JP6727434B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄後の濡れた手を乾燥させるための手乾燥装置に関する。
従来、温風空気または高速空気流を濡れた手に当てることで手を乾燥させる手乾燥装置が知られている。特許文献1には、外部に向かって開口した挿入口から手を抜き差しできる乾燥室と、乾燥室の底部の水受け部に向けて空気を送出するノズルと、ノズルから空気を送出するファンモータとを備えた手乾燥装置であって、水受け部は2部品により構成され、そのうち少なくとも1部品を取り外しできる構成とした手乾燥装置が開示されている。
特許文献1の手乾燥装置の水受け部は、2部品が嵌め合わされた嵌め合い部に、ドレン容器に通じる排水口となる左右方向の隙間を形成した構成とされている。
特開2008−200474号公報
しかしながら、手から飛ばされる水滴を受け止める水受け部は、水垢、手に付着していた油成分およびその他の汚れ成分といった手から除去された水分に含まれる不純物、および空気中に漂っている埃が堆積し汚れてしまう。このため、上記特許文献1の手乾燥装置では、水受け部を清潔に保つために、水受け部を2部品で構成し、そのうち少なくとも手を乾燥するために立つ手乾燥装置の正面側の1部品を取り外しできる構成とすることで、清掃性を向上させている。
しかしながら、水受け部の正面側の1部品は、手乾燥装置の背面側の1部品に嵌め合い構造によって装着される構造であるため、水受け部で受けた水が水受け部の上面における水受け部の分割面から嵌め合い構造にも到達し、汚れが堆積しやすかった。嵌め合い構造部を実現するためには凹凸のある複雑な形状を必要とするため、正面側の1部品を外すことができても、嵌め合い構造部に溜まった汚れの除去が容易ではなく、清掃性に問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、取り外し可能な水受け部の清掃性を向上させた手乾燥装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる手乾燥装置は、外殻の一部を構成し手を挿抜可能な処理空間からなる手挿入部を備えたケーシングと、ケーシングに内蔵されて空気流を発生させる空気流発生部と、手挿入部の上部から下方に向って空気流を噴出させるノズルと、ケーシングの下方に配置された水受け部と、水受け部の下方に配置されたドレン容器とを備える。水受け部は、手挿入部の下方に配置されて取り外しできる着脱底面部と、手挿入部の下方に配置されて取り外しできない固定底面部と、に分割された底面側水受け部を含む複数の部品で構成され、着脱底面部はドレン容器で支持されており、ドレン容器をケーシングから取り外すことなく、ドレン容器に対して上方に取り外し可能である
本発明にかかる手乾燥装置は、取り外し可能な水受け部の清掃性が向上する、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置の外観を示す斜視図 本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置の側面断面図 本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置の水受け部およびドレン容器を取り外した状態の外観を示す斜視図 本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置の水受け部、排水口およびドレン容器の形状を示す側面断面図 本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置におけるドレン容器を取り外す状態を示す側面断面図 本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置において着脱底面部を取り外した状態の外観を示す斜視図
