JP5585015B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、洗面所やトイレ等で手を洗い、濡れた手を乾燥させる手乾燥装置に関する。
従来の可動ノズルを用いた手乾燥装置の事例は、例えば特許文献1に記載されている。図11に従来の手乾燥装置の構成を示す。これによれば気体供給手段103により発生する噴流を、吹き出すノズル101から駆動手段102を用いて手を挿入する方向に対して平行にノズルを可動させるものであり、手を挿入した際はノズル101から出る噴流が手首に当たり、時間とともにノズル101が可動して指先に噴流を当てる動作を行うことで手に付着した水滴を短時間に乾燥するものである(例えば、特許文献1)。
特許第3794333号公報
このような手乾燥装置では、ノズルを可動させて手に付着した水滴を吹き飛ばし手の乾燥をさせているので、このノズルの動作が乾燥性能すなわち乾燥時間に大きく影響する。
そして、手乾燥装置を長期にわたり、乾燥性能を維持安定させることが課題であった。
そこで、本発明では、長期にわたり乾燥性能を維持安定させる手乾燥装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、外部に向かって開口した挿入口から挿入された手を乾燥する乾燥室と、前記乾燥室に手が挿入されたことを検知する手検知手段と、前記挿入された手に向けて乾燥室の上端側で空気を送出するノズルと、前記ノズルから送出する空気を送風する送風装置と、前記ノズルの噴出し方向を可動させるノズル可動機構とこのノズル可動機構を駆動するノズルモータとからなるノズル駆動手段と、前記手検知手段の検知した手検知信号により、前記送風装置とノズル駆動手段を駆動する制御部とを備え、前記制御部は、前記ノズルモータの回転数を検知する回転数計測手段と、前記手検知手段による手検知信号をもとに前記送風装置と、前記ノズルモータを駆動する運転制御手段と、前記回転数計測手段により計測した回転数をあらかじめ記憶しておく第1記憶手段と、このときにノズルモータを駆動した回転数指令値を記憶する第2記憶手段とを有し、前記運転制御手段は、前記ノズルモータの回転数を前記第1記憶手段に記憶した回転数をもとに第2記憶手段に記憶した回転数指令値を補正する制御を行うものであり、これにより所期の目的を達成する。
本発明によれば、外部に向かって開口した挿入口から挿入された手を乾燥する乾燥室と、前記乾燥室に手が挿入されたことを検知する手検知手段と、前記挿入された手に向けて乾燥室の上端側で空気を送出するノズルと、前記ノズルから送出する空気を送風する送風装置と、前記ノズルの噴出し方向を可動させるノズル可動機構とこのノズル可動機構を駆動するノズルモータとからなるノズル駆動手段と、前記手検知手段の検知した手検知信号により、前記送風装置とノズル駆動手段を駆動する制御部とを備え、前記制御部は、前記ノズルモータの回転数を検知する回転数計測手段と、前記手検知手段による手検知信号をもとに前記送風装置と、前記ノズルモータを駆動する運転制御手段と、前記回転数計測手段により計測した回転数をあらかじめ記憶しておく第1記憶手段と、このときにノズルモータを駆動した回転数指令値を記憶する第2記憶手段とを有し、前記運転制御手段は、前記ノズルモータの回転数を前記第1記憶手段に記憶した回転数をもとに第2記憶手段に記憶した回転数指令値を補正する制御を行うものであり、制御部は、手を検知して運転を開始するときに、第1記憶手段にあらかじめ記憶した前回の運転時に計測したノズルモータの回転数をもとにこのノズルモータの回転数を所定の値になるように第2記憶手段に記憶した回転数指令値を補正してノズルモータの制御を行うもので、ノズル駆動手段の動作を安定させることができる。そして、手乾燥性能を長期にわたり維持安定させることができる。
本発明の実施の形態1の手乾燥装置の概観図 同ノズル駆動手段の構造を示す図 同ノズル駆動手段の主要部を示す断面図 同制御部の構成を示すブロック図 同別の制御部の構成を示すブロック図 同実施の形態2の運転制御手段の構成を示す図 同動作を説明する図 同実施の形態3の手乾燥装置の制御部の構成を示す図 同起動アルゴリズムを説明するフローチャート 同動作を説明する図 従来の手乾燥装置の図
本発明の請求項1記載の手乾燥装置は、外部に向かって開口した挿入口から挿入された手を乾燥する乾燥室と、前記乾燥室に手が挿入されたことを検知する手検知手段と、前記挿入された手に向けて乾燥室の上端側で空気を送出するノズルと、前記ノズルから送出する空気を送風する送風装置と、前記ノズルの噴出し方向を可動させるノズル可動機構とこのノズル可動機構を駆動するノズルモータとからなるノズル駆動手段と、前記手検知手段の検知した手検知信号により、前記送風装置とノズル駆動手段を駆動する制御部とを備え、前記制御部は、前記ノズルモータの回転数を検知する回転数計測手段と、前記手検知手段による手検知信号をもとに前記送風装置と、前記ノズルモータを駆動する運転制御手段と、前記回転数計測手段により計測した回転数をあらかじめ記憶しておく第1記憶手段と、このときにノズルモータを駆動した回転数指令値を記憶する第2記憶手段とを有し、前記運転制御手段は、前記ノズルモータの回転数を前記第1記憶手段に記憶した回転数をもとに第2記憶手段に記憶した回転数指令値を補正する制御を行うものである。
