JP4930155B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、濡れた手に付着している水等を高速風で吹き飛ばし、衛生的に乾燥させる手乾燥装置に関する。
従来、この種の手乾燥装置は、吸気口に吸い込まれる送風空気の埃を除去するフィルターを設け、このフィルターは、外側に向けてフィルター取っ手を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図9および図10に基づいて、その具体例を説明する。
図9および図10に示すように、この手乾燥装置101は、外郭ケース102にて外装を形成し、この外郭ケース102の内部には、ファンモーター103とこのファンモーター103を覆って風路を構成するモーターケース110と、このモーターケース110の下流側と連通し、送風空気を手乾燥装置101の下部に吹き出す吹出し口105を有する吹出しノズル104と、電装部品を制御する制御回路115を設けている。外郭ケース102下面には、赤外線により手を検知する手検知センサー114と、ファンモーター103の送風空気を取り込む吸気口111を設け、この吸気口111には吸い込まれる送風空気の埃を除去するフィルター112を設け、このフィルター112には外側に向けてフィルター取っ手113を備えている。
一方、外郭ケース102の下方には、水受け108によって手を挿入する手挿入口107と手を乾燥させる乾燥空間106が形成されている。さらに水受け108の下部には、水受け108で受けた水滴を溜める水受けカップ109が設けられている。
上記のように構成された手乾燥装置101は、手挿入口107から乾燥空間106へ手を入れると、乾燥空間106上部の手検知センサー114が手を検知してファンモーター103が動作する。このファンモーター103が動作すると、送風空気が吸気口111から吸い込まれるが、この時送風空気に含まれた埃やゴミはフィルター112に付着・除去され、きれいな送風空気のみ手乾燥装置101内に吸い込まれる。フィルター112に付着した埃は、フィルター112のフィルター取っ手113を持って外して掃除機で吸い取ったり水洗いなどで除去できる。吸い込まれた送風空気は、ファンモーター103によって高圧化され、吹出しノズル104を通って高速風が吹出し口105から乾燥空間106に向かって吹き出される。吹き出された送風空気は、濡れた手に当たり手に付着していた水滴を吹き飛ばし乾燥させる。吹き飛ばされた水滴は水受け108の内壁で受け止め下方に流れ落ち、水受けカップ109に貯水できるものが開示されている。
国際公開第02/028250号パンフレット
吸気口およびフィルターを乾燥室側の本体下面に設けた場合、ノズルからの風によって手に付着した水滴が飛び散り、その水滴によりフィルターが濡れてしまうだけでなく、フィルターが汚れた状態で濡れるとカビや菌の繁殖の原因となったり、水滴が吸込口から吸込み風と一緒に吸い込まれ、ファンモーターや制御基板などの電装部品の故障の原因となっていた。また、フィルターの引き抜き方向が下方向であるため、力が入りすぎて強く引き抜いた場合、拍子で手が水受けに触れて不快感を感じたり手をぶつけるなどの衛生・安全上の課題があった。
本発明は、フィルターが濡れてカビや菌の恐れや、水気を本体内に吸込んでファンモーターや制御基板などの電装部品の故障の恐れが無く、また、フィルターを強く引き抜いた場合でも、拍子で手が水受けに触れたりぶつけて痛い思いをすることはない、品質・衛生・安全面に配慮した手乾燥装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、外部に向かって開口した手挿入口から手を抜き差しできる乾燥空間と、前記乾燥空間に高圧高速風を吹き出すファンモーターと、前記ファンモーターに空気が流入する風路吸気口と、前記ファンモーターと前記風路吸気口との間に吸気風路を有した本体とで構成され、前記乾燥空間の前記手挿入口近傍において前記乾燥空間に挿入される手に対して前記ファンモーターからの高圧高速風を吹き当てて、手に付着した水分を払拭あるいは乾燥させる手乾燥装置であって、
