JP3972334B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

手乾燥装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3972334B2
JP3972334B2 JP2003157674A JP2003157674A JP3972334B2 JP 3972334 B2 JP3972334 B2 JP 3972334B2 JP 2003157674 A JP2003157674 A JP 2003157674A JP 2003157674 A JP2003157674 A JP 2003157674A JP 3972334 B2 JP3972334 B2 JP 3972334B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
hand
port
drainage channel
drainage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003157674A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004357820A (ja
Inventor
淳 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2003157674A priority Critical patent/JP3972334B2/ja
Publication of JP2004357820A publication Critical patent/JP2004357820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3972334B2 publication Critical patent/JP3972334B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は手乾燥装置に関し、特に使用者に手から吹き飛ばされた水が跳ねず、排水路等の汚れや雑菌の発生を防止する手乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の手乾燥装置では、ノズルから吹き出した気流を手挿入部内でループ状に旋回させることにより、手から吹き飛んだ水滴を手挿入部の外部に飛散するのを防止して、使用者に水滴がかからないようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また従来の手乾燥装置では、排水路内の汚れの堆積や雑菌の繁殖を抑えるために排水路を設けず、手挿入部の下部に水容器を設け、この水容器に水滴を溜めるようにしていた(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−178742号公報(図3,図4)
【特許文献2】
特開2002−209791号公報(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の手乾燥装置では(例えば、特許文献1参照)、ノズルから吹き出した気流を手挿入部内でループ状に旋回させても、ノズルから吹き出した気流の逃げ場がないため、少なからず気流が手挿入部の外部に吹出し、使用者に水滴が跳ねてしまうという問題点があった。また、気流が手挿入部の外部に吹き出して使用者に当たることにより、使用者に不快感を与えるという問題点もあった。
【0006】
また従来の手乾燥装置では(例えば、特許文献2参照)、排水路内の汚れの堆積や雑菌の繁殖を抑えるために排水路を設けず、手挿入部の下部に水容器を設けているが、水容器が外部に露出しており溜まった汚水が見えてしまったり、汚水から発生する臭いが使用者に不快感を与えるという問題点があった。さらに、このような構造を採用すると手挿入部の下部に高圧空気流発生装置や電気回路を配置することが困難であるという問題点があった。
【0007】
本発明は、ノズルから吹き出した気流が手挿入部の外部に吹き出すことがなく、また排水路の内部に汚れが堆積せず、雑菌の繁殖を抑えることのできる手乾燥装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る手乾燥装置は、高圧空気流を発生する高圧空気流発生装置と、該高圧空気流発生装置により発生された高圧空気流を噴出するノズルと、該ノズルから噴出された高圧空気流により手から吹き飛ばされた水を排水する排水口を有する手挿入部と、排水を貯留するドレン容器とを備えたものであって、手挿入部に連通し、ノズルから噴出された高圧空気流を回収するための空気回収口と、手乾燥装置本体のいずれかの面に設けられ、ノズルから噴出された高圧空気流を逃がすための空気排出口と、空気回収口と空気排出口を結ぶ風路と、手挿入部の下部を使用者から見えないように隠す遮蔽部とを備え、遮蔽部を取り外し可能としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施形態1.
