として変形させながら片方の端部を固定端として振幅させることで、自由端側の吹出口の噴流は扇形のように拡がりを持って噴流が発生させることができ、手全体に当たりやすくなるという作用を有する。
また、ノズルを曲げることで噴流の進行方向を変更できる構成としたものであり、ノズルを曲げることで風向を変更できることで、最小限のノズルの動きで噴流の拡がりを大きくすることができるという作用を有する。
また、ノズルの一部に屈曲しやすくなるように蛇腹部を持つ形状としたものであり、ノズルの材質が硬質なものでも蛇腹部を持たせることで容易に屈曲できるようにでき、抵抗を少なくできるため、ノズルの動作に余分なエネルギーが要らないという作用を有する。
また、ノズルが手乾燥室の内面に突出しないようにカバーを設け、ノズルから噴出される噴流を隔てることが内容に設置されたものであり、ノズルがカバーによって覆われることで、従来の使用感を損なわないという作用を有する。
また、一つのノズルから噴出する噴流の初期領域に存在するポテンシャルコアの先端が往復移動する距離を複数のノズルの間隔より長いように構成したものである。ここで、噴流の初期領域とは、ノズルの吹出口近傍における噴流の風速分布を表し、ポテンシャルコアとは、吹出口直下の風速が減衰しない領域を指し、例えば吹出口の形状が円形である場合のポテンシャルコアの領域は、吹出口の中心が最も長い矛状の領域となる。ポテンシャルコアについて、さらに詳細な説明は実施の形態にて後述する。請求項17記載の発明は、隣り合うノズルから噴出された噴流のポテンシャルコアの領域が往復運動する際にできる軌跡が互いに重なりを持つように構成されるため、挿入された手に対して隙間無く噴流を接触させることができるという作用を有する。
また、手乾燥室内に挿入された手を検知する検出器を備え、検出器から伝達される検知信号を受けて高圧気流発生装置及び噴流方向変更手段の運転を制御する制御装置を備えた構成であって、制御装置により噴流方向変更手段を動作させた後、時間をおいて高圧気流発生装置を動作させるものであり、高圧気流発生装置が動作する音に対して噴流方向変更手段が動作する音が小さいため、手を挿入した後、噴流方向変更手段の動作音が聞こえた後に高圧気流発生装置の動作をさせることで、騒音を段階的に発生させるという作用を有する。
また、噴流方向変更手段による往復運動の周期を時間と共に変化させるものであり、使用者が手を挿入されたことを検知した後、手に当たる噴流の周期を徐々に上昇させるよう制御したものである。よって、使用者は手に噴流が周期的に当たることによる感覚は、急にではなく徐々に感じるという作用を有する。
また、モータを吹出風路の外部に備え、且つモータの手前にモータを覆うモータカバーを備えたものであり、ノズルと手乾燥室の壁面との隙間から水が浸入した場合に、モータに水がかかることが無いという作用を有する。
また、箱体は裏面を壁面に沿って固定され、上面に開口した手乾燥室と、下面に使用者の手から分離した水滴を溜めるドレンタンクと、ドレンタンクの奥寄りに吸込口を備え、吸込口からドレンタンクの上を覆うように吸込風路が形成されて高圧気流発生装置まで連通させた構成であって、制御装置は高圧気流発生装置より下に備えたものであり、箱体の上部にある手乾燥室と制御装置との距離を遠くできるため、手乾燥室とノズルとの隙間から水が浸入した場合に、水が制御装置まで届きにくい。また、制御装置は吸込風路の上に設置することで、ドレンタンクに溜まった水の跳ね返りによって制御装置に水がかかりにくいという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1から図7に示すように、壁面に固定された箱体1は、高速噴流を噴き出すノズル2を対に対峙した形で付属している。ノズル2の対峙した空間に手を挿入して乾燥させるための手乾燥室3が本体内部に形成される。その手乾燥室3の下方に水滴回収手段であるドレンタンク4を付属している。箱体1内には高圧気流発生装置5および制御装置6が設けられている。手乾燥室3の中に挿入された手を検知して高圧気流発生装置5に通電するための検出器7を箱体1の一部に付属している。上記構成において濡れた手を手乾燥室3に挿入すると、検出器7により手の存在を検知して、高圧気流発生装置5を動作させる。これにより本体下部に設置された吸込口8から外部空気を吸込み、高圧気流発生装置5を経由して風が形成されてノズル2より送風される。このとき差し出した手に風が当たり、手を乾燥させる。手を引っ込めると検出器7の検出がなくなるので、高圧気流発生装置5は停止する。このような運転の作業を制御装置6にて実施する。
