JP4069956B1 - 手乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手乾燥装置の乾燥室の手挿入部の底部周辺は、吹き飛び散った水が付着しやすい箇所に嵌合部が設けられているので、嵌合部に水垢や汚れがたまりやすく、美観がそこなわれるとともに清掃が困難であった。
【解決手段】乾燥室1底部の水受け部5は2部品により構成され、そのうち少なくとも1部品を取り外しできる構成とすることにより、手を乾燥する際、飛び散った水が付着して汚れがついてきた水受け部5は、少なくとも一方が取り外せるので、清掃が容易になり、水受け部5の美観を保つことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗面所やトイレなどで手を洗った後、濡れた手を乾燥させる手乾燥装置に関する。
洗浄後の濡れた手を乾燥させる装置として、高速空気流により手に付着した水滴を吹き飛ばし乾燥させる手乾燥装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その手乾燥装置を図17を参照しながら説明する。
正面に手挿入口101を有する外装ケース102に組み込まれた高圧空気流発生装置103からの高速空気流はノズル104から噴出され、手に付着した水滴を吹き飛ばし、吹き飛ばされた水滴は水受け部105に付着する。水受け部105は、接合部106を有する容易に着脱できない2つの構成からなる部品A107、部品B108で構成されている。
特開2001−212026号公報
このような従来の手乾燥装置では、手挿入口101の底部周辺は、水滴の吹き飛びを防ぐ立ち上がり部とその底部に水受け部105、手挿入口101は奥行きの深いJ形状や袋状に形成されている。これを一体成形で構成することは金型上困難であり、大幅なコスト増になるため、手挿入口101の底部と水受け部105と分割して形成し、それを嵌合して一体に構成しているが、吹き飛び散った水滴が付着しやすい箇所に嵌合部が設けられているので、嵌合部に水垢や汚れがたまりやすく、美観がそこなわれるとともに清掃が困難であったという課題がある。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、水受け部の清掃がしやすく、水受け部の美観を保つことができる手乾燥装置を提供することを目的とする。
本発明の手乾燥装置は上記目的を達成するために、外部に向かって開口した挿入口から手を抜き差しできる乾燥室と、前記乾燥室の底部の水受け部に向けて空気を送出するノズルと、前記ノズルから空気を送出するファンモータとを備えた手乾燥装置であって、前記水受け部は2部品により構成され、そのうち少なくとも1部品を取り外しできる構成としたものである。
また、他の手段は、水受け部に、排水を促すよう高低差を形成し、その最低部に排水口を設けたものである。
また、他の手段は、水受け部は2部品を嵌合して構成され、その嵌合部が隙間を形成し排水口となるものである。
また、他の手段は、水受け部に、排水を促すよう排水口に通じる溝を設けたものである。
また、他の手段は、水受け部に、排水を促すようドレン容器への排水のガイドを設けたものである。
また、他の手段は、水受け部の2部品を嵌合する嵌合線が、正面側に現れない構成としたものである。
また、他の手段は、水受け部の2部品の材質が同じ樹脂材料であることである。
また、他の手段は、水受け部の取り外しする部品に排水する水を貯留するドレン容器を設けたものである。
また、他の手段は、水受け部は、水受け底部と水受けかえり部とからなる2部品により構成されるものである。
また、他の手段は、水受け底部と水受けかえり部は、これらの側面にてはめ込み構造あるいは爪構造によって係止される構成としたものである。
また、他の手段は、水受けかえり部を取り外しする部品とし、ドレン容器は、正面視、水受けかえり部によって覆われるように前記水受けかえり部の後方に一体的に配設されるものである。
また、他の手段は、ドレン容器と水受けかえり部とを着脱自在に係合する構成とし、この係合部を前記ドレン容器と前記水受けかえり部の側面より内方に設けたものである。