図1は、本発明の実施形態1に係る手乾燥装置の縦断面図である。本実施形態1では、壁面に設置される手乾燥装置について説明する。手乾燥装置は、前面、上面及び下面を手乾燥装置の本体である箱体1によって覆われており、この箱体1の上面側及び側面側に開口部2aが開口している手挿入部2が手乾燥装置の内部に凹状に形成されている。
箱体1の内部には、高圧空気流を発生する高圧空気流発生装置である送風機3が備えられており、手挿入部2の壁面に設けられたノズル4から送風機3で発生した高圧空気流を噴出するようになっている。なおノズル4は、手挿入部2に挿入した手を擦り合わせることなく、手に付着した水滴を手の表面及び裏面から除去できるように、手の甲及び手の平の双方に同時に風を当てるため2つ設けられている。なお、ノズル4は1つだけ設けてもよく、また2つ以上設けてもよい。
【0010】
手挿入部2の内部の下部には、使用者から手乾燥装置の内部が見えないようにするための遮蔽部5が、手挿入部2の断面のすべてを塞がないように設けられており、遮蔽部5に塞がれていない部分が排水口6となっている。排水口6の下側には、手挿入部2に連通して排水路7が設けられており、排水路7はドレン容器8に、ドレン容器8の開口部8aを介して繋がっている。また、手挿入部2と排水路7の連通する部分は、連続的にその断面積が縮小するようになっており、排水路7における開口部8aと連通する部分はほぼ水平になっている。なおドレン容器8は、箱体1から着脱可能に設けられており、ドレン容器8の開口部8aは、ほぼ上向きに開口している。
【0011】
箱体1の下面には、送風機3に送る空気を吸込むための吸気口9が設けられており、フィルタ10を通過することにより濾過された空気が吸気ダクト11を通って送風機3に送られるようになっている。
送風機3によって発生された高圧空気流は、排気ダクト12を通って上方向に向かい、手挿入部2に設けられたノズル4から噴出するようになっている。
【0012】
排水路7の内壁表面には、シリコン系若しくはフッ素系等の撥水性コーティングが施してあり、排水路8の内壁表面に汚れが堆積したり、雑菌が発生するのを軽減するようになっている。この撥水性コーティングの表面上に、更に抗菌剤を塗布したり、撥水性コーティングに抗菌剤を含有させて雑菌の発生を防止することもできる。
また、手挿入部2の内部に設けられた遮蔽部5を取り外すことにより、排水路7の内壁表面の清掃が容易に行えるようになっている。
【0013】
排水口6は、ノズル4から噴出した高圧空気流を回収する空気回収口としての機能も持っており、排水口6と空気回収口は兼用されている。排水路7は、水滴がドレン容器8の開口部8aからドレン容器8内に落ちるため、開口部8aまでで終わってその先の空気排出口13に繋がる通風路14に接続されるようになっている。なお、通風路14の内壁表面も湿った空気が通過するため、シリコン系若しくはフッ素系等の撥水性コーティングが施してあり、通風路14の内壁表面に汚れが堆積したり、雑菌が発生するのを軽減するようになっている。
【0014】
本実施形態1に係る手乾燥装置は、洗浄後の濡れた手を手首付近まで手挿入部2へ入れると、手挿入部2に設けられたセンサー(図示せず)が手を検知して送風機3が作動する。送風機3が作動すると、箱体1の下面の吸気口9からフィルタ10を通過して空気が流入し、吸気ダクト11を通って送風機3に入り高圧化される。
【0015】
送風機3を通過した空気は高圧空気流となり、排気ダクト12を通り、ノズル4から噴出される。ノズル4より噴出された高速の高圧空気流は、手挿入部2の内部に挿入された手に当たり、手の表面に付着していた水を水滴として吹き飛ばし、その一部は手挿入部2の開口部2aから外部へ流出するものの、そのほとんどは空気回収口として機能する排水口6から通風路14を通って空気排出口13から排出される。この際、高圧空気流は排水路7を通過することとなるが、排水路7は空気回収口と空気排出口13を結ぶ風路としても機能する。
なお、空気排出口13は箱体1の下面に設けられているので、空気排出口13から吹き出した空気は使用者に吹きかからないようになっており使用者への不快感はない。
