JP6035979B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄後の濡れた手を乾燥させるための手乾燥装置に関するものである。
従来より、洗浄後の濡れた手を、タオルやハンカチ等で払拭せず、手乾燥室に挿入された濡れた手に高速空気流を噴射して手に付着した水を吹飛ばして乾燥させる手乾燥装置が開発されている。例えば、特許文献1には、正面側と側面側に開放した手挿入部(手乾燥室)を備えた手乾燥装置が開示されている。
また、特許文献2には、上面が開放し側面には側板が設けられた乾燥室(手乾燥室)を備えた手乾燥装置が開示されている。
特開平6−209879号公報 特開2002−34835号公報
特許文献1に開示された手乾燥装置では、正面側と側面側に開放した手挿入部(手乾燥室)であるため、使用者が濡れた手を正面側だけでなく側面側からも手乾燥室へ挿入することができるので、挿入する腕をあまり縮めなくて手を挿入することができ、使い勝手がよいという利点があった。しかし、手乾燥室の側面側が開口しているので、吹出ノズルからの高速空気流で手から吹き飛ばされた水滴が手乾燥室の側面側の開口から外へ飛散しやすいという問題があった。
また、特許文献2に開示された手乾燥装置では、手乾燥室の側面に側板が設けられて塞がれているため、手から吹き飛ばされた水滴が手乾燥室の側面から外へ飛散することを防止できるという利点があった。しかし、手乾燥室が上面しか開口していないので使用者は手乾燥室の上面の開口部まで腕を縮めてから手を挿入する必要があり、非常に使い勝手が悪いという問題があった。
本発明は上述のような課題を解決するためになされたものであり、手乾燥室へ手を挿入しやすく、手乾燥室から外部への水滴飛散の少ない手乾燥装置を得るものである。
この発明に係る手乾燥装置においては、箱体と、箱体に設けられ上面および側面の上側に互いに繋げて開口を有する手乾燥室と、箱体に収納され高圧空気流を発生する高圧空気流発生装置と、手乾燥室に設けられ高圧空気流発生装置により発生された高圧空気流を手乾燥室に噴出させるノズルと、手乾燥室に設けられ手乾燥室の手の有無を検知する手検知センサと、手検知センサが手の有り状態を検知すると高圧空気流発生装置の動作を開始させ、その後に手検知センサが手の有り状態から手の無し状態を検知すると高圧空気流発生装置の動作を停止させる制御回路と、を備えた手乾燥装置であって、
上下方向において、ノズルより下方に手検知センサがあるとともに、手乾燥室の左右の側壁の上端がノズルより下方で手検知センサより上方にあるものである。
使用者が手乾燥室へ手を挿入しやすく、手乾燥室から外部への水滴飛散の少ない手乾燥装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1を示す手乾燥装置の右斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す手乾燥装置の右側面断面図である。 この発明の実施の形態1を示す手乾燥装置の正面パネル1aを外した正面図である。 この発明の実施の形態1を示す手乾燥装置の左斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す手乾燥装置の別の実施例の右側面断面図である。 この発明の実施の形態1を示す手乾燥装置の別の実施例の右側面断面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における手乾燥装置の外観を示す右斜視図である。また図2は、この発明を実施するための実施の形態1における手乾燥装置の右側面断面図である。また図3は、この発明の実施の形態1における手乾燥装置の正面パネル1aを外した正面図である。図1、図2及び図3において、箱体1は手乾燥装置の外郭をなし、箱体1には上部及び側部の上側一部が開口して手を自由に挿抜でき、側面から見て下方に背面方向に傾斜を有してほぼU字状の空間の手乾燥室2が設けられている。また箱体1の内部には高圧の空気流を発生させる高圧空気流発生装置3及び高圧空気流発生装置3の運転を制御する制御手段4が設けられている。手乾燥室2に設けられた手乾燥室2の手の有無を検知する第一の手検知センサ7および第二の手検知センサ8から出力された信号に基づき制御手段4が高圧空気流発生装置3の運転を制御し、高圧空気発生装置3で発生させた空気流を手乾燥室2の内壁面に設けられたノズル5から手乾燥室2の中に噴出させている。手乾燥室2の底面を構成する底壁2dの左右端には手乾燥室2内の水を排水する排水口(図示せず)が設けられ、排水口(図示せず)には水を通す排水路6の一端が取り付けられ、排水路6の他端(図示せず)の下方には排水路6を通って排水された水を溜めるタンク9が着脱自在に箱体1に取り付けられている。