前記乾燥空間は、前記本体の下部に前面側に突出して形成される水受けと、前記本体の上部に前記ファンモーターを内蔵して前面側に突出する外殻ケースとの間に形成され、前記
手挿入口は、前記本体の前面側に、前記水受け前端と前記外殻ケース前端との間に形成され、前記吸気風路は、前記水受けの底部に設けた前記風路吸気口と前記外殻ケース内のファンモーターを連通するように前記本体背面側に設けられ、前記吸気風路内にフィルターを設け、前記乾燥空間内から手挿入口方向に向かって着脱するものである。
この手段により、フィルターの引き抜き方向が手挿入口方向であるため、力が入りすぎて強く引き抜いた場合でも、拍子で手が水受けに触れて不快感を感じたり、ぶつけて痛い思いをすることはない手乾燥装置を提供できる。
また、他の手段は、吸気風路を乾燥空間と分離して設け、前記乾燥空間内にフィルター挿入口を設け、このフィルター挿入口から手挿入口方向に向かって抜き差しすることで前記フィルターが着脱するものである。
この手段により、吸気風路と乾燥室を水受けで仕切っているため、ノズルからの風によって手に付着した水滴が飛び散り、その水滴によりフィルターが濡れてしまいフィルターにカビや菌が繁殖したり、水滴が吸込口から吸込み風と一緒に本体内に吸い込まれ、ファンモーターや制御基板などの電装部品に悪影響を与えることを防ぐ。また、フィルターは乾燥空間内から着脱できるため、メンテナンス性が向上できる手乾燥装置を提供することができる。
また、他の手段は、フィルター挿入口とフィルターとの間にパッキンを設けたものである。
この手段により、フィルターとフィルター挿入口の間のパッキンにより気密性が保たれることで、水滴が吸込口から吸込み風と一緒に本体内に吸い込まれ、ファンモーターや制御基板などの電装部品に悪影響を与えない手乾燥装置が得られる。
また、他の手段は、フィルターは、吸気風路断面に対して斜めに設けたものである。
この手段により、フィルターを吸気風路断面に対して斜めに設けることにより、フィルターの開口面積を増やすことができるため、フィルターを流れる空気の通過風速が下げられ埃の除去性能を向上させることができ、また、フィルターのメンテナンス時期を延ばすことのできるハンドドライヤーが得られる。
また、他の手段は、フィルターを、屈曲形状に装着するものである。
この手段により、フィルターが屈曲形状に装着することにより、フィルターが曲面となりフィルターの開口面積を増やすことができるため、単位面積当たりの通過風速が下げられ埃の除去性能を向上させることができ、また、フィルターのメンテナンス時期を延ばすことができる手乾燥装置が得られる。
また、他の手段は、フィルターに、取っ手部を設けたものである。
この手段により、フィルターに取っ手部を設けることで、容易に着脱することができる手乾燥装置が得られる。
また、他の手段は、取っ手部に、指挿入穴を設けたものである。
この手段により、フィルターの取っ手部に指の入る指挿入穴を設けることで、指を指挿入穴に入れることができるため、楽に引き出すことができる手乾燥装置が得られる。
また、他の手段は、指挿入穴の穴方向を、ほぼ水平方向としたものである。
この手段により、フィルターの取っ手部の指挿入穴方向をほぼ水平方向とすることで、正面から見たときに目立ち難く、また人差し指を入れることができるため、より楽に引き出すことができる手乾燥装置が得られる。
また、他の手段は、フィルターに、緑茶カテキンを塗布したものである。
この手段により、フィルター表面に緑茶カテキンを塗布することで、フィルターで埃やゴミと一緒に捕らえたウイルスの活動を抑制できるため、清潔で健康に配慮した手乾燥装置が得られる。
また、他の手段は、フィルターに、アレルゲン抑制剤を塗布したものである。
この手段により、フィルター表面にアレルゲン抑制剤を塗布することで、フィルターで埃やゴミと一緒に捕らえたアレルギーの原因となるアレルゲンを抑制できるため、清潔で健康に配慮した手乾燥装置が得られる。
また、他の手段は、フィルター挿入口に、フィルターの着脱状態を検知するリミットスイッチを設け、運転動作をさせるものである。
この手段により、フィルターを取り外してメンテナンスした際、装着し忘れを防ぐことができるため、水滴や埃・ゴミによる電装部品トラブルの少ない手乾燥装置が得られる。