【0016】
使用者が手挿入部2で手を抜き差しすることによって、手全体に付着していた水分が除去され手が乾燥する。乾燥が終了した後、使用者が手挿入部2から手を抜くとセンサが手を検知しなくなり送風機3が停止する。
【0017】
濡れた手から除去された水滴は手挿入部2の壁面に当たり、その水滴は手挿入部2の壁面をつたって流れ、手挿入部2の下部の排水口6に入り、排水路7を通ってドレン容器8に回収される。このとき排水路7は、空気回収口と空気排出口13を結ぶ風路としても機能し、排水路7は風路として兼用されているため、排水路7内を流れる水滴は空気によって押され、十分な広さを持つ開口部8aからドレン容器8に回収される。なおドレン容器8の開口部8aは、ほぼ上向きに開口するようにし水滴がスムーズにドレン容器8の内部に回収されるようにする。
【0018】
本実施形態1では、ノズル4より噴出された高速の高圧空気流が手の表面に付着した水滴を吹き飛ばし、高圧空気流の一部は手挿入部2の外部へ流出するものの、そのほとんどは空気回収口として機能する排水口6から、風路として機能する排水路7と通風路14を通って空気排出口13から排出されるため、手挿入部2の開口部2aから使用者に向かう空気の流出を軽減し、それにより水滴の飛散も軽減することができる。
【0019】
また従来の手乾燥装置では、濡れた手から吹き飛ばされた水滴は汚れを含んでいるため、水滴の付着した部分を清掃せずに放置しておくと、その部分から臭いが発生していたが、本実施形態1では、排水路7内に空気が流れ、排水路7の内壁表面には撥水加工が施されていることにより、水滴が残りにくく排水路7内はすばやく乾燥することとなる。このため、汚れの堆積及び雑菌の繁殖を軽減することができ臭いは発生せず、使用者に不快感を与えることがない。
【0020】
さらに本実施形態1では、ドレン容器8の開口部8aはほぼ上向きに開口しており、排水路7におけるドレン容器8の開口部8aと連通する部分がほぼ水平になっているため、排水路7から流入する空気はドレン容器8に流れ込まず、通風路14を通過して空気排出口13から箱体1の外部に排出され、水滴のみが開口部8aからドレン容器8の内部に回収される。またこのような構成により、開口部8aからドレン容器8の内部に空気が流れ込むことがないため、ドレン容器8の内部に溜まったドレン水を波立たせ、ドレン容器8からこぼれるのを防止することができる。
【0021】
参考例1.
図2は、参考例1を示す手乾燥装置の縦断面図である。図2の手乾燥装置は、手挿入部2に排水口6と空気回収口6aが別々に設けられている。また排水路7及び空気回収口6aと空気排出口13を結ぶ風路7aが別々に設けられている。なお、遮蔽部5及び通風路14はなく、排水路7の内壁表面及び風路7aの内壁表面には撥水性コーティングが施されている。また排水路7における、ドレン容器8の開口部8aに連通する部分は水平になっていない。その他の部分については、図1に示す実施形態1に係る手乾燥装置と同様であり、同一の符号を付して説明を省略する。
【0022】
参考例1では、ノズル4より噴出された高速の高圧空気流が手の表面に付着した水滴を吹き飛ばし、高圧空気流の一部は手挿入部2の外部へ流出するか若しくは排水路7に流れるものの、その多くは空気回収口6aから、風路7aを通って空気排出口13から排出されるため、手挿入部2の開口部2aから使用者に向かう空気の流出を軽減し、それにより水滴の飛散も軽減することができる。
【0023】
また従来の手乾燥装置では、濡れた手から吹き飛ばされた水滴は汚れを含んでいるため、水滴の付着した部分を清掃せずに放置しておくと、その部分から臭いが発生していたが、本参考例1では、排水路7の内壁表面及び風路7aの内壁表面には撥水加工が施されていることにより、水滴が残りにくく排水路7内及び風路7a内はすばやく乾燥することとなる。このため、汚れの堆積及び雑菌の繁殖を軽減することができ臭いは発生せず、使用者に不快感を与えることがない。
【0024】
参考例2.