手乾燥室2について説明すると、手乾燥室2は、正面側の内壁である前壁2aと、前壁2aに対向し背面側の内壁である後壁2bと、前壁2aの下側と後壁2bの下側に繋がり底面側の壁面である底壁2dで構成された空間で、側面から見て上方が開口し有底のほぼU字状の形状をしている。更に、手乾燥室2の左右の両側面には、側面側の壁面である側壁2cが手乾燥室2の上側部分を除き下側を全て塞ぐように前壁2a、後壁2bおよび底壁2dに繋がって設けられている。従って、手乾燥室2の下側は前壁2a、後壁2b、左右の側壁2cおよび底壁2dで囲まれた空間であり、手乾燥室2の上側は前壁2aと後壁2bで囲まれた空間であるとともに、上方に開口した上部開口部20aを備え、また側方に開口した側部開口部20bを左右に備え、外部から手乾燥室2の中へ手を抜き差し可能になっている。側壁2cの上側の端部である上端2eは、手乾燥室2の上下方向の中央より上方に位置するとともにノズル5より下方に位置するように設けられている。また、前壁2a、後壁2b、側壁2cおよび底壁2dは抗菌剤を含浸させた樹脂材料からでできているおり、更にその表面には、シリコン系もしくはフッ素系等の撥水性コ−ティングまたは酸化チタン等の親水性があるコ−ティングがなされ、そのため手乾燥室2の内壁の表面の汚れ付着を低減させるとともに菌の繁殖を低減させる処理が施されている。
ノズル5は、手乾燥室2の上開口部20aの近くの前壁2a及び後壁2bに互いに対向して設けられ、それぞれのノズル5は箱体1の正面から見て左右方向に波形状に延びるスリット状の開口穴を左右方向に概ね直線状に配置して構成され、手乾燥室2の奥側に向かうように斜め下方に向って空気を噴出するような噴出角度になっている。また、前壁2a及び後壁2bのそれぞれのノズル5の噴出方向の中心軸(開口穴の中心軸)同士の交点Pの位置が、上下方向において側壁2cの上端2eより下方でほぼ第一の手検知センサ7の手検知範囲位置とほぼ同等になっており、図2では手検知センサ7の光軸上とほぼ同等になっている。
第一の手検知センサ7は、赤外線を発光する発光素子7aと発光素子7aで発光した赤外線を受光する受光素子7bとの一対で構成され、発光素子7aは前壁2aに設けられ、受光素子7bは後壁2bに設けられ、手乾燥室2を挟んで互いに対向している。発光素子7aおよび受光素子7bは、上下方向において手乾燥室2の中央より上方かつノズル5よりも下方かつ側壁2cの上端2eよりも下方に位置している。同様に、第二の手検知センサ8は、赤外線を発光する発光素子8aと発光素子8aで発光した赤外線を受光する受光素子8bとの一対で構成され、発光素子8aは前壁2aに設けられ、受光素子8bは後壁2bに設けられ、手乾燥室2を挟んで互いに対向している。発光素子8aおよび受光素子8bは、上下方向において第一の手検知センサ7より下方で手乾燥室2の中央より下方に位置している。第一の手検知センサ7と第二の手検知センサ8は、前壁2aおよび後壁2bに上下方向の位置は同じで左右方向に間隔を空けてそれぞれ複数設けられている。第一の手検知センサ7は、発光素子7aと受光素子7bとの間に遮蔽するものが何も無い(手が無い)状態であれば発光素子7aから発光された赤外線を受光素子7bで直接受光できるため受光素子7bでの赤外線の受光レベルが高く、発光素子7aと受光素子7bとの間に手などの遮蔽物がある状態であれば、発光素子7aから発光された赤外線が遮断され受光素子7bで直接受光できなくなることで受光素子7bの赤外線の受光レベルが低くなる。その受光素子7bの受光レベルに応じた信号に基づいて制御手段4に設けられたマイコン(図示せず)が手の有無の判断している。また第二の手検知センサ8も第一の手検知センサ7と同様である。