これにより、制御部は、手を検知して運転を開始するときに、第1記憶手段にあらかじめ記憶した前回の運転時に計測したノズルモータの回転数もとにこのノズルモータの回転数を所定の値になるように第2記憶手段に記憶した回転数指令値を補正してノズルモータの制御行うこととなり、ノズル駆動手段の動作を安定させることができる。そして、手乾燥性能を長期にわたり維持安定させることができる。
また、本発明の請求項2記載の手乾燥装置は、制御部は、計測した少なくとも二つの回転数データを記憶する記憶手段を有し、前回までの運転により計測した少なくとも一つの回転数をもとにノズルモータの回転数を所定の値になるように制御することを特徴とする。
これにより、前回の運転時に記憶されたノズルモータの回転数値から平均値を算出して、この平均値をもとにより正確に回転数指令値を算出するものである。そして、手乾燥性能を長期にわたり維持安定させることができる。
また、本発明の請求項3記載の手乾燥装置は、手乾燥装置は、制御部は、記憶した回転数の最大値と最小値のいずれかまたは両方を除いた回転数をもとにノズルモータの回転数指令値を決定することを特徴とする。
これにより、外乱によるノイズの影響を除去して、より正確な回転数指令値を算出することができる。そして、手乾燥性能を長期にわたり維持安定させることができる。
また、本発明の請求項4記載の手乾燥装置は、手乾燥装置は、回転数計測手段は、送風装置が運転を開始してから第一の所定時間経過後に回転数計測手段から回転数を計測することを特徴とする。
これにより、送風装置が運転を開始してから計測した第一の所定時間後にノズルモータの回転数を計測することで、手乾燥装置の動作が安定した時点でのノズルモータの回転数を検知して、次回の運転時にノズル駆動機構の状態を考慮したノズルモータの運転を行うことができ、長期にわたり手乾燥装置の性能を維持安定させることができる。
また、本発明の請求項5記載の手乾燥装置は、回転数計測手段は、手検知手段が手を検知しなくなった後に第二の所定時間送風装置及びノズル駆動手段を駆動し、前記第二の所定時間内に回転数計測手段から回転数を計測することを特徴とする。
これにより、手が乾燥室から抜き去られた状態で、ノズルモータの回転数を計測することになるので、挿入された手の影響をなくした状態で回転数正確に計測することができる。このようにして、回転数を計測することで、ノズル駆動機構の状態をより正確に把握して、次回のノズルモータの駆動を行うことができる。そして、手乾燥性能を長期にわたり維持安定させることができる。
また、本発明の請求項6記載の手乾燥装置は、回転数計測手段は、計測した回転数が第一の回転数以上かつ第二の回転数未満の場合に計測した回転数を記憶手段に記憶させることを特徴とする。
これにより、偶発的な原因の影響をなくして回転数を記憶させることができる。そして、ノズル駆動機構の状態を正確に把握して、次回ノズルモータを駆動させることになる。このようにして、手乾燥性能を長期にわたり維持安定させることができる。
また、本発明の請求項7記載の手乾燥装置は、手乾燥装置は、回転方向を正逆できるノズルモータを備え、前記運転制御手段は、前記回転数計測手段により計測した回転数が第一の回転数未満の際に、次回の前記ノズルモータの回転方向を反転させることを特徴とする。
これにより、前回の運転時にノズルモータの回転数が第一の回転数未満であったときには、ノズルモータは回転方向が反転されて起動させるので、回転数の低下に起因するノズル駆動手段へ付着した水垢を代表とする汚れを逆方向の回転により除去することもできる。そして、手乾燥性能を長期にわたり維持安定させることができる。
また、本発明の請求項8記載の手乾燥装置は、運転制御手段は、ノズルモータの回転方向を正転または逆転に切り替えるノズルモータ駆動手段を備え、制御部は、前記ノズルモータの回転方向毎に回転数を記憶する第1記憶手段を備えたものである。
これにより、制御部はノズルモータの回転方向毎に回転数を第1記憶手段に記憶することで、より正確にノズル駆動手段の状態をノズルモータの回転数から検出して、次回のノズルモータの駆動を行うことができる。そして、手乾燥性能を長期にわたり維持安定させることができる。
また、本発明の請求項9記載の手乾燥装置は、運転制御手段は、送風装置を駆動する送風駆動手段と前記送風装置の送風量を設定する風量設定手段とを備え、制御部は、送風装置の風量設定値毎に回転数を記憶する第1記憶手段を備えたものである。
これにより、制御部は、送風装置の風量設定値毎に回転数を第1記憶手段に記憶することで、より正確にノズル駆動手段の状態をノズルモータの回転数から検出して、次回のノズルモータの駆動を行うことができる。そして、手乾燥性能を長期にわたり維持安定させることができる。
また、本発明の請求項10記載の手乾燥装置は、手乾燥装置は、運転制御手段は、ノズルモータの起動時アルゴリズムを有し、回転数計測手段により計測した回転数が第一の回転数未満の時には、次回の前記ノズルモータの初期駆動出力値を増大することを特徴とする。