図3は、参考例2を示す手乾燥装置の縦断面図である。図3の手乾燥装置は、手挿入部2の開口部2aが、箱体1の正面側及び側面側に開口しており、開放シンク状の凹部として形成されている。また、手挿入部2の下面を形成する水受け部15と、手挿入部2の開口部2aの奥側及び側面側の端縁部に防壁16が設けられており、開口部2aの側面側及び前方への水滴の飛散を防止するようになっている。水受け部15の、手挿入部2の奥側は開口しており排水口6となっている。また排水口6の下側には、ドレン容器8の開口部8aへ水滴を導くための排水路7が形成されている。
なお、高圧空気流を発生する送風機3は、箱体1の内部の上部に設けられており、ヒーター17で高圧空気流を温風にして、ノズル4から噴出するようになっている。
図3では、図1と同一の部品について同一の符号を用いている。
【0025】
水受け部15の下側には、排水口6から入って排水路7を通ってきた水滴を回収するためのドレン容器8が、着脱可能に設けられている。
なお、手挿入部2の内面及び防壁16には、シリコン系若しくはフッ素系等の撥水性コーティングが施されており、手挿入部2の内面等に汚れが堆積したり、雑菌が増殖するのを軽減するようになっている。
【0026】
排水口6は、ノズル4から噴出した高圧空気流を回収する空気回収口としての機能も持っており、排水口6と空気回収口は兼用されている。排水路7は、水滴がドレン容器8の開口部8aからドレン容器8内に落ちるため、開口部8aまでで終わってその先の空気排出口13に繋がる通風路14に接続されるようになっている。なお、通風路14の内壁表面も湿った空気が通過するため、シリコン系若しくはフッ素系等の撥水性コーティングが施してあり、通風路14の内壁表面に汚れが堆積したり、雑菌が発生するのを軽減するようになっている。
【0027】
また排水路7の内壁表面にも、シリコン系若しくはフッ素系等の撥水性コーティングが施してあり、排水路7の内壁表面に汚れが堆積したり、雑菌が発生するのを軽減するようになっている。
【0028】
高圧空気流発生装置である送風機3は、DCブラシレスモータ、整流子モータ又は誘導電動機等のモータと、このモータを駆動させる駆動回路及びモータによって回転するターボファンによって構成されている。なお本参考例2では、送風機3が箱体1の内部の手挿入部2の直上に、吸気側を手乾燥装置の背面側に向けて取り付けられている。
送風機3の吸気側は、箱体1の背面側に縦方向に設けられた吸気ダクト11に臨んでおり、吸気ダクト11の下端の吸気口9からフィルタ10を通過して吸込まれた空気が送風機3に送られるようになっている。なお、フィルタ10は着脱可能に取り付けられている。
【0029】
ノズル4は、手挿入部2の開口部2aの付近の上部に、噴出口を下向きにして取り付けられ、手挿入部2の内部に入れられた手に高速の高圧空気流を吹き付け、手を擦り合わせることなく手に付いた水滴を手の表面から除去する。また、ヒーター17で高圧空気流を温風にするため、手の表面は素早く乾燥する。
【0030】
ノズル4より噴出された高速の高圧空気流は、手挿入部2の内部に挿入された手に当たり、手の表面に付着していた水を水滴として吹き飛ばし、その一部は手挿入部2の開口部2aから外部へ流出するものの、そのほとんどは空気回収口として機能する排水口6から通風路14を通って空気排出口13から排出される。この際、高圧空気流は排水路7を通過することとなるが、排水路7は空気回収口と空気排出口13を結ぶ風路としても機能する。
なお空気排出口13と吸気口9は、空気排出口13から吹き出した湿った空気を再び吸気口9から吸込まないように十分離れて配置されており、吸気ダクト11が汚れたり、送風機3が錆びるのを防止するようになっている。また、空気排出口13は箱体1の下面に設けられているので、空気排出口13から吹き出した空気は使用者にかからないようになっており、使用者への不快感はない。
【0031】
参考例2を示す手乾燥装置は、洗浄後の濡れた手を手首付近まで手挿入部2へ入れると、手挿入部2の上部に設けられたセンサー18が手を検知して、制御回路の処理により送風機3が作動する。送風機3が作動すると、箱体1の下面の吸気口9からフィルタ10を通過して空気が流入し、吸気ダクト11を通って送風機3に入り高圧化され、高圧空気流がノズル4から噴出する。ノズル4より噴出された高速の高圧空気流は、手挿入部2の内部に挿入された手に当たり、手の表面に付着していた水を水滴として吹き飛ばし、使用者が手挿入部2で手を抜き差しすることによって、手全体に付着していた水分が除去され手が乾燥する。乾燥が終了した後、使用者が手挿入部2から手を抜くとセンサ18が手を検知しなくなり送風機3が停止する。
【0032】
手から吹き飛ばされた水滴は、水受け部15の上面を排水口6に向かって流下して排水口6に入り、排水路7を通ってドレン容器8に回収される。このとき排水路7は、空気回収口と空気排出口13を結ぶ風路としても機能し、排水路7は風路として兼用されているため、排水路7内を流れる水滴は空気によって押され、十分な広さを持つ開口部8aからドレン容器8に回収される。なおドレン容器8の開口部8aは、ほぼ上向きに開口するようにし水滴がスムーズにドレン容器8の内部に回収されるようになっており、排水路7における開口部8aと連通する部分はほぼ水平になるようになっている。
