JP4579197B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄後の濡れた手を高速空気流の噴射によって衛生的に乾燥処理する手乾燥装置に関するものである。
洗浄後の濡れた手を、タオルやハンカチ等で払拭せず高速空気流の噴射により水分を吹飛ばして乾燥させる手乾燥装置が開発されている。この種の装置の多くは、ノズルから手挿入部内に吹出された空気が使用者の顔に吹き返してこないように考慮されている。例えば、特許文献1には手挿入部の側面に設けられた開口部から、ノズルより吹出された空気の一部を本体外部へ逃がす構造の手乾燥装置が提案されている。また、特許文献2には手挿入部側面全体が開口して、ノズルより吹出された空気の一部を本体外部へ逃がしている構造の手乾燥装置が提案されている。また、特許文献3には手挿入部の側面に開口部がなく、ノズルから吹出された空気を本体内に取り込んで再度ノズルから吹出す空気循環式の手乾燥装置が提案されている。
特開2005−329266号公報 特開平7−116076号公報 特開2001−299636号公報
しかしながら、上述特許文献1に提案された従来の手乾燥装置は、手挿入部の側面に開口部があり、手から飛んだ水滴が開口部より飛び出さないように直接開口部に複数の板状体を所定の間隔を隔てて配置して遮水し、板状体と板状体との間から手挿入部内の空気を本体外へ排気しているが、手から飛ぶ水滴には左右方向に飛ぶものもあり板状体と板状体の間からはどうしてもその水滴が直接飛び出してしまう。また、板状体で一旦遮水された水滴の一部は重力で垂れて板状体の下端に水滴状に溜まるため、板状体の間から本体外部に排気する空気流により吹き飛ばさされて外部へ吹き飛んだり、本体外郭表面に伝わってたれ落ちたりしてしまう。そのため、使用者への風の吹き返しは低減できるが、使用するたびに徐々に手乾燥装置付近の床や部屋や、手乾燥装置の外郭の開口部付近や手乾燥装置の下部等が水滴で汚れてしまい、不衛生な状態のまま放置されることが多くなる。
一方、上述特許文献3に提案された従来の手乾燥装置は、手挿入部側面に開口部がなく、ノズルから吹出した空気は手から飛んだ水滴と共に排気ダクトを通り、本体下部のドレンタンクに運ばれ水滴をドレンタンクに落とした後、その空気を本体内の送風機に再度吸込みノズルから再度吹出す空気循環式の構成である。このような空気循環式風路の場合、ノズルから吹出された空気が使用者の顔に吹き返されることを抑制することができるが、乾燥処理に使用した空気には手から飛んだ水滴を含んでいるため、大きな水滴は空気流と分離してドレンタンクに貯水できるが、微粒状の水滴は充分に除去しきれないまま送風機や本体内部風路にまで進入するので、使用の度に徐々に水滴が製品内部に蓄積され送風機等の故障の原因となる。また水滴中には油脂等の手の付着成分も多く含まれており、清掃困難な本体内部風路にその付着成分が蓄積されてしまうため、雑菌の温床や異臭の発生源となる可能性がある。また、ドレンタンクに貯めた水にも手の付着成分が多く含まれており、夏場などの気温が高い場合にはすぐに腐敗して異臭を発する。また、夏場でなくてもドレンタンクに貯めた水を捨てないで放っておくと時間とともに同様に腐敗する。このタイプの手乾燥装置では、ドレンタンク付近を通過した空気を吸込むため、ドレンタンクからの異臭を含んだ空気を吸込みノズルから吹出すことにより、使用者に不快感を与えるとともに、衛生性も損なわれたものとなる。
本発明は、上記した従来の手乾燥装置の使用者への吹き返し風や水滴飛散に係る問題点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、ノズルから吹出した高速空気で手に付着した水滴を吹き飛ばして手を乾燥させるとともに、手に当った後の水滴を含んだ空気流について、水滴と空気流とを分離して空気流のみを使用者の顔付近以外の方向の本体外部へ排気することができる手乾燥装置を得ることであり、使用者への風の吹き返しを低減することができ、また手乾燥装置外への水滴飛散や装置外郭への水垂れがなく衛生面において優れたものとすることができる手乾燥装置を得ることである。