また、他の手段は、ドレン容器の下面に凹部を設け、この凹部が水受け低部とその下部で係合する構成としたものである。
また、他の手段は、ドレン容器を形成する側壁のうち、前方側の側壁の高さを他の側壁の高さより高くしたものである。
また、他の手段は、ドレン容器を水受けかえり部に装着した状態で、前記水受けかえり部が前記ドレン容器の前方側上方を覆う構成としたものである。
また、他の手段は、ドレン容器の底面に貯留水を下方に排水する筒部を上方に向けて突設し、前記筒部の上端面を前方側が高くなるように傾斜させたものである。
また、他の手段は、水受けかえり部の正面側を構成する水受け前面部にドレン容器の貯留水水位を視認させる開口窓を設けたものである。
また、他の手段は、ドレン容器に形成する水位表示部を突出させて設け、前記突出した水位表示部を水受け前面部の開口窓に嵌合させて、前記ドレン容器を水受けかえり部に装着する構成としたものである。
また、他の手段は、突出させて設ける水位表示部をドレン容器と一体成形したものである。
本発明によれば、前記水受け部が2部品により構成され、そのうち少なくとも1部品を取り外しできる構成としたことにより、水受け部の清掃が容易になり、水受け部の美観を保つことができるという効果のある手乾燥装置を提供することができる。
また、水受け部の取り外しする部品に排水する水を貯留するドレン容器を設けたことにより、ドレン容器の貯留水を廃棄するときに、併せて水受け部の清掃ができ、水受け部の美観を保つことができる。
また、ドレン容器は、正面視、水受けかえり部によって覆われるように前記水受けかえり部の後方に一体的に配設されることにより、手乾燥装置を使用する正面側に立った場合、ドレン容器は水かえり部に覆われて見えず、水受け部の外観上の美観も優れた手乾燥装置を提供することができる。
また、水受けかえり部の正面側を構成する水受け前面部にドレン容器の貯留水位を視認させる開口窓を設けたことにより、貯留水の廃棄の注意を喚起し、水受け部の清掃の時期を遅らせてしまうことがないようにして、水受け部の美観を確実に保つことができる。
また、請求項に記載の手乾燥装置は、外部に向かって開口した挿入口から手を抜き差しできる乾燥室と、前記乾燥室の底部の水受け部に向けて空気を送出するノズルと、前記ノズルから空気を送出するファンモータとを備え、前記水受け部は2部品により構成され、そのうち少なくとも1部品を取り外しできる構成とした手乾燥装置であって、前記水受け部は2部品を嵌合して構成され、その嵌合部が隙間を形成し排水口となるものであり、水受け部に付着した水が2部品の嵌合部の隙間に誘導されてドレン容器にスムーズに貯留され、また、ドレン容器への排水口を別個に設ける必要がなくなる。
また、請求項に記載の手乾燥装置は、水受け部に、排水を促すよう排水口に通じる溝を設けたものであり、水受け部に付着した水が溝に流れ込んで排水口に誘導され、ドレン容器にスムーズに貯留される。
また、請求項に記載の手乾燥装置は、水受け部に、排水を促すようドレン容器への排水のガイドを設けたものであり、水受け部に付着した水が排水のガイドに沿って誘導され、ドレン容器にスムーズに貯留される。
また、請求項に記載の手乾燥装置は、水受け部の2部品を嵌合する嵌合線が、正面側に現れない構成としたものであり、手を乾燥するために立つ正面側から見た美観が向上することとなる。
また、請求項に記載の手乾燥装置は、水受け部の2部品の材質が同じ樹脂材料であるものであり、2部品の成形品は樹脂の収縮率が同じように成形され、嵌合部等の精度が良いので大きな溝ができず、嵌合部に汚れがたまりにくいとともに、清掃がしやすくなる。
また、請求項に記載の手乾燥装置は、水受け部の取り外しする部品に排水する水を貯留するドレン容器を設けたものであり、ドレン容器の貯留水を廃棄するときに、併せて水受け部の清掃ができることとなる。
また、請求項に記載の手乾燥装置は、水受け部は、水受け底部と水受けかえり部とからなる2部品により構成されるものであり、手を乾燥する際、飛び散った水は、2部品で構成され容易に取り外せる水受け底部と水受けかえり部に付着し、清掃が容易になる。
また、請求項に記載の手乾燥装置は、水受け底部と水受けかえり部は、これらの側面にてはめ込み構造あるいは爪構造によって係止される構成としたものであり、手で容易に取り外しができることとなる。