【0033】
参考例2では、ノズル4より噴出された高速の高圧空気流が手の表面に付着した水滴を吹き飛ばし、高圧空気流の一部は手挿入部2の外部へ流出するものの、そのほとんどは空気回収口として機能する排水口6から、風路として機能する排水路7と通風路14を通って空気排出口13から排出されるため、手挿入部2の開口部2aから使用者に向かう空気の流出を軽減し、それにより水滴の飛散も軽減することができる。
【0034】
また従来の手乾燥装置では、濡れた手から吹き飛ばされた水滴は汚れを含んでいるため、水滴の付着した部分を清掃せずに放置しておくと、その部分から臭いが発生していたが、本参考例2では、排水路7内に空気が流れ、排水路7の内壁表面には撥水加工が施されていることにより、水滴が残りにくく排水路7内はすばやく乾燥することとなる。このため、汚れの堆積及び雑菌の繁殖を軽減することができ臭いは発生せず、使用者に不快感を与えることがない。
【0035】
さらに本参考例2では、ドレン容器8の開口部8aはほぼ上向きに開口しており、排水路7におけるドレン容器8の開口部8aと連通する部分がほぼ水平になっているため、排水路7から流入する空気はドレン容器8に流れ込まず、通風路14を通過して空気排出口13から箱体1の外部に排出され、水滴のみが開口部8aからドレン容器8の内部に回収される。またこのような構成により、開口部8aからドレン容器8の内部に空気が流れ込むことがないため、ドレン容器8の内部に溜まったドレン水を波立たせ、ドレン容器8からこぼれるのを防止することができる。
【0036】
また本参考例2では、排水路7及び通風路14は専用の部品によって形成されるのではなく、水受け部15、箱体1及びドレン容器8によって形成されるためコストダウンを図ることができる。また、ドレン容器8を取り外すことによって、排水路7及び通風路14の内壁の清掃を容易に行うことができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明では、手挿入部に連通し、ノズルから噴出された高圧空気流を回収するための空気回収口と、手乾燥装置本体のいずれかの面に設けられ、ノズルから噴出された高圧空気流を逃がすための空気排出口と、空気回収口と空気排出口を結ぶ風路と、手挿入部の下部を使用者から見えないように隠す遮蔽部とを備え、
遮蔽部が取り外し可能であるため、手挿入部から使用者に向かう空気の流出を軽減し、それにより水滴の飛散も軽減することができ、遮蔽部を取り外すことにより、排水路の内壁表面の清掃が容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1に係る手乾燥装置の縦断面図である。
【図2】 参考例1を示す手乾燥装置の縦断面図である。
【図3】 参考例2を示す手乾燥装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 箱体、2 手挿入部、3 送風機、4 ノズル、5 遮蔽部、6 排水口、7 排水路、8 ドレン容器、9 吸気口、10 フィルタ、11 吸気ダクト、12 排気ダクト、13 空気排出口、14 通風路、15 水受け部、16 防壁、17 ヒーター、18 センサ。

Claims (6)

  1. 高圧空気流を発生する高圧空気流発生装置と、該高圧空気流発生装置により発生された高圧空気流を噴出するノズルと、該ノズルから噴出された高圧空気流により手から吹き飛ばされた水を排水する排水口を有する手挿入部と、前記排水を貯留するドレン容器とを備えた手乾燥装置であって、
    前記手挿入部に連通し、前記ノズルから噴出された高圧空気流を回収するための空気回収口と、手乾燥装置本体のいずれかの面に設けられ、前記ノズルから噴出された高圧空気流を逃がすための空気排出口と、前記空気回収口と前記空気排出口とを結ぶ風路と、前記手挿入部の下部を使用者から見えないように隠す遮蔽部とを備え、
    該遮蔽部が取り外し可能であることを特徴とする手乾燥装置。
  2. 前記排水口が前記空気回収口として機能し、
    前記排水口と前記ドレン容器を結ぶ排水路が、前記空気回収口と前記空気排出口を結ぶ風路として機能することを特徴とする請求項1記載の手乾燥装置。
  3. 前記ドレン容器の開口部が略上向きに開口しており、前記排水路における、前記ドレン容器の開口部に連通する部分が略水平方向であることを特徴とする請求項2記載の手乾燥装置。
  4. 前記排水口と前記ドレン容器を結ぶ排水路の表面に、撥水加工が施されたことを特徴とする請求項1記載の手乾燥装置。
  5. 前記空気回収口と前記空気排出口を結ぶ風路の表面に、撥水加工が施されたことを特徴とする請求項1又は4記載の手乾燥装置。
  6. 前記排水路の表面に、撥水加工が施されたことを特徴とする請求項2又は3記載の手乾燥装置。