これにより、ノズルモータの初期回転数指令値を増大することで回転数の低下に起因するノズル駆動手段へ付着した水垢を代表とする汚れを除去することができる。そして、手乾燥性能を長期にわたり維持安定させることができる。
また、本発明の請求項11記載の手乾燥装置は、手乾燥装置は、制御部は、カウンタと表示手段とを有し、回転数計測手段により計測した回転数が第一の回転数未満であることが所定の回数以上連続してカウントされた場合に表示手段にて点検を促すことを特徴とする。
これにより、反転要求信号を連続して、所定の回数受信した場合には、制御部の作用により、自動的に手乾燥性能を維持することが不可能と判断して、点検を促す表示を発信するので、使用者による点検、清掃を実施して、速やかに性能を回復させることができる。そして、手乾燥性能を長期にわたり維持安定させることができる。
また、本発明の請求項12記載の手乾燥装置は、制御部は、不揮発性メモリーで構成した第3記憶手段を備え、第2記憶手段の記憶している回転数指令値を定期的に第3記憶手段に記憶することを特徴とする。
これにより、停電やメンテナンスで電源の供給が途絶えた後に運転を開始した時には、第3記憶手段に記憶している回転数指令値を第2記憶手段へ記憶させて、この回転数指令値でノズルモータを駆動することとなり、あらかじめ第1の記憶手段に記憶しておく回転数は電源の供給が途絶えたときに記憶が失われても、次の運転開始時に前回の運転時と同等の乾燥性能を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
まずは、本実施の形態の基本となる機構部分の構成について説明する。
図1に示すように、手乾燥装置の本体1は、手を挿入する乾燥室2と、乾燥室2へ空気を送る送風装置3から構成される。
送風装置3は、例えば高静圧のターボファンとこのターボファンを駆動する交流の整流子モータを有し、商用電源を位相制御して送風風量の調整を行うものである。
また乾燥室2は、本体1の上部に位置し、外部に向かって開口した手の挿入口4と、上部側には、前記送風装置3から送られた空気を乾燥室2内に挿入された手に向けて送出するノズル5および、乾燥室2内に挿入された手を検知する手検知手段6を備えている。
また手検知手段6は、焦電型の赤外センサーを用いたものを特に挿入口4の入り口付近に配置するものである。
そして、本体1の下面には外部から空気を取り入れる吸込口7と、本体1内部に吸込口7から取り入れた空気を送風装置3によってノズル5へ案内する内部ダクト8を備えることにより、吸込口7から送風装置3を経由してノズル5まで空気の送風を可能にしている。
ノズル5は、乾燥室2の上端側にあって、前記手検知手段6よりは、乾燥室2内側に配置し、乾燥室2へ挿入する手の挿入方向に対して横方向すなわち水平方向に複数個を配置するものである。さらに、挿入口4の長手方向の対向する二つの側面に配置している。つまり、ノズル5は、挿入口4から乾燥室2へ挿入された手のひらと甲の両面側から対向させて空気を当てるように配置している。
また、複数のノズル5は、図1に示すように、内部ダクト8に連通する吹き出しダクト9に接続されている。
このノズル5は、例えばABSやPPで形成した円筒状のノズルであって、図3に示すように、先端部5aを自由端として、根元部5bを吹き出しダクト9の終端部9aに設けたノズル弾性保持部材10で保持させるものである。
また、ノズル5の中央部5cには図3に示すように、中央部5cを往復可動させるノズル可動機構11として、例えば板状の案内板12が複数のローラ13によって水平方向に直線運動可能に支持され、案内板12に設けられた複数の開口穴14にノズル5を貫通させる構成を備えることにより、案内板12が往復運動した際には開口穴14とノズル5が干渉し、中央部5cは案内板12の往復運動方向に繰り返し傾斜する構成を実現することができる。つまり、案内板12の往復運動が中央部5cに伝わって、ノズル5は、根元部5bを支点に先端部5aが中央部5cより大きく弧を描いて往復運動をする構成となっている。すなわちノズル5の先端部5aを円弧状に往復可動させるものである。そして、図2に示すように、このノズル可動機構11を駆動するノズルモータ15と、このノズルモータ15の回転運動をノズル可動機構11の往復運動へ変換するクランク16とクランク連結帯17を備える。すなわちノズルモータ15でクランク16を回転させて、クランク連結帯17に連結した案内板12を左右水平方向に往復運動させる構成としている。
このようにノズル5の噴出し方向を可動させるノズル可動機構11とこのノズル可動機構11を駆動するノズルモータ15とを主構成部品として、さらにクランク16とクランク連結帯17とを備えノズル駆動手段18を構成している。
また上記のように、ノズル5は、吹き出し方向を可動させるノズル駆動手段18に組み込まれている。
次に、本実施の形態の中心となる構成について説明する。
図4に示すように、本体1には、前記手検知手段6の検知した手検知信号により、前記送風装置3とノズル駆動手段18を駆動する制御部20を備えている。
この制御部20は、前記ノズルモータ15の回転数を検知する回転数計測手段21と、前記手検知手段6による手検知信号をもとに前記送風装置3と前記ノズルモータ15を駆動する運転制御手段22と、前記回転数計測手段21により計測した回転数をあらかじめ記憶しておく第1記憶手段23aと、このときにノズルモータ15を駆動した回転指令値を記憶させる第2記憶手段23bとを有する。