また、請求項に記載の手乾燥装置は、水受けかえり部を取り外しする部品とし、ドレン容器は、正面視、水受けかえり部によって覆われるように前記水受けかえり部の後方に一体的に配設されるものであり、ドレン容器は手を乾燥するために立つ正面側から見えず、水受け部まわりの美観が向上するとともに、ドレン容器の材質を水受け部の色との調和にとらわれずに、ドレン容器として適切な材料色を選択することができる。
また、請求項10に記載の手乾燥装置は、ドレン容器と水受けかえり部とを着脱自在に係合する構成とし、この係合部を前記ドレン容器と前記水受けかえり部の側面より内方に設けたものであり、ドレン容器と水かえり部との係合部も、正面視、水受けかえり部によって覆われるようになるので、ドレン容器を着脱する構成にしても、水受け部まわりの美観の向上が維持されることとなる。
また、請求項11に記載の手乾燥装置は、ドレン容器の下面に凹部を設け、この凹部が水受け低部とその下部で係合する構成としたものであり、ノズルから噴出される空気による風圧を受ける方向の底部で係合しているので、水受けかえり部と水受け底部との間に隙間が開くことがなくなる。
また、請求項12に記載の手乾燥装置は、ドレン容器を形成する側壁のうち、前方側の側壁の高さを他の側壁の高さより高くしたものであり、ドレン容器に貯留した水を廃棄するために持ち運ぶ際、持ち運びやすい安定した状態の手元側を低くした状態にしても、前方側の側壁が高いので水がこぼれにくくなる。
また、請求項13に記載の手乾燥装置は、ドレン容器を水受けかえり部に装着した状態で、前記水受けかえり部が前記ドレン容器の前方側上方を覆う構成としたものであり、ドレン容器に貯留した水を廃棄するために、持ち運びやすい安定した状態の手元側を低くした状態で運んだ際、多少水が波打っても、水受けかえり部によって水跳ねを抑えることができる。
また、請求項14に記載の手乾燥装置は、ドレン容器の底面に貯留水を下方に排水する筒部を上方に向けて突設し、前記筒部の上端面を前方側が高くなるように傾斜させたものであり、ドレン容器に貯留した水を廃棄するために持ち運ぶ際、持ち運びやすい安定した状態の手元側を低くした状態にしても、筒部の上端面は前方側が高くなるように傾斜しているので、水がこぼれにくくなる。
また、請求項15に記載の手乾燥装置は、水受けかえり部の正面側を構成する水受け前面部にドレン容器の貯留水水位を視認させる開口窓を設けたものであり、ドレン容器は水受けかえり部の後方に配設しても、貯留水位を視認させるようにして貯留水の廃棄の注意を喚起し、水受け部の清掃の時期を遅らせてしまうことがないようにして、水受け部の美観を確実に保つことができる。
また、請求項16に記載の手乾燥装置は、ドレン容器に形成する水位表示部を突出させて設け、前記突出した水位表示部を水受け前面部の開口窓に嵌合させて、前記ドレン容器を水受けかえり部に装着する構成としたものであり、水位表示部と水受け前面部とを面一にすることができるとともに、水位表示部がドレン容器を水受けかえり部に装着するときの位置決めとなって組立構造が安定し、水受けかえり部まわりの美観が向上し、また、水位表示部を突出さて形成させることによりドレン容器の強度が上がることとなる。
また、請求項17に記載の手乾燥装置は、突出させて設ける水位表示部をドレン容器と一体成形したものであり、ドレン容器を水受けかえり部と同種の色とする必要がないので、水位を表示ための色の材料で一体成形でき、加工工数が低減するとともに、強度が向上することとなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、装置本体の下部に乾燥室1を形成し、乾燥室1は、外部に向かって開口し、濡れた手を挿入できるよう凹状の空間を形成している。乾燥室1の上方には、ノズル2が形成されており、装置本体は、本体ケース3に覆われており、内部には高圧空気発生装置4が設置されている。装置本体の背面側に設けられた吸気口6から吸い込まれた空気は、高圧空気流発生装置4に設置されたファンモータ7によって送風されノズル2より乾燥室1に向かって吹出される。吹出された高圧の空気は手に付着した水滴を吹き飛ばし、手を乾燥させる。乾燥室1の底部に形成された水受け部5に排水口9が設けられており、この排水口9の下方には、水滴を貯留するドレン容器10が着脱自在に設けられている。高圧空気流発生装置4から送られてくる高圧空気はノズル2の手前に設けられたヒーター11を通過して加熱された後、高圧空気が高速の空気流に変換され、ノズル2から乾燥室1に吹き出す。