本発明の手乾燥装置によれば、外部に向かって開口した手挿入口から手を抜き差しできる乾燥空間と、前記乾燥空間に高圧高速風を吹き出すファンモーターと、前記ファンモーターに空気が流入する風路吸気口と、前記ファンモーターと前記風路吸気口との間に吸気風路を有した本体とで構成され、前記乾燥空間の前記手挿入口近傍において前記乾燥空間に挿入される手に対して前記ファンモーターからの高圧高速風を吹き当てて、手に付着した水分を払拭あるいは乾燥させる手乾燥装置であって、前記乾燥空間は、前記本体の下部に前面側に突出して形成される水受けと、前記本体の上部に前記ファンモーターを内蔵して前面側に突出する外殻ケースとの間に形成され、前記手挿入口は、前記本体の前面側に、前記水受け前端と前記外殻ケース前端との間に形成され、前記吸気風路は、前記水受けの底部に設けた前記風路吸気口と前記外殻ケース内のファンモーターを連通するように前記本体背面側に設けられ、前記吸気風路内にフィルターを設け、前記乾燥空間内から手挿入口方向に向かって着脱するものであり、フィルターの引き抜き方向が手挿入口方向であるため、力が入りすぎて強く引き抜いた場合でも、拍子で手が水受けに触れて不快感を感じたり、ぶつけて痛い思いをすることはない手乾燥装置を提供できる。
また、吸気風路を乾燥空間と分離して設け、前記乾燥空間内にフィルター挿入口を設け、このフィルター挿入口から手挿入口方向に向かって抜き差しすることで前記フィルターが着脱するものであり、吸気風路と乾燥室を水受けで仕切っているため、ノズルからの風によって手に付着した水滴が飛び散り、その水滴によりフィルターが濡れてしまいフィルターにカビや菌が繁殖したり、水滴が吸込口から吸込み風と一緒に本体内に吸い込まれ、ファンモーターや制御基板などの電装部品に悪影響を与えることを防ぐ。また、フィルターは乾燥空間内から着脱できるため、メンテナンス性が向上できる手乾燥装置を提供できる。
また、フィルター挿入口とフィルターとの間にパッキンを設けたものであり、フィルターとフィルター挿入口の間のパッキンにより気密性が保たれることで、水滴が吸込口から吸込み風と一緒に本体内に吸い込まれ、ファンモーターや制御基板などの電装部品に悪影響を与えない手乾燥装置を提供できる。
また、フィルターは、吸気風路断面に対して斜めに設けたものであり、フィルターを吸気風路断面に対して斜めに設けることにより、フィルターの開口面積を増やすことができるため、フィルターを流れる空気の通過風速が下げられ埃の除去性能を向上させることができ、また、フィルターのメンテナンス時期を延ばすことのできる手乾燥装置を提供できる。
また、フィルターを、屈曲形状に装着するものであり、フィルターが屈曲形状に装着することにより、フィルターが曲面となりフィルターの開口面積を増やすことができるため、単位面積当たりの通過風速が下げられ埃の除去性能を向上させることができ、また、フィルターのメンテナンス時期を延ばすことができる手乾燥装置を提供できる。
また、フィルターに、取っ手部を設けたものであり、フィルターに取っ手部を設けることで、容易に着脱することができる手乾燥装置を提供できる。
また、取っ手部に、指挿入穴を設けたものであり、フィルターの取っ手部に指の入る指挿入穴を設けることで、指を指挿入穴に入れることができるため、楽に引き出すことができる手乾燥装置を提供できる。
また、指挿入穴の穴方向を、ほぼ水平方向としたものであり、フィルターの取っ手部の指挿入穴方向をほぼ水平方向とすることで、正面から見たときに目立ち難く、また人差し指を入れることができるため、より楽に引き出すことができる手乾燥装置を提供できる。
また、フィルターに、緑茶カテキンを塗布したものであり、フィルター表面に緑茶カテキンを塗布することで、フィルターで埃やゴミと一緒に捕らえたウイルスの活動を抑制できるため、清潔で健康に配慮した手乾燥装置を提供できる。
また、フィルターに、アレルゲン抑制剤を塗布したものであり、フィルター表面にアレルゲン抑制剤を塗布することで、フィルターで埃やゴミと一緒に捕らえたアレルギーの原因となるアレルゲンを抑制できるため、清潔で健康に配慮した手乾燥装置を提供できる。