上述の課題を解決するために、この発明にかかる手乾燥装置においては、外郭を構成するとともに上面開口を有する手挿入部が設けられたハウジングと、ハウジングに収納され高圧空気流を発生する高圧空気流発生装置と、高圧空気流発生装置により発生された高圧空気を手挿入部に噴出するノズルとを備えた手乾燥装置において、手挿入部は、手挿入空間を形成する側壁の一部を構成して、ノズルより吹き出された下降流を内壁面に沿わせるようにして上方向に誘導するとともに手挿入空間の上部に形成された開口部より使用者を避けた方向に放出する誘導壁を有している。
この発明にかかる手乾燥装置によれば、手挿入部は手挿入空間を形成する側壁の一部に誘導壁を有しており、この誘導壁は、ノズルより吹き出された下降流を内壁面に沿わせるようにして上方向に誘導するとともに手挿入空間の上部に形成された開口部より使用者を避けた方向に放出するので、水滴と空気流とを容易に分離できるとともに、空気流のみを使用者の顔付近以外の方向の本体外部へ排気することができる。さらには、装置外への水滴飛散や装置外郭への水垂れがなく衛生面において優れたものとすることができる。
以下、本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態1の斜視図である。図2は本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態1の正面断面図である。図1及び図2において、手乾燥装置100は、装置の外殻を構成するとともに上面側に開口を有する凹型の手挿入部4が設けられたハウジング1と、ハウジング1の内部に収納され高圧空気流を発生する高圧空気流発生装置2と、高圧空気流発生装置2により発生された高圧空気を手挿入部4内に噴出するノズル8とを有している。
手挿入部4は、ハウジング1の上部正面側に開口を有して凹型に形成され内部に手挿入空間3を形成している。この手挿入空間3には、装置使用時に使用者が手を挿入する空間であり、使用者が両手を揃えた状態で上下方向や斜め上下方向に挿抜できる大きさとされている。手挿入部4の底面6は、中央から左右端部に向って下り勾配の斜面とされている。この斜面がハウジング1の内壁まで延びた位置に排水路7の上部開口(排水口)7aが設けられている。排水路7は、ハウジング1を形成する側面パネルと本体内側に設けた凹形状部材にて構成されている。手挿入部4の前後方向対向する2つの内壁にノズル8が設けられている。そして、本実施の形態においては手挿入部4の他の2つの内壁を含む側壁が誘導壁5とされている。
一対のノズル8は対向して設けられており、手挿入部4の中間部より上の所定の位置に、複数のノズル孔が左右方向に列状に形成された穴列にて構成されている。一対のノズル8のうち奥側の壁面に設けられたノズル8は、手前側に設けられたノズル8より若干高い位置に設けられている。一対のノズル8は、この位置から斜め下方にむけて高速空気流を噴出する。
誘導壁5は、ノズル8が設けられてない側の2つの側壁が左右に張り出したように形成され、ノズル8が設けられている2つの内壁とともに内部に手挿入空間3を形成している。誘導壁5は、概略断面V字型を成し上方に向かうにつれてしだい広がるようにテーパー状に形成され、図に示すように水平に対する傾き角度θは、V字の稜線の部分で約60°にされている。手挿入部の開口部は、誘導壁5が設けられたことにより、新たに拡張開口部3aだけ広がっている。図2に示されるように拡張開口部3aはノズル8の延長線より上方に形成されている。手挿入部4の底面6の下端と誘導壁5の下端は、概略等しい高さとされ、排水口7aを挟んで対向している。動作の説明でも述べるが、この誘導壁5は、ノズル8より吹き出された下降流を内壁面5aに沿わせるようにして上方向に誘導して、さらに内壁面5aに沿わせるように誘導した空気流を手挿入空間3の上部に形成された拡張開口部3aより使用者を避けた方向に放出する。
高圧空気流発生装置2は、DCブラシレスモーター(通常の整流子モーター又は誘導電動機であっても良い)とこれを駆動する駆動回路及びDCブラシレスモーターによって回転するターボファン又は遠心ファンにより構成され、この実施の形態ではハウジング1の手挿入部4の下方に収納されており、図示しない制御回路によって自動運転される。ハウジング1の下面には図示しない吸込口が設けられており、高圧空気流発生装置2は図示しない吸気通路を通じて吸込口から外気を吸い込みこれを加圧してノズル8に供給する。
ハウジング1の下部に、ドレン水を溜めるドレンタンク9が、取り外し可能に設置されている。手挿入部4にて集められた水滴は、この排水路7によってドレンタンク9に導かれる。
