JP5663998B2 - 浴室用カウンター - Google Patents
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Description
而して、この従来品の場合は、凸段差部が排水経路上に突き出されているため、この凸段差部の周辺が汚れ易い、という問題点があった。従って従来品を使用すると、掃除の手間暇が増加し、凸段差部によって上面の美感が害されるのを避けられなかった。
この従来品は、洗面器の載置箇所である上面を後方に下り傾斜状に形成し、上面の水を、一旦、後側(奥側)に流してから、載置箇所の左右側に形成した溝状の排水案内流路で洗い場側に戻して排水するよう形成している。
従って従来品を使用すると、洗面器の位置が入浴者から遠くなり、入浴者は腕を伸ばしたり、身体を前傾させなければならないという不便があり、使い勝手が悪いものであった。
またこの従来品の場合は、上面に排水案内流路が溝状に形成されていたから、この箇所が汚れ易かった。従って従来品によると、掃除の手間暇が増え、また溝状の段差によって上面の美感が害される、という問題点があった。
従って本発明の解決しようとする技術的課題は、洗面器を置くための洗面器置き部が上面に形成されている浴室用カウンターにおいて、洗面器を前方又は後方に滑らすことなく安定した姿勢で置くことができ、また洗面器置き部を汚れにくくし、掃除を容易化できると共に、意匠性も良くなるよう形成した浴室用カウンターを提供することにある。
即ち本発明は、図1等に示されるように、洗面器1を置くための洗面器置き部2が上面3に形成されている浴室用カウンターであって、上記の洗面器置き部2が、この洗面器置き部2の中央2aを頂点にして断面略円弧状に上方に張り出されて脚1a付き洗面器1を支持可能に形成されていることを特徴とする(請求項1)。
なぜならこれによると、洗面器置き部2から流れ落ちる水を、排水用の特別な溝を講じることなく、洗面器置き部2の周りから洗い場4側又は壁側に導いて排水できるからである。またこの場合は、洗面器置き部2の輪郭が円形状のため、洗面器置き部2の中央2aが頂点になり、洗面器1を前後左右のバランスが良い状態で置くことができるからである。
なぜならこれによると、上面3の水を洗い場4側に、排水距離を最短状態で、迅速に排水できるからである。またこの本発明品は、デザインがシンプルで、製造、加工が容易になり、また整然とした印象を見る者に与えることができるからである。
なぜならこれによると、洗面器置き部2の頂点を中心に、上面3が水切り、水捌けされ、掃除を楽に且つ容易にできるからである。
なぜならこれによると、洗面器置き部2と上面3の接続箇所に汚れがつきにくくなり、掃除を一層容易化できるからである。
従って本発明によれば、洗面器を、前方又は後方に滑らすことなく、洗面器置き部に安定的に置くことができる。
また本発明は、洗面器置き部から水が四方八方に満遍なく流れ落ち、洗面器置き部が膨らみ状に露出しているから、洗面器置き部に汚れがつきにくくなり、掃除を容易化でき、意匠性も良くなるものである。
また本発明の場合、洗面器置き部は、その中央を頂点にして断面略円弧状に上方に張り出されているから、これによれば、洗面器を載置し易くなるものである。
本発明は、図1等に示されるように、洗面器1を置くための洗面器置き部2が上面3に形成されている浴室用カウンターである。
従ってこの実施形態の本発明品は、形状が左右対称となるため、浴室の仕様が、左勝手仕様、右勝手仕様と異なる場合でも柔軟に対応できる。
入浴者は、洗面器置き部2に洗面器1を載せて使用する。この場合、この実施形態では洗面器置き部2が円形状で、その中央2aが頂点に選定されているから、入浴者は洗面器1の底の中心を洗面器置き部2の頂点に合わせて載置するのが良い。
なお、この本発明の場合、突起10の形状や個数、及びその形成位置等は、これに限定されるものではなく、適宜選定されるので良い。
なぜならこれによると、洗面器1の載置箇所が分かり易くなり、使い勝手が良くなるだけではなく、他のカウンターと区別、差別化でき、印象的なデザインのカウンターを提供できるからである。
1a 脚
2 洗面器置き部
2a 中央
3 上面
4 洗い場
5 前端
6 後端
7 排水路
8 物品載せ部
9 エプロン部
Claims (5)
- 洗面器を置くための洗面器置き部が上面に形成されている浴室用カウンターであって、上記の洗面器置き部が、この洗面器置き部の中央を頂点にして断面略円弧状に上方に張り出されて脚付き洗面器を支持可能に形成されていることを特徴とする浴室用カウンター。
- 請求項1記載の浴室用カウンターであって、洗面器置き部の輪郭が円形状に形成され、この洗面器置き部の周りが、洗面器置き部から流れ落ちる水の排水路に形成されていることを特徴とする浴室用カウンター。
- 請求項1又は2記載の浴室用カウンターであって、洗い場側の前端の高さが、奥側の後端の高さより低く形成されると共に、上記の前端と後端が左右方向の全長にわたって同じ高さに形成されていることを特徴とする浴室用カウンター。
- 請求項1乃至3の何れかに記載の浴室用カウンターであって、上面において最も高い位置が、洗面器置き部の頂点に選定されていることを特徴とする浴室用カウンター。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の浴室用カウンターであって、洗面器置き部と、上面とが、なだらかに接続されていることを特徴とする浴室用カウンター。
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Publications (2)
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