箱体1の内部について説明する。箱体1の内部には高圧空気流を生成する高圧空気流発生装置3が設けられ、高圧空気流発生装置3の排気側を囲んで排気チャンバ11が設けられ、排気チャンバ11には、排気チャンバ11内の空気を排出する排気口11aが設けられている。排気口11aには、高圧空気流発生装置3で生成された排気チャンバ11内の高圧空気流を加熱する電気ヒータ15が設けられている。排気口11aには正面側と背面側に分岐した通風路である前排気ダクト12aおよび後排気ダクト12bが接続して設けられ、前排気ダクト12aは前壁2aに設けられたノズル5と連通し、後排気ダクト12bは後壁2bに設けられたノズル5と連通している。また、高圧空気流発生装置3の吸気側は通風路である吸気ダクト10の一方端に接続され、吸気ダクト10の内壁には高圧空気流発生装置3からの騒音を低減させるために吸音材(図示せず)が貼り付けられている。吸気ダクト10の他方端は箱体1の底部に下方に開口した吸気口13に接続され、吸気口13の入口部にはエアフィルタ14が着脱可能に設けられている。
制御手段4は高圧空気流発生装置3や電気ヒータ15の運転などを制御する制御回路4aとケース4b、カバー4c、放熱器4dから構成される。制御回路4aには、FET素子、IGBT素子などのスイッチング素子、電解コンデンサなどの比較的大きな電子部品が用いられる。制御回路4a上のスイッチング素子は、高圧空気流発生装置3の駆動時に発熱するため放熱させて故障を防ぐ必要がある。そのため、高圧空気流発生装置3の制御回路4aには一般的にスイッチング素子に密接した放熱器4dが設けられる。その放熱器4dは、吸気ダクト10に挿入され、高圧空気流発生装置3の動作時に吸気ダクト10の中を通る空気流によって冷却される構造となっている。放熱器4dは熱伝導率の良いアルミ製とし、フィン形状となっている。
図4は、この発明の実施の形態1における手乾燥装置の外観を示す左斜視図で、操作部16の扉16dを開いた状態を示すものである。図4に示すように、箱体1の左側面には外部から操作可能な操作部16が設けられ、操作部16には開閉可能な扉16dが設けられ、扉16dを開くと電源のON−OFFを切り替える電源スイッチ16a、高圧空気流発生装置3の動作時の風量を調節する風量調節器16b、及び電気ヒータ15のON/OFFを切り替えるヒータスイッチ16cが操作可能に設けられている。
次に動作について説明する。使用者が手乾燥装置の正面側に立ち、手乾燥装置の上部の上部開口部20aまたは側部開口部20bから手乾燥室2の中へ濡れた手を入れ、更に手乾燥室2の下方(奥側)へと挿入させ、挿入された手の先端などで第二の手検知センサ8の赤外線が遮られると制御回路4のマイコン(図示せず)が手有りと判断して高圧空気流発生装置3の運転を開始させる。高圧空気流発生装置3が運転されると、外部の空気がエアフィルタ14で埃が除去されて吸気口13から吸い込まれ、吸気ダクト10を通って高圧空気流発生装置3の吸込側に吸い込まれ、吸い込んだ空気は高圧空気流発生装置3で高圧空気にされる。
高圧空気流発生装置3で高圧化された高圧空気は、高圧空気流発生装置3の排気側から排気チャンバ11内に排気され、ヒータスイッチ16cがONの場合には電気ヒータ15で加熱される。加熱された高圧空気および排気口11aを通った高圧空気は、混合されるとともに前排気ダクト12aおよび後排気ダクト12bに分けられる。前排気ダクト12aおよび後排気ダクト12bに分けられた高圧空気は前壁2aおよび後壁2bに設けられたノズル5でそれぞれ高圧空気から高速空気に変換され手乾燥室2の中へ温風の高速空気が噴出される。上部開口部20aの近傍に左右方向に略直線状にノズル5が設けられているので、左右方向に延びたエアーカーテン状の高速空気が上部開口部20a近傍で噴出され、手乾燥室2の中に挿入されている使用者の手首または手首付近の手の甲および掌の両面に当たる。ノズル5の噴出方向は水平方向より下方へ傾いていて手乾燥室2の奥側へ向かっているため、ノズル5から噴出される高速空気も水平方向より下方へ傾いていて手乾燥室2の奥側に向って噴出される。そのため、手に対して垂直ではなく指先方向に向って傾いて衝突するので、ノズル5から噴出された高速空気の大部分は手に衝突した後、手に沿って手首から指先方向に向って流れ、手に付着している水の大部分も手に沿って手首から指先方向に向って流れ、指先から剥離され水滴となって吹き飛ばされる。そして、使用者が挿入している手を上部開口部20aから手乾燥室2の外へ引き抜き始めることで、手への高速空気の衝突位置が手首付近から指先に向かって徐々に移動し、手首付近から指先へと水滴が除去され手を乾燥させることができる。