また、フィルター挿入口に、フィルターの着脱状態を検知するリミットスイッチを設け、運転動作をさせるものであり、フィルターを取り外してメンテナンスした際、装着し忘れを防ぐことができるため、水滴や埃・ゴミによる電装部品トラブルの少ない手乾燥装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、外部に向かって開口した手挿入口から手を抜き差しできる乾燥空間と、前記乾燥空間に高圧高速風を吹き出すファンモーターと、前記ファンモーターに空気が流入する風路吸気口と、前記ファンモーターと前記風路吸気口との間に吸気風路を有した本体とで構成され、前記乾燥空間の前記手挿入口近傍において前記乾燥空間に挿入される手に対して前記ファンモーターからの高圧高速風を吹き当てて、手に付着した水分を払拭あるいは乾燥させる手乾燥装置であって、前記乾燥空間は、前記本体の下部に前面側に突出して形成される水受けと、前記本体の上部に前記ファンモーターを内蔵して前面側に突出する外殻ケースとの間に形成され、前記手挿入口は、前記本体の前面側に、前記水受け前端と前記外殻ケース前端との間に形成され、前記吸気風路は、前記水受けの底部に設けた前記風路吸気口と前記外殻ケース内のファンモーターを連通するように前記本体背面側に設けられ、前記吸気風路内にフィルターを設け、前記乾燥空間内から手挿入口方向に向かって着脱するものであって、フィルターの引き抜き方向が手挿入口方向であるため、引き抜き易く、力強く引き抜いても何もない空間であるため手が水受けなどに触れたり当たらないという作用を有する。
また、吸気風路を乾燥空間と分離して設け、前記乾燥空間内にフィルター挿入口を設け、このフィルター挿入口から手挿入口方向に向かって抜き差しすることで前記フィルターが着脱するものであって、フィルターによって吸気口から吸込まれる空気の埃やゴミを除去し、フィルターは乾燥空間内から着脱できる。また、この時吸気風路と乾燥空間を水受けで仕切られているため、手を乾燥させる時に発生する水滴を吸気口から吸い込まないという作用を有する。
また、フィルター挿入口とフィルターとの間にパッキンを設けたものであって、使用時にファンモーターが動作すると空気を吸い込むため給気風路内が負圧となるが、フィルターとフィルター挿入口の間にパッキンがあるため、フィルターとフィルター挿入口の隙間がシールされ気密状態が保たれるという作用を有する。
また、フィルターは、吸気風路断面に対して斜めに設けたものであって、フィルターを吸気風路断面に対して斜めに設けることでフィルター面積が広くとれるため、フィルターを流れる空気の単位面積当たりの通過風速が下げられ、また埃の捕集面積も増えるという作用を有する。
また、フィルターを、屈曲形状に装着するものであって、フィルターを挿入する際、屈曲形状に装着することにより、フィルターの開口面積を増やすことができるため、フィルターを流れる空気の通過風速が下げられ埃の除去性能を向上させることができ、また、フィルターのメンテナンス時期を延ばすことができるという作用を有する。
また、フィルターに、取っ手部を設けたものであって、フィルターの取っ手部を持って着脱できるという作用を有する。
また、取っ手部に、指挿入穴を設けたものであって、フィルターの取っ手部の指挿入穴に指を入れることができるため、人差し指を挿入して楽に引き抜くことができるという作用を有する。
また、指挿入穴の穴方向を、ほぼ水平方向としたものであって、フィルターの取っ手部の指挿入穴をほぼ水平方向とすることで、取っ手部自体が目立ち難く、また人差し指を引っ掛けやすく引き出しやすいという作用を有する。
また、フィルターに、緑茶カテキンを塗布したものであって、フィルター表面に緑茶カテキンを塗布することで、フィルターで埃やゴミと一緒に捕らえたウイルスの活動を抑制するという作用を有する。
また、フィルターに、アレルゲン抑制剤を塗布したものであって、フィルター表面にアレルゲン抑制剤を塗布することで、フィルターで埃やゴミと一緒に捕らえたアレルギーの原因となるアレルゲンを抑制するという作用を有する。