以下に、本発明の実施の形態にかかる手乾燥装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置100の外観を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置100の側面断面図である。図3は、本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置100の水受け部4およびドレン容器6を取り外した状態の外観を示す斜視図である。図4は、本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置100の水受け部4、排水口5およびドレン容器6の形状を示す側面断面図である。
図1から図3に示すように、手乾燥装置100の外殻をなすケーシング1は、手を乾燥するために人が立つ手乾燥装置100の正面側および側面側に手挿入口2を有し、手挿入口2に続く処理空間として手挿入部3を備えており、手を挿抜できるようにしてある。ケーシング1は、後述する高圧空気流発生装置8および図示しない制御回路といった構成部を内部に収容する。手挿入部3は、ケーシング1の正面下部に、正面と両側面が開放した開放シンク状の凹部として形成されており、正面側および両側面側から手を挿抜できるようにしてある。
手挿入部3の底部側と後ろ側には、水受け部4が形成されている。水受け部4の左右方向および前方の端縁部には、前方または上方に突出した曲面構成の立ち上がりによる防水壁44が設けられ、側方および前方に水が飛散しないようになっている。
水受け部4は、複数の部品によって構成されており、手挿入部3の後ろ側において手乾燥装置100の高さ方向に延在して設けられた立壁面を有する背面部である背面側水受け部4aと、手挿入部3の底部側に設けられた底面部である底面側水受け部4bとを備える。すなわち、水受け部4は、手挿入部3の底部側から後ろ側にわたって、側面断面において断面L形状に設けられている。
背面側水受け部4aは、手挿入部3の後ろ側に設けられている。底面側水受け部4bは、背面側水受け部4aの下部から手乾燥装置100の正面側に向かって延在してケーシング1に固定された固定底面部41bと、着脱自在に設けられたトレイ形状の着脱底面部42bとに分割されている。背面側水受け部4aと固定底面部41bとは、一体に形成されており、またケーシング1の一部を構成している。
着脱底面部42bは、図2および図4に示すように手乾燥装置100の後方に向かって下傾しており、傾斜の下端に排水口5が設けられている。すなわち、着脱底面部42bにおける後ろ側の外縁領域42baと、固定底面部41bにおける前方側の外縁領域41baとは、前後方向において重複した重複領域43を有する。また、重複領域43において、外縁領域42baは、外縁領域41baとの間に排水口5となる隙間を有した状態で外縁領域41baの上部に配置されている。前後方向は、手乾燥装置100の奥行き方向である。
水受け部4の下方には、排水口5から滴下する水を貯留するドレン容器6が、ケーシング1に対して抜き差し自在に設けられている。ドレン容器6は、ケーシング1の一部であるケーシング係止突起部19aがドレン容器係止受け部19bに係止されることで、ケーシング1に固定される。ケーシング1に対するドレン容器6の着脱については後述する。
手挿入部3の内面には、シリコン系の撥水性コーティングもしくはフッ素系の撥水性コーティング、酸化チタン等の親水性を有する材料のコーティングといったコーティングが施され、または抗菌剤が含浸され、手挿入部3の内面に汚れが付着するのを軽減したり、細菌が繁殖するのを低減したりするようにしてある。
手挿入部3の上部には、手挿入部3に向かって下方に高速空気を吹き出すノズル12が設けられている。ノズル12の背面側の近くには、手挿入部3における手の有無を検知する手検知センサー14が設けられている。手挿入部3より上方に位置するケーシング1の側面には、吸気口9が形成されたメンテナンスパネル20が配置されている。メンテナンスパネル20の表面の一部においては、背面側から前面側に向かうにしたがって、左右方向における中央側に向かって傾斜する傾斜面が設けられている。そして、傾斜面の前面側の縁部とメンテナンスパネル20の裏面との間に設けられた隙間によって吸気口9が構成されている。