そして、図2に示すように、水受け部5は、水受け底部5aと水受けかえり部5bからなる2部品で構成され、水受けかえり部5bは、吹き飛ばされた水滴を乾燥室1内方へ返す水受け内面部5cと、水受け内面部5cと一体に形成された水受け前面部5dと水受け側面部5eとからなり、水受け側面部5eにてはめ込み構造8によって水受け底部5aと着脱自在に係止される構成としており、工具などを使う必要がなく手で容易に取り外しできる。なお、係止される構成としてはめ込み構造8を示したが、爪構造としても同様の作用効果が得られる。また、水受け部5は、本体ケース3と一体であるが、水受け部5全体を外せる構造としてもよい。
また、水受け部5を構成する2部品の水受け底部5aと水受けかえり部5bの材質を同じ樹脂材料とする。樹脂材料としては、ABSやPPを利用する。
樹脂材料を同一とすることにより、樹脂製の2部品の成形品は、樹脂の収縮率が同じように成形される。
上記構成により、手を乾燥する際、飛び散った水滴は水受け底部5aと水受けかえり部5bからなる2部品で構成された水受け部5に付着し、使用を継続すると汚れが徐々についてくるが、水受けかえり部5bを取り外して容易に清掃ができる。
また、同じ材質の樹脂成形品であることにより、その嵌合部の精度が良く、大きな溝ができず、嵌合部の清掃をしやすくすることとなる。また外観に一体感があり見た目に美しくすることができる。
このように本発明の実施の形態1の手乾燥装置によれば、水受け部5の美観を保つことができることとなる。
(実施の形態2)
図3に示すように、水受け部5に、排水口9への排水を促すよう高低差を有した傾斜面12を形成し、その最低部に排水口9を設けた構成とする。高低差は、水受け部5の奥から手前、さらに中央から左右へ向かってもつけることができる。
上記構成により、手を乾燥する際飛び散った水は2部品で構成された水受け部5に付着し、水受け部5に付着した水は、ノズル2から噴出する空気により最低部の排水口9に誘導され、ドレン容器10に貯留される。
このように本発明の実施の形態2の手乾燥装置によれば、水受け部5に付着した水はドレン容器10に誘導され、水受け部5を汚れにくくして美観を保つことができることとなる。
(実施の形態3)
図4に示すように、水受け部5を構成する2部品の水受け底部5aと水受けかえり部5bの嵌合部にドレン容器10(図示せず)に通じる排水口となる左右方向の隙間13を形成した構成とする。隙間13は、正面から乾燥室1を見たときに見えにくい位置、つまり、水受けかえり部5b側に配置することで、汚れやすい部分がさらに目立ちにくくなる。
上記構成により、水受け部5に付着した水は、2部品の嵌合部の隙間13に誘導され、ドレン容器10に貯留される。
このように本発明の実施の形態3の手乾燥装置によれば、水受け部5の美観を保ちつつ、水受け部5に付着した水をドレン容器10に誘導する排水用の穴を別途設ける必要がないので、その分のコストを削減することができることとなる。また、2部品の水受け底部5aと水受けかえり部5bの嵌合部は初めから隙間がある構造となるため、設計が容易で製造上のバラツキもこの部分で吸収できる。
(実施の形態4)
図5に示すように、水受け部5に排水口9(図示せず)への排水を促すよう溝14を設け構成する。
上記構成により、水受け部5に付着した水が溝14に流れ込み、排水口9に誘導され、ドレン容器10に貯留される。溝14は多数設けてもよい。
このように本発明の実施の形態4の手乾燥装置によれば、水受け部5に付着した水をドレン容器10に確実に誘導でき、かつ、水が水受け部5の縁を越えて飛散するのを防止できるので、水受け部5の美観を保つことができることとなる。
(実施の形態5)
図6に示すように、水受け部5に、排水を促すようガイド15を設け構成する。
上記構成により、水受け部5に付着した水は、排水用の溝のガイド15に沿って2部品の水受け底部5aと水受けかえり部5bの嵌合部に誘導され、ドレン容器10に貯留される。