ここでノズルモータ15は、回転数に応じてパルス信号を発生する回転信号発生部24を有し、この信号を回転数計測手段21に入力するものである。
また、このノズルモータ15は、Hi 、Loのパルス信号のduty比を変化させて回転数を指示するものであり、回転方向を指示する端子を有するものである。
回転数計測手段21は、運転制御手段22から発する運転開始信号を受けて、第1の所定の時間(例えば1.5秒)を計測する第1タイマー25と、この第1タイマー25の計測完了時に回転信号発生部24から送られる信号からノズルモータ15の回転数を計測するカウンタ26を有し、第1記憶手段23aへ計測した回転数を記憶させるものである。
運転制御手段22は、手検知手段6の信号を受けて手乾燥装置の運転を決定する運転決定手段31と、風量設定手段32で設定した電圧値により送風装置3をあらかじめ設定した風量で駆動する送風駆動手段33と、ノズルモータ15へ回転数に応じたパルスと回転方向を指示するノズルモータ駆動手段34とを有する。また、運転制御手段22は、前記運転決定手段31の信号を受けて第1記憶手段23aに記憶している回転数とあらかじめ設定しておいたノズルモータ15の目標回転数とを比較して、第2記憶手段23bに記憶しておいた回転数指令値に補正をして、ノズルモータ15の回転数指令値を新たに生成する回転数決定手段35とを有するものである。
また、送風駆動手段33は、運転決定手段31の信号を受けて、送風装置3を駆動するとともに、回転数計測手段21の第1タイマー25へ時間計測開始の信号を送るものである。
また、前記回転数決定手段35は、ノズルモータ駆動手段34に回転数指令値を送信するとともに第2記憶手段23bにあらたな回転数指令値を記憶させ、さらに回転数計測手段21の第1タイマー25を起動させる信号を発生するものである。
そして、この第2記憶手段23bは、不揮発性メモリー(EEPROM)で構成するものである。
以上の構成により、使用者が乾燥室2に手を挿入すると、手検知手段6がこれを検知して、運転制御手段22へ信号が送られることになる。そして送風駆動手段33は、風量設定手段32によってあらかじめ設定した風量で送風装置3を駆動することとなる。一方、回転数決定手段35は運転決定手段31に信号を受け取り、所定の回転数指令をノズルモータ駆動手段34に送り、ノズルモータ15を回転させることとなる。そして、このノズルモータ15に連結したクランク16を回転させて、さらにクランク連結帯17に連結した案内板12を左右水平方向に往復運動させる。案内板12が左右水平方向に往復運動をすると、ノズル5が、その根元部5bを支点に、中央部5cに案内板12が作用して、先端部5aが大きく円弧を描くように往復運動をする。ノズル5の往復運動により、このノズル5から吹き出す空気は、乾燥室2へ挿入した手の両面(手のひらと手の甲)に衝突して、手の表面に付着した水滴を手から飛ばして、乾燥させることとなる。
このようにして、手に付着した水滴を容易に吹き飛ばすことができる。そして、ノズル5が固定されて場合よりも速く乾燥させることができる。
しかし、より速く乾燥させるためには、このノズル5からは大量に空気を吹き出し、かつノズル5をより高速に動かすことが求められる。そのためには、ノズル駆動手段18の動作が確実に行えることが最も需要である。つまりノズル可動機構11(ノズル5の中央部5cに作用させる案内板12とこの案内板12の水平方向の動きを支持するローラ13)と、このノズル可動機構11を駆動するノズルモータ15と、このノズルモータ15の回転運動を左右水平運動へ変換して案内板12へ伝えるクランク16とクランク連結帯17のような複数の部品で構成したノズル駆動手段18の動作を確実に行うことが最も重要である。
そこで、これら複数の部品の状態を検出してノズルモータ15を駆動することで、所望の乾燥性能が得られる。本実施例では、特にこの点に注視して、ノズルモータ15の駆動を行うものである。以下に、ノズルモータ15を駆動してノズル駆動手段18の動作を長期にわたり維持安定させる技術について説明する。
回転数決定手段35は運転決定手段31の信号を受けると、第1記憶手段23aに記憶されている前回の回転数値を読み出してあらかじめ設定しておいた目標回転数と比較して、ノズルモータ駆動手段34への回転数指令信値を補正することとなる。補正される回転数指令信号は、第2記憶手段23bに記憶されている前回の回転数指令値を回転数決定手段35が読み出してきて、前記回転数の比較結果にもとづいて、増減することとなる。例えば、第1記憶手段23aに記憶されていた前回の回転数値が目標回転数値よりも小さければ、今回の回転数指令値は回転数が大きくなる方向に補正される。また、目標回転数よりも大きければ、今回の回転数指令値は回転数が小さくなる方向に補正される。このようにして、補正された回転数指令値をノズルモータ駆動手段に送り、ノズルモータ駆動手段34は、ノズルモータ15を目標の回転数になるように制御することとなる。