手挿入部3の上方には、背面側の手乾燥装置100の外殻をなすベース7とケーシング1とで箱体状の空間が構成される。ベース7は、固定保持板16によってケーシング1の背面側に固定されている。箱体状の空間内には、DC(Direct Current)ブラシレスモーターと、DCブラシレスモーターによって回転するターボファンとにより構成された空気流発生部である高圧空気流発生装置8と、手検知センサー14における手の検知信号に応じて高圧空気流発生装置8の運転を制御する図示しない制御回路と、が組み込まれている。なお、DCブラシレスモーターの代わりに、整流子モーターまたは誘導電動機が用いられてもよい。
また、箱体状の空間内には、高圧空気流発生装置8の吸気側と吸気口9とを連通する吸気風路10と、高圧空気流発生装置8の排気側とノズル12とを連通する排気通路13と、が設けられている。排気通路13の途中であってノズル12より上流側には、高圧空気流発生装置8から送られてくる空気を加熱して温風化させるヒーター15が設けられている。
吸気風路10の前段には、高圧空気流発生装置8へ吸い込まれる空気中の塵埃を除去する樹脂製または金属製のフィルター17がメンテナンスパネル20と一体で成形され、ケーシング1の内側の側方へ着脱可能な状態で取り付けられている。フィルター17は、ケーシング1の側面へのメンテナンスパネル20の抜き差し動作で着脱できる。フィルター17の面積は、吸気口9および吸気風路10の通風方向に対する断面積よりも大きくしてある。なお、フィルター17は、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルターまたは抗菌フィルターであってもよい。
吸気口9は、ケーシング1の背面に設けられてもよい。吸気口9を背面に設ける場合は、ベース7の一部に吸気口9が配置される。ケーシング1の背面側に吸気口9を設けることで、手乾燥装置100の外観の意匠性が向上する。
ケーシング1の上面には、操作スイッチ部18が配置されている。操作スイッチ部18には、制御回路への通電の入り切りを行う図示しない電源スイッチと、ノズル12からの吹き出し風の風速の強弱を切り替えたり、ヒーター15の入り切りを行う図示しない切り替えスイッチとがある。
つぎに、ケーシング1に対するドレン容器6の着脱について説明する。図5は、本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置100におけるドレン容器6を取り外す状態を示す側面断面図である。
図3および図5に示すようにケーシング1の両側面の下部には、底面側水受け部4bの固定底面部41bよりも前方に突出した一対のケーシング係止突起部19aが設けられている。一方、ドレン容器6の両側面における後ろ側の内壁部には、ケーシング1のケーシング係止突起部19aが嵌め込まれる凹形状の一対のドレン容器係止受け部19bが設けられている。ケーシング1がケーシング係止突起部19aを備え、ケーシング係止突起部19aを挿入可能なドレン容器係止受け部19bをドレン容器6が備えることで、ドレン容器6を手乾燥装置100の前後方向に抜き差しでき、ドレン容器6がケーシング1に対して着脱自在とされている。
したがって、ケーシング係止突起部19aとドレン容器係止受け部19bとによって構成されるドレン容器6とケーシング1との嵌め合い構造の少なくとも一部がケーシング1の下部に設けられており、手乾燥装置100の前後方向において嵌め合い構造の少なくとも一部が固定底面部41bと着脱底面部42bとの分割部である排水口5より後方に位置している。これにより、水受け部4で受けた水が、分割部である排水口5より後方に位置している嵌め合い構造に到達することが無く、汚れが堆積することが抑制される。
ドレン容器6をケーシング1に装着する場合には、ケーシング1のケーシング係止突起部19aがドレン容器6のドレン容器係止受け部19bに嵌め込まれる。これにより、図1、図2、図4および図5に示すように、ドレン容器6は、ケーシング1に固定され、ケーシング1から落ちることがない。そして、ケーシング1に対するドレン容器6の着脱は、底面側水受け部4bの着脱底面部42bには関係なく、ケーシング1に対して独立して行われる。このため、ドレン容器6は、着脱底面部42bがドレン容器6から取り外された状態でも、ケーシング1に対して固定されたままの状態を維持することができる。したがって、ドレン容器6とケーシング1とは嵌め合い構造によって連結されて固定可能とされている。