使用者が手を抜き続けると、手への高速空気の衝突位置が手の平や甲の手首から指の根元までのゾーンから指のゾーンに移動する。指のゾーンでは特に使用者が意識しない限り指と指との間に隙間があり、その隙間では前壁2a側のノズル5から噴出された高速空気と対向する後壁2b側のノズル5から噴出された高速空気が直接衝突し合うことや、平面がない指の形状の影響で、衝突後の高速空気の方向が乱れてしまうため、手から剥離され指先から飛ぶ水滴が手乾燥室2の中に広範囲に飛ぶようになる。
使用者が更に手を抜くと、第一の手検知センサ7の赤外線が挿入された手で遮られた状態から遮られない状態になり、制御回路4のマイコン(図示せず)が手有りの状態から手無しと判断して高圧空気流発生装置3の運転を停止させる。このとき上下方向において、第一の手検知センサ7より側壁2cの上端2eが上方に位置しているので、挿入された指先が上端2eより下方の位置で高速空気流発生装置3が停止される。そのため、指先から広範囲に飛んだ水滴も前壁2a、後壁2b、側壁2cおよび底壁2dで回収することができる。濡れた手から吹き飛ばされ剥離した水滴は手乾燥室2に飛ばされ、前壁2a、後壁2bおよび側壁2cに当たって流下し、手乾燥室2の底部の底壁2dに設けられた排水口(図示せず)から排水路6を通ってタンク9に回収される。
次に、実施の形態1の第一の検知センサ7および第二の手検知センサ8の別の実施例について説明する。図5はこの発明の実施の形態1における別の実施例の手乾燥装置の右側面断面図である。第一の手検知センサ7は、赤外線を発光する発光素子(図示せず)と発光素子(図示せず)から発光され反射して戻ってきた赤外線を受光する受光素子(図示せず)を一体で備えた反射式センサで構成され、発光方向および受光方向が前壁2aに向って後壁2bに設けられている。また第一の検知センサ7は上下方向において手乾燥室の中央より上方かつノズル5よりも下方かつ側壁2cの上端2eよりも下方に位置している。第二の手検知センサ8は、赤外線を発光する発光素子8aと発光素子8aで発光した赤外線を受光する受光素子8bとの一対で構成され、発光素子8aは前壁2aに設けられ受光素子8bは後壁2bに設けられ、手乾燥室2を挟んで互いに対向している。発光素子8aは、上下方向において第一の手検知センサ7より下方であり手乾燥室2の中央より下方に位置しているとともに、受光素子8bは上下方向において乾燥室2の中央より上方で、第一の手検知センサ7とほぼ同位置に設けられている。また、第一の手検知センサ7と第二の手検知センサ8は、上下方向の位置は同じで手乾燥室2の左右方向に間隔を空けてそれぞれ複数設けられている。また、前壁2a及び後壁2bのそれぞれのノズル5の噴出方向の中心軸(開口穴の中心軸)同士の交点Pの位置が、上下方向において側壁2cの上端2eより下方でほぼ第一の手検知センサ7の手検知範囲位置とほぼ同等になっており、図4では手検知センサ7の光軸上とほぼ同等になっている。
第一の手検知センサ7は、手などの反射物が近くに無い(手が無い)状態であれば第一の手検知センサ7の発光素子(図示せず)から発光された赤外線が反射されて第一の手検知センサ7の受光素子(図示せず)で受光される赤外線の受光レベルが低く、近くに手などの反射物がある状態であれば、第一の手検知センサ7の発光素子(図示せず)から発光された赤外線が手などに反射されて第一の手検知センサ7の受光素子(図示せず)で受光される赤外線の受光レベルが高くなる。その第一の手検知センサ7の受光素子(図示せず)の受光レベルに応じた信号に基づいて制御手段4に設けられたマイコン(図示せず)が手の有無の判断している。第二の手検知センサ8は、発光素子8aと受光素子8bとの間に手などの遮蔽物が何も無い(手が無い)状態であれば発光素子8aから発光された赤外線を受光素子8bで直接受光でき受光素子8bでの赤外線の受光レベルが高く、発光素子8aと受光素子8bとの間に手などの遮蔽物がある状態であれば、発光素子8aから発光された赤外線が遮断され受光素子8bで直接受光できなくなることで受光素子8bでの赤外線の受光レベルが低くなる。その受光素子8bの受光レベルに応じた信号に基づいて制御手段4に設けられたマイコン(図示せず)が手の有無の判断している。