また、フィルター挿入口に、フィルターの着脱状態を検知するリミットスイッチを設け、運転動作をさせるものであって、フィルターを挿入するとリミットスイッチが押され、電源が通電することで運転できる状態となる。逆にフィルターを抜くとリミットスイッチが離れて電源が遮断されることで運転できない状態となるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図4を用いて、本実施の形態1による手乾燥装置について説明をおこなう。
図1は本発明の実施の形態の縦断面図で、風の流れを示した図で、図2は同装置の上部縦断面図、図3は同装置のフィルターを屈曲形状に装着する状態を示す図で、図4は同装置のフィルターに取っ手部を設けた例を示す図である。
図1および図2を用いて説明する。
この手乾燥装置の本体1は外郭ケース2に覆われ、内部には主に、風を発生させるファンモーター3と、このファンモーター3を覆って風路を構成するモーターケース13と、このモーターケース3の下流側と連通した吹出しノズル4と、電装部品を制御する制御回路12で構成している。吹出しノズル4の先端には、乾燥空間6に向けて設けられた空気を吹き出させる吹出し口5を有し、また、外郭ケース2下面には、乾燥空間6の手の挿入を検知する手検知センサー11と、空気を吸い込む本体吸気口15と、吸い込まれた空気を浄化する取っ手部24を有するフィルター21が設けられている。本体1の下方には、水受け8によって手を挿入する手挿入口7と手を乾燥させる乾燥空間6が形成されている。さらに水受け8の下部には、水受け8で受けた水滴を溜める水受けカップ9が設けられており、水受け8の底部には水受け8に流れ落ちた水を水受けカップ9に導くドレン穴10を設けている。外郭ケース2下面の本体吸気口16は、水受け8によって乾燥空間6と仕切られており、壁と水受け8の間で吸気風路17が形成され、結果的に水受け8の底部が風路吸気口15となる。乾燥空間6の外郭ケース2の下面には、周囲にパッキン20を配したフィルター挿入口23を設けている。このフィルター挿入口23から本体1内の吸気風路17に吸気風路17断面に対して斜めにフィルターガイド22を設け、フィルター21はフィルター挿入口23から挿入でき、本体内の吸気風路17に収まる。この時、フィルター21の引き抜き方向(フィルターガイド22方向)は手挿入口7方向に向いている構成となっている。また、水受け8は着脱自在となっており、水受け8に設けた水受け固定ネジ18を、本体裏板14の水受け固定ナット19に締付けることにより、固定できるようになっている。
上記構成により、手を手挿入口7から乾燥空間6に挿入すると、手検知センサー11が手から出る赤外線を検知し、制御回路12を介してファンモーター3が動作を開始する。ファンモーター3が動作を始めると、風路吸気口15から空気が吸い込まれ、水受け8と壁の間の吸気風路17を通って本体吸気口16から本体1内に吸い込まれる。吸い込まれた空気は、フィルター21によって埃やゴミが除去され、モーターケース13内のファンモーター3で高圧化される。高圧化された空気は、吹出しノズル4に流入し先端の吹出し口5から高速風となって乾燥空間6の手に当たり、手に付いた水滴を払拭し乾燥させる。手の乾燥時に雫や飛び散った水滴は、水受け8により回収され底に溜まった水滴は、ドレン穴10から水受けカップ9に流れ落ちて貯水される。この水受け8は、水受け固定ネジ18を本体裏板14の水受け固定ナット19に締付けることで固定・保持される。また、フィルター21は、フィルター挿入口23から挿入するとフィルターガイド22に沿って収まることで、吸気風路17断面に対して斜めに取り付く。この時、フィルター挿入口23の周囲に配したパッキン20によりフィルター挿入口23がシールされ、乾燥空間6内の空気や水滴が吸気風路17内に浸入しないようになっており、フィルター21の取っ手部24は外郭ケース2下面に突き出した状態となり、掃除する際は、図4に示すフィルター21の取っ手部24Aを持って手挿入口7方向に引っ張ることでフィルター21を取り外すことができる。これにより、フィルター21の引き抜き方向が手挿入口7方向であるため、力が入りすぎて強く引き抜いた場合でも、拍子で手が水受け8に触れて不快感を感じたり、ぶつけて痛い思いをするようなことはなくなる。