このように本発明の実施の形態5の手乾燥装置によれば、水受け部5の水滴がガイド15に沿ってスムーズに排水され、ドレン容器10に確実に誘導されるので、水受け部5の美観を保つことができることとなる。
(実施の形態6)
図7に示すように、水受け部5の水受け前面部5dに嵌合線が現れない構成とする。
このように本発明の実施の形態6の手乾燥装置によれば、外観に現われる嵌合線が少なくなるためデザイン的にも一体感があり、水受け部5の正面の美観を保つことができることとなる。
(実施の形態7)
図8に示すように、水受け部5を構成する2部品である水受け底部5aと水受けかえり部5bのうち、水受けかえり部5bを取り外しできるようにし、水受けかえり部5bに排水する水を貯留するドレン容器10を設けている。
そして、図9および図10に示すように、ドレン容器10は、正面視、すなわち、手を乾燥するために立つ側から見て、水受けかえり部5bに覆われるように水受けかえり部5bの後方に一体的に配設されている。したがって、正面側からはドレン容器10がほとんど見えず、水受け部5まわりは水受け部5の形状、色によってデザインを決めることができ、一方、ドレン容器10は、水受け部5の色との調和にとらわれず、貯留水の水位が外方から見て確認できる透明あるいは半透明の材料を選択することができる。
そして、ドレン容器10を水受けかえり部5bの後方に配置してもドレン容器10の貯留水水位が確認できるように、水受けかえり部5bの水受け前面部5dに開口窓17を設けている。
また、図11および図12に示すように、ドレン容器10の下面に凹部10aを設け、ドレン容器10を水受けかえり部5bと一体となった状態で水受け底部5aに装着するとき、凹部10aが水受け底部5aの下部に設けた係合片5fと係合する。ドレン容器10と一体となった水受けかえり部5bはこの箇所での係合によって、ノズル2から噴出される空気による風圧を受ける方向の水受け底部5aの下部で係合しているので、水受け底部5aと水受けかえり部5bとの間に隙間が開くことがなくなる。
上記構成により、手を乾燥する際飛び散った水は2部品で構成された水受け部5に付着し、水受け部5に付着した水はドレン容器10に貯留される。水受け部5に汚れがついてきて清掃する場合は、水受け前面部5dを手で引っ張り、ドレン容器10ごと取り外す。ドレン容器10は洗面所にて水受けかえり部5bとともに丸洗いできる。水受け底部5aは、布などで容易にふくことができ、2部品の水受け底部5aと水受けかえり部5bの間に溜まった水垢などの汚れも容易にふき取ることが可能である。
また、水受けかえり部5bにドレン容器10の貯留水水位を視認させる開口窓17を設けているので、水受けかえり部5bの一部に色の異なるドレン容器10が現れ、貯留水水位が目立つようにになり、貯留水の廃棄の注意を喚起し、水受け部5の清掃の時期を遅らせてしまうことがないようにして、水受け部5の美観を確実に保つことができることとなる。
このように本発明の実施の形態7の手乾燥装置によれば、ドレン容器10に貯留した水を廃棄する際に水受け部5を清掃することができ、さらに、水受け部5の清掃をし忘れることがなく、水受け部5の美観を保つことができることとなる。
(実施の形態8)
図13および図14に示すように、正面視、ドレン容器10が水受けかえり部5bに覆われるように後方に配設されるとともに、ドレン容器10と水受けかえり部5bを着脱自在に係合する構成とし、この係合部18を水受け側面部5eおよびドレン容器10の側面より内方に設けている。
この構成により、ドレン容器10と水受けかえり部5bとの係合部18も含めて、正面視、ドレン容器10は水受けかえり部5bに覆われてほとんど見えなく、水受け部5まわりの一体感が増すこととなる。
そして、水受けかえり部5bの後方に配設されたドレン容器10に貯留した貯留水の水位を視認させるために、水受け前面部5dに開口窓17を設け、ドレン容器10の前面には開口窓17に嵌合する大きさで、前方に突出した水位表示部19を設けている。
また、ドレン容器10は、水受けかえり部5bの色との調和にとらわれることなく、外方から貯留水の水位を視認できることを主体に材料を選択すればよいので、水位表示部19だけを半透明等の色とせずに、水位表示部19を含めて全体を半透明等の色の樹脂材料で一体成形している。したがって、水位表示部19だけを半透明等の色にして製作し、ドレン容器10に接着等によって一体化したものに比べて強度が向上する。
上記構成において、ドレン容器10を水受けかえり部5bに装着するとき、ドレン容器10の突出した水位表示部19を水受けかえり部5bの開口窓17に嵌合させながら装着する。このとき、水位表示部19が位置決めとなって組立構造が安定し、また、水位表示部19を突出させて形成することにより、ドレン容器10の強度が向上する。さらに、水位表示部19の突出高さを開口窓17が形成された水受け前面部5dの板厚と同一にすることによって、水位表示部19と水受け前面部5dとを面一にすることができ、一体感が増す。
このように本発明の実施の形態8の手乾燥装置によれば、水受け部5まわりの美観が向上し、また、ドレン容器10の強度が向上することとなる。
(実施の形態9)
ドレン容器10に貯留した水を廃棄するときは、親指を水受け前面部5dにかけ、他の指をドレン容器10の下面に形成した凹部20に差し込み、図15に示すように手元側である水受け前面部5d側が低くなる状態に傾けて持ち運ぶと、ドレン容器10内の貯留水がほとんど波立つことなく安定した状態で持ち運ぶことができる。
そこで、本実施の形態9では、ドレン容器10を形成する側壁のうち、前方側の側壁10bの高さを他の側壁の高さより高くしている。
また、ドレン容器10を水受けかえり部5bに装着した状態で、水受けかえり部5bの水受け内面部5cがドレン容器10の前方側上方を覆うように構成している。
上記構成における水受けかえり部5bに装着されたドレン容器10を、貯留された水を廃棄するために手元側が低くなるように傾けて運ぶとき、ドレン容器10の前方側の側壁10bは他の側壁より高さが高く形成されているので、手元側が低くなるように傾けても貯留水がこぼれにくくなる。
また、持ち運ぶとき、何らかの要因で貯留水が多少波立っても、水受け内面部5cによって水跳ねを抑えることができ、貯留水をこぼさずに廃棄することができる。
このように本発明の実施の形態9の手乾燥装置によれば、ドレン容器10に貯留した水を安定した状態でこぼさずに持ち運んで廃棄することができ、手乾燥装置を設置した場所を汚すことなく使用することができることとなる。
(実施の形態10)
本実施の形態10は、実施の形態9と同様の目的で設けられた図16に示す筒部21に特徴がある。
筒部21は、ドレン容器10に貯留した水が所定量に達したとき、所定量を超えた分だけ少しずつ下方に滴下させるために、ドレン容器10の底面に上方に向けて突設したもので、上端面21aを前方側が高くなるように傾斜させている。傾斜した上端面21aのもっとも低い後方側の高さは、貯留水が排水滴下される所定量に達したときの喫水線のレベルとなる。
上記構成における水受けかえり部5bに装着された(図示せず)ドレン容器10を、貯留した水を廃棄するために、実施の形態9と同様に手元側が低くなるように傾けて持ち運ぶとき、筒部21の上端面21aは前方側が高くなるように傾斜しているので、手元側が低くなるように傾けても貯留水がこぼれにくくなる。
このように本発明の実施の形態10の手乾燥装置によれば、ドレン容器10に貯留した水を安定した状態でこぼさずに持ち運んで廃棄することができ、手乾燥装置を設置した場所を汚すことなく使用することができることとなる。
本発明の手乾燥装置は、レストランやホテルなどの洗面所やトイレに設置され、また病院や手術室や調理場においても適用される。
本発明の実施の形態1の手乾燥装置を示す側断面図 同手乾燥装置の斜視図 本発明の実施の形態2の手乾燥装を示すの側断面図 本発明の実施の形態3の手乾燥装置の水受け部まわりの上面図 本発明の実施の形態4の手乾燥装置の水受け部まわりの上面図 本発明の実施の形態5の手乾燥装置を示す側断面図 本発明の実施の形態6の手乾燥装置を示す正面図 本発明の実施の形態7の手乾燥装置を示す側断面図 同手乾燥装置の水受け部の正面図 同手乾燥装置の下面図 同手乾燥装置のドレン容器の下面図 同手乾燥装置の水受け部およびドレン容器の下面図 本発明の実施の形態8の手乾燥装置におけるドレン容器の水受けかえり部への装着時の斜視図 同手乾燥装置におけるドレン容器の水受けかえり部からの取り外し時の斜視図 本発明の実施の形態9の手乾燥装置におけるドレン容器の水受けかえり部への装着時の断面斜視図 本発明の実施の形態10の手乾燥装置におけるドレン容器の断面斜視図 従来の手乾燥装置の側断面図