そして、所定の回転数に制御することとなる。そして、補正を加えた運転指令値は、次回の運転に備えて、第2記憶手段23bへ記憶されることとなる。また同様に次回の運転に備えて、送風装置3の運転開始時に送風駆動手段33から回転数計測手段21に信号が送られ、第1タイマー25が時間計測を開始する。そして、第1タイマー25が所定の時間の計測を完了すると、カウンタ26が回転信号発生部24から送られてくるノズルモータ15の回転信号をカウントしてノズルモータ15の回転数を計測することとなる。そして、次回この回転数があらかじめ記憶した回転数すなわち前回の回転数として第1記憶手段23aに記憶される。これにより、送風装置3の送風量が安定した状態で、ノズルモータ15の回転数を計測して記憶することができ、より正確なノズルモータ15の制御ができる。
以上のようにして、前回の運転時の回転数を記憶しておき、その回転数と目標回転数から次回の運転時のノズルモータ15の回転数指令値を算出して制御することは、本実施の形態の基本となる機構部分の構成に変化が生じても、ノズル駆動手段18の最新の状態に応じて動作を安定させることができる。つまり、本実施の形態の手乾燥装置は、乾燥速度を飛躍的に早くするために乾燥させる手に複数のノズル5から空気を吹き出して、かつそのノズル5を水平方向に往復駆動させるものである。そしてこのような構成の場合には、ノズルモータ15の回転運動をノズル可動機構11の水平運動へ変換させるような可動部品が存在するので、長期にわたって前記可動部品を初期状態に保つことが困難である。乾燥室内から内部に侵入した水滴による水垢の付着や、機構部品の磨耗や機構部品間のひずみが発生する恐れがある。そこで、ノズル駆動手段18の状態を前回の運転時の回転数指令値と実際のノズルモータ15の回転数の情報をもとに次回の運転時にノズルモータ15の駆動を行うことで長期にわたってノズルモータ15の動作を安定させることができ、乾燥性能を維持することができる。
また第2記憶手段23bの記憶した回転数指示値は、不揮発性メモリーで構成した第3記憶手段23cに記憶にすることで、停電が発生した場合やメンテナンスのために手乾燥装置の電源を一時的にはずした場合に、あらかじめ第1記憶手段23aに記憶させた回転数が失われても、次に電源が通電されて場合に、第2記憶手段23bに第3記憶手段23cの記憶された回転数指示値を記憶させて、その回転数指示値でノズルモータ15の駆動を行うことができ、ノズルモータ15少なくとも前回と同等の動作をさせることができる。つまり、大きく手乾燥装置の性能を落とすことはない。
なお、本実施の形態では、回転数計測手段21は、送風装置3の運転開始から所定の時間計測して、ノズルモータ15の回転数を計測して、第1記憶手段23aにその回転数を記憶させているが、図5に示すように、送風駆動手段33から回転数計測手段21へ信号を発信する構成に代えて、運転決定手段31から回転数計測手段21へ信号を発信するように構成するにしても良い。すなわち運転決定手段31が乾燥室2へ挿入している手が抜き去られたことを検知して、運転決定手段31は、その後に第二の所定時間だけ送風装置3及びノズル駆動手段18を駆動し、前記第二の所定時間内に回転数計測手段21から回転数を計測して、そのときの回転数を第1記憶手段23a記憶させる構成にしても良い。
この場合には、手が乾燥室から抜き去られた状態で、ノズルモータ15の回転数を計測することになるので、挿入された手の影響をなくした状態で回転数正確に計測することができる。このようにして、回転数を計測することで、ノズル可動機構11の状態をより正確に把握して、次回のノズルモータ15の駆動を行うことができ、長期にわたる乾燥性を維持安定化させることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、実施の形態1の回転数決定手段35がノズルモータ15の回転指示値を生成する構成についてより精度高く生成する技術について説明する。
本実施の形態では、実施の形態1の回転数計測手段21、第1記憶手段23aおよび回転数決定手段35に対して、それぞれ回転数計測手段36、第1記憶手段23dおよび回転数決定手段37を備えたものである。この点を中心に説明を行う。なお、理解を容易にするために実施の形態1と同じ構成については、同一の符号を付し、その説明は簡略化する。
図6に示すように、第1記憶手段23dは、10個の回転数値を記憶するものである。
そして、回転数計測手段36は、第1タイマー25と、第1タイマー25の計測完了時から第2の所定時間を繰り返しカウントする第2タイマー38と回転信号発生部24から送られる信号からノズルモータ15の回転数を計測するカウンタ26とを備え、例えば、第1タイマー25の第一の所定時間を1.5秒とし、第三の所定時間を0.5秒(500ms)とするものである。そして、これら第1タイマー25および第2タイマー38の時間計測完了ごとにノズルモータ15の回転数を第1記憶手段23dへ記憶させるものである。
第一の所定時間は送風装置3から送られる気流が安定する時間で設定することが望ましい。また、第三の所定時間は、本実施の形態手乾燥装置では、一回の手乾燥にかかる時
間が例えば2.5から3秒程度であることから、少なくとも2回以上計測すること考慮して、0.5秒とした。
また、回転数決定手段37は、実施の形態1の回転数決定手段35に加えて、少なくとも2個以上の回転数値を平均化処理する平均化手段39を備えたものである。すなわち、回転数決定手段37は、前回の運転時に記憶されたノズルモータ15の回転数値から平均値を算出して、この平均値をもとにより正確に回転数指令値を算出するものである。
また、この平均化手段39は、第1記憶手段23dに記憶した回転数値から最大値と最小値を除き残りの回転数値から平均値を算出する。
このようにすることで、図7に示すように、手乾燥装置を運転したときにノズルモータ15を駆動する回転数指令値に対して、実際にノズルモータ15を駆動したときの回転数値を所定の時間間隔で少なくとも2個計測することができる。そしてこれらの平均値を算出することができ、さらに外乱によるノイズの影響を除去して、より正確な回転数指令値を算出することができる。そして、長期にわたって乾燥性能を維持安定化させることができる。
また、回転数計測手段36は、所定の乾燥性能を確保するためのノズルモータ15の回転数の最小値と最大値として、第1回転数閾値と第2回転数閾値とを備え、計測した回転数が、これら第1回転数閾値と第2回転数閾値の間の値となったときにだけ、第1記憶手段23dへ記憶させるようにすることもできる。すなわち回転数計測手段36は、計測した回転数が第一の回転数以上かつ第二の回転数未満の場合に計測した回転数を記憶手段に記憶させるものである。この場合、偶発的な原因の影響をなくして回転数を記憶させることができる。たとえばノズル5の先端に手触れたりして一時的にノズルモータ15に負荷がかかったような偶発的な原因に対して、その影響なく、次回のノズルモータの運転を行うことができ、より速く乾燥させるという手乾燥装置の性能を長期にわたり維持安定化させることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態は、実施の形態1および2の他乾燥装置において、ノズル可動機構11の動作状態に著しい変化が生じた場合に手乾燥装置の性能を回復させる技術について説明する。
図8に示すように、本実施の形態のノズルモータ駆動手段40は、実施の形態1または2のノズルモータ駆動手段34に加えてノズルモータ15の起動時アルゴリズム41を備えたものである。
また、回転数計測手段42は、実施の形態1、2の回転数計測手段21、36に加えて、ノズルモータ15の回転数が第1回転数閾値未満のときにノズルモータ駆動手段34へノズルモータ15の回転方向の反転を要求する信号を送付する反転手段43を備えたものである。
そして前記起動時アルゴリズム41は、図9に示すように、ノズルモータ15の起動時の回転数を所定の回転数指令値に制御する制御ステップ41aと、ノズルモータ15の回転方向を回転数計測手段42の反転手段43の信号により正転、逆転の切り替え行う正逆反転ステップ41bと、前記反転要求信号が連続して送られてきた回数により起動時の回転数(ノズルモータの初期回転数指令値)を変更する起動時回転数変更ステップ41cと、前記反転要求信号を所定の回数連続して受信したときに点検を促す点検表示ステップ41dとを有するものである。
このような構成により、ノズルモータ15は、以下のように動作させることとなる。
すなわち、まず、ノズルモータ15を所定の回転数指令によって駆動すると、第1タイマー25が時間計測を開始して、第一の所定時間の計測が完了すると、ノズルモータ15の回転数を計測する。次に、この回転数が第一の回転数(つまり第1回転数閾値)未満であるか判断され、第一の回転数未満であると、反転手段43は、ノズルモータ駆動手段40へ反転要求信号を発信する。前記回転数が第一の回転数以上の場合には、回転数計測手段42は、この回転数を第1記憶手段23aまたは23dへ記憶させるとともに、ノズルモータ駆動手段40へ反転要求はない旨の信号を送信することとなる。
前記のように、反転要求信号をノズルモータ駆動手段40が受信すると、図9に示すフローチャートのように、反転要求の回数がカウントされ、次に点検表示ステップ41dにおいて、所定の回数(例えば10回)に達したか否かが判定され、所定の回数に達していたときには、点検を促す表示を表示手段(図示せず)にて発信することとなる。一方、所定の回数に達していなければ、次のステップへ進み、正逆反転ステップ41bにおいて、ノズルモータ15の回転方向を次回の駆動時に反転させる準備が行われる。また、起動時回転数変更ステップ41cにおいて、前記反転要求のカウント回数に応じて、ノズルモータ15の次回起動時の回転数が設定される。
これは図9に示すように、ノズルモータ15の起動時に所定の時間だけ回転数指令を回転数が大きくなるようにし、その後運転制御手段22から送られてくる回転数指令値により、ノズルモータ15を駆動するものである。
そして、次のタイミング(次回の手乾燥運転のタイミング)で回転数指令値が回転数決定手段35から送られてくるまで待機状態となる。ここでいう待機状態とは、この時点で手が抜き去られていないので、そのまま乾燥運転を行うことを含む。さらに、手が乾燥室から抜き去られて、他乾燥装置の運転が停止した状態も含む。
さて、次に乾燥室2に手が挿入されると、手検知手段6がこれを検知して、運転決定手段31により、運転開始と判断されると、送風駆動手段33とともに回転数決定手段35、または37に信号が送られ、再びノズルモータ15を駆動することとなる。回転数決定手段35または37は、すでに上記実施の形態で説明したように、ノズルモータ15の回転数指令値を算出して、それをノズルモータ駆動手段40へ送信する。そこで、起動時アルゴリズム41は、「待機」状態から「回転数指令値受信」状態をへて制御ステップ41aへと進むこととなる。そして、図10に示すように、前回の運転時に設定された、回転方向と起動時の回転数でノズルモータ15を起動させることとなる。図10では、起動時の所定時間として0.2秒(200mS)の間だけ、回転数を増加させて駆動する。そして、その後回転数決定手段35または37から受信した回転数指令値にもとづき、ノズルモータ15を駆動することとなる。
以上のようにして、ノズルモータ15の起動時の回転数(ノズルモータの初期回転数指令値)を増加させることで、ノズルモータ15はすばやく立ち上がり、ノズル可動機構11の可動開始をスムースにさせることができる。また、前回の運転時にノズルモータ15の回転数が第一の回転数未満であったときには、ノズルモータ15は回転方向が反転されて起動させるので、回転数の低下に起因するノズル駆動手段18へ付着した水垢を代表とする汚れを逆方向の回転により除去することもでき、ノズルモータ駆動手段40が反転要求信号を連続して受信した場合には、ノズルモータ15の起動回転数をさらに増大させて起動させることができるので、強固に付着した汚れの影響を受けずにノズルモータ15の駆動をさせることができる。
以上のようにして、ノズル駆動手段18の動作を所定の状態に維持させることができる。そして、長期にわたって、手乾燥性能を維持安定化させることができる。
また、本実施の形態では、回転数が連続して第一の回転数未満であったときに、起動回転数をさらに増大させる実施の形態を説明したが、単に、回転数計測手段42により計測した回転数が第一の回転数未満の時に、次回のノズルモータ15の起動時の回転数(ノズルモータの初期回転数指令値)を増大する構成としてもよく、この場合、回転数の低下に起因するノズル駆動手段18の水垢を代表とする汚れを除去することができる。
また、反転要求信号を連続して、所定の回数受信した場合には、起動時アルゴリズム41では、自動的に手乾燥性能を維持することが不可能と判断して、点検を促す表示を発信するので、使用者による点検、清掃を実施して、速やかに性能を回復させることができる。
なお、本実施の形態1から3に関して、運転制御手段22は、ノズルモータ15の回転方向を正転または逆転に切り替えるノズルモータ駆動手段34、40を備え、制御部20は、前記ノズルモータ15の回転方向毎に回転数を記憶する第1記憶手段23aまたは23dを備えることで、より正確にノズル駆動手段18の状態をノズルモータ15の回転数から検出して、次回のノズルモータ15の駆動を行うことができる。
また、運転制御手段22は、送風装置3を駆動する送風駆動手段33と前記送風装置3の送風量を設定する風量設定手段32とを備え、制御部20は、送風装置3の風量設定値毎に回転数を記憶する第1記憶手段23aまたは23dを備えることで、より正確にノズル駆動手段18の状態をノズルモータ15の回転数から検出して、次回のノズルモータ15の駆動を行うことができる。
本発明は、外部に向かって開口した挿入口から挿入された手を乾燥する乾燥室と、前記乾燥室に手が挿入されたことを検知する手検知手段と、前記挿入された手に向けて乾燥室の上端側で空気を送出するノズルと、前記ノズルから送出する空気を送風する送風装置と、前記ノズルの噴出し方向を可動させるノズル可動機構とこのノズル可動機構を駆動するノズルモータとからなるノズル駆動手段と、前記手検知手段の検知した手検知信号により、前記送風装置とノズル駆動手段を駆動する制御部とを備え、前記制御部は、前記ノズルモータの回転数を検知する回転数計測手段と、前記手検知手段による手検知信号をもとに前記送風装置と、前記ノズルモータを駆動する運転制御手段と、前記回転数計測手段により計測した回転数をあらかじめ記憶しておく第1記憶手段と、このときにノズルモータを駆動した回転数指令値を記憶する第2記憶手段とを有し、前記運転制御手段は、前記ノズルモータの回転数を前記第1記憶手段に記憶した回転数をもとに第2記憶手段に記憶した回転数指令値を補正する制御を行うものである。
これにより、制御部は、手を検知して運転を開始するときに、記憶手段にあらかじめ記憶した前回の運転時に計測したノズルモータの回転数をもとにこのノズルモータの回転数を所定の値になるように制御を行うもので、ノズル駆動手段の動作を安定させることができる。そして、手乾燥性能を長期にわたり維持安定させることができ極めて有用である。
1 本体
2 乾燥室
3 送風装置
4 挿入口
5 ノズル
5a 先端部
5b 根元部
5c 中央部
6 手検知手段
7 吸込口
8 内部ダクト
9 吹き出しダクト
9a 終端部
10 ノズル弾性保持部材
11 ノズル可動機構
12 案内板
13 ローラ
14 開口穴
15 ノズルモータ
16 クランク
17 クランク連結帯
18 ノズル駆動手段
20 制御部
21 回転数計測手段
22 運転制御手段
23a 第1記憶手段
23b 第2記憶手段
23c 第3記憶手段
23d 第1記憶手段
24 回転信号発生部
25 第1タイマー
26 カウンタ
28 第2タイマー
31 運転決定手段
32 風量設定手段
33 送風駆動手段
34 ノズルモータ駆動手段
35 回転数決定手段
36 回転数計測手段
37 回転数決定手段
38 第2タイマー
39 平均化手段
40 ノズルモータ駆動手段
41 起動時アルゴリズム
41a 制御ステップ
41b 正逆反転ステップ
41c 起動時回転数変更ステップ
41d 点検表示ステップ
42 回転数計測手段
43 反転手段

Claims (12)

  1. 外部に向かって開口した挿入口から挿入された手を乾燥する乾燥室と、
    前記乾燥室に手が挿入されたことを検知する手検知手段と、
    前記挿入された手に向けて乾燥室の上端側で空気を送出するノズルと、
    前記ノズルから送出する空気を送風する送風装置と、
    前記ノズルの噴出し方向を可動させるノズル可動機構とこのノズル可動機構を駆動するノズルモータとからなるノズル駆動手段と、
    前記手検知手段の検知した手検知信号により、前記送風装置とノズル駆動手段を駆動する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記ノズルモータの回転数を検知する回転数計測手段と、
    前記手検知手段による手検知信号をもとに前記送風装置と、前記ノズルモータを駆動する運転制御手段と、
    前記回転数計測手段により計測した回転数をあらかじめ記憶しておく第1記憶手段と、
    このときにノズルモータを駆動した回転数指令値を記憶する第2記憶手段とを有し、
    前記運転制御手段は、前記ノズルモータの回転数を前記第1記憶手段に記憶した回転数をもとに第2記憶手段に記憶した回転数指令値を補正する制御を行う手乾燥装置。
  2. 制御部は、計測した少なくとも二つの回転数データを記憶する記憶手段を有し、前回までの運転により計測した少なくとも一つの回転数をもとにノズルモータの回転数を所定の値になるように制御することを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
  3. 制御部は、記憶した回転数の最大値と最小値のいずれかまたは両方を除いた回転数をもとにノズルモータの回転数指令値を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の手乾燥装置。
  4. 回転数計測手段は、送風装置が運転を開始してから第一の所定時間経過後に回転数計測手段から回転数を計測することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の手乾燥装置。
  5. 回転数計測手段は、手検知手段が手を検知しなくなった後に第二の所定時間送風装置及び
    ノズル駆動手段を駆動し、前記第二の所定時間内に回転数計測手段から回転数を計測することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の手乾燥装置。
  6. 回転数計測手段は、計測した回転数が第一の回転数以上かつ第二の回転数未満の場合に計測した回転数を記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項4または5に記載の手乾燥装置。
  7. 回転方向を正逆できるノズルモータを備え、前記運転制御手段は、前記回転数計測手段により計測した回転数が第一の回転数未満の際に、次回の前記ノズルモータの回転方向を反転させることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の手乾燥装置。
  8. 運転制御手段は、ノズルモータの回転方向を正転または逆転に切り替えるノズルモータ駆動手段を備え、制御部は、前記ノズルモータの回転方向毎に回転数を記憶する第1記憶手段を備えた請求項7に記載の手乾燥装置。
  9. 運転制御手段は、送風装置を駆動する送風駆動手段と前記送風装置の送風量を設定する風量設定手段とを備え、制御部は、送風装置の風量設定値毎に回転数を記憶する第1記憶手段を備えた請求項1から6のいずれか一つに記載の手乾燥装置。
  10. 運転制御手段は、ノズルモータの起動時アルゴリズムを有し、回転数計測手段により計測した回転数が第一の回転数未満の時には、次回の前記ノズルモータの初期回転数指令値を増大することを特徴とする請求項1記載の手乾燥装置。
  11. 制御部は、カウンタと表示手段とを有し、回転数計測手段により計測した回転数が第一の回転数未満であることが所定の回数以上連続してカウントされた場合に表示手段にて点検を促すことを特徴とする請求項10に記載の手乾燥装置。
  12. 制御部は、不揮発性メモリーで構成した第3記憶手段を備え、第2記憶手段の記憶している回転数指令値を定期的に第3記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1から11のいずれか一つ記載の手乾燥装置。
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