また、ファンモーター3の吸気風路17を乾燥空間6と分離して設け、吸気風路17内にフィルター21を設けるとともに、乾燥空間6内にフィルター挿入口23を設け、このフィルター挿入口23から手挿入口7方向に向かって抜き差しすることでフィルター21が着脱できるため、吹出し口5からの風によって手に付着した水滴が飛び散り、その水滴によりフィルター21が濡れてしまいフィルター21にカビや菌が繁殖したり、水滴が吸込口から吸込み風と一緒に本体1内に吸い込まれ、ファンモーター3や制御回路12などの電装部品に悪影響を与えることを防ぐ。また、フィルター21は乾燥空間6内から着脱できるため、メンテナンス性が向上できる。
また、フィルター挿入口23とフィルター21の間にパッキン20を設けることで、フィルター21とフィルター挿入口23の間のパッキン20により気密性が保たれ、乾燥空間6内の水滴がフィルター挿入口23の隙間から本体1内に吸い込まれ、ファンモーター3や制御回路12などの電装部品に悪影響を与えることはなくなる。
また、フィルター21を吸気風路17断面に対して斜めに設けることで、フィルター21の開口面積を増やすことができるため、フィルター21を流れる空気の通過風速が下げられ埃の除去性能を向上させることができるとともに、フィルター21のメンテナンス時期を延ばすことができる。
また、図3に示すように、フィルターガイド22Aを屈曲形状に配置するとフィルター21を装着するに連れ、フィルター21が曲面形状となりフィルター21の開口面積をさらに増やすことができるため、単位面積当たりの通過風速が下げられ埃の除去性能を向上させることができるとともに、フィルター21のメンテナンス時期をさらに延ばすことができる。
また、図1に示すように、フィルターの表面に緑茶カテキンを塗布したり、あるいはアレルゲン抑制剤を塗布したことを特徴としたものである。
上記構成により、フィルター表面に緑茶カテキンを塗布することで、フィルターで埃やゴミと一緒に捕らえたウイルスの活動を抑制できる。
また、フィルターの表面にアレルゲン抑制剤を塗布することで、フィルターで埃やゴミと一緒に捕らえたアレルギーの原因となるアレルゲンを抑制できる。
(実施の形態2)
図5、図6を用いて本実施の形態2による手乾燥装置について説明をおこなう。
図5は同装置のフィルターの取っ手に指挿入穴を設けた例を示す図、図6は同装置のフィルターの取っ手に指挿入穴を水平方向に設けた例を示す図であり、実施の形態1と同じ部分については同一の符号を用い、それらについての説明を省略する。
実施の形態2は実施の形態1に対して図1および図5に示すように、フィルター21の取っ手部24Aを指の入る指挿入穴25を設けた取っ手部24Bにし、この指挿入穴25の方向をほぼ水平方向とした構成となっている。
上記構成により、フィルター21の取っ手部24Aを設けることで、人差し指を指挿入穴25に入れることができるため、楽に引き出すことができる。さらに、取っ手部24Bの指挿入穴25の方向をほぼ水平方向とすることで、人差し指を横から挿入できるためより引き出しやすくなり、また正面から見たときに取っ手部24Bが目立ち難くデザイン性も向上できる。
なお、図では取っ手部24A・24Bの指挿入穴25を丸穴としたが、丸穴でなくても角穴やU字型、カギ型であっても指を引っ掛けられる形状であれば効果は同じである。
(実施の形態3)
図7および図8を用いて本実施の形態4による手乾燥装置について説明をおこなう。
図7は同装置のフィルター付近の部分縦断面図で、フィルターがリミットスイッチを押している状態を示す図、図8は同装置のフィルター付近の部分縦断面図で、フィルターを外す際にリミットスイッチが離れる状態を示す図であり、実施の形態1と同じ部分については同一の符号を用い、それらについての説明を省略する。
実施の形態3は、実施の形態1に対して図7および図8に示すように、フィルター挿入口23にフィルター21の着脱状態を検知するリミットスイッチ27を設け、運転動作をさせる構成となっている。
上記構成により、フィルター21を挿入するとリミットスイッチ27が押され、電源が通電することで運転できる状態となる。逆にフィルター21を抜くとリミットスイッチ27が離れて電源が遮断されることで運転できない状態となる。そのため、フィルター21を取り外してメンテナンスした際、装着し忘れを防ぐことができ、水滴や埃・ゴミによる電装部品トラブルを無くすることができる。
本発明の手乾燥装置は、家庭用、老人福祉関係、病院、食品を扱う場所などの洗面所・トイレなどでの手乾燥、あるいは本体サイズを変えるなど技術を応用すれば足乾燥などにおいても適用できる。
本発明の実施の形態1の手乾燥装置の風の流れを示した縦断面図 同手乾燥装置のフィルターを挿入する状態を示す上部縦断面図 同手乾燥装置のフィルターを屈曲形状に装着する状態を示す上部縦断面図 同手乾燥装置のフィルターの取っ手を設けた例を示す斜視図 本発明の実施の形態2の手乾燥装置のフィルターの取っ手に指挿入穴を設けた例を示す斜視図 同手乾燥装置のフィルターの取っ手に指挿入穴を水平方向に設けた例を示す斜視図 本発明の実施の形態3の手乾燥装置のフィルターがリミットスイッチを押している状態を示すフィルター付近の部分縦断面図 同手乾燥装置のフィルターを外す際にリミットスイッチが離れる状態を示すフィルター付近の部分縦断面図 従来の手乾燥装置のフィルターを外す様子を示す縦断面図 同手乾燥装置の風の流れを示した縦断面図
符号の説明
1 本体
3 ファンモーター
6 乾燥空間
7 手挿入口
17 吸気風路
20 パッキン
21 フィルター
23 フィルター挿入口
24 取っ手部
24A 取っ手部
24B 取っ手部
25 指挿入穴
27 リミットスイッチ

Claims (11)

  1. 外部に向かって開口した手挿入口から手を抜き差しできる乾燥空間と、
    前記乾燥空間に高圧高速風を吹き出すファンモーターと、
    前記ファンモーターに空気が流入する風路吸気口と、
    前記ファンモーターと前記風路吸気口との間に吸気風路を有した本体とで構成され、
    前記乾燥空間の前記手挿入口近傍において前記乾燥空間に挿入される手に対して前記ファンモーターからの高圧高速風を吹き当てて、手に付着した水分を払拭あるいは乾燥させる手乾燥装置であって、
    前記乾燥空間は、前記本体の下部に前面側に突出して形成される水受けと、前記本体の上部に前記ファンモーターを内蔵して前面側に突出する外殻ケースとの間に形成され、
    前記手挿入口は、前記本体の前面側に、前記水受け前端と前記外殻ケース前端との間に形成され、
    前記吸気風路は、前記水受けの底部に設けた前記風路吸気口と前記外殻ケース内のファンモーターを連通するように前記本体背面側に設けられ、
    前記吸気風路内にフィルターを設け、前記乾燥空間内から手挿入口方向に向かって着脱することを特徴とした手乾燥装置。
  2. 吸気風路を乾燥空間と分離して設け、前記乾燥空間内にフィルター挿入口を設け、このフィルター挿入口から手挿入口方向に向かって抜き差しすることで前記フィルターが着脱することを特徴とした請求項1記載の手乾燥装置。
  3. フィルター挿入口とフィルターとの間にパッキンを設けたことを特徴とした請求項2記載の手乾燥装置。
  4. フィルターは、吸気風路断面に対して斜めに設けたことを特徴とする請求項1または2記載の手乾燥装置。
  5. フィルターを、屈曲形状に装着することを特徴とする請求項1、2、4のいずれかに記載の手乾燥装置。
  6. フィルターに、取っ手部を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の手乾燥装置。
  7. 取っ手部に、指挿入穴を設けたことを特徴とする請求項6記載の手乾燥装置。
  8. 指挿入穴の穴方向を、ほぼ水平方向としたことを特徴とする請求項7記載の手乾燥装置。
  9. フィルターに、緑茶カテキンを塗布したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の手乾燥装置。
  10. フィルターに、アレルゲン抑制剤を塗布したことを特徴とする請求項1〜6、9のいずれかに記載の手乾燥装置。
  11. フィルター挿入口に、フィルターの着脱状態を検知するリミットスイッチを設け、運転動作をさせることを特徴とする請求項2、3のいずれかに記載の手乾燥装置。
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