一方、ドレン容器6をケーシング1から取り外す場合には、図5に示すようにドレン容器6を前方に引っ張ることで、ケーシング1のケーシング係止突起部19aがドレン容器6のドレン容器係止受け部19bから引き抜かれる。これにより、図3に示すように、ドレン容器6がケーシング1から取り外された状態とすることができる。
また、着脱底面部42bの左右の端縁部には、曲面構成の立ち上がりによる防壁構造42bbが設けられ、ケーシング1のケーシング係止突起部19aとドレン容器6のドレン容器係止受け部19bとの合わせ目を覆っている。これにより、使用を継続することで汚れが徐々についていくケーシング1のケーシング係止突起部19aとドレン容器6のドレン容器係止受け部19bとの合わせ目での汚れの蓄積を低減することができる。
つぎに、着脱底面部42bのドレン容器6に対する着脱について説明する。図6は、本発明の実施の形態1にかかる手乾燥装置100において着脱底面部42bを取り外した状態の外観を示す斜視図である。
着脱底面部42bは、ドレン容器6に対して単独で着脱自在とされており、ドレン容器6に対して上方に取り外し可能とされている。すなわち、着脱底面部42bにおける防壁構造42bbの上端の外周部は、ドレン容器6の上端部と同等の形状および寸法を有する。また、防壁構造42bbの上端の外周縁部における下面部は、ドレン容器6の上端部に対応した形状を有する。これにより、着脱底面部42bの外周縁部の下面部がドレン容器6の上端部に嵌ることで、着脱底面部42bがドレン容器6上に固定される。したがって、ドレン容器6と着脱底面部42bとは嵌め合い構造によって連結されて固定可能とされている。
そして、着脱底面部42bは、ドレン容器6がケーシング1に装着された状態またはドレン容器6がケーシング1から取り外された状態のいずれの状態においても、ドレン容器6に対して着脱自在とされている。したがって、図6に示すように、ドレン容器6がケーシング1に装着された状態で着脱底面部42bをドレン容器6から単独で取り外すことができる。
これにより、実施の形態1にかかる手乾燥装置100は、汚れが溜まりやすく使用者の目線に入る着脱底面部42bを、ドレン容器6をケーシング1から取り外すことなく、単独で取り外して容易に清掃することができる。したがって、手を乾燥する際に飛び散った水滴は着脱底面部42bに付着し、使用を継続すると汚れが徐々についてくるが、着脱底面部42bを取り外して容易に清掃することができる。
また、実施の形態1にかかる手乾燥装置100は、ドレン容器6をケーシング1から取り外した後に、着脱底面部42bをドレン容器6から取り外して容易に清掃することができる。したがって、ドレン容器6に溜まった水を廃棄する際に、着脱底面部42bをドレン容器6から取り外して容易に清掃することができる。
つぎに、手乾燥装置100における水滴の回収について説明する。使用者が手挿入部3に手を挿入すると、高圧空気流発生装置8が作動し、ノズル12から高速空気が吹き出される。これにより、高速空気によって手から水滴が吹き飛ばされる。手から吹き飛ばされた水滴は、水受け部4で受け止められる。上述したように、水受け部4の底面側水受け部4bにおいては、重複領域43において、着脱底面部42bにおける後ろ側の外縁領域42baと、固定底面部41bにおける前方側の外縁領域41baとの間の隙間である排水口5が設けられている。
水受け部4で受け止められた水滴は、排水口5に送られ、水受け部4の下方に配置されたドレン容器6に回収される。着脱底面部42bに受け止められた水滴は、後方に流れて排水口5に到達し、排水口5からドレン容器6に滴下する。一方、固定底面部41bに受け止められた水滴は、前方に流れて排水口5に到達し、排水口5からドレン容器6滴下する。また、背面側水受け部4aに受け止められた水滴は、固定底面部41bに流れ、固定底面部41bを前方に流れて排水口5に到達し、排水口5からドレン容器6滴下する。このように、水受け部4で受け止められた水滴は、底面側水受け部4bにおける固定底面部41bと着脱底面部42bとの分割部に設けられた隙間である排水口5を通して、水受け部4で受けた水滴がドレン容器6へ導かれる。