JP2003157674A 2003-06-03 2003-06-03 手乾燥装置 Expired - Fee Related JP3972334B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003157674A JP3972334B2 (ja) 2003-06-03 2003-06-03 手乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003157674A JP3972334B2 (ja) 2003-06-03 2003-06-03 手乾燥装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004357820A JP2004357820A (ja) 2004-12-24
JP3972334B2 true JP3972334B2 (ja) 2007-09-05

Family

ID=34051311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003157674A Expired - Fee Related JP3972334B2 (ja) 2003-06-03 2003-06-03 手乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3972334B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2428569B (en) * 2005-07-30 2009-04-29 Dyson Technology Ltd Dryer
GB0515744D0 (en) 2005-07-30 2005-09-07 Dyson Technology Ltd Dryer
JP2007229117A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Toto Ltd 手乾燥装置
JP4579196B2 (ja) * 2006-06-20 2010-11-10 三菱電機株式会社 手乾燥装置
JP2008099797A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Mitsubishi Electric Corp 手乾燥装置
JP2009247397A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Koito Ind Ltd 手乾燥装置
GB2491891A (en) * 2011-06-17 2012-12-19 Personnel Hygiene Services Ltd Hand drying apparatus
JP6258788B2 (ja) * 2014-05-30 2018-01-10 日本エアーテック株式会社 ハンドドライヤー
WO2017057597A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社 Air Labo 手乾燥装置
WO2018179085A1 (ja) * 2017-03-28 2018-10-04 三菱電機株式会社 手乾燥装置
CN116096280A (zh) * 2020-08-31 2023-05-09 日本电产株式会社 干手器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004357820A (ja) 2004-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3972334B2 (ja) 手乾燥装置
JP5371203B2 (ja) 手乾燥装置
JP4989601B2 (ja) 手乾燥装置
JP3909525B2 (ja) 手乾燥装置
JP3125539B2 (ja) 手乾燥装置
WO2013011701A1 (ja) 手乾燥装置
JP6727434B2 (ja) 手乾燥装置
JP4937345B2 (ja) 手乾燥装置
JP4579196B2 (ja) 手乾燥装置
JP4930155B2 (ja) 手乾燥装置
JP4931890B2 (ja) 手乾燥装置
JP3254604B2 (ja) 汚染空気の漏洩を抑えたハンドドライヤー
JP4579197B2 (ja) 手乾燥装置
JP2001212026A (ja) 手乾燥装置
JP3972333B2 (ja) 手乾燥装置
JP2006142107A (ja) 手乾燥装置
JP5798711B2 (ja) 手乾燥装置
JP2003235757A (ja) 手乾燥装置
JP7158580B2 (ja) 手乾燥装置
JP3704610B2 (ja) 循環気流式ハンドドライヤー
JP4099949B2 (ja) 手乾燥装置
JP4064605B2 (ja) 手乾燥装置
KR200351641Y1 (ko) 비데의 착탈식 탈취유닛
JP2005160839A (ja) 手乾燥装置
JP3716791B2 (ja) 手乾燥装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070410

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees