JP5129538B2 - 洗面化粧台 - Google Patents

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Description

本発明は、洗面化粧台に関するものである。
従来、洗面化粧台のバックガードと称される立ち上がり壁部の上下方向の略中央部に吐水部を突出して設けることが特許文献1などにより知られている。
ところが、上記従来例において、立ち上がり壁部の上下方向の下部、場合によっては中央部が水跳ねにより濡れることがある。特に、顔を手で洗う際、通常、頭をミラーキャビネットの前面にできるだけ近づけると共に顔をボウル部にできるだけ近づけた状態で手で顔を洗うので、手から飛び散った水が立ち上がり壁部の上下方向の下部を濡らすことがあり、時によっては、立ち上がり壁部の上下方向の中央部も濡らすことがある。
したがって、立ち上がり壁部の上下方向の略中央部に吐水部を設ける従来例にあっては、立ち上がり壁部の下部や中央部の水跳ねで濡れた箇所を拭く際に、吐水部が邪魔になって立ち上がり部の下部や中央部が拭きにくいという問題があり、また、立ち上がり壁部の上下方向の略中央部に突出して設けた吐水部も水跳ねにより濡れるが、吐水部は形状が複雑であるため、濡れた水を綺麗に拭き取るのが難しく、また、水跳ねにより吐水部が濡れると、汚れが付着しやすい。
また、吐水部が立ち上がり壁部の上下方向の略中央部に突出しているため、ボウル部で衣類を手洗いしたり、あるいはペットを洗ったりする際、立ち上がり壁部の上下方向の略中央部から突出している吐水部が邪魔になるという問題がある。
また、上記従来例にあっては、ボウル部の後内壁がバックガードの前面より前方にずれた位置となっており、このため、ボウル部の容積が小さくなってしまう。
特開2001−3415号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、立ち上がり壁部の上下方向の下部や中央部が水跳ねにより濡れた場合に吐水部に邪魔されることなく容易に拭き取ることができ、また、ボウル部で衣類等を手洗いしたり、ペットを洗ったりする際に吐水部が邪魔にならず、更に、ボウル部内の実質的に使用できる容積を大きくでき、使用勝手がよい洗面化粧台を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る洗面化粧台は、ボウル部1の後端部にボウル部1と一体に立ち上がり壁部2を上方に向けて突出し、該立ち上がり壁部2の前面部の上端に前方に引き出し可能な可動吐水部3bを設け、該可動吐水部3bの上端を立ち上がり壁部2の上端面よりも僅かに低い位置に位置させ、ボウル部1の底部11を略フラットにし、排水部14をボウル部1の底部11の後端部に設け、前記排水部14を、左右巾方向及び奥行き方向のいずれにおいても前記可動吐水部3bの下方に一致する位置に配置し、前記立ち上がり壁部2の上端面にはミラーキャビネット4の下端面の後端部分が載置されるものであり、同立ち上がり壁部2の上端の前面部から前方に突出するように設けられる前記可動吐水部3bの前端を前記ミラーキャビネット4の前端よりも後方に位置させて、同可動吐水部3bの前端を前下方に向けて傾斜した傾斜筒部26とすると共に該傾斜筒部26の先端面に吐出口27を設け、これにより該吐出口27から斜め前下方に向けて吐出するように成したことを特徴とするものである。
立ち上がり壁部2の前面の上下方向の下部、場合によっては中央部が水跳ねにより濡れることがあっても、立ち上がり壁部2の前面の下部や中央部の濡れた部分を拭く際に立ち上がり壁部2の前面に設けた吐水部3に邪魔されることなく容易に拭き取ることができ、また、立ち上がり壁部2の前面部の上端に吐水部3を設け、排水部14を、左右巾方向及び奥行き方向のいずれにおいても吐水部3の下方に一致する位置に配置し、吐水部3の前端部分に設けた吐出口27から斜め前下方に向けて吐出するので、水跳ねによって吐水部3が濡れて汚れ難い。また、吐水部3が、ミラーキャビネット4の下端に隠れて目立ち難くなり、外観がすっきりしてよくなり、また、上端面にミラーキャビネット4の下端面の後端部分が載置される立ち上がり壁部2の上端の前面部に吐水部3を設けることで、吐水部3から略フラットとなった底部11までの上下方向の寸法を長く取れ、このことと、ボウル部1の底部11を略フラットで排水部14が底部11の後端部に設けてあって、排水部を、左右巾方向及び奥行き方向のいずれにおいても吐水部の下方に一致する位置に配置してあることと、吐水部3の前端部分に設けた吐出口27から斜め前下方に向けて吐出することにより、ボウル部1の略フラットな底部11に衣類等を載置した状態で手洗いをしたり、ボウル部1の略フラットな底部11にペットを置いた状態の洗浄が、吐水部3や排水部14に邪魔されることなくできる。
また、ボウル部1の後内壁15の前面と立ち上がり壁部2の前面とを面一に連続することが好ましい。
このような構成とすることで、ボウル部1内の実質的に使用できる容積を大きくでき、使用勝手がよくなる。
本発明は、上記のように、立ち上がり壁部の前面部の上端に可動吐水部を設け、該可動吐水部の上端を立ち上がり壁部の上端面よりも僅かに低い位置に位置させたので、立ち上がり壁部の上下方向の下部や中央部が水跳ねにより濡れた場合に可動吐水部に邪魔されることなく容易に立ち上がり壁部の前面の水がかかりやすい下部や中央部を拭き取ることができる。また、立ち上がり壁部の前面部の上端に可動吐水部を設け、排水部を、左右巾方向及び奥行き方向のいずれにおいても可動吐水部の下方に一致する位置に配置し、可動吐水部の前端部分の傾斜筒部に設けた吐出口から斜め前下方に向けて吐出するので、水跳ねにより可動吐水部が濡れて汚れ難い。また、可動吐水部が、ミラーキャビネットの下端に隠れて目立ち難くなり、外観がすっきりしてよくなり、また、上端面にミラーキャビネットの下端面の後端部分が載置される立ち上がり壁部の上端の前面部に可動吐水部を設けることで、可動吐水部から略フラットとなった底部までの上下方向の寸法を長く取れ、このことと、ボウル部の底部を略フラットで排水部が底部の後端部に設けてあって、排水部を、左右巾方向及び奥行き方向のいずれにおいても可動吐水部の下方に一致する位置に配置してあることと、可動吐水部の前端部分に設けた吐出口から斜め前下方に向けて吐出することにより、ボウル部の略フラットな底部に衣類等を載置した状態で手洗いをしたり、ボウル部の略フラットな底部にペットを置いた状態の洗浄が、可動吐水部や排水部に邪魔されることなく容易にできる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
洗面化粧台5は、図1、図2に示すように、洗面キャビネット6と、ミラーキャビネット4とを組み合わせて構成してある。
洗面キャビネット6は下部キャビネット7の上開口部に洗面ボウル8を載設して取付けることで構成してある。
洗面ボウル8は図3に示すように合成樹脂や陶器成の一体成形物で、ボウル部1の後端部にボウル部1と一体に立ち上がり壁部2を上方に向けて突出することで構成してある。
ボウル部1は、上面の前端部、左右端部がそれぞれ巾の狭い平面視コ字状をした外周縁部9となっており、平面視で上記外周縁部9と立ち上がり壁部2に囲まれた部分が下方に凹設してあり、該凹設部10は、平面視で底部11となる領域と、傾斜前内壁12となる領域と、棚部13となる領域とに区分けされる。
底部11となる領域は凹設部10の過半を占めるもので、凹設部10の中央部の全巾及び後部の左右隅部分を除く部分に深さの深い底部11が形成され、この底部11の後端部の左右方向の中間部に排水部14を設け、更に、この底部11は僅かに排水部14側に向けて下り傾斜しているが、物を置いた際に倒れないように略フラットになっている。
凹設部10の前部は左右方向の全巾にわたって上記略フラットとなった底部11の前端から始まって外周縁部9の前端部にかけて前に行くほど上となるように上り傾斜した傾斜前内壁12となっていている。
棚部13は凹設部10の後部の左右両側の隅部に設けられて平面視略直角三角形状をしており、棚部13の上面は外周縁部9よりも少し下方に下がった位置となっていて濡れた小物を載置することができるようになっている。
凹設部10の後内壁15は底部11の後端縁及び棚部13の後端縁から上方に垂直に突出してあって、少なくとも前面が垂直面となっている。
立ち上がり壁部2はボウル部1の後端部から左右方向の全巾にわたって上方に向けて一体に突出してあり、立ち上がり壁部2の前面は垂直面で上記ボウル部1の凹設部10の後内壁15の前面と面一に連続している。ここで、後内壁15の前面を上ほど僅かに後ろとなるように僅かに後傾の面としてもよく、この場合は、立ち上がり壁部2の前面も僅かに後傾の面として立ち上がり壁部2の前面と後内壁15の前面と面一に連続させる。
立ち上がり壁部2の背面部には下方及び背方に開口する凹所16が設けてあり、立ち上がり壁部2の上端面は水平面となっていて後述のミラーキャビネット4の下面部の後端部を載設する部分となっている。
立ち上がり壁部2の前面部の左右方向の中間部の上端には吐水部3が前方に突出するように設けられる。この吐水部3の上端は立ち上がり壁部2の上端面と同一高さ又は僅かに低い位置に位置させてある。このように立ち上がり壁部2の前面部の左右方向の中間部の上端には吐水部3を設けることで、左右の隅部に設けた棚部13の上方に吐水部3が無く、吐水部3に邪魔されることなく載置物を棚部13に載置でき、吐水部3の突出長さも長く取る必要がない。
また、立ち上がり壁部2の前面部の上端に吐水部3を設けてあるので、略フラットな底部11から吐水部3までの寸法を長く取ることができる。
吐水部3としては、立ち上がり壁部2の前面上端に固定される固定吐水部3aと、立ち上がり壁部2の前面上端から前方に引き出し自在となった可動吐水部3bとがある。
可動吐水部3bとしては例えばシャワーホース17の先端に設けたシャワーヘッド18を挙げることができる。
図4には立ち上がり壁部2の前面部の上端に固定吐水部3aを取付けた例が示してあり、立ち上がり壁部2の上端に設けた孔22部分に固定吐水部3aを立ち上がり壁部2の前面部の上端より前方に突出するように取付けてあり、この固定吐水部3aには立ち上がり壁部2の背面部の凹所16に配設された配管が接続される。
固定吐水部3aの外郭部19は図6に示すように前端部を除いて縦断面が四角形状をしており、また、外郭部19の上面は全面が水平上面20となっており、外郭部19の下面は前端部を除いて前にいくほど上となるように上り傾斜した傾斜面となっており、外郭部19の前端部が斜め前下方を向く吐出先端部21となっており、吐出先端部21は突出方向に対して鉛直な断面形状が円形をしている。この吐出先端部21の下端は外郭部19の後端の下端よりも上方に位置している。
固定吐水部3aの外郭部19の水平上面20は立ち上がり壁部2の上面と同じ高さとなっている。
斜め前下方を向いた吐出先端部21の先端面に吐出口27が設けてあって、この吐出口27から斜め前下方に向けて吐水するようになっている。
吐出口27から斜め前方に向けて吐水する吐水方向は、図12(a)において一点鎖線の矢印で示すように、ボウル部1の凹設部10の底部11の前端と上り傾斜した傾斜前内壁12の後端との略境界部分に吐水の中心が向かうように設定してあり、このように吐出口27から出た吐水が凹設部10の勾配の異なる2つの面の境界部分に当たることで、吐水を傾斜前内壁12と底部11とに沿って分散して流して広げることができ、これにより、吐水の水跳ねを効果的に抑制することができると共に、一方の面にのみ全吐水が流れることによる凹設部10からの溢れを防止することができるようになっている。
図9には立ち上がり壁部2の前面部の上端に可動吐水部3bを取付けた例が示してある。立ち上がり壁部2の上端に設けた孔22部分に筒状をしたホースホルダー23が装着してあり、ホースホルダー23には立ち上がり壁部2の背面部の凹所16内に配置したホースチューブ24の先端が接続してある。ホースチューブ24内には変形性を有するシャワーホース17が移動自在に挿通してあり、シャワーホース17の一端部はホースホルダー23から前方に引き出されその先端部に可動吐水部3bであるシャワーヘッド18が接続してあり、また、シャワーホース17の他端は上記凹所16又は下部キャビネット7内に配置した給水用の配管に接続してあり、シャワーヘッド18の後端はホースホルダー23に着脱自在となっており、シャワーヘッド18を手で掴んで引き出すことが可能で、また、シャワーヘッド18の後端部をホースホルダー23の前面側に位置させた状態でホースホルダー23に保持させることができるようになっている。そして、上記のようにシャワーヘッド18を引き出し自在とすることを可能とするためシャワーホース17は途中に余裕を持たせて弛ませてある。
ホースホルダー23の立ち上がり壁部2の前面から突出した部分は縦断面四角形状をしており、また、図11に示すように、シャワーヘッド18は後部が縦断面略四角形状をした四角筒部25となっており、シャワーヘッド18の前部が上記四角筒部25の前端から前下方に向けて傾斜した傾斜筒部26とし、傾斜筒部26は横幅が四角筒部25の横幅よりも広く且つ断面円形に形成してある。上記ホースホルダー23の立ち上がり壁部2の前面から突出した部分の上面及びシャワーヘッド18の上面は水平上面20となっており、図9に示すように、シャワーヘッド18の後端部をホースホルダー23の前面側に位置させて保持した状態でシャワーヘッド18の水平上面20とホースホルダー23の水平上面20とが略面一となるようになっており、この水平上面20は立ち上がり壁部2の上端面よりも僅かに低い位置に位置している。この場合水平上面20から立ち上がり壁部2の上端面までの寸法は、立ち上がり壁部2の上端面に後述のようにミラーキャビネット4の下面部後端を載置した状態で、シャワーヘッド18を手指で掴んで引き出すことができるように、シャワーヘッド18の水平上面20とミラーキャビネット4の下面部との間に手指が差し込むことができる寸法となっている。
傾斜筒部26の先端面には吐出口27が設けてあって、この吐出口27から斜め前下方に向けて吐水するようになっており、シャワーヘッド18をホースホルダー23の前面側に保持させた状態において、吐出口27からの吐水方向は、図12(b)の一点鎖線の矢印で示すように、ボウル部1の凹設部10の底部11の前端と上り傾斜した傾斜前内壁12の後端との境界部分に吐水の中心が向かうように設定してあって、吐水を傾斜前内壁12と底部11とに沿って分散して流して広げ、吐水の水跳ねを効果的に抑制し、また、一方の面にのみ全吐水が流れることによる凹設部10からの溢れを防止することができるようになっている。
また、図7に示すように立ち上がり壁部2の前面部の上端には更に吐水・止水操作部2Aが設けてある。この吐水・止水操作部2Aは、立ち上がり壁部2の前面上端部に取付けた操作部本体50と、立ち上がり壁部2の前面側において操作部本体50に被せた外郭ケース51と、外郭ケース51の前面側に配置して上端部を操作部本体50の前端部に取付けた操作レバー52とで構成してあり、操作レバー52を操作することで吐出口27に連通する水路に設けた弁(図示せず)を操作して吐出口27からの吐水、止水、吐水時における流量調整、及び湯温調整を行うようになっており、実施形態では操作レバー52を前後方向に回動することで、吐水、止水と、吐水時における流量調整を行い、操作レバー52を左右方向に回動することで湯温調整を行うようになっている。
上記外郭ケース51は上面が水平上面20、両側面が垂直面、下面が半円状をしており、水平上面20は立ち上がり壁部2の上端面と同一高さとなっている。また、操作レバー52の下端部は外郭ケース51の前面の下端より下方に突出している。
また、立ち上がり壁部2の前面から操作レバー52の前端までの寸法は、立ち上がり壁部2の前面から吐水部3の前端までの寸法と同じか短い寸法となっている。
ミラーキャビネット4の上部に照明部30を設けてある。このミラーキャビネット4は、キャビネット本体28の上端部を除く大部分が収納用キャビネット部28aとなっており、上端部が照明用キャビネット部28bとなっており、このキャビネット本体28は合成樹脂の一体成形により形成してある。収納用キャビネット部28aの前面部にはミラー32が開閉自在に取付けてあり、また、照明用キャビネット部30の前面部には照明カバー33が取付けてある。
ミラー32は閉じた状態で収納用キャビネット部28aに設けた前方に開口した収納部を覆っており、ミラー32を回動して開くことで、収納部を開口することができる。
照明用キャビネット部28bには図13に示すように前方に開口する照明用収納部35が設けてあって、該照明用収納部35にランプ36を含む照明器具本体が収納される。該ランプ36はミラー32の前面よりも後方にずれた位置に位置している。照明用収納部35の前面には照明カバー33が着脱自在に取付けられ、該照明カバー33の前面がミラー32の前面と面一又は略面一となっている。
したがって、ミラー32を閉じた状態ではミラーキャビネット32は上下方向の全面がフラットとなる。このようにミラーキャビネット32の前面は下部もフラットとなって突出部がないので、ボウル部1でペットやあかちゃんを洗う際にミラーキャビネット32の前面側に触れても怪我をしなくて安全である。
照明カバー33は図13に示すように、キャビネット本体28の前面部に着脱自在に取付けるカバー本体38と、カバー本体38に対して着脱自在に取付ける透明板39とで構成してある。
カバー本体38は全体が不透明で、図13に示すように前面部の上部が前面上部カバー部40となり、前面部の下部が下開口部41となっており、下開口部41の背部が斜め前下方に向けて下り傾斜した傾斜面部42となっており、前面上部カバー部40の下端部と傾斜面部42との間が中開口部43となっており、また、前面部の上端縁、左右側端縁、下端縁から背方に向けて上横片44a、左右側片44b、下横片44cよりなる外周枠部44が一体に突設してあり、外周枠部44の後端部に設けた係止部45をキャビネット本体28の前面部に設けた被係止部46に着脱自在に係止することで、カバー本体38をキャビネット本体28に着脱自在に取付けてある。
透明板39はカバー本体38の上記中開口部43部分に着脱自在に取付けるようになっており、透明板39に設けた係合部47をカバー本体38に設けた被係合部49に着脱自在に係合するようになっている。
透明板39を中開口部43に取付けた状態で中開口部43を透明板39で覆うようになっており、更に、取付け状態で透明板39は後側程下となるように斜め後下方に下り傾斜した姿勢に取付けられる。
この斜め後下方に下り傾斜した透明板39の上方位置に上記ランプ36が位置するようになっており、ランプ36からの光は透明板39を介して下開口部41から斜め前下方に向けて照射されることになる。
ここで、ランプ36から照射された光の一部は透明板39を通過して下開口部41から直接下開口部41から斜め前下方に向けて照射され、また、他の一部の光は透明板39を通過して傾斜面部42に反射されて下開口部41から前方又は斜め前下方に照射され、更に、他の一部の光は不透明の前面上部カバー部40、上横片44aに反射され、反射された光が透明板39を通過して、傾斜面部42に反射されて下開口部41から前方又は斜め前下方に照射され、これにより、主として図13のイで示す範囲で斜め前下方に照射されてミラー32の前方位置を照らすようになっている。
したがって、ミラーキャビネット4の外観をよくするために照明カバー33がミラー32と面一又は略面一となっていても、本発明においては照明カバー33の斜め前下方であるミラー32の前方位置を効果的に照明できることになる。
上記の構成のミラーキャビネット4は下端面部(キャビネット本体28)の後端を、図1、図2、図5に示すように、洗面キャビネット6の上部に設けた洗面ボウル8の後端部に一体に突設した立ち上がり壁部2の上端面に載設して、ミラーキャビネット4のキャビネット本体28の背面部を建物の壁に固定する。
ここで、本発明においては、立ち上がり壁部2の前面部の上端に吐水部3を設けることで、吐水部3から略フラットとなった底部11までの上下方向の寸法を長く取れるものであり、このことと、ボウル部1の底部11を前述のように略フラットにし且つ排水部14が底部11の後端部に設けてあることにより、ボウル部1の略フラットな底部11に衣類等を載置した状態で手洗いをしたり、ボウル部1の略フラットな底部11にペットを置いた状態の洗浄が、吐水部3や排水部14に邪魔されることなくできる。
また、ミラーキャビネット4の下端面部の後端を立ち上がり壁部2の上端面に載設した状態で、立ち上がり壁部2の前面部の上端に設けた吐水部3(固定吐水部3a、可動吐水部3b)が、立ち上がり壁部2とミラーキャビネット4の下面部とのなすコーナ部分に位置することになり、また、吐水部3の前端(固定吐水部3aの前端、可動吐水部3bをホースホルダー23の前面側に位置させて保持した状態における可動吐水部3bの前端)はミラーキャビネット4の前端よりも後方にずれて後退して位置する。
したがって、洗面化粧台5の前方に立っている使用者(この場合、使用者の顔の位置がミラー32に対向した位置となっている)からは、立ち上がり壁部2とミラーキャビネット4の下面部とのなすコーナ部分に位置し且つミラーキャビネット4の前端よりも後方にずれて位置している吐水部3が、ミラーキャビネット4の下端に隠れて目立ち難くなり、外観がすっきりしてよくなる。
また、立ち上がり壁部2の前面部の上端に設けた吐水・止水操作部2Aの突出基部である外郭ケース51も立ち上がり壁部2とミラーキャビネット4の下面部とのなすコーナ部分に位置し且つミラーキャビネット4の前端よりも後方にずれて位置しており、したがって、洗面化粧台5の前方に立っている使用者(この場合、使用者の顔の位置がミラー32に対向した位置となっている)からは、外郭ケース51がミラーキャビネット4の下端に隠れて目立ち難くなり、この点でも外観がすっきりしてよくなる。
ここで、吐水部3が固定吐水部3aの場合、図5、図8に示すように、固定吐水部3aの水平上面20及び吐水・止水操作部2Aの外郭ケース51の水平上面20がそれぞれがミラーキャビネット4の下面部に隙間なく当接するようになっており、ミラーキャビネット4の下面部の後端部を立ち上がり壁部2の上端面に載置してミラーキャビネット4のキャビネット本体28の背面部を建物の壁に固定する際に、ミラーキャビネット4の下面部の後端部を立ち上がり壁部2の上端面に載置する際に同時に固定吐水部3aの水平上面20及び、吐水・止水操作部2Aの外郭ケース51の水平上面20にもミラーキャビネット4の下面部を載置することができ、ミラーキャビネット4の下面部を安定して位置決めした状態で支持することができ、この位置決め支持した状態でミラーキャビネット4のキャビネット本体28の背面部を建物の壁に固定することができる。
また、固定吐水部3aの水平上面20及び吐水・止水操作部2Aの外郭ケース51の水平上面20がそれぞれはミラーキャビネット4の下面部に隙間なく当接することで、水平上面20とミラーキャビネット4の下面部との間に隙間が生じることがなく、この部分に埃等が溜まることがなく、狭い隙間に溜まった埃を掃除する必要がなく、また、掃除するとしても縦面となった両側面と下面とを掃除するだけでよいので、掃除も簡単となる。
ところで、キャビネット本体28は合成樹脂の成形品により構成してあるが、成形誤差等によりキャビネット本体28の下面部が成形誤差により多少波打っていたり、傾いたりすることがある。したがって、立ち上がり壁部2の上端面にミラーキャビネット4の下面部を載置した際に上記固定吐水部3aの水平上面20及び、吐水・止水操作部2Aの外郭ケース51の水平上面20がミラーキャビネット4の下面に隙間なく密接しないことがある。この点を考慮して図4、図7に示すように水平上面20に弾性シート53を設け、該弾性シート53を介して水平上面20を図5、図8に示すようにミラーキャビネット4の下面に隙間なく密接するようにしてもよい。
一方、吐水部3が可動吐水部3bの場合、吐水・止水操作部2Aの外郭ケース51の水平上面20は前述のようにミラーキャビネット4の下面部の後端部に当接するが、図10に示すように、ミラーキャビネット4の下面と可動吐水部3bの水平上面20との間には隙間が形成される。しかしながら、この隙間は手指を差し入れることができる程度の僅かな隙間であるため、外部から殆ど見えないようになっていると共に、可動吐水部3bは引き出しに支障がないという条件下で最大限立ち上がり壁部2の前面の上端に位置するように取付けることができる。
可動吐水部3を後退させて後端をホースホルダー23に着脱自在に取付けた状態で使用できるのは勿論、可動吐水部3を手指で掴んで手前に引き出して使用することもできる。この場合、可動吐水部3であるシャワーヘッド18の前部の傾斜筒部26を手で掴んで手前に引き出すのであるが、この時、手指の一部を可動吐水部3の水平上面20とミラーキャビネット4の下面との間に差し込むことも可能で、したがって、しっかりとシャワーヘッド18の前部の傾斜筒部26を手で掴んで引き出すことができる。しかも傾斜筒部26の横幅が四角筒部25の横幅よりも広く且つ断面円形に形成してあるので、確実に傾斜筒部26を掴むことができる。