上記構成の手乾燥装置100においては、使用者が手挿入部4内に両手を揃えた状態で概ね手首付近まで挿入すると、手挿入部4内に設けられた図示しないセンサーがこれを検知して高圧空気流発生装置2を作動させる。高圧空気流発生装置2が作動すると、ノズル8から高い運動エネルギーを持つ高速空気流がライン状に手挿入部4内に噴出され、挿入された手の表裏に当り手に付着した水分を手挿入部4の下部側へ吹き飛ばす。さらに、手挿入部4内で手を挿抜させることにより、手全体に付着していた水分が全て排除され手が乾燥する。手が乾燥した後、手を手挿入部4から完全に抜くと、センサーがこれを検知し、高圧空気流発生装置2が停止する。
ノズル8から噴出された空気と手から吹き飛ばされた水滴は、手挿入部4の底面6に到達する。底面6は左右両端に向って傾斜しているので、水滴を含んだ空気は底面6を左右端に向って流れる。このようにして手挿入部4内の水滴は重力と風の力で速やかに左右端に設けられた排水口7aへ導かれ、排水路7を通ってドレンタンク9に貯められる。
一方、下降流となった空気流は、手挿入部4の底面6に到達の後、底面6に沿って手挿入部4の左右方向に分かれて流れ、その後、誘導壁5の内壁面5aに沿うようにして上方向に誘導され、手挿入空間3の上部に形成された拡張開口部3aより使用者を避けた方向に放出される。このとき、空気流は内壁面5aに沿って上昇するが、水滴は誘導壁5を登りきることができず内壁面5aに付着し、重力により内壁面5aを伝わって落ち排水口7aを通って排水路7に流れ込む。
以上のように本実施の形態の手乾燥装置100においては、手挿入部4が、手挿入空間を形成する側壁の一部を構成して、ノズル8より吹き出された下降流を内壁面5aに沿わせるようにして上方向に誘導するとともに手挿入空間3の上部に形成された拡張開口部3aより使用者を避けた方向に放出する誘導壁5を有しているので、外部への水滴飛散を防止できるとともに、使用者をさけた方向に排気するので、使用者の顔への吹き返す風がなく、水滴もかかることがなく、使用者に不快感を与えることがない。
さらに、空気流をノズル8より上に設けられた拡張開口部3aから上方に向けて排気する構造なので、複雑な排気用の専用風路を必要とせず構造を簡素化できる。なお、拡張開口部3aをノズル8より上に設けることで、外部への水滴飛散防止の確実性を向上させることができるが、空気流は斜め上方に向けて排気されれば所定の効果を得ることができ、またノズル8が斜め下方に向いていることもあって、拡張開口部3aは必ずしもノズル8より上に設けなくてもよく、概ね手挿入空間3の上部に設けられればよい。また、新たに拡張開口部3aが追加されて手挿入部4の開口が大きくなるので、使用者が手を挿入する際、入れやすいという効果も発生する。
また、本実施の形態の手乾燥装置100においては、分流した空気流と手挿入部4の底面6の傾斜により、手挿入部4内の水を積極的に排水路7に導くことができ、手挿入部内の水滴を迅速に排水することができるため、手挿入部内壁で水滴が溜まって乾燥することにより水滴中に含まれている汚れ(油脂等の手の付着成分や、埃や塵、石鹸成分等)が手挿入部内壁に付着する汚れを低減できるとともに、手挿入部4に水滴が溜まることがないので衛生面においても優れたものとなる。
なお、本実施の形態においては、空気流を手挿入部4の左右端部から装置の左右方向斜め上方に向うように排気して、使用者の顔を避ける方向に排気できればよいので装置の左右端部から前後方向の斜め上方に排気してもよい。また、誘導壁5の傾き角度θは、約60°にされているが、水平に対して30°から90°の範囲であれば、所定の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図3は本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態2の斜視図である。図4は本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態2の正面断面図である。図3及び図4において、本実施の形態の手乾燥装置110においては、誘導壁5の内側に遮水板11が設けられている。遮水板11は、誘導壁5に沿うように形成される空気流路12と手挿入空間3とを隔てるように配置され、手から離脱した水滴を内壁面11aにて阻止することにより、水滴が空気流路12に進入することを防止する。その他の構成は実施の形態1と同様である。