尚、本実施例では、前壁2a及び後壁2bのそれぞれのノズル5の噴出方向の中心軸(開口穴の中心軸)同士の交点Pの位置が、上下方向においてほぼ第一の手検知センサ7の手検知範囲位置とほぼ同等になっており、図3または図4では手検知センサ7の光軸上とほぼ同等になっている例を示したが、交点Pの位置について別の実施例を説明する。図6はこの発明の実施の形態1における別の実施例の手乾燥装置の右側面断面図である。交点Pの位置は乾燥性能が多少劣っても手乾燥室2から外部への水滴飛散を更に防止したい場合には、第一の手検知センサ7の手検知範囲位置より下方にしてもよく、図6に示すように手検知センサ7の光軸より下方にしてもよい。
また、本実施例では、手乾燥室2の上面に上部開口部20aを設け、手乾燥室2への手の挿入方向が上下方向である手乾燥装置を示したが、手乾燥装置の箱体1の正面に手乾燥装置の開口部を設け、手を正面側から背面側に向って水平方向に挿入するような手乾燥装置にしてもよい。
以上の構成の手乾燥装置によれば、ノズル5からの高速空気は手乾燥室2の奥側に向かい水平方向より下側に向って噴出されているので、手に対して垂直ではなく指先方向に向って傾いて衝突するので、手乾燥室2に挿入された濡れた手から剥離されて飛ぶ水滴の大部分は水平方向より下側に向って(手乾燥室2の奥側に向かって)飛ぶことになる。そして、手の平や甲の手首から指の根元までのゾーンの乾燥では、手の平や甲は多少の凹凸はあるものの概略平面形状であり前壁2a側のノズル5から噴出された高速空気と対向する後壁2b側のノズル5から噴出された高速空気が手の領域内で直接衝突し合うことがないので、ノズル5から噴出された高速空気の大部分は手に衝突した後、手に沿って手首から指先方向に向って流れ、手に付着している水の大部分も手に沿って手首から指先方向に向って流れ、指先から剥離され水滴となって吹き飛ばされるが、指のゾーンの乾燥では、特に使用者が意識しない限り指と指との間に隙間があり、その隙間では前壁2a側のノズル5から噴出された高速空気と対向する後壁2b側のノズル5から噴出された高速空気が直接衝突し合うことや、平面がない指の形状の影響で、衝突後の高速空気の方向が乱れてしまうため、手から剥離され指先から飛ぶ水滴の方向が水平方向より下向きではあるものの広範囲になる。しかし、手乾燥室2の左右の側壁2dの上端2eが第一の手検知センサ7より上方に位置しているので、ノズル5からの高速空気が噴出されているときは挿入されている指先が上端2eより下方に位置するため指先から飛ぶ水滴の方向が広範囲になっても水平方向より下方に向って飛ぶので左右の側壁2cで飛んだ水滴を捕集することができ、手乾燥室2の側面から水滴が外部に飛散することを防止できる。
また、上端2eがノズル5より下方にあるので、使用者が手乾燥室2へ手を挿入するとき、手乾燥室2には上面開口20aだけでなく側面開口20bがあり側面が開口しているので手乾燥室2の上面開口部20aまで腕を縮めて上から下へと手を挿入しなくても、腕をある程度縮めれば左右の側面開口部20bから手をスムーズに挿入することができ、使い勝手を良くすることができる。
また、前壁2aと後壁2bに対向してそれぞれ設けられたそれぞれのノズル5の開口穴の中心軸同士の交点Pが側壁2cの上端2eより下方にあるので、指の長さに係らず指先から剥離されて水滴がと飛び始める位置が上端2eより下方になるので、水滴の総量は少ないが親指や小指なのどの短い指の先端から剥離されて飛ぶ水滴も左右の側壁2cで捕集することができ、手乾燥室2の側面から外部への水滴飛散防止を更に向上させることができる。
また、上下方向において、交点Pが第一の手検知センサ7と同等位置または下方にすれば、使用者が手乾燥室2に入れた手を非常にゆっくりと引き抜いた場合でも、ノズル5からの高速空気が手首付近から手の指先まで当たってから第一の手検知センサ7の赤外線が挿入された手で遮られた状態から遮られない状態になり手無しと判断され高圧空気流発生装置3の運転が停止されるので、ノズル5からの高速空気が引き抜き途中の手に当てている状態で高速空気が停止することがなく、確実に指先まで高速空気を当ててから停止させることができ、使用者の手の引き抜き速度に影響されることなく指先まで乾燥させることができる。
1 箱体
1a 正面パネル
2 手乾燥室
2a 前壁
2b 後壁
2c 側壁
2d 底壁