上記のように、立ち上がり壁部2を上方に向けて突出し、該立ち上がり壁部2の前面部の上端に吐水部3を設け、該吐水部3の上端を立ち上がり壁部2の上端面と同一高さ又は僅かに低い位置に位置させてあるので、立ち上がり壁部2の前面の上下方向の下部、場合によっては中央部が水跳ね(吐水部3からの吐水が物に当たって飛び散ることによる水跳ね、あるいは、顔を手で洗っている時などに手から水が飛び散ることによる水跳ね)により濡れることがあっても、立ち上がり壁部2の前面の下部や中央部の濡れた部分を拭く際に立ち上がり壁部2の前面に設けた吐水部3に邪魔されることなく拭き取ることができる。また、吐水部3が水跳ねにより濡れ難くて汚れが付着しにくくなり、したがって、吐水部3の掃除をする頻度が少なくてよくなる。
また、吐水部3が立ち上がり壁部2の前面上端とミラーキャビネット4の下面部とのなすコーナ部分に位置することになるので、洗髪をしたり、ボウル部1で衣類等を手洗いしたり、ペットを洗ったりする際に吐水部3が邪魔にならず、この点でも使い勝手がよくなる。また、圧迫感がなく、外観がよくなる。
本発明の断面図である。 (a)は同上の斜視図であり、(b)は同上の正面図である。 同上の洗面ボウルを示し、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は側面図である。 同上の立ち上がり壁部の前面上端に固定吐水部を取付けた実施形態の断面図である。 同上の固定吐水部を取付けた立ち上がり部の上端面にミラーキャビネットの下面部の後端部を載置した例を示す断面図である。 同上の固定吐水部の外郭部を示し、(a)は斜視図であり、(b)は断面図であり、(c)は正面図である。 同上の立ち上がり壁部の前面上端に吐水・止水操作部を取付けた実施形態の断面図である。 同上の立ち上がり部の上端面にミラーキャビネットの下面部の後端部を載置した状態における吐水・止水操作部部分の断面図である。 同上の立ち上がり壁部の前面上端に可動吐水部を取付けた実施形態の断面図である。 同上の可動吐水部を取付けた立ち上がり部の上端面にミラーキャビネットの下面部の後端部を載置した例を示す断面図である。 同上の可動吐水部のシャワーヘッドを示し、(a)は斜視図であり、(b)は断面図であり、(c)は下面図である。 (a)は同上の固定吐水部からボウル部への吐水方向を示す説明のための断面図であり、(b)は可動吐水部からボウル部への吐水方向を示す説明のための断面図である。 同上のミラーキャビネットの上部の断面図である。
符号の説明
1 ボウル部
2 立ち上がり壁部
3 吐水部
11 底部
14 排水部
15 後内壁

Claims (2)

  1. ボウル部の後端部にボウル部と一体に立ち上がり壁部を上方に向けて突出し、
    該立ち上がり壁部の前面部の上端に前方に引き出し可能な可動吐水部を設け、
    可動吐水部の上端を立ち上がり壁部の上端面よりも僅かに低い位置に位置させ、
    ボウル部の底部を略フラットにし、
    排水部をボウル部の底部の後端部に設け、
    前記排水部を、左右巾方向及び奥行き方向のいずれにおいても前記可動吐水部の下方に一致する位置に配置し、
    前記立ち上がり壁部の上端面にはミラーキャビネットの下端面の後端部分が載置されるものであり、
    同立ち上がり壁部の上端の前面部から前方に突出するように設けられる前記可動吐水部の前端を前記ミラーキャビネットの前端よりも後方に位置させて、同可動吐水部の前端を前下方に向けて傾斜した傾斜筒部とすると共に該傾斜筒部の先端面に吐出口を設け、これにより該吐出口から斜め前下方に向けて吐出するように成した
    ことを特徴とする洗面化粧台。
  2. ボウル部の後内壁の前面と立ち上がり壁部の前面とを面一に連続して成る
    ことを特徴とする請求項1記載の洗面化粧台。
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