符号の説明
1 乾燥室
2 ノズル
5 水受け部
5a 水受け底部
5b 水受けかえり部
5d 水受け前面部
5f 係合片
7 ファンモータ
8 はめ込み構造
9 排水口
10 ドレン容器
10a 凹部
10b 前方側の側壁
12 傾斜面
13 隙間
14 溝
15 ガイド
17 開口窓
18 係合部
19 水位表示部
21 筒部
21a 上端面

Claims (17)

  1. 外部に向かって開口した挿入口から手を抜き差しできる乾燥室と、前記乾燥室の底部の水受け部に向けて空気を送出するノズルと、前記ノズルから空気を送出するファンモータとを備え、前記水受け部は2部品により構成され、そのうち少なくとも1部品を取り外しできる構成とした手乾燥装置であって、前記水受け部は2部品を嵌合して構成され、その嵌合部が隙間を形成し排水口となることを特徴とする手乾燥装置。
  2. 水受け部に、排水を促すよう排水口に通じる溝を設けたことを特徴とする請求項1記載の手乾燥装置。
  3. 水受け部に、排水を促すようドレン容器への排水のガイドを設けたことを特徴とする請求項1または2記載の手乾燥装置。
  4. 水受け部の2部品を嵌合する嵌合線が、正面側に現れない構成としたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の手乾燥装置。
  5. 水受け部の2部品の材質が同じ樹脂材料であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の手乾燥装置。
  6. 水受け部の取り外しする部品に排水する水を貯留するドレン容器を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の手乾燥装置。
  7. 水受け部は、水受け底部と水受けかえり部とからなる2部品により構成されることを特徴とする請求項記載の手乾燥装置。
  8. 水受け底部と水受けかえり部は、これらの側面にてはめ込み構造あるいは爪構造によって係止される構成としたことを特徴とする請求項記載の手乾燥装置。
  9. 水受けかえり部を取り外しする部品とし、ドレン容器は、正面視、水受けかえり部によって覆われるように前記水受けかえり部の後方に一体的に配設されることを特徴とする請求項またはに記載の手乾燥装置。
  10. ドレン容器と水受けかえり部とを着脱自在に係合する構成とし、この係合部を前記ドレン容器と前記水受けかえり部の側面より内方に設けたことを特徴とする請求項に記載の手乾燥装置。
  11. ドレン容器の下面に凹部を設け、この凹部が水受け低部とその下部で係合する構成としたことを特徴とする請求項に記載の手乾燥装置。
  12. ドレン容器を形成する側壁のうち、前方側の側壁の高さを他の側壁の高さより高くしたことを特徴とする請求項に記載の手乾燥装置。
  13. ドレン容器を水受けかえり部に装着した状態で、前記水受けかえり部が前記ドレン容器の前方側上方を覆う構成としたことを特徴とする請求項に記載の手乾燥装置。
  14. ドレン容器の底面に貯留水を下方に排水する筒部を上方に向けて突設し、前記筒部の上端面を前方側が高くなるように傾斜させたことを特徴とする請求項に記載の手乾燥装置。
  15. 水受けかえり部の正面側を構成する水受け前面部にドレン容器の貯留水水位を視認させる開口窓を設けたことを特徴とする請求項14のいずれかに記載の手乾燥装置。
  16. ドレン容器に形成する水位表示部を突出させて設け、前記突出した水位表示部を水受け前面部の開口窓に嵌合させて、前記ドレン容器を水受けかえり部に装着する構成としたことを特徴とする請求項15に記載の手乾燥装置。
  17. 突出させて設ける水位表示部をドレン容器と一体成形したことを特徴とする請求項16に記載の手乾燥装置。
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