これにより、底面側水受け部4bにおける固定底面部41bと着脱底面部42bとの分割部に汚れが堆積することを抑制できる。すなわち、固定底面部41bと着脱底面部42bとの分割部に隙間を設けて排水口5として使用することで、水滴で分割部の汚れが流されるため、分割部に汚れが堆積することを抑制できる。また、固定底面部41bと着脱底面部42bとは、直接固定されておらず、固定底面部41bと着脱底面部42bと嵌め合い構造によって固定される構造ではないため、底面側水受け部4bの形状が簡単になり、清掃性が向上する。
また、水受け部4で受け止められた水滴がドレン容器6に流れる過程の中で、底面側水受け部4bには汚れが蓄積しやすい。底面側水受け部4bは、使用者の目線に主に露出しており、清掃頻度が少ない場合には美観を損ねる。
ここで、着脱底面部42bは、ケーシング1に対して着脱されるのではなく、上述したようにドレン容器6上に単独で着脱される構成とされている。これにより、着脱底面部42bは、工具などを使用しなくても単独で上下方向に容易に取り外しが可能である。したがって、手乾燥装置100は、汚れが蓄積しやすく頻繁に掃除しなければならない着脱底面部42bを取り外して容易に清掃することができるため、水受け部4の衛生性および清潔性を保つことができ、また水受け部4の清掃性およびメンテナンス性が向上する。なお、ドレン容器6に対する着脱底面部42bの固定方法は、嵌め合い構造以外に爪構造であっても同様の効果が得られる。
また、着脱底面部42bを取り外すことで、ドレン容器6がケーシング1に装着された状態でも、固定底面部41bを容易に清掃することが可能である。したがって、手を乾燥する際に飛び散った水滴は固定底面部41bに付着し、使用を継続すると汚れが徐々についてくるが、固定底面部41bを容易に清掃することができる。
また、着脱底面部42bは、ドレン容器6に支持されており、固定底面部41bとは固定されていない。そして、上述したようにドレン容器6は、ケーシング1に直接支持されている。これにより、ドレン容器6の満水時にドレン容器6に溜まった水の重量が重くなった場合でも、着脱底面部42bと固定底面部41bとの分割部の構造に直接力が加わるということがないため、前記分割部の構造を簡単にでき、水受け部4の清掃性を向上できる。
また、着脱底面部42bが固定底面部41bとは係止されない構造とすることで、着脱底面部42bおよび固定底面部41bを凹凸の少ない単純形状で構成することができるため、底面側水受け部4bの清掃が容易となる。
また、手乾燥装置100は、汚れの溜まりやすい着脱底面部42bをケーシング1に係止させずにドレン容器6に係止させる構造とされている。そして、着脱底面部42bをドレン容器6に嵌め合わせて係止するための嵌め合い構造部11が、着脱底面部42bの外周縁部の下部に設けられている。すなわち、手乾燥装置100は、嵌め合い構造部11が手乾燥装置100の外装面に面した構成とされている。この構成により、手乾燥装置100は、使用を継続することで汚れが徐々についていく部品の合わせ目、すなわち着脱底面部42bとドレン容器6との合わせ目である嵌め合い構造部11を、水滴が直接吹き飛ぶ手挿入部3に面する領域外に配置することができる。したがって、手乾燥装置100は、底面側水受け部4bで受けた水が嵌め合い構造部11に到達しないので、嵌め合い構造部11に汚れが堆積することを抑制でき、清掃頻度が少なくても、底面側水受け部4bの周辺の美観を保つことが可能となる。
また、ドレン容器6の上方に配置した着脱底面部42bによって、使用を継続することで汚れが徐々についていく着脱底面部42bを係止するための嵌め合い構造部11を、使用者の上方からの目線に対して覆い隠すことができる。これにより、底面側水受け部4bの周辺の外観に起因して、使用者が手挿入部3に手を挿入したくないという不快感を軽減することが可能となる。
また、水受け部4は、背面側水受け部4aと底面側水受け部4bとの2部品で構成されており、分割部が1箇所とされている。一般的に、部品の分割部は汚れが堆積しやすい。しかしながら、水受け部4は、分割部が1箇所なので、汚れの堆積箇所を最低限にできる。