ノズル2は、風量を少なくするため、複数個の円孔の吹出口9をもつ円筒の形状をしており、直線状に等間隔で構成されている。一例をあげるとノズル2の径をφ5mmとすると、複数のノズル2の間隔は、10〜40mmである。
噴流方向変更手段10である可動部材11は、案内板12、モータ13としての例えば金属部品で構成されたDCブラシレスモータ、クランク14およびリンク17を組合わせて使用した機構としての総称であり、案内板12、モータ13、クランク14およびリンク17を連動して動作するようになっている。
また、ノズル2は、噴流の進行方向を変更させるために可動部材11の一部として設置された案内板12を使用して可動できるようになっている。
この際、モータ13にクランク14の一方の軸15を連結し、クランク14の偏心された別の軸16とリンク17を連結し、リンク17と案内板12を連結した構成で、クランク14かリンク17を介して案内板12へ動作を伝え、案内板12は複数の支持部18により保持されて往復運動する構成であり、リンク17と案内板12の連結部19は複数の支持部18の間に備えられている。
連結部19が支持部18の間に設置することで案内板12への力の加わり方が円滑になるため、動作をスムーズにできる利点がある。
案内板12には吹出口9の配置されている間隔と同ピッチで吹出口9よりも大きな穴20を持ち、その穴20に円筒形状の弾性体であるゴムで構成されたノズル2を挿入して動かすことで風向を自在に制御できる構成となっている。ノズル2は弾性体のため、案内板12が動作すると接触を行いながら徐々に変形して、ノズル2は曲がった状態となり噴流の方向を変化させる。案内板12とノズル2は接触はするが、一体ではない。したがって、案内板12とノズル2が接触した際に案内板12の一部を摺動するため、できる限り摺動する面積を減らして摩擦抵抗を軽減できれば、案内板12を動作させる動力が少なくなるため、案内板のノズルを通した穴20の部分をテーパ形状21としている。この際にノズル2の吹出口9の方向と反対側をテーパ形状21とすると、ノズル2の変形の妨げにならない。例えば1〜5mm程度の面加工でよい。
ノズル2が変形して噴流の方向を変化させることで、噴流が手乾燥室3に挿入した手にある程度の間隔を持って設置されているにもかかわらず万遍なく吹きつけることができるため、噴流を濡れた手全体に均一にあてることができ、ノズル2の開口部を少なくでき、風量が少なくても乾燥ムラをなくし乾燥時間を維持することができ、消費電力を削減することができる。
更に、従来は手を挿入する方向を鉛直方向とすると、ノズル2は水平方向に配列されており、その噴流に対して手を引き抜く動作のみで水滴を除去していたが、噴流はノズルの水平方向の往復運動の作用により、水滴が変形を起こし水滴の接触角が変化を起こし、瞬間的に手の表面が撥水性を持った状況と同じような状況を作り出し、水滴が除去しやすくなり乾燥時間も短縮できる効果がある。
なお一例として、噴流の流速は少なくとも吹出口9の直下での測定で風速50m/s以上が望ましく、また噴流の振幅の周期は10〜60Hzとすることで乾燥効果を良好にすることができる。
また、2面吹出しによる事例を示したが、1面吹出しの場合でも同様の効果があることは明らかである。
なお、ノズル2をゴムで作成する場合は、シリコンゴムなど比較的柔らかい材料で、かつ耐久性の高い材料が適している。