2e 上端
3 高圧空気流発生装置
4 制御手段
5 ノズル
6 排水路
7 第一の手検知センサ
7a 発光素子
7b 受光素子
8 第二の手検知センサ
8a 発光素子
8b 受光素子
9 タンク
10 吸気ダクト
11 排気チャンバ
11a 排気口
12a 前排気ダクト
12b 後排気ダクト
13 吸気口
14 エアフィルタ
15 電気ヒータ
16 操作部
16a 電源スイッチ
16b 風量調節器
16c ヒータスイッチ
16d 扉
20a 上部開口部
20b 側部開口部
P 交点

Claims (5)

  1. 箱体と、前記箱体に設けられ上面および側面の上側に互いに繋げて開口を有する手乾燥室と、前記箱体に収納され高圧空気流を発生する高圧空気流発生装置と、前記手乾燥室に設けられ前記高圧空気流発生装置により発生された高圧空気流を前記手乾燥室に噴出させるノズルと、前記手乾燥室に設けられ前記手乾燥室の手の有無を検知する第一の手検知センサと、前記手乾燥室に前記第一の手検知センサより下方に設けられ前記手乾燥室の手の有無を検知する第二の手検知センサと、前記第二の手検知センサが手の有り状態を検知すると前記高圧空気流発生装置の動作を開始させ、その後に前記第一の手検知センサが手の有り状態から手の無し状態を検知すると前記高圧空気流発生装置の動作を停止させる制御回路と、を備えた手乾燥装置であって、
    上下方向において、前記ノズルより下方に前記第一の手検知センサがあるとともに、前記手乾燥室の左右の側壁の上端が前記ノズルより下方で前記第一の手検知センサより上方にあることを特徴とする手乾燥装置。
  2. 箱体と、前記箱体に設けられ上面および側面の上側に互いに繋げて開口を有する手乾燥室と、前記箱体に収納され高圧空気流を発生する高圧空気流発生装置と、前記手乾燥室に設けられ前記高圧空気流発生装置により発生された高圧空気流を前記手乾燥室に噴出させるノズルと、前記手乾燥室に設けられ前記手乾燥室の手の有無を検知する手検知センサと、前記手検知センサが手の有り状態を検知すると前記高圧空気流発生装置の動作を開始させ、その後に前記手検知センサが手の有り状態から手の無し状態を検知すると前記高圧空気流発生装置の動作を停止させる制御回路と、を備えた手乾燥装置であって、
    上下方向において、前記ノズルより下方に前記手検知センサがあるとともに、前記手乾燥室の左右の側壁の上端が前記ノズルより下方で前記手検知センサより上方にあることを特徴とする手乾燥装置。
  3. 前記ノズルが前記手乾燥室の前壁と後壁に対向してそれぞれ設けられ、上下方向において前記ノズルの開口穴の中心軸同士の交点が前記側壁の上端より下方にあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の手乾燥装置。
  4. 前記側壁が前記手乾燥室の上側部分を除き下側を全て塞いでいることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の手乾燥装置。
  5. 箱体と、前記箱体に設けられ上面および側面の上側に互いに繋げて開口を有する手乾燥室と、前記箱体に収納され高圧空気流を発生する高圧空気流発生装置と、前記手乾燥室に設けられ前記高圧空気流発生装置により発生された高圧空気流を前記手乾燥室に噴出させるノズルと、前記手乾燥室に設けられ前記手乾燥室の手の有無を検知する第一の手検知センサと、前記手乾燥室に前記第一の手検知センサより下方に設けられ前記手乾燥室の手の有無を検知する第二の手検知センサと、前記第二の手検知センサが手の有り状態を検知すると前記高圧空気流発生装置の動作を開始させ、その後に前記第一の手検知センサが手の有り状態から手の無し状態を検知すると前記高圧空気流発生装置の動作を停止させる制御回路と、を備えた手乾燥装置であって、
    上下方向において、前記ノズルより下方に前記第一の手検知センサがあるとともに、前記手乾燥室の左右の側壁の上端が前記ノズルより下方で前記第一の手検知センサより上方にあり、前記ノズルが前記手乾燥室の前壁と後壁に対向してそれぞれ設けられ、上下方向において前記ノズルの開口穴の中心軸同士の交点が前記第一の手検知センサと同等位置または下方にあることを特徴とす手乾燥装置。
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