また、水受け部4の左右方向および前方の端縁部には、前方または上方に突出した曲面構成の立ち上がりによる防水壁44が設けられている。そして、ドレン容器6とケーシング1との嵌め合い構造は少なくとも防水壁44の下部に設けられている。このため、防水壁44で受け止められた水滴は、速やかに着脱底面部42bまたは固定底面部41bに流れ、排水口5を通してドレン容器6へ導かれる。これにより、防水壁44で受け止められた水滴はドレン容器6とケーシング1との嵌め合い構造に到達しにくく、嵌め合い構造に汚れが堆積することを抑制できる。
上述したように、本実施の形態1にかかる手乾燥装置100は、最も汚れが蓄積する水受け部4における底面側水受け部4bの着脱底面部42bのみを取り外して、容易に清掃することが可能である。また、着脱底面部42bを取り外すことで、ドレン容器6がケーシング1に装着された状態でも、固定底面部41bを容易に清掃することが可能である。これにより、手乾燥装置100は、頻繁に掃除しなければならない水受け部4の衛生性および清潔性を保つことができ、また水受け部4の清掃性およびメンテナンス性が向上する。
したがって、本実施の形態1にかかる手乾燥装置100によれば、取り外し可能な水受け部4の清掃性が向上する、という効果が得られる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 ケーシング、2 手挿入口、3 手挿入部、4 水受け部、4a 背面側水受け部、4b 底面側水受け部、5 排水口、6 ドレン容器、7 ベース、8 高圧空気流発生装置、9 吸気口、10 吸気風路、11 嵌め合い構造部、12 ノズル、13 排気通路、14 手検知センサー、15 ヒーター、16 固定保持板、17 フィルター、18 操作スイッチ部、19a ケーシング係止突起部、19b ドレン容器係止受け部、20 メンテナンスパネル、41b 固定底面部、41ba,42ba 外縁領域、42b 着脱底面部、42bb 防壁構造、43 重複領域、44 防水壁、100 手乾燥装置。

Claims (8)

  1. 外殻の一部を構成し手を挿抜可能な処理空間からなる手挿入部を備えたケーシングと、
    前記ケーシングに内蔵されて空気流を発生させる空気流発生部と、
    前記手挿入部の上部から下方に向って空気流を噴出させるノズルと、
    前記ケーシングの下方に配置された水受け部と、
    前記水受け部の下方に配置されたドレン容器と、
    を備え、
    前記水受け部は、手挿入部の下方に配置されて取り外しできる着脱底面部と、手挿入部の下方に配置されて取り外しできない固定底面部と、に分割された底面側水受け部を含む複数の部品で構成され、
    前記着脱底面部は前記ドレン容器で支持されており前記ドレン容器を前記ケーシングから取り外すことなく、前記ドレン容器に対して上方に取り外し可能であること、
    を特徴とする手乾燥装置。
  2. 前記着脱底面部と前記固定底面部との分割部に隙間を設け、前記水受け部で受けた水滴を前記隙間を通して前記ドレン容器へ導くこと、
    を特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
  3. 前記ドレン容器は、前記ケーシングの下部に着脱可能に備えられていること、
    を特徴とする請求項2に記載の手乾燥装置。
  4. 前記ドレン容器と前記ケーシングとは嵌め合い構造により連結されること、
    を特徴とする請求項3に記載の手乾燥装置。
  5. 前記ケーシングは、前記ドレン容器と前記ケーシングとの前記嵌め合い構造が前記ケーシングの下部に設けられていること、
    を特徴とする請求項4に記載の手乾燥装置。
  6. 前記手乾燥装置の前後方向において、前記ドレン容器と前記ケーシングとの嵌め合い構造の少なくとも一部が、前記分割部より後方に位置していること、
    を特徴とする請求項5に記載の手乾燥装置。
  7. 前記底面側水受け部の左右の端縁部が上方に突出した防水壁とされ、前記嵌め合い構造が前記防水壁の下部に設けられていること、
    を特徴とする請求項4から6のいずれか1つに記載の手乾燥装置。
  8. 前記水受け部は2部品で構成されていること、
    を特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の手乾燥装置。
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