また、ノズル2の一部を蛇腹部22を持つ形状とすることで、材質が比較的硬いものでも、ノズル2の変形の際に抵抗を軽減できる。蛇腹部22の寸法はノズル2の厚みや外形などの寸法により異なるため、変形のしやすさを基に設計する必要がある。
なおノズル2を複数配列する場合に、案内板12が長くなる場合は変形しやすくなるため強度を十分に保てるように、例えばPPやABSなどの樹脂材料の場合は補強を入れたり、例えばアルミなどの軽量の金属にて構成する必要がある。
なお、クランク14の変わりに伝達機構として、その他の方法を使用しても良く、例えばカムを使用した場合は、リンク17が不要になる場合があり、部品点数を減らす効果がある。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、実施の形態1と同一部分については同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
図8に示すように、ノズル2が箱体1の一部である手乾燥室3の外観に飛び出さないように、箱体の一部であるカバー23により覆われているため、使用者にノズル2が動作していることがわからないため、今までの使用感と同等にできる。
つまり、ノズル2が手乾燥室3の内面に突出しないとは、使用者の手にふれることができないことであり、ノズル2から噴出する噴流を隔てないとは、噴流を手に吹き付けることができる構成のことであり、手を乾燥させるためには必要不可欠である。
参考の形態
本発明の参考の形態は、実施の形態1から2と同一部分については同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
図9に示すように、一つのノズル2の吹出口9は円形状であり、吹出口9から噴出する噴流の初期領域24に存在するポテンシャルコア25の先端が往復移動する距離としてのポテンシャルコア移動距離26は、複数のノズル2の間隔であるノズル間距離27より長いように構成したものであり、隣り合うノズル2から噴出された噴流のポテンシャルコア25の領域が往復運動する際にできる軌跡が互いに重なりを持つように構成されるため、挿入された手に対して隙間無く噴流を接触させることができ、挿入された手に対して隙間無く噴流を接触させることができることから乾燥ムラがなく、手に付着した水滴をすばやく乾燥できる。
また、図10に噴流の風速分布を示し、初期領域24及びポテンシャルコア25について説明する。
吹出口9から噴流を噴出すると、噴流は距離が遠くなるにつれて周囲の空気を巻き込みながら広がり、風速が低下していく。また、吹出口9近傍には、吹出口直下の風速が低下しないポテンシャルコア25があり、中心は周囲の空気の影響を受けないため最も到達距離が長くなる。ポテンシャルコア25を含み、ポテンシャルコア25の先端までの噴流領域を初期領域24と呼び、それより下流は発達領域28と呼ぶ。また、ポテンシャルコア25の長さは吹出口9の形状によって変わり、一般的にスリット状である場合はスリット幅寸法の6倍程度であり、円形である場合は半径の10倍程度である。
また、図11(a)に示すように、吹出口9をスリット状とすると噴流を長手方向に広げることができ、ノズルが往復運動しても噴流が当たり続ける時間を長くすることができるため、手を挿入した場合は、手の同じ部位により長い時間噴流を当てることで、手に付着した水滴をすばやく除去できる。
また、図11(b)に示すように、吹出口9を楕円形状とすることでノズルが往復運動する方向を長手方向としたものであり、吹出口から噴出された噴流からできるポテンシャルコア25の領域は、前述の通り吹出口9の幅が大きいほど到達距離が遠くなるため、中心部分に最長到達距離を持ち、且つ長手方向に噴流が拡散するため、噴流の到達距離を長くでき、同様の効果がある。
吹出口9の形状については、上記円形状、スリット状、楕円状などを組み合わせても良く、使用条件等に合わせて適宜選択することが望ましい。
(参考の形態
本発明の参考の形態は、実施の形態1から2及び参考の形態1と同一部分については同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