ノズル8から噴出した空気流は手の水分を吹き飛ばしながら手挿入空間3の下部へと流れ、手挿入部4の底部方向に流れるものもあれば、割合は少ないが左右方向斜めに流れる成分もある。左右方向に斜めに飛んだ水滴は、遮水板11に当たりそのまま内壁面11aを伝わって落ち排水路7に流れ込む。手挿入部4の底部に達した風と水滴は、底面6の傾斜の効果も相まって左右端部に向って流れ、水滴は排水路7を通ってドレンタンク9に貯められる。一方、空気は遮水板11と誘導壁5の間を通って使用者の顔付近を避けた斜め上方へと排出される。水滴は誘導壁5を登りきることができないため、外部に水滴が飛散することはない。また遮水板11を設けため、ノズル8からの水滴を遮断できるとともに、ノズル8から噴出した空気流と空気流路12内の空気流との干渉がないため、騒音が抑制され、空気流をスムーズに拡張開口部から外部に放出することができる。
ここで、空気流路12の下端部付近での流量断面積D1は、空気流路12の上部開口付近での流量断面積D2より小さい。そして、空気流路12の流通断面積は、下端から上方に向かうにつれてしだいに大きくなっている。この構成により空気流の速度はしだいに小さくなる。空気流の速度が小さくなることで、拡張開口部から速度の大きい空気流がするどく放出されることがなくなり、使用者に不快感を与えてしまうことがない。また、空気流の速度が小さくなることで、水滴の速度も小さくなり重力に容易に負けるので、水滴が内壁面5aにさらに付着しやすくなり、空気と水滴の分離の確実性が向上し、拡張開口部より外部への水滴飛散をより防止できる。また、デュフェーザーの効果により排気圧損が小さくなり排気性能が向上する。
以上のように本実施の形態の手乾燥装置110においては、実施の形態1の手乾燥装置と同様の効果を得ることができるとともに、空気流路12に対する遮水手段を設けたことで、手から横方向に飛んだ水滴の一部が空気流路12を流れる空気流に乗って飛散することが抑制され、さらにノズル8からの吹出し風と空気流路12の空気流とが干渉することがないため、ノズル8からの吹き出しから空気流路12を通って外部へ排気されるまでの空気流の乱れが少なくスムーズに流れ排気性能が向上するとともに騒音を減少させることができる。
実施の形態3.
図5は本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態3の斜視図である。図6は本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態3の正面断面図である。図5及び図6において、本実施の形態の手乾燥装置120においては、本実施の形態の誘導壁15は、下端部が手挿入部4の底面6と同じ高さとされており、さらに下端部が断面円弧状の曲面15bとされている。そして、この断面円弧状の曲面15bは、鉛直方向に延びる内壁面15aから外方に突出することがない範囲で曲率が最大となるように形成されている。つまり、この断面円弧状の曲面15bは、片側において、排水口7aを挟んで底面6と屈曲なく連続する面とされており、他側において、鉛直方向に延びる内壁面15aと屈曲なくなめらかに連続する面とされている。このため、図6中矢印にて示すようにノズル8から噴出して手挿入部4の下部にて折り返し上方向に方向を変える空気流が内壁面15aに沿ってスムーズに流れる。
本実施の形態においては、誘導壁15の内側に平板状の遮水板16が設けられている。遮水板16は、誘導壁15に沿うように形成される空気流路13と手挿入空間3とを隔てるように配置され、手から離脱した水滴を内壁面16aにて阻止することにより、空気流路13に進入することを防止する。その他の構成は実施の形態2と同様である。なお、本実施の形態の内壁面15aは上方に鉛直に延びているが、鉛直方向にかぎらず、実施の形態1や2のもののように斜め上方に延びるものであってもよい。
実施の形態4.
図7は本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態4の正面断面図である。図7において、本実施の形態の手乾燥装置130においては、装置の下部にて、外郭を構成するハウジング21が誘導壁15の下方まで拡張されている。このような構成とすることで、ハウジング21の下部に余裕ができるので、従来より大きな高圧空気流発生装置22を装備したり、貯液量の大きいドレンタンク19を設置したりすることができる。その他の構成は実施の形態3と同様である。
実施の形態5.
図8は本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態5の斜視図である。図8において、本実施の形態の手乾燥装置140においては、誘導壁5Aが着脱自在とされている。すなわち、本実施の形態の手挿入部4は、上面及び側面に開口を有する手挿入部本体4Aと、この手挿入部本体4Aの側面開口を塞ぐように着脱自在に設けられた誘導壁5Aとを含む。そして、手挿入部本体4Aに誘導壁5Aを取り付けると実施の形態1の構成の手乾燥装置になるし、手挿入部本体4Aに誘導壁5Aと遮水板11Aとが一体にされたものを取り付けると実施の形態2の手乾燥装置になる。
このような構成の手乾燥装置140においては、装置の設置場所の状況によって、誘導壁5Aを取り付けて使用したり、誘導壁5Aを取り付けないで使用したりすることができる。誘導壁5Aを取り付けて使用することで実施の形態1と同様の効果を得ることができる他、誘導壁5Aを取り付けないで使用することで、手挿入部側面方向からも手を挿入できるようになり、物理的にもまた手挿入部の開放感による心理的な面からも手の挿入性を向上させることができる。一方、必要に応じて、誘導壁5Aと遮水板11Aとが一体にされたものを取り付けて使用することもできる。これにより、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態の手乾燥装置140においては、実施の形態1および2のタイプの手乾燥装置の誘導壁と遮水板とを着脱自在としたものであるが、実施の形態3および4の
タイプの手乾燥装置の誘導壁と遮水板とを着脱自在としてもよい。
本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態1の斜視図である。 本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態1の正面断面図である。 本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態2の斜視図である。 本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態2の正面断面図である。 本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態3の斜視図である。 本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態3の正面断面図である。 本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態4の正面断面図である。 本発明にかかる手乾燥装置の実施の形態5の斜視図である。
符号の説明
1,21 ハウジング
2,22 高圧空気流発生装置
3 手挿入空間
3a 拡張開口部
4 手挿入部
5,15 誘導壁
6 底面
7 排水路
8 ノズル
9,19 ドレンタンク
11,16 遮水板
12,13 空気流路
19 ドレンタンク
100,110,120,130,140 手乾燥装置

Claims (8)

  1. 外郭を構成するとともに上面開口を有する手挿入部が設けられたハウジングと、
    前記ハウジングに収納され高圧空気流を発生する高圧空気流発生装置と、
    前記高圧空気流発生装置により発生された高圧空気を前記手挿入部に噴出するノズルとを備えた手乾燥装置において、
    前記手挿入部は、手挿入空間を形成する左右壁を構成し、前記側壁が左右に張り出して上方に向かうにつれてしだいに広がるように形成され、前記ノズルより吹き出された下降流を内壁面に沿わせるようにして上方向に誘導するとともに前記手挿入空間の上部に形成された開口部より使用者を避けた方向に放出する誘導壁を有している
    ことを特徴とする手乾燥装置。
  2. 上記開口部が前記ノズルより上方に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
  3. 前記誘導壁の下端に排水路が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の手乾燥装置。
  4. 前記手挿入部の底面と誘導壁の下端の高さが概略等しい
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の手乾燥装置。
  5. 前記誘導壁は、水平に対して30°から90°の範囲に傾いて設けられている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の手乾燥装置。
  6. 外郭を構成するとともに上面開口を有する手挿入部が設けられたハウジングと、
    前記ハウジングに収納され高圧空気流を発生する高圧空気流発生装置と、
    前記高圧空気流発生装置により発生された高圧空気を前記手挿入部に噴出するノズルとを備えた手乾燥装置において、
    前記手挿入部は、手挿入空間を形成する側壁の一部を構成して、前記ノズルより吹き出された下降流を内壁面に沿わせるようにして上方向に誘導するとともに前記手挿入空間の上部に形成された開口部より使用者を避けた方向に放出する誘導壁を有し、
    前記誘導壁によって形成される空気流路と前記手挿入空間とを隔てるように配置され、手から離脱した水滴が、前記空気流路に進入することを抑制する遮水板が設けられている ことを特徴とする手乾燥装置。
  7. 前記空気流路の流通断面積が、前記開口部に向かうにつれてしだいに大きくなっている ことを特徴とする請求項6に記載の手乾燥装置。
  8. 前記手挿入部は、上面及び側面に開口を有する手挿入部本体と、該手挿入部本体の側面開口を塞ぐように着脱自在に設けられた前記誘導壁とを含み、
    前記遮水板は、前記誘導壁と一体にされて、前記手挿入部本体から着脱自在とされていることを特徴とする請求項6に記載の手乾燥装置。
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