図12に示すように、手乾燥室3に挿入された手に対し、手の甲側に向かって噴流を噴出する手の甲側ノズル2a、及び手の平側に向かって噴流を噴出する手の平側ノズル2bを備えた構成であって、手の平側ノズル2bの配置数を手の甲側ノズル2aより多くしたものであり、水滴が手に付着した際に、一般的に手の甲側に比べて手の平側の方が乾きにくいことから、手の平側のノズル配置数を増やすことで噴流の接触回数が増加させ、手をすばやく乾かすことができる。また、手の平側ノズル2bの配置数を増やす際は、ノズル間距離27を小さくしても良いし、手の平側ノズル2bを千鳥状に配列しても良い。例えば、手の甲側ノズル2bをノズル間距離35mmで7個配列し、手の平側ノズル2aをノズル間距離21mmで11個配列したものである。
また、ノズル2の1個あたりの開口面積を比較して、手の平側ノズル2bの開口面積を手の甲側ノズル2aより広くしたものであり、手の平側ノズル2bの開口面積を増やすことで、乾きにくい手の平側に当たる噴流の風量を多くして手をすばやく乾かすことができる。一例を挙げると、吹出口9の形状を円形状とした場合は、手の平側ノズル2bを直径6mmとし、手の甲側ノズル2aを直径5mmとしたものである。
また、図13に示すように、列状に配列されたノズル2のうち、両端のノズル2を列の中央寄りに傾斜させたものであり、挿入された手に対して列の両端のノズル2から噴出される噴流は手の小指側側面に当たるように構成しているため、噴流が往復運動して方向が変更されても確実に手に噴流を接触させることができる。また、手の側面に付着した水滴に対して確実に噴流を当てることができる。
また、図12に示すように制御装置6により噴流方向変更手段10を動作させた後、時間をおいて高圧気流発生装置5を動作させることにより、高圧気流発生装置5が動作する音に対して噴流方向変更手段10が動作する音が小さいため、手を挿入した後、噴流方向変更手段10の動作音が聞こえた後に高圧気流発生装置5の動作をさせることで、従来の使用感を損なわない。
また、噴流方向変更手段10による往復運動の周期を時間と共に変化させるものであり、使用者が手を挿入されたことを検知した後、手に当たる噴流の周期を徐々に上昇させるよう制御したものである。よって、使用者は手に噴流が周期的に当たることによる感覚は、急にではなく徐々に感じることとなり、従来の使用感を損なわずに使用することができる。例えば、噴流方向変更手段10は1秒間で往復運動の周期を20Hzまで上昇させるものである。
また、図16に示すように、高圧気流発生装置5を2個備え、それぞれ独立した吹出風路29及びノズル2を備えた構成であって、運転開始と共に一方の高圧気流発生装置5を運転させた後、時間をおいてもう一方の高圧気流発生装置5を運転させたものであり、使用者が手を挿入した後、使用者の手には急激に強い噴流が当たる事無く、段階的に噴流を当てることで使用者の手に付着した水が使用者に跳ね返りにくくでき、従来の使用感を損なわずに使用することができる。また、高圧気流発生装置5の動作開始による突入電流は、時間をおいて発生するため、2台同時に動作させるよりも電流を低減することができる。
また、使用者が往復運動するノズル2を見ることができないように手乾燥室3内に目線遮り部30を設けることにより使用者は可動部分見えず、濡れた手を入れる手乾燥室の空間の範囲が明瞭に分かり、また、手乾燥室をすっきり見せることができ、従来の使用感を損なわずに使用できる。
(実施の形態
本発明の実施の形態は、実施の形態1から及び参考の形態1から2と同一部分については同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
図14に示すように、案内板12を動作させるモータ13は手乾燥室3の手挿入方向に対してノズル2より手前側に備えたことにより、ノズル2と手乾燥室3の壁面との隙間や吹出口9から水が浸入した場合に、水の浸入経路よりもモータ13は重力方向で上方にあるため、水が付着することが無く錆などの腐食を防止できる。
また、図16に示すように、モータ13は手乾燥室3の手挿入方向に対してノズル2より奥側に備えることもでき、手乾燥室3の開口からノズル2までの距離を短くすることで、使用者は手を入れやすいだけでなく、手を手乾燥室3の奥の方まで挿入しなくとも手全体に噴流を当てることができるため、使い勝手が良いという効果もある。しかし、その際にモータ13を吹出風路29の外部に備えた場合は、モータ13の手前にモータ13を覆うモータカバー31を設け、ノズル2と手乾燥室3の壁面との隙間から水が浸入した場合にモータ13に水が付着することが無く錆などの腐食を防止できる。
上記のモータ13の配置については、手乾燥装置の使いやすさや大きさを考慮して適宜選択することが望ましい。
(実施の形態
本発明の実施の形態は、実施の形態1から及び参考の形態1から2と同一部分については同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
図12及び図16に示すように、吸込口8は箱体1の下面に備え、それぞれの吸込口8から上方に向かって独立した吸込風路32を形成して2個の高圧気流発生装置5までそれぞれ案内し、高圧気流発生装置5はファン33及び駆動軸34及び駆動モータ35から構成されており、高圧気流発生装置5は水平方向に並列して配置したものである。本発明の高圧気流発生装置5は一般的に家庭用掃除機等に用いられる高速ターボブロワを用いている。高圧気流発生装置5の形状は円筒状であり、直径はファン33の外径の大きさで決定され、高さは駆動軸34の長さで決定され、一般的に外径の大きさよりも高さの方が小さいため、駆動軸34を水平方向として2台の高圧気流発生装置5を配置すると、必要な箱体1の幅を小さくすることができ、装置の大きさをコンパクトにすることで、使い勝手が良い手乾燥装置を提供できる。
また、2台の高圧気流発生装置5の駆動軸34を一直線上とすることで、箱体1の下面までの距離が等しくなり、吸込風路32の長さをほぼ同一にすることで、高圧気流発生装置5のファンから発生する乱流音が吸込風路32内を伝播して吸込口8から放射する騒音の大きさがほぼ同一となり、いずれかの放射音が大きい場合と比較して騒音を低減することができ、運転時の騒音によって不快感を感じることがなく従来の使用感を損なわない。
また、箱体1は裏面を壁面に沿って固定され、上面に開口した手乾燥室3と、下面に使用者の手から分離した水滴を溜めるドレンタンク4と、ドレンタンク4の奥寄りに吸込口8を備え、吸込口8からドレンタンク4の上を覆うように吸込風路32が形成されて高圧気流発生装置5まで連通させた構成であって、制御装置6は、高圧気流発生装置5より下に備えたものであり、箱体1の上部にある手乾燥室3と制御装置6との距離を遠くできるため、手乾燥室3とノズル2との隙間から水が浸入した場合に、水が制御装置6まで届きにくいため水がかかることによる錆などの腐食を防止できる。また、制御装置6は吸込風路32の上に設置することで、ドレンタンク4に溜まった水の跳ね返りによって制御装置6に水がかかりにくいため錆などの腐食を防止できる。
(参考の形態
本発明の参考の形態は、実施の形態1から及び参考の形態1から2と同一部分については同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
図17に示すように、ノズル2は吹出口9と流入部36を両端に持つ筒状で形成されており、吹出風路29の内面より流入部36に向かって押し込み防止部37を備えたものであり、ノズル2が吹出口9側から押し込み方向の荷重が発生しても、ノズル2が吹出風路29内に入り込み、ノズル2が変形することが無く、従来の使用感を損なわない手乾燥装置を提供できる。
例えば、洗面所やトイレ、台所等で手を洗い、濡れた手を乾燥させる装置等に有効であり、また、一般的に液体によって濡れた物体を乾燥させる用途などにも適用でき、また、粉体などにより汚れた衣服などを清浄する用途などにも適用できる。
本発明の実施の形態1の手乾燥装置の外観を示す斜視図 同側断面斜視図 同断面斜視図 同手乾燥装置の噴流方向変更手段の外観を示す断面斜視拡大図 同噴流方向変更手段の軸を示す断面斜視拡大図 同噴流方向変更手段の構成を示す断面斜視拡大図 同その他の断面斜視図拡大図 本発明の実施の形態2の断面斜視図 本発明の参考の形態の円筒ノズル示す図((a)同円筒ノズルの斜視図、(b)同円筒ノズルの側面図) 同ノズルのポテンシャルコア25を示す断面図 同ノズル他例を示す図((a)同スリットノズル示す斜視図、(b)同楕円ノズルを示す斜視図) 本発明の参考の形態及び実施の形態の手乾燥装置の構成を示す断面図 本発明の参考の形態の手乾燥装置のノズルの配置を示す側面図 本発明の実施の形態のモータの配置の構成を示す断面斜視図 同モータの配置の他例を示す断面斜視図 本発明の実施の形態の手乾燥装置の構成を示す正面断面図 本発明の参考の形態の押し込み防止部の構成を示す側面断面図 従来の手乾燥装置の一例を示す断面図 同ノズルの斜視図 従来の手乾燥装置の別の一例を示す斜視図 従来の手乾燥装置の別の一例を示す断面図 従来の手乾燥装置の別の一例を示す断面図
符号の説明
1 箱体
2 ノズル
2a 手の甲側ノズル
2b 手の平側ノズル
3 手乾燥室
4 ドレンタンク
5 高圧気流発生装置
6 制御装置
7 検出器
8 吸込口
9 吹出口
10 噴流方向変更手段
11 可動部材
12 案内板
13 モータ
14 クランク
15 軸
16 軸
17 リンク
18 支持部
19 連結部
20 穴
21 テーパ形状
22 蛇腹部
23 カバー
24 初期領域
25 ポテンシャルコア
26 ポテンシャルコア移動距離
27 ノズル間距離
28 発達領域
29 吹出風路
30 目線遮り部
31 モータカバー
32 吸込風路
33 ファン
34 駆動軸
35 駆動モータ
36 流入部
37 押し込み防止部

Claims (11)

  1. 外気を取り入れる吸込口と、前記吸込口から取り込んだ空気を高圧気流発生装置まで案内する風路を形成する面で構成された吸込風路と、前記高圧気流発生装置により昇圧された空気をノズルまで案内する風路を形成する面で構成された吹出風路を備え、複数の前記ノズルを間隔をおいて配列し、前記ノズルの噴出方向を手を挿入する方向に対して略垂直方向に往復運動させるようにし、複数の前記ノズルから噴出される噴流の方向を変化させるために可動部材を用いた噴流方向変更手段を備え、
    この噴流方向変更手段は可動部材としてノズルを動かすために設置された案内板を設けることで自在に噴流の進行方向を制御できる構成とし、
    前記噴流方向変更手段を動作させるモータを備え、前記案内板とモータを連結して、前記モータの回転運動を伝えて前記案内板を動作させ、
    前記モータにクランクの一方の軸を連結し、前記クランクの偏心された別の軸とリンクを連結し、前記リンクと前記案内板を連結した構成において、前記クランクから前記リンクを介して前記案内板へ動作を伝え、前記案内板は複数の支持部により保持されて往復運動する構成において、前記リンクと前記案内板の連結部は複数の前記支持部の間に備えられ、
    複数の噴流の進行方向を同一方向に変化させることができる手乾燥装置。
  2. 外気を取り入れる吸込口と、前記吸込口から取り込んだ空気を高圧気流発生装置まで案内する風路を形成する面で構成された吸込風路と、前記高圧気流発生装置により昇圧された空気をノズルまで案内する風路を形成する面で構成された吹出風路を備え、手を挿入する方向を鉛直方向とすると、複数の前記ノズルを間隔をおいて水平方向に配列して、かつ水平方向に往復運動させる噴流往復運動手段を備え、噴流往復運動手段として複数の前記ノズルから噴出される噴流の方向を変化させるために可動部材を用いた噴流方向変更手段を備え、
    この噴流方向変更手段は可動部材としてノズルを動かすために設置された案内板を設けることで自在に噴流の進行方向を制御できる構成とし、
    前記噴流方向変更手段を動作させるモータを備え、前記案内板とモータを連結して、前記モータの回転運動を伝えて前記案内板を動作させ、
    前記モータにクランクの一方の軸を連結し、前記クランクの偏心された別の軸とリンクを連結し、前記リンクと前記案内板を連結した構成において、前記クランクから前記リンクを介して前記案内板へ動作を伝え、前記案内板は複数の支持部により保持されて往復運動する構成において、前記リンクと前記案内板の連結部は複数の前記支持部の間に備えられ、
    複数の噴流の進行方向を同一方向に変化させることができる手乾燥装置。
  3. 箱体と、この箱体に設けられて前記箱体の上部に開口した手乾燥室と、前記箱体に設けられて高圧気流を発生する高圧気流発生装置と、前記手乾燥室の互いに対向した2面にそれぞれ配置されて前記高圧気流発生装置の送気路に連通したノズルと、前記高圧気流発生装置を制御する制御装置と、前記手乾燥室に設けられて前記制御装置へ手検出信号を送る検出器とを備え、複数の前記ノズルを間隔をおいて配列し、前記ノズルから噴出される噴流の方向を変化させるために可動部材を用いた噴流方向変更手段を備え、
    この噴流方向変更手段は可動部材としてノズルを動かすために設置された案内板を設けることで自在に噴流の進行方向を制御できる構成とし、
    前記噴流方向変更手段を動作させるモータを備え、前記案内板とモータを連結して、前記モータの回転運動を伝えて前記案内板を動作させ、
    前記モータにクランクの一方の軸を連結し、前記クランクの偏心された別の軸とリンクを連結し、前記リンクと前記案内板を連結した構成において、前記クランクから前記リンクを介して前記案内板へ動作を伝え、前記案内板は複数の支持部により保持されて往復運動する構成において、前記リンクと前記案内板の連結部は複数の前記支持部の間に備えられ、
    複数の噴流の進行方向を同一方向に変化させることができる手乾燥装置。
  4. ノズルを円筒形状の弾性体にて構成し、ノズルの噴流を噴出する吹出口を自由端とし、他端を固定端として構成した請求項1からのいずれかに記載の手乾燥装置。
  5. ノズルを曲げることで噴流の進行方向を変更できる構成とした請求項1からのいずれかに記載の手乾燥装置。
  6. ノズルの一部に屈曲しやすくなるように蛇腹部を持つ形状とした請求項1からのいずれかに記載の手乾燥装置。
  7. ノズルが手乾燥室の内面に突出しないようにカバーを設け、前記ノズルから噴出される噴流を隔てないことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の手乾燥装置。
  8. 手乾燥室内に挿入された手を検知する検出器を備え、検出器から伝達される検知信号を受けて高圧気流発生装置及び噴流方向変更手段の運転を制御する制御装置を備えた構成であって、制御装置により噴流方向変更手段を動作させた後、時間をおいて高圧気流発生装置を動作させることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の手乾燥装置。
  9. 噴流方向変更手段による往復運動の周期を時間と共に変化させることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の手乾燥装置。
  10. 前記モータを吹出風路の外部に備え、且つ前記モータの手前に前記モータを覆うモータカバーを備えたことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の手乾燥装置。
  11. 箱体は裏面を壁面に沿って固定され、上面に開口した手乾燥室と、下面に使用者の手から分離した水滴を溜めるドレンタンクと、前記ドレンタンクの奥寄りに吸込口を備え、前記吸込口から前記ドレンタンクの上を覆うように吸込風路が形成されて高圧気流発生装置まで連通させた構成であって、制御装置は、前記高圧気流発生装置より下で、且つ前記ドレンタンクの上を覆う吸込風路の上に備えたことを特徴とする請求項3記載の手乾燥装置。
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